韓流ファンの間に新たな楽しみ方が広がっている。韓国の無名の若者が出演するライブを目当てに客が集まる劇場や飲食店が
東京都内に続々と誕生。これまでのように韓国発のスターや作品を“輸入”するのではなく、自分たちの身近なところで真っさらな
韓流アイドルを育てようという動きが盛んになっている。
東京随一のコリアタウン、新大久保(新宿区)に4月、ライブスポット「Seichi(セイチ)」がオープンした。普段はK−POP(韓国
ポップ音楽)の映像を流してレストランとして営業。毎日数時間、韓国に関連するイベントやライブの会場に様変わりする。
出演者の中で人気を集めるのが、都内の音楽専門学校の韓国人留学生ら男性のバンド「ROTI(ロッティ)」。3月の同店
オープンに合わせて出演予定だった韓国のタレントが、東日本大震災の影響で、来日を中止。店側は急きょメンバーをオーディション
で選び、1カ月遅れで開業させることができた。
即席のグループだったが、3カ月後には公演のたびに100人程度のファンが来場するまでに成長。経営会社パイネックの
千葉奈加子課長は「近い距離で自分が育てている気分を味わえるのが魅力なのでしょう」と、予期せぬ反響に驚く。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20111022/enn1110221429005-n1.htm