もうこれ以上大学は大学でない。
市場主義と競争構図に埋没した大学はもうグローバル資本の大企業に最も効率的に部品を供給する
下請け業者になっている。
古い私学を買収した財閥総師は大学をひたすら企業に必要な人材を育てるための機構ぐらいで
定義している。
学問の最後の砦ぐらいと認定された人文学まで新自由主義的な自由競争と市場論理に存在価値が
埋没する。
もう市場論理に自由でありえる公共の領域は私たちの社会にほとんど残っていない。
文化と芸術はもちろんで大学さえも市場の神に白旗投降することを強制されていることだ。
お金に理性が麻痺した社会
一時流行した'金持ちになるという言葉が意味するように私たちの社会の至上目的は競争力があって
お金よく儲ける人間に狭まった。
企業資本主義の競争方式が韓国人の日常に完全に入り込んだ。
かつて絶対権力の位置に立ったノ・ムヒョンさえ'権力はもう市場に完全に移った'と嘆いたのではないか。
お金を軽べつしようということでない。
私たちが足踏んでいる現代社会で誰もお金を軽蔑できなくて、することもできない。
お金は人間の品位維持と自由の必要・充分条件であるためだ。
私は金を儲ける社会を軽べつするのではなくお金に狂っていく社会を警告したい。
IMFと最近のグローバル経済危機を体験しながら韓国社会は社会的理性(social rationality)まで
麻痺する瞬間に来ている。
青春さえもスペック積むのに振り回されたまま市場主義と無限競争のドロ沼に陥っている今、
私たちを濡らす貴い夢はどこにあるだろうか。
キム・ドンリュルKDI研究委員・言論学
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