僕がプライベートで女の子のお尻を責めるときは、必ずお尻を責めるのと反対側の手で
女の子の手を握る。そして女の子には、お尻が気持ちよい時は手を強く握り返し、
痛い時は拒絶の意を込めて手を大きく左右に振るよう伝える。
プレイを開始したらまず指先でお尻の穴の縁に沿って穴の周りをゆっくりなぞる。
お尻の穴を5秒かけて一周する、本当にゆっくりしたペースだ。女の子は必ず、
連続して押し寄せる快感に抗うため、こちらの指の動きを先読みして心の準備を
することで、少しでも刺激を抑えようと
はかない抵抗を始める。
そこで、女の子が快感に耐える方法を見つけて気を緩めた直後、不意打ちのように穴の
中心をツンツンと優しくノックしてやる。どんなに清楚で慎ましい女の子も、この段階で
動物のような声をあげ、反射的に手を強く握ってくる。
それでも許さずに同じことを続けていると、やがて女の子の手の表情が劇的に変化する。
五本の指先を触手のようになまめかしく動かして、つないでいる僕の手に絡みつき
次の段階の責めをせがんでくる子もいれば、さざ波のように押し寄せるじれったい快感に
必死に耐えるさまを手をビクビクさせて伝えてくる子もいる。そんな健気な女の子も、
お尻の穴はヒクヒクとイヤらしい生き物のようにうごめいて、指を早く飲み込みたいという
欲望を隠さない。
そこに至って初めて、ゆっくりと穴に指を沈めていく。10秒かけて1センチ沈めては、
5秒かけて5ミリ引き抜く。ゆっくりと少しずつ、握りしめた相手の手の表情を感じながら
沈めていく。穴に沈めた指の動きが引き抜く方向に転じるたび、女の子の手にビクンと
強い力が入る。
どんなにスムーズな場合であっても、最初は指を奥まで挿入しない。3センチほど沈めたら
一旦抜く。抜いた指にローションをたっぷり絡ませて再び穴に沈める。こうすることで、
穴の奥まで潤沢なローションで満たされる。最初の挿入で抵抗する意志を失った穴は、
二度目の侵入者を無抵抗で受け入れる。
これまで多くの女の子をほじくったが、手を大きく振って中止を求めた子は1人だけ
だった。プレイの前日に未熟なオナニーでお尻の内側を傷めていたのが原因だった。
拒絶の合図と同時に指の動きを止め、苦痛を与えないよう慎重に指を抜いた。
一ヶ月後にその女の子が連絡してきた。モジモジしながら高校生特有の不器用な婉曲表現で
私に向かって遠まわしに「もう一度お尻の穴をほじくってほしい」という意味のことを
言った。
お尻に限らないが、SMの中心にあるのは、相手を信頼してすべてを委ねる側と、その
信頼をに応えてすべてを引き受け相手を正しく完全に支配する側との、心と心の相互作用
だと思う。
二つの心が絶対的な上下関係を維持しながら少しずつ近づいていき、最後に触れあったときに
全身に満ちていく、とろけるような愛しさ、焼けるようなせつなさ、身震いするような快感。
これがSMの本質ではないかと思う。
女の子のお尻を責めるときも、常にこのことを忘れないようにしたいと思っている。