で、まずは天元台
http://smallbiz.nikkeibp.co.jp/free/RASHINBAN/20021115/102271/ ●(株)天元台 スキーリフト運営 [山形]
(株)天元台(米沢市李山字大笠12118−6、設立昭和38年7月、資本金3億
1300万円、菅原章社長、従業員25名)は11月7日、山形地裁米沢支部に特別
清算手続開始を申し立てた。代表清算人は坂口昇弁護士(中央区京橋3−3−8
電話03−3281−0561)。負債は約10億950万円。
同社は昭和38年7月に(株)JTBと(株)ヤマコーが主力株主(各々出資比率
47.9%)となり、山形県と米沢市が出資(各々出資比率1.9%)して第三セクター
方式で設立されたスキーリフト運営会社。「天元台高原スキー場」にロープウェイ1基、
リフト5基による索道事業とロッジ「アルプ天元台」による旅館、食堂、売店を経営、
スキーブームの平成4年4月期の売上は10億円強をあげていた。
だが、景気後退やスキーブームの沈静によるスキー人口の減少で年々売上は低下。
平成13年4月期の売上は3億1000万円まで落込み連続赤字を計上、債務超過
額は3億2900万円に達していた。この間、ヤマコー、JTBの支援下で運営してきたが、
両社は13年11月事業撤退を表明。借入金他の債務処理は株主のヤマコーとJTBの
2社が進めることで決着、特別清算の申立となった。
地元関係者からスキー場存続の要望が強く、米沢市が天元台より土地資産及び
施設の無償譲渡を受けて、受け皿企業として地元第三セクターに運営を打診してきた。
しかしまとまらず、新たに第三セクターとして10月21日に(株)西吾妻ロープウェー
(米沢市李山12118−6、資本金4200万円)を設立、11月1日より事業を開始している。