フィギュアスケート☆キム・ヨナ Part31 ☆ユナ☆
真に驚くべきは、日本の保守派の責任ある立場の人々の政治化までもが、
このアメリカのリベラル勢力の仮面をかぶったニューディーラー=グローバリスト
たちに、自分たち自身が戦後ずっと育てられてきたのだという大きな事実を
知らないことである。
日本の保守派までもがなぜ、戦後、半世紀の間、アメリカのリベラル勢力に
育てられなければならなかったのか?ここに戦後半世紀の最大の謎がある。
そして、このことが日本の最大の弱点である。「どうして日本の保守が、
アメリカのリベラルに育てられなければならなかったのか」という謎に答えよう
として、私はこの本を書いている。
日本国内のリベラル勢力はどうせ責任感のない人だからほっておくしかない。
私自身が、学生時代からずっと反体制急進リベラル派だったから、自分の愚か
だったことを含めてこのように書く。このように書いて少しもためらわない。
日本の戦後左翼やリベラル派をつくって育てたのもマッカーサー進駐軍以来
のアメリカの民主党系の連中である。ところが、日本の保守勢力を見守って、
育ててきたのもニューディーラー=初期グローバリストなのである。だから、
現在、自民党と社民党(社会党)の野合政権という奇妙な政権が続いているのだ。
お願いだから、日本のリーダーたちは、アメリカの共和党の本物の保守派の
人々ともつきあってほしい。彼らから本物の保守思想とはどんなものなのかを
真剣に聞きだしてほしい。それが、ヨーロッパ近代政治思想の各流派(ロッキアン
・バーキアン・ ベンサマイト)の対立にまで行き着く事を勉強してほしい。
副島隆彦「日本の危機の本質」