1 :
右や左の名無し様:
安岡正篤 1898‐1983(明治31‐昭和58)
やすおかまさひろ
陽明学者,日本主義思想家。大阪生れ。1922年東京帝国大学卒業。
1921年ころから参加していた社会教育研究所,その後身の大学寮で
当時のデモクラシー思潮に対抗して日本主義を主張する講義を行う。
25年行地社を脱退し,青少年の精神教化運動を志して,酒井忠正ら
の援助により金鶏学院を創立(1927)。32年日本精神による政教の
維新を唱えて国維会を結成,新官僚の本山と目された。戦時中,
大東亜省顧問などを務め,終戦時の〈玉音放送〉の原案に朱を入れた。
49年全国師友協会,58年右翼団体の連合組織新日本協議会などを
創立し,岸信介,佐藤栄作を中心とする長栄会,待介石,三島由紀夫を
はじめ,政財官界の指導者に影響を与えた。 桂川 光正
(c) 1998 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.
2 :
右や左の名無し様:2006/01/13(金) 18:38:56 ID:wVLe/IQM
3 :
右や左の名無し様:2006/01/13(金) 18:59:42 ID:xuQlFm7X
この旦那はん細木何某と言うペテン師の♂♂♂と違いまんのん?
4 :
右や左の名無し様:2006/01/14(土) 03:48:08 ID:fC00/HE9
>>1 平凡社の百科事典からのこぴぺって文字化けあるんだよね。
文字コードをわざと変えてるんだよ、あそこの会社。
こりゃ間違い探しが必要かも。
5 :
右や左の名無し様:2006/01/19(木) 07:04:37 ID:+LpYoEcF
6 :
右や左の名無し様:2006/01/19(木) 20:55:37 ID:sUiS7vtY
このおっさん、高山樗牛と関係あるの?
7 :
右や左の名無し様:2006/01/26(木) 13:55:49 ID:K+bHF+NI
山師だね。歴代大臣や昭和天皇ともかかわりのあった。
ところで金鶏学院って現在ではなんか名前がかわって高校かなんかになってんの?
8 :
右や左の名無し様:2006/02/02(木) 15:19:10 ID:Os1uFqey
山師
9 :
右や左の名無し様:2006/02/02(木) 15:23:30 ID:IKIqXXTd
平成なんて漏れでも考えられるぞw
10 :
右や左の名無し様:2006/02/02(木) 17:54:52 ID:tgJc9zh+
ぼけて女にたらしこまれた先生のこと?
11 :
右や左の名無し様:2006/02/03(金) 20:48:23 ID:sq03CSwy
そうだよ。やっぱ関西人ってダメだね。
12 :
右や左の名無し様:2006/02/03(金) 21:12:11 ID:gg5DQEOx
クイーンにケツ穴をやられて反響のことかい?
実はこのスレ、私が立てたんですが
レスつかないですね
14 :
右や左の名無し様:2006/02/26(日) 08:36:18 ID:uDjVTnzw
関西師友協会とかは?
16 :
うざけた奴 ◆ZS4YjI4csc :2006/02/28(火) 07:47:19 ID:KbWEgUBE
>>13 別スレで兄がご迷惑をおかけしました。
安岡さんの次の箴言が好きです。
1・人の生涯何事によらずもう終りと思うなかれ
未だかって始めらしき始めを持たざるを思うべし
2・志業はその行き詰まりをみせずして、一生を終るを真実の
心得となす
3・成功は一分の霊感と九分の流汗に由る
退屈は死の予告と知るべし
私は安岡氏の著書は一冊も読んだことがないのです。
民族主義の三聖人の一人、野村秋介先生は、
それこそ蛇蝎の如く安岡氏を忌み嫌っていました。
私が興味があるのは、「政財界の精神的支柱」とされた安岡氏がどれだけ
影響力を行使したのか、ということです。
『安岡正篤―昭和の教祖』を読んだ方はいますか?
私は持っているのですがまだ未読です。
>>17 安岡先生の事は誰も詳しく知らないようなので、この際だから俺が書き込もう。と言っても
俺も詳しく知らないし本も読んだことはない。ただ近代史をやっているとちょくちょく目にす
るので知っている程度だ。この人は立ち位置が面白いので気にはなっているのだが未だ
本は読んだことはない。
安岡先生を一言で言えば、日本最後の儒学者だな。陽明学だそうだが。儒学というのは
中国の孔子に始まり、孟子、荘子などの漢学の総称。儒教ともいい昔の道徳学みたいな物だろう。
江戸時代には儒学者は普通にいて、四書五経を学び私塾を開いて子供に読み書きを
教えて、ついでに道徳教育もしていた。
陽明学ってのは忠孝を重んじる幕府の御用学問、朱子学に対抗して江戸中期頃から
広まっていたやつだ。詳しくは書けないが幕府役人の不正に怒って反乱を起こした
大塩平八郎も陽明学者だったことからどういう物か想像してくれ。
それが明治になると西洋の学問に押されて誰も漢学なんて学ばなくなってしまったんだ。
それでも明治時代は江戸時代に学んだ人が多く残っていたので良かったが、大正・昭和
にはいるとその人達も死んでしまう。明治のスローガンの一つに和魂洋才があるが、その
和魂を伝える人がほとんどいなくなってしまったわけよ。
続き。
そんな中で一人伝統の漢学をやっていたのが安岡先生。宮中行事とか明治以前からある
伝統は漢学からとった物が多いのだが、昭和に入るとその意味が理解できるのは安岡先生
ぐらい。
終戦の詔勅の添削とか、平成の年号制定に係わったのも当然で、やれる人物はもうこの人しか
残っていなかった。昭和の政財界の精神的支柱と言われたのも、昭和の政財界で活躍した人は
戦前生まれの先輩達からその精神を学んでいたわけで、その精神を解説出来る人はあの時点
では安岡先生しかいなかったと言うことだ。
今は陽明学を研究する人はいるが、陽明学者はいないわな。だいたい漢文なんか読める人の方が
少ない。
>>18-19 御教授感謝致します。最後の陽明学者、ですか。
仰るとおり、確かにもはや用命学者は存在しないでしょうね。
漢文もそうですが、古文を読める人も少ないのではないでしょうか。
学校で教えていませんからね。国語改革なんかもありましたし。
宜しければ安岡氏に関する参考文献を御教授御願い致します。
>>20 >漢文もそうですが、古文を読める人も少ないのではないでしょうか。
今でも儒学の研究とかやっている人なら漢文を読めるとは思いますが、
安岡先生の場合はさらに書けたことが大きいですね。
私も近代史をやっていると戦前の旧かなづかいを目にして読むことは
出来ますが、書けと言われると無理です。
終戦の詔勅の話も、たしか終戦が決まったので詔勅を書かなければ
いけないのだが、前例のない事なので書き方が分からないと鈴木首相が
泣きついてきて係わったはずです。
「負けた」を一言も使わずに書いてやったと後で言っていたそうですから、
朱を入れた事になっていますが、実際は安岡先生がほとんど書いたんじゃ
ないかな。
『安岡正篤―昭和の教祖』と言う本は読んでませんが、政財界の精神的支柱
と言われても、あくまでも教えているのは儒学なんで教祖とかとは違うと思う。
>16で紹介されている文も、明らかに何かの本からの引用でしょう。
儒学ってのは元々引用ばかりやっている学問なので、それでOKですけど。
>宜しければ安岡氏に関する参考文献を御教授御願い致します。
そんなわけで最後の儒学者以上に見るべき点が有るかと言うと、あまり思い
浮かばないので、あんまり詳しくは知らないのですよ。
前に古本屋で買った本も、途中まで読んでそのままになっているくちなので。
ただ歴史学から見ると面白い人だなとは思います。
>>21 御教授感謝致します。安岡氏は漢文を書けたのですか。凄いです。
安岡氏と四元義隆氏は歴代首相の指南役だったそうですね。
中川八洋氏によると中曽根元首相は実は共産主義者・スターリンの信奉者
・天皇制廃止論者だったそうです。『皇統断絶』に載ってる話です。
安岡氏もそのことには気がつかなかったんでしょうか。
>>22 >安岡氏と四元義隆氏は歴代首相の指南役だったそうですね。
まあね、私もそれほど詳しい方では無いが、儒学なんてこんな場合はこう考える
べきとか、指導者はこうあるべきとかの人生の指南がおもですからね。
首相の指南役としては最適でしょう。
>中川八洋氏によると中曽根元首相は実は共産主義者・スターリンの信奉者
>・天皇制廃止論者だったそうです。『皇統断絶』に載ってる話です。
それは中川八洋の方を疑った方が良かろうと。
そんな話は聞いたことは無いですし、この人は自分が気に入らないと何でも
共産主義批判に結びつけて批判することで有名です。
>>23 >それは中川八洋の方を疑った方が良かろうと。
そんな話は聞いたことは無いですし、この人は自分が気に入らないと何でも
共産主義批判に結びつけて批判することで有名です。
そうなのですか。御教授感謝致します。
中川氏によると、中曽根元首相は1952年に昭和陛下に退位を迫った、
1985年の靖国神社参拝の際、神道を否定し、神社を冒涜するかのよう
な態度をとった、靖国神社国営化のための法案を反対した、改憲作業で国
会の開会式に御臨席されての天皇陛下の勅語を廃止する提案をした、とい
うのです。このこと自体は事実ではないのでしょうか。
25 :
右や左の名無し様:2006/03/08(水) 02:19:49 ID:12HAssw4
山師だね。
天皇敗戦宣言に「永遠な平和をめざす」という意味の一文を加えた安岡。
俺は詳しく知らんがもしかしたらいま非武装攻められるままを主張するサヨクに通じるものがあるかもね。
ちなみに安岡自身はもはや山師でしょう。ビジネスマンつうか。
細木数子と結婚しちゃうくらいだしさ。その前にも何人とも結婚したりしてるし。
CIAの忠良なる僕の中曾根が共産主義者のわけないじゃん
昭和天皇に退位を迫った人間はけっこういるよ
筆頭は近衛文麿・元首相と、木戸幸一・内大臣。
近衛文麿は、東条英機ら「統制派」を「共産主義者・アカ」と見なす
脳味噌のいかれた「近衛上奏文」というのを終戦間際に書いて
昭和天皇から呆れられて、終戦を遅らせた。
気に入らないやつを片っ端から「共産主義の陰謀」と見なすのは
皇道派系列のバカに共通した傾向。戦後皇道派は「反東条」だったから
大きな面していやがった。こいつらが本当の「戦犯」のくせに。
「勝共連合」とつるんでいる「日本会議」など従米右翼の源流が
この戦後生き残った「皇道派」だ。たぶん中川八洋もその系列だろ。
27 :
右や左の名無し様:2006/03/08(水) 18:52:53 ID:zpD9vUxD
占い板から来ました。政治思想にはさほど詳しくありません。
安岡正篤氏は、紅卍字会に入っていますね。
書籍の紹介 安岡正篤―人生は難題克服に味がある
http://www.fsrss.org/book.html 自分は上記の書籍は未読ですが。。。
以前からずっと、日本の右翼思想の背後にあるであろう、
なにがしかの宗教的背景に緩い関心を抱きつづけています。
このスレッドにもでてくる四元義隆氏と田中清玄氏が、同じ禅寺に通っていたとか。
そういうバックグラウンドの情報をお持ちの方から、
何がしか教えていただければ幸いです。ではでは。。。
28 :
ぱとりおっと:2006/03/08(水) 19:43:04 ID:CfPFA9Lc
四元氏は血盟團のメンバ−でした。重信房子さんの父親もです。そして井上日召氏の孫がオ−ムの井上嘉浩君です。
過激の血は争えないものです。こういった人物を民族運動に取り込めなかった事は残念です。
>>26 そうなのですか。御教授感謝致します。昔はタカ派と呼ばれた中曽根氏も
今となっては穏健派ですかね。
>>27 ども。ここでも宜しく御願い致します。
>このスレッドにもでてくる四元義隆氏と田中清玄氏が、同じ禅寺に通っていたとか。
御教授感謝致します。両氏の著書は残念なことにもう手に入らないですね。
>>28 その話は聞いたことがあります。過激派の子孫は過激派になる、ですか。
何で民族主義に行かずにそっちに行っちゃったんでしょうね。
当時の民族主義が魅力がなかったからなんでしょうか。
30 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/08(水) 20:44:45 ID:yEe30HJb
>>28 オウムの井上嘉浩って井上日召の孫だったの!
ちっとも知らなかった。
重信のお父さんは娘を誇りにしてたらしいね。
ブントって唐牛健太郎もそうだが、魅力的な人物が多いな。
31 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/08(水) 21:11:17 ID:yEe30HJb
>>29 田中清玄自伝(文藝春秋)なら図書館で閲覧可能じゃないかな。
田中清玄って大山倍達の師の一人なんだよね。大山の師と言えば
一番は石原莞爾だけど。
32 :
右や左の名無し様:2006/03/08(水) 21:11:58 ID:zpD9vUxD
>>29 以前、図書館で『玄洋社史』を閲覧していたとき、
頭山満氏が全生庵で写真に写っているのを見つけました。
ああいう、ある種の乾いた空気は嫌いじゃないです。
>>31 御教授感謝致します。田中氏は体制右翼の方ですよね?
『田中清玄自伝』は面白いですか? 例の如く、法螺が多いですか?
>>32 そうですか。ちょっと私には想像できないですね。イメージがわきません。
>>26 >「勝共連合」とつるんでいる「日本会議」など従米右翼の源流が
この戦後生き残った「皇道派」だ。
まあしかし、日本会議は皇室典範改悪阻止のため活動していますから、
それだけで私には必要な団体のように思います。
日本会議を欠いたら、皇室典範改悪阻止運動が急激に失速することにな
るでしょうね。日本会議がもしなかったらと思うと、恐ろしい思いです。
>>35 御教授感謝致します。そうですか。
安岡氏の著書は多くて、どれから手を着けたらいいのか、わかりません。
安岡氏は、国体論のようなものを書いた本はあるんでしょうか?
37 :
黒幕列伝:2006/03/12(日) 00:53:24 ID:NAv+8PtH
民族派見習青年さん、別冊宝島からでている『黒幕列伝』ご覧になりました?かなり面白いです。あと、『日本テロ事件史』も面白いです。
よかったら買ってみてください。
38 :
ぱとりおっと:2006/03/12(日) 01:02:12 ID:par/R63q
右翼と呼ばれる人物の中にもサヨからの転向者は多いのですよ。田中清玄もそうですね。こういう人物にはなじめません。私は玄洋社直系の*産党やD塾が本流だと思います。ヤクザまがいの政治団体は論外ですね。
>>37 御教授感謝致します。今度買ってみますね。
『日本テロ事件史』はアマゾンでは酷評されてました。
>>38 御教授感謝致します。赤尾敏氏、小島玄之氏もそうですね。
私は転向者は基本的に信用できません。清水幾太郎とか、西部邁氏とか、
藤岡信勝氏とか。
40 :
右や左の名無し様:2006/03/12(日) 17:36:11 ID:zStPi9up
>>36 ごめんなさい。自分もそれほど深く読み込んでるわけではないので
詳しくはわからないんですよ。安岡正篤と言う人物に、自分が注目していた動機が、
やはり政治と若干ずれているようですし……。持ってる本は、たとえば『易と健康』とか。
いま書棚にあったものをぱらぱら思い出したようにめくってみて
改めて感じたんだけど、常に古典に依拠しながら語ってるから、
自分なんかは、情報の正誤をチェックするスキルがないんですよね。
中国の古典も日本の古典も知らない。かろうじて、西洋古典だけ、
それも知ってる部分だけ、安岡さんが言ってることに反駁したくなるケースがあると言う感じです。
西洋哲学のある分野に好んで傾倒してきた時期がある自分には、
安岡さんが徹底的に西洋哲学を否定する理由が、理解できないんですよね。
ただ、読むと、聞くと、見ると、体験するは全て違うと思うし、たとえば、
禅のお寺に通ってみると、そこにあったのは想像していた宗教の教えではなく、
むしろ、民間療法的な健康法に焦点を当てた実践的な方法論だったりした。
だから、安岡さんがご存命のときに会話できるチャンスがあれば、
また異なる印象を抱いたのかもしれません。
禅のお寺のそれは、丹田式呼吸法で体を直すとかそういうやつでした。
この場では、ちょっとずれたこといってるようだったらすみません。
蛇足っぽいけど、世の中のほとんど全てのことって、僕には正確には理解できていない。
それは、はっきりとした事実として認めなきゃならないというか。。。
異分野の方の話を聞くと、本当にさっぱり理解できないケースがあまりにも多い。
科学関係などは、本当にコミュニケーションが取れなくて、
相手と向き合ってるだけでズタボロになることもあります。。。
>>40 そうですか。御教授感謝致します。
>西洋哲学のある分野に好んで傾倒してきた時期がある自分には、
安岡さんが徹底的に西洋哲学を否定する理由が、理解できないんですよね。
私はよくわかりませんが、東洋哲学をとったから、西洋哲学は要らなかった
のですよ、きっと。
>>41 御教授感謝致します。
>この場では、ちょっとずれたこといってるようだったらすみません。
いえ、そんなことはありません。
真偽の程は存じませんが、安岡氏は三島由紀夫先生の事件を聞いて、
こんなことを言ったそうです。
「三島先生には、もっと陽明学を勉強して欲しかった」
43 :
右や左の名無し様:2006/03/12(日) 21:10:32 ID:AmD4nilw
安岡正篤記念館に閉館間際に行ったら
こんな若い人が(ちなみに私は28歳)って歓迎されて
いろいろなエピソードを聞かせてもらった
その中で覚えていることをちょっと
・この時代の人には珍しく家族との食事を女中さんも入れて一緒にとっていた
・嵐山の学校(日本農士学校)に来る時には車ではなくわざわざ電車で来ていた。
で到着の連絡が来ると生徒がみんなで武蔵嵐山駅に迎えに行った
まだいろいろ聞いたけどほとんど忘れてしまった。
あ、あと学生時代の成績表があったけど国語、漢文、古文より
数学、物理などの理系科目のほうが点数良かったのが印象的だった。
>>43 御教授感謝致します。貴重な御話ありがとうございました。
理系科目の方が得意だったとは、意外ですね。
安岡氏の著書でそのタイトルから国体論と関係ありそうと思われるものは
幾つかありますね。
『日本の伝統精神―この国はいかに進むべきか』PHP文庫
『人生、道を求め徳を愛する生き方―『日本精神通義』この国の心の源流
と真髄を学ぶ』致知出版社
『日本精神の研究―人格を高めて生きる』致知出版社
『この国を思う』明徳出版社
安岡に対する人物評というのを列挙してみよう。
「儒学者」「東洋学者」「支那学者」「陽明学者」
「新しい心学の提唱者で且つ実践者」「人類の教師」「予言者」
「国家主義の理論的指導者」「金鶏宗の開祖」「昭和の吉田松陰」
「右翼の大物」「昭和の由井正雪」「政界の黒幕」「新興官僚の黒幕」
「財界の御指南番」「白足袋の革命家」「坐布団右翼」
「頭山満の後継者」等々。
一般的には右翼と見られた。ところが行動を辿る限りにおいて、
当時の右翼と同じではない。暴力には全く関与していない。
そして安岡に対する評価には「神様」から「口先だけの革命思想家」まで
実に幅がある。ある会合で居合わせた料亭の女将が「本願寺さまですか」と囁いたという。
風貌が何か聖職者を思わせるところがあったためであろう。
金鶏学院についても「金鶏病院」とか「よろず相談引受所」とか言われたらしい。
何か確実な行動指針を授けてもらいたい人には、筮竹で答えを出したり、
四柱推命なる占いもやっていたようである。
金鶏学院のことを「烏会館」と言った者もいたが、これはちょっとひどい。
安岡は単なる学者、著述家、思想家、社会運動家、警世家ではない。
強いて言えば、(世の中に訓えを垂れるのが職業となるかどうかは別として)、
社会教育家とするのが妥当であろう。
安岡に会った人が「凡人には掴み得ない不世出の人物」
と語っているところを見ると、やはり一種の天才であったと思われる。
>>37 『日本テロ事件史』買いましたよ。
それから、大下英治『黒幕』、『秘史「乗っ取り屋」』も買いました。
いずれも未読です。
>>45 御教授感謝致します。安岡氏の弟子筋の方で御存命の方はどなたなんで
しょう? 故・伊藤肇氏という方がそういう方だと聞きました。
後、ウシオ電機の牛尾会長が信奉者であるとか。
47 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/18(土) 23:42:29 ID:8QEgKLKh
読んだこと無い。思想に毒がなさそうだ。
歴代首相の心の指南役で、細木数子の元夫ということくらいか、俺の知ってるのは。
立ち読みだけの感想なんで、本当は奥が深いのかもしれんが。
安岡の著作コーナーの横には、しばしば中村天風があったりするw
中村も当然、俺は読んだことがない。
いわゆるフィクサーとか黒幕とか言われた
戦前の昭和維新運動に参加した大物右翼からは
嫌われていたねこの人。
田中清玄、四元義隆、清水行之助といった連中からは
名指しで非難されてた。この人と親交のあった大物右翼って
矢次一夫くらいじゃないか?
50 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/19(日) 21:50:39 ID:gxwJMcHp
>>49 ブログ立ち上げおめでとうございます。
早速拝見させてもらった。
一点注文させていただくと、字が読みにくい。白字の部分をもっと明るくするか、
背景の黒字を変えたほうがいいんじゃないかな。
51 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/19(日) 21:51:20 ID:gxwJMcHp
>>49 ブログ立ち上げおめでとうございます。
早速拝見させてもらった。
一点注文させていただくと、字が読みにくい。白字の部分をもっと明るくするか、
背景の黒を変えたほうがいいんじゃないかな。
>>51 どうもありがとうございます。御指摘感謝致します。
テンプレートを変えてみました。今度はどんなもんでしょう?
53 :
糞ウヨ厨房 ◆EO.qomHMmU :2006/03/19(日) 23:28:23 ID:gxwJMcHp
>>52 いいね。
前よりずっと見やすくなった。
でも、民族派見習青年氏が小説書くとは意外。
ブログ立ち上げといったら、てっきり時事論評みたいなものかと思ってたよ。
>>53 >いいね。
前よりずっと見やすくなった。
そうですか。よかったです。
>でも、民族派見習青年氏が小説書くとは意外。
ブログ立ち上げといったら、てっきり時事論評みたいなものかと思ってたよ。
時事論評なら私が書かなくとも既にたくさんの方が書いています。私が入り
込む余地などありません。
小説はフィクションだから何でも書けます。小説の中なら気に食わない奴を
いくらでも好き勝手に殺せますw だから小説です。もっとも、私が書くも
のは小説の水準に全然達していないのでしょうが。
>>37 『黒幕列伝』、今読んでます。新発見ばかりです。とても参考になります
ね、これ。改めて御礼を。御教授感謝致します。
安部譲二氏の「日本最恐の黒幕は役人」という話は最近のライブドア事件
を見ても頷けますね。
『黒幕列伝』読了。これは本当に面白いです。この内容でこの値段は安いで
すよ。安岡氏も「第二章 政変を演出した実力者たち」に載っていましたね
。北一輝氏が安岡氏のことを「こんな人物にいまだ会ったことはない。安岡
こそ王者の師だ」と初対面で評したとか。安岡氏は中村天風氏と並んで日本
のセレブに読まれる双璧だそうです。
田中角栄と安岡氏の関係は、豊臣秀吉と藤原惺窩の関係を連想させますね。
57 :
黒幕列伝:2006/03/25(土) 01:14:35 ID:ko60wvZJ
民族派見習青年さん、黒幕列伝面白いですよね。僕もこの内容でその値段は安いと思います。
安部譲二氏の見解、同感です。安岡氏に留まらず、他に右翼関係で面白い本があったら紹介してください。
58 :
天皇と東大:2006/03/25(土) 01:18:23 ID:ko60wvZJ
民族派見習青年さん、あと余裕がありましたら、立花氏の『天皇と東大』という本を読んでみてください。いろいろな意味で勉強になりました。民族派見習青年さんは、勉強家だからすでに読んでいるかもしれませんね。余計な情報でしたらお許し下さい。
59 :
朝鮮民族は虐殺民族ですが何か?『ふざ』 ◆tseLF8Cdao :2006/03/25(土) 01:29:08 ID:t8Eb5qlG
なんか中島みゆきの一人上手が聞こえて来る。
>>57-58 いえ、私はそれほど勉強家ではありません。私はむしろ大不勉強家です。
右翼関係の本は、『黒幕列伝』の巻末の参考文献にほとんど出ているのでは
ないかと思います。
立花氏の『天皇と東大』は未読です。御教授感謝致します。そのうち暇と金
があれば読んでみますね。しかし、立花氏は右翼嫌いというか、そんな感じ
がするので、右翼のことは悪いようにしか書いていないのではと思います。
>>58 >民族派見習青年さんは、勉強家だからすでに読んでいるかもしれませんね。
ブログに書きましたが、私は今読書休みをしているんです。今まで読んだも
のを自分の中でよく吟味して、整理整頓しています。ちゃんとできているか
はわかりませんが。これは同時に、私の今までの人生の回顧でもあります。
私もいい年齢になったので、よく考えてみたいのです。私は人生の分岐点に
立っているのかもしれません。
>>57 まだいますか? まあいないならいないでもよいのですが。
>安岡氏に留まらず、他に右翼関係で面白い本があったら紹介してください。
『謀略の昭和裏面史』はいいです。特務機関と右翼について膨大な情報が詰
まっています。
63 :
右や左の名無し様:2006/04/19(水) 15:12:40 ID:DuwXzkcc
山師じゃんコイツww
なに有難がってんだよバーカ
64 :
右や左の名無し様:2006/04/22(土) 15:13:42 ID:t+NUtJ3N
「勝共連合」は文鮮明と巣鴨から釈放された(岸信介と児玉誉士夫も釈放、ciaの犬という条件つき)
笹川良一が設立した「愛国」を装った最強の「反日組織」です。なんで、どうして、
霊感商法の教祖様がなぜに右翼団体を共同で設立したのか、正確に言えばできたのか。
そこがポイントです。
65 :
右や左の名無し様:2006/04/23(日) 20:24:33 ID:+zQHuFE6
こいつの言いたいことって、所詮「下々の民は黙ってお上に従え」ってことじゃない?
アメリカの占領政策にも異議を唱えなかったし。
66 :
右や左の名無し様:2006/04/23(日) 21:28:40 ID:+zQHuFE6
そういえば邪悪なオーラ出しまくりで今をときめく細木ババアって、こいつの後妻だったっけ?
あのババアが世に出るきっかけを作ったのが安岡だったってわけか?w
このジジイ、「人を見る力」みたいなことよくぬかすけれど後世の社会に対する責任を負ってないんだな。
67 :
右や左の名無し様:2006/04/25(火) 14:01:12 ID:nVsuMClT
中村天風さんの本が良いよ。
難しい事は一切書かれてない、
人生を楽しく過ごす為の工夫の仕方を簡単な言葉で、
教えてくれる。「相田みつを」に匹敵する程分かりやすい所がいいかな。
68 :
右や左の名無し様:2006/05/08(月) 12:34:57 ID:OM2BagD3
保守
69 :
右や左の名無し様:2006/05/08(月) 14:16:35 ID:ttfcVeAQ
現代活学講話談集シリーズを語れ
70 :
右や左の名無し様:2006/05/13(土) 00:35:31 ID:dz3l60mZ
>>43 私は、23歳ですけども、大学生の頃から記念館や研修会に行ってましたよ。
夏休みは、定期券を購入して嵐山まで勉強しに、1カ月間参学してました。
18歳の頃から今もたまに、行きます。
71 :
右や左の名無し様:2006/05/18(木) 22:18:41 ID:VEiAAFUW
細木数子の腹の上で死んだって本当?
72 :
臣民:2006/05/23(火) 02:12:13 ID:0hoyc+/T
「平成」の考案者だろ やっぱフィクサーは四元義隆さんだな〜
保守