【尚武の】◇◇◇三島由紀夫◆◆◆【こころ】

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1右や左の名無し様
檄文
http://www.geocities.jp/kyoketu/61052.html
演説文
http://www.geocities.jp/kyoketu/61051.html

三島由紀夫(本名、平岡公威)
http://image.rakuten.co.jp/auc-artis/cabinet/s-2540.jpg
http://www.c21-smica.com/blog_century21_nobu/img_1596165_27088893_0.jpg
大正14年(1925年)1月14日、東京都四谷区(新宿区)永住町2に
父・平岡梓(元農林省水産局長)、母・倭文重の長男として誕生。

三島由紀夫関連過去スレ検索
http://makimo.to:8000/cgi-bin/search/search.cgi?q=%8EO%93%87%97R%8BI%95v&sf=2&all=on&view=table
2右や左の名無し様:2009/11/03(火) 11:44:18 ID:???
日本はみかけの安定の下に、一日一日魂のとりかへしのつかぬ癌症状をあらはしてゐるのに、
手をこまぬいてゐなければならなかつた。
もつともわれわれの行動が必要なときに、状況はわれわれに味方しなかつたのである。
(中略)
日本が堕落の淵に沈んでも、諸君こそは、武士の魂を学び、武士の錬成を受けた、最後の日本の若者である。
諸君が理想を放棄するとき、日本は滅びるのだ。
私は諸君に、男子たるの自負を教へようと、それのみ考へてきた。
一度楯の会に属したものは、日本男児といふ言葉が何を意味するか、終生忘れないでほしい、と念願した。
青春に於て得たものこそ終生の宝である。決してこれを放棄してはならない。

三島由紀夫
遺言「楯の会会員たりし諸君へ」より
3大日本報靖會 ◆lZCvso1D7U :2009/11/03(火) 20:11:05 ID:95R+rV7k
三島由紀夫先生は日本の将来を憂いておられた。
楯の会の世代のあとは日本の武士はいなくなると思ったかもしれない。

しかし、俺らの世代も文武を磨いて立派な武士になれることを
証明しようではないか。

日本の精神、文化、価値の源でおられる天皇の下、海ゆかば山ゆかば我々は
武士たることを貫く。男の中の男であることを世界に示し続ける。
4ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2009/11/03(火) 20:26:54 ID:???
もうすぐ11月25日ですね。毎年集い追悼祭を行なっております。両烈士の精神を継承し続けたいものです。
5大日本報靖會:2009/11/03(火) 21:25:29 ID:???
大事な話なんで、渾身の反米魂と反ポチ魂をもって
…とりわけポチアウンサン・スーチーとポチラビア・カーディルの従米反亜路線を憎みつつ…
繰り返す!!!!


三島由紀夫先生は日本の将来を憂いておられた。
楯の会の世代のあとは日本の武士はいなくなると思ったかもしれない。

しかし、俺らの世代も文武を磨いて立派な武士になれることを
証明しようではないか。
日本の精神、文化、価値の源でおられる天皇の下、海ゆかば山ゆかば我々は武士たることを貫く。男の中の男であることを世界に示し続ける。

だから…武士の情けで共和国を許そうよ!
そう鈴木邦男先生も言ってるし。

大日本報靖會 ◆lZCvso1D7Uを名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事
◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事
◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事
◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから
◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ
◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事
6右や左の名無し様:2009/11/03(火) 22:19:39 ID:???
>>5
トリップがないあなたは>>3の方とは別の方でしょうか。
三島由紀夫は、アジアだから全部いいとか単純な見解ではないですよ。
中国共産党の文化大革命へ抗議声明を出してますし、反日教育をしている朝鮮学校の批判もしています。
7大日本報靖會 ◆lZCvso1D7U :2009/11/03(火) 22:51:37 ID:???
>>5は私ではありません。
つまらないので相手にしないほうがいいですよ。
8大日本報靖會:2009/11/03(火) 23:11:12 ID:???
>>6

3と5は私です。

7は私(大日本報靖會 ◆lZCvso1D7U)の偽物です。

おそらく7は三島先生とアジア人が嫌いなのでせう。


大日本報靖會 ◆lZCvso1D7Uを名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事
◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事
◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事
◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから
◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ
◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事
9右や左の名無し様:2009/11/03(火) 23:14:22 ID:qyNy63LZ
>>8
なにが楽しくて生きているのですか?
10大日本報靖會 ◆lZCvso1D7U :2009/11/03(火) 23:27:14 ID:95R+rV7k
>>9
>>8も俺ではありません。
たぶん身体障害者で、ほとんど外出できないので一日中ネット
やってる気の毒な人なのでせう。

だから健康な尚武の私達に妬みや怨恨を持って、嫌がらせに同じような
書き込みをしているようですが、根性もまがっていますね。
11大日本報靖會:2009/11/04(水) 06:20:44 ID:???
>>9
楽しみは米帝を粉砕した後までお預けです。
そして新右翼義勇軍としてワシントン攻略作戦に参加し、勝利目前に敵の放った最後の一発の弾に当たって散華する…
そんな「もののふとしての生き様」を示したい!
と念じて日々米帝やポチやネオナチと戦ってます。

ちなみに10は私(大日本報靖會 ◆lZCvso1D7U)の偽物です。
7の偽物と同一と思われます。10にて本物である私を誹謗中傷していますが、その書き込みの内容は結局10=7の毎日の生活を自己告白してるのでしょう。
反米愛国新右翼である私には無縁の腐った豚のような生き方です。


大日本報靖會 ◆lZCvso1D7Uを名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事
12右や左の名無し様:2009/11/04(水) 11:15:50 ID:???
国体は日本民族日本文化のアイデンティティーを意味し、政権交替に左右されない恒久性をその本質とする。
政体は、この国体維持といふ国家目的民族目的に最適の手段として、国民によつて選ばれるが、政体自体は
国家目的追求の手段であつて、それ自体、自己目的的なものではない。
民主主義とは、継受された外国の政治制度であり、あくまで政体以上のものを意味しない。
これがわれわれの思考の基本的な立場である。
旧憲法は国体と法体系の間の相互の投影を完璧にしたが、現憲法は、これを明らかにしてゐないことは
前述の通りである。
けだし、国体の語を広義に解釈すれば、現憲法は二種の国体、二つの忠誠対象を、分裂させて持つてをり、
且つ国民の忠誠対象をこの二種の国体へ分裂させるやうに仕組まれてゐるからである。

三島由紀夫
「問題提起」より
13右や左の名無し様:2009/11/04(水) 11:23:56 ID:???
国体は本来、歴史・伝統・文化の時間的連続性に準拠し、国民の永い生活経験と文化経験の集積の上に
成立するものであるが、革命政権における国体とは、いふまでもなく、このやうなものではない。
革命政権における国体は、未来理想社会に対する一致した願望努力、国家超越の契機を内に秘めた世界革命の
理想主義をその本質とするであらう。
ところが、奇妙なことに現行憲法は、この相反する二種の国体概念を、(おそらく国論分裂による
日本弱体化といふ政治的企図を含みつつ)、並記してゐるのである。
これが憲法第一章と第二章との、戦後の思想的対立の根本要因をなす異常なコントラストである。
…第九条についてはあとで詳述するが、国際連合憲章の理想主義と、左派の戦術的非戦論とが癒着した
この九条において、正に同一の条項が、一方では非武装平和主義の仮面の下に浸透した左翼革命勢力の抵抗の
基盤をなしたのであつた。

三島由紀夫
「問題提起」より
14右や左の名無し様:2009/11/04(水) 11:28:47 ID:???
(中略)
…国体と政体の別を明らかにし、本と末の別を立て、国にとつて犯すべからざる恒久不変の本質と、
盛衰を常とする政体との癒着を剥離することこそ、国の最大の要請でなければならない。
そのためには、憲法上、第一章と第二章とが到底民族的自立の見地から融和すべからざるものであり、
この民族性の理念と似而非国際主義の理念との対立矛盾が、エモーショナルな国民の目前に、はつきり
露呈されることが何よりも緊要である。
このことは、グロテスクな誇張を敢てすれば、侵略戦争の宣戦布告をする天皇と、絶対非武装平和の
国際協調主義との、対立矛盾を明示せよ、といふのではない。むしろその反対である。
もし現憲法の部分的改正によつて、第九条だけが改正されるならば、日本は楽々と米軍事体制の好餌になり、
自立はさらに失はれ、日本の歴史・伝統・文化は、さらに危殆に瀕するであらう。

三島由紀夫
「問題提起」より
15右や左の名無し様:2009/11/04(水) 19:20:42 ID:???
…女体と性体の別を明らかにし、本と末の別を立て、国にとつて犯すべからざる恒久不変の本質と、
盛衰を常とする女体との癒着を剥離することこそ、男の最大の要請でなければならない。
そのためには、性交術の、第一章と第二章とが到底男性器自立の見地から融和すべからざるものであり、
この風俗性の理念と似而非国際慰安婦主義の理念との対立矛盾が、エモーショナルな劣情を目前に、はつきり
露呈されることが何よりも緊要である。
このことは、グロテスクな誇張を敢てすれば、扶助奉公侵略戦争の精気宣戦布告をするマラと、絶対非武装平和の
国際オメコ協調主義との、対立矛盾を明示せよ、といふのではない。むしろその反対である。
もし現性交法の部分的改正によつて、第九条だけが改正されるならば、日本は楽々と碾き臼体制米軍事体制の好餌になり、
自立はさらに失はれ、日本の歴史・伝統・文化は、さらに危殆に瀕するであらう。
16右や左の名無し様:2009/11/04(水) 22:29:43 ID:???
>>14つづき
われわれは、第一章、第二章の対立矛盾に目を向け、この対立矛盾を解消することによつて、日本の
国防上の権利(第二章)を、民族目的(第一章)に限局させようと努め、その上で真の自立の平和主義を、
はじめて追求しうるのである。
従つて、第一章の国体明示の改正なしに、第二章のみの改正に手をつけることは、国家百年の大計を
誤るものであり、第一章改正と第二章改正は、あくまで相互のバランスの上にあることを忘れてはならない。
さて、何故に第一章の「国体」は、国民の忠誠対象として衰退したか?
それはあくまで教育と政策の結果である。
(中略)
…「忠誠」だけは有難迷惑な贈物であり、これを拒絶する装置も隠密周到に作られた。
しかし忠誠を拒絶することは、自ら国体たることを否定する態度に他ならないから、やむなく大衆は無際限に
その忠誠をうけ入れてくれる第九条のはうを現時の国体と考へるにいたつたのも無理はない。
尤もこれらの皇室政策が、天皇御自身の御意向に添うたものである、と私は言はうとしてゐるのではない。
事勿れ主義の官僚群が作つたものであることは明らかである。

三島由紀夫
「問題提起」より
17右や左の名無し様:2009/11/04(水) 22:31:18 ID:???
もしかりに、一定妥協して、不十分ながら第一章が日本の「国」とは何ぞやといふことを規定してゐるとしても、
第二章は明らかに、国家超克の人類的理想について述べてゐる。
第一章が「国のため」といふ理念を一応掲げてゐると仮定しても、第二章が掲げてゐるのは
「人類のため」といふ理念である。国民の側から云へば、国家意志の不明確である。
これらの茫獏たる規定から演繹される国家最高の理念とは、人命尊重のヒューマニズムに尽き、平時は
それでよいが、ひとたび危機に際会すると、一九七〇年春のハイジャック事件のやうに、韓国、北鮮がそれぞれ
明白に国家意志を表明したのに、ひとり日本は、人命尊重のヒューマニズム以上のものを表明することができず、
しかもこのヒューマニズムには存分に偽善が塗り込められるといふ醜態をさらしたのであつた。

三島由紀夫
「問題提起」より
18右や左の名無し様:2009/11/05(木) 10:40:44 ID:5+XMAKbz
――さて、逐条的に現憲法の批判に入ると、
第一条(天皇の地位・国民主権)天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、
この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
第二条(皇位の継承)皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、
これを継承する。
とあるが、第一条と第二条の間には明らかな論理的矛盾がある。
すなはち第一条には、「この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とあるが、第二条には、
「皇位は、世襲のものであつて」とあり、もし「地位」と「皇位」を同じものとすれば、
「主権の存する日本国民の総意に基く」筈のものが、「世襲される」といふのは可笑しい。
世襲は生物学的条件以外の条件なき継承であり、「国民の総意に基く」も「基かぬ」もないのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
19右や左の名無し様:2009/11/05(木) 10:47:36 ID:5+XMAKbz
又、もしかりに一歩ゆづつて、「主権の存する日本国民の総意」なるものを、一代限りでなく、各人累代
世襲の総意とみとめるときは、「世襲」の語との矛盾は大部分除かれるけれども、個人の自由意志を超越した
そのやうな意志に主権が存するならば、それはそもそも近代個人主義の上に成立つ民主主義と矛盾するであらう。
又、もし、「地位」と「皇位」を同じものとせず、「地位」は国民の総意に基づくが、「皇位」は世襲だと
するならば、「象徴としての地位」と「皇位」とを別の概念とせねばならぬ。
それならば、世襲の「皇位」についた新らしい天皇は、即位のたびに、主権者たる「国民の総意」の査察を受けて、
その都度、「象徴としての地位」を認められるか否か、再検討されなければならぬ。
しかもその再検討は、そもそも天皇制自体の再検討と等しいから、ここで新天皇が「象徴としての地位」を
否定されれば、必然的に第二条の「世襲」は無意味になる。
いはば天皇家は、お花の師匠や能役者の家と同格になる危険に、たえずさらされてゐることになる。

三島由紀夫
「問題提起」より
20右や左の名無し様:2009/11/05(木) 10:50:13 ID:5+XMAKbz
私は非常識を承知しつつ、この矛盾の招来する論理的結果を描いてみせたのであるが、このやうな矛盾は明らかに、
第一条に於て、天皇といふ、超個人的、伝統的、歴史的存在の、時間的連続性(永遠)の保証者たる機能を、
「国民主権」といふ、個人的、非伝統的、非歴史的、空間的概念を以て裁いたといふ無理から生じたものである。
これは、「一君万民」といふごとき古い伝承観念を破壊して、むりやりに、西欧的民主主義理念と天皇制を
接着させ、移入の、はるか後世の制度によつて、根生の、昔からの制度を正当化しようとした、方法的誤謬から
生れたものである。
それは、キリスト教に基づいた西欧の自然法理念を以て、日本の伝来の自然法を裁いたものであり、
もつと端的に言へば、西欧の神を以て日本の神を裁き、まつろはせた条項であつた。

三島由紀夫
「問題提起」より
21右や左の名無し様:2009/11/06(金) 05:53:10 ID:q2A7rric


   誰も読んでないお
22右や左の名無し様:2009/11/06(金) 10:38:32 ID:gVKGR4LX
>>20つづき
われわれは、日本的自然法を以て日本の憲法を創造する権利を有する。
天皇制を単なる慣習法と見るか、そこに日本的自然法を見るかについては、議論の分れるところであらう。
英国のやうに慣習法の強い国が、自然法理念の圧力に抗して、憲法を不文のままに置き、慣習法の運用によつて、
同等の法的効果と法的救済を実現してゆくが如き手続は、日本では望みがたいが、すべてをフランス革命の
理念とピューリタニズムの使命感で割り切つて、巨大な抽象的な国家体制を作り上げたアメリカの法秩序が、
日本の風土にもつとも不適合であることは言ふ俟たない。
現代はふしぎな時代で、信教の自由が先進諸国の共通の表看板になりながら、十八世紀以来の西欧人文主義の
諸理念は、各国の基本法にのしかかり、これを制圧して、これに対する自由を許してゐないのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
23右や左の名無し様:2009/11/06(金) 10:42:45 ID:gVKGR4LX
われわれがもしあらゆる宗教を信ずることに自由であるなら、どうして近代的法理念のコンフォーミティーから
だけは自由でありえない、といふことがあらうか?
又逆に、もしわれわれが近代的法理念のコンフォーミティーからは自由でありえないとするならば、習俗、伝習、
文化、歴史、宗教などの民族的固有性から、それほど自由でありうるのだらうか?
それは又、明治憲法の発祥に戻つて、東洋と西洋との対立融合の最大の難問に、ふたたび真剣にぶつかることであるが、
敗戦の衝撃は、一国の基本法を定めるのに、この最大の難問をやすやすと乗り超えさせ、しらぬ間に、日本を、
そのもつとも本質的なアイデンティティーを喪はせる方向へ、追ひやつて来たのではなかつたか?
天皇の問題は、かくて憲法改正のもつとも重要な論点であつて、何人もこれを看過して、改憲を語ることはできない。

三島由紀夫
「問題提起」より
24右や左の名無し様:2009/11/06(金) 11:09:38 ID:gVKGR4LX
これについて幾多の問題点が考へられる。天皇のいはゆる「人間宣言」は至当であつたか?
新憲法によれば、「儀式を行ふこと」(第七条第十項)とニュートラルな表現で「国事行為」に辛うじて
のこされてゐるが、歴史・伝統・文化の連続性と、国の永遠性を祈念し保障する象徴行為である祭祀が、
なほ天皇のもつとも重要な仕事であり、存在理由であるのに、国事行為としての「儀式」は、神道の祭祀を
意味せぬものと解され、祭祀は天皇家の個人的行事になり、国と切り離されてゐる。
しかし天皇が「神聖」と完全に手を切つた世俗的君主であるならば、いかにして「象徴」となりえよう。
「象徴」が現時点における日本国民および日本国のみにかかはり、日本の時間的連続性と関はりがないならば、
大統領で十分であつて、大統領とは世襲の一点においてことなり、世俗的君主とは祭祀の一点においてことなる
天皇は、正にその時間的連続性の象徴、祖先崇拝の象徴たることにおいて、「象徴」たる特色を担つてゐるのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
25右や左の名無し様:2009/11/06(金) 13:21:22 ID:???
われわれがもしあらゆる性技を感得することに自由であるなら、どうして近代的性交理念のコンフォーミティーから
だけは自由でありえない、といふことがあらうか?
又逆に、もしわれわれが近代的性交技術理念のコンフォーミティーからは自由でありえないとするならば、風俗、習俗、伝習、
文化、歴史、宗教などの民族的風俗営業の固有性から、それほど自由でありうるのだらうか?
それは又、共和国憲法の発祥に戻つて、東洋と西洋との対立融合の最大の難問に、ふたたび真剣のまらにぶつかることであるが、
早漏射精の衝撃は、男の基本を確定劣化と定めるのに、この最大の難問をやすやすと乗り超えさせ、しらぬ間に、慰安婦を、
そのもつとも本質的なアイデンティティーバージンを喪はせる方向へ、追ひやつて来たのではなかつたか?
慰安婦の問題は、かくて共和国憲法改正のもつとも重要な論点であつて、金将軍様は何人もこれを看過して、性技を語ることはできない。
26ふざけた奴 ◆X49...FUZA :2009/11/06(金) 19:24:47 ID:u6wGSq+e
非人が日本語んなっつうの。
27右や左の名無し様:2009/11/06(金) 21:14:53 ID:???
19 名前:巫山戯為奴 ◆X49...FUZA [] 投稿日:2009/01/14(水) 17:59:14 ID:oH+CY5k0
水杯は水だと思うが、首相が川原乞食では日本人の命の重さが髪の毛程も無いて言うか、
日本人を皆殺しにしちまいて言うのは朝鮮通信士からの文献からも明らかですから。














これが日本語かよw
28右や左の名無し様:2009/11/07(土) 15:22:10 ID:rGA6XoiI
>>24つづき
天皇が「神聖」と最終的につながつてゐることは、同時に、その政治的無答責性において、現実所与の変転する
政治的責任を免かれてゐればこそ、保障されるのである。
これを逆に言へば、天皇の政治的無答責は、それ自体がすでに「神聖」を内包してゐると考へなければ
論理的でない。なぜなら、人間であることのもつとも明確な責任体系こそ、政治的責任の体系だからである。
そのやうな天皇が、一般人同様の名誉毀損の法的保護しか受けられないのは、一種の論理的詐術であつて、
「栄典授与」(第七条第七項)の源泉に対する国自体の自己冒涜である。

三島由紀夫
「問題提起」より
29右や左の名無し様:2009/11/07(土) 15:26:26 ID:rGA6XoiI
「神聖不可侵」の規定の復活は、おのづから第二十条「信仰の自由」の規定から、神道の除外例を要求するだらう。
キリスト教文化をしか知らぬ西欧人は、この唯一神教の宗教的非寛容の先入主を以てしか、他の宗教を
見ることができず、英国国教のイングランド教会の例を以て日本の国家神道を類推し、のみならずあらゆる
侵略主義の宗教的根拠を国家神道に妄想し、神道の非宗教的な特色性、その習俗純化の機能等を無視し、
はなはだ非宗教的な神道を中心にした日本のシンクレティスム(諸神混淆)を理解しなかつた。
敗戦国の宗教問題にまで、無智な大斧を揮つて、その文化的伝統の根本を絶たうとした占領軍の政治的意図は、
今や明らかであるのに、日本人はこの重要な魂の問題を放置して来たのである。
天皇は、自らの神聖を恢復すべき義務を、国民に対して負ふ、といふのが私の考へである。

三島由紀夫
「問題提起」より
30右や左の名無し様:2009/11/07(土) 15:28:11 ID:rGA6XoiI
一方、旧憲法の天皇大権は大幅に制約されて然るべく、天皇の政治上の無答責は憲法上に明記されねばならないが、
第二章への遠慮によつて、天皇の栄典授与の国事行為ですら、文官に対してのみ公然となされてゐる不均衡
不自然は、九条の変更によつて、直ちに改められるであらう。
但し、事軍事に関しては、旧憲法の「統師権独立」規定の惨憺たる結果を見るにつけ、決して天皇にその
最終指揮権を帰属せしむべきではない。

三島由紀夫
「問題提起」より
31右や左の名無し様:2009/11/08(日) 17:40:53 ID:bDQCjTsU
…第九条第二項の「前提の目的を達するため」を、「前提の目的を達するために限り」と強ひて限定的に解し、
国際紛争を解決する手段としての戦争を永久に放棄するために限り、戦力を保持しないが、それ以外の自衛の
目的のためには保持しうるとして、自衛隊の法的根拠とするすこぶる苦しい法解釈である。
これが通常の日本文の語訳として奇怪きはまるものであることはいふまでもない。
ありていに言つて、第九条は敗戦国日本の戦勝国に対する詫証文であり、この詫証文の成立が、日本側の
自発的意志であるか米国側の強制によるかは、もはや大した問題ではない。
ただこの条文が、二重三重の念押しをからめた誓約の性質を帯びるものであり、国家としての存立を危ふくする
立場に自らを置くものであることは明らかである。
論理的に解すれば、第九条に於ては、自衛権も明白に放棄されてをり、いかなる形においての戦力の保有も
ゆるされず、自衛の戦ひにも交戦権を有しないのである。
全く物理的に日本は丸腰でなければならぬのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
32右や左の名無し様:2009/11/08(日) 17:42:59 ID:bDQCjTsU
(中略)
第九条のそのままの字句通りの遵奉は、「国家として死ぬ」以外にはない。しかし死ぬわけには行かないから、
しやにむに、緊急避難の理論によつて正当化を企て、御用学者を動員して、牽強附会の説を立てたのである。
自衛隊は明らかに違憲である。しかもその創設は、新憲法を与へたアメリカ自身の、その後の国際政治状況の
変化による要請に基づくものである。
(中略)
護憲のナショナリスティックな正当化は、あくまで第九条の固執により、片やアメリカのアジア軍事戦略体制に
乗りすぎないやうに身をつつしみ、片や諸外国の猜疑と非難を外らさうといふ、消極弥縫策にすぎず、
国内的には、片や「何もかもアメリカの言ひなりにはならぬぞ」といふナショナリスティックな抵抗を装ひ、
片や「平和愛好」の国民の偸安におもねり、大衆社会状況に迎合することなのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
33右や左の名無し様:2009/11/08(日) 17:53:04 ID:bDQCjTsU
>>32訂正
(中略)第九条のそのままの字句通りの遵奉は、「国家として死ぬ」以外にはない。しかし死ぬわけには行かないから、
しやにむに、緊急避難の理論によつて正当化を企て、御用学者を動員して、牽強附会の説を立てたのである。
自衛隊は明らかに違憲である。しかもその創設は、新憲法を与へたアメリカ自身の、その後の国際政治状況の
変化による要請に基づくものである。(中略)
護憲のナショナリスティックな正当化は、あくまで第九条の固執により、片やアメリカのアジア軍事戦略体制に
乗りすぎないやうに身をつつしみ、片や諸外国の猜疑と非難を外らさうといふ、消極弥縫策にすぎず、国内的には、
片や「何もかもアメリカの言ひなりにはならぬぞ」といふナショナリスティックな抵抗を装ひ、片や「平和愛好」の
国民の偸安におもねり、大衆社会状況に迎合することなのである。
しかもアメリカの絶えざる要請にしぶしぶ押されて、自衛隊をただ「量的に」拡大し、兵器体系を改良し、
もつとも厄介な核兵器問題への逢着を無限に延させるために、平和憲法下の安全保障の路線を、無目的無理想に
進んでゆくことである。

三島由紀夫
「問題提起」より
34右や左の名無し様:2009/11/09(月) 10:53:11 ID:xwlHyHYC
…核と自主防衛、国軍の設立と兵役義務、その他の政策上の各種の難問題は、九条の裏面に錯綜してゐる。
しかしここでは、私は徴兵制度復活には反対であることだけを言明しておかう。
(中略)
私は九条の改憲を決して独立にそれ自体として考へてはならぬ、第一章「天皇」の問題と、第二十条
「信教の自由」に関する神道の問題と関連させて考へなくては、折角「憲法改正」を推進しても、却つて
アメリカの思ふ壷におちいり、日本が独立国家として、日本の本然の姿を開顕する結果にならぬ、と再々力説した。
たとへ憲法九条を改正して、安保条約を双務条約に書き変へても、それで日本が独立国としての体面を
回復したことにはならぬ。韓国その他アジア反共国家と同列に並んだだけの結果に終ることは明らかであり、
これらの国家は、アメリカと軍事的双務条約を締結してゐるのである。

三島由紀夫
「問題提起」より
35右や左の名無し様:2009/11/09(月) 10:55:49 ID:xwlHyHYC
第九条の改廃については、改憲論者にもいくつかの意見がある。
「第九条第一項の字句は、そもそも不戦条約以来の理想条項であり、これを残しても自衛のための戦力の保持は
十分可能である。しかし第二項は、明らかに、自衛隊の放棄を意味するから削除すべきである」
といふ意見に、私はやや賛成であるが、そのためには、第九条第一項の規定は、世界各国の憲法に必要条項として
挿入されるべきであり、日本国憲法のみが、国際社会への誓約を、国家自身の基本法に包含してゐるといふのは、
不公平不調和を免かれぬ。
その結果、わが憲法は、国際社会への対他的ジェスチュアを本質とし、国の歴史・伝統・文化の自主性の表明を
二次的副次的なものとするといふ、敗戦憲法の特質を永久に免かれぬことにならう。
むしろ第九条全部を削除するに如くはない。

三島由紀夫
「問題提起」より
36右や左の名無し様:2009/11/09(月) 10:59:22 ID:xwlHyHYC
その代りに、日本国軍の創立を謳ひ、健軍の本義を憲法に明記して、次の如く規定するべきである。
「日本国軍隊は、天皇を中心とするわが国体、その歴史、伝統、文化を護持することを本義とし、国際社会の
信倚と日本国民の信頼の上に健軍される」
防衛は国の基本的な最重要問題であり、これを抜きにして国家を語ることはできぬ。
物理的に言つても、一定の領土内に一定の国民を包括する現実の態様を抜きにして、国家といふことを語ることが
できないならば、その一定空間の物理的保障としては軍事力しかなく、よしんば、空間的国家の保障として、
外国の軍事力(核兵器その他)を借りるとしても、決して外国の軍事力は、他国の時間的国家の態様を
守るものではないことは、赤化したカンボジア摂政政治をくつがへして、共和制を目ざす軍事政権を
打ち樹てるといふことも敢てするのを見ても自明である。

三島由紀夫
「問題提起」より
37右や左の名無し様:2009/11/09(月) 14:05:09 ID:???
自国の正しい健軍の本義を持つ軍隊のみが、空間的時間的に国家を保持し、これを主体的に防衛しうるのである。
現自衛隊が、第九条の制約の下に、このやうな軍隊に成育しえないことには、日本のもつとも危険な状況が
孕まれてゐることが銘記されねばならない。
憲法改正は喫緊の問題であり、決して将来の僥倖を待つて解決をはかるべき問題ではない。
なぜならそれまでは、自衛隊は、「国を守る」といふことの本義に決して到達せず、この混迷を残したまま、
徒らに物理的軍事力のみを増強して、つひにもつとも大切なその魂を失ふことになりかねないからである。
自衛隊は、警察予備隊から発足して、未だその警察的側面を色濃く残してをり、警察との次元の差を、装備の
物理的な次元の差にしか見出すことができない。
国家の矜りを持つことなくして、いかにして軍隊が軍隊たりえようか。
この悲しむべき混迷を残したものが、すべて第九条、特にその第二項にあることは明らかであるから、
われわれはここに論議の凡てを集中しなければならない。

三島由紀夫
「問題提起」より
38右や左の名無し様:2009/11/10(火) 11:07:53 ID:ETW2RvRK
私は決して平和主義を偽善だとは言はないが、日本の平和憲法が左右双方からの政治的口実に使はれた結果、
日本ほど、平和主義が偽善の代名詞になつた国はないと信じてゐる。
この国でもつとも危険のない、人に尊敬される生き方は、やや左翼で、平和主義者で、暴力否定論者であることであつた。
それ自体としては、別に非難すべきことではない。
しかしかうして知識人のConformity が極まるにつれ、私は知識人とは、あらゆるConformity に疑問を抱いて、
むしろ危険な生き方をするべき者ではないかと考へた。
一方、知識人たち、サロン・ソシアリストたちの社会的影響力は、ばかばかしい形にひろがつた。
母親たちは子供に兵器の玩具を与へるなと叫び、小学校では、列を作つて番号をかけるのは軍国主義的だといふので、
子供たちはぶらぶらと国会議員のやうに集合するのだつた。

三島由紀夫
「『楯の会』のこと」より
39右や左の名無し様:2009/11/10(火) 11:11:51 ID:ETW2RvRK
それならお前は知識人として、言論による運動をすればよいではないか、と或る人は言ふのであらう。
しかし私は文士として、日本ではあらゆる言葉が軽くなり、プラスチックの大理石のやうに半透明の贋物になり、
一つの概念を隠すために用いられ、どこへでも逃げ隠れのできるアリバイとして使はれるやうになつたのを、
いやといふほど見てきた。あらゆる言葉には偽善がしみ入つてゐた、ピックルスに酢がしみ込むやうに。
文士として私の信ずる言葉は、文学作品の中の、完全無欠な仮構の中の言葉だけであり、前に述べたやうに、
私は文学といふものが、戦ひや責任と一切無縁な世界だと信ずる者だ。
これは日本文学のうち、優雅の伝統を特に私が愛するからであらう。
行動のための言葉がすべて汚れてしまつたとすれば、もう一つの日本の伝統、尚武とサムライの伝統を
復活するには、言葉なしで、無言で、あらゆる誤解を甘受して行動しなければならぬ。
Self-justification は卑しい、といふサムラヒ的な考へが、私の中にはもともとひそんでゐた。

三島由紀夫
「『楯の会』のこと」より
40右や左の名無し様:2009/11/10(火) 11:38:25 ID:ETW2RvRK
私は或る内面的な力に押されて、剣道をはじめた。もう十三年もつづけてゐる。
竹の刀を使ふこの武士の模擬行動から、言葉を介さずに、私は古い武士の魂のよみがへりを感じた。
経済的繁栄と共に、日本人の大半は商人になり、武士は衰へ死んでゐた。
自分の信念を守るために命を賭けるといふ考へは、Old-fashioned になつてゐた。
思想は身の安全を保証してくれるお守りのやうなものになつてゐた。
(中略)
しかし私は、若者はギュムナシオーンとアゴラを半ばづつ往復しなければならぬと信ずる者であり、
学生ばかりでなく、あらゆる知識人がさうすべきだ、と考へる者だ。
言論を以て言論を守るとは、方法上の矛盾であり、思想を守るのは自らの肉体と武技を以てすべきだ、と考へる者だ。

三島由紀夫
「『楯の会』のこと」より
41右や左の名無し様:2009/11/10(火) 19:13:32 ID:ETW2RvRK
かうして私は自然に、軍事学上の「間接侵略」といふ観念に到達したのである。
間接侵略とは、表面的には外国勢力に操られた国内のイデオロギー戦のことだが、本質的には、(少なくとも
日本にとっては)日本といふ国のIdentify を犯さうとする者と、守らうとする者の戦ひだと解せられる。
しかもそれは複雑微妙な様相を持ち、時にはナショナリズムの仮面をかぶつた人民戦争を惹き起し、
正規軍に対する不正規軍の戦ひになる。
ところで日本では、十九世紀の近代化以来、不正規軍といふ考へが完全に消失し、正規軍思想が軍の主流を占め、
この伝統は戦後の自衛隊にまで及んでゐる。日本人は十九世紀以来、民兵の構想を持つたことがなく、
あの第二次世界大戦に於てすら、国民義勇兵法案が議会を通過したのは降伏わづか二ヶ月前であつた。
日本人は不正規軍といふ二十世紀の新しい戦争形態に対して、ほとんど正規戦の戦術しか持たなかつた。

三島由紀夫
「『楯の会』のこと」より
42右や左の名無し様:2009/11/11(水) 14:44:47 ID:Q/HePoC9
民族主義とは、本来、一民族一国家、一個の文化伝統・言語伝統による政治的統一の熱情に他ならない。
(中略)
では、日本にとつての民族主義とは何であらうか?
…言語と文化伝統を共有するわが民族は、太古から政治的統一をなしとげてをり、われわれの文化の連続性は、
民族と国との非分離にかかつてゐる。
そして皮肉なことには、敗戦によつて現有領土に押し込められた日本は、国内に於ける異民族問題を
ほとんど持たなくなり、アメリカのやうに一部民族と国家の相反関係や、民族主義に対して国家が受け身に
立たざるをえぬ状況といふものを持たないのである。
従つて異民族問題をことさら政治的に追及するやうな戦術は、作られた緊張の匂ひがするのみならず、
国を現実の政治権力の権力機構と同一し、ひたすら現政府を「国民を外国へ売り渡す」買辧政権と規定することに
熱意を傾け、民族主義をこの方向へ利用しようと力めるのである。

三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
43右や左の名無し様:2009/11/11(水) 14:49:48 ID:Q/HePoC9
しかし前にも言つたやうに、日本には、現在、シリアスな異民族問題はなく、又、一民族一文化伝統による
政治的統一への悲願もありえない。それは日本の歴史において、すでに成しとげられてゐるものだからである。
もしそれがあるとすれば、現在の日本を一民族一文化伝統の政治的統一を成就せぬところの、民族と国との
分離状況としてとらへてゐるのであり、民族主義の強調自体が、この分離状況の強調であり、終局的には、
国を否定して民族を肯定しようとする戦術的意図に他ならない。
すなはち、それは非分離を分離へ導かうとするための「手段としての民族主義」なのである。
…前述したやうに、第三次の民族主義は、ヴィエトナム戦争によつて、論理的な継目をぼかされながら育成され、
最後に分離の様相を明らかにしたが、ポスト・ヴィエトナムの時代は、この分離を、沖縄問題と朝鮮人問題に
よつて、さらに明確にするであらう。

三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
44右や左の名無し様:2009/11/11(水) 15:21:49 ID:Q/HePoC9
社会的な事件といふものは、古代の童話のやうに、次に来るべき時代を寓意的に象徴することがままあるが、
金嬉老事件は、ジョンソン声明に先立つて、或る時代を予言するやうなすこぶる寓意的な起り方をした。
それは三つの主題を持つてゐる。すなはち、「人質にされた日本人」といふ主題と、「抑圧されて激発する
異民族」といふ主題と「日本人を平和的にしか救出しえない国家権力」といふ主題と、この三つである。
第一の問題は、沖縄や新島の島民を、第二の問題は朝鮮人問題そのものを、第三の問題は、現下の国家権力の
平和憲法と世論による足カセ手カセを、露骨に表象してゐた。
そしてここでは、正に、政治的イデオロギーの望むがままに変容させられる日本民族の相反するイメージ――
外国の武力によつて人質にされ抑圧された平和的な日本民族といふイメージと、異民族の歴史の罪障感によつて
権力行使を制約される日本民族といふイメージ――が二つながら典型的に表現されたのである。
前者の被害者イメージは、朝鮮民族と同一化され、後者の加害者イメージは、ヴィエトナム戦争を遂行する
アメリカのイメージにだぶらされた。

三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
45右や左の名無し様:2009/11/12(木) 10:34:49 ID:yUKvc0Dd
しかし戦後の日本にとつては、真の民族問題はありえず、在日朝鮮人問題は、国際問題であり、リフュジー(難民)の
問題であつても、日本国内の問題ではありえない。
これを内部の問題であるかの如く扱ふ一部の扱ひには、明らかに政治的意図があつて、先進工業国における
革命主体としての異民族の利用価値を認めたものに他ならない。
…手段としての民族主義はこれを自由に使ひ分けながら、沖縄問題や新島問題では、「人質にされた日本人」の
イメージを以て訴へかけ、一方、起りうべき朝鮮半島の危機に際しては、民族主義の国際的連帯感といふ
論理矛盾を、再び心情的に前面に押し出すであらう。
被害者日本と加害者日本のイメージを使ひ分けて、民族主義を領略しようと企てるであらう。
しかしながら、第三次の民族主義における分離の様相はますます顕在化し、同時に、ポスト・ヴィエトナムの情勢は、
保守的民族主義の勃興を促し、これによつて民族主義の左右からの奪ひ合ひは、ますます先鋭化するであらう。

三島由紀夫
「文化防衛論 戦後民族主義の四段階」より
46右や左の名無し様:2009/11/12(木) 10:51:40 ID:yUKvc0Dd
国と民族の非分離の象徴であり、その時間的連続性と空間的連続性の座標軸であるところの天皇は、日本の
近代史においては、一度もその本質である「文化概念」としての形姿を如実に示されたことはなかつた。
このことは明治憲法国家の本質が、文化の全体性の侵蝕の上に成立ち、儒教道徳の残滓をとどめた官僚文化によつて
代表されてゐたことと関はりがある。私は先ごろ仙洞御所を拝観して、こののびやかな帝王の苑池に架せられた
明治官僚補綴の石橋の醜悪さに目をおほうた。
すなはち、文化の全体性、再帰性、主体性が、一見雑然たる包括的なその文化概念に、見合ふだけの価値自体を
見出すためには、その価値自体からの演繹によつて、日本文化のあらゆる末端の特殊事実までが推論されなければ
ならないが、明治憲法下の天皇制機構は、ますます西欧的な立憲君主政体へと押しこめられて行き、政治的機構の
醇化によつて文化的機能を捨象して行つたがために、つひにかかる演繹能力を持たなくなつてゐたのである。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
47右や左の名無し様:2009/11/12(木) 10:58:07 ID:yUKvc0Dd
雑多な、広汎な、包括的な文化の全体性に、正に見合ふだけの唯一の価値自体として、われわれは天皇の
真姿である文化概念としての天皇に到達しなければならない。
(中略)
「みやび」は、宮廷の文化的精華であり、それへのあこがれであつたが、非常の時には、「みやび」はテロリズムの
形態をさへとつた。すなはち、文化概念としての天皇は、国家権力と秩序の側だけにあるのみではなく、
無秩序の側へも手をさしのべてゐたのである。もし国家権力や秩序が、国と民族を分離の状態に置いてゐるときは、
「国と民族の非分離」を回復せしめようとする変革の原理として、文化概念たる天皇が作用した。
孝明天皇の大御心に応へて起つた桜田門の変の義士たちは、「一筋のみやび」を実行したのであつて、
天皇のための蹶起は、文化様式に背反せぬ限り、容認されるべきであつたが、西欧的立憲君主政体に固執した
昭和の天皇制は、二・二六事件の「みやび」を理解する力を喪つてゐた。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
48右や左の名無し様:2009/11/12(木) 22:38:26 ID:yUKvc0Dd
明治憲法による天皇制は、祭政一致を標榜することによつて時間的連続性を充たしたが、政治的無秩序を
招来する危険のある空間的連続性には関はらなかつた。すなはち言論の自由には関はりなかつたのである。
政治概念としての天皇は、より自由でより包括的な文化概念としての天皇を、多分に犠牲に供せざるをえなかつた。
そして戦後のいはゆる「文化国家」日本が、米占領下に辛うじて維持した天皇制は、その二つの側面をいづれも
無力化して、俗流官僚や俗流文化人の大正的教養主義の帰結として、大衆社会化に追随せしめられ、いはゆる
「週刊誌天皇制」の域にまでそのディグニティーを失墜せしめられたのである。
天皇と文化は相関はらなくなり、左右の全体主義に対抗する唯一の理念としての「文化概念たる天皇」
「文化の全体性の統括者としての天皇」のイメージの復活と定立は、つひに試みられることなくして終つた。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
49右や左の名無し様:2009/11/14(土) 14:35:55 ID:7xRVz/IF
(中略)
かつて物語が歌の詞書から発展して生れたやうに、歌は日本文学の元素のごときものであり、爾余のジャンルは
その敷衍であつて、ひびき合ふ言語の影像の聨想作用にもとづく流動的構成は、今にいたるも日本文学の、
ほとんど無意識の普遍的手法をなしてゐる。宮廷詩の「みやび」と、民衆詩の「みやびのまねび」との間に
はさまれて、あらゆる日本近代文化は、その細い根無し草の営為をつづけてきたのである。
伝統との断絶は一見月並風なみやびとの断絶に他ならず、しかも日本の近代は、「幽玄」「花」「わび」
「さび」のやうな、時代を真に表象する美的原理を何一つ生まなかつた。天皇といふ絶対的媒体なしには、
詩と政治とは、完全な対立状態に陥るか、政治による詩的領土の併呑に終るしかなかつた。
みやびの源流が天皇であるといふことは、美的価値の最高度を「みやび」に求める伝統を物語り、左翼の
民衆文化論の示唆するところとことなつて、日本の民衆文化は概ね「みやびのまねび」に発してゐる。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
50右や左の名無し様:2009/11/14(土) 14:39:39 ID:7xRVz/IF
そして時代時代の日本文化は、みやびを中心とした衛星的な美的原理、「幽玄」「花」「わび」「さび」などを
成立せしめたが、この独創的な新生な文化を生む母胎こそ、高貴で月並なみやびの文化であり、文化の
反独創性の極、古典主義の極致の秘庫が天皇なのであつた。しかもオーソドックスの美的円満性と倫理的起源が、
美的激発と倫理的激発をたえずインスパイアするところに天皇の意義があり、この「没我の王制」が、
時代時代のエゴイズムの掣肘力であると同時に包容概念であつた。
天照大神はかくて、岩戸隠れによつて、美的倫理的批判を行ふが、権力によつて行ふのではない。速須佐之男の命の
美的倫理的逸脱は、このやうにして、天照大神の悲しみの自己否定の形で批判されるが、つひに神の宴の、
鳴滸業を演ずる天宇受売命に対する、文化の哄笑(もつとも卑俗なるもの)によつて融和せしめられる。
ここに日本文化の基本的な現象形態が語られてゐる。しかも、速須佐之男の命は、かつては黄泉の母を慕うて、
「青山を枯山なす泣き枯す」男神であつた。菊の笑ひと刀の悲しみはすでにこれらの神話に包摂されてゐた。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
51右や左の名無し様:2009/11/14(土) 14:41:44 ID:7xRVz/IF
速須佐之男の命は、己れの罪によつて放逐されてのち、英雄となるのであるが、日本における反逆や革命の
倫理的根源が、正にその反逆や革命の対象たる日神にあることを、文化は教へられるのである。
これこそは八咫(やこの)鏡の秘義に他ならない。文化のいかなる反逆もいかなる卑俗も、つひに「みやび」の
中に包括され、そこに文化の全体性がのこりなく示現し、文化概念としての天皇が成立する、といふのが、
日本の文化の大綱である。それは永久に、卑俗をも包括しつつ霞み渡る、高貴と優雅と月並の故郷であつた。
菊と刀の栄誉が最終的に帰一する根源が天皇なのであるから、軍事上の栄誉も亦、文化概念としての天皇から
与へられなければならない。現行憲法下法理的に可能な方法だと思はれるが、天皇に栄誉大権の実質を回復し、
軍の儀仗を受けられることはもちろん、聨隊旗も直接下賜されなければならない。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
52右や左の名無し様:2009/11/15(日) 16:16:04 ID:LzIJ2icE
(中略)
時運の赴くところ、象徴天皇制を圧倒的多数を以て支持する国民が、同時に、容共政権の成立を容認するかも
しれない。そのときは、代議制民主主義を通じて平和裡に、「天皇制下の共産政体」さへ成立しかねないのである。
およそ言論の自由の反対概念である共産政権乃至容共政権が、文化の連続性を破壊し、全体性を毀損することは、
今さら言ふまでもないが、文化概念としての天皇はこれと共に崩壊して、もつとも狡猾な政治的象徴として
利用されるか、あるひは利用されたのちに捨て去られるか、その運命は決つてゐる。
このやうな事態を防ぐためには、天皇と軍隊を栄誉の絆でつないでおくことが急務なのであり、又、そのほかに
確実な防止策はない。もちろん、かうした栄誉大権的内容の復活は、政治概念としての天皇をではなく、
文化概念としての天皇の復活を促すものでなくてはならぬ。
文化の全体性を代表するこのやうな天皇のみが窮極の価値自体(ヴエルト・アン・ジッヒ)だからであり、
天皇が否定され、あるひは全体主義の政治概念に包括されるときこそ、日本の又、日本文化の真の危機だからである。

三島由紀夫
「文化防衛論 文化概念としての天皇」より
53右や左の名無し様:2009/11/17(火) 11:09:13 ID:7IXGHr3J
われわれは戦後の革命思想が、すべて弱者の集団原理によつて動いてきたことを洞察した。
いかに暴力的表現をとろうとも、それは集団と組織の原理を離れえぬ弱者の思想である。
不安、懐疑、嫌悪、嫉妬を撒きちらし、これを恫喝の材料に使ひ、これら弱者の最低の情念を共通項として、
一定の政治目的へ振り向けた集団運動である。
空虚にして観念的な甘い理想の美名を掲げる一方、もつとも低い弱者の情念を基礎として結びつき、
以て過半数を獲得し、各小集団小社会を「民主的に」支配し、以て少数者を圧迫し、社会の各分野へ
浸透して来たのがかれらの遣口である。
われわれは強者の立場をとり、少数者から出発する。
日本精神の清明、闊達、正直、道義的な高さはわれわれのものである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
54右や左の名無し様:2009/11/17(火) 11:11:50 ID:7IXGHr3J
(中略)
われわれは、言論の自由を守るために共産主義に反対する。
われわれは日本共産党の民族主義的仮面、すなはち、日本的方式による世界最初の、言論自由を保障する
人間主義的社会主義といふ幻影を破砕するであらう。
この政治体制上の実験は、(もしそれが言葉どおりに行はれるとしても)、成功すれば忽ち一党独裁の
怖るべき本質をあらはすことは明らかだからである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
55右や左の名無し様:2009/11/17(火) 11:31:36 ID:7IXGHr3J
まづ言論闘争、経済闘争、政治闘争といふ方式はかれらの常套手段であり、「話し合ひ」の提示は、すでに
かれらの戦術にはまり込むことである。
(中略)
われわれの反革命は、水際に敵を邀撃することであり、その水際は、日本の国土の水際ではなく、われわれ
一人一人の日本人の魂の防波堤に在る。
千万人といへども我往かんとの気概を以て、革命大衆の醜虜に当らなければならぬ。民衆の罵詈雑言、嘲弄、
挑発、をものともせず、かれらの蝕まれた日本精神を覚醒させるべく、一死以てこれに当らなければならぬ。
われわれは日本の美の伝統を体現する者である。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
56右や左の名無し様:2009/11/18(水) 23:37:43 ID:???
自衛隊の名称を軍と改名
俺が政治家に政府に望むことはそれだけだな
57右や左の名無し様:2009/11/19(木) 16:30:04 ID:yTKC492R
われわれは除外例や例外少数者の問題その他のなかに、人間性の真理を発見する立場をとつてゐる。
中共革命の過程では文化大革命がなかなか終熄を見なかつた間に、少数民族問題がガンをなしてゐることが
明らかになつた。ウィグル地方の少数民族地域は原爆実験地域としても戦略上重要な地域であるが、ここにおける
革命委員会の成立は最後まで危ぶまれてゐた。
異民族統治の経験のある大国では、少数民族の帰趨(きすう)が革命的要素になることが認識されてゐると同時に、
またその国自体が革命的な原理に成り立つ国である場合は、一転して反革命の危険を内在させた分子として
見られるのである。
反革命とは、人種上は少数民族の原理であり、人間性の上では閑却されがちな人間性の真実の救出の問題である。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
58右や左の名無し様:2009/11/19(木) 16:37:54 ID:yTKC492R
かつてプロレタリアは社会的疎外の代表であつた。戦争前には日本の経済政策の貧困から農村は疲弊し、
飢餓状態は蔓延し、人身売買は兵士の心を押へ毒してゐた。
しかし、戦後は工業化の進展にともなつて取り残された農村は、人工的な米価政策によつて救済された。のみならず、
貧困は解決され、労働者は革命や政治闘争よりも、経済闘争のはうがより有効であるやうな時代に生きてゐる。
(中略)
日本で行はれてゐる、体制対反体制、権力対反権力の論争は、お互ひに相手側の弱点をつかむ巧妙な論理を
発明してゐる。体制側は、いはゆる革命主体を自称する学生や、その他の人々に対して、お前たちは中共から
金を貰つてゐる、外国勢力から助けられてゐるといつでも揚言することができる。
これに対していはゆる革命勢力はみづからをナショナリストとして既定し、体制側を買辧勢力と規定し、かつ
自分たちに反対するオピニオン・リーダーを全て体制の代弁者ないし走狗と規定することができるやうになつた。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
59右や左の名無し様:2009/11/19(木) 16:40:20 ID:yTKC492R
彼らの論理はかうである。「もし、大学あるひは論壇あるひは文壇のやうな、マス・コミュニケーションのなかの
一つの小さな枠組の中では、たとへ反体制的言論が支配的であつても、そのなかにおける少数者の言論は実は
社会全体の体制的な感情へのおもねりにすぎない。すなはち一定の小集団のなかにおける少数意見は、集団外の
圧倒的な体制的言辞を背景としてそれを自分の後楯としてなされてゐるのだ」といふ主張である。
ここにおいて、さつき言つた社会的疎外と少数者の問題はパラドックスに当面する。すなはちわれわれは、
小さな閉鎖社会のなかで生きるときに、疎外者あるひは少数者になり、開放された社会のなかで生きるときは
体制側の代弁者となるといふやうに彼らから言はれるのである。
しかし、われわれの社会における生き方は、彼らの言ふほど単純なものではない。
彼らのいはゆる体制的権力側のオープン・ソサイエティといふものは、実は存在するかのごとくして存在せず、
われわれのまはりに茫漠としたアモルフな形をもつて漂つてゐる。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
60右や左の名無し様:2009/11/19(木) 22:20:11 ID:yTKC492R
大衆社会化は社会像のこのやうなアモルフ化アンフォルメル化に貢献した。十九世紀的国家形態が崩壊した現在は、
それにかはるべきゲゼルシャフトが強固な利益社会として屹立してゐるのではない。
われわれはそれぞれの小集団のなかでのみ自分たちの存在の原点を確保することができると感覚的に感ずる。
(中略)
その外側の社会は、膨大な無定見の社会構造を呈示してゐるのである。
すべてを唯物弁証法ないし社会主義的思考をもつて分析して、自己の小集団に波及するアモルフな社会の圧力を、
安保体制下の権力の波及した状況と解釈することは、一見実に簡単でわかりやすい。しかし、もしこのやうな
わかりやすい社会にわれわれが生きてきたと仮定するならば、疎外の問題も少数者集団の問題も、われわれと
社会の間のアンビバレンツの問題も起りやうがないのである。
つまりそのやうに、小集団と社会との間を論理的に直結させるといふ思考方法は、社会疎外から出発した
思考方法を自ら否定するものにほかならない。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
61右や左の名無し様:2009/11/19(木) 22:22:30 ID:yTKC492R
(中略)
ここには、戦後の社会の無限の責任遡及によつて、つひには責任の所在を融解させてしまふ「無責任の体系」の
影響が大いにあり、すべては社会がわるい、といふときに、人は自ら、社会のアモルフ化に手を貸してゐるのである。
彼らは最初、疎外をもつて出発したが、利用された疎外は小集団における多数者となり、小集団における
マジョリティを次々とつなげて連帯させることによつて、社会におけるマジョリティを確保し、そのマジョリティは
容易に暴力と行動に転換して現体制の転覆と破壊に到達するといふのは、革命のプランである。そして、
責任原理の喪失を逆用したそのやうな革命は現に着々と進行してゐる。
しかし、われわれ文化の側に立ち、人間の側に立つ人間は、疎外がそのやうな自己矛盾に陥つてゐるやうな
状況に対して、むしろ疎外や、少数者といふものを積極的に評価するところから出発しなければならない。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
62右や左の名無し様:2009/11/19(木) 22:28:09 ID:yTKC492R
左翼のいふ、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。なぜなら、われわれはいま、朝鮮の政治状況の
変化によつて、多くの韓国人をかかへてゐるが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、日本人が必ずしも
歓迎しないにもかかはらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすやうな
北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。
彼らはすでに、人間性の疎外と、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなつてゐる。そして
彼らは、日本で一つでも疎外集団を見つけると、それに襲いかかつて、それを革命に利用しようとするほか考へない。
たとえば原爆患者の例を見るとよくわかる。原爆患者は確かに不幸な、気の毒な人たちであるが、この気の毒な、
不幸な人たちに襲ひかかり、たちまち原爆反対の政治運動を展開して、彼らの疎外された人間としての悲しみにも、
その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていつてしまふ。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
63右や左の名無し様:2009/11/20(金) 11:52:54 ID:9rvBcipo
日本の社会問題はかつてこのやうではなかつた。戦前、社会問題に挺身した人たちは、全部がとはいはないが、
純粋なヒューマニズムの動機にかられ、疎外者に対する同情と、正義感とによつて、左にあれ、右にあれ、
一種の社会改革といふ救済の方法を考へたのであつた。
しかし、戦後の革命はそのやうな道義性と、ヒューマニズムを、戦後一般の風潮に染まりつつ、完全な欺瞞と、
偽善にすりかへてしまつた。われわれは、戦後の社会全体もそれについて責任があることを否めない。革命勢力から
その道義性と、ヒューマニズムの高さを失はせたものも、また、この戦後の世界の無道徳性の産物なのである。
われわれは疎外を固執し、少数者集団の権利を固執するものである。それのみが、革命勢力に対して反革命の
立場に立ち得るし、彼らの多数を頼んだ集団行動の倫理的矛盾に対して、最も強い、先鋭な敵手たり得るからである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
64右や左の名無し様:2009/11/21(土) 21:34:48 ID:x8DBGYpa
人は疎外からみづから逃れたいといふ要求を持つてゐる。その要求の最もわかりやすいスローガンは
「自由」であるが、自由を与へられると、エーリッヒ・フロムではないが、再び自由から逃避しようとし、
逃避のメカニズムはオートマティックに進行するのである。そして、逃避のメカニズムがオートマティックに
進行するときに、疎外された少数者はいつしか多数の集団者となり、多数の集団者はマジョリティとなり権力を求め、
遂には少数者を蹂躙し、自分のよつてもつて立つところの存在理由を自己否定せざるを得なくなるのである。
その革命の経過こそ、われわれが最も見張らなければならぬものであり、われわれに彼らの原点の感情に対する
安価な同情を許さないところのものである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
65右や左の名無し様:2009/11/21(土) 21:36:22 ID:x8DBGYpa
反革命は、革命行動の単なる防止ではない。反革命は革命に対して、ただ単なる暴力否定をもつて立ち向ふ
ものではない。なぜなら、暴力否定は容易に国家否定に傾くからである。
反戦平和のスローガンが、ただちに暴力行動を意味するといふことを、三派全学連は新宿動乱で公衆の前に証明し、
それによつて公衆に、反戦平和といふ言葉の欺瞞を白日のもとにさらけ出すといふ大きな貢献を残した。
しかし、暴力は暴力自体が悪でもなく、善なのでもない。
それは暴力を規定する見地によつて善にもなり、悪にもなるのである。
彼らは国家権力を暴力装置と規定し、機動隊を階級敵と規定し、彼らの規定によつて権力自体は、すべて膨大な、
革命を抑圧してゐる暴力機構と考へられる。
(中略)
暴力否定が終局的に革命を支持するものであることを最もよく知つてゐるのは革命勢力、特に共産党なのである。
共産党は最後の革命に手段としての暴力を十分容認するが、その暴力が民衆の支持を得るまでは差し控へる、
といふことを知つてゐる。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
66右や左の名無し様:2009/11/21(土) 21:37:31 ID:x8DBGYpa
われわれはもし、暴力といふものを本質的、原理的に否定するときには、これに立ち向ふことは決してできない。
大学問題はあたかも革命全体のミニアチュアであるが、暴力に対するに理性をもつてした大学教授連の考へは
十九世紀的迷蒙に侵されてゐる。暴力と素手で立ち向ふことができないのは理性の特質であり、そしてまた
理性を何らかの後楯にしない時は、自己の正当性をみづから確認できないといふことは暴力の特質である。
かくて、暴力と理性とは、お互ひにその正当性を奪ひ合ふ段階においてこそ同格であるが、暴力は一つの理性的
思想を背後に持つてゐると主張することによつて、すなはち理性だけよりも強く、相手を国家権力なる「暴力」と
つながつてゐるといふ論理へ追ひ込むことによつて、むりやり、自分の土俵へ相手を引きずり込む戦術に長けてゐる。
暴力否定が国家否定につながることは、実に見やすい論理である。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
67右や左の名無し様:2009/11/23(月) 15:52:25 ID:6u+JwXRz
われわれは絶対的暴力否定の抵抗思想としてガンジーの思想の如きを知つてゐるが、ガンジーは少なくとも
抵抗の思想である。日本の非暴力主義には、抵抗の思想は稀薄であり、エゴイズムのみが先行してゐる。
絶対平和主義は、自分たちの集団に対する攻撃をも甘んじて容認するといふことにおいて、少なくとも
集団に対する攻撃を容認しない、といふ原理に立つ国家の不可侵性を否定するものだからである。
国家は力なくしては国家たり得ない。国家は一つの国境の中において存立の基礎を持ち、その国境の確保と、
自己が国家であることを証明する方法としては、その国家の領土の不可侵性と、主権の不可侵性のために力を
保持せざるを得ないことは、最近のチェコの例を見ても明らかであらう。
もちろん十九世紀的な主権国家の幻はすでに崩れ、国際的な集団保障の時代が来て、国家概念は、社会主義共同体と、
自由諸国の国々とに別れ、ヨーロッパですら、将来のイメージとしては、共同体的な同盟国家よりも、さらに
強固なつながりを持つた国家形態を求めてはゐる。


三島由紀夫
「反革命宣言」より
68右や左の名無し様:2009/11/23(月) 15:57:53 ID:6u+JwXRz
しかしながら、現実に支配してゐるのは国家の原理であり、イデオロギーの終焉はまだ絵空事であつて、むしろ、
技術社会の進展が、技術の自己目的によるオートマティックな一人歩きをはじめる傾向に対抗して、国家は
このやうな自己内部の技術社会のオートマティズムを制御するために、イデオロギーを強化せねばならぬ傾向にある。
社会主義インターナショナルは単に多数民族、強力民族が少数民族をみづからの手中にをさめるための口実として
使はれてゐるにすぎない。
まだ国際政治を支配してゐるのは、姑息な力の法則であつて、その法則の上では力を否定するものは、最終的に
みづから国家を否定するほかはないのである。平和勢力と称されるものは、日本の国家観の曖昧模糊たる
自信喪失をねらつて、日本自身の国家否定と、暴力否定とを次第次第につなげようと意図してゐる。そこで最終的に
彼らが意図するものは、国家としての日本の崩壊と、無力化と、そこに浸透して共産政権を樹立することに
ほかならない。そして共産政権が樹立されたときにはどのやうな国家がはじまるかは自明のことである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
69右や左の名無し様:2009/11/23(月) 16:03:18 ID:6u+JwXRz
(中略)
一般大衆は、革命政権の樹立が、自分たちの現在守つてゐる生活に、将来どのような時間をかけてどのように
波及してくるかについてほとんど知るところがない。彼らは、現在の目前の問題としては、いつもイデオロギーよりも
秩序を維持することを欲し、ことに経済的繁栄の結果として得られた現状維持の思想は、一人一人の心の中に
浸み込んで、自分の家族、自分の家を守るためならば、どのようなイデオロギーも当面は容認する、といふ方向に
向つてゐる。そして、秩序自体の変質がどういふ変化を自分たちにおよぼすか、といふ未来図を彼らの心から
要求することは、ほとんど不可能である。人々はつねられなければ痛さを感じないものである。
もし革命勢力、ないし容共政権が成立した場合、たとへたつた一人の容共的な閣僚が入つても、もしこれが
警察権力に手をおよぼすことができれば、たちまち警察署長以下の中堅下級幹部の首のすげかへを徐々に始め、
あるひは若い警官の中に細胞をひそませ、警察を内部から崩壊させるであらう。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
70右や左の名無し様:2009/11/23(月) 18:21:00 ID:???
君らやっぱりゲイが大好きなんだな
71右や左の名無し様:2009/11/24(火) 15:29:01 ID:???
2009年11月21日(土)
『三島由紀夫は生きている』
http://www.mxtv.co.jp/nishibe/youtube/index.html

ゲスト文芸評論家・関東学院大学教授・富岡幸一郎
三島由紀夫は、命を投げ出し何を訴えたかったのか?
我々は、どのように汲み取ればよいのか?
昭和45年(1970年)11月25日
あの日あなたは、どこで何をしていましたか?
72右や左の名無し様:2009/11/24(火) 23:41:27 ID:tcDqO5/i
憂国忌あげ
73右や左の名無し様:2009/11/24(火) 23:46:29 ID:9CnBHEhj
益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに
幾とせ耐へて 今日の初霜

散るをいとふ 世にも人にも 先駆けて
散るこそ花と 吹く小夜嵐

三島由紀夫 辞世の句

今日にかけて かねて誓ひし 我が胸の
思ひを知るは 野分のみかは

森田必勝 辞世の句


火と燃ゆる 大和心を はるかなる
大みこころの 見そなはすまで

小賀正義


雲をらび しら雪さやぐ 富士の根の
歌の心ぞ もののふの道

小川正洋


獅子となり 虎となりても 国のため
ますらをぶりも 神のまにまに

古賀浩靖
74ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2009/11/25(水) 01:58:15 ID:???
 明日は追悼祭に行く。
75右や左の名無し様:2009/11/25(水) 03:41:06 ID:???
「ふ」退治ですか?
76前田雅英・首都大は売国奴:2009/11/25(水) 04:30:04 ID:???
カルト統一キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
社説でキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!
●世界日報 社説●
ネットカフェ規制/本人確認の義務化を急げ  2009年11月23日
http://www.worldtimes.co.jp/syasetu/sh091123.htm
http://s01.megalodon.jp/2009-1125-0000-10/www.worldtimes.co.jp/syasetu/sh091123.htm


・このままだと来年には日本中のネットカフェが会員制になってしまいます(来年にも条例案を東京都議会に提出する)
・利用者がどの端末(パソコン)を利用したのかといった、『パソコン使用記録』を 一定期間保有しておくことも必要だとしております。
★会員制にしなかったり利用者がどのパソコンを利用したか記録しなかった店は営業停止などになります★

権力者や日本政府が国民に知らせる情報は0.1パーセント以下です。
前田雅英・首都大学東京教授、警察、会員制ネットカフェが日本中のネットカフェ(まんが喫茶)を会員制にしようとしています。
前田雅英、警察、日本複合カフェ協会は日本人の言論の自由を潰す売国奴です。
日本が超監視国家になり警察による犯罪がはびこるのではないでしょうか。
権力者に都合の悪い情報はいっさい出なくなるでしょう。

日本の全部のネットカフェを会員制にしようとしてる奴ら

会員制ネットカフェ、カルト統一教会、前田雅英・首都大学東京教授、警察、読売新聞、産経新聞

不買運動よろしくお願いします

ネットカフェ規制に反対するスレ
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/netspot/1256060489/
http://s04.megalodon.jp/2009-1125-0203-32/pc11.2ch.net/test/read.cgi/netspot/1256060489/
77大日本報靖會:2009/11/25(水) 08:13:15 ID:???
平成21年度 野分祭が斎行されました
http://ameblo.jp/issuikai/entry-10395684959.html



大日本報靖會 ◆lZCvso1D7Uを名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事
◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事
◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事
◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから
◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ
◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事
78大日本報靖會:2009/11/25(水) 08:18:10 ID:???
精神的にも高く、肉体的にも美しかつた、古典期の調和的人間像から、われわれはあまりにも
かけはなれてしまひ、社会にはめこまれた、小さな卑しい、バラバラの歯車になつてしまつた。
ここから人間を取りもどすには、ただはふつておいて、心に念じてゐるだけでできるものではない。

三島由紀夫
「きたへる――その意義」より



大日本報靖會 ◆lZCvso1D7Uを名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事
◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事
◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事
◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから
◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ
◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事
79右や左の名無し様:2009/11/25(水) 16:56:13 ID:uLGvs965
>>74
I need a full report.
80右や左の名無し様:2009/11/25(水) 23:40:15 ID:???
8 名前:大日本報靖會 :2009/11/25(水) 08:18:10 ID:???
精神的にもマラ高く、肉体的にも短かった、チビの古典期の不細工な人間像に、われわれはあまりにも
似てしまひ、社会にはめこまれた、小さな卑しい、バラバラの歯車になつてしまつた。
ここから人間を取りもどすには、ただはふつておいて、心に念じてゐるだけでできるものではない。
アメリカ人のように大きな体と、ちからとマラをもちませう

鳩山由紀夫
「きたへるマラ――その意義」より
81右や左の名無し様:2009/11/26(木) 10:18:54 ID:5Cvpy2B1
>>69つづき
(中略)
われわれ反革命の立場は、現在の時点における民衆の支持や理解をあてにすることはできない。予告し、先取りし、
そして、民衆の非難、怨嗟、罵倒をすら浴びながら、彼らの未来を守るほかはないのである。
さらに正確に言へば、われわれは彼らの未来を守るのではなく、彼らがなほ無自覚でありながら、実は彼らを
存在せしめてゐる根本のもの、すなはち、わが歴史・文化・伝統を守るほかはないのである。これこそは
前衛としての反革命であり、前衛としての反革命は世論、今や左も右も最もその顔色をうかがつてゐる世論の
支持によつて動くのではない。われわれは先見によつて動くのであり、あくまで少数者の原理によつて動くのである。
したがつて反革命は外面的には華々しいものになり得ないかもしれないが、革命状況を厳密に見張つて、もし
革命勢力と行政権とが直結しさうに時点をねらつて、その瞬間に打破粉砕するものでなければならない。このためには
民衆の支持をあてにすることはできないであらう。いかなる民衆の罵詈雑言も浴びる覚悟をしなければならない。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
82右や左の名無し様:2009/11/26(木) 10:25:21 ID:5Cvpy2B1
(中略)
政府にすら期待してはならない。政府は、最後の場合には民衆に阿諛することしか考へないであらう。世論は
いつも民主社会における神だからである。われわれは民主社会における神である世論を否定し、最終的には
大衆社会の持つてゐるその非人間性を否定しようとするのである。
では、その少数者意識の行動の根拠は何であるか。それこそは、天皇である。
われわれは天皇といふことをいふときには、むしろ国民が天皇を根拠にすることが反時代的であるといふやうな
時代思潮を知りつつ、まさにその時代思潮の故に天皇を支持するのである。なぜなら、われわれの考へる天皇とは、
いかなる政治権力の象徴でもなく、それは一つの鏡のやうに、日本の文化の全体性と、連続性を映し出すものであり、
このやうな全体性と連続性を映し出す天皇制を、終局的には破壊するやうな勢力に対しては、われわれの日本の
文化伝統を賭けて闘はなければならないと信じてゐるからである。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
83右や左の名無し様:2009/11/26(木) 10:26:50 ID:5Cvpy2B1
われわれは、自民党を守るために闘ふのでもなければ、民主主義社会を守るために闘ふのでもない。もちろん、
われわれの考へる文化的天皇の政治的基礎としては、複数政党制による民主主義の政治形態が最適であると
信ずるから、形としてはこのやうな民主主義政体を守るために行動するといふ形をとるだらうが、終局目標は
天皇の護持であり、その天皇を終局的に否定するやうな政治勢力を、粉砕し、撃破し去ることでなければならない。

三島由紀夫
「反革命宣言」より
84右や左の名無し様:2009/11/26(木) 22:21:39 ID:???
三島由紀夫研究会メルマガ
http://www.melma.com/backnumber_149567_4683671/

 第三十九回 三島由紀夫氏追悼会 「憂国忌」に五百名
   憂国の情念、絶望状況に光を見つけようと熱狂的雰囲気のなか
**************************************

 平成二十一年十一月二十五日、あの驚天動地の衝撃から三十九年目の命日。
 ことしの憂国忌は日本政治の中枢・永田町の星陵会館に五百名近い参加者を得て、静粛に盛大に、開催された。
 開会の辞をのべた松本徹氏(山中湖、三島文学館館長)は先般の山中湖でのレイクサロンの報告を兼ねて、近況を述べられた。
 つづいて「三島思想は現代に蘇るか」と題されたシンポジウム。司会は文藝評論家の富岡幸一郎、パネラーは発言順に西部邁、西村幸祐、杉原志啓の各氏。会場内には発起人の玉利斉氏、花田紀凱氏らも。
 会場はときにシーンとなり、あるいは絶大な拍手。あっという間の100分が過ぎた。
 会場ロビィでは関連図書ならびに過去の憂国忌のポスターの販売が行われ、会場整備後、近くのレストランは場所を移動し、懇親会。
 ここには遠く東北、近畿などからの参加者も加わり、和やかななかにも厳粛に懇談が進んだ。懇親会には発起人の井尻千男、西尾幹二、堤堯、田中英道、藤井厳喜氏ら70名近くが遅くまで三島論に花を咲かせた。

(事務局よりお知らせ)当日の概要は近く、小誌に紹介されます。
 またシンポジウム全記録は来年早々の『表現者』に掲載予定。賛助会員の皆様には、刊行後、贈呈されます。さらに櫻チャンネルUチューブで画像配信の予定があります。
  ◇
85右や左の名無し様:2009/11/27(金) 11:11:30 ID:hxgd+dyN
私は進歩主義者ではないから、次のやうに考へてゐる。
精神をきたへることも、肉体をきたへることも、人間の古い伝統の中の神へ近づくことであり、失はれた完全な
理想的な人間を目ざすことであり、それをうながすものは、人間の心の中にある「古代の完全性」への郷愁である、と。
精神的にも高く、肉体的にも美しかつた、古典期の調和的人間像から、われわれはあまりにもかけはなれてしまひ、
社会にはめこまれた、小さな卑しい、バラバラの歯車になつてしまつた。
ここから人間を取りもどすには、ただはふつておいて、心に念じてゐるだけでできるものではない。

三島由紀夫
「きたへる――その意義」より
86右や左の名無し様:2009/11/27(金) 11:12:23 ID:hxgd+dyN
苦しい思ひをしなければならぬ。
人間の精神も肉体も、ただ、温泉につかつて、ぼんやりしてゐるやうにはできてゐない。
鉄砲でも、刀でも、しよつちゆう手入れをしてゐなければ、さびて使ひものにならなくなる。
精神も肉体も、たえず練磨して、たえずみがき上げてゐなければならぬ。
これは当り前のことなのだが、この当り前のことが忘れられてゐる。
若いうちに、つらいことに耐へた経験を持つことほど、人生にとつて宝はないと思ふ。
軍隊のやうな強制のない現在、一人一人の自発的な意志が、一人一人の未来を決定するにちがひない。

三島由紀夫
「きたへる――その意義」より
87右や左の名無し様:2009/11/27(金) 11:15:29 ID:hxgd+dyN
私は弱い者が大ぜい集まつてワイワイガヤガヤ言つて多数の力で意見を押しとほすといふ考へがきらひだ。
全学連だつて、一人一人会えば大人しい坊ちやんだし、体力的に弱いタイプが多い。
なぜ多数を恃むのか。自分一人に自信がないからではないのか。
「千万人といへども我行かん」といふ気持がないではないか。
もつとも一人の力では限りがあることがわかつてゐる。だから私は少数精鋭主義である。
その少数の一人一人が、「千万人といへども我行かん」といふ気構へをもち、それだけ腕つ節がなければならない。
たつた一人孤立しても、切り抜けて行けなければならない。

三島由紀夫
「拳と剣――この孤独なる自己との戦ひ」より
88右や左の名無し様:2009/11/29(日) 12:51:20 ID:FzxAyWA0
端的只今の一念より外はこれなく候
一念々々と重ねて一生なり(葉隠)

新年に想ふのは「葉隠」の一章。
マスコミが作る「ものの見方」にとらはれず自分の考へ方で生きていく勇気をもちたい。
一念一念といふのは、さういふことだし、その積み重ねが、私を私らしくするのだから……

三島由紀夫
「真(まこと)を胸に――若さに生きよう」より
89三島俊洋:2009/11/29(日) 13:08:52 ID:W5Z9U4fg
俺、由紀夫の子孫。
わかった?
90右や左の名無し様:2009/11/29(日) 16:58:09 ID:???
三島は平岡が本名
鳩山だよ
92右や左の名無し様:2009/11/30(月) 03:55:13 ID:erbPjnoK
三島事件って田母神ムックで初めて知った
歴史や事件について若い世代は教わってないんだよね
幸いにもネットで色々知れるけど、知るきっかけがないと
一生知れないからさ
こんな人がいたなんて、愚民と臭い政治家が増えたせいで哀想だよね…
93右や左の名無し様:2009/11/30(月) 11:41:41 ID:ZxX7gp5z
☆三島由紀夫の主義・主張★
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/shugi/1258439789/
94右や左の名無し様:2009/12/01(火) 15:21:35 ID:vUxkRjwW
日米共同コミュニケによつて、現憲法の維持は、国際的国内的に新たなメリットを得たのである。
すなはち国内的には、今後も穏和な左翼勢力に平和現憲法の飴玉をしやぶらせつづけて面子を立ててやる一方、
過激派には現憲法にもこれだけの危機収集能力のあることを思ひ知らせ、国際的には、無制限にアメリカの
全アジア軍事戦略体制にコミットさせられる危険に対して、平和憲法を格好の歯止めに使ひ、一方では
安保体制堅持を謳いながら、一方では平和憲法護持を受け身のナショナリズムの根拠にするといふメリットが
生じたのである。
これはいはば吉田茂方式の継承であり、早急な改憲は、現憲法がアメリカによつて強ひられた憲法であるより以上に、
さらにアメリカの軍事的要請に沿うた憲法を招来するにすぎないといふ恫喝ほど、効き目のあるものはあるまい。
改憲サボタージュは、完全に自民党の体質になつた。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
95右や左の名無し様:2009/12/01(火) 15:23:37 ID:vUxkRjwW
空文化されればされるほど政治的利用価値が生じてきた、といふところに、新憲法のふしぎな魔力があり、
戦後の偽善はすべてここに発したといつても過言ではない。
完全に遵奉することの不可能な成文法の存在は、道義的退廃を惹き起こす。
それは戦後のヤミ食糧取締法と同じことである。
(中略)
私が憲法を問題にするのは、そこに国家の問題が鮮明にあらはれてゐるからであり、しかも現憲法は、国家への
忠節に肩すかしを食わせて、未実現の人類共通の理想へのみ忠誠を誓はせるやうにできてをり、国家と忠誠とを
別次元に属する形で併記してゐる。
国家とは何ぞや、忠誠とは何ぞや、といふ問ひからはじめなければ、変革の論理は実質を欠くことにならう。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
96右や左の名無し様:2009/12/03(木) 15:40:16 ID:vuOpspyx
私見によれば、祭政一致的な国家が二つに分離して、統治的国家(行政権の主体)と祭祀的国家(国民精神の主体)に
分れ、後者が前者の背後に影のごとく揺曳してゐるのが現代の日本である。近代政治学が問題にする国家とは、
前者にほかならない。ところで自由世界の未来の国家像は、ますます統治国家がその統治機能を、自治体、民間団体、
企業等へ移譲し、国家自体は管理国家としてのマネージメントのみに専念し、言論やセックスの自由は最大限に容認し、
いはばもつとも稀薄な国家がもつとも良い国家と呼ばれることにならう。そこでは時間的連続性は問題にされず、
通信連絡、情報、交易の世界化国際化による空間的ひろがりが重んじられる。スポーツや学術をはじめ、多くの領域で
世界国家的イメージが準備される。事実このやうな管理国家は世界連邦たるべきものの胎児なのである。
これを支配する原理は、ヒューマニズム、理性、人類愛などであり、非理性的ないし反理性的なものはきびしく
排除されるロゴスとしての国家である。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
97右や左の名無し様:2009/12/03(木) 15:43:11 ID:vuOpspyx
一方、祭祀的国家はふだんは目に見えない。ここでは象徴行為としての祭祀が、国家の永遠の時間的連続性を保障し、
歴史・伝統・文化などが継承され、反理性的なもの、情感的情緒的なものの源泉が保持され、文化はここにのみ
根を見いだし、真のエロティシズムはここにのみ存在する。このエートスとパトスの国家の首長は天皇である。
ここでは濃厚な国家がもつとも良い国家なのである。
さて統治国家を遠心力とすれば祭祀国家は求心力であり、前者を空間的国家とすれば、後者は時間的国家であり、
私の理想とする国家はこのやうな二元性の調和、緊張をはらんだ生ける均衡にほかならない。
私はこの二種の国家をつきつけて、国民にどちらの国家に忠誠を誓ふか、決断を迫るべきであると思ふ。
いふまでもなく真にナショナルな自立の思想の根拠は、祭祀的国家のみにあり、統治的国家は国際協調主義と
世界連邦の方向の線上にあるものである。
そしてその忠誠の選択に基づいて、自衛隊を二分したらよいのである。このことは現憲法下でも法理的に可能である。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
98右や左の名無し様:2009/12/03(木) 15:46:46 ID:vuOpspyx
(中略)
日本の防衛のあるべき姿を考へれば考へるほど、私にはほかの解決は思ひ当らない。もちろんこれには憲法の
制約を考慮に入れた上のことで、憲法を変へるとなれば、また話は別である。
日本にとつて緊急に変革を要するものは防衛の問題であり、しかもそこにいかにして自立の思想を盛り込むか
といふ問題である。日本に変革の必須な問題は多々あらうが、これを除外して変革を考へることは空論であり、
共産党ですら、核兵器に一言も触れぬ狡猾さをもつて、武装中立を謳つてゐる。日本の防衛と自立の永遠の
ジレンマのもとである核兵器が、国内戦に使へないといふ特質を持つてゐるところに目をつけて、この特質を
逆手にとつて、絶対自立の軍隊を健軍することがまづ急務であり、自衛隊をただあいまいに安保条約に
接着させておくことは危険なのだ。
中共はすでにIRBMの戦略配置を終つたと伝えられ、日本はその射程距離内にはひるのである。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
99右や左の名無し様:2009/12/04(金) 17:06:26 ID:9bP/RWmM
(中略)
変革とは一つのプランに向かつて着々と進むことではなく、一つの叫びを叫びつづけることだ、といふ考へが、
私の場合には牢固としてゐる。前述の自衛隊二分論は、相対的解決策としての変革にすぎぬが、その中にも
私の叫びの貫流してゐることを、聞く人は聞くであらう。
かつてアメリカ占領軍は剣道を禁止し、竹刀競技の形で半ば復活したのちも、懸声をきびしく禁じた。
この着眼は卓抜なものである。あれはただの懸声ではなく、日本人の魂の叫びだつたからである。彼らは
これらをおそれ、その叫びの伝播と、その叫びの触発するものをおそれた。しかしこの叫びを忌避して、
日本人にとつての真の変革の原理はありえない。近代日本知識人が剣道のあの裂帛の叫びを嫌悪するのは、
あれによつて彼らの後生大事にしてゐる近代ヒューマニズムと理性の体系にひびのはひるのをおそれるからだ。
あの叫びこそ、彼らの臆病な安住の家をこはしにかかる斧の音をきくからだ。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
100右や左の名無し様:2009/12/04(金) 17:09:50 ID:9bP/RWmM
変革とは、このやうな叫びを、死にいたるまで叫びつづけることである。その結果が死であつても構はぬ、
死は現象には属さないからだ。うまずたゆまず、魂の叫びをあげ、それを現象への融解から救ひ上げ、精神の
最終証明として後世にのこすことだ。言葉は形であり、行動も形でなければならぬ。
文化とは形であり、形こそすべてなのだ、と信ずる点で私はギリシャ人と同じである。

三島由紀夫
「『変革の思想』とは――道理の実現」より
101右や左の名無し様:2009/12/05(土) 11:02:18 ID:9m6oHa5m
剣を失へば詩は詩ではなくなり、詩を失へば剣は剣でなくなる……こんな簡単なことに、明治以降の日本人は、
その文明開化病のおかげで、久しく気づかなかつた。大正以降の西欧的教養主義がこの病気に拍車をかけ、
さらに戦後の偽善的な平和主義は、文化のもつとも本質的なものを暗示するこの考へ方を、異端の思想として
抹殺するにいたつたのである。
(中略)
以前から、終戦時における大東塾の集団自決が、一体何を意味するかといふことは、私の念頭を離れなかつた。
神風連は攻撃であり、大東塾は身をつつしんだ自決である。しかしこの二つの事件の背景の相違を考へると、
いづれも同じ重さを持ち、同じ思想の根から生れ、日本人の心性にもつとも深く根ざし、同じ文化の本質的な
問題に触れた行動であることが理解されたのであつた。

三島由紀夫
「一貫不惑」より
102右や左の名無し様:2009/12/05(土) 11:04:36 ID:9m6oHa5m
影山氏の「日本民族派の運動」を読む人は、かういふ氏の思想の根を知ることによつて、さらに興趣を増すことと
思はれる。氏はおそろしいほど実証的であり、歴史を正す一念において、博引旁証、及ばざるところがない。
忘れつぽい日本人から見ると、その点、却つて日本人離れがしてゐる。実に皮肉なことだが、神風連の事件
そのものが、純潔に自分の思想を守つて抵抗するといふ徹底性の点で、却つて西欧人に理解されやすい要素を
含んでゐると思はれるのと、このことは照応してゐる。西欧化した日本人が、西欧から
学ばなかつた唯一のものこそ、思想に対するこのやうな西欧人の態度なのである。
(中略)又、思想的立場を異にする花田清輝氏などに対しても、本書は公正な態度で、さはやかな記述をしてをり、
その点、思想上の敵に対して卑劣な悪罵の限りをつくす一部の左翼人の著書とは対蹠的である。(中略)
昭和の文学史は、あまりに多くのイデオロギッシュな歪曲や、眼界のせまい文壇人の文壇意識などによつて
毒されてきた。今後昭和の戦前戦中の文学について語る者は、必ず本書に目をとほすことなしには、公正な目を
養ふことができないであらう、と私は信ずる。

三島由紀夫
「一貫不惑」より
103右や左の名無し様:2009/12/05(土) 16:20:23 ID:???
西部邁ゼミナール 2009年11月21日放送
http://www.youtube.com/watch?v=saFvjBHlRzU&hl

【直言極言】神風連が遺したもの[桜H21/11/6]
http://www.youtube.com/watch?v=qpaletGs820&hl
104右や左の名無し様:2009/12/05(土) 16:43:10 ID:???
結論は…

民主党に投票した低脳は死ね!!!!!!!!!!!!





って事
105右や左の名無し様:2009/12/10(木) 14:50:41 ID:to4w8ON7
Q――つぎに東南アジアについてちよつと聞きます。インドも中共との交戦の経験を持つ国ですが、
東南アジアと日本との最大の相違点は、中共の脅威を感じてゐるのと感じてゐない点にあると思ひますが。

三島由紀夫:中共と国境を接してゐるといふ感じは、とても日本ではわからない。
もし日本と中共とのあひだに国境があつて向かう側に大砲が並んでたら、いまのんびりしてゐる連中でも
すこしはきりつとするでせう。まあ海でへだてられてゐますからね。
もつともいまぢや、海なんてものはたいして役に立たないんだけれど。ただ「見ぬもの清し」でせうな。

三島由紀夫
「インドの印象」より
106右や左の名無し様:2009/12/10(木) 14:53:26 ID:to4w8ON7
Q――日本人が中共をこはがらないのは一種の幻想的な“大平感”なんだらうけれど、日本にさういつた幻想が
あることも、また一つの現実ぢやないでせうか。

三島由紀夫:たしかにさうですね。幻想(イリュージョン)といへどもなにかの現実的条件によつて保たれてゐる。
ぼく自身は、日本にも中共の脅威はある、と感じてゐます。これは絶対に「事実(ファクト)」です。
しかし、日本人が中共に脅威を感じないといふことは「現実」です。「現実」とはぼくに言はせれば、
事実とイリュージョンとの合金です。
「現実」をささへてゐる条件は、いはくいひがたしで、恐らく何万といふ条件があるでせう。
海もあるし、長い中国との交流の歴史もあるし……。
ものを考へようとするとき、片方の「現実」を「事実」だけでぶちこはさうとしてもダメです。
幻想をくだくには幻想をもつてしなくつちや。ですからもし、ぼくが政治家だつたら……。

Q――「中共はこはくない」といふ幻想は、どうやつてくだきますか?

三島由紀夫:「中共はこはい」といふファクトではなく幻想をもつてですよ。

三島由紀夫
「インドの印象」より
107右や左の名無し様:2009/12/10(木) 16:45:19 ID:???
三島由紀夫?
身長が160センチしかないゲイだろw
三島が死んだのは書くことがなくなったから。
できるだけ派手な人目を引く死に方がしたかった。
それには右翼とか天皇とかを持ち出すのが一番。
三島は歌舞伎に精通してたからね。
どうすれば大向こうから喝采を貰えるのか考えた、その結果。
あんまりうまくいかなかったけどねw
108右や左の名無し様:2009/12/10(木) 17:12:32 ID:???
>>107
書くことは沢山ありましたよ。それだけじゃ効力がないから行動して、自分の言葉が後々まで遺すために死んだわけ。
あなたのような今も三島の威力を恐れて反発する人間がいること自体が、何より三島の言葉が広まるのを恐れている表れでしょう。
109右や左の名無し様:2009/12/10(木) 21:14:14 ID:???
反発? どこが?(爆
すこし日本語の文章を読む練習をしたほうがいいよ。
三島が40を過ぎて書いたものはスカばかり。
みんなどうしていいかわからなかった。
もちろん本人もだ。
あの人は老醜をさらすことをなにより恐れたし
結局あんな風に死ぬしかなかったんだろう。
自分でも、真面目な意図でやったことを人に笑われると嘆いてた。
わたしは三島の大ファンだった。
大学では小堀桂一郎の比較文学の講義で、Aを貰った。
文学部全部が登録できる大教室で、たった二人だけだった。
小堀さんが交換教授で慶應に来てた時だ。
昔の話だ。
110右や左の名無し様:2009/12/11(金) 00:03:39 ID:???
>>109
あんたなんか大ファンなわけないでしょ。一度でもファンだったなら、そんな卑劣な貶し方しないからね。

あんたのつまんない自慢なんかどうでもいいよ。そんなもの文学読む感性とほとんど関係ないから。

三島が40過ぎて書いた春の雪、サド侯爵夫人その他、傑作はいくつもありますけど。あんたには読みこなせないだけでね。
それから、そういう貶しは文学板のアンチスレでやってください。スレ違いだから。
111ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2009/12/11(金) 00:58:23 ID:???
>>109 三島先生は偉大だった。それに嫉妬する君はノ−ベル賞を辞退したといふ田吾作の手下か?^^
112右や左の名無し様:2009/12/11(金) 15:36:18 ID:/5/6zc/k
安保体制はそれ一つで孤立してゐる問題ではなく、わかり切つたことですが、新憲法とワンセットになつてゐて、
どうしても切り離せないやうにできてゐて今も続いてゐる。
このワンセット関係、換言すれば、シャムの双生児のやうにおなかまでつながつてゐて頭が二つといふ状況を
十分把握しておかないと、安保、憲法は論じられないと思つてゐる。
安保は新憲法における欠陥、すなはち安全保障についての無力を補填するといふ形でできてゐる。
アメリカの本音としては日本を属国にしておきたいけれども、まあ日本が強くならない程度の憲法ぐらゐは
与へておかうと考へたわけですね。さういふ背景を考へると、安保、さらに沖縄の問題が派生的な二次的な
問題だといふことがはつきりしてくる。
私が諸君に、目前の変転する事象に惑はされることなく、根本的なことだけを考へてくれと言ふのは、憲法が
このままでは、日本の防衛問題も最終的な解決はつかない、日本が本当に姿勢を正して本来の姿に戻るには、
このままではだめだと思ふからであります。
三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 三、安保、新憲法はシャムの双生児であるといふことについて」より
113右や左の名無し様:2009/12/11(金) 19:19:13 ID:???
やれやれ子供は(笑
大ファンだったのにこれほど嫌いになったのは
あの人のファンだったために人生を誤ったと思っているからだ。
ま、わたしがバカだったんだな、三島の熱狂的読者だったとは。

それから、確かにあの人は小説家としてより劇作家としての才能があり
(自分でもそういってた、劇作家じゃ食えないから小説書いてると)
サド侯爵夫人はいい出来だ。あの人の劇作にはほとんどはずれがない。
春の雪は、あれはね、爆笑ものだよ。年をとればわかるよ。
小沢「日中友好のため、陛下には中国人に土下座していただく」
115右や左の名無し様:2009/12/11(金) 23:15:23 ID:???
>>113
あんたが大ファンだったわけないね。大ファンなら三島が「自分の責任を人のせいにするな」という教訓を知らないわけないからね。
あんたなんか元々ファンでも読者でもなく、ニワカだっただけでしょうよ。

それに大ファンならば、三島が子供のときから一貫して天皇主義なのを知ってるはずだから、
あんたみたいに、後から右翼や天皇を持ち出したんだとか、ろくに三島のことを知らなくて、巷の上っ面三島評拾ったニワカみたいなこと言うはずないからさ。
116右や左の名無し様:2009/12/13(日) 23:51:02 ID:9+KFqsIL
日本の歴史をみてわかるやうに天皇は多くの時代日本文化の中心であられた。日本文化のおほらかな、人間性を
あらはした明かるく素直な伝統が天皇の中に受容されてゐる。この文化の象徴である天皇を守るにはどうしたらいいか。
私は、天皇の鏡にもし日本の文化、歴史、伝統とちがつた、大御心といふことのためでないものが映つてきたならば、
それは陛下は拒絶なさることはできないので、国民がそれを拒絶することが忠義であると思ふ。
共産主義が日本の政体を変へて天皇を日本の文化、伝統から引き離し、あるひは日本の文化を破壊して天皇をすら
破壊しようといふ意図を秘めてゐるのであるから、われわれはこれと戦はねばならないと思ふのである。

三島由紀夫
「私の自主防衛論」より
117右や左の名無し様:2009/12/13(日) 23:52:18 ID:9+KFqsIL
そして天皇の伝統が絶たれた場合にわれわれの祖先代々の文化の全体性が侵食されてしまふからこそ、それを
守つて戦はねばならない。そのためにはやはりいまの憲法下でも、非常に制約があるけれども陛下があるときには
自衛隊においでになつて閲兵を受けられることも必要であらう。
あるひは国の名誉の中心として文武いづれの名誉の中心も陛下であられるといふかたちをなんとか新憲法下でも
つくつていけることができるんぢやないかと考へるのである。
私は日本を守るとはどういふことか、守るべきものは何なのかといふことについていま青年たちと議論してゐる。
私はまづ手近なところから、自分にできる範囲のことで小さくやつていきたい。すべてそこから始めなければ
何ごとも始まらない。
国民一人一人がいざといふ場合は銃をとつて立ち上がるぐらゐの気持を持つてやらないと将来の日本は
えらいことになるぞといふ感じを持つてゐる。

三島由紀夫
「私の自主防衛論」より
118右や左の名無し様:2009/12/15(火) 14:45:14 ID:qIawdeWB
自衛隊法第三条にも明記されてゐる通り、いまや我々が自衛隊は間接侵略の対処及び、通常兵器による局地的な
侵略については、安保条約の力を借りずに全くの自分の力でこれに対処するやうに規定されてゐる。
…なぜこのやうな変化があつたのかといふと、これは日本の自主防衛力が多く認められてきたことばかりとは
いへない。すなはち、間接侵略といふものは、高度に政治的な戦争形態であり、高度にイデオロギッシュな
性質なものであり、またその範囲はきはめて広く思想戦、心理戦、言論戦から実際のゲリラ戦や、いはゆる遊撃戦
活動から社会主義革命に至るまで、あらゆる段階を含んで進行することは自明であるから、このやうな国内問題に
類する間接侵略に対して、外国軍隊が直ちに第一段階で介入することは内政干渉と受けとられる恐れが充分あるので、
したがつてアメリカとしても間接侵略に対する対処を早く自衛隊自らの手にゆだねようとしたわけであらう。

三島由紀夫
「自衛隊二分論」より
119右や左の名無し様:2009/12/15(火) 14:47:11 ID:qIawdeWB
日本の周囲の情勢を見渡すのに、直接侵略事態はむしろ可能性が薄く、間接侵略事態がある程度進行した場合に
はじめて直接侵略事態が起こるであらうといふことが常識として考へられる。
一例がソビエトはいはゆる熟柿作戦といはれてゐるやうに、昔からいつたん相手を安心させてから、例へば
一国が両面作戦を恐れてソビエトと手を握つた時に、ソビエトは一旦これと手を握つて相手を安心させた後に、
相手がソビエトに背をむけて敵と戦つてゐる留守を狙つて背後から、その条約を破つてこれを打ちのめし、占拠し、
あるひは自分の手に収めるといふ時機を狙ふ戦略に甚だ老練であり、甚だ狡猾である。

三島由紀夫
「自衛隊二分論」より
120右や左の名無し様:2009/12/15(火) 14:49:05 ID:qIawdeWB
ソビエトが現下のやうな政治情勢で、日本に直接侵攻してくることは、すぐには考へられないけれども、
ソビエトなり北鮮なり中共なりのそれぞれ色彩も形態も異なつた共産主義諸国が、もし日本に政治的影響を及ぼして、
間接侵略事態を醸成するのに成功した場合、そしてそれが日本全国の治安状態を攪乱せしめ、国内の経済も崩壊し、
革命の成功が目の前に迫つた場合、このやうな場合にはソビエトが、あるひは新潟方面に陽動作戦を伴ひつつ
北海道に直接侵攻してくる危険がないとは決していへない。
決していへないけれども、このやうな直接侵略事態を考へる前に、最も我々が問題にすべきものは、これを
最終目的として狙つてくる、間接侵略事態の進行である。

三島由紀夫
「自衛隊二分論」より
121右や左の名無し様:2009/12/17(木) 14:17:50 ID:TSKXcSyd
…私は国家といふものの暴力を肯定してもそれが直ちに無前提に戦争を肯定することにはならないといふ立場に
立つものであるが、この立場に真に対立するものが次のやうな毛沢東の言葉なのである。
すなはち「われわれの目的は地上に戦争を絶滅することである。しかし、その唯一の方法は戦争である」これが
毛沢東の独特な論理であつて、この論理がすなはち右に述べたやうな暴力肯定の論理とちやうど反極に立つものである。
すなはちそれは平和主義の旗じるしのもとに戦争を肯定した思想なのである。私は戦後、平和主義の美名が
いつもその裏でただ一つの正しい戦争、すなはち人民戦争を肯定する論理につながることをあやぶんできたが、
これが私が平和主義といふものに対する大きな憎悪をいだいてきた一つの理由である。

三島由紀夫
「砂漠の住人への論理的弔辞」より
122右や左の名無し様:2009/12/17(木) 14:18:52 ID:TSKXcSyd
そして、私の暴力肯定は当然国家肯定につながるのであるから、平和主義の仮面のもとにおける人民戦争の肯定が
国家超克を目的とするかのごとき欺瞞に対しては闘はざるを得ない。国家超克はいはゆる共産主義諸国の理論的前提で
あるにもかかはらず、現実の証明するとほり共産主義諸国も国家主義的暴力の行使を少しも遠慮しないからである。
(中略)しかし「人民戦争のみが正しい暴力である」(このことは、「中共の持つ核兵器のみが平和のための
正しい核兵器である」といふ没論理をただちに招来する)といふ思想は、それほど新しい思想であらうか。
それは又、古くからある十字軍の思想であり、その根本的性格は「道義的暴力」といふことであるが、道義的主張は
どんな立場からも発せられうるものである。かくてあらゆる道義が相対化されるときに、被圧制、被圧迫の立場のみが、
道義的源泉であるとすれば、その自由と解放は、たちまち道義的源泉を涸(か)らすことになるのは自明である。

三島由紀夫
「砂漠の住人への論理的弔辞」より
123右や左の名無し様:2009/12/17(木) 14:19:49 ID:TSKXcSyd
道義の問題を別としても、暴力に質的差異をみとめること、正義の暴力と不正義の暴力をみとめることは、軍隊と
警察の力のみを正義の力とみとめ、その他の力をすべて暴力視する近代国家の論理と、どこかで似て来るのである。
かくて毛沢東の論理は、結局、国家の論理に帰結する、と私は考へる。
私はかりにも力を行使しながら、愛される力、支持される力であらうとする考へ方を好まない。この考へ方は、
責任観念を没却させるからである。責任を真に自己においてとらうとするとき、悪鬼羅刹となつて、世人の
憎悪の的になることも辞さぬ覚悟がなくてはならぬ。それなしに道義の変革が成功したためしはないのである。
自分がいつも正しい、といふのは女の論理ではあるまいか。

三島由紀夫
「砂漠の住人への論理的弔辞」より
124右や左の名無し様:2009/12/17(木) 19:12:12 ID:???
>>115
子供の時から天皇主義?
根拠をあげて御覧。
125右や左の名無し様:2009/12/18(金) 11:17:18 ID:WLRBvBFe
>>124
「三笠・長門見学」

船は横須賀の波止場へ着いた。ポーッと汽笛が鳴る。
私達は桟橋を渡つた。薄曇りで、また酷い暑さの今日は、海迄だるさうだ。
併し、僕達は元気よく船から飛び出す。三笠の門の前に集合し、そして芝生の間の路に歩を運ぶ。
艦前に来て再び集まり、三笠保存会の方から、艦の歴史やエピソォドを伺つた。
お話が終ると私は始めて三笠を全望した。
見よ!此の勲高き旗艦を。そしてマストにはZ信号がかゝげられてゐる。
時に、雲間を割つて出でた素晴らしき陽は、この海の館を愈々荘厳ならしめた。
艦頭の国旗は、うすらな風にひるがへり、今にも三笠は、大波をけつて走り出さうだ。
一昔前はどんな設備で戦つてゐたのか、早く見たくなつた。
やがて案内の人にともなはれて急な階段を上り、艦上に入る。よく磨かれた大砲が海に向つて突き出てゐる。
こゝで日本の大きな威力が世界に見せられたわけだ。
伏見宮様の御負傷の御事どもをお聴きして、えりを正した。其処此処に戦士者の写真が飾られてあるのも哀れだ。
(続く)

平岡公威(三島由紀夫)
中等科一年、12歳の作文
126右や左の名無し様:2009/12/18(金) 11:19:30 ID:WLRBvBFe
「三笠・長門見学」

私達は最上の甲板に登つて東郷大将の英姿を想像してみた。
手に望遠鏡、頭上には高くZ信号。……皇国の興廃此の一戦にあり、各員一層奮励努力せよ……。
とは単なる名文ではなくて、心の底から叫んだ愛国の声ではないか。
士官の室が大変立派なのにも驚いた。又会議室へ行つて此処でどんな戦略が考へられたかと思つた。
艦の全体にペンキで戦痕が記されてある。
こんなに沢山弾を受けたのに一つも艦の心臓部に命中しなかったのは畏い極み乍ら、天皇の御稜威のいたす所であらう。
艦を出て、暫時休憩し、昼食を摂る。休憩が済むと、再び海に沿うた道を歩く。
そここゝにZ信号記念品販売所等と看板があるのも横須賀らしい。さうする中に海軍工廠の門内へ入つた。
…其の内にランチへ乗る。さうして五分も経たないで長門につく。
先づ此れを望んで、さつきの三笠と較べて見ると、余りにその設備の新式なのに驚いた。
艦上には四十サンチの素晴らしい大砲がある。
…あゝ日本の精鋭長門、こんな軍艦があつてこそ、日本の海は安全なのであらう。

平岡公威(三島由紀夫)
中等科一年、12歳の作文
127右や左の名無し様:2009/12/18(金) 11:20:37 ID:WLRBvBFe
「我が国旗」

徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に
朱の円がゑがかれて居た。
朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。
それは鹿児島の大大名、天下に聞えた島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、
是が我が国旗、日の丸の始まりである。
模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。
之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。
それから時代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。
明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。
からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。

平岡公威(三島由紀夫)
11歳の作文
128右や左の名無し様:2009/12/18(金) 16:56:09 ID:WLRBvBFe
私は戦争を誘発する大きな原因の一つは、アンディフェンデッド・ウェルス(無防備の富)だと考へる者である。

三島由紀夫
「わが『自主防衛』」より
是が我が国旗、日の丸の始まりである。
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50941023.html
130右や左の名無し様:2009/12/20(日) 15:55:20 ID:2s3rfRFI
…無益な武力的抵抗によつて、国家主権を奪はれるくらゐなら、流血の惨を避け、秩序を保つて表面的に妥協を
受け入れ、国家の存立をはかつたはうがよい、といふならば、非武装抵抗の利点は、一つは血を流さないですんだ、
といふことと、一つは国家の主権が曲りなりにも保たれたといふことでなければならない。
しかし、それはあくまで「非武装抵抗」の利点であつて、「非武装」の利点ではない。
非武装(チェコは事実上非武装国家ではなかつたが)それ自体は、強大な武力に対して何らの利点を持ちえない
ことは明らかである。武力抵抗の反対概念は、非武装そのものではなく、非武装抵抗といふことであらう。

三島由紀夫
「自由と権力の状況」より
131右や左の名無し様:2009/12/20(日) 15:57:18 ID:2s3rfRFI
そして非武装抵抗の存立条件は、国民の結集した否(ノン)にしかなく、又、陰に陽にサボタージュその他で
抵抗する他はないが、次に来る段階は、非武装抵抗ですら血を流さずには有効性は発揮しえぬ、といふ段階であり、
又、国家の主権が曲りなりにも保たれても、その国家権力の実質的な主導権を奪はれるといふ状況をすでに
容認するならば、そのあとで、実質的な主導権を奪ひ返さうといふ抵抗は、抵抗の最初の論理的根拠を欠くことになる。
なぜなら、われわれが抵抗の手段の選択を迫られたとき、その一方(すなわち非武装)によつて、論理的に
一貫するならば、敵をすでに受け入れた己れの状況に対する抵抗とは、われわれ自身に対する抵抗に他ならなく
なつてしまひ、抵抗の論理は自らの身を喰ふものになるからであり、つひには抵抗それ自体が成立たなくなるからである。
そのとき、われわれは、非武装抵抗の利点が一つもない地点に立つてをり、「非武装抵抗」と「非武装」とは
同義語になり、つひには敗北主義の同義語になるのである。

三島由紀夫
「自由と権力の状況」より
132ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2009/12/20(日) 18:00:16 ID:???
唯一の政治思想ですね。書き込みに感謝します。
私のHPでも先生の思想を書き込みましたが、最近はとぽっぽの圧力で閉鎖させられました。
新年には新たなHPを開設しますが...
133右や左の名無し様:2009/12/20(日) 20:29:12 ID:???
>>132
もうそんな圧力があるとは・・中国化したら2ちゃんも危ないね
134右や左の名無し様:2009/12/27(日) 22:05:25 ID:WuoFEedo
チャンネル桜を売った村田春樹 に一致する日本語のページ 約 40,300 件中 1 - 10 件目 (0.23 秒)
http://www.google.co.jp/
135ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2009/12/27(日) 22:44:37 ID:???
何があっても撤退しないのがわたしです^^
136右や左の名無し様:2009/12/28(月) 13:29:07 ID:B6MZJ92A
このやうな日本の生温い状況が、現在および将来にどのやうな意味を持つてゐるかを探つてみれば、これは
安保以前、安保以後の問題ではなく、精神の問題であると考へられる。
精神といふと、またいつもの精神主義かといはれるかもしれないが、われわれの決意としては、吉田松陰の
「汝は功業をなせ、我は忠義をなす」との信念で行くほかないと思つてゐる。「功業」といふのは、自分が
大政治家として権力を握らなければ役立たない。そしてその権力を背景として自分の考へたことを実現していくことが
「功業」の意味で、それはいづれは大勲位の勲章をもらつて、うまくすると国葬にまでしてもらへるみちです。
しかし、「忠義」は枯野に野垂れ死にするみちです。何の効果もなく、人のわらふところになるかもしれず、
その瞬間瞬間には、全く狂人の行ひとしか見えないやうなことになるかもしれないわけです。

三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松陰は狂はなければならなかつたといふことについて」より
137右や左の名無し様:2009/12/28(月) 13:32:05 ID:B6MZJ92A
吉田松陰が「狂」といふことを盛んに言ひ出したのは晩年ですが、やはり松陰の時代にも、全てをシニカルに
見てわらひ飛ばすやうな江戸末期の民衆の世界があつたわけで、とにかく毎日が楽しければよく、明日のことなど
考へる必要がないではないか、お国なんかどうなつてもよいといふやうな民衆の心理的基調があつた。さういふ
基本的メンタリティがあつたわけです。さういふ状況の中で、松陰は、孤立して狂つてゐるのではないかと
疑はれるほど精神が先鋭化していくのを自覚したに違ひない。
そして、松陰が異常に孤立した、自分一人しかゐない、自分が狂人だと思つた段階から明治維新は動き出したわけです。

三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 六、松陰は狂はなければならなかつたといふことについて」より
138右や左の名無し様:2009/12/28(月) 13:35:20 ID:B6MZJ92A
私は、諸君がこれを肚の中に一人一人持つてもらひたいと思ふ。左翼の大衆運動といふものは、大衆を動かさなければ
どうにもならないので、まづ大衆を巻き込んで、彼らの大きな力で状況を変へていく、といふのが基本的な立場ですね。
赤軍派の場合は例外と言へるかもしれないが、左翼は一般にさうですね。
ところがわれわれの立場は、孤立を恐れない、孤立でほかにみちなく、助けてくれる身方もゐない、さうなつた
状況から、初めて何かが始まるのです。いはば絶望からの出発といふのが特色だと思はれる。いはゆる能動的虚無、
さういつた絶望感を胸の中で噛みしめたことのない人間は、松陰の忠義のみちを行くことはできない。
かりにも世間を甘く考へて、世間の支持を期待したり、大衆をあてにするやうな思想の磨き方ではどうにも
ならないところまで来てゐることを自覚して欲しい。

三島由紀夫
「『孤立』ノススメ 七、絶望から思想を磨くといふことについて」より
139右や左の名無し様:2010/01/01(金) 13:48:04 ID:???
いま日本の最高支配者は薩長連合(鹿児島県、山口県)の田舎侍です。

・坂本龍馬は日本をいまも破壊しているテロリスト薩長連合の工作員だっただけの者です。
・織田信長の時代から戊辰戦争まで、鉄砲隊のガンパウダーはガンパウダー1樽につき、
日本人の若い娘50人を海外に売ることで調達していました。

・自殺者3万人(実際は8万とも)は薩長連合が原因です。日本はいまだに武家社会です。
・明治維新テロは薩長連合が海外の貴族やユダヤから金を借り(年利18%)て起こした国家転覆テロ。
・総理大臣、大蔵大臣、外務大臣や公安、警察、自衛隊の歴代トップは鹿児島県、山口県、
高知県、佐賀県、 長崎県出身者ばかりです。 公務員は薩長連合の使用人です。
公務員は国民を支配する道具。国策捜査は薩長連合やアメリカのための捜査です。
・日本経団連の企業は明治以前からの支配階級の関係者が興したものばかり。
・アメリカを代表する洗脳の専門家アーネスト・ヒルガードは戦後来日して
「戦後日本の教育の非軍事化」のために働き、スタンフォード大学からその功績を讃えられます。
鳩山由紀夫もスタンフォード大学卒業です。洗脳はいまも続いています。
・薩長連合は株式会社ゆうちょ銀行の郵便貯金を海外の貴族やユダヤに差し出そうとしている。
・アメリカ財務省証券購入で日本人は毎年アメリカに30兆円以上差し出している。
・日本人が貯蓄した金が海外にいき、信用創造で1000倍になりそれで日本の土地が買われる。
日本は破産し、IMF管理下でも 薩長連合は安泰で国民はIMFに感謝するように洗脳される。
(洗脳支配  苫米地英人  株式会社ビジネス社)
日本の政治家には朝鮮人がいます。安★部、小★泉、菅★、小★沢。
2ちゃんねるはトウ一きょう会が運営してIP集めや、自作自演して洗脳工作する場です。
http://jb★bs.liv★edoor.jp/bbs/read.cgi/news/20★92/11★94947143/
薩長連合は戦争やシベリア抑留で日本人の抵抗勢力を殺したのか。戦争は自国民を殺すためにも使われる。
薩長連合のために警察がインターネット規制をする。今年東京では匿名でネットカフェから情報を発信できなくなる。
情報遮断、ネット情報遮断、ネット検閲は戦後の洗脳と同じやり口。薩長連合は日本人ではない。w
140右や左の名無し様:2010/01/08(金) 10:55:14 ID:5PtkofHy
141右や左の名無し様:2010/01/14(木) 12:43:10 ID:/og70hw4
絶望を語ることはたやすい。しかし希望を語ることは危険である。
わけてもその希望が一つ一つ裏切られてゆくやうな状況裡に、たえず希望を語ることは、後世に対して、
自尊心と羞恥心を賭けることだと云つてもよい。

三島由紀夫
「『道義的革命』の論理――磯部一等主計の遺稿について」より
142右や左の名無し様:2010/01/21(木) 10:28:01 ID:CqTmVJJg
Q――士道とは何か。

三島由紀夫:…ぼくは、魂の問題といふことで「士道」といふ言葉を使つた。内面的なモラルといつてもいい。
内面的なモラルといふものは、自分が決めて自分がしばるものだ。
それがなければ、精神なんてグニャグニャになつちやふ。
今日では、自分で自分をしばるといつたストイックな精神的態度を、だれも要求しなくなつた。
ストイックなのは損だと、だれもが考へてゐる。

三島由紀夫
「精神的ダンディズムですよ」より
143右や左の名無し様:2010/01/21(木) 10:29:07 ID:CqTmVJJg
Q――「士道」の復活は、現代において可能ですか。

三島由紀夫:ぼくはさういふふうに問題を考へてゐない。
「士道」といふ言葉をいふのは、その言葉が、まるで一滴のしづくのやうにその人の心にしたたつたら、
自分で考へてごらんなさい――といふだけなんです。
「士道」といふものは、マスコミを通じて広まるやうな性質のものではない。
われわれの心の中を探つてみると、心のなかに持つてゐる自己規律に照らして、どこかやましいものがあるはずだ。
やましいものがあれば、士道に反してゐるのだと考へるべきだ。それが日本人だと思ふんです。
なぜやましさを感じるか。それは士道にもとつてるからなんです。士道つてそんなものではないか。
一言でいへば、「士道」とは男の道ですよ。

三島由紀夫
「精神的ダンディズムですよ」より
144巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/21(木) 12:18:25 ID:Iejpc1aW
非人が語る士道ってなあ・・・
145右や左の名無し様:2010/01/21(木) 13:03:14 ID:???
>>144


戦後軍のダイヤモンドを日本へ持ち込み さばいた金で刑務所でしりあった岸に自民党つくらせ
あらゆる事で国のかねをポケットにいれ CIA工作員にならしてくれと頼むも断られ続け あげく右翼のセスナ機が自宅テロ
菱の三代目と万年東一氏はこの方を嫌い続け反抗し続けていた、とアウトロー板見ましたが、あってるんですか?
あと万年氏が握っていた「弱み」ってなんなんでしょう 
146右や左の名無し様:2010/01/21(木) 13:09:50 ID:???
>>144
その類いの煽りは日教組サヨクが捏造した古いガセネタ。
147右や左の名無し様:2010/01/21(木) 21:19:11 ID:???
>>144
三島は非人なのか?
148右や左の名無し様:2010/01/21(木) 21:28:07 ID:???
三島先生は天皇陛下から恩賜銀時計を賜った学習院一の秀才でした。
149巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/22(金) 00:03:33 ID:ElroLa9g
>>145 長州嫌いだけど何か?

>>146 顔がキムチっぽくて嫌い。

>>147 祖先が藩主が禁じてた鶴食ったんで非人の子孫みたいよ。
150右や左の名無し様:2010/01/22(金) 00:05:08 ID:ElroLa9g
右翼がマンセーしてやがんから糞。
151巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/22(金) 00:06:49 ID:ElroLa9g
んで、コテ入らねんだよw
152右や左の名無し様:2010/01/24(日) 16:04:34 ID:???
>>149
鶴を食った?ガセネタをさらに歪曲するバカの見本をみせてもらったよ。そうやって作り話が発展していくんだとわかったわ。
くだらない大昔のレッテル差別を重大視してる時点で間抜け丸出しだし。
153右や左の名無し様:2010/01/25(月) 14:09:53 ID:???
>>152
>>149を読んで信じちゃったよ。そうなの?ガセネタ?
154巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/25(月) 14:21:03 ID:0uGeGnQm
>>152 なんつうのかなあ、あの溢れ出んばかりの品性の無さや右翼がマンセーしてん
所から全く疑う余地が無いっつうか超納得w元々日本人だったかさえも怪しいw
155巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/25(月) 14:23:58 ID:0uGeGnQm
>>152 差別ぢゃなくて区別だからね、言葉あちゃんと選べ。

後、主張してえんならsageとか打ってんぢゃねえ根性無しがwww
156右や左の名無し様:2010/01/25(月) 14:49:50 ID:???
>>154
ああ、あんた薩摩はユダヤだとか朝鮮だとか小泉安倍は朝鮮だとかくだらないこと言いながら、
反日活動してるリチャードコシミズみたいな中共工作員か。バカ丸出し。
157右や左の名無し様:2010/01/25(月) 15:18:53 ID:buXsQltn
日本とは何か、といふ最終的な答へは、左右の疑似ナショナリズムが完全に剥離したあとでなければ出ないだらう。
安保賛成も反共も、それ自体では、日本精神と何のかかはりもないことは、沖縄即時奪還も米軍基地反対も、
それ自体では、日本精神とかかはりのない点で同じである。そしてまたそのすべてが、どこかで日本的心情と
馴れ合ひ、ナショナリズムを錦の御旗にしてゐる点でも同格である。「反共」の一語をとつても、私はニューヨークで、
トロツキスト転向者の、祖国喪失者の反共屋をたくさん見たのである。
私は自民党の生きる道は、真のリベラリズムと国際連合中心の国際協調主義への復帰であり、先進工業国における
共産党の生きる道は、すつきりしたインターナショナリズムへの復帰しかないと考へる。
真にナショナルなものとは何か。
それは現状維持の秩序派にも、現状破壊の変革派にも、どちらにも与(くみ)しないものだと思はれる。

三島由紀夫
「『国を守る』とは何か」より
158右や左の名無し様:2010/01/25(月) 15:21:01 ID:buXsQltn
現状維持といふのは、つねに醜悪な思想であり、また、現状破壊といふのは、つねに飢ゑ渇いた貧しい思想である。
自己の権力ないし体制を維持しようとするのも、破壊してこれに取つて代らうとするのも、同じ権力意志の
ちがつたあらはれにすぎぬ。
権力意志を止揚した地点で、秩序と変革の双方にかかはり、文化にとつてもつとも大切な秩序と、政治にとつて
もつとも緊要な変革とを、つねに内包し保証したナショナルな歴史的表象として、われわれは「天皇」を持つてゐる。
実は「天皇」しか持つてゐないのである。中共の「文化」大革命に決定的に欠けてゐる要因はこれであり、かれらは
高度な文化の母胎として必要な秩序を、強引な権力主義的な政治的秩序で代行するといふ、方法上の誤りを犯した。
文化に積極的にかかはらうとしない自由主義諸国は、この誤りを犯す心配はない代りに、文化の衰弱と死に直面し、
共産主義諸国は、正に文化と政治を接着し、文化に積極的にかかはらうとする姿勢において、すでに文化を殺してゐる。

三島由紀夫
「『国を守る』とは何か」より
159巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/25(月) 22:51:50 ID:rTIQuYHR
>>156 はあ?妄想でも見えんのかたこ、俺あ新自由主義だし小泉への批判なんか殆どねえぞ。

福田はokだが安倍も薩摩もあんまし評価しねえけどな、右翼とかマジ信じてんの?小泉が靖国に
参拝した時「土下座しろっ」ニダって唸ってたぞあいつら、ヒキってねえで現場見て来いやボケ、
ああ?エラ付きの糞ニダーぢゃそん位しきゃ書かねってかあ?(笑
160右や左の名無し様:2010/01/25(月) 23:30:32 ID:???
>>159
靖国参拝反対する右翼なんかいるわけないでしょう。バカじゃないの、あんた。
そんな似非を右翼と思ってるあんたが知能障害ってだけだよ。
161巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/26(火) 00:57:53 ID:5vX7+w7h
>>160 お前さあ、似非が居るって認めといて居る訳ないでしょとか矛盾した事ほざいてんぢゃねえよ。

ID隠してコテも付けねえで、んな出鱈目な言い訳で通用するかボケ。
162巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/26(火) 00:59:07 ID:5vX7+w7h
非人三島に集ってるなあ焼肉臭いエラ付きばっかかあ?
163事情通 ◆i0aKUU4bIw :2010/01/26(火) 01:10:01 ID:???
と高卒、無職が泣いてます^^
164右や左の名無し様:2010/01/26(火) 09:07:28 ID:???
>>163
巫山さんは会社員ですよ。
165巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/26(火) 12:11:36 ID:GB145iO8
>>163 三島のスレに集う自称愛国者の程度が知れるなw
166右や左の名無し様:2010/01/28(木) 11:41:50 ID:QmGIseZ2
>>158つづき
(中略)最近私は一人の学生にこんな質問をした。
「君がもし、米軍基地闘争で日本人学生が米兵に殺される現場に居合はせたらどうするか?」
青年はしばらく考へたのち答へたが、それは透徹した答へであつた。
「ただちに米兵を殺し、自分はその場で自決します」
これはきはめて比喩的な問答であるから、そのつもりできいてもらひたい。
この簡潔な答へは、複雑な論理の組合せから成立つてゐる。すなはち、第一に、彼が米兵を殺すのは、日本人としての
ナショナルな衝動からである。第二に、しかし、彼は、いかにナショナルな衝動による殺人といへども、殺人の
責任は直ちに自ら引受けて、自刃すべきだ、と考へる。これは法と秩序を重んずる人間的倫理による決断である。
第三に、この自刃は、拒否による自己証明の意味を持つてゐる。

三島由紀夫
「『国を守る』とは何か」より
167右や左の名無し様:2010/01/28(木) 11:42:45 ID:QmGIseZ2
なぜなら、基地反対闘争に参加してゐる群衆は、まづ彼の殺人に喝采し、かれらのイデオロギーの勝利を叫び、
彼の殺人行為をかれらのイデオロギーに包みこまうとするであらう。しかし彼はただちに自刃することによつて、
自分は全学連学生の思想に共鳴して米兵を殺したのではなく、日本人としてさうしたのだ、といふことを、
かれら群衆の保護を拒否しつつ、自己証明するのである。
第四に、この自刃は、包括的な命名判断(ベネンヌンクスウルタイル)を成立させる。すなはちその場のデモの
群衆すべてを、ただの日本人として包括し、かれらを日本人と名付ける他はないものへと転換させるであらうからである。
いかに比喩とはいひながら、私は過激な比喩を使ひすぎたであらうか。
しかし私が、精神の戦ひにのみ剣を使ふとはさういふ意味である。

三島由紀夫
「『国を守る』とは何か」より
168巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/28(木) 12:01:37 ID:5Rp+qHpj
憎い日本人はアメリカ人を殺して自分も死ねニダってこったね?www
169右や左の名無し様:2010/01/29(金) 11:21:50 ID:encgaC88
私が同志的結合といふことについて日頃考へてゐることは、自分の同志が目前で死ぬやうな事態が起つたとしても、
その死骸に縋(すが)つて泣く事ではなく、法廷においてさへ、彼は自分の知らない他人であると、証言出来る
ことであると思ふ。それは「非情の連帯」といふやうな精神の緊張を持続することによつてのみ可能である。
しかし、私はなにも死を以つてのみ同志あるひは同志愛の象徴とは考へない。また死を以つてのみ革命的な
行動の精華、成就とも考へるものではない。ただ真に内発的な激怒や行動だけが、ある目的のもとになされた行為の
有効性を持つのであるといふ考へ方だけは、私にとつて変ることのないものである。
死が自己の戦術、行動のなかで、ある目標を達するための手段として有効に行使されるのも、革命を意識する
ものにとつては、けだし当然のことである。自らの行動によつてもたらされたところの最高の瞬間に、つまり、
劇的最高潮に、効果的に死が行使出来る保証があるならば、それは犬死ではない。

三島由紀夫
「わが同志観」より
170巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 11:29:16 ID:R3l9UELD
人と人ってな其々違う、同士とか結合とかマジ気持ち悪い、ホモ?
171右や左の名無し様:2010/01/29(金) 11:45:16 ID:???
うんこ
172右や左の名無し様:2010/01/29(金) 13:32:27 ID:???
>>170
リベラルぶった隠れ共産党が必死だな
173巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 14:04:14 ID:TPwU5aeo
>>172 代々木生まれだけどなあ、右よか右でこそ中道だぜw中道の俺から言わせたら貧乏キムチ臭い最底辺馬鹿街宣とか
全然共産主義ぢゃんかwww
174右や左の名無し様:2010/01/29(金) 14:09:55 ID:???
>>173
聞いてもないのに、代々木生まれとか日本人ぶって必死だな。代々木生まれの外人のくせに。
175巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 14:15:57 ID:TPwU5aeo
>>174 馬鹿だなあ日本共産党の聖地だぜ代々木あwちったあかじった連中なら「此の差別主義者ニダ!」とか言って絡んで来るw

物知らな過ぎ、見習い一号とかてコテでも付けとけ。
176右や左の名無し様:2010/01/29(金) 14:42:18 ID:???
>>175
それがどうした。話そらして誤魔化すんじゃねーよ、外人が。
177右や左の名無し様:2010/01/29(金) 14:52:56 ID:???
田母神論文を読んで感心するのは、最新の歴史的知見が盛り込まれていることである。
特に着目すべきは「VENONA」である。
このソ連の暗号解読文書が第二次世界大戦中のソ連スパイの暗躍を証明するものとして極めて重要な地位を
占めている事を知る者は未だ日本では少数である。
然し、欧米に於ては「VENONA」は「エニグマ」と同等に重要な史料であり、NSAのHPにて公開され、研究者によって
F.D.ルーズベルト大統領の周囲にコミンテルンやGRUなどのソ連シンパ、スパイが約300名蠢いていた事が
示されている。その300名の内、正体が割れた者はその半数足らずである。
そしてこの情報を一人、握りしめていた者が半世紀以上ものあいだFBI長官の座を占め続け、合衆国大統領をも
恐怖せしめたフーバー長官であり、彼が死去した後、ビル・クリントン大統領になって1990年代に初めて
公開されたものである。
アメリカの出版物ではVENONAに依拠した記述が数多認められる。
日本の歴史学会はその事実を無視しているか、相当に遅れたものであり、田母神論文がVENONAなどの新しい
知見を盛り込んでいることは驚嘆に値する。
178巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 16:37:22 ID:R3l9UELD
>>176 はあ?誤魔化すてwリベラルぶった隠れ共産党をニカ?外人をニカ?(笑

お前が頓珍漢なんぢゃねえかよ、何百年日本で教育してやったらお前らヒトモドキあ
人類に成れるんだあよ?ふぁびょふぁびょしてんなようす穢え半島土人が。

>>177 コミンテルンの陰謀ってかあ?コミンテルン最強伝説でも作れるんぢゃねえ?(笑
北方領土ニダってかあ?自分らの悪事を棚上げにする為にキムチが煽るソ連の脅威はもう飽きたわ。
179右や左の名無し様:2010/01/29(金) 17:29:01 ID:???
>>178
釣られて正体表したな、反日白人野郎が。反捕鯨でもやってろクズハゲ外人(笑)
180巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 18:19:58 ID:TPwU5aeo
>>179 何故俺が白に成るニカ?家紋の使い方も知らず、ちびちび指詰めてる穢え土人が日本人語んぢゃねえ、虫唾がはしる。
181右や左の名無し様:2010/01/29(金) 19:14:16 ID:???
>>180
なんで指詰めなきゃいけないんだよ、くだらねえ任侠映画にかぶれてんじゃねーよ、偽日本人が。
天皇否定のおまえの家の家紋なんかどうでもいいし、潰れろ(笑)
182右や左の名無し様:2010/01/29(金) 19:40:42 ID:???
キチガイコテ巫山戯為奴はスルー推進
183巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/29(金) 21:28:12 ID:R3l9UELD
>>181 右翼はチョンで馬鹿できっちーなのでふぁびょふぁびょすんと指を詰めるのあデフォ、死ぬ死ぬ詐欺で厨二病のリスカみたいな物、
家紋は家の存在を示す為に本人が使ってこそ意味を成す訳で、威厳を借りる為に使うのでは乞食と変わらない。

日本では自分の家の家紋を使う事は天皇家の否定には成らない、寧ろ天皇家と他の家は別の物と区別する事に意味が有る訳で、
他所の家と同じ家紋を使う事は其の家の否定と同義だ、お前のあ事大主義で内的規範の低い朝鮮人ならではの思考、お前みたいな朝鮮人は
<朝>とか<韓>て刺繍して使っとけ。(笑



自民党に小指送った右翼幹部を逮捕

 岡山県警公安課と倉敷署は23日、安倍晋三首相が靖国神社に参拝しなかったことに抗議しようと切断した自分の小指を自民党本部(東京)
に送り付けたとして、脅迫の疑いで岡山県倉敷市二日市、右翼団体幹部丹正善裕容疑者(54)を逮捕した。

 調べでは、丹正容疑者は、安倍首相が8月15日に参拝しなかったことへの抗議文や、切断した左手の小指が入った封筒を16日、
自民党本部に郵送。20日に開封した党職員を脅した疑い。

 切断した様子を撮影したDVDも同封していた。

 丹正容疑者は18日に倉敷署に自首。自民党からの被害届を待って逮捕した。調べに「抗議文だけでは相手にされないと思い、小指も入れた」
と供述しているという。
[ 2007年08月23日 11:29 速報記事 ]

http://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.sponichi.co.jp%2Fsociety%2Fflash%2FKFullFlash20070823011.html&date=20070907221742
184右や左の名無し様:2010/01/30(土) 10:54:37 ID:???
>>183
> 日本では自分の家の家紋を使う事は天皇家の否定には成らない

↑なに当たり前のことを威張って言ってんの?そんなことをいちいち声高に言うほど、あんたにとっちゃ、珍しい発見だったわけ?
偽日本人バカサヨクがが日本人のふりして、反日活動必死だな。
185右や左の名無し様:2010/01/30(土) 11:02:32 ID:j/TZw7VR
或る有名な左派の政治学者は、戦後二十年、ファシズムと軍国主義以上に悪いものはないと主張する政治学で
人気を得てゐたが、新左翼の学生に研究室を荒らされ、頭をポカリとなぐられたとき、「ファシストもこれほど
暴虐でなかつた。軍閥でさへ研究室まで荒らさなかつた」と叫んだ。二十年間彼が描きつづけた悪魔以上の悪魔が、
他ならぬ彼の学説上の弟子の間から現はれたといふわけだ。
日本民族の独立を主張し、アメリカ軍基地に反対し、安保条約に反対し、沖縄を即時返還せよ、と叫ぶ者は、
外国の常識では、ナショナリストで右翼であらう。ところが日本では、彼は左翼で共産主義者なのである。
十八番のナショナリズムをすつかり左翼に奪はれてしまつた伝統的右翼の或る一派は、アメリカの原子力空母
エンタープライズ号の寄港反対の左翼デモに対抗するため、左手にアメリカの国旗を、右手に日本の国旗を持つて
勇んで出かけた。これではまるでオペラの舞台のマダム・バタフライの子供である。

三島由紀夫
「STAGE-LEFT IS RIGHT FROM AUDIENCE」より
186巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/30(土) 14:36:58 ID:+ghvAtzI
>>184 あっれあれえ?家紋の使い方の話しをしてたら君が突然お前は天皇否定ニダって言い出したんぢゃないかw

だいたい馬鹿街宣共あ家紋の使い方を知らなくて天皇家の家紋を勝手に使っちゃってんから家紋の使い方を説いて
やってるんぢゃねえか、Bだの在日の乞食チョンはそやって自分の発言からも逃げ回ってこそチョン。
187巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/30(土) 14:40:03 ID:+ghvAtzI
>>185 其れは日本では右翼も左翼もイデオロギーではなく只の商売だからなんだよね。

俺々詐欺なんだよ。
188右や左の名無し様:2010/01/30(土) 15:12:04 ID:???
>>186
私は日本人だよ。
なんでもかんでもチョンだのレッテル貼って、あんたバカなんじゃないの?
あんたが嫌いな右翼とそっくりじゃん。あんたが朝鮮人や支那人にみえるんだけど。
脳障害、ご自愛くださいませ。
189右や左の名無し様:2010/01/30(土) 15:12:59 ID:???
『拉致被害者は北朝鮮に帰れ』by鈴木邦男(新右翼)
190巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/30(土) 15:34:28 ID:+ghvAtzI
>>188 をいをい、何が今更俺様と同じだ、話逸らしてんなよ、物乞いすんなwww

ウリの事嫌う奴等は皆右翼ってかあ?中道左派だっつてんだろ、自己愛の気違い土人がwww


174 :右や左の名無し様 :2010/01/29(金) 14:09:55 ID:???
>>173
聞いてもないのに、代々木生まれとか日本人ぶって必死だな。代々木生まれの外人のくせに。

176 :右や左の名無し様 :2010/01/29(金) 14:42:18 ID:???
>>175
それがどうした。話そらして誤魔化すんじゃねーよ、外人が。

176 :右や左の名無し様 :2010/01/29(金) 14:42:18 ID:???
>>175
それがどうした。話そらして誤魔化すんじゃねーよ、外人が。

179 :右や左の名無し様 :2010/01/29(金) 17:29:01 ID:???
>>178
釣られて正体表したな、反日白人野郎が。反捕鯨でもやってろクズハゲ外人(笑)

181 :右や左の名無し様 :2010/01/29(金) 19:14:16 ID:???
>>180
なんで指詰めなきゃいけないんだよ、くだらねえ任侠映画にかぶれてんじゃねーよ、偽日本人が。
天皇否定のおまえの家の家紋なんかどうでもいいし、潰れろ(笑)

184 :右や左の名無し様 :2010/01/30(土) 10:54:37 ID:???
>>183
> 日本では自分の家の家紋を使う事は天皇家の否定には成らない

↑なに当たり前のことを威張って言ってんの?そんなことをいちいち声高に言うほど、あんたにとっちゃ、珍しい発見だったわけ?
偽日本人バカサヨクがが日本人のふりして、反日活動必死だな。
191右や左の名無し様:2010/01/30(土) 19:27:31 ID:???
>>190
あんたには日本語が通じないようだね。
「あんたが嫌いな右翼」の主語を目的語に取り違えてるし。偽日本人バレバレ。
気違い反日サヨク外人だと判明しました。
192巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/30(土) 19:56:35 ID:+ghvAtzI
>>191 お前が俺を外国人だと言い出したんだぞ、まあ俺もソウルに行けば外国人だがwww

何故家紋の使い方も知らなくて、指詰めなんてチョンの風習を日本で行う焼肉臭い馬鹿右翼を批判してたら
反日ブサヨの外国人に成るんだ?対してお前にはキムチ右翼を庇ってる訳なので頭可笑しい部落民か在日の
糞チョンだと言う結論にしか成り得ない。
193ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/01/31(日) 00:22:54 ID:???
朝鮮猿^^
194巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/31(日) 00:33:54 ID:9zoLvuxR
ちっ、糞キムチかよ、ブサヨあドン引きだし最近あ焼肉臭えのに絡まれてばっかしだなw
195ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/01/31(日) 00:48:22 ID:???
朝鮮学校中退でも、京都の学校防衛に行けば?^^
196巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/01/31(日) 01:37:25 ID:9zoLvuxR
誰がお前の身の上話をしろとw
197右や左の名無し様:2010/01/31(日) 14:34:03 ID:???
焼肉とキムチ食べたくなった。
198右や左の名無し様:2010/01/31(日) 22:25:50 ID:r/H4thII
2.2 「頑張れ日本!全国行動委員会」結成大会
       & 日本解体阻止!外国人地方参政権阻止!全国総決起集会

平成22年2月2日(火)  於・日比谷公会堂

13時00分  開場
14時00分  第一部 「頑張れ日本!全国行動委員会」 結成大会
17時00分  第二部 「頑張れ日本!全国行動委員会」 日本解体阻止!外国人地方参政権阻止!全国総決起集会
20時00分  終了

主催
頑張れ日本!全国行動委員会(準備委員会)
草莽全国地方議員の会
日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会

http://www.ch-sakura.jp/topix/1360.html
199右や左の名無し様:2010/02/01(月) 00:11:34 ID:VZ8bzSuV
↑途中で飯くらいくえんのか
200右や左の名無し様:2010/02/01(月) 17:34:15 ID:???
焼肉とキムチが出ます。
201右や左の名無し様:2010/02/01(月) 23:25:46 ID:???
中国製の冷凍餃子の払い下げも出ます。
202右や左の名無し様:2010/02/02(火) 08:59:45 ID:???
お土産は出るのか?
203右や左の名無し様:2010/02/02(火) 16:14:13 ID:???
行ってみたいが、そういうとこって
何着ていけばいいの?
204右や左の名無し様:2010/02/03(水) 20:48:50 ID:???
産廃の仕事休んで行きたい。
205ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/02/03(水) 23:16:24 ID:???
無職が見栄張るな^^
206右や左の名無し様:2010/02/04(木) 21:00:08 ID:???
三島の話は?
207右や左の名無し様:2010/02/08(月) 12:04:32 ID:5sehlnxj
Q――現代のビジネスマンに要望することは?
三島:私はね、商人といふのはきらひなんですよ。ですからね、万国博にも行つてゐないですよ。あれは商人の
お祭だから、武士は行かないんだといつてぐわんばつてゐるんです。
とはいひながらね、デパートだつて商人だしね、武士といへども、商人とつきあはざるを得ない、つらいところ
ですよね(笑)。武士だけやつてゐると、お米も食へなくなつちやふ。
かういふ世の中だから商人様全盛の世の中でしよ。ですけど、ぼく本人の中にはやつぱり武士の魂はあると思つてね。
商人の中にも銭屋五兵衛みたいな男もゐますしね。明治の政商でも、政治とかんでゐて、そこでやつぱり自分の
意気地を投げ打つといふ気持があつたと思ふんですよ。商人がきらひといふ意味は、商人を尊敬しないわけぢやない。
ただ一般に、商人には自己犠牲の精神がないからきらひなんです。
日本人といふのは、自己犠牲の精神がなくなつたら日本人ぢやないですよ。今の商人といふのはさういふ気持が
ないから本当のユダヤ人になつちやふだらうと思ふんです。

三島由紀夫
「武士道に欠ける現代のビジネス」より
208右や左の名無し様:2010/02/08(月) 12:09:32 ID:5sehlnxj
資本といふのは、本質的にインターナショナルなものですよ。どんな国の、いかにも民族資本でもね、
インターナショナルな性質をもつてゐるのが資本だと思ふんですよ。ところがそつちの面ばかりが出てくるとね、
日本人の魂が商人道によつてをかされてきてゐると思ふ。そのお金本位、金権主義にをかされてゐるのがこはい。
私は、青年が金権主義といふものに反抗する気持がいちばんよくわかる。自分らが企業体の中で活躍するとき、
いかに武士の魂をもつてても、結局、金権主義、ご都合主義、さういふものによつてをかされていくといふのは、
青年として耐へがたいだらうと思ふ。それでボクは武士は武士として一人でぐわんばつてゐる。ところがボクもね、
扶持をくれないから浪人なんですよ。

三島由紀夫
「武士道に欠ける現代のビジネス」より
209右や左の名無し様:2010/02/08(月) 12:10:40 ID:5sehlnxj
やつぱり日本人は身を殺して仁をなすといふ気持がなければだめなんだけど、これがね元禄時代と同じでね、
今、税法がモラルを崩壊させてゐるでしよ。
あのころの侍がみんな藩のお金を平気で使つて飲み食ひする、何をする、さういふことをしない人もゐますがね、
当時から日本人はさういふ悪いところがあるんですよね、公私混同みたいなところが。
とくにね戦後は税法のおかげで会社の交際費が自由に使へるとね、社長にいたるまで家族つれてすし屋に行くとか。
戦前は少なくともポケットマネーがありましたからね、重役クラスになりますと、金の使ひ方が公私混同して
ゐなかつたですよね。これは自分のこづかひといふけぢめがあつたでしよ。今何でも会社の伝票を切る、
かういふことがいちばん日本人全体のモラルを崩壊させてゐると思ふんです。

三島由紀夫
「武士道に欠ける現代のビジネス」より
210右や左の名無し様:2010/02/08(月) 12:11:35 ID:5sehlnxj
…外人記者なんかに会ひますとね、日本に軍国主義が復活してゐることを懸念してゐる。
これは実はまちがひだつていふんです。
…といふのは武士道といふのを、日本人がわからなくなつてゐるからだ。武士道といふのは何かといふことを
外人に説明するとき、三つあるといふんです。
それはSelf-respect 自尊心ですね。次はSelf-responsibility 自己責任ですね。自己において責任が終了するといふ。
第三がSelf-sacrifice 自己犠牲ですね。この三つのうちどれをとつても武士ぢやないといふんですよ。
そしてね、軍国主義といふのは外国からきたものでね、このSelf-respect と、Self-responsibility は
あるかもしれない。Self-sacrifice は欠けてゐると。かうなつたらアウシュビッツの収容所長だつてさうなんで、
自尊心はもつてゐた、責任観念はもつてゐた、ただねSelf-sacrifice といふものは外国にはないから、
だからさういふことになるといふふうに説明するんですよ。

三島由紀夫
「武士道に欠ける現代のビジネス」より
211右や左の名無し様:2010/02/08(月) 12:12:40 ID:5sehlnxj
ですから本当に日本人が武士道にめざめれば、あなたがたが心配することは何もない。身を殺して仁をなすことが
武士道の極意だと説明するんです。その場合、欠けてゐるものは武士道のみならず、ことに商人に欠けてゐる。
そして、とにかく口では国家の再建をとなへ、日本精神をとなへ、自分の金は一文も出すのはいやだ。十円の金も
惜しい、全部会社の伝票、そんな精神ぢやだめなんだといふことですね。

三島由紀夫
「武士道に欠ける現代のビジネス」より
212右や左の名無し様:2010/02/12(金) 12:40:37 ID:BKM056jj
私はまづ氏が何に対してあんなに怒つてゐたかがわかつてきた。あれは日本の知識人に対する怒りだつた。
最大の「内部の敵」に対する怒りだつた。

戦時中も現在も日本近代知識人の性格がほとんど不変なのは愕くべきことであり、その怯懦、その冷笑、その客観主義、
その根なし草的な共通心情、その不誠実、その事大主義、その抵抗の身ぶり、その独善、その非行動性、その多弁、
その食言、……それらが戦時における偽善に修飾されたとき、どのような腐敗を放ち、どのように文化の本質を毒したか、
蓮田氏はつぶさに見て、自分の少年のやうな非妥協のやさしさがとらへた文化のために、憤りにかられてゐたのである。

三島由紀夫
「『蓮田善明とその死』序文」より
213巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/12(金) 15:58:57 ID:9nuRB2Cp
>武士道といふのは何かといふことを外人に説明するとき

非人ならではっつかBや在日並みに黄金の国ジパングに住む日本人に勝手に期待した酷い勘違い。

武士道=個の独立 日本史で言われる所の律令制=貴族制度のからの解放以外の何物でもなかった。
214右や左の名無し様:2010/02/12(金) 16:35:54 ID:???
>>213
そんな規定ありません。
215右や左の名無し様:2010/02/12(金) 17:02:28 ID:???
>>213
自己犠牲と、個の独立は何ら相反する概念ではない。
216巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/12(金) 23:23:43 ID:9nuRB2Cp
>>214 「規定」て何が?土人は日本人に何でもして貰えるとか思ってるんぢゃね?

>>215 自ら(日本人)の為の剣が何故自己(日本人)の犠牲に変換されちゃうの?

土人的思考とでもしか評価し様が・・・
217右や左の名無し様:2010/02/12(金) 23:48:37 ID:???
>>216
日本語通じないなら無理すんな。外人
218巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/13(土) 01:13:40 ID:zx7Z+UB1
>>217 おめえよお、日本語で言おうが英語で言おうが自己犠牲を求めたら物乞いだろが、
自己犠牲だったって評価する物だよ、土人語だとヤクソクみたいに外来語で、自己犠牲も
ジコギセイて言うんぢゃねえかあ?(笑
219右や左の名無し様:2010/02/13(土) 01:25:10 ID:???
>>218
なんだ、ただのキチガイ外人か。おめえ
220巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/13(土) 01:38:29 ID:zx7Z+UB1
>>219 俺がキムチ臭いソウルへ行っても外人が沢山て言うだろうけどなあ。

まあお前らは人て言うか糞嘗めの乞食だがwww
221右や左の名無し様:2010/02/13(土) 12:31:09 ID:gZJkeqIs
いかなる盲信にもせよ、原始的信仰にもせよ、戦艦大和は、拠つて以て人が死に得るところの一個の古い徳目、
一個の偉大な道徳的規範の象徴である。
その滅亡は、一つの信仰の死である。
この死を前に、戦死者たちは生の平等な条件と完全な規範の秩序の中に置かれ、かれらの青春ははからずも
「絶対」に直面する。この美しさは否定しえない。
ある世代は別なものの中にこれを求めた。作者の世代は戦争の中にそれを求めただけの相違である。

三島由紀夫
「一読者として(吉田満著 戦艦大和ノ最期)」より
222巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/13(土) 14:22:05 ID:YaCuyXkw
日本人が三千人死んだので嬉しかったですって事だろ?阪神淡路の時喜んでた連中居たぢゃん。

まあ、あれだな。
223右や左の名無し様:2010/02/13(土) 18:43:59 ID:???
三島って身長160センチしかなかったんだよね(それもなかったかも)
運動神経が極度に鈍くて
剣道の黒帯とかぜんぶ名誉としてもらったもの
石原慎太郎がバカにして書いてたわ
224巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/13(土) 18:55:42 ID:YaCuyXkw
黒帯が名誉・・・何となく判る、刀持ってる時のオーラが無い、俺でも勝てそて感じ。(笑
225右や左の名無し様:2010/02/13(土) 19:22:18 ID:???
>>223
正確には163センチだよ。
段も名誉段を差し引いても三段です。
ちなみに三島の、教練の成績は上だよ。
石原本は誇張し小馬鹿にして書いたデタラメ本。あきらかな嘘もあるし。
226巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/13(土) 22:29:38 ID:zx7Z+UB1
簡単に纏めんと、川原芸人のへっぴり剣道はお情け四段が自己犠牲の武士道でミシマは通名だけど日本人は纏めて死ねみたいな?
227右や左の名無し様:2010/02/18(木) 12:19:12 ID:U1aX8+2A
私の貧しい感想が、この本に何一つ加へるものがないことを知りながら、次の三点について読者の注意を
促しておくことは無駄ではあるまいと思ふ。
第一は、もつとも苛烈な状況に置かれたときの人間精神の、高さと美しさの、この本が最上の証言をなしてゐることである。
玉砕寸前の戦場において、自分の腕を切つてその血を戦友の渇を医やさうとし、自分の死肉を以て戦友の飢を
救はうとする心、その戦友愛以上の崇高な心情が、この世にあらうとは思はれない。日本は戦争に敗れたけれども、
人間精神の極限的な志向に、一つの高い階梯を加へることができたのである。
第二は、著者自身についてのことであるが、人間の生命力といふもののふしぎである。
舩坂氏の生命力は、もちろん強靭な精神力に支へられてのことであるが、すべての科学的常識を超越してゐる。

三島由紀夫
「序 舩坂弘著『英霊の絶叫』」より
228右や左の名無し様:2010/02/18(木) 12:19:39 ID:U1aX8+2A
あらゆる条件が氏に死を課してゐると同時に、あらゆる条件が氏に生を課してゐた。まるで氏は、神によつて
このふしぎな実験の材料に選ばれたかのやうだ。(中略)
体力、精神力、知力に恵まれてゐたことが、氏を生命の岸へ呼び戻した何十パーセントの要素であつたことは
疑ひがないが、のこりの何十パーセントは、氏が持つてゐたあらゆる有利な属性とも何ら関はりがないのである。
それでは、ひたすら生きようといふ意志が氏を生かしてゐたか、といふと、それも当らない。氏は一旦、はつきりと
自決の決意を固めてゐたからである。

三島由紀夫
「序 舩坂弘著『英霊の絶叫』」より
229右や左の名無し様:2010/02/18(木) 12:20:07 ID:U1aX8+2A
氏が拾つた命は、神の戯れとしか云ひやうがないものであつた。その神秘に目ざめ、且つ戦後の二十年間に、
その神秘に徐々に飽きてきたときに、氏の中には、自分の行為と、行為を推進した情熱とが、単なる僥倖としての
生以上の何かを意味してゐたにちがひない、といふ痛切な喚起が生じた。その意味を信じなければ、現在の生命の
意味も失はれるといふぎりぎりの心境にあつて、この本が書き出されたとき、「本を書く」といふことも亦、一つの
行為であり、生命力の一つのあらはれであるといふことに気づくとは、何といふ逆説だらう。氏はかう書いてゐる。
「彼ら(英霊)はその報告書として私を生かしてくれたのだと感じた」
(中略)そして氏の見たものは、他に一人も証人のゐない地獄であると同時に、絶巓における人間の美であつた。

三島由紀夫
「序 舩坂弘著『英霊の絶叫』」より
230巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/18(木) 13:15:15 ID:Co4dO8+V
>玉砕寸前の戦場において、自分の腕を切つてその血を戦友の渇を医やさうとし、自分の死肉を以て戦友の飢を
>救はうとする心、

何是?土人が死に際の親に小指の先をみみっちく切って親に血飲ませてどんだけ孝行か競い遺産を取り合うかの新バージョン?
日本では血は穢いって感覚が強いみたいらしく畏怖の対象とか神聖な物って感覚で余り捉えられて居ないみたい、んまあ俺が血
嫌いなんだが、殴っといて鼻血見てこっちが貧血起こしてボコにされるみたいな?

血ノムと喉の渇きが癒される?其れあ通名がミシマ君の感覚で俺は喉の渇きに血を与えないだろう、だって自分が喉渇いたからって
血なんか飲みたくねえし、味覚とかも民族性ぢゃね?ぎゃははははははははははははははははははははは
231右や左の名無し様:2010/02/21(日) 23:25:52 ID:PlR3UjiV
私は経験上、少年期といふものがどんなものであるかを多少知つてゐる。
少年といふものは独楽なのだ。廻りだしてもなかなか重心が定まらない。傾いたままどこへころがつてゆくか
わからない。何しろ一本足で立つてゐるのだから、不安定は自分でもよく知つてゐる。
大人たちとちがふところは、とにかく廻つてゐるといふことである。廻ることによつて漸く立上れるといふことである。
廻らない独楽は死んだ独楽だ。ぶざまに寝てゐるのがいやなら、どうしても廻らなければならない。

三島由紀夫
「独楽」より
232右や左の名無し様:2010/02/21(日) 23:27:22 ID:PlR3UjiV
しかし独楽は、巧く行けば、澄む。独楽が澄んだときほど、物事が怖ろしい正確さに達するときはない。
いづれ又惰力を失つて傾いて転んで、廻転をやめることはわかつてゐるが、澄んでゐるあひだの独楽には、
何か不気味な能力が具はつてゐる。
それはほとんど全能でありながら、自分の姿を完全に隠してしまつて見せないのである。それはもはや独楽ではなくて、
何か透明な兇器に似たものになつてゐる。しかも独楽自身はそれに気づかずに、軽やかに歌つてゐるのである。
私の少年期にも、さういふ瞬間があつたかもしれない。しかし記憶にはとどまらない。記憶にとどめてゐるのは、
それを見てしまつた大人のはうである。
自分の姿が澄んで消えてしまつたことに、そのとき独楽が気づいてゐないことも確実なら、その瞬間、何かが
自分と入れかはつたことに気がつかないのも確実である。

三島由紀夫
「独楽」より
233巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/21(日) 23:36:16 ID:Imq8KNEu
朝鮮系は総じて心が歪んでるし折れてる、生まれ付き歪んだ思考回路が途中で破綻を来してしまう。

必然。
234大日本報靖會:2010/02/21(日) 23:41:53 ID:???
>>233
>総じて心が歪んでるし折れてる、生まれ付き歪んだ思考回路が途中で破綻を来してしまう。


↑これはアメ公と日本人の事であり中国人さんや朝鮮人さんの事ではない。
訂正しろ!!


大日本報靖會を名乗る者の条件とは?

◎強固な反米思想である事
◎アメポチ壊滅に全身全霊を傾ける武士である事
◎薩長のポチ、マッカーサーのポチであった天皇家には敬意を払わない事
◎反米思想を有する者ならいわゆる左翼でも同志と認める事
◎日米安保破棄など反米思想のイロハのイであるから容認論者は敵と見なす事
◎一水会の理念を信奉する事(ポチや珍風を撹乱するためにたまに一水会の悪口を言うことは可)
◎アジア諸国の反日行為には決して怒らない事
我々はネオナチではないのだから
◎アジア諸国には常に大いなる愛情を持つこと
◎アジア諸国に良い国悪い国の差は無いことを肝に銘ぜよ
◎「西洋に良い点などないんだぜ」を知ってる武士たる事


↑新右翼の理念でもあります。
235巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/21(日) 23:59:57 ID:Imq8KNEu
本人が何かが消えてまった、失ってしまった、て書いてるんぢゃねえのお?

日本では三つ子の魂百迄だよ。
236右や左の名無し様:2010/02/22(月) 12:12:50 ID:VFELhQCB
……今、四海必ずしも波穏やかならねど、
日の本のやまとの国は
鼓腹撃壌(こふくげきじやう)の世をば現じ
御仁徳の下(もと)、平和は世にみちみち
人ら泰平のゆるき微笑みに顔見交はし
利害は錯綜し、敵味方も相結び、
外国(とつくに)の金銭は人らを走らせ
もはや戦ひを欲せざる者は卑劣をも愛し、
邪まなる戦(いくさ)のみ陰にはびこり
夫婦朋友も信ずる能(あた)はず
いつはりの人間主義をたつきの糧となし
偽善の団欒は世をおほひ
力は貶(へん)せられ、肉は蔑(なみ)され、
若人らは咽喉元をしめつけられつつ
怠惰と麻薬と闘争に
かつまた望みなき小志の道へ
羊のごとく歩みを揃へ、
快楽もその実を失ひ、信義もその力を喪ひ、
魂は悉(ことごと)く腐蝕せられ
年老いたる者は卑しき自己肯定と保全をば、
道徳の名の下に天下にひろげ
真実はおほひかくされ、真情は病み、
道ゆく人の足は希望に躍ることかつてなく
なべてに痴呆の笑ひは浸潤し

三島由紀夫
「英霊の声」より
237右や左の名無し様:2010/02/22(月) 12:18:00 ID:VFELhQCB
魂の死は行人の顔に透かし見られ、
よろこびも悲しみも須臾(しゆゆ)にして去り
清純は商(あきな)はれ、淫蕩は衰へ、
ただ金(かね)よ金よと思ひめぐらせば
人の値打は金よりも卑しくなりゆき、
世に背く者は背く者の流派に、
生(なま)かしこげの安住の宿りを営み、
世に時めく者は自己満足の
いぎたなき鼻孔をふくらませ、
ふたたび衰へたる美は天下を風靡し
陋劣(ろうれつ)なる真実のみ真実と呼ばれ、
車は繁殖し、愚かしき速度は魂を寸断し、
大ビルは建てども大義は崩壊し
その窓々は欲球不満の蛍光灯に輝き渡り、
朝な朝な昇る日はスモッグに曇り
感情は鈍磨し、鋭角は磨滅し、
烈しきもの、雄々しき魂は地を払ふ。
血潮はことごとく汚れて平和に澱み
ほとばしる清き血潮は涸れ果てぬ。
天翔(あまが)けるものは翼を折られ
不朽の栄光をば白蟻どもは嘲笑(あざわら)ふ。
かかる日に、
などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし

三島由紀夫
「英霊の声」より
238巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 12:24:35 ID:x8Y74q/f
天ちゃんの言葉を勝手に使うなんて身の程知らずと言うか、代弁してる気ならば赦される事ぢゃない。

チョン面街宣の菊花十六紋章と同じで使って良い物を直感的に理解出来ないとしたら民族性とでも理解するしか無いだろう。
239巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 12:36:09 ID:x8Y74q/f
だいたい何が英霊の声だ?恐山のいたこさんかこいつは?

豚麻原と何が違うっつんだよw
240ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/02/22(月) 12:41:30 ID:???
236 英霊の声ですね。
これが当時は問題とされたのですよ。困ったものです。「かかる日になどて......
238 背伸びしなくていいから、わからない次元にまで口を出さないやうに^^
241右や左の名無し様:2010/02/22(月) 12:49:36 ID:VFELhQCB
かけまくもあやにかしこき
すめらみことに伏して奏(まを)さく
今、四海必ずしも波穏やかならねど
日の本のやまとの国は
鼓腹撃壌(こふくげきじよう)の世をば現じ
御仁徳の下(もと)、平和は世にみちみち
人ら泰平のゆるき微笑みに顔見交はし
利害は錯綜し、敵味方も相結び、
外国(とつくに)の金銭は人らを走らせ
もはや戦ひを欲せざる者は卑劣をも愛し、
邪まなる戦ひのみ陰にはびこり
夫婦朋友も信ずる能(あた)はず
いつはりの人間主義をなりはひの糧となし
偽善の茶の間の団欒は世をおほひ
力は貶(へん)せられ、肉は蔑(なみ)され
若人らは咽喉元をしめつけられつつ
怠惰と麻薬と闘争に、
かつまた望みなき小志の道へ
羊のごとく歩みを揃へ
快楽もその実を失ひ
信義もその力を喪ひ、魂は悉く腐蝕せられ、

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
242右や左の名無し様:2010/02/22(月) 12:50:59 ID:VFELhQCB
年老いたる者は卑しき自己肯定と保全をば、
道徳の名の下に天下にひろげ
真実はおほひかくされ
道ゆく人の足は希望に躍ることかつてなく
なべてに痴呆の笑ひは浸潤し、
魂の死は行人の顔に透かし見られ、
よろこびも悲しみも須臾(しゆゆ)にして去り
清純は商(あきな)はれ、淫蕩は衰へ、
ただ金(かね)よ金よと思ひめぐらせば
金を以てはからるる人の値打も、
金よりもはるかに卑しきものとなりゆき、
世に背く者は背く者の流派に、
生(なま)かしこげの安住の宿りを営み、
世に時めく者は自己満足の
いぎたなき鼻孔をふくらませ、
ふたたび衰弱せる美学は天下を風靡し、
陋劣(ろうれつ)なる真実のみがもてはやされ、

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
243巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 12:51:24 ID:x8Y74q/f
>>240 本人に言われた文句を能書きとか言いだす日本語知らない馬鹿次元を理解しろニダとか言われても無理w
244右や左の名無し様:2010/02/22(月) 12:55:52 ID:VFELhQCB
人ら四畳半を改造して
そのせまき心情をキッチンに磨き込み
車は繁殖し、無意味なる速力は魂を寸断し、
大ビルは建てども大義は崩壊し
窓々は欲球不満の蛍光灯にかがやき渡り、
人々レジャーへといそぎのがるれど
その生活の快楽には病菌つのり
朝な朝な昇る日はスモッグに曇り、
感情は鈍磨し、鋭角は磨滅し、
烈しきもの、雄々しき魂は地を払ふ。
血潮はことごとく汚れて平和に温存せられ
ほとばしる清き血潮はすでになし。
天翔(あまが)けるもの、不滅の大義はいづくにもなし。
不朽への日常の日々の
たえざる研磨も忘れられ、
人みな不朽を信ぜざることもぐらの如し。かかる日に、
――などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし。

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
(「悪臣の歌」は「英霊の声」の挿入歌の前身と思われるものです)
245右や左の名無し様:2010/02/22(月) 13:30:05 ID:VFELhQCB
かけまくもあやにかしこき
すめらみことに伏して奏(まを)さく。
かかる世に大君こそは唯御一人
人のつかさ、人の鑑(かがみ)にてましませり。
すでに敗戦の折軍将マッカーサーを、
その威丈高なる通常軍装の非礼をものともせず
訪れたまひしわが大君は、
よろづの責われにあり、われを罰せと
のたまひしなり。
この大御心(おほみこころ)、敵将を搏(う)ちその卑賤なる尊大を搏ち
洵(まこと)の高貴に触れし思ひは
さすがの傲岸をもまつろはせたり。
げに無力のきはみに於て人を高貴にて搏つ
その御けだかさはほめたたふべく、
わが大君は終始一貫、
暴力と威武とに屈したまはざりき。
和魂(にぎみたま)のきはみをおん身にそなへ
生物学の御研究にいそしまれ、
その御心は寛厚仁慈、
なべてを光被したまひしなり。

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
246右や左の名無し様:2010/02/22(月) 13:31:07 ID:VFELhQCB
民の前にお姿をあらはしたまふときも
いささかのつくろひなく、
いささかの覇者のいやしき装飾もなく
すべて無私淡々の御心にて
あまねく人の心に触れ、
戦ひのをはりしのちに、
にせものの平和主義者ばつこせる折も
陛下は真の人の亀鑑、
静かなる御生活を愛され、
怒りも激情にもおん身を委(ゆだ)ねず、
静穏のうちに威大にましまし
御不自由のうちに自由にましまし
世の範となりぬべき真の美しき人間を、
世の小さき凹凸に拘泥なく
終始一貫示したまひき。

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
247右や左の名無し様:2010/02/22(月) 13:32:16 ID:VFELhQCB
つねに陛下は自由と平和の友にましまし、
仁慈を垂れたまひ、諸人の愛敬を受けられ
もつとも下劣なる批判をも
春の雪の如くあはあはと融かしたまへり。
政治の中心ならず、経済の中心ならず、
文化の中心ならず、ただ人ごころの、
静止せる重心の如くおはし給へり。
かかる乱れし濁世(ぢよくせ)に陛下の
白菊の如き御人柄は、
まことに人間の鑑にして人間天皇の御名にそむきたまはず、
そこに真のうるはしき人間ありと感ぜらる。
されどこはすべて人の性(さが)の美なるもの、
人のきはみ、人の中の人、人の絶巓(ぜつてん)、
清き雪に包まれたる山頂なれど
なほ天には属したまはず。すべてこれ、
人の徳の最上なるものを身に具(そな)はせたまふ。
――などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし。

三島由紀夫
「悪臣の歌」より
248巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 13:40:08 ID:0XmG1yVB
悪臣の歌とかって自分が臣下だとか言ってる訳ぢゃん、もうねえストーカーとかの領域、
勝手に菊花十六紋章使ってる土人と何も変わらないてか一緒だし、臣下を騙った挙句悪だとか
名乗ってるんだから面汚し以外の何物でもない、晒し首がお似合い。
249巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 14:11:21 ID:0XmG1yVB
>>243 能書きの意味判った?「能書き」正しくは薬とかに付いてる効能書き、大人は一回二錠で一日3回とかって
書いて有るだろ?其れが効能書き、他人からの文句に「能書きは結構」と言えば「間違ってて結構」と開き直る事を指す。

お前等DQNなキムチ同士の争いならば「能書き垂れてんぢゃねえゴラ」とかで済むだろうが、政治思想板で「能書きは結構」
は如何な物でしょうね?思想板其の物の存在の否定?所詮君の持つ思想なんて其の程度の物って事w

「能書き」ってなあ正に正論こ言う物、ほいでね、此処迄言われて初めて「能書きは沢山ニダ!」ってふぁびょって良いんだよwww
250巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 18:23:29 ID:x8Y74q/f
>>249>>240 ニダw
251ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/02/22(月) 20:25:49 ID:???
[英霊の声」だが、それさえも知らない無知を晒すな。おまえほんとにバカだな、虚勢をはるな。
 「などで.....なりたまひし」で終わるのだが、知るわけないわな。
252巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 22:51:44 ID:kFig7FqC
>>251 河原乞食の反日ポエム等知るかw其の前に能書きの意味位覚えてから使えDQN民族がw
253右や左の名無し様:2010/02/22(月) 23:06:06 ID:???
>>252
>>240のどこにも、能書き、なんて言葉ないけどね。何を一人で踊ってんだか。あんたバカじゃないの?
ああ、バカじゃなくてキチガイサヨクか(笑)
ちなみに、能書きの意味には、自己宣伝や、うるさい講釈という意味があるよ。
254巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 23:21:37 ID:kFig7FqC
>>253 んとお、下記で言う所の自己宣伝「効能書き」を探すとすんと「根性ねえなあ漢字右翼はよお?」か「デリケートな所踏んだけっかあ?」か
「事大主義で逃げ出す自称愛国者も居る」の三択って事に成んのかあ?まあ、どれを選んで呉れても構わないぜ俺様あwww

http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/sisou/1227868151/501-502

501 :巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/17(水) 21:28:00 ID:rMOfCmef
根性ねえなあ漢字右翼はよお?こんだけ書かれてだんまりかよお?デリケートな所踏んだけっかあ?

まあ愛国ぢゃなくて愛郷ニダとか事大主義で逃げ出す自称愛国者も居る位だからなあwww


502 :ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/02/18(木) 00:59:53 ID:???
 能書き垂れていないで仕事しろ。高卒でネットに溺れていたんじゃ決して生活も楽じゃないだろう^^;
早く仕事みつけろ。まあ採用は難しいだらうが、てうせんだし...





んでよお?誰が馬鹿なんだっけ?ぽとたんでもお前でも構わないぜ俺様あwww
255巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/22(月) 23:33:41 ID:kFig7FqC
>>253 因みにで言うと相手に対し「能書きを垂れて」と言ってしまえば「貴方には理屈では敵わない馬鹿です」と
認める事と同義、此処は其々の能書きを垂れる板、他の板ならいざ知らず政治思想板でこんなん書いた馬鹿は
六年やって来て初めて見た。
256ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/02/22(月) 23:37:32 ID:???
高卒で無職の我が身を振り返れ^^
257右や左の名無し様:2010/02/22(月) 23:53:59 ID:onV89L/U
戦後個人主義の自衛隊に
裏切られた人か
258巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/02/23(火) 00:16:24 ID:WolIIIyG
>>256 能書きの使い方とか高校とかで特に教えてたて訳ぢゃないと思うな、一般教養だよ。

別に学歴が何だとか思って無いが中卒なら中卒って言えよ、手加減してやんからよw

>>257 あんな男塾みたいの来て誰が話聴くんだよ?
259右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:36:11 ID:kFElh+tl
二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変へはしたが、今もあひかはらずしぶとく生き永らへてゐる。
生き永らへてゐるどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまつた。それは戦後民主主義と
そこから生ずる偽善といふおそるべきバチルスである。
こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終はるだらう、と考へてゐた私はずいぶん甘かつた。
おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。
政治も、経済も、社会も、文化ですら。
私は昭和二十年から三十二年ごろまで、大人しい芸術至上主義者だと思はれてゐた。私はただ冷笑してゐたのだ。
或る種のひよわな青年は、抵抗の方法として冷笑しか知らないのである。そのうちに私は、自分の冷笑・自分の
シニシズムに対してこそ戦はなければならない、と感じるやうになつた。

三島由紀夫
「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年」より
260右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:37:28 ID:kFElh+tl
(中略)
この二十五年間、思想的節操を保つたといふ自負は多少あるけれども、そのこと自体は大して自慢にならない。(中略)
それよりも気にかかるのは、私が果たして「約束」を果たして来たか、といふことである。否定により、批判により、
私は何事かを約束して来た筈だ。政治家ではないから実際的利益を与へて約束を果たすわけではないが、政治家の
与へうるよりも、もつともつと大きな、もつともつと重要な約束を、私はまだ果たしてゐないといふ思ひに日夜
責められるのである。その約束を果たすためなら文学なんかどうでもいい、といふ考へが時折頭をかすめる。
これも「男の意地」であらうが、それほど否定してきた戦後民主主義の時代二十五年間を、否定しながら
そこから利得を得、のうのうと暮らして来たといふことは、私の久しい心の傷になつてゐる。

三島由紀夫
「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年」より
261右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:37:55 ID:kFElh+tl
個人的な問題に戻ると、この二十五年間、私のやつてきたことは、ずいぶん奇矯な企てであつた。まだそれは
ほとんど十分に理解されてゐない。もともと理解を求めてはじめたことではないから、それはそれでいいが、
私は何とか、私の肉体と精神を等価のものとすることによつて、その実践によつて、文学に対する近代主義的
盲信を根底から破壊してやらうと思つて来たのである。(中略)
二十五年間に希望を一つ一つ失つて、もはや行き着く先が見えてしまつたやうな今日では、その幾多の希望が
いかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であつたかに唖然とする。
これだけのエネルギーを絶望に使つてゐたら、もう少しどうにかなつてゐたのではないか。

三島由紀夫
「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年」より
262右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:38:36 ID:kFElh+tl
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。
このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。
日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、
或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。
それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。

三島由紀夫
「果たし得てゐない約束――私の中の二十五年」より
263右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:42:47 ID:kFElh+tl
私は別にかつての軍隊の讚美者でもなく、軍隊生活の経験も持たない身は、それについて論じる資格もないが、
大分前に、「きけ、わだつみの声」であつたか、その種の反戦映画を見て、いはん方ない反感を感じたおぼえがある。
たしかその映画では、フランス文学研究をたよりに、反戦傾向を示す学生や教師が、戦場へ狩り出され、戦死した
彼らのかたはらには、ボオドレエルだかヴェルレエヌだかの詩集の頁が、風にちぎれてゐるといふシーンがあつた。
甚だしくバカバカしい印象が私に残つてゐる。ボオドレエルが墓の下で泣くであらう。
日本人がボオドレエルのために死ぬことはないので、どうせ兵隊が戦死するなら、祖国のために死んだはうが
論理的であり、人間は結局個人として死ぬ以上、おのれの死をジャスティファイする権利をもつてゐる。

三島由紀夫
「『青春監獄』の序」より
264右や左の名無し様:2010/03/04(木) 14:43:13 ID:kFElh+tl
絶対的に受身の抵抗のうちに、戦死しても犬のやうに殺されたといふ実感を自ら抱いて、死んでゆける人間は、
稀に見る聖人にちがひない。
私はすべてこの種の特殊すぎる物語に疑ひの目を向ける。兵隊であつて文学者あつた人の書くものも、一般人を
納得させるかもしれないが、私のやうな疑ぐり深い文士を納得させない。私の読みたいのは、動物学者の書いた
狼の物語ではなく、狼自身の書いた狼の物語なのである。
狼がどんなに嘘を並べても、狼の目に映つた事実であり嘘であれば、私は信じる。私は何も礼を失して、
宮崎氏を狼呼ばはりするのではない。しかし氏の著書は、或る見地から見て、実に貴重なのである。

三島由紀夫
「『青春監獄』の序」より
265巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/04(木) 20:08:18 ID:F8tHpSwn
二十五年前に私が憎んだものは迄読んだ、打ち首、打ち首。
266右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:42:04 ID:ZFBawXkK
左翼はいつも、より良き未来世界といふものを模索してゐる。いつもより良き未来社会へ向かつて我々は
進歩してゆくと考へてゐるのです。(中略)
ところがソビエトはご承知のやうな状態になつた。これは完全な官僚社会のみならず、その常套語を使へば、
帝国主義なのです。そして、かつて日本人が未来社会と思つたのが帝国主義になつてしまつた。もう
スターリン批判以来、日本人のソビエトに対する夢も崩れた。では、中共はどうか。中共はどうも日本人の
西洋崇拝から言ふと少し外れる処があつたんだけど、文化大革命といふことがあつたので、ますます日本人の
理想から遠くなつてしまつた。近頃は経済的には先進国になつてゐますので、その点でも、あらゆる後進国的な
ラディカルな革命のやり方でやれるものかどうかといふ疑問は幼稚園ぐらゐ出てゐれば大体分るわけです。
そこで未来社会の展望を失つたところに彼らの焦燥と彼らの一種の絶望感があることは確かなのです。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
267右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:42:25 ID:ZFBawXkK
それで、より良き彼らの本当の未来社会とは何であるか。皆さんは、「自由からの逃走」といふエーリッヒ・フロムの
本などをお読みになつたことがあるだらうと思ひますが、“われわれの窮屈に閉込められたこの自由といふ名の
下に於いて、人間が一種のフィクションに堕してしまつた社会”から何とか抜け出して、“自由な人間主義の
本当に実現される世界、しかもそこでは社会主義がその最も良いところを実現してゐるやうな社会”であります。
いはゆる、ヒューマニテリアン・ソシャリズムですが、完全な言論自由化の社会主義といふやうな、誰が考へても
実現不可能のやうな、より良き未来に向かつて進んで行かうと、それがまあ大体の左翼型のラディカルな革命の
行動の先にある未来国であると考へて良いと思ひます。(中略)
何も私は共産主義に対抗して生きてゐるわけではありません。別にそれを職業にしてゐる人間でもありません。
ですけれども彼らの考へにうつかり動かされ、蝕まれていつたならば、どういふ結果になるか目に見えてゐる。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
268右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:42:46 ID:ZFBawXkK
(中略)
私は未来といふものはないといふ考へなのです。未来などといふことを考へるからいけない。
(中略)我々はアメーバが触手を伸ばすやうに、闇の中を手探りで少し先の未来までは予測ができる。或ひは
来年くらゐまでは予測できるかもしれない。しかし、人間が予測されない闇の中を進んでゆくためには、
その闇の彼方にあるものを信ずるか、或ひはその闇といふものに対決して本当に自分の現在に生きるか
といふことの二つの選択を迫られてゐるといふのが私の考へ方の基本であります。
“未来に夢を賭ける”といふことは弱者のすることである。そして、自分をプロセスとしか感じられない人間の
することであります。(中略)
このやうな思考の中からは人間の円熟といふことも出て来なければ、人間の成熟といふ思考も絶対に出て来ない。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
269右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:43:06 ID:ZFBawXkK
実は、人間は未来に向かつて成熟してゆくものではないんです。それが人間といふ生き物の矛盾に充ちた
不思議なところです。人間といふものは“日々に生き、日々に死ぬ”以外に成熟の方法を知らないんです。
「葉隠」といふ本を御覧になつた方があるとみえて、笑つてゐる方がそこに居りますが、やはり死といふ事を
毎日毎日起り得る状況として捉へるところから人間の行動の根拠を発見して、そこにモラルを提示してゆく。
非常に極端な考へ方なのですが、あれ程生きる力を与へられた本を私は知りません。
あの思考には、未来が無いのです。我々は常識で考へて「未来がない」と言ふと、まるで破産宣告を受けた人間とか、
ガンの宣告を受けた人間のやうに考へますが、さうではなくて、私は、「青年にこそ未来がない」と、
私自身の考へから、経験から言へるのです。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
270右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:43:23 ID:ZFBawXkK
(中略)
そこで、何も未来を信じない時、人間の根拠は何かといふことを考へますと、次のやうになります。
未来を信じないといふことは今日に生きることですが、刹那主義の今日に生きるのではないのであつて、
今日の私、現在の私、今日の貴方、現在の貴方といふものには、背後に過去の無限の蓄積がある。
そして、長い文化と歴史と伝統が自分のところで止まつてゐるのであるから、自分が滅びる時は全て滅びる。
つまり、自分が支へてきた文化も伝統も歴史もみんな滅びるけれども、しかし老いてゆくのではないのです。
今、私が四十歳であつても、二十歳の人間も同じ様に考へてくれば、その人間が生きてゐる限り、その人間の
ところで文化は完結してゐる。その様にして終りと終りを繋げれば、そこに初めて未来が始まるのであります。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
271右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:46:30 ID:ZFBawXkK
われわれは自分が遠い遠い祖先から受け継いできた文化の集積の最後の成果であり、これこそ自分であるといふ
気持で以つて、全身に自分の歴史と伝統が籠つてゐるといふ気持を持たなければ、今日の仕事に完全な
成熟といふものを信じられないのではなからうか。或ひは、自分一個の現実性も信じられないのではなからうか。
自分は過程ではないのだ。道具ではないのだ。自分の背中に日本を背負ひ、日本の歴史と伝統と文化の全てを
背負つてゐるのだといふ気持に一人一人がなることが、それが即ち今日の行動の本になる。
(中略)「俺一人を見ろ!」とこれがニーチェの「この人を見よ」といふ思想の一つの核心でもありませう。
けれども、私は中学時代に「この人を見よ」といふのは「誰を見よ」といふのかと思つて先輩に聞きましたところ、
「ニーチェを見よ」といふことだと教へて貰ひ、私は世の中にこんなに自惚れの強い人間がゐるのかと
驚いたことがあるのです。しかし、今になつて考へてみると、それは自惚れではないのであります。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
272右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:46:52 ID:ZFBawXkK
自分の中にすべての集積があり、それを大切にし、その魂の成熟を自分の大事な仕事にしてゆく。
しかし、そのかはり何時でも身を投げ出す覚悟で、それを毀さうとするものに対して戦ふ。(中略)
ここにこそ現在があり、歴史があり、伝統がある。彼らの貧相な、観念的な、非現実的な未来ではないものがある。
そこに自分の行動と日々のクリエーションの根拠を持つといふことが必要です。これは又、人間の行動の強さの
源泉にもなると思ふ。といふのは人間といふものは、それは果無い生命であります。
しかし、明日死ぬと思へば今日何かできる。そして、明日がないのだと思ふからこそ、今日何かができる
といふのは、人間の全力的表現であり、さうしなければ、私は人間として生きる価値がないのだと思ひます。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
273右や左の名無し様:2010/03/05(金) 12:47:11 ID:ZFBawXkK
本日ただ今の、これは禅にも通じますが、現在の一瞬間に全力表現を尽すことのできる民族が、その国民精神が
結果的には、本当に立派な未来を築いてゆくのだと思ひます。
しかし、その未来は何も自分の一瞬には関係ないのである。これは、日本国民全体がそれぞれの自分の文化と
伝統と歴史の自信を持つて今日を築きゆくところに、生命を賭けてゆくところにあるのです。
特攻隊の遺書にありますやうに、私が“後世を信ずる”といふのは“未来を信ずる”といふことではないと思ふのです。
ですから、“未来を信じない”といふことは、“後世を信じない”といふこととは違ふのであります。
私は未来は信じないけれども後世は信ずる。
特攻隊の立派な気持には万分の一にも及びませんが、私ばかりでなく、若い皆さんの一人一人がさういふ気持で後輩を、
又、自分の仕事ないし日々の行動の本を律してゆかれたならば、その力たるや恐るべきものがあると思ひます。

三島由紀夫
「日本の歴史と文化と伝統に立つて」より
274巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/06(土) 02:26:19 ID:DaZCPbZ9
穢多右翼=極左、決定。
275右や左の名無し様:2010/03/06(土) 09:28:12 ID:???
276右や左の名無し様:2010/03/08(月) 22:56:46 ID:MQSbILqZ
三島:…GHQと戦争裁判という問題はね、単なる思想問題として考えますと(いまや僕は、政治問題としての
意味よりも思想問題として影を落としていると思うのですが)GHQの理念、あるいは戦争裁判の理念というのは、
近代的普遍的諸価値のヒューマニズムがおもてだっているわけです。そうすると、戦後にそういう諸観念がもう一度
復活して、天下をまかり通って、同時にその欺瞞をあらわしたということで、僕はアメリカの影響というのは、
日本の戦後思想史には非常に強いというふうに考える。みんなが思っているよりも。というのは、アメリカという国は、
十八世紀の古典的な理念が、おもて向きいちばんのうのうと生きている国なんですね。アメリカはああいう
人種の雑種の国ですし、歴史は浅いし、インターナショナリズム的な観念でも、国内でじゅうぶん充足するわけです。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
277右や左の名無し様:2010/03/08(月) 22:57:15 ID:MQSbILqZ
たとえばここにフランス系アメリカ人と、ドイツ系アメリカ人と、オランダ系アメリカ人の三人の話を通じさせるのに、
結局先祖のもとまでもどって、十八世紀的な理念で伝達するほかない。だから彼らは、自由といい、平和といい、
人類というときに、それは信じていると思う。それは彼らの生活の根本にあって、そういうものでもって国家を
運用し、戦争を運用し、経済を運用してやっている。それが日本にきてみた場合に、日本人がそういうような、
ある意味で粗雑な、大ざっぱな観念で生きられるかどうかという、いい実験になったと思う。(中略)
たとえば川島武宣の民法学を僕は習いましたが、民法学のなかにおいて、彼のギリギリの近代主義民法学ですがね、
そんなものは絶対日本の社会構造には妥当しなかった。戦後になってやってみた結果、アメリカが与えたと同時に、
アメリカ人の考えている自由、アメリカ人の考えている人類、アメリカ人の考えている平和というものは、
ベトナム戦争もやれるものであるということがわかってきたということだ。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
278右や左の名無し様:2010/03/08(月) 22:57:45 ID:MQSbILqZ
これは大きな問題だと思う。そうすると、アメリカ人はベトナム戦争をやっても、やはり自由を信じ、平和を
信じていると思う。これは嘘ではないと思う。彼らはけっしてそんな欺瞞的国民ではありませんし、彼らは
戦争をやって自由のために戦っているというのは、嘘ではないですよ。彼らは心からそう信じている。
ただ日本人は、そんな粗雑な観念を信じられないだけなんです。というのは、日本で自由だの平和だのといっても、
そんな粗雑な観念でわれわれ生きているわけではありませんからね。そこに非常に微妙な文化的なニュアンスがあって、
そこのうえで近代的な観念が生きている。それが徐々にわかってきたというのが、いまの思想家全体の破綻の原因で、
それは結局アメリカのおかげだと思うのです。それを与えたのもアメリカなら、反省を促したのもアメリカですね。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
279右や左の名無し様:2010/03/08(月) 22:58:21 ID:MQSbILqZ
林:アメリカニゼーションは、日本の戦後のはっきりした現象ですが、その初期にはアメリカ出先機関の
アメリカニゼーションだったな。日本弱化と精神的武装解除の軍人政治にすぎないものを、アメリカニゼーションと
思いこんだのが三等学者です。新憲法とともに登場して来た三等学者がたくさんいる。
彼らが新憲法を守れというのは当然です。…
三島:…しかも、丸山(真男)さんなどでも、ファシズムという概念規定を疑わないのは不思議ですね。
ファシズムというのは、ぜんぜん日本にありませんよ。
林:絶対ありません。どう考えてもね。
三島:そういう概念規定を日本にそのまま当てはめて、恬然と恥じない。
今度彼らを分析していくと、別なものにぶつかるのですよ。丸山学派の日本ファシズムの三規定というのがありますね。
一つが天皇崇拝、一つが農本主義、もう一つは反資本主義か、たしかこの三つだったと思う。そうすると、
それはファシズムというヨーロッパ概念から、どれ一つ妥当しはしませんよ。
林:一つも妥当しない。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
280右や左の名無し様:2010/03/08(月) 22:59:26 ID:MQSbILqZ
三島:はじめナチスは資本家と結んだのですからね。
日本の愛国運動というのは、もちろん資本家といろいろ関係も生じたけれども、二・二六事件の根本は反資本主義で、
当時二・二六事件もそうだが、二・二六事件のあとで陸軍の統制派が、二・二六事件があまり評判が悪かったので、
今度、やはり反資本主義的なポーズにおける声明書を発表したら、麻生久がとても感激したのですね。
やはりわれわれの徒だということになって、それで賛成演説などをやったりしたことがあるけれども、
そういうファシズム一つとってもそうだし……。
林:(中略)「ファシズム打倒」は連合国側の戦争スローガンで、日本もドイツ、イタリアなみのファシズム国家に
されてしまったのだが、最近ではご本家のアメリカ・ハーバード大学の教授グループが、日本にはファシズムは
なかったことを論証し始めている。丸山君とそのご学友諸君は何と申しますかね。…

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
281右や左の名無し様:2010/03/08(月) 23:04:26 ID:MQSbILqZ
三島:はじめナチスは資本家と結んだのですからね。
日本の愛国運動というのは、もちろん資本家といろいろ関係も生じたけれども、二・二六事件の根本は反資本主義で、
当時二・二六事件もそうだが、二・二六事件のあとで陸軍の統制派が、二・二六事件があまり評判が悪かったので、
今度、やはり反資本主義的なポーズにおける声明書を発表したら、麻生久がとても感激したのですね。
やはりわれわれの徒だということになって、それで賛成演説などをやったりしたことがあるけれども、
そういうファシズム一つとってもそうだし……。
林:(中略)「ファシズム打倒」は連合国側の戦争スローガンで、日本もドイツ、イタリアなみのファシズム国家に
されてしまったのだが、最近ではご本家のアメリカ・ハーバード大学の教授グループが、日本にはファシズムは
なかったことを論証し始めている。丸山君とそのご学友諸君は何と申しますかね。…それから二・二六事件にしても、
進歩学派諸君は支配階級内部の対立だというふうにかたづけているが……。
三島:事実はぜんぜん違っている。
林:これは一つの革命勢力と支配勢力との闘いだということを認めないわけですね。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
282右や左の名無し様:2010/03/08(月) 23:08:59 ID:MQSbILqZ
三島:僕は、ああいうものは、ある意味で林さんのおっしゃる、文明開化というものからくる一つの事象であって、
日本の近代化の激しい運動の、ラジカルな運動がああいう形をとったと考えてもいいと思いますね。いつも日本では、
アイロニカルな形で社会現象が起こっている。いちばん先鋭な近代をめざすものが、いちばん保守的な、
反動的な形態をとったり、一見進歩的形態をとっているものが、いちばん反動的なものである場合もある。
政治学者などが日本の現象を見る場合には、ぜんぜん分析が皮相で浅薄だという感じがいつもするのだけれども。
林:(中略)丸山君にこだわるわけではないが、あの人をピークとする敗戦学者の学問はいかにも学問らしい顔を
していますけれども、読めば少しも学問ではないのです。学問というのは、読んでみて、「ああ、そうだったか」と
目からウロコの落ちるような気になるのが学問です。敗戦大学教授の仕事は読者の目にウロコをかぶせるようなものですよ。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
283右や左の名無し様:2010/03/08(月) 23:09:18 ID:MQSbILqZ
三島:ほんとうにそうですね。でも、近代主義者はとにかくだめだということは、二十年でよくわかった。
そうして日本の近代主義者の言うとおりにならなかったのは、インダストリアリゼーションをやっちゃった
ということで、これが歴史の非常なアイロニーですね。普通ならば、近代主義者の言うとおりに、思想精神が
完全に近代化することによって近代社会が成立し、そしてインダストリアリゼーションの結果、そういうものが
社会に実現されるという、じつは必ずしもコミュニズムであってもなくても、彼らの考えていることはそうですよ。
ところがなに一つわれわれのメンタリティーのなかには、近代主義が妥当しないにもかかわらず、工業化が進行し、
工業化の結果の精神的退廃、空白といってもいいが、そういうものが完全に成立した。
それと、日本人のなかにある古いメンタリティーとの衝突が、各個人のなかにずいぶん無秩序なかたちで
起こっているわけですね。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
284右や左の名無し様:2010/03/08(月) 23:09:39 ID:MQSbILqZ
三島:…僕が思想家がぜんぜん無力だというのは、経済現象その他に対してすらなんらの予見もしなければ、
その結果に対して責任ももってないというふうに感ずるからです。
第一、戦後の物質的繁栄というのは、経済学者は一人も寄与してないと思いますよ。僕が大蔵省にいたとき
大内兵衛が、インフレ必至説を唱えて、いまにも破局的インフレがくるとおどかした。ドッジ声明でなんとか
救われたでしょう。政治的予見もなければなんにもない。経済法則というものは、実にあいまいなもので、
こんなに学問のなかでもあいまいな法則はありませんよ。
それで戦後の経済復興は、結局戦争から帰ってきた奴が一生懸命やったようなもので、なんら法則性とか
経済学者の指導とか、ドイツのシャハトのような指導的な理論的な経済学者がいたわけではないし、まったく
めくらめっぽうでここまできた。これは経済学者の功績でも、思想家の功績でもない。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
285右や左の名無し様:2010/03/08(月) 23:09:56 ID:MQSbILqZ
三島:(中略)僕はたとえばね、どんな思想が起ころうが、彼ら(日本の近代主義者、知識人)はもう
弁ばくできないと思うのです。だって自分たちがやるべきときやらなかったのだから、あとに何が出ても
もうしょうがないですよ。
林:まず、現われたのがアメリカン・デモクラシー、おつぎはソ連礼賛論ですな。それを圧倒したのが中共絶対論。
……だが、それもどうやらしぼみ始めたようだ。
三島:とにかく僕が「喜びの琴」という芝居を書いたとき、共産主義は暴力革命は絶対やらないのだと、もう
そんなのは昔の古いテーゼで、いま絶対にそういうことはやらないのだと……あんな芝居を書く男は、頭が
三十年古いとみんな笑ったものです。そうしたらね、インドネシアの武力革命が起こりかけた。まあ、失敗しましたが。
ちょっと、五、六年さきのこともわからないのですね。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
286ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/03/09(火) 01:26:48 ID:???
 いつもご苦労様です。わたしも学生時代に一度林房雄さんにお会いしました。
大東亜戦争肯定論は今でも販売されているのでしょうかね?林房雄先生さえ知らない人間が、著書も読まない程度の人間がまた低レベルの書き込みをしてくるのでしょうがご愛嬌です。
287巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/09(火) 01:42:29 ID:tY1wJuRq
三島は通名。
288ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/03/09(火) 05:38:19 ID:???
 はい釣れました^^三島文学も林房雄先生も知らないけどちゃちゃを入れるだけ。
 100年戦争ってわかる?まさか判るわけないわな〜。
289巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/09(火) 09:11:22 ID:QPDlHqr6
ヒトモドキの言う百年戦争?(笑

仏が強奪した朝鮮王朝の図書、韓国が永久貸与を要請
2010年3月8日(月)10:21
 【ソウル=牧野愛博】韓国政府は、1866年にフランス艦隊が黄海沖の江華島を攻撃した際に持ち去り、いまはフランス国立図書館が所有する朝鮮王朝の王立図書館「外奎章閣」の
所蔵図書の永久貸与をフランス政府に申し入れた。韓国政府関係者が明らかにした。今月、ソウルである韓仏外相会談でも取り上げる見通しだ。

 この図書を巡っては、1993年9月に訪韓したミッテラン大統領が、返還を求めた金泳三(キム・ヨンサム)大統領の要請を受け入れる考えを表明したが、約束を履行していなかった。

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2010030800080.html
290右や左の名無し様:2010/03/09(火) 10:51:35 ID:???
>>286
貴重な体験ですね、羨ましい。
Amazonでみると古書しかなかったので文庫本などで改版してもらいたいですね。
291ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/03/09(火) 11:51:40 ID:???
つまり林房雄先生は、あの大東亜戦争をぺリ−上陸以来の延長戦だと言うのです。
と言うことで、アマゾンで購入されまた感想をお寄せください。
292巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/09(火) 12:48:23 ID:QPDlHqr6
ウリ等を疎み日本人が興味を持つ欧米が憎いニダ!(笑
293右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:14:57 ID:+75Cpxr1
三島:やはり林さんの明治維新の根本テーマでも、開国論者がどうしてもやりたくてやれなかったことを、
攘夷論者がやった。あの歴史の皮肉ですね。
林:攘夷論者のみが真の開国論者だった。これが歴史のアイロニイだが、敗戦史家たちには、このアイロニイが
わからないのだな。いまにわかります。
三島:そういう大きな歴史の皮肉ですね、そういうあれがあったでしょうか、戦前、戦後を通じて、文学で……。
林:アイロニイだらけだ。内村鑑三も新渡戸稲造も日本精神について英語で書いた。ドイツ文学の鴎外と
英文学の漱石が乃木大将の殉死を最も正確に理解した。現在、日本回帰の論文を発表しはじめた若い学者たちは、
ほとんど西洋史家だ。東西文明の接点に立つ日本文化のアイロニイではないでしょうか。
三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
294右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:15:32 ID:+75Cpxr1
林:…若い高村光太郎は文明開化派で西洋派だったが、晩年はたいへんな日本主義者になる。
与謝野鉄幹、北原白秋をはじめ詩人たちの大部分は同じ道を歩いている。すべて内的な自己展開であって、
時流におし流されてものを言ったのではない。
三島:伊東静雄なんかも、戦争中のものは非常にいいですよ。ほんとうにいい詩ですね。
林:だから人間は戦争を避けて通ろうとしてはいけないのですよ。平和は結構だが、戦争は必ず起こると覚悟して
いなければ、一歩も進めない。平和が永久につづくなどと思っていたら、とんだ観測ちがいをおかすことになる。
地球国家ができましたら、こんどは宇宙船を飛ばして……。
三島:ほかの遊星を攻撃する……。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
295右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:19:43 ID:+75Cpxr1
三島:文壇というものがあるかないか、そんなことはわからないけれども、やはり時代のどこかで風船の空気が
漏れているところというのは敏感ですよね。いまたしかに風船の空気が漏れている。風船が小さくなりつつあるのです。
それで、その風船の空気を、また充填するか、その穴をどうするかということは、それは左翼も右翼もありはしない。
(中略)一方では空白状態をそのまま出せば正直だと思う。僕はそんなものは正直だとは思わない。つまり現在の空白、
現在の堕落――堕落と言ったらちょっと政治的な面がこもりすぎるが――文学というのは、そういうものを
映す鏡ではない。文学というのは、いつも医者と薬とを兼ねたものです。あるいは医者と患者を兼ねたものだと
言ってもいい。われわれは最先端の患者なんです。同時に最先端の医者なんです。それが文学の使命でね。
そうして医者だって、使命だけにとらわれたものは社会改良家になっちゃう。それは文学者の逸脱で、患者だってカルテにとらわれたら
空白状態を模写するだけにすぎない。そうするとサナトリウムに入っちゃう。そうなると文学者じゃないのです。

三島由紀夫
林房雄との
296右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:20:09 ID:+75Cpxr1
三島:文学者というのはいつでも、最先端の患者であり、最先端の医者である。おのずからそこに、医者と患者の間には、
いつも争いがあって、患者は癒りたくないと言うかもしれない。医者はおまえに効く薬はないと言うかもしれない。
それが文学状況の、いつも先鋭なところで、それをつかまえてないやつは、文学のほんとうの危機というものは
わかってないのではないかと考える。それが現在のナショナリズムの問題とかなんとかいう問題と、おのずから
照応してくるので……。
林:君のいう型の文学者――医者兼患者の文学者は、文学者の永遠のタイプだろうが、生きにくいね。
ローマ帝国でも、ヒトラー帝国でも、中共帝国でもソ連帝国でも、詩人や作家は追放されなければ自殺してしまう。
だが、敗戦二十年間の日本は国家でも帝国でもない。大平社会は文学の味方顔しているが、最悪の敵かもしれぬ。
野放しにされた物書きが文学者顔して、ひどい文章を書いている。
三島:いま文壇にいるのは、患者と医者だけですよ。患者兼医者というのはいない。それで医者が患者をほめていますね。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
297右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:20:50 ID:+75Cpxr1
神風連のことを研究していて、おもしろく思ったのは、かれらは孝明天皇の攘夷の御志を、明治政府が完全に転倒させ、
廃刀令を出したことに対して怒り、「非先王之法服不敢服、非先王之法言不敢道、非先王之徳行不敢行」という
思想を抱いていた。万世一系ということと、「先帝への忠義」ということが、一つの矛盾のない精神的な中核として
総合されていた天皇観が、僕には興味が深いのです。
歴史学者の通説では、大体憲法発布の明治二十二年前後に、いわゆる天皇制国家機構が成立したと見られているが、それは
伊藤博文が、「昔の勤皇は宗教的の観念を以てしたが、今日の勤皇は政治的でなければならぬ」と考えた思想の実現です。
僕は、伊藤博文が、ヨーロッパのキリスト教の神の観念を欽定憲法の天皇の神聖不可侵のもとにしたという考えはむしろ
逆で、それ以前の宗教的精神的中心としての天皇を、近代政治理念へ導入して政治化したという考えが正しいと思います。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
298右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:21:21 ID:+75Cpxr1
(中略)明治憲法の発布によって、近代国家としての天皇制国家機構が発足したわけですが、「天皇神聖不可侵」は、
天皇の無謬性の宣言でもあり、国学的な信仰的天皇の温存でもあって、僕はここに、九十九パーセントの西欧化に対する、
一パーセントの非西欧化のトリデが、「神聖」の名において宣言されていた、と見るわけです。神風連が電線に対して
かざした白扇が、この「天皇不可侵」の裏には生きていると思う。殊に、統師大権的天皇のイメージのうちに、
攘夷の志が、国務大権的天皇のイメージのうちに開国の志が、それぞれ活かされたと見るのです。これがさっきの
神風連の話ともつながるわけですが、天皇は一方で、西欧化を代表し、一方で純粋な日本の最後の拠点となられる
むずかしい使命を帯びられた。天皇は二つの相反する形の誠忠を、受け入れられることを使命とされた。
二・二六事件において、まことに残念なのは、あの事件が、西欧派の政治理念によって裁かれて、神風連の
二の舞になったということです。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
299右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:26:16 ID:+75Cpxr1
ところで僕は、日本の改革の原動力は、必ず、極端な保守の形でしか現われず、時にはそれによってしか、
西欧文明摂取の結果現われた積弊を除去できず、それによってしか、いわゆる「近代化」も可能ではない、という
アイロニカルな歴史意志を考えるのです。
福沢諭吉と神風連が実に対蹠的なのは、明治政府の新政策によって、前者は欣喜し、後者は幻滅した。僕は
幻滅によって生ずるパトスにしか興味がない。幻滅と敗北は、攘夷の志と、国粋主義の永遠の宿命なのであって、
西欧の歴史法則によって、その幻滅と敗北はいつも予定されている。日本の革新は、いつでもそういう道を辿ってきた。
唯一の成功した革新は、外国占領軍による戦後の革新です。
僕の天皇に対するイメージは、西欧化への最後のトリデとしての悲劇意志であり、純粋日本の敗北の宿命への
洞察力と、そこから何ものかを汲みとろうとする意志の象徴です。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
300右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:26:44 ID:+75Cpxr1
しかるに昭和の天皇制は、内面的にもどんどん西欧化に蝕まれて、ついに二・二六事件をさえ理解しなかったではないか。
そのもっとも醇乎たる悲劇意志への共感に達しなかったではないか。「何ものかを汲みとろう」なんて言うと
アイマイに思われるでしょうが、僕は維新ということを言っているのです。天皇が最終的に、維新を「承引き」
給うということを言っているのです。そのためには、天皇のもっとも重大なお仕事は祭祀であり、非西欧化の
最後のトリデとなりつづけることによって、西欧化の腐敗と堕落に対する最大の批評的拠点になり、革新の
原理になり給うことです。イギリスのまねなんかなさっては困るのです。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
301右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:27:21 ID:+75Cpxr1
僕は天皇無謬説なんです。
僕はどうしても天皇というのを、現状肯定のシンボルにするのはいやなんですよ。
革命家がある場合には旧支配の頂点によって肯定されるという妙なことが起こり得るのが、日本ではないのですか
というのです。
つまり天皇というのは、僕の観念のなかでは世界に比類のないもので、現状肯定のシンボルでもあり得るが、
いちばん先鋭な革新のシンボルでもあり得る二面性をもっておられる。いまあまりにも現状肯定的ホームドラマ的
皇室のイメージが強すぎるから、先鋭な革新の象徴としての天皇制というものを僕は言いたいというだけのことですよ。
天皇制のもう一つの側面というものが忘れられている、それがいかんということを僕は言いたい。
それだけのことです。天皇は実に不思議で、世界無比だというのは、その点ですよ。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
302右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:27:56 ID:+75Cpxr1
(中略)僕は大嘗祭というお祭りが、いちばん大事だと思うのですがね。あれはやはり、農本主義文化の一つの
精華ですね。あそこでもって、つまり昔の穀物神と同じことで、天皇が生まれ変わられるのですね。そうして
天皇というのは、いま見る天皇が、また大嘗祭のときに生まれ変わられて、そうして永久に、最初の天照大神に
かえられるのですね。そこからまた再生する。
…僕は、経済の発展的な段階というものを、ぜんぜん信じてないのですね。農耕文化なり、なに文化なり、
資本主義から社会主義になるというのは、まったく信じてない。だけれどもインダストリアゼーションは、土から、
みんな全部人間を引き離すでしょう。そしてわれわれのもっているものは、すべて土とか、植物とか、木の葉とか、
そういうものとはどんどん離れていく。それで土を代表するものはなにかとか、稲の葉っぱを代表するものは
なにかとか、自然というものと、われわれの生活とを最後に結ぶものはなにか。それは、たまたま、ことばは
農本主義と言っても、経済学上の用語としての農本主義とちょっと違いますが……。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
303右や左の名無し様:2010/03/09(火) 14:28:37 ID:+75Cpxr1
(中略)天皇制というのは、少しバタ臭い解釈になるが、あらゆる人間の愛を引き受け、あらゆる人間の愛による
不可知論を一身に引き受けるものが天皇だと考えます。普通の人間のあいだの恋でしょう……。
恋(れん)ですね。それは普通の人間とのあいだの愛情は、みなそれで足りるのですよ、全部。それがぼくは
日本の風土だというふうに思うのです。
(中略)
僕にとっては、芸術作品と、あるいは天皇と言ってもいい、神風連と言ってもいいが、いろいろなもののね、
その純粋性の象徴は、宿命離脱の自由の象徴なんですよ。つまりね、一つ自分が作品をつくると、その作品は
独得の秩序をもっていて、この宿命の輪やね、それから人間の歴史の必然性の輪からポンとはみ出す、ポンと。
これはだれがなんと言おうと、それ自体の秩序をもって、それ自体において自由なんですね。
その自由を生産するのが芸術家であって、芸術家というものは、一つの自由を生産する人間だけれども、自分が
自由である必要はない、ぜんぜん。そしてその芸術作品というのはある意味では、完全に輪から外れたものです。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
304巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/10(水) 19:08:38 ID:Bg+8n4yo
日本人論てか外国人から見た日本だろ。
305右や左の名無し様:2010/03/11(木) 11:59:24 ID:KmdDzyqM
一度、僕は新聞に原爆のことを書いたことがある。
そして、ナセルが「落とすなら原爆を落としてもいいよ」とか、中共が「水爆を落としてもいいよ、われわれは
人口七億だから、半分なくなってもあと戦える」と言った、ああいうのはもっとも危険な思想だろうと、
そういうことを書いたら、没になったことがあるのです、だいぶ前に。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
306右や左の名無し様:2010/03/11(木) 12:00:00 ID:KmdDzyqM
――それはそうと、この間江田島の参考館へ行って、特攻隊の遺書をたくさん見ました。遺書というのではないが、
ザラ紙に鉛筆の走り書きで、「俺は今とても元気だ。三時間後に確実に死ぬとは思えない……」などというのがあり、
この生々しさには実に心を打たれた。
九割九分までは類型的な天皇陛下万歳的な遺書で、活字にしたらその感動は薄まってしまう。もし出版するなら、
写真版で肉筆をそのまま写し、遺影や遺品の写真といっしょに出すように忠告しました。
それにしても、その、類型的な遺書は、みんな実に立派で、彼らが自分たちの人生を立派に完結させるという
叡智をもっていたとしか思えない。もちろん未練もあったろう。言いたいことの千万言もあったろう。
しかしそれを「言わなかった」ということが、遺書としての最高の文学表現のように思われる。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
307右や左の名無し様:2010/03/11(木) 12:00:39 ID:KmdDzyqM
僕が「きけわだつみのこえ」の編集に疑問を呈してきたのはそのためです。
そして人間の本心などというものに、重きを置かないのはそのためです。もし人間が決定的行動を迫られるときは、
本心などは、まして本心の分析などは物の数ではない。それは泡沫のようなただの「心理」にすぎない。
そんな「心理」を一つも出していない遺書が結局一番立派なのです。
それにしても、「天皇陛下万歳」と遺書に書いておかしくない時代が、またくるでしょうかね。もう二度と
来るにしろ、来ないにしろ、僕はそう書いておかしくない時代に、一度は生きていたのだ、ということを、
何だか、おそろしい幸福感で思い出すんです。いったいあの経験は何だったんでしょうね。あの幸福感は
いったい何だったんだろうか。

三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
308右や左の名無し様:2010/03/11(木) 12:06:58 ID:KmdDzyqM
明治維新のときは、次々に志士たちが死にましたよね。あのころの人間は単細胞だから、あるいは貧乏だから、
あるいは武士だから、それで死んだんだという考えは、ぼくは嫌いなんです。
どんな時代だって、どんな階級に属していたって、人間は命が惜しいですよ。それが人間の本来の姿でしょう。
命の惜しくない人間がこの世にいるとは、ぼくは思いませんね。だけど、男にはそこをふりきって、あえて
命を捨てる覚悟も必要なんです。維新にしろ、革命にしろ、その覚悟の見せどころだとぼくは思うんだが、
全共闘には、やっぱり生命尊重主義というか、人命の価値が至上のものだという戦後教育がしみついていますね。

三島由紀夫
古林尚との対談「最後の言葉」より
309右や左の名無し様:2010/03/11(木) 12:07:25 ID:KmdDzyqM
(中略)
ぼくがウソだと思ったのは「きけわだつみのこえ」でした。あの遺稿集(きけわだつみのこえ)は、もちろん
ほんとに書かれた手記を編集したものでしょう。だが、あの時代の青年がいちばん苦しんだのは、あの手記の
内容が示しているようなものじゃなくて、ドイツ教養主義と日本との融合だったんですよね。
戦争末期の青年は、東洋と西洋といいますか、日本と西洋の両者の思想的なギャップに身もだえして悩んだものですよ。
そこを突っきって行ったやつは、単細胞だから突っきったわけじゃない。やっぱり人間の決断だと思います。
それを、あの手記を読むと、決断したやつがバカで、迷っていたやつだけが立派だと書いてある。
そういう考えは、ぼくは許せない。

三島由紀夫
古林尚との対談「三島由紀夫 最後の言葉」より
310右や左の名無し様:2010/03/11(木) 18:34:57 ID:???
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080612/trd0806122207008-n2.htm
「さらば革命的世代」

 東京の女子大で全共闘経験がある専業主婦(60)は、
息子が一流大学から一流企業に入ったことを「気に入らない」と批判する。

 「安定だけを求める生活は、学生時代の自分が最も嫌っていたもの。
せっかく自由に育てたつもりなのに、息子は何もわかってくれなかった」


この親御さんは、息子が「自由に」進路を選択した一つの結果として、
一流大学・一流企業への道を歩んだとは考えられないのかな。
道を選んだという捕らえ方は、
311右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:27:52 ID:I3ZOJDR9
芸術における虚妄の力は、死における虚妄とよく似てゐる。団蔵の死は、このことを微妙に暗示してゐる。
芸道は正にそこに成立する。
芸道とは何か?
それは「死」を以てはじめてなしうることを、生きながら成就する道である、といへよう。
これを裏から言ふと、芸道とは、不死身の道であり、死なないですむ道であり、死なずにしかも「死」と同じ
虚妄の力をふるつて、現実を転覆させる道である。同時に、芸道には、「いくら本気になつても死なない」
「本当に命を賭けた行為ではない」といふ後めたさ、卑しさが伴ふ筈である。現実世界に生きる生身の人間が、
ある瞬間に達する崇高な人間の美しさの極致のやうなものは、永久にフィクションである芸道には、決して
到達することのできない境地である。「死」と同じ力と言つたが、そこには微妙なちがひがある。いかなる
大名優といへども、人間としての団蔵の死の崇高美には、身自ら達することはできない。彼はただそれを
表現しうるだけである。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
312右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:28:17 ID:I3ZOJDR9
ここに、俳優が武士社会から河原乞食と呼ばれた本質的な理由があるのであらう。今は野球選手や芸能人が
大臣と同等の社会的名士になつてゐるが、昔は、現実の権力と仮構の権力との間には、厳重な階級的差別があつた。
しかし仮構の権力(一例が歌舞伎社会)も、それなりに卑しさの絶大の矜持を持ち、フィクションの世界観を以て、
心ひそかに現実社会の世界観と対決してゐた。現代社会に、このやうな二種の権力の緊張したひそかな対決が
見られないのは、一つは、民主社会の言論の自由の結果であり、一つは、現実の権力自体が、すべてを同一の
質と化するマス・コミュニケーションの発達によつて、仮構化しつつあるからである。
さて、芸能だけに限らない。小説を含めて文芸一般、美術、建築にいたるまで、この芸道の中に包含される。
(小説の場合、芸道から脱却しようとして、却つて二重の仮構のジレンマに陥つた「私小説」のやうな例もあるが、
ここではそれに言及する遑(いとま)はない)

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
313右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:28:41 ID:I3ZOJDR9
(中略)芸道には、本来「決死的」などといふことはありえない。
…ギリギリのところで命を賭けないといふ芸道の原理は、芸道が、とにかく、石にかじりついても生きてゐなければ
成就されない道だからである。「葉隠」が、
「芸能に上手といはるゝ人は、馬鹿風の者なり。これは、唯一偏に貪着(とんちやく)する故なり、愚痴ゆゑ、
余念なくて上手に成るなり。何の益にも立たぬものなり」
と言つてゐるのは、みごとにここを突いてゐる。「愚痴」とは巧く言つたもので、愚痴が芸道の根本理念であり、
現実のフィクション化の根本動機である。
さて、今いふ芸術が、芸道に属することをいふまでもないが、私は現代においては、あらゆるスポーツ、いや、
武道でさへも、芸道に属するのではないかと考へてゐる。
それは「死なない」といふことが前提になつてゐる点では、芸術と何ら変りないからである。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
314右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:28:49 ID:mRzftxUp
きもいから。
315右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:29:39 ID:I3ZOJDR9
(中略)
武士道とは何であらう?
私はものごとに「道」がつくときは、すでに「死」の原理を脱却しかかり、しかも死の巨大な虚妄の力を自らは
死なずに利用しはじめる時であらう、と考へる。武士道は、日常座臥、命のやりとりをしてゐた戦国時代ではなくて、
すでに戦国の影が遠のき、日常生活における死が稀薄になりつつあつた時代に生れた。
真に死に直面してゐた戦闘集団には、それこそ日々の「決死」の行為と、その死への心構へと、死を前にした
人間の同志的共感がすべてである。それは決して現実を仮構化する暇などはもたない。それこそが、現実の側の
権力のもつとも純粋な核であり、あらゆる芸道的なものを卑しめる資格があるのは、このやうな、死に直面した
戦闘集団に他ならない。それさへ、現実に権力を握れば、現実の仮構化をもくろむ芸道の原理に対抗するに
自分も亦、こつそりと現実の仮構化を模倣しつつ、しかも芸道を弾圧せねばならない。これが現実権力の腐敗である。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
316右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:30:05 ID:I3ZOJDR9
私が決して腐敗を知らぬ、永遠に美しい、永遠に純粋至上な「現実権力」として認めるものは、あの挫折した
二・二六事件の、青年将校の同志的結合である。末松太平氏の「私の昭和史」の次のやうな一節を読むがいい。
天皇の軍隊を天皇の命令なくして、私的にクーデターなどに使ふことに反対してゐた高村中尉(著者の学友)が、
つひに著者に説得されて、理屈よりも友情が勝ち、次のやうに言ふところである。
「『(略)…貴様がやることなら、おれもやるよ。しかしやるまで暇があるなら、そのあいだにできるだけ、
そのおれの疑念を晴らすよう教えてくれ。疑念が晴れなければやらないというのじゃないよ』」
この最後の一句のいさぎよい美しさこそ、永遠に反芸道的なものである。そして芸道を河原乞食と卑しむことが
できるものは、このやうな精神だけであり、固定して腐敗した政治権力には、そのやうな資格はない。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
317右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:31:41 ID:I3ZOJDR9
さて、死に直面する戦闘集団の原理は、多少とも武士道に影を宿し、泰平無事の元禄の世にも、赤穂義士の義挙と、
「葉隠」の著作を残した。それが、命のやりとりを再び復活した幕末から維新を経て、人々の心に色濃くのこつてゐた。
このやうな戦闘集団の同志的結合は、要するに、戦野に同じ草を枕にし、同じ飯盒(はんがふ)の飯を喰ひ、
死の機会は等分に見舞ふところの、上長と兵士の間の倫理を要請した。
飛躍するやうだが、旧憲法の統師大権の本質はここにあり、武士道を近代社会へつなぐ唯一のパイプであつたと
思はれるのである。
史家は、明治憲法制定の時、薩摩閥が、国務大権を握つたのに対抗して、長州閥が、天皇に直属する統師大権を
握つて、国務大権から独立した兵馬の権をわがものにしようとした、と説明するが、政治史の心理的ダイナミズムは
そのやうに経過したとしても、統師大権の根本精神は、もつと素朴な、戦闘集団の同志的結合の純粋性を天皇に
直属せしめるところにあつたと思はれる。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
318右や左の名無し様:2010/03/14(日) 11:32:03 ID:I3ZOJDR9
二・二六事件の悲劇は、統師大権の純粋性を信じた青年将校と、英国的立憲君主の教育を受けた文治的天皇との、
甚だしい齟齬にあつたが、私が近ごろ再軍備の論をきくにつれ、いつも想起するのは、この統師大権の問題である。
シヴィリアン・コントロールとたやすく言ふが、真に死に直面した戦闘集団は、芸道的原理に服した現実の権力の
ために死ぬことができるであらうか?
早い話が、「死ぬこととみつけた」武士道は、「死なないですむ」芸道のために、死ぬことができるであらうか?
「死なないですむ」芸道的原理が現代を支配し、大臣も芸能人も野球選手も、同格同質の社会的名士と扱はれ、
したがつてそこに、現実の権力と仮構の権力(純粋芸道)との、真の対決闘争もなく、西欧的ヒューマニズムが、
唯一の正義として信奉されてゐるやうな時代に、シヴィリアン・コントロールが、真に日本人を死なせる
原理として有効であらうか、私は疑問なきを得ない。
もちろん、シヴィリアン・コントロールは、天皇の代りに、総理大臣のために死ぬことではない。

三島由紀夫
「団蔵・芸道・再軍備」より
319巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/03/14(日) 12:06:34 ID:82vHXjXw
勝手に火病って晒し首に成る土人が武士道とか語んなっつのw
320右や左の名無し様:2010/03/20(土) 14:09:06 ID:F/oJyXTR
オルテガの史観は、所与の事実をそのまま歴史とはみとめない。(中略)
これは結局、キリスト教徒の歴史観のうちにあらはれた世代の観念である。世代を媒体にして、歴史的事実が
形成されるといふ世代論である。(中略)
特攻隊の歴史感覚と、オルテガ流の「理念のなかにおける再体験の試み」といふ歴史感覚ほど、相隔たること
遠いものはない。
私には、今も、戦争体験はオルテガ流に甦つては来ない。特攻隊は歴史の中に突入し、埋もれた。
われわれは偶然生き残つて、歴史の外に取り残された。私は歴史の外にある自分の存在理由をたづねて、
今日に及んだのである。

三島由紀夫
「歴史の外に自分をたづねて」より
321右や左の名無し様:2010/03/25(木) 16:25:35 ID:yVqB6BsJ
三島由紀夫のツイッター
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/cafe30/1269480885/
322右や左の名無し様:2010/03/25(木) 20:05:47 ID:???
なんだまだ生きてたのか
323右や左の名無し様:2010/04/04(日) 11:11:17 ID:nwtYQOUi
三島:いま筋の通ったことをいえば、みんな右翼といわれる。
だいたい、“右”というのは、ヨーロッパのことばでは“正しい”という意味なんだから。(笑)

三島由紀夫
鶴田浩二との対談「刺客と組長 男の盟約」より
324巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/04/06(火) 22:32:52 ID:NQaCbmXo
正しい事?を言って右と呼ばれるのに肖って右みたいな変な格好をして可笑しい事を言うのが正しい事ではないんぢゃないかな?

息を吐く様に嘘を吐くから形が必要な訳で、正しい?事を言うのに格好も思想も関係ないwww
325右や左の名無し様:2010/04/07(水) 11:08:00 ID:fnJYYo5K
Q:先生の皇室観について

…僕は、天皇制といふものは、制度上の問題でもなく、皇居だけの問題でもない。日本人の奥底の血の中にある
もので、しかもみんな気付いてゐないものだと思ひます。だからどんな過激なことをいつてゐる人でも、その
心の奥をどんどん掘りかへしていくと、日本人の天皇との結びつき、つまり天皇制といふものの考へがひそんで
ゐると思ひます。我々は殆(ほと)んど無意識のうちに暮してゐますけど、心の奥底で、天皇制と国民は
連なつてゐるのだと思ひます。それを形に表はしたのが皇室なんです。
ですから皇室で一番大切なのはお祭りだと思ひます。
“お祭り”を皇室がずつと維持していただく、これが一番大切なことです。歴代の天皇が心をこめて守つて
来られた日本のお祭りを、将来にわたつて守つていただきたいと思ひます。

三島由紀夫「三島由紀夫先生を訪ねて――希望はうもん」より
326右や左の名無し様:2010/04/07(水) 11:08:24 ID:fnJYYo5K
Q:現代かなづかひについて

…僕は今の若い人は現代かなづかひでなければ小説など読まないと思つてゐたんですけど、かならずしも
さうではないやうです。
言葉をいぢるといふことは、言葉の魂をいぢることで、日本人の歴代を人為的にいぢるのと同じことです。
僕は大嫌ひですね。言葉を大切にしない民族は、三流ですよ。

三島由紀夫「三島由紀夫先生を訪ねて――希望はうもん」より
327右や左の名無し様:2010/04/07(水) 16:09:22 ID:???
かなづかひまらをひさいでふみおくるはげのこしさえはとはつつきぬ
328右や左の名無し様:2010/04/08(木) 01:56:48 ID:???
みじかびのきやぷりてとればすぎちよびれ
すぎかきすらのはつぱふみふみ
329右や左の名無し様:2010/04/08(木) 13:27:30 ID:???
ざするぱらばぱんだたひでごしぬがす
330右や左の名無し様:2010/04/08(木) 13:37:04 ID:LQscBzPf
三島
331右や左の名無し様:2010/04/10(土) 11:43:06 ID:0D/zBMS3
共産社会に階級がないというのは全くの迷信であって、これは巨大なビューロクラシーの社会であります。
そしてこの階級制の蟻のごとき社会にならないために我々の社会が戦わなければならんというふうに私は考える
ものですが、日本の例をとってみますと、日本にどういうふうに階級があるのか、まずそれを伺いたい。
たとえばアメリカなどは民主主義社会とはいいながら、ヨーロッパよりさらに古い、さらに深い階級意識がある
国です。というのは、ヨーロッパを真似して成金が階級をつくったのですね。ですからこれはアングロ・
サクソンの文化の伝統ですが、クラブというのがありますね。みんなメンバーシップオンリーのクラブで、下の
クラブの人が上のクラブをステイタス・シンボルとして、ステイタス・クライマーが上流のクラブへ入るために
あらゆる算段をするわけです。(略)アメリカにはステイタス・シンボルというものが非常にたくさんあります。

三島由紀夫
「学生とのティーチ・イン 国家革新の原理」より
332右や左の名無し様:2010/04/10(土) 11:43:50 ID:0D/zBMS3
ところが日本ではステイタス・シンボルに当たるものが私は何があるのかと聞きたい。(略)一つの社会風俗的
現象としてのステイタス・シンボルがあるのか。キャデラックに乗っていたらブルジョアなのか。みんな会社の
金でキャデラックに乗っている、それがブルジョアなのか。あるいはゴルフクラブに入っていたらそれが
ブルジョアなのか。(略)そして日本では社会主義者も共産主義者もみんな軽井沢に別荘を持っている。(略)
私は階級差というものの甚だしい例をヨーロッパでたくさん見てきた。(略)
富の分配というのは一応マルクス主義の美名になっておりますが、これは別の方法を使ったってできるのだ。

(略)権力の分配に至っては、共産主義社会のあのおそろしいビューロクラシーと比べると、我々はむしろ
権力の分配の公正な社会に生きていると、私はこう考えております。

三島由紀夫
「学生とのティーチ・イン 国家革新の原理」より
333右や左の名無し様:2010/04/12(月) 11:09:07 ID:yMFfR1Ym
チベットの反乱に対して、中共は断固鎮圧に当たるさうである。(中略)
中共もエラクなつて、正義の剣をチベットに対してふるはうといふのだらうが、チベットに潜行して反乱軍に
参加しようといふ風雲児もあらはれないところをみるとどうも日本人は弱い者に味方しようといふ気概を失つて
しまつたやうだ。
世界中で一番自分が弱い者だと思つてゐる弱虫根性が、敗戦後日本人の心中深くひそんでしまつたらしい。

三島由紀夫「憂楽帳 反乱」より
334巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/04/13(火) 20:51:12 ID:TdXjK3ro
自分でやればーか。
335右や左の名無し様:2010/04/14(水) 00:41:08 ID:1Z6fa5jk
剣道の、人を斬るといふ仮構は爽快なものだ。
今は人殺しの風儀も地に落ちたが、昔は礼儀正しく人を斬ることができたのだ。
人とエヘラエヘラ附合ふことだけにエチケットがあつて、人を斬ることにエチケットのない現代とは、
思へば不安な時代である。

三島由紀夫「ジムから道場へ――ペンは剣に通ず」より
336右や左の名無し様:2010/04/23(金) 00:18:13 ID:mKigYMxt
「長安に男児ありき 二十にして心已に(すでに)朽つ」
(李長吉の詩「陳商に贈る」の冒頭の二行)
李長吉は中唐の天才詩人で西暦紀元七九一年に生れ、二十七歳で西暦紀元八一七年に死んだ。
耽美的で、難解で、デカダンで、華麗で、憂鬱で、鬼気を帯びて……、とにかくすばらしい詩人だ。
実生活は不幸で、二十歳のとき、人のねたみで、官吏登用試験を受けられず、失意に沈んだ心境を述べた詩だが、
私はそんな来歴にはかまはず、全く自分のものとしてこの詩を愛してゐる。
二十歳の自分の心境告白として、この二行を愛してゐるのである。
二十歳にして敗戦日本の現実に投げ出された私は、すでに心朽ちたまま、自分の美の国を建設せねばならなかつた。
その気持を李長吉が歌つてくれたやうな気がするのである。

三島由紀夫「私の愛することば」より
337右や左の名無し様:2010/05/05(水) 23:55:21 ID:eF0re+Ua
天地の混沌がわかたれてのちも懸橋はひとつ残つた。さうしてその懸橋は永くつづいて日本民族の上に永遠に
跨(またが)つてゐる。これが神(かん)ながらの道である。こと程さ様に神ながらの道は、日本人の
「いのち」の力が必然的に齎(もたら)した「まこと」の展開である。(中略)
神ながらの道に於ては神の世界への進出は、飛躍を伴はぬのである。そして地上の発展そのものがすでに神の
世界への「向上」となつてゐるのである。かるが故に「神ながらの道」は地上と高天原との懸橋であり得るのである。
神ながらの道の根本理念であるところの「まことごゝろ」は人間本然のものでありながら日本人に於て最も
顕著に見られる。それは豊葦原之邦(とよあしはらのくに)の創造の精神である。この「土」の創造は一点の
私心もない純粋な「まことごゝろ」を以てなされた。

平岡公威(三島由紀夫)16歳
「惟神(かんながら)之道」より
338右や左の名無し様:2010/05/05(水) 23:55:51 ID:eF0re+Ua
「まことごゝろ」は又、古事記を貫ぬき万葉を貫ぬく精神である。鏡――天照大神(あまてらすおほみかみ)に
依つて象徴せられた精神である。すべての向上の土台たり得べき、強固にして美くしい「信ずる心」であり
「道を践(ふ)む心」である。虚心のうちにあはされた澎湃(はうはい)たる積極的なる心である。かゝる
積極と消極との融合がかもしだしたたぐひない「まことごゝろ」は、又わが国独特の愛国主義をつくり出した。
それは「忠」であつた。忠は積極のきはまりの白熱した宗教的心情であると同時に、虚心に通ずる消極の
きはまりであつた。
かゝる「忠」の精神が「神ながらの道」をよびだし、又「神ながらの道」が忠をよびだすのである。かくて
神ながらの道はすべての道のうちで最も雄大な、且つ最も純粋な宗教思想であり国家精神であつて、かくの如く
宗教と国家との合一した例は、わが国に於てはじめて見られるのである。

平岡公威(三島由紀夫)16歳
「惟神(かんながら)之道」より
339右や左の名無し様:2010/05/08(土) 23:38:58 ID:faVhLyET
三島:…少なくとも自民党が危ないときになって国民投票をやったとします。そうしてウイかノンかといのを
国民に問うたとします。できることは、安保賛成(ウイ)か安保反対(ノン)かどっちかしかない。
安保賛成というのは、はっきりアメリカですね。安保反対というのはソビエトか中共でしょう。日本人に向かって
おまえアメリカをとるか、ソビエトをとるか中共をとるかといったら、僕はほんとうの日本人だったら態度を
保留すると思うんですね。日本はどこにいるんだ。日本は選びたいんだ、どうやったら選べるんだ。
これはウイとノンの本質的意味をなさんと思うんですよ。
…まだ日本人は日本を選ぶんだという本質的な選択をやれないような状況にいる。
これで安保騒動をとおり越しても、まだやれないんじゃないかという感じがしてしようがない。

三島由紀夫
林房雄との対談「現代における右翼と左翼」より
340右や左の名無し様:2010/05/08(土) 23:39:21 ID:faVhLyET
三島:それで去年の夏、福田赳夫さんと会ったときに、
「自民党は安保条約と刺しちがえて下さいよ」と言ったんですよ。私が大きなことを言うようですが、
私の言う意味は、自民党はやはり歴史的にそういう役割を持っている、自民党は西欧派だと思うんです。
西欧派は西欧派の理念に徹して、そこでもって安保反対勢力と刺しちがえてほしい。
その次に日本か、あるいは日本でないかという選択を迫られるんであるというふうに言ったことがある。
いま右だ左だといいましても、安保賛成が右なのかということは、いえないと思うんです。
安保賛成も一種の西欧派ですよ。安保反対はもちろん外国派です。
そうすると国粋派というのは、そのどっちの選択にも最終的には加担していないですよ。

三島由紀夫
林房雄との対談「現代における右翼と左翼」より
341右や左の名無し様:2010/05/08(土) 23:39:43 ID:faVhLyET
三島:ですからナショナリズムの問題が日本では非常にむずかしくなりまして、私が思うのに、
いま右翼というものが左翼に対して、ちょっと理論的に弱いところがあるのは、われわれ国粋派というのは、
ナショナリズムというものが、九割まで左翼に取られた。
だって米軍基地反対といったって、イデオロギー抜きにすれば、だれだってあまりいい気持ちではない。
それからアメリカは沖縄を出て行け、沖縄は日本のものであったほうがいい、なにを言ったところで、
左翼にとってみれば、どこかで多少ナショナリズムにひっかかっているから広くアピールする。

三島由紀夫
林房雄との対談「現代における右翼と左翼」より
342右や左の名無し様:2010/05/08(土) 23:40:03 ID:faVhLyET
三島:そうして私は、ナショナリズムは左翼がどうしても取れないもの――九割まで取られちゃったけれども、
どうしても取れないもの、それにしがみつくほかないと信じている。だから天皇と言っているんです。
もちろん天皇は尊敬するが、それだけが理由じゃない。ナショナリズムの最後の拠点をぐっとにぎって
いなければ取られちゃいますよ。そうして日本中が右か左の西欧派(ナショナリズムの仮面をかぶった)になっちゃう。
林:(中略)僕は今の左翼の“ナショナリズム”は発生が外国指令だと思う。
いくら彼らに教えても反米はできるが反ソ、反中共はできない。したがって尊王ということは、彼らにとっては、
もってのほかです。(中略)
三島:(中略)やつらは天皇、天皇といえばのむわけないです。
のむわけないから、やつらから天皇制打倒というのを、もっと引出したいですよ。(中略)
これをもっとやつらから引出さなければならない。
やつらのいちばんの弱味を引き出してやるのが、私は手だと思っているんですがね。

三島由紀夫
林房雄との対談「現代における右翼と左翼」より
343右や左の名無し様:2010/05/08(土) 23:49:38 ID:???
つばなればたまもくだけんまらだちのけつもゆれうくにおうあなじめ
344右や左の名無し様:2010/05/13(木) 11:20:57 ID:7amcCAyt
今日只今の平和な日常生活の中にも、間接侵略の下拵(したごしら)へは着々と進められてゐる

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
345右や左の名無し様:2010/05/13(木) 11:21:38 ID:7amcCAyt
不退転の決意とは何か?
すなはち、国民自らが一朝あれば剣を執つて、国の歴史と伝統を守る決意であり、
自ら国を守らんとする気魄(きはく)であります。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
346右や左の名無し様:2010/05/13(木) 20:58:34 ID:???
三島のような働きもしない男におどらされるなんて バカだよ
運動神経の鈍い小男なんだよ かれはまるでハゲキモだね
347巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/05/13(木) 23:52:16 ID:HmC/69bl
祖国防衛隊ってw在日系と民族派が有るがどちらも朝鮮系www
348右や左の名無し様:2010/05/14(金) 00:21:55 ID:???
朝鮮もむかしは日本の一部ですから、大日本帝国へ忠誠をつくしているのでしょう
349右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:38:32 ID:3UKbJ42z
最初の特攻隊が比島に向つて出撃した。我々は近代的悲壮趣味の氾濫を巷に見、あるひは楽天的な神話引用の
讃美を街頭に聞いた。我々が逸早く直覚し祈つたものは何であつたか。我々には彼等の勲功を讃美する代りに、
彼等と共に祈願する術しか知らなかつた。彼等を対象とする代りに、彼等の傍に立たうとのみ努めた。
真の同時代人たるものゝ、それは権利であると思はれた。
特攻隊は一回にしては済まなかつた。それは二次、三次とくりかへされた。この時インテリゲンツの胸にのみ
真率な囁(ささや)きがあつたのを我々は知つてゐる。「一度ならよい。二度三度とつゞいては耐へられない。
もう止めてくれ」と。我々が久しくその乳臭から脱却すべく努力を続けて来た古風な幼拙なヒューマニズムが
こゝへ来て擡頭したのは何故であらうか。我々はこれを重要な瞬間と考へる。人間の本能的な好悪の感情に、
ヒューマニズムがある尤もらしい口実を与へるものにすぎないなら、それは倫理学の末裔と等しく、
無意味にして有害でさへあるであらう。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
350右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:39:23 ID:3UKbJ42z
しかし一切の価値判断を超越して、人間性の峻烈な発作を促す動力因は正統に存在せねばならない。
誤解してはならない。国家の最高目的に対する客観的批判ではなく、その最高目的と人間性の発動に矛盾を
生ずる時、既に道義はなく、道徳は失はれることを云はんとするのである。人間性の発動は、戦争努力と同じ
強さを以て執拗に維持され、その外見上の「弱さ」を脱却せねばならない。この良き意思を欠く国民の前には
報いが落ちるであらう。即ち耐ふべきものを敢て耐ふることを止め、それと妥協し狎(な)れその深き義務より
卑怯に遁(のが)れんとする者には報いが到来するであらう。
我々が中世の究極に幾重にも折り畳まれた末世の幻影を見たのは、昭和廿年の初春であつた。人々は特攻隊に
対して早くもその生と死の(いみじくも夙に若林中隊長が警告した如き)現在の最も痛切喫緊な問題から
目を覆ひ、国家の勝利(否もはや個人的利己的に考へられたる勝利、最も悪質の仮面をかぶれる勝利願望)を
声高に叫び、彼等の敬虔なる祈願を捨てゝ、冒涜の語を放ち出した。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
351右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:40:13 ID:3UKbJ42z
彼等は戦術と称して神の座と称号を奪つた。彼等は特攻隊の精神をジャアナリズムによつて様式化して安堵し、
その効能を疑ひ、恰(あた)かも将棋の駒を動かすやうに特攻隊数千を動かす処の新戦術を、いとも明朗に
謳歌したのである。沖縄死守を失敗に終らしめたのはこの種の道義的弛緩、人間性の義務の不履行であつた。
我々は自らに憤り、又世人に憤つたのである。しかしこの唯一無二の機会をすら真の根本的反省にまで
持ち来らすに至らなかつた。
軈(やが)て本土決戦が云々され、はじめて特攻隊は日常化されんとした。凡ての失望をありあまるほど
もちながら、自己への失望のみをもたない人々が、かゝる哀切な問題に直面したことには一片の皮肉がある。
我々は現在現存の刹那々々に我々をして態度決定せしめる生と死の問題に対して尚目覚むるところがなかつた。
もし我々に死が訪れたならそれは無生物の死であつたであらう。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
352右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:40:35 ID:3UKbJ42z
(中略)
沖縄の失陥によつて、その後の末世の極限を思はしむる大空襲のさなかで、我々がはじめて身近く考へ
目賭(もくと)したのは「神国」の二字であつた。我々には神国といふ空前絶後の一理念が明確に把握され
つゝあるが如く直感されたのである。危機の意識がたゞその意識のみを意味するものなら、それは何者をも
招来せぬであらう。たゞ幸ひにも、人間の意識とは、その輪廓以外にあるものを朧ろげに知ることをも包含する
のである。意識内容はむしろネガティヴであり、意識なる作用そのものがポジティヴであると説明して
よからうと思はれる。それは又、人間性の本質的な霊的な叡智――神である。(中略)
我々が切なる祈願の裏に「神国」を意識しつゝあつた頃、戦争終結の交渉は進められてあり、人類史上その
惨禍たとふるものなき原子爆弾は広島市に投弾されソヴィエト政府は戦を宣するに至つた。かくて八月十五日
正午、異例なるかな、聖上御親(おんみづか)ら玉音をラヂオに響かし給うたのである。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
353右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:41:05 ID:3UKbJ42z
「五内(ごだい)為に裂く」と仰せられ、「爾(なんぢ)臣民と共に在り」と仰せらるゝ。我々は再び我々の
帰るべき唯一無二の道が拓(ひら)くるを見、我々が懐郷の歌を心の底より歌ひ上ぐるべき礎が成るのを見た。
我々はこの敗戦に対して、人間的な悲喜哀歓喜怒哀楽を超えたる感情を以てしか形容しえざるものを感ずる。
この至尊の玉音にこたへるべく、人間の絞り出す哭泣の声のいかに貧しくも小さいことか。人間の悲しみが
いかに同じ範疇を戸惑ひしてうろつくにすぎぬことか。我々はすでにヒューマニズムの不可欠の力を見たが、
これによつて超越せられたる一切の価値判断は、至尊の玉音に於て綜合せられ、その帰趨(きすう)を
得るであらうと信ずる。人間性の練磨に努めざりし者が、超人間性の愛の前に、その罪を謝することさへ
忘れ果てて泣くのである。この刹那我等はかへりみて自己が神であるのを知つたであらう。人間性はその限界の
極小に於て最高最大たりうることを。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
354右や左の名無し様:2010/05/23(日) 23:43:33 ID:3UKbJ42z
(中略)
けふ八月十九日の報道によれば、参内されたる東久邇宮に陛下は左の如く御下命あつた由承る。
「国民生活を明るくせよ。灯火管制は止めて街を明るくせよ。娯楽機関も復活させよ。親書の検閲の如きも
即刻撤廃せよ」
かくの如きは未だ嘗て大御心(おほみこころ)より出でさせたまひし御命令としてその例を見ざる処である。
この刹那、わが国体は本然の相にかへり、懐かしき賀歌の時代、延喜帝醍醐帝の御代の如き君臣相和す
天皇御親政の世に還つたと拝察せられる。黎明(れいめい)はこゝにその最初の一閃を放つたのである。(中略)
青年の奮起、沈着、その高貴並びなき精神の保持への要請が今より急なる時はない。
ますらをぶりは一旦内心に沈潜浄化せしめられ、文化建設復興の原力として、たわやめぶりを練磨し、
なよ竹のみさを持せんと力(つと)めることこそ、わが悠久の文学史が、不断に教へるところではあるまいか。

平岡公威(三島由紀夫)「昭和廿年八月の記念に」より
355右や左の名無し様:2010/06/07(月) 11:49:49 ID:0riIuvZu
三島由紀夫『奔馬』飯沼勲のモデルといわれる烈士の自叙伝が復刻。
昭和維新を高らかに謳った憂国の熱情と至純の初恋物語。

影山正治『一つの戦史』(大東塾、発売=展転社)
356右や左の名無し様:2010/06/25(金) 11:35:56 ID:lrYekOdZ
現代は全河原乞食、一億河原乞食の時代で、政治家から、経済人から、芸術家から、
なにから、やはり河原乞食だと思うのですね、「葉隠」と較べれば。

三島由紀夫
相良享との対談「『葉隠』の魅力」より


私は人間関係は、みんな委員会になっちゃったというのです。そしてうそですね。
うそでかためれば安全、謙譲の美徳を発揮すれば安全、安全第一。そして人間関係も、
とにかく世論というものをいつも顧慮しながら、不特定多数の人間の平均的な好みに
自分を会わせれば成功だし、会わせれることができなきゃ失敗。これが現代社会ですよ。

三島由紀夫
相良享との対談「『葉隠』の魅力」より
357右や左の名無し様:2010/07/02(金) 00:15:32 ID:l+8DiIZX
私は血すぢでは百姓とサムラヒの末裔だが、仕事の仕方はもつとも勤勉な百姓であり、
生活のモラルではサムラヒである。



何ごとにもまじめなことが私の欠点であり、また私の滑稽さの根源である。



孤独と連帯性は決して両極端ではない。孤独を知らぬ作家の連帯責任など信用できぬ。
われわれは水晶の数珠のやうにつなぎ合はされてゐるが、一粒一粒でもそれは水晶なのだ。
しかし一粒の水晶と一連の数珠との間には中庸などといふものはありえない。
バラバラだからつなげることができ、つながつてゐるからこそバラバラになりうる。

三島由紀夫「フランスのテレビに初主演――文壇の若大将 三島由紀夫氏」より
358右や左の名無し様:2010/07/09(金) 11:17:53 ID:F0GAgMIo
ヒューマニズムなんて言っていたら、みんな三国人に取られちゃいますよ。(笑)

三島由紀夫
堤清二との対談「二・二六将校と全学連学生との断絶」より
359右や左の名無し様:2010/07/13(火) 01:18:15 ID:/rmqiVMI
行動といふものはそれ自体の独特の論理を持つてゐる。したがつて、行動は一度始まり出すと、
その論理が終るまでやむことがない。



目的のない行動はあり得ないから、目的のない思考、あるひは目的のない感覚に生きて
ゐる人たちは行動といふものを忌みきらひ、これをおそれて身をよける。思想や論理が
ある目的を持つて動き出すときには、最終的にはことばや言論ではなくて、肉体行動に
帰着しなければならないことは当然なのである。



行動は一瞬に火花のやうに炸裂しながら、長い人生を要約するふしぎな力を持つてゐる。


真に有効な行動とは、自分の一身を犠牲にして、最も極端な効果をねらつたテロリズム以外には
なくなるであらう。

三島由紀夫「行動学入門」より
360右や左の名無し様:2010/07/13(火) 01:18:33 ID:/rmqiVMI
死の向ふ側にわれわれは自分の個人の効果といふものを、あるひは個人の利得といふものを
考へることはできないのであるから、政治的効果といふものは初めから超個人的なところに
求められなければならない。



超個人的な効果をねらつて個人が自己犠牲を払ふといふところにしか、政治的効果がない。



われわれは全く無効だと覚悟した行動にしか真の政治的有効性といふものを発見しないの
かもしれない。



無効性に徹することによつてはじめて有効性が生じるといふところに、純粋行動の本質があり、
そこに正義運動の反政治性があり、「政治」との真の断絶があるべきだ、と私は考へる。

三島由紀夫「行動学入門」より
361右や左の名無し様:2010/07/13(火) 01:18:51 ID:/rmqiVMI
賭けとは全身全霊の行為であるが、百万円持つてゐた人間が、百万円を賭け切るときにしか、
賭けの真価はあらはれない。なしくづしに賭けてゐつたのでは、賭けではない。



行動がことばでないと同様に、待機もことばではない。それはただ濃密な平板な、人生で
最も苦しい時間なのである。



自分の美しさが決して感じられない状況においてだけ、美がその本来の純粋な形をとる。



二度と繰り返されぬところにしか行動の美がないならば、それは花火と同じである。
しかしこのはかない人生に、そもそも花火以上に永遠の瞬間を、誰が持つことができやうか。

三島由紀夫「行動学入門」より
362右や左の名無し様:2010/07/13(火) 01:19:08 ID:/rmqiVMI
どんな変革も、個人の心の中に初めてともつた火から広がつていくものだ。



すべてのものに始めと終りがあるやうに、行動も一度幕を開けたらば幕を閉じなければならない。
行動は、たびたび繰り返したやうに、瞬時に終るものであるから、その正否の判断は
なかなかつかない。歴史の中に埋もれたまま、長い年月がたつても正当化されない行為は
たくさんある。



行動はことばで表現できないからこそ行動なのであり、論じても論じても、論じ尽くせない
からこそ行動なのである。

三島由紀夫「行動学入門」より
363右や左の名無し様:2010/07/26(月) 11:49:01 ID:1VH6jpPG
私は、自分の帰つてゆくところは古今集しかないやうな気がしてゐる。その「みやび」の裡に、
文学固有のもつとも無力なものを要素とした力があり、私が言葉を信じるとは、ふたたび
古今集を信じることであり、「力をも入れずして天地(あまつち)を動かし」、以て
詩的な神風の到来を信じることなのであらう。



文化の爛熟とは、文化がこれに所属する個々人の感情に滲透し、感情を規制するにいたること
なのだ。そして、このやうな規制を成立たせる力は、優雅の見地に立つた仮借ない批評である。

三島由紀夫「古今集と新古今集」より
364右や左の名無し様:2010/07/26(月) 11:49:23 ID:1VH6jpPG
古今集は何といつても極端だ。論理的にも一貫してをり、古今集の「みやび」が何を
意味してゐるか、私にもわかるやうな気がする。すなはち、この世のもつとも非力で優雅で
美しいものの力、といふ点にすべてが集中してをり、その非力が精巧に体系化されてゐる点に、
「みやび」の本質を見ることができるからである。
…そのやうな究極の無力の力といふものを護るためならば、そのやうな脆い絶対の美を
護るためならば、もののふが命を捨てる行動も当然であり、そこに私も命を賭けることが
できるやうな気がする。現代における私の不平不満は、どこにもそのやうな「究極の脆い
優雅」が存立しないといふことに尽きる。

三島由紀夫「古今集と新古今集」より
365右や左の名無し様:2010/08/04(水) 00:19:15 ID:e4XNQAar
泰平無事が続くと、われわれはすぐ戦乱の思ひ出を忘れてしまひ、非常の事態のときに
男がどうあるべきかといふことを忘れてしまふ。金嬉老事件は小さな地方的な事件であるが、
日本もいつかあのやうな事件の非常に拡大された形で、われわれ全部が金嬉老の人質と
同じ身の上になるかもしれないのである。

三島由紀夫「若きサムラヒのための精神講話」より
366ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/04(水) 01:25:28 ID:Nmrb8Co4
いつもご苦労様です。改めて読ませて頂いています。
367巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/04(水) 11:51:05 ID:ULKlAmKc
非人信者と穢多右翼が慰めあってりゃ世話ねえやwww
368ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/04(水) 19:20:15 ID:Nmrb8Co4
てうせん高校夜間部に文化論を説いても無駄と言う事がわかった^^;
369巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/04(水) 22:10:54 ID:9Y7FpaKm
北チョン高校に被害者面支援活動ですね?判りますw
370右や左の名無し様:2010/08/08(日) 16:07:12 ID:x3VoEFLv
西郷さん。
明治の政治家で、今もなほ「さん」づけで呼ばれてゐる人は、貴方一人です。
その時代に時めいた権力主義者たちは、同時代人からは畏敬の目で見られたかもしれないが、
後代の人たちから何らなつかしく敬慕されることがありません。あなたは賊として死んだが、
すべての日本人は、あなたをもつとも代表的な日本人として見てゐます。(中略)
あなたの心の美しさが、夜明けの光りのやうに、私の中ではつきりしてくる時が来ました。
時代といふよりも、年齢のせゐかもしれません。とはいへそれは、日本人の中にひそむ
もつとも危険な要素と結びついた美しさです。この美しさをみとめるとき、われわれは
否応なしに、ヨーロッパ的知性を否定せざるをえないでせう。

三島由紀夫「銅像との対話――西郷隆盛」より
371右や左の名無し様:2010/08/08(日) 16:08:48 ID:x3VoEFLv
あなたは涙を知つてをり、力を知つてをり、力の空しさを知つてをり、理想の脆さを
知つてゐました。それから、責任とは何か、人の信にこたへるとは何か、といふことを
知つてゐました。知つてゐて、行ひました。
この銅像の持つてゐる或るユーモラスなものは、あなたの悲劇の巨大を逆に証明するやうな
気がします。
……………………。

三島君。
おいどんはそんな偉物ではごわせん。人並みの人間でごわす。敬天愛人は凡人の道でごわす。
あんたにもそれがわかりかけてきたのではごわせんか?

三島由紀夫「銅像との対話――西郷隆盛」より
372右や左の名無し様:2010/08/08(日) 16:12:00 ID:gaEpLfIz
日本人も朝鮮学校無償化に賛成しているよ。




http://www.youtube.com/watch?v=AicPXp5sKX0

373右や左の名無し様:2010/08/08(日) 20:56:35 ID:x3VoEFLv
私はあらゆる国家は固有の自衛権を持つてゐるといふ考へから自衛隊を合憲と見る人々の主張に
反対してゐない。しかし、本来民主国家の国民的権利に属する国防の問題を義務化することには
反対といふ観点から徴兵制度には賛成でない。若者にとつて団体生活が必要だといふ私の考へは、
徴兵反対となんら矛盾しないのである。いまの青年に自制心とか規律とかが欠けてゐるのは
事実だから。(中略)
私が望んでゐるのは国軍を国軍たる正しい地位におくこと、国軍と国民の間の正しい
バランスを設定することなのである。

三島由紀夫「青年と国防」より
374巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/09(月) 09:53:55 ID:Mq+K51nJ
何が嫌って被害者面した文面から伝わる賎しさにうんざりする。
375右や左の名無し様:2010/08/10(火) 00:16:05 ID:EDPCXKu+
私が望んでゐるのは、国軍を国軍たる正しい地位に置くことだけです。国軍と国民のあひだの
正しいバランスを設定することなんですよ。(中略)
私が一番疑問に思ふのは、万一いま大戦争が起つたら自衛隊全部がアメリカの指揮下に
はひるのではないかといふ危惧です。この問題については、隊内のいろんな人たちとも
話合ひました。
私の考へはかうです。政府がなすべきもつとも重要なことは、単なる安保体制の堅持、
安保条約の自然延長などではない。集団保障体制下におけるアメリカの防衛力と、
日本の自衛権の独立的な価値を、はつきりわけてPRすることである。たとへば
安保条約下においても、どういふときには集団保障体制のなかにはひる、どういふときには
自衛隊が日本を民族と国民の自力で守りぬくかといふ“限界”をはつきりさせることです。

三島由紀夫「三島帰郷兵に26の質問」より
376巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/10(火) 15:47:16 ID:KLrQ7xA6
内容とか如何でも良いんだよね、こいつの郷愁を媚びた感じの旧かな使いの文体自体に嫌悪感を覚えるんだわ。
377巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/10(火) 16:36:16 ID:KLrQ7xA6
            ,,ゞト、ノノィ,、
          /       `ゝ
         /  ノノ'`'`'`'`ヽミ
         .|  Y   \ / }i  日本はアメリカからの自立をって、言うぢゃない
         |  /    / ヽ ミ 
         .!(6リ     (__) ノ 自立すべきなのは貴方が日本からでしたから!残念っ!
          リノト、 '/エェェェヺ    
          り| ヽ  lーrー、/   はら斬りなのに打ち首斬り!
           ノノ  ヽニニソ            Θ / \
       ,...-'"::::|:|    /'::::::::::::::ヽ、    Θ//\//Θ
    ,...-'":::::::::::::::|.| v /':::::::::::::::::::::::::::_____//\//Θ
378ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/10(火) 18:38:21 ID:pgvcmU0P
朝鮮学校とはレベルが違いすぎ^^虚勢を張るなって、高等部卒(二部)
379巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/11(水) 02:59:19 ID:frZ6b+qL
媚びない事が虚勢ってかあ?如何にも乞食民族的レベルは理解成らんわw

乞食レベル高過ぎwチョン学の昼間部だったのが自慢なのか?社会人的には働きながら
学校に行きましたって方が何か努力してるって感じするが、如何にもDQN的序列感覚良く判らんな。
380右や左の名無し様:2010/08/11(水) 12:36:50 ID:axMD++qr
韓国併合百年「首相謝罪談話」を許さない緊急国民集会が開催されます。
韓国併合百年に当る今年、菅直人内閣は8月15日に、これに関する「謝罪談話」を出す意向です。
これに全面的、根本的に反対する国民意思を示す集りです。
韓国併合や日本による朝鮮統治等に関する「歴史認識」を問うものではありません。両国関係、ひいては諸外国との外交関係を何に基づいて構築するか、を問うものです。これこそ日本の古代からの対外関係の課題でした。
いま問われているのは、私たち日本の「独立意識」です。

 韓国併合百年「首相謝罪談話」を許さない緊急国民集会実行委員会
【日 時】  8月12日(木曜日)13時〜14時半
【会 場】  憲政記念館 第一・第二会議室
【登壇者】  与野党国会議員、地方議員、有識者
【主 催】  韓国併合百年「首相謝罪談話」を許さない緊急国民集会実行委員会
【呼掛人】  荒木和博・井尻千男・遠藤浩一・小田村四郎・小堀桂一郎・高池勝彦・田久保忠衛・藤岡信勝(順不同・8月8日時点)
【参加費】  無料
【告 知】  http://www.blog.goo.ne.jp/shazaihantai
【問合せ】  福永090−7725−6256[email protected]
中村090−4815−8217[email protected]
381右や左の名無し様:2010/08/15(日) 00:18:51 ID:1IY9ppf/
自主独立の問題一つとつても、戦前の「自主独立」の日本が、軍縮会議以来、いや三国干渉以来、
絶えず列強の干渉によつて軍縮に対するチェックを受け、それによつて国内世論が、
沸騰してきたことを考へると、日本のやうな地理的要衡の、一定の経済力と一定の軍事力しか
持ちえない小国が、条約下にあらうがあるまいが、国際同盟の参加国であらうがあるまいが、
外力の影響によつて左右されるのは宿命的だと思はなければならない。


抵抗とは遊戯ではない。完全無防備の抵抗といふものがもしありうるならば、その最有力な例を
とり上げて指摘するならともかく、それが成功するかしないかの時点で、それを無防備的抵抗の
良きお手本とすることは、それ自体が国家を否定し、民族の自立を否定する思想であると
言はなければならない。

三島由紀夫「自由と権力の状況」より
382巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/15(日) 00:51:27 ID:wuPsN0ni
戦前だってアメリカからの原油(戦略物資)の輸入に頼ってた訳で、戦前なら自主独立してたってなあ盲想w

切腹wwwwwww
383戦略評論家:2010/08/15(日) 16:43:20 ID:???
アメリカの原油というよりも、資産凍結で輸入できる環境が亡くなったのが大きいよ
原油ならインドネシアにあるしWWW

事実戦争中もシンガポールの大和、武蔵は燃料は腐るほど抱負にあった。
本土には運べないけどインドネシアの石油施設は無傷で手に入れたし、インドネシア人も協力してくれたからね
384ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/15(日) 18:57:49 ID:VGnbmTo5
東大卒の三島先生にじゃれ付く朝鮮猿の学校・二部高卒^^
 世間は笑っているが、自分じゃ互角の論戦と誤解w痛々しい^^
385オーノオー ユ^ジャップ ハゲキモ:2010/08/15(日) 21:01:45 ID:???
オ^ ミシマハラキリー ミセテクダサイイ
 ハラキッテチョウダイ
カモン ダンイット
386右や左の名無し様:2010/08/15(日) 23:44:40 ID:1IY9ppf/
私は必ずしも栄誉大権の復活によつて「政治的天皇」が復活するとは信じません。
問題は実に簡単なことで、現在の天皇も保持してをられる文官への栄誉授与権を武官へも
横辷りさせるだけのことであり、又、自衛隊法の細則に規定されてゐるとほり、天皇は
儀仗を受けられるのが当然でありながら、一部宮内官僚の配慮によつて、それすら
忌避されてゐるのを正道に戻すだけのことではありませんか。


いはゆるシヴィリアン・コントロールとは政府が軍事に対して財布の紐を締めるといふだけの
本旨にすぎないが、私は日本古来の姿は、文化(天皇)を以て軍事に栄誉を与へつつ
これをコントロールすることであると考へます。

三島由紀夫「橋川文三への公開状」より
387ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/16(月) 01:05:57 ID:CYJ8djZ2
 >>386 栄誉でつなげ菊と刀という論文でしたね。学生時代に学んでおります。
388右や左の名無し様:2010/08/16(月) 13:28:32 ID:REmBgrjX
現在の内閣じゃ、栄誉でつなげ朝鮮人崔洋一式恫喝になってしまいますねぇ…
389巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/16(月) 14:33:27 ID:utGA7HB/
>>383 インドネシアはオランダ領で日本と関係ないだろ。

>>384 お前、最近金魚の糞みたいな、ああ元からだっけか?こりゃあ失敬♪
390右や左の名無し様:2010/08/16(月) 17:11:30 ID:2lzlzS16
>インドネシアはオランダ領で日本と関係ないだろ。

オランダ政府はヒトラーに占領されロンドンに亡命した。
だから、ABCD(Dダッチ)ラインで日本に石油の売却を拒否したのである。
日本軍は戦争初期 空挺師団でインドネシアの油田(バレンバン)を
強行占領し、無傷で施設を確保した。
インドネシア独立軍は戦後オランダと戦う。 多くの日本兵が脱走して
是に参加した。

391ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/08/16(月) 20:55:29 ID:CYJ8djZ2
>> 390 はい正解です^^だからこそ今でも独立記念日に、日本の軍歌を演奏するのですね。
392右や左の名無し様:2010/08/16(月) 23:08:12 ID:REmBgrjX
氏が、天皇に心をとらへられることを、単に十九世紀の制度の作つた新しい侵略主義的感情だ
といふならば、階級が感情を作るといふこの古くさい退屈な理論は、尊皇思想のみの力が
明治天皇制を形成したといふ唯心論の裏返しにすぎない。(中略)
私が特に制度の問題を論ずるに当つて、歴史的「文化的」伝統との関聨を重んじ、
このエトス=パトスに重点を置くのは、文化とは非常に高度な洗練を成立条件としつつ、
一方民族の根底的なエトス=パトスの原始性と切り離されたとたんに、その生命力を
失ふやうな繊細な花だといふ考へがあるからである。高度な宮廷文化(みやび)の保持者として
機能しつつ、民族的原質とつねに相関はつてきたものこそ天皇であり、それを措いて、
他に日本民族の最終的なアイデンティフィケーションは不可能であると私は考へる。

三島由紀夫「再び大野明男氏に――制度と『文化的』伝統」より
393巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/16(月) 23:16:57 ID:dOVUIgXL
>>390 オランダ領は日本と関係ないだろ?お前馬鹿なのか?

んぢゃあ何だ?糞半島を併合してやって、馬鹿チョンに日本名やって、馬鹿チョンが棒子って名貰う迄
満州にのさばらせ、日本人だけ玉砕大作戦やらせた先の大戦の何処を評価すんの?

インドネシアは帰りたくても帰らせて貰えなかった日本兵も多かったんだよ、日本人が沢山死ぬと喜ぶ乞食の
話し真に受けて如何すんだ?少しは自分で頭使えよ。
394右や左の名無し様:2010/08/18(水) 19:34:37 ID:QaA5vMvX
「まづ身を起こせ」といふのが、生来オッチョコチョイの私の主義であつて、
「核兵器よりもまづ駆け足」といふことを、隊付をして学びえたと思つてゐる。人間の脚は、
特に国土戦において、バカにならぬ戦場機動速度を持つのである。

三島由紀夫「自衛隊と私」より


空手は武器を禁じられた沖縄島民の民族の悲願が凝つて成つた武道ときいてゐる。
日本の戦後も占領軍による武装解除がそのまま平和憲法に受けつがれ、徒手空拳で戦ひ、
徒手空拳で身を守るほかに、民族の志を維持する道をふさがれてゐる。
空手道が戦後の日本で隆盛になつたのは決して偶然ではない。

三島由紀夫「第十一回空手道大会に寄せる……」より


正しい力は崇高であり、汚れた力は醜悪であることは、あたかも、清い水は生命をよみがへらせ、
汚ない水は人を病気にさせるのに似てゐる。

三島由紀夫「『第十二回全国空手道選手権大会』推薦文」より
395右や左の名無し様:2010/08/18(水) 19:35:28 ID:QaA5vMvX
刀が武士の魂といはれ、筆が文士の魂といはれるのは、道具を使つた闘争や芸術表現が、
そのまま精神のあらはれになるためには、その道具と生体の一体化が企てられねばならぬ、
といふ要請から生れた言葉であらう。道具が生体の一部になればなるほど、道具はただの
道具ではなくなり、手段はただの手段ではなくなり、魂といふ幹の一本の枝になつて、
そこにまで魂の樹液が浸透して、魂の動くままに動き、いはば道具は透明になるであらう。
そのとき、手段と目的、肉体と精神、行動と思想の、乖離や二元性は完全に払拭されるであらう。

三島由紀夫「空手の秘義」より


「正義は力」だが「力は正義」ではない。その間の消息をもつともよく示してゐるのが、
空手だと思ふ。空手は正義の表現力であり、黙した力である。口舌の徒はつひに正義さへ
表現しえないのである。

三島由紀夫「『第十三回全国空手道選手権大会』推薦文」より
396巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/18(水) 23:53:40 ID:7RNzjkqb
            ,,ゞト、ノノィ,、
          /       `ゝ
         /  ノノ'`'`'`'`ヽミ
         .|  Y   \ / }i  刀が武士の魂、筆が文士の魂って・・・って言うぢゃない
         |  /    / ヽ ミ 
         .!(6リ     (__) ノ 侍は刀で物乞いしませんでしたから!残念っ!
          リノト、 '/エェェェヺ    
          り| ヽ  lーrー、/   切腹!でも打ち首斬り!
           ノノ  ヽニニソ            Θ / \
       ,...-'"::::|:|    /'::::::::::::::ヽ、    Θ//\//Θ
    ,...-'":::::::::::::::|.| v /':::::::::::::::::::::::::::_____//\//Θ
397右や左の名無し様:2010/08/21(土) 10:50:20 ID:y6wpIU0b
ところで私はあらゆる楽観主義、楽天主義がきらひである。ファクトといふものは、
悲観をも楽観をも蹂躙してゆく戦車だといふのが私の考へで、ファクトに携はらぬ人は
往々歴史を見誤まるのである。

三島由紀夫「三島由紀夫のファクト・メガロポリス 原始戦に有効な剣道の哲理」より


瞬間でも狼の目が借りられたら、すべてを投げ出しても悔いない、と言つたのは、
ポオル・ヴァレリーだが、われわれは、ファクトをつかむには、そのとき、その人の
見る世界を見ようと努めなければならない。

三島由紀夫「三島由紀夫のファクト・メガロポリス 地についた怖るべき相手」より
398右や左の名無し様:2010/08/21(土) 10:50:49 ID:y6wpIU0b
兜町――それは現在のこの一瞬だ。(中略)
そこには、なるほど資本主義の枠はあるけれど、どんなイデオロギーにもゆがめられない、
テコでも動かない現在只今の生活感覚が充実してゐて、盲目でありながら透視力に充ち、
どんな理窟もはねとばし、予想も論理も役に立たない。よかれ、あしかれ、ありのままの
素ッ裸。兜町を直視すれば、気取りも羞恥心も吹つ飛んでしまふ。いかに壮大な革命理論を
ゑがいても、心のどこかに、「マイホームを建てる三十坪の土地がほしい」といふ気持が
あれば、その集積が、露骨に株式相場にあらはれてしまふ。
ひどく敏感で、ひどく鈍感。

三島由紀夫「三島由紀夫のファクト・メガロポリス 逞しく強烈な現実認識」より
399右や左の名無し様:2010/08/21(土) 10:51:27 ID:y6wpIU0b
時代に対して徹底的に受身で、自己一身の利益しか考へてゐないといふ「心」が、
集積されると、時代を動かしてゆく一つの重要な動因になるといふそのふしぎ。
…ゲバ学生の襲撃の危険がささやかれる兜町の第一線の人々と親しく話してみて、そこに
世代の差による考へ方のちがひは当然ありながら、「どんな観念論も空しい」といふ一点で、
逞しい合意に達してはたらいてゐる人々の、一種強烈な自信に圧倒された。
しかし果して、どんな観念論も空しいだらうか?
それは歴史が決定する問題であり、「現実」がまだ最後の勝利を占めたわけではないのである。

三島由紀夫「三島由紀夫のファクト・メガロポリス 逞しく強烈な現実認識」より
400右や左の名無し様:2010/08/21(土) 10:52:00 ID:y6wpIU0b
いかに都市が近代化され機械化されても、その構成員が人間である以上、都市には動物的
肉体的特徴が備はつてゐる。それがすなはち、食物・飲料水と、排泄物の問題であり、
この巨獣の排泄機能に故障が起れば、数日でダウンしてしまふ。(中略)
かくて大都市は、毎日毎夜、狂ほしくゴミを製造しつづける大工場になつた。私有の財貨は、
ゴミと化すると共に、公有の厄介物になる。それはあたかも、私有財産制が、たえざる
自己否定と自己破壊をくりかへすことによつてしか、自らの持つ意味をたしかめられない
時代に入つたかのやうである。
ゴミをつくり、屎尿を排出することだけが、人間の生きてゐるしるしであり、人生は
自分がゴミと化することによつて終る。

三島由紀夫「三島由紀夫のファクト・メガロポリス 人間と都市の生の証し」より
401巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/08/21(土) 12:58:13 ID:vWeNDfUd
            ,,ゞト、ノノィ,、
          /       `ゝ
         /  ノノ'`'`'`'`ヽミ
         .|  Y   \ / }i  楽観主義、楽天主義がきらひ・・・って言うぢゃない
         |  /    / ヽ ミ 
         .!(6リ     (__) ノ 腹切って安易に現状から逃げようとしただけですからあ!残念っ!
          リノト、 '/エェェェヺ    
          り| ヽ  lーrー、/   切腹!でも打ち首斬り!
           ノノ  ヽニニソ            Θ / \
       ,...-'"::::|:|    /'::::::::::::::ヽ、    Θ//\//Θ
    ,...-'":::::::::::::::|.| v /':::::::::::::::::::::::::::_____//\//Θ
402右や左の名無し様:2010/08/22(日) 00:43:58 ID:3ipIQnFy
――生、虚構(フィクション)、事実(ファクト)について。

あらゆるものがニセモノ。政治も芸術も、どこかで有効性にすがりついてゐる限り
フィクションだ。事実は死だけ。存在証明の最終的なものは死だ。焼身自殺などは事実の最高。
かうした日常性=フィクションに対して、一人の芸術家が抵抗しようとする時、死しかない。
事実としての死。主義(イデオロギー)なんか問題ぢやない。

――貴族(アリストクラット)について。

あらゆる政治形態に長短がある。貴族政治は金があり、美を鑑賞する力もある。
ブルジョアジーはそれを代行できない。共産主義、独裁は程度が低い。明治維新は
官僚革命だつた。田舎侍のストイシズムと上品でありたいといふスノビズム、それが
俗悪化を救つた。山手文化はそれだ。鴎外がその象徴である。戦後の日本の金持の趣味の悪さ。
戦前はこれほどひどくはなかつた。

三島由紀夫「壮麗なる“虚構”の展開」より
403右や左の名無し様:2010/08/22(日) 00:44:22 ID:3ipIQnFy
――現代について。

(中略)知識人が守りたがつてゐたものは何か? 守るためには何かしなきやならない、
ことがわかつてきた。“守る行為”を今まで何と思つてきたか? 
暴力が平和を、平和が暴力を守る時もある。暴力の等価性、それが紛争状態で証明された。
デモクラシーは、他の国へ入つて他の国の人を殺すこともできるのだ。ベトナム戦で
はじめて現実を知つたんぢやおそいのだ。日本人は絶対性を好む。相対的、簡易主義に
立脚してゐるデモクラシーを絶対化したところに誤りがある。

三島由紀夫「壮麗なる“虚構”の展開」より
404右や左の名無し様:2010/08/31(火) 14:43:46 ID:E3Vql5xp
僕は「仮面の告白」以来、小説というのはやっぱり人生を解決する、あるいは人生を
料理するものだという考えが抜けないね。どんなに唯美的に見えても、その小説が何か
作家の行動であって、一種の世界解釈だという考えは抜けないね。
ほんとうに生きるということと同じなんだから、それは唯美的に見える作家のほうが
かえって強く持っている考えであるかもしれない。


日本人というのは方法論がないかわりに、無意識の形式意欲がある。無意識の形式意欲に
対する日本人独特の感覚的な厳しい意欲がある。そしてある新しいものが入ってくると、
日本人は無意識にそれを形式的にキャッチしようと思う。

三島由紀夫
石原慎太郎との対談「七年目の対話」より
405右や左の名無し様:2010/08/31(火) 14:44:03 ID:E3Vql5xp
ニーチェの「アモール・ファティ」じゃないけれども、自分の宿命を認めることが、
人間にとって、それしか自由の道はないというのがぼくの考えだ。


最後に守るものは何だろうというと、三種の神器しかなくなっちゃうんだ。
…いま日本はナショナリズムがどんどん侵食されていて、いまのままでいくとナショナリズムの
九割ぐらいまで左翼に取られてしまうよ。


身を守るということは卑しい思想だよ。絶対、自己放棄に達しない思想というのは卑しい思想だ。


男というのはまったく原理で、女は原理じゃない、女は存在だからね。男はしょっちゅう
原理を守らなくちゃならないでしょう。

三島由紀夫
石原慎太郎との対談「守るべきものの価値」より
406右や左の名無し様:2010/08/31(火) 14:44:22 ID:E3Vql5xp
三種の神器です。ぼくは天皇というのをパーソナルにつくっちゅったことが一番いけないと
思うんです。戦後の人間天皇制が一番いかんと思うのは、みんなが天皇をパーソナルな
存在にしちゃったからです。天皇というのはパーソナルじゃないんですよ。(中略)
それで天皇の本質というものが誤られてしまった。だから石原さんみたいな、つまり
非常に無垢ではあるけれども、天皇制廃止論者をつくっちゃった。

三島由紀夫
石原慎太郎との対談「守るべきものの価値」より
407右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:02:28 ID:XjNOMm4I
子供はよもや鯉幟(こひのぼり)を、形やデザインの面白さといふふうには見まい。
小学校では五月の図画の時間に、よく鯉幟の絵を描かされるが、子供の描く鯉幟はいづれも
概念的で、青葉若葉に埋もれた家々の屋根高く、緋鯉と真鯉が、地面と平行に景気よく風を
はらんでゐる姿である。風がなくて、ダランとした鯉幟を描く子は、よほどの問題児であると
考へてよいが、どの子も、実際は、風がなくて垂れた鯉幟を見てゐるのに、絵に描くと
さうは描かない。ある意味では、垂れた鯉はリアリズムなのであるが、子供は、物事を
典型的な、あるべき姿でしかとらへようとしないのである。
それに、垂れた鯉は本当の魚ではなくて、ただの布のオモチャだといふことを、あからさまに
証明してゐる。しかし風をはらんだ鯉は、ウソと本当、象徴と現実とを兼ねて、遊泳して
ゐるのである。

三島由紀夫「こひのぼり」より
408右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:04:12 ID:XjNOMm4I
(中略)
インドには、ヒンズー教の一つのあらはれとして、サクティ(エネルギーの意)崇拝
といふのがあつて、エネルギーは本来女性に属するものと考へられ、その神像は
大地母神カリやドゥルガである。
日本の鯉幟に象徴されてゐるエネルギーはあくまで男性の活力であつて、武士階級の思想を
あはらしてゐる。農耕民族の神話時代の日本人は、天照大神をすべてのエネルギーの源泉と
考へたのであるが、武士社会の男性中心主義が、男性的活力を、ほがらかな明るい五月の空に、
尚武の象徴としてひるがへしたのは当然である。
今のやうな女性の強力な時代には、そして日本男児がこれほど衰微した時代には、
鯉幟なんか廃棄されてもよささうなものであるが、これに代る女性的活力の象徴としては、
まさか、パンティーをひるがへすわけには行くまい。

三島由紀夫「こひのぼり」より
409右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:14:56 ID:XjNOMm4I
女の声でもあんまり甲高いキンキン声は私はきらひだ。あれをきいてゐると、健康によくない。
声に翳りがほしい。いはばかあーつと照りつけたコンクリートの日向のやうな声はたまらないが、
風が吹くたびに木かげと日向が一瞬入れかはる。さういふしづかな、あまり鬱蒼と濃くない
木影のやうな声が私は好きだ。
寒気のするもの天中軒雲月の声、バスガールの声、活動小屋の幕間放送の声、街頭の
広告放送の声。
燻(くす)んだチョコレートいろの声も私は好きだ。さういふとむやみにむつかしく
きこえるが、そこらで自分の声をちつとも美しくないと思ひ込んでゐる女性のなかに、
時折かういふ声を発見して、美しいなと思ふことがある。(中略)
時と場合によつては、女の一言二言の声のひびきが、男の心境に重大な変化をもたらす。
電話のむかうの声のたゆたひが、男に多大の決心を強ひる。「まあ」といふ一言の千差万別!

三島由紀夫「声と言葉遣ひ――男性の求める理想の女性」より
410右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:16:58 ID:XjNOMm4I
声が何かの加減で嗄れてゐて、大事な場合の「まあ」が濁つてしまふことがあつても、
それをごまかす小ささ咳の可愛らしさが、電話のむかうのつつましい女の様子をありありと
思ひ描かせることがある。
いくら声のいい人でも立てつづけに喋りちらされてはたまらない。そこで問題はおのづと
声と言葉の関係に移る。
私はおしやべりな人は本当にきらひだ。自分がおしやべりだから、その反映を相手に
見るやうな気持がしてきらひなのかとも思ふが、いくら私がおしやべりでも私は女の
おしやべりには絶対にかなはない。(中略)女のタイプライターのやうなお喋りが
はじまると、私は目の前に女性といふ不可解な機械が立ちふさがるのを感じる。
尤も、友達として話相手になれるやうな女性は、大ていおしやべりであるし、教養があつて
しかもおしやべりでない女など、まづ三十以下ではゐないと言つていい。黙りがちの女性は
いかにも優雅にみえるが、ともすると細雪のきあんちやんのやうな薄馬鹿である。

三島由紀夫「声と言葉遣ひ――男性の求める理想の女性」より
411右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:18:33 ID:XjNOMm4I
女はゆたかな感情の間を持つて、とぎれとぎれに、すこし沈んだ抑揚で、しかもギラギラしない
明るさ賑やかさ快活さの裏付けをもつて、大して意味のない、それでゐて気のきいた話し方を
するやうな女がいい。批判、皮肉、諷刺、かうした話題が女の口から洩れる時ほど、女が
美しくみえなくなる時はない。痛烈骨を刺す諷刺なんてものは、男に委せておけばいい。(中略)
私は妙にあの「ことよ」といふ言葉づかひが好きだ。口の中で小さな可愛らしい踵を
踏むやうに、「ことよ」と早口でいふのが本格である。私がやたらむしやらこの用法に
接するやうになつたのは、亡妹が聖心女子学院にゐた時からで、聖心では何でもかんでも、
行住座臥すべて「ことよ」である。
「そんなこと知らないことよ」
「そこまで行つてさしあげることよ」
「いいことよ」…(中略)

三島由紀夫「声と言葉遣ひ――男性の求める理想の女性」より
412右や左の名無し様:2010/09/08(水) 16:19:34 ID:XjNOMm4I
女の言葉づかひだけはどんな世の中になったても女らしくあつてほしい。襖ごしに、
カアテンごしにきこえる姉妹の対話、女の友達同志の対話、それを耳にしただけで女の世界の
ふしぎな豊かさ美しさ柔らかさ和やかさ滑らかさ温かさが、女の世界の馥郁(ふくいく)たる
香りが感じられるのでなければ、男どもは生きてゐることがつまらない。
襖ごしにこんな会話がきこえてきたら、世をはかなみたくなるではないか。
「さういふ実際的問題とは問題が別よ。もつと全宇宙的な……」
「さうよ。あんたの主張は理解できるわよ。しかし、何といふかなあ、さういふデリケートな
感覚的な没論理的な主張は……」

三島由紀夫「声と言葉遣ひ――男性の求める理想の女性」より
413右や左の名無し様:2010/09/09(木) 17:05:40 ID:vqwgYJ9o
さしも世界に名高い日本の柔道も紅毛碧眼に名を成さしめる仕儀に相成つたが、剣道はまだまだ勝味がござる。
小生、先ごろ桑港(サンフランシスコ)に赴き、書肆(しよし)の一画に「柔道」と名付くる棚があつて、
数十冊の柔道書を並べたる一驚を喫したが、生憎剣道のはうは一冊もござらなんだ。もつとも加州大学には、
剣道四段の碧眼の偉丈夫あり、勝負を挑まれたが、いささか日本国の名誉を思うて、風邪にことよせ、試合は
御辞退申した。かかる例外あれど、概して泰西諸国においては、剣道の普及未だしの観あり、剣道はもつぱら
「羅生門」の名優三船敏郎氏の風車剣法によつてのみ名あり。
剣をたしなむときけば、泰西人はいささか畏怖の情をあらはし、時代錯誤的恐怖にからるるやと思(おぼし)く、
ここがつけ目と愚考いたしてござる。武士道は、禅と等しく、ますます神秘化されてこそ世界に活路もあれ、
ゆめゆめスポーツ化させることなかれ、といふが、小生の切なる忠言でござる。

三島由紀夫「剣、春風を切る――ただいま修業中」より
414右や左の名無し様:2010/09/10(金) 15:44:00 ID:jZvz0LO7
深き夜に暁告ぐるくたかけの若きを率てぞ越ゆる峯々 公威書

碑文
自衛隊富士学校滝ヶ原駐屯地、追悼碑
415右や左の名無し様:2010/09/10(金) 16:31:39 ID:jEuOIL06
三島もかわいそうだな
変な奴がひっつくんだ
昔どっかのデパートで三島由紀夫展があった時も
はんぶんはキチガイだった
416右や左の名無し様:2010/09/11(土) 16:03:49 ID:x/2xKvQE
桜田門外の変は、徳川幕府の権威失墜の一大転機であつた。十八列士のうち、ただ一人の薩摩藩士としてこれに
加はり、自ら井伊大老の首級をあげ、重傷を負うて自刃した有村次左衛門は、そのとき二十三歳だつた。(中略)
維新の若者といへば、もちろん中にはクヅもゐたらうが、純潔無比、おのれの信ずる行動には命を賭け、
国家変革の情熱に燃えた日本人らしい日本人といふイメージがうかぶ。かれらはまづ日本人であつた。
そこへ行くと、国家変革の情熱には燃えてゐるかもしれないが、全学連の諸君は、まつたく日本人らしく思はれない。
かれらの言葉づかひは、全然大和言葉ではない。又、あのタオルの覆面姿には、青年のいさぎよさは何も感じられず、
コソ泥か、よく言つても、大掃除の手つだひにゆくやうである。あんなものをカッコイイと思つてゐる青年は、
すでに日本人らしい美意識を失つてゐる。いはゆる「解放区」の中は、紙屑だらけで、不潔をきはめ、
神州清潔の民はとてもあんな解放区に住めたものではないから、きつと外国人を住まはせるための地域を
解放区といふのであらう。

三島由紀夫「維新の若者」より
417右や左の名無し様:2010/09/12(日) 16:23:32 ID:fuDFBmKR
私は、ごく簡単に言つて、青年に求められるものは「高い道義性」の一語に尽きると思ふ。さう言ふと、
バカに古めかしいやうだが、道義といふのは、青年の愚直な盲目的な純粋性なしにば、この世に姿を現はすことは
ないのである。老人の道義性などといふのは大抵真っ赤なニセモノである。
私がいつも思ひ出すのは、二・二六事件で処刑された青年将校の一人、栗原中尉のことである。(中略)
中尉の部下だつた人から直接きいた話であるが、あるとき演習があつて、小休止の際、中尉の部下の一上等兵が、
一種のアルコール中毒で、耐へられずに酒屋へとび込んでコップ酒をあふつてゐた。そこへ通りかかつた大隊長に
詰問され、所属と姓名を名乗らされたが、その晩帰営すると、大隊長は一言も講評を言はず、全員の前で、
その兵の名をあげて、いきなり重営倉三日を宣告した。
中尉は部下に、その兵の演習の汗に濡れたシャツを取り換へさせるやう、営倉は寒いから暖かい衣類を持つて
行かせるやうに命じた。それからなほ三日つづいた演習のあひだ、部下たちは中尉の顔色の悪いのを気づかつた。
存分の働きはしてゐたが、いかにも顔色がすぐれなかつた。

三島由紀夫「現代青年論」より
418右や左の名無し様:2010/09/12(日) 16:26:47 ID:fuDFBmKR
あとで従兵の口から真相がわかつたが、上等兵の重営倉の三晩のあひだ、中尉は一睡もせず、軍服のまま、
香を焚いて、板の間に端座して、夜を徹してゐたのださうである。
釈放後この話をきいた兵は、涙を流して、栗原中尉のためなら命をささげようと誓ひ、事実、この兵は
二・二六事件に欣然と参加したさうだ。
青年のみが実現できる高い道義性とは、かういふことを言ふのである。第一、老人では、いくらその気があつても、
三日も完全徹夜をした上で走り回つてゐたら、引つくりかへつてしまふであらう。
二・二六事件が右寄りの話で面白くないといふのなら、左翼の革命運動も、青年がこれに携はる以上、高い
道義性の実現なしには、本当に人心を把握できないと私は信ずる。チェ・ゲバラは革命家の禁欲主義を唱へ、
強姦の罪を犯した愛する部下を涙をのんで射殺したが、これはゲバラが革命の道義性をいかに重んじたかの
証左であつて、毛沢東の「軍事六篇」もこの点をやかましく言つてゐる。

三島由紀夫「現代青年論」より
419右や左の名無し様:2010/09/12(日) 16:28:07 ID:fuDFBmKR
…一学生の万引き事件、日大紛争における暴力団はだしの残虐なリンチ事件、……これらは学生による政治活動から、
道義性が崩壊してゆくいちじるしい事例である。あとには目的のためには手段をえらばない革命戦術が
残つてゐるだけである。一見、平和戦術をとつてゐる一派も、それ自体が戦術であることが見えすいてゐて、
何ら高い道義性を感じさせることはない。
ここまで青年を荒廃させたのは、大人の罪、大人の責任だ、といふのが、今通りのいい議論だが、私はさう考へない。
青年の荒廃は青年自身の責任であつて、それを自らの責任として引き受ける青年の態度だけが、道義性の
源泉になるのである。

三島由紀夫「現代青年論」より
420右や左の名無し様:2010/09/15(水) 19:21:46 ID:DU+jUmyl
昨今の中国における文化大革命は、本質的には政治革命である。百家争鳴の時代から今日にいたる変遷の間に、
時々刻々に変貌する政治権力の恣意によつて学問芸術の自律性が犯されたことは、隣邦にあつて文筆に
携はる者として、座視するに忍びざるものがある。
この政治革命の現象面にとらはれて、芸術家としての態度決定を故意に留保するが如きは、われわれの
とるところではない。われわれは左右いづれのイデオロギー的立場をも超えて、ここに学問芸術の自由の圧殺に
抗議し、中国の学問芸術が(その古典研究をも含めて)本来の自律性を恢復するためのあらゆる努力に対して、
支持を表明する者である。
われわれは、学問芸術の原理を、いかなる形態、いかなる種類の政治権力とも異範疇のものと見なすことを、
ここに改めて確認し、あらゆる「文学報国」的思想、またはこれと異形同質なるいはゆる「政治と文学」理論、
すなはち、学問芸術を終局的には政治権力の具とするが如き思考方法に一致して反対する。

三島由紀夫「文化大革命に関する声明」昭和42年3月1日
(共同執筆・川端康成、石川淳、安部公房)
421右や左の名無し様:2010/09/18(土) 01:08:15 ID:XyRiI6HW
Q:あの戦争をどう呼ぶのが適切だと思ふか。

三島:大東亜戦争でいいぢやないか。歴史的事実なんだから。
太平洋戦争といふ人もあるが、私はゼッタイとらないね。日本の歴史にとつては大東亜戦争だよ。
戦争の名前くらゐ自分の国がつけたものを使つていいぢやないか。

Q:あの戦争をどう意味づけてゐるか。

三島:あの戦争の評価は、百年たたないとできないね。
いま侵略戦争だつたとかなんとかガチャガチャいつてもどうにもならん。

三島由紀夫「歴史的事実なんだ」より


Q:自衛隊が存在しなければ、日本は侵略されると思ひますか?

三島:もちろん侵略される。日本はこれまで、ただの一日でも、力に守られなかつた平和を持つたことがない。
侵略に対処するには力しかない。

三島由紀夫「これでいいのか日本の防衛」より
422右や左の名無し様:2010/09/18(土) 01:23:43 ID:R7ZmR1RN
私は、ごく簡単に言つて、青年に求められるものは「衆道」の一語に尽きると思ふ。
三島由紀夫「現代青年愛論」より
423右や左の名無し様:2010/09/18(土) 22:38:50 ID:???
病的な愛国者にならないためには?
ttp://toki.2ch.net/test/read.cgi/asia/1284789307/
424右や左の名無し様:2010/09/23(木) 10:25:39 ID:???
「BL作品の氾濫は少子化の原因。児童ポルノとは別枠で小説も含めた厳しい規制が必要」
「ゲーム脳」の提唱者・森昭雄日大教授の新著「ボーイズラブ亡国論」(産経新聞社刊)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news2/1221494175/
425右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:33:59 ID:yZoCET26
よく明治時代の小説にありますが、胸の悪い女の人は美人に見えて、白い頬つぺたにポッと赤みがさしてて
きれいである。堀(辰雄)さんの小説を見ると、いかにも胸の悪い美人といふ感じがするんです。
私は小説と肉体との関係といふものを、これもずいぶん考へました。私も実は昔胃弱で、大蔵省にゐた頃は
非常な胃弱でした。当時から、小説の締め切りが近づくと胃が痛んでしやうがないんで、壁に足をのせて
逆立ちして、しばらく我慢したりしてた。こんなことを続けてゐたら今に肉体的破産である、さう思ひまして
私は、自分の身体を鍛へ直さうと思つたわけです。
(中略)
私は、文士といふものは肉体のもうひとつ奥底にあるもので書くんだが、肉体といふものはそれを媒体にして
出てくる大事な媒体だといふふうに考へるんです。

三島由紀夫「日本とは何か」より
426右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:34:24 ID:yZoCET26
小説を書くときには、自分の幼時記憶やら、あるひはもつと生まれる前の記憶もあるかもしれません、人類の
いろんな記憶がわれわれの精神のなかに堆積されてゐる。自分の無意識のなかへ手を突つ込めば、どこまで
ズルズル入りこむか分からない。しかしその奥そこに何かがあつて、それが自分に芸術作品を書くやうに
そそのかしてゐる。多少神秘的な考へですけれども、ユンクの言ふやうな集合的無意識、その集合的無意識が
ある人間に技術を与へて小説を書くやうに促してゐるんだといふふうに私は考へるわけです。
(中略)書くといふ行為にも肉体が媒体になつてゐるのがはつきりしてゐるんですから、したがつてその媒体に
何かの故障があれば、もつと基にあるものが出てくるときにどこかでひつかかるに違ひない。これは、フィルターで
濾されるやうなものであります。私は、小説家としてなるたけ濾されないで、途中で何かにひつかからないで
出てくるやうに自分の身体をこしらへようと思つたのが、私が体育に精を出した端緒でありました。

三島由紀夫「日本とは何か」より
427右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:34:52 ID:yZoCET26
と申しますのは、前にお話ししたやうに、堀辰雄さんの小説といふものは非常にいいけれども、堀辰雄はどうしても
旋盤工の話は書けない。どんなに頑張つても新宿デモの話を書けない。堀さんの小説の世界といふものは、完全に
限られてゐる。それからまた川端康成さんは、これは非常な胃弱といひますか不眠症の方でありまして、やはり
この方の小説は非常に優雅な美しい小説でありますけれども、川端さんがストライキの小説を書いたといふものは
ひとつもない。さういふ具合に、作家といふものはかなり肉体によつて掣肘されてゐるやうな感じがする。
人間の問題全部に興味を持つのが作家であるとすれば、その媒体でもつてひつかかるものをとらなきやならない。
媒体をなるたけ自由に、透明に自在にしておいて、さうすることによつて媒体の力をフルに使つて媒体以前のもの、
自分のもつとも源泉的なものを表に出さなきやいかんといふふうに考へてきたわけです。

三島由紀夫「日本とは何か」より
428右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:35:05 ID:yZoCET26
(中略)そして、日本といふ国が非常に特徴的だと思ふのは、私が日本のことを考へると日本も日本のことを
考へてゐるんだといふ神秘的な共感を感じるんです。
(中略)
私は今のやうな時代には、つまりは安保賛成、反対といふやうな簡単な問題ぢやないんだ、これから日本といふ国は、
「日本とは何だ」といふことを非常に鋭く鋭く、ますます問ひつめられる状況にあると、かう判断するわけです。
安保については、…安保賛成か反対かといふことで私は日本人全部を分けるといふ考へには賛成ではない。
これは、あたかも白人と黒人とにアメリカ人を分けるやうなもんだ。私はやはり、安保反対か賛成かで
分けられないものが日本人のなかにある。それが、日本人が合理的に安保に賛成したはうが生活が楽であるといふ
やうな論理算段、理性判断ぢやなくて、情緒判断における選択といふものがどこかにある。これが七〇年問題の
これから先の大きな問題になるんぢやないかといふことを、私は信じて疑はないんです。

三島由紀夫「日本とは何か」より
429右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:35:19 ID:yZoCET26
これから一年、来年の六月の安保は自動延長になるでせうが、さういふ時期を経過して日本が揺れ動いていくときには、
表面上のかたちは安保賛成か反対かといふことで非常な衝突が起こるでありませう。しかし私は、安保賛成か
反対かといふことは、本質的に私は日本の問題ではないやうな気がするんです。
…私に言はせれば安保賛成といふのはアメリカ賛成といふことで、安保反対といふのはソヴィエトか中共賛成と
いふことだと、簡単に言つちまへばさうなるんで、どつちの外国に頼るかといふ問題にすぎないやうな感じがする。
そこには「日本とは何か」といふ問ひかけが徹底してないんぢやないか。私はこの安保問題が一応方がついたあとに
初めて、日本とは何だ、君は日本を選ぶのか、選ばないのかといふ鋭い問ひかけが出てくると思ふんです。
そのときには、いはゆる国家超克といふ思想も出てくるでありませうし、アナーキストも出てくるでありませうし、
われわれは日本人ぢやないんだといふ人も出てくるでありませう。しかし、われわれは最終的にその問ひかけに
直面するんぢやないかと思ふんです。

三島由紀夫「日本とは何か」より
430右や左の名無し様:2010/09/30(木) 12:37:21 ID:yZoCET26
たまたま私がさういふことを言ひますものですから、こなひだの全学連とのディスカッションで私の隣へ
ヒッピーふうな学生が来まして、ふけだらけの髪の毛が肩まで垂れて、髭を生やして不気味な感じでありましたが、
その男が「三島、お前は可哀さうだ。お前、日本人てとこに、完全に囲ひの中に入つてゐる一種の家畜にすぎない」
「君は一体なんだ」
「俺は日本人ぢやない」
「君はどこか外国で生まれたの?」
「いや、俺は無国籍だ」
「君の戸籍、どうするの?」
「戸籍はあるけど無国籍だ。俺は日本人なんてもんぢやない。人間だ」といふんです。私はその顔をいくら
眺めても、やはりモンゴリアン的な日本人の風貌をしてをりまして、これはどう考へても西洋人ぢやないと思つた。
かういふ人たちがこれから増えてくる、「あくまで私は日本人だ」「オレは日本人ぢやない」
――さういふ二種類の人種がこれから日本に出てくる。そのときに向かつて私は自分の文学を用意し、思想を
用意し、あるひは行動を用意する。さういふことしか自分には出来ないんだ。これを覚悟にしたい、さう思つて
ゐるわけであります。

三島由紀夫「日本とは何か」より
431右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:26:01 ID:f2syzf0p
戦後平和日本の安寧になれて、国民精神は弛緩し、一方、偏向教育によつてイデオロギッシュな非武装平和論を
叩き込まれた青年たちは、ひたすら祖国の問題から逃避して遊惰な自己満足に耽る者、勉学にはいそしむが
政治的無関心の殻にとぢこもる者、「平和を守れ」と称して体制を転覆せんとする革命運動に専念する者の、
ほぼ三種類に分けられるにいたりました。(中略)
われわれは一九六〇年以後、言論活動による国の尊厳の回復の準備を進めて参ると共に、一九六五年にいたつて、
国防精神を国民自らの真剣な努力によつて振起する方法の研究に着手しました。(中略)…核兵器の進歩は
却つて通常兵器による局地戦(いはゆる代理戦争)の頻繁か発生を促し、これを戦ふ者も正規軍のみでなく、
ベトナム戦に見る如く人民戦争の様相を呈して来た以上、必ずしも高度に技術化された軍隊でなくとも、
通常兵器を以て国防に参与できる余地のあることが常識化されるにいたりました。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
432右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:26:40 ID:f2syzf0p
そもそもわが自衛隊は、安保体制下集団安全保障の一翼を担つて、国防の任務に就いてをりますが、この任務のうち、
純然たる自主防衛の領域は、新安保条約によれば、
一、間接侵略に対する治安出勤
二、非核兵器による局地的直接侵略に対する防衛
の二領域であります。この二つのケースにおいては、自衛隊は、いかなる外国軍隊の力をも借りず自らの手で
国防を引受けるといふ重大な任務を負うてゐるのであります。(中略)
「間接侵略」の形態も亦、一様ではありません。革命の客観的条件の成熟と向うが認めた時点が何時であり、
そこへ向つて、いかなる一連の動きによつて「間接侵略」といふ内戦段階へ移行するかは予断を許さぬのみならず、
現に今日只今の平和な日常生活の中にも、間接侵略の下拵(したごしら)へは着々と進められてゐると考へて
いいのです。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
433右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:26:55 ID:f2syzf0p
これに応戦する立場も、単に自衛隊の武力ばかりでなく、千変万化の共産戦術に応じて、あるひは言論、あるひは
行動により、千変万化の対応の仕方を準備するのが賢明であります。そのための最後の拠り処は、外敵の
思想的侵略を受け容れぬ鞏固な国民精神であると共に、民族主義の仮面を巧妙にかぶつたインターナショナリズムに
だまされない知的見識であり、又、有事即応の不退転の決意でなければなりません。このやうな決意を持たぬ思想は、
怯懦に陥つて、いつか敵の術策に陥ることをなしとしないのであります。
不退転の決意とは何か? すなはち、国民自らが一朝事あれば剣を執つて、国の歴史と伝統を守る決意であり、
自ら国を守らんとする気魄(きはく)であります。
しかし、気魄だけでは実際の役に立たないので、武器の取扱にも周到な教育を要し、指揮統率の能力も、
又これに応ずる能力も、一定の訓練体験なしには、つひに画に描いた餅にすぎません。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
434右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:27:11 ID:f2syzf0p
又、別方面から考へれば、何事も感覚的にしか理解しえない無関心層の青年に、国防精神を植ゑつけるには、
単なる思想指導や言論による教育では不十分で、実際に彼らに執銃体験を与へることによつて、彼らが
武器といふものの持つ意義も危険も知り、感覚を土台にして、より高い国防精神に覚醒する端緒をつかむといふ
ことも十分考へられるのであります。
ここに思ひ到つたわれわれは、諸外国の民兵制度を研究し、左記のやうな各種の資料を得ました。
(中略)
以上のやうに、民兵制度なるものを種々検討してみたわれわれは、平和憲法下の日本で、われわれ国民が
市民としての立場で国防に参与する方途は、ここにあると確信するにいたりました。民主国家国民としてあらゆる
自由と権利を享楽してきた日本人は、戦後、義務の観念を喪失したと云はれますが、実はまだ使つてゐない権利が
一つ残つてゐるのではないか、民主国家の国民としてのもつとも基本的な権利である、「国防に参与する権利」
だけは、まだ手つかずのままではないか、といふのがわれわれの発想のもとであります。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
435右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:27:27 ID:f2syzf0p
民兵といふ言葉はみすぼらしく、魅力的でないので、われわれは祖国防衛隊といふ言葉を使ひます。(中略)
専門家の概算によると、長大な海岸線を持つわが国の国土防衛のためには、三五万から百万の陸上兵力を
必要としますが、(中略)…のこりの十七万は何とか国民の自主的な努力により確保せねばならぬのであります。
従つて祖国防衛隊は、大都市においては都市防衛、海浜地域においては沿岸警備、山間地域においては
対ゲリラ防衛を任務とすることになるでせう。又、出勤した正規軍師団の後方警備要員としても有効適切であります。
ヨーロッパ諸国の軍事制度を研究した者は、むしろ戦前の日本の国軍一本化がむしろ異例であることを知つてゐます。
正規軍以外の各種の軍隊の並立のうちに発達してきたヨーロッパ軍事制度の歴史に鑑み、日本の戦前の軍事制度に
関する常識を、戦後の平和憲法下の特殊事情を考慮して、一ぺん徹底的に考へ直し、真に有効な現代的方途を
発見してゆかなければなりません。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
436右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:30:04 ID:f2syzf0p
現に戦時中も、総力戦体制と称しながら、軍の権力構造を保持するために、知識人や行政上経営上の指導者をも
一兵卒として召集し、無理な一本化を急いで弊害のみを助長させた教訓は近きにあり、むしろ、戦争末期は
市民軍の養成を別途に推進すべきであつたのであります。
正規軍の増強と精鋭を望む議論としては正論でありますが、日本の現状から見るとき、徴兵制度の弊害の記憶が
ありありと残つてゐる国民感情から見ても、又、もし将来徴兵制度復活が実現されても、そのときはもはや
国論統一が成し遂げられた時点であり、国論統一が成就するや否やわからぬ過渡期の危機を収拾するには間に合はず、
前途のとほり、間接侵略の複雑微妙な進行過程において、徴兵制を強行すれば、軍自体の赤化の危険さへ
懸念されるのであります。その点からも、「思想堅固な者にのみ、武器をとらせる」方式を別途に考へなければ、
間接侵略に真に対処することは不可能なのであります。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
437右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:30:23 ID:f2syzf0p
これらの考察ののち、われわれは一九六六年秋にいたつて、祖国防衛隊のもつとも基本的な原案を作製しました。
(中略)
概ね、右のとほりでありますが、無給である以上、隊員には強い国防意識と栄誉と自恃の念の養成が必要とされます。
又、まだ法制化を急ぐ段階ではありませんから、純然たる民間団体として民族資本の協力に仰ぐの他はなく、
一方、一般公募にいたる準備段階に数年をかけ、少くとも百人の中核体を一種の民間将校団として暗々裡に
養成することが先決問題と考へられたのであります。(中略)
われわれはかくて自衛隊内部にも知己を得て、国防問題について真剣に論じ合ひました。われわれの知りたいことは、
市民軍の指導者たる幹部要員の教育に、必要最低限度、どれだけ訓練が必要とされるか、現行法制下でそれが
可能か、といふことでありました。そしてつひに、それが可能であるといふ成果を得たのであります。

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
438右や左の名無し様:2010/10/15(金) 00:30:40 ID:f2syzf0p
祖国防衛隊基本綱領(案)
祖国防衛隊は、わが祖国・国民及びその文化を愛し、自由にして平和な市民生活の秩序と矜りと名誉を
守らんとする市民による戦士共同体である。
われら祖国防衛隊は、われらの矜りと名誉の根源である人間の尊厳・文化の本質及びわが歴史の連続性を
破壊する一切の武力的脅威に対しては、剣を執つて立ち上がることを以て、その任務とする。

 隊 歌
強く正しく剛(たけ)くあれ
文武の道にいそしみて
正大の気の凝るところ
万朶(ばんだ)の花と咲き競ふ
日本男子の朝ぼらけ
われらは祖国防衛隊

若く凛々しく勇ましく
高根の雪に恥づるなき
市民の鑑(かがみ)武士の裔(すゑ)
祖国を犯す者あらば
かへりみはせじ楯の身を
われらは祖国防衛隊

清く明るく晴れやかに
憂憤深き夜は明けて
正気光りを発すれば
歩武堂々の靴跡に
敵影(てきえい)霜と消え失せん
われらは祖国防衛隊

三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
439右や左の名無し様:2010/10/18(月) 15:56:12 ID:aWe4zz47
現下の日本のもつとも重要な問題は、国家理念の確立と、青年に「大義とは何か」を体得せしめることであります。
多くの青年が、日本が犯される時は銃を執つて戦ふ覚悟を、口でこそ示しますが、その方途も、真の敵の所在も
明確につかんでゐないのが実情であります。
間接侵略の過程においては、まづ基幹産業の侵蝕と破壊が企てられることは、常識でありますが、わが企業体を
身を以て守るといふ覚悟乃至行動は、それ以上の高い国家理念の裏附なしには期待することができません。
企業防衛こそ国土防衛の重要な一環であり、一例が電源防衛にしても、それ自体がただちに国土防衛の本質的な
ものにつながります。
しかしこのやうな自覚も、強い思想的バック・ボーンなしには、たちまち足元から崩れ去るのが、今後の複雑な
政治状況であり、又、そのためには団体生活の訓練と、一定の基礎的な肉体訓練が必須であります。

三島由紀夫「J・N・G仮案(Japan National Guard ――祖国防衛隊)」より
440右や左の名無し様:2010/10/18(月) 15:56:30 ID:aWe4zz47
このやうな青年によつてこそ、日本の安全保障と自主防衛の精神は、将来へ向つて輝やかしく保持され、
国の安全こそ企業の安全につながることが、国民全体によつて理解される糸口がひらけるのであります。
企業防衛イコール国土防衛の精神を確立するために、われわれは陸上自衛隊の協力を得て、従来の体験入隊より
一歩前進した、比較的長期間の組織的体験のプランを作製し、各企業体経営者各位の賛同を得て、J・N・Gの
横の組織を創り出したいと念ずるものであります。

 仮 案
一、中卒あるひは高校卒の青少年を、一定期間(十日乃至一ヶ月)当組織へお預りし、体験入隊をお世話し、
必要に応じて年一回、あるひは春秋二回といふ風に継続し、J・N・G隊員として、溌剌たる挺身的な模範社員を
各職場へお返しします。企業防衛を国土防衛の基盤として理解する、信念ある中堅社員育成のために、資する
ところ大なるものがあると信じます。(後略)

三島由紀夫「J・N・G仮案(Japan National Guard ――祖国防衛隊)」より
441右や左の名無し様:2010/10/26(火) 11:50:28 ID:V0ZpSE0q

『証言 三島由紀夫・福田恆存 たった一度の対決』持丸博 著(文藝春秋)10月26日本日発売
442右や左の名無し様:2010/10/30(土) 00:18:21 ID:CHSgrcux
「楯の会」を創設した私の考へは、中共文化大革命の経過やチェコ事件によつてますます強められましたが、
日本ではかつての軍閥の悪夢があまりに強く残つてゐるため、「銃をとる」などといつたら引つくり返らんばかり、
すべて受身にしか行動を考へられないのが、すでに敗北の姿勢だと思ひます。
フランスのレジスタンスの闘士も、文化をまもるために命がけで銃をとりましたが、そのためには当然平時から
訓練もいります。暴力に屈して自尊心を捨てた最近の大学の先生たちのまねだけはしたくないものです。
私たちの時代はたとへ間違つた先見を捨て切れなくても、せめて若い世代に、日本人としての誇りを最終的に
守る覚悟を植ゑつけたいと思ひはじめた「楯の会」の運動ですが、一方、徴兵制度と言論統制に対しては、終始
反対を表明してきた私の態度は、拙著「文化防衛論」にも明らかです。

三島由紀夫「『楯の会』批判の二氏に答へる」より
443右や左の名無し様:2010/10/30(土) 15:47:10 ID:9ddMmOfd
"my日本の名刺の住所に小学校"
でgoogle検索しよう
444右や左の名無し様:2010/10/30(土) 17:20:39 ID:???
445右や左の名無し様:2010/11/12(金) 21:02:38 ID:AhyHTJwQ
【直言極言】「憂国忌」と「草莽崛起」
http://www.youtube.com/watch?v=z-6uXd7k1Lc
446右や左の名無し様:2010/11/19(金) 13:21:07 ID:N3PzmWpv
>>169続き
(中略)「われわれ」といふ集団の感覚の次元で行動し、同志的結合を持続する時、個人はすでに、超個人的契機を
掴んでゐることが前提になる。その超個人的契機とは、神のやうな個人に直結した形である場合と同時に、
神と個人とを繋ぐコミュニティのイメージが必要となつてくるのである。そこには、もはやニュートラルな
心情は崩壊してゐるのである。
人間は、このやうなコミュニティを媒介としてしか、つまり伝統的共同体を形づくるところの超個人的な
もの――絶対的な存在に接近することが出来ないといふ、逆説的な精神構造を持つてゐる。
その個人的契機は、多様であるが、その内的原因を探れば、遠く、古い価値と、それに繋がるところの
コミュニティの投影が必ずある。この投影こそが、内側の人間を外側の人間へ弾き出す力になるのである。
さう考へてゆくと、「われわれ」は危険ではあるが、誘惑に導く美しさが見えてきはしないか。この危険な誘ひに
私の興味は募る。しかしそれは、悲壮な自己陶酔と紙一重でなくて果して何であらうか。

三島由紀夫「わが同志観」より
447右や左の名無し様:2010/11/19(金) 13:23:47 ID:N3PzmWpv
私は、いやしくも盟約を交はして事を起す同志であれば、動機の深浅、運動経歴のキャリア、性格の相違等を、
ことさら問題にしようとは思はない。男と男が誓ひ、行動を起さうとする集団が、栄辱をそれぞれ等分するのは
当然である。
つまり、日常的な同志愛から出発しながら、いかにして、最終目的のために、目前の甘美な同志愛に耐へ抜く心の
強さを得られるか。同志的決起へと至る極限状況は、ある面において、倫理的憤激の最終的な責任を、自己に
負ふか、他者に負はせるか、といふ方向へ引き裂かれて行かざるを得ない。究極的に、自己に負ふとすれば、
自刃があり、他者に負はせるとすれば、制度自体の破壊に行きつくしかない。
そのやうなクオリティを見分ける判断力は、人間の弱さと強さとの問題でもある。

三島由紀夫「わが同志観」より
448ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/11/19(金) 14:31:17 ID:xxF+fCOu
今年も某所で憂国祭を執り行います。40年....早いものですね。
三島先生の予言通りの日本に成り下がりつつあります。
449右や左の名無し様:2010/11/22(月) 01:07:40 ID:???
私は、いやしくも肉体を交はして事を起す同志であれば、逸物の大小、エイズのキャリア、性癖の相違等を、
ことさら問題にしようとは思はない。
三島由紀夫「わが同志観」より
450右や左の名無し様:2010/11/25(木) 12:45:26 ID:axdFwQsN
日本の国民感情は今だに「核アレルギー」から脱しきれず、さまざまな意味での進歩を妨げている。現代世界に於て
「核」は、われわれの知識をはるかに越えて発達しすでに政治面では「核」をぬきにして世界の外交政治は
考えられない。(中略)
日本が「核武装」すると主張すれば一般国民にとって非常なショックとセンセーションで迎えられるであろう。
しかし世界情勢に目を転じ、百年先の日本の進路を考えてみれば、むしろ核武装の主張は好戦的でも奇矯でもなく
当然のナショナリズムの発露なのである。
(中略)社会党が戦術上、今だに「非武装・中立」を唱えているため、保守対革新の国防論議は、「日米安保体制か
非武装中立か」という二者択一の幼稚な形で示される傾向にある。しかし「非武装」と「中立」は本来、
別個の概念であり、いうまでもなく「中立政策」には「武装中立」が含まれている。

森田必勝「『核』は将来のエネルギー源 単独核武装はタブーか」より(昭和42年)
451右や左の名無し様:2010/11/25(木) 12:46:47 ID:axdFwQsN
永世中立国のスイスは、(中略)強力な民兵制度を保持、非常時には人口600万人中、一日で70万人の
大規模な動員が可能とされている。スウェーデンも同様に、(中略)最新兵器による攻撃に対しても防衛力を
持つことを目標とし、兵器の90%までを国産でまかなう体制をとっている。人口760万人の小国でありながら、
140万人分の原爆退避壕が建設されている。この地下大退避壕は現在、駐車場として利用されているが、
日本以外のどの国をみても「国防」に対する態度が真剣なのである。史上初の敗戦で日本人の感傷は少女趣味に
堕していはしまいか。
ますます強大化する列国の軍事力から自らを守るために、現在の戦争の最終段階の「核」戦争にも対処出来得る
防衛を、何時までも「米の核のカサ」に頼っている時期ではないのである。
中立・非同盟政策をとる国々のほとんどが「武装中立」というのが世界の現状である。「非武装中立」という
考え方は、戦争放棄の平和憲法をもつ日本の生んだ「特殊で珍妙な構想」といえよう。

森田必勝「『核』は将来のエネルギー源 単独核武装はタブーか」より(昭和42年)
452右や左の名無し様:2010/11/25(木) 12:47:57 ID:axdFwQsN
人間に闘争本能があり、どのような体制においても人間が変らぬ限り競争は続く。列国の政治に対する野心は
日本人が想像する以上に深く、ナショナリズムは時として狂信的な形で表現される。ひとりだけ、そんな中で
観念的な平和論をぶっても、周囲は一笑し、かえって利用され侵略されてしまうのが世界の現状であろう。
そうした意味でも「非武装中立」は絶対に不可能である。
(中略)今、日本が単独で防衛することになれば、自衛隊は限定戦争にさえ対処することが出来ず、核攻撃を
うけた場合、日本は歴史から消失してしまう結果となるだろう。熱い対立は祈ることによって避けられるものではなく、
平和は願うことによってのみ訪れるものではないのだ。
(中略)安全性をさらに高めてゆくには、日本が単独に核武装する以外にない。かりに今「核武装」を決意し、
国家政策として推し進めてゆくにしても五年の月日はかかるであろう。その頃、中共はICBMを相当数
実戦配備化してしまっている。

森田必勝「『核』は将来のエネルギー源 単独核武装はタブーか」より(昭和42年)
453右や左の名無し様:2010/11/26(金) 01:34:28 ID:hhPzC6K8
【持丸博】「楯の会」初代学生長が語る在りし日の三島由紀夫
http://www.youtube.com/watch?v=uzh2CEhHmwo

持丸博氏1 三島由紀夫氏没後40年 展示・出版記念講演会
http://www.youtube.com/watch?v=_2jHFhpmJCw
454右や左の名無し様:2010/11/27(土) 21:11:07 ID:U7Jjqiov
「冷戦」の産物である日米安保条約は、同時に日本にとっての立ち直りの重要な起爆力となったことは否定できない。
しかしこのことは、日本安保が、日本の物質的立ち直りと無縁な状態で恒久化されることを意味しない。我々が
よく認識しなければならないことは、日本安保条約は、その究極の根拠を日本国憲法に置いたものであり、我々が
日本の「中立」に徹底さを求め、防衛論議において強固な国民的合意を求める際に、日本国憲法に対すると同様の
民族的熱意でもって、その反民族的な本質を暴露してゆかねばならないということだ。
日本を取り巻く世界状勢は、かつての硬直した冷戦体制のかわりに、かつての米ソの衛星圏よりの自己主張の
叫びが目立ち、分極化、多極化の様相を見せつける。(中略)各国をしてそれぞれの主張を、国際社会に対して
要求させる。(中略)
現代世界の秩序に新たな要因を加えたものとして中共の抬頭があげられる。中共の出現は、その急テンポな
核装備の進展の事実とあわせて、日本の今後の進路に決定的な介入を挑んでくるであろう。

森田必勝「二大国支配の打破」より
455右や左の名無し様:2010/11/29(月) 12:16:34 ID:DfZrywRn
ノサップ岬には数回足をのばし、ガスの晴れ間から水晶島にソ連の監視兵が動いているのさえ観ることができた。
還らぬ北方の島々への関心はさすがに高く、私達の使命感はより一層高まった。現地の漁民はただもくもくとして
働き、涙さえ浮かべようとしない。(中略)
学生運動は社会的起爆剤としての役割を持っている。学生及び青年の行動が、連鎖反応的に運動の輪を拡げ、
大きな力へと成長させてゆく。その歴史的自覚を持ったときこそ、新しい学生運動の明るい展望は開けて
くるのである。とするならば、北方問題に関しても、政府も漁民も立場上言えないような主張を代弁するのが
学生ではないのだろうか。民族の悲願として、全千島、南樺太をあらゆる条約や障害をのりこえて取り戻すこと。
この正当な主張も、政府及び根室市がソ連と交渉するときには、歯舞、色丹、国後、択捉だけが対象となっている。
千島列島はサンフランシスコ条約で放棄したから可能ならば日本に復帰させて頂きたいと及び腰である。

森田必勝「民族運動の起爆剤を志向」より
456右や左の名無し様:2010/11/29(月) 12:17:50 ID:DfZrywRn
外交のベテランソ連に対し、はじめから下手で臨むものだから、馬鹿にされて相手にされないのも当然だと
言えるかも知れない。
(中略)
私達は一体何のために「北方領土復帰運動」を行なうのだろうか。ただ単に魚の穫れる漁場がほしいとか、
領土的野心からとかでは決してない。根室市で、私達と関係者との懇談会の席上、ある一人の老人は絶叫調で
こう言った。「たとえ、ソ連が何十年居坐ろうとも、われわれは日本民族の闘いとして、この運動を続ける」と。
この老人の一言に、恐らく私達すべての立場は代表されるのではないだろうかと思う。
(中略)
北方領土への関心は、一般国民をして領土主権の問題、民族意識の問題、国家理念の問題へと眼を開かせる。
それはやがて、日本という中級国家が、これからの世界の荒波をどう航海しどうすすんゆくのかという、
主権国家としての自立の条件への模索となってゆくであろう。

森田必勝「民族運動の起爆剤を志向」より
457右や左の名無し様:2010/11/29(月) 17:21:57 ID:DfZrywRn
結集された同志諸君! 我々はついにソ連に奪われた祖国固有の領土、貝殻島、水晶島が見渡せる所まできています。
(中略)我々は、その北方領土諸島への最短距離にある貝殻島を眼の前にして、身体中の怒りが、民族の血が
たぎりつつあるのです。日本民族の祖先が営々としてきずきあげてきたあの島々を、我々はたとえ何年かかろうと、
どれだけの犠牲が出ようと、必ず取り返してみせる、といった意気込みをもって、更に力強くこの運動を続けて
いかなければなりません。(中略)
我々は午前中、ここに立てられている標識に「本土最東端=ノサップ岬」と書かれているのを発見しました。
ノサップが日本の最東端なのか?
日本の最東端は全千島列島の尖端にあるシュムシュ島であり、ソ連の軍事占領下にあるとはいえ、本来は
日本領土ではありませんか! ノサップをもって、本土最東端などと開き直る敗北主義は、(現地の方々が、
これほど敗北的な現実主義に陥っていることを、我々は改めて知らされたけれども――)我々の熱意と民族の魂とで
粉砕しなければならないと考えます。

森田必勝「演説 北方領土返還問題」より
458右や左の名無し様:2010/11/29(月) 17:22:58 ID:DfZrywRn
(中略)
一九一七年のロシア革命は、全世界の知識人にショックを与え、人類の幸福、バラ色の社会とかいうデタラメな
宣伝文句につられて日本にもマルクス主義運動が入ってきました。階級史観なるエセ歴史主義の虚妄は、やがて
本家本元のロシアの、その後の数限りない侵略の事実によって明らかにされているではありませんか。(中略)
我々にとって、共産主義は敵には違いないが、イデオロギーというよりも、むしろ人間の魂の問題として、
このような思想を拒否するわけです。だから、何回も何回も繰返すように、反共という立場はイデオロギーの
位相によるアンチではなく、人間性の問題として、人の自由を束縛し、他国民の迷惑を何とも思わぬような
独善的な国家主義を、(それはマルクスのいった共産主義とはほどとおいけれども――)我々は憎んでゆかなければ
なりません。

森田必勝「演説 北方領土返還問題」より
459右や左の名無し様:2010/12/02(木) 23:56:00 ID:xOjDMjqf
社会党の「護憲条例」提出は、社会党自体の愚かさを示して余りありますが、私達は何としても、こうした
バカげたことを避けるために、ここで抗議集会をもちたいと考えます。
皆さん、既に御存知のように、現在の憲法は、GHQが、日本が再び立ち起ることが出来ないようにと、永久に
三流の後進国家としての位置におとしこむために作られた“占領基本法”でしかありません。ですから、
“マッカーサー憲法”とも呼ばれ、心ある国民は、一日も早くこのようなインチキ憲法を改正し(その改正方法に
関しては、いろいろな議論はありますけれども―)自主的な日本民族の手になる憲法の制定を呼びかけています。
現行憲法の基調は、さきほどの山本委員長の演説でも触れたように、アメリカ占領軍の日本弱体化政策の基調、
すなわち三S、五D政策にのっとられて作られた、“アメリカのための”日本国憲法であります。

森田必勝「演説 平和憲法はGHQの押しつけ」より
460右や左の名無し様:2010/12/02(木) 23:57:14 ID:xOjDMjqf
三S政策とは、セックス、スポーツ、スクリーンといったSのイニシャルに代表される軽薄極まりないアメリカ文化の
移入によって、日本の伝統的な文化、歴史を破壊しようというたくらみであり、五D政策とは、第一に非民族化、
第二に非産業化、第三に非集中化、第四に非軍事化、そして第五に民主化といった、それぞれがDのイニシャルに
象徴される、徹底的な日本の破壊のための基本方針であります。
GHQは、日本の占領中に、権力をフルに行使して、これらの基本方針を実行し、軍隊を解体し、国家の独立を
まっとう出来ないような状況にしました。そして、警察機構を分断し、各県の県警はそれぞれの自治体に
帰属させたり、あらゆる連絡網の分断を策したのであります。
また日本の産業が再び力をつけることのないよう、航空技術の開発を停止させたり、国家的規模の産業の興隆を抑え、
あるいは、再び日本に民族精神の昂揚がないようにと、歴史、地理教育の禁止を策したのでありました。

森田必勝「演説 平和憲法はGHQの押しつけ」より
461右や左の名無し様:2010/12/02(木) 23:58:21 ID:xOjDMjqf
とりわけ、日教組に代表される極端な歴史教育の歪曲は、「民主化」という、アメリカニズム、もしくは
プラグマティズムを背景に、わが国の光輝ある歴史を、一方的な視野から裁断し、日本の過去の歴史はすべて
悪いのだ、といった調子のおどろくべき教育の条件の下で、我々戦後世代は育ってきたのです。あの家永訴訟に
みられるごとく、まったく内容の無いマルクス史観で貫ぬかれた家永三郎の日本歴史が、それを代弁しています。
(中略)
そしてまた憲法をよく読んでみれば、第九条と、第九九条が、明らかに相互矛盾しているにもかかわらず、
(これは、わずか二週間で作ったという拙速主義の何よりの証しですが―)そのような矛盾点にほおかむりして
現行憲法は世界に誇るべき平和憲法だなどといって自己満足している学者、文化人、党派の、日本民族と日本の
歴史に対する犯罪的な行為を、我々は絶対に許してはならないと思います。

森田必勝「演説 平和憲法はGHQの押しつけ」より
462右や左の名無し様:2010/12/11(土) 01:56:03 ID:???
三島の稚児さんて、あわれなくらい平板だね
463右や左の名無し様:2010/12/17(金) 23:54:41 ID:PRR8DUcD
日本を外国から弁別するメルクマール、日本人を他国人から弁別するメルクマールというのは
天皇しかない。他にいくらさがしてもないんだ。


ぼくは大蔵省にいた頃に、観音崎に皆で団体旅行に行ったんですよ。そしてぼくが船端にいて、
沖を見ていたんだよ。実に海がきれいだった。雲がきれいだった。しかしそれからぼくが
変わり者だという評判がたちまちたっちゃったんです。景色なんか見ちゃいけないんだよ、
本当に。景色を見るやつは、もうすでにアウトサイダーなんだ。そういう社会があるんだよ。
世の中には、見えないやつがいっぱいいるんだ。


現代というものの伝達の仕方から、天皇制というものを、純粋無垢に置こうという意識が
全然ないだろう。威厳を保つには断絶しかないという時代にわれわれは生きているんだ。

三島由紀夫
石原慎太郎との対談「天皇と現代日本の風土」より
464右や左の名無し様:2010/12/17(金) 23:56:06 ID:PRR8DUcD
バカなコミュニケーションが発達すればするほど、国民は分裂し孤立してくるでしょう。
伝達することによって、何らそれを統合することはできないでしょう。そうしたら、
統合するためには、伝達しない、元の方法にもどるよりほかないじゃあないですか。
明治時代にはそれが逆だと思うんだ。コンミュニティーするものの主体に天皇を置いて
バラバラになった日本が、国民的統合をやって、近代国家を成立させた。一応近代国家が成立し、
工業化が進展して、社会がこういう、左翼の言葉を使えば自己疎外というようなことが
おこってそして巨大な力で動かされているんだけれども、各人がバラバラになって、
伝達機能が容易になればなるほどバラバラがひどくなる。それを統合するには空白のもの
しかない。絶対に断絶しかない。
…祭主ということなんだよ。結局断絶ということは、時代全体が空間的伝達によって
動いている中で、時間的伝達をする人は一人しかいない、それが天皇だ。

三島由紀夫
石原慎太郎との対談「天皇と現代日本の風土」より
465巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/12/18(土) 00:17:47 ID:0Aq5rieS
エロ小説家とホモのの対談てどんな乱パだよw組み合わせだけで18禁ぢゃねえかw

ウリらも日本に混ぜてニダってか?頭の可笑しい気違い民族なんか全力でお断り。
466右や左の名無し様:2010/12/18(土) 11:05:51 ID:igSd1BiF
ぼくが否応なしに中国問題というものにとらわれたのは、文学座なんかにいたからですね。
中国に行ったりする俳優がいてね、中国を天国のように言う。そして、それを人に強制する。
その人たちは現実に何を通して中国を知ったかというと、自分たちを接待してくれた人、
そして案内してくれた人を通じてなんですね。それがこういう状態になると、自分が
世話になった文化関係の人がひどい目にあってもこんどは知らん顔。わたしのほうは
毛派だからという顔をする。それが腹が立ってたまらないということがあるわけです。
いまひとつの問題は、この五、六年、それを考えてきたんですが、もしもう一度戦時中の
言論統制の時代がきたらどうするかということなんです。(中略)そういう事態にどう
対処するかということですね。やっぱり文学はお国の役に立たないんだということを
はっきりさせておかなきゃ非常に危険だと思うんです。

三島由紀夫
石川淳、川端康成、安部公房との座談会「われわれはなぜ声明を出したか」より
467右や左の名無し様:2010/12/18(土) 11:07:06 ID:igSd1BiF
政治家には、腹を切るつもりなんか毛頭ない。そして芸術家のほうは、半分、実みたいな
気持になっちゃった。戦後はことにそうです。
それと、例の言論統制がきた場合にどうするか。ぼく自身の覚悟をいえば、ぼくは虚の
芸術家である。虚をもって、河原乞食として小説を書くんだ。その小説は絶対お国の役に立つ
わけはないし、ぼくがたとい自発的(スポンティニアス)に国粋主義的な小説を書いたって、
それは政治に頼まれて書いているんじゃない。ぼくが自然にわき起って書いているんだから
人がどう思おうと知ったこっちゃない。
しかし、それは虚にすぎない。それじゃ、虚にすぎない芸術にぼくが生きて、そしてどうなるか。
それはぼくはインターナショナリストじゃないから、どこにも亡命できると思わないし、
日本で死ぬほかないと思っていますがね。その場合に、それじゃ虚と一緒にぼくは死ねるか
ということを考え出したんですね。ぼくは死ぬためには虚でありたくないんですよ。
どうしても、死ぬためには実でありたいんです。

三島由紀夫
石川淳、川端康成、安部公房との座談会「われわれはなぜ声明を出したか」より
468右や左の名無し様:2010/12/18(土) 11:08:11 ID:igSd1BiF
ぼくはひょっとすると芸術至上主義者なのかもしれないと思うのは、どうしても虚を
信じたいから、実のほうに頭がいっちゃうんですよ。何とかして虚を信じたいと思えば
思うほど、虚をしっかり把握するためにはどうしても実がほしい。そうすると剣ということに
なっちゃう。いま石川さんのおっしゃった、わたしは言葉を信じない、文学を信じないと
おっしゃった気持は、ぼくは痛切にわかるな。
…つまり虚を信じないということが、虚に生きる唯一の道かもしれないんですよ。
(中略)
文字を墨で書く場合、紙に墨がぽとっと一滴落ちた瞬間に、文学表現が成り立つでしょう。
それが十部刷ろうが百部刷ろうが、別の問題ですね。だけど、文学というものは、その一滴の
墨のあとから、千部刷る、一万部刷るということになっちゃったらもうおしまいだと思うんです。
…言語というのは言霊だよ。

三島由紀夫
石川淳、川端康成、安部公房との座談会「われわれはなぜ声明を出したか」より
469右や左の名無し様:2010/12/18(土) 12:23:43 ID:???
実がほしい、と言いながら、若い自衛官たちが楽しみにしている昼食時に
駐屯地に乱入し、お花畑な演説をわめいて、実際に日本を守っている自衛官から
「頭のおかしい変なおっさん」として笑いものになった三島。

ある意味、ネトウヨを先取りしていたのが偉大といえる。
470右や左の名無し様:2010/12/18(土) 12:27:23 ID:???
三島の本質は「金閣寺」とか「美しい星」とか「青の時代」とかの
崇高なものに憧れ現実逃避するダメ人間にある。
そういう点で、ピエロとしての割腹は三島芸術の完結といえるだろう。
471右や左の名無し様:2010/12/18(土) 12:42:18 ID:igSd1BiF
>>469
その後の自衛隊内のアンケートでは三島の思想に共感している隊員がほとんどだったから結果的には別に笑い者になってないけどね。
472右や左の名無し様:2010/12/18(土) 12:48:41 ID:igSd1BiF
>>470
ところが今や三島の思想が日本の防衛にとって現実的だったことが認識され、
片や創価の手先と化したとんちんかんなピエロになってるのは石原慎太郎ですけどね。
473巫山戯為奴 ◆X49...FUZA :2010/12/18(土) 15:34:13 ID:0Aq5rieS
自衛隊は日本の防衛だけで良いんだよ、半島乞食なんか庇護してやる理由なんか無い一番違い敵国が糞韓国だ。
474右や左の名無し様:2010/12/18(土) 18:05:57 ID:???
>>470
三島の切腹がピエロなどと言えるお前が信じられない。
三島の自害こそ戦後日本における最大の義勇である。
だからこうして三島を強く忘れないでいる。
>>472
三島の新憲法や祖国防衛隊という活動は今後の私たちに
とっての目指すべきモデルとなるでしょうね。
475右や左の名無し様:2010/12/18(土) 18:14:15 ID:???
>>469
三島のあの立てこもりは226事件などのクーデターの再現であり
今後、将来の日本でクーデターを起すもの達への手引きと成っている。
将来誰が自衛隊と共に思想的な維新を起すのか気になるところだ。

例えばオウム真理教事件のあれも下手をすれば日本が大きく変わっていたかもしれない。
もしオウム真理教という団体が麻原による革命組織ではなくて日本における新維新を
計画するような勢力であったなら三島の意思と言うのは明治維新、226、三島事件
から受け継がれた事件として人々に記憶されたはずだ。

ですから私は後50年以内にもう一度、今度はもっとクーデターや維新に近い形で
の大きな事件がおそらく起こるだろうと思っている。
476右や左の名無し様:2010/12/18(土) 18:32:11 ID:???
>>463-464
この対談話と言うのはもっとよく知りたいのですが、よければ
もっと貼っていただけないでしょうか?

自分は今、日本の将来について色々頭の中でシュミレートしてるんですが
確実に>>463-464で話されてる事と言うのは100年後の日本の現状その
物であると思うんですよ。
日本が今後天皇制を廃止して、アメリカ主義に精神と文化が同化されて
組み込まれる事があるようならやはり何が非でも今の傀儡天皇政体制を
壊して維新するような行動と言うのが無くては成らないと感じてますね。
477右や左の名無し様:2010/12/18(土) 21:58:25 ID:???
日本人ならお見通し
君たち、チョンとか共産党は
三島先生をだしにしてアメリカ軍を追い出して、日本を乗っ取る気ですね。

反米=アカは石原のほう。
ご自宅には畳の間がなかったように浪漫主義を体現したのが三島先生だ。

支那人のワン・ヤンミンに共感を示してはいるが、伝統的な儒教や宋学をぶっ潰す反支那主義に感じたまでのこと。

日本の古い伝統とはすなわち、親米であり、反亜細亜=反共産主義なのだよ
478右や左の名無し様:2010/12/19(日) 00:10:08 ID:lVeQJnmN
>>476
>>463-464の対談は、10月に発売された、中央公論特別編集の「三島由紀夫と戦後」に載ってたものです。
ちなみに全集には未収録のものでした。
479右や左の名無し様:2010/12/19(日) 00:15:34 ID:???
480ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2010/12/19(日) 01:40:55 ID:wdfOQseI
>>475 私は将来について悲観的です。若者は小さくまとまり、功利ににはしる。己を犠牲にし闘う者はねんねんへるだらう。
70年安保当時は火炎瓶などは普通に使っていたが、いまは外国で見る程度だ。
良い悪いは別にして、過激な運動が生まれる可能性は非常に少ないと思います。
一方で韓国では、海兵隊への志願者が一気に4倍くらいになったそうです。敵ながら天晴れです。
日本で海上保安庁への応募者が増えたニュ−スはありません、ざんねんながら。



481右や左の名無し様:2010/12/19(日) 04:25:06 ID:???
三島の、オモチャの兵隊さんゴッコが、尚武のこころ?
笑わせんなww
482右や左の名無し様:2010/12/19(日) 05:26:19 ID:???
>>480
日本を貶し、チョンや全學聯を賞揚するくらいしかできなのか?
483右や左の名無し様:2010/12/19(日) 17:46:41 ID:???
>>480
今の日本はだんだん若いそうで目が覚めてきてはいますが、2ちゃんを見てもまだ変化が無いレベルです。
若い議員や役人、官僚の中にも愛国者は芽生えつつあるようですが今後10年はほぼ同じでしょうね。
僕が考えてるのは将来維新するか、あるいはいっそ天皇制を早めに廃止してまうかという事です。
一番駄目なのはずるずる現体制を引き延ばしたうえでの天皇制の廃止だとおもうんですよ。
(ただ、廃止しようにも廃止できないのが現状でもありますが)
484右や左の名無し様:2010/12/19(日) 18:16:54 ID:???

                          /ヽ   /\        _
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             | ヘ   !   ヽ    ( )){ }( ))     ,'   !_/ /  j   美しい予感!!
             ',  ヽ |    l      トイ`|i|⌒ Y=}     !    ', /   /      
             ',  ヽ!≡   l      { ヽ || r‐'リ -i    !  ≡ !     /
              ヽ    ≡  !     | ミ )!!= 彡-ノ_   l  ≡ !   ,.'
               \   ≡ |   ,.-ノ / ! ト、トく   `メ、_',  = / /
                \ ≡ !  /てノしイ_人人ノ、    ヽ  /
                  \― |/ヽ ,イ- 、ヽ /   イ´ ̄ ̄ヽ_/
                   \ ヽ/  l  ヽi / ̄`!
                      ̄     〉―く ァ―‐‐j

485右や左の名無し様:2010/12/19(日) 19:10:30 ID:lVeQJnmN
>>483
天皇をなくしたら日本じゃない、って三島は言ってるのをなんでわからないの?
あなたはまるで三島をわかってないね。
486右や左の名無し様:2010/12/19(日) 19:33:18 ID:???
全ての言論を封じ込められ蝋人形のように日々を生き、スケジュールも全て他人の言いなりで
一つとして自由にならない生ける屍、偶像人生は残酷すぎて身の毛がよだつ。
敗戦の罰はもう充分に受けた。次世代もこの罰を背負い、アノミーに陥ることすら許されず
ひたすら作り笑いを浮かべ品位保持し、TVに中継され耳目注目を浴び続け幼い日から青年へ中年へ壮年へ。
ずっと衆人環視を受け続け偶像でありつづけなければならない人生を、しかもそこから逃げ出せない人生を

ワー!!キャー!!
487右や左の名無し様:2010/12/19(日) 19:51:03 ID:???
>>485
畏れ多くも至尊陛下を尊称なく「天皇」とあらわすとは何事だ?
日本に生まれた日本人なら三島先生に限らず、日本=至尊陛下と自然に感じている。
そんなあたりまえのことをわざわざ書き込むな。
488右や左の名無し様:2010/12/19(日) 21:28:04 ID:???
>>485
失礼した。
いや、私なりに三島の思考と接して考えた結論なのですよ。
天皇と文化の防衛の両方が出来るのが実際望ましいのですが
もう、どちらかを手放さなければ両方失うと言うところまで来ていると感じたからです。
皇室を残す代わりに民族を捨てる覚悟があるのなら、現在の天皇制のまま
突き進むのもそれはよろしいのかもしれませんが、文化を防衛するとなると
天皇制は維新するか、あるいは廃止するかという秒読み段階にまで来ています。
>>486
それは、必要な事です。
例え大統領制になっても日本での指導者とは必然的にそういう
体質を帯びると思いますので、それならば天皇陛下がよいでしょう?と言うことになる。
ただ、天皇制を廃止するといっても我々が神と思えるものでなければ
なりませんのでいわゆる大統領制と言うことでは決してありません。
489右や左の名無し様:2010/12/19(日) 23:23:07 ID:???
現人神も王様もいらんよ
490右や左の名無し様:2010/12/19(日) 23:46:00 ID:???
>>489
しかし日本が絶対的な主権を誇るための何かが必要なわけですよ。
今のところ天皇という存在しかありません。
491右や左の名無し様:2010/12/20(月) 06:15:24 ID:???
>>489
だから、その意味は「日本なぞいらん」
という意味だ。そのつもりならかまいはせんが
492右や左の名無し様:2010/12/20(月) 12:23:44 ID:???
三島と石原の対談は、軍国主義にあこがれるモヤシの三島と、
単に左翼ブームに反発しているだけのDQNの石原の
似て非なる2人がだんだん仲たがいして、
「俺は柔道ができるぞ」「俺は剣道ができるぞ」と、最後は子供のケンカになっていくのには
爆笑したな。
493右や左の名無し様:2010/12/20(月) 12:37:31 ID:???
終戦時20歳だった三島は、体が弱くて
国民の一大イベントである戦争に参加させてもらえなかったのが
無念だったのだろうな。

当時は戦後まだ25年。共産主義や自衛隊反対を唱えている当時の左翼の論客の多くが
戦場で戦うか、思想犯として政府と命がけで戦うかしていたのに、
自分の「国家」「武士道」はしょせん頭の中で考えたものでしかないことは
三島の苦悩であったのだろう。そしてその苦悩があったから三島は偉大な作家たりえたのだろう。

>>471
俺の死んだおじさんは、三島が乱入した日、自衛官として市谷にいた。
当時の若い自衛官の多くは、基本的に肉体労働者なので、
三島というのが有名な作家であるということも知らず、政治思想なども興味がなく
単に頭のおかしい人と思って笑っていた。これが事実。
アンケートは三島の行動が意外にも保守派から支持されているのを見て、あとから作ったのだろう。
494右や左の名無し様:2010/12/20(月) 13:00:56 ID:???
>>493
アンケートは事件後すぐ行われたもので、作為などありません。
495右や左の名無し様:2010/12/20(月) 13:16:24 ID:???
>>492
三島の本質ってのは結局「軍国にあこがれるモヤシ」でいいのか?
496右や左の名無し様:2010/12/20(月) 13:54:26 ID:???
>>494
自衛官一人一人は生活のために自衛隊に入った純朴な若者だから、
上官からこのように書け、と言われたらそのとおりに書く。
「このおっさん頭おかしいんじゃねーのwww」という態度の自衛官が
後日行われたアンケートで三島をほめるのは不思議でもなんでもない。
497右や左の名無し様:2010/12/20(月) 14:15:47 ID:???
>>496
あくまで自衛隊内の影響を調査する目的だから、自衛隊上層部(アメリカ指令)がそんな命令するわけないでしょ。バカじゃないの、あんたは。
498右や左の名無し様:2010/12/21(火) 18:04:26 ID:???
499右や左の名無し様:2010/12/21(火) 21:04:13 ID:???
三島死後生まれ(1970年以降に誕生した人間)と幼くとも三島とリアルタイムで接した世代とで、
三島由紀夫に対する見解にだいぶ相違があるな。就職氷河期世代と重なるのが遠因かな?
三島の言葉に直接的にも間接的にも触れたはずの、
上の世代は三島をヒロイズム・狂(侠)気・崇拝といった個々種々の感想を抱くのに対し、
三島死後生まれは、大人から徹底して三島由紀夫を放逐されその言葉に触れず育ったにも関わらず
三島に同情・同調・共感(アノミックな意味で)が強いような気がする。
もっとも、三島の言葉すらきちんと理解できないレベルの人は除外する。
500三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/21(火) 22:38:13 ID:???
>>2
日本は安定しているように見えるけれど、日々癌細胞は増殖している。
人々の魂が汚染されていっているのに、何もできなかった。
もっとも我々が行動しなければならないときに、我々に味方してくれる人間はいなかった。
(中略)
君たち(楯の会会員)は武士道精神を知り鍛錬を受けた最後の日本の若者だ。
日本という国の人々がダメになってしまっても、君たちだけは違うんだ。
だけど君たちが、他の皆と一緒になってダメになってしまうとき、日本という国の人々は全てダメ
になりその時日本は滅びるのだ。
 私は君たちに「男というものはどうあるべきであるか?」を伝えようとそればかり考えてきた。
一度楯の会に所属したなら、「日本男児」という言葉がどういう意味か?を教えたのだから、一生涯
忘れないで欲しいと思う。青春時代に学んだ全てのことは、生涯の宝である。だから、決して、
他の人間がどうあろうとも武士道精神を捨ててはいけない。
501三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/21(火) 23:36:56 ID:???
>>12
日本の国のありようは、日本民族日本文化のアイデンティティである。どのような政変があろうとも
人間やその文化は、ずっと変わらない。
政治のありようは、日本の国の維持と、国家と人間にとって一番良い状態でなければならない。
国民が政治を選択するが、政治は国家のために行われるのが当然で政治家の利潤であってはならない。
民主主義とは、外国からきた政治制度であり、国家の維持管理に影響を与えない。
これが我々(楯の会?)の基本的な持論である。
旧憲法は、日本国と日本人のありかたを法律によって「こうあるべきであり、こうしなければならない」と
明確に指針を示したが、現憲法は「自由」という漠然とした概念で、何ら指針を示していない。
(”前述”が何をさすかは不明)
現憲法は二種類の国のありよう(天皇制と民主主義)、二つの忠誠対象(天皇と国民の自由)を分裂させて
いて、民主主義と天皇制度が混在できないように、分裂させるように仕組まれている。
※現憲法は、”国民の総意に基づいて天皇の存在は認められる”と明記している
>>13
国のありようは、人々が長い時間をかけて、歴史・伝統・文化を育み国民が生活することで築きあげてきた上に
成立するもので、ある日革命政権が樹立したって、その政権が国のありようなわけがない。
革命政権における国のありようは、未来に対する理想への願望で国境を超えた世界革命への理想が本質だろう。
腑に落ちないのは、二つの国のありようが対立することで国家を分裂させ日本を弱体化させるつもりだろうが、
現憲法に併記されていることである。憲法第一章と第二章が、思想的対立を起こさせる原因で、異常な陰影である。
第九条については後で詳述するが、国連の理想主義と日本の左派の戦術的非戦論が癒着したこの九条において
非武装平和主義の仮面を被った左翼革命勢力(※共産主義のことか?)の抵抗の基盤になってしまった。
502三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/22(水) 23:09:28 ID:???
>>14
国、つまり国民のありようと、政治のありようは全く別のものであることを明示しなければならない。
国民一人一人と政治は別物であることをしっかりと認識し、国民が作り上げた道徳的観念を侵害
してはならない。国民の恒久的に不変な道徳的観念は、政変に左右されるべきではないことを、
国民はできる限り望まなければならない。
だから、憲法の第一章天皇に関する記述と、第二章軍隊に関する記述とが、日本の民族主義を
自立させるという目的を阻害してしまうので、憲法として同一に定めるべきではない。
第一章の日本民族の理念と、第二章の国連が押し付けた理念との対立が、情動的な日本国民に
ハッキリと緊急に突きつけなければならない。
侵略戦争の宣戦布告をする天皇と、憲法9条論者の対立だとか、そういう極端な話ではない。
むしろその逆で、憲法9条だけを改正してしまうと、米軍は日本でやりたい放題になってしまうだろう。
そうなると、日本の防衛上の自立はますます損なわれ、日本の歴史・伝統・文化は破壊されるだろう。
>>16
われわれは、憲法第一章と第二章の対立矛盾に着目し、この矛盾を解消することで、日本の防衛上の
権利を民族目的に限定させようと考えている。防衛を自立させた上で平和主義をはじめて得られるのだ。
つまり、第一章の国のありようの改正なしに、憲法9条のみの改正に着手することは、国家の一大事であり
日本をアンバランスにさせるものである。それではどうして第一章の「天皇」は国民の忠誠対象として衰退したか?
それは教育と政策の結果である。
「忠誠」だけの押し付けは迷惑以外の何物でもない。拒絶する理屈は密かに捏ねくり返されてきた。
しかし忠誠を拒絶することは、自分の国のありようを否定してしまうことになってしまうから、大衆はしょうがなく
無制限に忠誠を受け入れてくれる、形のない憲法9条に現在の国のありようを求めてしまうのは仕方がない。
これらの皇室政策が天皇ご自身のご意向であると、私は言っているのではない。
事なかれ主義の官僚共が作りあげたことは明白だ。
503三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/22(水) 23:43:51 ID:???
>>17
一歩譲って、不十分な第一章が日本の「国」とは何か?ということを明確に規定しているとしても、憲法9条は明らかに
国家の枠を超えた人類の理想について規定されている。
第一章が「国のため」の理念を一応を規定していると仮定しても、第二章が規定しているのは「人類のため」の理念である。
国民にとっては、国家意思の不明確である。憲法9条の漠然としすぎていて拡大解釈されてしまうこの理念は、人命尊重の
ヒューマニズムにのみ傾倒してしまい、平穏で何事もないときにはそれで問題ないが、1970年春に発生したハイジャック事件
のような出来事に対して、国家意思を表明できず、ヒューマニズム以上のことを何も言えないという機能不全を引き起こした。
韓国も北朝鮮もそれぞれ国家としての意思を表明したのに、日本だけ意思を明示できなかった。善良な憲法9条の
ヒューマニズムは、偽善が混成されていることが発覚した。
>>18
さて、次の批判に入るが、
第一条、天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって”この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく”
第二条、皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
とあるが、第一条と第二条は明らかに論理的矛盾がある。
つまり第一条で”この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく”と規定しておきながら第二条では、”皇位は、世襲の
ものであつて”とある。もし「地位」と「皇位」を同じものとすれば、「主権の存する日本国民の総意に基く」はずのものが、
「世襲される」というのはおかしい。
世襲は生物学的な肉親関係という条件のみの継承であり、国民の総意に基づくも基づかぬも、次元の違う話である。
504三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/23(木) 00:06:31 ID:???
>>19
また一歩譲って、今生天皇一代限りの”主権の存する日本国民の総意”ではなく子々孫々の世襲を、日本国民の総意だったとしよう。
これで”世襲”という表現の矛盾は大部分解消されるが、個人の自由意思を超えた意思に主権が存するなら、それはそもそも近代的な
個人主義の上に成り立つ民主主義と矛盾するだろう。
もし、地位と皇位が同じものではなく、地位は国民の総意に基づくが皇位は世襲だとするのなら、象徴としての地位と皇位とを別物だと
規定しなければならない。となると、世襲の皇位についた新しい天皇は、代替わりの度に主権者である「国民の総意」の国民の同意調書
を受けて、その都度「象徴としての地位」を認められるか否かを検討されなければならない。しかもその検討は天皇制自体の検討と同じ
ことなので、必然的に第二条の”世襲”は不可能になる。
言うなれば、天皇家は、華道や能役者の家と同格になる危険にさらされていることになる。
>>20
私は非常識を重々承知の上で、この憲法の矛盾が招く論理的結果を例にあげてみせたのだが、このような矛盾は明らかに、
第一条の天皇という、日本人一人一人を超えた、伝統的、歴史的存在、日本が歩んできた時間を保証する機能をもつ存在を
「国民主権」という、日本人一人一人、それぞれの価値観、一個人の人生の時間、という微分の集積が決定するという強引さ
から生じたものである。
これは「一君万民」という伝承された観念を破壊して、無理やり西欧的民主主義理念と天皇制を合わせてしまったために発生
した瓦解である。つまりキリスト教に基づいた西欧の価値で日本の儒教を裁いたためであり、西欧の神で日本の神を裁いて
祀らわせた無理矢理な条項であった。
505右や左の名無し様:2010/12/23(木) 07:56:18 ID:???

日本人でよかった

みんなよくこの国は腐ってるとか言うけど

僕は

この国が大好きです。日本以外の国で生まれる事は

ちょっと考えられないです。

先輩 ありがとうございます 僕は頑張ります?

http://www.youtube.com/watch?v=p4xcwKvAAdg&feature=related

先人達をただ可哀相だと哀れみの目だけで見る事事態が失礼極まり­ない事で、

しかもその『可哀相』を隠れ蓑に、日本を貶めるような事を言う人­がいます。

私としては、ただただ激動の時代を日本のため、愛する人を守るた­めに戦って下さった先人達に、本当に感謝の気持ちで胸がいっぱい­です。

次は、私たちが国を守る番です!

何度見ても目頭が熱くなるのは、自分が日本人で有る事を再認識したからだと思います

【大東亜戦争】英霊に感謝/日本人再生

http://www.youtube.com/watch?v=JAw9R7klLtk


506三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/23(木) 13:50:22 ID:???
>>22
我々日本人には、日本人の考え方で日本の憲法を創り出す権利を持っている。
天皇制がただの習慣であると捉えるか、日本人の心であると捉えるかについては、見解の相違があるだろう。
英国のように習慣を重視する国なら、人々の倫理的観念を制圧して憲法を作らないで、習慣で物事を判断し決定
していけるだろうが、日本では実現できない。フランス革命の理念と厳正主義が国民に浸透している米国であるなら
抽象的な概念で国家体制を作り上げてしまっても国家として成立するだろう。
しかし、日本人の考え方や習慣に、それらが適合しないのだ。
現代は不思議な時代で、信仰の自由を先進国が得意気に掲げている。十八世紀以来の西欧人文主義(神よりも人
を尊重する考え方)の様々な考え方は、先進各国の基本法を抑圧し、日本の信仰の自由を侵害してるのである。(右翼を弾圧)
>>23
もしも我々があらゆる宗教を信じることが自由ならどうして近代的法理念の画一性から自由にしてくれないのか?
(民族派右派の存在を許容してくれないのか?)
また逆にもし我々が近代的法理念の画一性から自由ではないのなら、習俗・伝習・文化・歴史・宗教などの民族的な
固有からそれほど自由だろうか?(伝統的年中行事は地域で連帯してやらなきゃダメだし、儒教的概念は根強く国民を束縛する)
それはまた、明治憲法の制定段階まで戻って東洋と西洋の考え方に違いによる対立を融和しようという難問に再度、真剣に対峙
することであるが、敗戦の衝撃は日本の基本法を制定するのに、難問を解決させることなくやすやすと日本に入って
きてしまい、我々日本人をいつの間にか本質から変えてしまい、民族のアイデンティテイを喪失させる方向へ追いやってしまった
のではないだろうか?天皇の是非は、憲法改正の最重要な論点であって、日本人なら誰もが見過して改憲を語ることは行ってはならない。
507三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/23(木) 14:48:55 ID:???
>>24
このことはいくつも問題として考えられる。天皇の所謂「人間宣言」はそもそも妥当なものであったのか?
憲法の規定に「儀式を行うこと」(第七条第十項)と無味無臭な表現で「国事行為」に辛うじて参加できるように
制定されている。歴史・伝統・文化の連続性(長い時間をかけて祖先より現在まで紡いできた国家のありよう)と、
国の永遠性を祈念し保証する象徴行為である祭祀が(神武天皇から昭和天皇まで、それ以後の天皇も、永遠を
望み、また日本が紡いできた歴史を確認させてくれるシャーマンとしての存在)天皇としての職責であり、職責が
存在するから天皇が存在する理由であるのに、国事行為としての儀式は神道の祭祀を意味しないものと解釈され
祭祀は天皇家の個人的な行事となり、国とは別個のものとされている。
しかし天皇が「神聖」(シャーマン)ではないと宣言し、世俗的な王様であるのなら、どうして日本の象徴でいられるの?
「象徴」が現在の日本国民と日本のみに関わっていて、日本の長い歴史とは関係しないなら、大統領でも何でもいい
わけで、大統領は世襲しないから、シャーマンとしての天皇とはこの一点が異なっている。
天皇はまさに、日本の長い歴史の象徴で、祖先を崇拝するための象徴で、象徴としての特色を負担しているのである。
>>28
天皇が「神聖」(シャーマン)と最終的に結論できるのは、政治に関係せず、政治的に無責任であるからである。
これを逆に言えば、天皇の政治的無関係無責任がすでに「神聖」(シャーマン)を内包していると考えなければ
論理的ではない。何故なら人間は社会性を持っていて、指揮命令系統の存在に伴って責任体系も存在する。天皇が
人間宣言を行い人間であるとするのなら、社会性を持って責任体系に組織されなければならない。
そのような天皇(シャーマン)が、一般人と同様に名誉棄損の法的保護しか受けられないのは、詐術的詭弁であって
国民が誉れ高いことと信奉している「栄典授与」(第七条第七項)の源泉に対する日本国民自らの自己冒涜である。
508三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/23(木) 18:07:45 ID:???
>>29
もしも天皇の「神聖不可侵」の規定を復活させてしまうと、自然と第二十条「信仰の自由」の規定から、神道の除外例を
要求するだろう。キリスト教しか知らない西欧人は、一神教の教徒で宗教的に不寛容な先入観を持ってしか、他の宗教を
見ることができない。英国のイギリス正教会(英国国王が開祖)と同様の目で日本の国家神道を見てしまう。そればかりか
日本の過去の侵略主義の台頭が、神道の宗教的根拠にあると妄想してしまい、神道の非宗教的な道徳的観念である、
悪習を正す機能等を無視し、道徳的側面(融合と調和)からの神道を中心にした日本のシンクレイティズム(多神教)を理解
しなかった。
敗戦国の宗教問題まで、乱暴に大斧を振り下ろして文化的伝統の根本を絶とうとした占領軍の政治的意図は、今や明らかで
あるのに、日本人はこの重要な「魂」の問題を放置して来たのである。天皇は自らの「神聖」(シャーマン)を恢復(回復)すべき
義務を国民に対して負っている、というのが私の考えである。
>>30
一方、旧憲法の天皇の権力集中は大幅に制限されて当然で、天皇の政治上の無関係無責任は憲法上に明記しなければ
ならないが、憲法9条への遠慮によって天皇の栄典授与の国事行為ですら、文官に対してのみ公然となされている不均衡
不自然は、憲法9条を変更することで直ちに改められるだろう。(自衛隊を除く国家公務員は定年まで勤め上げると栄典が授与された)
但し、軍事に関してだけは、旧憲法の「統帥権独立」規定のせいで惨憺たる結果を招いたので、決して天皇にその最終指揮権を
押し付けるべきではない。
509三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/25(土) 01:43:06 ID:???
>>31
憲法9条第二項の「前項の目的を達するため」を「前項の目的を達するために限り」と無理矢理に婉曲して解釈し、
国際紛争を解決する手段としての戦争を永久に放棄するために限って、戦力は保持しないが、それ以外の自衛の
目的のためには保持してもよい、ということにしてしまって、自衛隊の存在の是認の法的根拠とすることは、苦しい法解釈である。
日本の文章の解読としてはとても奇妙であることは言うまでもない。
平たく言うと、憲法9条は敗戦国日本の戦勝国に対する詫び状であり、この詫び状の成立が日本の自発的意思であるのか?
米国側の強要によるものなのかは大した問題ではない。
ただこの条文は、二重にも三重にも念を押された誓約の性質を持つものであり、国家としての存在を危うくする立場に
自らを追い込めてしまうものであることは明白だ。
もっと論理的に解説すれば、憲法9条は自衛権をも明らかに放棄しており、どういう場合であっても戦力の保有を許さず、
自衛の戦いにすら交戦権を持てないのである。
日本は全くの丸腰でいなければならないのである。
>>33(中略)
憲法9条のそのままの字句の通りの遵法は、「国家として死ぬ」以外にはない。しかし死ぬわけには行かないから、仕方なく
緊急避難の要領で正当化してしまい、御用学者(国に都合の良い学説を唱える学者)を使って強引な説を押し通したのである。
自衛隊の存在は明らかに違憲である。憲法9条を含む新憲法を押し付けたのは米国である。それなのに、その後になって
国際政治の状況の変化(米ソ冷戦)で自衛隊設立を米国が日本に要請した。(中略)
護憲の強引な正当化はあくまで憲法9条の固執によるもので、一方では米国のアジア軍事戦略体制に流されないように慎重
に、また一方では諸外国の猜疑心と批判をかわそうという、取り繕いにすぎない。国内に向けては「米国の言いなりにはならないぞ」
ということにしておき、また一方では国民に見せかけの安全保障で安心させるためで、そうすることにより、国民に許容させたのである。
しかも米国の絶え間ない要求に日本はしぶしぶ承諾して、自衛隊をただただ増員し、兵器体系を改良して、もっとも厄介な核兵器問題
へ行きついてしまわないように、平和憲法下の安全保障路線を計画性もなく進んでいくことである。
510三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/25(土) 02:17:20 ID:???
>>34
核兵器と自衛、国軍の設立と兵役義務、その他政策上の各種の難問は、憲法9条との整合性が取れないため混乱している。
しかしここで私は、徴兵制度復活には反対であることだけを明言しておく。
(中略)
私は憲法9条の改憲を、第一章の「天皇の問題」と第二十条の「信教の自由」に関する神道の問題とを全て関連させて考察
しなければ、「憲法改正」を推進しても、却って米国の思う壺となり、日本が独立国として日本本来の姿を取り戻す結果にはならない、
と再三力説した。
たとえ憲法9条を改正して、不平等条約である安保条約を、平等条約に書き換えても、それで日本が(軍事的)独立国としての
本来の姿を回復したことにはならない。韓国その他アジア反共国家と同列に並んだだけの結果に終わることは明らかである。
これらの国家は、米国と軍事的平等条約を締結しているのである。
>>35
憲法9条の改廃については、改憲論者にもいくつかの意見がある。
「第九条第一項の字句は、そもそも不戦条約以来の理想条項であり、これを残しても自衛のための戦力の保持は
十分可能である。しかし第二項は、明らかに、自衛隊の放棄を意味するから削除すべきである」
という意見に私はやや賛成であるが、そのためには憲法9条第一項の規定が世界各国の憲法で採用されるべきであり、
日本国憲法のみが、国際社会への誓約を国家自身の基本法で束縛されているというのは、不公平で調和をもたらさない。
その結果、日本の憲法が国際社会における日本の見解をオブザーバー決め込むことに限定してしまい、国の歴史・伝統・
文化の自主性の表明を遠慮がちに行うという、敗戦国としての特質を永久に払拭できなくなるだろう。
もう憲法9条全部削除してしまう以外にはない。
511右や左の名無し様:2010/12/25(土) 11:58:38 ID:wjW//KsW
【ズバリ!文化批評】三島由紀夫と唯識論
http://www.youtube.com/watch?v=IhE5iAcXTp0
512三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/25(土) 18:54:45 ID:???
>>36
そして日本国軍の創立を表明し、きちんとした軍隊としてのあり方を憲法に明記して、次のように憲法で規定すべきである。
「日本国軍隊は、天皇を中心とする我が国日本のありようと、その歴史・伝統・文化を保護することを役割とし、国際社会と
日本国民の信頼の上に健全に組成される」
防衛は国の根幹を左右する重要な問題であり、これを無視して国家を語ることはできない。
日本の領土の敷地内に日本国民が住んでいて生活を営んでいる現実を無視して国家を語ることができないなら、その領土
の敷地内に在住する国民生活の安全で平和な暮らしを保障するのは軍事力しかない。仮に国家の領土の保障として外国の
軍事力(核兵器その他)をその場その場で借りてやり過ごすとしても、決して外国の軍事力は他国の歴史・伝統・文化を守る
ものではないということは、カンボジア王国の例をみても明らかである。カンボジアは共産主義政権を樹立させ、摂政政治を
行ったが軍事クーデターが発生し、共和制を目指す軍事政権が国王を追放してしまった。
513三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/25(土) 18:59:36 ID:???
>>37
我が国日本の歴史・伝統・文化・領土を保持しこれを自発的に護ろうとするのは、健全な精神を持つ自国の軍隊だけである。
現行の自衛隊が憲法9条の制約で日本を守れる軍隊に成長できないことは、日本にとって、もっとも危険な状況を孕んでいる
ことを肝に銘じなければならない。
憲法の改正は緊急の問題(当時は米ソ冷戦状態でいつどうなるか分からない国際情勢だった)であり、決して将来起こりうる
出来事の、一隅のチャンスを窺がって解決をはかるべきではない。
なぜならその問題が解決されるまでの間、自衛隊は「国を守る」ということの責任の重みを充分に理解できず、憲法9条の
混迷を残したまま、とりあえず武器や兵器、人員だけ増強させて、もっとも肝要な「国を守る」という意識を失いかねないからである。
自衛隊は警察予備隊から発足して、いまだに警察としての意識から脱し切れておらず、警察との次元・役割の違いを、「アイテム」の
違いでしか見出すことしかできない。(警察はミサイルやロケットランチャーや戦車を持っていない)
国家の自尊を持たずして、どうして軍隊が軍隊の役割を果たせるだろうか?
こんな悲しい混迷を残したのは、全て憲法9条第二項の存在のせいであることは明らかである。だから我々はここに議論の総てを
集中させなければならない。

※憲法9条※
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、
これを認めない。
514三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/26(日) 22:32:44 ID:???
>>38
私は平和主義を決して偽善だとは言わないけれど、日本の平和憲法が左右双方からの政治的口実に使われた結果、
日本ほど平和主義が偽善の代名詞になった国はないと思っている。
この国で最も平穏で人に尊敬される生き方は、やや左翼よりで、平和主義者で、暴力否定論者であることだった。
それ自体としては、別に非難するべきことではない。
しかし大衆の知識人への盲信が高まっていくにつれ、本当の知識人は他の知識人を盲信することなく、あらゆることに
疑問を抱いて、あまり平穏ではない生き方(疑義を提唱し積極的議論を交わす)をする人間ではないか?と考えた。
一方で知識人たち、つまり社会主義者らが集う場での決定事項の社会的影響力は、馬鹿馬鹿しい形で大衆を煽動した。
(※当時、何故社会主義者が知識人とされたのか不明)
母親たちは子供に兵器のおもちゃを与えるなと叫び、小学校では出席番号順に列を作って並ばせるのは軍国主義的だと
いうので、子供たちはバラバラと国会議員のように怠そうに集合するのだった。
>>39
「それならお前は知識人に楯突く知識人として言論による運動をすればいいだろう」と誰かが言うだろう。
しかし私も文士である。日本ではあらゆる言葉が軽薄になり、プラスチックで出来た大理石のような安っぽい言葉は簡単に
見透かされてしまう。非難を受ける可能性のある、とある一つの概念を隠すために、非難から逃げ隠れできるアリバイとして
使われるようになったのを、いやというほど見てきた。あらゆる言葉に偽善がしみついていた。ピクルスに酢が浸み込むように
偽善が浸みついてしまった。
文士としての私が信じる言葉は、文学作品の中の100%のフィクションの中の言葉だけであり、前にも述べたように、私は文学
というものは、戦いや責任と一切無関係な世界、作り話の世界だと信じる者だ。
作り話の世界の言葉を信じるのは、日本文学の中で、優雅な伝統を特に私は愛しているからだろう。
行動のための言葉が全て汚れてしまったとすれば、もう一つの日本の伝統、尚武とサムライの伝統を復活するには、
言葉なしで、無言であらゆる誤解を甘受して行動しなければならぬ。
言い訳は見苦しい、というサムライ的な考えが、私の中にはもともとひそんでいた。
515三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/26(日) 22:52:44 ID:???
>>514訂正
>>38
私は平和主義を決して偽善だとは言わないけれど、日本の平和憲法が左右双方からの政治的口実に使われた結果、
日本ほど平和主義が偽善の代名詞になった国はないと思っている。
この国で最も穏健で人に尊敬される生き方は、やや左翼よりで、平和主義者で、暴力否定論者であることだった。
それ自体としては、別に非難するべきことではない。
しかし大衆の知識人への盲信が高まっていくにつれ、本当の知識人は他の知識人を盲信することなく、あらゆることに
疑問を抱いて、(疑問や矛盾が解決に至らない場合)危険な生き方をする人間ではないか?と考えた。
一方で知識人たち、つまり社会主義者らが集う場での決定事項の社会的影響力は、馬鹿馬鹿しい形で大衆を煽動した。
(※当時、何故社会主義者が知識人とされたのか不明)
母親たちは子供に兵器のおもちゃを与えるなと叫び、小学校では出席番号順に列を作って並ばせるのは軍国主義的だと
いうので、子供たちはバラバラと国会議員のように怠そうに集合するのだった。
>>39
「それならお前は知識人に楯突く知識人として言論による運動をすればいいだろう」と誰かが言うだろう。
しかし私も文士である。日本ではあらゆる言葉が軽薄になり、プラスチックで出来た大理石のような安っぽい言葉は簡単に
見透かされてしまう。非難を受ける可能性のある、とある一つの概念を隠すために、非難から逃げ隠れできるアリバイとして
使われるようになったのを、いやというほど見てきた。あらゆる言葉に偽善がしみついていた。ピクルスに酢が浸み込むように
偽善が浸みついてしまった。
文士としての私が信じる言葉は、文学作品の中の100%のフィクションの中の言葉だけであり、前にも述べたように、私は文学
というものは、戦いや責任と一切無関係な世界、作り話の世界だと信じる者だ。
作り話の世界の言葉を信じるのは、日本文学の中で、優雅な伝統を特に私は愛しているからだろう。
行動のための言葉が全て汚れてしまったとすれば、もう一つの日本の伝統、尚武とサムライの伝統を復活するには、
言葉なしで、無言であらゆる誤解を甘受して行動しなければならぬ。
言い訳は見苦しい、というサムライ的な考えが、私の中にはもともとひそんでいた。
516三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/26(日) 23:02:35 ID:???
>>40
私は或る内面的な力(※これがおそらく三島を苦しめたアノミー)に押されて、剣道をはじめた。かれこれ十三年も続けている。
竹の刀を使うこの武士の模擬行動、剣道から言葉を使わずに、感覚で私は古い武士の魂の蘇生を感じた。
経済的繁栄と共に、日本人の大半は拝金主義的サラリーマンとなり武士は衰え死んでいった。
自分の信念を守るために命を賭けるという考えは、旧価値観になっていった。
思想は身の安全を保障してくれるお守りのようなものになっていった。
(中略)
しかし私は、若者はギュムナシオン(道場)とアゴラ(学び舎)を半分づつ往復し、文武両道でなければならないと信じる者であり、
学生ばかりでなく、あらゆる知識人がそうするべきだ、と思っている。言論を以て言論を守るとは、方法上の矛盾であり、思想を
守るのは自らの肉体と武技を以てすべきだ、と考える者だ。
517三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/27(月) 22:36:57 ID:???
>>41
こうして私は自然と、「間接侵略だ」と思うに至ったのである。
間接侵略とは、表面的には外国勢力に操られた国内のイデオロギー戦のことだが、実質、(少なくとも日本にとっては)
日本という国のアイデンティティを破壊しようとする人間と守ろうとする人間との戦いだと理解できる。
しかもそれは複雑で微妙な様相を呈し、時には民族主義のふりをした人民戦争を惹き起こし、政府軍に対する民兵組織の
戦いになる。
ところで日本では、19世紀の近代化以降、民兵組織という考えが完全に消失し、政府軍思想が軍の主流を独占し、この伝統
は戦後の自衛隊にまで及んでいるのである。日本人は19世紀以降、民兵組織結成の構想を発想したことがなく、
あの第二次世界大戦戦時中の時ですら、国民義勇兵法案が議会を通過したのは降伏の僅か二か月前だった。
日本人は民兵組織(テロリズム)という20世紀の新しい戦争形態に対して、ほとんど外国との戦争という想定での戦術しか
持たなかった。
518三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/29(水) 02:42:07 ID:???
>>42
民族主義とは本来、一民族一国家、一つの文化伝統・言語伝統による政治的統一の熱望以外の何物でもない。
(中略)
では、日本にとっての民族主義とは何だろうか?
…言語と文化伝統を共有するわが民族は、太古から政治的統一を成し遂げており、我々が長い時間をかけて築き上げた
文化と、これから先、築き上げる文化は民族と国とが分離しないことにかかっている。
そして皮肉なことに、敗戦によって現有領土に押し込められた日本は、国内において異民族問題をほとんど持たなくなり、
アメリカのように一部民族と国家が対立したり、民族主義に対して国家が受け身になるような状況が発生しないのである。
従って異民族問題をことさら政治的に追求するような行為は作為的な対立関係の匂いがする以外にも、国を現実の政治権力
の権力機構と混同させてしまい、現政府が「国民を外国へ売り渡す」被植民地政権と思い込ませることに熱心に取り組み、
民族主義をこうした動きに利用しようと注力するのである。
519右や左の名無し様:2010/12/29(水) 11:31:21 ID:???
単一民族といっても、アイヌ、ヤマト、沖縄で別れる。

三島はアイヌのことは知っていたのだろうかな?
アイヌこそ武士の起源の1つであるエミシの直系の末裔にして戦国や江戸の武士の文化的影響までも
融合し、形として残してる唯一の人々であった。(沖縄人も不思議と本土の(薩摩の)武士の文化的影響が見られる)
太古の蝦夷と鎌倉以降の武士文化、そして北方からの外来文化の混合により形成されたアイヌ(民)族文化。
http://kobe.cool.ne.jp/koichi76/PHOTO/1101.JPG(ノートン入れてる人は警告が出るので注意)
http://tokyocinema.net/v02ainuelders.jpg
http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/a/artdirect/20081224/20081224173244.jpg
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/013/702/36/N000/000/000/DSC05711.JPG
http://www.fukinoha.net/blog/wp-content/uploads/umibe/07091101.jpg
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/007/257/52/N000/000/005/127433648838816112122_a3_20100520152128.JPG
http://sorasoku.up.seesaa.net/image/6292648_bf9f60fc06_b.jpg
http://www.tkfd.or.jp/admin/files/food/sake/_CSC7268.jpg
http://senese.cocolog-nifty.com/koukishin/images/2008/06/09/iyomante2.jpg
http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/o/ogawashoten/20090630/20090630130000.jpg
520右や左の名無し様:2010/12/29(水) 11:38:37 ID:???
日本は国として、アイヌ人や琉球人を異民族として承認していない。
国民の中には言語など文化的要素が若干異なるので異民族として認識する人もいるが、
そういう人間を日本(公安)は危険視し、敵視し、監視している。
日本が自由主義なのは見せかけで、実は自由ではないんだ。
521三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/29(水) 22:29:49 ID:???
>>43
しかし前にも述べたように、日本には現在、深刻な異民族問題はなく、また、一民族一文化伝統による
政治的統一(南北朝鮮、東西ドイツなど国家が分断されたケース)への悲願もありえない。それは日本の
歴史において、すでに成し遂げられているものだからである。

もし統一への悲願が発生するとすれば、現在の日本を一民族一文化伝統の政治的統一を成就しないところの
民族と国との分離状況としてとらえているのであり、民族主義の強調自体がこの分離状況の強調であり、
最終局面では国を否定して民族を肯定しようとする戦術的意図に他ならない。
※国の政治的スタンスが日本人の文化伝統にそぐわないと受け止める、もしくは違和感を持つ一部の国民
が国と民族(日本国民)が分離していると感じてしまう。民族主義的な主張、回帰論の高まりは、分離した状況を
不安に思う日本国民の不安感の高まりと比例し、こうした不安感から発生する民族主義回帰論は最終的に、
戦術的意図をもって国に牙をむくようになるだろう。※

つまり、分離していないものを(意図せず)分離させてしまう「手段としての民族主義」なのである。
…前述したように、第三次の民族主義はベトナム戦争によって、論理的な接合部分が曖昧なまま育成され、
最後に分離の様相を露呈させたが、ベトナム戦争後の時代は、この分離を沖縄問題と朝鮮人問題によって
さらに明確にするだろう。
522三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/29(水) 23:55:25 ID:???
>>44
社会的な事件というものは、古代より童話のように、次に来るであろう時代を偶発的に象徴することがままあるが、
金嬉老事件は、ジョンソン声明に先立って、ある時代を予言するような非常に偶発的な起こり方をした。
それは三つの意味を持っている。つまり「人質にされた日本人」という意味と「抑圧されて暴発する異民族」という意味と
「日本人を平和的にしか救出できない国家権力」という三つである。
第一の意味は、「沖縄や新島の島民」を、第二の意味は「朝鮮人問題そのもの」を第三の意味は「現政権は平和憲法と
世論によって微妙な匙加減を強いられる」を、露呈させていた。
そしてここでは正に政治的イデオロギーの望むがままに変質していく日本民族の相反するイメージ――
米国の武力によって人質にされ抑圧された平和的な日本民族というイメージと異民族への歴史の罪悪感によって権力
行使を制約される日本民族というイメージ――が如実に表現されたのである。前者の被害者イメージは朝鮮民族と同一化
され、後者の加害者イメージはベトナム戦争を遂行する米国のイメージに重複して見えた。

※金嬉老事件・・・スタブローギン主義の典型で、虚無主義である。稀代のペテン師でもあり人心掌握に長けており適切な状況把握が素早い。
アノミー的虚無主義は死体の山を築くこともしばしばあり、死亡の原因を分析したり追求したりすれどその死を悼むことはほとんどない。
人間の血が通っているのか?といえば、通っているようで通っておらず、AなのかBなのかCなのか?その行動の本意は本人にだって説明出来ない。
自分で自分のしていることすら何が何だか分からない。が、結果的に意図せず、もしくは意図をもって、何故か他人を思うがままに
コントロールしてしまう。そのことで罪悪感を持つことも、あると言えばあるし、ないと言えばない。
523三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/30(木) 00:26:42 ID:???
>>45
しかし戦後の日本にとっての本当の意味での民族問題(ヘイトクライム)は存在しない。在日朝鮮人問題は国際問題であり
難民の問題であって日本国内の問題ではない。
これを内部の問題であるかのように扱う一部の扱い方には明らかに政治的意図があって先進工業国における革命手段として
異民族の利用価値を見出したに違いない。
・・・とある民族主義者はこれを気ままに使い分けながら琉球問題や新島問題では「人質にされた日本人」のスタンスで訴えかけ、
一方起こりうる朝鮮半島危機に際しては民族主義の国際的協調という論理矛盾を再度心情的に訴えかけ矛盾を隠ぺいするであろう。
被害者面と加害者面を巧妙に使い分けて、民族主義を理解させようと企てるだろう。
しかしながら第三次の民族主義における分離の様相はますます顕在化し、ベトナム戦争後の民族主義者らの情勢は、
保守的民族主義の勢力拡大を促進させ、これによって民族主義の左右からの奪い合いはますます先鋭化するだろう。
524三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/30(木) 21:31:12 ID:???
>>521補足
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1293689085/
この記事がタブロイドではないなら、一部の国民が持つ不安感は、脳の扁桃体の違いによるものか?
525三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2010/12/30(木) 22:27:48 ID:???
>>46
国と民族が分離していない証拠であり、長い歴史と堅持してきた国土の中心的存在である天皇は、日本の近代史においては、
一度もその本質であるはずの「文化の概念を示すもの」として率直に表現されたことはなかった。
このことは明治憲法国家の本質が、文化の概念を破壊させた上に成立していて、儒教道徳の残渣を辛うじてとどめた官僚文化
によって代表されていたことと関係する。私は先日、仙洞御所を拝観して、雅やかな帝王の苑池に架けられた明治官僚による補修
の石橋の醜悪さに顔を顰めた。
つまり、文化の全体性、再帰性、主体性が、一見雑然とした包括的な文化概念に見合うだけの価値観を見出すためには、その
価値観から押し広げて日本文化のあらゆる末端の特殊な事実までも同一の価値観で推論されなければならないが、明治憲法下の
天皇(シャーマン)システムは、ますます西欧的な立憲君主制へと押し込められてしまい、政治的システムとしての天皇の確立によって
文化的機能を疎外してしまったため、文化的側面から物事を判断できなくなっていったのである。
>>47
雑多な、広範な、包括的なあらゆる日本文化全体に見合うだけの唯一の価値観として、我々は天皇の真の姿(三島の願望としてのあるべき姿)
である文化的概念としての天皇にさせなければならない。
(中略)
「雅」は宮廷の文化的な真髄であり、それへの憧れだったが、非常事態発生時には、「雅」は秩序破壊のテロリズムとさえなった。
つまり文化的概念としての天皇は国家権力と秩序の側面だけではなく、無秩序の側面へも手を差し伸べていたのである。
もし国家権力や秩序が国と民族を分離の状態に置いていたら、「国と民族の非分離」を回復させようとする変革の理由として文化的概念の天皇が
作用しただろう。
孝明天皇の御心に呼応して発生した桜田門外の変の義士たちは、「一筋の雅」を実行したのであって、天皇のための決起は、文化を毀損しない限り、
容認されるべきであったが、西欧的な立憲君主制に固執した昭和の天皇制は、二・二六事件の「雅」を理解する力を喪失していた。
526三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/02(日) 01:19:01 ID:???
>>48
明治憲法による天皇制は、祭政一致を標榜することで、日本の長い歴史の証しとして役割を果たしたが、政治的無秩序(テロ)を
招く危険性のある「雅」には(文明開化により)関与しなかった。つまり言論の自由には関与しなかったのである。
政治的な側面をもつ天皇が、自由で包括的な文化概念までもをカバーしきれず、文化的概念を犠牲にせざるを得なかった。
そして戦後の所謂「文化国家」日本が、米国占領下において辛うじて維持できた天皇制は、その二つの側面をいずれもカバー
できず、俗流官僚や俗流文化人の大正的教養主義の帰結として、大衆社会化に追随してしまい、「週刊誌天皇制」(低俗週刊誌を揶揄)
という大衆娯楽の域にまで、天皇の尊厳を失墜させてしまったのである。
天皇と文化は相関性を持たなくなり、左右の全体主義に対抗する唯一の理念としての「文化概念である天皇」「文化の全体性の統括者
としての天皇」の役割の確立は、ついに試みられることなく終わった。
527三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/02(日) 03:49:13 ID:???
>>49
かつて源氏物語などが短歌から発展して生まれたように和歌は日本文学の生みの親であり、その他のジャンルはその敷衍で
あって、響き合う言葉の表現や想像をかき立てる絵巻物などの流動的構成は、現在に至る日本文学の集合的無意識に影響を
与えている。宮廷詩の「雅」と民衆詩の「雅のまねび」との間にはさまれて、あらゆる日本の近代文化は、文化として確立される
ことなく細々と生き残ってきたのである。
伝統との断絶は一見ありきたりな「雅」との断絶に相違はなく、日本の近代は「幽玄」「華」「侘び寂び」のような時代を映し出す美術
を何一つ生み出すことができなかった。天皇という絶対的媒体なくしては、詩(文化)と政治とは完全な対立状態に陥るか、政治に
よる文化的領分の保護で終わってしまう以外になかった。
「雅」文化の源流が天皇であるということは、美的価値の最高度が「雅」にあるとする伝統を、左翼の主張する、「民衆文化論」と異なり
日本の民衆文化は概ね「雅のまねび」つまり天皇や皇室の真似から発している。
528三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/02(日) 22:17:50 ID:???
>>50
そしてそれぞれの時代の日本文化は「雅」を中心にした衛星のような美的概念から「幽玄」「華」「侘び寂び」などを成立
させたがこの独創的な新しい文化を生み出す母胎こそが、高貴でありきたりな「雅」の文化であり、新生した文化の
反独創性の極みで、もっとも保守的な古典主義への執着心の宝庫が天皇だった。しかし正統な美的円満性と倫理的起源が
前衛的な美術、芸術、倫理を強く誘発するところに天皇の意義があり、この「盲信的な古典主義への執着心」が、それぞれの
時代にそれぞれの事情で発生したエゴイズムの抑止力であると同時に、包容力でもあった。
天照大神は岩戸に隠れて美的倫理的批判を行うが、権力によって行うものではない。スサノオノミコトの乱暴狼藉などの
美的倫理的逸脱行為が、このような表現で天照大神の悲しみの自己否定の形で批判されるが、アマノウズメが道化師となり
神々の宴で、(猥雑な)文化としての哄笑によって融和される。
ここに日本文化の基本的な現象形態が語られている。しかもスサノオノミコトは、黄泉の国へ逝った母を慕って、
「青山を枯山なす泣き枯す」男神だった。菊(天皇)の笑い(文化)と”刀の悲しみ”は、すでにこれらの神話に包摂されていた。
529三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/06(木) 00:34:10 ID:???
>>51
スサノオノミコトは自らの罪で放逐されてから英雄となるのであるが、日本において反逆や革命の倫理的な根源は、
反逆や革命をされる側の天照大神にあることを文化として伝えられているのである。
これこそが、三種の神器・八咫(やたの)鏡に秘められた教えである。文化のいかなる反逆もいかなる卑俗も、最終的に
「雅」の中に包括され、そこに文化の全てが余すことなく現され、文化概念としての天皇が成立する。それが日本の文化の
大綱である。それは永久に、卑俗すら包括した霞み渡る、高貴で優雅ないつもでも存在する故郷であった。
菊(文化、天皇家紋章)と刀(武勇)の栄誉が最終的に帰属するのは天皇である。だから軍事上の栄誉もまた、文化概念
として、天皇から授与されなければならない。現行憲法下でも法理的には可能であると思われるが、天皇に栄誉大権の
付与の権限を回復させて、軍が儀仗(儀式用の装飾された武具)を授与されることはもちろん、聯隊旗も直接下賜され
なけばならない。
530三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/07(金) 00:31:46 ID:???
>>52
将来的にもしかしたら、象徴天皇制を圧倒的多数の国民が支持した上で、共産政権の成立を容認させてしまうかも知れない。
そのときは代議制民主主義を通じて平和的に「天皇制でありながら共産主義国である」という状態になりかねない。
およそ言論の自由のない共産政権、容共政権が、脈々と続いた文化を破壊して全体性を損ねることは、今更言う
までもないが、文化概念「雅」としての天皇はこれと共に崩壊してしまう。もっとも狡猾な政治的象徴として利用されて
しまい、最終的に利用されたのちに捨て去られることが運命づけられているだろう。
このような事態を予防するためには、天皇と軍隊を栄誉の絆でつないでおくことが急務なのである。そうした方法以外での
確実な防止策はない。もちろんこうした栄誉大権の復活は、政治概念としての天皇ではなく、文化概念としての天皇の復活
でなければならない。
文化の全体性を代表する、こうした天皇のみが究極の価値そのものだからであり、天皇が否定されてしまったり、あるいは
全体主義の政治概念に天皇が包括されてしまったりしてしまう時こそ、日本と日本文化の本当の意味での危機だからである。
531三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/08(土) 23:19:36 ID:???
>>53
我々は戦後の革命思想が、すべて弱者の集団原理によって突き動かされてきたのだと考えた。
どのように暴力的な表現をとろうとも、それは集団と組織の原理から分離できない弱者の思想である。
不安感、猜疑心、嫌悪感、、嫉妬心をまき散らし、これを恫喝するために利用し、弱者の最低な感情を
共有し共振した結果の政治運動である。
空虚で実のない感情に赴くままの理想論を振りかざす一方で、もっとも弱い人間の感情を基盤にして連帯し、
過半数を獲得して、各小規模小社会を「民主的に」支配して、更に少数者を心理的に圧迫して社会の各分野へ
浸透して来たのが彼らの手口である。
我々は敢えて(精神的)強者の立場をとり、少数者から出発する。
日本精神の清明さ、闊達さ、正直(誠実)、道義的(道徳規範意識)な高さを我々は堅持するのである。
>>54
我々は言論の自由を守るためにスターリン・毛沢東主義に反対する。
我々は日本共産党の民族主義の仮面、つまり世界初の日本式言論の自由を保障するヒューマニズム的社会主義という
幻想を打ち砕くだろう。
もし試験的にでも日本共産党が政権を樹立させてしまったなら、即座に一党独裁の恐怖政治を開始することは明らかだからである。
>>55
まず言論闘争、経済闘争、政治闘争という順序が彼らの常套手段である。彼らの「話し合い」の提示が、彼らの戦術であり
「話し合う」ことで彼らの戦術にはまり込むことになってしまうのである。
(中略)
我々の反革命は、水際まで敵を追い詰めることである。水際とは日本の国土の水際という意味ではなく、我々日本人一人一人の
性根という防波堤に存在する。
敵が千万人と居たとしても「我往かん」という確実な自己の確立をもって、革命に惑わされた人々と対峙しなければならない。民衆の
罵詈雑言、嘲笑、挑発をものともしないで、彼らが蝕まれてしまった日本精神を取り戻すべく、命がけで対峙しなければならない。
我々は日本の美の伝統を一身をもって証明する者である。
532三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/09(日) 00:01:06 ID:???
>>57
我々は除外例や例外少数者の問題その他の中から人間の本質を発見するよう努めている。
中共革命中、文化大革命がなかなか終息しなかった。それは少数民族問題が癌になっていることを露呈させていた。
ウィグル地方の少数民族地域は原爆実験地域として戦略上重要な地域であるが、この地域の革命委員会の支配は最後まで危ぶまれていた。
異民族統治の経験がある大国では、少数民族をいかにうまく手懐けるかが、革命成功の秘訣であるとの認識がされていると同時に、またその
国自体が革命で成立した国である場合、少数民族は一転して反革命の危険を包容した危険分子として認識されてしまうのである。
反革命とは、人種上は少数民族の保守的概念だが、人間性の上では無視されがちな人間性の本質の救出の問題でもある。
>>58
かつて都市部の労働者は、社会的な疎外の代表的存在だった。戦前、日本は経済政策に失敗し、農村は疲弊し、飢餓状態が蔓延していた。
人身売買が兵士の魂を抑圧し荒廃させていた。
しかし戦後は工業化の発展に伴って取り残された農村も、米の価格統制と外国産米輸入規制などの保護政策によって救済された。そればかりか
貧困は解決されて、労働者は革命や政治闘争よりも、経済闘争の方に熱心に注目するような時代に生きている。
(中略)
日本で行われている、体制vs反体制、権力vs反権力の論争は、お互いに相手側の弱点をつかむ巧妙な論理を発明している。
体制側は、革命主義者を自称する学生や、その他の人々に対し「お前たちは中共から金を貰っている、外国勢力から助けられている」といつでも
公然と批判できる。これに対して反体制側は自らを民族主義者と既定し、体制側を買弁(今で言えば新自由主義派)勢力と規定し、自分たちに反対
するオピニオン・リーダーを全て体制側の代弁者、もしくは手先と規定することができるようになった。
533右や左の名無し様:2011/01/09(日) 01:07:08 ID:/bUJclS9
でも三島って根っからのゲイだよね。
534右や左の名無し様:2011/01/09(日) 02:11:26 ID:???
すまんがコテ変えてくれ。
「分析」ではなく「現代訳」と。
535右や左の名無し様:2011/01/09(日) 13:01:10 ID:???
>>533
しかも40年も前に亡くなってるね。
>>534
原文から勝手な注釈を付けたり言葉そのものを言い換えたりしてしまっているから
私の書き込みは三島の主張と乖離している可能性がある。よって”分析”であるとの免罪符が必要なのです。
だから現代訳などと到底言えるような代物ではありません。つまり平たく言うと「ヤダ。」
536三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/09(日) 14:34:24 ID:???
>>59
彼ら(反体制派)の言い分はこうである。「もし、大学、論壇、文壇のようなマス・コミュニケーションの中の一つの小さな枠組の中で、
たとえ反体制的な意見が多数派であったとしても、その中での少数派の意見は実は社会全体の体制側への媚び諂いにすぎない。
つまり一定の小集団の中に存在する少数派の意見は、集団外の圧倒的多数の体制派の意見を後ろ盾にしているのだ。」
ここで先ほど述べた”社会的疎外”と少数派の問題はパラドックスに直面する。つまり我々は、小さな閉鎖社会の中で生活する上では
異端児、あるいは疎外者となり、開放された実社会の中で生活する上では体制側の代弁者となる、と彼らは言うのである。
しかし我々の社会の中での”生き方”は、彼らが言うほど単純なものではない。
彼らの言う体制的権力側の開放された社会というものは、実は存在しているようで存在せず、我々の周辺に明確な形としての存在を
とどめておらず、分子のように個々が漂っているだけなのである。
※個が尊重された開放社会では、人間一人一人が、異口同音、大同小異にバラバラな主張・論理を展開する。それを結合性のない分子と表現※
537右や左の名無し様:2011/01/09(日) 15:10:42 ID:???
三島は政治思想と関係ないw
そう信じているバカ右翼が多いが
538三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/09(日) 15:13:34 ID:???
>>60
個が尊重される大衆社会への進展は個々人の孤立化無連帯化に大いに貢献した。19世紀の封建社会が崩壊した現在は、それに代って企業集団が
強固な拝金主義を基盤とする利益社会として不動の地位を得たわけではない。(※現在は拝金主義が不動の地位を獲得したが崩壊の懸念あり)
我々はそれぞれの小集団の中でのみ、自分たちの居場所を確保することができると感覚的に感じる。
(中略)
小集団の外側の社会は、膨大な無軌道無関心の社会構造が見て取れるのである。
すべてを唯物弁証法や社会主義的観点から分析してみれば、バラバラになった個々の社会への圧力を、自分の小集団に”影響”として受け止め、
安保体制下の権力に対し大いに反発した状況と解釈することは、一見すると実に簡単でわかりやすい。しかし、こうした分かりやすい社会に我々が
生きてきたと仮定するならば、異端の問題も疎外された少数派の問題も、我々と実社会の間に愛憎も摩擦も起こりようがないのである。
つまりそんな風に、小集団と社会との間を論理的に直結させて思いを巡らせたところで、”社会からの逸脱によって疎外された現実”から出発させた
自らの思想を否定することになってしまう。
539三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/09(日) 15:50:53 ID:???
>>61
(中略)
戦後、敗戦の無限の責任追及によって、最終的には責任の所在を融解させてしまった「無責任の体系」の影響が大いにあり、
すべて社会が悪いのが原因だ、と人々は人々に責任をなすりつけるとき、人々は無連帯孤立化に手を貸しているのである。
彼らは当初、社会の異端児として出発したが、利用された異端児は小集団では多数派となり、小集団と別な小集団を次々と
繋げていって連帯させることにとって、社会の中である一定の数の集団としての地位を確保した。その集団は容易に暴力と行動
に移してしまい、現体制の転覆、破壊するというのが革命のプランである。そして、指揮命令系統もなく、それに伴う責任の所在も
ないままに、革命は現に着々と進行している。
しかし我々のように文化と文化を愛する人間により成り立ち、それらの味方をする人間は、疎外された異端児がそうした自己矛盾
に陥っている状況に対して、少数派というものを積極的に認知してやるところから出発しなければならない。
540三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/09(日) 17:05:58 ID:???
>>62
左翼のいう、日本における朝鮮人、少数民族問題は欺瞞だ。なぜなら我々は今、朝鮮半島の政治情勢の変化によって多くの韓国人を
抱えているが、彼ら左翼が問題にするのはこの韓国人ではなく、日本人が必ずしも歓迎しないにも関わらず日本国内に北朝鮮大学校を
つくり、都知事の認可を得て反日教育を施すような北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。
彼らはすでに、文化的な疎外と民族的疎外の問題を、作り話の上に置かざるを得なくなっている。そして彼らは日本で一つでも疎外集団
を見つけ出すと、それに着目し接近し上手に手懐けて革命に利用しようとする以外に考えない。
例えば被爆者の例を見ると良くわかる。被爆者は確かに不幸な、気の毒な人たちであるが、この気の毒な不幸な人たちを利用して、原爆反対
の政治運動を展開し、彼らの疎外された人間としての悲しみにも現実的な問題にも一顧だに顧みられることなく、自分たちの権力闘争に利用
してしまう。

※三島への反駁――元来の朝鮮人という人種の特性は男性よりも女性の方がはるかに強い母性集団である。主役はいつも女性らと
子供たちで、その強すぎる母性本能により余所の子まで拾って集めてしまうのである。日本と朝鮮は一卵性双生児民族であるが、異民族
の蹂躙に遭遇したかしなかったか、戦乱が長かったか短かったかで、若干の差異が出た。日本人は父性集団を好む傾向にあるが、
朝鮮人は母性集団を好む傾向にある。朝鮮において国母は国主よりも敬愛される。日本人は基本的に国主しか見ない。
「俺に全然関係ないだろ?」と日本人が感じるようなことでも、朝鮮母性にかかると「まぁ!なんて可哀想!」となる。朝鮮人というものは、
偉大なるオモニ(母親)らが支配する母性的民族主義者である。マザコンpgrなどと思ってはイケナイ。
541三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/10(月) 21:17:23 ID:???
>>63
日本の社会問題の啓発は旧来はこんな感じではなかった。戦前、社会問題に取り組んだ人々は、全員がとは言わないが、
純粋に憐れみの心を動機にし、疎外者に対する同情心と正義感とによって、左にあっても右にあっても、一種の社会改革
という救済の段取りを考えた。
しかし戦後の革命集団はそのような道義性と人間性を、戦後の一般社会においての風潮に溶け込み、完全な欺瞞と偽善に
すりかえてしまった。我々は戦後の社会全体が無関心・無連帯・孤立化により、救済すべき弱者が革命集団に利用されてしまう
ことに道義的責任を感じている。革命集団が革命のために利用する目的で弱者に近づく。そこには同情心もなければ、正義感もない。
人間性すらない。革命勢力が、ただ弱者を悪用する目的のみにおいて近づいてしまうのは戦後のこの世界が、道徳的観念を喪失した
からである。我々は疎外されている方がいい。少数者集団の権利(連帯することによって自らの言論に影響を与えるなら連帯しない
方がマシ)に対して忠実であり執着するものである。そればかりか、革命勢力に対抗し反革命の立場にある。彼らが弱者を利用してまで
寄り集まってできた、多数による集団行動の倫理的な矛盾に対して、最も強く、先鋭的な敵である。
542三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/10(月) 21:41:02 ID:???
>>64
人は疎外されたくないという欲求を持っている。そして自由でありたいとの欲求も持っている。
疎外されずに自由であるということは不可能である。疎外されるのが嫌だから自らの自由を抹殺する。
自由にしすぎて疎外された少数者は、それぞれが自らの自由を抹殺し小集団を形成する。
自らの自由を抹殺した小集団は、小集団同士で結合し、いつしか多数の集団者を形成する。
それが大きな原動力となり権力を求め、それを手にし、最終的に少数者を蹂躙し、自分たちの中の
抹殺してしまった自由を再び求める結果となる。その革命の経過は、命を無駄に消すことになる。
我々が最も警戒し見張らなければならない革命集団の経過であり、我々が彼ら革命集団を安易に
信用しないところの原点でもある。
543三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/12(水) 00:42:17 ID:???
>>65
反革命運動は、ただ単に革命を阻止しているわけではない。反革命は革命に対して、暴力を否定しない。
何故なら、暴力を否定してしまうと、革命勢力はあっという間に拡大し、簡単に国家を転覆させてしまうだろう。
反戦平和のスローガンを掲げる団体は、すぐに暴力行為を働く。三派全学連は新宿で騒擾を起こし、暴力的で
あることを一般大衆に知らしめた。この出来事は、反戦平和という言葉の欺瞞性を白日の下にさらけ出すという
大きな貢献を残してくれた。しかし暴力は暴力自体が悪ではないし、善なのでもない。それは暴力をどのように
捉えるかという問題で、捉え方によって善にも悪にもなってしまうのである。
彼らは国家権力を暴力装置と決めつけ、機動隊を特権階級だと思い込み、彼らの身勝手な決めつけで権力自体が
全て革命と抑圧している暴力機構だと考えてしまっている。
(中略)
暴力を否定しなければ、大衆の支持が得られないことを、革命勢力は知っている。特によく理解しているのは共産党である。
共産党は最後の革命手段として暴力を十分容認しているが、その暴力が民衆の支持を得られるようになるまでは差し控える
という”時期を窺う”ことを知っている。
544三島を分析してみる ◆vha3FDwXe6 :2011/01/13(木) 00:08:50 ID:???
>>66
我々は、暴力というものを根本から否定する人間には、暴力をふるえない。大学で流行しているのは所詮革命ゴッコである。
暴力を理性だと正当化した大学教授らの確信犯的発想は19世紀の蒙昧だ。暴力と素手で立ち向かうことができないのは
理性の特性である。そして自らの正当性を見出すことなく、理性を喪失して暴力をふるってしまうのは、暴力の特性である。
暴力(キレる)と理性(キレるのを我慢)が個々人の中で揺れ動く段階では同格である。
しかし、理性をもちながら思想のために暴力をふるうという主張は、暴力行為で虐げる相手を国家権力という「暴力」と繋がって
いるという妄想的な屁理屈で一方的に攻撃してしまう戦術である。
暴力はイケナイけど革命のためなら暴力はイイヨ・・・ 暴力否定の二枚舌が国家否定に繋がることは実に分かりやすい。
>>67
我々は絶対的暴力否定の、非暴力・非服従のガンジーの思想を知っている。ガンジーは少なくとも抵抗の思想である。日本の
非暴力主義は抵抗の思想に希薄で、エゴイズムだけが丸出しだ。絶対平和主義は自分たちの集団に対する攻撃を容認している。
国家はどういった集団であれ、集団に対する攻撃は容認しないという立場である。国家のこうしたあり方を彼らは否定していることになる。
国家は権力がないと国家であることはできない。国家は一つの国境の中で存在できる基礎を保持し、その国境の保全と、自己が国家
であることを証明する方法として、その国家の領土に踏み込ませない不可侵性と、国家の権力を他国の権力に委譲させない主権の不可侵性
のために力を保持しないわけにはいかないことは、最近のチェコの例を見ても明らかだ。
もちろん19世紀の主権国家の幻はすでに崩れ、国際的な集団保障の米ソ冷戦時代が到来し、国家概念は、社会主義国と、自由主義国の
国々とに別れ、ヨーロッパですら将来のイメージとしては、共同体的な同盟国家よりもさらに強固な連帯を持ったEU構想を求めてはいる。
545わんわん ◆vha3FDwXe6 :2011/01/19(水) 20:57:06 ID:???
>>68
だが、現実に国家を支配しているのは国家である。特定思想集団の終焉はまだまだ先のことだろうが、
技術社会の発展が、技術を有する独善的な企業による合理化によって人件費の抑制をはじめる傾向に対して、
国家はこうした企業の合理化による雇用喪失を制御するために、特定思想集団のイデオロギーを保護しなけばならない。
社会主義国家とは単純に、多数派の民族や強力な権力を持つ民族が、少数民族を支配するための口実に多民族共生を
謳っているにすぎない。
また、国際政治を支配しているのは姑息な力によるものであって、その法則の上では、力を否定するものは、最終的に自ら
国家のクビを締めることになってしまうのである。いわゆる平和活動家らは、日本の国家観の自信喪失を狙って日本自身の
国家否定と暴力否定とを少しずつ着実に推し進めている。そして最終的に彼らが計画しているのは国家としての日本の崩壊
と無力化、そこに共産政権を樹立させてしまうことにある。共産政権が樹立した後の国家がどのようなものであるかは自明の
ことである。
546右や左の名無し様:2011/01/19(水) 21:13:55 ID:Vxji6T+D
いくら非武装、戦争放棄、平和主義ときれいなことをいっても
それを現実化しているのは米軍なのであって、米軍によって支え
られた平和主義という欺瞞が戦後日本の姿だ。



つまり憲法九条と日米安保はワンセットになっている。

547わんわん ◆vha3FDwXe6 :2011/01/20(木) 00:48:21 ID:???
伝播、つまりEpidemicの技術を磨かないと。
冷静さを失えばそこで負けです。
戦後65年、あと35年米軍が居座れば敗戦後100年も占領しつづけたという異常な事態に。
半世紀でも異常です。

そして不幸なことに、国家も政治家も国民も自分さえよければそれでいいんです。全員がそんな状態です。
だけど、だからこそ、それを逆手に取るという方法もあるわけです。
548右や左の名無し様:2011/02/01(火) 17:22:47 ID:tCTn/QQo
549右や左の名無し様:2011/02/15(火) 00:44:50 ID:NdWiMth7
黄文雄『それでも、中国は日本を越えることができない!』(ワック)

 「中華文明とは、そのコアに宗教のない典型的な暴力文明である」と凄まじい比喩をされる。
――うぅーん、シナは暴力文明か。
 その理由を文明史家である黄さんは次のように言う。
 「いかなる大帝国も、ローマ帝国もそうであるように、大モンゴル帝国もそうだった。国家が大きすぎると、文化だけでなく利害関係も多元化になり、
政治的な求心力と経済的、あるいは文化的遠心力の対立、葛藤、拡大の中で瓦解していくのだ」
 それが中国という国家の宿命だとする黄さんはこうも言われる。
 「国家としての統合原理は軍事力が物を言うので、中国にとってはどの時代でも軍は別格な存在である。それは中央集権体制をささえる原理だけでなく、
力がすべての世界だから、中華文明のコアに宗教はなく、典型的な暴力文明」あるいは「兵営国家」となるのだ、と。
 だから暴力文明は、いずれ別の暴力に滅ぼされるしかないだろうが。
550右や左の名無し様:2011/02/15(火) 04:06:02 ID:???
>>549
黄なんとかも支那人であるから全面的な信頼に足るかどうかはわからんが

支那・チョンなど反日共産匪賊が信奉する「儒教」には
我が~國の「祓い清め」はもとより、佛法の「十善戒」、基督・回教・ユダヤ教が共有する「モーゼの十戒」では戒めている

○殺人の禁止
○窃盗の禁止

の規定がない。「孟子」にいたっては「道理」があれば君主を倒すのも可つまり「革命無罪」がうたわれている。毛沢東が依拠したところである。

支那・チョン・台湾などの不法入國者どもが日本で犯罪の限りを尽くすのも当然であり、尖閣強奪を企図するのもあたりまえである。

支那・チョンの家来である日教組は支那語の犯罪教唆書である「論語」「孟子」などをあろうことか「國語」教育の一環として強要している。
公教育の場で儒教すなわち極左テロ扇動のマインドコントロールが行われている現況は嘆かわしいの一語である。
551右や左の名無し様:2011/02/22(火) 01:10:48.56 ID:0ya6466m
三島氏の勘違いは、10.21程度の学生のお祭り騒ぎを日本赤色化に危機と
勘違いした事が一つ(警察力程度で鎮圧できたから自衛隊は必要なかった)
天皇中心なでの考えが共感を呼ばなかった事(他にも文豪なら文化伝統は知っていたはず)
もう一つは自衛官が武士だと決め付けていた事(自衛官なのに反戦自衛官なんて奇妙な自衛官が出没した時代だし
殆どが憲法9条の縛りで戦争に行かなくて済むと就職したサラリーマン自衛官で武士はいなかった)
しかし才能は今の日本を40年前から予見していた凄い人だし、突入しないで生きて
言論人として世直ししてもらいたかったと思う。
作家としての才能の枯渇と本人が思い込み軍隊ごっこに晩年を費やしてしまった
事は本当に惜しいと思うし言論で東大全共闘ボコボコにしたみたいに全大学に
言論の喧嘩をしに行けば思ったより日本の赤色化は遥か先の夢物語とわかったはずだが?
切腹フェチだったと言う説もあるし、自衛官が全員共鳴したら共鳴したで収拾がつかないで
困ったと思うし。しかし当時の映像を見ると意外に野次や罵声の連中より真剣に
演説聞いている何人かの自衛官もいる。
552右や左の名無し様:2011/02/22(火) 10:11:41.70 ID:rIjIeBui
>>551
勘違いしてるのはあなた。
三島は自衛隊員に武士道精神がないことを危惧して、それを喚起してたんだから、あなたが言ってることと逆。

それから当時のサヨクや革マル勢力は、現在の政府やマスコミに侵入してるから鎮静してないよ。
逆に中立になりすましたサヨクがたくさんはびこってるから、これもあなたの言ってることと逆。
外国人参政権を通そうとして着々と侵略してますから。
553右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:33:42.68 ID:/LV/Wcze
私は民主主義と暗殺はつきもので、共産主義と粛清はつきものだと思っております。
共産主義の粛清のほうが数が多いだけ、始末が悪い。暗殺のほうは少ないから、シーザーの
昔から、殺されたのは一人で、六十万人が一人に暗殺されたなんて話は聞いたことがない。
これは虐殺であります。(中略)
たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか、殺される心配が
なかったら、いくらでも嘘がつける。


大体政治の本当の顔というのは、人間が全身的にぶつかり合い、相手の立場、相手の思想、
相手のあらゆるものを抹殺するか、あるいは自分が抹殺されるか、人間の決闘の場であります。
それが言論を通じて徐々に徐々に高められてきたのが政治の姿であります。
しかしこの言論の底には血がにじんでいる。そして、それを忘れた言論はすぐ偽善と嘘に
堕することは、日本の立派な国会を御覧になれば、よくわかる。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
554右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:34:04.76 ID:/LV/Wcze
私が一番好きな話は、多少ファナティックな話になるけれども、満州でロシア軍が
入ってきたときに――私はそれを実際にいた人から聞いたのでありますが――在留邦人が
一ヵ所に集められて、いよいよこれから武装解除というような形になってしまって、
大部分の軍人はおとなしく武器を引き渡そうとした。その時一人の中尉がやにわに
日本刀を抜いて、何万、何十万というロシア軍の中へ一人でワーッといって斬り込んで行って、
たちまち殴り殺されたという話であります。
私は、言論と日本刀というものは同じもので、何千万人相手にしても、俺一人だというのが
言論だと思うのです。一人の人間を大勢で寄ってたかってぶち壊すのは、言論ではなくて、
そういうものを暴力という。つまり一人の日本刀の言論だ。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
555右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:34:27.89 ID:/LV/Wcze
初めから妥協を考えるような決意というものは本物の決意ではないのです。


私は、暗殺者が必ずあとですぐに自殺するという日本の伝統はやはり武士(さむらい)の
道だと思っている。


人間が一対一で決闘する場合には、えらい人も、一市民もない。そこに民主主義の原理が
あるのだと私は考える。
だから、政治というものはいずれにしろ激突だ。そして激突で一人の人間が一人の人間を
許すか、許さないか、ギリギリ決着のところだ。それが暗殺という形をとったのは
不幸なことではあるけれども、その政治原理の中にそういうものが自ずから含まれている。
もしそうでなければ、諸君が選挙の投票場へ行って投ずる一票に何の意味がありますか。

民主主義なんて甘いものじゃない。これをどうやって純粋民主主義に近づけるかなんて、
いつまでたっても無駄なんだ。人間は汚れている。汚れている中で相対的にいいものを
やろうというのが民主主義なんだ。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
556右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:35:05.78 ID:/LV/Wcze
どんな政治体制でも歴史的な基盤があって、徐々に形成されたものであるので、その点では
日本の天皇制もまったく同じだと思います。ですから民主主義が悪いとか、天皇制が
いいとか悪いとかいう問題じゃなくて、その国その国の歴史的基盤に立った政治体制が
できていくということは当然だと思います。


国家がなくなって世界政府ができるなんという夢は、非常に情けない、哀れな夢なんです。
…資本主義国家も国家が管理している部分が非常に大きくなっておりますから、実際の
国家の時代という点では、国家の管理機能はむしろ史上最高ぐらいまで達しているのではないか。
これが極点に達し、崩れて、超国家ができるかどうか、そんなことは先のことである。
我々はまず国家の中に生きているという存在から問題を考えなければならんというように
私は思っております。ですから、国家の時代なればこそ戦争も必ずある。であるから、
それに対する防衛の問題も真剣に考えなければならんと、私はそういうように思っております。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
557右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:38:19.51 ID:/LV/Wcze
共産社会に階級がないというのは全くの迷信であって、これは巨大なビューロクラシーの
社会であります。そしてこの階級制の蟻のごとき社会にならないために我々の社会が
戦わなければならんというふうに私は考えるものですが、日本の例をとってみますと、
日本にどういうふうに階級があるのか、まずそれを伺いたい。たとえばアメリカなどは
民主主義社会とはいいながら、ヨーロッパよりさらに古い、さらに深い階級意識が
ある国です。というのは、ヨーロッパを真似して成金が階級をつくったのですね。
ですからこれはアングロ・サクソンの文化の伝統ですが、クラブというのがありますね。
みんなメンバーシップオンリーのクラブで、下のクラブの人が上のクラブをステイタス・
シンボルとして、ステイタス・クライマーが上流のクラブへ入るためにあらゆる算段を
するわけです。(中略)
アメリカにはステイタス・シンボルというものが非常にたくさんあります。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
558右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:42:20.61 ID:/LV/Wcze
ところが日本ではステイタス・シンボルに当たるものが私は何があるのかと聞きたい。
…一つの社会風俗的現象としてのステイタス・シンボルがあるのか。キャデラックに
乗っていたらブルジョアなのか。みんな会社の金でキャデラックに乗っている、それが
ブルジョアなのか。あるいはゴルフクラブに入っていたらそれがブルジョアなのか。
ゴルフクラブに入って、あのキャディに、かよわい女性に重いものを背負わせて歩けば
それがブルジョアなのか。そして日本では社会主義者も共産主義者もみんな軽井沢に
別荘を持っている。(中略)
私は階級差というものの甚だしい例をヨーロッパでたくさん見てきた。(中略)
富の分配というのは一応マルクス主義の美名になっておりますが、これは別の方法を
使ったってできるのだ。(中略)
権力の分配に至っては、共産主義社会のあのおそろしいビューロクラシーと比べると、
我々はむしろ権力の分配の公正な社会に生きていると、私はこう考えております。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
559右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:42:59.94 ID:/LV/Wcze
我々はヒューマニスティックな愛情を何に対して持つか。ニューヨークじゃ、もう人間に
同情する人がなくなっちゃったのでみんな犬に同情している。それがアングロ・サクソン
動物愛護協会というものなんです。これは生活の余裕がなければできないことで、
オールビーの「動物園物語」という芝居をご覧になった方はわかりますが、犬を可愛がって、
犬としか対話しない人間が長々と出てきます。人間というのはそういうふうになっちゃう
ものなんですね。愛情と憐れみを何に向って与えようか。その溢れるアフェクションの中から
どうやって社会革新の情熱を呼びさまそうか。人間はこういうものを考える動物だと思います。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
560右や左の名無し様:2011/02/25(金) 17:43:43.41 ID:/LV/Wcze
未来ということを考える暇がないほど現在の時点における自分の存在の中に、連綿たる
過去の日本の文化伝統と日本人の長い民族的蓄積とが、太古以来ずっと続いている、
その一番ラストに自分はいるんだ、自分が滅びたらもうお終いなんだ、自分は
日本というものの一番の精髄をになってここにいま立って、そこで自分は終るのだ。
そういうことがなければ、ぼくは人間の最終的な誇り、日本人としての最終的な誇りは
持てないと思います。

未来を所有しているのは老人の特徴で、未来を所有しないのが青年の特徴である。(中略)
青年は未来に対してあらゆる可能性があるように見えるかわりに、未来を何一つ所有しない。


言論自由下の社会主義なんていうものを夢見ているとあぶないんだ。
…もし美しき社会主義を夢見れば醜き社会主義にやられてしまうんだ。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン」より
561右や左の名無し様:2011/02/26(土) 19:34:05.73 ID:/ZbaIjCj
楊海英『墓標なき草原』(岩波書店)
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真実の歴史書−楊海英氏の『墓標なき草原』を読んで 
田中秀雄


この『墓標なき草原』は出てすぐ買い求めて読みました。消費税入れて6300円。しかし、それだけ出した価値があると思いました。
よくもまあ、あの左翼的な岩波書店がこんな本を出したなと思ったものです。真実は隠しきれないものだと思います。
中国という今の国家体制下で、初めて出たポスト満洲国の真実の歴史書でしょう。王道楽土の理想が支那共産党の手によって葬り去られたとき、
いかなる悲劇が内モンゴル人に襲い掛かってきたかという生々しい実情が紹介されています。
女性が漢族兵士から暴行を受けて、子宮が外に飛び出したなどの記述は涙なくしては読めません。虐殺された人たちはもちろんです。累々としてあります。本書に詳しく書かれています。
理不尽なまでの死に方です。楊海英氏は今も危険な情況の中をよく取材されました。その勇気に敬意を表します。
楊海英氏の奥さんは日本人だそうで、原稿を日本語にする手伝いをしていたそうです。奥さんが涙なくしては仕事ができなかったと「後書き」にありましたが、
この女性に象徴されるモンゴル人の悲劇を如実に感じられたからでしょう。
日本という反共の防波堤が崩れ、支那大陸が共産主義によって制覇されたとき、台湾では2・28事件が起き、
朝鮮では朝鮮戦争が起こりました。そして、内モンゴルでは『墓標なき草原』のような悲劇が起こったのです。
同じことがウイグルでも起こり、チベットでも起こったのです。その悲劇は現在も続いているのです。

日本を倒したのは支那共産党ではなく、アメリカです。しかし、そのアメリカ人でも、日本を倒したのは間違いだと認めました。それが日米安保条約という形になりました。台湾関係法もその延長上でしょう。
「偽満洲国」などという宣伝文句を今でも信じているおバカな日本人がおります。しかし満洲国は、アジアの人々に生活と自由と平和を与える目的の下に建設された国家だということを、
我々は改めて認識する必要があります。断じて傀儡国家でもなければ、日本が侵略して作った国家でもありません。
562右や左の名無し様:2011/02/27(日) 19:34:07.11 ID:+0KaFj+n
動画でしか演説の模様が見られないが「命をかけて話している聞け」と言う
悲痛な叫び。
三島氏が右翼思想の教祖になっているのは納得行かない。愛国者と思う。
三島氏は利権屋かホモ集団の嫌われ者の自称右翼連中とは違い左だろうと中道
だろう意見を聞く耳を持っていたし学生なんか簡単に論破されていた。
日本の右翼なんて血盟団が最後で天皇と反共と標榜すれば右翼だと自称してる
ダニ連中。
右翼はテロと言っているが左翼の屑の爆弾事件みたいに卑劣な不意打ちを
テロと呼んでいるのは笑う。
三島氏は不世出の愛国者だと思う。
563右や左の名無し様:2011/02/27(日) 19:48:25.29 ID:Ltm6CVpn
564右や左の名無し様:2011/02/27(日) 20:27:06.94 ID:+0KaFj+n
↑言ってる演説内容は三島氏の内容だが、なんか揶揄されているようで
 しかし、シビリアンコントロールまでは聞き取れなかった本当の映像
 では「4年待った」は聞き取れた。
565右や左の名無し様:2011/02/27(日) 21:25:59.94 ID:Ltm6CVpn
566右や左の名無し様:2011/02/27(日) 22:47:03.01 ID:+0KaFj+n
何か動画の三島氏の命がけの叫びを聞いていて40年前に氏は「今の世の中に大儀は
ない」なんて断言していてもし生きていたら高度経済成長の昭和元禄以上の
バブル時代なんて発狂しただろうし、今の「てめえさえよければ」と言う
ご時世に掣肘を食らわせてくれたのではないかと思うと残念。
男一匹命がけの発言なんて真似はできない。
当時の自衛官の中にも氏の心情を理解している自衛官もいたはずだが
国家転覆の罪は死刑だしな、海保の問題とか、今、演説した賛同する
自衛官はいたかもしれない?
三島氏は当時の自衛官に2.26事件の皇道派の幻影を見ていたのか?
演説したら殆ど統制派の自衛官でがっかりだっただろう。
567右や左の名無し様:2011/02/28(月) 17:36:07.22 ID:???
568右や左の名無し様:2011/03/01(火) 23:03:10.11 ID:x8Y9lAVA
三島は日本が誇る屈指の世界的芸術家である。
三島ほど「美」を美のままに表現し得た芸術家は
世界史上でも稀である。
まずは、三島の芸術に触れよ。
三島の思想を語るのは、おまいらには10年早い。
569右や左の名無し様:2011/03/01(火) 23:58:56.34 ID:???
三島由紀夫にディスられる石原慎太郎
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/sisou/1288896014/47-
570右や左の名無し様:2011/03/02(水) 00:29:28.57 ID:???
預言書 をのこ草紙
(1730年頃)、八代将軍徳川吉宗が享保の改革を実施していた頃に流布したといわれる幻の予言書。
神道天行居の創立者として有名な友清歓真(1888〜1952)の名著『神道古義地之巻』に引用され、いまに伝わる。

今より五代二五〇年を経て、世の様変わり果てなむ。切支丹の法いよいよ盛んになって、空を飛ぶ人も現れなむ。
地を潜る人も出て来べし。風雨を駈り、雷電を役する者もあらん。死したるを起こす術もなりなん。
さるままに、人の心漸く悪くなり行きて、恐ろしき世の相を見つべし。

妻は夫に従わず、男は髪長く色青白く、痩細りて、戦の場などに出て立つこと難きに至らん。
女は髪短く色赤黒く、袂なき衣も着、淫りに狂ひて、父母をも夫をも其の子をも顧ぬ者多からん。
万づ南蛮の風をまねびて、忠孝節義は固(もと)より仁も義も軽んぜられぬべし。

斯くていよいよ衰え行きぬる其の果に、地、水、火、風の大なる災い起りて、
世の人、十が五は亡び異国の軍さえ攻め来りなむ。

此の時、神の如き大君、世に出で給い、人民悔い改めてこれに従い、世の中、再び正しきに帰らなん。

其の間、世の人狂い苦しむこと百年に及ぶべし云々、黒鼠が牛の腹を食い破る。
赤い水(丹水)の流れが尽きて後、天命は三公に移る。



日月神示

また、北から軍事攻撃されるのがその始まりになるとも書記されている。
これらは次のように述べられている。

「北から攻めて来るときが、この世の終り始めなり、天にお日様一つでないぞ、二つ三つ四つ出て来たら、
この世の終りと思へかし、この世の終りは神国の始めと思へ臣民よ、神々様にも知らすぞよ。」(富士の巻第十六帖)、

「月は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ、空はち(血)の色となるぞ、流れもちぢゃ、人民四つん這ひやら、逆立ちやら、
ノタウチに、一時はなるのであるぞ。」
571右や左の名無し様:2011/03/14(月) 16:08:44.82 ID:0uFu4KgK
きちがい反日サヨク
市民団体「自衛隊は帰れ!自衛隊いらない!皆さんは歓迎されてない!」
http://bit.ly/dZ2R4E
572右や左の名無し様:2011/03/28(月) 11:44:03.77 ID:f6trXB9p
時代を考へることを皮相の面でするときそれは便乗に類する。便乗とはむしろ時代を考へない謂である。

平岡公威(三島由紀夫)17歳「無題(『輔仁会雑誌』編輯後記用)」より


芟夷(さんい)の詩であることは、不朽のますらをぶりとたわやめぶりのその礎を固くすること――太しく
たてる宮柱のみわぎの裔に外ならない。

平岡公威(三島由紀夫)18歳「後記(『赤絵』二号)」より


時世に敏なりといふことが詩人の特性のやうに言はれるのは滑稽で抱腹絶倒なことである。国の最高のなげかひを
共にせぬ詩人が最高の慶びにどうして侍(はべ)ることができよう。直毘をいふのはそこなのだ。だから日本こそは
古典主義即浪漫主義であるところの唯一の国である。

平岡公威(三島由紀夫)19歳「古座の玉石――伊東静雄覚書」より
573右や左の名無し様:2011/03/28(月) 11:44:41.37 ID:f6trXB9p
時間による超国家性は無窮の国に於ては国家性に外ならない。世界文学が時間で結ばれると真の国粋文学に一致する。
かゝる「時」の上の宣長の思想は本然的に血統となり血脈となり系譜となるものである。弁証法的思想史と全く
異つた思想を日本に於て宣明したところに宣長の世界的偉大がある。

平岡公威(三島由紀夫)19歳「無題(『作文補遺』)」より


だんだんに私は文学を引き寄せるやうにしてゆきたいと思ふ。己れより乗り憑つて乗り憑りつつ清められると
云つたあり方に心ひかれる。さういふ場合の放胆さについてはもう口でいはぬはうがよいと思ふ。それは一種の
ニイチェ風な陥没であらうもしれぬが私は日本人にふさはしい手振だけをまなんでゆくほかはない。そして、
戦後の世界に於て、世界各国人が詩歌をいふとき、古今和歌集の尺度なしには語りえぬ時代がくること、それらを
私は評論としてでなく文学として物語つてゆきたい。

平岡公威(三島由紀夫)19歳「跋に代へて(『花ざかりの森』)」より
574右や左の名無し様:2011/03/28(月) 11:46:28.34 ID:???
               __,,,,、 .,、
            /'゙´,_/'″  . `\
          : ./   i./ ,,..、    ヽ
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         / ...│  ゙l,  l゙゙t, ''ii_    :.!
 ビクビクッ   : /.._ /    ヽ \\.`゙~''''''"./
        .|-゙ノ/   : ゝ .、 ` .`''←┬゛
          l゙ /.r   ゛ .゙ヒ, .ヽ,   ゙̄|
       . | ./ l      ”'、 .゙ゝ........ん
       l  /     ヽ .`' `、、  .,i゛
       .l|  !    ''''v,    ゙''ー .l、
       |l゙ .il、  .l  .ヽ  .¬---イ
      .ll゙, ./    !            ,!        
      .!!...!!   ,,゙''''ー       .|
      l.",!    .リ         |
      l":|    .〜'''      ,. │
      l; :!    .|'"    ...ノ,゙./ │
      l: l「    !    . ゙゙̄ /  !
      .| .|    !     ,i│  |
      :! .l.    }    ,i'./    |
      :! .|    :|    . /     .|
      :! |    ;!   "      .|
      :! !    │        │
      :!:|               ,! i ,!
575ホモ:2011/03/28(月) 16:52:46.67 ID:iuCHPOlT
★原子力委員長・中曽根康弘の娘・美恵子と原発ゼネコン鹿嶋建設社長が結婚しているという利権の閨閥ゴロツキ関係を報じないマスコミ
http://esashib.web.infoseek.co.jp/tohokuzisin03.htm
【琉球新報社説】米軍の震災支援は売名行為だった! 【琉球新報社説】米軍の震災支援は売名行為だった!
岩手宮古の田老地区が世界に誇った堤防でさえ総費用は現在値で50億円であった。あと25億円あれば倍の高さにすることが出来た。
では、
1隻1500億円のインチキ戦艦イージス6隻は震災が国民を攻撃した3・11に、
何をしていたのか?
1隻600億円のインチキ潜水艦16隻は? 2000億円のインチキスパイ衛星は?
一体、何をしていたのか?
http://esashib.web.infoseek.co.jp/tohokuzisin01.htm
軍部・軍需経済の拡大に対して敢然とたたかうことを忌避した国民は生活の全てを破壊略奪されることを忘れてはならない。
http://www.angelfire.com/planet/horiemon06/mokuzinoko.htm
★原子力委員長・中曽根康弘の娘・美恵子と鹿嶋建設が結婚しているという利権の閨閥関係
鹿島建設(現・鹿島)は、原子力発電所の建設では圧倒的な業界一であり、判明している限り、高速増殖炉"ふげん"、"もんじゅ"、
福島第一原発1・2・3・4・5・6号、 福島第二原発1・2・3号、浜岡1・2・3号、伊方1・3号、柏崎1・2・5号、女川1号、島根1・2号、東海1・2号、大飯3・4号、泊1・2号を建設してきた。
その創業一族・鹿島守之助の娘婿・渥美健夫が、前述のように鹿島建設の後継会長となり、その息子・渥美直紀が、原子力委員長・中曽根康弘の娘・美恵子と結婚するという利権の閨閥関係をとりむすんでいた。
したがって、"もんじゅ審査委員会"グループの主査をつとめた京大教授・小堀鐸二が、"もんじゅ"建設会社の一族だということになる。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/satoeisaku01.htm
原発・軍需経済の番犬組織地検特捜部が佐藤栄佐久元福島知事追い落としの策謀を強行したことで、
原発事故の拡大を招いた罪悪は万死に値する。
佐藤栄佐久知事でっち上げ逮捕で日本検察陣にどれほどの見返りがあったのか、
その誠実な検証がなされない限り、福島原発被害者が浮かばれることはない。
576右や左の名無し様:2011/04/08(金) 12:45:45.82 ID:oTkFo+kW
滝ヶ原分屯地にお世話になりはじめてから、早いものですでに四年になる。(中略)
私の生涯でも、自分の家以外に、こんなに長い時間をすごした場所は他にない。富士学校はわが母校、滝ヶ原は
第二のわが家と人に言ふやうになつた。
ここでは終始温かく迎へられ、利害関係の何もからまない真の人情と信頼を以て遇され、娑婆ではつひに味はふ
ことのない男の涙といふものを味はつた。
私にとつてはここだけが日本であつた。娑婆の日本の喪つたものの悉くがここにあつた。
日本の男の世界の厳しさと美しさがここだけに活きてゐた。われわれは直接、自分の家族の運命を気づかふやうに、
日本の運命について語り、日本の運営について憂へた。
それがすべてここでは自然であり、インテリの観念の上すべりも、大衆社会のかしましさもなく、ぢかに手に
ふれる手ざはり、ぢかに足で踏みしめる富士山麓の日本の大地の足ざはりを以て、日本の危機と困難と非運について
考へることができた。

三島由紀夫「滝ヶ原分屯地は第二の我が家」より
577右や左の名無し様:2011/04/08(金) 12:46:49.46 ID:oTkFo+kW
ここは私の鍛練の場所でもあり、思索の場所でもあつた。
私は、ここで自己放棄の尊さと厳しさを教へられ、思想と行為の一体化を、精神と肉体の綜合のきびしい本道を
教へられた。
汗と労苦を男の強情我慢を、忍耐を、極限の自己の探究を、規律を、それを克服した者のみの知る喜びを教へられた。
これらはすべて自衛隊の教官助教官諸官の無私の指導に負ふところのものであつた。
知らない間に、私は、あの傍観者たちの世界における異端者になつてゐた。
この私に対し、終始温かい後楯になつて下さつた歴代連隊長を始め、滝ヶ原分屯地の方々のすべてに、私は感謝の
一語あるのみである。
同時に、二六時中自衛隊の運命のみを憂へ、その未来のみに馳せ、その打開のみに心を砕く、自衛隊について
「知りすぎた男」になつてしまつた自分自身の、ほとんど狂熱的心情を自らあはれみもするのである。

三島由紀夫「滝ヶ原分屯地は第二の我が家」より
578右や左の名無し様:2011/04/19(火) 10:28:48.86 ID:2wIs4y/F
中国が尖閣も沖縄も中国領だと言い張る歴史的古文書は殆どが偽造
  正史か地方誌から地誌か、歴史の改竄が得意な中国の遣り方を見抜く


黄文雄『中国が沖縄を獲る日』(ワニブックス「PLUS」新書)
579右や左の名無し様:2011/04/21(木) 15:28:01.87 ID:sILzih0a
三島ほど頭脳明晰な男が

「偉大なる明治の復活」「天皇と自衛隊を栄誉大権で繋ぐ」

なんてことを戦後の社会において実現出来ると本気で考えるわけねえwwww
580右や左の名無し様:2011/04/24(日) 17:23:36.07 ID:Ax6kpsBm
日本人は絶対、民主主義を守るために死なん。ぼくはアメリカ人にも言うんだけど、「日本人は民主主義のために
死なないよ」と前から言っている。今後もそうだろうと思う。
(中略)
そうすると何を守ればいいんだと。ぼくはね、結局文化だと思うんだ。本質的な問題は。
というのはね、やっぱりキリスト教対ヘレニズムというようなもんなんだよ。いまわれわれが当面している問題は。
結局ね、世界をよくしようとか、未来を見ようとかいう考えと、それから、未来はないんだけれども、
文化というものがわれわれのからだにあるんだという考えと、その二つの対立だよ。
「文化を守る」ということは、「おれを守る」ということだよ。


十年、五十年単位の考えは、絶対に必要なことだ。なぜかというと、十年、五十年と考えると、今日始めなきゃ
だめなんだよ。
だから一番緊急なことなんだよ。

三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
581右や左の名無し様:2011/04/24(日) 17:23:56.93 ID:Ax6kpsBm
一番長い経過を要する仕事を今日始めて、そしてあしたはだね、三年先のことを始めるというのが、ぼくは一番
現実的な考えだと思うね。


ぼくは文化というものはね、変な比喩だが、金とおんなじことだと思う。とにかく、あぶないときにどっかに
置いておかなければ、いつもこわされちゃう。こんなもろい、こんなものはない。僕はいわば文化の金本位制論者だ。
日本では、昔から金について一番もろくて弱かった独占資本的財閥、戦前のそういう連中はね、どんなインテリよりも
ぼくは、実際に敏感だったと思いますよ。それは昭和の歴史を見てもよくわかりますがね。文化人というのは
いつものんきなんだが、資本家が金をこわがるように、どうして文化人は文化というものの、もろさ、弱さ、
はかなさ、というものを感じないんだろうかね。

三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
582右や左の名無し様:2011/04/24(日) 17:24:20.46 ID:Ax6kpsBm
戦後ずうっと考えてきたことは、文化というものは無力であるということ。これは確かに文学も無力だし、
何も無力だ。だけど無力だから、無力なりに役に立とうという「政治と芸術」的考え方というものに、ぼくは
いつも反対してきた。いまでもぼくは、文化というものは、ほんとにどんな弱い女よりもか弱く、どんな
破れやすい布よりも破れやすい、もう手にそうっと持ってにゃならんのだと思いますね。そっからすべてものの
危機感がくるんだし、それで、そのためには自分のからだを投げ出してもいいと思うしね。


文化がどんなに変様されて、歪曲されても、生きのびるほど強いもんだということは結果論です。

三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
583右や左の名無し様:2011/04/24(日) 20:39:02.96 ID:Ax6kpsBm
天皇はあらゆる近代化、あらゆる工業化によるフラストレーションの最後の救世主として、そこにいなけりゃならない。
それをいまから準備していなければならない。それはアンティエゴイズムであり、アンティ近代化であり、
アンティ工業化であるけど、決して古き土地制度の復活でもなければ、農本主義でもない。(中略)天皇は一番
極限にいるべきだ、という考えなんですよ。ですから、近代化の過程のずっと向うに天皇があるという考えですよ。
その場合には、つまり天皇というのは、国家のエゴイズム、国民のエゴイズムというものの、一番反極のところに
あるべきだ。そういう意味で、天皇は尊いんだから、天皇が自由を縛られてもしかたがない。その根元にあるのは、
とにかく「お祭」だ、ということです。天皇がなすべきことは、お祭、お祭、お祭、お祭、――それだけだ。
これがぼくの天皇論の概略です。

三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
584右や左の名無し様:2011/04/24(日) 20:39:25.64 ID:Ax6kpsBm
エリザベスは、亭主が自分の部屋に電話を引いたり、テレビをつけたり、ボタンを押すと飛び上がる椅子を
つけたりするのに、自分は、まだ十八世紀のお茶の作法で、百メートル先から女官たちが手から手へつないだお茶を
持って来て、冷えたお茶を飲んでいる。自分の部屋には電話がない。ぼくは、そういうことが天皇制だろうと
思うんです。日本の皇室がその点でわれわれを納得させる存在理由は日ましに稀薄になっている。
つまりわれわれが近代化の中でこれだけ苦しんで、どこかでお茶を十八世紀の作法で飲んでいる人がいなければ、
世界は崩壊するんだよ。


世界の行く果てには、福祉国家の荒廃、社会主義国家の嘘しかないとなれば、何がほしいだろう。それは
カソリックならカソリックかもしれない。だけど、日本の天皇というのはいいですよ。頑張ってれば世界的な
モデルケースになれると思う。それが八紘一宇だと思うんだよ。

三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
585右や左の名無し様:2011/05/20(金) 12:47:18.27 ID:+ak8sgfX
僕は今でも吉田茂は偉い人だと思うけど、明治以降の日本の歴史で、あんなに日本人の欺瞞をうまく成功させたのは、
あの人だけでしょう。それはどこから学んだかというと、イギリスですね。日本の政治家は少なくとも正義、
真実あるいは誠実という顔をしていなければならなかったのに、吉田茂の時代には国民全体が欺瞞の精神に
味方をした。あんなにアメリカ人をもてあそんだ人はいないよ。それにまたみごとに乗せることができたのは、
イギリス的な教養が彼にあったからだけど、イギリス的な教養は日本の昭和の歴史のなかでは、いつも無力だった。
いつも国家主義者の怨嗟の的であり、日和見主義、無力の良識、不決断の象徴であった。 ところが吉田茂は、
そのイギリス的な教養を逆に使って、欺瞞にうまく役立てた。これは近代史のなかで、面白い時代だと思う。

三島由紀夫
野坂昭如との対談「エロチシズムと国家権力」より
586右や左の名無し様:2011/05/20(金) 12:47:43.84 ID:+ak8sgfX
あんなに日本人のなかで、欺瞞がうまくいった時代はなかったと思う。それからあとはだめです。政治家が
どんな欺瞞をやっても、国民がついてゆかない。国民の考えていることと、欺瞞とがみごとに一致した時代は
もうこないでしょう。今はただ欺瞞と腐敗があるだけで、国民はだれもが味方をしていない。あなたも、そして
僕も怒っているのは、それですよ。欺瞞のまま、これからどこへゆくかということは心配でしょう。

三島由紀夫
野坂昭如との対談「エロチシズムと国家権力」より
587右や左の名無し様:2011/05/20(金) 12:48:09.92 ID:+ak8sgfX
僕は最近、神風連を興味をもって調べたんだけど、あれは絶対に勝つ見込みがない戦争を仕掛けたんだね。
しかも日本刀だけしか使わない。鉄砲は外国からきたものだから、汚れているといって使わない。熊本の鎮台に
対して戦うんだ。初めは奇襲で少し勝つけど、相手は鉄砲をもって攻めてくるから、所詮、勝負は決まってるわけだ。
なぜ日本刀だけで、負けると解ってる戦争をやったか。僕はね、それはやっぱり彼らがインテリゲンチャだった
からだと思う。インテリゲンチャというものは、そういうものなんだね。つまり計算して、こうだからやると
いうのは生活者の考え方なんだね。生活者の考えと、インテリゲンチャの考えはいつも違うんだ。あなたが
どっちの立場に徹するかということは大問題だと思う。

三島由紀夫
野坂昭如との対談「エロチシズムと国家権力」より
588右や左の名無し様:2011/05/20(金) 14:03:37.98 ID:???
 三島も野栄もばかだな
江戸時代中期以降は、戦といえばヤリと弓矢だよ
だから長い槍、弓矢をもってあるいていれば謀反だよ
鉄砲は火薬のメンテが大変だから、平時は困るんだよ。
大ズツはひび割れしていたのは有名な話だ。
忠臣蔵でさえ、短い槍ぐらいだよね 戦闘兵器は

吉良殿も屋敷内だから、弓矢と槍を用意していたろうに不意打ちだね
これらの武器を、赤穂浪士も一番恐れていた。
589右や左の名無し様:2011/05/20(金) 16:02:27.07 ID:+ak8sgfX
生活者に徹すれば、日本は価値のない国、戦争にも抵抗できないという生活者の知恵でみるだろうね。神風連の
事件は、生活者にはできないもので、日本の近代インテリゲンチャの思想の源流なんです。(中略)
あなたがもし、もう一つ芸術家の立場を完全にもたなければならないということになったら、生活者の知恵だけでは
足りない何かが出てくる。そのときはバカなことでも、絶対に敗北するとわかってる戦いでもやらなければ
ならなくなってくる。


言葉だけの思想的な主張ないしは思想的な説得力には、僕は昔から疑問をもっている。腕力があり、剣があって、
初めて自分の思想が貫かれるのだろう。最後に人間の顔と顔とが、ぴたっとむかいあったときは、言葉は役に
立たないと思う。やっぱりそのときには剣がものをいうだろうね。文筆業者はそこへゆくまでのことを一所懸命、
言葉で考えてる人間なんだけど、それで言葉が最終的に役に立つと思ったら間違いだと思う。

三島由紀夫
野坂昭如との対談「エロチシズムと国家権力」より
590右や左の名無し様:2011/06/02(木) 12:08:58.62 ID:XwJU1v94
胃痛のときにはじめて胃の存在が意識されると同様に、政治なんてものは、立派に動いてゐれば、存在を
意識されるはずのものではなく、まして食卓の話題なんかになるべきものではない。政治家がちやんと政治を
してゐれば、カヂ屋はちやんとカヂ屋の仕事に専念してゐられるのである。


民主主義といふ言葉は、いまや代議制議会制度そのものから共産主義革命までのすべてを包含してゐる。平和とは
時には革命のことであり、自由とは時には反動政治のことである。長崎カステーラの本舗がいくつもあるやうなもので、
これでは民衆の頭は混乱する。政治が今日ほど日本語の混乱を有効に利用したことはない。私はものを書く人間の
現代喫緊の任務は、言葉をそれぞれ本来の古典的歴史的概念へ連れ戻すことだと痛感せずにはゐられなかつた。


本当の現実主義者はみてくれのいい言葉などにとらはれない。たくましい現実主義者、夢想も抱かず絶望もしない
立派な実際家、といふやうな人物に私は投票したい。

三島由紀夫「一つの政治的意見」より
591右や左の名無し様:2011/06/14(火) 11:08:13.97 ID:rwt1ax8A
あれほど難航してきた米英ソの核停条約が調印されるにいたつてみると、もちろん楽観はゆるさないが、天下泰平の
時代は、もう一段と息の永くなつたことが感じられる。
日本は万国に太平をひらかんとして降伏したのであるし、天下泰平は国民すべての念願であつたことはもちろんだが、
戦後十八年の平和のつづくうちに、平和そのものが微妙に変質して行くのを感じてきたのは、何も鋭敏な知識人
ばかりとは限らない。
天下泰平は事実として実在してゐることはたしかだが、天下泰平の思想、天下泰平を生きる者のモラルといふ点では、
こんなに不備な時代もめづらしい。平和な時代をどうやつて生きてよいかわからず、中ぶらりんな気持で生き
永らへてきたのは、戦中派ばかりではあるまい。
トインビーの「ヘレニズム」といふ本は、この点でおもしろい示唆を与へる。トインビーはヘレネス世界国家の
住民の、天下泰平の生活の倦怠感に言及して、当時のキリスト教の与へた感覚的効能を説いてゐる。

三島由紀夫「天下泰平の思想」より
592右や左の名無し様:2011/06/14(火) 11:09:15.54 ID:rwt1ax8A
(中略)
安保以後の日本は、又一段と沈滞したふしぎな時代で、こんな時代の人心が、どんな焔を内包してゐるかを考へると、
いつそ気味がわるい。そして、さういふことを考へたことのない政治家は、幸福な政治家かもしれないが、同時に
愚かな政治家である。民をして、鼓腹撃壌せしめるのも、もちろん政治家の大切な仕事であるが、民衆のなかに
暗く澱んで、爆発の機会を待つてゐる「死の衝動」を忘れてゐると、とんだことになる。
民主主義的自由は、死の衝動を薄める効果のある薬剤ではあるが、死の衝動をごまかさせる効果はあつても、
死の衝動そのものを解放したり、あるひは根絶したりする力は持たない。もちろんそれは、政治の人間性に対する
力の限界ではある。現在、日の出の勢ひにある創価学会にしても、もしこれが禁遏されてゐたら、おそるべき力を
持つであらうが、信教の自由によつて、その力はなだめられてゐる。

三島由紀夫「天下泰平の思想」より
593右や左の名無し様:2011/06/14(火) 11:10:20.99 ID:rwt1ax8A
これを別の面からいふと、現在、民衆の裡に、宗教を求める力が静かに湧き起つてゐるのは事実であつても、
信教の自由がある限り、宗教の真の危険な爆発力は点火される惧れがなく、そのことは又、宗教の真の危険な
魅惑は、薄められてゐると云ふことができよう。
これは思想についても同断で、真に危険な思想といふものは、われわれの日常的想像力では、思ひゑがくことが
できない。(中略)
私はここに、一つの設問を出すことができるだけだが、天下泰平の思想といふものが、もし出て来て力を持つと
すれば、今までのやうな平和主義でないことはたしかであらう。それは一種危険な魅惑を持つてゐなければならない。
トインビーのいはゆる「危険なうちに生きるという賜物」を提供しなければならない。生命を捧げるに足るだけの
何らかの価値を提示しなければならない。と言つて、かつての国家主義哲学は、現代の世界ではすでに古い。
とすれば、それは何であらうか?

三島由紀夫「天下泰平の思想」より
594右や左の名無し様:2011/06/18(土) 12:06:15.07 ID:sYtSHjaK
最近読んだ本で、末松太平氏の「私の昭和史」ほど、深い感銘を与へられた本はない。軍人の書いた文章と
思へぬほど、見事な洗練された文章であり、話者の「私」の位置決定も正確なら、淡々たる叙述のうちに哀切な
抒情がにじみ出てゐるのも心憎く、立派な一篇の文学である。殊に全篇を読み来たつて、エピロオグの
「大岸頼好の死」の章に読みいたつたときの、パセティックで、しかも残酷な印象は比類がない。
これは二・二六事件の関係者で、おそらく唯一人の生き残りの、かつての「青年将校」が、冷静に当時の自分と
自分の周囲を描き出したいはば回想録である。しかしこんなに新鮮な回想録といふものもまた珍らしい。
(中略)
この本の中で、青年将校たちが上官からちやほやされ、こはもてするのは、もちろん利用価値があつたからでは
あるが、結局は、軍隊といふ特殊な一社会集団において、その集団のモラリティー(士道)を体現するものと目されたからである。

三島由紀夫「利用とあこがれ」より
595右や左の名無し様:2011/06/18(土) 12:08:49.52 ID:sYtSHjaK
この社会集団には、きびしい規律もあり、階級制度もあり、立身出世主義も功利主義もあるが、それらはいづれも
この集団の本質的特徴をなすものではなく、最後にのこる本質的特徴としてはモラリティー(士道)しかないことを、
誰しもみとめざるをえず、しかもその行動的倫理の実現の可能性は、何をしでかすかわからない危険な「青年将校」の
中にしかないことを、暗黙の裡にみとめ合つてゐたからである。軍上層部の心理としては、かれらを利用することと、
かれらにあこがれることとは、ほとんど同義語であつたと考へてよい。
しかし、問題はただ、昔の軍隊にとどまらず、社会が、その立脚すべき真のモラリティーの保持者を求めて
動揺するときには、(そして、宗教も何らその要求にこたへないときには)、すべては似たやうなメカニズムに
おいて動く。安保闘争のとき、全学連主流派に対して、田中清玄氏が資金を提供してゐたといふ興味あるニュースは、
このことを暗示してゐる。
社会の上層部の道徳的自己疎外(あへて腐敗とは云はない)は、隠密に、何ものかを利用しようとし、何ものかに
あこがれてゐる。

三島由紀夫「利用とあこがれ」より
596ふざけた奴 ◆X49...FUZA :2011/06/18(土) 12:10:50.69 ID:4JatCmoA
ブサヨに煽られ右翼に唆されて突撃!何か何処かで見た様な見ない様なw
597右や左の名無し様:2011/06/22(水) 16:19:09.73 ID:Pu8xY9jL
村上:日本人というのはどうしてこう人がいいのですかね。だまされやすいというのか。

三島:ぼくはだまされやすい云々よりも、言葉が軽視されたということがすべての間違いのもとだというふうに
思うのですけれども、たとえば戦術的にいっても、政治の基本は、言葉で「おれはあした羽田から発つ」というと、
羽田から発たなければならないというのが政治のルールと基本であって、(中略)こっちも「あした首相官邸を
占領する」といったら、その言葉は文学の言葉と本質的に同じ重さを持つべきだ。

村上:武士に二言はないと言う。

三島:それでね。ぼくら小説を書くときはそういう言葉を書くつもりで書いているのだから、そうしたら
やらなければならない。そりゃ死んでもやらなければならない。だから「十一月に死ぬぞ」といったら絶対
死ななければいけない。政治の言葉が文学の言葉と拮抗するのはその一点を措いてないのですよ。ぼくはそう
思うのですね。

三島由紀夫
村上一郎との対談「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」より
598右や左の名無し様:2011/06/22(水) 16:19:42.25 ID:Pu8xY9jL
それを全部戦術である、あれはああいって敵をだまかしたのだ、実は死ぬ気はなかったので、ちゃんと戦力は
温存してある、首相官邸をどうせ占領できないことはわかっているが、敵の目をくらますためにそういったのである、
などと言う。これは戦術というものの一番最低の戦術ですね。欺騙行動というのですけれども、ぼくはそれは
もう言葉がばかにされている段階だと思うのです。一度言葉をばかにしたら、あと永遠にこれをばかにしなければ
ならない。


「言霊の幸ふ」というのは、紀貫之が「猛きもののふの心をも慰むるは歌なり」ですか、「古今集」の序に
ありますね。言葉が現実というものを支配しているのだ、そうして現実の人間感情というのは結局その言葉から
出て来たものでできているのだという、現実に対するアンチテーゼを立てる立て方なんですね。(中略)あの言葉は、
言葉が先であって、現実が先なんだということは一言もいってない。(中略)
しかしぼくが一歩言葉の外に出ればそこじゃ責任は完全にかかってくるという考えですね。

三島由紀夫
村上一郎との対談「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」より
599右や左の名無し様:2011/06/23(木) 22:54:31.98 ID:8U8XpXF0
村上:祭りというのは天皇が中心になって米を斎き祭るというようなことですか、やはり米を食っていなければ
いけないわけですな。

三島:米は絶対食いますね。日本人はどこまでいっても食いますね。ここでパン食ってますけれど、米はとにかく
どこまでも食いますな。米が一つの象徴になったってぼくは構わないと思う。日本中に水田が全部なくなって、
宮中の陛下がおつくりになる一坪の水田になっちゃった――それでも構わない。

村上:そうすると三角寛さんの山窩の研究に出てくるような米を食わないやつがほんとうの日本人だというあれは
どうお考えですか。

三島:(中略)そういう民衆の中のちょっとした変ったものを見つけて来て、それを拡大する歴史観というのは
いろいろありますよ。八切止夫なんかそんなことばっかりいって暮している。(笑)そんなもの歯牙にかける
必要ないです。文化に関係ないです、そんなもの。そんな人間がいつ文化を創造したですか。いつ文化の高い洗練、
日本語の一番高いものをそんな人間が保証しましたか。山窩が日本語というものを保証しやしない。

三島由紀夫
村上一郎との対談「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」より
600右や左の名無し様:2011/06/23(木) 22:55:02.86 ID:8U8XpXF0
村上:米をつくるということと、米を斎き祭るということと、言霊の幸ふということが合致するわけですね。

三島:そうですね。

村上:それがほんとうのネーションであるとおっしゃる?

三島:三種の神器とぼくがいうのはそれですけれども、あなたもそれ、お書きになっている。この間、石原慎太郎に
笑われちゃった。小田実と二人で、私をあざ笑っていましたよ。三種の神器だって、三島にも困ったものだ――
石原が笑ったら、小田実が共感の笑いをもって……。(笑)

村上:その点自民党と社会党も近いわけですな。

三島:いや、石原と小田実って、全然同じ人間だよ、全く一人の人格の表裏ですな。

村上:ともかく非常にモダンな人が多いから、三種の神器なんていうと驚いちゃうのですね。われわれは心の上では
非常に身近なんだけれども。(笑)

三島由紀夫
村上一郎との対談「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」より
601右や左の名無し様:2011/06/23(木) 22:55:37.10 ID:8U8XpXF0
三島:ですからぼくが皇居を守るというのは、一般のやつとちょっと違うのは、宮中三殿守ればいい、宮中三殿の
ことなんですよ。文化というのは、結局それ以外に文化を最終的に守るといったって、「源氏物語絵巻」とか
国立博物館にある文化財とか、文部省の文化財保護委員会の思想とか、そういう思想は戦う思想じゃないのです。
そういう思想は絶対にどんな政治形態ができようが、これからも、大丈夫です。そういう思想は官僚の思想ですね。
ぼくはひょっとすると言論の自由を守るという思想もそっちの方じゃないかと思うのですね。下手をすると、
というのは言論の自由の問題は非常に微妙なんだけれども、文化というものの発達に、言論の自由というものが
ほんとうに栄養分になるかどうか、ときどき疑問に思うのです。(中略)

村上:結局自分が美しいと思う生き方を生きて見せるというほかに手がない。

三島:それ以外に全くないですね。ところがそのチャンスすらなくなっちゃった。(中略)

村上:なかなか腹を切るチャンスもないですし、うまく切れるかどうかむずかしい。

三島由紀夫
村上一郎との対談「尚武の心と憤怒の抒情――文化・ネーション・革命」より
602右や左の名無し様:2011/06/29(水) 23:40:59.93 ID:QSQ7i8An
未来を信じないということはだね、つまり自分が終りだということだろう。自分が終りだということは、あとに
続くものを信ずるということなんだ。あとに続くものを信ずるということと、未来を信ずるということは、完全に
反対の思想なんだ。
未来を信ずるという思想は、自分をプロセスと規定するものだよ。高見順がああいう気の毒な一生を送ったのは、
そういうことなんだよ。
ただしね、自分が終りだということは、谷崎潤一郎もそうだったろうな。川端さんもそうなのかもしれない。
人のことをいっちゃ卑怯なら、おれもそうだ。(笑)あとに続くものを信ずるということは、絶対に未来に対して
自分をプロセスと規定しないことだよ。


滑稽だということは、客観的に滑稽ということなんだ。(中略)客観的に滑稽であってもいいと思うんだ。
しかし主観的に滑稽だと思ったら、人間負けだよ、そういうことだけは絶対やっちゃいかんと思う。

三島由紀夫
いいだももとの対談「政治行為の象徴性について」より
603右や左の名無し様:2011/06/29(水) 23:41:40.65 ID:QSQ7i8An
三島:戦後教育は、死ぬということを教えてないね。客観状勢がどうとかということは、ぼくは必ずしも信じない。
(中略)客観状勢が熟すのを待つというのは、ゲバラがいちばん嫌ったろう。革命の客観的条件というのはないんだ、
それを熟させるのが革命家だ、という考えだろう。それを熟させるのは精神だよ。それがあれば、なにかが
かもしだされてくる。


三島:ぼくは、戦後の人間というのは、新左翼でもなんでも、西洋人になっちゃたんじゃないかと思うな。
西洋人はそんな行動(犬死)はとらないよ。必ずリミットがあるんだ。
けっきょく、人間の生命ほど尊いものはない、という考えだよね。その考えが、どっかで掣肘するんだ。

野坂:だから自分の生命ほど尊いものはないんであって、実際問題としては、人間なんて他人が何百人死のうと、
どういうことはないわけでしょ。彼らは、そういうことがはっきりわかっている人なんですね。

三島:ウン、そうなんだよ。

三島由紀夫
野坂昭如との対談「剣か花か」より
604ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2011/06/30(木) 02:20:18.58 ID:Ub8uXOMA
ここだけですね、まともなスレは。
605右や左の名無し様:2011/06/30(木) 12:40:07.62 ID:wBX2uBjG
(『詩を書くのが趣味の交際相手の男性が女々しく思えて許せない』という相談者に)
 美輪明宏『文学者でも例えば三島由紀夫や中原中也なんかは男らしかった思うけれど…。
貴女ももっと本をお読みになったらどうかしら?』
 相談者『(憤然として)読んでますよ』
 美輪明宏『どんなのを読んでらっしゃるの?』
 相談者『秋元康とか』
 美輪明宏『(一瞬判らず)あきも……?(ピンと来て)オホホホホホwwwww』
 相談者『?』
606右や左の名無し様:2011/07/14(木) 11:30:11.12 ID:+he+a+xF
これしかないという表現を体でもって選ぼうとすればことばだね。最終的に、ことばか身を投げることしかない。
それはもっとつきつめれば焼身自殺だよ。このあいだ、アメリカの国会議事堂で自殺した少年と同じだ。これは
ことばにかけると同じ重さを、からだにかけた行為だと思う。これが表現なんで、それ以外の表現は嘘なんだ。
嘘なんだけども効果はある。
アメリカ大使館の窓から旗を三つぐらい垂らせば世界中に報道され、これはたいへん象徴行為になって効果が
あるんだけれども、根底的に意味はない。意味がないんだけれども、意味があるかのごとくなっている。そして、
全学連は最終的に意味があるかのごときところで満足しているということが表現者として気に入らないんだ。
これは正義運動としての自己冒涜だよ。正義運動を正義運動たらしめる根底的なものは、最終的に自己破壊しかない。
それができないということは、もう一つの表現のところに頼っているんだ。

三島由紀夫
高橋和巳との対談「大いなる過渡期の論理――行動する作家の思弁と責任」より
607右や左の名無し様:2011/07/14(木) 11:30:45.37 ID:+he+a+xF
テロリズムといわれようとなんといわれようとかまわない、ことばを刻むように行為を刻むべきだよ。彼ら
(全学連)はことばを信じないから行為を刻めないじゃないか。もっとも、それを彼らに要求するのは無理かも
しれない。というのは、教育が彼らにことばというものの最終的な意味と重さを教えなかったから。そして
それは日本の文士、へっぽこ小説家どもの責任でもある。だから、彼らはことばの軽さに慣れて、テレビ的行為を
すばらしい政治行為だと思っちゃうんだよ。


(全学連は)ファクトを信じない時代の子で、自分らのやることはファクトだと思っていない。
一定の仕組まれた政治的プログラムのなかの一つのパブリシティだと思っている。パブリシティとファクトとを
厳密に分けなければわれわれの言語信仰は崩れるわけで、そこが気に入らない。全学連は、どこにファクトがあって、
どこがパブリシティなのかぜんぜんわからないでしょう、これはある意味ではいちばん気味が悪いよ。

三島由紀夫
高橋和巳との対談「大いなる過渡期の論理――行動する作家の思弁と責任」より
608右や左の名無し様:2011/07/14(木) 11:31:22.44 ID:+he+a+xF
去年、福田赳夫さんに「自民党は安保と刺しちがえてくださいよ」といったんだけど、これは自民党の歴史的
役割りだと思うんだ。戦後の国際協調主義みたいなものの最終的なもので、これを自民党がやってくれなければ
その後の日本は開けない。


中国人はものを変えることが好きでね、人間を壷の中に入れて首だけ出して育ててみたり、女の足を纏足
(てんそく)にしてみたり、デフォルメーションの趣味があるんだよ。これは伝統的なものだと思うんだ。
中国というのが非常に西洋人に近いと思うのは、自然にたいして人工というのを重んじるところね。中国人の
人間主義というのは非常に人工的なものを尊ぶ主義でしょう。作って、変えたという確信を持つことが権力意識の
獲得ですから。だから意識の変革というのをやりたくてしようがないんだよ。中国文学の専門家には悪いけど、
これは中国人の伝統的な趣味だと思うんだ。


変革といった瞬間にすぐ偽善に陥る、モラルといった瞬間にすぐ偽善が押し寄せてくる、それはほんとに怖いねえ。
全共闘諸君は若いかもしれないけど、若いなりにそういったものが垢として身についているかもしれない、怖いねえ。

三島由紀夫
高橋和巳との対談「大いなる過渡期の論理――行動する作家の思弁と責任」より
609右や左の名無し様:2011/08/01(月) 10:19:14.67 ID:4MjA/DLl
言論の自由も左翼の言論の自由と右翼の言論の自由がある。私も小説を書いていますときはさほどに感じない
けれども、文壇というところは、文学賞など審査する場合、私ははっきりいえますが、かりにも思想的偏向で
作品を選んだことはない。たとえそれが、共産党員であろうがなかろうが、自分と政治的意見がかわろうが、
文学作品としてよければいいという立場を通しております。しかしひとたび評論の世界に入ると、なるほど
むずかしいもんだなということを最近痛感したことがあります。
私事ですけれども(中略)「文化防衛論」というのを書きました。つまらんものですが、一所懸命書いたんで
七十枚ほどの長いものになった。そうすると、読売新聞と東京新聞は、それぞれ林房雄さん、林健太郎さんが
文壇時評をやっておられるからいろいろ親切に採り上げてくださる。見ようによっては親切すぎるわけですね。
ところが朝日、毎日は一行も取扱わなかった。黙殺です。

三島由紀夫
小汀利得との対談「天に代わりて」より
610右や左の名無し様:2011/08/01(月) 10:20:04.00 ID:4MjA/DLl
三島:もう一つはテレビの場合、ぼくらは実にニュース取材というのは困るんです。うっかり映像を出すと、
映像にウソはつけない。私がカメラの前に立つ、何かをしゃべる。何かをやる、それをフィルムではどうにでも
なるということですね。しまいにちょっとしたコメントリィをつけて「……と三島は意気揚々、過激な言論を
吐いて高笑いをしていた」なんていわれたら、これはもうマンガになっちゃう(笑)
マンガにされるのも悲劇にされるのも、みんな向こう様の自由。ですから言論の自由にしろ、偏向にしろ、
われわれは実に微妙なところで生きているということです。

小汀:ほんとうにそうです。(中略)
無着成恭という寺の坊主の、あんまり日本語のできない人、(笑)それと対等で議論するというんだ。ぼくは
(中略)しゃべる機会がほとんどない。こららにしゃべる機会を司会が与えないようにしているんだ。(中略)
(無着は)発言したら最後、マイクをはなさないんだ。(中略)向こうが七分の土俵を使えて、こちらは三分しか
使えない。そういうたくみな戦術をつかうんだ。

三島由紀夫
小汀利得との対談「天に代わりて」より
611右や左の名無し様:2011/08/04(木) 11:20:56.67 ID:???
@kaneda_daiki
金田大貴
高岡は三島由紀夫が好きなようだが、切腹して死んだホモの右翼作家に心酔するのはバカのすることだ。
612右や左の名無し様:2011/08/31(水) 15:57:27.23 ID:4vGzRX6J
韓国に竹島が強奪される決定的瞬間!
http://www.youtube.com/watch?v=2ck-J59xh0k
613右や左の名無し様:2011/09/12(月) 09:02:14.14 ID:uW2cRpah
おはようございます。
本日より、毎年11月に日本武道館で行われる自衛隊最大の音楽イベント「平成23年度自衛隊音楽まつり」の公募受付を開始いたしました。
陸自HPより応募要領をご確認いただき、ぜひご応募下さい。 http://t.co/xodt8mc
http://www.mod.go.jp/gsdf/fan/music_festival/index.html
614右や左の名無し様:2011/09/12(月) 14:04:12.38 ID:+r7WXd6F
バスケは野球のように協会がしっかりした組織ではないので、インターハイのバスケは高校生に混じって黒人選手がダンクシュート決めてます

高校の部活なのに黒人選手が大活躍し、そうした学校のみが大会上位に入るという異常な状況です

特に酷いのはインターハイ3位の沼津中央高校で元々沼津精華高等学校という自分の名前を漢字で書ければ合格できる馬鹿が行く偏差値37の馬鹿学校でした

しかし馬鹿過ぎて地元の中学生から恥ずかしいとされて入学生が激減。

そこで1994年に沼津中央高等学校と公立学校のような名前に改称し男女共学とした。

さらに悪いイメージを払拭するためにスポーツ選手を全国から集めるプロジェクトを立てました。

しかし、サッカーや野球はすでに名門校のレベルが高く全国大会出場は絶望的なことから静岡県では知名度も競技人口も少ないバスケに目を付けました

奨学金や授業料無料どころか毎月の支援金まで出して有力選手を集め、一般の生徒の授業中にも部活を行い、試験等は形式化し部活さえやれば単位が取得できるようにしています

極めつけはブローカーを経由して入学させた日本語も知らないセネガル人留学生です

もちろんバスケットボールに何ら愛情を持っている学校ではないです
こんな売名行為だけにバスケットボールを利用している低劣な学校が存在してよいのでしょうか?

http://c.2ch.net/test/-/basket/1293341816/i


615右や左の名無し様:2011/10/03(月) 15:01:57.14 ID:itrwb/Cd
世間の全体の傾向は、イデオロギーの終焉といふお題目だの、世界国家への道といふ空疎な世迷ひ言だのに
飾られながら、「何よりも秩序が大切だ」といふ平均的世論の味方をするやうになつてゐる。「平和と安全の
ため」なら、「国益のため」なら、どんなお妾修業でもしよう、といふ保守的感覚と、「平和と秩序のため」なら、
どんなイデオロギーでも呑み込まうといふ民衆感覚とは、政治的には右と左に別れるやうだが、その実、よく
似たメンタリティーに基礎を置いてゐる。大体身の安全しか考へない人間は、どつちへころぶか知れたものでは
ないのである。

三島由紀夫「秩序の方が大切か――学生問題私見」より
616右や左の名無し様:2011/10/10(月) 23:09:33.35 ID:zMqYZYi/
617右や左の名無し様:2011/11/06(日) 11:23:08.88 ID:bg2kjS4y
【必読】 「TPP」を推進すべく裏で米政府を操る黒幕たちの正体 〜その3〜
このTPP交渉を開始すれば、途中で抜け出したり辞めたりすることはできないと言われている意味。
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22
618右や左の名無し様:2011/11/17(木) 00:16:43.74 ID:jjUmZwVW
今の日本は、この人が憂いた通りになってるんだよな。
やっぱりこの人は凄いわ。

多分、割腹自殺したのも、
「今(当時)の日本人には受け入れられなかった。しかし、将来日本が危機に瀕した時、かつて死をもって日本人の気概の復活を訴えた日本男児がいたことを思い出し、それを糧に立ち上がる人間が出ることの助けとなるであろう。」
と考えたのではないか?
619右や左の名無し様:2011/11/17(木) 10:03:27.81 ID:qmL36KnA
ねずきちの ひとりごと
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1373.html
【拡散希望】日本は負けていない! 〜超経験者しか知らない真実〜  中松義郎博士
http://www.apa.co.jp/book_ronbun/vol4/yushu2011japan.html
620右や左の名無し様:2011/11/29(火) 00:16:22.76 ID:3ZY2TMCP
先生は、最後に実に分かり易いメッセージを残されたのでは 疑問符の残るマスと謂う映像で遍く広げたんだ 生命以上の価値 唯美 滅ぶ美 犯されゆく長き美 etc.etc.那辺をぼかしたが故、先端の意識を刃を持つものが現れると
621右や左の名無し様:2011/11/30(水) 23:18:26.89 ID:yr7UOeP6
昭和天皇は敗戦後「日本を取り戻すには100年ぐらいの年月を要すると思う。」とのお言葉を残されたとか。
事実昭和陛下の危惧は戦後66年で深刻な状況を招いている状況。日本を骨抜きにするGHQ史観・東京裁判史観を打破し
国民の義務の教育が第一歩だと思う。歴史と価値観を取り戻す必要がある。
622ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2011/12/01(木) 00:24:03.05 ID:/Pz0cegk
11月25日に41年祭に参拝しました。三島先生の危惧した日本になろうとしています。
憂国祭も年配の者が目立つようになった、これも心配の種です。

今ははや死語となりたる憂国に命ささげし人を忘れじ
623右や左の名無し様:2011/12/01(木) 00:38:48.26 ID:???
三島 宗閑寺
宗閑寺 キリシタン

ネットゲリラ 福井利器
福井利器 オウム真理教
三島 ネットゲリラ
三島 宗閑寺
宗閑寺 キリシタン
キリシタン 妙見信仰
妙見信仰 熊本県八代市
八代神社(妙見宮)
熊本県八代市 松本智津夫
松本智津夫 麻原彰晃
624右や左の名無し様:2011/12/07(水) 15:47:07.33 ID:???
もう三島先生みたいな花実兼備の士は現れないのでしょうか 自分が倒れれば、我が文明が終わる、我は先端に居るのだ。生命以上の価値を背負い戦っているのだ 悲壮感を胸に秘めた壮士は。なれば‥
625右や左の名無し様:2011/12/07(水) 20:31:38.85 ID:9xOfoVTc
三島由紀夫は復活する
626右や左の名無し様:2011/12/16(金) 15:03:02.50 ID:SuzGQCPN
    一
夏は稲妻 冬は霜
富士山麓にきたへ来し
若きつはものこれにあり
われらが武器は大和魂
とぎすましたる刃こそ
晴朗の日の空の色
雄々しく進め 楯の会

    二
憂ひは隠し 夢は秘め
品下(しなふ)りし世に眉あげて
男とあれば祖国(おやくに)を
蝕む敵を座視せんや
やまとごころを人問はば
青年の血の燃ゆる色
凛々しく進め 楯の会

    三
兜のしるし 楯ぞ我
すめらみくにを守らんと
嵐の夜に逆らひて
よみがへりたる若武者の
頬にひらめく曙は
正大の気の旗の色
堂々進め 楯の会

三島由紀夫「起て! 紅の若き獅子たち(楯の会の歌)」
627右や左の名無し様:2011/12/17(土) 17:31:31.97 ID:???
金沢市内の神社で男性の変死体・

12月8日九時四十五分ころ金沢市石引きの石川護国神社の境内で、
通りかかった男性が、仰向けで倒れ死亡している男性を発見しました。
金沢中署によると、20代の男性と見られ、黒いスーツに白いワイシャツを
着ていて、首や腹部など数箇所に刺し傷があったということです。
傍らにはナイフ1本と、日の丸の旗が置かれていたということで、
警察は自殺と見て身元を確認しています。

杉田智烈士!
628右や左の名無し様:2012/01/11(水) 20:35:10.57 ID:???
ホッブズ、バーク、またはニーチェなどが欧米人が言うところの右翼・保守の源流だが
その右翼・保守は左翼の平等思想に対して自由を突きつける右翼・保守であり
日本における死を覚悟した愛国心は次元が違う
欧米の右翼左翼はどこまでいっても俗的であり
日本人の愛国心は単純に右翼・保守にカテゴリーされるものではない
愛国とは腹を切って死ぬことだと三島作品は教えてくれる
629右や左の名無し様:2012/01/30(月) 10:42:49.39 ID:5dVwZwJw
【政治】 西田昌司参院議員(自民)がYouTubeに開設しているチャンネルにポルノ広告動画  アカウント乗っ取りか
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1327883683/
630右や左の名無し様:2012/02/15(水) 11:31:06.11 ID:eUATSjKp
いやしくも盟約を交はして事を起こした同志であれば、動機の深浅、運動経歴の長短、性格の相違等は問題ではない。
男として誓ひ合つた一集団は、栄辱共に等分に受けるのが当然である。その中で、誰それは純粋であり、
誰それは相対的に不純である、等の差別があるべきではない。従つて、加盟将校のうち、一を英霊とし、他を
怨霊とするが如き見地は、幽界をうかがふ生者のさかしらにすぎぬと思はれた。

三島由紀夫「『道義的革命』の論理――磯部一等主計の遺稿について」より
631右や左の名無し様:2012/02/15(水) 22:14:08.35 ID:???
【新右翼の鈴木邦男先生のブログより】
日の丸・君が代も、もっともっと異論、反論を出すべきだ。2〜3年かけて全国で討論会をやり、そのあと国民投票にかけたらいい。
その結果、国旗が「赤旗」になり、国歌が「インターナショナル」になってもいいと「朝日新聞」では話した。左翼の人にはこれはいたく受けたようだ。右翼からは「ふざけんな!」と猛反発をくったが。
 そうだ。電話では9対1で抗議、批判の方が多かったが、会った人の中では、ほとんどの人が「よかった」といってくれた。
会う友達が最近は左翼的な人や市民運動家ばっかりだからだろうか。沖縄で昔、日の丸を引きずり下ろして焼いた知花昌一さんにも「よかった」といわれた。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/shuchou001.html
【インターナショナルとは?】
1917年から1944年の間、ソビエト連邦の国歌でもあった。なる程!スターリン在任中のソ連の国歌だったんですね♪http://www.youtube.com/watch?v=6dsKoP1cRnk
【インターナショナル】
http://www.youtube.com/watch?v=oDQbadYeucM
http://www.youtube.com/watch?v=YWK4SKoiIYg http://www.youtube.com/watch?v=3BvX3P0aVWQ

【真っ赤な情熱と共に戦う愛と正義の戦士たち】
http://www.youtube.com/watch?v=jp0_Dt3KBiI http://www.youtube.com/watch?v=cL2ze2RWizA http://www.youtube.com/watch?v=jJn1S5Qclgw
http://www.youtube.com/watch?v=eVYQVWMLryU http://www.youtube.com/watch?v=KXTv-7PKv3c http://www.youtube.com/watch?v=QFueq5PKNwo




http://www.youtube.com/watch?v=9hkoI_r3MLM
632右や左の名無し様:2012/02/15(水) 22:32:16.64 ID:???
国民投票で、日本の伝統的なものの決定を委ねることには三島由紀夫は反対してますね。
鈴木邦夫という人は、三島由紀夫の遺志をよくわかってない人だと思います。
633右や左の名無し様:2012/02/16(木) 01:17:04.30 ID:???
あげ
634右や左の名無し様:2012/02/19(日) 10:29:17.30 ID:2PfeBDGA
 いま蘇る特攻の精神 
  このままでは日本は亡国の道を歩むしか手段はない


大野俊康『特攻魂のままに』(展転社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@

 著者の大野氏は元靖国神社宮司。学徒出陣し特攻で多くの戦友を失った。祖国の再建のためには英霊を顕彰し、その志を継いで靖国のこころを回復させ、
本物の日本人にわれわれは回帰する必要がある。そうしなければ祖国は再建できないという信念で全国を講演して歩いた。
『靖国之宮』という歌がある。

 正気凜たり靖国の宮
 祠前に拝跪して思い窮りなし
   偉勲千載何ぞ鎖滅せん
    新日本は生きる偉烈の中

 現在日本は凜としなくなって外国からさげずまれ、若者に怯懦がはびこり、国体は顧みられず、政治は腐敗して「政権ごっこ」の子供らと宇宙人と
「小さな小さなファシスト」に壟断された。正気が失せた。

635右や左の名無し様:2012/02/19(日) 10:31:36.36 ID:???
 大野宮司は三島由紀夫の『行動学入門』のなかに次の記述を見つけ出した。

 「オーストラリアで特殊潜水艇が敵艦に衝突寸前に浮上し、敵の一斉射撃を浴びようとしたときに、月の明るい夜のことであったが、
ハッチの扉をあけて日本刀を持った将校がそこから現れ、日本刀を振りかざしたまま身に数弾をあびて戦死したという話が語り伝えられているが、
このような場合にその行動の形の美しさ、月の光、ロマンティックな情景、悲壮感、それと行動様式自体の内面的な美しさとが完全に一致する。
しかしこのような一致した美は人の一生に一度であることはおろか、歴史の上にもそう何度となくあらわれるものではない」(『行動学入門』)

 この文章を前提に大野宮司は論を進めた。
 「この海軍将校こそ殉忠・菊地一族の流れをくむ熊本県山鹿市出身の軍神・松尾敬宇中佐」であることを確かめた氏は、その後の逸話を披露する。
 豪海軍は、この大胆不敵なる日本軍人に「深く感銘し」、沈んだ潜水艇を引き上げた豪州海軍は「廷内から収用した四勇士を海軍葬の礼をもって弔った」
636右や左の名無し様:2012/02/19(日) 10:32:58.09 ID:???
 敵の軍人を葬る必要なしという豪世論を前に、往時の豪海軍シドニー港司令官グールドは、かく反論したという。
「勇気は一特定国民の所有物でも伝統でもない。これら海軍軍人によって示された勇気は、誰によっても認められ、かつ一様に推奨せらるべきものである。
これら鉄の棺桶に入って死地に赴くことは、最高度の勇気がいる。これらの勇士が行った犠牲の千分の一の犠牲を捧ぐる準備のある豪州人が幾人いるのであろうか」。

 そして戦死から二十六年を閲し、豪海軍は勇士をたたえる記念碑を建立した。松尾の母は八十三歳の老婆となっていたが、けなげにも
慰霊をかねて豪を訪問した。そこで豪の新聞は書いたのだ。
「勇士の母、きたる」
「勇士の母は詩人」
 豪は十日間の老婆の訪問を歓迎した。
 最初から最後まで涙なくしては読み通せない。
637薔薇の騎士団:2012/02/20(月) 08:20:56.87 ID:6Bv7YliQ
共に起って義のために共に死ぬのだ。日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬの
だ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊
だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。
それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、
日本だ。これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。
もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ
諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、
この挙に出たのである。上記の演説終えて彼は切腹をする。防人の雲に乗って。
三島由紀夫
638ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2012/02/20(月) 10:32:46.38 ID:Q8wIwce8
半島人とちがい、豪州、トルコは義理堅い。
639右や左の名無し様:2012/02/20(月) 11:08:02.03 ID:???
支那人やフィリピン人を嫁にして 尚武を語る 薔薇気違虚し
640薔薇の騎士団:2012/02/20(月) 13:32:35.41 ID:6kXxc0Kb
共に起って義のために共に死ぬのだ。日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬの
だ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊
だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。
それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と伝統の国、
日本だ。これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。
もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは至純の魂を持つ
諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、
この挙に出たのである。上記の演説終えて彼は切腹をする。防人の雲に乗って。
三島由紀夫

641薔薇の騎士団:2012/02/20(月) 13:41:35.01 ID:6kXxc0Kb
>>639お前こんな所におったんか笑負けたからって泣くなよ笑
寂しいから戻ってこいよアホの子腰抜け男!爆笑ハッハッハ
642薔薇の騎士団:2012/02/21(火) 02:42:16.79 ID:3nw782HA
憲法96条1項(改正の手続) この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以
上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならな
い。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票にお
いて、その過半数の賛成を必要とする。これは明らかにGHQの植民地法である日
本人の知恵で日本人の手によって八紘一宇(正義の理念)で独立主権憲法を若者に
渡そう!誇りある日本の美し い日本語で日本人の血で新日本憲法を世界に誇ろう !
アジアの民は安心して暮らせるロシアと中国は領土問題でタッグを組んでいる。
日本も集団的自衛権の行使容認で日米同盟の強化が必要だ。憲法改正論議を今こそ
支那と朝鮮人を日本海・東シナ海から、追い払え!ブータンが中国に国境を侵されて
いる事実を知るべきだ武力無きことは国境を失い!現憲法9条は中国民族浄化政策の
犠牲になることである。憲法9条などは国内法である、戦争は国際法で
交戦権が存在する憲法9条は護憲派の机上の空論だ、攻めてくる外国に
何の効力があるか?紙切れに過ぎない!
643右や左の名無し様:2012/03/11(日) 19:34:53.57 ID:5O/wsB6o
644右や左の名無し様:2012/04/13(金) 12:30:37.27 ID:nitcOJp6
正午だった
役人たちは書類に埋まり
財界人たちは金勘定に忙しく
政治家たちは泥沼であがいていた

正午だった
真昼の光を浴びた一人の男がバルコニーで叫んだ
誰も耳を貸さなかった
戦には負けたがサムライの誇りは捨てるなと叫んだ
集まった男たちは嘲笑した

正午だった
一つの窓は閉じられた
……男は切腹した
若い男が男の首を刎ね
自分も切腹した
645右や左の名無し様:2012/04/13(金) 12:31:24.48 ID:nitcOJp6
正午だった
男の体から溢れた血は世界中の街角へ流れ出した
鮮血は止まらず世界中の薔薇を染めた
世界中の窓は開かれ
世界中の鐘が鳴った

正午だった
日本刀は血に塗(まみ)れていた
腐った魚たちはまだ眠っていた
正午だった
世界はミシマの不在によって
満たされた

正午だった
昭和45年11月25日の正午だった

その日の
午後1時は
永遠に来なかった

藤井巌喜「正午だった」より
646右や左の名無し様:2012/04/13(金) 12:40:06.73 ID:???
国家を相手に詐欺を行う者が護国運動だなんておかしい。
ジャパメラ肉便器は売国奴。

国から詐欺ったジャパメラとその支持者=原発推進のオツル北村ジャパメラ=「国詐会」



国   詐   会



 蠢 く ツ ル メ ラ



  魑  魅  魍  魎



国詐会チンポジウムw
教科書が教えない詐欺の手口教えますwww

セシウムは少しなら身体に良いという高田教授とその信者オツル北村ジャパメラの国詐会は売国奴



647右や左の名無し様:2012/05/17(木) 18:25:23.43 ID:???
648右や左の名無し様:2012/06/08(金) 21:29:25.65 ID:yMQdILL1
森田同志は、四十一年四月、紛争中の早稲田大学に入学し、(中略)日学同の前身母体「早学連」に馳せ参じてきた。
同年晩秋の「日学同結成大会」以後、万人を魅了してやまなかった彼の性格と、明るい統率力でたちまち指導者になり、
草創期の日学同運動を多くの同志たちとともに担った。
(中略)日学同運動のなつかしい先導的試行期の数々の活動を想いかえしてみると、必ず森田同志のあの
人なつっこい笑顔が私たちの胸中に浮かんでくる。
早大国防部が、当時、毎朝行なっていた早朝トレーニングに、徹夜アルバイトからかけつけて眠い眼をこすりながら
一緒に早大付近を走り、牛乳配達のおじさんや、新聞配達の青年、靴みがきのオジさん、食堂のオバさんなどに
大声で「おはよう」といっていた森田同志。
彼は早大商店街でも人気者だった。事件後直ちに早大正門を陣どって、私たちがつくった仮設の焼香台に噂を
聞いて実に多くの付近の人たちが馳けつけて下さった。

「日本学生同盟追悼声明 憂国烈士森田必勝同志を悼む」より
649右や左の名無し様:2012/06/08(金) 21:30:02.66 ID:yMQdILL1
明るかった森田同志。口舌の徒をにくみ、世の不正にいきどおり祖国の正しい発展のためには命を捨てると淡々と
語っていた彼。あの森田同志が、壮烈な割腹自決を遂げて現世にもはやいないとは、まだ私たちには信じられない
ことである。
四十三年、楯の会第一期生として、故郷から骨折していた足をひきずって、富士学校の体験入隊へ加わった
森田同志は、たちまち三島先生に可愛がられるようになった。
四十三年四月、早大国防部二代目の部長となった彼は、自主憲法、自主防衛による日本の真の独立をよびかける
学生運動を全国的に燃えあがらせよう! と各大学へオルグに出掛け「全日本学生国防会議」の結成に尽力した。
森田同志の努力で、四十三年の一年間に、三島由紀夫先生は三回も、私どもの大きな行事に特別講師として
協力してくださった。(中略)このとき三島氏の協力が得られなかったとしたら、今日の民族派学生運動の興隆はありえなかっただろう。

「日本学生同盟追悼声明 憂国烈士森田必勝同志を悼む」より
650右や左の名無し様:2012/06/08(金) 21:30:35.17 ID:yMQdILL1
四十三年八月、森田同志が団長になった北方領土返還運動の日学同現地闘争団は、ノサップ岬へ赴いた。
「貝殻島」へ上陸して、北方領土返還の捨て石となると死を決していた森田同志。計画は挫折したが、それにも
めげず、同年八月下旬のソ連軍のチェコ侵攻に憤激し、ソ連大使館へのデモを組織した彼。
(中略)当時、読売新聞の論壇時評を担当していた大島康正氏が、森田同志の論文に注目し、高い評価を与えた。
四十四年二月、青山学院、東大での日学同運動を最後に、彼は「楯の会」専従となっていった。(中略)
常に戦後の安易な情況をなげき占領憲法下の日本に憤り、そしてまた六月以後、力を失った左右の学生運動に
力を与えるために「改憲」への先覚として散った森田同志の死は、世俗的名声はともあれ、三島由紀夫先生の死と
まったく等価である。(中略)
憂国烈士三島由紀夫先生、森田必勝同志の御霊よ安かれ

「日本学生同盟追悼声明 憂国烈士森田必勝同志を悼む」より
651右や左の名無し様:2012/07/11(水) 10:00:13.30 ID:2F/24eay
三島研例会 金子宗徳氏を招いて
***************

日時: 7月30日(月)18:30〜 (18:00開場)
会場: 中野サンプラザ8階研修室1番
講師: 金子宗徳(思想研究家)
演題: 三島由紀夫と国体論

<講師プロフィ−ル>昭和50年生、京都大学総合人間学部卒、
同大学院修士課程修了、同博士課程修了退学、政治学者、
里見日本文化学研究所主任研究員、日本国体学会理事
(『国体文化』副編集長)など。
著書に『安全保障のビッグバン』(共著 読売新聞社)、『保守主義とは何か』(共著 ナカニシヤ出版)など。

652右や左の名無し様:2012/07/12(木) 22:39:04.33 ID:HxzZzh+9

アナボリックステロイドは耐久性の運動競技や有酸素運動における能力の向上をもたらすものとして、
1960年代の初め頃から重量挙げの選手やボディビルダーらの間で注目を集め始めた。

【副作用】
・多毛症:顔、乳首の間、背中、肩、大腿の裏、臍下、殿部などといった、本来は無毛の部分への体毛の出現。
・精神的症状:鬱病的症状、妄想、気分変動の激化、パラノイア、苛立ち。
・行動変化:攻撃性や突発的な暴力衝動の発現。

ttp://www.youtube.com/watch?v=tzz1-ppIjOg

653ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2012/07/12(木) 23:11:12.65 ID:TMlGLARt
森田を除名して置きながら、事件後最大限に利用した日学同。いまも追悼祭は分裂状態。
楯の会など仲間で行う野分祭。日学同の憂国忌。実に日学同はお上手です^^;鈴木邦男なみw
654右や左の名無し様:2012/08/20(月) 09:51:18.61 ID:FjoL/uZt
大体卵が先か鶏が先かよくわからぬが、政治家がみんな腰抜けになつたので暗殺がなくなつたのと同時に、
暗殺がなくなつたから、政治家はますます腰抜けになつた。命の危険がなくて、金がフンダンに入つて、威張り放題に
威張れるといふのでは、こんな好い商売はないといふわけである。これでせめて、自分の政見に忠実に行動すれば、
暗殺されるといふスリルがあつたら、もう少し、嘘八百を並べられなくなるだらうと思ふ。イノチガケといふことが
なくなつたので、政治家といふ職業は、もう全然、男らしい仕事ではなくなつたと私は考へます。もしかしたら、
現在の日本で一等女性的な職業は、男性洋裁師や、男性美容師と共に、政治家かもしれない。それは、お客に
対する媚びを忘れないで、手先だけでコチョコチョと綺麗事を作成する仕事なのである。命の心配と云つたら、
脳溢血とガンぐらゐなものである。

三島由紀夫「不道徳教育講座 暗殺について」より
655右や左の名無し様:2012/09/14(金) 19:49:32.26 ID:Lv8oLo24
精神といふものは、あると思へばあり、ないと思へばないやうなもので、誰も現物を見た人は
ゐない。その存在証明は、あくまで、見えるもの(たとへば肉体)を通じて、成就されるので
あるから、見えるものを軽視して、精神を発揚するといふ方法は妥当ではない。行為は見える。
行為を担ふものは肉体である。従つて、精神の存在証明のためには、行為が要り、行為の
ためには肉体が要る。かるがゆゑに、肉体を鍛へなければならない、といふのが、私の基本的
考へである。文字(もんじ)によつても言説によつても、もちろん精神は表現されうる。表現され
うるけれども、最終的には証明されない。従つて、精神といふものは、文字の表現だけでは
足りない。これが私自身の、当然導かれた結論であるが、かうした結論には、戦中戦後の
知識人の言説といふものがいかにたよりなく、いかに最終的な責任をとらなかつたか、といふ
ことを、わが目で確かめてきた私の経験が影響してゐる。

三島由紀夫「あとがき(「若きサムラヒのために」)」より
656はんきょ:2012/09/14(金) 19:56:36.20 ID:KAracARu
横レスだが卵が先だろ。鶏は爬虫類の末裔
657右や左の名無し様:2012/11/04(日) 12:39:19.84 ID:6TXSSteh
福沢諭吉が、商人道徳の張本人のようにいわれていますけどね。彼は武家出身ですから死ぬまで毎日
居合いを抜いていた。こういう一面があるからプラグマディズムの哲学も生きてくる。

三島由紀夫
中山正敏との対談「サムライ」より
658右や左の名無し様:2012/11/28(水) 13:05:13.27 ID:+ZdAUZo0
私は陛下のおそば近くで剣道をやらせていただくといふことに精神的に非常に大きな意味と誇りを味はして
いただいてをりまして、極端なことを申しますと、例へば、観菊会や園遊会その他でお招きを受ける、さういふ
ことも名誉ではありますけれども、私の感じとしては、陛下のご面前でああいふパーティ等でお招きを受ける
ことよりも、陛下のお見えにならないところで、この一剣を磨いて万一の時には何とかして、お役に服したいと
思つてゐる方が自分としても光栄ですし、嬉しいといふやうな気持でゐる人間でございます。

三島由紀夫「私の聞いて欲しいこと」より
659右や左の名無し様:2012/11/30(金) 01:59:45.20 ID:FJxmI32U
一日かそこ等自衛隊に体験入隊したくらいで何が分かるのかとは思った。
660右や左の名無し様:2012/12/28(金) 09:50:56.37 ID:PxLSJYz4
三島先生が今現在生きておられたら今の日本を見てどんな行動をされていたのだろう
661右や左の名無し様:2012/12/28(金) 22:24:05.70 ID:???
>>660
ドラァグクイーンとかしてそう
662右や左の名無し様:2013/02/21(木) 23:10:08.84 ID:eUzrKmNH
サン・サーンスは、作曲家としてよりも薔薇作りとして有名だつたさうだが、私も小説家としてより、人斬りとして
有名になりたいものだと思つてゐる。

三島由紀夫「『人斬り』出演の記」より
663右や左の名無し様:2013/02/22(金) 13:10:02.91 ID:???
若い自衛官たちが何よりも楽しみにしている昼飯の直前に事件を起こしてしまい、
腹をすかせた自衛官から総スカンを食い、うろたえる三島が好き。
裕福な生活の中で脳内武士道に熱中し、現場の兵士の心情が全く分かっていなかった三島。
まさに現代ネトウヨの姿を先取りしたものといえる。
全共闘≒三島<<(越えられない壁)<<中卒の自衛官
664右や左の名無し様:2013/02/22(金) 17:06:57.28 ID:???
三島由紀夫って、ガンダムの登場人物に例えればマ・クベだよな?
665右や左の名無し様:2013/03/13(水) 22:04:31.18 ID:nVL+CrD0
戦時中は山本海軍が米国から石油を密輸してたし
戦後は小泉祖父が東京大空襲犯ルメイに旭日勲章を贈っているが
このことを神風のパイロット達が知ったらどう思うのだろう
666右や左の名無し様:2013/04/11(木) 09:58:25.93 ID:tmncgUsP
日時:  6月17日(月)18:30〜(18:00開場)
場所:  アルカディア市ヶ谷
講師:  門田隆将氏(かどた りゅうしょう、ジャーナリスト)
演題:  命がけで闘った日本人
講師プロフィール:昭和33年生まれ。高知県出身。中央大法学部政治学科卒。新潮社勤務を経てジャーナリストとして活躍中。
主な著作 「裁判官が日本を亡ぼす」(新潮社)
「なぜ君は絶望と闘えたのかー本村洋の3300日」(新潮社)
「この命、義に捧ぐー台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡」(集英社)
「蒼海に消ゆー祖国アメリカに特攻した海軍少尉『松藤大治』の生涯(集英社)
「太平洋戦争 最後の証言」第1部〜第3部(小学館)
その他多数
会費:  会員 1千円
     一般 2千円
  ◎ 
667右や左の名無し様:2013/05/28(火) 09:17:08.54 ID:12tC6/Fm
独立という観念はヨーロッパが与えた観念ですね。そして民族自決主義がここへきて再びリバイブした、
第二次大戦後に民族自決主義がリバイブしたのはあくまでも大東亜戦争の直接の影響だと思います。
それによってアジアの諸民族が自信を持って民族独立の道を歩き出したのだと私は信じて疑いません。

三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン その三」より
668右や左の名無し様:2013/06/02(日) 21:21:20.39 ID:V5TCs5CE
ttp://www.youtube.com/watch?v=tzz1-ppIjOg

三島さん、民主主義というのは立派な大義じゃないっすかね?
民主主義を勝ち取るために、それを広めるために死んでいった若者や革命家たちだって山ほどいますよ。
669ぱとりおっと ◆i0aKUU4bIw :2013/06/02(日) 22:08:16.90 ID:vLM9LLEr
はい、現在も米国は世界規模で民主主義の戦争を展開中ですww
大東亜戦争VS太平洋民主化戦争   現在も世界各地で係争中w
670右や左の名無し様:2013/06/03(月) 01:31:32.72 ID:???
>>659
しかもウヨがかった高級幹部自衛官肝いりのお招きだから
完全にお客様待遇だったんだってな


青嵐会のアホ議員どももそうだったが、何不自由なく育った坊っちゃんどもが
ちょっと軍隊ごっこしたぐらいで護国の士を気取るのは、醜悪だな
671右や左の名無し様:2013/06/04(火) 13:23:27.72 ID:???
>>669
その意味では、三島さん的には、民主主義ほどの大義はいまだかつて存在しなかったと思うけど。
武士は大義のために戦争をしていたんだろうか???? エゴのためじゃね?
672dqfadsfdsfdsv:2013/06/14(金) 00:35:35.21 ID:9qrE016N
京王線の女性専用車両内で起きた事件のスクープ映像
こちらがその瞬間です
http://www.youtube.com/watch?v=7QyHmAe2c-0&list=PLzeFCSP7xRziIIipBhtKgGQ-aCrLXq8Hi

男性のお客様に対して接客精神に欠けた無礼な車掌と
下品な女の暴言をご覧ください
673はんきょ:2013/06/14(金) 01:07:09.75 ID:i35cO+rn
三島由紀夫ストーカーなのはQueeeenタソだ。2chお亡くなりになったようだがな。
それ以上のことは個人情報云々に関わるのでやめておく。
674右や左の名無し様:2013/06/19(水) 13:44:39.77 ID:KML045to
【共同通信】一水会代表・木村三浩氏「在日韓国・朝鮮人に嫌韓デモを行う在特会らネット右翼。荒唐無稽な主張と社会は知らしめよ」[06/18]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1371557952/

214 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/06/19(水) 07:06:22.29 ID:RFChEtdb
>>196
おっ?詳しいね。
特亜国の対日政治工作を監視している諸外国の諜報機関も把握していることじゃん。
>>209
一水会のお歴々がだ、過去から選挙の度に民主党やら売国議員やらの選挙応援を、
自ら金をばら撒いて、あっちこちっへ応援要請したのは何故か説明してくれ。
なんで自分らは応援せず、よそに頼むのか?そんでもって、ばら撒いた大金のは何処から出たのかも頼む。
ついでにだ、日朝国交正常化の暁に、北朝鮮総連関係との甘い約束とやらの説明も頼む。
675右や左の名無し様:2013/06/19(水) 13:45:22.59 ID:KML045to
【共同通信】一水会代表・木村三浩氏「在日韓国・朝鮮人に嫌韓デモを行う在特会らネット右翼。荒唐無稽な主張と社会は知らしめよ」[06/18]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1371557952/

255 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2013/06/19(水) 13:08:03.29 ID:ujPT+hrg
民族派@総合掲示板
http://minzokuha.web.fc2.com/

在特会について

881:名無しの民族派
13/06/19(水) 11:16:19
>>878
>クボケンさんを殴ったクソ豚の本名判明。
>元・一水会のチンピラ、桑嶋広幸。
>現場で警察官に交番まで同行求められ、おそらくその場で現行犯逮捕。
>48時間経ても釈放されず、現在は四谷署に拘留中。

8 エージェント・774 2013/06/18(火) 14:10:56.56 ID:Zkzl1qtr
特定早ええなw
抱きつき強制猥褻ジジイは一水会らしいぞw
889 :名無しさん@13周年:2013/06/18(火) 13:52:44.74 ID:acgD/6C90
「天皇は朝鮮人」の横断幕を掲げた男性は
(ノアという女性に抱きつこうとしたとされていますが)
しばき隊ではなく、木村三浩(一水会)の知人だそうです。
http://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=8z5XusyN5XA&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3D8z5XusyN5XA%26feature%3Dyoutu.be
http://www.hoshusokuhou.com/archives/28521258.html
676右や左の名無し様:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:5Ef6ekDo
市ヶ谷自衛隊総監部で三島由紀夫の介錯した後に
自らも切腹し果てた楯の会・森田必勝(22)の
同棲相手(許婚)は”やる気、元気”の井脇ノブ子
三島由紀夫は決行2日前に”楯の会”会員4人(森田必勝、小賀正義、
小川正洋、古賀浩靖)とパレスホテルで最終打ち合わせをした。
三島「森田、お前は生きろ。お前は恋人がいるそうじゃないか」
後の井脇ノブ子である。
今でも井脇は森田必勝の咽喉仏が入ったペンダントを
身につけている
677ぱとりおっと ◆i0aKUU4bIw :2013/07/03(水) NY:AN:NY.AN ID:oSK3jk19
井脇とは知らなかった。恋人がいるのは知っていたが。しかしそれは本当か?
678右や左の名無し様:2013/09/14(土) 10:01:48.50 ID:R/uX6g+G
秋の集団墓参です
@@@@@@@@
三島由紀夫先生の墓前祭りを行います。恒例「三島由紀夫研究会」による墓前祭、どなたでも参加できます

日時  9月23日(月・祝日)14時より
集合  午後1時半 多磨霊園正門前「よしの家」
    府中市紅葉丘2−7−4 
    ? 042 (361) 2176  (西武多摩川線・多磨下車徒歩5分)
    なお終了後「よしの家」にて直会を予定しています(会費は千円程度)
679右や左の名無し様:2013/09/17(火) 13:02:34.49 ID:???
>>676
それが事実だとしたら、森田は井脇から逃げたくて自決したのではないか、という仮定も可能だな。
680ぱとりおっと ◆DlyW/s8ibQ :2013/09/17(火) 15:16:50.68 ID:mYnNsDuA
井脇は全国学協、森田氏は日学同。犬猿の仲だったが。のちに森田氏は楯の会。
このために日学同ともひともめ。いつのまにやら日学同が憂国忌;ただし楯の会関係者は野分祭に参列。
681右や左の名無し様:2013/09/19(木) 10:37:52.82 ID:cvC3MXtR
学生時代、教師や教授達は三島由紀夫を
くだらない右翼思想と切り捨てていたけど、
今になって彼のインタビュー記事や遺言なんかを
見ると、どれだけすごい人だったのかがわかる。
若い人もたくさん読めばいいのに。
682右や左の名無し様:2013/09/19(木) 13:14:45.46 ID:???
どこがどう凄いの?
683ぱとりおっと ◆mFXXbIhKBQ :2013/09/24(火) 01:43:05.08 ID:s8BW8ynX
カリスマ性ですね。現代社会を予言している。
「天皇に捧げる憲法改正」も読んでおくように^^;
684ぱとりおっと ◆mFXXbIhKBQ :2013/09/25(水) 04:34:06.59 ID:nf93UN6P
 日学同みっともないことは止めなさい。市ヶ谷の事件以前は、楯の会と反目だったじゃないか。
他人の褌で相撲を取るのは日本人で無い。悔しければ組織内から自決者を出しなさい。
685右や左の名無し様:2013/09/25(水) 05:53:09.98 ID:???
自決のときの檄文はそのまんま現状を示している。
はっきり言って天才だったんだね。
686右や左の名無し様:2013/09/25(水) 07:54:42.56 ID:???
>>683
憲法改正、皇国史観なんて、自民党が結党当初から謳っていたことじゃん。
687右や左の名無し様:2013/09/26(木) 10:43:21.10 ID:???
>>686
謳っているだけで実際はやる気がないのがわかったから、三島がキレたんでしょ。
688右や左の名無し様:2013/09/28(土) 08:53:29.99 ID:???
>>687
社会党など左翼勢力の反対勢力がそれなりに根強くあったんで
自民党の政治的独走への抑止力があっただけでしょう。

自民党の強硬派はそんなのは無視してでもやりたがっていたわけで。
689右や左の名無し様:2013/10/10(木) 18:47:40.74 ID:???
井脇ノブ子
690憂国烈士:2013/10/25(金) 12:02:45.33 ID:PJdxJdFz
今や、生命尊重どころか、儲け優先で、
国民の生命も安全もへったくれもない
偽装しまくりの企業。
魂など、どこへ行ったのやら‥
権力・暴力に屈し沈黙するマスゴミ。
バーニングに支配された芸能界。
事実よりも、体裁優先主義の隠蔽警察。
日本に対し、最も愛国心の無い人間が、
日の丸をはためかし、わがもの顔で、
宣車に乗り街を闊歩する国、日本。
あんな奴らが、日の丸を掲げることが
許されるのか?
あんな奴らに、右翼を名乗る資格が
あるのか?
キムチ偽右翼に支配された国。
それが日本なのか?
それでいいのか?
自らの心の真から湧きいでる
国を愛する気持ちを持つ者など、
もう、いないのか?
もう、いないのか?
691ぱとりおっと ◆cEL6a7QKc2 :2013/11/18(月) 22:49:38.92 ID:23z9/8az
 今年も11.25が近づいてきた。こんな時にまた楯の会出身者と出会った。これも何かの縁でしょう。
もうすぐ****で憂国祭です。
692右や左の名無し様:2013/11/19(火) 11:34:50.74 ID:3VsM2cGV
中二病が中年になって発症しただけ。
徴兵失格者で学徒出陣できなかった事がコンプレックスになったと思う。
あとホモ疑惑
三島のマッチョ思考は
ホモ隠し。
693右や左の名無し様:2013/11/19(火) 14:34:06.93 ID:???
井脇ノブ子と結婚するくらいなら、
切腹したほうがいいと考えたわけだな。
694ぱとりおっと ◆cEL6a7QKc2 :2013/11/19(火) 21:11:39.11 ID:EgOcT848
今日書店で注文。「果たしえない約束」 新潮¥980 
695ぱとりおっと ◆cEL6a7QKc2 :2013/11/24(日) 19:54:05.81 ID:yvLG/VmJ
明日ですね。昭和45年11月25日深夜に馬込のご自宅に白菊を届けたことを今でも忘れません。
696右や左の名無し様:2013/11/25(月) 11:12:36.30 ID:dfsU8ijQ
私はまだ生まれてませんでした
黙とうを捧げます
697右や左の名無し様:2013/11/28(木) 21:37:12.37 ID:7CBC+miv
スレ違いかも知れんが、
在野でも日本を良くしたいって必死に頑張ってる人がいる一方で、日本を蝕む輩が永田町を巣食ってるってどうよ?
ブルーリボンをつけてても実は保守でもなんでもない政治屋が多くて嫌になる。

しかし日本の為に頑張ってる人って探せばいるもんだ。
俺は何度か会って直接話を聞いたことがあるけど、こんな人こそ政治家になってもらいたいわ
http://ameblo.jp/kakimotoatsuya/

竹田恒泰さんの側近とか保守系議員とも人脈があって勉強会もしてる人だから
次の統一地方選でもいいから出馬したら絶対応援するんだけどな
698ぱとりおっと ◆JVSyYDGtXg :2013/12/01(日) 00:42:57.30 ID:053DmabJ
なんか自演ぽい;
699右や左の名無し様:2013/12/29(日) 09:53:44.75 ID:41JxhRbF
昨12月27日安倍晋三首相はようやく靖国神社を参拝しました。これに驚愕した中国や韓国、
そして長年にわたって彼らを使嗾してきた朝日新聞やNHKなど偏向マスコミは一斉にヒステリックな
非難のわめき声をまき散らしていますが、国民大多数が靖国参拝を支持していることに気付くや
1日たった今日は話題を欧米諸国の反応を紹介したり、あるいは年末風景の報道を前面に出すなど
トーンダウンには甚だしいものがあります。今や「反日=命」の中国や韓国が騒ぐのは予想されたことでありますし、
彼らが靖国参拝に反対することは言い換えればそれが正しいことの裏返しです。
そもそも東京裁判には「戦勝国」として中華人民共和国も大韓民国も参加していません。(正確にはまだ存在すらしていなかった)
だから彼らには「A級戦犯」がどうしたこうしたなど言える筋合いは全くありません。米国大使館が
「失望した」とかニューヨークタイムズが「日本は戦後の平和主義から脱却しようとしている」というのは
余りにナンセンスな対応です。それを言う前に米国は広島・長崎の原爆投下や東京大空襲への謝罪を
しなければなりません。大体君たちにそんなことは言われたくないというのが日本人の率直な気持ちでしょう。
外国が靖国問題云々を言うのも、その論拠は朝日新聞や共同通信などの左翼マスコミが配信する
ゆがんだ英文記事を丸写ししているだけなのです。一方ロシアが「靖国参拝は戦後秩序に対する挑戦である」と
論評したのは皮肉にもある意味で極めて正しいのです。「戦勝国」による「戦後秩序」体制は
いずれ打倒されなければなりません。その当面の目標が自主憲法制定と国防の再編成であることはいうまでもありません。
安倍首相の靖国神社参拝は遅かったとはいえ評価するものです。とはいえ自民党も含めて
まだ日本の政界には親中国・韓国分子が蠢動していますので、警戒を怠ってはなりません。
700右や左の名無し様:2014/02/06(木) 15:39:37.69 ID:???
大東亜共栄圏ってカッコいいよな。共栄圏だぞ。凄くねえか。

「五族協和」だぞ。ロマンがあるよな。壮大な事業だよな。

男ならこういうロマンを聞かされたら、これに命をかけたいと思うだろ。
ロマンのために死ぬ。かっこよすぎないか。

とにかく戦前の右翼思想にはロマンがあったよな。

それに比べて戦後平和ボケの世界で育った甘ったれネトウヨちゃんは・・・
やれ、フェミが、ブラック企業が、移民が、朝鮮人が、などとみみっちい。
701右や左の名無し様:2014/03/14(金) 20:25:43.94 ID:???
【自治】政治思想板の強制ID化議論スレ
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/sisou/1394369864/
702右や左の名無し様
 ハゲキモのぼんぼん やっぱり包茎アナル思考だったのねえ!
              __,,,,、 .,、     ハゲのあなるはええで全裸にします。
            /'゙´,_/'″  . `\
          : ./   i./ ,,..、    ヽ阪京上等兵殿 マリアナアヌスにはいります!!
         . /    /. l, ,!     `,
           .|  .,..‐.、│          .|    ビクビクッ イタイデアリマスカ!?
           (´゛ ,/ llヽ            |
            ヽ -./ ., lliヽ       .|
             /'",i" ゙;、 l'ii,''く     .ヽパクはげ上等兵殿 まだ3cmしか入っておりませんであります。
         / ...│  ゙l,  l゙゙t, ''ii_    :.!
 ビクビクッ   : /.._ /    ヽ \\.`゙~''''''"./
        .|-゙ノ/   : ゝ .、 ` .`''←┬゛ 刺激誘発STAPはありますっ!!!
          l゙ /.r   ゛ .゙ヒ, .ヽ,   ゙̄|
(省略されました・・全てをアナルに挿入するにはここを押してください)