冷静スレに書いちゃったんだけど、すぐ流れたしこっちが適切だから再カキ失礼。
942 :氷上の名無しさん@実況厳禁 [sage] :2011/03/01(火) 23:33:05.87 ID:WRXnmlpV0
さーて、たまには男子の動画も見ようぜ。
http://www.youtube.com/watch?v=m1VT6iqs948 羽生結弦である。
まず着目は3Aの共通点。
みどりやヤグディン系とは違い、浅田ばりに上体をかがめた準備動作から跳んでいる。
とりあえずジュニアの頃もチェックしたのだが、その時はそうでもない。
身長だけ伸びて筋力が追いついていない、男子でも今の年代にありがちな状況で
上手いこと3Aを跳ぶのに、浅田と共通する技術があるわけだ。
そこで4Tをみる。
4Tを跳ぶ選手の中でも、かなり特異な低い姿勢を作って跳んでいて、この高さである。
実はこの技術、手足が長い選手にとってはものすごく有益な技術なんじゃないか?
次に3Aの相違点。
まずは、スピード、特に着氷後である。
これについては、エッジの動きが違うのが大きいだろう。
浅田はほとんど直線移動しながらエッジの向きが変わり、ブレーキを掛けるように跳ぶ。
みどりやヤグディン系は、エッジで回転弧を描きながら、回転の中心に向かって
加速するように踏み蹴る。
これは、羽生も同じ。
そう、この点においては筋力の大小とは別次元の技術である。
ジャンプに入るスピードについては、浅田も絶賛改善中であり、成果も出ているようだ。
あとは動作の流れである。
これも浅田改善中だが、たとえ同じ程度の屈曲動作でも、一連の動作の速さスムーズさが違う。
本来は止まらずに動いたほうが物理的には有利のはずだが、そうならないのは技術の問題だ。
これについては、また別の観点から述べたい。
943 :氷上の名無しさん@実況厳禁 [sage] :2011/03/01(火) 23:33:44.73 ID:WRXnmlpV0
もうレスが流れたが、誰が教科書的なジャンプ?に対し、教科書的なジャンプはともかく、
教科書的な入りをする選手を挙げたい。
http://www.youtube.com/watch?v=2yv5SRgU2uk&feature=player_embedded 高橋大輔である。
ルッツは右バックアウト→左フォアイン→右バックアウト等から跳ぶべきで、ループは
スリーターンから、フリップはスリーターンやモホークから跳ぶべきなのだ。
その高橋のこの試合唯一の大きな失敗が4Tである。
深く美しいターンから入った羽生と比べてみて欲しい。
浅田に欠けているのは、教科書的なステップやターンから入る各ジャンプだと思う。
これらは身に付けるべき技術であり、ジャンプを物理的に有利にする技術である。
さて、ステップからの3Aには賛否があるようだが、私はこう考える。
アクセルはイーグルから跳ぶべきなのだ。
それ以外は、他の教科書的な入りを身に付けたのち、おまけとして練習するべきだった。
さて、一つ言い忘れたので、羽生の話に戻す。
この子も、ルッツが苦手のようである。
身体能力的に大きな準備動作を必要とするタイプには、ルッツジャンプは向いていない。
技術でそれをいかにカバーするかは、いずれ考えてみたい話である。