フィギュアスケート☆浅田真央 Part711 本スレ
「直子本」読んで思うこと。
何故オリンピックシーズンに「鐘」なのか? もっと真央らしいプロの方が相応しかったのでは?
という、このスレでもさんざん語られてきたテーマを「鐘」に対して少しネガティブに取り上げていた。
その上で、曲決定の経緯が「高み本」と「直子本」では何故か決定的に違う。
「直子本」では、タチアナがロシアンナショナリズムをごり押ししたかの様な作者の主張も感じられる。
「高み本」では、あくまでも真央がこだわって何度も聴いて、芸術表現者としての感性と
オリンピックの場に挑むアスリートとしての皮膚感覚の両面から選び出したと描かれている。
この本で出色なのは、稀代の才能(早熟の天才でありながら未だに原石)が吐いた
「運命って大体決まっていると思う」という、諦念さえも通り越したもの凄いセリフ。
努力し尽くし、闘って来たからこそ、十代でこんな凄いセリフが吐けるんだと思う。
真央のこの名言が深いのは、暗い政治力含め「大体決まっている運命」の「大体ではない領域」を信じ
3発のトリプルアクセルという人間力で、果敢に斬り込んで行った、凜として美しい経緯があるからこそ。
そして「鐘」は全てが洗練の極み。