1よ。ここでひとつお前にいい話を聞かせてやろう。
昔々、ある2ちゃんに
>>1さんという人がおったそうな。
>>1さんは、来る日も来る日もクソスレを立て続けたそうな。
ホスト規制にはじかれてもはじかれても、家のPC、友達のPC、
大学のPC、バイト先のPCを最大限に駆使してスレ立てと(・∀・)ジサクジエンを繰り返していたのだ。
「2ゲット」
「クソスレ立てんなヴォケ!」
「
>>1さんを迎えに来ました」
「1000鳥合戦!」
こんな書き込みを見るのがたまらなく大好きで、その喜びを得るために
生きているといっても過言じゃないほどじゃった。
そんなある日、思いがけない書き込みがあっのじゃ。
「
>>1さん、どうしたんですか?悩みごとがあるなら聞きますよ?(♀)」
>>1さんは、この書き込みに、懐疑・不思議・いらだち・不安・焦燥と、ほんの少しの暖かい何かを感じたのじゃ。
人からなじられることに喜びを感じ、人をなじり返すことにアイデンティティを感じていた
>>1さんは、
その不思議な感情を把握できずに、とても不安な気持ちになったのじゃ。
今までとは違う感覚・・・しかし、そこには何か、心にやすらぎを与えてくれる・・・何かが。
しかし、あまりにもいままでとの感覚の違いに、この不思議な感覚を受け入れることは即ち、
今までの自分を否定してしまうのではないか?今までの自分はなんだったのだ?という疑問も
同時に生じたのじゃ。それは人間としてごく普通のこと・・・。そう、そのとき
>>1さんは、自分が
普通の人間の一人であるということを認識したのじゃった。
それ以来
>>1さんは、クソスレの乱立をやめ、(・∀・)ジサクジエンすることもなく、ただ冬にのみ、スス板に
来ては、ささやかに、クソスレのメール欄に「sage」という書き込みだけをするようになたという話だ・・・。