【変態婆の王子】羽生結弦アンチスレ14【腹黒カッパ】
+++ 全日本選手権 羽生結弦選手 FS後/一夜明け(Sun) インタビュー +++
::: FS後 :::
-「優勝の喜びの声」を!というフリに
そうです…ね、まぁでも、フリーが2位だったのがちょっと悔しいっていうのはあるんですけれども。(苦笑)
まぁでも初めて、1位の台に乗れたんで、ちょっと興奮してジャンプして(表彰台に)上がりましたけれども。
でもやっと、全日本という舞台でも、上に立てるようになってきたので、
もっともっとこれから力つけて行って、両方(SP/FS)ともちゃんといい演技が出来るようにして行きたいと思ってます。
(全日本金メダルを手にして)うーん… ちっちゃい頃… 自分がまず全日本の選手権を見てる時、まだノービスで出場してた頃、本当に僕自身、
シニアの試合で1位になりたいな、という風に思ってましたし、「日本のチャンピオン」っていう意味で、やっぱりすごく価値が重いな、って思ってますし、
やはり… 今までずっと先輩の背中を追いかけて昨年は銅というメダルを取れて、それだけでもすごくうれしかったんですけれども、今回先輩を少しでも抜けて、
ショートプログラムではしっかり抜いてこのメダルをかけることが出来ているので、「先輩にすこしでも追いついたなぁ」っていうような意味で、
すごく重たいメダルかな、という風に思います。
(優勝の要因は)んー、やはりショートプログラムでいい演技をしたのはすごく大きかったと思います。今シーズン、ショートでいい得点を頂いていて、
今回は高橋選手のミスもあってこの位の点数差になったんですけれども、
まだまだこれが… なんだろう、「僕自身の実力」でちゃんと高橋選手を抜いたな、
という実感はないですし、もちろん他の先輩方を抜いたという実感もまだまだないので、しっかりと自分自身日々努力しながら、
もっともっと身につけなきゃいけないことはほんとにたくさんあるんで、カナダに帰ってしっかりやりたいと思います。
- 今日の演技について
今日のプログラム自体50%位かな、という風に思ってます。
まぁ、今までフリーでまだ100%、または80%90%、その位の評価を出せたことはないんですけれども、
でもそれでも大分そこらへんまで近付いて来たかなぁ、という手応えはありました。
結果的に(フリー2位で)負けてしまいましたが、やはり四回転を2つとも締めて(回り切って)、
しっかりと最後までやり切った、それはすごくおっきかったなぁ、という風に思いますし、まぁちょっとステップ…抜いてしまいましたけれども、
そこはやっぱり、練習して行けばだんだんついて来るところなので、時間をかけながら。
ブライアン自身、「世界選手権で最高のものを」って言われてるので、
全日本選手権もすごく大事な大会でしたけれども、やっぱり世界選手権でしっかりとやること、それが今一番の目標ですね。
(高橋選手の高得点については)全然知らなかったですね。
僕自身、(6分間練習が終わって)イヤホンを付けないで最初は靴脱いでたんですけど、ブライアンが「イヤホン付けてやれ!」って言われて、
付けてやってました。(笑) 自分がやることをがんばってやろう、という風に思ってましたし、今回サルコウ(4S)は絶対回りたいなと思ってたので、
その目標はまず達成出来たかな、っていう風に思ってます。
とにかくサルコウをパンクしたのが、すごく前回の大会(GPF)で悔やまれたので、
その課題はしっかり克服してこの試合に臨めたのかな、っていう風には思ってます。
(体力面では)うーん… ま、足んないな、というような感覚はありました。
いつもだったら多分膝に手をついて、すごく息を切らしてる印象を持たれると思うんですけれども、
今回は持久力という点ではよかったかな、という風に思ってる、と同時に、
やはり最初の四回転2発がすごくバランスを崩してしまって力を使ってしまったがゆえに、後半のジャンプがすこし斜めになっていたりまたはグラついたりっていうものがちょっと目立ってたので、
そこはしっかり集中して修正して行きたいなぁ、という風に思いますし、またカナダに戻るので、しっかりとそこはブライアンと話しながら練習詰めていきたいと思います。
(6分間練習では不調のようでしたが。:)
あー、でも、ブライアン自身もすごく「いつもの6分練習よりはいいんじゃない?」って言われてたんで(笑)、そんなに心配もしてなかったですし、
昨日のショート前よりも結構リラックスして、(滑走まで)時間が長かったですけど、リラックスしながら待てたかなぁ、という風に思います。
(演技が終わった後「ありがとうございました」と声を出されてたと思いますが。:)
やはり「僕自身の力じゃないなぁ」という風にすごく思ってたので、
なんだかんだ言って 最終滑走ってすごく緊張してましたし、プレッシャーっていうのもあったかと思うんですけれども、
その中で最初の2つ失敗して(4T、4S と降りるが加点のないジャンプ)、ちょっと気持ちが落ちそうになってた時に声援を頂いて、
ほんとに最後までやり切ることが出来たと思ってたので、しっかりと、…やはり「日本」なので「ありがとうございました」という言葉で御礼をしたいな、という風に思っていました。
(全日本優勝へのフリーに臨んだ心境:)
多分皆さん「1位へのこだわり」だとか「全日本選手権での独特の緊張感がある」と思われているかもしれませんけれども、
僕自身全然なかったです。「1位になれるかもしれない」とか「全日本だからこそ」という緊張感は全然なかったです。だからこそ、
今回このように最後まで集中を切らさずにやれた、っていう思いもありました。
ほんとに「日本だからこそ」最後まで応援して頂いて、最後ちょっと疲れてましたけども(笑)、
その中でもしっかり背中を押して頂いたな、という印象だったので、
それはやはり「全日本」の、滑っていてすごく楽しいところだな、という風に思いました。
- ソチオリンピックに向けての意識は?という質問に
とりあえず、今シーズンは(オリンピックは)関係ないなぁ、
という風に今は思ってます。やはり、今シーズンは自分のプログラムを作り上げることがまず第一で、
あまりオリンピックについて、試合の結果どうのこうので決まるところではないなぁ、
という風に思っているので、
とにかく「しっかりと自分を作り上げる」、そういうシーズンにして行きたいです。
- 今後の予定
アイスショーがあって、カナダに帰って。ブライアンに十分練習を見てもらっていなくて、彼もすごく見たいと思うので、しっかり練習を見てもらって、
いろいろ話し合って反省会をして、あと、来年また違った「羽生結弦」を見せられるようにしたいと思います。
(演技後の「囲み取材」は、テレビ各局の皆さんの「代表質問」の後→紙媒体の「記者質問」の流れになります。
テレビの方と記者の方から同じような質問が出ますので、選手の皆さんは大変苦労されていると思います。
でも、いつも、羽生選手は同じ質問にも別の切り口から答えられていたり、
語彙・勢いのあるおしゃべりをずっと保たれているのですが、このフリー後の記者質問の終わりの頃には、「…はぁ、」と小さく息つぎをしたり、
語気にもいつものような覇気がないように聴き取れました。島津)
::: 一夜明け(Sun) :::
-「チャンピオンの実感」は?というフリに
ないです。(笑) とりあえず、自分の中でちょっと… まだ、自分の中で消化し切れていない部分がたくさんあって、
「全日本チャンピオン」という気持ちはないですけれども、しっかりとこの試合はやるべきことをやろうと思ってやって来たので、全日本云々結果云々よりも、
しっかりと自分のやりたいことをやれたかな、という風に今は思ってます。
- フリーの後 体調不良になった、という話も関係者から出ていました。
ソチの時(GPFのエキシビション出演を辞退)ほどではないですし、…うーん。
なんかよく分かんないです。自分自身そんなに悪くないなぁ、と思っていても、
家族や周りの方々には顔色悪かったとか力がなかったとかそういう印象になるかもしれませんし。
(フリーの演技中は)トゥループ・サルコウ共に失敗して(※加点はないが降りることは降りる。)、
姿勢も若干悪かったなぁ、という感じも、
自分が見た感じではあったので、それは… この2年間、走り続けてたので すこし休みたいなぁ、という風に思います。
(今後の予定は)1月に入ったらカナダに帰る形で。もうちょっと、仙台のほうで休んでたいと思います。
- 2012年を振り返って
やはり、世界選手権でメダルを取った時はほんとに、表彰台に爪がかかる程度だったと思うんですけれども、
でもそれでもそこから環境が変わったり、またはいろいろな思いが巡って…
いろんなことがありましたけれども、こうやって、最後には一番上に立てて、成長したところを見せられたんだなぁ、と思ってすごく感慨深いところがあります。
また、そうですね、さっき言ったように、この2年間ずっと走り続けてた部分がたくさんあると思うので、…
うーん、やっぱり周りの方も心配させてしまったり、または「感謝し切れない部分」があったと思うので、しっかりと、
自分の中で休みを取りながら、心を入れ替えて来年に向けてやりたいと思います。
- 早稲田大学入学について
早稲田の人間情報科学科(推薦入学・特待生としてではなく一般入試)に入りました。僕自身カナダにいるので、通学とスケートを両立するのが難しいということでe-スクールの通信教育課程のほうを選ばせて頂きました。
僕たちの競技では「音」とか「視覚」からの情報、そういうものによって大分変わってきてしまうと思います。今回、僕自身も感じましたけれども、
「全日本」という独特な舞台で、観客の方々からの声援、または横断幕、そういうもので心が大分動かされたと思います。
そういう中で、体の動きだとかをいかにコントロールするか、そういうところにちょっと重点を置きながら、自分の経験と噛み合わせながら考察して、
今後のスケート発展のために尽力して行きたいと思います。
- 来年までの過ごし方
今、すごいスケートを離れたい気分があります。やっぱり、確かにここで勝てたというのはすっごくおっきなものだったと思うんですけれども、
自分の中でやっぱり「チャンピオン」っていうものをよく消化し切れてないので、あの… なんか分かんないですけど(苦笑)、うーん、素直によろこべてない状況なんで、今は。
だからもうちょっとしっかり心を整えながら、来年に向けてしっかりやりたいと思います。
「チャンピオン」という実感もないですし、それは(「チャンピオン」になれたのは)僕の力だけじゃないと分かっているんですけれども、
まだまだ「感謝すべきところにしっかり感謝し切れてないな」という風に思っているので、もうちょっとしっかりと周りに目を向けながら、自分の心を見直したいなぁ、と思います。