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名無し@自治スレでローカルルール検討中:
◇3人の父、昨年解雇…元顧客ら「信じられない」
「殺そうと思って落とした」。今井容疑者は雄樹君を転落死させたことについて、明確に殺意を認めた。
「申し訳ないことをした」。そう反省の言葉を漏らしながらも、興奮することなく淡々と供述しているという。
神奈川県警多摩署捜査本部によると、今井容疑者は83年3月、東京都立高を卒業後、
都内の理容美容学校に入学。翌年卒業した。90年ごろから千葉県浦安市で理容店を経営。92年、
不景気の影響もあり廃業した。その年から98年まで川崎市麻生区の不動産会社に勤務。顧客を案内する
ため多摩区中野島の現場マンションを数回訪れたのはこの時期だった。
96年にはさらに多摩区の別の不動産会社に移った。不動産部門、カーテンなど衣料品部門に勤務して
いたが、昨年9月末、リストラで退職。その後は妻が働き、生活費を得ていたという。ふさぎ込むことが多くなり、「自殺しようと思っていた」という。
05年2月ごろ、カーテン販売店店長だった今井容疑者が店のホームページに自ら書き込んでいた自己
紹介。中学時代から夢見ていた理容師をやめた理由について、「腱(けん)しょう炎でハサミが持てなくなっ
た」と説明。「3カ月間、毎日朝晩通院したが回復の兆しもなくやむなく廃業することになった」と打ち明けていた。カーテンの仕事は、
理容店の顧客から紹介された。「ヘアスタイルが変わるとその人が違って見えるように、一枚の生地で部屋の雰囲気ががらっと変わってしまう」
と、当時は生き生きと語っていた。
カーテン販売店に出入りしていた営業マン(46)は当時の様子について、「髪の毛もきちんと刈り込み、とても腰の低い印象だった。
夏ごろ店をやめたと聞いた。事件を起こしそうなそぶりは全くなかったのでびっくりした」とショックを隠し切れない様子。
2年前に今井容疑者にカーテンを注文したという多摩区の獣医(36)も「おしゃれで話しやすく相談しやすい好印象の人。
こんな事件を起こすようには見えなかった」と驚いた。
今井容疑者の自宅は、現場のマンションから麻生区との区境を挟んで西南西約4キロの住宅街にある。近くの住民によると
、今井容疑者は妻と娘2人、息子1人の5人暮らし。3人の子供は高校生などいずれも未成年だという。住宅開発に伴い
約1年半前に引っ越してきた。一家と付き合いの深い住民はほとんどなく、あいさつを交わす程度だった。
向かいのお年寄りの女性(70)は昨年末まで、妻と一緒に朝、ジョギングする今井容疑者をよく見た。走り終わった後、
一人で縄跳びをしていたといい、あいさつをすると、明るく「おはようございます」と返してくれたという。「小柄で細く、温厚そうだった。
今思い返しても信じられない」と話した。別の主婦(38)は、朝スーツ姿で軽乗用車に乗った今井容疑者を見たことがあったが、
引っ越しのあいさつ以来、会話は交わしていないという。