総務省が26日発表した昨年10月実施の平成22年国勢調査の確定値によると、
日本人の人口は1億2535万8854人と前回調査(17年)に比べ37万1千人減少、
外国人と分けて集計を始めた昭和45年以来初のマイナスに転じた。
一方、外国人人口は164万8千人で、前回から5・9%増と過去最高を記録。
国籍別では「中国」が初めて「韓国、朝鮮」を上回った。
日本の総人口は1億2805万7352人(男性6232万7737、女性6572万9615人)で、
前回調査から0・2%増と大正9年の調査開始以来最低の伸び率となった。
国連推計で各国の総人口を比較すると、日本は前回と同じ10位。
世界人口に占める割合は1・9%となる。
外国人人口を国籍別に見ると、46万人の「中国」(27・9%)がトップで、
42万3千人の「韓国・朝鮮」(25・7%)、15万3千人「ブラジル」(9・3%)と続く。
今回の調査では、調査票に国籍が記入されていないなど国籍不詳の人が
前回の倍を超える105万人おり、この中には日本人も含まれるとみられる。
このため同省では「日本人が減ったとはすぐに断定できない」とも説明している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111026/elc11102620280000-n1.htm