フィギュアスケート★女子シングル Part533

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830氷上の名無しさん@実況厳禁
>>764を拙いながら意訳してみました。

水曜日、ISU会長チンクワンタは
「来る2月のバンクーバー五輪を前に、フィギュア・スケートは一般人にわかりやすい言葉で説明することが難しいスポーツになってきている」と語った。

米人のボイタノや英人のトービル&ディーンが冬季五輪で度肝を抜くパフォーマンスで観衆を魅了し続けていた1980年代以来、
フィギュア・スケートはメディアの新たな関心を惹きつけてきた。

近年、一般人にわかりやすく説明できることはかなり稀になってしまったが、
チンクワンタ会長は演技者という側面はあるにしても、スポーツの技術的な側面はしっかりと評価されるべきであるという思いは強いという。
※「スケーティングの(世界と競うのに必要な)標準レベルは年々上がってきていて、
 (ボイタノやトービル&ディーンのような観衆をしびれさせる)スター選手が今後スケート界に現れるのは難しくなるだろう。
  というのも、(現在では)専ら2Aだけの(女子)有力選手達が存在するからね。
  今や、3Aでもしない限り、世界選手権で30位だってありえる。(だって2Aだけで有力選手なのだから、差が付くのはPCSの序列=standardだよ)」

(世界と競うに必要な)標準レベルというのはとても高くて一歩抜け出すのは簡単ではない。
陸上競技でウサイン・ボルトは100M を世界のトップレベルで走るよね?
一方で10秒00の記録の選手もいるわけだけど、トップレベルとしては十分ではないが、だからといって良い選手でないということでもない。
ただ、ボルトが強すぎて突出してるだけだ。(世界と戦うにはそれなりのレベルに達しないとお話にならない。)」

会長の母国イタリア出身のカロリーナ・コストナーは女子選手の世界ランク1位であるが、
自国で一般のファンの理解を得るのに苦労している。

2006年冬季五輪の舞台となったトリノで開催される世界選手権はコストナーが自国のファンを魅了する絶好の機会であるが、
バンクーバー五輪から一ヶ月後の開催であるから世界選手権は注目されないという批評もある。

(以下、イタリアで世界選手権100周年を祝うことの意義をつらつらと述べているだけなので省略。)

ちなみにthere were にしたらこんな意味になるよ。
※「スケーティングの(世界で戦うのに必要な)基準が年々上がってきていて、
 (ボイタノやトービル&ディーンのような観衆をしびれさせる)スター選手がスケート界にこれから現れるのは難しくなるだろう。
  というのも、専ら2Aばかりの有力選手達が(過去には)いたからね。(だからスターが輝いて見えた。)
 (ボイタノの3Aがスターの証だった80年代とは違って)今では(男子で)3Aをしなければ、世界選手権で30位だよ。」

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2A連発の有力選手たちの話はもちろん女子だけだから、皮肉が会長の真意でしょうかねぇ。
ビッグ・ネームとスターの言い回しとか…かなり皮肉っぽいけどね。
standardも考えようによったら皮肉かなぁ。スケアメのキムとフラットのことを想起すれば…
(記者がコスのことを言及してるからそうとは考えにくいけど)
ボルトへの言及は超一流とその他の差の例えで、わっかりにくい採点システムをわかりやすく説明してるつもりかな…
記者は(最近不調にも関らずランキング1位の)コスのスケーティングが世界と闘えるレベルにあることに導きたいのかな?
それも会長がほのめかしたのかな?

コスや女子に関しては会長は直接言及してないから、
「2Aばかりの有力選手」が現在の女子有力選手を指していない可能性もあるにはある。過去のことを言ってる可能性もある。
ただ、直前にスポーツの技術的側面をしっかり評価すべきと言っているし、原文はあくまでthere are だから
もにょもにょしながら男子に3Aが必須なのとひっかけて女子を皮肉ったとも考えられる。

チンクワンタってこんなに奥歯にものが挟まったような言い方する人?
この方、力あるんですかね?五輪直後のワールドを体よく押し付けられてないかい?
ただ地元ファンの感心の薄い五輪直後のワールド開催を成功させたいだけかな…
深読みしすぎかね?