連投すいません。
・ヒント
貴方の前提は「静止状態ではここまで食い込む。その時の反力はこうなる」
というだけです。実際のずれ及びずれ始める要件を考えるには図を下の様に
変えないとダメです。
v←↓g
────\___ t
B
この時の除雪抵抗は、
F≒(厚さt食い込んだエッジのv方向の前面投影面積)×v2乗×C + μd・mg
C:雪質による抵抗係数 μd:B雪面とエッジとの動摩擦係数
ですから、初期設定よりtが鉛直方向の力の大きさに正比例すると仮定すれば、
後は除雪抵抗とエッジング角による浮力を考慮すれば、ある速度でずれている時の
状態を力の釣り合いで表す事が出来ます。
ずれ始める為の要件としては、
mg・(tanθ−μs) / エッジの前面投影面積(μs:B雪面とエッジの最大摩擦係数)
が雪結晶の崩壊応力より大きい事が条件となりますので、にしだ氏の言う通り
仮定無しでは語れないトライポロジーの世界になってしまいます。
この段階でも既にtがmgの大きさに比例という仮定を使っているので、シンプルに
考えるにはマクロ的に除雪抵抗=○○と定義した方が無難でしょう。
その辺り、にしだ氏の賢いところは他人から除雪抵抗と荷重との関係を指摘されぬ様
斜面を傾けた時にスキーヤーの体重を増やしてスキー雪面に掛かる力をイコールに
しています。(実は良く読むとにしだ氏も間違いを2つしておりますが、上記ターンの
メカニズムを理解出来る頃には自ずと判って来るでしょう。)
では、ここにももう来ませんが、ターンに対する理解が深まる事を
お祈りしております。