村主の表現力は、演技3:顔芸7【FLASH増刊号】
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真央&美姫で日本V
フィギュア3地域対抗戦
フィギュアスケートの3地域対抗戦「ジャパンオープン2006」が14日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナであり、日本、北米、欧州の3チームが激突。
男女各2選手のフリー演技の合計点で争われ、日本チームが浅田真央(15)=愛知・中京大中京高1年=と安藤美姫(18)=トヨタ自動車、中京大1年=らの活躍で、合計491・08点で優勝した。
主役はやっぱり真央だった。うす紫色のコスチュームに身を包み「くるみ割り人形」に乗ってリンクを駆け回る。そしていきなり度肝を抜く。
本格的なシーズンが終わってからほぼ2カ月。そんな時期にもかかわらず、冒頭で高難度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完ぺきに決めた。
どよめく観衆に、次から次へとクリーンジャンプを見せつける。得意の片手ビールマンスピンも、涼しい顔で披露。
シーズンまっただ中のような、バリバリ滑りでフィニッシュだ。125・72点で、昨年のグランプリファイナルでマークした自己ベストを更新した。
連覇を果たせなかった3月の世界ジュニア選手権(スロベニア)の悪夢を払しょくするような滑りに、真央は「トリプルアクセルが跳べたのはすごくうれしかった」と納得の表情。
高校生として新たな一歩を踏み出した天才少女。その存在感はどんどん大きくなる。 (高橋隆太郎)
◇美姫、ジャンプに安定性
トリノ五輪と同じ「蝶々夫人」を演じた安藤は、難関の3−3回転のコンビネーションジャンプを決め「トリノ五輪が終わってから、基礎からやり直した。ジャンプに安定性が出てきた」と手応えの表情を見せた。
現在は地元・名古屋で、スケートを始めた時に師事していた門奈裕子コーチに、再び見てもらっている。この日も、リンクサイドに立った門奈コーチに、表彰式でもらった花束をプレゼント。「母の日ですから」と感謝の気持ちを表した。