☆フィギュア学園☆

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197氷上の名無しさん
【猫】A
廊下の向こう側で、コリア校トップ女子生徒のキム・ユナ嬢が
嬉しそうに手を振っていたので
僕は得意の投げキッスで応えてあげた。
「かっこいいお━━(゜∀゜)━━ユナタンギザウレシス (^ω^) 」
キム・ユナ嬢は嬉しげな奇声を上げて走り去って行った。
ウフフフフフフフフフフ(*´д`*) フフフフフフフフフフ
またモチベ上がっちゃいそうだぞ。

今はこんなにも清清しく、心が満ち足りているけれど、
思えば、ここまでの道のりは長かった。
生徒数の少ないスイス校で孤独に打ち震え、
数少ない友達だと思っていた奴にシカトされ傷ついた日々。
そして、愛する彼女との別れ。
でもね、ここだけの話、僕のモト彼女…イタリア校のiナは
僕のためを想って、泣く泣く身を引いてくれたんだと思う。
別れの日、彼女は僕にこう言ってくれた。

~`‘.‘ノ iナ
「言動も衣装も斜め上過ぎてもうついていけないの……
でも友達としてすごく大切に思ってるし…愛してるワ…。」

ね?彼女、僕のことまだ愛してると思わない?
いつか僕がフィギュア学園を卒業する時が来たら、
その時はまた彼女と付き合おうと思ってるんだ!
そのためにも良い成績をがんばってとるからね。
待っててiナ(*´д`*)

ここだけの話といえば、フランス校のブライアンだ。
以前のブライアンと僕は大の仲良しだったのに、
僕の成績がフィギュア学園トップになって以来、
口も利いてくれず、シカトされるようになってしまったんだ。
僕は何にも悪いことしていないのに、ひどいよね?

でも本当は、僕は知っている。ブライアンの本当の姿を。
本当は動物や子供やママンを愛する心優しい奴だということを。
だから僕をシカトするのも、本当は優しさからなんだよね?
いつかまた、僕がフィギュア学園成績トップの座についたら
その時はちゃんと言おうと思うんだ!
仲直りしよう(*^д^*)僕ら親友ダヨネ?って。
だからその時まで待っててね(・∀・)僕の親友ブライアン!

ああ…なんだかまたさらにモチベが上がってきたぞ!
新しいポエムでも考えようか?それともスピン回ろうか?
僕がウキウキ気分で回転していると、
向こうの校舎からこちらを見ている人影に気づいた。
何か言いたげにモジモジしているぞ。
おや…?あれは我がスイス校の後輩のオスマンじゃないか!?
お〜〜い!オスマ〜ン!どうしたんだ〜い??
                (Bへ)