親日感情高める中国・大連での日系企業リストラの不思議
http://www.news.janjan.jp/world/0901/0901155472/1.php 中国・大連の日系企業も大規模なリストラを開始しました。ところが日本企業はあくまで
も中国の法律を守り続けての撤退やリストラです。
韓国などに比べて、この律儀さがある故に皮肉にも中国人の親日感情を高めています。
律儀な日本企業?
中国に進出した外資企業は徹底的に中国独自の厳しい法律を守る事を要求されます。そ
れによって同業の中国国内企業と比較した場合、すべてにおいてコスト高と成るのが実情です。
それも進出した外資企業が自国へ輸出している間は特に大きな問題には成りませんが、
輸出が不調になり中国国内市場へ出荷を転換しようとしても、外資企業ゆえのコスト高が
ボトルネックとなって価格面で負けてしまうのが一般的です。
この為に今回のような世界的な大不況が起こると、外資企業は撤退かリストラしか選ぶ
道が有りません。
このような状況下で、以前からのウォン安と金融危機のダブルパンチで立ち行かなくな
ったいくつかの韓国企業は『夜逃げ』と言う力技を実施し、ほぼニュートラルだった中国人の嫌韓感情を庶民レベルで高めました。
ところが日本企業はあくまでも中国の法律を守り続け、法律に則った撤退やリストラを行っています。
長期的に考えると将来予想される中国市場の魅力は大きく、『企業イメージを悪くした
くない』と言う打算があるのかもしれませんが、賃金の遅延や未払いが普通である中国国
内企業や、平気で夜逃げする韓国企業と比べると遥かに律儀な日本企業が、皮肉にも金融
危機のおかげで中国人の親日感情を高めています。