朝銀元職員に逮捕状 顧客預金詐取容疑 総額3億円超か 福岡県警 (2007年10月23日掲載)
福岡県警捜査二課と博多署は、経営破たんした旧朝銀福岡信用組合の事業を引き継いだ朝銀西信用組合(本部・広島市)の北九州支店元幹部(46)が
顧客の預金数百万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕状を取った。23日中に逮捕する。朝銀信組の破たん処理には巨額の公的資金が投入されている。
県警は元幹部が公的資金投入後も含めて着服を繰り返し、総額は3億1800万円に上るとみて、使途などを調べている。
調べでは、元幹部は2004年11月から06年3月までの朝銀西信組北九州支店次長当時、払戻請求書を偽造して顧客の預金から数百万円をだまし取った疑い。
緊急に払い戻しの依頼があったように装い、職員に請求書を書くよう指示して着服を繰り返していたとみられる。