おいおい、ガセとは何だ。
ソフト“無断公開”摘発 慶応大生ら2人逮捕
著作権法違反容疑 共有交換ソフト使う
インターネットに接続したパソコン間で直接データを送受信できる「ファイル共有交換ソフト」を使って
著作権者に無断でソフトを配布しようとしたとして、神奈川県警ハイテク犯罪対策室などは二十八日、
著作権法違反の疑いで、神奈川県藤沢市、慶応大学四年生、荒川和晴容疑者(二二)と、東京都杉並区
今川の男子大学生(一九)を逮捕した。
同法違反でファイル共有交換ソフトの使用が摘発されたのは全国で二例目。
調べでは、二人はそれぞれ十月以降、三回にわたって米国のソフト会社「アドビ システムズ」の
画像編集ソフト(販売価格九万六千百円)などを、不特定多数のネット利用者が無料で取り込めるよ
うにファイル共有交換ソフト「WinMX」を使用して自分のパソコンを設定し、同社の著作権を
侵害した疑い。
ファイル共有交換ソフトは、特定のサーバーを介さずに使用者同士の間で、音楽やコンピューター
ソフトなどのすべての電子化されたファイル交換を可能とする。光ファイバーやADSL(非対称
デジタル加入者線)などで高速常時接続のブロードバンド時代を迎え、大容量のソフトも短時間で
容易に取り込むことが可能になったため種類、使用者とも激増。ソフトメーカーなどの著作権者に
脅威となっている。
「コンピューターソフトウェア著作権協会」の久保田裕専務理事は、「ファイル交換ソフトを使った
市販ソフトの無断公開を摘発したことは、世界でも前例がなく意義は大きい」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0003/027.html