村上佳菜子だけじゃない「浅田真央」を脅かす「有望株」
フィギュアのGPシリーズ上位6人によるGPファイナルが北京で開催された。
“世界女王”の浅田真央(20)は、今季の課題であるジャンプの修正にもたつき、
ファイナル進出に失敗。日本勢は、安藤美姫(22)、鈴木明子(25)に加え、
今年の世界ジュニアを制し今季からシニアの舞台で戦う村上佳菜子(16)の
3名がエントリー。“真央抜き”での表彰台独占も期待されたが、結局、村上だけが銅メダルを獲得した。
「村上を売り出したいという連盟やマスコミの期待もジャッジに影響しているようです。
“ロビー活動”の成果か、ジャッジミーティングで表現力の好例として村上の演技ビデオが使われた。
今の彼女に安定感と勢いがあるのは確かですが、実際の演技を純粋に評価すると、
優勝したGPアメリカ戦は2位の選手が上、ファイナルは4位の鈴木の方が上だったという声も多い」
と担当記者が明かす。
「それより、今大会のジュニアのレベルの高さに驚きました。彼女たちが3年後のソチ五輪での
有力なメダル候補になっていく可能性が高い。優勝したソトニコワ(ロシア)は総合力があり、
今のところ図抜けています。真央を尊敬しているという彼女の振り付けは、真央のコーチだった
タラソワが担当し、コーチもタラソワチームの人。ソチでは、真央にとって最大のライバルになりそうです」
2位のタクタミシェワ(同)も、まだ試合で披露していないものの、トリプルアクセルを跳ぶことができ、
怖い存在になりそうだ。
「3位と同点の4位になった庄司理紗(14)にも注目です。ジャンプ技術が高く、雰囲気があり、
スケーティング、表現力すべてのバランスがとれた選手。なんといってもすごく美少女!」
“真央抜き”化が進行中。