アナーキズムを論破できるか?

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28右や左の名無し様:05/01/02 18:02:21 ID:58HqXka3
政府ができなければそれこそ無政府、無法地帯。
何が論破なのか。
ロンパルームかい。
29愛子様の弟:05/01/02 20:51:42 ID:ROhgfH2p
お金も各国政府の厳しい管理によってその値打ちが保障されているもの。
政府がなければ、北斗の拳を引き合いに出すとよく返ってくる
「金なんてケツを拭く紙にも・・・」というレスのとおりになる。
だからアナーキストは貨幣経済も否定する事になるはずだが。

多国籍企業の活動も物々交換で賄える範囲を遥かに凌駕している以上
各国政府による通貨の裏打ちがなければやっていけない。
ただ通貨の軽重はその国のなかの経済活動によるものが大きいので、
企業の影響力も相当ある。
もし日本の会社が本社を外国に移転するとなったら一番歓迎されそうなのは
日立製作所あたりか。VLSIからVLCCまで作っているからだ。


30右や左の名無し様:05/01/02 20:54:32 ID:i/9Ws+WV
かつて日本にはサンカと呼ばれる人々がいましたが
彼等も一種のアナーキストなんでしょかね?
31右や左の名無し様:05/01/02 21:05:50 ID:???
長引く不況でにわかアナーキストがイパーイいる悪寒
でも社会的なステータスに対する憧れが全くないわけでもないヘタレでつ
32右や左の名無し様:05/01/02 21:14:11 ID:???
無政府状態がどれだけ悲惨かは内戦時代のアフガンやアフリカ見るだけで十分実証されてる
んだけど、理論武装に熱上げてる香具師に限って「実例」を拒絶する

33神戸人 ◆S3//NYH/w6 :05/01/02 21:20:35 ID:FM+72aEz
圧倒的多数の人が
アナーキーへの恐怖>>>>>>国家の存在による弊害の影響を受ける恐怖



34右や左の名無し様:05/01/02 22:17:47 ID:???
>>32
まあ、確かにそうだ罠。
ソマリアなんか、ジードみたいな連中が暴れまくっていたし。
で、弱者は逃げるか、やられ放題で耐えるしかない。
ひょっとしたら、アナーキストって、自分がジードになりたいから、こんな事言っているのかな?
35右や左の名無し様:05/01/02 22:55:10 ID:???
現実とかけ離れてちゃどんな理論も意味ないわな
ちなみにド田舎いくと人情味あふれ物々交換に近い共同体を形成してる
ケースが結構あるぞ。俺の嫁の実家は近隣と農作物やら米やら交換して生活してて
金は必要なさげだった。その代わり男達は無償奉仕みたいな共同作業があるみたい
36右や左の名無し様:05/01/02 23:50:16 ID:hCIDdBw8
>>27
アジア通貨危機の後、経済自由化の政策を取った国は概ねすぐに回復した。
インドネシアなど、自由化にもたついた匡が復活から取り残された。
もっとも、マレーシアという例外もあるが、為替レートの固定化は劇薬だ。
中国元の切り上げ予測が出るなか、マレーシアも修正を迫られるだろう。
37右や左の名無し様:05/01/04 19:27:02 ID:???
孔子が老子に面談して老子を論破するすきも全くとらえられなくて
「老子さまは龍のようなお方だ」と捕らえ所のなさを例えたという
そういう話を思い出す
38名無しのテキスト:05/01/06 08:20:53 ID:C2SG1yPo

経済理論にとって アナーキズムほどの敵は居ない。彼等にはインフレデフレの区別がない
国際関係論において アナーキズムとは政府が無くなった状態を想定し
社会契約説で政治力学を考える為のツール=道具である。
39愛子様の弟:05/01/06 20:52:31 ID:+nAcvvRU
昔話です。
京都に住んでいた公家様が、あるとき人間関係や日常生活の煩わしさが嫌になり、
一切の人付き合いを絶ち山奥で仙人のような生活を行う事を思い立ちました。
そしてそれを実行し、山中の自分用の畑を耕していた時、ふと気付きました。
手にしている鍬は自分ではなく、鍛冶屋が作ったものである事を・・・

それでこの公家様はすぐ山を降りてしまうのですが、
結局人は完全に一人で生きていく事は不可能で、必ず他人の知恵や人手を
借りることになります。
人は社会的動物だと言う事です。
東南アジアの山中で孤独に27〜29年も戦っていた皇軍兵士も
親や学校が与えてくれた知恵や、上官の与えた使命によって支えられていました。
そして社会には根源的にいさかいが存在します。
そこで平和な社会を築くには、子供に我慢を教えなければいけないのですが、
アナーキストは我儘言ってるだけじゃないでしょうか。
左翼教育も同様で自己主張とジコチュウを取り違え、そんなの教育しないのと
同じじゃないかという状態です。
40右や左の名無し様:05/01/06 21:02:57 ID:???
>>39
アナーキズムは政府を否定しているだけで、人々の協働や取引を否定する思想ではない。
むしろ、政府が不要であることを主張するために、平和で自発的な(法律の強制に頼らない)人々の連帯の可能性を強調する。

アナーキズムを批判するのであれば、、
例えば法を執行する正当な権威を持った政府が無ければ、
アナーキストが重視する人々の協働や取引が上手くいかなくなる
といった点を追求すべきだ。
41愛子様の弟:05/01/07 02:07:43 ID:6SDuFyfE
>>40
ご指摘有難うございます、勉強不足でした。

という訳であなた様の提示された定義からすると、
>>35
のレスがそれに近い状態のようです。
但し団体が少人数でないと無理だと思います。
しかも今の高度な文明はたくさんの人手と強力な政府が成り立ちませんから、
原始共産制に逆戻りでしょう。
42愛子様の弟:05/01/07 02:11:15 ID:6SDuFyfE
>強力な政府が成り立ちませんから

強力な政府がないと成り立ちませんから。
に訂正します。
43右や左の名無し様:05/01/08 21:03:00 ID:???
市役所の窓口がちゃんと機能してくれてればいいや
そのために県が必要なら県があるべきだし
国の政府が必要なら国の政府があるべきだ
そういう考えでいいと思っている
44右や左の名無し様:05/01/08 23:53:28 ID:???
毛沢東の文化大革命やポルポトらへんが「原始共産制」を強引に実現しようと
したんじゃ?
その結末は皆さんご存知の通りですが
45右や左の名無し様:05/01/09 01:06:26 ID:???
「小国寡民」の極限がアナーキズムである。

つまり、世界に自分ひとりしかいない状態において
厳密な意味でのアナーキズムが成立する。

自分以外の人類がすべて死に絶えた状態を
想像してください。ほら、興奮してきたでしょう?
46右や左の名無し様:05/01/20 20:18:41 ID:XGcV+tJp
毛沢東が老子的な考えを持っていたことは指摘されている
秦の始皇帝が採用した韓非子の法家思想も
儒家の荀子の系列ではあるが
人民を自然物と考える点は老荘の流れからのものだ
始皇帝や毛沢東には確かに老荘が持っている独特のある部分が
いびつな形で見られると言える
47右や左の名無し様:05/01/20 20:57:31 ID:???
北斗の拳が出てきてその元ネタのマッドマックスが出てこないところが2ちゃんねるの悲しさw

幼少期の毛沢東は無政府主義のような理想を抱いていたと後年自ら語っている。
自治能力が恐ろしく高い人民公社がたくさん出来た文革期は小国寡民に近いものがあるな。

80年代末でもその名残りがあり、居民委員会という町内会規模の共産党組織が民事裁判で
小さな会社の営業停止処分を宣告する場面が《頑主》という映画に出てくる。
(原作の同名小説は『北京無頼』の邦題で訳が出ている)
48右や左の名無し様:05/01/21 18:31:42 ID:???
アナーキズムは弱者の妄想だろ?

能力、魅力のあるやつの下に人は集まり、
秩序はそこから生まれる。
国家、政府は秩序維持装置だ。
49右や左の名無し様:05/01/24 22:31:53 ID:A/beJfcV
『Anarchy is Order』Pierre-Joseph Proudhon

>>48
それはホッブズの言っていたことでしょうね。

国家や政府ではない、より小さな共同体の中で顔が見える距離にある人々が互いを管理し合う社会
ってのがアナキズムです。
オルタナティヴな社会として全然存在し得ます。
というか、昔のパリやバルセロナはかなり理想に近い状況でした。
50右や左の名無し様:05/02/03 19:51:07 ID:MIyMCzXM
現代のアナーキズム実践国家ソマリアって住み易いのかい?
51右や左の名無し様:05/02/04 21:00:26 ID:CHDkfFy1
>>49
どこが理想なんだよw 想像力なさ杉。
ご近所の頑迷な顔役に生活をあれこれ監視される町内ファシズムじゃんか。
きつすぎるからパリやバルセロナでは長く続かなかったんだろうに。
中国では今でもやってるよ。民度が低いからそれでちょうどいいんだけどなw
52右や左の名無し様:05/02/04 21:50:05 ID:???
一人で無人島に住んでいるおじいさんがテレビに出てたよ。
その島は日本だけどさ。
なんかボロ切れを身にまとい、ほったて小屋に住んでいるんだけど。
気楽のようで、生活は苦しいようだった。なんかものすごい勢いで魚とってたよ。
この人なんかアナーキストと呼んでも良いのではと思ったよ。
日本国籍だけどさ。

53右や左の名無し様:05/02/05 00:17:11 ID:???
>>50
ジードみたいな奴らがいっぱいいて、この世の地獄らしいです。
54右や左の名無し様:05/02/05 02:21:59 ID:???
ソマリアってたしか、旧宗主国同士が珍しく妥協して
言語がほぼ同じ地域を統合してつくった国で、
余計な内部分裂さえしなきゃうまくいってる筈なんだよな。

ところがそんな国で旧宗主国による派閥が生まれ
やっぱり分裂w

国家というもののイメージがつかめないままだと、
解体すべき国家がそもそも固まらないという例として挙げるべきだろう。
アナーキズムの前の国民国家の、そのまた前の段階にあるので、
ここでの参考にならない。
アナキズムどころか国民国家さえ絵に描いた餅、になってるということ。
55右や左の名無し様:05/02/21 16:35:16 ID:SbaVLs4n
56右や左の名無し様:05/03/06 15:48:14 ID:???
イスラム圏の世界は西欧列強が植民地化する前までは
国境がうやむやでも殆ど問題の起こらなかった世界だった
都市国家のような感じで辺境にはこだわらなかった
イスラム教徒がコーランを通した信仰のもとで兄弟姉妹一家族のようだった
57右や左の名無し様:05/03/06 16:18:50 ID:???
アナーキストっていうのは
権威を知的レベルで相対化できた上で
それを利用(形式上したがうことも含む)できる者のことだ。

べつに無政府主義とか反体制運動家という意味ではない。
5857:05/03/06 16:39:11 ID:???
「小国寡民」思想は町内ファシズムとは関係ない。
相互管理社会は水で薄めた共産主義。
>>48>>49はどっちもアナーキズムの神髄から遠い。
59右や左の名無し様:05/03/06 19:12:34 ID:+NhkQDjd
>>58
このスレ自体、アナーキズムの神髄に反してはいないのでつか?
60右や左の名無し様:05/03/16 09:07:16 ID:???
アナーキストなるもの個人のオナニーでしかないよ

例えば、無政府主義者なる反政府反グローバリズムで集まった、実際は紅いやつらの
シアトルに集まった暴徒集団wやつらのようなもんが集団で、新しい政府を運営←この段階でアナーキーじゃないw
政府をアナーキズムで運営したらそれはアナーキーじゃないし、アナーキーなるもんは
現体制が安定し、現体制の中で不自由ないひねくれの個人が、個人の心情として世の中を斜めに
おちょくるだけの個人がオナニーできるチンケなもんでしかなく、反グローバリズム団体に利用されるだけの汚物ってこった。
61ふざけた奴:05/03/16 10:05:10 ID:BSiJqXOk
個人的に独立している(組織のの中に居ても即独立出来る人も含む)
人は、アナーキストなんじゃないかな、政府や社会と共存する、
アナーキスト。

政府や社会と共存する、アナーキストは、反グローバリズム団体の左翼
も敵で有るが、利用されるだけの汚物のサヨクも敵なのである。
6258:05/03/16 16:44:19 ID:???
>>59
なにがいいたいのかよくわからんな。
このスレ自体はアナーキズムに沿ってもないし反してもないだろ?

>>60はアナーキズムをまったく理解してない。>>61はいいこと逝っていると思うが。
63右や左の名無し様:05/03/16 22:26:58 ID:???
>>62 ここで言うアナーキーとは、無政府主義の偏屈モンという一般イメージの事であって、
本来ある正しいアナーキーの定義もあるんだろうが、具体的に示されていないし
もしそのような玄人しか解らないアナーキズムなるもんがあったとしても、世間一般にそれが広まっていないわけで
それはそれで語ってもいいとは思うが、世間一般で流通しているアナーキズムのイメージとその信望者たちへの印象なんで
そこらへんを意識しなさいな
64右や左の名無し様:05/03/17 00:50:57 ID:???
アナーキズムって、真の自由をもたらすために
あらゆる階級を否定する思想なんだってさ。
家族の幼長の序列すら否定するって。
だから政府も資本も否定するらしいよ。
単なる無政府主義ではないんだって。
65右や左の名無し様:05/03/17 04:15:44 ID:???
元々のアナーキズムの概念と、
世間に流通している単なる無政府主義者としてのアナーキズムというイメージを
分けて語りましょう。
66右や左の名無し様:05/03/17 08:52:02 ID:???
単なる壊し屋や、単なるアナーキーな人を
アナーキストとごっちゃにしてる奴が多いからな。
67右や左の名無し様:2005/03/28(月) 11:49:13 ID:???
アナーキストの心情がわかった集団が形成されるわけねえな、ファッションで終わるね
まるでクリスチャン女だw
68右や左の名無し様:2005/03/28(月) 15:46:21 ID:9OpzPo1k
そう鑑みると、大杉栄はかなりイイ線逝ってたんではないですか?
69右や左の名無し様:ウヨサヨ歴2005/04/02(土) 08:16:38 ID:???
70右や左の名無し様:ウヨサヨ歴2005/04/02(土) 10:00:24 ID:7MKbMHjs
 俺はリバタリアンで、一時はアナーキズムの可能性も考えた。
が、中国の歴史とかでアナーキーがどういう状態なのかわかった。
はっきり言って死ぬ。生きていくのは無理。
71右や左の名無し様:ウヨサヨ歴2005年,2005/04/05(火) 02:04:42 ID:???
http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa1.html

アナーキズムを理解した集団が政治勢力になるのは矛盾した事になるのかな?
相互補助の自立した個が相互補助の為に政治舞台に集団行動という可能性は?
72右や左の名無し様:2005/04/05(火) 11:21:39 ID:???
屁理屈は結構だがアナーキズムなんて今の日本に根付く訳ねーよ
73右や左の名無し様:2005/04/05(火) 20:40:59 ID:???
いやアナーキズムという概念のほうが、胡散臭い気がして突っ込んでるんだよ
74右や左の名無し様:2005/04/07(木) 02:11:03 ID:???
いやむしろ日本は源平争乱〜南北朝〜戦国時代にかけての数百年間
一貫して「天皇制アナーキズム社会」だった。
75右や左の名無し様:2005/04/09(土) 04:21:19 ID:aDuG3Yin
むしろ社会が未開であればあるほどアナーキーであるといえる。人々は安全を求めて群れをつくり、やがてムラとなる。
ムラにはおきてができ、ムラからクニになるにつれて法文化される。文明が発達した今、われわれは社会という囲いの中で、
便宜性と安全(少なくとも未開社会よりは)を享受する代わりに、国家権力という強大な力によって支配されている。
民族・宗教から身近な差別まであらゆる問題は、人間の知能が原始人並になればなくなるであろうが、
それが絵空事であることは明らか。俺も若い頃は無政府主義を信奉していたが、
今は国家権力に代表されるすべての権力の弊害を感じてはいるが、いまひとつ確信が持てない。
それでも社会の中でしか生きられないジレンマに襲われながら、ただ今の政治や思想に疑問符を投げかけるのみである。
無政府主義の実現は確かに絵に描いた餅だが、右翼や左翼のように団結のみが革命を起こすための力となりうると信じる思想に、
それこそが権力の構造であると一石を投じるのも無政府主義である。
76右や左の名無し様:2005/04/13(水) 22:51:13 ID:???
57何言ってんの?
どこからそんな定義持ってきたんだか。
77右や左の名無し様
なんかマッドマックスの世界、西部劇の世界、今の血縁と賄賂の中国、そんな北斗の拳状態がアナーキなの?なんか違う気が・・・
http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/faq/faqa1.html  ここが正解ならそゆことじゃない気が・・・・・
正直この思想は禅問答にしかならないし、玄人がわかっても、集団では実現無理であろうし、体制的にはそのそも成り立たない思想かと思うんですよ

それと懸念が一つ、反戦だの非戦 人権だジェンダーフリーだのとの左巻きが、次のスローガンに悪用するのは何かなんだが
アナーキズムも候補かなあと警戒しています。グローバリズム、反グロもそうか