フィギュアスケート☆浅田真央 Part685 本スレ
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氷上の名無しさん@実況厳禁:
一ヶ月位前の西日本新聞の夕刊に高橋秀実さんというノンフィクション作家が書いていらっしゃいました。
長いけど、嬉しかったので浅田選手のファンにどうしても読んでいただきたいです。
「真央さんと呼ぼう」
フィギュアスケート好きの妻に付き合わされて、テレビでグランプリシリーズなどを見る事がある。
そんな私からみても浅田真央の演技は息をのむ。
「このコスチュームはどうなの?」「この人、氷から下りたら美人だね」などとちゃかしていた私も、
彼女が滑り始めるとその演技にくぎ付けとなる。
細胞の隅々まで舞うような、微細にしてのびやかな動き。別次元というか、もはや彼女は
「フィギュアスケート」という既成の競技を超えているのではないだろうか。
バンクーバー五輪では惜しくも金メダルを逃したが、それは韓国のキムヨナが
既成の範囲内で完璧だっただけで、浅田真央はその先を切り開いているように見えた。
新たな世界なので審査員も評価できず、だから銀メダルになったのだろう。
今回のNHK杯でもジャンプでしきりに転倒していたが、恐らくこれもミスなのではなく、
さらなる脱皮へ向けた手違いのようなもの。そのうち、とてつもない演技を見せてくれるに違いない。
ただ一つ、私が心配するのは彼女がマスコミなどで「真央ちゃん」と呼ばれていることである。
彼女も今年で20歳。この、ちゃん付けが彼女の行く手を阻むのではないだろうか。
これまでも女子の運動選手たちは「ヤワラちゃん」「Qちゃん」「愛ちゃん」などといつまでも
子供のように扱われている。
か弱い女の子という役柄を強要されているようで、その期待に応えて、「みんなに愛されるOOちゃん」
という演技を続けていくと脱皮しそこね、やがて幼形成熟のアホロートル
(ウーパールーパー)のようになってしまう。
競技そのものを超越しようとする浅田真央にとって百害あって一利もない。
がんばれ真央さん。彼女の演技には世界が注目している。
世界をひざまずかせる演技のためにも、まず日本人が彼女に敬意を払うべきだろう。