【脳内】ターンで加速は可能か?5【スキー】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ゲレンデいっぱい。
スキーの技術論でよく、ターンで踏んで加速するんだよ、とか言うけど、
それって本当に可能なんだろうか。可能なら、どういう理論なんだろうか。

競技や基礎などでより速いターン、いいターンを目指すとき、減速を減らす他に
重力以外で使える加速要素があるなら、それはなにでどうやれば有効に使えるか、
また、スキーやボードに関する物理的な疑問を考察してみるスレ。

前スレ http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/ski/1065500551/
まとめ http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/
これまでの簡単なまとめと良くある質問は>>2-10あたり
2名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/19(木) 18:27:32
ニダ
3名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/19(木) 18:30:05
【過去スレ】

【脳内】ターンで加速は可能か?4【スキー】
http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/ski/1065500551/
【スキー】ターンで加速は可能か?【3ターン目】
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/1043069742.html
ターンで加速は可能か?(スキー)2ターン
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/1032514544.html
ターンで加速は可能か?(スキー)
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/1014633324.html
4前スレ896:2006/01/19(木) 23:51:06
>>1
こちらにも、俺の考察ページのURLを転載。

ttp://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.htm

そして、前スレより転載。

> 994 名前:929[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 19:17:54
             (中略)
> で、一つおかしいところを指摘。
>
> その方向へ重心を持ち上げる動きをするのに、重心をその軌跡を取らせることは出来ますか?
> 例えば、T3では徐々に重心はスキーに近づいている軌跡を通っていますから、伸ばす動き
> ではなくて縮む動きになるはずでは。

前スレでこれに対するレスを書いた段階では、力学的なバランスを元に説明を考えるつもりだった。
しかし、そもそも連続ターンを行うのであれば、ターンの切り返しが近づいてくれば、
どうしても重心はスキーの軌跡に近づいて行く必要がある。
何故ならば、切り返しの後、スキーの軌跡に対して反対側に重心が移動する必要があるからだ。

では、足を伸ばしながら重心をスキーの軌跡に近づけることは出来るだろうか?
スキー板は両足に履いているのだから、内足を外足よりも多く伸ばせば、
内倒が少なくなり、足を伸ばしていく状況であっても、このような重心の移動が可能となる。
ターンの終盤部分で足を伸ばすのであれば、切り返しを行うために、
必然的にこのような動作を行うことになると考える。
5前スレ896:2006/01/19(木) 23:55:44
【これまでに出た加速案】

a) 板の反発の加速
b) インラインの加速 (スケーティングの加速)
c) ブランコの加速 (角運動量保存則の加速)
d) 切り替え時に立ち上がった位置エネルギーで加速
e) 腕や体をタイミング良く振って加速 (2重振り子の加速)
関連ネタ)
・つの字、くの字、円弧のターン(最速下降線)
・ターン中の速度と雪面への圧力変化
・空気抵抗について

a) 板の反発の加速
 たわんだ板に蓄えられたバネのエネルギーを、ターン切り替え時
 などに解放することで加速。

b) インラインの加速 (スケーティングの加速)
 インラインスケートでウイールをそろえたまま蛇行して加速する
 ことが出来るもので、基本的にはスケーティングの動作と同じ。

c) ブランコの加速 (角運動量保存則の加速)
 ターン前半に内側に倒れ込むことで、角運動量保存則という物理
 法則により、ブランコを漕ぐのと同じ理論で加速。

d) 切り替え時に立ち上がった位置エネルギーで加速
 切り替え時に立ち上がり重心を高くして位置エネルギーを稼ぎ、
 フォールラインを向いている時に重心を低くすることで加速。

e) 腕や体をタイミング良く振って加速 (2重振り子の加速)
 ブランコの座り漕ぎと同じように、ターン回転方向と同じ向きに
 体や腕を振り、その回転トルクで加速。
6前スレ896:2006/01/19(木) 23:56:45
【よくある質問と答え】

1)そんなにスピード出したいなら直滑降すれ。
 競技や基礎などで、ターンしなければならない、またはターンを
 したい、状況と考えてください。

2) スキーでは落下速度以上のスピードは出ない。
 スキーで落下以上のスピードが出ないとしたら スケーティングは
 意味をなさないことになります。
 スキーではもちろん重力が加速の主要素になりますが、上記例の
 ように人間がなんらかの運動をすることで、加速要素をプラスで
 きるのではないでしょうか。

3) ターンは減速。加速できるならどんどん速度があがる一方。
 加速といっても限りなく加速できるわけではありません。それは
 直滑降していても同じことです。
 他の加速要素を使うことで、ターン中の平均速度を上げる、と考
 えてください。

4) 可能なら平地でも滑れるはずだから不可能。
 例えばインラインだと、ウイールをそろえたまま蛇行して加速す
 ること(同位相スイズル)を普通にやっています。
 つまりスキーで言うところのパラレルターンでの加速を平地で出
 来ています。
7前スレ896:2006/01/19(木) 23:58:14
5) スキーでは抵抗が大きすぎて、実際に加速は出来ないのでは。
 確かにそうです。たぶん実際に加速されるのは、滑り出しの低速
 時のみでしょう。
 ターンでの加速とは、ターンで減速した分を、重力以外のの加速
 要素を使うことでいかに取り戻すか、と考えてください。

6) 加速を考えるより、より減速を減らすことを考えるべき。
 しごくまっとうな意見です。今までのスキー技術は、主にこのよ
 り減速を減らす滑りを求めて進歩してきた、と思います。
 このスレでは、滑りをさまたげる(減速要素を増やす)ことなく、
 他の加速要素も使うことができないか、ということを考えています。

7) 初心に返ってプルークを練習せよ。
 スレ違いなので、基礎スキースレでも立ててください。

8) ここで理論をごちゃごちゃ話したところで無駄。役に立たない。
 確かに滑り込まずに理論だけ話していても役に立たないでしょう。
 しかし、ただ滑り込んだり、感覚的な説明だけを聞くより、理論を
 理解してからのほうが身に付くのが早いと思っています。
 また、最終的には滑り込むしかないが、どういう運動が適切なのか、
 大まかな方向性は理論から導き出しておいたほうが、 最適なとこ
 ろにたどり着くまでが早いと思います。
 そして、理論がある程度わかることで、それをより速いターンへ
 と生かしていけるのではないか、と思って考えています。
 まあこのへんは人それぞれでしょうけれども。
8前スレ896:2006/01/19(木) 23:59:16
「ブランコの加速」原理の図示

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/buranko_vector.gif

青い矢印が、ある時間t[n]での速度ベクトル (vx, vyにあたる)
赤い矢印が、ある時間t[n]〜t[n+1]間の向心力と伸び上がりの加速度を積算
した速度ベクトル ((ax + asx)*DT, (ay + asy)*DTにあたる)
紫の矢印が、青と赤の合成ベクトルで、次の時刻t[n+1]での青い矢印になる。

t0〜t3までは加速をつけて伸び上がっており、t3〜t5までは伸び上がりを止め
ようとしている。
t5では伸び上がりが止り、また円運動に戻っている。

t0の時の回転方向速度と比べ、t5の時の回転方向速度が増していることが
確認できる。
これなら感覚的にも、ベクトルの演算で加速されるのが解ると思う。
そして、赤い矢印に加速度を加えることは、糸で引っ張られていようが、糸で
引っ張られる台の上で立ち上がっていようが、円形のレールの上を走る台車
の上で立ち上がろうが、同じように可能だということも理解できると思う。


「ブランコの加速」シミュレータ
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/6437/jstest6.html

前記の原理をそのままシミュレータに当てはめたもの。
vが速度、赤が伸び上がる力を掛けているところ、紫が遠心力に耐えている力。
伸び上がった後の速度が増しているのがわかる。
9前スレ896:2006/01/20(金) 00:03:22
テンプレも書き込まれていないのに、先に自論を書き込んでしまってスマンかった。

俺の考察(>>4)についても、討論してもらえたら幸いだ。
10前スレ895:2006/01/20(金) 01:05:53
スレ立ておつ

今後の議論のため角運動量保存に言及しておきますが、回転半径が小さくなると速度が速くなるというのは、
向心力方向に力が作用し加速した「結果として」、回転半径が小さくなり速度が上がるということです。
加速を考える上では、半径が小さくなれば速くなるという短絡的な考えは忘れた方がいいです。

また、重力についてですが、これは常に働いている力で、ターンの有無によりませんので、
ターンの効果を考える上では無視できます。
ただし、ターンの結果上方向への力が発生し位置エネルギーが増大した時は、
その位置エネルギー分の重力による加速をターンによるものとして考える必要があります。
11前スレ896:2006/01/20(金) 01:18:39
>>10
> ターンの結果上方向への力が発生し位置エネルギーが増大した時は、
> その位置エネルギー分の重力による加速をターンによるものとして考える必要があります。

この部分について俺は少々悩んでいる。
重心が上に移動する際に、確かに位置エネルギーを稼ぐことになるのだが、
重心が上へ移動する際に生じる上への加速成分が、重力加速度を打ち消すような気がするからだ。
だから、もう少し考察をする必要があると思う。

さて、俺の考察が正しいとしたら、重心の軌跡がスキー板の軌跡から離れていく際に、
スキー板を体の下に向かって押す動作をすれば、加速が可能と言う結論が導き出される。
内倒が一定であって、両足を伸ばす操作をすれば、重心はスキー板の軌跡から離れ、
スキー板は体の下に向かって押し出されるから、>>4のリンク先の一番下の説明図でいう、
T2、ターン中盤部分でも加速は可能という結論になりそうだ。

いずれにせよ中々奥が深く、考察のしがいがある命題だな。

ただし、ターン終盤部分では、このスレ>>4で述べたとおり、切り返しが必要になるから、
どうしても重心の軌跡がスキー板に近づかざるを得なくなると思われるので、
足を伸ばしても減速操作になると考える。
12前スレ895:2006/01/20(金) 02:10:15
>>11
上方向への加速が重力加速度を打ち消す気がするのは、気のせいです。
体を支えている上方向の力(=重力の反作用)こそが重力に対応する力なので、
それ以上の上方向の力は全て位置エネルギーの増大とすることができます。

で、>>4で書いているような、切り返しのために内倒を減らす(体を起こす)動きというのは、
まさに、重心の上への移動(=位置エネルギー増大)ですね。ここで増えた位置エネルギーは
次のターンで下方向への加速に変換できます。

つまり、
 ・ターン前半で内倒し雪面を押す事により加速
 ・ターン後半で体を起こし位置エネルギーを増やして次のターンで加速
という2つの加速が働いていると考えると、加速も説明できて、
なおかつ実際のターン中の姿勢変化とも一致してイイ感じなのでは。
13前スレ896:2006/01/20(金) 09:13:52
>>12
位置エネルギーについてなんだが、やはり疑問がある。

斜面の上のA地点から、下のB地点まで滑り降りるとしよう。
A地点からB地点まで、板からの重心の高さが全く変化しなかった場合、
A地点とB地点との位置エネルギーの差は、A地点とB地点の高低差hに比例する(E=mgh)

A地点で足を曲げた状態から、B地点までに足を伸ばした状態になり、重心がxだけ上に動いたとすると、
A地点とB地点との位置エネルギーの差は、E'=mg(h-x)となるのではないだろうか。

つまり、重心が上に上がっていく際に位置エネルギーが失われてしまうから、
重心を上に上げつつある状況では、むしろ減速になるのではないだろうか。
14前スレ895:2006/01/20(金) 10:29:14
>>13
> A地点で足を曲げた状態から、B地点までに足を伸ばした状態になり、重心がxだけ上に動いたとすると、
> A地点とB地点との位置エネルギーの差は、E'=mg(h-x)となるのではないだろうか。
その条件ではその通りです。
なぜなら、重力による移動方向と足の曲げ伸ばしの移動方向が同じ方向を向いているからです。

足を曲げたままA地点からB地点までに滑り降り、B地点に到着してから足を伸ばすことを考えてください。

B地点到着時には、A地点からB地点までの高低差による位置エネルギー E=mgh は
全て運動エネルギーに変換されています。
ここで足を伸ばすわけですが、その力の向きは前にも書いたとおり、運動の方向に直角ですから、
運動エネルギーはそのままに足を伸ばす力の作用を受けることができます。

  1. 位置エネルギーを運動エネルギーに変換する
  2. 運動エネルギーを変えずに力の作用を受ける

実はこれはブランコの加速で繰り返されている運動と全く同じです。
15前スレ896:2006/01/20(金) 11:40:21
>>14
> 足を曲げたままA地点からB地点までに滑り降り、B地点に到着してから足を伸ばすことを考えてください。

B地点で止まっているのならOKだと思うが、実際には滑り続けているわけで。
どんなに早く立ち上がってもその間に進むから、進んでいる間に重心が上に移動することになる。
従って、重心が上に移動する際に位置エネルギーの損失が生じることになる。

ブランコの場合は、上死点があるから、そこで一瞬止まるのでこの方法による加速は可能だが、
スキーの場合は、斜面を滑り続けているのだから、違うと思う。
16前スレ896:2006/01/20(金) 11:50:10
>>15を書いた後で気が付いたのだが、
スキーが斜面に対し完全に横向きの状態になっていれば、
重力加速度による加速は起こっていないから、
重心が上に移動しても減速は起こらないことになるな!

だから、ターンの終盤に近いところで重心を上に持っていっても
殆ど減速は生じない、という結論になりそうだ。
17名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 11:53:55
>>スキー板を足で押して得られる力の反作用はスキー板に直交する方向
ってのはイイが 重心は直交しなくてイイのかい?

>>4 の図をみるとスキーの向きと重心の向きが違っちゃうよね
回転モーメントが生まれるんじゃないの、バランス崩すってことかな

>切り返しが近づいてくれば、どうしても重心はスキーの軌跡に近づいて行く必要
切り返しでは重心は慣性に従って真っ直ぐか放物線を描くから
水平方向に反作用は受けないんじゃないの?
18前スレ896:2006/01/20(金) 12:09:11
>>17
> >>4 の図をみるとスキーの向きと重心の向きが違っちゃうよね
> 回転モーメントが生まれるんじゃないの、バランス崩すってことかな

>>4の図では、重心の位置はスキー板の直交方向真上を保つ条件で考えている。
だから、スキー板から、直交方向に線を伸ばして作図してあるんだが。

ちなみに重心がスキー板との直交方向以外にある場合とは、
前傾・後傾ということだと思うが、
こういった状態でスキー板を下方向に押した場合でも、ある程度までは、
スキー板トップとテールに掛かる圧力のバランスが崩れるだけで、
実際に回転の状態にはならないのではないだろうか?
勿論前傾・後傾が大きくなれば、転倒につながるだろうが。

あと、自分で書いておいてなんだが、
>>16に書いた条件を満たす滑りを実際にするのは困難な気がする。
重心が上に移動する間、スキーは全く高低差を生じない状態を保つ必要があるからだ。
U字状のターンを繰り返すような滑りが必要になってしまうな。
19前スレ896:2006/01/20(金) 12:10:44
>>18訂正
× スキー板の直交方向真上
○ スキー板の長軸に直交する方向
20前スレ896:2006/01/20(金) 12:21:10
もう一つ。連投スマソ
>>17
> 切り返しでは重心は慣性に従って真っ直ぐか放物線を描くから
> 水平方向に反作用は受けないんじゃないの?

>>4の図の反作用(赤いベクトル)は、スキー板を雪面に押し付ける動きをした時に起こる反作用。
意図的にスキーを雪面に押し付ける(つまり足を伸ばす)動作をしない限り、赤いベクトルは生じない。
21前スレ895:2006/01/20(金) 12:54:26
>>15>>16 で違うことが書かれているが、結局 >>14 はわかってもらえたのかな?

実際にはその方向の成分があればいいので、>>18 の最後のようなことにはならないです。
22名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 13:00:48
>>21
ああ、概ね理解した。
ただ高低差と重心の上下動については、もう少しじっくり考察してみようと思う。
面白い討論アリガd
23名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 15:32:53
>18 >重心がスキー板との直交方向以外にある場合とは、前傾・後傾
T1では後傾になるってことかな?
ってことは直交する方向より後ろに伸びることにならないの?

24前スレ896:2006/01/20(金) 16:21:25
>>23
>>4の図は、ターンの間に前傾や後傾が起こらない状況を想定して作図した。

緑の線がスキー板の軌跡だから、
スキー板のある位置から、緑の線の接線に直角の方向に線を描き、
その線とオレンジの線との交点が重心の位置だと考えている。
このように作図すれば、スキー板の長軸方向に直交した方向に重心があることになる。

つまりT1、T2、T3とも前傾も後傾も起こっていない条件で考えているんだけどな。
25名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 16:58:11
オレンジ接線直角に遠心力が掛かるからスキー板とスキーヤー重心の
バランスがおかしいような このままなら前につんのめってる?
26前スレ895:2006/01/20(金) 17:37:29
>>22
それならよかった。
私も>>4の考察のおかげでだいぶ考えがまとまりましたよ。

ちなみに、前傾後傾の問題ですが、いくら前傾・後傾しても重心はスキー板の長さより前や後ろに
行くことはないので(行ったら転倒)、スキー板の滑走面全体に力が作用するモデルでは
重心は常にスキー板の上にあるとみなしてもいいんじゃないかな。
27名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 18:00:18
>前傾後傾の問題
例えばT1で伸び上がって後傾になるなら赤矢印は
黄色矢印に近いまたは重なることになるじゃ?
オレンジの重心軌道の遠心力方向だけ見るとそう読めるんだが
28前スレ895:2006/01/20(金) 19:03:39
スキー板は雪面から板の向きと平行な方向の力を受けることはできませんので、
スキー板上で伸び上がる力(=雪面を蹴った反作用)によって
重心を前後(=スキー板と平行の方向)に移動させることはできねーす。

仮に斜め後ろ方向に伸び上がった場合、伸び上がる力のスキー板と平行の方向の成分は、
重心を中心に回転させる力として作用します。その結果、姿勢は後傾になりますが、
重心が後ろに移動したわけではないです。

なので、T1においてたとえ後傾していても、伸び上がる力が重心に作用する方向は
赤矢印方向で間違いないかと思います。
29前スレ895:2006/01/20(金) 19:06:21
ごちゃごちゃと書きましたが、つまり、重心に作用する力ももまた、
常にスキー板の向きと直角な方向であるということです。
30名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 19:24:31
>姿勢は後傾になりますが、重心が後ろに移動したわけではない
どういうこと?後傾になれば重心は後ろでしょ
>重心に作用する力ももまた、常にスキー板の向きと直角な方向
重心軌道接線に直角方向であるべきでしょ
そうじゃないとバランスが崩れて失敗(ズレたり)ターンになるんじゃないか?
31前スレ896:2006/01/20(金) 22:00:00
>>30
> >重心に作用する力ももまた、常にスキー板の向きと直角な方向
> 重心軌道接線に直角方向であるべきでしょ
> そうじゃないとバランスが崩れて失敗(ズレたり)ターンになるんじゃないか?

つまり>>30は重心からスキーへ向かう線は遠心力の方向と
一致していないとバランスが崩れると考えているわけだね?

一つ思考実験をしてみよう。
コンクリートの斜面の上にスキー板を履いて斜面下向きに立っているとしよう。
スキー板とコンクリートのμが高いから、スキー板は滑らない。
この時、斜面に対して垂直に立ったらバランスが崩れてしまうだろうか?
斜面がかなり急ならバランスを崩すが、多少の斜面であればその姿勢を
保って立つことが出来るだろ。

この時重心に加わっている力は、重力加速度だけなんだが、
その方向はスキー板の垂直方向ではなく、斜め下前方向に掛かっているわけだ。
この重力加速度を、>>4の場合の遠心力に置き換えて考えたら、問題は全く一緒。

すなわち重心とスキー板を結ぶ線は、遠心力の方向と多少のずれがあっても、バランスは崩れない。
32名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 22:13:29
前加重だよスキートップを押してる 
T1がその状態、前に乗りすぎて板を止める 減速だよ
加速を思案してるのに前に乗りすぎてスキーを止めるなんて
バランスを崩すって言うのはそういう意味
33前スレ896:2006/01/20(金) 22:13:30
逆に、
ターン中の重心とスキーを結ぶ線が、重心に働く遠心力の方向と一致している条件であっても
(つまりスキー板から垂直の方向に重心がなくても)
スキー板を雪面に押さえつけることで得られる反作用の成分は、スキー板の向きとほぼ垂直な方向となる。
なぜなら垂直方向以外のベクトル成分をスキー板に加えても、
スキー板と雪面のμが小さいから、板が逃げるだけで反作用は殆ど得られないからだ。

(まあ>>28>>29で前スレ895氏が既に書いていることを別の表現で説明しただけなんだがな)
34名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/20(金) 22:36:19
前に乗らないようにすれば後傾にならざる得ない
>スキー板と雪面のμが小さいから、板が逃げるだけで反作用は殆ど得られない
と同じように重心がズレざるえない って具合

カービングしていく為にはもスキー板もスキーヤー重心も
ターン接線に直角に反作用を受けてないと滑りを安定させられない
って感じかな

35前スレ896:2006/01/20(金) 23:19:07
>>34
> カービングしていく為にはもスキー板もスキーヤー重心も
> ターン接線に直角に反作用を受けてないと滑りを安定させられない。

俺もそう考えて>>4の図を作図したんだけどな。
しかし、重心とスキー板を結ぶ線が、遠心力の方向と同じであるという条件も、
興味深いので、>>4のリンク先にその条件で作図した図を追加してみた。
結局この条件でも、結論は変わらないのだが。


後は、重心の高さと位置エネルギーの問題を考察したいのだが、
まだ考えがまとまってないので、もう少し考えてみたい。

(明日、明後日と滑りに行く予定なので、考察が出来るのは少し先になりそうだ)
36名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/21(土) 19:05:30
>4図は結局はスケーティングだね緑が右足、橙が左足って感じ
37名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/21(土) 21:16:37
向心力、ターン力も赤矢印になると思うが
内倒していくと加速するンでしょうか?

つーか・・・
スキー板を押して得られる力の反作用(赤矢印)は重心軌道直角方向
じゃないのかな?
>斜め上からスキー板を雪面に押し・・・板と雪面のμが小さいことから、スキー板が逃げる
ってことだが滑降してれば逃げないしょ
もし逃げたなら確実にバランスを崩すでしょ
ちがうかな?
38名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/21(土) 22:08:13
>>37
逆に言えば、だからこそ直交方向にしか押せないのではないかと。
39名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/21(土) 22:14:50
>>38
言葉足らずだったな。
直交方向→板の直交方向
40名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/21(土) 23:22:35
実際滑ってターンしてる時は、ターン前半でつま先側に体重が掛かり、
中盤で足の真ん中、後半でかかと寄りに掛かってる希ガス。
だから、どっちかというと、スキー板と直角真上に重心がある
>>4の図の真ん中の方が実際のターンに近いんじゃないかな。
41名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/22(日) 10:25:15
伸びるリスクはあると解った
カバーできる範囲のリスクか?
リスクを回避できるか?
42名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/22(日) 18:17:08
>40
>ターン前半でつま先側に体重が掛かり、中盤で足の真ん中、後半でかかと寄り
こういう理由だったのか へぇ〜
43前スレ895:2006/01/23(月) 10:52:01
週末は滑りに行ってました。ちょっと話の流れが途切れてしまったので、
視点を変えて、>>4 のスキー板と重心の軌跡と力の図について話をばおひとつ。

図中の軌跡と矢印は一致していないということに注意しなければなりません。
(当初、足を伸ばすという運動だけに注目していたからでしょう。)

図中の赤矢印は、T1,T2,T3のそれぞれで足を伸ばした場合の力です。
図のようなスキー板と重心の軌跡を実現させるには、T1で足を伸ばし、
T2では足は動かさず、T3で足を縮める必要があるはずです。

そこで、、軌跡どおりに運動するためにT1で足を伸ばしT3で足を縮める場合の
力の作用を考えます。
その場合のは、T2では足を動かさず、T3で足を縮めるということになりますから、
図中のT2の赤矢印はなくなり、T3の赤矢印は反対方向になるでしょう。

ターン全体トータルとして作用した足の曲げ伸ばしによる力は、T1の矢印と
T3と逆方向の矢印の合計になります。どちらの矢印も(斜め)前方方向ですので、
足の曲げ伸ばしの結果として前方へ加速していることが説明できるかと思います。
44前スレ896:2006/01/23(月) 12:44:56
>>43
補足説明d
一瞬自分が書き込んだのかと思ったぐらい、考え方が一緒だw

俺も週末滑りに行ってました。
理論の内容を実際に試そうとしてみたけど、自分の滑りではなかなか。
しかも、客観的な判断は難しい。

ただ、日曜日にジュニアの検定があって、子供に受けさせたんだが、
検定員に「3級は基準タイムの何%ぐらいで受かりますか?」と訊ねたところ、
「180%以内だが、今日の基準タイムは国体選手が出すから、
かなりいいタイムになると思うよ」とのこと。

で、出走待ちの子供と、前走の国体選手の滑りを2回、真後ろから見たんだが、
(ジュニア3級だから、整地のポール制限滑降。斜度は25度程度)
上体の高さは殆ど変わらず、ターン中は雪面から30度ぐらいの内倒、
ターン前半で足がすばやく伸び、後半で足を曲げて一瞬で切り返すという感じの滑りで、
一般スキーヤーと比べたら、有り得ないほどの勢いでポールを抜けていた。

実際に見て、あの速さは、加速していると考えないと説明がつかないと思った。
45前929:2006/01/23(月) 15:39:41
>>前896
>>4の図で、フォールラインまで伸び上がらず、そこから伸び上がる図を考えてみてください。
今の半円を1/4の円に凝縮する感じです。
さてその場合、同じ理論で考えても、伸びるときに加速すると思うのですが、いかがでしょうか?
するとターン全体で見て、フォールライン過ぎてからも、伸び上がりで加速されていませんか。
46前スレ896:2006/01/23(月) 16:43:32
>>45
俺の説明が不足だったなスマソ。

>>4の図の下の方、「更なる考察」のすぐ上の部分に説明を加筆してあるんだが、
内倒が一定の場合、両足を伸ばしていけば、重心の位置はスキーの軌跡から遠ざかることになる。
従って、上の図のターン前半部分での理屈と同様に、
ターン中盤部分でも足を伸ばしていけば加速が得られると思われるので、
フォールラインから伸び上がっても加速できるだろうね。

ただし、切り返しの際に重心がスキー板とクロスオーバーする必要があるから、
ターンの終盤に近づいた部分では、足を伸ばしても、次第に加速し難くなり、
ついには減速になると思う。

つまり、内倒から起き上がって重心が軌跡に近づく速度の水平成分と
足を伸ばすことによって、重心が軌跡から遠ざかる速度の水平成分の、
どちらが大きいかと言う比較問題になってくると予想する。
47名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/23(月) 17:20:08
>>43
>図のようなスキー板と重心の軌跡を実現させるには、T1で足を伸ばし、
>T2では足は動かさず、T3で足を縮める必要
傾き(内倒)じゃないの?

重心の軌道接線直角の力で曲がってれば青の矢印は無
重心の軌道接線直角よりも前の力であれば青矢印が生まれる
何処でも何時でもだだ伸びればイイのか?


>>44>あの速さは、加速していると考えないと説明がつかないと思った
減速が無いとも思うべきでしょ

48前スレ896:2006/01/23(月) 18:52:42
>>47
> 減速が無いとも思うべきでしょ
確かにそうかもしれないんだけどね。
ターンによる減速要素が少なくても、重力加速度での加速があるだろうし。

しかし、ターンをすれば、ズレの要素もあるから、直滑降よりは雪面の抵抗が増えると思われる訳だが、
実際に見てた感じからすると、最初の2-3ターンは直滑降で滑り出すよりむしろ速いんじゃないかと
思えるほどだったんでね。

>>4の図は確かに内倒による重心位置の変化を考えて作図した。
だから足の屈伸が起これば、軌跡は変化していくだろう。
結局、ベクトル図の考察からは、重心の軌跡がスキー板から離れていくような状況に持ち込めれば、
足を伸ばした際に、加速要素が加わるものと思われる。

重心とスキーを結ぶ線が重心に働く遠心力の方向(つまり重心の軌道接線直角方向)になる場合を考察した
>>4の更なる考察の方に作図した図を見ると、スキー板と重心の関係がかなり不自然だと思う。
実際に滑る時も、ターン前半はむしろスキートップに乗り込む感じがするし、
後半になるに従って、足裏の荷重はつま先側からかかと側に移動しているように感じる。
ターン前半であんなに板の後ろに乗っているとは考えにくい。
つまり、>>4の真ん中に上げたように、重心の位置はスキー板長軸の直交方向真上にあると考えた方が、
実際の滑りには近いのでないだろうか?

と言うわけで、ターン終盤の内倒を起こしていく部分を除けば、
足を伸ばすことによって(重心の軌道接線直角よりも前の力が生じ)加速が起こるものと考える。
49前スレ895:2006/01/23(月) 19:13:46
>>45
フォールライン過ぎてから伸び上がった場合、スキー板自体は加速しますが、
その方向はフォールライン方向ではありません。ターン脱出方向となりますね。

>>47
> 傾き(内倒)じゃないの?
内倒でもいいです。
>>4 の図に書かれているような斜面と平行に作用する力においては、
重心を移動させる動作は、内倒でも足を伸ばしてもどちらでも同じです。
50名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/23(月) 19:17:44
上でも書いたが 向心力(ターン力)も赤矢印でしょ ってことは
ターン中に板と重心が離れていくと加速 逆は減速 
伸びなくっても普通に加減速してるってこと??になりませんか?
51名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/23(月) 19:24:36
>>49 あの軌道から伸びるってことではないんだ
あの軌道自体が既に伸びたり縮んだりしてるわけね
52前スレ895:2006/01/24(火) 10:00:51
>>51
そういうことです。
内倒で説明すればよかったかな。わかりにくくしてスマン。
53名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/24(火) 13:38:33
スキー板が重心から水平軸方向に離れていけば加速する ってことないなるね
その際に急激に離れると過度な前荷重なるので避ける
だがスキー板と重心の軌道は平行(離れない)ほうが安定してる
加速か安定か?

減速がないターン=安定してターン と考えて
水平軸方向にスキー板が重心から離れる
もしくは足を伸ばしても安定してる場面は条件は何か?
54名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 12:42:12
>>50
向心力は遠心力と釣り合っているし、
重心の軌道接線方向と直交してるから、
加減速には関わらないと思われ。
55名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 15:04:39
>4の図の>4の図で見られる伸びたり内倒したりで得られる反作用の赤矢印と
>>54が言うところの向心力は別の方向に別に働く力なの?
同じじゃないの!?!?
56前スレ896:2006/01/25(水) 18:26:42
>>55
向心力とは、物体の進行方向と直交する方向に働く力であって、この力が働く時、その物体は円運動する。

つまり>>4の図で、向心力にあてはまるのは黄色いベクトルということになる。

人間が足を伸ばすことによって得られる力は、重心の進行方向と直交するとは限らない。
>>4の図の赤いベクトルが、足を伸ばすことによって得られる、雪面からの反作用。
赤いベクトルは、黄色いベクトルと青いベクトルに分解できるので、
青いベクトルの方が、加減速に作用することになる。
すなわち、向心力は重心の進行方向に関する加減速とは無関係。

それから、内倒を強めていく際には、重心をスキー板から遠ざける方向に力が働くことになる。
この際のベクトルの方向がどのようになるかが問題だが、
ターン中にバランスをとるためには、人間の重心は、常に雪面からの反作用の作用点(つまり足裏)から、
スキー板長軸方向に垂直な方向に延長した方向にあるべきだと、俺は考えている。
そうでないと回転モーメントが生じてバランスを崩すと思われるからだ。
(多少のズレであれば、バランスをとることが出来るだろうが)。

この考え方からすると、内倒を強めていく際には、結局赤いベクトルと同様のベクトルが生じることになるから、
内倒を強めることでも加速は得られると思われる。

以下余談かも知れないが、要するに、>>4で、俺の考え方に基づいて作図したのは、真ん中の方の図。
下の図は、実際の滑りを考えても、バランスが悪く、有り得ないと考えている。
57名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 19:06:32
内倒を強めていくってことは遠心力が大きくなっていくから
遠心力が大きくなっていくってことは向心力が大きくなっていくってこと
>向心力は重心の進行方向に関する加減速とは無関係。
とあるが 矛盾するよ

人間の重心は・・・スキー板長軸方向に垂直な方向に延長した方向
向心力が黄色ならと反対の力が遠心力になるはず
黄色が向心力なら板長軸方向に垂直じゃなくて重心接線直角が遠心力
板長軸方向に垂直では回転モーメントが生まれてバランスは崩れる

重心の軌道とスキーの軌道が平行じゃないとバランスはとれないでしょ

58名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 20:17:44
前スレだったか重力は影響しないようなことを書いてあったが
傾きには大きく影響すると思うんですが
谷回りは重力と反対方向にエッジングするから難しいわけで
スキー板が重心から離れたり近づいたりするのは
スキー板からの反作用だけじゃない重力も係わる
59名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 20:20:21
慣性も
60前スレ896:2006/01/25(水) 20:54:03
>>57
> 内倒を強めていくってことは遠心力が大きくなっていくから
> 遠心力が大きくなっていくってことは向心力が大きくなっていくってこと

遠心力と向心力は、表裏一体のもの。
運動系を外から見たときに物体に作用している力が向心力。
運動系を中心とした座標で考えると、向心力ではなく、遠心力が働いているように見えるだけ。
つまり遠心力とは見せかけの力であって、実際に働いているのは向心力だ。

慣性により等速直線運動している物体に進行方向に常に直角になるような力を加えれば円運動を行う。
この直角に働く力が向心力。

向心力が増大するということは、重心が軌道の中心方向に向かって加速されるということ。
まあ、そう考えると確かに重心が加速されていることになるんだが、
果たしてスキー板とつながった運動系で、回転中心に向かう加速を、
スキー板も含めた運動系全体の加速と言っていいものかどうか?

> 人間の重心は・・・スキー板長軸方向に垂直な方向に延長した方向
> 向心力が黄色ならと反対の力が遠心力になるはず
> 黄色が向心力なら板長軸方向に垂直じゃなくて重心接線直角が遠心力
> 板長軸方向に垂直では回転モーメントが生まれてバランスは崩れる

この部分については、俺が言っている事そのものなんだがな?
遠心力は向心力と逆向きになるし、黄色いベクトルは重心の軌道接線方向垂直になるように作図してあるはずだが?
板長軸方向に垂直なのは>>4の図の赤いベクトル。つまり足を伸ばすことによって得られる雪面からの反作用であって、
向心力ではないのだが。

>>58
そうだね。重力については考察を加える必要があると思っている。
61名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 21:26:37
>60 
>俺が言っている事そのものなんだがな?
遠心力はスキートップよりに向いてるから
回転モーメントが生まれてバランスを崩す

重心の軌道とスキーの軌道が平行じゃないとバランスはとれないでしょ
62前スレ896:2006/01/25(水) 21:32:50
>>61
> 重心の軌道とスキーの軌道が平行じゃないとバランスはとれないでしょ

実際に滑るときの事を思い浮かべると、
パラレルターンをするなら、次第に内倒しながらターンに入り、
一定の内倒に達した後、内倒を起こしながらターンを終わることになる。
この状況を斜面垂直真上方向から見ると、スキー板の軌道と、
重心(≒体の重心)の軌道はターン前半で徐々に離れて行き、
ターン後半で徐々に近づくことになるだろ。
連続ターンでは、更に軌道は交差までする。

つまり、互いの軌道は平行ではないし、それでバランスを取れているということ。
遠心力がスキートップに向かっているからと言って、それでバランスを崩すと言うことはない。
63前スレ896:2006/01/25(水) 21:36:36
>>61
むしろ、重心に働く遠心力の方向と、
重心とスキー板を結ぶ線が一致したときの方が、ありえない姿勢になる。
>>4の更なる考察の図を参照して欲しい。

ターン前半では、重心はスキー板の後ろに位置し、後半で前に位置することになる。
実際のターンではこんな風に荷重は変化しない。
足裏の感覚を信じるとしたら、ターン前半では、つま先寄りの荷重。
ターン半ばでほぼ土踏まず、後半でやや踵よりと言う感じなんだが、
俺の滑り方が変なのか?ww
64名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/25(水) 22:21:51
>>62>実際に滑るときの事を思い浮かべると・・・・・
急に非科学的だね
>>44 からあえて引用
>上体の高さは殆ど変わらず、ターン中は雪面から30度ぐらいの内倒、
>ターン前半で足がすばやく伸び、後半で足を曲げて一瞬で切り返すという感じの滑り
って書いてますがスキー板と重心の遠近する場面を避けてる
バランスを崩す場面を避けてるのでは?と思ったりする
互いの軌道を常に平行を保つことが減速が少ないターンだろうと思う

重心に働く遠心力がトップやテールに向いてればバランスを崩してズレであり減速
重心に働く遠心力は常にセンターに向かうべき「イイ位置に乗る」かな

psスキー板の反作用を使わないで重力や慣性を使って
スキー板と重心の遠近することで安定し減速しないんでは
65名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 00:05:02
スキーの向心力について:
物理だと回転運動の中心に向かう力と習ってこれと違うと
物理式が成立しないと考えるやつ多いな、
もっと簡単に考えるとカービングターンが見えてくる。
直進している物体を別の方向から力を加える。
向きと力の大きさが変わる。
このことから直進しているスキーヤーがエッジで横方向でも斜め横方向でも
違う方向に力を加えると向きと大きさが変わる。
この横方向への力を荷重、その反力を向心力と言ってもたいして間違えでもないな。
横へ押し続けるとターンする。
66名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 00:06:31
ボーダーなら、カービングで加速出来るよ。
67名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 00:08:04
>>64
> 急に非科学的だね

では>>64氏は、なるべくスキーと重心の軌道が平行になるように滑る方が効率的だと言う訳だね。
ということは、内倒の変化を考えると、ターン前半からターン中盤に掛けて次第に足を曲げ、
ターン中盤過ぎから後半に向けて、足を伸ばすという滑りが効率的だと言う事かな?
切り返しのときに重心の軌道とスキーの軌道がクロスすることについてはどうなんだろう。
>>64氏の理論で行くと、ここでバランスを崩すことにつながると思うんだがな。

要するに内倒を考えると、スキー板と重心の軌道が平行になるなんて逆に有り得んと思うんだがどうよ?

> スキー板と重心の遠近する場面を避けてる
> バランスを崩す場面を避けてるのでは?

この解釈が何で出てくるのか、理解できない。
>>64氏の理屈で言うと、重心とスキー板の軌道がクロスする際にバランスを崩すから、ってことか?
だが、動きが速くなれば、単位時間当たりのベクトルの変化は大きくなるから、
その理屈だと、却って速い動きはバランスを崩す元になると思われるんだがな?

> スキー板の反作用を使わない

寧ろこの方が非科学的。雪面からの抗力(反作用)がなかったら、
スキーが雪面にどんどん潜っていくことになるな。
反作用は必ずあるし、足の屈伸でその量をコントロールしていると考える。
68名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 00:49:46
>>67
スキーと重心の軌道が平行になるように滑る方=
ターン前半からターン中盤に掛けて次第に足を曲げ、
ターン中盤過ぎから後半に向けて、足を伸ばすという滑り
何でそうなるの?そんなこと言いましたっけ 誤解されてるかも

>>44 からあえて引用
>上体の高さは殆ど変わらず、ターン中は雪面から30度ぐらいの内倒、
>ターン前半で足がすばやく伸び、後半で足を曲げて一瞬で切り返すという感じの滑り
>>62
>パラレルターンをするなら、次第に内倒しながらターンに入り、
>一定の内倒に達した後、内倒を起こしながらターンを終わる

両方とも896さんが書いたものでしょ
方や 素早い切り返しと一定した内倒角度=速かったんでしょ
方や ゆっくり内倒 そして徐々に体を起こす=896さん自分の感覚

切り返しや内倒の角度変化をスキー板からの反作用を伴うとバランスを崩すので
重力や慣性を使って素早く済ます のが減速が少ないででは?

重力を使ってスキー板と重心を話すんであれば落下であり赤矢印は無い
慣性でスキー板と重心を近づけるんであれば やはり赤矢印は無い
赤矢印がなければ遠心力はないからバランスは崩れないのでは?
(板の反作用としての赤矢印ね)

>>44で896さんが見て感じた滑りに共感したからこそ
自分の推測を書いたんだが・・orz
私自身も競技をずっとやってきましたがターンの感覚は>44 に近い
角度を決めていて 徐々に角度を変える感覚はないですよ

>雪面からの抗力(反作用)がなかったら、スキーが雪面にどんどん潜っていく
スキー板と重心の遠近の話ですよ 例えば体を倒すのに重力を使うって話ですが
69前スレ896:2006/01/26(木) 01:03:31
>>68
>>44の文章を見ると、確かに内倒角度が一定のように読めてしまうな。スマソ。
ターン中は30度くらいってのが誤解を生んだか。これは最大に内倒した時の角度のつもりだった。
文章表現がまずくて申し訳ない。
ポイントは、「上体の高さは殆ど変わらず」にある。
これは角度が変わらないと言う意味ではなく、雪面からの高さが変化しないと言う意味。
この状態で足を伸ばしていくと、内倒の角度は次第にきつくなる。

あとは、非科学的だと言われたのでw、科学的に説明すると、

1)スキー板には常に雪面からの抗力(=反作用)が働いている。
2)ターン中の向心力となるのは、スキー板に働く雪面からの反作用の内、重心の軌道接線方向に垂直な成分である。
3)重心の位置は、スキー板への作用点(=足裏)から、板の長軸方向に垂直でないと、回転モーメントが生じることになる。
 (>>4の一番下の図を参照のこと。)

1)2)については、重心の位置がどうであろうと、物理的に当然かと。

>>64氏は3)について異論があるみたいですが、では逆にお聞きしたい。
常に重心に働く遠心力がスキーセンターに向かう状態で、ベクトルの変化を考察すると、
スキー板と重心の位置関係は、>>4の更なる考察に示した軌道図のようになると考えますが、
この状態で、回転モーメントが生じないとする根拠は?

文章での説明が難しいのであれば、この状態で回転モーメントが生じていないことを
証明するベクトル図でも作って、アップローダーにでもアップして頂けたらと思います。

ちなみに、スキーでターン中という運動系を、運動系の外から観察すれば、実際にこの運動系に働いている力は、
1)スキーと雪面との抗力
2)重力
3)スキーと雪面の抵抗
4)空気抵抗
の4つに過ぎない。遠心力は、運動系の中から観察したときに生じる、見かけ上の力。
70前スレ896:2006/01/26(木) 01:11:59
>>69
>>68の下の文章を読み飛ばしていました。失礼。

つまり、板を押したりする力を加えずに、外力を吸収するだけの動きをしている
という考えなんですか。
それなら、確かにベクトルは生じないでしょうね。
71前スレ896:2006/01/26(木) 01:14:51
しかし、外力を吸収するだけでは、向心力が生じないから、
ターンにつながらないと思うのですが、如何でしょうか?

向心力を生じるためには、板の反作用を利用しているのでは?
72前スレ896:2006/01/26(木) 01:32:18
度々の連投スマソ。
>>68
>重力を使ってスキー板と重心を話すんであれば落下であり赤矢印は無い
>慣性でスキー板と重心を近づけるんであれば やはり赤矢印は無い

上については足の屈曲が無い限りはそうでしょうね。(話す→離すと理解してますが)
しかし、実際には足の屈曲を伴っているわけで、そうなると、反作用が生じることになりませんか?

下については慣性はスキー板にも体にも働くから、これを利用して近づけるとしたら、
やはり雪面からの抗力を利用することになると考えますが、如何?
73名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 01:38:18
これ見ても角度や足の伸びもほとんど変わらナイト思うんですが
http://www.skichannel.ne.jp/ugokusj/0509/index.html
逆に変化があるときは抜重に近い状態
重心の落下で内倒して板が離れて 慣性で重心が真っ直ぐ進み板が近づく
向心力としてのスキー板の反作用を使ってない状態

1)切り換えでは向心力としての反作用は働いてない
2)宿題 睡いです
3)板の長軸方向に垂直でも重心機動接線にも直角じゃないと回転

T2だと回転しない

つーか また書きます 睡い
74名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 01:45:09
>屈曲を伴っている・・加重がなければ反作用はないんじゃ 向心力方向は特に
>慣性はスキー板にも体にも働くから・・曲がるの止めれば真っ直ぐ行くでしょ
75名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/26(木) 02:32:46
なんだか同道めぐりしてないか?
ターンが加速っていうのは
硬い板(曲がらなくてもかまわない)を後ろから押す力を1として
横から押す力を1とすると横から1押された分1.414倍方向を変えて
大きくなるんだよ、だから横に押せば返って来た分ターンしながら
加速するんだよ。
76前スレ896:2006/01/26(木) 11:10:27
>>73
リンク先を見てみた。
佐藤久哉、嶺村聖佳の滑りは確かにあんまり角度も脚の屈曲も変化してないように見えるが、
その他の選手は内倒・脚の屈曲が変化しているね。
上体の傾きに惑わされていませんか?

脚の傾きの変化や屈曲を見ると、ターン前半で徐々に脚が傾きながら伸びている。
ターン中盤(ちょうど旗の横を通り過ぎるあたり)で、傾きがmaxとなる。雪面からの腰の高さも少し下がっている。
そこから、脚を折りたたんで行き、内倒の角度が浅くなって切り返すという風に見えるんだが。
特にゆっくり再生すると、良く観察できる。

>>74
> 加重がなければ反作用はないんじゃ 向心力方向は特に
加重をせずに脚を伸ばすというのであれば、向心力が働かない。
つまり重心の軌道は弧を描かずに直進し、スキー板が外に逃げるという感じになると思うんだが。
>>73の映像を見ても、重心(ほぼ腰の辺りと考えて)も弧を描いているわけで。

> 曲がるの止めれば真っ直ぐ行くでしょ
曲がるのを止める→エッジングを緩めることによって曲がるのを止めることは可能だろう。
しかし、この際に重心がスキー板に近づかなければ、横ズレするだけで、切り返しにはつながらない。
重心を近づけるためには、脚・上体を起こすか、脚を折りたたんで板を体に近づけるか、しなければならないだろ?
つまり、慣性力のみでこの操作をしている訳ではないと思うんだがな。
77前スレ896:2006/01/26(木) 11:35:56
それから、昨夜は自分も眠くて、見落としていたんだが

>>68
> 両方とも896さんが書いたものでしょ
> 方や 素早い切り返しと一定した内倒角度=速かったんでしょ
> 方や ゆっくり内倒 そして徐々に体を起こす=896さん自分の感覚

自分は一般的なレジャースキーヤーだから、競技経験のある方のように
強い内倒姿勢を作ることが、難しいのは事実だがw

上の段については、内倒角度が一定ではなかったことを>>69で書いた。

下の段については、別に自分の「感覚」を元にしたわけではない。
「感覚」としては、ロングターンであれば、内倒の変化を自覚はするが、
ショートターンの場合、上体の倒れこみの変化はそれほど自覚せず、
ターン前半で板が外に行き、後半で板が近づいていくるという感じかな。

しかし、体が倒れているかどうかを自覚するのは、耳にある三半規管の働きであって、
実際の重心(=ほぼ腰の位置)とスキー板の関係を考えると、
脚が伸びることによって、内倒が強まっていると思われるから、
ロングターン、ショートターンのいずれでも、
内倒の変化は起こっているものと考えているわけなんだが。
7868:2006/01/26(木) 18:00:45
重心とスキー板の軌道が離れていくとスキー板を押す反作用(赤→)によって
進行方向に加速成分(青→)が生まれるのは理論的には理解して同意です
そして>4の図でスキー板と重心のバランスを指摘しました

このスレに期待してることに一つに自分の滑りの感覚を理論的に説明したいってことです
>>63で896さんも書いてますが
>ターン前半では、重心はスキー板の後ろに位置し、後半で前に位置することになる
ほかにも理由があるかとも思いますが ここで気づかなかった理由が一つ見つかりました

切り換えは速く板と重心の距離は一定でターンのRは変化させない
徐々にじゃなくガッ!と雪を捉えてサッと抜く感覚がポールの滑りと思ってる
どう理論的に理由を付けていくか?そして推測で書き連ねた訳ですね
俗に言う「好い位置」(安定、カービング)を保つためでは?と

>>44>上体の高さは殆ど変わらず、ターン中は雪面から30度ぐらいの内倒、
>ターン前半で足がすばやく伸び、後半で足を曲げて一瞬で切り返すという感じの滑り
これに近い感覚だから一緒に考えてもらえるかな〜って思ってつきあったもらってます
7968:2006/01/26(木) 18:29:14
>>76  >映像を見ても
例えばトーマスグランディー青旗門を抜けて次の赤旗門のターンは
飛ばされて接雪してないにもかかわらず谷回りしてませんか?
慣性+重力=落下 エッジが雪に接して向心力でターン
その時点のスキーと重心の軌道が平行か?の確認は無理ですね
80前スレ896:2006/01/26(木) 19:31:28
>>78, 79
成る程、空中での切り返しを見て、仰りたいことが判りました。
確かに空中では慣性と重力しか働かない。

ただし、このような例(十分に抜重された例もほぼ同様)では、空中に飛び出す直前、
この部分から切り返しが始まっていると考えてもよいのでは?

つまり、空中に飛び出す手前でスキー板に進行方向に対して横向きの成分を持つ反作用が加わって、
重心よりもスキー板の(横方向の)速度が上がっているから、
慣性のスピードの差によって空中で切り返しを起こすことが可能になっているのではないかと。
そうでないと空中に飛び出している間に板が体の下をくぐり抜けることは困難では?

まあ、人間の質量に比べれば、板とスキー靴の重量は小さいから、
空中で下肢や腰の筋肉を使って体勢を変えることも出来ないことはないだろうけど、
(大した滑りが出来るわけではないがw)自分がジャンピングターンしている時やターン中に飛ばされた時に、
そんなに無理な力を使わずに、空中で切り返しを行っていることを考えると、このような場合、空中に入る前に、
切り返しの準備動作が行われて、その後の慣性の差で切り返しが起こっていると考えるのが妥当かと。

こう考えると、
> 徐々にじゃなくガッ!と雪を捉えてサッと抜く感覚がポールの滑り
というのも結局は「ガッ!」の部分で、雪面からの反作用を得て、抜重し、切り返しをしていると言うことなのでは?

> これに近い感覚だから一緒に考えてもらえるかな〜って思ってつきあったもらってます

実際に競技をなさって、効率的なターンを考えていらっしゃる方のご意見は大変参考になります。
引き続き、お気づきの点を指摘して頂ければ幸いです。


PS:「徐々に」というのは確かに表現として拙かった。反作用を得るのは一瞬でも構わないわけで。
但し、重心やスキー板の移動に関しては、すばやい動作であっても、基本的には、
滑らかに動いているのであって、これをイメージして、「徐々に」という表現をしてしまったということです。
81前スレ896:2006/01/26(木) 19:49:25
それから、
言葉の定義にズレがあるため、議論が錯綜しているのではないかと気が付いた。

まず「内倒」。
俺の考えている内倒とは、スキーセンターと重心を結ぶ線の傾きの変化。

次に、「重心とスキー板の距離」。
>>4図を見ても判るように、これはバーンに対し垂直方向真上から見た図。
重心とスキー板の距離とは、この図における距離のことを想定して説明している。
だから3Dで考えると、実際の距離が近づいているとは限らない。
本来なら重心の上下動などの要素も加味すべきだろうけど、
重心の上下動まで考えると、シミュレーションが複雑になるため、考慮していない。

この辺りの説明が不足してたように思う。スマソ。
8268:2006/01/27(金) 00:41:08
>80 空中でも接雪してても同じですよ、他の飛んでない選手の動画見ても同じ
慣性と重力(ある意味で水平面角付けターンww)
>慣性のスピードの差・・・  解釈はそれでも好いかな?
赤→が無ければ加速も無いがバランスを崩すこともない
重心が向心力によってターンするときはずっとT2の状態が望ましい
山回りではバランスを崩さないようにするには
T3以降の重心の軌道は真っ直ぐから落下(谷回り)ではないかと極端推測
その場合はT1からT3まではスキー軌道と重心軌道は平行

>雪面からの反作用を得て、抜重し、切り返し
??

>81 言葉の定義
切り換えとターンの境は何処だろ?
クロスする一瞬が切り換え?
8368:2006/01/27(金) 00:50:32
車でカーブを曲がるときにハンドルを決めてコーナーに入る
手を離せばハンドルは勝手に戻っていく
自分のスキーでの高速カービングターンの感覚
84前スレ895:2006/01/27(金) 09:53:22
うーんどこかがズレているだけで、前スレ896氏と68氏の主張は力の作用としては同じだと思うんだよな。

前スレ896氏は雪面への力を作用させた結果の重心の移動として内倒を考えているんじゃないかな?
対して、68氏は雪面へ力を作用させるための体の姿勢としての内倒を考えているように思う。
85前スレ895:2006/01/27(金) 10:11:07
あともう一つ。

>>83 を見ると68氏は、ターンをするための力の作用を考えているのかもしれないな。
一方、前スレ896氏はターン中に加速するための力の作用を考えているはずなので、
その辺もちとずれているんじゃないかと。
86前スレ896:2006/01/27(金) 19:48:58
>>57
> 向心力が黄色ならと反対の力が遠心力になるはず
> 黄色が向心力なら板長軸方向に垂直じゃなくて重心接線直角が遠心力
> 板長軸方向に垂直では回転モーメントが生まれてバランスは崩れる
>
> 重心の軌道とスキーの軌道が平行じゃないとバランスはとれないでしょ

その後のやり取りで、これは>>68氏の発言と解釈しているわけなんだが、違ってたらスマソ。
これについて、もう少し詳しく解説してみた。

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page410.htm

結論を言うと、やはり重心の位置は、スキー板の作用点(足裏)の垂直方向真上にある方が、
バランスとしては良好だと思う。

>>82
> 重心が向心力によってターンするときはずっとT2の状態が望ましい
> 山回りではバランスを崩さないようにするには
> T3以降の重心の軌道は真っ直ぐから落下(谷回り)ではないかと極端推測
> その場合はT1からT3まではスキー軌道と重心軌道は平行

ここについては、概ね同意。つうか>>4の図の解説で、

実際の滑りでは、ターンの途中で内倒が一定になるので、
T2と同様の状況となる範囲がターン中盤部分の、一定範囲に生じると予測される。

と書いているわけなんだが。作図が煩雑になるんで、中間部分を省略しているだけ。
ターン後半(切り返し部分と呼ぶべきか)については仰るとおり、極端推測の方が実際の滑りに近いと思う。
混乱を避けるために、実際の滑りを反映した軌道とベクトルの図を作成した方が良いかな?

>>85
仰るとおり。でも結局はターンするための力も考えているんだけどね。
8768:2006/01/27(金) 23:45:31
896様 乙です

遠心力の方向がスキーのトップの方向に向いていたので
前につんのめるような回転モーメントが生まれると思ったんでしょうね
ことはもっと単純で遠心力方向に支えが無いってこと
遠心力とは見せかけの力であって、実際に働いているのは向心力”ですが
遠心力は実際に測量できるれっきとした力です
遠心力がスキーセンターから大きくずれれば滑りのバランスは崩れます

普通に滑っていてT1 T2の青矢印は>79の理由で無いでしょう
それは↑の理由からバランスを崩してしまうのを回避するためでは・・・と?



88前スレ896:2006/01/28(土) 00:41:05
>>87
重力も加味して考えたし、前よりは判りやすくなったかと。

が、重大な齟齬があったんで、>>86のリンク先の内容を訂正しました。
>>87の発言を見て気づいた。68氏dクス)

真上から見た図の重力と遠心力の総和として図示した紫のベクトルなんだが、
これをうっかり、後ろから見た図のベクトルを単純に投影しただけの図にしてた。
正しい総和のベクトルに訂正したので、これで加速しているのがはっきり証明できたと思う。

重力加速度による加速もあるが、これは黄色のベクトルだけ。
訂正後の真上から見た図の青いベクトルをみれば、その差は歴然としている。

> 遠心力は実際に測量できるれっきとした力です。
測定の座標基準をどこに持ってくるかによって遠心力として観測されるか、向心力として観測されるかが決まる。
運動系とともに動く座標系(重心を原点にするとか)だと、遠心力として観測されることになる。
その実態は慣性に対して向心力が働くことによって生じる力な訳ですが。
だから運動系の外の座標系で見ると、運動系の外から向心力が働いているだけという結果になるんです。

運動系の重心のバランスを考えるには、運動系を基準とした座標系をとるほうが理解しやすいので、
向心力ではなく、遠心力として扱った方が適していると言うことですね。
89前スレ896:2006/01/28(土) 00:59:32
>>87
で、問題はここ。

>遠心力がスキーセンターから大きくずれれば滑りのバランスは崩れます

>普通に滑っていてT1 T2の青矢印は>79の理由で無いでしょう
>それは↑の理由からバランスを崩してしまうのを回避するためでは・・・と?

>>86の一番上の図を考えたら、この疑問は回避できるかと。
棒で考えにくければ、立方体や球体で考えてもOK。

どの方向から力が働くにせよ、そのベクトルの作用点から、ベクトル方向の延長線上に重心があれば、
回転モーメントという観点でのバランスは崩れない。

丁度、棒を重心位置で押したのと同様に、そのベクトルの方向に、物体が回転せずに進行していくだけ。
真上から見た図で考えれば、単に前向きに加速しながら、重心がターンの内側方向に移動するだけの結果になる。

この内、重心がターンの内側方向に移動することに関しては、雪面から板が受ける抗力(=重力+遠心力+脚を伸ばそうとする力)
つまり緑のベクトルの強さによって規定される。>>86の図を良く見れば判るように、
緑のベクトルがもっと短ければ、青いベクトルはターンの内側方向には向かわない。
要するに脚を伸ばそうとするほどの力を入れなければ、重心がターンの内側方向に移動するような力も生じないということです。
(当たり前の事でも物理的に考えるとややこしくなる好例ですねw)

後ろから見た図の場合は、ちょっと違う。スキー板を長軸に垂直な方向にずらすには、
如何に雪上と言えど、摩擦抵抗がかなりあるから、この摩擦抵抗により、回転モーメントが生じる。
つまり内倒しようとする力が働くということになる。
ただし、板は両足に履いているから、左右方向のバランスをとり易いことは、>>86の図で述べた通りです。
90前スレ896:2006/01/28(土) 01:01:02
>>89訂正
×雪面から板が受ける抗力(=重力+遠心力+脚を伸ばそうとする力)
○雪面から板が受ける抗力(=重力+遠心力+脚を伸ばそうとする力の反作用)
9168:2006/01/28(土) 01:58:52
>86の一番上の図のようにただ置かれた物の場合は重心を中心とした回転が起こる
あの図の棒の端っこ青↑のところにコマの軸のようなものが刺さってたとする
青↑を押しても回転はないが重心がある赤↑を押すと軸を中心とした回転が起こる

スキーセンターが軸として やはり回転モーメントが生まれるンじゃないですかね?
ps 図に番号又アルファベットを付けると良いかと
92名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/28(土) 09:23:51
>>91
断面の回転を考えてるのかな。丸い棒にしたのが拙かったかも。

断面が回転するのは床と摩擦抵抗があるから。
床との摩擦抵抗が0で、ぴったり重心の位置を押せば、例え丸い棒でも回転はしない。
俺の考えている青いベクトルを押したときの回転は、こんな方向の回転。

                   ↓
──────────────



スキー板長軸方向の摩擦抵抗は極めて小さいと考えられるから、
重心を>>86図のように押したとしても、発生する回転モーメントはかなり小さい。
例えば、スキーを履いた人の腰の辺りを靴を履いた誰かが後ろから押しても、前のめりには倒れず、
スキー板ごと押された人間が進むだろ?

図番号はつけた方が良いね。
というか、説明が少しごちゃごちゃしてきたし、上の問題も別の図で説明した方が判りやすくなると思うから、
全面改訂版を作った方が良さそうだね。

生憎、明日の朝まで仕事で拘束されていて合間を縫って作業することになるから、
ちょっと時間が掛かるかもしれないが、取り掛かってみるよ。
9368:2006/01/28(土) 10:52:35
断面で考えてないよ 軸が刺さってると考えてみてください
回転モーメントは重心を中心に回転すると限らない 
軸を中心に回転する ってことです

>発生する回転モーメントはかなり小さい。
>例えば、スキーを履いた人の腰の辺りを靴を履いた誰かが後ろから押しても、前のめりには倒れず、
>スキー板ごと押された人間が進むだろ?
後ろから押したら前のめりになるでしょう
だから押される人は押されるおしりや背中を突き出して踏ん張って押してもらう
軽く押しただけでもつま先の方に乗るでしょうね

お仕事 乙です こちらも似たりです
94名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/28(土) 12:36:06
重心の中心周りに回転モーメントはある。
これを実感できる人はそう多くないと思う。
スキー板が後ろから前に勝手に戻ってくる感じだ。
ターンの導入時に旨く内脚に荷重できれば、
重心周りの回転モーメントは有効に使えるようになるよ。
95前スレ896:2006/01/28(土) 14:42:21
>>92でHNを忘れてた。スマソ

>>68氏
乙。お互い忙しいようですね。
改訂版に取り掛かろうにも、デューティーが次から次へと…
今日中の完成は無理かもorz

> 後ろから押したら前のめりになるでしょう
押す位置を色々変えて考えて見ると、脚を押せば、むしろ後ろに反り返ることになる。
遠心力や重力は重心に掛かっているのだから、物理的にこの力だけでは回転モーメントは生じない。
前に倒れるような回転モーメントが生じるのは、スキー板と雪面との摩擦力によるもの。

古典的には「アモントン・クーロンの法則:摩擦力は速度によって変化しない」とされている。
(実際には極低速域などでは当てはまらないが)

静的摩擦力 F = μ0・N μ0:静的摩擦係数
動的摩擦力 F = μ・N μ:動的摩擦係数、N:抗力
そして、μ0はμより大きい。

停止状態から滑走する事を考えると、完全に停止している状態は摩擦力0。
それを動かすことを物理的に考察すると、まず静的摩擦力が発生し、動き出したら動的摩擦力に変わる。
これは、幾ら雪上でμ0やμが低いとは言え、かなりの変化。
しかし滑走中に前方向に多少の加速度が加わったところで、摩擦力は殆ど変化しないことになる。

板を雪面に押し付けた結果、抗力が増加することによる摩擦力の増加はあるだろうけど、
仮に摩擦力が増加し多少の回転モーメントが生じるとしても、若干後傾気味にすれば、
これぐらいの回転モーメントは打ち消せるのでは?

また、滑走中には空気抵抗で後ろ向きの回転モーメントが生じていると思われることも考慮すれば、
それ程前のめりになるとは考えにくいんだけど、どうかな?
96前スレ896:2006/01/28(土) 14:59:32
>>93
もう一つ追加

> 断面で考えてないよ 軸が刺さってると考えてみてください

軸が刺さっていても回転モーメントは生じている。
どうして回転しないかと言うと、軸をつまんでいるから。
軸をつままずに軸の後ろから押せば回転する。
軸をつまむ=軸の左右方向に加わる力を吸収しているということです。
9768:2006/01/28(土) 18:07:14
>94
>スキー板が後ろから前に勝手に戻ってくる感じ
どういうことだろ?

>95
遠心力を支えるようにスキーセンターに向かってればイイが
スキートップ方向に向かう力ですから何の影響もない訳はない
重心に実際に計測できる力がスキーセンターより前方向に向かって
加わってんだからどうしたって前荷重になるでしょっ

>>96  これはよく意味がわからない
98前スレ896:2006/01/28(土) 18:35:36
>>97
> 重心に実際に計測できる力がスキーセンターより前方向に向かって
> 加わってんだからどうしたって前荷重になるでしょっ

遠心力が実際に計測できる力であることは(運動系を中心に考えれば)当たり前だが、
どうしたって、前荷重にはならないっw

極端な話をしてみよう。
宇宙空間みたいな無重力・真空状態で、まっすぐで太さが均一の棒状の物体があったとする。
これの、ど真ん中・重心位置を押したら、その棒は平行移動していく。
しかし真ん中からずれた位置を押せば、回転しながら進むことになる。
つまり重心に力が作用しても回転モーメントは生じない。回転モーメントが生じるのは、
あくまで、力の作用点から力のベクトルをベクトル方向に沿って延長した線が、重心を通っていない場合のみ。
心力であろうが、向心力であろうが、重力であろうが、重心に働くとみなせるから、
物体をそのベクトル方向に平行に加速させる力でしかない。
(文章で説明するのは疲れたw 以上でご理解頂けないのであれば、なるべく急いで説明図を作ることにするよ)

スキー板を履いた人間の場合、後ろから重心位置を押した場合でも、
前に倒れる力が働くのは、前述したとおり、摩擦力の関係による。
摩擦力は板の裏側に、進行方向と逆向きに働くから、この力の延長線上には重心は位置しない。
だから、重心に回転モーメントが生じるだけ。
そして、摩擦力の変化が起こるのは、基本的に静止状態から動き出す時のみ。
滑走中であれば、摩擦力は速度による変化を生じないから、
回転モーメントは生じないことは上に述べたとおり。

>>96については、68氏の仰る「軸」を取り違えて考えたということですか。
どういう構造で、どこを押した場合を考えていらっしゃるのか説明キボンヌ
99前スレ896:2006/01/28(土) 19:01:21
もう少し身近な例がいいかな?

例えば、15度の傾斜があって、途中から急に30度になっているとする。
これを上から滑ってくる状況だ。

斜度が変化するところを体勢を変えずにそのまま超えたら後方に転倒するから、
斜度が変化する手前でその先の斜度に合わせて予め前傾しておくとしよう。

この場合、斜度が変化した直後に急に前のめりになって転ぶかい?
前傾が足りなくて尻餅をつくことはあるかもしれないが、前のめりになったりはしないだろ?

しかし、重力加速度の前方向への成分は、斜度がきつい方が大きくなる。
つまりこの例でも、重心に掛かる前向きの加速度は大きくなってるんだけどね。
100名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/28(土) 20:08:48
うんこっこ?
101名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/28(土) 20:15:20
自作自演に失敗した話しかwww
10268:2006/01/28(土) 21:24:54
重心軸回りの回転は無いことは理解してるから抵抗の話はok
だから基本的な回転モーメントの話もok

重心に実際に計測できる遠心力がスキーセンターより前方向に向かって
加わっているから前荷重になるはずでは? ってこと
安定してるとしたら遠心力はどうやって支えてるの?
それともなんかしらの理由で前荷重にならない ってことなの?
それとも遠心力の方向は実はスキーセンター方向なの?
10368:2006/01/28(土) 21:49:47


T1では黄↑延長点(前荷重)からの反作用で曲がってるんじゃないだろうか
ゆえに赤↑は無いもちろん青↑も無い
104前スレ896:2006/01/28(土) 23:55:44
>>102
> 重心に実際に計測できる遠心力がスキーセンターより前方向に向かって
> 加わっているから前荷重になるはずでは? ってこと
何か堂々巡りしてるな。重心に前方向に向かって力が加わったと言うことは、
その運動系全体が前方向に加速するということ。
つまり、スキー板と人間を合わせた運動系が全体に加速するということ。
滑走中だから、加速前は、スキー板と雪面の動的摩擦力がある状態で既にバランスが取れている。
加速して速度が変わっても動的摩擦力は変わらないのだから、バランスは加速前の状態と変化しない。
従って、前荷重は掛からない。

> 安定してるとしたら遠心力はどうやって支えてるの?
この場合運動系のバランスを考えるから、座標系は運動系を基準にして考える必要がある。要するに>>86の図だ。
この座標系で考えると、運動系に働く力は、1)遠心力、2)重力、3)雪面から板が受ける抗力、
4)スキー板と雪面の摩擦力、5)空気抵抗。1)は3)の成分によって支えられている。
脚を伸ばせば3)の成分が強くなるから、重心は遠心力に逆らって回転弧の内側に移動するし、
脚を曲げる(抜重する)と、3)の成分が弱くなるから、重心は遠心力に従って回転弧の外側に移動する。
物理法則を持ち出さずに常識で考えても、当然の理屈だと思うんだがな。

>>103
>>4の図のことだね。これは、運動系の外界の座標系を基準にして考えている。
「ゆえに」も何も、この図において、本来のベクトルは雪面からの抗力=赤いベクトルのみ。
青いベクトルと黄色いベクトルは赤いベクトルを分解したものに過ぎない。
>>4の中ほどの図の横にその説明を書いてあるわけなんだが…
もしも赤いベクトルが無ければ、黄色のベクトルも青のベクトルも生じないだろうが、
それは例えばスキー板が空中に浮かんでいるとかそういう状況でしか考えられない。
105前スレ896:2006/01/29(日) 00:21:34
>>103
ちなみに、
> T1では黄↑延長点(前荷重)からの反作用で曲がってるんじゃないだろうか
ではなくて、>>4の図は、運動系の外界を座標系の基準にしているので、
黄色のベクトルは向心力として働いている。だから、曲るということ。
決して反作用で曲がるわけではない。

こういう意見が出てくると言うことは、座標系の関係が少々判りにくいのかな?

止まっている電車の中で、ボールを真上に放り上げた直後、その電車が等加速度で動き始めたとしよう。
電車の中の人がボールを観察すると、ボールは上に上がりその後に下がることになるが、それだけではなく、
どんどん電車の後ろに向かって加速していくことになる(慣性の法則から当然だろ?)。
つまりこれが運動系を基準とした座標系。

しかし、電車の外の人がボールを観察すると、ボールは真上に上がって、そのまま真下に落ちるに過ぎない。
これが運動系の外界を基準とした座標系。

遠心力もこの場合の電車の加速度に似ていて、
運動系の外界を基準にすると、向心力しか観察されないが、
運動系を基準にすると、向心力と遠心力が観察されることになる。
106前スレ896:2006/01/29(日) 00:25:08
>>105は電車よりオープンカーを例にした方が判りやすいかも知れないな。
107名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/29(日) 08:47:23
>> 1)は3)の成分によって支えられている。
同じ直線上で反対方向に無くてもイイの?
108前スレ896:2006/01/29(日) 10:13:35
>>107
バランスのことを考えているようだから>>86図で説明する。

雪面からスキー板が受ける抗力(緑のベクトル)はスキー板の作用点(≒足裏)から
板の長軸に垂直な方向に伸びている。重心はスキー板の作用点から板の長軸に垂直な方向にある。
だから、緑のベクトルは重心にそのまま作用していると考えて差し支えない。
言い換えると回転モーメントを生じずに作用しているということ。

遠心力(赤いベクトル)と重力(黄色いベクトル)は重心に作用している力。
従って、板の抗力も含めたこれらの力は、重心の一点に作用している。
これらの力を合成すると、青いベクトルになる。
合成元のベクトルは全て重心に作用しているわけだから、青いベクトルも重心に作用していることになる。

青いベクトルの作用は重心をその方向に加速する作用だ。

つまり、重心がその方向に加速できるのならば、遠心力と、板の抗力は、同じ直線上で反対方向になくても構わない。
バランスを崩す(=回転モーメントが生じる)のは、
雪面からスキー板が受ける抗力のベクトル方向への延長線上から、重心がずれている場合。
(なんだか、>>23辺りから、話がループしているだけのような気がしてきたw)

ちなみに>>104で書いた3)雪面からスキー板が受ける抗力の「成分」
とは、3)を遠心力と平行な方向に分解したベクトル成分ということ。

抗力の方向を考えれば分かるように、抗力は遠心力と反対方向のベクトル成分を持つので、
重心が遠心力と釣り合ってその軌道に留まるか、その軌道から外あるいは内に移動するか、
は、遠心力と3)の遠心力反対方向のベクトル成分の大きさが釣り合っているか否かによる。

つまり通常のターンで重心の距離がスキー板から変わらずにバランスが取れている状態とは、
遠心力と、3)の遠心力反対方向の成分が釣り合っている状態ということだ。

回りくどく書いたが簡単に言えば、要は最終的に重心に回転を生じないように、ある方向に力が働いれば、
その物体は力の方向へと加速されるだけだから、力の釣り合いが取れている必要はない、ということ。
109前スレ895:2006/01/29(日) 13:09:49
また、話が複雑になってきたな。

「ターンで加速は可能か」という命題がそもそもの混乱の元なんだよな。
ターンが原因で加速が結果なんじゃないんだよね。そもそもが逆なの。

加速したらターンするのだ。

a. 横方向に移動しているスキーヤーが進行方向直角&斜面下方向に力の作用を受けて加速する。
 → 谷まわりにターンして、スキーヤーはフォールラインを向く。
b. フォールラインを向いているスキーヤーが進行方向直角&斜面横方向に力の作用を受けて加速する。
 → 山まわりにターンして、スキーヤーは横方向に移動を始める。

スキー滑走に置けるターンとは上記 a,b の連続動作のこと。
スキーヤーの姿勢やスキー板との位置関係は、a,b の加速を効率的に行うための補助的な要因。

「ターン中にどういった力が作用しているか?」を考えていては、いつまでも解決しません。
考えるべきは「ターンの原因としてどういった力が作用したか?」なのです。
あるいは「どういった力の作用でターンするとトータルでの加速を得られるか?」なのです。
110名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/29(日) 14:39:51
ねえ、このスレの人たちはどんなレベル?
せめて技術選準決とか国体上位レベルじゃないと検証しても無意味な希ガス
111:2006/01/29(日) 14:53:41
111
112名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/29(日) 23:33:30
>>108
>重心がその方向に加速できるのならば
>遠心力と、板の抗力は、同じ直線上で反対方向になくても構わない。
>重心に回転を生じないように、ある方向に力が働いれば、
>その物体は力の方向へと加速されるだけだから、
>力の釣り合いが取れている必要はない
??????
普通にベクトルを追っかければ前荷重に見えるけどな 違う?

遠心力を受けて支えるスキー軌道は遠心力に方向に直角では? →| 
>4図のT1では遠心力を受け支えるスキー軌道は →/ でしょ
遊園地で回転する円盤に乗って外壁に押し付けられアトラクション
乗り物の外壁は遠心力方向に直角でしょ →|
もしも外壁が斜めだったら恐ろしい乗り物になるよね →/

113前スレ896:2006/01/30(月) 00:46:40
>>112
スキー板を履いて滑っているいることをお忘れなく。

その理屈だと、重力とバランスを取りスキー板の上に立っているためには、
どんな斜度であろうと、実際の鉛直方向に合わせて
真っ直ぐ立たないとバランスが取れないってことになるよw

↓  ↓
─  \

普通は斜度がきつくなっても、その斜面に対してほぼ垂直方向に立って滑ってるだろ。
重力を遠心力に置き換えれば、この問題と全く同じことだと思いませんか?
114名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 17:13:44
すまんがどれくらいのレベルなのか教えてくれよ
参考にするかどうか決めるからさ
115名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 22:40:45
>113
>4図のT1では遠心力を受け支えるスキー軌道は →/ でしょ
滑って行ってしまうってことですよね

ちなみに鉛直には立ってられナインでしょ 


>>108
>重心がその方向に加速できるのならば
>遠心力と、板の抗力は、同じ直線上で反対方向になくても構わない。
>重心に回転を生じないように、ある方向に力が働いれば、
>その物体は力の方向へと加速されるだけだから、
>力の釣り合いが取れている必要はない
青↑があるから釣り合わなくてもイイと読めるんですが
これはどのような理屈なのか?法則なのか?
なにか見過ごしてるんでしょうか?

 
116名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 22:50:17
なあおい、どんなレベルで話をしてるスレなのよ?
117前スレ896:2006/01/30(月) 23:14:39
>>115
>>4の中の方の図で考えているんだがな(下の方の図は間違いというか、有り得ないw)。

スキー板(=斜面)に対し垂直に立つのであれば、

↓力の向き
\斜面の向き
であってもバランスはとれるだろ。
つうか、垂直に立たんとバランスがとれんしw

> 滑って行ってしまうってことですよね
そう、だから加速する。
スキー板も含んでの運動系だから、バランスが取れていれば、板だけ先に行ったりはしない。
斜面を直滑降する時の、板と人間の傾きと重力の関係を考えたらどうなってる?
重力を遠心力に置き換えて考えたら、同じことだろ?

> 青↑があるから釣り合わなくてもイイと読めるんですが
その通り。スキー板と人間が一緒に青いベクトルの方向に向かって加速される。
板の進行方向に沿わない成分は重心の移動として使われる(足が伸びるor内傾が強くなるetc)
足が伸び切れなかったり曲げ切れなかったりすればバランスが崩れるだろうけどね。
118名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 23:15:32
あんたのレベルはどんなもん?
119前スレ896:2006/01/30(月) 23:17:20
>>117訂正
×内傾
○内倒

×足が伸び切れなかったり曲げ切れなかったりすれば
○足が伸び切れなかったり曲げ切れなかったり、内倒しきれなかったりすれば
120名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 23:20:58
わざと無視してる?
121名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/30(月) 23:38:18
↓力の向き
\斜面の向き
>バランスはとれるだろ。
重心は真下方向、スキーは斜面方向で前傾が必要じゃ?
12268:2006/01/30(月) 23:50:57
→/ >だから加速する・・・・・?なんで?
>バランスが取れていれば・・・・・ バランスの根拠は
釣り合わなくてもイイとも
>でも先に行かない・・・・ なんで?
説明になってないと思いますが、俺がバカ?
123前スレ896:2006/01/30(月) 23:57:05
>>121
何だか、俺の考えている板と人間、重力(遠心力)の位置関係や向きが伝わっていない希ガス。
文章で説明することの難しさを痛感したよ orz

>>4>>86を含めて、今、改訂版を作成中で、この辺のバランスについても説明を書くつもり。
まだ、平地でのバランスについての考察分しか書けてないんで、ちょっと先になるかもしれないが、
この件に関しては、図を見て頂いてから、議論させてもらった方が良いんじゃないかと思う。

ちなみに、俺が考えている前傾=スキー板の作用点(≒足裏)の板に対する垂直方向より前に重心が位置する、
ということなんだが。

>>121氏は違うことを考えているのかな?
つまり人が /
  斜面が\
の向きなら、前傾も後傾もしていないと俺は考えているんだけどな。
124名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 00:02:58
排他的だなこのスレ。
以前レベルの話で煽られたのか?
12568:2006/01/31(火) 00:03:16
A 1)遠心力は3)雪面から板が受ける抗力で反対方向の力に支えられている
ということですが同一線上になくても無くても支えられるんでしょうか??

Q 青↑があるから釣り合わなくてもイイ
スキー板と人間が一緒に青いベクトルの方向に向かって加速するから

意味不明でしょ? 
126前スレ896:2006/01/31(火) 00:04:26
>>122
バランス=
1)運動系にに回転モーメントを生じるような力が作用していないこと。
2)力が加わった際に、そちらの方向へその運動系が無理なく進んでいけること。
と考えている。

> >でも先に行かない・・・・ なんで?
スキー板と人間もどちらも一つの運動系だから。
というか、斜面を直滑降する時の重力の向きは?
それに対して、人間がどういう体勢で、スキー板はどうなってるか考えてみよう。
この時バランスが取れているのではないだろうか?
スキー板だけ先に行ったりはしないのではないだろうか?
127前スレ896:2006/01/31(火) 00:16:23
>>125
A 1)遠心力は3)雪面から板が受ける抗力で反対方向の力に支えられている

些細な部分が大きく違う。
A 1)遠心力は3)雪面から板が受ける抗力「のうち、遠心力と平行な方向のベクトル成分」で反対方向の力に支えられている。

Q 青いベクトルについては>>86図で説明しているが、
遠心力と雪面から板が受ける抗力のベクトル和だ。

雪面から板が受ける抗力のベクトルを、遠心力と平行な方向(これをベクトルAとしよう)
及び垂直な方向のベクトル成分(これをベクトルBとしように分解してみよう。
すると、Aより、遠心力 = -ベクトルAとなる。
従って、遠心力 + 雪面から板が受ける抗力 = -ベクトルA + ベクトルA + ベクトルB
となり、残るのはベクトルB、すなわち、雪面から板が受ける抗力のうち、遠心力と垂直な方向のベクトル成分となる。

従って、AとQは矛盾していない。
(図示すればもっと簡単に理解できると思うが、まだそこまで改訂版が出来てなくてスマソ)
128前スレ896:2006/01/31(火) 00:23:45
ちなみに>>127はターン中、重心がスキー板と同心円状の弧を描いていると考えた場合
(=遠心力と、雪面から板が受ける抗力の遠心力方向のベクトル成分が釣り合っている場合)のこと。

重心がスキーの軌道から離れていったり、近づいてきたりしている時には、上記の式は成り立ちませんから。

だから、>>86一番下の図では、雪面から板が受ける抗力の遠心力方向のベクトル成分を少し大きめにして、
重心がスキーの軌道から離れていく力として使われていることを図示している。
12968:2006/01/31(火) 12:26:09
イマイチ自分の考えに確信が無いことも疑問をぶつけて
896の教えてもらうことの方が多いと思うが
↓力の向き
\斜面の向き
>バランスはとれるだろ。   これは違うと思うぞ

>127-128 
>離れていったり、近づいてきたりしている時には、上記の式は成り立ちません
>離れていく力として使われていることを図示
???図があれば解るかも?
130前スレ896:2006/01/31(火) 12:50:30
>>129=68氏

>>129の上の段落については、直滑降の時の姿勢と重力の関係を考えると
直滑降の時、重心(ほぼ腰の付近と思われる)は、足裏から斜面に垂直(鉛直ではありません念のため)
真上辺りになるのではないだろうか?

しかし、重力は鉛直(垂直ではなくて、実際の真下方向)に働いている。
つまり
 ↓重力の向き
 /人間の向き
\  斜面(=スキー板)
といった位置と力関係になっており、これでバランスが取れていると考えているのだけど。
そして、この重力を遠心力と置き換えて考えても、問題は全く一緒だと思いませんか?

上記について、別の意見があるのなら、こちらこそ教えていただければと思っております。

>>129の下の段落については、>>86に上げた図の一番下の図。
青いベクトルは、重心の軌道接線方向に向いている。
(まあ、そうなるように作図したんだけど)
これが、離れていく力として使われていることを図示した、という意味なんだけど、解りにくいですか?
131名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 13:52:27
896は鉛直に立たないとダメだと 書いてなかったけ?
132名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 13:59:23
>>113 を読み違えたみたいだ ごめんなさい

13368:2006/01/31(火) 16:44:50
 ↓重力の向き
 /人間の向き
\  斜面(=スキー板)って 答えがほしかった
T2では重心はもっと前(前傾)になるんでは?
じゃないと尻もち バランスが取れてない
滑り出して加速するなら慣性系ではなおさら後ろに引かれる
つーか作図も成り立たなくなっていく

それから根本的に図では右回りの回転が生まれないけどイイのかな?
感覚的にはスキーを足裏で押した力はその荷重点よりも前方部分を中心に
ターン内側に向かって抗力が発生し荷重点とのズレで回転しながらターン
・・・・って感じ

スケーティングならイイがスキーが回ってこないように見える
どう?

134前スレ896:2006/01/31(火) 17:40:44
>>132
キニスルナ
鉛直と垂直、ややこしいよな。書いている方も時々混乱しそうになるw

>>133
>>86の一番下の図(=頭上から見た図)で、緑ベクトルは
スキー板をエッジングしていることによって得られる、スキー板の抗力。
抗力そのものには実際は上下方向の成分もあるけれど(後ろから見た図参照)、
頭上から見ると、上下方向の成分以外の成分(=斜面に平行な成分)のみが投影される。

この緑のベクトルが向心力となるから、円運動が生じると考えている。

別の言い方で説明すれば、↑この向きに進んでいる物体に
常に進行方向の直角←に力を加え続ければ、その物体は反時計回りに回っていくことになるということ。

>>86の図が、板と重心が同心円上に回っていくような完全に「力のバランス」(転倒するしないということではなく、
スキー板と重心の位置関係を保ったままのターンが出来る状況という意味でのバランス)が取れた状態ではない
(加速について考えていたので、あえてスキー板と重心の軌道が平行にならない状態で考えていた)ので、
説明が理解しにくくなっているように思う。

改訂版(まだ、平面と斜面のバランスについての説明だけ。ターンについてはこれから)では、
こういった「力のバランス」が取れた状態についても考察を行った後に、加速について考えるつもり。

ここで、色々議論したお陰で、基礎的な考察の大切さを痛感しました。dクス>ALL

取りあえず、平面と斜面のバランスについての説明分をアップしときます。

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/

>>4図や>>86図は上のリンク先から飛べるようにして残してあります。
135名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 22:03:55
>↑この向きに進んでいる物体に・・質点運動では?
>>86の図が・・・  
重力+遠心力の荷重線はセンター付近じゃないとカービングは無理じゃない
136名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 22:46:03
Fig.2-2 2-6 同じ作用線上に赤と黄がないと既に転んでるんでは?
Fig.2-5 赤↑を延長線上で移動して赤●を引っ張るようにすると
赤↑と青↑の合力で赤丸は右に移動するよ
Fig.2-7 進ませたら重心に慣性力(その場に止まろうとする)が後ろ向きにかかるよ
慣性力と重力の合力が斜め左下に重心を動かす
Fig.2-11 重心とそれを支える力は同じ荷重線上でセンター付近を通る
だと思うよ
Fig.3-1 赤↑と黄↑の合力で重心が前に進んじゃう  ×
後ろ向きに慣性力が働き合力がほぼ青↑方向に架かるから安定 ○



ps>>133のスキーを足裏で押した力”は表現が違った、スキーの抵抗か?

137名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/31(火) 22:53:14
Fig.3-1 重心が黄↑に進むだね?いや重力こそがスキーを押すんだから
青↑はどっからきたのか?
138前スレ896:2006/02/01(水) 00:08:34
>>135
> ↑この向きに進んでいる物体に・・質点運動では?
厳密に言えば質点運動だろうね。剛体でも良いかも。重心に掛かっていると考えれば、
物体でもOKでは?(ちょっと言葉不足でしたスマソ)。

> 重力+遠心力の荷重線はセンター付近じゃないとカービングは無理じゃない
その辺りのバランスについてはもう少しじっくり考察したいと考えています。

>>136
> Fig.2-2 2-6 同じ作用線上に赤と黄がないと既に転んでるんでは?
実際にスキー板を履いた状態で、この姿勢を取ることは不可能だろうか(非科学的な説明かなw)
下の方の説明を読めば判るように、スキー板の長さがあるため、
ある程度までは、回転モーメントを妨げることになると考える。
結果として重心そのものが下に下がるような力が生じることになるが、
筋力によってある程度までならバランスが取れると思われるんだけどな。
その辺りのことを文章に書いてあるわけなんだが。

> Fig.2-5 赤↑を延長線上で移動して赤●を引っ張るようにすると
> 赤↑と青↑の合力で赤丸は右に移動するよ
これは、回転モーメントが生じていないことを説明するために作った図。回転せずに重心が動く分には一向に構わない。

> Fig.2-7 進ませたら重心に慣性力(その場に止まろうとする)が後ろ向きにかかるよ
> 慣性力と重力の合力が斜め左下に重心を動かす
Fig.2-7においては、まだ静止時の状態を考察している。青いベクトルは板から雪面に与えた荷重。
つまり進ませているわけではない。重心や運動系に作用するのは、あくまでその反作用。

> Fig.2-11 重心とそれを支える力は同じ荷重線上でセンター付近を通るだと思うよ
これも文章を読めば判るように、「仮に」こういう姿勢で力を加えることが出来た場合について考えている。

結論を言えば、もう少し説明文を読んで、考えて頂けたらと思う(´・ω・`)
139前スレ896:2006/02/01(水) 00:15:47
>>137
青ベクトルはスキー板から雪面に伝わる荷重のつもりで書いた。
運動系には関係ないから、消去した方が良いかもしれんね。

ちょこっとさかのぼって>>133
> 感覚的にはスキーを足裏で押した力はその荷重点よりも前方部分を中心に
> ターン内側に向かって抗力が発生し荷重点とのズレで回転しながらターン
いわゆるトップアンドテールコントロールっていう感じでしょうか?
カービングとスキッディング、この辺りの違いについても、
力学的に考察できないかな、とただ今考え中です。
140前スレ896:2006/02/01(水) 00:33:06
Fig.2-7については、説明文がちょっと誤解を生む表現だったと思う。
スキー板を脚で押す→スキー板に対し斜めに荷重を掛ける、に変更しました。

>>136氏、dクス
141名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/01(水) 00:40:07
>4の図の説明と読み取って反対意見を書いてしまいました
それにしても本が出来上がりそうな勢いですね 乙です
・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。..。.:*・゜゜・*

> ターン内側に向かって抗力が発生し荷重点とのズレで回転しながらターン
 カービングのつもりだったんですが表現が納得いってないですダメダメ



142前スレ896:2006/02/01(水) 00:55:30
>>141
色々なご指摘・ご意見があるので、とても参考になってます。
このスレで議論したお陰で、かなり掘り下げたものが出来そうな気がしております。
引き続き、色々突っ込んで下さい。

(一人で考えると、どうしても説明不足や考察不足が出るんだよな)
143前スレ896:2006/02/01(水) 09:55:29
もう一つ極めて重要なポイントに気が付いた。

>>133
> 滑り出して加速するなら慣性系ではなおさら後ろに引かれる

加速中の運動系のバランスを考える際には、運動系を基準とした座標系、
つまり運動系と伴に移動していく座標系を考えなければならない。
そうすると、加速度 a で等加速運動している物体には、その重心に加速方向と逆向きに
F = ma の慣性力が働くことになる。同時にこの物体には加速度 a が働いているのだから、
加速力もまた ma であり、互いに逆向きになる。つまり重心を・で表すなら

慣性力←・→加速力

こういう関係になるから、運動系を基準とした座標系で考えると、この物体に回転モーメントは生じていないことになる。

では加速度 a で等加速運動している電車に、立っている人に関してはどうだろうか。
この場合、人に伝わる加速力は足裏に作用している。つまり

慣性力←・
      │
       →加速力

と言う関係になるから、運動系を基準とした座標系で考えると、
立っている人に反時計回りの回転モーメントが生じていることが判るだろう。
だから \ こんな感じで傾くことになる。

また、同じように加速度 a で等加速する電車に乗って、つり革からぶら下がっている人間を考えれば、
回転モーメントは時計回りとなるから、ぶら下がっている人には時計回りの回転モーメントが生じている。
だから / こんな感じで傾くことになる。

要するに、「重心に加速度が働いている場合は、慣性力が働くことでバランスが崩れるということはない」ということ。
144前スレ896:2006/02/01(水) 10:57:02
>>143訂正
×だから \ こんな感じで傾くことになる。
○だから \ こんな感じで倒れそうになる。

立っていて傾いたら、倒れるよなw

ぶら下がっている場合は傾くことでつり革の張力が反対方向の回転モーメントを生じるから、
ある程度傾いたら、そこでバランスがとれることになるんでこのままでOK
14568:2006/02/01(水) 11:40:29
>143
慣性力と重力(遠心力)の合力↑の方向を考えたほうがイイと思う
>4の図T1の場合
慣性力(−青↑)+遠心力(−黄↑)=−赤↑ 
方向はスキーセンター方向スキーに垂直 ○ 安定

あとは実際に赤↑に伸びてるのか?が疑問
14668:2006/02/01(水) 11:51:13
>?が疑問 no問題ぽいな(*^-^)v
14768:2006/02/01(水) 18:18:11
>>142 >一人で考えると doui

しかし登場人物は2人だぞ ww
相手は保存則反対nana嬢 それとも一人芝居で加速タン?
148名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/02(木) 16:47:32
>>146 すごい前傾姿勢か?
149名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/02(木) 17:28:41
>重心に加速度が働いている場合は
>慣性力が働くことでバランスが崩れるということはない
遠心力が重心に架かると傾くけどな?

>人に伝わる加速力は足裏に作用 
足裏が進むんじゃなくて人がとどまって後ろに引っぱられる
150前スレ896:2006/02/02(木) 18:15:42
>>149
座標系と慣性力や遠心力の関係について、誤解があるように思う。

慣性力や遠心力とは、運動系と一緒に移動する座標系において観測されるもので、
運動系の外から観測しても、これらの力は働いていない。

等速円運動する物体を、外の座標系から眺めても、この物体には向心力のみ働いていて、遠心力は働いていない。
遠心力が働くのは、運動系とともに観測者が動いている時だけ。

運動系のバランスを考える際には、運動系と伴に移動する座標系で考えていかないと難しい。
そして遠心力を考慮しないとならないのは、運動系と伴に移動する座標系で考える場合だ。

遠心力が働いている際には、向心力も同時に重心に働いている。
だから、運動系と伴に移動する座標系で考えたら、この力では物体に重心を中心とした回転モーメントは生じていない。

加速力と慣性力(人が後ろにひっぱられる)の関係もそう。
例えば、重さmの質点があったとして、この物体を加速度aで加速するとしよう。
運動系の外から見ればF=maの力が運動系の進行方向に生じて、この物体は加速していく。
しかし運動系と伴に移動する座標系では、この物体は移動してしない(相対的な思考が必要になるな)。
それは、進行方向後ろ向きにmaの慣性力が働いていて、前方向の加速力と釣り合っているからだ。

だから、運動系と伴に移動する座標系を基準にして考えるのならば、
電車の例でも慣性力と同時に、加速力が働いていると考えなければならない。

図示した方が解りやすいとは思うんだが、昨日からやたら忙しくなったんで、
説明図は、もうちょっと先になると思う。解りにくい説明でスマソ。
151前スレ896:2006/02/02(木) 18:28:54
>>150を書いてから、もう少し具体的な説明を思いついた。

無重力空間に──────────こんな棒を置いたとしよう。
この棒に紐をくくりつけて引っ張る。

その際、真ん中に紐を結びつけて引っ張れば、棒は回転せずに移動する。
しかし、棒の端に紐を結びつけて引っ張れば、棒は回転しながら移動する。

慣性力だけを考えていたのではこの現象は説明できないだろ?
もちろんまだ現象が単純だから、加速力だけでも説明はできるが、
軌道が複雑になったりすれば、どうしても、
運動系と伴に移動する座標系で考えなければならなくなるから、
慣性力を無視するわけにも行かないしな。
152名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/02(木) 20:36:08
運動系、慣性系について誤解があるように思う。
>150
ターンしてるスキーヤーが安定するためには・・・
どんな力が測量できるか 重力、遠心力、慣性力
重力は鉛直に立てば荷重線は足裏を通り安定
遠心力は内倒することで外側に引っ張る力と釣り合い荷重線は足裏で安定
慣性力は後ろに引かれる力に対して前傾 荷重線は足裏 これで安定

>151
>慣性力だけを考えていたのではこの現象は説明できないだろ?
運動系で考えれば引っ張る逆の端が後ろに引かれ回転
153nana:2006/02/02(木) 21:02:24
>>147
記念カキコ♪
加速さんは来ていないかと思われます。
154名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/02(木) 21:45:31
>153 根拠は?
加速に$500bit
155nana:2006/02/02(木) 21:56:01
>>154
根拠まではありませんが、レス内容からの予想です。
156名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/02(木) 23:07:01
2人より3人 お嬢キャラでnanaも書いてよ 

ps 前スレの登場人物3方 896 895 加速 は同一人物じゃないの?
考えは違うが文章の癖が同じ
157名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 10:05:01
>4 >86で上から後ろからの図だったが 
横からターン中のスキーヤーの前傾を考察する必要があるでしょ

斜面に対して直角よりも山側に倒れてたら
(4の図だとT1は前傾してるがT2は鉛直)
伸び上がっても進行方向よりも後ろ向きになるから加速は無いでしょ
緩やかな斜面で勢いを増してる場面で前傾が大きくなるのかな?
158名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 10:34:00
【邪魔な】立ちっぱぼーげんちゃんに告ぐ2006【物体】

ボーダーの座り込みばかり非難されていますが、
グループで立ち尽くしているスキーヤーもウザイですよ
自覚できないアホなんですか?

スレ立てヨロ
159前スレ895:2006/02/03(金) 10:38:09
複雑化する議論に脱落しためんどくさがりな私と、複雑化する議論にグイグイ食い込んで
しかも考察ページまで作成している前スレ896氏が同一人物と思われているとはのう。

でも、確かに文体が似てるな。
160前スレ896:2006/02/03(金) 13:12:18
昨夜は仕事疲れで早々に寝たんで、遅レスになってしまったが、

>>152
> 運動系で考えれば引っ張る逆の端が後ろに引かれ回転
慣性力は重心に働く力と見なされるわけなんだけどな。
だから棒の真ん中にしか働かない。

>>153
nana氏、初めまして。俺は「水平面」スレもROMってます。
以前、角運動量保存則を否定して、加速氏と討論したようですね。
物理がお好きな方だとお見受けしますので、宜しかったら、俺の理論についても検討ヨロ。

>>156
文体似ているかな?
俺は>>895氏とは別人だし、加速氏とも別人。
そもそも俺は角運動量保存則で加速のメカニズムを説明するのは間違ってると思っているし、
このスレに興味を持ったのも、カキコし始めたのも、前のスレが最初。
テンプレのまとめページには少し目を通したから、おおよその経緯は見当がついているけど。

>>157
滑走中のバランスは足裏から見てスキー板に対して垂直方向に重心が位置している時が、
一番取れていると俺は考えている。
だから、山回りの時は、真横から見れば、足裏より重心位置が前にある格好になっているだろうね。
しかし「上述のバランスがとれた状態=前傾も後傾もしていない」と俺は考えているんだがな。
つまり板に対して前に傾いているか、後ろに傾いているかを前傾・後傾と考えているのであって、
斜面に対して前に傾いているか、後ろに傾いているのかは別問題ではないかと思うんだけどな。
161名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 14:03:41
>160
>だから棒の真ん中にしか働かない
棒の真ん中が後ろに引かれて回転だね ってそんな問題じゃないか
遠心力は重心に掛かるけどバランスのために傾くよ
重力方向と慣性方向と遠心力方向の合力をどのように支えるか!じゃない?

>バランスは足裏から見て
これはバランスの問題ではなく赤↑の方向になる
>4図のT1であれば水平方向(横)から見たとして
スキーセンターと重心の関係を見ると前傾してるじゃん
T1で鉛直に立ってたら青↑無いじゃん
前傾が必要じゃない?

人物疑惑??みんなちゃんと出てこい
162前スレ896:2006/02/03(金) 15:00:19
>>161
> 遠心力は重心に掛かるけどバランスのために傾くよ

単に傾くだけではだめ。例えば→向きに遠心力が働いているとして、\こう傾くだろ。
この時、足の下に←→に自由に動けるコロ(コロを動かす摩擦力は0とする)が付いていたらどうなる?
傾いても、遠心力と対抗できないだろ?

> 重力方向と慣性方向と遠心力方向の合力をどのように支えるか
まさにその通りで「支える力」が必要なわけ。それがスキー板と雪面との抗力。
抗力のうち、鉛直方向の成分が重力に対して反対向きに働き、
水平方向の成分が(向心力として)遠心力に対して反対向きに働くから、支えることが出来る。
だから、重力・遠心力と抗力のバランスを考える必要がある。

もし内傾が一定で、重心とスキー板の3次元的に考えた実際の距離が一定の状態で、
バランスがとれて、一定の速度でターンをしているとしたら、
重力・遠心力・抗力の全てが釣り合っているということになる。
仮にこの状況で重心が前方向に加速がされても、重心の反対方向に慣性力が加わるから、
前後方向のバランスは崩れない。
左右方向では加速した結果、遠心力が増加するから、内傾を強め、抗力を強めないとならないが。

遠心力に対して、抗力の水平方向の成分が大きくなれば、重心は内側に移動するし、
重力に対して、抗力の鉛直方向の成分が大きくなれば、重心は上側に移動する。

> T1で鉛直に立ってたら青↑無いじゃん
鉛直ではなく、「スキー板の長軸方向に対して 垂 直 」。
だから、斜面では鉛直方向に比べれば前寄りになる。
フォールラインの時が鉛直方向と比べれば最も前寄り。
板が横を向けば、フォールラインの時より、鉛直方向と比べた場合の前寄りの度合いは小さくなる。
163前929=加速:2006/02/03(金) 15:14:21
>>154
えーと、加速の人ですが、前895と前896は違う人ですよ。
ちょっと忙しくて反応できないでいました。今もですけど。
ちなみにおじゃ氏ですよね?

>>160
たぶん理系の方ですよね。理系脳な香りがします。nana氏もそうでしょ。

うーんとこっちは、元々角運動量保存則で考えてたけど、別にベクトルで考えても
加速することが説明できるんで、誤解も多いしそっちで説明しようという感じです。
短い時間(微分的に見てという意味)で考えれば、角運動量保存則で考えても
同じ結果になるし、理想的な条件であれば角運動量保存則で考えた計算結果と
値が同じになるから、注意して使えばいいんじゃね?という感じです。

それよりも、896(895だっけ?)がターン後半では伸びても加速じゃない、と言ってた
ところだけはなんとか説明したいと思ってたんだけど、そこはもう解決したのかな?
あと、角運動量保存則で考えちゃうと、切換えに向かって減速しちゃいそうに感じるんだけど
切換えでは減速しないはず、というのもみんな納得してくれるかな、とか。
164名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 16:35:34
>仮にこの状況で重心が前方向に加速がされても・・・・、
>前後方向のバランスは崩れない。
重力+慣性の合力ベクトルの方向が変わるから前傾角度を変えないと

>鉛直ではなく・・・・・・・・・
言いたいのは T2だと内倒はあるが横から見たら鉛直に立ってることになる
斜面に直角上方から見た図だとしたら横から見たら斜面に垂直に立ってる
つーことは>4図からするとT1はもっと前傾してることになるでしょ
横から見てT1は斜面に垂直以上に谷方向に傾くことで成り立ってる
要するに下ってるにも関わらず進行方向寄りに伸びないといけない


ちがうかな?
165前スレ896:2006/02/03(金) 18:41:16
>>163
> たぶん理系
YES。大学は理系の学部だったし、今も人から理系と言われる仕事をしている。

> ターン後半では伸びても加速じゃない
ターン後半というのをどういうフェーズとして定義するかが問題だね。
切り換え(どの字が正しいんだろ?w)をするには、
重心がスキー板の上をクロスオーバーしていく必要がある。

頭上からみて、重心がスキー板に近づきだした(≒内傾が弱くなり始めた)フェーズをターン後半と捉えるなら、
足を伸ばしても加速はしないと考えている(切り換えを始めたフェーズと考えるべきかな?)

余程早く足を伸ばして内傾が弱くなり始めているにも関わらず、
重心をターン弧の内側方向に移動させることが出来れば、加速は可能かもしれないが、
このフェーズで加速を行うために足を伸ばすのは効率が悪いんではないだろうか?
166名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 18:45:16
>重心をターン弧の内側方向に移動させることが出来れば、加速は可能かもしれないが、
>このフェーズで加速を行うために足を伸ばすのは効率が悪いんではないだろうか?

普通にやりますよ
167前スレ896:2006/02/03(金) 18:47:14
>>164
> 重力+慣性の合力ベクトルの方向が変わるから前傾角度を変えないと
なんで、抗力を無視するかな。
スキー板を履いて平地に立っていたら、重力が働いて、どんどん雪面に潜っていくか?
抗力があるから、そんなことにはならない。滑走中だって抗力は働いている。

また、慣性力だけ考えてもだめ。加速力があるからこそ、慣性力が生じる。加速力は無視できない。
無重力においた棒と紐の関係を考えても分かるように、真ん中に慣性力が生じていても、
棒が回転するのは、端に結びつけた紐が引っ張られている、すなわち加速力が働いてるから。
紐(=加速力)がなければ、棒が回転する筈はなかろう。

だから「ス キ ー 板 に 対 し て の」前傾は必要ない。

> T2だと内倒はあるが横から見たら鉛直に立ってることになる
ならない。鉛直ではなくて、「ス キ ー 板 に 垂 直」。
鉛直とは、物理的に、重力の方向と平行に立っている状態を示す。
つまり観測者が平地に立っていて真横から見ているとして
│人
\斜面 こういう関係だとこの人は「鉛 直」に立っている。

 /人
\ 斜面 こういう関係だとこの人は、「斜 面 に 対 し 垂 直」に立っている

そして俺が言っているのは、あくまで「ス キ ー 板 と の 関 係 が 垂 直 」。
斜面に対してフォールラインを向いていれば、斜面に対しても垂直となるが、
フォールライン以外の方向を向いている時は、斜面に対して考えても垂直ではない。
168前スレ896:2006/02/03(金) 18:52:46
>>166
実際にその操作を行うとして、それが本当に加速につながるのかどうか、
を検証するのがこのスレではなかろうか?
169名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 19:08:37
具体的に検証した議論は無いってことだよなw

・・・よい検証方法は無いものかねぇ
170前スレ895:2006/02/03(金) 19:21:34
滑走中に雪面とスキー板の間で作用した全ての力の合計を計算し、
その力の目的地方向の成分が、ターンしない場合に比べて
ターンした場合の方が大きかった場合に、加速したと結論が出る。

誰か、加速度計を背負って実際に滑走してみてくれ。
171nana@一応理系?:2006/02/03(金) 19:33:13
>>163
おお〜、加速さん居たんですか〜♪気づきませんでした・・・
でもレスは少ないですよね?

>>165
これについて考えてたことが、これと一致した気がします。
-------引用元:テクニカル目指してるヤシ集まれ!3本目----------
http://64.233.179.104/search?q=cache:aTlGLU4xeOkJ:sports9.2ch.net/test/read.cgi/ski/1109259051/728n-+%E6%9C%A8%E6%9D%91%E5%85%AC%E5%AE%A3+%E8%85%B0%E5%85%A5%E3%82%8C&hl=ja&ct=clnk&cd=1
757 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/11(水) 20:27:07
何で皆さんそんな大変な事までして滑るのだろう。
内向動作→長い軸を作る→腰入れ→ニュートラル だけで
板は帰ってくるよ。
それだけなんだよ。ゆるい斜面以外加重や撓ます必要などない。
必要あるというなら、長い軸が作られていないだけ。
760 :757:2006/01/11(水) 20:59:10
>>759
木村公宣のフリスキーテクニックというビデオを見て御覧なさい。
761 :名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/01/11(水) 21:14:46
>>759
ゆるい斜面で上体だけ思いっきり左右にひねりながら滑ってみろ
板が走るのがわかると思う。
上体がひねられれば板がそれについてくる。

では次にランニングのように腕をオーバーに振りながら滑ってみろ
板はどうなる?あら不思議、板が面白いように体の後をついてくるよ。
内向のヒント、そして腰入れの意味はこれでわかると思う。



とりあえず脳内でやらずに実践してみ。
172名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/03(金) 22:28:54
>167 そうか
173前スレ896:2006/02/03(金) 22:54:06
>>172=>>164氏かな?
解って頂けたようで良かった。

>>169-170
実測が可能であれば、それに越したことはないかもしれないけどね。
ただ、ターンしない場合と比べると、例えカービングターンでも
多少のズレはあるから、それによるロスが生じると思う。
だから比べるとしたら、同じターン弧で、足の曲げ伸ばしの仕方を変えて
計測するしかないかもな。

しかし、スキーだって、物理法則には従っているわけだから、
物理的に加速する可能性があるかどうかを検証することは出来るだろう。
机上の空論かもしれないが、理屈が解れば、
それを実際の滑りで試すのも良いのではないだろうか。

>>171
そうだね。俺は68氏との討論の末、切り換え動作の際には、
荷重は殆どされていないと考えるようになった。
考えてみれば、実際の滑りでも、切り換えの時は板から体重を抜いているし、
そうでないとエッジを切り換えるのは難しいと思う。
つまり、切り換えの近くで足を伸ばして踏み込むことで加速するのは無理じゃないかな。
>>166氏が、足を伸ばすことを普通にやると言っているのは、
重心を一度上に加速して、荷重を抜くための動作ではないかと思う。
つまり加速のために足を伸ばしているわけではないんじゃないかな。

> とりあえず脳内でやらずに実践してみ。
仰るとおりw 明日からまた2日間滑りに行ってきます。
でも上に書いたとおり、理論を考えて滑ってみるのも悪くはないかと思うわけで。

明日は早起きするんで、そろそろ寝ます。では。
174名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/04(土) 04:17:52
理論的に加速する量を考えるだけなら仕事で考えるのがいちばん簡単じゃない?
理論的に考えればロスがなければ板に仕事をした分だけ運動エネルギーが増えるのは当然だよね。
だから板にする仕事が大きくなるように遠心力の掛かってる時に足を伸ばして遠心力の掛かっていない時に足を曲げればその仕事の差の分加速するはず。
角運動量保存則とかで考えてもベクトルの合成で考えても見る角度が違うだけで同じことじゃない?
175前スレ896:2006/02/04(土) 06:17:47
仕事が加速に使われるのか、減速に使われるのか、が問題だね。

重心を上に移動するだけでも、仕事をして重心の位置エネルギーが
増大することに使われることになる。
しかし、重心が上に移動したからと言って、
それをそのまま加速に利用できるとは限らない。

だから、仕事量だけでは、加速の有無を考えるのは難しいと思う。
176前スレ895:2006/02/04(土) 15:18:50
力だろうが仕事だろうが運動量だろうが、結局は同じことなんですよ。

その中で、一瞬一瞬を切り取って考えた物理量が加速度であり、力。
ある時間または変位に働いた力の合計が、それぞれ運動量と仕事。

力=質量×加速度

仕事=力の変位による積分=とあるA地点からB地点まで物体を移動させた力の合計
運動量=質量×速度=質量×(初速+加速度の時間による積分)
  =初期運動量+とあるA時点からB時点まで物体に作用した力の合計

速度=位置の時間微分=単位時間あたりの位置の変化率
加速度=速度の時間微分=単位時間あたりの速度の変化率=単位時間あたりの位置の変化率の変化率


で、このスレ的に加速の原因を探るためには、一瞬一瞬の動作について考えざるを得ないから、
やっぱり力で考えるしかなかろうということですよ。
177前スレ895:2006/02/04(土) 15:43:14
>>174
>遠心力の掛かってる時に足を伸ばして遠心力の掛かっていない時に足を曲げればその仕事の差の分加速
まあその通りなんですが、その時の加速の方向は、足を伸ばした力のベクトルと
足を曲げた力のベクトルの合計のベクトルの方向になりますね。

そのベクトルに目的地方向の成分があれば加速、無ければ減速になるので、
みんなでそのベクトルについてあーだこーだと考えていたところなんすよ。
178名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/04(土) 18:34:16
>>167 理数系の人よ もうちょっと教えてよ
>なんで、抗力を無視するかな。  どういう意味?

>あくまで「ス キ ー 板 と の 関 係 が 垂 直 」・・・なら斜面に対しても垂直な気がするが
>斜面に対して考えても垂直ではない。

>「重心に加速度が働いている場合は、慣性力が働くことでバランスが崩れるということはない」
加速の逆向きの力は発生しないってことでいいの?どうして?

ps>4の図は >真上から見た状況の 真上は鉛直上方 斜面垂直上方 投影
179166:2006/02/04(土) 18:59:08
>>173
全然違いますよー
180前スレ895:2006/02/05(日) 00:53:07
>>173
> 俺は68氏との討論の末、切り換え動作の際には、
> 荷重は殆どされていないと考えるようになった。
私の脳内では、切り換えは、重心を中心とする回転でなされていると考えています。
この場合、重心が移動しないので減速することなく切り換えができるはずです。

で、その重心を中心とする回転はどうやるかの話ですが、荷重を抜くか、あるいは、
回転の方向がスキー板の方向と一致すれば、ちょっとしたきっかけで回転でき、
重心の速度に与える影響はごく微小かと思われます。

回転の方向がスキー板の方向と一致するというのが分かりにくいので説明します。
回転と書いていますが、移動しながら半回転するだけ(しかも下半身のみ)なので、
ライブドアオートのホリエモンみたいにくるくる回る事を想像しないでくださいね。

移動するスキーヤーの体を中心として回転した場合、スキー板は正弦曲線のようなS字の軌跡を通り、
半回転でちょうど体の反対側へ移動します。逆に言うと、正弦曲線の軌跡の通りにスキー板を
動かせばするっと半回転して切り換えができるということです。
この時、スキーヤーが回転するために行う動作としては、移動しているスキー板の先端を
体をねじって内側の方向へ引き寄せるような動作になるかと思います。

>>171で上体のひねりや腰入れと言われている動作は、まさにこの事じゃないかな。

↓回転によるスキー板の軌跡は↓ページのグラフをいじってみると分かりやすいです。
ttp://homepage2.nifty.com/sintakenoko/Applet/Cosine2.html
θ軸が重心の軌跡、グラフの線がスキー板の軌跡と考えてください。
181名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/05(日) 19:49:46
>>175
そっか方向は考えなきゃいけないね。
進行方向と直角に仕事をすると考えなきゃきけないわけか。
もちろん足を曲げるときには逆向きに仕事をすることになる。
だから伸ばしたときと遠心力が異なればその差の分だけ運動エネルギーが増えるってこと。
やっぱりベクトルで考えることと同じだろうね。

一時的に増えた位置エネルギーについては長い目で見れば考えなくてもいいんじゃない?
182名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/05(日) 22:16:16
うーん。最初のイメージは回転するおもりがついた紐を巻き取る仕事ってイメージだったんだけど
やっぱり仕事だと重心の位置が変わるにつれて遠心力が変化するし
結局加速する量を考えるなら角運動量保存の方が素直だよなあ。
通りすがりに深く考えもせず書き込んでしまった。
183前スレ896:2006/02/05(日) 22:53:46
>>178
抗力=板を雪面に押し付けることによる反作用。
滑走中であろうと、停止中であろうと、常に抗力は作用している。
だから、バランスを考える時は、抗力を含めたバランスを考えなければならない。

そもそも、慣性力や遠心力は、運動系と伴に移動していく座標系でなければ働かない力。
加速力や向心力があるから、運動系と伴に移動する座標系では、この力が働く。

例えば、地球に対し、加速力 a で移動するロケットがあったとしよう。ロケットの質量はm

地球上から観測する限り、このロケットには F=ma の加速力しか働いていないように見える。
だから、加速力 a で進んでいるように見えるということ。

しかし、このロケットと同じ加速度で移動する別のロケットがあったとしよう。
このロケットから、同じロケットを観測したらどうなるか。
この場合、互いの位置は変わらず、相手のロケットは進んでいないように見えるだろう。

この時に相手のロケットにも、 F=maの慣性力が働いていると考えると、
前向き ma、後ろ向き ma の力が働いているから、進んでいないということで理屈は合う。

1)慣性力にしろ、遠心力にしろ、観測する人がその運動系と伴に動いていなければ観測されない力であり
2)しかもその力は、加速力が働いた結果、観測される力である。と言う二点が重要。
つまり、慣性力や遠心力だけが働いているのではなく、
慣性力が働いていると言うことは、加速力が働いているのであり、
遠心力が働いていると言うことは、向心力が働いている。
運動系と伴に移動していく座標系であっても、加速力や向心力が働いていることを無視してはならない。
184前スレ896:2006/02/05(日) 22:58:46
だから、加速の逆向きの力(=慣性力)は発生している。
しかし、加速力も同時に働いているから、バランスは取れていると言うこと。

それから、スキー板との関係が垂直であっても、
スキー板がフォールライン以外の方向を向いていれば、
斜面そのものの角度とは一致しない。
仮に内傾してなくても、一致はしないし、
実際は内傾しているから、斜面の真横からみれば、
斜面の角度と一致していないのは明白。
185前スレ896:2006/02/05(日) 23:00:27
>>4の図は、斜面鉛直方向から見た図と考えて頂ければ。
というか、そもそも平地で考えているし。
だから、重力加速度も考慮に入れていない。
重力も加味したのが>>86の図(ターン前半部分だけですが)
186前スレ896:2006/02/05(日) 23:06:04
加速力と慣性力の関係については、>>143で詳しく述べたが、
例えば同じ例で、摩擦力が全くない、ローラースケートを履いて、
加速度 a で等加速運動している電車に乗っている人を考えるならば、

電車を基準にして考えれば、その人は加速度 -a で後ろに下がっていくことになるが、
運動系(=その人)を基準にして考えれば、その人自身は全く移動していない。
その人も後ろに引っ張られるような慣性力は感じていないであろう。

つまり、慣性力は必ず加速力が働いていなければ生じない力であるし、
運動系を中心にして考えるにしても、慣性力だけが働いているような状況というのはありえない。
187前スレ896:2006/02/05(日) 23:18:11
>>180
> 移動するスキーヤーの体を中心として回転した場合、スキー板は正弦曲線のようなS字の軌跡を通り、
. 半回転でちょうど体の反対側へ移動します。逆に言うと、正弦曲線の軌跡の通りにスキー板を
. 動かせばするっと半回転して切り換えができるということです。

そうですね。言葉で表すのは難しいですが、確かにそういう感じかもしれない。
そして、切れの良いカーブをするためには、ここで大幅な抜重は厳禁かとも思うわけで。

空中での切り換えの例は極端な抜重だとは思いますが、全ての滑りでそういう操作になっているのかどうか。
外足にプレッシャーを掛けながら、エッジを切り換えて、そのまま次のターンの内足にする、
っていうのが最近のいわゆる内足主導(と言う言い方はすごく抵抗があるけどw)
の滑りなのかもしれないな、などと考えますが。

だからと言って、このフェーズで足を伸ばして荷重を強くすることが、加速に繋がるかと言えば…

ベクトルの方向を考える限り、やはり減速操作につながるのではないかと思うわけで。
188前929:2006/02/06(月) 11:18:49
>>165
内傾を弱くし出すというのは、切換え開始時という捉え方をしてます。
ターン前半は切換後フォールラインまで、ターン後半はフォールラインから切り替えまで
という大きな区分けとして言葉を使っています。

ターン前半後半にかかわらず、ターン弧を描いている時に、より内に重心が入る動作が
すべて加速になると考えています。
内傾が弱くなってくると、上から見た場合、それだけ重心が外に行こうとしているところで
伸び上がって内に入れるような動作をしても、相殺されてしまいますから、加速は無い
というのは同意します。
189前929:2006/02/06(月) 11:25:54
>>171
、ほぼいません… ここで929で書いたのと、水平面スレで771で書いたのくらいです。
滑りに行くのに仕事を圧縮してやってるので、スレの流れに追いつけません。
水平面スレでも、反例出しただけで、その後はnanaさんに戦ってもらってたようで
申し訳なかったです。
しかしあれ、水平面理論が電波だと批判する人なら、AL氏の斜滑降の理論はもっと
ひどい電波だと思ってしかるべきと思うんだけど、なぜあれを支持する人がいるのか疑問。
やっぱり本人ががんばってるんだろうなあ。

で今このスレって、なにがメインの議題になってるんです?
190前スレ896:2006/02/06(月) 11:28:27
>>188
では、基本的に同じ結論のようですね。

>>185訂正
×斜面鉛直方向から見た図
○斜面垂直方向から見た図

昨夜は滑り疲れで、ちょっとボーっとしてたようだ。スマソ。
191前スレ896:2006/02/06(月) 11:44:39
>>189
ターン中に作用する力をベクトルで現し、加速につながるかどうかを検証しているんだけど、
ターン中のバランスについて、同意を得るのに苦心している。

俺は、運動系を基準とした座標系で見て、重心の回りに回転モーメントが働いていなければ、
バランスは取れていると考えているんだけど、
運動系を基準とした座標で考えた際に、慣性力や遠心力ばかりでなく、
加速力や向心力が同時に働いているといったことについて、中々同意を得ることができず、
討論継続中、といった経過だね。
192前スレ895:2006/02/06(月) 11:50:06
>>187
ちょっと説明が足りませんでしたね。

> 移動するスキーヤーの体を中心として回転した場合、スキー板は正弦曲線のようなS字の軌跡を通り、
. 半回転でちょうど体の反対側へ移動します。逆に言うと、正弦曲線の軌跡の通りにスキー板を
. 動かせばするっと半回転して切り換えができるということです。

この時に、重力によるもの以外には、全く加重も抜重しません。(理想的には)

足の曲げ伸ばしは、重心を上下に移動させないために、加重や抜重をしない最小限に行われます。
すなわち、重心と雪面が近づくときに足を曲げ重心と雪面が離れるときに足を伸ばし、
それ以上の足の曲げ伸ばしによるスキー板と雪面との力の作用は行いません。

これで、荷重の変化を伴わずに切り替えができるはずです。

私も余計な荷重変化は減速につながると考えていますので、荷重変化のない運動を考えてみました。
193前929:2006/02/06(月) 11:51:03
>>190
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page266.htm
の図の話あたりまでしかスレの流れについていけてなかったのです。
これ(ターン後半だと伸びると減速になる)はもう昔の話になってるんですよね。
ならOKです。
今は加速してもバランスが取れるか、という話がメインになってるのかな?
194前929:2006/02/06(月) 11:57:16
>>191
すみません。読まずにレスつけてしまいました。

> 重心の回りに回転モーメントが働いていなければ、バランスは取れている
で問題ないのでは。
あとそれって、加速してるしてないにかかわらず出てくる話ですよね。
どうやって切換え前後で回転モーメントを逆にしてるのかってことで。
だから、加速とは直接関係してこないんじゃないの、と思うんですが。

余談ですが、シミュレータは出来ればJavaScriptとか検証側がソース見て変更
出来るもののほうがベターかと思って、自分はそうしてます。
読めるスキルが必要だけど、プログラム読めばで嘘ついてないかわかるし、パラメータ
変えて試したりも出来るから。
195名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 00:02:30
>185 >そもそも平地で考えているし
平地なのかよ?スキーの話なので任意の斜度があるだろ
噛み合わないわけだ
196名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 02:55:06
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page266.htm
の図の説明って確かに変だね。
ターン後半で膝を伸ばしたらって仮定なのにスキーと重心の距離が縮まってる。
板に力をかけながら板と重心を近づければ減速するってのはあってるだろうけど。
逆向きの仕事をするわけだしまさに角運動量保存から。
それと足を曲げる動作をすれば赤い矢印と逆向きになるって書いてあるけど
逆向きにするには引っ掛けて引っ張るような力をかけなきゃいけないからスキーでは無理だよね。
どうやらこの図については終わってるみたいなのでいいけど。
197名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 09:16:06
>>195
重力加速度を考慮に入れても、結論は大きく変わらないと思うけど、
確かに平地での考察は、実際の状況を考えると不自然だね。
>>196
ご指摘の通りです。赤いベクトルの長さが短くなるだけで逆向きにはならんね。

改訂版の作成が遅れてますが、この辺りも含めて考察しなおすつもり。それまでは、

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page410.htm

こっちの図(ターン前半部分だけでスマソ)を参考にして頂けたらと思います。
198名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 11:18:00
>>183
>加速力も同時に働いているから、バランスは取れている
普通は内倒や前傾が必要じゃん なんで必要ないの?理屈がわからん
>184
>スキー板との関係が垂直であっても・・・斜面の角度と一致していない
なに?スキー板に垂直でも斜面には垂直じゃ無い ってこと?
>186
スケーターが外から見ても止まってるんなら加速度は無いでしょ
加速度 -a で後ろに下がってることにはならないんでは?
>慣性力は必ず加速力が働いていなければ生じない力
だから加速力が働くのに前後傾の変化は無いのはなぜなの?
199前スレ895:2006/02/07(火) 11:32:51
>>196,197
赤い矢印の向きはどの系を基準にするかの違いだけだと思いますよ。

静止座標系を基準に考えれば、>>196 の言うとおり。
円運動系を基準に考えれば、逆向きの矢印を書いてもおかしくはない。

図の基準が円運動系なのは、もともとブランコから発展した考察だからと理解してますが、
そろそろブランコは忘れて、静止座標系を基準にするのがいいと思います。
200:2006/02/07(火) 11:51:42
200
201名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 11:51:47
>>197
>遠心力と重力は重心に加わる力と見なせるから
>この力により回転モーメントは生じない
紫ベクトルをどのように支えてるか疑問
紫方向にふっと飛ばされるンじゃないの?
緑↑と紫↑が同じ線上で反対向きじゃないとダメなんじゃないの

>ターン中にバランスを崩さないためには、
>スキー板が雪面から受ける抗力の作用点(=足裏)
>の真上に重心が位置している必要がある。

ターン中にバランスを崩さないためには、
スキー板が雪面から受ける抗力は足裏を通り
重力+遠心力の荷重線上で逆向き
202前スレ896:2006/02/07(火) 12:52:49
>>198, 201
内倒は必要だし、そのように作図してある(>>86の図)
内倒の結果、ターンしている人を後ろから見ると、雪面からの抗力は

  \
こんな方向に働くことになる。だから「抗力の水平成分が遠心力を支える」
(=向心力として働いているということだが)から、遠心力についてのバランスは取れている。

> スキー板に垂直でも斜面には垂直じゃ無い
斜面を真横から見た図を考えてみよう。スキー板がフォールラインに沿っていなければ、
斜面に垂直にはならない。2次元に投影して考えるのは難しいかな?

加速力と慣性力の関係についてだけど、
>>183については、お解かりいただけましたか?
座標系と運動の関係はあくまで相対的なものです。
>>186では、「電 車 を 基 準 に し て 考 え る と」、加速度 -a で下がっている、
と説明してあるわけなんだけど。

慣性力と加速力の関係については、現在、説明図を作成中。
もし疑問に思われているのなら、説明が出来上がるまで、もう少し待って頂いた方が良いかと。
203名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 17:16:23
緑↑と紫↑が同じ線上で反対向きじゃないとダメなんじゃないの?

スキー板に垂直でも斜面には垂直じゃ無いが
スキー板が持つ斜度には直角だね

加速度 -a で下がっているじゃなくて止まってるだけじゃないの?
電車から外の電柱を見て加速度 -a で下がっているっては言わないでしょ

加速力が働くのに前後傾の変化は無いのはなぜなの?
204前スレ896:2006/02/07(火) 18:19:50
>>203
> 加速度 -a で下がっているじゃなくて止まってるだけ
運動が相対的であること、座標の取り方によって運動の記述が変わってくることは、正直中学レベルの物理学なんですが。
煽るつもりはないですが、それぐらいは理解して頂きたい。

まず、静止しているとはどういうことか、
例えば、>>203は今地球上に居ると思うが、椅子に座ってじっとしていたら、自分は静止していると思うだろ。
しかし、地球は自転しているわけで、それを考えたら実はかなりの速度で移動しているとも言えるわけだ。
つまり、何を基準にして座標系を考えるかによって、運動の記述の仕方は変わってくる。
205前スレ896:2006/02/07(火) 18:20:57
電車の例が判りにくいのであれば、宇宙空間でロケットに乗っているとしよう。
このロケットがちょうど重力加速度 1G で等加速度運動している。床はロケットの進行方向反対側にある。

(余談だが、この場合、ロケットの外の景色が見えなければ、中の人にとっては、そのロケットが地上に留まって、
重力加速度を受けているのか、宇宙空間で等加速度運動を続けているのかを知ることはできないだろう。
しかし実際には宇宙空間で等加速度運動しているとしよう。)

そして、中の人(体重 m)は床に向かって mg の力で押し付けられているわけだが、
床にじっと立っている時を考えると、床からの抗力がこの力と丁度反対向きに、同じ大きさで働くから、
床にめり込んではいかず、ロケットと中の人の相対的な位置関係は不変だ。

この時、別のロケットがあって、静止もしくは等速直線運動しているとしよう。
別のロケットから、最初のロケットの中の人を観測すると、中の人は 加速度 1G で遠ざかっていくことになり、
別のロケットから見ると、中の人に働く力は、最初のロケットの進行方向に沿った mg の力だけしか観測されない。
(そうでないと、中の人だけが加速しないでロケットだけが加速することになるw)
しかし加速力だけしか観測されないからといって、中の人が、ロケットの床から飛び上がったりはしないだろう。
(ロケットも一緒に加速しているんだから当然といえば当然だがな)

重心そのものが加速されている時は、丁度ロケットの例で中の人が床からの抗力を受けているのと同じ様に、
加速力が重心に直接働いているのであり、中の人を基準にして、中の人のバランスを考えるならば、
加速力(=ロケットの例では床からの抗力)と慣性力が釣り合っているから、バランスが取れている。

加速力と慣性力、座標系について、これでもよく判らないのであれば、ググったり物理の教科書を見たりして欲しい。
206前スレ896:2006/02/07(火) 18:37:34
要するに、

1)慣性力とは、物体が加速する時に生じる力であり
2)物体と伴に動く座標系(=物体を基準にした座標系)でしか観測し得ない力である。
(ここは、ニュートン力学の基礎の基礎)

そして、
重心に直接力が働く場合は当然として、力のベクトルの延長線上に重心がある場合、
それらの力をすべて合成したベクトルの方向に、重心が加速されることになるが、
物体そのもののバランスが崩れる(=重心回りの回転モーメントが生じる)ことはない。

物体のバランスが崩れるとしたら、物体に作用する力のベクトルの延長線が、
重心を通っていない場合だけ。

重心そのものが加速されている場合は、重心を原点にした座標系で考えると、
加速力と慣性力が同時に働いているから、重心はこの座標系に対し移動もしないし、
回転(=バランスを崩す)することもないということ。
207前スレ896:2006/02/07(火) 21:52:38
重心と加速力の関係についてもう一つ。
多分>>203は重心が人の体の一定の位置に固定されていて、
スキー板やスキー靴の重心が別にあるような概念で考えているのかも知れないな。

これをモデル化すると
●人の重心

○スキー板とスキー靴を合わせた重心

で、人の重心にしか加速力が加わっていないから、前に加速力が働くと前に倒れそうになる、
と考えているのかもしれない。人の重心とスキー板とスキー靴を合わせた重心の距離が変わる場合、

●人の重心



○スキー板とスキー靴を合わせた重心

などと変化することになるんだが、俺が言っている重心は、全体を一つにまとめて考えた場合の重心を指している。

     ●
     │
●    │←
│←  │
○    ○

つまりこの場合、重心は矢印の位置のように変化するから、結局重心が回転弧の内側に移動しており、
この全体を一つにまとめた重心に対して加速度が働いていると考えている訳だ。
だから、人の体もスキー板やスキー靴も同じように加速され、バランスは崩れない、
と説明したら理解して頂けるだろうか?
208名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/07(火) 23:49:46
椅子に座っていても移動してるとか -aの加速度があるとか
くだらないのは止めましょう それに理解してるつもりだし

>重心そのものが加速されている場合は・・・回転(=バランスを崩す)することもない
>人の体もスキー板やスキー靴も同じように加速され、バランスは崩れない
スキーヤーを剛体として考えすぎじゃないかと
実際スキーヤーを押せばスキーヤーは前のめりになったりするでしょ
グッと力を込めて剛体でいることにも限界があるよ
それに軸を中心に重心が回ってしまうこともあるでしょ
足首を軸として重心が後ろ回転するスキーヤーもしばしいる
まぁ青↑の場合はバランスを崩すほどじゃ無いと思うのでイイのだけどね
209名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/08(水) 00:24:54
重力+慣性の荷重線が足裏から外れればバランスが崩れる
だからスキーヤー荷重線を足裏に向くように前傾内倒してバランスを取ってる

例えば直滑降で加速すれば前傾角度は深くなる
前傾を深くしないで突っ立っていれば重力+慣性の斜め後ろ方向の力で尻餅をつく
前傾して重力+慣性を足裏で支える(抗力)ことでバランスが取れる

抗力と重力+慣性の力は釣り合ってなきゃいけない 
同じ線上の逆向きの力なはずだと思う
210前スレ896:2006/02/08(水) 01:06:11
> 実際スキーヤーを押せばスキーヤーは前のめりになったりするでしょ
基本的には前のめりになるのは、むしろ、

1)雪面とスキー板との動摩擦力の変化(雪質の変化)
2)斜度の変化

が原因かと。直滑降している場合で、斜度が変化している場合を考えると、
斜度の変化により、スキー板の傾きも変化するから、それに合わせて体の傾きも変化しなくてはならない。
しかし、その傾きは斜度に対して垂直な方向を向いていれば、理論的にバランスをとることが可能で、
言い換えるとスキー板と体の傾きの関係は変化しなくても良い。
ただし、急に斜度が変化している場合、即座に体の傾きを変化させることは不可能だから、
予め先の斜度に合わせて、敢えて前傾にしたり後傾にしたりする必要があるだろう。

> 直滑降で加速すれば
斜面を単純に下っているだけでも、重力加速度による加速は生じているわけで、
だからといって、スキー板に対する傾きは理論的には変わらなくても構わない。

> 重力+慣性を足裏で支える
そもそも、ここが完全な誤解。重力は確かに足裏で支えられている(雪面からの抗力によって)が、
慣性力が単独で働いているということは有り得ない。

慣性力が働いているということは、同時に加速力が働いているということ。
運動系を基準にして考えるのならば、加速力と慣性力を同時に考える必要があるし、
運動系の外を基準にして考えるのならば、加速力のみを考えればよい。

まだ作成途中だけど、慣性力と加速力についての説明を、取りあえず今出来ている部分だけアップした。

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm

ここの「慣性力と座標系」の項目を、読んで頂けたらと思う。
バランスを考える際に回転モーメントを考えなければならないか、については近日説明を作る予定。
211前スレ896:2006/02/08(水) 01:10:27
>>210訂正
×バランスを考える際に回転モーメントを考えなければならないか
○運動系を基準にした場合、なぜ回転モーメントを考えたら、
  バランスが取れているか否かを考察することが出来るのか。
212前スレ896:2006/02/08(水) 01:31:26
>>210
おっと、誤読していた。
スキーヤーを押した場合ね。
多分停止状態で押したことを考えていると思われるが、
静止摩擦力は動摩擦力に比べ大きいから、傾く。

それから後ろから押したのと、重心そのものが加速されるのでは
全然事象が異なるんで、それは比較にならないと思われ。
213前スレ896:2006/02/08(水) 01:32:57
>>212アンカーミス
>>210>>209
いい加減眠いんで、そろそろ寝ます。では。
214前スレ896:2006/02/08(水) 01:39:54
寝る前にもう一つだけ追加

後ろから押した場合だけど、滑走中は滑走方向と逆向きに動摩擦力が働いており、
抗力やμが変化しない限りは、その大きさは一定だ(アモントン・クーロンの法則)

だから、滑走中に、正しく重心の位置を押すことが出来た場合は、
前のめりにはならない。
215名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/08(水) 01:45:38
>>198
それだとターン前半の矢印の向きがおかしくなるんじゃない?
重心の回転の軸が同じ方向にあればどっちを基準にしても同じ方向に矢印がないとおかしい。
216前929:2006/02/08(水) 09:18:11
>>199
自分は196じゃないんですが、ちょっと気になったので。

赤矢印の向きは系の問題ですが、系を替えた場合は、矢印の長さを変える必要が
あると思います。
194や196で指摘している(と思われる)のは、伸びるときと縮んでいるときで、同じだけの
内向き赤矢印が書かれているのは矛盾する、ということですから。

あと、196の言う内向き矢印が無理、というのも自分は大変同意できる意見で
スキーでは押す力は出せても、ターン外側向きに自らの力で引っ張ることは出来ない
ということを書かれているのだと思います。
なので、199の言う逆向き矢印書いてもおかしくない、というのは物理モデルとしては
そうなのですが、スキーのターンを対象としたモデル化では無理でない?と考えます。
217名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/08(水) 09:26:29
>>210
>斜度の変化により、スキー板の傾きも変化・・・
>斜度に対して垂直な方向を向いていれば、理論的にバランスをとることが可能
もし等速であれば鉛直に近い状態になるんじゃないかな
どんな理論でバランスが取れてるか聞きたい
>慣性力が単独で働いている
何度も指摘されるがそんなこと言ってない
同じ線上の逆向きと言ってるが
>>212
>静止摩擦力は動摩擦力に比べ大きいから、傾く。
なぜ傾くか?剛体じゃないからでしょ
滑ってるときでも傾くよ 摩擦じゃなくて大きなaが掛かれば
218前スレ895:2006/02/08(水) 09:45:43
>>216
あ、私もその点はまったく同意です。

だから最後に「 静止座標系を基準にするのがいいと思います。」と書いたわけですわ。

>>199 で言いたかったのは、「 このスレではいろんな系が混乱して述べられているので、
自分が考えている系と異なる系で描かれていることもありますよ 」という程度なんです。
219前929:2006/02/08(水) 09:53:12
>>218
静止座標系を基準にすると、「押し出してる力」がわかりにくくなると思うのですよね。
このスレでは、スキーヤーの働きかけにより加速が出来るか否かが命題になってるので
そこがわかりやすいほうがいいのかなと思っていました。
静止座標系で書く場合でも、「押し出している力」を併記しておくと良いのかな。

図で書かれている力が、どの系から見たものか、を明記しといたほうがいいのは同意です。
220前スレ895:2006/02/08(水) 10:11:49
>>219
そうですね。静止座標系で考えることの最大の問題は、スキーヤーの動作による力の
作用が、静止座標系でどういう力の作用となるのかがわかりにくいことですね。

理屈の上で言えば、「押し出している力」はターン中なら向心力の変化となって現れると思いますが、
その向心力というのがこれまた実感しにくい概念ですからねえ。
221前スレ896:2006/02/08(水) 10:24:28
>>217
> もし等速であれば鉛直に近い状態になる
斜面を滑っている以上、(抗力の変化による動摩擦力の変化や、
速度の変化による空気抵抗の変化を考慮に入れなければ)
重力加速度による等加速度運動をしていると見なされるので、等速運動ではない。

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm

こちらの「斜面でのバランス」についての考察をご覧下さい。
ちなみにこれは運動系の外の座標系を基準にして考えている。

> >慣性力が単独で働いている
> 何度も指摘されるがそんなこと言ってない
> 同じ線上の逆向きと言ってるが
だから、慣性力と重力の合力では、加速力を無視していることになるでしょ。
むしろ運動の外の系で考えて、慣性力が観測されない状況で考察するというのなら、同意出来るんだけど。

上のリンク先の「斜面のバランス」でも重力の方向と、重心-足裏を結んだ線は、
一致しないわけですが、これでバランスは取れているのです。
重心-足裏を結んだ線以外の方向に働いている力の成分は、
重心-足裏を結んだ線がスキー板の長軸方向と垂直なのだから、
スキー板と平行な方向の成分になる。
そして、その成分は単にその方向への加速に使われるというだけ。
もしもスキー板だけ等速運動しているのなら、前のめりにもなるだろうが、
普通に滑っていてそういう状況はありえない。

>>219
> 図で書かれている力が、どの系から見たものか、を明記しといたほうがいい
ご指摘の通り。改訂版ではその辺りも明記する予定です。
222前スレ896:2006/02/08(水) 10:46:16
>>217
ちなみに、もし等速であれば、と言う条件を考えると、
加速度が働いていないということだから、静止状態でも構わないわけだ。

斜面(ある程度急斜面の方がいいだろう)のフォールラインに向かって立ち、
誰かにスキーを押さえて止めておいてもらおう。
そうすれば、等速運動しているのと一緒で、
確かに斜面に対し鉛直方向に立っていなければバランスはとれん。

スキー板に対する体の傾きを変えないで、そのままスキーを離してもらって滑り出すと…
後ろに転げることになると俺は思うんだがな。

これぐらいだったら実証は簡単でしょ?
今度スキー場に行って試してみては如何ですか。
223前スレ896:2006/02/08(水) 10:47:23
>>222訂正
×斜面に対し鉛直方向
○鉛直方向

鉛直方向に斜面は関係ないわなww
224前スレ896:2006/02/08(水) 11:03:59
更にいえば、「斜面でのバランス」の図を運動系を基準にした座標系で考える、
つまり慣性力も考慮に入れるならば、この場合直滑降だから、加速力として働いているのは重力加速度のみ。

重力加速度に対する慣性力は、重力加速度に対し反対向きに同じ大きさに働くから、
>>217が言ってるように重力加速度と慣性力の合力を考えるならば、それは0となる。
残る力は、スキー板が雪面から受ける抗力のみ。

こう考えても、バランスを取るためには、抗力のベクトルの延長線上に重心がなければならない、
ということになりますよ?
225前スレ895:2006/02/08(水) 11:53:03
>>221
考察の内容についてちょっとだけ。また系の話で恐縮なのだが。

「斜面でのバランス」についてだけど、バランスしているのは
あくまでも運動系内だけなので、その事を書いておかないと混乱の元になります。

静止座標系でバランスが取れていることとは、静止座標系に働く全ての力が
バランスしていることです。この場合静止座標系に対して加速することはありえません。

全ての力の作用の中から、運動系の外部との間で作用している力を除いて考え、
それがバランスしている場合は、「運動系内で」バランスが取れているということになります。
この場合、運動系内で加速しない、つまり、スキーヤーとスキー板との位置関係は
変化しないということになります。

でもって、「斜面でのバランス」で考察したいのは運動系内でのバランスでしょうから、
Fig.3-2,3-3の図からは運動系外部との作用である緑点線のベクトルを除くべきかと思います。
226前スレ895:2006/02/08(水) 12:14:28
と書き込んでから、私の言うバランスと前スレ896の言うバランスが
違う意味だってことに気がついた。
前スレ896の言うバランスは回転モーメントが発生しないということね。
227前スレ896:2006/02/08(水) 12:22:54
>>225
説明の順番が前後しちゃってますからね。
先に座標系の説明を持ってくるべきなのかも。

あと、
静止座標系:運動系の外から見た(基準が静止している)座標系
運動座標系:運動系と伴に移動する座標系、
ではないかと思うのだけど。

だから>>225の内容は、静止座標系ではなくて、運動座標系で考えている場合のことについて、
ではないかと。
228前スレ895:2006/02/08(水) 13:45:43
>>225 は運動系内で閉じている事象を静止座標系で考察しているのであって、
あくまでも基準は静止座標系ですよ。

[運動座標系を基準とした運動系内の運動]
  =[静止座標系を基準とした運動系内の運動]−[静止座標系を基準とした運動系の運動]

>>225 では[静止座標系を基準とした運動系の運動]を考えていませんので、
[静止座標系を基準とした運動系内の運動]は、[運動座標系を基準とした運動系内の運動]と
等価になりますが、同じ座標上で運動系自体の運動を考えることが出来る点で、
運動座標系とは明確に異なります。
229名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/08(水) 19:49:29
「スキーターンにおける脚の屈伸動作による加速についての考察(改訂版)」
乙乙 

>Fig.2-2の姿勢で、回転モーメントが生じないように
>Fig.2-7のようにスキー板に対して斜めに荷重を掛け
>Fig.2-11の青いベクトルのように
>スキー板を斜め上から押さえつけることが出来たとしよう
これ無理なんじゃないの?状況を飲み込めない
斜めに荷重は出来ないしょ
230名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/08(水) 20:17:39
>>221 >慣性力と重力の合力では、加速力を無視・・・
加速してる物からの観測ですから無視してもいいでしょ
その物が止まってるとしてどんな力が掛かってるか?じゃないの
止まってるんだから無視してもイイでしょ >>224も同様

>>222 そのとうりだが・・・・・・・・?
慣性が働けば前傾しバランスを取る 慣性が無ければ鉛直でバランス
896さんはしては>斜度に対して垂直な方向を向いていれば、理論的にバランス
どんな理屈でバランスが取れてるか?質問したんですが・・・
231前スレ896:2006/02/08(水) 22:13:40
>>229
> これ無理なんじゃないの?状況を飲み込めない
> 斜めに荷重は出来ないしょ
Fig2-7はスキーが停止している状態での考察。
だから、スキー板と雪面の間の静止摩擦力を超えない範囲であれば、
斜めに荷重は可能ということ。勿論バランスが取れる範囲は狭いけどね。

Fig.2-11は無理なことは解ってます。
だから「仮に〜出来たとしたら」どうなるか、という観点で考察してるわけで。
(紛らわしいかな、前にも同様の指摘があったし、もうちょっと文面を練り直した方が良さそうだね)

>>230
> 加速してる物からの観測ですから無視してもいいでしょ
そういうわけには行かない。加速しているものからの観測、
つまり運動系と伴に移動する座標系で考えた場合、
逆にどうしてそれが止まっていることになるのかというと、
慣性力と加速力が釣り合っているからこそ、止まっている訳で。

> 慣性が働けば前傾しバランスを取る 慣性が無ければ鉛直でバランス
多分>>230が考えている前傾と、俺の考えている前傾が違うんだね。
前にもここで述べたけど、俺は、板に対して垂直に乗っている状況=前傾も後傾もしていない、
と考えている。だから上の文を俺なりに表現するならば、
「加速が働いていても、前傾や後傾をする必要はない。加速がなければ後傾(鉛直)でバランス」
ということになる。

加速力は一緒に加速されている限りは常に働いており、座標系が異なったからと言って、
無視することはできないし、0にもならない。もし加速力0のパーツが同じ運動系の中にあれば、
運動系を基準とした座標系では、進行方向逆向きに加速されるように観測される。
改訂版2ページ目のロケットに吊り下げた電球の紐が切れた場合についての考察を読んで頂ければ、
解って頂けるのではないかと思う。
232前スレ896:2006/02/08(水) 22:18:15
>>228
どうも前スレ895氏の静止座標系の定義が解らない。

絶対的に静止している点というのは確かに定義できないから、
運動系を基準にしても静止座標系ということなのだろうか?

運動系が静止を含む等速運動をしている場合は、どちらも慣性系の座標だから、
基準が違っただけで、いずれも静止座標系として扱うというのは解る。

しかし、ターンをしているのだから、少なくとも向心力という加速度は絶対に働いているわけで、
そうなるとこれは回転系の座標系でもあり、非慣性系の座標ということになるから、
やはり運動座標系として取り扱うべきなのではないかと思うのだけど。
233前スレ896:2006/02/08(水) 22:34:32
>>230氏にもう一つ追加。
> その物が止まってるとしてどんな力が掛かってるか?
座標系を運動系に固定すると言うことは、確かにその座標系から見たら、
対象となる物体は止まっているように観測されるけれど、
だからといって加速力が働いていないという訳ではない。

例えば手にリンゴを持っていて、その後で落とす場合のことを考えてみよう。
最初は手で持っているから、重力加速度が物体に働いているけれど、
手でリンゴを支える力が、重力加速度によって生じる力と釣り合っているから止まっている。

ここで手を離すと、リンゴは落下するけど、運動系を基準とした座標系だとリンゴは止まって見える。
重力加速度は同じように働いている。重力加速度によって加速が起こったことにより、
重力加速度と逆向きの慣性力が働いている。これらの力のバランスが取れているからこそ、
運動系を基準とした座標系ではリンゴは止まって見える、というわけ。

この例から、加速度そのものは、物体が動いていようが動いていまいが作用はしている、
と言う事が説明できると思いますが?
234前スレ896:2006/02/08(水) 22:40:33
>>231
> 「加速が働いていても、前傾や後傾をする必要はない。加速がなければ後傾(鉛直)でバランス」
この文が誤解を招きそうだから、念のため断っておくと、
この文は「斜面を直滑降している場合」について述べたもの。
235名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 01:14:07
>231 
>斜めに荷重は可能ということ・・・出来ないでしょ重力は鉛直下だもん

>逆にどうしてそれが止まっていることになるのかというと
慣性の存在を示すために加速力のベクトルは表記はされる
が!無視してもいいでしょう

896さんは>板に対して垂直に乗っている状況=バランス  でしょ
そうとは限らないと言いたいんよ
慣性が働けば前傾しバランスを取る 慣性が無ければ鉛直でバランス
バランスが取れてれば=板に対して垂直に乗っている状況とは限らない

重力+慣性を足裏で支える(抗力)ことでバランスが取れる
抗力と重力+慣性の力は同じ線上の逆向きの力
必ずしも板に対して垂直でなくても良いと思う

>ロケットに吊り下げた電球の紐が切れた
支える力を失ったわけだからバランスは崩れたんでしょう
ターンで言えば曲がらないで真っ直ぐにいっちゃった

>233
動いてる物体を同じに動いてる物体か見るンであって
動いてない物体を動いてる物体から見てなにになる?
動いてない物体は動かずに見ればいいでしょう

ターン中は抗力と重力+慣性の力は板に対して垂直が理想と思う
だけど板に対して垂直ありきで考えるのは終わりでしょう
作図では既にターンして加速してるンだから
スキー板が重心から離れる時、または伸びて加速しようとする時
板に対して垂直を保てるか?板に対して垂直になる条件やphaseは?
って じゃないかな?
236名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 02:58:47
抗力が板に垂直じゃない状況ってのが想像できない。
摩擦が0じゃないならわかるが。
237名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 03:17:43
バランスに関してはロケットより落下するエレベーターを考えた方がわかりやすいんじゃない?
前傾しないとバランス取れないって言う人は加速する電車に乗ってるような状況を考えてるんじゃないかな?
238前スレ895:2006/02/09(木) 10:18:46
>>232
静止座標系とは、あなたが考察で書いている「運動系の外」の事です。

スキー滑走で言うところの斜面を含めた世界そのものですよ。
厳密には地球がいろいろ回っているので静止座標系ではありませんが、
ターンの加速を考察するには静止座標系と見なしてよいでしょう。

「運動座標系⊆静止座標系」ですから運動座標系内の事象についても
静止座標系で記述することができます。

運動座標系では、その運動座標系そのものの加速は「見えません」から、
スキーヤーが加速しているかどうかを検証するのには不適当でしょう?

自由落下中の無重力状態で体重を量ることはできませんよね。
これは、重力加速度で加速している運動系では重力加速度を観測すること
が出来ないということです。
239前スレ896:2006/02/09(木) 11:16:23
>>235
> >ロケットに吊り下げた電球の紐が切れた
> 支える力を失ったわけだからバランスは崩れたんでしょう
だが、この場合、加速されている観測者(ロケットの中の人)が観測する限り、
電球にまるで慣性力が働いているかのように、自分に向かって加速しながら飛んでくるわけ。
つまり動いている系の中で観測すれば
1)他の物体には全て慣性力が働いているように見える。
2)その系と伴に加速している物体は、慣性力と加速力が釣り合っている。
だから、2)の場合はその系の中では動いていない状態になる。
よって、慣性力だけでなく、加速力も考えないといけない。

> 動いてる物体を同じに動いてる物体か見るンであって
> 動いてない物体を動いてる物体から見てなにになる?
> 動いてない物体は動かずに見ればいいでしょう
>>233の例では、運動系に固定した座標系ということで考えている。
つまりリンゴが落ちていなければ、勿論その座標系も動いてはいない。
だから>>235氏の言うとおり動いていない物体は動かずに見ているわけ。
でもこの状況でも重力加速度は作用している。

そして落下し始めたら、運動系に固定した座標系と伴にリンゴは落下していくことになる。
運動系に固定した座標系から見たら、勿論リンゴは止まって見える。
もし>>235氏の言うように加速されている状況で、慣性力だけ考慮して、
加速力を無視するのであれば、座標系だけ加速されていって、
慣性力によりリンゴは逆向きに加速されるから、外の座標系から見たら
リンゴは落下せずにその場に留まることになってしまうw
そんなことはありえない。

結局、慣性力を考えるのであれば、同時に加速力も考えないといけないということ。
240前スレ896:2006/02/09(木) 11:18:55
>>236
ご指摘の通り(つか>>235氏に対する突っ込みかな?)
改訂版の説明文には、それについて説明を書いてあるんだけど、
ちょっと紛らわしいかな?

>>237
電車の例は俺も>>143に書いたんだけどね。
電車に立っている人に働く加速力は足裏に働いているから、
重心に直接加速力が働いているのとは状況が違う、
と言うことを中々理解して頂けないようでw

>>238
了解しました。俺も慣性力まで考慮する気はなかったんだけど、
何故か「加速力を考慮せず、慣性力だけを考慮する」というご意見があるんで、
座標系に踏み込んで、慣性力と加速力の関係について解説をする羽目になっているわけですw
本来なら、静止座標系で考えて、重心回りに回転モーメントが生じていなければ、
バランスが取れているという結論に持って行きたかったんだけどねw
241前スレ896:2006/02/09(木) 11:28:14
>>239訂正
×つまり動いている系の中で観測すれば
○つまり加速している系の中で観測すれば
単に動いているだけだったら、等速直線運動でも構わないことになってしまうなw
242前スレ895:2006/02/09(木) 11:43:08
>>240
わかっていただければ幸い。

直線運動なら運動系でもまだわかりやすいんだけども、
回転する運動系となるとやっかいだから、
あんまり慣性力では話を広げないほうがいいかと。
243名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 22:17:06
スレ違いは承知してますが、このスレが最適と思い質問します。

スキーでもスノボでも良いんですが、単純に直滑降する場合。
速度が増すにつれて、雪面の凹凸が響いてきます。

[膝や腰でその衝撃を吸収するのと、全身硬直させて滑るのとでは、どちらが速いんでしょうか?]
244名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 23:32:18
タイムは凸部での速度が速い分吸収した方が早い。
でも、ジャンプしない程度のスピードと凸の高さなら最終的な速度は同じ。
もしジャンプしてしまえば最終的な速度も遅くなる。
ただしジャンプさえしなければ一番早いのは最初の凸部で吸収した後そのまま膝を曲げたまま滑ること。

たぶんね。
245前スレ896:2006/02/09(木) 23:41:07
>>243
物理的に明確な答えを出すのは、かなり難しい問題だね。

ただし、衝撃を吸収しなければバランスを崩す要因となるし、スキーにしろスノボにしろ、
ずれたりして摩擦抵抗の変化が生じる可能性を考えないとならないだろうね。
また、空中に飛ばされると、重力加速度が鉛直方向に働くだけだから、
斜面に接して滑走している時と異なり、進行方向へは加速が起こらない状況になるだろうね。
雪面との動摩擦力がなくなることを差し引いても、進行方向への加速がないのは、
かなりのロスになると思う。

だから、衝撃を吸収して滑ったほうが早いんじゃないかと思う。
あんまり理論的な答えじゃなくてスマソ。
246前スレ896:2006/02/09(木) 23:43:58
おっと、リロードすればよかった。>>244氏も同じような考え方みたいだね。
247名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/09(木) 23:54:44
>>244
ありがとう。
え〜とですね。もっと分かりやすく言います。

友達同士で『よし!ここから下まで直滑降で勝負じゃ!』ってな場合。
膝・腰で吸収しながら滑る。
がっちり固定して滑る。

さて、同じ結果なんでしょうか?
248前スレ896:2006/02/10(金) 00:19:39
>>247
いやそれでは最初の設定と殆ど変わりはない、というか却って難しくなるしw
二人とも全く同じ凹凸を滑っていくと言うことはありえないし、
スキー板と雪面の抵抗が違うかもしれないし。
ただ、これらの条件が全て一緒だったと仮定して、

衝撃を吸収しない側が、衝撃を吸収した側と同じ速さで滑るには
1)ジャンプをしない
2)バランスを崩さない
ということが最低限必要だと思う。

だから、その勝負は良くて引き分け、殆どの場合は衝撃を吸収しない側が負け、
だと思う。
249名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 00:47:53
>>248
スレ違いの中どうもありがとうございました。感謝。
250名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 07:54:15
たまには浮上
251名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 07:59:18
>>247
その場合、板の手入れが行き届いてる方が勝つ。
同じスキル、同じ硬さ、長さの板としてね。
252名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 09:27:50
>>244 凸凹って大きさは?
なるべく早い時期にトップスピードに達する必要があると思う
スタート直後はの凸凹の斜度が強い部分を有効に使いスピードを上げる
スピードに乗ってきたら最短距離を行くために飛ぶ
んな感じじゃないかと
253名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 10:00:46
理数系の896に聞いてるのは
直滑降中のスキーヤーのバランスを見るのには重力と慣性力の合力だけで考え
ようするに荷重線だけを考え 荷重線が足裏をとおればバランス”と思うが
896の加速力を考えに入れろ”ってのはどう?考えに入れたらイイの?
>>224の加速力と慣性力を相殺して考えるとしたらおかしいよ
向心力と遠心力を足して「0」としたら鉛直でターンしないといけないぞ

動いてる物から見たら止まってる物は後ろに動いてるので−aの力が働いてる”
なんて答えは加速力を考えに入れろの理由ににってないし 
言ってることもおかしい
架空の力の見かけの慣性力で引っ張られるの?動いて見えるが止ってる”いいでしょ 
ましてやそれは地球の自転でホントは凄い勢いで動いてるなんんて屁理屈親父だよ
254名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 10:06:29
>>210>斜度に対して垂直な方向を向いていれば、理論的にバランスをとることが可能
>>221>「斜面のバランス」でも重力の方向と、重心-足裏を結んだ線は、
>一致しないわけですが、これでバランスは取れているのです。
実現不可能な事例で説明されたので理解できてないが
255前スレ895:2006/02/10(金) 10:20:09
>>243
現実の競争では、スキルや道具やその他諸条件で速いほうが決まると思いますが、
このスレらしく物理的に考察してみます。諸条件は同じものとします。

スキー板の形状を考えると、凸部に当たった瞬間にスキー先端部に
その凸部の斜面に直角方向、つまり進行方向斜め後ろ上方向に力が働くかと思います。

このときに、以下のようなテコの作用が発生するはずです。
  支点:スキー板後端/力点:スキー板前端/作用点:重心
すなわち、重心にも後ろ上方向の力が働きます。

上方向の成分は落下すれば差し引きゼロですが、後方への成分は取り返すことが
できませんので、その分減速することになるでしょう。
例えて言えば小さな壁とぶつかりながら滑っているようなものです。

衝撃を吸収しながら滑ると言うことは、凸部に当たった瞬間に発生する力に対して、
同時に筋力によって逆の力を発生させて、両者をキャンセルさせることと考えられます。

この場合は凸部にぶつかっていないのと同じなので減速はありません。

両者の差は、スキー板前後の高低差が大きいほど大きくなるかと思います。
例えば、凹凸の高低差が大きい、凸部の斜面が急峻である、スキー板が長い、
などが減速を大きくさせる要因です。
スキー板が長くても凹凸をまたぐくらい長ければ、高低差がありませんので、
減速はありません。スケートのような短いエッジや、滑らかな凸凹を滑る場合も、
同様で、ほとんど減速ははないはずです。

あとは、面圧の変化による摩擦力の変化による減速もあると思うけど、
それの証明は数値的にやるしかないと思うので省略。
256前スレ895:2006/02/10(金) 10:22:50
>>243 補足
後半のスキー板前後の高低差というのは、中ほどで述べたテコの作用との関連です。
257前スレ896:2006/02/10(金) 12:56:55
> 向心力と遠心力を足して「0」としたら鉛直でターンしないといけないぞ
なんでこういう理屈になるかなーww

では、お尋ねするが、そもそもターンをするためにはどっち向きに力が作用しないとならない?
ターンの内側方向に力が作用しなければ曲がらないだろ。つまりこれが向心力。
板に向心力を発生させるためには、エッジを立てなければ無理だろ。
足首はブーツで固定されているんだから少なくとも下腿部はターンの内側に傾けなければ、
向心力は発生しない。だから内側に傾かなければそもそも曲がることが出来ない。

それから、遠心力は向心力が働いた結果生じる慣性力だろ。
>>253氏の考え方だと、向心力を無視して、遠心力だけを考えるわけだ。
そうなると、ターンの外側方向にしか力が働かないから、それこそ直進することになるだろ。
座標系が良く理解できないかも知れないから、直進と言われてもピンと来ないかもしれないが、
少なくともターンの内側方向には絶対曲がらないことになってしまうだろ。
そんなことはありえない。
258前スレ896:2006/02/10(金) 12:58:04
>>233のリンゴが落下する状況も、もう少し落ち着いて考えれば解ると思う。
重力加速度を無視して、重力に対する慣性力しか考えないのなら、
リンゴは落下しないことになるだろ。これもありえない。

慣性力は運動系と伴に移動して観測した場合にのみ観測される力。
慣性力が良くわからないんなら、むしろ慣性力は無視して、加速力のみで考えたら?
普通に考えるには、斜面に対して静止した基準点から運動を考察する方が、解りやすいだろ。
これなら慣性力を考える必要がない。

それでも理解できないのなら、スキー場に行った時に他の人の姿勢を観察することをお勧めするよ。
20度ぐらいの斜面(多少の前後傾でもバランスが全く取れないことはないし、初心者で
全くバランスが取れていないのもいるから、緩斜面では不可)で直滑降している人を観察したら、
鉛直に立って滑っていたり、前傾して滑っている人は居ないと断言するよ。

ちなみに重心は腰の位置ぐらいだからね。ブーツと腰の関係を観察すること。真横から見て、
ブーツから板に対して垂直な方向に線を延ばして、腰の真ん中がブーツより前に行かないと前傾ではない。
腰が引けて上体が被っている(=後傾)ようなヘタクソは結構見かけるけどねww
259前929:2006/02/10(金) 13:22:28
>>257
余談だけど、遠心力は慣性力じゃないと思うよ。
視点というか、どの系から見るかで呼び方が違うだけでは。
静止系からみたら向心力、回転系の回転してる対象からみたら遠心力。

よくスレ追ってないのになんだが、253の言ってることも一部へんだと思うけど
896が慣性力というのを出してるのもなんかへんな感じがする。
慣性が関係してくるのは、その慣性方向へ運動しているものが変化しようと
するときにしか関係してこないと思うので。
260前スレ896:2006/02/10(金) 13:34:11
>>259
等速円運動は、等速直線運動している物体に、
進行方向に直角の向心力が加わった際に生じるのは解るでしょ。

速度ベクトルの変化を考えると、同じ長さの速度ベクトルが、
一定の角速度で向きを変えていくことになる。
向心力の作用は結局、速度ベクトルを変化させていく作用。
速度ベクトルを変化させるものは、加速力。
だから向心力は加速力の一種な訳です。

遠心力は向心力によって加速が生じた結果発生するもので、
結局慣性力の一種なのです。

真っ直ぐ進もうとする性質(=慣性)が向心力によって妨げられた結果、
生じるのが遠心力と考えれば、慣性力ということがお解かり頂けるかと。
261前スレ895:2006/02/10(金) 14:43:33
前スレ896さんは「加速力と慣性力が釣り合う」と書いていますが、
そこには私もちょっと違和感があります。

静止座標系(=慣性系)上で、加速度aで運動している運動系(=非慣性系)を考えます。

静止座標系では、運動系の加速度aが見えます。
そして、慣性力という力の存在そのものがありません。

運動系では運動系自体の加速度aが見えません。その代わり、運動系内では、
静止座標系上で静止している物体が、加速度-aで加速しているように見え、
静止座標系で加速度aで運動している物体が、静止しているように見えます。
見かけ上、そう見えるということです。この加速度-aが慣性力と言われる力です。

で、ここが大事なんですが、静止座標系でしか見えない運動系の加速度aと
運動系内でしか見えない加速度-aは、同時に見ることができません。
ということは、加速力と慣性力を同時に記述することも出来ないということです。
加速力+慣性力=(加速度a)+(加速度-a)=0 などという計算は不可能なのです。

運動系上で物体が静止して見えるのは、静止座標系上で運動系の加速度aと
物体の加速度a'を考え、a=a'の場合にはその相対加速度[a'-a]が0になるからです。

ということで、加速力と慣性力の釣り合いとか、遠心力と向心力の合力というのは
考え方としてあまり適切ではありません。
262前929:2006/02/10(金) 14:47:47
>>260
うーん、向心力は力なので、加速度×質量ですから、加速力の一種とも言えるでしょうが
向心力を加速力と言っちゃうと、少なくともこのスレでは混乱するように感じます。
向心力を使って加速?とか思う人がでるのではないかと。

あと、遠心力を慣性力というのもなんかなあと。
例えば、止っている箱の中に人がいて、それを横から押したら、箱の中の人は押された
逆方向に押しつけられるような感じになりますね。
遠心力もそれと同じことで、向心力が中の人には遠心力に感じる、ということですね。
まあそれを慣性力と呼ぶのなら、そう呼ぶのはいいですよ。

うーん、なにが違和感があるんだろう。
個人的には、慣性を慣性「力」と呼ぶのが気持悪い気がするな…
慣性にしたがって運動している物質は、ぜんぜん力がかかってないのに慣性「力」が
かかっていると説明される感じがいやなのかな。
263前929:2006/02/10(金) 14:51:11
>>261
おう、それそれ。
そのへんにも違和感があるんですよね。

遠心力と向心力の合力、というのは896も253も言ってないのだろうが
それと同じようなことを言ってる感じを受けるんだよね。
264前スレ896:2006/02/10(金) 15:16:48
>>261
> 運動系上で物体が静止して見えるのは、静止座標系上で運動系の加速度aと
> 物体の加速度a'を考え、a=a'の場合にはその相対加速度[a'-a]が0になるからです。

まあ、結局はこれを言いたい訳なんだけどね。
静止座標系で、加速力だけを考察すると、何故か、加速力の方向にバランスを崩すとか、
運動座標系で、慣性力だけを考察して、何故か、慣性力の方向にバランスを崩すとか、
そういう意見が出て来てきてしまうから、困るわけでw
(正直、静止座標系だけで考えても異論は出ないと思っていたw)

加速する運動座標系の中で加速力を直接測ることは確かに出来ないけれど、
例えば無重力状態で等加速運動しているロケット(床は進行方向反対側)の中を考えたら、
床に置いてある物には、慣性力が働くと同時に床からの抗力が、
天井から紐で吊るしてあるものには、慣性力が働くと同時に、紐の張力が掛かるわけで、
結局これらの抗力や張力は加速力と等しいことになる。
ロケットの中で落下する物体には、慣性力のみが働くから、床に落ちることになる。

円運動の場合も、例えば石に紐を結びつけて振り回す時は、
遠心力によって外側に引っ張られるのと同時に、紐を引っ張っている訳です。

加速する運動座標系で、その座標系と伴に加速している物体の場合は、
結局、慣性力が働くと同時に、(運動系の中の人には、
それが運動系の外から見た加速力と認識されていなくても)必ず反対向きの力が働いている、
と言うことを言いたいんだけどね。

>>262
> 向心力を加速力と言っちゃうと、少なくともこのスレでは混乱するように感じます。
> 向心力を使って加速?とか思う人がでるのではないかと。
取り扱い注意ではあるけどね。向心力はベクトルの進行方向には直交しているから、
そのままでは、速度ベクトルの長さは変わらない。
だから、向心力が働いただけなら、等速円運動になると説明すれば、誤解されないのではないかと。
265前スレ896:2006/02/10(金) 15:24:30
>>262
> 慣性にしたがって運動している物質は、ぜんぜん力がかかってないのに慣性「力」が
> かかっていると説明される感じがいやなのかな。

見かけ上の力だからね。かなり気持ち悪いのは事実。

でも、加速する運動系と伴に加速している観測者から見ると、
全然力が掛かっていないはずの、静止系から見た静止している物体にすら、
加速力と反対側に力が掛かっているように観測されるんだよね。
(ロケットの中で落下する物体の例を考えると解りやすいかと)
266名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 17:37:01
>>257
>> 向心力と遠心力を足して「0」としたら鉛直でターンしないといけないぞ
>なんでこういう理屈になるかなーww
理数系896が慣性力と加速力を足して「0」って言ったから
ターンでは重力だけ残るから鉛直でターンになる 笑いたいのはこっち
>>板に向心力を発生させるためには、エッジを立・・・・・・・・
言いたいことは解るよ だから参考書の書き写しはもういい
同じことの繰り返しだから ↓答えてよ この事例について具体的にに

荷重線(重力と慣性力の合力)が足裏に向いて抗力と同線上で逆向きでバランス”と思うが
896の加速力を考えに入れろ”ってのは加速度をどう考えに入れたらイイの?

267名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 17:39:38
>>210>斜度に対して垂直な方向を向いていれば、理論的にバランスをとることが可能
理論的と言うが 不可能なことを前提に説明してるから理論的ではない

>>221>「斜面のバランス」でも重力の方向と、重心-足裏を結んだ線は、
>一致しないわけですが、これでバランスは取れているのです。
これも一致してにのにバランスが取れてるなんて理論的じゃない
268前929:2006/02/10(金) 18:25:17
横から申し訳ないが、前スレ896と>>266(名前か番号振ってよ)が議論してるのは結局
>>209で266が言ってるような、直滑降してるときに安定する重心の位置がどこかということ?
なんか本題がなにか、さっぱりわからんので。
269前スレ896:2006/02/10(金) 18:35:06
>>266
>>261-265のやり取りを読みましたか?

足して0になる(というのは運動系と伴に動く座標系で考えた場合だけなんだが)
のが気持ち悪いのであれば、

加速力(や慣性力)が、重心に作用している時は、
そ の 力 に 従 っ て 加 速 が 行 わ れ て い る 限 り、
バ ラ ン ス を 崩 す 要 因 と し て 考 え る 必 要 が な い、と言い換えましょうか?

> 荷重線(重力と慣性力の合力)が足裏に向いて抗力と同線上で逆向きでバランス”と思うが
前後方向に関して言えば、重力も、加速力(あるいは慣性力)も、どっち向きに作用していようが、
足裏の位置とは無関係。

何故なら、スキー板の前後方向に重力や加速力(あるいは慣性力)によるの力の成分があっても、
人と一緒にスキー板が滑るだけだから。つまりその力によって加速や減速が起こるだけだから。

足裏の位置と重心の位置の関係を決めるのは、足裏がスキー板から受ける抗力の方向、
すなわち、スキー板長軸に垂直な方向に重心が位置すればバランスが取れる。
270前スレ896:2006/02/10(金) 18:36:44
>>268
その通りです。直滑降の時の重心の位置についての議論。
271前スレ896:2006/02/10(金) 18:46:58
>>269で最大のポイントは、
加速力(や慣性力)、重力は、重 心 に 直 接 作 用 し て い る 力 だということ。

対して、雪面から板が受ける抗力は、足裏(というか板の裏)に作用している。
だからこの力の成分がずれると、重心が回転するように作用してしまう。

それから、加速力(や慣性力)、重力による、スキー板前後方向の力の成分は、
スキー板によって逃がされると言うこと。

加速力(や慣性力)、重力による、スキー板垂直方向の成分は、
下向きであれば、抗力によって打ち消されるし、
上向き(になることはそれ程ないだろうが)であれば、
重心が上に向かって移動出来る間は、特に問題ない。
足を伸ばしきれなくなったら、ジャンプにはなるだろうけどね。

>>269の最後から4行目、ミスタイプしてるなw
×によるの力の成分
○による力の成分
272前929:2006/02/10(金) 18:47:05
>>270
ほんとにそんなところでもめてるんだ…
当然最初のほうで、斜面方向への分力になって云々みたいな話はしてるんだよね。
それとも、直滑降で徐々に速度が上がってるときと、一定速度になったときとで
バランスが違うんじゃないの?とかいう話なんだろうか。
なぜ、なにが、問題になってるのかがわからん。
273前スレ896:2006/02/10(金) 18:49:43
>>271度々訂正スマソ
×だからこの力の成分がずれると
○だからこの力の方向がずれると
274前スレ896:2006/02/10(金) 18:56:01
>>272念のため、説明しておくと、

>>266氏の考えは、
直滑降している時は、慣性力(と重力の合力)が後ろ向きに働くから、
慣性力に対して前傾しなければならない。
重心に働く荷重は、慣性力と重力の合力だから、そのベクトルの延長線上に、足裏が位置すべき。

というご意見かと。
275前スレ896:2006/02/10(金) 19:03:45
ここで>>266氏の考えをまとめなおして、ふと気がついたんだが、
「前傾」という言葉に惑わされていたような。

慣性力と重力の合力ということは、結局重心から見ると、
足裏は、スキー板の長軸に垂直な方向になる、ってことではなかろうか。

ということで俺と結論は一緒だと思うんだけど、それでいいのかな?
俺の勘違いで、>>266を混乱させてしまったのかも知れない。
だとしたら、本当に申し訳ない。
276名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 19:33:02
加速度をどう考えに入れたらイイの?って聞いてるんですが?
重力と慣性力、抗力に加速力をどのように組み込んだらいいでしょう?って
>足裏の位置とは無関係・・・加速や減速が起こるだけだから。
ん?じゃなくて重力と慣性力、抗力はバランスとは無関係ぇぇ?
あれだけ加速力を考えに入れろ!て力説してたのにぃぃ?

それでは
荷重線(重力と遠心力の合力)が足裏に向いて抗力と同線上で逆向きでバランス”
慣性力を遠心力って書き換えたら??

>足裏がスキー板から受ける抗力の方向、
>スキー板長軸に垂直な方向に重心が位置すればバランスが取れる。
重力を2方向に分けて斜面垂直な成分である垂直抗力上に重心って考えね

>274-275 そのとうり
荷重線で見てもだいたい足裏はスキー板の長軸に垂直な方向になる
だが除雪抵抗や空気抵抗などの影響で等速運動になれば
前後傾関係において鉛直に立つ場合もあり得るでしょう
その点で垂直抗力上に重心と言う考えとは異なるでしょう

277名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 20:39:02
>>276
> 重力と慣性力、抗力はバランスとは無関係ぇぇ?
ではなくて、これらの力で考えると、抗力だけがバランスと関係していると
書いたんだけど。

> 重力を2方向に分けて斜面垂直な成分である垂直抗力上に重心って考えね
結局一緒のことなんだけどね。重力を2方向に分けるということは、
斜面に平行な成分=加速力、になるから、
>>276の考え方でも結局、慣性力と加速力が釣り合っている、と言えるから。
だから加速力を考えに入れていることになるね。
これに早く気づけばよかった。本当にスマン

残るは、重力の斜面に垂直な成分だから、重心から足裏をみると、スキー板垂直方向真下になる。

> だが除雪抵抗や空気抵抗などの影響で等速運動になれば
> 前後傾関係において鉛直に立つ場合もあり得るでしょう
そこまで考慮に入れるなら、仰るとおりだね。

ただし、重力加速度のみで加速しているのなら、慣性力を考えるのは容易だけど、
このスレではターン中に、重力加速度以外の加速力が得られないかを検討しているわけだから、
慣性力を考えるためには、まず加速力の総和を考える必要が出てくるね。
除雪抵抗(≒動摩擦抵抗)や空気抵抗の影響まで加味して、実際に生じる慣性力を理論的に導き出すとなると、
かなり難しいことになるんではないかな。

それから、動摩擦抵抗は速度に影響されないから、等速運動になるのは、空気抵抗が原因だと思う。
空気抵抗に関しては、ヒトの体の形状と重心の位置の関係から考えると、
働いている最中は、後ろ向きに回転モーメントが生じると推測されるから、
空気抵抗の影響で、等速運動になるとしたら、鉛直に立っていたらバランスは取り難いんじゃないかな?
278前スレ896:2006/02/10(金) 20:56:03
>>277HN忘れてた。
>このスレではターン中に、重力加速度以外の加速力が得られないかを検討しているわけだから、

いかん、完全に混乱していた。重力加速度以外の加速力が加わったとすると、
実際に生じている慣性力と重力加速度、重力加速度以外の加速力、
の3つの合力で考える必要が出てくることになるね。
279名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/10(金) 21:21:39
>>243

私が答えてみます。
これって、ほぼ平坦な斜面でスピードとともに影響してくる細かいギャップの話ですよね?
まず、吸収には大きく二通りあります。
凸部に当たった力で身体を曲げられて吸収するのと、力を消す方法>>255の二つがあります。
前者はその部分で減速になりますが、後者では凸を越えた後の加圧で加速になります。
(コブやウェーブのような大きい凹凸であれば顕著に表れます)

さて、前提とするほぼ平坦な斜面でもこの影響はあります。
具体的に技術レベルで表すと、

・前者が初級者(ギャップを受けてしまう。現実的には板がばたついて別の抵抗も生む)
・全身硬直が中級者(ギャップは抑えれる。余計な抵抗は発生しない)
・後者が上級者(ギャップの影響を消し、さらに加速を生む)

技術だけが異なる条件で直滑降レースを行えば、この順番になります。
ポイントは後者が高速でのギャップで現実に起きること。
人間の脊髄反射は高速でかつ、どう反射が起きるかを意識・学習でコントロールできる
ものなのです。
280前スレ896:2006/02/11(土) 00:19:29
>>276氏のご意見、重力と慣性力の合力(荷重線)について、考察ページに追記しました。

http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm

左右方向のバランス(遠心力・重力・抗力)について、回転モーメントで考えると、
かなりややこしいことになりそうで、しばらく悩んでたんだけど、
荷重線の考えを取り入れれば、スマートに説明出来そう。
本当にThx!!
281名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/11(土) 00:41:59
>>280 >本当にThx!! 俺じゃない
s48発行の「スキーの科学」木下是雄 
282名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/11(土) 16:19:28
30年以上も前から進歩してないと。
283名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/11(土) 18:02:14
確認ですが
ターン中に伸びて加速の条件なんですが
重心軌道接線に直角よりも進行方向よりの力を加える”でいいでしょうか?
その力を大きくするには速く伸びることなんでしょうか?
理数系の969さん、加速氏こと929様、サムタイム965さん、出てきてーnanaちゃん
284nana:2006/02/11(土) 20:21:28
>>283
ほとんどレスに追いつけてないので出るに出られないんですよ・・

>その力を大きくするには速く伸びることなんでしょうか?

ここだけ意見します。
ターン中でのことならば、伸びの速度ではなく、伸びの大きさ・滑走速度・ターン半径が
効いてきます。(そこがスケーティングと異なります。本物のスピードスケートでは
ブレードに円弧を描かせることで、この要素も積極的に使っているようですが)

・・・みたいな問題を簡単に考えるには、角運動量の説明にもメリットがあるかと
思ってるnanaでした。
285名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/11(土) 21:31:44
弧の中心点に向かって伸びるわけだが

伸びるというより板の方向にジワジワ蹴るように力を加え、
そのときに上体を固定すると脚の曲げ伸ばし部分の力しか使えないから、
全身でジワジワ蹴るようにする。
この動きが板を撓ませ雪面からの反発を生む動きで加速感を得られる。

これが昔からある本来の上下動なわけだが・・・
286nana:2006/02/12(日) 02:41:29
>>285
そうですよね・・・
結局私レベルがやってることって、現在の嘘を暴いて過去の常識の正当さを証明してるに
過ぎないと思います。
水平面スレにもぴったりきそうですが・・・
287前スレ895:2006/02/13(月) 10:10:05
「荷重線」でぐぐったら決定的なページを発見しちまったよ。

http://www.moge.org/okabe/temp/ski/temp.html

既出?
288前929:2006/02/13(月) 10:14:34
>>283
内向きに傾く、傾いた状態で伸び上がる=重心軌道接線に直角より進行方向よりの力が加わる
になってしまうといとですね。
だから、単に伸び上がるとかより傾くとかだけでも条件を満たすと思います。
力を大きくするというのについては>>284のnanaさんのを参照下さい。

>>284
角運動量のほうで考えると加速する量が簡単に導き出せますからね。
原理的な部分では使わずに、加速の効率を考えるときには、結局計算結果は同じになるのだから
角運動量保存で考えればいいのでは。

>>286
というか「加速する滑り」と言われている滑りの、物理的に見たほんとうの加速する理由を
探しているだけですよね。
289前スレ895:2006/02/13(月) 10:27:07
>>287 に紹介したページからターンの加速についてのポイントだけ引用しますと。

「重心を上下させて滑る場合、重心を落しきったところがいわゆるチェック点」
「通常のチェックポイントよりやや早目のまだスキーがフォールラインに近い角度のときに
チェックを入れれば加速し、やや遅目の回り込んだところでチェックすれば減速する。」

だそうです。
290前スレ896:2006/02/13(月) 10:42:38
>>283
土日は滑りに行ってました。レス遅れてスマソ。
既に皆さんがレスしているけれど、内倒・脚伸展をした結果、重心の軌道が内側に移動し、
それに伴い「結果的に」軌道接線直角よりも前側に力が加わるのだと考えてます。
前側に力を加えようとか、特に意識しているわけではないと言うこと。

>>287
そのページ、かなり興味深いね。
ただ、ターンなどでの加減速は撃力(階段での衝撃吸収などの理屈)を用いて説明しているんだよね。
荷重・抜重が激しいターンなら、撃力での説明でもいいんだろうけど、
最近のカービングターンでは、撃力って感じではないと思う。その他の所はかなり参考になるね。

>>288
> だから、単に伸び上がるとかより傾くとかだけでも条件を満たすと思います。
> 原理的な部分では使わずに、加速の効率を考えるときには、結局計算結果は同じになるのだから
> 角運動量保存で考えればいいのでは。
>物理的に見たほんとうの加速する理由を探しているだけ
いずれも禿同
291名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/13(月) 17:09:32
>力を大きくするというのについては>>284
>伸びの速度ではなく、伸びの大きさ・滑走速度・ターン半径
高速の小回りで沢山伸び上がると加速が大きい?
292前929:2006/02/13(月) 17:28:48
>>291
そんな暇があればだけどね。
あと結局、加速って規制されてないと意味無い。
規制がないのなら、落差を大きくとって速度上げればいいだけだから。
293名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/13(月) 17:56:44
滑走速度・ターン半径はどう?関係するんだ?
294前929:2006/02/13(月) 18:18:34
>>293
滑走速度が早くなったり、ターン弧が小さくなれば、それだけ遠心力が強くなるから
伸び上がりの加速効果が大きくなる。
だから高速の小回りでたくさん伸び上がるのが、たしかに最も加速することになるはずだね。
重力による加速が少ない緩斜面で、ターンが小回りで規制されている場合、最も違いが出るはず。
295名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/13(月) 19:22:57
>遠心力が強くなるから伸び上がりの加速効果が大きくなる
内倒が大きいから板と重心の離れる距離が大きくなるってことか
296名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/13(月) 23:23:04
>>288
>心軌道接線に直角より進行方向よりの力が加わる
↑と↓は違うと思うが
>結局計算結果は同じになるのだから角運動量保存で考えればいいのでは

力は常にターン中心に向かってルわけじゃないから計算結果は違う
297名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/13(月) 23:55:05
というか力が掛かっている方向=ターン中心と考えるのでは?
298nana:2006/02/14(火) 18:36:58
>>288
>「加速する滑り」と言われている滑りの、物理的に見たほんとうの加速する理由を探しているだけ

さすが、きれいにまとめて下さいますね。

>>296
1.円軌道:常に重心移動接線と垂直の力
2.加速:重心軌道接線に直角より進行方向よりの力が加わる
3.角運動量保存則:半径の異なる同心円運動へ移行した場合(移行中は円軌道でない)

一般的には2と3は違うんですが、3での加速は2に含まれるので、3の条件が成立する場合
(あるいはその仮定でモデル化して)保存則で計算します、ってことだと思われます。
299名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/14(火) 19:04:11
>力が掛かっている方向=ターン中心
この考えだと
重心のターン軌道接線直角が中心方向で力が掛かっている方向 となる・・・・
重心のターン軌道中心より前に力が働くから加速だが?

普通にターンの為に内倒していったら
重心ターン軌道接線直角方向に力が掛かるんじゃないのか?
弧の大きさが同じなら内倒のスピードを速くは出来ないだろうし
遠心力+重力以上には強く押せないだろうし
やっぱり伸びることだろうけど
内倒しっきってからの方が重心とスキーは離れるだろうし・・・・・
300は対策本部:2006/02/14(火) 19:11:51
阻止
301名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/14(火) 19:15:15
伸びると考えるのは、技術レベルが低いからだよwww
302名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/14(火) 19:20:39
>>288>単に伸び上がるとかより傾くとかだけでも条件を満たす
普通にターンの為に内倒していったら
重心ターン軌道接線直角方向に力が掛かるんじゃないのか?
弧の大きさが同じなら内倒のスピードを速くは出来ないだろうし
遠心力+重力以上には強く押せないだろうし
やっぱり伸びることだろうけど
内倒しっきってからの方が重心とスキーは離れるだろうしな・・・・・

>「加速する滑り」と言われている滑りの
>物理的に見たほんとうの加速する理由を探しているだけ
だったら実際の「加速する滑り」を分析するべきじゃん
加速する物を見つけて脳内ゲレンデでスキーに当てはめてるだけでしょ
303名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 02:32:01
>>299
299の3のかっこ内にも書いてあるけど半径の異なる同心円へ移行中は重心の軌道の直角方向に必ずしも力が掛かるわけではないよ。
おもりをつけた紐を回しながら巻き取とることを考えてみればいい。
明らかに直角じゃない方向に力が掛かってる。
スキー板の通るターン弧の中心をターン中心と呼べば理想的な状態では力が掛かる方向はスキー板に直角となるだろうから
ターン中心=力の掛かる方向と考えるのは別におかしな話じゃないと思うよ。
304303:2006/02/15(水) 02:46:41
299の・・・・ ではなく 298さんの・・・ でした。
305名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 02:57:16
俺も内傾だけで加速についてはちょっと疑問があるなあ。
加速のためのエネルギー源が何なのかわからない

あとターン中に加速するのって向心力以上の力を加えないといけないように思うんだけど違うかな?
もしそうだとすると、内傾中はバランスを考えると板のターン弧の向心力より大きな力をかけようと思うと
最初によっぽど体の回転の勢いがないと難しい気がする。
で、そのエネルギーはターン中にどこからかもらってこないといけないわけだし。
306前スレ895:2006/02/15(水) 10:31:30
>>302
> 加速する物を見つけて脳内ゲレンデでスキーに当てはめてるだけでしょ
ここで言っている加速する物ってブランコかな?
それならまったくもって同意。

>>305
> 加速のためのエネルギー源が何なのかわからない
私は加速のためのエネルギー源は、内傾ではなく、内傾した姿勢で雪面を蹴る力だと考えています。

> ターン中に加速するのって向心力以上の力を加えないといけない
等速のターンにおいて既に足から雪面へは向心力と同じ力が働いていますので、
向心力以上の力を加えるには、等速でターンしているところににちょっと力を加えるだけです。
307名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 18:01:25
>>303 >おもりをつけた紐を回しながら巻き取とる
固定された点から紐を巻き取る って
紐がなければ斜め後ろから押す ってことなる
車でも電車でも切り込むようなターン(例えば螺旋)の場合はやっぱり接線直角方向に力でしょ
スキーヤーの重心の接線に直角と考えるのが妥当だと思うよ

>スキー板の通るターン弧の中心をターン中心と呼べば=仮定
>理想的な状態では力が掛かる方向はスキー板に直角となるだろうから=理想
これじゃ説得力ないよ

>>306
>等速でターンしているところににちょっと力を加える
どうやって力を加えるか?でしょ
重力+円心力 以上にどうやって加重するか?でないの?
308前スレ895:2006/02/15(水) 18:51:26
>>307
> 重力+円心力 以上にどうやって加重するか?でないの?
簡単だ。足の筋肉を使って雪面を蹴ればいいんだよ。
309名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 19:35:27
>308 蹴るは伸びるってことだな
内倒だけでは重力+円心力以上の力は掛かってない
方向も重心軌道接線直角方向
普通には加速はしないと
310前スレ895:2006/02/15(水) 20:19:36
>>309
> 蹴るは伸びるってことだな
伸びるんじゃないよ。雪面を蹴って反作用として逆向きの力を受けるんだよ。

> 方向も重心軌道接線直角方向 普通には加速はしないと
なぜ重心軌道接線直角方向だと加速しないんだ?

どんな方向であろうと、物体に力が加わった場合、反作用がない限り
力が加わった方向に必ず加速しますよ。

回転するコマに横から力を加えるとどうなりますか?
回転したままコマ自体が横に加速するでしょう?

ターン中心は一点に固定されているわけではないんですよ。

重力+遠心力以上の力が加われば、ターン自体が加速する。
ターン自体が加速するということは、ターンの中の人も力が加わった方向に加速する。

そんでもって、加速後の増加した速度に対応する向心力を受ければ、
増加した速度での回転がまた始まる。角運動量が保存される原理ですよ。
311名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 20:40:52
>伸びるんじゃないよ。雪面を蹴って反作用として逆向きの力を受けるんだよ
蹴るって伸びずに出来るの??伸びないで力を掛けられるの??
どうやって????????具体的におしえてください
>重心軌道接線直角方向だと加速しないんだ?
横には加速するね(ターン弧が小さくなる)スキーヤーの進行方向の加速はないでしょ
312前スレ895:2006/02/15(水) 21:17:55
>蹴るって伸びずに出来るの??伸びないで力を掛けられるの?? 具体的におしえてください
遠心力を変化させれば可能です。
遠心力を変化させるのは、スキー板の向きを変えればできますね。
例えば、ターン中にスキー板の先端をターン内側に向ければ遠心力は増えます。

同時にターンの回転半径も短くなります。

力を加える、回転半径が小さくなる、加速するの3つは全て連動して起こるので、
回転半径を小さくすれば力が加わり加速するし、力を加えれば回転半径が小さくなりつつ加速します。

>スキーヤーの進行方向の加速はないでしょ
もう一度書きますね。
加速後の増加した速度に対応する向心力を受ければ、
増加した速度での回転がまた始まるんです。

つまり、横に加速して増加した速度で、(力を受けたときの)進行方向に
向けて等速のターンをすれば、結果的に進行方向へ加速したことになる。
313名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 21:47:41
>312 えぇえ?
蹴るとは→遠心力を大きく→スキー板の向きを変える→ターンの回転半径も短くなる→加速
増加した速度→大きな向心力→回転が始まる
横に加速→進行方向に向けて等速のターン→進行方向へ加速
はぁ??

進行方向直角に加速しても進行方向には加速しませんよ
314名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/15(水) 22:33:48
>>283で確認したンだが
>ターン中に伸びて加速の条件なんですが
>重心軌道接線に直角よりも進行方向よりの力を加える”でいいでしょうか?
>その力を大きくするには速く伸びることなんでしょうか?
言い換えて
・重心軌道接線に直角に力を加えても進行方向へ加速はない
・伸びなければ重力+遠心力 以上の力を加えられない
でイイでしょうか?

315名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 00:33:50
>加速:重心軌道接線に直角より進行方向よりの力が加わる
>おもりをつけた紐を回しながら巻き取とることを考えてみればいい。
>明らかに直角じゃない方向に力が掛かってる
これは固定点から斜め前に引っ張る形になるから加速であって
紐がなければ斜め後ろから押されてる状態と同じで加速だ

じゃ!スキーターン最中にこの条件を満たすには
スキー板長軸に垂直より前に重心が位置し伸びる”必要があるンではないか?
    と思うが どうよ?

スキー板長軸に垂直より前に重心”
荷重線で考えていくと慣性力が大きくなきゃいけないので難しい条件になる
ハーフパイプの登りなどでは重力が効くので簡単に条件をクリア出来るが
下り続けるアルペンのターンだと・・・・

316名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 04:07:40
テクに受かるとかわいそうなひとになっちゃいます。みんなも気をつけよう。

【ブーツ回旋】男 は ウ エ ー ル デ ン【前圧】
http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/ski/1139910659/93-94
317前スレ895:2006/02/16(木) 09:46:10
>>313
> 進行方向直角に加速しても進行方向には加速しませんよ
進行方向直角に加速したら進行方向と速度が変わるんだよ。
力が加わった後の新しい進行方向に対してまぎれもなく加速している。

直角に加速する前の進行方向へ加速するかどうかは全く関係ない。

「ターン後の進行方向に対して加速している」ことの説明をしているのに、
それに対して「ターン前の進行方向には加速していない」ってのは馬鹿げた話だ。
318名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 17:21:55
だれか横レスしてよ
896との議論もそうだったけ1対1は長引くんだよね
319前929:2006/02/16(木) 17:26:51
なぜターン直角方向へ力を加えても加速になるかの説明は、895さんにおまかせしますね。
なかなか納得していただくのは大変だと思いますが頑張ってください。

さて、別件について。
>>305 >>306
物理的に見れば、伸び上がるのも内傾していくのも、重心がターン内に押し上げられる
という点では同じですよね。だから同じように加速するはずです。
じゃあそのエネルギーはというと、単純に位置エネルギーですね。
だから、筋力で重心を持ち上げて溜めておいた位置エネルギーを後から使ってるだけです。
ただ、伸ばす動きのほうが加速してる感は強くなるでしょうね。

あともう一つ。これは895さんへの質問。良く見てなかったんで今頃で何ですが
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm
のFig5-1で、「緑のベクトルは慣性力」としてこれが斜面方向への重力と釣り合っている
(だからバランスが取れる)となっていますが、これはおかしくないですか?
単に、斜面方向への力が働いていてはダメなのでしょうか。
直滑降であれば、ある程度速度が出てくると空気抵抗が増してきて、この緑の矢印の代りに
釣り合うようになるのだと考えますが。
320前929:2006/02/16(木) 17:27:57
>>319
間違った。895じゃなくて896ですね。
321名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 17:59:47
>>294
>滑走速度が早くなったり、ターン弧が小さくなれば、それだけ遠心力が強くなるから
>伸び上がりの加速効果が大きくなる。
遠心力が大きい状態で伸びると仕事量が大きい・・・って理由だったよね?
これは体重が重い人は立ち上がるのがタイヘンってだけじゃない?
かえって浅い弧の方が伸びの時間内の距離が稼げて加速が大きいんでは?
遠心力が小さいから筋力的に速く伸びれて時間内の距離が稼げるでしょ

322前929:2006/02/16(木) 18:05:27
>>321
同じだけ伸びるならという意味ですね。
同じ時間内に同じ距離だけ伸びるなら、深い弧、つまりRの小さい弧のほうが遠心力が
大きくなるんで加速効果も大きくなると。
体重が重い人のほうが立ち上がるのが大変=そんだけたくさんエネルギーが加速に使われる
ということです。
323名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 18:21:57
>319
>伸び上がるのも内傾していくのも・・・同じように加速するはずです
実際のターンで加速はしないから考えは間違ってるとして理論を考えるべきでしょ
>「加速する滑り」と言われている滑りの、物理的に見たほんとうの加速する理由を探しているだけ
って言ってるのに脳内理論先行で実際の滑りを無視してるでしょ
内倒しながら伸びてやればまさしくスケーティングだがね
>空気抵抗が増してきて、この緑の矢印の代りに釣り合う
空気抵抗は無視してるだろうし 
もし空気抵抗を考慮したとしても釣り合うかどうかは解らないでしょ

324前スレ896:2006/02/16(木) 18:35:34
>>319
> 単に、斜面方向への力が働いていてはダメなのでしょうか。

本来、その説明で問題ないと思っていたんだけどね。
ただし、バランスを考えるためには、「いわゆる」慣性力の問題も避けて通れないかと。

>>149辺りからの議論の流れで、荷重線(=重力と慣性力の合力)
の方向に足裏が位置するべきだ、というご指摘を受けたので、
Fig.5-1では荷重線について説明するために、こういう図になっている。

荷重線の考え方の長所は、「実際の慣性力」と重力の合力に常に足裏が位置すると考えると、
重力加速度で得られるはずの加速度が十分得られなかった場合の
姿勢の変化も説明することが出来る点にあると思います。

もっとも、「実際の慣性力」を理論的に考察するためには、重力加速度による加速と、
動摩擦力や空気抵抗などの減速因子を考えなければいけないから、
計算を行ったりする場合は、荷重線の考え方を取り入れても手間は変わらない訳だけど。

バランスを説明するには、非常にスマートな考え方なので、
考察ページに紹介させてもらったという訳です。

>>322
> 体重が重い人のほうが立ち上がるのが大変=そんだけたくさんエネルギーが加速に使われる
しかし、加速に要するエネルギーも体重に比例して増加するから、
結果、加速自体は変わらないのでは?
325前スレ896:2006/02/16(木) 18:46:50
>>313
ターン直角方向に力を加えた場合についてだけど、

この場合、遠心力に抗する以上の力を加えると言うこと。
そうなると、必然的に重心の位置はスキー板から遠ざかることになる。
足を伸ばすにしても、内倒を強めていっても結果は同じ。
(内倒を単純に強めるだけではバランスの問題が出てくる可能性もあるだろうけど、
切り換え後などは、内倒を強めていく状況があるわけで、こういった運動も状況によっては可能だと思う)

重心の位置がスキー板から遠ざかれば、スキー板が描く軌道と、
重心が描く軌道は次第に離れていくことになる。

板に力を加えてもスキー板長軸にほぼ垂直な方向にしか反作用(雪面からの抗力)は得られないのだから、
力の向きは、スキー板の軌道接線方向にほぼ垂直となる。

結果、重心の軌道に対しては、軌道接線方向垂直よりも前向きの力が生じることになる。
だから、加速すると言うことで如何でしょうか?
326名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 20:17:35

遠心力に抗するだけの内倒ってのは無いのか????

929は >>319内倒したら「遠心力+位置エネルギー」で加速
895は >>312遠心力+もっと曲がって遠心力で加速
両者は違う意見だよ!

慣性で進む自転車が内倒して曲がったら進行方向に加速するンかよ!

327名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/16(木) 20:25:11
>>325
普通にターンの為に内倒していったら
重心のターン軌道接線直角方向に力が掛かると思う
ただ内倒したなら遠心力以上に加重は出来ない

・重心軌道接線に直角よりも進行方向よりの力を加える”
・その力を大きくするには速く伸びる
・重心軌道接線に直角に力を加えても進行方向へ加速はない
・伸びなければ重力+遠心力 以上の力を加えられない

じゃない?
328前スレ895:2006/02/16(木) 20:35:15
>>319
> なぜターン直角方向へ力を加えても加速になるかの説明は、895さんにおまかせしますね。
> なかなか納得していただくのは大変だと思いますが頑張ってください。
えーまだやんの。もう勘弁。

> だから、筋力で重心を持ち上げて溜めておいた位置エネルギーを後から使ってるだけです。
私が >>306 で言いたかったのはそっちよりも、横方向への力の作用でした。
内倒した姿勢では蹴れば横方向への力を出すことができますから。
329前スレ895:2006/02/16(木) 20:52:58
> 慣性で進む自転車が内倒して曲がったら進行方向に加速するンかよ!
回転半径を小さくしていけば自転車だって加速しますよ。

台風だって彗星だってサイクロン掃除機だって加速します。自転車も同じ。

スキーも同じ。
330名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 02:05:59
305とか書いた者だけど327さんとたぶん同じだな。
内傾しただけだと向心力以上の力が加えられないと思う。
重力とのバランスを考えないといけないから。

あと307さんとか螺旋とおもりをつけた紐では全然違うと思いますよ。
例えば螺旋のレールとかでは加速しないから。
331名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 02:12:36
あと位置エネルギー分は加速するかなあとは思うけそのまま戻したんじゃあ元に戻っちゃうからだめだよね。
力が掛かってない状態でさらに膝を曲げてから力の掛かってる状態で膝を伸ばすという動作はしないと。
それをどのタイミングでどれだけ膝を曲げたり伸ばしたりするかってだけで。
332前スレ895:2006/02/17(金) 06:58:44
なんで >>313 その他の彼と話が合わないか分かったよ。
フィギュアスケート見ていたら気がついた。

彼(コテハンないからそう呼ばせてもらいますね)は「軌道直角方向にしか力が働かない」と言っていた。
「軌道直角方向にしか力が働かない」世界というのは、まさに等速回転運動系内そのもの。
そういう世界では、軌道直角方向以外の力は全て中心の移動、すなわち、系そのものの移動となるので、
運動系の中の人から見たら全く加速していないように感じる。
そういえば、彼はおもりをつけた紐を回しながら巻き取とることに対して「斜め前に引っ張られる」や
「斜め後ろから押される」などとも言っていた。
その斜めの力というのは回転運動系内で観測される慣性力「コリオリの力」そのものではないか。

静止座標系でいくら説明しても、等速回転運動系の中の人とは話が合わんのは当然だわ。

スキーのターンにおいては力の作用する方向は、重心の軌道に直角ではなく、スキー板に対して直角。
ターン中にはスキーヤーの動作で自由に回転半径や中心を変化させることができる。
そういう運動を等速回転運動系で考えるのは非常に難しいと思うよ。

やっぱり前スレ896さんの言う通り、運動系での議論は避けて通れないのか...
333名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 08:53:03
>「軌道直角方向にしか力が働かない」とは言ってないよ
例えば>>315 スキー板に対して直角とも決めつけてないし
ここまでの議論を把握してないでしょ895

ターンを開始するなどターン弧を深くしていくとき
遠心力以上に力が掛かってないので加速はして無いだろう
重心の軌道接線直角方向に力が掛かってるだろう  ってこと

加速するためのエネルギーが遠心力ってのがダメ
929が位置エネルギー(結局は重力)ってのもおどろいた
螺旋レールが加速しないのも過去にやったのに
>>319 > なぜターン直角方向へ力を加えても加速になるかの説明は、895さんにおまかせしますね。
> なかなか納得していただくのは大変だと思いますが頑張ってください。
とか。。幻滅した 加速タン
334前スレ895(慣性系):2006/02/17(金) 09:37:37
非慣性系の中のあなたと、慣性系の中の私では、お互い正しいことを言っていても
絶対に話が通じないからもう絡まないでくださいよ。

>>315
> スキー板長軸に垂直より前に重心が位置し伸びる”必要があるンではないか?
回転運動系内で言っているこの伸びる方向(=斜め前方向)は、静止座標系で私の言う
向心力方向(=中心方向)と同じ方向だってことがわかる?
335前スレ896:2006/02/17(金) 09:51:05
>>326, >>330
遠心力に抗するだけの内倒、ということになると、
荷重線で考えれば、足裏の位置は遠心力と重力の合力のベクトル方向に
一致した状況が最もバランスが取れていることになる。

この場合、切り換え部分以外のターンでは、
もし遠心力が変化しなければ、平面に対しての内倒角度は一定ということになる。
斜面に対しての内倒角度は、ターン前半部分よりターン後半部分の方が倒れる結果になる。
このような場合は確かに、内倒が強くなっても、重力加速度による加速以上の加速は得られないかも知れない。

しかし、斜面に対して内倒すればする程、基本的にターン弧は小さくなる。
その結果、遠心力は増大する。
また、斜面を滑れば、重力加速度による加速もあるから、
これも遠心力を増大させる因子となる。

要は、遠心力に抗するだけの内倒のつもりでも、結果的に遠心力を増大する因子があるということ。
実際の滑りでは、加速していけば、遠心力に抗しきれず、
横ズレが強くなるだろうから、この方法による加速には勿論限界があると思うけれど。

それから、スキー板を両足に履いているのだから、左右方向のバランスは、
ある程度まではアンバランスであっても取れるのではないだろうか。
実際のターン中は、ターン後半部分に行くに従って、外足に乗り込んでいくから、
結果、ターン後半部分の内倒が抑えられることになるのだと思う。

切り換えをスムーズに行うためには、ターン後半部分で外足荷重が強くなるのは当たり前で、
あまり内倒に拘ると却って効率の悪い滑りになるだろう。

単に遠心力に抗するだけと考えるにしても、理論的に考えるのは中々難しいね。
しかし、ターン前半(ターン弧の大きさによって、どこから切り替えを始めるかが変わってくるから、
ターンのフェーズの定義は難しいけれど、内倒が強まる部分を前半部分としよう)
であれば、単に内倒が強まるだけでも、加速になると思うのだけど。
336前スレ896:2006/02/17(金) 10:03:23
ややこしいことを書いたけれど、
ターン中のバランスの問題にあまり深入りすると、議論の収拾が付かなくなると思う。

ターンでの加速を考察するのであれば、実際のターンではバランスが取れているのだから、
むしろ、バランスは取れているものと考え、実際のターン弧や重心の軌道を考察して、
どのフェーズで足を屈伸すれば加速につながるか、を考える方が有意義なのではないかと思う。
337333:2006/02/17(金) 10:35:33
>>334 >非慣性系の中のあなたと・・・・・
慣性の重要性についてず〜と896さんに説いてたんだよ ホント前レス把握してる?

つーか 絡むとかじゃなくて理論的におかしいから
>ターン中にスキー板の先端をターン内側に向ければ遠心力は増えて加速??
加速するためのエネルギーが遠心力ってのが ダメ だって
>>330さんと頼むよ

>>335>単に遠心力に抗するだけと考えるにしても、理論的に考えるのは中々難しい
遠心力に抗する以外の力を探す方がよっぽど難しいと思うよ
内倒力(位置エネルギー)とか遠心力+遠心力なんてことになるってルし

338前スレ896:2006/02/17(金) 10:49:25
>>337
> 遠心力に抗する以外の力を探す方がよっぽど難しいと思うよ
それはそうなんだけれども、
>>335に書いたように、まず遠心力そのものが一定ではないと思われること。

それから、内倒を強める、あるいは内倒時に足を伸ばす操作を行うと言うことは、
重心が遠 心 力 に 逆 ら っ て、ターン弧の内側に入るということになるから、
単に遠心力に抗しているだけではないのではないだろうか?

つまり、こう言った場合は、遠心力に抗する以上の力が働いていると考えているのだけれど。
339名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 11:10:13
>>337
> 非慣性系の中のあなたと
多分誤解していると思うんで横レスするが、

慣性系 = いわゆる静止座標系のことで、この座標系では慣性力(や遠心力)は観測されない。
非慣性系 = 加速している運動座標系のことで、慣性力(や遠心力)が観測される。

ですので。

それから、混乱を招くかもしれないけれど、もう一つ。
ターン中の状態を運動座標系(つまり遠心力や慣性力が観測される状態)で考察した場合、
常に全ての力のバランスが取れているわけではないのでは?

ターンを続けるためには、内倒を強めたり弱めたりしなければならない。
この場合は、内倒が変化するためには、力のバランスを考えると、アンバランスになっているということ。

ターン途中の定常状態(遠心力と雪面からの抗力の遠心力逆向き成分が釣り合っている状態)
であれば、その間は、力のバランスは取れているのだろうけれど。

だから、ターン中のバランスの問題にあまり深入りすると、議論の収拾がつかなくなると思ってます。
340前スレ896:2006/02/17(金) 11:31:45
ちなみに俺は、
内倒を強めたり弱めたりする力の源泉は、スキー板と雪面との抗力にあると考えている。

外足で生じる抗力と、内足で生じる抗力の比率により、内倒の変化が起こるのだと思う。
そして、内倒を強める際に、重心がターン弧の内側に入っていくのであれば、
重心は遠心力に逆らって移動することになるから、トータルの抗力は、遠心力より大きくなければならない。

トータルの抗力が遠心力と釣り合ったままで内倒を強めるという状況であるならば、
頭上からみた場合、重心とスキー板との距離が不変だということになる。
これは内倒を強めながら、足を屈曲することを意味する。

通常の内倒を強める状況では、むしろ足を屈伸しないか、伸ばすかだと思われるので、
内倒を強めれば、スキー板と雪面との抗力は大きくなり、結果加速すると考えている。
341前スレ896:2006/02/17(金) 11:40:59
>>339でHN忘れてた。

>>340
誤解を招くかもしれないんで補足。

内倒を強める際の足の屈曲の部分だが、
両 足 と も 屈 曲 (あるいは外足も屈曲)と読み換えて欲しい。

内足のみならず外足も屈曲しなければ、内倒が強まった際に
頭上から見て、重心とスキー板の距離が変わらないという結果にはならないだろうと言うこと。

同様に、
> 通常の内倒を強める状況では、むしろ足を屈伸しないか、伸ばすかだと思われるので、
この部分は外足に関して、と言うことで読み換えて欲しい。
342前スレ896:2006/02/17(金) 11:53:12
もう一つ追加。
>>338-341の内倒に関する記述は、切り替え部分以外のターン中の動作についてのもの。
(どこまでを切り替え部分と定義するかが、また問題なわけだが)

切り替えの前後は、基本的にはスキー板に積極的に働きかけて抗力を生じさせるのではなく、
ターン後半部分で乗り込んだ外足からの抗力によって、板に生じた左右方向の慣性速度と、
重心に生じた左右方向の慣性速度に差を作り、これらの差によって内倒が弱まり、
重心と板の軌道のクロスオーバーが起こっていく状況になると考えている。

単純に考えていたんだが、深く考えていくと、一筋縄ではいかないなw
343333:2006/02/17(金) 11:55:09
>あるいは内倒時に足を伸ばす操作を行う
>こう言った場合は、遠心力に抗する以上の力が働いていると考えている
これは同意出来ます

だから >>302
>普通にターンの為に内倒していったら
>重心ターン軌道接線直角方向に力が掛かるんじゃないのか?
>弧の大きさが同じなら内倒のスピードを速くは出来ないだろうし
>遠心力+重力以上には強く押せないだろうし
>やっぱり伸びることだろうけど
>>305さんに同意
>内傾だけで加速についてはちょっと疑問があるなあ。
>加速のためのエネルギー源が何なのかわからない

内倒で加速するというのならエネルギー源はなんだ?って言うのが切り口で
答えが無いなら重心軌道に直角に力が働く ってことの証明の一つになっていく・・か?と

344前スレ896:2006/02/17(金) 12:41:25
>>343
そうだね。上に書いたように一筋縄では解けない問題のようだ。

切り換えの前後=スキー板・重心が直線的に運動し、遠心力を生じていない状態と定義すると、
この間の内傾の変化は、>>342で書いたように、スキー板と重心の左右方向の速度差によって
起こっていると考えてる。つまり重心に対して回転モーメントが生じている状況ということになる。

対して、ターンが始動すれば、遠心力が働き始めることになる。
そのままだと、重心に対しての回転モーメントは遠心力によって打ち消されるから、
ある程度は回転モーメントによって傾くにしても、いずれその動きは止まることになる。

そして、重力と遠心力の合力ベクトルの方向に足裏が位置して、バランスが取れた定常状態になっていく。

通常のターンでの内倒を、切り換え時に生じた回転モーメントだけで起こすと考えると、
加速は起こらない、という結論になりそうだね。

結局ターンでの加速が起こるためには、切り換え時に生じた回転モーメントで起こる内倒以上に
速く内倒が起こるように働きかけないとならないのだろう。

力の源泉は、>>340に書いたとおり、雪面からの抗力にあると考えている。
そうなると、外足を伸ばす動作がどうしても必要となりそうだ。
345前スレ896:2006/02/17(金) 12:51:13
>>344
3行目訂正
×この間の内傾の変化は
○この間の内倒の変化は
346前スレ895(慣性系):2006/02/17(金) 13:18:11
まず訂正から

>>333
>「軌道直角方向にしか力が働かない」とは言ってないよ
ここは私の認識違いのようですね。
力は全方向から働くが、軌道直角方向の力では加速しないというわけね。
それなら、等速回転運動系ではなくて加速もありうる回転運動系ですね。

軌道直角方向に力が働いて加速することこそが回転運動そのものだから、
その加速が観測できないということは、つまり回転運動系にあるってこと。

回転運動系であることに違いはないから >>332 の結論は同じだけど。
347前スレ896:2006/02/17(金) 13:29:49
>>344
> そうなると、外足を伸ばす動作がどうしても必要となりそうだ。

この部分が少々解りにくいと思うので補足。

雪面からの抗力は、(遠心力 + 重力)の反作用 + α
+ αの部分は重心が内側に移動する力として使われ、
そしてこの力こそが、ターンでの加速の原動力となる。

内倒は、外足の屈曲を行わずとも、内足を曲げることだけでも可能。
しかし、外足の屈曲を行わず、単に内足を曲げるだけで倒れこんでいく場合、
抗力のトータルは、(遠心力 + 重力)の反作用を超えることはないだろう。

抗力のトータルが、(遠心力 + 重力)の反作用を超えるためには、
どうしても外足を伸ばす動作が必要になる、と考えた。
348前スレ895(慣性系):2006/02/17(金) 13:47:05
本題。

>>337
> >非慣性系の中のあなたと・・・・・
> 慣性の重要性についてず〜と896さんに説いてたんだよ ホント前レス把握してる?
慣性系・非慣性系という言葉が悪かったですかね。
向心力を使って考えている私と、遠心力を使って考えているあなたでは、
理論の一致はありえませんということです。向心力わかる?

> >ターン中にスキー板の先端をターン内側に向ければ遠心力は増えて加速??
> 加速するためのエネルギーが遠心力ってのが ダメ だって
加速するためのエネルギーが遠心力だなんて言っていませんよ?
エネルギー源はあくまでも雪面を蹴るスキーヤーの筋力です。

加速の原理は以下の通り。
  1. 筋力によって雪面を蹴ることで雪面からの反作用を受け向心力を増加。
  2. 向心力が増加することによってターン中心方向に加速する。

向心力が増え、加速した結果、運動系内での遠心力は増加する。
つまり、静止座標系で加速すると運動系内での遠心力が増加する。
逆もまた成立し、運動系内での遠心力が増加は、静止座標系で加速と見なせる。

よって、運動系内で遠心力を増加させる動作をすれば、(静止座標系で見て)加速する。
そこで >>312 の説明です。

エネルギーはあくまでも筋力で、動作として遠心力が増すような動きが、
筋力を使って加速をもたらす動きとなるということ。
349前スレ895(慣性系):2006/02/17(金) 14:18:53
雪面を蹴る動作そのものは、曲がっている足を伸ばすように力を入れる場合と、
力が掛かって曲がろうとしている足を曲がらせないように力を入れる場合の2通りあります。

前者の曲がっている足を伸ばす動作では、
大きな力を得るには大きく曲げ伸ばししなければなりません。
足の曲げ伸ばしの動作の速さも限界がありますので、
ある程度の速度以上では極端に効率が悪くなります。

後者の足を曲がらせないように踏ん張る動作は、>>312 に書いたような、
回転半径を小さくするような動作で行うことができます。
発生できる力の大きさは、半径の変化に対する向心力の変化量となります。
向心力の大きさはは速度の2乗に比例し半径に比例するので、
速度が速ければ速いほど効率が良くなります。

スケーティングでは大きく足の曲げ伸ばしを行います。
アルペン競技のような高速のターンではあまり足の曲げ伸ばしを行いません。
そういうことです。
350333:2006/02/17(金) 16:23:32
>>348
>向心力を使って考えている私と、遠心力を使って考えているあなたでは、
>理論の一致はありえませんということです。向心力わかる?

     はぁ???

>>312
>>蹴るって伸びずに出来るの??伸びないで力を掛けられるの?? 具体的におしえてください
>遠心力を変化させれば可能です。

遠心力を持ち出したのは自分でしょ

>>344 前スレ895にほぼ同意 
>>339 慣性系 = 慣性力(や遠心力)は観測される方でしょ?
351前929:2006/02/17(金) 16:44:28
>>330
回転系内で考えると、遠心力で外に押しつけられるような力が働いてますよね。
例えばスペースコロニーの中の疑似重力とかをイメージしてみてください。
内倒していくことで重心は中に入っていくわけですから、その遠心力に逆らって
中へと押し込まれているわけですよね。
その中へ押し込むのには、なんらかの力が必要ではありませんか?

あと螺旋のレールとかの話は333さんも指摘されてますが、過去スレで話題に出てるので
まとめサイトあたりから探して読んでいただけるとうれしいです。

>>333
895は加速するためのエネルギーが遠心力なんて言ってないと思いますよ。
位置エネルギー云々については、上で書いたような考え方です。
ちなみに、どこかで位置エネルギー分稼がないといけないですから、最終的には筋力か
ターンの向心力からもらってこないといけないです。
後者の場合だと、ターンで加速と減速が通常よりも大きくなる滑り、になると思います。

仕事を休んで無理矢理滑りに行ってるので時間が無くて、あまり反応できんのです。
というわけで、895さんにおまかせしたいところなんですが。
352名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 16:54:10
>>349
足の曲げ伸ばしではなく、半径の変化だけで加速が実現可能だとすると、

例えば、等速直線運動している球体があるとしましょう。
この球体が、らせん状の壁に沿って曲がると加速しますか?
(壁の摩擦力は0、球体は壁から跳ね返らないとして)
     ─  
   /   ←○
  /
 │
  \_


もし、そうなら、これを繰り返していくと、
外部から何らエネルギーが加わらないのにどんどん加速する永久機関になると思うんだけどな。

>>350
> 慣性系 = 慣性力(や遠心力)は観測される方でしょ?
それがややこしいところでね。
慣性系というのは、静止系(等速運動している系も含む)の座標系のことを指す。
対して、加速運動している運動系を基準にした座標系は、非慣性系と呼ばれる。
遠心力を含む慣性力は加速運動している運動系を基準にしないと観測されないので、
慣性系の座標系では、慣性力や遠心力は観測されないことになる。

慣性系については、こちらをご参照下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A3%E6%80%A7%E7%B3%BB
353前929:2006/02/17(金) 16:57:16
>>324
この図だと、ほんとに緑色の「慣性力」というような力が働いているような表記ですよね。
それは物理的にはおかしいということです。実際にはそんな力はかかっていないですから。

空気抵抗が掛かっているような場合、その分前傾したところでバランスするはずですが
それがこの考え方で、よりわかりやすい説明になるとも思えません。

自分には、この図を出すほうがスマートではなく、混乱させてしまうと感じます。


加速の話は、>>321で体重が重いほうが立ち上がるのが大変、という例で出しているのに
合わせて書いているだけです。
実際に体重が増えているわけではなく、遠心力による見かけの体重が増えているわけですね。
354前スレ896:2006/02/17(金) 17:14:24
>>352
またもHN忘れ。

>>353
> 空気抵抗が掛かっているような場合、その分前傾したところでバランスするはずですが
> それがこの考え方で、よりわかりやすい説明になるとも思えません。

前後方向のバランスについては、そうでしょう。
だから、空気抵抗との関係等については説明文に書いてある。

しかし、左右方向のバランスを考える際に、抗力と重力の関係を考え、
回転モーメントを取り入れると、結構ややこしくなる。

まだ説明はそこまで進んでないけれど、左右方向のバランスを考える際には、
重力+遠心力の合力ベクトル=荷重線の方向に足裏が位置する、
とした方が、説明がスマートになると考えている。
Fig.5-1はその為の布石でもある。
355名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 17:26:45
>>353
もう一点追加。

> この図だと、ほんとに緑色の「慣性力」というような力が働いているような表記ですよね。

慣性力は見かけ上の力ではあるけれど、
運動系を基準にした際には、実際に観測される力でもある。
だから物理的に間違っているわけではない。

そして、運動系を基準にしていても、同時に重力は観測される。

運動系を基準にした座標系では、加速力は直接観測されなくても、
伴に加速している物体に関しては、何らかの力として観測される。
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm のFig.4-4参照)
そして、慣性力も同時に観測されると考えるべきだということ。

ちなみに、荷重線 = 重力 + 慣性力の合力ベクトルの方向、を提唱したのは、
>>281にあるとおり、木下是雄博士(物理学者)。
356前スレ895(慣性系):2006/02/17(金) 17:56:11
>>352
> 足の曲げ伸ばしではなく、半径の変化だけで加速が実現可能だとすると、
半径の変化で加速じゃなくて、半径が変化するときに雪面を蹴る力で加速だっての。

> 例えば、等速直線運動している球体があるとしましょう。
> この球体が、らせん状の壁に沿って曲がると加速しますか?
球体は壁を蹴りません。よって加速しません。

ちなみに、そのらせん状の運動は回転半径が小さくなっているのではなく、
回転の中心が移動しているだけですよ。

だから話が絶対に合わないからやるだけムダだってもう。
357333:2006/02/17(金) 18:02:34
>>319 
>物理的に見れば、伸び上がるのも内傾していくのも、重心がターン内に押し上げられる
>という点では同じですよね。だから同じように加速するはずです。
伸び上がるのと内倒はちがう
内倒は遠心力の増加にあわせて抗してるだけでそれ以上はないよ
>じゃあそのエネルギーはというと、単純に位置エネルギーですね。
>だから、筋力で重心を持ち上げて溜めておいた位置エネルギーを後から使ってるだけです。
位置エネルギーって落下でしょ 落下が伸び上がるのと同じわきゃない

加速さんは螺旋のレールとかでは加速しないことが解ってんのに
なぜ?>>329回転半径を小さくしていけば自転車だって加速・・・と言う
“895さんにおまかせしたい”なんて言うのか???
358前スレ896:2006/02/17(金) 18:32:34
>>356
> 球体は壁を蹴りません。よって加速しません。
しかし、壁からの抗力は回転半径が小さくなるほど、大きくなるはず。

> らせん状の運動は回転半径が小さくなっているのではなく、
> 回転の中心が移動しているだけ
回転の中心が移動するだけではなく、回転半径も小さくなっていると思うのだけれど?
同心円状に徐々に螺旋が強まって、360度回転するような状況だったらどう?

>>349では
> 力が掛かって曲がろうとしている足を曲がらせないように力を入れる場合
についても加速が得られるというご意見のようですが、
力が掛かっている状態で足を曲がらないように留めるとするならば、
掛かっている力以上の抗力を得ることは出来ないのではないだろうか?

掛かっている力 = 重力 + 遠心力な訳で、そうなると、
足を曲がらせずに、傾きを強める(実際には外足を曲げずに内足を曲げることになると思うが)、
だけでは、重力 + 遠心力以上の抗力を得ることは出来ないと思う。
遠心力(あるいは向心力)が強くなっただけでは、螺旋の例を考えても加速は得られないのでは?

だから、傾きを強める際に、外足を伸ばす操作が入ってこないと、
加速にはつながらないのではないかと思うのですが?
359名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/17(金) 18:34:43
ターンを弧で考えるから両者ともおかな論理になってるように思うぞ

落下方向のフォーライン方向と、左右の方向を別々に考えたほうがいいような気がする
360前スレ896:2006/02/17(金) 18:50:55
考えれば、考えるほど、訳が解らなくなりそうだw

>>358前言撤回。

内倒が強くなれば、加速は確かに起こりそうだ。
球体では内倒なんてことは起こらないものな。

内倒時には、スキー板の軌道から重心が離れていくから、
ベクトルの作用方向を考えれば、確かに加速は起こるんだろう。

但し、内倒を続けることは出来ないから、単に内倒をして、
そこから起き上がる、と言うことの繰り返しで考えると、トータルでは±0かと。

トータルで加速を得ようとするならば、やはり足の曲げ伸ばしは必要、
という風に自論を変更したいと思う。
361333:2006/02/17(金) 18:56:16
895はスキーターンを角運動量保存則にそのまま当てはめてんだね
だったら半径が小さくなれば速度が上がるのは納得!
でもスキーや自転車は中心力じゃないから無理だよ
362333:2006/02/17(金) 21:38:54
自転車で普通に内倒しながらターン始動したら加速する?
インライン、スケートボード何でもいいが
普通に内倒しながらターン始めても加速しないしょ
上手く力を加えればインライン、スケートボードも自転車も加速するよ
でも普通に内倒しながらターンしたって加速しないよ

>スキー板の軌道から重心が離れていくからベクトルの作用方向を考えれば・・・加速
加速しないってことは重心の軌道直角に向心力が働いてると考えられないかい
スキーターンの投影で重心軌道の遠心力方向を考えてみようよ
363333:2006/02/17(金) 21:48:46
例えば加速中の電車内に固定された座標系では、
力を受けていない空き缶がひとりでに動きだすことがある。
慣性の法則が成立するような座標系を慣性系という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%AE%E7%AC%AC1%E6%B3%95%E5%89%87
こっちの方が解りやすいね
364333(慣性系):2006/02/17(金) 23:25:32
慣性系で考えるとスキー板という座礁系に乗ってるスキーヤーってことになる
それは走ってる電車に乗ってる人、飛んでるロケットに乗ってる人も同じ

例えば
電車が進行方向に加速すれば慣性力で後ろに押されるので前傾を取る
電車がカーブすれば遠心力で横に押されるので内倒して耐える
山岳鉄道の下りで等速度であれば重力のみが影響するので鉛直に立ってる
山岳鉄道の下りカーブで等速なら鉛直のまま遠心力で内倒して耐える

電車の床がスキーでその上にスキーヤーが乗ってると置き換えて考えると
スキーに乗ってるスキーヤーのには慣性力、遠心力と重力が掛かるので
(ちなみにスキーでは空気抵抗も影響する)
滑走中のスキーヤーは重心の移動(内倒、前後傾)によって
加重線を足裏の適切な点に動かしバランスを取ることが求められる

だからスキーヤーの前後傾はいつもスキー板に直角とは限らないし
力の方向もスキー板に直角とは限らないといえる  どうよ?

365前スレ895:2006/02/18(土) 01:01:53
糸に錘を付け、軸を中心に回転させながら巻き取る運動を考えます。

錘と中心軸の間の力の作用を考えて「回転する錘が中心軸に引っ張られる」と考えるのが私。
錘と糸の間の力の作用を考えて「錘が糸に引っ張られる」と考えるのが333。

両者は同じ動きを観察しています。見方の違いだけです。
私の見方ではあくまでも錘は中心方向へ引っ張られていますが、
333の見方では錘は糸の方向(錘から見たら斜め前です)へ引っ張られています。

静止座標系では運動系の回転の中心が見えるので「中心と錘の関係」を見ます。
回転運動系の中では運動系の回転の中心は見えませんので「糸と錘の関係」を見ます。

静止座標系で考えている私は「中心と錘と糸」のそれぞれの関係が見えます。
回転運動系の333は「糸と錘」の関係しか見えません。

よって、私がいくら「中心」と言っても全然話が通じません。

糸の先には中心があるので、私の言う「中心の方向」は333から見た「糸の方向」と同じなのです。

同様に、333が言う「荷重線を斜め後方にとり斜め前方に伸びると動き」と、
私が言う「向心力を増やして中心方向に加速して移動する動き」は同じです。

同じなのですが、見方が違うので残念ながら話が通じません。
366前スレ895:2006/02/18(土) 01:56:56
>>358
> 壁からの抗力は回転半径が小さくなるほど、大きくなるはず。
> 回転の中心が移動するだけではなく、回転半径も小さくなっていると思うのだけれど?
> 同心円状に徐々に螺旋が強まって、360度回転するような状況だったらどう?
「力の働く方向=向心力方向=中心方向」という考え方を思い出してください。
>>352 の運動で、球体が螺旋状の壁から受ける力の方向は、どこか一点の中心を向いていますか?
向いていないでしょ。だから、>>352の運動では半径も変わりませんし加速もできません。

中心と異なる方向にいくら力が働いても、向心力も半径も変化しません。

螺旋軌道においても、接線直角の方向が中心一点に集中していない限り、
向心力も半径もそして速度も変化しません。
というより接線直角の方向が一点に集中する軌道というのは円軌道しかありませんので、
どんな螺旋軌道を転がしても球体が加速する事はありえません。

「螺旋運動」と「半径を小さくする円運動」とは、全く異なる運動です。

「半径を小さくする円運動」には中心方向への力の作用が必須です。
自転車なら中心方向へ内倒を強くすれば重心は加速します。
が、自転車そのものは加速しませんので、バランスを崩して倒れるでしょうね。
バランスを崩さないためには、ペダルをこいで自転車も加速させればいいのです。

「半径を小さくする円運動」と「中心方向への力の作用」と「加速」は3点セットなので、
どれか一つが欠けても運動は成立しません。
367前スレ895:2006/02/18(土) 02:20:09
>>366 訂正
>どれか一つが欠けても運動は成立しません。
どれか一つが欠けても半径を小さくしながら加速する運動は成立しません。
368333:2006/02/18(土) 11:04:46
>自転車なら中心方向へ内倒を強くすれば重心は加速します。
>が、自転車そのものは加速しませんので、バランスを崩して倒れるでしょうね。
そんな経験ありませんが???
自転車でターンすると人間だけが加速していってクラッシュですか?
それを避けるためには自転車で曲がってる最中に>ペダルをこいで自転車も加速???
曲がってる時にペダルこいで加速するなんてヤバイでしょ
これは訂正しときましょうよ!完全に脳内になってますよ

簡単に質問します
ターン中の力の作用は重心が描く弧の中心方向であることが物理法則と思いますが
895さんはなぜ?スキーが描く弧の中心方向に力の作用が働くと考えてんですか?
理論的な答えきぼん
369前スレ895:2006/02/18(土) 15:53:40
>>368
> 曲がってる時にペダルこいで加速するなんてヤバイでしょ
> これは訂正しときましょうよ!完全に脳内になってますよ
脳内ではありませんよ。
自転車でもバイクでも、倒れそうな状態から立ち直るときは加速です。
バイクでスラロームする時も、アクセル緩めて倒し込みながら曲がり、
次のターンへ向けてバイクを起こしながら切り返すときはアクセル開けて加速です。
自転車でスタンディングをする場合も、ハンドルを切っておいて、
倒れそうになったらペダルを踏むことで立て直します。これは皆経験あるでしょ?

> なぜ?スキーが描く弧の中心方向に力の作用が働くと考えてんですか?
分かってもらえない事を承知で書きますが、
中心方向に力が働くのではなく、「力の方向がそのときの中心」なんです。

>>366 で糸と錘の例を出しました。
中心の方向は私の見方では「錘から中心に力が働いている方向」です。
333さんの見方では「錘が糸に引っ張られている方向」です。
どちらも、その方向に進めば中心にたどり着きますので、それが中心の方向と言えます。
「力の方向=中心の方向」と言って良い事の説明です。

何度も言いますが、私が間違っているわけでも333さんが間違っているわけでもなく、
見方(系)が違うだけです。
370前スレ895:2006/02/18(土) 16:10:11
見方が違うということについて、もっと分かりやすい説明をします。

一つの円錐が平面におかれています。

真横から見ると「三角形」です。三角形なので、頂点と角度があります。
真上から見ると「円形」です。中心と円周があります。

両者は同じ円錐を見ていますが、まったく違う形に見えています。

さて、ここでその円錐の表面に一本の矢印を書きます。
円錐の側面に、底面から頂点へ向かう方向に、真っ直ぐな一本の矢印を書きます。

真横から見ると、下から斜め上の頂点に向けての矢印が見えます。
真上から見ると、円周から中心に向けての矢印が見えます。

真横からと真上からでは全く違って見えますが、確かに同じ平面状にある同じ矢印です。

>>365 で私が書いた、
> 同様に、333が言う「荷重線を斜め後方にとり斜め前方に伸びると動き」と、
> 私が言う「向心力を増やして中心方向に加速して移動する動き」は同じです。
というのはそういう事です。
371前スレ895:2006/02/18(土) 16:54:35
別な言い方で言いますと、
動いている物も動いていない物も「動きながら見ている」のが、333さん。
動いている物も動いていない物も「止まって見ている」のが、私。

運動しながら見るスキーヤー的視点で見ているのが333さん。
外部から見るコーチ的視点でみているのが私。

コーチがスキーヤーの動的視点での話を理解するのが難しく、
スキーヤーがコーチの外部的視点での話を理解するのが難しいわけですね。
372前スレ896:2006/02/18(土) 20:50:10
>>364
> 電車が進行方向に加速すれば慣性力で後ろに押されるので前傾を取る
電車の外から観測すると、乗っている人には慣性力なんて働いていないんだけどね。
乗っている人は単にその場に留まろうとしているだけ。
電車の方が加速しているから、留まろうとする慣性の法則により
その人はその場に置いていかれそうになるということ。

慣性の法則がなりたつ=慣性力が働くという訳ではありませんから。
慣性の法則がなりたつ=物体に外から力が加わらない限り、
その物体は静止あるいは等速直線運動を保つという事ですから。

つまり慣性系(静止座標系)でみれば、慣性力なんていう力は働いていないってことになるというわけ。
だから、慣性力は実際に働いている力としてではなく、みかけの力として扱われている。
非慣性系(運動座標系)でみて、初めて慣性力が観測されるわけ。

多分>>333氏は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%AE%E7%AC%AC1%E6%B3%95%E5%89%87
を誤読しているのではないかと思う。

>慣性の法則は、どのような座標系でも成立するわけではない。
>例えば加速中の電車内に固定された座標系では、力を受けていない空き缶がひとりでに動きだすことがある。
ここまでが一くくりの内容ですから。力を受けていない空き缶が勝手に動き出す=慣性の法則は成り立っていないということですから、
加速する電車に固定された座標系は、非慣性座標系な訳です。
373前スレ895:2006/02/18(土) 23:41:33
余談ですが、>>370 の円錐の高さは「遠心力の大きさ」を表しています。

円錐の中心の位置は頂点を通る軸です。

・上から見た場合には、見た目の円の中心です。つまり、最も半径が小さい所です。
 向心力の大きさはは半径に反比例しますから、「向心力を大きくする方向が中心の方向」です。
・横から見た場合には、三角形の中心線。最も高さが大きい所、つまり、最も遠心力が大きい所です。
 すなわち、「遠心力を大きくする方向が中心の方向」ということになります。

力を大きくする方向とはプラスの外力が作用する方向です。その方向が中心ということです。
いささか概念的に過ぎますが、力の作用する方向が中心ということのひとつの説明です。

スキーの運動から離れすぎましたので、この話はこれでおしまい。
374前スレ895:2006/02/18(土) 23:51:54
ゴメンナサイ。ちょっと補足。

私の言っている「中心」とは、軌道の中心ではなく「運動の中心」です。
両者の違いは、太陽をまわるハレー彗星などの楕円軌道を考えると分かりやすいと思います。
ハレー彗星の「軌道の中心」は楕円軌道の中心ですが、「運動の中心」は太陽です。

前に話に出た螺旋軌道は「軌道の中心」は螺旋の中心ですが、「運動の中心」は一点に定まりません。
よって、螺旋軌道を螺旋の中心に向かって運動しても「運動の中心」に対する半径は小さくならない
ということです。
375名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/19(日) 00:27:55
ターンで踏んで加速するんなら
体重の重いヤツは軽いヤツより速いって事かな?
376名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/19(日) 00:36:18
>>369
>自転車でもバイクでも、倒れそうな状態から立ち直るときは加速です。

いや・・・ハンドルが倒れる方向に曲がるから倒れないんだよ。
ハンドルが固まってたら、いくら加速しても倒れるだけってのが
2輪業界では当たり前のことになってます・・・
アクセルワークは倒れることで落ちたスピードを元に戻してるだけ。
377333(加速系):2006/02/19(日) 11:22:45
本来の意味での力のみで考えてみます
スキースキーヤー系には重力、雪とスキーの間の力(抵抗)、空気抵抗が掛かる

まずは平地に勢いを持って滑り込んでターンの場合
aスキー板が撓みなどを利用して接雪してるエッジ全体による横方向への力
スキーセンター付近からスキーにほぼ直角の→としておきましょう
bスキー板の縦方向への抵抗 平面を行けばスキーヤーはいつかは止まってします
スキーソール全体に掛かり後ろ向き↓
c空気抵抗 スキーヤーに対して掛かり後ろ向き↓
d重力 鉛直下↓
abcdの合力を雪面投影の平面成分で見ると向心力(?)は
スキー板直角よりbcの分後ろに向く
慣性系で考えた遠心力方向とはぼ一致すると思う

実際のスキー同様に斜面を下りながらターンの場合
dの斜面方向の分力(フォールライン方向↓)がプラスされる
こう考えるとスキーターンにおける向心力はスキー直角を前後する
これは慣性系で考えてもほぼ同じと思う
やはり・・・・・・時間切れ・・・・(ry

378前スレ895:2006/02/19(日) 21:27:16
>>376
>ハンドルが倒れる方向に曲がるから倒れない
ハンドルが倒れる方向に曲がるということは、運動の半径を小さくなっていますね。
何度も言ってるでしょう。運動の半径を小さくすることが加速であると。

1. 体を倒す=重心の運動半径が小さくする=重心が加速する
2. 重心だけが加速して、バイク(自転車)が加速していないから、バランスを失う

回復の方法は2通りの方法があります。

3a. バイクを重心と同じだけ加速
3b. バイクのハンドルを倒れる側に曲げる=重心に合わせてバイクの運動半径を小さくする
    =バイクが重心と同じだけ加速する
4. バイクと重心の加速の釣り合いが取れてバランスが回復する

あなたの言っている運動も、私の言ってきた事で説明可能なんですよ。
だって見方が違うだけなんですから。
379名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/19(日) 21:59:48
>>375
しかし、体重が重ければ、加速に要するエネルギーも多くなるから、
結局殆ど一緒。
380前スレ895:2006/02/19(日) 22:13:42
>>378 訂正(些細な事ですが)
> ハンドルが倒れる方向に曲がるということは、運動の半径を小さくなっていますね。
ハンドルが倒れる方向に曲がるということは、運動の半径が小さくなっていきますね。

上記はバイクの例でしたが、スキーでも同じです。

1. ターン中に体を倒します=重心の運動半径が小さくなる=重心が加速します
2. 重心のみ加速してスキーが加速していないのでバランスを崩します
3. スキーの向きを内側に向け雪面を蹴ります=スキーの運動半径が小さくなる=スキーが加速します
4. 重心とスキーの加速の釣り合いが取れてバランスが回復します

バランスを保ちつつ加速するメカニズムです。
さて、ついでに同じ運動を運動系で見てみましょう。1〜4は上の説明と対応しています。

1. 重心を加速します
2. 重心のみ加速してスキーが加速していないので前傾の姿勢になり荷重線方向は後ろに移動します
  (この状態ではバランスは崩れています)
3. スキー板から雪面へ斜め後ろの荷重線方向へ力を加えて、反作用でスキー板を加速させます
4. 重心とスキーの加速の釣り合いが取れて荷重線方向は前方に移動し元にもどります
  (バランスが回復します)

確かに運動系で見れば、荷重線が前後に移動して加速するんですよ。
私がこんな事言うのは何ですが、333さんの説明も正しいんですよね。運動系で見ればね。
381前スレ895:2006/02/19(日) 22:31:08
>>378 さらに補足です。連投スミマセン。
3bの方法によるバランス回復についてですが、バイクは横方向に力を作用できませんので、
ハンドルを曲げて運動の半径を小さくする時に必要な向心力は、重心の運動エネルギーが消費されます。
重心の速度を消費してバイクを加速させるので、全体の加速はプラスマイナスゼロです。
なので、3bの方法によるバランスの回復では結果として加速はできません。

スキーは横方向に蹴れます。なので、その蹴る力を使う事で、お互いの速度を消費せずに
重心やスキーの運動の半径を小さくすることができます。結果として加速できます。
382前929:2006/02/20(月) 11:10:15
>>355
もし「運動系」で説明しているのなら、斜面方向向きの加速度が消えるべきでは。
つまりなめらかな斜面を滑っている箱の中に人が入っているなら、斜面方向向きに
どんどん加速していってるとは感じないでしょう。
斜面方向向きの力と、その逆方向にある「慣性力」とが一緒に書いてあるのがおかしい。
実際の力と、見かけの力を同時に同じ図中で書いて、それが打ち消し合うように
表記しているのがおかしい、ということです。

>>357
>>329読んで、895さんはわかってると思ったのでそう書きました。
力を加えて回転半径を小さくしていけば加速するわけです。
なんらかの方法で位置エネルギーを使って、重心を内に押し出すのと、筋力で押し出すのは
物理的には同じことですよね。

>>360
もちろんトータルで加速するには、筋力使わないとエネルギー保存から考えても無理でしょう。
383前929:2006/02/20(月) 11:24:38
>>380
382で、895はわかってると思ったので、と書いたのが不安になったので確認。
まさかほんとに、半径が小さくなっただけで加速とは思ってませんよね?
この場合だと、ハンドル切って半径が小さくしたものの、重心が内に入らなかった
(リーンアウトさせてバイクだけ倒したなど)場合とか。

>>376
ハンドルが倒れる方向に曲がると半径が小さくなり、中の人からみたら遠心力が増して
その力を使って外に立ち上がることが出来ます。
もしくはアクセルワークでスピードを増すことでも同様にできますね。
自分は中型までしか乗れないのでバイク乗りとは言えませんが、教習所でスラローム
習うときはアクセルワークで戻すように習いました。

スキーでも、昔のウェーデルンなどでは、チェック入れるということでターン弧を一時的に
小さくして遠心力を増して、切換えに使っているはずです。
384前スレ895:2006/02/20(月) 12:09:27
>>383
> まさかほんとに、半径が小さくなっただけで加速とは思ってませんよね?
当然、半径が小さくなっただけで加速なんてありえまえせん。
重心の半径を小さくするにもなんらかの外力が必要で、
半径が小さくなっての加速はその外力の結果です。

「半径が小さくなる=加速」と直接的に書いてしまいましたが、
「中心方向に外力が働く→半径が小さくなりつつ加速する」です。

バイクのリーンアウトは重心が移動していないので、加速もありません。
385前スレ896:2006/02/20(月) 12:40:39
>>382
> つまりなめらかな斜面を滑っている箱の中に人が入っているなら、斜面方向向きに
> どんどん加速していってるとは感じないでしょう。
そう、その通り。箱の中の人は加速も感じなければ、慣性力も感じないだろう。
これはつまり、箱の中の人について考えると、加速する力と慣性力が釣り合っているから、
バランスが取れているということ。
(勿論中の人が加速力を直接測定することは出来ないけれども)。

自由落下する箱の中に人が入っていれば、実際には重力が働いて加速しているのに、
重力は感じられないし、慣性力で箱の上に引っ張られていく事もない。

結局、運動系と伴に移動する座標系の中で静止している物体については、
加速する力と慣性力が釣り合っていると考えるべきで、
運動系を基準にした時に慣性力だけを考えるのは間違いであることが、
この例からも解ると思うんだがな?
386前スレ895:2006/02/20(月) 13:12:09
>>384 また間違った。訂正
> ありえまえせん。 → ありえません。

>>380 で足りなかった >>384 の説明を加えてまとめますと、

1. 重力やスキーヤーの運動によって、スキーヤーの体のみに中心方向への力を作用させます
  → 内倒します
  → 体のみ加速されていますので、スキー板に対しては体は先行します
2. スキー板とスキーヤーの速度に差が生じます。これはバランスを崩した状態です
3. スキーヤーの雪面を蹴る運動によって、スキー板に雪面からの反作用で中心方向への力を作用させます
  → 内倒が起きます
  → スキー板のみ加速されていますので、スキー板が先行していた体に追いつきます
4. スキー板とスキーヤーの速度差は無くなります。バランスが回復します。

ターン全体の加速は、1のスキーヤーを加速させる運動と、3のスキー板を加速させる運動の合計です。

前スレ896さんが以前に作成した考察の図では、バランスを回復させるのにスキーヤー(重心)を
スキー板の方に移動させていました。それではスキーヤー(重心)は減速してしまいますので、
前スレ896さんは、結局加速が出来ないと悩んでいたかと思います。
上記の3のようなスキー板を加速してスキーヤー(重心)の軌道に寄せる運動で解決できないでしょうか。

なお、3の際にバランスを回復させる以上の力で雪面を蹴ることで、スキーヤー・スキー板ともども
さらなる加速を得ることも可能かと思われます。
387前スレ896:2006/02/20(月) 18:02:02
>>382
> なんらかの方法で位置エネルギーを使って、重心を内に押し出すのと、筋力で押し出すのは
> 物理的には同じことですよね。
そうだね。この部分同意。

>>386
重心を人間と、スキー板に分離して考えているみたいだけど、
内倒、内倒している時の脚の伸展による重心の中心方向への移動は、
斜面の頭上方向から観察する限り、物理的に同一な運動と考えるべきだと思う。
運動の原因が、重力によるか、雪面からの抗力によるかの違いはあるけれど、
いずれも重心を内側に押し出すという意味では変わりがないのではないだろうか?

俺の考え方は、スキー板も含めた運動系全体の重心が、
内倒や、内倒している時の脚の伸展によって、中心方向に移動する。
この際に、加速が起こると言うこと。
重心が加速すれば、人間もスキー板も同時に加速する。

人間とスキー板という運動系を剛体として考えすぎと言われるかもしれないが、
スキー靴で足首はかなり拘束されているし、滑走中は筋肉の力で、
板より遅れたり、板に先行したりしないように筋肉を使ってバランスを取っていると考えれば、
重心の加速=運動系全体の加速と捉えても問題はないのではないだろうか?

例えば、滑走中の人を後ろから押したり、紐で引っ張ったらどうなるか?
前につんのめるという答えが返ってくるかも知れないが、
実は、押した部位(紐で引っ張った部位)が、足首の辺りだったら、
逆に後ろにそり返るだろう。

もし、正しく重心を加速すれば、つんのめったりそり返ったりせずに、加速が可能になる。
重心の回転中心方向への移動とは、正に重心そのものの加速だから、
スキー板が先行したり、遅れたりせずに加速が起こるのではないだろうか?
388前スレ896:2006/02/20(月) 18:11:39
>>386
> 前スレ896さんが以前に作成した考察の図では、バランスを回復させるのにスキーヤー(重心)を
> スキー板の方に移動させていました。それではスキーヤー(重心)は減速してしまいますので、
> 前スレ896さんは、結局加速が出来ないと悩んでいたかと思います。

ここについては、最初から悩んではいなかったんだけど?
説明の関係上、常に脚を伸ばす方向に抗力のベクトルを図示しただけ。
脚を曲げることにすれば、抗力のベクトルは短くなるか0になる。

>>382で前929氏が同意してくれているけど、脚の筋力を使った重心の移動
(つまり脚の曲げ伸ばし)をしないで、内倒・起き上がりを繰り返すだけならば、
運動のエネルギー源が重心の位置エネルギーだけになるから、
内倒時加速、起き上がり時減速の繰り返しで、トータル±0になるだろう。

しかし、内倒していく時、あるいは内倒を保っている時に、
脚を伸ばすことで重心を内側に移動すれば、より加速することが出来るし、
起き上がる時には、脚を屈曲すれば、減速の要素を減らすことが出来ると考えているんだが。
389333:2006/02/20(月) 20:15:25
895も896も929も
自転車が内倒しながら曲がっていくだけで進行方向に加速すると言ってることに驚いた!!
長年自転車に乗ってるがそんな経験は1度としてないし誰からも聞いたこともない
ましてや重心だけが加速していって転びそうになるなんて!??
半径が小さくなれば加速する”という理論を先行させ
実際の現象や実験の結果を無視するのはどうかと思う

390333:2006/02/20(月) 21:03:27
>>369>>383
倒れそうになったらアクセルやハンドルでバランスを取るのはことじゃなく
倒れそうになる原因を議論しなきゃいけないんでしょ 論点ズレまくり

>>378>>380>重心の運動半径が小さくする=重心が加速する
なんで半径を小さくすると重心が加速するんですか?

>>384>重心の半径を小さくするにもなんらかの外力が必要
どんな外力ですか?

>>386>重力やスキーヤーの運動によって、スキーヤーの体のみに中心方向への力を作用・・・・
  >体のみ加速されています
なんで加速するんですか?

>>382 
前にも書いたが「斜面方向向きの加速度」は慣性力の元を示す為と解釈
だいたいは文中で注意書きとして説明されてるけどね

>なんらかの方法で位置エネルギーを使って、重心を内に押し出すのと、筋力で押し出すのは
物理的には同じことですよね。
396さんも同意してるが違うと思う
内倒は遠心力に抗してるけど伸びは遠心力+に抗するでしょ

>>387
>滑走中は筋肉の力で、板より遅れたり、
>板に先行したりしないように筋肉を使ってバランスを取っていると考えれば、
>重心の加速=運動系全体の加速と捉えても問題はないのではないだろうか?
そだね
391名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/20(月) 22:48:11
なんだ解説者、ライヒの一本目、内足に乗ってだめなこと言って、そんなこと言っているから20位にも入れない、少し勉強しろ。
392305:2006/02/20(月) 23:05:02
どうも全ての意見が一致する人がいないので自分の考えをまとめてみました。
反論されてもあまり頻繁に書き込みできないし誰かを支援する形の方がホントはいいのだけれど。
ちなみに過去の私の書き込みは >>303>>304>>305>>330>>331 あたりです。
(実はそれ以前にもちょこっとだけありますが基本的にスルーされているので。)

1.ターンによる加速は可能か?
理論的は可能と考えている。
ターン中のバランスを取りながら 
膝を伸ばすことによるプラスの仕事>膝を曲げることによるマイナスの仕事 
という状況をつくることができるかどうかがポイントだと考えている。
できるのではないか?と考えているが可能という確信はない。


2.ターンの中心とは?
ターンの中心は向心力の方向と考えた方が考えやすいと思う。
錘のついた紐のような角運動量保存が成り立つ例について考えやすい。
また理想的な状態では向心力は板に垂直な方向となるので感覚的にもそれほど違和感がないと思う。


3.足を曲げたままの内傾では加速できるか?
できない。
(ただし、重心の位置エネルギー分だけの加速は出来るがそれは内傾を戻した時に戻ってしまう。
一時的な加速でも加速だというのなら加速は可能と考えている。)
393305:2006/02/20(月) 23:06:10
(つづき)
>>351
遠心力に逆らって中に押し込む力は重心の位置エネルギー若しくは前のターンを戻す時の回転エネルギーと考えています。
ただし、内傾を強めるためには力のバランスがある程度取れていないとすぐに内傾が止まってしまうでしょう。(>>344と同じ考え方)
よって内傾のし始め(ほとんど内傾がない状態)では 
向心力がほとんどかかっていない状態
 →板はほぼ直進していなければならない
と思っています。(なぜならバランスが取れないから)
また内傾を戻す時の回転エネルギーは何処かからもらわなければいけないわけでその分運動エネルギーは減少するでしょう。
また、少なくとも内傾に使用した重心の位置エネルギー以上のエネルギーをもらわないと直立まで戻ることはできないでしょう。
つまりトータルとして加速することは不可能と思います。

可能としたらターンを戻すと時に膝を曲げることで小さな回転エネルギーで直立へ戻すことと思います。
しかしこの場合何処かでもう一度膝を伸ばして元の姿勢に戻さなければいけないわけで(例えば体が雪面に直角になったとき)これは少なくとも私の感覚では「内傾だけで加速」とは呼べないのではないかと思います。
(これは別の言い方をすれば 膝を曲げる時のマイナスの仕事<重力に抗して膝を伸ばす仕事 で加速していることと同じでしょう。)

394305:2006/02/20(月) 23:09:15
(つづき)
3−2.回転半径を小さくするだけでは加速できるか?
螺旋状のレールの例でわかるように回転半径を小さくするだけでは加速できないと考えている。

>>374にあるような前スレ895さんの考え方が理解できません。
「「運動の中心」は一点に定まりません。」までは自分も同じ考えなのですがそれがどう「よって」以降に繋がるのか理解できません。
螺旋のレールが加速できないのはエネルギー保存則で考えれば当たり前なのですが
向心力で考えた場合の説明としては 曲率半径から計算される向心力=実際の向心力 と(結果的に)なっていると考えるのが正しいのではないですか?
回転半径が小さくならないからというのはおかしいように思います。
また、>>356であるような「雪面を蹴る力」というのがなんなのか理解できません。
膝を伸ばさない前提なので重心の位置エネルギーによるものなのでしょうか?
だとしたら上記のような理由で加速するとは考えられません。
(まとめサイトはまだ読んでいませんが時間があったら読んでみます。)


(補足)加速のエネルギー源は?
最終的に加速のエネルギー源となるのは筋力が行う仕事と考えている。
いくら力をかけても膝や体の曲げ伸ばしなしでは仕事にならないので加速しないでしょう。
395333:2006/02/20(月) 23:24:58
>>368簡単に質問します
ターン中の力の作用は重心が描く弧の中心方向であることが物理法則と思いますが
895さんはなぜ?スキーが描く弧の中心方向に力の作用が働くと考えてんですか?
理論的な答えきぼん ・・・・答えはなかったが・・

向心力のベクトルが重心の中心(接線直角)に向くのは等速円運動してる場合
進行方向に加速してれば向心力ベクトルはもっと前を向く
加速するかどうかを調べるなら実際に働く力を合成して図で考えればいい

ターン中のスキーヤーに掛かる力を表した図は
(896さんや929さんが作図した図でも雑誌や本に載ってる図でも)
既にベクトルはスキーヤーの重心に移動され合成てる
しかし実際はスキーヤースキー各所に力は働いてます
a重力b垂直抗力cスキーの撓み角による横力dスキー縦方向のソールの抵抗e空気抵抗
f伸びることによる力の着力点は?向きは?大きさは?

向心力がスキー板の直角方向に向くと決めつけるのはおかしい
396305:2006/02/21(火) 00:32:51
895さんではないですが
dスキー縦方向のソールの抵抗e空気抵抗 を考えない理想的な場合をとりあえず考えているからです。
スキーの板方向の抵抗や摩擦がなければいくらななめに力を加えても
実際に雪面に加わる力は直角にしか加わらないしその反作用の抗力も垂直にしか受けることができません。
摩擦を考えれば必ずしも直角にはなりません。
しかし重心が描く弧の中心方向というのは間違いでしょう。
397333:2006/02/21(火) 00:45:02
>>73-80のあたりで896さんと
ターン始動時の内倒していく時のことをやってる
内倒で反作用すら無いとしてる
398333:2006/02/21(火) 01:11:46
>>396 重心が描く弧の中心方向と固定することも間違いと思ってますよ
重心を見て遠心力方向にスキーセンターが無いのはバランスが悪いと考えます
要するにスキー板も重心にも荷重線上にあり中心を向いてるべき
スキー軌道と重心軌道が平行じゃない時(内倒または伸びていく時)
重心の遠心力はスキーセンターからズレてスキートップに向く
のでバランスが取れない

>雪面に加わる力は直角にしか加わらないし
>その反作用の抗力も垂直にしか受けることができません
でも実際の向心力は抵抗も重力も考えなければいけませんよね

遠心力に対する抗力も垂直抗力同様に
打ち消しあうので考えなくて好いように思えるがどうなんだろう?
399前スレ895:2006/02/21(火) 11:15:55
あーもういっぱいでどれにレスつければいいかわからなくなってきたぞ。
とりあえず簡単なところから。前後するかもしれませんが勘弁してください。

>>388
> 内倒していく時、あるいは内倒を保っている時に、
> 脚を伸ばすことで重心を内側に移動すれば、より加速することが出来るし、
> 起き上がる時には、脚を屈曲すれば、減速の要素を減らすことが出来ると考えているんだが。
あ、もうそこまで結論出ていましたか。私の読み落としですね。ごめんなさい。
>>386 で書いた「スキー板を加速してスキーヤーの軌道に寄せる運動」はその「脚を屈曲すれば」のことです。
必ずしも足の屈曲を伴う必要はないと考えていますが、それは後で書きます。

>>390
> なんで半径を小さくすると重心が加速するんですか?
質量のある物体が移動するには力が必要です。その力がかかった分、物体は加速してその移動します。
半径を小さくするということは、中心方向に移動するということですから、中心方向へ加速するということです。
「運動の第1法則」です。法則ですから、これ以上は「なんで?」と訊かれても困ります。

>>重心の半径を小さくするにもなんらかの外力が必要
> どんな外力ですか?
バイクの場合ですか? 普通にハンドルを曲げれば地面からの力の作用で半径が小さくなりますよね。
この場合は、進行方向の運動エネルギーを使って中心方向の力を発生させていますので、
トータルでのバイクの加速はありません。
スキーだと雪面からの作用です。スキーは板の向きも変えられますし、横方向に力を作用できますので
運動としてはいろいろ考えられますね。
400前スレ896:2006/02/21(火) 12:40:06
>>398
加速の有無の議論は置いといて、まずはバランスについて、考察してみる。

>>305氏が同意して下さっているように雪面からの抗力は、
空気抵抗や動摩擦抵抗を無視すれば、スキー板長軸に垂直方向にしか得られない。
話を簡略化するため、空気抵抗と動摩擦抵抗は無視して話を進めよう。

平地のターンで、加速が加わっていないと考えれば、
確かに足裏の位置は重力+遠心力の荷重線の方向になるだろう。

斜面のターンで、重力の斜面方向成分によって加速が起こっていると考えれば、
荷重線は、重力+遠心力+(重力の斜面方向成分に対する)慣性力となる。
重力の斜面方向成分に対する慣性力とは、重力の斜面方向成分の逆向きだから、
この式は、重力−重力の斜面方向成分+遠心力、すなわち
重力の斜面垂直方向成分+遠心力、となるべきだろう。

つまり上の例ではいずれも斜面垂直方向頭上から見れば、
荷重線の方向は遠心力の方向に一致することになり、
この場合は、足裏が荷重線上に位置すればバランスが取れるだろう。
401前スレ896:2006/02/21(火) 12:41:24
一方、向心力は、雪面からの抗力の、荷重線方向の成分から得られる。
雪面からの抗力は、スキー板長軸垂直方向にしか得られないから、
重心の軌道とスキー板の軌道が同心円状でなければ、
雪面からの抗力の方向と荷重線方向とは一致しなくなる。

例えば、スキー板と重心の軌道が互いに離れていく際には、
雪面からの抗力は、荷重線に対して前を向くことになる。
そして、この場合、雪面からの抗力は向心力として働くと同時に、加速力として働くことになる。

しかしながら、この時に足裏が上述の荷重線方向に位置しているならば、
足裏に前向きの加速力が生じることになり、丁度加速している電車に乗っている人と同じように、
このままでは後ろにひっくり返ってしまうだろう。

要するに、スキー板と重心の軌道が離れていくような状況を考えると、
荷重線だけでバランスを説明することは出来なくなるということ。
荷重線だけでバランスを説明することが出来るのは、
全 て の 力 が 重 心 に 直 接 働 い て い る と 見 な せ る 場 合 だ け ということだ。
402前スレ896:2006/02/21(火) 12:43:17
ではスキー板と重心の軌道が互いに離れていく場合は、どうすればバランスが取れるだろうか?

作図しないと説明がわかりにくいとは思うけれど、仕事が詰まっているんで取り合えず、
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.files/Page669.htm
のFig.4-6を参考にして頂きたい。

雪面からの抗力が遠心力(荷重線)の方向と一致しない場合は、
上に述べたように、足裏に加速力が生じているのだから、
この電車の例と同じように考えれば良いだろう。

つまり、重心は足裏から見て、雪面からの抗力のベクトル方向に位置すればバランスは取れる。
あるいは、重心から見れば、遠心力と雪面からの抗力の斜面平行成分の合力方向に
足裏があれば、バランスを取ることが可能となるだろう。

長々と説明したが、結局最初に俺が考えたように、重心の位置が、足裏から見て、
常に雪面からの抗力ベクトルの延長線上にあれば、バランスは取れる。
そして、重心とスキー板の軌道が離れていく際には、雪面からの抗力による加速が起こる。
403前スレ896:2006/02/21(火) 12:46:57
>>402訂正
×あるいは、重心から見れば、遠心力と雪面からの抗力の斜面平行成分の合力方向に
○あるいは、重心から見れば、遠心力と「雪面からの抗力の斜面平行成分の逆向き(=慣性力)」の合力方向に
404前スレ896:2006/02/21(火) 12:52:26
>>403再訂正
×雪面からの抗力の斜面平行成分の逆向き(=慣性力)
○雪面からの抗力の斜面平行成分の逆向き(=雪面からの抗力の斜面平行成分による加速力に対する慣性力)

文章だけで、正確に定義をしようとすると、難しいなw
405前スレ895:2006/02/21(火) 13:22:13
>>394
> 「「運動の中心」は一点に定まりません。」までは自分も同じ考えなのですが
> それがどう「よって」以降に繋がるのか理解できません。
ちょっと短絡的で説明が足りませんでしたね。ごめんなさい。
説明として、その一点に定まらない運動の中心を考えて見ます。

> 曲率半径から計算される向心力=実際の向心力と(結果的に)なっていると考えるのが正しいのでは?
まったくその通りです。で、その向心力の方向を考えて見ます。

向心力の方向は軌道の接線に直角です。螺旋軌道の場合は曲率半径が次第に小さくなっていますから、
常に、運動する質点の進行方向直角(=軌道の中心方向)よりも進行方向斜め後ろの方向になります。
この後ろ方向への角度のズレの大きさは曲率半径の変化の大きさに対応します。

進行方向の後ろの方向への力の成分があるということは、つまり、減速しているということです。
ですから、曲率半径が次第に小さくなる螺旋軌道では、軌道の中心に近づく分だけ同時に減速し、
結局、速度の変化はナシということになります。

上記を加えて >>374 を書き直しますと、

「運動の中心」は一点に定まらず、その「運動の中心」は常に後方に位置するために、
運動の中心に近づく(=運動半径を小さくする)と、必ず近づいた分だけ進行方向に対する減速が発生する。
よって、螺旋軌道によって半径を小さくしても加速することができない。

です。
406前スレ895:2006/02/21(火) 13:29:38
>>394
> また、>>356であるような「雪面を蹴る力」というのがなんなのか理解できません。
> 膝を伸ばさない前提なので重心の位置エネルギーによるものなのでしょうか?
「雪面を蹴る力」は皆さんが考えているような膝の曲げ伸ばしの筋力と同じです。
膝を伸ばさない前提はしていません。その同じ筋力を使う運動として、
必ずしも膝の曲げ伸ばしという現象を伴う必要はないというだけです。

膝を同じ90度に曲げた状態でも、上から押されたり下から押されたりすれば、
同じ角度を維持するためにはより大きな力を発生する必要があります。
より大きい雪面からの力の作用を発生させれば、足の曲げ伸ばしを伴わずとも、
反作用でより大きな力で雪面に力を作用できるということです。

例えば、コブに当たった時とか、スキー板の向きを変えた時など、雪面からの力の作用が増えた時に、
力がそのままであれば膝は曲がってしまいますよね。同時に力を入れれば膝の角度は同じままです。
この同時に力を入れた場合のが膝の曲げ伸ばしを伴わない力の作用です。

膝の曲げ伸ばしを伴う力と、上記のような膝の曲げ伸ばしに表れない力の増分を合わせて、
膝の曲げ伸ばしだけじゃないよとの意味をこめて「雪面を蹴る力」と書きました。
407前スレ896:2006/02/21(火) 17:25:10
>>397
レスを忘れていた。
>>73->>80辺りで考えた、抜重をした感じで前のターンからの
回転モーメント(重心とスキー板の速度差)を利用して、一気に内倒角を作る場合は、
雪面からの抗力が得られないことになるから、この間は、等速直線運動となるだろうね。

だが、これは、>>402に書いた、「重心とスキー板の軌道が離れていく際には、
雪面からの抗力による加速が起こる」という結論とは矛盾しない。
加速の原因となる雪面からの抗力が0になっているから、加速が起こらないというだけ。

そして、いつも抗力0にして切り換えをしているわけではないだろうし、
板が雪面とのコンタクトを保ち、少しでも抗力を得られていれば、
重心とスキー板の軌道が離れていく際には、加速が起こると考える。
408前スレ896:2006/02/21(火) 17:52:39
レス番前後するが
>>393
> また内傾を戻す時の回転エネルギーは何処かからもらわなければいけないわけでその分運動エネルギーは減少するでしょう。
> また、少なくとも内傾に使用した重心の位置エネルギー以上のエネルギーをもらわないと直立まで戻ることはできないでしょう。

>>305氏の考え方は、俺の考え方とかなり近いと思うんだけどな。
内倒を脚の曲げ伸ばしに頼らずに戻すとするならば、膝でエッジングを強くして、
一時的にターン弧を小さくし、遠心力を強めて、その力を利用しながら体を起こしていくことになると思う。
内倒が解除されていく時に、ターン弧は徐々に大きくなるから、遠心力も徐々に弱まっていく。
そして、板がフラットになれば、力の上でのバランスは取れた状態になるだろう。
ただし、起き上がりの動作で回転モーメントが生じているから、そのまま次のターンに向けて内倒が始まることになるだろう。
常に雪面とのコンタクトを保ち、抗力を得ていれば、この動作の間は、減速状態になると考える。

だから、減速を少なくするためには、この間に脚を曲げて、雪面からの抗力を減らす必要があるだろう。
では、どういう風に脚を曲げ伸ばしすれば、減速を少なくし、加速を多くすることができるかというと、

>>73->>80で考えた、ほぼ抜重した状態にして、一気に内倒角を作る状況に持ち込めば、
減速は、一時的にターン弧を小さくして、遠心力を強め、体を起こす切っ掛けを作る際にだけ起こることになり、
雪面から抗力を得るまでの、それ以降のフェーズでは減速が起こらないからこそ、ロスが少なくなるのだろう。

> 何処かでもう一度膝を伸ばして元の姿勢に戻さなければいけないわけで
内倒を強めていく部分、あるいは内倒が一定の部分で、膝を伸ばすことにすれば、
重心とスキー板の軌道は離れていくし、雪面からの抗力も大きくなるから、
加速につなげることができるのではないだろうか?
409333:2006/02/21(火) 18:36:05
>>396
>dスキー縦方向のソールの抵抗e空気抵抗 
>を考えない理想的な場合をとりあえず考えている
>実際に雪面に加わる力は直角にしか加わらないし
>その反作用の抗力も垂直にしか受けることができません
>>400
>空気抵抗や動摩擦抵抗を無視すれば、スキー板長軸に垂直方向にしか得られない。
>話を簡略化するため、空気抵抗と動摩擦抵抗は無視して話を進めよう。
スキー縦方向の抵抗がなければ加速度が「0」の等加速や減速が無い
平地でターンしたら等加速で何処までも進み止まらなかったり
谷回りでもフォールラインでも山回りでも何時までもスピードが上がり続けて
終端のスピードが無いスキーターンで議論するなら自分的にはもう語れないよ
荷重線がスキー板直角より前にある条件で加速が可能と仮定する考えなので
・・・・議論は無理

スキーターン中の内倒(重心がスキーから離れる)には寛容なのに
上体(重心)の前後の動きに対してはスキーに直角と固定するの?
上体は前後するよ、実際に測定した結果もある
410前スレ896:2006/02/21(火) 18:42:05
さて、>>402->>404で述べたバランスが取れる足裏の位置についてをもう一度考えてみると、
極めて興味深い結論を考え付いた。

バランスが取れる方向=遠心力+抗力の斜面平行方向成分に対する慣性力
なわけだが、これは斜面垂直頭上方向からの観測を念頭においている。
実際には、

バランスが取れる方向=遠心力+重力の斜面垂直方向成分+抗力の斜面平行方向成分に対する慣性力

となるわけだ。そして、この式は

遠心力+重力の斜面垂直方向成分+重力の斜面平行方向成分−重力の斜面平行方向成分+抗力の斜面平行方向成分に対する慣性力

ここで、重力の斜面垂直方向成分+重力の斜面平行方向成分とは、すなわち重力そのものであり、
さらに、−重力の斜面平行方向成分とは、すなわち、重力の斜面平行方向成分に対する慣性力であるから、

遠心力+重力+重力の斜面平行方向成分に対する慣性力+抗力の斜面平行方向成分に対する慣性力

そして、重力の斜面平行方向成分に対する慣性力+抗力の斜面平行方向成分に対する慣性力とは、全ての慣性力であるから、結局

バランスの取れる方向=遠心力+重力+全ての慣性力

つまり、結局ちゃんと考えれば、荷重線の方向に一致するのですよ!!

加速が起こっているから、遠心力+重力だけでなく、慣性力も考えなければ、荷重線の方向は導き出せないわけです。
そして、慣性力が理論的な慣性力でなく、実際に生じている慣性力であるとするならば、
種々の抵抗による荷重線の傾きについても、ある程度説明がつくわけです。
411前スレ896:2006/02/21(火) 18:52:00
>>410を書き込む前にリロードすれば良かったorz
>>410の結論なら、>>333氏にも納得してもらえると思うんだけど、もうこのスレは見ていないかな?
412333:2006/02/21(火) 19:50:57
>>401
>全 て の 力 が 重 心 に 直 接 働 い て い る と 見 な せ る 場 合 だ け
同一平面上にあれば 説 明 で き まっす
つーか説明できてるでしょ!?
抗力がスキーに直角の図はバランス取れてるででしょ
訂正した図も黄色のベクトルだけにすれバランスいい
ps 実際にはスキーエッジの力は同一平面にないからスキーヤーを自転させるでしょう

>>389 にレス希望
遠心力に釣り合いながら倒れていく内倒にどんなエネルギーがあるんだ?
伸びるなら伸びた分の 遠心力+α となるが 
ただ内倒していくのであれば「0」と考えるのが普通では?
抗力はスキー板の直角だから重心に不明の力が掛かり加速する?ってか?

413名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/21(火) 20:05:18
>>412
>>410の結論では如何?

> 遠心力に釣り合いながら倒れていく内倒にどんなエネルギーがあるんだ?
重心が落下することによる位置エネルギーが加速に転換されると考えている。
414333:2006/02/21(火) 20:13:43
>>411 こちらもリロードすればよかった
バランス取れてるでしょ
主張してるのは抗力の方向がスキーに直角か?
斜面で滑走中にスキー直角(より前)に立つ条件が必要かと思う

>413>重心が落下することによる位置エネルギーが加速に転換
今までの理論とちがう新手の理論?
415前スレ896:2006/02/21(火) 20:26:00
>>414
>>413はもう少し熟考して書くべきだったかも。
エネルギー源については、もう少し考えて見ます。

力のバランスは>>410であればOKということで構わないよね?
>>333氏は、ターン中の荷重線を「遠心力+重力」とだけ仰っていたように記憶している。
だけど、重力での加速が加わっている以上、荷重線は「遠心力+重力+慣性力」にならざるを得ない。
そして、抗力による加速が加わっても、この結論は変わらないことが証明できたと思う。

> 主張してるのは抗力の方向がスキーに直角か?
> 斜面で滑走中にスキー直角(より前)に立つ条件が必要かと思う

だから、抗力がスキー板に垂直であっても、
荷重線=遠心力+重力+慣性力の方向であれば、バランスが取れていることになるのですよ。
そして、>>333は嫌うだろうけど、摩擦力や空気抵抗のない、物理的に理想的な条件で考えた場合は、
荷重線の方向は、足裏からスキー板長軸直角方向に伸ばした線と一致することになるのですよ。
この辺りの証明については、>>401->>404>>410で考察したとおり。

摩擦力や空気抵抗を考慮にいれれば、
荷重線の方向は、足裏からスキー板長軸直角方向に伸ばした線よりも後ろに傾くことになるわけです。
416333:2006/02/21(火) 20:27:33
>>410ちなみにずいぶん前に >>145で安定と書いてるんだよ 
あのころは68だったが
417前スレ896:2006/02/21(火) 20:45:51
>>416
スマソ、>>145を見落としていた。

でもそうなると、抗力がスキー板長軸に直角であっても安定はしていると言えるよね?

それで、そもそも抗力は、
http://www.ismusic.ne.jp/rhapsody/ski/index.htm
の「平地でのバランスについて」の項目で、詳しく説明したとおり、
スキー板長軸にほぼ直角の方向にしか得られないと思うんだけどな?
それ以外の方向に抗力を得ようとしたって、スキー板が逃げてバランスが崩れるだけではないだろうか?

そうであれば、スキー板と重心の軌道が離れていく際には、抗力は向心力として働くと同時に、
加速力として働くことになると思われるのだけど?
418前スレ895:2006/02/21(火) 20:59:55
>>412
スキーと離れるからレスしなかったけど、希望とあればしかたない。
>>389
> 自転車が内倒しながら曲がっていくだけで進行方向に加速する
私も896さんも929さんもそんなこと書いてないですよ。
曲がっただけで自転車が進行方向に加速するわけないじゃん。
「加速」の作用は速度が上がることだけじゃないんですよ。

333さんは遠心力がなぜ発生するか考えたことがありますか?
慣性力ですから、「何かしらの力」の作用に対する反対の力に違いありません。

自転車がまっすぐ走っているときは遠心力はありません。
自転車が曲がり始めると、遠心力が感じられます。
慣性力である遠心力が感じられるということは、曲がり始めると、
その逆方向に「何かしらの力」の作用が発生していると考えられます。

ニュートンの法則でF=maですから、力は質量×加速度と置き換えて考えることができます。
ですから、「何かしらの力」の発生=加速度の発生=「加速」となります。
その加速の方向は「何かしらの力」と同じ遠心力の反対方向です。
遠心力の反対方向は中心の方向ですから、中心方向へ加速ということになります。

その遠心力の逆方向の「何かしらの力」を全部集めたらどういう力になるかというと、
自転車を曲げる力と一致します。「何かしらの力」は自転車を曲げる力でした。
自転車の進行方向に向くことはありませんので、自転車の速度は変わりません。

よって、自転車が内倒しながら曲がっていくと、曲がります。
その曲げる力の正体は遠心力の反対方向(=中心方向)への力の作用(=加速)です。
419前スレ895:2006/02/21(火) 21:14:52
細かい話はもうやめた。向心力やら加速やらなにやら細かいこと説明してもキリがないし、
文章だけで説明するのも面倒だし、そもそもスキーターンの加速に関しては対して意味が無いし。
ただし、これまでに書いたことには責任持ちますから、疑問や反論があったらどうぞ。

内倒や空気抵抗や雪面の摩擦や重力を考えるのも大事ですけどね。
スキー運動中に発生できる最も大きな力は、両足の筋力で足裏方向に
押す力であることも忘れないでください。
鍛えているスキーヤーならその脚力の大きさは重力の数倍に達するでしょう。

地面に立っているならそれだけで1MGの力。(Gは重力加速度/Mは体重)
片足で立てるなら片足で1MG。両足で2MG。他人をおんぶできるならさらに約2倍。
脚力って物凄く強いんです。

ですから、どうやったら加速できるかという命題に対しては、
  【いかにして進行方向の逆方向に足裏を向け、その強い力を効率よく雪面に伝えるか】
それだけを考えればいいと思うわけですね。

私の答えは
  【脚の内倒角を出来るだけ深くして可能な限り足裏を進行方向の逆に向け、そこで力いっぱい蹴る】
です。そのほかの姿勢変化は全て上記を行うための準備動作に過ぎないでしょう。

体の姿勢や角度を変えたり脚の曲げ伸ばしをして加減速が働いても、
若干の上下動で位置エネルギが変動しても、両足の力に比べたら、ほんの些細なもんですよ。
420333:2006/02/21(火) 21:27:26
>>415
>摩擦力や空気抵抗を考慮にいれれば、
>荷重線の方向は、足裏からスキー板長軸直角方向に伸ばした線よりも
>後ろに傾くことになるわけです
(・∀・)イイ!!

そこで>>315はどうよ?

>>417 直滑降のバランスを慣性系で考えればいいのでは
もしも等速で直滑降していて鉛直に立ってたらスキーを加速させるか?

>>418 はぁ?
じゃ重心だけが加速していって転びそうになる”ってのは?
スキーで内倒していきながら曲がるのも曲がるだけだね
421名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/21(火) 21:49:24
>>420
説明をするためには作図をした方が良さそうだね。

ちなみに、
> 直滑降のバランスを慣性系で考えればいいのでは
> もしも等速で直滑降していて鉛直に立ってたらスキーを加速させるか?
これは、既に重力による加速と、動摩擦力+空気抵抗が平衡に達しているということだから、
加速の起こりようがないでしょう。要するに加速の限界。

逆に、動摩擦力+空気抵抗が、重力による加速力より小さければ、
荷重線は鉛直よりも前に倒れるから、加速が起こることになる。
422333:2006/02/21(火) 23:10:50
>既に重力による加速と、動摩擦力+空気抵抗が平衡に達している
そのとおりで平衡してるから
>スキー板が逃げてバランスが崩れる・・・ことはないでしょう
抗力は抗してるだけで 抗力で加速してる訳じゃない

動いてるスキー板に乗ってる”と考えればいいと思う
ジェットコースターに立って乗ってるのと同じ


ps ジェットコースターのコーナーで伸び上がって加速なんて
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル  
423前スレ896:2006/02/21(火) 23:18:27
作図を途中までして、ふと気がついた。
立体的に考えれば、単に内側に倒れていくだけでは、
重心とスキー板の軌道は単にねじれていくだけで、
互いの距離そのものは変化しない!!

故に、単に内倒していくだけでは、加速も減速も起きないと考えるべきだ。

作図をして証明するまでもなかった。>>333氏が正しいね。

結局、内倒する際に、脚を伸ばさない限り、加速は得られないということか。
424前スレ896:2006/02/21(火) 23:45:41
>>422
> 抗力は抗してるだけで 抗力で加速してる訳じゃない
脚を伸ばさない限りは、抗力は重力+遠心力+慣性力に抗しているだけだろうけれど、
脚を伸ばせば、抗力は大きくなるのではないだろうか?

そして大きくなった抗力により、立体的に考えても、
重心の軌道はスキー板の軌道から離れていくことになる。
問題は、この時の抗力の方向がどちらを向いていると考えるべきか、だね。

考えれば考えるほど、解らなくなりそうだし、今日は限界w
後日じっくり考えてみたいと思う。
425名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/22(水) 00:12:37
>>424に同意 今日は限界も同意
426名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/22(水) 00:49:27
できれば内足主導で入って、ターン前半外足を伸ばしてやると加速する。
実際やってみると理解できる。
ホールライン過ぎてターン後半は、
前半の貯金で次のターン前半まで荷重する意識はしない。
この時縦に板を方向付けするようにする。
427名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/22(水) 02:09:42
>>405
螺旋の力の方向は進行方向に対して直角では?

>>418
もしかしてそうなのか?とは思っていたけど。
ターンで加速は可能か?という話をしている中でそういう意味で加速を使うのはどうかと思います。
わかり難くなりすぎます。
少なくとも加速という言葉を使うなら前置きをつけるべきでは?
428前929:2006/02/22(水) 09:46:50
>>427
自分も>>418読んで、ええっ?と思った。
でも>>384読むと、重心を内に入れることによって、進行方向への加速が行われる
と考えてると思うんだけど。

>>388
> 脚を伸ばすことで重心を内側に移動すれば、より加速することが出来るし、
> 起き上がる時には、脚を屈曲すれば、減速の要素を減らすことが出来ると考えているんだが。
そうそう。最終的な自分の結論はそれ。
ターン中に脚を伸ばして重心を内に入れ、切り替えではあまり重心の高さを変えないように
次のターンに持って行く。もっとやるには切換えでニュートラルになったときに、自分の脚力で
重心を持ち上げておいて、そこで位置エネルギーを溜めといて内倒させるときに使う。
429前929:2006/02/22(水) 09:51:36
>>427
螺旋で掛かる力は進行方向直角よりも少し後ろ目になると思います。
そうじゃないと螺旋を描けないから。直角なら円になってしまう、と言った方がわかりやすい?

>>423-424
立体的に考えても、内倒で重心と板の軌道は離れていきますよ。
斜面に対して回転してるので。
もちろん、重力も考えないといけませんから、まったくねじれが無いとはいいませんが
ほとんど水平に近い斜面での加速、を考えてみると良いと思います。
430前スレ896:2006/02/22(水) 10:12:48
>>429
> 螺旋で掛かる力は進行方向直角よりも少し後ろ目になると思います。
> そうじゃないと螺旋を描けないから。直角なら円になってしまう、と言った方がわかりやすい?

進行方向直角の向心力が徐々に大きくなれば、螺旋軌道を描くことになるのではないだろうか?
もしも斜めに働いているとするならば、徐々に半径が大きくなるような螺旋ならば
加速ということになってしまうと思うんだけど。

> 立体的に考えても、内倒で重心と板の軌道は離れていきますよ。
> 斜面に対して回転してるので。

脚を曲げ伸ばししない限り、重心と板の実際の距離は変わりようがないのではないだろうか?
頭上からみると離れているように見えるけれど、
斜面に対し真横から見ると近づいているように見えるわけで。
だから内倒しただけでは、重心と板の軌道はねじれの関係となるだけで、
軌道の距離そのものは変化しないと思うんだけどな。
431前929:2006/02/22(水) 10:13:40
>>389
自転車でわざと倒れ込んでみると、ちょっと加速する感じつかめると思うよ。
昔、このスレでそういう話が出てたときに、自転車とかインラインとかでいろいろやってみた。
で、立ち上がるときはハンドルを切り増す。すると立ち上がりながらまた元の速度に戻る。

>>390
なぜハンドルが倒れる方向に切れると立ち直れるか、を説明してるんですが。
倒れそうになる原因の話なんてしてましたっけ?

ところで333さんは、自転車でもスキーでも重心を内に押し出せば加速する、というのには
同意できず、少しでも前寄りに重心を押し出せば加速する、という考えで良いです?
これって大きく違うので、895、896、305の見解を聞いておきたいところなんだけど。
自分は、重心が中に押し込まれた成分分だけ加速という考えです。
432前929:2006/02/22(水) 10:34:42
>>385
「慣性力」については、896さんがバランスのことを考えてたときに出てきたのだと思うので
とりあえず加速とは関係ない話ですよね。
なんだけど、自分はPage669のFig5-1はおかしいと感じるので、これはこれで細々と
突っ込んでいきたいと思います。
ただ、自分の反応がすごく悪いと思うので、ご勘弁下さい。

> 運動系と伴に移動する座標系の中で静止している物体については、
> 加速する力と慣性力が釣り合っていると考えるべき
ここが同意できない。
Page669のFig4-5と4-6は同意できる。
なんでだろうと考えると、加速度aが中の人の重心に力を及ぼすには、足元から力(ピンク)
が伝わってきて重心を押そうとする、でその反力(緑)が起るから、自然な図。
つまり「緑のベクトルは中の人に働く慣性力」と言ってるけど、これって反力だと思うのです。

ところがFig5-1になると、(自分にとっては)根拠のない「慣性力」が出てきて、つりあってると
なっている。
これ、この図の通りの力が働いてるとすると、力が釣り合ってしまっているから、この
スキーヤーは全く動かないはずですよね。
運動系内のバランスだけを話しているとしても、Fig4の電車の話とは違い、重力加速度は
重心に直接掛かってきてるから、Fig4からの続きでそのまま同じと考えてしまうのは
おかしいと思います。

うーん、なんか言いたい核心じゃないな…
Fig5-1の「慣性力」はどこから来たのか?Fig4の「慣性力」は反力じゃないのか?
とりあえずこのへんから説明お願いします。
433名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/22(水) 10:39:14
ほとんどのスキーヤーが脳内や机でベクトルを作図するとき
「抗力(向心力)がスキー板長軸に直角」が当たり前で考えてますね

スキー板を直角に押し直角の反力が得られると考えるから?だろうか?
(スキー板に斜めに押すとスキーが逃げる 反力が反対側に角度を持つ とか)
スキーヤーに掛かる抗力はスキー板がスキーヤーを押すのを受け止めるだけで
抗力は加速による慣性力や遠心力で方向や大きさが変わってくる
押す(受ける)ことで直接は方向や大きさは基本的に変えられないでしょ
方向や大きさを変えるのはエッジングというスキルになると思う

進行方向と向心力の2つのベクトルで説明されてる図では
向心力は当たり前にターンの中心を向いてます
また向心力はその軌道接線に直角と教えられてるが
どちらも等速円運動”の場合でスキーターンのようにスピード変化がある場合は
遠心力は軌道接線直角方向(ターン弧の中心方向)ではない

またスキーターン操作を考えると
スキー板に直角に圧を掛けることが理想に考えることも
抗力(向心力)がスキー板長軸に直角”と思わせるでしょう
実際のスキーターンでは重心は前後してるし
抗力(向心力)がスキー板長軸に直角とは限らないと思う

434前929:2006/02/22(水) 10:42:53
>>430
> 進行方向直角の向心力が徐々に大きくなれば、螺旋軌道を描くことになるのではないだろうか?
そりゃそうです。向心力が変われば螺旋とかいろんな軌道を描くと思います。
このへんの話は、理想的な円とかをモデルとしない場合は、微分的というか微少時間内
での円運動と考えないとおかしくなると思います。

> 斜面に対し真横から見ると
斜面に対して真横方向には回転してないから、その方向成分の距離が伸び縮みしても
進行方向への速度には関係してこないのではないでしょうか。
435名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/22(水) 10:53:25
>>431
普通に自転車でターンする時に内倒しても加速しないってことだよ
>倒れる方向に切れると立ち直れるか、を説明
重心だけが加速するから倒れる”が元
>自転車でもスキーでも重心を内に押し出せば加速する、
>というのには同意できず
押し出す方向であり押し"出せる”方向であり荷重線の方向”が問題で
押し出せば加速は可能と考えてますよ
436333(慣性系):2006/02/22(水) 11:19:46
>>432
Page669のFig4-5と4-6のピンクベクトルもいらないし
Fig5-1の紫ベクトルもいらない 慣性力の説明として記されてるだけ
スキー板や電車が赤→の加速度によって緑(慣性力)←が生まれてる
つーかスキー板や電車が右に加速度a→で進んでいて
スキー板や電車を座標としてるのでピンクや紫→は無い
緑→と黄(重力)↓が釣り合って人は斜めでバランスしてる

ちなみに電車の人が後部の壁に寄りかかってれば
緑←に壁からの反力→が掛かり鉛直でバランスが取れる

ps >433>435 名無しは333でした
437前スレ896:2006/02/22(水) 11:43:18
>>432
> つまり「緑のベクトルは中の人に働く慣性力」と言ってるけど、これって反力だと思うのです。
慣性力とは、加速する運動系に座標を固定した時に、加速力に対し反対向きに働く力。
反力と慣性力の違いが判らないのだけど。反力ということはすなわち慣性力ではないのかと。

> これ、この図の通りの力が働いてるとすると、力が釣り合ってしまっているから、この
> スキーヤーは全く動かないはずですよね。
その通り。
座標系を加速する運動系に固定しているのだから、
その座標系から見れば、一緒に加速しているスキーヤーは動きません。
座標系を固定するということは、そういう事なのです。

>>436
> Page669のFig4-5と4-6のピンクベクトルもいらないし
(中略)
> ちなみに電車の人が後部の壁に寄りかかってれば
> 緑←に壁からの反力→が掛かり鉛直でバランスが取れる
壁に寄りかかっている時は壁からの抗力を考えるのに、
床に立っている時は、床からの加速力を考えませんか?
前段と後段が矛盾しているとは思いませんか?

> Fig5-1の紫ベクトルもいらない 慣性力の説明として記されてるだけ
紫のベクトルや、空色のベクトルは、点線で示し、文中で説明している通り、黄色の重力ベクトルを分解したもの。
実際に働いているベクトルだけを表記するならば、黄色と緑のベクトルになるでしょう。

お二人とも、もう一度考えてみてください。座標系そのものが、その運動系と伴に加速しているのであれば、
その座標系から観測する限り、その運動系は移動しません。だから全ての力のバランスが取れているはずです。
運動系に座標を固定して、慣性力しか考えないのであれば、運動系は座標系と伴に動かずに、取り残されてしまうでしょう。
438前スレ896:2006/02/22(水) 12:00:05
ややこしいかもしれませんが、
加速する座標系の中で一緒に加速している人から見ると、
静止座標系から見て静止している物体は、相対的に加速することになるのです。

例えば、宇宙空間で、○が加速して、●に近づいていき衝突する時のことを考えましょう。
○の立場で考えると、○には慣性力と加速力が同時に働き、自分は静止しています。
●に慣性力(○からみると加速力にしか見えませんが)が働いて、自分に近づいてくるように見えるでしょう。
逆に●の立場で考えると、自分には何の力も働かずに静止しています。
○に加速力が働いて、自分に近づいてくるように見えるでしょう。

○の立場で考えるのが、運動系に座標を固定して考えると言うこと。
●の立場で考えるのが、静止座標系で考えると言うこと。

○の中に人がいれば、後ろから押されつつ、同時に慣性力を感じているはずです。
そして、○の中の人から見ると、まるで●に慣性力と同じ力が働いているように観測されるというわけです。

つまり、運動系に固定した座標系で慣性力だけが働いている物体とは、
静止座標系で見て、静止(あるいは等速直線運動)している物体ということになるのです。
439333(慣性系):2006/02/22(水) 12:27:44
>前段と後段が矛盾
慣性力は慣性系の中では実際に測量される力であって
床からの加速力は測量されない
だって床が座標であって床はは止まってるから
床からは垂直抗力は有るよ 壁からも押した分の反力がある

>黄色の重力ベクトルを分解
スキー板という座標は動いてないんだから重力を分解しちゃダメだよ
スキー板に乗ってるスキーヤーがどう?動くか?であって
スキー板がどう動くかじゃないでしょ 板は止まってる

>運動系に座標を固定して、慣性力しか考えないのであれば、
>運動系は座標系と伴に動かずに、取り残されてしまう
固定されてるから伴に動いてる 取り残されるなら固定されてない

>>438 マジややこしい
440前スレ896:2006/02/22(水) 12:39:59
>>439
> 床からの加速力は測量されない
加速力として直接測定はされないでしょう。
しかし床の静止摩擦力が十分であれば、立っている人は床に引っ張られている。

例えば、電車の床が、全く摩擦力のない状態だったとする。
そのままだと電車の加速に取り残されて人は進まないからナンセンスw
電車の前の壁の下の方に紐をくくりつけて、紐の反対の端を中に立っている人の足にくくりつけます。
そして、この電車が加速すると、足は紐の張力で引っ張られていることになる。

普通に床に立っている場合は、床の静止摩擦力が、この紐の代わりをしているだけ。
だから、Fig4-5、4-6でのピンクのベクトルは必要です。

> スキー板という座標は動いてないんだから重力を分解しちゃダメだよ
運動とは関係なく、ベクトルとは、任意の座標系に分解できるもの。
作用点を共通と見なせるのならば、合成も自由。
これは、物理学・数学的な性質であり、反論されてもどうしようもない。
ベクトルの性質について、ググる事をお勧めします。
441前スレ896:2006/02/22(水) 12:48:13
>>439
> 固定されてるから伴に動いてる 取り残されるなら固定されてない
そう、だから伴に動いている限り、加速力と慣性力は釣り合っている。

加速力が変化する運動系に座標系を固定する場合は、
加速力が大きくなれば、同時に慣性力が大きくなり、
加速力が小さくなれば、同時に慣性力が小さくなる。
そして、これらの力が釣り合っているからこそ、座標系は固定されていると言える。

もし慣性力だけしか考えなかったら、説明できないと思いますけど?
442前スレ895:2006/02/22(水) 17:50:43
>>427
> 螺旋の力の方向は進行方向に対して直角では?
前929さんの >>429 の説明の通りです。
図でも描いて正円と比べてみるとわかりやすいかと思います。

> そういう意味で加速を使うのはどうかと思います
その通りです。わかりやすい言葉を使うべきだったと反省しています。

>>428
>>384は「重心が内に移動するまさにその時は重心は内側に加速している」で、
>>418は「そうはいっても曲がっただけではトータルで働く力は進行方向に向いていないので速度は変わらない」
ということだったのですが。わかりにくいですね。図で書けば早いのでしょうが。
どう説明すれば 333さんがわかってくれるか、と思っていろんな説明の仕方をしていますので、
ブレているように見えるかもしれません。

443333(慣性系):2006/02/22(水) 18:51:04
896さんへ
Fig.5-1だと加速と慣性が打ち消し有って「0」になり
垂直抗力が残って荷重線はスキー板に直角になる

これだと加速度が大きくても小さくてもスキーヤーの傾きはスキー板に常に直角となる
実際は加速度が大きければ前傾が深く小さければ前傾が少ないはず
ためしに慣性力と重力だけで考えてみてください

895さん 仕切り直ししましょうよ
これだけ書き込みが続くと読み違える箇所もあるし訂正もある
それより難癖ばかり付けてる私にお付き合いしていただいて
皆さんありがとうございます 勉強させてもらってます
444前スレ895:2006/02/22(水) 18:52:26
レス番前後したが勘弁
>>420
> じゃ重心だけが加速していって転びそうになる”ってのは?
>>418 は転ばない場合です。 速度が変わる変わらないの話をしているのに「転ぶ」じゃお話にならないでしょ?

螺旋運動と同じように、真横より後ろの方向に力をかければ、重心の加速は打ち消されますから
重心の加速が止まって転びません。自転車のハンドルを切った場合に発生する力の向きは
タイヤに直角な向き、それは後方ですからハンドルを切ると重心の加速は消されます。
つまり、ハンドルを切ったら(=切れ角を増やせば)転びません。でも、速度も変わりません。
これが>>418で書いた状況。

ハンドルを切らなきゃ転びます。私は加速=中心方向への移動と言いましたよね。
ハンドルの角度がそのままで重心だけ中心に近づいていけば、内倒が増えて最終的には転びます。
>>366の「自転車そのものは加速しませんので、バランスを崩して倒れるでしょうね。」はこれです。

> スキーで内倒していきながら曲がるのも曲がるだけだね
自転車と同じように考えて見ますか。まず、内倒しましょう。重心が中心に近づきます=重心の加速です。
「スキーは自転車と違って、真横の方向に力を作用させることが出来ます」から、
スキー板が雪面から横方向に力を受ければ、スキー板が中心に近づきます=スキー板の加速です。
重心とスキー板の加速が等しければ、内倒角は起き転びません。
運動中に加速はありますが減速はどこにもありません。結果、加速です。

自転車は斜め後ろ方向の力しか発生できません。(=螺旋運動)
スキーは真横方向の力が発生します。(=円運動)
445前スレ896:2006/02/22(水) 19:00:27
>>433
> 抗力は加速による慣性力や遠心力で方向や大きさが変わってくる

> 抗力(向心力)がスキー板長軸に直角とは限らないと思う

抗力とは、そもそも何だろうか?
スキー板を荷重なり、脚を伸ばすなりで押さえつけたことによって得られる反作用こそが、
抗力ではないのだろうか?

だから、滑走中に得られる抗力は、スキー板長軸直角方向のベクトルと、
動摩擦力(速度によらず一定で、常に滑走方向逆向き)のベクトルの和になるのではないだろうか?

つまり、厳密に言えば、スキー板長軸直角方向より、
進行方向に対しやや後ろに傾いたベクトルということになる。

向心力は円運動の原因となる力であり、常に回転中心方向に作用している力と考えるべきではないだろうか?
それ以外の方向に力のベクトル成分があるのならば、そのベクトルは、
進行方向に対する加速や減速に使われるのであって、向心力として働くわけではないと思う。

そして、抗力は向心力と必ずしも一致するわけではないと思う。
抗力の回転中心方向のベクトル成分が向心力として働き、
それ以外の成分があれば進行方向に対する加速力や減速力として働くのではないだろうか。

抗力の回転中心方向のベクトル成分こそが、向心力であり、
向心力が大きくなれば、ターン弧は小さくなり、
向心力が小さくなれば、ターン弧は大きくなる。

そして荷重線が抗力の方向と一致しないことがあるのは、
抗力の方向と、重力+慣性力+遠心力の合力ベクトルの方向が一致するとは限らないからだろう。

力の定義を正しく考えないと、議論は迷走することになるだろう。
446前スレ896:2006/02/22(水) 19:03:49
>>443
> Fig.5-1だと加速と慣性が打ち消し有って「0」になり
> 垂直抗力が残って荷重線はスキー板に直角になる

それは、Fig.5-1の作図で、慣性力を「理論的な慣性力」として図示しているからです。
「実際の慣性力」は、重力の斜面平行成分と等しくなるとは限りません。
抵抗によって、重力の斜面平行成分ほどの加速が得られなければ、
実際の慣性力は、短くなるでしょう。
だから、荷重線の傾きも説明可能です。
447前スレ895:2006/02/22(水) 19:09:05
>>431
> 自転車でもスキーでも重心を内に押し出せば加速する、というのには
> 同意できず、少しでも前寄りに重心を押し出せば加速する、という考えで良いです?
> これって大きく違うので、895、896、305の見解を聞いておきたいところなんだけど。
> 自分は、重心が中に押し込まれた成分分だけ加速という考えです。

重心の移動に関しては、私の見方でも「重心が中に押し込まれた成分分だけ加速」です。
でも、これはスキーのターンを上から見たらの話です。私も上方視点です。

加速するためにはターン前半で「重心を内に押し出す」という話になっていたかと思いますが、
視点を変えて前後方向からその動きを見ると、「前寄りに重心を押し出す」動きに見えると思う。

やっぱり見方が違うだけだと思うんだよなあ。
448前スレ895:2006/02/22(水) 19:21:48
本日ラスト

>>433
> 抗力(向心力)がスキー板長軸に直角とは限らないと思う
それはそうなんですが、それでもスキー板長軸に平行の成分は僅かだと思われます。

>>443
> 895さん 仕切り直ししましょうよ
> これだけ書き込みが続くと読み違える箇所もあるし訂正もある
そうですね。
これだけのことを文章だけで説明しようってんだから、お互い上手く伝わらない部分もあるでしょうしね。
私も333さんとのやりとりでいろいろ考えて勉強になっています。
449前スレ896:2006/02/22(水) 19:26:37
>>443
こちらこそ、色々議論が出来るので、考察が深まって大変有意義です。

>>447
> やっぱり見方が違うだけだと思うんだよなあ。
そうですね。そこに問題がある。

まずは力の定義を、ちゃんとした方が良さそう。
>>445を書いて気づいたけれど、この定義でも不充分かな。

ターン中に運動座標系で働く力を俺なりに定義してみると

1)重力:これは誰が見ても不変でしょうw
2)向心力:円運動の源泉となる力。常に回転中心に向かう。
3)遠心力:向心力が働いた結果生じる、一種の慣性力。向心力の逆向きベクトル
4)加速力:進行方向に対して作用する力。逆向きになれば、減速力となる。
5)抗力:スキー板が雪面から得る反作用で、そのうち、スキー板長軸方向に直角なものを言う
    (異論があるかもしれないけれど以下の定義を良く読んで)
6)動摩擦力:滑走中にスキー板と雪面の間に生じる力で、速度によらず一定。常に滑走方向逆向きに作用する。
7)空気抵抗:滑走中に人間とスキー板に働く力。ベクトルの向きは滑走方向逆向き。大きさは速度に応じ増大する。
         全ての空気抵抗を合わせて一つのベクトルと見なした場合、その作用点をどこに置くと考えるか、が問題。
8)慣性力:4)の加速力から、動摩擦力、空気抵抗をマイナスしたベクトルの逆向きベクトル。

大体こんなところだろうか。そして最終的に得られる加速は、
4)の加速力から、動摩擦力、空気抵抗をマイナスしたもの。
こんな定義で如何でしょうか?
450333:2006/02/22(水) 19:27:46
>>447
>「実際の慣性力」は、重力の斜面平行成分と等しくなるとは限りません
同じですよ 重力の斜面平行成分も抵抗で小さくなる
加速=慣性 加速による見かけの力が慣性ですから
451前スレ896:2006/02/22(水) 19:36:20
>>450
>>449を良く読んで頂けますか?(リロード忘れた?)
重力は不変の力であり、斜面平行成分が小さくなったりはしないのです。

>>449で書き落としていましたが、
1)2)3)4)8)は重心に作用する力。
5)6)はスキー板の裏側(足裏の真ん中にしましょうか)に作用する力。
7)の作用点は不明です。(恐らく重心より少し頭側に作用点があると考えますが)
452333:2006/02/22(水) 23:28:07
Fig.5-1 坂を下る電車の中だったらどう?重力を分解する?
内倒を考えるときはどうする?遠心力(慣性)と向心力(加速)で「0」!
重力だけが残って常に鉛直に立つの?んなわけないよね

よく読むとスキーヤーの重心に座標をおいてるよね
スキー板を座標系として慣性系で考えるべき
重心を座標系とするとどうなるのか?わけがわからない
453前スレ896:2006/02/23(木) 00:07:59
>>452
> Fig.5-1 坂を下る電車の中だったらどう?重力を分解する?
問いの意味を取り違えているかもしれないけれど、
坂を重力加速度の斜面平行成分に従って下りていく電車という意味であるなら、
重力を分解して考えた方が効率は良いだろうね。
分解する、しないは基本的に自由だし、分解しようがしまいが、結論は変わらないけれど。
何で分解するかと言うと、その方が単に考察がしやすいからというだけ。

> 内倒を考えるときはどうする?遠心力(慣性)と向心力(加速)で「0」!
> 重力だけが残って常に鉛直に立つの?んなわけないよね
言葉の定義への疑問かと思うけれど、スキーターンの場合、
そもそも向心力の原因となっているのは、「抗力」。
抗力の作用点は足裏にあるので、向心力が常に重心に働いているとするのは誤りだね。スマソ。

説明の便宜上、Fig.4-6の電車の中の人を、スキーターン中の人を後ろから見た状況と見立てて説明するならば、
青とピンクのベクトルの和が抗力、ピンクのベクトルが向心力、
緑のベクトルが遠心力、黄色のベクトルが重力といった関係になるから、
内倒でバランスが取れることが説明できるかと。

同様に加速力は重心に働いているとは限らないね。
重力が原因の加速力ならば、重心に働いているけれど、
抗力が原因の加速力ならば、足裏に働いているべきだね。

よって、>>451の内容を以下のように訂正します。
>>449
1)3)8)は重心に作用する力
2)5)6)はスキー板の裏側に作用する力
4)は状況に応じて作用点が変化する。
7)の作用点は不明だけど、多分重心より少し頭側かな。
454前スレ896:2006/02/23(木) 00:16:21
>>452
> よく読むとスキーヤーの重心に座標をおいてるよね
> スキー板を座標系として慣性系で考えるべき
> 重心を座標系とするとどうなるのか?わけがわからない
原点はどこにおいても考察の内容は変わりません。
スキー板の足裏位置を原点にしたいのなら、そうしたって構いません。
但し、俺は、重心周りの回転モーメントの有無を考慮しているので、
便宜上、重心を原点として考えているだけです。

それから、前にも指摘したけれど、
運動系と伴に加速する座標系では、慣性の法則は成り立ちません。
慣性の法則とは、力を加えられていない物体は静止あるいは等速直線運動を続ける、というものだから。

慣性力は、運動座標系の中で観測される力ではあるけれど、静止座標系では観測されません。
一方加速力は、何度も述べているように、静止座標系であれ、運動座標系であれ、働いている力なのです。
だから、慣性力は物理学の世界では「見かけの力」と呼ばれているわけです。

運動座標系では、見かけの力である慣性力が働いて、実際に力が働いていない物体が、
勝手に加速することになるわけです。
>>438で書いた、○の立場で考えて●に働いているように見える力が慣性力なんだけど、
実際には●には力なんて働いていないでしょ?

だから、運動座標系では、慣性の法則が成り立ちません。
従って、運動座標系は、非慣性座標系ということになります。

慣性座標系ということならば、静止座標系になり、遠心力や慣性力は無視しなくてはなりません。
455前スレ896:2006/02/23(木) 00:34:55
混乱を避けるために、もう一度力の定義をし直してみる。

スキーターン中に、運動座標系(非慣性座標系)で働く力は

1)重力:いわゆるmg。誰が観測しても、値は同一。重心に対して働き、常に鉛直下向きに働く。
2)向心力:スキーターンの場合、抗力のベクトル成分であり、斜面に対し平行で、ターンの回転中心を常に向いている。
       スキー板裏側スキーセンターに働く。
3)遠心力:向心力が働いた結果生じる、一種の慣性力で、重心に対して働き、
       ターンの回転中心からターン弧の外を結んだ線の方向へと働く
4)加速力:進行方向に対して働く力で、重力(および抗力?要議論)が原因で生じる力。
       重力が原因の場合、重心に対して働き、抗力が原因の場合、スキー板裏側スキーセンターに働く。
       減速要因は考慮しないで、加速力として働きうる力を考慮する。
5)抗力:スキー板が雪面から得る反作用の内、スキー板長軸方向に直角なものを言う。スキー板裏側スキーセンターに働く。
6)動摩擦力:滑走中にスキー板と雪面の間に生じる力で、速度によらず一定。常に滑走方向逆向きに作用する。
       スキー板裏側スキーセンターに働く。
7)空気抵抗:滑走中に人間とスキー板に働く力。ベクトルの向きは滑走方向逆向き、大きさは速度に応じて増大する。
       全てに空気抵抗を合わせて一つのベクトルと見なした場合、その作用点は、恐らく重心のやや頭側になると思われる。
8)慣性力:4)の加速力から、6)の動摩擦力と7)の空気抵抗を差し引いたベクトルの逆向きベクトル。作用点は重心。

そして、最終的に得られる加速は、4)の加速力から、6)の動摩擦力と7)の空気抵抗を差し引いたもの。
456前スレ896:2006/02/23(木) 00:37:43
>>455訂正
×3)遠心力:向心力が働いた結果生じる、一種の慣性力で、重心に対して働き、
       ターンの回転中心からターン弧の外を結んだ線の方向へと働く
○3)遠心力:向心力が働いた結果生じる、一種の慣性力で、重心に対して働き、
       ターン弧接線に直角に、ターンの外側に向いて働く。大きさは、向心力のベクトルと同一。
457前スレ896:2006/02/23(木) 01:37:18
追加。厳密に言えば、動摩擦力は必ずしも一定ではない。
動摩擦力が変化する要因として、1)抗力の変化、2)μの変化、
が考えられる。

動摩擦力を考える際に、1)の抗力は通常垂直抗力ということになるが、
エッジングされた板の状況を考えると、>>455の5)の抗力で代用しても、
それ程大きな誤差はないと考える。

それから、μの変化は雪質の変化もあるだろうが、エッジングの質の変化も原因となるだろう。

しかし、ターンでの加速を考える以上、それ程ズレの大きい(つまりμの大きい)ターンはしないものと
考えても差し支えはないだろう。

そして、他の力に比べれば、動摩擦力は極めて小さいだろうから、
あまり考慮に入れる必要はないかも知れない。

もう一つ、厳密に考えると、
滑走中に一定の速度以上に加速できなくなるのは、6)の空気抵抗の要因が主であると考える。
空気抵抗は前投影面積(進行方向から見た物体の形状による面積)に比例し、速度の2乗に比例する。
人とスキー板の滑走中の形状を前から見て推測する限りは、全ての空気抵抗を一つのベクトルと
見なした時の作用点は、少なくとも重心より下側にはならないだろう。

そして、空気抵抗による「実際の加速」の減少を、慣性力に反映させるとするならば、空気抵抗の作用点が、
足裏にならない限りは、重心から見て荷重線(遠心力+重力+慣性力)の位置に足裏が位置しても
バランスはとれないと考える。(作図して証明するべきだろうけれど、それはまた後日)

要するに、空気抵抗を考慮に入れて、滑走の際のバランスを考える時には、
荷重線の位置に足裏が位置するという理論は通らない。
458333:2006/02/23(木) 10:29:05
 坂を下る電車の床にビンディングで固定されたスキーヤーを
電車の中にいる人がスキーヤー重心に掛かる力だけを測定する
(電車の中の人が見ているので電車の空気抵抗や車輪の抵抗は関係ないし
電車の加速、向心力の原因や力の元も関係ない) 
スキーヤーは後方に引っ張られるので前傾をして対抗する
左右に引っ張られるので身体を倒して対抗する
引っ張られる力を測定したところ電車の加速と一致した
左右に引っ張られる力も電車の向心力と一致した
測定値が0の時は電車の加速も無かった
(空気抵抗は電車の中でもあるし スピードや姿勢、体型で変化するので無視する)

以上のことからスキーヤーの傾きを決めるのは
慣性力+重力の荷重線と思われる
459前スレ896:2006/02/23(木) 11:01:31
>>458
かなり特殊な条件だね。

観測者が電車の中にいるから、これは運動座標系(非慣性系)。
よって、慣性力や遠心力は当然観測される。

床にビンディングで固定されているから、
スキーヤーが床に引っ張られることにより、
電車の加速力や向心力は、間接的にスキーヤーの足裏に作用する。
つまり
> 引っ張られる力を測定したところ電車の加速と一致した
> 左右に引っ張られる力も電車の向心力と一致した
これは至極当然。

要するに、この場合スキーヤーに働く力は、
1)重力+遠心力+慣性力が、重心に働くと同時に、
2)電車の加速力+電車の向心力+スキーヤーが床から受ける抗力が足裏に働く。

1)と2)の合成ベクトルは互いに逆向きとなり、大きさは等しくなるだろう。
そしてこれらが同一線上に位置すればバランスが取れる。
だから、1)のベクトルの方向に足裏が位置することになる。

実際の滑りで考慮しなければならない、動摩擦力や空気抵抗が加わっていないのだから、
理想的な条件になるのは当たり前で、この条件で足裏が荷重線に位置すると結論したところで、
実際の滑りにそれを適用するのは無理がある。

ちなみに動摩擦力だけ考慮するのであれば、荷重線の理論を適用することは出来る。
しかし、空気抵抗を考慮に入れれば、荷重線の理論はやはり適用出来ない。
荷重線の理論を適用するのであれば、空気抵抗が足裏に働くか0である必要があり、
そんな条件になることはありえない。
進行方向とは関係ない、左右方向についてであれば、空気抵抗は無視しても問題はないだろうから、
荷重線の理論を適用しても構わないだろうけれど。
460前スレ896:2006/02/23(木) 11:04:06
余談ではあるが、
>>458の条件で電車が得られる最終的な加速力は、
重力の斜面平行成分−電車の車輪抵抗−電車の空気抵抗
例えば電車ではなく、箱の下にそりをつけたような状態であれば、
車輪抵抗はすなわち動摩擦力と置き換えても構わないだろう。
そして、この最終的な加速力はスキーヤーの足裏に作用するわけだ。

つまり、>>458の例では運動系に加わる動摩擦力と空気抵抗の両方を、
スキーヤーの足裏に作用させていることになる。

だから、この条件で、荷重線理論が成り立つのは、至極当然の事だろう。

逆に言うと、空気抵抗が足裏に作用するか、0にならない限り、荷重線理論は成り立たない。
461前スレ895:2006/02/23(木) 13:30:33
荷重線は重心に働く全ての力の合力の方向に一致すると思います。
空気抵抗力や摩擦力を考えたら、「慣性力+重力+空気抵抗力+摩擦力」の方向です。

体表面に空気抵抗が働いても、スキー板の滑走面に摩擦力が働いても、
それらの作用点と重心の間で力のロスが無ければ、作用点に対する力の作用は、
重心に対しての力の作用と考えていいはずです。

慣性力だって重力だって、重心に働いているわけではなくて、
スキーヤーの体や道具の各部にそれぞれ異なる力が作用しています。

それらの力を矛盾無く代表する1点が「重心」です。

体表面や滑走面に作用する空気抵抗力や摩擦力も、慣性力や重力と同じように、
代表点である重心に作用していると見なしていいでしょう。
462前スレ895:2006/02/23(木) 13:54:47
>>461 訂正
> それらの力を矛盾無く代表する1点が「重心」です。
それらの力の作用点を矛盾無く代表する1点が「重心」です。

ところで、「内倒すると結果として加速する」の簡単な実験を考えました。
ホントに簡単なのでちょっとやってみて下さい。実験方法は、

「直立に立った状態から、体を横に倒していく」

それだけです。道具もなにも要りません。

体をだんだん横に倒していったら、ある角度で、オットットと体が横に動き出すでしょ?
それが私の言っていた加速です。内倒に対してバランスを保つために加速が発生します。
(加速を発生させる必要があると言ったほうが正しいでしょうけど)

この運動を荷重線で言いますと、荷重線を足裏から大きく離した場合には、
荷重線を足裏に戻すために加速が発生するといったところでしょうか。

体を横に倒した場合には、加速の向きは体の前後に対して横方向ですが、
オットットというときに体を回転して向きを体を倒した方向に変えれば、
体の前の方向への加速に「すりかえる」ことが出来ます。

1.体を倒して、2.体の向きを変えながら、3.加速する の三点セットです。
463前スレ896:2006/02/23(木) 13:59:25
>>461
残念ながら、そういうわけには行かないのです。

何故なら、重心とは、その物体全ての質量の中心です。
重力や慣性力(遠心力)は、質量に対して働きますから、
重心に働いていると見なすことが出来ます。

動摩擦力は、スキー板の滑走面裏側にしか作用しません。
どう見なしても重心に作用する力とはなり得ないでしょう。

空気抵抗は、>>457で書いたとおり、
体の前投影面積に関係して作用する力であり、
体表面の空気抵抗係数(Cd値)が一様であると仮定するならば、
2次元的な面積で考えた中心に作用する力と見なすべきでしょう。
これは、重心と一致するとは限りません。

抗力は足裏に作用する力であり、そのままではこれも重心に直接作用する力とはなりません。
但し、抗力ベクトルの延長線上に重心が位置する時に限って言えば、
重心に働く力と見なすことが出来るでしょう。

作用線が重心からずれている力が作用すれば、回転モーメントが生じる原因となるため、
全てのベクトルを1点に集めて合成した結果が0であったとしても、バランスが取れなくなる場合が出てきます。
464前スレ896:2006/02/23(木) 14:17:44
>>463
> 作用線が重心からずれている力が作用すれば、回転モーメントが生じる原因となるため、
> 全てのベクトルを1点に集めて合成した結果が0であったとしても、バランスが取れなくなる場合が出てきます。
について補足説明します。

──────────  この様な棒があったとして


──────────


と言う風に力が作用していれば、バランスは取れますが、


──────────
              ↑

と言う風に力が作用すれば、棒は回転するでしょう。
いずれの場合もベクトルを一点に集めた和は0になります(↑↓は同じ大きさのベクトルとする)。

ちなみにベクトルの総和が0でなくてもバランスを取ることは可能です。

──────────
↑            ↑
ならば、バランスは取れます。

──────────
↑↑
ならば、バランスは取れないでしょう。
465前スレ896:2006/02/23(木) 14:36:41
力のベクトルを合成して、バランスを考える場合は、
ベクトルの方向(作用線)に沿った方向に移動させて合成させないと、
正しい結論を得ることは出来ません。

重力・遠心力・慣性力は重心に作用するから、そのまま合成が可能です。

向心力・抗力・動摩擦力は足裏に作用するから、これもそのまま合成が可能です。

加速力は抗力と重力の成分から得られる力ですから、抗力と重力を考えるのであれば、
バランスを考える際には同時に考慮する必要はないでしょう。

空気抵抗は先ほど述べたようにどこに作用する力かを決めるのは難しいです。

だから、空気抵抗を考慮に入れなければ、重力・遠心力・慣性力のベクトル和の延長線と、
向心力・抗力・動摩擦力のベクトル和の延長線が一致する時にバランスが取れることになるわけです。
向心力・抗力・動摩擦力は足裏に働くと見なしていますから、これはすなわち、
重力・遠心力・慣性力のベクトル和の延長線上に足裏が位置すると言う荷重線理論と全く同義です。

空気抵抗を考慮に入れると、慣性力は空気抵抗の分だけ減少していきます。
つまり空気抵抗を考慮に入れた場合の慣性力は、「空気抵抗を考慮に入れなかった場合の慣性力」に
「空気抵抗の逆向きベクトル」を加えたのと結果的には一緒になります。
そうなると、荷重線の理屈のままでバランスを取るためには、空気抵抗は
足裏に作用しなければならなくなると言う訳です。
466前スレ896:2006/02/23(木) 14:59:33
>>465を書いて、もう一つの可能性に気がついた。

慣性力は空気抵抗の分だけ減少する。
そして、慣性力は重心に働く力だ。

だから、空気抵抗を重心に働くと見なすのであれば、
荷重線理論でバランスを取ることが可能となる!!

実際には空気抵抗は重心に働くわけではないし、
恐らく作用点は重心より少し上に来るのだろうけれど、
便宜的に、重心に働くと考えて、議論を進めても大きな誤差は出ないのではないだろうか。
467前スレ895:2006/02/23(木) 16:34:25
>>464
> 何故なら、重心とは、その物体全ての質量の中心です。
その通りです。

> 動摩擦力は、スキー板の滑走面裏側にしか作用しません。
摩擦力が発生するのははスキー板の滑走面ですが、その力でスキーヤーが変形しなければ、
その力はスキーヤー全体に伝わります。

> 2次元的な面積で考えた中心に作用する力と見なすべきでしょう。
空気抵抗力はその中心に作用するとしてもいいでしょう。
ですが、その力の作用はは、その力でスキーヤーが変形しなければ、スキーヤー全体に伝わります。

スキーヤー全体に伝わったこれらの力によって発生する加速は、F=maの通り、質量に対して発生します。
ですから、質量の代表点である重心に作用すると見なしても構わないのです。

スキーヤーが変形しなければ、つまり、剛体と仮定するという条件付ですが。
468前スレ895:2006/02/23(木) 16:58:30
>>464
続きです。重心の位置は棒の中央だとします。


──────────
              ↑
は、回転しますが重心は移動(加速)しません。
つまり、重心に働く力が釣り合っていると見なすことができ、
棒全体に働く力が釣り合ってると見なすことができます。

──────────
↑            ↑
は、回転しませんが、重心が矢印の方向に移動(加速)します。
つまり、重心に矢印二個分の力が作用したと見なすことができ、
棒全体に矢印二個分の力が作用したと見なすことができます。
469前スレ896:2006/02/23(木) 17:14:02
>>468
回転すれば、転ぶことになる。
加速だけで、回転しないのなら、バランスは崩れない。
だから、正しく作用点と回転モーメントを考えない限りバランスは語れない。
470前スレ896:2006/02/23(木) 17:21:15
>>468
極端な例え話をしましょう。

雪面を直滑降で滑っているとする。
その雪面が途中で急にゴムの床になっていたらどうなりますか。
摩擦力が急激に増大し、その力は足裏に働く。
前につんのめって転ぶでしょう。

この時、更に頭を後ろから押したらどうなりますか?
余計ひどい勢いで前に転ぶだけでしょう。

例えスキーヤーが変形しないと仮定しても、
作用点を変更することは出来ないのです。
471前スレ895:2006/02/23(木) 18:07:06
>>470
> 雪面を直滑降で滑っているとする。
> その雪面が途中で急にゴムの床になっていたらどうなりますか。
> 摩擦力が急激に増大し、その力は足裏に働く。
> 前につんのめって転ぶでしょう。
転びますね。

転びながらも、スキーヤー全体は摩擦力の分だけ減速し、
その減速は重心に摩擦力が働いたときと同じです。

そもそも、私が>>461に書いたのは荷重線の方向の問題であったはずです。
転ぶかどうかは問題としていないのです。

重心を中心に回転した場合、荷重線の方向は変わるでしょうか?
正立している場合と、逆立ちしている場合で荷重線の方向は変わりませんよね。

荷重線の方向の問題と転ぶかどうかの問題は別の問題です。
転ぶかどうかは、「荷重線方向に力を支える姿勢であるかどうか」ですね。
472前スレ895:2006/02/23(木) 18:16:14
>>461 で1点訂正します。
「慣性力+重力+空気抵抗力+摩擦力」の方向と書きましたが、スキーヤーから見ると
「慣性力+重力+空気抵抗力の慣性力+摩擦力の慣性力」ですね。

>>470 の転ぶ例は、
  摩擦力が急激に増加することにより、重心に対する摩擦力の慣性力が急激に増加し、
  荷重線が前方に移動して、足裏から離れることによって転倒する
となります。

896さんの言いたかった事はこの間違いのことだったのかな。
上記の訂正でどうでしょうか?
473333:2006/02/23(木) 18:29:50
>>458 は別に特殊じゃないだけドナ
ビンディングで固定させただけで普通に立ってるでもイイんだよ
ちょいとしゃれを込めてスキーヤーで説明した
 >2)電車の加速力+電車の向心力・・・・電車の中で観察する人にとっては無いんだよ
外がまるっきり見えない電車とすれば良かったよ”
 >動摩擦力や空気抵抗が加わっていない・・・・・
実際には動摩擦力や空気抵抗も加わってるよ 加速力も向心力も有る
電車の中で観察する人にとってはどちらも無い!
 896さんは重心を軸にしてスキー板がどの方向にあるか?でしょ
重心が軸だとスキー板の摩擦や加速、向心力を考えなきゃいけない
で!加速(向心力)があるなら慣性(遠心力)は無いってことになる

重心を軸として考えると 足が進んで重心は止まったまま取り残される
この場合は重心が後ろに引っ張られる力(慣性)は現れない
スキー板を軸に考えると 重心が後ろに引っ張られるスキー板は取り残される
この場合はスキー板は止まっていてスキー板の加速は無い
    重心から見ればスキー板が前に進む 
    スキー板から見れば重心は後ろに進む
スキー板を軸にして重心を見ると
重心に係わる慣性力(遠心力)と重力を考えスキー板の加速(向心力)摩擦は考えなくてイイ
重心を軸にしてスキー板を見るときは
スキー板の加速(向心力)重力 摩擦を考え重心の慣性(遠心力)は考えない
    どっちか?にしなしと 

ps 空気抵抗はとりあえず省いた 
普通の滑降姿勢なら空気抵抗の中心は重心より上みたいよ


474前スレ896:2006/02/23(木) 19:04:41
>>472
> 荷重線の方向の問題と転ぶかどうかの問題は別の問題です。
荷重線の方向そのものは転倒とは関係ないといっても良いだろうけれど、
「重心から見て荷重線の方向に常に足裏が位置すれば、
バランスが取れるという理屈は必ずしも成り立たない」と言っているのだけれど。

> 「慣性力+重力+空気抵抗力の慣性力+摩擦力の慣性力」
「慣性力」をどう定義するかの問題だね。
俺の定義は、慣性力とは、重力や抗力によって得られる加速成分から、
空気抵抗や動摩擦力を差し引いたベクトルの逆向きベクトル。
つまり、最終的な加速に対する、慣性力と定義している。

多分895氏は、慣性力を、重力や抗力によって得られる加速力に対する慣性力、
として考えていらっしゃるのかな。その定義であれば訂正式は
俺の言っている事(それが荷重線の方向という意味では)と全く一致している。
しかし言葉の定義がはっきりしていなければ、議論は迷走するだけ。

>>470の転ぶ例は、>>468の上段、棒は回転するけれど、の部分に対する反論。
力が釣り合っていることと、その物体がバランスを保って運動することは別問題だ
ということを示す意図で書いた。

ちなみにスキーヤーが剛体であるという前提で考えるならば、
急激に減速することで慣性力が急激に減少しても、
減速力が正しく重心に働いていると見なせる場合に限り、転倒にはつながらない。
475333:2006/02/23(木) 19:05:59
 スキー板から重心の慣性(遠心力)を見て重心とスキーの位置関係を確認すると
スキーヤーの大まかな姿勢が決まってくるので各部分に実際に働く力を考える
すべての力を重心に統合して考えると加速の方向と大きさがわかるし
そのまま回転モーメントを確認できる  じゃないか?
476前スレ896:2006/02/23(木) 19:08:53
>>473
> >2)電車の加速力+電車の向心力・・・・電車の中で観察する人にとっては無いんだよ
> 外がまるっきり見えない電車とすれば良かったよ”

その2-3行上に「電車の加速力や向心力は、間接的にスキーヤーの足裏に作用する。」
と断り書きを入れているんだけどな。
確かに中の人から見れば、それが電車の加速力や向心力であることは確認できないけれども、
電車の中の人に働く力は、向きも大きさも、電車の加速力や向心力に一致する。
だから、2)の表現であっても、違いはない。

> 重心が軸だとスキー板の摩擦や加速、向心力を考えなきゃいけない
> で!加速(向心力)があるなら慣性(遠心力)は無いってことになる
原点をどこに持ってきても、同じ運動座標系であるなら、働く力そのものは共通。
慣性力(や遠心力)は、加速する運動座標系である限り、常に考慮する必要がある。

慣性力(や遠心力)が観測されないのは、
あくまで、静止(或いは等速直線運動している)座標系で考えた場合のみ。
ちなみに静止座標系であっても、原点をどこに置くのも自由だし、
座標系を等速直線運動させても、働く力は変わらない。
(「ガリレイ変換」などでググって見るとよく判るかと)

では、なぜ運動座標系で、重心を原点として考えているかと言うと、
運動系が運動座標系の中で回転する場合、その回転の軸は重心になるからだ。
だから、重心を原点とするほうが考えやすいと言う、ただそれだけの理由。
例えスキー板の裏側を原点にしようが、頭を原点にしようが、重心を原点にしようが、
運動座標系である限り、慣性力(や遠心力)は考えなければならないし、
作用する力そのものは普遍。
だから事実そのように考察しているのだけれど。

> 普通の滑降姿勢なら空気抵抗の中心は重心より上みたいよ
同意Thx。まあ重心に作用すると見なしても、そこまで大きな誤差にはならないのでしょうけれど。
477前スレ896:2006/02/23(木) 19:16:55
>>476に追加。
> 運動系が運動座標系の中で回転する場合、その回転の軸は重心になるからだ。

このことから、重心に働くと見なせる力は、実はバランスには影響しない、とも言える。
バランスを崩す作用をするのは、あくまで重心から離れた位置に作用する力である。
>>464の棒の例を参照のこと)

ただし、重心から離れた位置に力が作用していても、必ずしもバランスが崩れるわけではない。

>>464
──────────
↑            ↑
の例ね。
478333:2006/02/23(木) 19:22:02
>>476
重心を軸として考えると 足が進んで重心は止まったまま取り残される
この場合は重心が後ろに引っ張られる力(慣性)は現れない
スキー板を軸に考えると 重心が後ろに引っ張られるスキー板は取り残される
この場合はスキー板は止まっていてスキー板の加速は無い

スキー板を軸にして重心を見ると
重心に係わる慣性力(遠心力)と重力を考えスキー板の加速(向心力)摩擦は考えなくてイイ
重心を軸にしてスキー板を見るときは
スキー板の加速(向心力)重力 摩擦を考え重心の慣性(遠心力)は考えない
    
重心から見ればスキー板が前に進む 
スキー板から見れば重心は後ろに進む

どっちか?にしなしと 
479前スレ896:2006/02/23(木) 19:27:05
重心を座標系の原点にするメリットをもう少し強調しておこう。

思考をシンプルにするため、無重力空間で考える。
              ↓
──────────
↑            

静止している棒に、矢印のように力を加えたとしよう。
重心を原点とした運動座標系で考えるならば、
この棒は重心を中心に次第に回転速度を速めながら回転することになる。

棒の端を原点とした運動座標系で考えるならば、棒の端を中心にして、
次第に回転速度を速めながら回転することになる。

もし、静止座標系から同じ運動を観測したらどうなるだろうか?
この場合、棒はその場に留まり、重心を中心に次第に回転速度を速めながら回転するだろう。

つまり、運動座標系から静止座標系に視点を切り換える際には、
重心を原点とした運動座標系で考える方が、思考の切り替えが容易である。

だから、俺は、重心を原点として考えている。
480前スレ896:2006/02/23(木) 19:35:31
>>476
重大な誤植ありw

×運動系が運動座標系の中で回転する場合、その回転の軸は重心になるからだ。
○運動系が静止座標系の中で回転する場合、その回転の軸は重心になるからだ。
481前スレ896:2006/02/23(木) 19:41:53
>>480
いやこれでもおかしいな。

○運動系が静止座標系の中で移動せずに回転する場合、その回転の軸は重心になるからだ。

逆に、静止座標系の中で重心以外を軸にして回転する場合は、
重心そのものが移動、加速していることになる。

こういった要素を正しく思考するためには、運動系の座標系を基準にして考え、
まず回転が起こっていることを確認。
その後、回転以外の、重心の移動要素を考察する必要がある。
だから、重心を原点にした方が、考察が行いやすい。

と訂正しておこう。

(今から帰宅するのでしばしレスできない。スマソ)
482333:2006/02/23(木) 20:44:19
慣性を扱ってるのに非慣性系、慣性を扱わないのに慣性系 
っていうのはどうしてだ?逆じゃない?ちなみに家の参考書には
「加速されつつある座標系に準拠して運動を判断すると
本来の意味での力は働かないのに加速度が観察される・・・
ある特別の座標系に準拠して運動を見る場合・・・そういう座標系を慣性系という。」

483前スレ896:2006/02/23(木) 20:51:28
帰宅中に、もう少し良い例を思いついた。

例によって無重力空間で考える。

──────────
↑            ↑

この様に力が作用する場合、静止座標系で直感的に考えれば
棒は回転せず↑×2の力で上に加速していくことになるわけだが、
これを運動座標系で考えるならば、作用する力は、

──────────
↑     ↓      ↑
       ↓

下向きの矢印は慣性力。

ここで、原点を左端に置くならば、この棒が回転するか否かを、考察するのはちょっと面倒だ。
(テコの原理で考えれば回転しないことがわかるけれども)。

棒の場合は、重心が真ん中に位置するから、まだ良いが、
スキーヤーの場合は、もっと複雑な思考が必要になる。

従って、運動系に座標を固定する場合、原点は重心に置く方が、思考の効率は良いだろう。

もっと言えば、静止座標系で考え(つまり慣性力や遠心力は無視して)、
重心回りに回転モーメントが生じていなければ、バランスが取れているという、
俺が最初に考えていた方法が、結局一番効率が良いんではなかろうか?
484前スレ896:2006/02/23(木) 20:53:38
485333:2006/02/23(木) 23:03:52
等速で進むのが慣性系だね OK
いつもお手数掛けてすまん
486前スレ896:2006/02/23(木) 23:19:37
>>485
(・∀・)キニスルナ
かなり紛らわしいものね。

ちなみに非常に厳密に考えれば、地球上ですら、回転運動しているし、重力の影響があるから、
本当の意味での慣性系とは言えない。
回転の影響力はごく僅かだし、重力は実際に働く力で、しかも一定だから、
便宜的に慣性系として取り扱うことも可能だけれど。

本当の意味での慣性系を考えるならば、重力の全く及んでいない無重力空間で、
静止、または等速直線運動している座標系を考えないといけなくなってしまうw
487305:2006/02/24(金) 03:39:40
>>429>>442
螺旋の中心方向より後方じゃなく軌道より後方?
軌道には直角のほうな気がするのだけどなんか勘違いしてるのかな?
もうちょっと考えてみます。

それにしても書き込み多すぎて読みきれない。
でも雰囲気的には896さんは同じ考えなのかな?という気がする。
488前スレ896:2006/02/24(金) 09:14:00
>>462
> この運動を荷重線で言いますと、荷重線を足裏から大きく離した場合には、
> 荷重線を足裏に戻すために加速が発生するといったところでしょうか。

遅レスだけど、>>462の「内倒すると結果として加速する」は、
「そのままだとバランスが崩れるから、バランスを保つためには加速が必要になる」
という現象であって、この方法で加速が出来ると言う証明にはならないと思う。

強引に体を倒しても、加速につながるとは限らない。
加速がなければバランスを崩して転倒するだけ。

床に立っていれば、人はバランスを取ろうとして、体を動かすだろう。
床の静止摩擦力は大きいから、垂直抗力だけでなく、
静止摩擦力以内の力であれば、地面平行方向に自由な力を加えることが出来る。
しかし、滑走中にそのような動きが出来る保障はないのではないだろうか?

よって、>>462の実験では、単なる内倒だけで加速が出来るという証明には
ならないのではないだろうか?
489前929:2006/02/24(金) 10:09:13
>>437
> 反力と慣性力の違いが判らないのだけど。反力ということはすなわち慣性力ではないのかと。
反力と慣性とは違うのでは。
反力は返ってくる方の力で、慣性とは同じ運動ベクトルをそのまま維持しようとする力。
でも、896は私の言うところの反力を「慣性力」と呼んでるというのはわかったので、
言葉の定義はいいです。こちらで慣性力を反力と読み替えます。

> その座標系から見れば、一緒に加速しているスキーヤーは動きません。
座標系の中のバランスだけを考えていると言うこと?
実際に加速していく分は、この図ではどうやって導き出せるのでしょうか。
この図を素直に見ると、スキーヤー自体に掛かる力も釣り合っているため
動かないことになってしまうと思います。

反力の話に戻ります。Fig4の例とFig5の例の違いから考えましょう。
Fig4は足が電車から押されてそれに対して、重心の反力が返ります。
ですがFig5は?Fig5の場合は重力で重心自体が押されてますから、反力が返りません。
もっと正確に言うなら、地球にその分だけ反力が返っているということになります。
Fig4の場合は直接力のやりとりがありますが、Fig5の場合は遠隔での力のやりとりとなるため
そこに反力が見えてこないはず、ということです。
490前スレ896:2006/02/24(金) 10:29:36
> 反力は返ってくる方の力で、慣性とは同じ運動ベクトルをそのまま維持しようとする力
慣性なら、その定義でOK。しかし、慣性「力」は違う。

http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E6%85%A3%E6%80%A7%E5%8A%9B&num=50
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E5%8F%8D%E5%8A%9B&num=50

比べてみれば判る様に、普通は加速力に対して逆向きに生じる力は「慣性力」と呼ばれ、
「反力」という呼び方はしない。

>座標系の中のバランスだけを考えていると言うこと?
Yes

>実際に加速していく分は、この図ではどうやって導き出せるのでしょうか。
慣性力を除外すれば、加速力は割り出せるでしょう。

> Fig5の場合は重力で重心自体が押されてますから、反力が返りません。(中略)
> Fig5の場合は遠隔での力のやりとりとなるためそこに反力が見えてこないはず
どうも929氏の反力の定義が見えてこない。

「慣性力」とは、加速している系で観測を行うと、あらゆる物体に働いているように見える「見かけの力」であって、
静止している系では、全く観測されないものだ。
Fig.5の場合、斜面平行方向は、重力の斜面平行成分(−空気抵抗−動摩擦力)によって加速が起こっているから、
運動系で観測すれば、観測者自身も含め、あらゆる物体に慣性力が働いているように見える。
斜面垂直方向は、重力の斜面垂直成分が働いているものの、加速は起こっていないから、慣性力は全く生じない。
491前929:2006/02/24(金) 10:30:29
ちょっと自分と333さん895さん305さんとの、加速に関する部分、自分の考えとの違いまとめ。

>>435の内容等より、333さんは
荷重線の方向が前傾で、そこで押し出した分だけ加速。
前傾角θが0°で板に直立とすると、押し出した力F×sinθの力だけ加速と。

>>447の内容等より、895さんは
重心が内に押し込まれた成分だけ加速。
もし、前傾角θがあったときは、F×cosθだけ加速。
ただ、ターン前半(フォールライン前)に押し込まれた分だけ加速で、後半だと減速。
(この最後の行は誤解してるかも。違ってたらごめんなさい。)

>>392の内容等より、305さんは
重心が内に押し込まれた分だけ加速。
ただ、内倒によっては加速されない。一時的には加速されても切り替えで戻ってしまうから。

この前提で正しいとすると、自分は305さんと同じ考え。
895さんともほぼ同じなんだが、ターン後半で伸びても加速というところが違う。
333さんとは、cosθなのかsinθなのかが大きく違う。sinθ分は板の摩擦がゼロなら
打ち消されてしまうと考えるので。
ちなみに、896さんの考えもほぼ近くなったと思うのだけど、いろいろ考えが変わってるし
考慮してると思われる論点が多すぎてなにがなにやらわからん、というところ。
492前929:2006/02/24(金) 10:54:52
>>490
> 慣性力を除外すれば、加速力は割り出せるでしょう。
つまりこの図ではバランスを考えるためだけの便宜的な図と言うことなのかな?
慣性力を除外する=運動系から静止系に視点を変える、ということ?
あと今、運動系で考えているというのなら、なぜそこに斜面方向の加速度がでてくるのか疑問。
等加速度ですすんでいるのなら、運動系の中の人には見えないはずですよね。

> 運動系で観測すれば、観測者自身も含め、あらゆる物体に慣性力が働いているように見える。
この場合で言えば、例えば斜面が斜め上方向に進んでいるように見える、ということですよね。
でもそれは「見かけの力」と。それはぜんぜんOKです。
で、それと反力はぜんぜん別。見かけの力じゃなくて、ほんとに反力があります。
そうじゃないと例えば、地面にただ立ってることだって出来ません。

489で、自分の言う反力と896さんの言う慣性力が同じ物指してるのかと思ったのですが
これはぜんぜん別の物ですね。
896さんのいう慣性力とは、座標系を運動系にした場合に見える「見かけの力」を指してる
と考えて良いのかな。
493前スレ895:2006/02/24(金) 11:22:24
えーとまたいっぱいでわかんなくなってきたのでポイントだけ。

>>491
> ただ、ターン前半(フォールライン前)に押し込まれた分だけ加速で、後半だと減速。
ターン前半云々は、フォールライン上→下を本来の進行方向とすると、その進行方向に対しては
逆向きになるので、(競技等でのタイムの短縮と言う意味では)減速になるということでした。
余計なこと書いちゃったかな。
スキー板に対しては、ターンのどの時点であっても押し込まれた分だけ加速です。

>>488
> >>462の実験では、単なる内倒だけで加速が出来るという証明には
> ならないのではないだろうか?
証明にはなりません。が、加速の参考例にはなると思います。
あくまでも、私が文章でだけ説明していることを実感として持っていただくための実験です。
私は原理的にはスキーターンと同じものだと考えていますが、そこには同意を求めません。
494前スレ895:2006/02/24(金) 11:37:13
>>488
続き。レス前後してごめんなさい。

> 強引に体を倒しても、加速につながるとは限らない。
> 加速がなければバランスを崩して転倒するだけ。
そう。その通り。
で、逆に考えれば、「体を倒してもバランスを崩さなければ加速しているのかもしれない」ということです。

スキーのターン中には、体を倒しているが転倒していない。
ということは、スキーのターン中においても、>>462 と同じような加速が発生しているのではないだろうか?

>>462は参考例として書きましたが、そういった意味では一つの仮説でもあります。
495前スレ895:2006/02/24(金) 11:47:09
>>474
> つまり、慣性力とは、最終的な加速に対する、慣性力と定義している。
あ、そうでしたか。
考慮に入れたり入れなかったり、作用点がいろいろ違うと言っているから、
空気抵抗や動摩擦力はまた別なのかと考えちゃったよ。

> 多分895氏は、慣性力を、重力や抗力によって得られる加速力に対する慣性力、
> として考えていらっしゃるのかな。その定義であれば訂正式は
> 俺の言っている事(それが荷重線の方向という意味では)と全く一致している。
そういうことです。
496前スレ895:2006/02/24(金) 12:02:27
>>487
> 軌道には直角のほうな気がするのだけどなんか勘違いしてるのかな?
そうです。軌道には直角です。
螺旋軌道では、その方向が、進行方向に対して後ろに向いているはずです。
497前スレ896:2006/02/24(金) 12:11:06
>>492
> 運動系で考えているというのなら、なぜそこに斜面方向の加速度がでてくるのか疑問。
> 等加速度ですすんでいるのなら、運動系の中の人には見えないはずですよね。
運動系の中の人から見れば、確かに加速力が直接観測されることはないけれど、
加速力はみかけの力ではなく、実在の力なのです。だから、観測視点が運動系であったとしても、
加速力を無視するわけにはいかないのです。

速度1Gで加速するロケットの中で、進行方向後ろ側を床にして立っている人を考えてみましょう。
この人は慣性力で床に押し付けられると同時に、床からの「反力」によって支えられています。
そしてこの「反力」は、ロケットの加速度1Gと向きも大きさも等しいわけです。
また、このロケットの中で手に持ったリンゴを落とせば、
リンゴは進行方向逆向きに加速しながら床に落ちるでしょう。
この加速力こそが慣性力であり、みかけの力なのです。
落ちていくリンゴには当然加速力は働いていません。
要するに、慣性系の中で観測を行うと、あらゆる物体に慣性力が働いていると観測されるわけです。

そして、その運動座標系の中で静止している物体には、慣性力が働くと同時に、
必ず同じ大きさの加速力が働いていると考えられるのです。

> 896さんのいう慣性力とは、座標系を運動系にした場合に見える「見かけの力」を指してる
> と考えて良いのかな。
その通りです。
498前スレ896:2006/02/24(金) 12:12:28
>>494
> スキーのターン中には、体を倒しているが転倒していない。
> ということは、スキーのターン中においても、>>462 と同じような加速が発生しているのではないだろうか?
加速が発生していなくても、体が倒れていき、しかもバランスを取れる状況というのがあるのです。

例えば、そのターンの前のターンで、遠心力に従って体を起こしたとしましょう。
すると、重心回り、体の前後方向を軸に体を起こす向きの回転運動が始まります。
起き上がっていくに従って、ターン弧は大きくなり、次第に遠心力は弱まりますが、
回転運動にも、慣性があります。だから、体は前後方向を軸とした重心回りの回転を続けようとするでしょう。
そして、体は水平となり、スキーは直進しますが、そのまま体は倒れ続けようとするわけです。

だから、今度は逆向きに体が倒れていくことになりますが、
自然とエッジが立ち、ターンの回転弧は小さくなるでしょう。
そうなると、遠心力は必然的に徐々に大きくなります。
そして、前後方向を軸とした重心回りの回転運動も徐々に回転の速度を弱めることになり、
やがて、前後方向を軸とした重心回りの回転運動が止まることになります。
結果、体は内倒しました。

しかし、この場合、バランスを取るのに加速の必要はないわけです。
499前スレ896:2006/02/24(金) 12:15:02
>>497訂正
×要するに、慣性系の中で観測を行うと、あらゆる物体に慣性力が働いていると観測されるわけです。
○要するに、運動座標系(非慣性系)の中で観測を行うと、あらゆる物体に慣性力が働いていると観測されるわけです。

本当に紛らわしいよなw
500前スレ896:2006/02/24(金) 12:38:13
余談ながら、>>497を書いていて思ったこと。

要するに哲学的に考えているか、物理学的に考えているかということかな。

運動系の中の人の立場(主観)で考えれば、確かにそこには加速力というものは存在しない。
しかし、物理学で言う、運動系に視点を置いて考えると言うことは、
運動系の中にいる人の主観まで受け入れて考えると言うことではない。

例えば、何も知らされずに、>>497のロケットの中に乗っている人が考えるのであれば、
確かにあらゆる物体に、床向きの力が働いているように見え、まるで重力が働いているかのように感じることだろう。

しかし、我々が物理の問題を考える時は、「加速するロケットの中の人の状態を考える」などのように、
既に状況が設定されており、我々は、そのロケットが加速していることを知っている。

その知識を元に、座標系を運動系に固定し、考察を行うのだから、
床に向かって下向きに働く力が慣性力であることを知っており、
中の人がロケットと伴に加速していることを知っているわけだ。

だから、人に働いている力は、加速力と慣性力であると思考することが出来る。
物理の問題を考えるとは、こういうことだと思う。
501前929:2006/02/24(金) 13:23:45
>>497
> リンゴは進行方向逆向きに加速しながら床に落ちるでしょう。
> この加速力こそが慣性力であり、みかけの力なのです。
ぜんぜんOKです。というか、497の内容全部、反論ありません。

で、元のFig5に戻ってみましょう。
スキーヤーを箱で囲ってみてください。箱自体が摩擦のない斜面を滑ってる状態。
斜度をθとすると、箱の中のスキーヤーは重力が箱の底面方向に、g×cosθで働いてる
ように感じるでしょう。
それで地面が斜め上方向に加速度g×sinθで登っているように見えるはず。
そのg×sinθが896さんのいう慣性力になりますよね。

さてここで、箱の中の視点で見たとき、スキーヤーには斜め上方向への慣性力も
斜面方向への加速も、どちらも掛かっていないように見えるのではないでしょうか。
かかっている力は、箱の底面方向への力と、その箱から得られる同じだけの反力でしょう。
座標系を運動系にした場合の図であれば、そう見えるのが正しいのでは、ということです。
502前スレ896:2006/02/24(金) 13:26:02
503前929:2006/02/24(金) 13:36:06
>>493
つまり、フォールライン方向への速度を考えると、ターン後半で伸び上がる分は
進行方向向きへの加速になるから、フォールライン向きでは減速するという
ことを言いたいのですよね。それは了解しました。
でも、進行方向向きについてはターン後半で伸びても加速するということですね。
これは了解です。自分も同意です。

ただ、競技等でのタイムの短縮という意味で考えて、減速になるかというのは意見が
異なります。これはこれまでの論点とは別に議論すべき点ですね。

自分は、トータルの平均滑走速度が上がれば、タイムも短くなると考えます。
だから、フォールライン方向成分の速度が一時的に遅くなったとしても、それがタイムに
悪影響を及ぼすとは考えませんでした。
例えば、半円を繋いだようなシュプールを考えたとき、ターン切換え手前付近で
伸び上がると、フォールライン方向成分の(重心の)速度は一時的に逆方向にすら
なりえますが、それでそこから切換えまでの速度がなにもしないときよりも少し上がるなら
全体のシュプールを滑るのにかかる時間は短くなると考えます。
504前929:2006/02/24(金) 13:45:39
>>487
逆に混乱させてしまうかもしれないけど。
円の定義として、円の接線と中心とからの線は直角に交わりますよね。
逆に言うと、(半径が同じで)全ての点で中心との線と、進行方向(つまり接線方向)
が直角に交わるのなら、それは円になる、ということです。
505前スレ896:2006/02/24(金) 14:01:15
>>501
出来れば重力の問題には踏み込みたくなかったわけだがw

斜面じゃなく、問題を単純にするため、自由落下する箱で考えると、

箱の中の人から見て、その人が主観的に考えるのなら、
確かに自分には何の力も働いていないように感じる。
でも>>500で述べたように、この思考方法はあくまで哲学的な方法。
(別に間違いと言っているわけではない)

物理の問題として考えるのならば、箱が落下している最中も、
箱の中の人に重力が作用しているのであり、同時に、重力に対する逆向きの慣性力が
働いていると考えるべきだろう。

もう一度言う。物理の問題を考える時には、既に箱が落下しているということを
問題を考える立場にいる我々は知っているわけだ。

だから、箱の中に視点を移しても、重力とそれに対する慣性力が釣り合った結果、
その人には、何の力も働いていないように観測される、という結論が出せる。
これが物理学的な思考方法。

要するに、思考方法の違いということ。
506前929:2006/02/24(金) 14:02:25
>>502
いや、500も読んだ上で書いてますよ。
「物理学的」に考えて座標系を運動系にした場合、こうなるのではということを書いたのですが。
507前929:2006/02/24(金) 14:13:50
>>505
たぶん、自分と896さんの考えが合わないポイントはここかな?

> 箱の中の人に重力が作用しているのであり、同時に、重力に対する逆向きの慣性力が
> 働いていると考えるべきだろう。
静止系では当然、箱の中には重力が働いてみえます。
でも、箱の中の運動系に視点を移したときは、箱の中の人は重力は感じなくなる
つまり無重力のように感じられ、外の世界に逆向きの「慣性力」が掛かっているように
見えるはずです。

896さんは静止系と運動系という違う視点で見たときに見えてくる力が、「同時に」
表記できると言っているのだと思います。
自分は静止系で見える力と、運動系で見える力を同時に書くのがおかしいと考えています。

これってちょっと別件になりますが、水平面スレだったかな?遠心力と向心力が釣り合うから
真っ直ぐしか進まない、という主張と同じことになってしまうと思います。

508前スレ896:2006/02/24(金) 14:19:24
>>506
重力の取り扱いには注意が必要なんだよね。
>>505で、出来れば重力の問題には、と書いたのには訳がある。

重力は地上にいて、普通に観測すれば、常に鉛直方向(一定の方向)を向き、
質量に比例して同じ加速度として働く。

一方、>>497のロケットを考えると分かるように、1Gで加速するロケットの中の人にとって見れば、
まわりのあらゆる物体に慣性力が働いているように見え、
これはまるで地上で重力が働いているような状態に感じられるだろう。

何が言いたいかというと、物理的に考えれば、どちらも等価であり、
この考えを推し進めれば、重力とは慣性力と同等の性質であると考えることも可能になるわけだ。

事実、物理問題で慣性系を考える場合、自由落下する箱の中を想定する事もある。

しかし、一般的には重力は、重力加速度という名の通り、加速度として扱われる。
加速度であれば、その力に従って動く運動系の視点で考えれば、必ず慣性力が付いて回らなければならない。

だから、重力を加速度として扱う以上は、>>501の例でも、
g×sinθの加速力と、その逆向きの慣性力が働いていると考えるべきだろう。
509前スレ896:2006/02/24(金) 14:24:47
>>507
厳密に言えばね、重力が働いている時点で、すでに慣性系とは言えなくなってしまうのですよ。
便宜上、重力が働いていても、平地で地上を動き回っている系を慣性系として取り扱うこともあるけれど。

遠心力と向心力が釣り合うと直進する、は嗤うしかないけれどね。
遠心力と向心力は運動系で考えたらやはり釣り合っているのですよ。
まあ、回転運動系を座標系に固定するとなると、
座標自体が回転するので、頭が混乱しそうになりますけれどね。
510333:2006/02/24(金) 16:16:12
>>391
>の内容等より、333さんは荷重線の方向が前傾で、そこで押し出した分だけ加速。
>前傾角θが0°で板に直立とすると、押し出した力F×sinθの力だけ加速と。
>333さんとは、cosθなのかsinθなのかが大きく違う。
>sinθ分は板の摩擦がゼロなら打ち消されてしまうと考えるので。

自分のことなんだろうが?よくわからない???ので具体的に説明お願いします!!!!
511前スレ896:2006/02/24(金) 16:33:21
>>491
スレ番前後で申し訳ないが、俺の考え方を明らかにしておきたい。

重心の軌道が、実際にスキー板の軌道から離れ、かつ回転の内側に向かった時は抗力によって加速。
単なる内倒の繰り返しでは、トータルでの加速は起きない。

単なる内倒だけをした時に加速が起こるのかどうか、については、まだ考察中としておく。
512333:2006/02/24(金) 16:38:13
>>497 横からになりますが
>加速力はみかけの力ではなく、実在の力なのです。だから、
>観測視点が運動系であったとしても、加速力を無視するわけにはいかないのです。
無視ですよ
>>505
>自由落下する箱・・・箱の中に視点を移しても、重力とそれに対する慣性力が釣り合った結果、
>その人には、何の力も働いていない
重力と一緒に落下してるからで慣性が釣り合ったとは違うでしょ
>>507
>896さんは静止系と運動系という違う視点で見たときに見えてくる力が、
>「同時に」表記できると言っているのだと思います。
>自分は静止系で見える力と、運動系で見える力を同時に書くのがおかしいと考えています。
    同意同意
遠心力と向心力は同時には扱えない、現れない と思うが
513333:2006/02/24(金) 16:58:15
>cosθなのかsinθ・・・・はどういう意味であるかわからないが

自分的には伸びることによって加速は可能だが
加速できる条件がある

929さんはターン開始でもターン中の山回りでも谷回りでもフォールラインでも
何時でもスキー軌道と重心が離れていけば加速する
514前スレ896:2006/02/24(金) 17:25:34
>>512
では、例によって無重力空間で

────────
     ↑
図のように棒を押していたとしましょう。
>>333氏の考え方だと、これを運動座標系で観測するならば、

────────
     ↓
このような慣性力だけが働いていることになりますね。

それで、重心を原点として考えるのなら少なくとも棒は回転しませんが
(それでもこの座標系から、棒が下に逃げていってしまうと思うのだけど)
左端を原点として考えたら、この棒は時計回りに回転するのですか?

遠心力と向心力も同様。
ABを軸として、棒が回転運動している時、運動座標系で観測すると、
矢印のような遠心力が働くわけですが、
>>333氏の考え方では向心力は無視するわけです。
A
      │
      │→
      │
B
重心を原点として考えるのなら、これも棒は回転しませんが、
(それでも座標系から、右に棒が逃げていってしまうと思うのだけど)
棒の上端を原点として考えたら、この棒は反時計回りに回転するのですか?

どちらの問題も、同時に加速力や向心力を考えていれば、こんなことにはならないでしょう。
つまり、運動座標系で考えるからと言って、加速力や向心力は無視できないのです。
515前929:2006/02/24(金) 17:42:13
>>510 >>513
そう。ターン中で重心が内に押し出されれば加速という考えです。

333さんは
「荷重線の方向が前傾で、そこで押し出した分だけ加速」とか
「板に垂直よりも前傾方向に伸び上がったら加速」という考え
これはあってます?

そうだとすると、同じだけ伸び上がるなら、たくさん前傾している方向に伸びたほうが
加速される、逆に後傾方向に伸びたら減速、という考えで良いですか?

その時、前傾角をθ、つまりθが0の時、回転弧に対して垂直の位置に重心がある
前傾も後傾もしていないとすると、伸び上がって加えた力Fの進行方向向き成分は
F×sinθとなるはず、と言っています。
例えば、30°前傾方向へ力Fで伸び上がったとき、F×sin30°=F/2だけ加速の力が加わる
という考えなのではないですか?

逆に自分は、進行方向と垂直成分である、F×cos30°のほうの力が、(後から)加速の力
として使われるという考えなのです。

この考えの違いは、実際に加速する滑りを考えるとき、大きく違ってきますよね。
すまん。今日はたぶんこれで最後になります。
516前929:2006/02/24(金) 17:53:20
>>514
なんかそれは論点ずれてません?
その場合は棒の重心がどこにあるか、が問題になってきますよね。
回転運動してしまうならば、その棒の中の一点に中の人の視点を持ってこないとダメでしょう。

>>512に333さんが書かれた
> >自由落下する箱・・・箱の中に視点を移しても、重力とそれに対する慣性力が釣り合った結果、
> 重力と一緒に落下してるからで慣性が釣り合ったとは違うでしょ
に同意です。

> 遠心力と向心力は運動系で考えたらやはり釣り合っているのですよ。
もおかしいのでは。
運動系の中の人には、遠心力が観測されてるのですから。
釣り合っていたらなんの力もかかっていないように感じられるはずです。


今日はここまでとか書いておいて、また書いてしまった。
517前スレ896:2006/02/24(金) 18:13:07
>>516
> なんかそれは論点ずれてません?
> その場合は棒の重心がどこにあるか、が問題になってきますよね。
> 回転運動してしまうならば、その棒の中の一点に中の人の視点を持ってこないとダメでしょう。
これでずれていると思われるのなら、議論のしようが…w

運動系に座標系を固定する場合の目的は、
その座標系から見てその物体が安定して運動を続けているかどうかを見ることにあります。
安定しているのであれば、座標系のそれぞれの力の総和は0になると同時に、
どこを原点にとっても、回転モーメントは生じていないという結論になる必要があります。

そして、座標系を固定する際の原点の位置はあくまで自由です。
>>483の例で、原点をどこに移動しても、私の考え方なら、棒が回転しないことが判るでしょう。
例えば、棒の右、重心から端までの距離の2倍の位置に原点を置いて考えてみてください。

(原点)     A      B C
  ・       ──────────
         ↑     ↓      ↑
                ↓
棒の長さをL、矢印一つの力をfとするならば、
Aには1/2L、Cには3/2Lの力(トルク)が、原点回り反時計方向に回る方向に働き、
Bには2Lの力(トルク)が、原点回り時計方向に回る方向に働いていることになります。
結果、1/2L+3/2L = 2L
だから、この棒は回転しない。

回転運動系に座標系を固定するのは、本当に厄介なのであんまりやりたい作業ではありません。
しかし、正しく力の関係を考えれば、その姿勢を保ったままで回転運動を続けているのか、
姿勢を乱す力が生じているのかを考慮することが出来ます。

運動そのものの動きを見るときは、勿論静止座標系の方が適しているでしょう。
運動座標系とは、運動系のバランスを考えるためのものなのです。
518前スレ896:2006/02/24(金) 18:14:20
>>517
AAずれた。訂正

(原点)     A      B       C
  ・       ──────────
         ↑     ↓      ↑
                ↓
519前スレ896:2006/02/24(金) 18:20:41
>>517
おまけに式を間違ってるし。( ´・ω・`)モウダメポ

Aには1/2Lf、Cには3/2Lfの力(トルク)が、原点回り反時計方向に回る方向に働き、
Bには2Lfの力(トルク)が、原点回り時計方向に回る方向に働いていることになります。
結果、1/2Lf+3/2Lf = 2Lf
520333:2006/02/24(金) 18:30:53
A
      │
      │→
      │
B
これに重力を足して足元に向心力と考えると
この棒が足元を着力点としての向心力によって加速されようとしてる時
棒の重心は接線方向に真っ直ぐに進もうとしてるでしょ
そこで重心に遠心力→が生まれるので 重力+遠心力方向に荷重線が引かれる

無重力空間でも重力場げも棒の真ん中(重心)に向心力が掛かるなら
棒の回転はないでしょうね
無重力で向心力が重心以外に掛かるならバランスの取りようないし
521前929:2006/02/24(金) 18:34:11
>>517
論点ずれてるというのは、そこでなんで回転運動の例持ってくる必要あるの?ということです。
重力と「慣性力」を、つまり現実の力と見かけの力とを、一緒に表記して足し算しても良いのか
を議論してるので、回転モーメントがどうとかは関係ない話ですよね。
それを考えるには>>505で896さんが出された「自由落下する箱」の例で十分では。
522前スレ896:2006/02/24(金) 20:15:03
>>521
でも>>929氏は>>497の内容には反論ないと言ったよね?

では、静止座標系で見て

  ○→      ●

といった運動を考えよう。○の立場で見る運動座標系で考えれば、
>>497を理解できれば、○から観測するあらゆる物体に慣性力が働くだろ?
俺の考え方では、

←○→     ←●

なんだけど、>>333氏や>>929氏は、加速力は無視するんだから

←○      ←●

と考えるわけだね?

運動座標系で慣性力と加速力を同時に考える考え方は、別に俺のオリジナルと言うわけではない。
俺の考え方は「ダランベールの原理」と呼ばれている、古典力学の基本的な考え方だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A3%E6%80%A7%E5%8A%9B
523333:2006/02/24(金) 20:28:16
  ○      ←●
こうじゃない
524前スレ896:2006/02/24(金) 20:40:18
>>523
元々加速しているのは○の方。
慣性力は○には絶対に働いているだろ。
だから、その考え方はありえない。
速度と加速度を混同しないこと。
525333:2006/02/24(金) 22:12:33
そうか !○に乗ってる人は加速したら慣性力を感じるから
加速してることがばれちゃって 加速がわかるだろう ってことだね
そりゃ○の中の人にはそう感じるだろうけど
座標が○と同じに動いてるってことで
ホントに中に人がいて感じたり観察してるってことじゃないよ

ビデオカメラで○を常に画面に中心に写るように撮影する
カメラは○と平行して同じように移動する
○が加速すればカメラも加速し、○が等速ならカメラも等速
と言った具合に撮影した動画を見ると
止まってるはずの●は加速しながら○に近づいたり
等速で○に近づいてきたりするわけだ

○が止まってるとして●の動きを見ると
●は近づいてくるように見える ってこと じゃない どう?

526305:2006/02/24(金) 22:35:00
>>504
それはそうですけどそれと螺旋の向心力が進行方向直角より後方になるのとは関係ないのでは?
螺旋の壁を考えたとき力の向きは壁に直角で進行方向は壁方向になりませんか?
螺旋とはちょっと違う説明だけど半径10の半円9の半円8の半円とつなげられた壁を考えると
力の向きは常に進行方向直角だけど力の向きは中心方向ではない。
螺旋の場合それが連続的に起こっているのと同じではないですか?
私なにか勘違いしてますか?

>>507
ニュートン力学で考えれば重力と慣性力がつりあっていると考えるのはいいのでは?
重力を感じるか感じないかは関係ないと思いますよ。
便宜上両方をも無視して計算することは可能ではありますが。

一般相対論だと自由落下している物体は実際に時空の中で静止していることになるらしいけど。
ここではそういうの持ち出さない方がいいでしょうから。
527名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/24(金) 22:36:40
>>525
> ○が止まってるとして●の動きを見ると
> ●は近づいてくるように見える ってこと じゃない どう?

動きの相対論としては、その通り。
でも力を考える時は、結局、慣性力を考えたら、同時に加速力も考えなければならなくなるわけ。

> ○に乗ってる人は加速したら慣性力を感じるから
> 加速してることがばれちゃって 加速がわかるだろう ってことだね

そうそう。

> そりゃ○の中の人にはそう感じるだろうけど
> 座標が○と同じに動いてるってことで
> ホントに中に人がいて感じたり観察してるってことじゃないよ

だからこそ、客観的に考える必要が出てくる。
結局こういった問題を考える時、考える側は、既に○が実際に加速していることを知っているわけで、
○に座標系を置くからと言って、○の中の人の主観まで受け入れて考える必要はない、
ということになるのです。
528前スレ896:2006/02/24(金) 22:42:14
>>526
一般相対性理論では、重力は慣性力と等価に考えるという所から始まってますよね。
でも、それを考えたり、説明したりするのは、流石にスレから外れすぎるかと。

ニュートン力学では、やはり慣性力と加速力の釣り合いで考えますよね。

やっと、俺の考え方に賛同して下さる方が出てきた。何か嬉しい。
529305:2006/02/24(金) 22:48:12
>>491
重心が内に押し込まれた分というのが向心力以上の力を持ってということならそのとおりです。
単なる内傾でもその回転をとめてバランスをとるためにどこかでそういう状況を起こさねばならず
重心の位置エネルギー分だけ一時的には加速する。
でもそれは元に戻る。
仕事してないわけだから。

>>493
タイムを考えるとそれはどういうコースを取ったか次第になってしまうのでここではあまり考えない方がいいと思います。
極端な話いくら加速しても水平に滑ってればいつまでたっても下に降りられませんから。
530前スレ896:2006/02/24(金) 22:50:23
>>526
前半部分の螺旋の話についても同意。
そもそも向心力とは回転の中心に向かって(あるいは軌道接線直角に)働く力であって、
それ以外の方向に力が作用するのであれば、それは加速力(あるいは減速力)になるはず。

壁から受ける抗力は、壁の摩擦抵抗を0と考えれば、垂直にしか働かないのだから、
螺旋の壁では、常に軌道接線直角に力が働く。つまり抗力は向心力としてしか働かないから、
回転の半径が変化するだけで、加減速はおこらない、のだと思う。
531333:2006/02/24(金) 23:04:36
>>515
それで>>491の>sinθ分は板の摩擦がゼロなら打ち消されてしまう・・かな?
加速運動してる状態からさらに加速する場合は大丈夫なんじゃないか?思案中
トランポリンの反発+脚力 みたいな 違うかな?
 それと、重要なのはスキー軌道と重心軌道が(離れるときに)作る角度と
伸びた重心の力の方向、スキーヤーの姿勢が後傾だとしたら加速はきついね
その辺を荷重線で思案してたのだが・・・・ry
スキー軌道と重心軌道の角度も滑走スピードが速くなれば
伸びるスピードも要求される って感じ ゆっくりじゃ角度ができない

伸びれる方向を知る為にスキーヤーのバランスが取れた姿勢を考える
ことは必要だと思うが つーか考えてる加速の仕組みは同じじゃないか?
ps cos とか sin どっちがどっち?イイ?
532名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/24(金) 23:11:53
>>528
実は以前にもちょっとだけ支援したことがあるんですけどね。

あとバランスの取れる体の角度とか摩擦力等が重心に働くとして良いのか?とか
おそらく896さんを支援するのがいいのだろうと思いながら読み込む時間もなく過ぎてしまった。
しかし今読んでもどうも論点が良くわからない。
533前スレ896:2006/02/24(金) 23:37:50
>>531
下手な三角形でスマンけど、直角三角形と言うことで
多分これは知っていると思うけれどまず念のため。

a/│b
  ̄
  c

aとcで挟まれた角度をθとすると、
sinθ=b/a
cosθ=c/a

で、>>491で、929氏が言っているのは、左端にスキー板が立っていると考えて(反時計回りに90度回して考えれば普通の向きになる)
Cの辺をスキー板長軸に垂直な線に見立てて、aとcの辺の交点が足裏。aの線が荷重線(抗力の向き)。

で、303氏の考えではbの辺が、加速に使われるから、加速力は抗力×b/aつまり抗力×sinθではないかと
訊ねているみたいだね。

対して929氏は、(角運動量保存則を考えているんだろうけれど)、cの辺が加速に使われるから、
加速力は抗力×c/aつまり抗力×cosθという意味かと。
534前スレ896:2006/02/24(金) 23:48:09
>>532
それは気がつきませんでした。どうもdクスです。

今日の論点は、運動座標系で、慣性力を考える時に、加速力を同時に考えるべきか、否かで、
ほぼつぶれてしまいましたねw

そもそも、なんで慣性力が出てきたかと言うと、>>303氏が、直滑降の姿勢バランスで、
重力と慣性力の合成ベクトルの方向を荷重線といい、その下に足裏が位置すれば、バランスが取れる。
という話から始まったわけです。

その後、遠心力も慣性力であることを俺が説明(同意を得るにはしばらく掛かりましたが)。

俺は、最初、静止座標系で、重心回りに回転モーメントが生じていなければ、バランスは取れている、
という考えで考察を行っていたのですが、荷重線についての論争の後、
結局、慣性力と加速力、座標系の説明をすることになったというわけです。

荷重線も空気抵抗を考慮に入れないか、空気抵抗を重心に働くと考えれば、
成立する理屈なので、かなり有用な理論だと思いますけれど。
(特に左右方向のバランスを考える際には空気抵抗の影響は殆どないだろうから、
そのまま荷重線で考えた方が、考えやすいでしょうね)。
535前スレ896:2006/02/24(金) 23:54:16
>>533>>534
>>303氏と書いたのは>>333氏のミスでした。>>333氏m(__)mスマソ
536333:2006/02/25(土) 00:17:07
>遠心力も慣性力であることを俺が説明(同意を得るにはしばらく掛かりましたが)
ん?何時? 誰と?
ところで静止座標系で見て  ○→      ●

は運動座標系で  ○      ←●  でしょ!
537305:2006/02/25(土) 00:37:41
>>534
>>333氏があっているということでいいのかな?
重心周りに回転モーメントが生じていないというだけだと重心が前にあっても後ろにあっても可能だから。
板にかかる抗力の前後のバランスが変われば。

>>536
そういう考えかたした方がわかりやすいのは同じものに逆方向に同じ大きさの力が働くときだけですね。
自由落下の重力と慣性力のように。
加速する電車や宇宙船の例のように働く場所が違う場合や
重力と慣性力の場合でも斜面を直滑降、斜面を斜滑降など考えると両方書いた方がわかりやすい。
538前スレ896:2006/02/25(土) 00:50:02
>>536
遠心力が慣性力であることは>>929氏との話だったと記憶している。
同意が完全に得られたかどうかは微妙だけどw

>>537
> 重心周りに回転モーメントが生じていないというだけだと重心が前にあっても後ろにあっても可能だから。
> 板にかかる抗力の前後のバランスが変われば。
俺は、抗力については、基本的に板に垂直にしか働いていないと考えているんです。
だから、重心が前後すると、抗力によって回転モーメントが生じると。
俺の考えている力の定義は、>>455->>456辺りに書いてあります。
539305:2006/02/25(土) 01:01:35
私は抗力が垂直については同意ですよ。
板から人までを一体と考えれば板の前の方の抗力が大きいか後ろの方の抗力が大きいかで回転モーメントについては調節可能でしょ?
滑れるけどバランス取れてるとはいい難い。
上でちょうどそんな図を書いてませんでしたっけ?
540前スレ896:2006/02/25(土) 01:02:10
>>536
では、

   ○→→     ●→

で、○の立場だったらどう考えますか?
俺は

←←○→→  ←←●→

と考えるのだけれど。
541前スレ896:2006/02/25(土) 01:04:09
>>539
> 板から人までを一体と考えれば板の前の方の抗力が大きいか後ろの方の抗力が大きいかで回転モーメントについては調節可能でしょ?
> 滑れるけどバランス取れてるとはいい難い。

そうですよ。だから、基本的には重心回りに回転モーメントが生じていない状況で滑っていると考えているんだけど??
542前スレ896:2006/02/25(土) 01:07:53
>>539
意図がわかりました。
俺の考え方では、抗力はスキーセンターを作用点として考えてます。
ようするに最初から、スキー前後の抗力のバランスは取れているものとして考察していると、
考えてください。
543名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/25(土) 01:43:39
つまり抗力の前後バランスが取れていて、かつ板からの力(896さんの定義だと動摩擦力+抗力?)が重心を通る方向にあるってこと?
深く考えたわけじゃないけどおそらくそれについては同意だと思います。
でもそれって「重力と慣性力の合成ベクトルの方向を荷重線といい、その下に足裏が位置すれば、バランスが取れる。」と同じですよね?
>>534によると>>333氏の意見と同じ。。。   なのかな?なんか違うような)

ということで、そろそろ本日最後の書き込みにしたいと思います。
544333:2006/02/25(土) 01:51:47
しかし静止座標系で考えるとスキーの加速要素は重力しかないから
滑走中のスキーヤーの姿勢は垂直抗力方向だね
スキーの摩擦は0じゃないからその分後傾、空気抵抗分前傾
重力の斜面方向の成分以上に加速すれば前傾が強まる

>540
 ○→→     ●→ は ○    ←●
では
545333:2006/02/25(土) 02:23:42
フォールラインから山回りにかけてなど
勢いを持ったまま徐々に斜度が緩くなった時の姿勢は?
睡くて想像できない 立ってくるよね?ん?
切り換え後のターン初期など
勢いを持ちながら斜度が徐々に急になっていくときは?
徐々に前傾?ん?
546333:2006/02/25(土) 17:34:01
>>283 で
>重心軌道接線に直角よりも進行方向よりの力を加える   と確認して
それとなくみんな同意してたが >>491 私一人だけ違う考えなのか?
547前スレ896:2006/02/26(日) 22:42:56
>>543
大筋は同じ結論になるのですけれどね。俺と>>333氏の荷重線についての意見。
まあ、俺は最初、動摩擦力や空気抵抗は取りあえずおいといて、の理想的な物理条件での考察を展開していたんで、
重心は抗力ベクトルの延長線上に常に位置すると考えていた。
>>333氏の荷重線理論では、動摩擦力の影響を加味しても、慣性力そのものが減少するので、理論を適用できる。
でも空気抵抗を考慮に入れると、結局荷重線理論だけでは、通用しないと思うけれどね。
だから俺は現在、バランスの問題は静止座標系で重心回りの回転モーメントを考えた方が良いのではないか
と思ってます。

>>544
まあ、最終的に力のバランスを整理すればそうなるのは自明なんだけれども、
その答えが出てくると言うことは、慣性力だけじゃなくて、
同時に加速力も考えているような気がするけどなww

では、同じ条件で●の立場だったらどう考えますか?

>>546
俺も加速に関しては>>333氏と基本的には同意見。
中心方向への加速(929氏のいうcosθ成分)が、進行方向への加速に使われるのかと言われると、
甚だ疑問を感じる。
548前スレ896:2006/02/26(日) 22:54:22
>>547
誤解を招くかもしれないので追記

> では、同じ条件で●の立場だったらどう考えますか?
これは、静止座標系で

   ○→→     ●→

このような加速運動をしている時に、●の立場の運動座標家で考えた場合
ど考えますか? という意味ですので。
549前スレ896:2006/02/26(日) 22:55:42
>>547訂正
×運動座標家で考えた場合
○運動座標系で考えた場合
550前929:2006/02/27(月) 11:26:33
>>522
自分は>>523と同じ
  ○      ←●
という考えです。
で、>>524-527あたりで、観測者に認識できちゃうから違うでしょ
という話が出てますが、それは反力が起るからでしょう。

たぶん896さんは○はロケットのようなもので加速してる状況
を想定してるのではないかと思います。
┌―┐
|○|→      ●
└―┘a
とロケットの中に入れてみましょう。すると○は左側の壁に押しつけ
られるように、疑似重力として加速度aを感じますね。
これは、左側の壁が○を右に押しているので、それと同じだけの反力-a
が○に起きるので、それで観測できます。

さて、ではこれがロケットの加速ではなく、重力による加速で考えます。
重力の場合、ロケットだけでなく中の○も一緒に加速されますから
中の人にとっては無重力に感じられるはずです。
このとき外を観測すると、●が加速度-aで近づいてきるように見えます。
○には自分が加速されてるのか、●が加速しているのかはわかりません。

反力と見かけの力(慣性力)がごっちゃになってるのでは。
あとこの話は、相対論とかのレベルではなくて、単に実際の力と見かけの力
を一緒にしてしまってよいの?という話だと自分は考えています。
551前929:2006/02/27(月) 11:28:21
>>538
「慣性力」が、運動している系に視点持っていったときに見える
見かけの力だということなら、遠心力は慣性力であるに同意してます。

>>546
> 中心方向への加速(929氏のいうcosθ成分)が、進行方向への加速に使われるのかと言われると、
> 甚だ疑問を感じる。
とのことなんだけど、
>>511
> 重心の軌道が、実際にスキー板の軌道から離れ、かつ回転の内側に向かった時は抗力によって加速。
と書かれていたので、896さんも加速原理については同意見なのかと思っていました。
896さんは、回転の内側に向かった力のsinθ成分で加速ということでしょうか?
552前929:2006/02/27(月) 11:29:45
>>526
あーなるほど、徐々に半径を小さくした円を繋げるのですね。

元の話ってなんでしたっけ?螺旋のレールでは加速しないのはなぜか
という話だったのかな。
この徐々に半径を小さくした円を繋げる例でも加速しませんよね。
ベクトルで考えれば加速しないのは当然ですね。力掛かってないから。
角運動量保存で考えると加速しそうじゃない?ということですよね。

この場合は、半径も変わりますが、中心がかわっていますね。
だから角運動量保存則で考えても、やっぱり加速しないことになります。
553前929:2006/02/27(月) 11:30:56
>>531
> 板の摩擦がゼロなら打ち消されてしまう
そうそう。そういうことです。

> 伸びるスピードも要求される
伸びるスピードではなく、どこまでに伸びるかが問題だと思います。
斜面の垂直上方から見た時、切換え時に向いている方向と、重心が
内側に入る方向とが一緒になる前に伸びておいたほうが効果が高く
なると思います。
これって実は895さんが>>493で書かれた事と同じことを指してるのかな。

sin,cosについてとか力成分の方向については、896さんが>>533
説明書いてくれた通りです。

>>546
確認してみたんですが>>283については、
「重心軌道」接線に直角よりも進行方向よりの力を加える
ですよね。この考えは、板に直角に力を加えても、「重心軌道」から
見たら進行方向向きの力があるから加速する、という考えで
板の通る軌道ではなく、重心軌道に対しての話ですよね。
確かだいぶ前のスレで、これで考えても角運動量でもベクトルでも
同じ解になるんでこれで考えても良いね、という話になったように
記憶してます。
554前スレ896:2006/02/27(月) 12:47:08
>>550
> さて、ではこれがロケットの加速ではなく、重力による加速で考えます。
> 重力の場合、ロケットだけでなく中の○も一緒に加速されますから
> 中の人にとっては無重力に感じられるはずです。
中の人の主観で考えれば確かにそうなるんだけどね。

重力は、その影響下にあるのであれば、物体が加速していようがいまいが、
常に働いており、一定の力と考えるべきではないだろうか?

例えば、エレベーターのような上下する箱を考える。これを静止座標系で観測し、
1)地上に向かって、0.5Gの加速度で下降している場合
2)地上に向かって、2Gの加速度で下降している場合
3)上に向かって、1Gの加速度で上昇している場合
などを考え、中の人(質量m)に加わる力を運動座標系で考察すると、
俺の考え方では、まず重力は1Gで一定に下向きに掛かっているから、
1)では下向きの重力1G、上向きの慣性力0.5Gが掛かっているから、下向きに0.5mgの力が加わっている。
2)では下向きの重力1G、上向きの慣性力2Gが掛かっているから、上向きに1mgの力が加わっている。
3)では下向きの重力1G、下向きの慣性力1Gが掛かっているから、下向きに2mgの力が加わっている
という結論になるわけだ。

つまり俺の考え方では、その物体に作用する力のみを考えれば良いのだが、
>>333氏や>>929氏の考え方だと、まず、実際の加速を考え、重力による加速(自由落下)との差を
考えてから、力の問題を解かなければならなくなるだろう。
結果は同じとは言え、思考の手順として、それほどスマートとは思えない。

> 単に実際の力と見かけの力を一緒にしてしまってよいの?
全然構わない。これは古典力学では「ダランベールの原理」として知られているもの。
この原理により、運動している物体の力のバランスを静力学的に扱うことが可能となっている。
実際の力は常に働いているのであり、観測系によって働いたり働かなかったりはしない。
見かけの力は、運動座標系でなければ観測されない。ただそれだけのこと。
555前スレ896:2006/02/27(月) 12:51:34
>>553
> この考えは、板に直角に力を加えても、「重心軌道」から
> 見たら進行方向向きの力があるから加速する、という考えで
> 板の通る軌道ではなく、重心軌道に対しての話ですよね。
> 確かだいぶ前のスレで、これで考えても角運動量でもベクトルでも
> 同じ解になるんでこれで考えても良いね
そうだね。つまり板の軌道に対する抗力の角度は無関係で、
重心の軌道に対する抗力の角度の問題と言うこと。
だから、加速の原動力がどこにあるかについては、
全員一致ということで良いのではないだろうか?
556前スレ896:2006/02/27(月) 12:56:52
>>554訂正
×中の人(質量m)に加わる力を運動座標系で考察すると
○中の人(質量m)に加わる力をエレベーターを基準とした運動座標系で考察すると
557前スレ896:2006/02/27(月) 14:55:53
>>550
もう一つ突っ込んでおきましょう。

> とロケットの中に入れてみましょう。すると○は左側の壁に押しつけ
> られるように、疑似重力として加速度aを感じますね。
> これは、左側の壁が○を右に押しているので、それと同じだけの反力-a
> が○に起きるので、それで観測できます。

俺は前929氏の仰る「反力」とは、反作用による力、だと認識している。
さて、左側の壁が○を右に押しているとすると、
その反作用は、壁に対して生じるのであり、○に対して生じるわけではない。
あくまで左側の壁が作用するのは○を右に押す力。
これに対して、○が壁に押し付けられるのは、○がその場に留まろうとする性質、
すなわち慣性によるものであり、座標系を外の箱を基準にして考えた場合に
初めて、○には慣性力が生じているように観測されると言うこと。

例えば箱が無重力空間に浮かんでいて、停止あるいは等速状態から加速に移ったとしよう。
○の主観で考えるのならば、最初、○が壁に接していない状態であれば、○は慣性力は感じないであろう。
壁に接した時、初めて箱と伴に移動するから、○の立場は箱を基準にした場合と一緒になり、
そこで慣性力を初めて感じることになる。
しかし、箱の側から見れば、箱が加速し始めた時点で、○には慣性力が働いているように、
観測されると言うことになる。

つまり○に対しては、壁が押すから反力が生じているのではなく、
壁と伴に加速するから、慣性力が生じているように観測されるということになる。
558前スレ896:2006/02/27(月) 15:28:44
>>557で何が言いたいのかと言うと、
無重力空間で箱の中に○があり、当初○は箱の中に浮かんでいる。
そして箱は静止または等速運動をしていて、途中から当加速運動に切り替わる。
といった条件で考える場合、○の主観で考えてしまうと、
途中で座標系を静止座標系から運動座標系に切り換えなければならなくなるということ。

こういう問題を考える時は、常に静止座標系で考えるか、
或いは常に箱を基準とした運動座標系で考えるのが望ましいということ。

箱を基準とした運動座標系での考え方は>>557で述べた。

これを静止座標系で考えるのならば、○にも箱にも慣性力は観測されない。
この場合は箱に右向きの加速度が生じ、○に近づいていく。
そして箱の壁が○を押すことにより、○は箱と同じ加速度を得ることになるから、
壁から、○に対し加速力が働くことになる。

この場合、反作用は壁に対して働くのであり、
○は単に押されるだけで、○に対して反作用が働くのではない。
そうでなければ、○は静止座標系内で力が釣り合っていることになり、
静止または等速運動を続けることになるだろう。

つまり、○を壁に押し付ける力とは、静止座標系で考えれば、
箱は加速しているが、○はその場に留まろうとする慣性の法則によるものであり、
つまりこれは箱の加速力そのものだ。
そして箱を基準とした運動座標系で考えれば、○に生じた慣性力そのものであるということだ。
559名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 17:06:09
>>558
×そして箱は静止または等速運動をしていて、途中から当加速運動に切り替わる。
○そして箱は静止または等速運動をしていて、観測時に等加速運動を始めたとする。

誤字及び、表現がわかりにくいので訂正。
560333:2006/02/27(月) 17:51:14
ビデオカメラで○を常に画面に中心に写るように撮影する
カメラは○と平行して同じように移動する
○が加速すればカメラも加速し、○が等速ならカメラも等速
と言った具合に撮影した動画を見ると
止まってるはずの●は加速しながら○に近づいたり
等速で○に近づいてきたりするわけだ

>>555 に同意しますよ
つーか 929さんは スキー板直角に力が掛からないとスキーが逃げちゃうんで
スキー板に直角の力以外は考えられない ってことになる
561333:2006/02/27(月) 18:58:32
ターン開始で内倒していきながら重心がスキーから離れて加速は位置エネルギー
横から内倒していくスキーヤーの重心軌道をを見れば斜面斜度より急なので
重心軌道の重力斜面成分と考えれば加速だが、これって違うよね
しかも内倒が安定してるときに伸び上がったら上記の考えなら減速になるね
562前スレ896:2006/02/27(月) 19:03:23
>>560
> ○が加速すればカメラも加速し、○が等速ならカメラも等速
> と言った具合に撮影した動画を見ると
> 止まってるはずの●は加速しながら○に近づいたり
> 等速で○に近づいてきたりするわけだ
速度の問題については、その考え方で問題ないんだけれど、
扱っているのは力の問題であり、どのように力が働いているかを考えている。

○が加速している間は、カメラを基準とした運動座標系で考えるのなら、
これは加速する運動座標系であり、非慣性系だから、
○にも●にも同じ強さの慣性力が働いている。そして○には加速力も作用している。
当然、○の加速力と慣性力は釣り合っている。

そして、速度の問題を考えるのなら、
●には慣性力のみ働いているから、○に加速しながら近づいているように見える。

○が等速の間は、等速の運動座標系であり、慣性系だから、
○にも●にも慣性力は生じていない。
当然○にも●にも何の力も作用していない。

そして、速度の問題を考えるのなら、
●は等速運動で、○に近づいているように見える。

というだけのこと。
563前スレ896:2006/02/27(月) 19:32:11
>>561
> 横から内倒していくスキーヤーの重心軌道をを見れば斜面斜度より急なので
> 重心軌道の重力斜面成分と考えれば加速
333氏はやはり、速度と加速度を混同していると思う。

ニュートン力学の第一法則によれば、力が作用していない物体は静止、または等速運動を続けることになる。

だから、スキー板と重心に速度差さえあれば、力が作用していなくても、
内倒が起こってくることはありえる。(横から見れば、スキー板と重心が近づくことになる)
空中での切り換えを考えて、議論したでしょ?

つまり>>498に書いたような状況であれば、力の作用がなくても、内倒は起こってくる。

> 内倒が安定してるときに伸び上がったら上記の考えなら減速になる
上から見たら、加速、横から見たら減速のように見えるかもしれない。
しかし、立体的に考えれば、重心の軌道はスキー板から離れて言っているのであり、
離れる力の原動力はスキー板の抗力、つまり板に対して垂直に作用しているのだから、
重心の軌道に対し、斜め前向きの力が作用することになるから、これは加速になる。
564名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 20:06:06
>○にも●にも同じ強さの慣性力が働いている。そして○には加速力も作用
ビデヲを見てるかぎり○は止まってるから慣性力も加速力はないでしょ
ビデヲを見るかかぎりは ある意味で慣性力は観測できないでしょ
運動座標系ってこういうことでイイんじゃないか

スキー板とスキーヤーの関係で言えば加速してるスキー板から見ると
スキーヤーが後ろに加速してるように見える
だから運動座標系では加速力の→は無し 慣性力の←だけでいい

力が働かないのに加速度が生じるのが慣性力
だから見かけの力”と言うでしょ


565名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 20:34:50
>563 はぁ?
>やはり、速度と加速度を混同している
ってのはどっからくるの?????

位置エネルギーで内倒(だいたい他人の考えだよ)じゃなくて
前のターンの慣性で内倒する(スキー板と重心に速度差?)が
<速度と加速度を混同>になるの???

位置エネルギーって考えだけを考えれば重心を下げれば加速
持ち上げれば減速じゃおかしいかい??
こっちに>速度と加速度を混同 が掛かってくるのか?

566名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 21:00:55
 orz 減速はおかしいな 加速度が少なくなるかな?
つーか 他人の考えを"じゃないか”程度に考えただけなのだが
567名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 22:15:45
>>564
> だから運動座標系では加速力の→は無し 慣性力の←だけでいい
では、333氏が提唱していた、荷重線理論もおかしいわけだ。
加速度であるところの重力と、慣性力を同時に考えているんだから。

運動座標系を基準にすれば、
確かに基準となった部分は加速力と慣性力は釣り合っているんだから
確かにどっちか一つを考えたところで、バランスには影響していない。
つまり静止座標系で加速力だけを考えても良い訳で、
だから、俺は、静止座標系で重心周りの回転モーメントを考えればよいと提唱しているんだがな。
慣性力を持ち出すまでもないじゃんw

>>566
>他人の考えを"じゃないか”程度に考えただけ
ならば、それが他人の考えを元に推測したものであるということを
>>561で明記するべきでしょう。少なくとも>>561で、どの考えに対する意見なのか、
アンカーを打つなりすべきだろ。そういう事を書かずに、考えだけを書けば、
当然、333氏の考えであると読むことになる。

位置エネルギー云々については、俺も最初そういう可能性を考えていたけれど、
考察を進めると、結局重心そのものの上がり下がりに消費されるだけのことで、
加速運動には関係していないと思うんだがな。
だから、単なる内倒だけでは、加速も減速も起きない
(厳密に言えば倒れこんでターンが小さくなる分、ズレが生じてμが増大し、減速になる)
と考える。
568前スレ896:2006/02/27(月) 22:19:49
>>566はHN忘れ。
それで、静止座標系で見て

○→→     ●→

という加速運動をしている時、●を基準とした運動座標系での力の働き具合はどうなるか、
という質問に対する333氏の回答マダー(AA略)
569名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/27(月) 22:31:35
2年前に元デモの大盛の滑り(テク、クラ検定の前走)を広島で見た。すごかった。どう見てもターンで加速しているようにしか見えなかった。
570前スレ896:2006/02/27(月) 22:51:51
>>565
> 位置エネルギーで内倒(だいたい他人の考えだよ)じゃなくて
> 前のターンの慣性で内倒する(スキー板と重心に速度差?)が
> <速度と加速度を混同>になるの???
誤解しているようだから、(というか、>>561での文章がどの部分が333氏の考えで、どの部分が他人の考えで、
そして、どの部分がその他人の考えに対する333氏の批判なのか明確でないから、俺はそう読んだんだけど)
説明するが、

>>563で俺が引用しているように
> 横から内倒していくスキーヤーの重心軌道をを見れば斜面斜度より急なので
> 重心軌道の重力斜面成分と考えれば加速
という考え方は、必ずしも正しくはないと言う意味で書いた。

つまり、横から見て、スキー板の重心軌道とスキーヤーの重心軌道が近づくということ
≠力の成分で考えたら、加速になるような力が働いている

という意味だ。力が働いていなくても、横から見て見た目の重心軌道が近づくと言うことは有りえる、
という意味での突っ込みだ。

この>>563で「俺が引用した部分」と、その前の「ビデオカメラでの運動系の観察」についてを333氏が述べたから、
文脈の流れからは、速度と加速度を混同しているように読めたということだ。
誤解していたのならスマン。

しかし、慣性力と加速力の関係について(運動座標系では両者を両立させて考える)は、
自論(というか古典力学の常識なんだけれど)を曲げる気は全くないので悪しからず。
571前スレ896:2006/02/27(月) 22:59:55
>>568アンカーミス
>>566は333氏の発言
>>567が俺
572333 ずっと忘れてました:2006/02/27(月) 23:34:21
スキー板から見ても外から見ても重力は有るよね 重力場ですから
>静止座標系で重心周りの回転モーメントを考えればよい
どう考えて重心とスキーの位置を決める?(前に書いてあったかな?)

>●を基準とした運動座標系・・・
○→→     ●→  は   ○→     ● 
>アンカーを打つなり・・・・
自転車が内倒しながら曲がっても加速しないだろ!"やってたしょ
573前スレ896:2006/02/28(火) 00:09:12
>>572
> スキー板から見ても外から見ても重力は有るよね 重力場ですから
つまり、この点に関しては、929氏とは異なり、333氏は俺の>>554の考え方に同意と言うわけだね。

だけど、重力の斜面平行成分が加速力に使われていることに変わりはないのだけれどね。
だから、重力として一くくりで考えているだけのことで、荷重線理論とは、加速力と慣性力を同時に考えている
理論であると言える。

重心周りの回転モーメントは
1)抗力による重心周りの回転モーメント
2)動摩擦力による重心周りの回転モーメント
3)空気抵抗による重心周りの回転モーメント
の3)つが考えられる。(その他の力は、重心に直接働く力で回転モーメントには関係しない)。

そして、静止座標系での重心周りの回転モーメントから考えた、重心の位置は
1)〜3)の回転モーメントの総和が0になる位置に重心があれば良い。
1)2)は足裏に作用するから、まず1)2)の合力ベクトルの方向に重心があれば、1)2)については打ち消される。
3)は重心より少し頭側に作用すると考えられるから、後ろ向きの回転モーメントを生じることになる。
だから、速度が上がり、空気抵抗が増えれば、1)2)の合力ベクトルの方向に対し前傾姿勢を取っていけばバランスは取れる。

> >●を基準とした運動座標系・・・
> ○→→     ●→  は   ○→     ●
で、○に働いている力は、慣性力?それとも加速力?
結局加速力を同時に考えていることになると思いませんか?
574前スレ896:2006/02/28(火) 00:18:57
>>573
×の3)つが考えられる。
○の3つが考えられる。

×1)2)は足裏に作用するから、まず1)2)の合力ベクトルの方向に重心があれば
○1)2)は足裏に作用するから、まず足裏から見て1)2)の合力ベクトルの方向に重心があれば、

ちなみに ○→→   ●→ は俺だったら ←○→→  ←●→ と表記することになるけれど、
最終的には、ベクトルの打ち消しを考えれば確かに ○→    ● となることに異論はない。

ではなんでそんな面倒な表記をするかと言うと、これは考え方を明らかにするため。

例えば 2-1 = 1 だし、1-1=0 だけれど、
答えが1の式は 2-1 だけではないし、 答えが0の式は 1-1 だけでもないだろう。
だから煩雑なようでも、運動座標系では、加速力と慣性力を同時に書いた方が良い。
575名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/28(火) 01:21:58
>>552
元の話は螺旋の時の力の向きは重心の移動方向に垂直より後ろ方向にかかっているという意見に対し
私は螺旋の力の向きは重心の移動方向に垂直ですよいう意見をだしだのです。
加速しないのは同意ですよ。
おもりのついた紐との違いを指摘したこともありますし。(以前にすでに議論されていたそうですが)

>>567
そうなんですよ。
333氏の意見が重力+慣性力が足裏にかかるのがバランスが取れているの言うのなら重力と慣性力を同時に考えているわけで。
どうも333氏の意見と矛盾を感じてしまって>>543で「333氏の意見と違うような」と書いたわけです。
それぞれの方向が違うときには明らかに同時に考えた方がわかりやすいわけで。
便宜上両方ないことにするのはいいとして両方同時に考えることを否定する必要はないというか。
自分の意見と矛盾してますよね。

あと内傾と加速について>>563などで力が作用していなくても内傾が起こることはまったくそのとおりです。
あくまでその回転を止めるための力が加速を生むわけです。

まず考えて欲しいのは内傾したときの位置エネルギーはどこへ行くのかということです。
内傾したときに加速していなければ元にもどったとき消費した位置エネルギー分減速してしまいますよ。
当然戻ったときには速さは戻るわけで私はそれは加速とは呼ばないでしょうという立場です。
576305:2006/02/28(火) 01:24:11
上の書き込みは305でした。
577305:2006/02/28(火) 02:36:55
ところで皆さんスペースシャトルに働く力、スペースシャトルの中の人に働く力、船外活動している人に働く力をどう書きますか?
578名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/28(火) 02:40:04
上の話は地球を周回するスペースシャトルについてです。
579前スレ895:2006/02/28(火) 12:05:22
3日空けるともうすっかり取り残された感がありますな。

>>567
荷重線理論で重力と言っているものは、力学的に言えば
  「重力の反作用として雪面から受けている力の慣性力」
であるかと思います。
地上に立つ人間が重力として感じられるのはこの力ですので、
この慣性力を「重力」と見なしているのでしょう。
なので、荷重線理論は全て慣性力で構成されていると考えていいでしょう。

>>575
> 元の話は螺旋の時の力の向きは重心の移動方向に垂直より後ろ方向にかかっているという意見に対し
> 私は螺旋の力の向きは重心の移動方向に垂直ですよいう意見をだしだのです。
螺旋の場合は、物体が軌道から力を受けるポイントは、物体の進行方向直角の線が
軌道と交わるポイントよりより若干前方になります。
現在位置より前方から、力を受けるポイントでの軌道に直角な方向の力を受けるので、
物体が受ける力の方向は、進行方向の斜め後方になります。

大きさのない質点だと考えにくいので、ある程度の大きさを持った球が
螺旋軌道を運動することを考えると、理解しやすいかと思います。
580前スレ896:2006/02/28(火) 12:27:23
>>575
> あと内傾と加速について>>563などで力が作用していなくても内傾が起こることはまったくそのとおりです。
> あくまでその回転を止めるための力が加速を生むわけです。
>
> まず考えて欲しいのは内傾したときの位置エネルギーはどこへ行くのかということです。

まず、位置エネルギーの問題だが、内倒を止めるための力は向心力であると考える。
つまり位置エネルギーは、向心力の増大、すなわち重心の回転中心方向への加速力の増大に消費されると思われる。
結果、ターン弧が小さくなることになる。しかし、進行方向への加速が生じるとは限らないのではないだろうか。

さて、問題は力が作用せずに内倒が起こっているというのは、
力のバランスで考えたらどういう状況なのかということだ。
そして、重心周りの前後方向を軸とした回転運動(つまり内倒)の慣性が収束するためには、
どういう力のバランス関係が必要なのかということだ。
また、単なる内倒とは、どういう内倒を指すと定義すべきなのかも問題だ。

これについては、やはり運動座標系では慣性力と加速力を同時に考えても構わない
ということへのコンセンサスや、静止座標系で、重心周りの回転モーメントがなければ、
バランスが取れているということへのコンセンサスが得られていなければ、論じても無駄だと思う。
581前スレ896:2006/02/28(火) 12:31:38
>>579
> 荷重線理論で重力と言っているものは、力学的に言えば
> 「重力の反作用として雪面から受けている力の慣性力」
> であるかと思います。

重力の反作用として雪面から受けている力とはつまり雪面からの抗力ということになる。
しかし、平地で立っている状況なら、重力=抗力の逆向きだろうが、
斜面で滑っている状況では、重力≠抗力の逆向きだ。
つまり重力を抗力に対する慣性力であると見なすことは、
斜面平行方向の重力成分が残るから、無理がある。
582前スレ896:2006/02/28(火) 12:51:39
もう一つ、この問題を考えるに当たって、重力を慣性力と見なすべきでない理由がある。
重力は、静止座標系でも観測される力だ。慣性力であれば、運動座標系でのみ観測されることになるだろう。
だから、この問題を考える際には、重力は慣性力と見なすべきではない。
583333 :2006/02/28(火) 13:03:03
305さん 896さん 
最初から慣性力と重力を足した線が荷重線って言ってますけど
●○問題に対して→や←の有無を答えただけですよ
> ○が加速すればカメラも加速し、○が等速ならカメラも等速
> と言った具合に撮影した動画を見ると
> 止まってるはずの●は加速しながら○に近づいたり
> 等速で○に近づいてきたりするわけだ
カメラが重力落下してれば重力の↓はいらないし
スキー板と共にカメラが進んでればその→はいらない  それだけの話

●○問題は交換でしょ 
A、時速20キロで走ってる電車から見たとき
時速50キロで走る電車は時速何キロに見えますか? でしょ
だいたい●○問題では慣性なんて出てこないと思うが

>>574 >考え方を明らかにするため・・・  
だから説明の為に記してるだけで 必要は無いって書いたのに
584333 :2006/02/28(火) 13:30:58
>>573
>1)抗力による重心周りの回転モーメント
抗力は重力や遠心力を受け止めてる力だとしたら
その意味での抗力は重心に向かってるから重心回りの回転は無いんじゃないか
ちなみに重心に回転を与えるのはスキー板の加速や向心力じゃないのか?
>2)動摩擦力による重心周りの回転モーメント
動摩擦ってなに?スキー板の縦の摩擦のことだろうか?
585前スレ896:2006/02/28(火) 14:32:21
>>583
> だいたい●○問題では慣性なんて出てこないと思うが

○→→   ●→の場合、運動座標系で考える以上は、どちらを基準にしても
慣性力はやはり生じているんだけどね。

> だから説明の為に記してるだけで 必要は無いって書いたのに
では、333氏は、慣性力と加速力を同時に考えても構わないという点でも俺に同意、
ということだね。俺は単に説明のために書いているだけなんだから、結論は一緒でしょ。

>>584答えが前後するが、
動摩擦力とは、スキー滑走中に板が雪面から受ける摩擦力のこと。
その方向は、直滑降であれば、滑走方向と逆向きに生じ、
大きさは、μ(動摩擦係数)と抗力に比例するが、速度とは関係しない。
ターン中を考えると、多少なりの横ズレが生じているから、滑走方向逆向きではなく、
ターン弧接線より少し外側を向いた方向になるだろうね。

> 抗力は重力や遠心力を受け止めてる力だとしたら
> その意味での抗力は重心に向かってるから重心回りの回転は無いんじゃないか

抗力ベクトルの方向が問題。足裏から見て抗力ベクトルの延長線上に重心が位置すれば、
回転モーメントは生じないことになるけれど、動摩擦力や空気抵抗を考慮すれば、
抗力ベクトルの延長線上に重心が位置するとは限らないでしょ。
だから、抗力ベクトルによって、重心周りの回転モーメントが生じうることになる。
586前スレ896:2006/02/28(火) 14:35:14
>>585
×ターン弧接線より少し外側を向いた方向になるだろうね。
○ターン弧接線より少し内側を向いた方向になるだろうね。
587333 :2006/02/28(火) 16:05:16
>585>俺は単に説明のために書いているだけなんだから、結論は一緒
>>436>Page669のFig4-5と4-6のピンクベクトルもいらないし
>Fig5-1の紫ベクトルもいらない 慣性力の説明として記されてるだけ

>1)2)については打ち消される。
動摩擦=>方向は、直滑降であれば、滑走方向と逆向き
ターン弧接線より少し外側を向いた方向
と抗力は同一線上にないから打ち消しあわないンでは?
>1)2)の合力ベクトルの方向に重心 >抗力ベクトルの方向が問題
抗力って重心を通ってるから回転は無いでしょ!
スキーソールの縦方向の摩擦はスキー板の加速と打ち消し合うじゃ?
(ちなみに>多少なりの横ズレ はカービングなので無視してイイんじゃない?)
空気抵抗と重心の回転は抗力に組み込まずに別に扱えばいいでしょう

つーか抗力じゃなくてスキーヤーを前から見て向心力と重心
横から見て加速力と重心の回転じゃないの?
588前スレ896:2006/02/28(火) 16:25:27
>>587
> Page669のFig4-5と4-6のピンクベクトルもいらないし
> Fig5-1の紫ベクトルもいらない 「慣性力の説明」として記されてるだけ
ではなくて、ピンクのベクトルは、電車の床に生じている静止摩擦力であるし、
紫のベクトルは、重力の斜面平行成分。つまり「慣性力の説明」ではないんだけど。
摩擦力を考慮して、緑のベクトルを紫のベクトルより短くすれば、良かったのかな?

> >1)2)については打ち消される。
なんでそこだけ抜き出すかなぁ。
1)2)については足裏に作用する(つまり作用点は一緒と考えられるから、そのまま合成が可能)、
(作用点である足裏から見て)1)2)の合力ベクトルの方向に重心が位置すれば、
1)2)(によって発生する重心周りの回転モーメント)については打ち消される。

> 抗力って重心を通ってるから回転は無いでしょ!
だから、荷重線のときに散々議論したじゃんw

それは、摩擦や空気抵抗を無視したときの話。
抗力は足裏を作用点とし、スキー板に垂直に作用しているでしょ。
摩擦や空気抵抗を無視すれば、抗力ベクトルの延長線上に重心が位置することになるから、
足裏から見て、スキー板の長軸垂直方向真上に重心が位置するという理屈にはなるけどね。

荷重線理論なら、摩擦力を含めて考えても、バランスは取れる。
荷重線理論を考えると、足裏からみてスキー板の長軸垂直方向真上に常に重心が位置するとは
限らない、って言っていたのは333氏でしょ。
589前スレ896:2006/02/28(火) 17:11:10
>>587
> つーか抗力じゃなくてスキーヤーを前から見て向心力と重心
> 横から見て加速力と重心の回転じゃないの?

もしかして、俺の言っている重心周りの回転モーメントと言うことが伝わってない?
表現を変えて言えば、重心を中心として考えた場合の回転モーメントという意味なんだけれど。

333氏は、原点を足裏に置いて考えているのかな。つまり足裏を中心とした回転モーメントということか。
だったら抗力は関係ないけれどね。
その場合、バランスに関係するのは、1)重力、2)慣性力、3)空気抵抗になると思うけれどね。

抗力の一部が向心力として働くのだから、向心力の作用点は足裏になる。
だから、足裏を原点とし、足裏を中心とした回転モーメントを考えるのなら、向心力の影響はないだろう。

動摩擦力も足裏に作用しているから、足裏を中心とした回転モーメントには関係ない。

重力以外の加速力についても抗力の一部がその働きをするから、
足裏を中心とした回転モーメントには関係ない。

2)の慣性力には遠心力も含んで考える。

だから333氏の意見を俺なりにまとめると、
スキーヤーを前から見た場合(この場合空気抵抗は無視できるから)、
重心から考えると、1)重力+2)遠心力の合力ベクトルの方向に足裏が位置し、
スキーヤーを横から見た場合、重心から考えると
1)重力+2)慣性力の合力ベクトルの方向よりも、空気抵抗の分だけ若干後ろに足裏が位置する
ということになるのかな。

そういう意味なら、同意だけどな。
ただし、原点をどこにとっても最終的な結論は変わらないんだけれどね。
つまり、333氏の考え方も正しいが、俺の考え方も正しいんだけれど。
590前スレ896:2006/02/28(火) 17:19:17
で、俺の考え方の利点を言わせてもらえば、

俺は重心を中心に考えているから、バランス問題を考える時は、
重心に作用する力については無視することが出来る。

つまり慣性力や加速力に悩まされることはない。
運動座標系であれ、静止座標系であれ、俺の考え方は成り立つ。
遠心力も考えなくて良い。

対して、333氏の考え方は、一見シンプルなように思えるけれど、
運動座標系で考えないと成り立たない。

結論は同じでも、ここに大きな違いがあると思う。
591333 :2006/02/28(火) 17:32:34
>> 抗力って重心を通ってるから回転は無いでしょ!
>だから、荷重線のときに散々議論したじゃんw
   はぁ?
>スキー板の長軸垂直方向真上に常に重心が位置するとは限らない
どう繋がってんの??ぜんぜん違う意味でしょ

>抗力は重心を通ってる と >垂直方向真上に常に重心が位置するとは限らない
これは同じことを言ってるの??違うでしょ


>摩擦や空気抵抗を無視したときの話。
>抗力は足裏を作用点とし、スキー板に垂直に作用
これは抗力じゃなくて垂直抗力のでしょ

スキーヤーを後ろから見た場合はどうする?
抗力の方向は何度?重心の位置は何処?
抗力の方向と重心の位置が決まってないでしょ
実際のスキーヤーの写真を見て検証するってことか?

抗力の方向を重力と摩擦を加味した加速(遠心力)で方向を決めて
足裏から線を引いて重心の位置が決まってくるンじゃない?

592前スレ896:2006/02/28(火) 17:39:46
>>591
言葉の定義のすれ違いと思われる。

俺の言う抗力は333氏の言う垂直抗力。
それ以外の方向に抗力が作用するとしたら、それは動摩擦力や空気抵抗による影響であり、
333氏は多分これらをひっくるめた力を抗力と呼んでいるんだろう。
(しかし空気抵抗は作用点が違うから、単純な合成はできないんだけれど)

俺の言葉の定義は>>455で書いた。
> 抗力:スキー板が雪面から得る反作用の内、スキー板長軸方向に直角なものを言う。スキー板裏側スキーセンターに働く。
俺は摩擦力や空気抵抗を別に考えているから、垂直抗力だけを取り出して抗力として扱っても何ら問題はない。
593前スレ896:2006/02/28(火) 17:47:09
>>591
> スキーヤーを後ろから見た場合はどうする?
> 抗力の方向は何度?重心の位置は何処?
> 抗力の方向と重心の位置が決まってないでしょ

抗力の方向は別に決まってなくても、考察を進めるのに何の問題もない。
水平面理論じゃないけれどw、板が傾くに従って、抗力も傾いていくでしょう。
後ろから見れば、板の短軸方向に垂直になるとは決まっていないだろうけれど、
板の短軸方向に垂直の抗力だけを抗力と見なし、
それ以外の成分は動摩擦力によるものと考えても一向に差し支えはないと思う。

逆に言えば、333氏の理論であっても、遠心力の大きさを考察しない限り、
足裏の位置は定まらないね。ターン弧の半径も、速度も一定でない以上、
遠心力も一定ではないし、それを計算で出すのも結構面倒くさい作業だと思うけれど?
594前スレ896:2006/02/28(火) 17:55:59
>>591
要するに、スキーヤーを後ろから見た場合の重心の位置は、
俺のやり方だと、足裏から見て1)抗力+2)動摩擦力の合力ベクトルの方向
ということになる。

それから、左右方向については、内倒が一定の間は常にバランスがとれ、
回転モーメントは生じていないと考えるけれど、
内倒が変化している間は、必ずしもバランスが取れているわけではない、
ということも考えなければならない。

俺は333氏の意見を否定しているわけではない。
むしろ、同じ理論の上に成り立った、違う視点での考察なのであって、
状況に応じて、足裏を中心に考えたり、重心を中心に考えたりしても
構わないと思っている。

前後方向については、加速力も加わってくるし、最終的な加速を考えるには、
静止座標系の方が好ましいから、俺の言う重心周りの回転モーメントを、
左右方向については、333氏の足裏周りの回転モーメントを基に考察を
進めても構わないと考えている。
595333 :2006/02/28(火) 18:10:47
>垂直抗力だけを取り出して抗力として扱っても何ら問題はない
じゃ後ろから見た場合の抗力とどう区別する?
抗力=垂直抗力はまずいだろ

>板の短軸方向に垂直の・・・・差し支えはない  
短軸方向(角付け角?)も決まってないでしょ
スキー板の性能とかターン弧の大きさから計算?

>計算で出すのも結構面倒くさい作業
どっちもでしょ てか設定して検証するんでしょ

重力と慣性力でスキーヤーの姿勢やバランスを確認して
実際にスキーヤーに働く力を統合してターンの仕組みや何が支配してるか
を見るんじゃん
重力と慣性力を考えても加速の原理は出てこない
バランスを考えるときにはスキーヤーの傾きを導きやすい
それぞれでしょ
596前スレ896:2006/02/28(火) 18:23:10
>>595
> 抗力=垂直抗力はまずいだろ
だから、後ろから見ても、抗力の垂直からのズレ分を動摩擦力によるものと見なせば、
垂直抗力だけ考えていても、設定は自由に出来る。

> 短軸方向(角付け角?)も決まってないでしょ
> スキー板の性能とかターン弧の大きさから計算?

根本的に誤解があると思うんだけれど、俺は回転の仕組みについて、計算で求めることまで考えてはいない。

だから、遠心力についても、計算して求める必要はないと思っている。
>>593でそれについて言及したのは、>>591の333氏の書き込みに対する皮肉に過ぎない。
遠心力を計算するためには、ターン弧の半径が幾らで、
現時点の速度が幾らで、そこから、どういう風に加速していくか、
まで考えなければならなくなる。これはかなり無理があるだろう。

そもそもこのスレが追求しているのは、
「タ ー ン 中 に ど う い う 動 作 を す れ ば、加 速 に な る か」についてではないだろうか?

これを考察するためには、定性的に考えれば十分で、定量的に考えるのとは別問題。
だから、抗力の方向を厳密に考察する必要など、どこにもないだろう。
要するにそこでゴネるのは、スレ違いと思うわけだ。
597333 :2006/02/28(火) 18:53:47
「タ ー ン 中 に ど う い う 動 作 を す れ ば、加 速 に な る か」
重心が上下する方向は荷重線上もしくは抗力線(垂直抗力じゃない)であるとすれば
その線の角度は“伸びによる加速”を考える上で重要なファクターだと思うよ

まぁ、お互い同意はしてないが得るものはありました
このぐらいにしときましょうか!?
598前スレ896:2006/02/28(火) 20:28:58
レス番前後するが
>>597
> 重心が上下する方向は荷重線上もしくは抗力線(垂直抗力じゃない)であるとすれば
> その線の角度は“伸びによる加速”を考える上で重要なファクターだと思うよ
だから、333氏の言う抗力線は、俺の言う垂直抗力+動摩擦力+空気抵抗(単純には足せないが)の
方向になるのであって、その方向は、これらの力の働く向きを考えれば、
進行方向前向きに働いているのか、後ろ向きに働いているのか、
ターン弧中心に向かっているのか、ターン弧外側に向かっているのか、ぐらいは、定性的に考察可能となる。

そして、動摩擦力や空気抵抗は、脚を伸ばす動作を行っても直接は変化はしない訳だから、
(厳密に言えば抗力の増加による動摩擦力の増加、体が伸びることによる空気抵抗の増加ということが関係してくるけれど、
これらは回転モーメントの方向としては互いに相殺する方向になる。)
脚を伸ばす動作そのものに対して働く抗力を、スキー板長軸に垂直としても、動摩擦力や空気抵抗を別に考える限りは、正しいことになる。

従って、この考え方でも「ターン中にどういう動作をすれば加速になるか」を考察することは可能だ。

>>595
> 重力と慣性力でスキーヤーの姿勢やバランスを確認して
> 実際にスキーヤーに働く力を統合してターンの仕組みや何が支配してるか
> を見るんじゃん
何度も言っているように、そういう考え方を否定しているわけではない。むしろその考え方もありだと思っている。
しかし、静止座標系で考え(つまり慣性力と遠心力は無視して)、重力と抗力と動摩擦力と空気抵抗を考え、
それらが重心を中心とした回転モーメントを生じているかどうかを考えればバランスの問題を考えることが出来るし、
同時にこれらの力の総和を考えれば、それが加速につながっているかどうかを、考えることが出来る。

つまり一つのメソッドで、バランスと加速を同時に考えることもできるというのが俺の考え方。
こういう考え方もあるのだと、理解してもらいたい。

> まぁ、お互い同意はしてないが得るものはありました
> このぐらいにしときましょうか!?
俺は、333氏の考えにも基本的には同意しているんだけれどね。
このぐらいにしとく、については同意w
599前スレ896:2006/02/28(火) 20:46:16
遅まきながら
>>577
俺の考え方は、今更表すまでもないだろうけれど、
いずれの場合も、地球を周回することによる遠心力=重力で両方表記。
600333 :2006/02/28(火) 21:25:58
 伸び上がる運動をすると重心は上方に押し上げられて
上向きに加速され、慣性は下向きにスキー板を押し加重する
伸び上がりが無くなれば重心は重力によって下向きに加速され
慣性は上向きに働くことになり荷重が減少する
 例えば体重計の上で伸び上がると最初に体重が大きく増えるが
その後は戻って伸びが止まれば体重は減る

 伸びることでスキー板への加重を続けるには
上向きに重心を加速し続ける必要があるんでは?
 伸びれなくなったときに荷重が減るので
荷重が必要ないフェーズに合わせる必要があるんでは?
601305:2006/02/28(火) 21:45:42
>>579
もともとの話は>>405です。
それに対して>>427という指摘をしたわけです。
それに対して>>429、442というレスがついたのです。
あくまで螺旋のレールの話であって錘のついた紐の話ではありません。
螺旋のレールは進行方向直角へ力を受けるのではないですか?というのがそもそもの始まりです。
まああまり重要な話ではないと思うのであまり話を長く続けるのもどうかと思いますが。

>>580
回転中心方向への加速力の増大というのはおもりのついた紐の例と同じだと思うのですが?
曲率半径から計算される向心力以上の力で中心方向に加速したときでも加速しないということですか?

>さて、問題は力が作用せずに内倒が起こっているというのは、
>力のバランスで考えたらどういう状況なのかということだ。

すみません。 1行目と2行目のつながりがいまいちわかりません。

>そして、重心周りの前後方向を軸とした回転運動(つまり内倒)の慣性が収束するためには、
>どういう力のバランス関係が必要なのかということだ。

ターン弧から計算される向心力<雪面から受ける(垂直)抗力の雪面に平行な成分 ではないですか?
これはターンで加速する条件と同じだと私は思っています。

>また、単なる内倒とは、どういう内倒を指すと定義すべきなのかも問題だ。

流れ的には膝の曲げ伸ばしをしないということだったと思いますが 実際の場合だと両足の問題とか板の幅とか考えるとなかなか難しいと思います。
今のところそういったことは考えていませんでしたってそう意味ではなく?

>>599
予想通りです。
他の人はどう考えるんだろう?
ちなみに運動座標系で考えてくださいね。
602名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/28(火) 21:50:52
>>600
同意。
この場合、慣性を抗力に置き換えても同様のことが言える。
重心が上方に上がる間は垂直抗力は増大するし、重心が伸びきってしまえば、垂直抗力は一瞬減少する。
重心が下方に下がっている間は垂直抗力は減少するし、重心が下がりきってしまえば、垂直抗力は一瞬増加する。
重心の上下動がなければ、垂直抗力は、重力の斜面垂直方向成分と釣り合っている。

結局、自分から積極的に働きかけて、ターン中に通常より加速を得るためには、抗力を変化させなければならない。

> 伸びることでスキー板への加重を続けるには
> 上向きに重心を加速し続ける必要があるんでは?
そうだね。だから単純な重心の上下動だけではトータルの加速は得られないだろう。

> 伸びれなくなったときに荷重が減るので
> 荷重が必要ないフェーズに合わせる必要があるんでは?
そもそもそれを考えるのが、このスレの目的だね。
603名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/28(火) 22:24:02
>>580
> 回転中心方向への加速力の増大というのはおもりのついた紐の例と同じだと思うのですが?
> 曲率半径から計算される向心力以上の力で中心方向に加速したときでも加速しないということですか?
内倒が強くなるに従って、必然的にターン弧は小さくなるし、向心力は増大するから、
やっぱり角運動量保存則的に考えれば、加速なのかなぁ。
自転車で倒れこんでいけば加速するのか、という議論と一脈通じるものがあるようで、
どうも今イチ納得がいかないなぁ。

> すみません。 1行目と2行目のつながりがいまいちわかりません。
ちょっと言葉不足だったかな。次の、内倒の慣性が収束する条件を同時に考えていたので、
結局力関係のバランスは崩れているのではないかと考えて、このようなあいまいな表現になってしまった。

> ターン弧から計算される向心力<雪面から受ける(垂直)抗力の雪面に平行な成分
うーん、俺の考えているのとはちょっと違う。
内倒運動にも慣性があるから、慣性による内倒が収束するためには、
内倒運動とは逆向きに回転モーメントが働いていかなければならない。

だから、内倒運動が収束するための条件は、内倒運動中に前後方向からスキーヤーを見て、
足裏からみれば、重心の位置が抗力(+動摩擦力)のベクトル方向よりも外側に位置し、
重心から見れば、足裏の位置が重力+遠心力のベクトル方向よりも、内側に位置しなければならない、
と俺は考えている。

そして、内倒が一定になるに従って、それぞれのベクトル方向と重心(もしくは足裏)の位置が一致することに
なるのではないだろうか?

「ターン弧から計算される向心力」といっても、速度によって変わってくるだろうし、
ここは素直に遠心力(の逆向き)と捉えてもよいのかな?しかし、俺の考えている慣性による内倒の収束する条件だと、
抗力(+動摩擦力)の斜面平行成分=遠心力ということになりそうなんだけどなぁ。
604名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/02/28(火) 22:26:12
>>602, >>603は前スレ896でした。
605前スレ896:2006/02/28(火) 22:33:36
>>603自己レス
> 「ターン弧から計算される向心力」といっても、速度によって変わってくるだろうし、
> ここは素直に遠心力(の逆向き)と捉えてもよいのかな?
よくはないな。ターン弧は重心軌道と違うよな。
305氏の考える、ターン弧から計算される向心力の定義が良くわからない。説明キボンヌ
606前スレ896:2006/02/28(火) 23:12:36
>>601
> 流れ的には膝の曲げ伸ばしをしないということだったと思いますが 実際の場合だと両足の問題とか板の幅とか考えるとなかなか難しいと思います。
> 今のところそういったことは考えていませんでしたってそう意味ではなく?

そういうことです。膝の曲げ伸ばしは内倒をする以上、内足、外足のいずれかを曲げ伸ばししないといけませんから。
ということで、単なる内倒=前のターンから生じた慣性力のみを利用した内倒ということで、俺は考えることにしました。
607333 :2006/03/01(水) 00:00:23
>>580
>曲率半径から計算される向心力以上の力で中心方向に加速したときでも加速しない
スキー板軌道の曲率半径から計算される向心力だよね
重心軌道の曲率半径の方が大きいだろ、ようするに重心の方が弧が大きい
曲率半径から計算される向心力以上の力で中心方向に加速してない じゃん!
608305:2006/03/01(水) 00:15:13
>>603
確かに「ターン弧から計算される向心力」ってのはなんか変な感じですね。
重心の回転半径以上の抗力ってことになるのかな?
言いたいことは「内倒運動とは逆向きに回転モーメントが働」くためには回転の力で板を押すようなことが起こっているだろうってことなんですが。
うーん。
もうちょっと考えてみます。

>>606
私はどっちか言うと重力によって体が倒れることによる内傾がメインで考えていました。
「前のターンから生じた慣性力」も考えてはみたんですがなくてもいいかなあと。
609名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/01(水) 00:35:17
簡単に言うと 遠心力<雪面に水平な(垂直)抗力 ってことになるのかな?
これだとまさに「内倒運動とは逆向きに回転モーメントが働」くってことですよね?
でもこれってまさに角運動量保存で考えた加速と同じになりませんかね?
610305:2006/03/01(水) 00:59:25
やっぱり変だな。
取り消します。
611前スレ896:2006/03/01(水) 12:36:29
一つ確認したいんだけど、333氏の考えでは、
スキーヤーを真上から見ると、
重心から、重力+遠心力の合力ベクトルの延長線(=荷重線)上に足裏が位置するんだよね。
そして、抗力は、荷重線に沿って働くという考えなんだよね。
612333 :2006/03/01(水) 13:58:49
 >>611 の抗力は垂直抗力ですか?w
荷重線とスキー板の交点の荷重点 スキー板の抗力の中心である着力点
両者のズレで自転が起こると思う、だから完全には一致しないだろうと
スキー板の自転を検証するんでなければほぼ同じと考えてもイイかと思う
付け加えれば回転の慣性が働けばズレも必要なくなり荷重点と着力点は同じで
抗力も荷重線も同じかも?

 内倒してスキー板と重心が離れながらターンしていく”は
みなさんの考えだと“向心力が増えながらスキー板に直角の力が重心に掛かる”
って 書き換えられちゃうんだよね

 でも加速度や摩擦力の作用によっては抗力はスキーに垂直とは限らないでしょ
抗力をスキーに垂直方向としてその線上に重心を置いて作図をすると
重心に掛かる遠心力の方向はスキーヤーの足元よりもスキートップ方向にズレる
スキーヤーのバランスを第一に考えて抗力を後ろ方向に修正してやると
スキーヤーは後傾でスキーターンを開始してることになる
もしくは強い前荷重のままであるか?どちらも脳内の出来事

また>>600の考えから伸びの運動によって前方に加速するなら
伸びる運動に加速度が必要で思うので内倒にも加速が必要
内倒は遠心力という慣性に対抗すべく垂直抗力が傾いただけで
なんかしらの外力を使って傾けてるってわけでもじゃなく
抗力線が傾いても加速度は発生しないので力の面からも加速を否定

運動量の保存をもって加速を考えても無理で
どうやって外力を取り込むか?になるようなきがする

ばたばたと仕事中に書いてるので訂正が有るかも orz
613前スレ896:2006/03/01(水) 14:49:06
>>612
> 抗力は垂直抗力ですか?w
抗力が垂直であるかどうかは、再考の余地があると思っています。
何故なら、スキーセンターは実際のスキー中央部ではなく、長さで言えばスキートップ>スキーテールだから、
個々の部位の抗力が垂直であるとしても、その合力が垂直になるとは言えないのではないかと思うようになったからです。
しかもターン中の板の撓みも考えないとならないだろうし。
力は足裏から重心に伝わるから、作用点は足裏と見なしても構わないのだろうけれど。
正しく考察を進めるためには、スキートップ側の(垂直)抗力とスキーテール側の(垂直)抗力に分けて考えるべきなのかもしれない。

> 荷重線とスキー板の交点の荷重点 スキー板の抗力の中心である着力点
> 両者のズレで自転が起こると思う、だから完全には一致しないだろうと
> スキー板の自転を検証するんでなければほぼ同じと考えてもイイかと思う
> 付け加えれば回転の慣性が働けばズレも必要なくなり荷重点と着力点は同じで
> 抗力も荷重線も同じかも?
仰るとおり。昨日の議論の結果、俺も同じようなことを考えてました。

そもそもターン中に回転モーメントが発生していないということはないんじゃないかと。
スキー板の自転を考えれば、むしろアンバランスな状況が生まれているはず。
回転の慣性で回っている状態ならば、ターン中に回転モーメントは発生していないと思えるけれど、
スキー板が角付けした状態で、雪面をターンしながら自転するのであれば、
自転の際の摩擦抵抗は無視できない大きさになるだろうから、
やはりターン中にはスキー板にも回転モーメントが生じていると考えるべきじゃないだろうか。

そうなると、荷重線と足裏の位置は必ずしも一致していないことになる。

或いは、スキートップ側の(垂直)抗力と、スキーテール側の(垂直)抗力の差が、
回転モーメントを生じているという考え方も出来そうだなと。
614前スレ896:2006/03/01(水) 14:54:52
>>612
> 抗力をスキーに垂直方向としてその線上に重心を置いて作図をすると
> 重心に掛かる遠心力の方向はスキーヤーの足元よりもスキートップ方向にズレる
> スキーヤーのバランスを第一に考えて抗力を後ろ方向に修正してやると
> スキーヤーは後傾でスキーターンを開始してることになる
その通りだね。その部分の矛盾に気が付いて、昨夜から頭を悩ましていますw

内倒運動については、荷重線の傾きを追っかけるような格好で重心が傾いていくのではないかと想像。
荷重線との傾きの差が、内倒運動の慣性を止める方向に働いている。
あまり差が付きすぎると、ターン外側に投げ出される。
荷重線に沿ったままだと、そのままでは内倒が止まらない。
荷重線を追い越して傾くと転倒する。といった状況になるのではないかな?
615前スレ895:2006/03/01(水) 18:05:21
>>581
> 重力の反作用として雪面から受けている力とはつまり雪面からの抗力ということになる。
雪面からの抗力の「重力に対応する成分」な。
重力に対応する成分は常に重力の逆向きなので >>579 は斜面でも成立します。

斜面平行方向の重力成分は加速に消費されるので、
運動系内部では観測できません。存在しないのと同じです。

>>582
重力を慣性力と見なしているのではなくて、重力加速運動中の運動系内部では、
重力は反作用の慣性力としてしか見えないというだけのことです。


本筋ではないこの件で議論を続ける気はないので、さらっと流してくださって結構です。
616前スレ895:2006/03/01(水) 18:40:09
>>601
> 曲率半径から計算される向心力以上の力で中心方向に加速したとき
私はこれこそがスキーターン中の加速の正体だと考えています。

回転中に中心方向への力を作用させる運動が加速を生むと考えます。

ハンマー投げのハンマーが加速するのと同じ原理です。
ハンマー投げはハンマーを中心方向に引っ張ることによってハンマーを加速します。

スキーでは、雪面を中心と反対方向に押すことによって、反作用で中心方向の力を得て加速できます。
運動としては、前にも書きましたが、内倒した姿勢で筋力を足裏方向に働かせる動作になります。

これが私の結論です。

ここで細かい議論を積み重ねても、なんらかの結論に達することはなさそうなので、
この結論をもって、私の書き込みは最後とします。皆様との議論は大変勉強になりました。
617前スレ896:2006/03/01(水) 19:48:32
>>616
前スレ895氏、乙カレー
また暇があったら、覗いてみて下さい。色んな人のご意見を伺うのは、お互い本当に勉強になりますから。

さて、スキー板の抗力の問題は考えれば考えるほど深みにはまりそうだw ちょっと気分転換して、

そもそもスキーターンは一定の曲率で曲がっていくものだろうか?
ターン前半で内倒が強くなっていく時には、次第にターン弧の曲率は強くなり、
半径が小さくなっているのではないだろうか。
これは即ち螺旋軌道と言うことではないだろうか。
そして、頭上から見れば、重心の軌道は次第にスキー板の軌道から離れていくことになるから、
重心の軌道もまた、一種の螺旋軌道になるのではないだろうか。

重心の遠心力と丁度逆向きに力が働いても、こういった場合には加速は得られないのではないだろうか。

しかし、抗力が荷重線に沿うと仮定しても、動摩擦力・空気抵抗の影響を考えると、
極めて低速では、荷重線は遠心力のベクトル方向よりも少し後ろに傾き、
速度が上がるに従い、荷重線は遠心力のベクトル方向よりも前に傾いていくのではないだろうか。

もし、最終的な抗力の方向が、荷重線に沿うと仮定した場合でも、
荷重線が遠心力のベクトル方向よりも前に傾いている時には、
抗力が重心を進行方向に加速する力として働くのではないだろうか。
618333 :2006/03/02(木) 00:44:39
>スキー板の抗力の問題は考えれば考えるほど深みにはまりそうだ
加速するんであればバランスは取れるんだよね
内倒で加速があるのか?かな ようは重心が離れる時に板に加重できるか?

加速しながらの内倒?無理があるね
加速しながらの伸び上がり運動?きつそう
そして加速が止まったときの抜重も大きな問題
619名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/02(木) 01:48:04
伸び上がったって加速はしないだろう、
一番重要なのは、重心を内足の上に置いて(この軸は内傾)外足を
伸ばしてやること、それも板が下を向く前までに、
加速したい方向とは逆の方向に足の筋力で伸ばしてやらない限り加速はしない、
この時、伸ばすのは重心から外へ、
こうすると向心力が増加して、回転半径は小さくなる。
要するに加速しているということじゃないかな。
620名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/02(木) 03:19:22
アイススケートとかインラインスケートとかワンフットでも加速させてますよ
621前スレ896:2006/03/02(木) 11:59:45
>>608 (>>609も305氏かな?)
重力による内倒をするためには、重心と足裏を結ぶ線が、一旦荷重線より傾けば良いと思う。
但し、重心と足裏を結ぶ線が、荷重線より傾いたままだと、内倒の動きそのものが加速されてしまい、
転倒につながるだろうね。
しかし、内倒が起これば、ターン弧は必然的に小さくなるから、荷重線も傾きを強めることになる。
だから、重力に従って内倒を起こすと考えると

1)まず、重心と足裏を結ぶ線が荷重線より傾く。
2)荷重線が傾いて、重心と足裏を結ぶ線を追い越して、荷重線の方が傾く。
3)内倒の動きが収束の方向に向かう。
4)最終的に、内倒と荷重線の向きが一致する。

といった感じで、バランスを取っていくような気がする。
抗力の遠心力逆向き方向の成分は、この間、遠心力を支える働きをしているから、
遠心力に逆らってスキー板に積極的に働きかけない限りは、
「遠心力=抗力の遠心力逆向き成分」の関係は保たれているんじゃないかと思うんだけど。
622前スレ896:2006/03/02(木) 12:05:32
>>619>>620
ターンの内側に、内足で支えがある状況なら、スケーティングと同じ理屈で加速は可能だね。
但し、高速下では、足を開く速度が追いつかなくなって、加速の効率は低下することになる。

現在、このスレではカービングターンの時に、板と重心の軌道が離れていくことで加速が可能かどうか、
を脳内で検討しているんだけどねw
623名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/02(木) 13:12:42
>>622
> ワンフットでも加速
624前スレ896:2006/03/02(木) 13:51:36
>>623
ああ、そういう意味だったのか。内足(とスケートで言うかどうか知らないけど)は上げた状態なんだね。
勘違いスマソ
625305:2006/03/04(土) 00:43:25
>>621
少し整理して考えて直してみました。
その結果自分の考え方を大幅に修正する必要があると考えが変わりました。
というのは、加速するかしないかを力の大小で考えるのは無理なんじゃないかと思うようになりました。
おっしゃるように力がバランスした状態で一定速度で内傾する場合も多いでしょうし。
(というかもともとの力の大小って何を考えていたんだろう?と思いだしたところあたりまえすぎて意味がないものだったような気がしてきました)
結果の方は特にかわらないのですが。

というのは加速するかしないかについてはやっぱり力の大小ではなく力の向きで考えた方がよいのではないかと思うようになりました。
単に話がぐるっと回って元に戻っただけですが。
力が進行方向の成分を持っていればプラスの仕事で加速
持っていなければ進行方向に直角に力を加えることで、すなわち仕事をしていないのだから加速しない(螺旋等)
逆ならマイナスの仕事で減速

内傾のみの場合でも少なくとも摩擦等を考えなければ力の向きは重心の移動方向成分をもっているのでやはり加速するのではないでしょうか?
傾きが増している間は重心が加速しているだけなのか板が加速しているのか場合によってわからないようなこともあるかもしれませんが
(板が直線に走っているとき等で倒れると重心は加速するけど板が加速していないように。もっとも実際に板を直進させたらエッジかけれないから(垂直)抗力かけれなくて重心を中心に回転してしまうかもしれませんが。)
その後板の回転半径を小さくして体の回転を止め傾きを一定にしてやればやはり板も加速しているのではないかと思います。
626333:2006/03/04(土) 11:24:05
真後ろに蹴り出すんであればその時のスピードより速く蹴らなきゃ加速しない
角度が付けば蹴り出す速度は×sinθで真後ろに蹴るよりは遅くてイイ
やっぱ滑走スピードより速い成分を得る蹴りが必要だと思うが
内倒するとスキー板と重心の軌道に角度が付くが
内倒でスケーティングは出来ないしょ 同じだと思う
627名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/05(日) 23:48:55
>>622
そんなことはないよ、高速で走っていても横に伸ばすことは可能、
横に伸ばしたら伸ばした方の足が遅れるわけない、
(直滑降で高速になっている時やると危険すぐるけど、)
これは向心力になる。
この伸ばし方がむずかしい、ヨーヨーみたいにスーークイック、
フライパンの返しも同じ要領、回転半径を小さくしてやることだな。

628名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/05(日) 23:54:37
スピードスケートの場合一流はコーナーで加速する。
日本の一流スケーターの欠点を内足の上に重心がなく外になっている。
これでは加速できない、とTVやっていた。
629名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/06(月) 00:00:03
>>626
後ろに蹴るのではない、横だよ、スケートも横だよ。
一定速度までならスケーティングでOKだ。
スキーの場合も一定速度までなら加速は可能、
っていうか、雪の状態による、硬いバーンの方が加速可能。
630前スレ896:2006/03/06(月) 14:31:43
あれから色々考えてみたけれど、スケートのコーナーでの加速は、
単に内倒を行った場合に加速が得られることの証明にはやはりならないと思う。

何故なら、スケートの加速の場合、例えワンフットで加速をしたからといっても、
そのワンフットのままで、体を引き起こすわけではなく、今度はターン内側の足を弧の内側方向に
置いて、体の倒れこみを支えることが出来るからだ。
そして、内側に置いた内足をまた弧の外側に振り出していく。
次に外足をターンの少し内側に置く。そして、外足をターン外側に振り出していく。
スケートの場合は、足を少し前後させれば、多少は交差させることが出来るから、
ターン中にこういった動作を連続して行うことが出来るけれど、スキーの場合はそうはいかない。

足を交差できないスキーの場合は、スケーティングと同様のことをターンで行うためには、
内足で倒れこみを支えておいて、外足を横に振り出していくしかないだろう。
(或いは外足を横に振り出した後で、内足で支えることになる)。
そしてこの繰り返しによる加速は、振り出した外足をまた、元に戻す操作が必要になるし、
速度が上がれば、振り出しの角度が真横に近づいていかなければ、
足のスピードが追いつかないから、結局その加速効率は低下することになっていく。
だから低速下での加速でなければ、あまり効率は期待できないんじゃないだろうか?
631前スレ896:2006/03/06(月) 14:46:00
スケーティングの話題は置いといて、
では、単に内倒をしただけで加速は可能だろうか?

「単なる内倒」の定義を、スキー板(足裏)と重心の3次元的な距離が変化せずに、
傾きだけが変化していく状況と定義するならば、
抗力は、重力と遠心力の合力を支えるだけの強さしか持たないのだろうし、
重心の軌道は、結局、スキー板の軌道とねじれた平行関係を保つだけに過ぎない
のだから、こういった状況では、加速は得られないと思うのだけれど。
(スケーティングのように倒れこんでも後から支えることが出来るんなら、加速出来るだろうけれど)。

加速が得られるためには、3次元的に考えたスキー板(足裏)と重心の距離が、
遠ざかるような力が働く(この時、抗力は重力と遠心力の合力を支える以上の強さとなる)
必要があるのではないかと思う。
632名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/07(火) 07:37:20
ワンフットとクロスオーバーを勘違いしていますねぇ
633前スレ896:2006/03/07(火) 09:22:33
>>632
スケートはあんまり詳しくないんで、ググるべきでしたね。完全に俺の勘違い。

ttp://www.funskates.com/uploads/files/fw.ram

なるほど、片足だけで連続ターンを行うテクニックなんですね>ワンフット
これで加速が可能ならば、確かにスキーターンで加速が可能と言えるでしょうね。
しかし、単に倒れているというよりは、重心から、スケートを横に押し出して、
弧を描いているような気がするんで、やはり単なる内倒ではなく、
重心とスキー板が離れていくような動きがないと、加速は難しいんじゃないかと思うんだけど。
634名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/07(火) 22:58:59
>>630
外足を横に押し出すと勝手に戻ってくるよ、
それに外足も内足も体重を乗せただけでは加速にならんよ、
体重をかけるのは内足、その質点から筋運動によって外足に加速力を与える。
こうすると外スキーの方がRが小さく速く回る。
スピードスケートのコーナーも内足はあまり押し出さない、
内足ベースで外足の押し出す。
635名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/07(火) 23:12:21
まったくわかってないな、スケートのコーナーは倒れこんで後から支える?
そんな次元ではない、みかけの遠心力を体験するためにゴムベルトを付けて外側に
引っ張ってもらう、内側に倒れていないと外側への引っ張りに負けてしまう。
後の支えなんて言っているようじゃ本当のターンの時の遠心力がわからないのだろう?
636名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/08(水) 00:04:33
引っ張られているゴムバンドをぐいぐい内側へ引っ張る様な脚力が必要なわけだ。
これが筋力による向心力だ。
637前スレ896:2006/03/08(水) 11:12:13
>>634->>636
スケートは(滑ったことは何度かあるが、習ったりしたことはないんで)詳しくない、スマン。
レスを読んで、概ね理解した。

つまり、内足を支点にして、外足を横に押し出して加速ということで良いのかな?
押し出すということは、結局、重心とスキー板の距離が変化するのだから、
加速にはその条件が必要だという結論は変わらないと思うのだけど。

最近、ここで論じていたのは、単に内倒を強めただけの動作(つまり板を積極的に押し出さない)だけで、
加速が可能かどうか、についてなんだけど。

足を押し出せば、加速になるであろうことについては、既出であって、俺も異論はないんだがな。
(片足だけ押し出すのか、両足とも押し出せるのかについては、議論の余地があると思うけど)。
638名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/08(水) 12:03:28
陸上のクラウチングスタートみたいに、倒れる前に足を前に出せばいいんじゃね?
小回りじゃないと無理そうな気がするけど
639333:2006/03/08(水) 23:15:24
実際ターンで加速は>>619>>627が現実だろうね
小回りの谷回りでグイっと蹴って加速
向心力が大きくなり半径が小さくなる”とは見解が違うが
スキー板は弧を描くが重心の軌道はフォールライン直進に近い浅い弧
だから蹴ったあとの抜重でも板は戻ってくる
乗り移らないスケーティングみたいなもの
加速ターンの目撃情報はほとんどコレでしょう

スケーティングだって乗り移っただけじゃ加速は無いワケで
重心とスキー板の距離が変化しても加速しない
内倒でも伸びるンであっても受け止めてる力以上の力”が必要では?
角運動量が保存されると考えるなら話は別だが一貫して否定


640名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/09(木) 01:08:49
>向心力が大きくなり半径が小さくなる
向心力を大きくすると板は曲がる。回転半径は小さくなる。
よって速度は速くなる。
例えば、向心力を1.2倍にすると回転半径が90%小さくなったとして、
速度は1.15倍位速くなる。(数値は例えだ)
641名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/09(木) 01:24:28
板を押すと反力が生ずる。これが向心力の要素になる。
板とブーツの固定度は高いから剛性が強い、
反力を受けて先端からブーツにかけて板は曲がる。
642333:2006/03/09(木) 16:50:31
>640-641
>向心力を大きくすると板は曲がる。回転半径は小さくなる・・・速度は速くなる
内向きの螺旋ように緩やかなターンからきついターンに変化していくと
スキーヤーの時速が速くなるだね・・・ 
角運動量が保存されると考えてるね 中心力によるテコじゃないからそりゃーないよ

643名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/09(木) 22:15:26
加速すると言うことは、
傾いたり、自重をかけて向心力を得てもだめ、
運動エネルギーを発生させないと加速はしない、
ある方向のある大きさの力があるとして、これに他から違う方向の力が加わると
向きが変わり大きさが増えたりする。
ある方向のある大きさの力があるとして、これを2方向に分けることもできる。
落下力をターンするように利用するのが後者、
筋力運動で足を伸ばして新たな力をかけるのが前者。

644前スレ896:2006/03/10(金) 11:13:08
>>639
> スケーティングだって乗り移っただけじゃ加速は無いワケで
> 重心とスキー板の距離が変化しても加速しない
> 内倒でも伸びるンであっても受け止めてる力以上の力”が必要では?

重心とスキー板の距離が変わるという言い方が悪かったかな?
遠心力や重力を受け止める以上の力を加えると、
結果的に重心はスキー板から離れることになる、
と考えているわけなんだが。

>>642>>643については、同意。
645333:2006/03/10(金) 21:44:33
>>644
>遠心力や重力を受け止める以上の力を加える・・・重心はスキー板から離れる
素早く伸びれば重心とスキーの軌道は大きな角度で離れるね
重心とスキーの進行方向が違う 伸びきってしまうと抜重する
こんなんことでバランスが取れるんだろうか???

ゆっくりと伸びたとしたら重心とスキー板の軌道に角度が取れないので
進行方向の成分が少ないくしかも反発も少ないだろうし
だいたいゆっくり伸びて外力が得られるんだろうか??

646名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/10(金) 22:22:43
直滑降の最中に横方向にジャンプするんだ
そして合成されたベクトルの方向にスキーを向けて着地
きっと速くなっている
647305:2006/03/11(土) 01:06:37
>>646
わかりやすいね。

同じように考えて、前にも書いたけど直進中しながら(エッジをかけて)体を傾けると明らかに重心は加速する。
うまくやればやっぱり加速するんじゃないでしょうか?

それと333さんや896さんに質問がなんですが
傾けたときの位置エネルギーの減少分はどこにいったと思いますか?
仕事もしてるはずですがそれはどこにいったんでしょう?
重心とスキー板の距離が変わらないと加速しないと考える理由は何でしょう?

まあ、この話題については最終的には加速にならないと思っているのでどっちでもいいといえばどっちでもいいんだけど。
648305:2006/03/11(土) 02:07:20
質問しといて申し訳ないですがしばらく見ることができないかもしれません。
649名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/12(日) 01:19:14
>>646 進行方向には力が加わらないから方向が変わるだけだろ
>647 >>561にもあるが 斜度が急になるってことじゃないの?だから伸びれば減速じゃ?
650649:2006/03/12(日) 09:56:00
進行方向が変わるから変わった進行方向に力が加わるわな
伸びれば減速じゃなくて重力の斜面成分が変わるんだね
651前スレ896:2006/03/14(火) 13:41:07
>>647
簡単に言えば、自転車を内倒させると加速するか?という問題と同じことだと考えています。

> 傾けたときの位置エネルギーの減少分はどこにいったと思いますか?
> 仕事もしてるはずですがそれはどこにいったんでしょう?

位置エネルギーの減少は、重心の移動に使われると考えています。
問題は、移動の方向で、進行方向と同じなら加速になるでしょうけれど、
逆向きなら減速になるし、垂直なら進行方向の速度は変わらず、
ターン弧が変化するだけの結果になるのでは無いでしょうか?
(長いので分けます)
652前スレ896:2006/03/14(火) 13:45:07
> 重心とスキー板の距離が変わらないと加速しないと考える理由は何でしょう?

ターン中にスキーヤーに掛かる力を、静止座標系で考えると、1)重力、2)抗力、
3)雪面と板との摩擦抵抗、4)空気抵抗になります。
1)は向きも大きさも不変。4)も不変と見なしてよいでしょう。
3)は進行方向逆向きに働き、スキーヤーが傾けば増加すると思われますが、
とりあえず不変と言うことにしておきましょう。

そう考えると、ターン中にスキーヤーが加速するためには、抗力が進行方向向きに増加するか、
進行方向逆向きに減少するしかないでしょう。

また、内倒を強めれば、ターン弧が小さくなるから遠心力は増大し、抗力は増大します。
だから、抗力が進行方向の成分を持っていれば、単なる内倒でも加速することになります。

抗力がスキー板と常に垂直であるとするならば、ねじれの関係の軌道を通る重心もまた、
抗力に対し垂直の軌道となり、この場合、加速は得られません。

また、抗力が重力+遠心力の荷重線方向に沿うと考えた場合は、
重心とスキー板の距離が変わらない状況であれば、
抗力=重力の斜面垂直成分逆向きベクトル(=不変)+遠心力逆向きベクトルになります。
つまり抗力の変化分は、遠心力の逆向きベクトルの変化分となるだけで、
結局、これは重心の軌道接線に常に垂直の方向となるでしょう。

従って、重心とスキー板の距離が変わらない状況(=抗力で重力と遠心力を受け止めているだけ)で、
内倒を強めても、単にターン弧が変化するだけで、加速にも減速にもつながらないと考えます。
653前スレ896:2006/03/14(火) 14:05:20
>>652訂正
>抗力=重力の斜面垂直成分逆向きベクトル(=不変)+遠心力逆向きベクトルになります。
ちょっと不正確でしたね。

抗力=(重力+慣性力+遠心力)の逆向きベクトルになる、が正解でしょう。
慣性力をどう考えるかが焦点になりそうですね。
つまり、この考え方で、加速を否定するのは難しいかも。

しかし、これまで論じてきたとおり、抗力を重力+慣性力+遠心力の逆向きであるとするならば、
荷重線は倒れこみをしていく間、スキー板垂直方向より後ろに傾いていることになるので、
そうなると、単なる内倒時の抗力の変化はむしろ減速方向に働くのではないかと思います。
654名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/15(水) 18:27:04
ここまで深い考察をしている、しかも既に5スレ目、に感動

しかし、各所で見られるそれ系のコメントは、回転終了間際に回転中の横G
から開放される感覚を「加速」と言っているだけと思われる。まーベクトル
の方向も変わるから加速と言えなくも無いが。

現実は、物理を知らない人間の脳内加速かと。
爆音マフラーとヘタったリアサスによりメチャ加速してるように思えてしまう連中のように。。
655305:2006/03/17(金) 22:36:48
>>653
抗力が後ろ向きなのは摩擦等を考えた場合ですか?
それならば減速はするでしょうがそれは倒れこむことに関係ないのではありませんか?

一定速度で内傾していく場合を考えれば重力+抗力の方向は雪面に平行になると思うのですが
倒れこむことで抗力の方向を雪面に平行な重心の移動方向成分が大きくなりませんかね?
その場合、加速する(若しくは減速が小さくなる)と思うのですが。

>>654
最終的に加速は無理という結論になる可能性はあると思って議論してますよ。

スケボみたいに止まってる状態からでも加速できるならわかりやすいんだけどね。
どうしてボードは止まった状態から加速できないんでしょうね?
自分がすぐに思いつく違いは止まってる状態で横方向に抗力をかけれるかどうか? くらいですが。
656名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/18(土) 00:16:37
横方向に反作用を受ければ加速できるんじゃないかしら
657名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/18(土) 04:34:59
ターン中ではないけど、
止まった状態から器用に跳ねて平地を滑るボーダーはいますね。。
658649:2006/03/18(土) 23:52:41
>>652 蹴る(伸び)によって重心とスキー板の距離が離れるだけで
加速には1)2)3)4)以外の外力が必要じゃないかな? 蹴りでしょ

>>653>荷重線は倒れこみをしていく間、スキー板垂直方向より後ろに傾いている
倒れ込む時だけじゃなくて伸びるときも同じに
スキー板垂直方向より後ろに傾いているじゃないかい

>>654 議論はぜんぜん先に進まないだけどね
>>655 >抗力が後ろ向きなのは・・・・
倒れ込んでる時の重心の遠心力方向を確認すると後傾だろ
>重力+抗力の方向は雪面に平行・・・・・?

>>656 伸びることでターン半径を小さくすれば加速って言う
角運動量保存則で考えるのには反対
659名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/19(日) 05:00:39
インラインはスキーの小回りっぽいターンで加速出来るよ
ターン前半にフォールラインの逆の方向に踏み込めば、
フォールラインの方向に加速するべぃ
でも、 ターン前半の加速<ターン後半の減速 だと思われ
660前スレ896:2006/03/20(月) 18:17:52
>>655
> 抗力が後ろ向きなのは摩擦等を考えた場合ですか?
荷重線の方向を考えると、荷重線は重力+慣性力+遠心力になるわけですが、
慣性力は摩擦等により重力の斜面水平方向成分より小さくなるから、荷重線が後ろに傾く結果になる訳です。
だから、抗力が荷重線に沿うと仮定するならば、抗力が後ろに傾くことになります。
しかし、抗力が荷重線に沿うという根拠がないんですが。

ただし、バランスを荷重線理論で考えるべきなのか、抗力は常に板に垂直に働くと考えるべきなのかによって、
バランスを取りうる姿勢が変わってしまうことになるから、どちらで考えるべきなのか、迷ってはいます。

> 倒れこむことで抗力の方向を雪面に平行な重心の移動方向成分が大きくなりませんかね?
この部分が、どういう風にベクトルを考えているのか良く解りません。もう一度説明して頂けたらと思います。

> 最終的に加速は無理という結論になる可能性はあると思って議論してますよ。
加速は可能かも知れないけれど、無理かも知れませんよね。その考え方は禿げしく同意。

>>658
> 蹴る(伸び)によって重心とスキー板の距離が離れるだけで
> 加速には1)2)3)4)以外の外力が必要じゃないかな? 蹴りでしょ
蹴るということは、抗力を増加させることに他ならないわけです。
だから、抗力を考える必要があるかと。

> 倒れ込む時だけじゃなくて伸びるときも同じに
> スキー板垂直方向より後ろに傾いているじゃないかい
だから、抗力を荷重線に沿うと考えるべきなのか、それとも違うのかが問題なんですけどね。

しかし、本来抗力は垂直にしか得られないものであって、雪面から最終的に得られる力が傾くのは、
摩擦力などの影響によるものだと思うのです。動摩擦力は抗力の増加によって増加しますが、
雪面ならば、その変化は小さいのではないかと。
だから、抗力が荷重線に沿うという考えについては、俺は否定的に考えてます。
661前スレ896:2006/03/20(月) 18:19:52
>>660三行目
> 荷重線が後ろに傾く結果になる訳です。
補足。荷重線の方向は、板に垂直の方向より後ろに傾く、という意味です。
662649:2006/03/20(月) 23:51:45
>>653 >抗力=(重力+慣性力+遠心力)の逆向きベクトルになる、が正解
>>660 >蹴るということは、抗力を増加させることに他ならない
ってことは重力+慣性力+遠心力のどれかを大きくする?ってことかい
蹴る”は重心を押し上げることで上向きに加速し
その反動で下向きにスキー板を押すってことだぞ

>抗力は常に板に垂直に働く
スキーはずいぶん簡単なスポーツになるな

>本来抗力は垂直にしか得られない
>抗力が荷重線に沿うという考えについては、俺は否定的に考えてます
向心力はスキー板に直角と考えてイイと思うけど
抗力は(重力+慣性力+遠心力)の逆向きベクトル・・・でいいだろ

どっちにしても伸びや蹴りは荷重線上の上下運動だからね
荷重線方向にしか力は働かないでしょ

663305:2006/03/22(水) 01:56:33
>>660
一定速度で内傾をするということは重力+遠心力と抗力とがつりあっている状態だと思います。
そのとき、重力+抗力は雪面に平行になると思うのですが。
その場合、上から見た図で考えれば板から重心が離れていくことになり、抗力の重心の進行方向成分は仕事をすることなると思います。

それから>>651によると重心の位置エネルギーは重心の移動に使われ逆向きなら減速になるということですが
その場合は運動エネルギーが減ってしまいおかしなことになってしまいます。
エネルギーの収支は絶対に合っていなければなりません。
摩擦等で失われるということでも別にかまわないですが
そうであるなら内傾による位置エネルギーは絶対に摩擦等のエネルギーで失われるという理由を示す必要があると思います。

>>657
スケボの場合止まった状態からジョギング程度の速度までなら加速できますからね。
ローラーブレードでもできるみたいですけど。

>>662
荷重線方向にしか力が働かないのは加速しないという理由にはならないですよ。
加速しないことを示すならブランコやスケート、スケボ等との違いを示しなぜ加速しないかを示す必要があると思います。
664名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/22(水) 12:12:36
>>662
> ってことは重力+慣性力+遠心力のどれかを大きくする?ってことかい
ちょっと説明がまずかったですね。

例えば、平地で立っている場合、抗力=重力の逆向きベクトルになるけれど、
足を曲げた状態から、足を伸ばせば、抗力>重力の逆向きベクトルになります。
この場合、抗力と重力の差分が重心を上に加速させる力として働くことになります。

そして、非慣性座標系では、加速の有無を考えることは出来ません。
加速の有無は慣性座標系で考えるべきで、
最終的な加速力は、抗力+重力+摩擦力+空気抵抗になるでしょう。

バランスについては、(空気抵抗を無視すれば)荷重線理論でも良いでしょう。
しかし、抗力が荷重線に沿うというのは、単なる仮定だと思います。

スキーヤーが板を雪面に押し付けて得られる反作用
(重力+遠心力+足を伸ばす力、の逆向きベクトル)こそが抗力です。
そして抗力の方向は、摩擦力を別途考慮する限りは、
スキー板長軸に常に垂直にしかなり得ません。
665前スレ896:2006/03/22(水) 12:42:49
>>662はHN入れ忘れです。

>>663
> その場合は運動エネルギーが減ってしまいおかしなことになってしまいます。
> エネルギーの収支は絶対に合っていなければなりません。
例えば、人が段差から飛び降りる時の事を考えて見ましょう。
落下中は、位置エネルギーが運動エネルギーに変換され、人は下に加速していきます。
しかし着地したら、運動エネルギーは人の脚力で吸収されることになるでしょう。
その結果、地面に留まることになるでしょう。
この場合、運動エネルギーは、人の脚力が逆向きに働いた結果、消費される訳です。

つまり運動系内部からの仕事がある場合は、
エネルギーの収支は合わないのではないかと思います。
666前スレ896:2006/03/22(水) 12:50:01
>>662
> (重力+遠心力+足を伸ばす力、の逆向きベクトル)こそが抗力です。
これでもまだ正しくないですね。
遠心力が抗力の方向に沿っていると言う保障はないですから。

抗力とは、スキーヤーが板を雪面に押し付けて得られる反作用であり、
この力によって、重力、遠心力を支え、重心を板に近づけたり、遠ざけたりしている。
そして、その力の向きは、スキー板長軸方向に常に垂直である。
と、定義し直します。
667前スレ896:2006/03/22(水) 13:00:10
>>665補足
例えば落下するものがリンゴであったとしても、
地面とリンゴの反発係数が極めて小さければ、地面に留まることでしょう。
この場合も、位置エネルギーと運動エネルギーはどちらも減少することになりますね。

滑走中は通常雪面と接しているわけで、抗力の向きにより、
減速が起こってもおかしくないと思うのです。
668前スレ896:2006/03/22(水) 13:47:27
抗力とバランスについての独り言。

1)抗力は、摩擦力を別途考えるならば、常にスキー板長軸方向に垂直に働く。
2)スキー板には長さがあり、滑走中はスキートップ側の抗力と、
 スキーテール側の抗力の大きさが違う場合がありうる。
3)抗力は最終的には、足裏からスキーヤーに伝達されるから、
 加速の有無を考える際には、抗力が足裏に働くものと見なしても構わないだろう。
4)ただし、バランスを考える際には、スキートップ側の抗力とスキーテール側の抗力に
 差が生じる可能性も、考慮する必要がある。
 スキートップ側とスキーテール側の抗力に差があれば、力の方向は、
 スキー板長軸に直角であっても、同時に重心(や足裏)に対しての回転モーメントを生じることになる。
 この回転モーメントにより、多少の前後バランスのズレは、吸収可能だと考える。

つまり、荷重線の上に足裏が位置しなくても、スキートップ側の抗力や
スキーテール側の抗力の大小により、バランスを取りうる可能性が考えられる。
669前スレ896:2006/03/22(水) 13:57:59
>>668
追加説明。

スキーはトップ側のほうがテール側より長い。
その結果、仮にスキー板単位面積あたりの抗力が一様であるとするならば、
抗力の総和は、スキートップ>スキーテールとなる。
スキー板をエッジングした状態で、この関係が生じるとき、
スキー板が回旋する原動力になると考える。

また、仮にスキートップ側の抗力の総和=スキーテール側の抗力の総和であったとしても、
テコの原理により、スキートップ側を内側に巻き込む方向の回転モーメントが生じるだろう。

そしてスキートップ側に荷重を加えた際には、カービング要素のターンが、
テール側に荷重を加えた際には、スキッディング要素のターンが起こるが、
これは、テール側が短いため、テール側に荷重を加えれば、
エッジングによる摩擦力を荷重が上回り、テール側がずれることになるからだと考える。
670前スレ896:2006/03/22(水) 14:24:19
長文かつ連投でスマンが、

要は、直滑降であれば、板が斜面にめり込んだりはしないから、
前後バランスは寧ろ、よりシビアになる。

ターン中の前後バランスは、板の回旋やズレにより、
アンバランスな状態になっていると考える。

スキートップ側がテール側より長いので、
トップ側のほうが、大きな荷重を掛けてもズレる可能性は少ない。
カービングターンを主体に考えるのであれば、スキートップがズレない範囲で、
比較的前寄りに乗り込む(必ずしも前傾と言う意味ではない)ことになるが、
これでもバランス上問題はないと考える。

後ろに乗り込む比重が高くなれば、ズレたターンになるだろうけれど。

前後の荷重のアンバランスが回旋運動を生み、
板のエッジングがズレない範囲で前に乗り込めば、
より小さな円弧でターンが行えるものと考える。
671前スレ896:2006/03/22(水) 14:33:39
>>665訂正
× >>662はHN入れ忘れです。
>>664はHN入れ忘れです。

>>649氏(=>>333氏?)スマソ
672名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/22(水) 17:02:11
>>670
よく考えると、不適切な面があるので訂正。

滑走中の姿勢、スキー板の抗力の前後バランスを考えると、
直滑降であれ、ターン中であれ、多少であれば前の荷重が多くなっても
バランスを取れる余地はあると考える。

後ろの荷重が多くなれば、前に荷重を掛けた場合に比べ、
バランスを取れる余地が少ないため、転倒の可能性が高くなるだろう。
673名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/23(木) 04:13:50
>>665
だから力の向きが重要だとずっと書いているのです。
力が運動の方向に成分を持てば仕事はプラスで運動エネルギーは増加し、逆ならば減少します。
内傾はプラスの仕事をしているのではないですか?ということです。
(摩擦等を考慮するなら減速を少なくするということになるかもしれませんが)

付け加えるなら内傾した時加速していないなら、その後元に戻すためのエネルギーはどこからもってくるのでしょう?
戻すためのエネルギーは運動エネルギーの一部を使わねばならず、内傾して元に戻ったら必ず減速していることになると思います。
これは896さんの主張の内容とは違うように感じるのですが?

>>667
それは力学的エネルギーが保存されない場合のことですね。
それについては>>663で書いたようにそれでもかまわないですが
内傾によって力学的エネルギーが保存されないことを示すことが必要とではないですか?
逆にそれができればターン中の理論的に回避できない減速要素を示せるので議論が大きく前進すると思います。
674前スレ896:2006/03/23(木) 11:35:19
>>673
> だから力の向きが重要だとずっと書いているのです。

俺の主張も、ここまでは全く同じなんですけれどね。
抗力の向きを考えないと、その力の変化が加速につながるのか、
減速につながるのかを論じることは出来ないでしょう。

> 力が運動の方向に成分を持てば仕事はプラスで運動エネルギーは増加し、逆ならば減少します。
> 内傾はプラスの仕事をしているのではないですか?ということです。

>>668に述べたように、俺は、抗力はスキー板長軸に垂直に働いていると考えています。
スキー板に働く抗力は足裏に直接働いているわけではありませんから、
回転モーメントを生じており、バランスを考える際には注意が必要ですが、
最終的には力は足裏からスキーヤーに伝達されるため、働く力の向きとしては、
足裏からスキー板長軸に垂直な方向であると考えて構わないでしょう。

>>652の後段で述べた、抗力が後ろに傾くという考え方は、荷重線理論との整合性を考える中で
出てきた理屈ですが、>>668の考え方であれば、抗力が後ろに傾かなくても、荷重線理論との整合性を
取ることは可能だと思われます。よって、後段は無視して、前段が俺の考え方だと思ってください。

要するに俺の現時点での結論は、「摩擦力を別途に考えれば、抗力はスキー板長軸に垂直に働く」、
そして、「バランスの観点では、荷重線理論に則った姿勢になる」ということです。

>>652前段で述べたように、重力や遠心力などを単に抗力で支えるだけの状態で内倒していく、
という状況では、重心とスキー板の距離は3次元的に考えれば変わらないと思われるわけです。

つまり、スキー板と重心は互いにねじれの軌道を通る関係となり、
この場合、抗力は重心の軌道接線に対しても直角に働くことになるのではないでしょうか?

だから、「単なる内倒」では、重心の進行方向に対しての力は働かず、
結果、加速も減速も起こらないのではないかと、考えています。
起こるのは軌道直角方向の重心の移動だけでなないでしょうか?
675前スレ896:2006/03/23(木) 11:40:26
>>674若干訂正。
×そして、「バランスの観点では、荷重線理論に則った姿勢になる」
○そして、「バランスの観点では、荷重線理論に則った姿勢が望ましいが、多少のズレは許容される」
676前スレ896:2006/03/23(木) 11:51:31
>>673
> 内傾によって力学的エネルギーが保存されないことを示す
正直難しいですねw

ですが、平地で立っている人が足を曲げ伸ばしして、重心を上下に動かしている
状況を考えれば、重心が下に移動したからといって、重心の位置エネルギーの減少が、
そのまま、重心の運動エネルギーになって、重心が加速したりはしない訳です。

スキーの滑走中は、上記の平地の人が足の曲げ伸ばしで支えるところが、
遠心力や抗力の増減によるバランスに変化しただけだと考えれば、
結局、加速にはつながらないのではないかと思います。

前にも出てきましたが、要するに自転車を内倒させていくと、加速につながるのか、
と言われれば、それは無いわけで、スキーのターン中も同様ではないかと。
677前スレ896:2006/03/23(木) 12:21:14
別の思考実験をして見ましょう。

同じように平地で立っている人を考えましょう。足の曲げ伸ばしはしていません。
重心の地面からの高さがh、質量がmであれば、この重心の位置エネルギーはE=mgh。
同じ姿勢で、突然重力が2倍になったとしましょう。抗力が増えますが、
姿勢は変わらなかったとすると、位置エネルギーはE=2mghになります。
しかし、重心は移動しておらず、運動エネルギーは生じていません。

ターン中の遠心力や抗力の変化は、こういった重力の変化する場で、
重心の高さを保っている状況と同様なのではないかと思うのです。
678前スレ896:2006/03/23(木) 12:23:38
>>667度々の訂正スマソ

×ターン中の遠心力や抗力の変化は、こういった重力の変化する場で、
 重心の高さを保っている状況と同様なのではないかと思うのです。

○ターン中に遠心力や抗力が変化しても、スキー板と重心の距離が変わらないという状況は、
 こういった重力の変化する場で、重心の高さを保っている状況と同様なのではないかと思うのです。
679名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/23(木) 18:52:19
>>676
水平でなめらかなところをインラインで滑ってます。摩擦抵抗や空気抵抗はゼロとします。
傾けてターンして重心の位置は下がりました。
傾けると足元は外側へ押す力がかかります。
さてこの外側へ押した力や、重心の位置エネルギーはどこいっちゃったのって673は言ってると思うよ。
680前スレ896:2006/03/23(木) 19:41:50
>>679
外側へ押しやった力は抗力の増大として働くことになります。

抗力の方向が板の長軸直角方向であり、かつ、重心と板の三次元的な距離が
変わらない状況であれば、抗力の増大は、向心力の増大となると考えています。

つまり、この場合はターン半径の変化として働くのではないかと。
そして、重心の進行方向への力が作用していないので、加速は起こらないのではないでしょうか。

重心の進行方向へ力が作用するためには、重心と、スキー板の三次元的な距離が、
遠ざかる必要があると思うのです。
681前スレ896:2006/03/23(木) 19:50:08
>>680追加説明。
> 抗力の方向が板の長軸直角方向であり、かつ、重心と板の三次元的な距離が
> 変わらない状況であれば、抗力の増大は、向心力の増大となると考えています。

重心の鉛直方向に掛かる力は重力のみで変化はありません。
倒れこむことにより、向心力が増大することになります。
抗力の鉛直方向成分が重力を支え、それに直交する成分が向心力の増大として働くと思うのです。

足を曲げ伸ばしすれば、重心とスキー板(足裏)との距離が変化し、
重心の軌道も変化する結果、抗力は、重心の進行方向に対する成分を持つことになり、
この力により、加速するのではないかと考えています。
682前スレ896:2006/03/23(木) 19:54:09
>>681最終行訂正。
×この力により、加速するのではないかと考えています。
○この力により、加減速するのではないかと考えています。
683649:2006/03/23(木) 21:43:59
>>663
>荷重線方向にしか力が働かないのは加速しないという理由にはならない
加速しない理由を語ったワケじゃないがなぁ
896タンが抗力と荷重線は一致しないって語ってるが
伸びなどで得られる力は荷重線に沿ってるから荷重線も抗力も同じだろ!って言ってるだけ
>>664
抗力って運動座標で重力+慣性力+遠心力を受け止める力のことじゃね?
重心が上向きに加速しその反動で下向きにスキー板を押す力が生まれる
コレを抗力と呼ぶのはどうか?と思うがな!強いて言えば加重じゃないか?
>抗力の方向は、摩擦力を・・・スキー板長軸に常に垂直にしかなり得ません
重力+慣性力+遠心力を受け止める力だからスキー垂直とは限らんよ


684305:2006/03/24(金) 02:32:01
>>676
それは筋肉がマイナスの仕事をしているからです。
位置エネルギーが熱に変わっているわけです。
当然もう一度プラスの仕事をしなければ力学的エネルギーは減少したままです。

>>677
いくらなんでもその仮定は無茶です。
通常重力が倍になるには相手側の質量が倍にならなければいけないわけで
その質量をその場所までもってくる仕事分だけ逆にその物質との間の位置エネルギーが減っているはずです。

>>679
ありがとう

>>680
まずわからないのが板と重心の三次元的な距離が変わらないといけないのか?ということです。

>>674>>681
それは抗力だけで考えていませんか?
重力も考えないと。
とりあえず、わかりやすいように力のバランスがわかりやすいようにまず力がつりあっている一定速度で内傾する場合で考えて見てください。
(別に位置エネルギーと運動エネルギーだけ考えるならこの仮定はいらないのですが。)
抗力と重力の力の合計は雪面に平行な方向です。
摩擦力を考えないで板に垂直な方向に力が掛かっているなら内傾の時重心の進行方向の成分を持ちますよね?

685前スレ896:2006/03/24(金) 12:09:29
>>683
> 抗力って運動座標で重力+慣性力+遠心力を受け止める力のことじゃね?
抗力は確かに重力+慣性力+遠心力(+足を伸ばす力)を受け止める力ですけれど、
そもそも、抗力は、スキー板を雪面に押しつけることに対する反作用として得られるわけです。

例えば、平らな床の上に置かれた質量mの箱を考えて見ましょう。
箱に外力を加えていなければ、箱は重力によって下向きにmgの力を受けており、
抗力は鉛直上向きで、その大きさはmgです。
この箱を真上からFの力で押さえつければ、抗力は鉛直上向きにF+mgの大きさとなるでしょう。

では、F=鉛直方向Fv+水平方向Fhの力で斜めにこの箱を押さえつけた場合はどうでしょうか?

もしも、床と箱の間に摩擦力が無ければ、抗力はFv+mgになり、方向はやはり鉛直上向きです。
押さえつけた力の水平方向成分Fhは、箱の加速に使われることになります。

床と箱に摩擦力がある場合、箱が静止した状態であれば、
Fh<静止摩擦力、である限りは、箱を押さえつけたことにより箱が床から受ける力は、
Fv+mgの大きさをもつ鉛直上向きの力(=抗力)と、Fhの逆向きベクトルの和になるでしょう。

箱が動いている場合はどうなるでしょう。
この場合、箱と床の間には動摩擦力が、進行方向逆向きに働いています。
動摩擦力は垂直抗力と摩擦係数μに比例し、速度とは無関係です。
よって、F=鉛直方向Fv+水平方向Fhの力で、
斜めにこの箱を押さえつけた場合に箱が床から受ける力は、
Fv+mgの大きさをもつ鉛直上向きの力(=抗力)と、
μ(Fv+mg)の大きさを持つ進行方向逆向きの力(=動摩擦力)
になるわけです。

従って、摩擦力を別途に考慮すれば、抗力は常にスキー板長軸に垂直な方向となるわけです。
686前スレ896:2006/03/24(金) 12:10:33
>>684
> いくらなんでもその仮定は無茶です。
> 通常重力が倍になるには相手側の質量が倍にならなければいけないわけで
> その質量をその場所までもってくる仕事分だけ逆にその物質との間の位置エネルギーが減っているはずです。

観測系が、エレベーターや、ロケットの中だったらどうでしょうか?
内部の観測系で考えるならば、見かけ上、重力が増えることになります。
外部の観測系で考えたとしても、位置エネルギー+運動エネルギー≠一定です。
エレベーターやロケットの動力が消費するエネルギーを考慮すれば、
位置エネルギー+運動エネルギーー動力が消費したエネルギー=一定でしょうけれど。
そもそも、スキー滑走中は、スキーヤーの筋力による仕事も加わるのだから、
位置エネルギー+運動エネルギー=一定という法則は成り立たないと思うのです。

> それは抗力だけで考えていませんか? 重力も考えないと。

重力を考えれば、斜面を滑っているのだから、重力の斜面平行成分によって、当然加速するでしょう。
しかし、このスレで考えているターン中の加速とは、通常のターンと比べて、より加速する方法のはずです。

> 抗力と重力の力の合計は雪面に平行な方向です。

この際の雪面に平行で重心の進行方法に働く力は、重力の斜面平行成分となり、
通常のターン中の斜面を滑っている事による加速、であって、
より加速したとは言えないと思うのです。
687名無しさん@ゲレンデいっぱい。:2006/03/24(金) 12:49:02
>>686
あの、大丈夫ですか?
679の条件の中には、他の運動エネルギーが加わったり減ったりする条件入ってないですよ。
だからどこいっちゃうの?という話をしてるんでは。
688前スレ896:2006/03/24(金) 14:49:09
>>687
他の運動エネルギーは確かに入っていませんでしたね。スマソ。
しかし、進行方向に力が加わらない限り、加速や減速には働かないでしょう。

進行方向に対し、直角に力が加わるということは、即ち円運動につながるわけで、
>>680で述べたように、結局位置エネルギーはターン弧の変化に使われているのではないでしょうか?
689前スレ896
抗力と摩擦力について、もう少し考察を進めてみます。

スキー板を真横から見た状態で考えるならば、
滑走中は、スキーテール側に向いた動摩擦力が働いており、
抗力は、スキー板長軸方向垂直に働くことになります。
上から押さえつける力がある場合、その力が板長軸に垂直でも、斜めでも、
垂直抗力の増大と、動摩擦力の若干の増大が、雪面から板に対して作用することになります。

スキー板を真後ろから見た状態で考えると、ターン中であればエッジングされています。
実際のターンでは例えカービングターンでもズレが生じていますが、
あくまで理想的にエッジがズレていない状態であったとすると、
抗力は上から押さえる力に対する反作用だけではなく、
横方向に押さえる力に対する反作用の成分も持つことになるでしょう。
つまり、エッジがズレない範囲であれば、重力+遠心力+慣性力+足を伸ばす力の
反作用は、(二次元で考えれば)丁度その逆向きベクトルになるでしょう。

だから、抗力を中心にバランスの問題を考えた場合は、
前後方向の荷重よりも、左右方向の荷重に対してのほうが、より寛容であると思われます。

ちなみにズレの多いスキッドターンでは、エッジングの角度や抗力の微妙な変化により、
動摩擦力を変化させて、ターンをコントロールしていると考えられます。