一つのメルヘン@東京World男子SP編
春の夜は、東京の彼方に、
人だかりの、リンクがあっつて、
それにライトは、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。
リンクといつても、まるで牛乳か何かのやうで、
非常な液体をまいたやうで、
乗ればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもゐるのでした。
さてリンクの上に、今しも一人の高橋がとまり、
低い、それでゐてくつきりとした
影を落としてゐるのでした。
やがてその高橋がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてゐたリンクに、プレ男は
がりがりと、がりがりと流れてゐないのでありました……
高橋の事を書いたらIDに4Fキタw