【NYタイムズ紙】
しかし、それはオリンピックが常に生み出してきたような、
飛び抜けた金メダルの演技ではなかった。
したがってこの大会は結局、(誰が金メダルを取ったかではなく)
誰が金メダルを取れなかったのか、という大会として記憶されるだろう。
妹のエミリー・ヒューズの演技を観戦していた姉のサラ(前回の金メダリスト)は
言った。「信じがたいほどのパフォーマンスは皆無だったわ。
一世一代のパフォーマンスはなかった。もっとも低調な決勝だった」。
【ワシントンポスト紙】
彼女の演技は、オクサナ・バイウル、タラ・リピンスキーやサラ・ヒューズ
などの最近のオリンピックのチャンピオンの演技ほど、人を感動させる
ものではなかった。
彼女はとても消極的で、2回予定していた3−3のコンビネーションを
3−2に変えた。
荒川はただ単に転倒しなかったというだけで、それ以上の記憶は残らない、
ということが無ければよいのだが…
【ボストングローブ紙】
オリンピック史上もっともひどいと評され得る
今回の女子フィギュアスケートファイナルで、
荒川静香は転倒しなかったどいうだけの理由で日本初の金メダルを手にした。
世界一のスケーターは恐らく浅田真央だろう。
もし浅田がこのオリンピックに出ていたら、
「トリプル・トリプルがどういうものか」を
年輩スケーターたちに見せつけていたことだろう。
【参考】
みどり 3T-3T(トリプル7回) 92’カルガリー五輪
ヤマグチ 3Lz-3T(トリプル6回) 94’アルベールビル五輪
リピンスキー 3Lo-3Lo 3T-3S+SEQ(トリプル7回)
ヒューズ 3S-3Lo 3T-3Lo (トリプル7回) 02’ソルトレーク五輪
荒川 3-3無し(トリプル5回) 06’トリノ