なんで2ch右翼は北朝鮮みたいな体制を望むの?18
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右や左の名無し様:
レーガン政権の軍事戦略ブレーンであり、経済の専門家でもあるエドワード・ルトワク氏の著書
「ターボ資本主義」によれば、米国には、弱肉強食の純粋に近い資本主義を破滅させないための
いくつかの仕組みが備わっているのだという。
1つ目は企業の暴走を阻止する反トラスト法などの厳格な法律と、司法省など行政機関による
強力な監視の存在。
2つ目は民事訴訟の陪審制によって企業より個人・大企業より小企業が勝訴しやすく、
また弁護士のあからさまな成功報酬制により、敗訴すれば原告の負担はほとんどなく
勝訴すれば損害額より遥かに多くの賠償金が認められる懲罰的賠償制度によって
大金が手に入り、弁護士もそれを目当てに訴訟を乱発するというように、企業が常に
訴訟を気にしなければならない司法制度。
3つ目は、プロテスタントの勤勉賛美の教えによって社会的成功者が非常に尊敬され、
常に品格ある行動と社会貢献、そしてあらゆる物事に対する見識を要求されるという
独特の社会風土。
この3つは、企業の独占による暴利や、反社会的な行為を大いに抑制し、「負け組」による
反大企業的暴動の抑制にもつながっており、資本主義をまともに機能させるための
重要な要素となっているのだという。
ルトワク氏は、アメリカ以外の多くの国では、それらが欠如したままアメリカの資本主義を
導入したことによって大きな弊害が生まれており、特に3つ目は、他国が真似しようにも
人心は一朝一夕には変わらないため、非常に難しいと述べている。
ただし、儒教文化圏、特に日本には、成功者が驕ることを成金として蔑み、敗者であっても
職業に貴賎の別なしとして尊重する価値観があることで、階層間の反目を抑制し、社会の
安定をもたらしているとしている。
ところが、2chにおいては、それら日本の伝統的価値観こそ共産主義的悪平等主義とみなし、
収入・学歴などあらゆる属性について、人は等しく尊重すべきという道徳を「嘘」とし、
優位に立つ者がその力をほしいままに振るうことを「真実」として尊重し、そのことを以って
保守・愛国であるとする価値観が蔓延している。