ミシェル・フーコーはハッテン場通いだった

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1名無しさん@お腹いっぱい。
そうですが、本当ですか?
2名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 23:35
レーム
3名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 23:36
のぶなが
4名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 23:39
P・A=サミュエルソン(ノーベル経済学賞
5名無しさん:2001/03/20(火) 23:46
有名な話だよ。本も出てるよ。邦訳もあったハズだよ。それでエイズ移
されて死んだんだよ。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/21(水) 00:44
はい。エイズを伝染させまくって晩年を鮮やかに
飾りました。
7つたや:2001/03/21(水) 00:58
フーコーがサンフランシスコのゲイ専用のサウナに出入りしてたとは聞きますね。
そういうのもハッテン場というのでしょうか。

ちなみに、フランスではゲイは美しくなくてはならないという固定観念
があるらしいけど、フーコーがアメリカに行ってどう見てもむさ苦しい
男同士が抱き合ったりいちゃついてるのをみて「なんて先進的な国だ」と驚いたらしい。
8名無しさん:2001/03/21(水) 00:59
↑コレもホント。外聞があったんで認めなかったんだよな、HIVキャリアー
であるコトを。
しかもハッテン場にはパリとかではあまり行かなくてわざわざアメリカ
西海岸まで出張ってきてたらしい(コレも外聞を守るため)。だから
却って西海岸のハッテン場ではそンりゃあもうすンごかったらし。
9名無しさん:2001/03/21(水) 01:07
ありゃりゃ。
>>↑コレもホント。
>>6のコトっす。
で、
>>7
>>そういうのもハッテン場というのでしょうか。
いやぁ言うでしょ(笑
日本のそういうトコとヤってるコトがまったく一緒だもん。
(でも日本のホモサウナで今も、10人前後の男が絡まりあって、握り拳を
お互いの肛門に突っ込んだり突っ込まれたりしてるのかどーかは知らん)
10つたや:2001/03/21(水) 01:20
>8
フーコーは元々、ゲイやHIVのことも含めて、プライベートに関する「告白」
ということに価値を認めてませんでしたね。
ゲイやHIVの告白と言うこと自体、正常と異常という権力関係を前提にする、
異性愛者は自分のことを異性愛者だとわざわざ言わないもんだ、と。
だから、彼がゲイということも公表はしなかったのですよ。

彼はアメリカの「自由な」性分化がほんとに好きだったらしいですね。
11名無しさん:2001/03/21(水) 01:31
そりゃいいけどね、キャリアーであるコトを誰にも言わなかったっての
はそういうハナシで済むモンダイじゃないと思うよ。実際にヒトに移し
ちゃったんだし。それとも「乱交に危険が伴うなんて当たり前だろその
くらい覚悟しろバカ!」ってことなのかねぇ。

あと、「パリでは乱交しない。西海岸ではする」ってのも単なる好き嫌い
や趣味嗜好の問題なのだろうか?
12つたや:2001/03/21(水) 01:36
>そりゃいいけどね、キャリアーであるコトを誰にも言わなかったっての
>はそういうハナシで済むモンダイじゃないと思うよ。実際にヒトに移し
>ちゃったんだし。

まあ、それはそうです。
13つたや:2001/03/21(水) 01:48
>あと、「パリでは乱交しない。西海岸ではする」ってのも単なる好き嫌い
>や趣味嗜好の問題なのだろうか?

フランスの方がゲイにとっては窮屈だったからじゃないですかね。
師匠のアルチュセールですら、フーコーが共産党を脱ける時に、
蔭で、フーコーがゲイであることを揶揄していたらしいからね。
14エレーヌ:2001/03/21(水) 02:11
その師匠自身も人殺しじゃねえ・・・しかも女を。
仏ってホント変わった国だ
15名無しさん:2001/03/21(水) 02:14
>>13
>>フランスの方がゲイにとっては窮屈だったからじゃないですかね。
いや、一概にそうとは言えんよ。
<アメリカが性的に自由>ってのはこりゃハッキリ言って偏見で、フーコー
級の知的エスタブリッシュメントにとっては階級によって適用が変化したり
しないデモクラティックなピューリタン的かたくなさを持つアメリカ社会
より、他人の嗜好には立ち入らない社交マナーの確立したフランス、つか
パリのインテリ社会のほうが絶対ラクだったハズ。
つまり日本人に<アメリカは性的に自由>っていう誤ったイメージを抱か
せる一因ともなった当時の西海岸のキチガイじみた乱交文化=i一時
の徒花でメインストリームカルチャーとは何の関係も無い)を、それこそ
観光客として搾取・利用しただけだと思うな。
あと<アルチュセールの揶揄>についてだけど、そんなことくらいはどこ
の世界でもあることでは? ただ、切り口が<同性愛>ってだけで。
16名無しさん:2001/03/21(水) 02:32
>>14
人殺しつーよかキチガイつったほーが正確(人殺しでもあるんだけどね
17名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/21(水) 22:14
誰かドゥルーズの自殺について教えてあげ
18 :2001/03/22(木) 10:39
19【^▽^】ジョーカー:2001/03/22(木) 15:38
フーコーがホモでエイズ死した事も、
アルチュールが発狂して妻を絞殺した事も有名。
また、フランスに限らず、共産党は近年になるまで
同性愛を認めませんでした。社会主義国家では刑法上の
犯罪だった(まあ、それを言えば、アメリカの多くの州や
西欧でも1960年代までは犯罪とされていたけど。
こちらはキリスト教道徳で。)。

因みに、フーコーとは関係無いけど、欧米の東洋研究家には
モーホー(両刀を含め)が多いらしい。
20モー娘。らぶ。。。:2001/03/22(木) 17:34
おっ、フーコースレじゃん。
>>15
>>フランスの方がゲイにとっては窮屈だったからじゃないですかね。
>いや、一概にそうとは言えんよ。
いや、つたやさんが上のほうで書いているけど、フランスでは「ゲイは左翼の若く美しい青年にしか許されない」ってな俗情があるんだよ。だから窮屈だったんじゃないの。

><アメリカが性的に自由>ってのはこりゃハッキリ言って偏見で、フーコー級の知的エスタブリッシュメントにとっては階級によって適用が変化したりしないデモクラティックなピューリタン的かたくなさを持つアメリカ社会より、他人の嗜好には立ち入らない社交マナーの確立したフランス、つかパリのインテリ社会のほうが絶対ラクだったハズ。
まあ、たしかに<アメリカが性的に自由>ってのは偏見だろうけど、フーコーは大陸の「告白」を強いる牧人型権力を嫌悪してたから、「告白」という制度から自由なアメリカを好んでいたんだよ。もちろん、「自由なアメリカ」というのも主に英米系哲学の「自由」という概念から来るイメージなんだろうけど。ただ、実際にヨーロッパよりもアメリカの方が知識人にとっては自由だ(=気楽だ)という話は聞いたことがあるけど。

>>19
>因みに、フーコーとは関係無いけど、欧米の東洋研究家にはモーホー(両刀を含め)が多いらしい
そうそう。だから、セクシュアリティに無知な日本の作家の著書が欧米のゲイの研究者に読まれて問題になったりするよな。『政治少年死す』とかね。

ところで、おれはここの住民じゃないけど、政治板もけっこうおもしろいじゃん。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 17:43
エルヴェ・ギベールの『僕の命を救ってくれなかった友へ』に
ゲイの哲学者が出てきますが、そのロッカー覗いたらSMの道具が
ごろごろ転がっていたなんてシーンが出てきてちょっと恐かった
・・・・ってのは偏見でしょうか?
この哲学者ってフーコーのことですよね?
22名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 19:00
フランス構造主義者は畳の上で詩ねないんだよ。
プーランァス、アルチュセール・・・・ろくな詩に方してねーよ。

特にアルチュセール・・・・嫁さん銃殺して、その足で学校の中庭
絶叫しながら走り回ったらしいからな・・・そのまんま病院送り。
23名無しさん:2001/03/22(木) 19:06
いいじゃん。おかげで心神喪失=i日本でいえば)ってことんなって
ム所入んなくてよかったんだから、ってそういう話じゃないわけですか?(笑
24まんこ:2001/03/22(木) 19:11
アルチュセールは女房をラカンにねとられた・・・。フランスの左翼ってなんでまあこんなことばかりしてるの・・・
25名無しさん:2001/03/22(木) 19:16
>>22
>>この哲学者ってフーコーのことですよね?
だろうなぁ。
あの人が一部の学者・ジャーナリスト(アングロ・サクソン系なんだけどね)
に「いくらなんでもアレだ」と思われてる理由を窺わせますね。
ただモーホー≠チてだけじゃないんだよね。モーホーで乱交でフィスト・
ファックでSMで(当然おクスリ系もヤってたらしい)、いくらなんでも
ソコまで全部ヤってるヤツは少ないんで、「アンタそらアンマリや。いう
たらただのエロ気違いやないの。一言いわせてもらうわ」つーね。
26名無しさん:2001/03/22(木) 19:18
あ、間違えた、
>>25>>21へのレスです。
スマソ。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 19:48
最近、フーコーの著作を読んでみたくなりましたが、
何をどういう順序で読んだらいいのでしょうか?
フーコーに詳しい方、ご教授ください。
28名無しさん:2001/03/22(木) 21:13
>>20
>>ゲイは若く美しくなくてはならないという固定観念、或いは俗情
なるほどね。最近日本のゲイ理解もアメリカナイズが著しくてすっかり
忘れてたけど、考えてみれば日本もちょっと前まではそうだったよなぁ。
ホモってのは美少年とか美青年がするもんだ、ブオトコやデブやオヤジや
ジジイのホモ? オエーッ! みたいなね。
そりゃノビノビしたろうなぁ(笑
でもね、同性愛者であることを隠してた、隠してたって言って悪けりゃ
自分からは決して口に出さなかった、ってコトに「それは『告白』を避
けたのだ」つー政治的学問的解釈を施し、いわば個人性≠希釈する
のであれば、それと同じ次元で「踏み止まって闘い、そういう窮屈な
風土を変革すべきだった」とも言えちゃうんじゃないの?
>>大陸の「告白」を強いる牧人型権力
大陸では権力が牧者として告白を強いるかもしれないけど、新大陸では
大衆が嫉妬に基づいて告白を強いるんじゃないの? 或いは自ら進んで
告白してしまうほど規範の内面化≠ェ進んでいるのでは? フーコー
が異文化で育った外国人だからそういったことに気づかなかっただけで。
>>実際にヨーロッパよりもアメリカの方が知識人にとっては自由だ
>>(=気楽だ)という話は聞いたことがあるけど。
アメリカのインテリ社会は、世の中の階級構造の中でヨーロッパのそれ
より一般社会との断絶度が高いから(階級ピラミッドの中腹上方にラピュタ
のように存在するイメージ)、インテリ社会の中だけで凝り固まってりゃ
ある意味ホントにラクだ、ってハナシは確かに聞いたことがある。
でもコレもどちらかというと異文化で育った外国人だからその国固有の
いろんなコトに気づかなくてラクで楽しかった、ってハナシなんじゃない
の? 外国行ったりすると自分の生育環境の価値観からは切り離されて
しかもその国の文化的コンテクストにはウトいからヴァリュー・フリー
(価値自由)になったような気になって背中から羽根生やすひとって多
いじゃん(日本人がワケワカランほど海外旅行が好きな理由もここらへん
にあると睨んでるんだが。余談ですが)それとまったく同じような気が
するな。
ま、なんせ大インテリで言葉数がめっちゃ多いからなんとなく粉飾されちゃうん
だけどね。
とりあえずこんなところですか。
29名無しさん:2001/03/22(木) 21:35
>>19 >>20
>>欧米の東洋研究家にはモーホー(両刀を含め)が多いらしい。
コレも海外旅行ヴァリュー・フリー効果≠フ一種だよなぁ(笑
「東洋には我々を差別しない非・キリスト教の(もちろん人為的な
プロレタリア文化とも別の)一つの文明と文化があるのだ!!」
みたいなある種のカン違いが、彼等をして東洋研究を志さしめる入り口
の一つになってるんだろうなぁ。
いや、確かにその考えも間違っちゃいないんだけどね、でもそれは同性愛
/同性愛者への偏見がまったくないってコトではないし、同性愛うんぬん
ということはいいとしても彼等にとっては耐え難いような要素もいろいろ
ある価値体系だよ、そういうことチャンと弁えてるのかねぇ? ってコト
はホント声を大にして言いたいっス。
30名無しさん:2001/03/22(木) 21:38
>>20
>>おれはここの住民じゃないけど、政治板もけっこうおもしろいじゃん。
こんなカンジなのはココくらいです。ヨソには行かないほうがいいですよ(笑
31つたや:2001/03/22(木) 22:00
 アメリカのピューリタニズムの教条的な性文化を見落としてましたね。確かにアメリカに関しては西海岸の放縦な性文化の印象が強いかもしれない。ただ、フーコーがアメリカでフランスでは考えられなかったような解放感を持ったのは事実らしいですね。

>でもね、同性愛者であることを隠してた、隠してたって言って悪けりゃ自分からは
>決して口に出さなかった、ってコトに「それは『告白』を避けたのだ」つー政治的
>学問的解釈を施し、いわば個人性≠希釈するのであれば、それと同じ次元で
>「踏み止まって闘い、そういう窮屈な風土を変革すべきだった」とも言えちゃうんじゃないの?

 罪や欲望の「告白」という文化に支配権力の抑圧を読み取り、それに異を唱えたのはフーコー自身ですよ。別に他の人間がフーコーの沈黙に対して「政治的学問的解釈」を加えたわけではないです。
 それに、フーコーの文脈から離れますが、性的嗜好など極めてプライベートな事柄に関して告白(つまり公的領域に持ち込むこと)することがモラルに適ってるとは思いません。それこそ、根本的な次元での個人の自由の次元の話です。
32名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 22:31
エロキチガイホモが自己正当化するために
理論武装したのがフーコー。
エイズウイルスばらまきまくって「個人の自由」で終わりかよ
33名無しさん:2001/03/22(木) 22:39
>>31
>>別に他の人間がフーコーの沈黙に対して「政治的学問的解釈」を加えた
>>わけではないです。
そんなことくらいよく解かっております。
それと解釈≠加えるのが常に他人とは限らないでしょ?
確かに用語法としては不適切だったかもしれないけどね。
それに大体そんな誤解を招くほどヒドい文章だったとは思わないんだが。
むう。
あと、じゃなぜ彼は、
>>性的嗜好など極めてプライベートな事柄に関して公的領域に持ち込む
>>ことがモラルに適ってるとは思いません。
>>根本的な次元での個人の自由の次元の話です。
っていうふうな言いかたじゃなく、
>>罪や欲望の「告白」という文化に支配権力の抑圧を読み取り、それに
>>異を唱え
るという言論をもったわけ? これってそれこそ政治的学問的行為
でしょ? だったら、「こういうやり方のほうがよりよかったんじゃない
の?」みたいなことを言われちゃうのはしょうがないじゃない?
(で、この場合それが具体的には、「(カミング・アウトして)踏み
止まって闘い、そういう窮屈な風土を変革すべきだった」ってことなん
だが)
ま、「死んだ人にそんなコト言っても始まらん」てのなら解かるんだけど
ね。
34名無しさん:2001/03/22(木) 22:46
ハッキリ言っちゃうとオレはこの人の意見に近いんだよな(笑>>32
つたやさんはすっげーヤだろうとは思うけどね。
ブルジョワ階級(プティ・ブルかもしれんが)に属してて、頭が良けりゃ
何してもいいのか? 行動と言論の整合性に疑問を持っただけでバカ扱い
かよ?! っていうね。
35つたや:2001/03/22(木) 23:32
>33

 「政治的学問的行為」というのは、自分自身の実存的感情を学問的装飾によって正当化するということでしょうか?そういうことであれば、それはその通りだと思います。フーコーの理論的言説に彼自身の実存が色濃く反映されていることは想像に難くないことです。
 しかしながら、たとえどのように客観的かつ科学的な装いをした言説であっても、そこにそれを唱えた人自身の、個人的・社会的な立場やそこに起因する実存的感情が反映するのは避けられないことです。人間の言語的主体性が理性以外の何物かによって拘束されているというのは殆ど「人間の条件」と言うべきことです。そして、人間の公的領域(=政治や、法・慣習などのルールによって統御される領域)に関する意識も、当然彼自身の個人性が反映される。
 で、私が言いたいのは、フーコーの客観的・理論的装いの下に展開された理論の裏に避けがたく存在する彼自身の実存を根拠に、その欺瞞性を批判するのではそもそも理論(もっと言うと論理)そのものが成り立たないのではないでしょうか?
 フーコーの理論に彼の個人性が反映されていることと、彼自身が自分のセクシャリティーについて沈黙していたことは、一旦切り離して考える必要があると思います。

 それから、誤解されては困るのですが、私も32の意見には賛成しますよ。HIVにも拘らず、それを秘密にして乱交を繰り返した事に関しては許されることではないです。
 それから、私はそんなにフーコーは好きでもないんです、というか大嫌いです。
 私がフーコーを好きになるような思想の持ち主ではないことは、私のほかの書き込みを見れば分かると思います。
36名無しさん:2001/03/23(金) 00:57
>>35
了解しました。
まず、「つたやさんはフーコーが好きなのでは?」という憶測を抱いて
しまったことを最初にお詫びいたします。
で、煎じ詰めると(「詰めるなよ!」って?)、「思想・言論と人格は
切り離して考えよう」という理解でいいでしょうか?
それで回答ですが、「ここ(このスレッドのこと)ではそれじゃあ面白
くないでしょう。応じかねます」ということです。
フーコーの思想と言説ならいろんなところで論じられてるじゃないです
か。それこそ人格と切り離して、それのみで。
フーコーのゴシップをある程度のレヴェルで(高過ぎず低過ぎず、と言い
ますか)うんぬん出来るところがココの面白みだと深く思いますので。
あと一般的な設問としての「思想・言論と人格は切り離して考えたほう
が建設的なのでは?」という意見には、「時と場合によるでしょう」と
答えましょう(面白くない当たり前の答えで申し訳ない(笑

それからなんというかつたやさんはココ(政治思想板)では有名人みたい
で(有名人≠ニいう言われようはヤかもしれませんが)15分くらい
前まで実はまったくそのことに不分明でして(笑)、いまちょっとアセ
っております(大汗
37つたや:2001/03/23(金) 01:11
下のスレを見れば私がフーコーを好きになるような奴ではないことは一目瞭然です(笑

http://2ch.server.ne.jp/2ch/test/read.cgi?bbs=sisou&key=975450954&ls=50
38名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 01:52
>37
幅が広いと言うか何と言うか・・・
39名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 05:21
以外にも優良スレ化。
40名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 05:23
知と権力の関係(知=武装)の問題を「主体の分析」に還元する
言説実践のなかに、あの「告白の儀式」があるわけですけども。

41名無しさん:2001/03/23(金) 08:15
>>37
リンク先見てきました。
むこうでつたやさんが展開されておられる論に全面的に同意いたします(笑
しかしわたしがそういう考えに説得≠ウれたのはあちらの議論の中にも
名前が出ていた兵頭八十八氏の言論がキッカケなので、その点はハッキリ
言ってトンデモなのですが(笑
あ、それとですね、
>>下のスレを見れば私がフーコーを好きになるような奴ではないことは
>>一目瞭然です
コレはつたやさんの言葉とも思えません(笑
なぜなら、「一つのスペキュレイションを楽しむためにあのような立論
を行っっている、パシフィストで熱烈なるフーコシアン(なんていう言葉
あるのか?)のつたやさん」という可能性はまったく否定出来ないわけ
ですから(笑

あとどーでもいーけどつたやさんの正体が解かってからまるっきり口調
が改まってるな>オレ
そういう自分がとてもイヤだ(笑
まるで「水戸黄門」ぢゃないかコレぢゃあよー(鬱

スレの趣旨にまったく関係ないこと書いてスマソ。
42モー娘。らぶ。。。:2001/03/23(金) 13:01
おっ、なんか盛りあがってるね。
なんかおれに代わってつたやさんが応えてくれたみたいだから、あんまり応えることないんだけど、いちおう。
>>28
>でもね、同性愛者であることを隠してた、隠してたって言って悪けりゃ(中略)それと同じ次元で「踏み止まって闘い、そういう窮屈な風土を変革すべきだった」とも言えちゃうんじゃないの?

これはつたやさんが応えていることとほぼ同じ意見です。
ただ、つたやさんは
>フーコーの理論に彼の個人性が反映されていることと、彼自身が自分のセクシャリティーについて沈黙していたことは、一旦切り離して考える必要があると思います
とクリアにまとめているけど、おれ的には理論の生成過程も興味あるんでね。だから、このスレにも飛びついたんだけどね。

>大陸では権力が牧者として告白を強いるかもしれないけど、新大陸では(略)フーコーが異文化で育った外国人だからそういったことに気づかなかっただけで

たしかにそうかもしれないね。アメリカの「自由な」イメージにフーコーですら陥っていたきらいはあるね。

>こんなカンジなのはココくらいです。ヨソには行かないほうがいいですよ(笑
はい(ワラ
でも、ネタとしてみればそれなりに楽しめます。

ところで、フーコーでこれだけ盛りあがれるんだったらこのスレにも遊びに来てね。おれが立てたんだけど(参加もしてます)ここしばらく盛り下がっているからさ。あ、哲学板の住民なんで。でも、ここにも最近ちょくちょく顔を出しています。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=philo&key=974852643&ls=50
43名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 23:03
つたや氏はキャラが変わったのか?
このひとこんな人だったっけ?
44名無しさん:2001/03/24(土) 03:25
>>42
フーコーの立ち位置についてはつたやさんと同意見ですか。
つたやさんもモーむすさんもマジメなおひとですな(厳密には、知的
分野において≠ニ言い添えるべきでしょうが)。或いはその方面の専門の
訓練を受けておられるのかな(ちなみに私は受けてないです。ま、文章
からまるわかりかもしらんけど(笑
>>おれ的には理論の生成過程も興味あるんでね。
いいことです(←エラそう(笑
>>ネタとしてみればそれなりに楽しめます。
おっ、近世ヨーロッパ貴婦人の癲狂院見物みたいなもンですナ!
(ちょっと違うか
でも私はチョンだのチャンだのってのがネタとしてすら成立してるとは
思えません。だからこそキチガイ病院≠ニいう表現にもなるわけです。
(ラカンなひとに癲狂院だのキチガイ病院だのって比喩はマズいかなぁ)

あ、それでリンク先も見てきたわけですが、面白いんですけど知識が
まーったく追いつかないんでromらせてもらいますワ(あはは
45名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 12:16
優良スレ認定
46名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 22:41
人間の脱構築とはなんだ!!!???

だれか答えてくれ
47横レスしていい??:2001/03/27(火) 01:35
>ALL
タダの通りすがりの者です。

…なんでこの板に立てたの??

面白いが、いかんせん、コトバが堅い。
ちょっと勿体ないなあ。

あと今の人ってフーコー読まないの??
私が学生の頃はステータスだったよ<本棚にフーコーを並べるの

当方社会科学系
48名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 01:44
>本棚にフーコーを並べるの
で、読まない。
49なにがし某:2001/03/27(火) 03:13
淫売=フーコーを嘲笑し、反動的ポストモダニズムを爆砕せよ!

全てのネットワーカーは、マルクス主義の真紅の旗のもとに結集せよ!
ともに闘わん!
50名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 04:28
いや、そっちもちょっとなあ・・・
51名無しさん:2001/03/27(火) 05:31
>>47
>>いかんせん、コトバが堅い。
うーん。そうスねぇ。
よく解かるけど、こういう話題をこういうレヴェルで展開しようとしたら、
あのくらいは生硬い部分が出てきてしまうのはやむをえないのでわ?
まぁだから、
>>勿体ないなあ
と言ってくれてるんでしょうが。
52加護i:2001/03/27(火) 05:56
通りすがりですが、半端な知識ででたらめにレス付けて
みます。

フランスでは「ゲイは左翼の若く美しい青年にしか
許されない」ってな俗情がある、というよりも、
エコール・ノルマルの男子寮がイギリスの全寮制学校
みたいにゲイネスを育む土壌になってたみたいですよ。

あと、フーコーはフランスではゲイの権利獲得運動に
協力してたこともありますし、ゲイ雑誌のインタビュー
とかにも積極的に応じてたし、同性とセックスしている
ことを認めるのもやぶさかでなかったわけで、自分の
性的な好みや実践を隠蔽してたわけじゃないんです。

ただ、自らをゲイとして語る実践は、彼自身の批判した
「性的欲望の装置」へのとらわれを一層強化するで
あろうと考えたから、ゲイとしてのカムアウトには
否定的だったということであって。このへんはつたや
氏の書き込みにも書かれてますね。
53加護i:2001/03/27(火) 05:59
あと、アメリカ人だって性の告白は大好きでしょう。
なにしろ精神分析があれだけ広く受け入れられた国ですよ。
ケン・プラマーも「セクシュアル・ストーリーの時代」とか
書いてます。

フーコーがSMを評価してたのは、性的欲望のシステムに
基づく自己への囚われのモメントとは全く逆の、人間が
自律的に性の快楽を創り出してゆく可能性をSMに見出
してたからです。あとアメリカのバスハウスについては、
その完全な匿名性、お互いがすべて性の道具となるような
「非人間性」についてすごく高い評価をしてたです。

ギベールの本のモデルはもちろんフーコーです。で、
ギベールもゲイだと言われています。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/7592/aujourdhui.html
54名無しさん:2001/03/27(火) 14:12
>>52 >>53
大変勉強になります。またすべて同意出来るのですが一ヶ所だけ。

>>フーコーがSMを評価してたのは、性的欲望のシステムに
>>基づく自己への囚われのモメントとは全く逆の、人間が
>>自律的に性の快楽を創り出してゆく可能性をSMに見出
>>してたからです。あとアメリカのバスハウスについては、
>>その完全な匿名性、お互いがすべて性の道具となるような
>>「非人間性」についてすごく高い評価をしてたです。

↑こういうこと知っちゃうと、
「インテリってーのはつくッづく度し難いなぁぁ」
と反射的に、かつ深く深く深く思ってしまいますねぇ(笑
いや、言ってる内容は面白いんですけどね。
たぶんコレなんの照れも衒いもなく堂々と表明されたコトなんでしょ?
いや逆にこっちから訊きたいんですけど、こんなコト言われて受け手と
してはどういう反応を示せばいいんでしょ?
55名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 14:49

アラン・ブルームもゲイだったとか。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 15:07
お下劣スレで「ああ‥政治思想板にまた新しい恥部が誕生か」
と思いきや、何故か名スレに成長しつつある。
ところで右のホモ三島はどうなった?
57名無しさん:2001/03/27(火) 15:19
>>55
ええーーっあの人がーっ?!
それこそ言行不一致だナ、とか思ってしまうのはオレがドキュンだから
ですか?
しっかしホント保守派も革命派もユダヤ人のインテリはみんなホモだな(笑
58つたや:2001/03/28(水) 01:18
>52=加護さん
>あと、フーコーはフランスではゲイの権利獲得運動に協力してたこともありますし、
>ゲイ雑誌のインタビューとかにも積極的に応じてたし、同性とセックスしていること
>を認めるのもやぶさかでなかったわけで、自分の性的な好みや実践を隠蔽してたわけ
>じゃないんです。

 確かに、殊更に隠そうとしていることはありませんでしたが、同性とのセックスを認める発言があったんですか?ゲイ雑誌のインタヴューに応じていることなどは知っていますが。
 フーコーがエイズで亡くなった後に、友人の哲学者J.P.アロンが、フーコーが自分がゲイであることを隠していたことを批判していたと、どこかで読んだことがあります。まあ、公然の秘密のようなものだったそうですけど。

>57
 ヴィトゲンシュタインもバーク主義者のケインズもそうだね。
59つたや:2001/03/28(水) 01:19
ところで、フーコーは自分がハゲるのをとても悩んでいたそうですな。いっそのこと剃ってしまえということでスキンヘッドにしたらしい。
60つたや:2001/03/28(水) 01:52
>あとアメリカのバスハウスについては、その完全な匿名性、
>お互いがすべて性の道具となるような「非人間性」について
>すごく高い評価をしてたです。

 フーコーがバスハウスの非人間性を評価したのは、「性的欲望のシステム」の権力性に対する批判意識があるからですね。権力の主体たる他者との関係において自己を統御するという「自己への囚われ」があって、性のシステムもそのようなエトス(行動様式)が生み出したものだ、と。
 何処か遠い所にイッてしまった狂気の天才ならぬ、凡人の私としては、そんなに性を「政治」的に考えたら、インポテンツになってしまいそうなんだけどね。第一、毎晩、匿名的な乱交に身を窶してるとセックスも面白くなくなりますよ。性愛も社会的な禁忌やモラルを前提してるようなところがあるんだから(それに従うにせよ、逸脱するにせよ)。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/28(水) 12:59
>フーコーがバスハウスの非人間性を評価したのは、「性的欲望のシステム」の権力性に対する批判意識があるからですね。権力の主体たる他者との関係において自己を統御するという「自己への囚われ」があって、性のシステムもそのようなエトス(行動様式)が生み出したものだ、と。
2chは?
62名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 21:38
このスレってこの板から思いっきり浮いてるね<優良すぎて

あげちゃうよ!!
63名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 03:23
右翼がフーコーについて語ると言う冗談を阻止せよ
>猫さん他左翼
64名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 12:12
フーコリアン、アゲ。
65名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 21:11
フーコーは、オナニーについてはどのように論じていますか?
まじめな質問です。
66つたや:2001/03/31(土) 01:39
Mastervation論ならデリダの方が得意では?
67名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/03/31(土) 02:02
>>65

『ミシェル・フーコー思考集成V』(筑摩書房)(470頁)

***************************************************
 ― 自慰の抑圧という問題で、男女間になんらかの違いがあるのでしょうか? 陰核切除の方がより極端なやり方だったのではないでしょうか?

 ― その問題は私にとって一年越しの懸案となっています。昨年、ある若い女の子からその質問を受けたとき、私はなんら違いは無いと思うと答えました。それに、現にあるとされる違いも私には根本的な違いだとは思えません。女性の自慰を防ぐための抑圧の手段として、確かに陰核切除はヨーロッパでは盛んに行われていました。でも、これとほぼ同じ時期、もしくはもう少し以前でさえ、男子に対してもありとあらゆる外科的、医学的処置が〔とられていた〕。去勢とまではいきませんが(種の保存が必要ですから)、それにしても、尿道を焼灼するといったように、その苦痛たるや恐ろしいほどのものだってあったんです。

 ― いつ頃のことですか?

 ― 一九世紀を通じてずっとそうでした。ナポレオンの主治医は、自慰をする少年のペニスに(恐らく女性器にも)重曹を注入した。すると膀胱内の組織が焼けることに気づき、ペニスに止血帯を巻いたという話が残っています。こんなふうに、抑圧の方法としては何十年かのうちに様々な形のものが現れたにせよ、男か女かという点で本質的な違いがあったと私には言えません。そうは言っても、私も男ですから……。(中澤信一訳、407−408頁)

 ― 言っておきますが、私はサドをなにがなんでも神聖視することには賛成できません。要するに、私の目にはサドという人間が規律本位の社会、つまりきちんと時間割りがなされ、空間が碁盤の目状に区切られ、服従と監視の体制がとられた規律づくめの解剖学的な階級社会に特有のエロチシズムを仕立て上げた張本人だとさえ見えなくもないんです。
 そんなもの、つまりサドのエロチシズムなんかからはもう卒業すべきだと言いたいんです。身体やその構成要素、その表面や体積や厚みから、規律とは無縁のエロチシズムを創造することが必要なんです。偶然の出会いとか下心なしの快楽を伴った、今にも蒸散して消えかねないような身体のエロチシズムをね。ところが困ったことに、最近の映画では、ナチズムをテーマにしながら規律本位のエロチシズムを復活させるようなことをあちこちでやっている。それはもちろんサドのエロチシズムではあったかもしれない。そうだとしたら、まあ文学的なサド神聖視にもサド本人にもまことに気の毒だが、はっきり言ってもううんざりです。あれは懲罰委員、性の法務官、性器とかそういったもの専門の公認会計士ですよ。
6867:2001/03/31(土) 02:10
> ...専門の公認会計士ですよ。(470頁)

と訂正。スマソ。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/31(土) 03:52
.
7065:2001/03/31(土) 12:44
レスありがとうございます。

フーコーはオナニーについて大したことを言ってないですね。

オナニーって(個人の内面における)自由の獲得の一つの段階だと
思ったからフーコーはもっと積極的に評価しているんじゃないかと
思ったんだけどな。

結局フーコーも他人にうるさい政治屋さんってことか。
以上、つまんないレス返しでごめんなさい。sageます。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/03(火) 10:27
フーコーの問題意識では、性的欲望の装置が諸性的実践を通して
「個人の内面」なるものを再帰的に形成してゆくこと自体にも
ある種の抑圧を見ていて、だから仮にオナニーが「内面における
自由の獲得の一つの段階」であるにしても、それを手放しに礼賛する
ことはないです。実際のところ、近現代のオナニーはさまざまな
「抜き用」エロメディアと結びつきながら、自己の「性的欲望」を
確認=創出する制度として非常に重要な役割を果たしてますしね。

でも、17世紀以降の西欧世界で自慰行為がいかにして病理化されて
いったかについては非常に精力的に論じてます。おもしろいですよ。
実は日本でも明治〜大正期にかけて同じプロセスがあったんですが、
これについては赤川学の「オナニーの言説空間」あたりを参照。

そいとつたや氏にしては珍しいミスがあったので大喜びでつっこみ。
自慰の綴りはmastervationではなくmasturbationであります。
72名無しさん54号:2001/04/03(火) 11:19
オナニーに関しては、ヴィルヘルム・ライヒがわりとフーコーに近い
観点から論じていたように思うんだけど。もちろん、時代的には
ライヒの方が先だけど。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/05(木) 00:58
優良スレ認定
74名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 00:11
つたやんフランス現代思想系
75名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 20:08
フーコーは確かにエイズで死んだんだけど,1984年のことだから,
彼が性的に活発だったのは,HIVが発見される前のことだろう。
だからどうだ,というわけではないけどね。
76名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 21:42
政治板だからフーコーの権力論について語ろう!
7765:2001/04/09(月) 22:07
>>71
遅レスですんません。
赤川学「セクシュアリティの歴史社会学」現在読んでます。面白いです。
ホームページもあるみたいですね。
http://member.nifty.ne.jp/m-akagawa/index.htm

>フーコーの問題意識では、性的欲望の装置が諸性的実践を通して
>「個人の内面」なるものを再帰的に形成してゆくこと自体にも
>ある種の抑圧を見ていて、だから仮にオナニーが「内面における
>自由の獲得の一つの段階」であるにしても、それを手放しに礼賛する
>ことはないです。実際のところ、近現代のオナニーはさまざまな
>「抜き用」エロメディアと結びつきながら、自己の「性的欲望」を
>確認=創出する制度として非常に重要な役割を果たしてますしね。

うーん、私は橋本治の「ぼくらのSEX」ぐらいしか読んでいない厨房なんですが、
厨房なりに反論すれば、ポルノがどういう制度性を持つものであっても、
自分の快感は自分の快感だと思うんですが。ポルノって単に媒介に過ぎないし。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/13(金) 00:26
>厨房なりに反論すれば、ポルノがどういう制度性を持つものであっても、
>自分の快感は自分の快感だと思うんですが。ポルノって単に媒介に過ぎないし。

賛成。フーコーって逆に自分を縛ってるような気がする
79名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/13(金) 05:55
ポルノは媒介する(mediate)だけじゃなくて、性的欲望なる
ものを積極的に生産・同定する機構でもありますよ。たとえば
現代日本でいえば、「顔射」という行為に性的興奮を覚えると
いった心性は、少し前までは到底一般的とは言えませんでした。
この行為が日本でエロティックなものとして広く認知され体感
されるようになったのは、やはり80年代以降のAVによる流通の
結果でしょう。米国でフェラチオが一般化したのも、古典的
ポルノ「ディープ・スロート」の公開以来だって言われてます
よね(この主演女優さんはその後バリバリのフェミニストに
なったそうで)。

性の「快感」を否定するつもりはまったくないけど、ポルノ
グラフィックな表象システムは「一回性の出来事としての
快感」を自分の「性的欲望」として内面化させてゆくことで
単なる「快感」とは違うオブセッションへと変えてしまうん
だよね。言い換えれば、ポルノは快感を媒介しながら
(そして快感に媒介されながら)本人の「性的欲望」を成形
するんだけど、本人にとっては、そのプロセスは「あたかも
自分の内面に備わっていた「性的欲望」が発見された」かの
ように主観されるというのが、近代的なセクシュアリティの
抑圧的性質の源泉になっているわけで…。

ま、フーコーが自縄自縛というのはわからないでもないです。
ふつうの人は「性的欲望の装置」を桎梏とは思わずにそれなりに
楽しんでるわけで、なんでわざわざ自らが屈服しているところの
隠された「権力」を発見して、それを超克しなければいけない
んだ、と思うこともあります。

80名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/21(土) 11:22
>>79さん(=>>71さんですか?)
またまた遅レスですんまそん。
「表象システム」を具体例を含め解説していただいて、大変勉強になります。
ただ、それを「抑圧」にしてしまうのは、一面的な見方ではないでしょうか。
>>77>>79の両者の主張を要約すると、

>>79さん
ポルノグラフィックな表象システムが快感を媒介して人の性欲を形作る

それに対して>>77では、
自分が自分の快感をポルノ(という表象システム)を媒介して達成する

と、このような視点の違いがあるように思われます。
そして、この2つはお互いが双方向に媒介するものですから、
「抑圧」「屈服」のような一方的なものではないと思います。
いかがでしょうか。
81風子:2001/04/21(土) 22:06
誰かフーコーの権力論について教えて
82名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/21(土) 23:07
昔習ったフランス語の先生、フコーが来日したとき、
一緒に温泉に入ったって言ってたけど、エイズ感染
してないかな?
83つたや:2001/04/22(日) 00:30
>81
 フーコーにおける権力は、特定の個人に起因するものではなく、無数の点から発し、
様々な関係の中で機能するものです。で、フーコーの論で面白いと思うのは、権力と
言うのは下部から発するというところです。社会の基盤である家族や会社などの小集
団で生み出される権力関係が統括的な国家権力の基盤となっている。
 我々は如何なる体制においてもこのような権力関係から逃れられないのですね。
そしてもっと言うと、アルチュセールの所論では現資本制社会におけるこのような関
係を不断に再生産しているのが学校や家庭などのイデオロギー装置における規律・訓
練なわけです。それによって既存の秩序に「自発的に」服従する主体が形成される。
 この辺のシステムに関するロジックは、右翼にとっても非常に参考になるんじゃな
いでしょうか(笑)
84亡国!:2001/04/22(日) 00:39
まあ、そういうところで、左翼の課題が既存秩序そのものを
問題にしていく、という流れですね。
ただ既存秩序の破壊者がコヴァ化している昨今の情勢に、
オッサン化した左翼はどう立ち向かうのか!と(自藁)
85名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/29(日) 00:07
フーコーはマルクスについてどう思ってたのですか
86名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 12:48
フーコーはマルクス主義者じゃなかったっけ?
87名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/13(水) 23:01
age
88名無しさん@お腹いっぱい。
age