フィギュアスケート☆鈴木明子 Part16

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934氷上の名無しさん@実況厳禁
 25日(日本時間26日)のバンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子フリーに挑む鈴木明子選手(24)を、
祈るような気持ちで応援するスケーターが岡山にいる。同じ摂食障害を克服した鈴木選手に励まされ、
リンクに戻った翠松高(倉敷市平田)3年の延原友梨奈さん(18)だ。
 小学4年から名古屋市内のリンクで一緒に練習し、6歳上の鈴木選手を「あっこちゃん」と姉のように慕う延原さん。
2008年に1年ながら全国高校総体、国体の2冠を飾り将来を期待された。
 しかし延原さんは体重を絞るために始めた食事制限がたたって20キロも減り32キロに。
次第に食事ものどを通らなくなり、練習中に倒れたことも。やせ細った体は思うように動かず
「もうスケートは無理」と落ち込み通院、08年秋から3ヶ月間は練習もできなくなった。
 思い悩んだ末の09年1月、延原さんは名古屋のリンクで鈴木選手と再開。
摂食障害に陥り約2年リンクを離れたことのある鈴木選手は、ほおのこけた延原さんを見て
異変に気づき、抱きしめた。「こんなことまで私のまねをしなくても。やり直せるから頑張ろうね」。
優しい言葉に延原さんの目に涙があふれた。
 昨年飛躍し、五輪を射止めた鈴木選手に励まされ、延原さんの体調も少しずつ回復。
今年1月には2年ぶりにインターハイに出場。結果は33位だったが、滑る喜びを全身で表現した。
4月からは中京大に進み、再び夢を追う。
 鈴木選手はショートプログラム11位から巻き返し、五輪入賞を目指す。
延原さんは「指先まで神経の行き届いた繊細な演技を世界中に見せてほしい。
それがあっこちゃんのスケートだから」と願っている

2010年2月26日付山陽新聞朝刊社会面より