★フランス アンドレ・マルロー元文化相
「日本は太平洋戦争に敗れはしたが、そのかわりに何ものにも
替え難いものを得た。それは、世界のどんな国も真似のできない
特別攻撃隊である。スターリン主義者たちにせよ、ナチ党員にせよ、
結局は権力を手に入れるための行動だった。日本の特別攻撃隊たちは、
ファナチックだっただろうか。断じて違う。彼らには、権勢欲とか
名誉欲など、かけらもなかった。祖国を憂える尊い情熱があるだけだった。
代償を求めない純粋な行為、そこには真の偉大さがあり、逆上と紙一重の
ファナチズムとは根本的に異質である。人間は、いつでも、偉大さへの
志向を失ってはならないのだ」