おじゃまします。スーパーフィート・コルク使用の1号です。
店で作ってから、いろいろ自分で加工してきたところ、落ち着いてきたので報告をば。
種目:スキー(基礎中心) レベル:クラウソ(地区予選落ち常連)
ブーツ:黒犬(NORDICA DOBERMANN WC 100 06モデル?)
問題点と対処したことと結果1.
お店では、熱成形後にインソールの底を削ってブーツのシェルとフィッティングしてくれる
のですが、それがアマく、シェルから押されてインソールが歪んでいます。
インソール全体のボリュームもありすぎて、ブーツがキツいこと。指も自由に動きません。
なので、自分で削ってみました。
インソールが厚すぎて、踵の上部が当ってたところなどがマシになったが、後から考えると
まだアマかったです。
問題点と対処したことと結果2.
スーパーフィート・コルクの設計思想にかかわってきますが、やはり土踏まずがキツい。
寒くなると親指中心に冷えてシビれてきます。
それもそのはず、土踏まずのあたりには足底動脈や足底神経が走ってて、長時間圧迫しては問題です。
スーパーフィート・コルクは、一本のランで全力を出し、リフト乗るたびにバックル全解放して
休ませるような使い方をするべきものなんでしょうね。
というわけで、設計思想を捨て、普通に体重をかけた状態での足裏の形で再成形しました。
電子レンジのオーブン機能で、120℃で焼きます。
ふにゃふにゃになったところで無造作に床に置き、乗っかります。
カタくなったところで、完成〜♪
結果、また少しマシになってきましたが、今度は足指が窮屈なのが気になってきました。
ちょっと寄り道。
いったんスーパーフィートと離れます。
量販店で見つけた安い吊るしの奴を入れてみました。
一応、プラスチックのパーツでアーチを支えそうな部品もついてます。
特色があって、素材が暖かい奴でできてるんです!!
事実、凄く暖かかった(笑)
滑り的にはもちろん、ややルーズフィットなので、それなりです。
ですが、決して悪くは無い。
ただ、一つ問題点が発生しました。小指の付け根がアタる。
ルーズなのはいいのですが、それゆえ左右方向の力を足裏が支えず、骨の側面に力がかかって
しまったものと思われます。
問題点と対処したことと結果3.
吊るしの奴とスーパーフィートを見比べてみると、削りに削ったとはいえ、明らかに
スーパーフィートの厚みはデカイです。
元々、成形コルクは、全足の薄い層と、中足から踵までの厚い層が重なってて、土踏まずの
青い弾力性パーツを挟み込んだ構造をしています。
そこで、今度はもっと大胆に中足部の二重になってる下の層を引っぺがし、前足部もさらに削ります。
ついでに、成形後の固いコルクの下になってあまり効果を感じない弾力性パーツも撤去。
ここからが本番です。
こんどは、熱成形時に、「インナーの中に詰めて、ブーツを履いた状態で成形」してみました。
オーブンで焼いてアツアツのインソールを、インナーに入れ(手がアツい)、インナーをブーツ
に入れて、履きます。
まずは普通に立って、適当に足指も動かしたりしてみました。
結果、かなりいいあんばいです。小指の付け根のアタりは改善されました。
なにより、シェル・インソール・足の一体感がありますね。
インソールの底を削ってシェルに合わせるのは、相当な技術が無いとなかなか上手くいかない
のだと実感しました。
問題点と対処したことと結果4.
今度は親指の付け根内側が痛いです。ちょうど小指付け根と逆症状。
土踏まずも、上下というより左右の圧迫がある気がします。
どうやら、ブーツ内での足の位置が、内側にズレてるようです
(そりゃ小指の外側がアタらなくなるわけです)
さて、再形成。
基本は3と同様で、今度は履く時にやや外側に足が位置するように注意して、履いた後は
アウトエッジに乗る姿勢を何度かしてみつつ、足指を動かしたり立ったりしてみました。
滑ってみたところ、全体的な圧迫ではないけど、まだ土踏まずが痛いです。
滑り終わって足を見ると、インソールの境目のラインの跡が(笑)
ブーツの中で形成したコルクは、ブーツの中の隙間や、足の肉の柔らかいところに逃げる
のですね。で、土踏まずの端っこに逃げてきて山を作ってたわけです。
最後に、その部分をカッターで削って解決です。
とりあえずアタリは解決。冷えやしびれもかなり改善。足指が自由でかつ、シェルとの
ダイレクトな一体感は、かつてないものになりました。
・注意点。
熱を加えた成形コルクは、粘着性があります。
私のでは、インナーの底にくっついて、取るのが大変でした。
ブーツによっては、これによりインナーの布地を破いてしまう危険があるかもしれません。
全般に、この方法は邪道だと思います。真似をおすすめするものではありません。
長文失礼しますた。