リバタリアンがマターリ語るスレ

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358右や左の名無し様:05/01/08 21:44:14 ID:77FMdLit
>>355
Libertarianism @ Japan
http://kyuuri.blogtribe.org/

これ
359右や左の名無し様:05/01/08 22:28:06 ID:???
オバタリアン?
古いな・・・
360右や左の名無し様:05/01/09 05:37:42 ID:r1KOMSNj
>>355
Libertarianism @ Japan
http://kyuuri.blogtribe.org/
それはここのコピペなんです。
だから森村せんせや嶋津格せんせも国立の教授だから駄目かは、
俺にはなんとも言えません。
361右や左の名無し様:05/01/09 15:55:31 ID:UDUqBgUv
http://www.geocities.jp/kyuurinona/faq.html
↑ここ読んだ限りじゃ、リバタリアニズムってのは
理念的に、形而上学的に、あるいは法的に「べき」として自由が保障されていることは、
現実に自由「である」ことに優先する ―― 理念的に自由でありさえすれば
(他者の「自由」の行使によって)現実には自由が制限されても構わない ―― って思想なのかな?

いかにもキリスト教原理主義者が作った国・アメリカらしい思想ではあるな。
362右や左の名無し様:05/01/12 23:47:34 ID:90K7BjBz
あんまりもり上がってないな。
363右や左の名無し様:05/01/16 18:44:17 ID:+oYecgUY
米国リバタリアンに始祖はアインランド?
スペインや台湾やオランダはリバータリアン左派?
364堀田大作 ◆HeKVCq2G2k :05/01/17 12:07:13 ID:???
>>361

"自由な人々は、我が家や自国を守るために頼りになる存在であるということは歴史が
証明している。しかし徴兵制というのは奴隷制である。軍隊に居たいと思ってそこにいる
人たちに守られているのはいいが、意思に反してそこにいる人たちにまもられているとは
思わない。

アメリカを守ることに専念した軍隊であれば、世界の警察官としての軍隊に比べ
マンパワーが少なく出来るし、さらには徴兵制をなくすことにも、徴兵をとる
理由もなくしてしまうだろう。"

という部分あたりもしっかり読んだか?
365右や左の名無し様:05/01/17 22:07:37 ID:lPx7AS8f
>>364
なにか薬でもやってるのか君は?
まったく話が噛み合ってないと思うけど。
366右や左の名無し様:05/01/17 22:17:22 ID:e+MZPY4m
>>361
キリスト教原理主義者とリバタリアンは幾つかの点で
意見が対立するはず。

1、キリスト教原理主義者は中東での流血を望むが、リバタリアンはそれを望まない。
2、キリスト教原理主義者は他宗教を憎み改宗させたいと願うが、リバタリアンは信仰の自由を認め他宗教に寛容である。
3、キリスト教原理主義者の中には白人至上主義者・黒人至上主義者等の他民族差別主義者がいるが、
  リバタリアンはあらゆる差別・逆差別に反対する。
4、キリスト教原理主義者は同性愛・人工妊娠中絶を禁止しようとするが、リバタリアンは容認しようとする。

ただし、現実のアメリカでは、
同じ共和党内の勢力として、部分共闘を結んでいる。
共通の敵である、自称リベラル(社会民主主義者・福祉国家派)への対抗のために。
367右や左の名無し様:05/01/17 23:31:14 ID:lPx7AS8f
>>366
だから話が噛み合ってないよ。
>>361は、リバタリアンの原理主義 ―― 救済の論理が予定調和説的であること ――
が、キリスト教原理主義者が作った国・アメリカならではだって言ってるんだから。
リバタリアンはキリスト教原理主義がない土壌では生まれない、
キリスト教原理主義の亜流だといってるのよ。

社会の幸福は人々がある理念に従うかどうかそれのみで決まる、って思考は
救済されるかどうかは神のみが決めるって思考の亜流でしょ。

日本で>>361みたいなこと言ったら普通キチガイ扱い、好意的に見てもらって
青餓鬼扱いじゃん。
368右や左の名無し様:05/01/18 00:43:49 ID:Uwt9goWN
>>367
>リバタリアンの原理主義

リバタリアンの“原理主義”ってのはどういうこと?

>救済の論理が予定調和説的であること

予定調和説ならば、老子や禅の思想にもある。
老子は、「法や強制がないならば、かえって人々は、調和の中で生きていくだろうに」と書いて、
「この調和は、競争のなかからおのずと生まれるのだ」と説いた。

禅の思想の中にもこんな一説がある。
「羊や牛を上手に飼育する最良の方法は、自分の羊や牛に、大きくて広い牧草地を与えることだ。
 このことは人間にも当てはまる。人々のやりたいようにやらせ、彼らを見守りなさい。これが最良の方法だ。(鈴木俊隆)」

>キリスト教原理主義者が作った国・アメリカ

いわゆるReligiousRightと呼ばれる宗教右翼にとっては
アメリカ独立憲法は改正したいものらしい。

彼ら原理主義者が台頭してきたのは、20世紀中盤からで、
建国当時のアメリカでは原理主義者はかなり少数派だったんじゃないの?
むしろ、聖書主義者と呼ばれる自由主義的なキリスト教徒の方が、
当時は多数派だったと思う。
なぜなら憲法第一条八項によって「権力が委任され、列挙され、限定されている」。
原理主義者にとってはこの条文は邪魔なものでしょう。
彼らキリスト教原理主義者にとっては、
は中東でハルマゲドンを起こすためなら、あらゆる方面で限定無しに政府の権力を使いたいはずだから。
それとも、キリスト教原理主義者の定義が違うかな?
369右や左の名無し様:05/01/18 00:56:38 ID:Uwt9goWN
>>367
>リバタリアンはキリスト教原理主義がない土壌では生まれない、

キリスト教原理主義は、全ての他宗教を改宗させて自派に取り込みたいってところがあるでしょ。
故にビリー・グラハムみたいなTV伝道師が積極的な布教活動を行う。
そして前千年王国説を信じるために、メギドの丘で世界最終戦争を起こしたい、その引き金を引くために、
イラクやパレスチナの流血を歓迎する。って感じでしょ。

こういった徹底した終末思想への反動としてリバタリアンが増えたってこと?
だったら分かるんだけど。

リバタリアン自体は、教会を持たないクエーカー教徒(聖書の解釈は個人に任せる)みたいな聖書主義者や、
布教拡大をしないユダヤ教徒みたいな人達にむしろ近いと思う。
原理主義者達、あるいは教会・教理主義者からの弾圧から少数派が逃れるために、
宗教的寛容という思想が生まれ、その延長線上にリバタリアンが生まれたってなら理解できる。

>キリスト教原理主義の亜流だといってるのよ。

キリスト教原理主義ってどういう定義で使ってる?
「前千年王国説信奉者」という意味ではないの?

>社会の幸福は人々がある理念に従うかどうかそれのみで決まる、って思考は
>救済されるかどうかは神のみが決めるって思考の亜流でしょ。

というか、そうではない思考ってのはある?
社会主義や保守主義は、「社会の幸福は人々がある理念に従うかどうかそれのみで決まる」って思考は
持っていないの?
370369:05/01/18 01:04:50 ID:Uwt9goWN
>教会を持たないクエーカー教徒(聖書の解釈は個人に任せる)みたいな聖書主義者

スマソ。
これは間違いでした。
クエーカー教徒のニクソンがホワイトハウスで礼拝開いたり、
ビリー・グラハムと親交を結んだりしてるから、
クエーカー教徒は、自由主義的聖書主義者ではないみたいだね。
371右や左の名無し様:05/01/18 15:24:18 ID:FAApCwIo
つーかリバタリアニズムなんて自由市場への信奉から自然に出てくるでしょ。
キリスト教なんて関係ねー
372堀田大作 ◆HeKVCq2G2k :05/01/19 11:37:36 ID:???
>>365

リバタリアンは現実に自由が制限されてもかまわないと思っているってことじゃない。それは徴兵制に
対する彼らの態度からも明らかだってこと。

わかったか?
373右や左の名無し様:05/01/19 15:15:06 ID:???
オバタリアンがマターリ語るスレ
374堀田大作 ◆HeKVCq2G2k :05/01/20 11:09:54 ID:???
>>367

リバタリアンで救済の予定調和を信じているのはむしろ少数派だろう。

救済予定調和説の起源はそもそもキリスト教じゃなく、ミトラ信仰(ミロク教)なので、キリスト教のみならず、
ユダヤ教、仏教、イスラム教も影響を受けている。

リバタリアンの考えが宗教に依存すると過程しても、その宗教がキリスト教に限定されるのではない。

ところで、キリスト教一色だった中世ヨーロッパで、リバタリアン哲学は花開かなかった。
375右や左の名無し様:05/01/20 21:04:21 ID:XB917tgC
リバタリアンがなぜ政府の権限を可能な限り縮小しようと考えるかと言うと、
人間は必ず間違う、人間は不完全である、という強い認識があるから。

特定の人間(政治家・官僚)に権限を与えてしまうと、
どうせその人間は不完全だから、一定の率で彼の政策は失敗するだろう。
または失敗とは言えなくても、最善の方法ではないことがあったり、
効率が悪かったりするだろう。
そして、その政策の決定過程において必ず利権が発生し、
税金の一部が不当な形で流用されてしまうことも避けられないだろう。

特に大きな政府では政府の権限は絶大になるから、
その政府の政策が失敗した時に、そのマイナスの影響ははかり知れない。

要するに、一部のエリート達が、この地上に、政治の力によって
ユートピアをつくろうとする試みは必ず失敗する。
その最たるものが社会主義である。

このように、リバータリアンはある意味冷徹なリアリズムに基づいているから、
万民があらゆる点において満たされる社会を約束はしない。
376右や左の名無し様:05/01/20 22:16:53 ID:3qGU6Ldc
政府・社会主義というユートピア。
無政府資本主義というリアリズム。
377右や左の名無し様:05/01/21 00:21:00 ID:n+dh0z35
>>354
そんな記事どこにもないよ。
378右や左の名無し様:05/01/21 04:09:23 ID:???
 リバタリアンが描く世界もまた、決して完全なものだとは言うまい。
リバタリアンは現実にあるものすべてを認める。不平等、貧困、犯罪、
腐敗、他者に対する非人間的取り扱い、これらの悪は、依然として
これからもずっとこの地上にあるだろう。リバタリアンは人々に理想的な
バラの園を約束しない。

 リバタリアニズムは、従来のきれいごとだけの夢想家や理想主義者や
空想的社会主義者たちとは違う。あるいは、1930年代のルーズベルト
大統領のニューディール政策の申し子たちのような、自分たちの夢想に
溺れてしまった者たちとも違う。60年代のリンドン・ジョンソン政権による
「偉大な社会を作ろう」という標語とともに政権入りしたリベラル派の社会
学者たちとも違う。彼らは、何かに取りつかれたような目つきをした、「自分
たちこそ社会の諸々の病気を治療する者」たちだった。
379右や左の名無し様:05/01/21 04:11:32 ID:???
 彼らの壮大な実験はすべて失敗したことが今や明らかになった。科学哲学者
カール・ポパーが鋭く観察したとおり、「この地球上に天国を創ろうとするすべての
試みはすべて地獄を創ることで終わった」のである。だからリバタリアニズムは、
完璧な社会などではなく、実現できる範囲でのよりよい、より自由な社会という
ゴールを目指している。そして、より多くの決定が、正当な方法に基づいて正当な
人物だと考えられる人によって行われる世界を約束する。その結果は、犯罪や貧困や
不平等の消滅ではなくて、そのような諸悪を大胆な手法で何とか少なくするという
地道な目標を持つのである。
380右や左の名無し様:05/01/21 13:54:58 ID:i1C4aMjG
暇だったのでこんなページhttp://www.lp.org/lpn/9909-books.htmlを見ていた
「The 20 best liberty books ever written」というタイトルのもと,
レッセ・フェール・ブックス(すごい名前だ)の編集者が20冊のリバタリアニズムにかんする書籍を推薦している。
とりあえず翻訳があるものは以下にあげておこう。

アイン・ランド『水源』
ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス『ヒューマン・アクション』ISBN:439362159X
フリードリッヒ・ハイエク『隷属への道』ISBN:4393621514
ローズ・フリードマン,ミルトン・フリードマン『選択の自由 自立社会への挑戦』ISBN:4532191300
ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲は夜の女王』ISBN:4150102074
デイヴィッド・フリードマン『自由のためのメカニズム―アナルコ・キャピタリズムへの道案内』
ロバート・ノージック『アナーキー・国歌・ユートピア―国家の正当性とその限界』
ランディ・E・バーネット『自由の構造 正義・法の支配』ISBN:4833222965
デイヴィッド・ボウツ『リバータリアニズム入門―現代アメリカの〈民衆の保守思想〉』ISBN:4896913442
381右や左の名無し様:05/01/21 14:00:50 ID:i1C4aMjG
(貼り付け)
ネオコンと左派リバタリアンの奇妙な同盟
以前書いたエントリ(http://d.hatena.ne.jp/ytakahashi/20041229およびhttp://d.hatena.ne.jp/ytakahashi/20041223)と関連するおもしろい記事を見つけた。http://www.karendecoster.com/archives/2003/beltway_libs.html
ネオコンと左派リバタリアンがマレー・ロスバードに代表される保守的で対外軍事介入反対のリバタリアンを攻撃する同盟関係を結んでいるという話。左派リバタリアンとは,Beltway,つまりワシントン周辺に集うリバタリアンのことだ。
おそらくケイトー研究所のようなところだと思われる。かれらは,カウンター・カルチャーを好み,伝統や宗教といったものを嫌い,イラクへの戦争に賛成する。
記事の著者は,このような左派リバタリアンのことを,ロスバードを支持する立場から批判的に紹介している。アメリカにおけるリバタリアンの対立構図がうかがえて興味深い。
(終わり)
たぶん左派リバタリアンはユダヤ系が多いから、ネオコンとつながってるのかな?

382発斗・武脚南:05/01/23 00:27:23 ID:JS5X1RHh
とどのつまりは、リバタリアンは時代を超えて帝国に対する
アンチテーゼとして現われる群集(マルチチュード)だと思う。
大学(シカゴ大とか)で法学・経済学・倫理学・政治学を教えてる
正統リバタリアンと、橘玲だとか副島何某っての俗流リバタリアンは
やっぱり全然違う。

>>381
そういえば、台湾の陳水扁総統率いる民進党ってリバタリアン左派正統じゃなかたっけ?
オランダとスペインにもリバタリアン左派政党ってあったような。うろ覚え。
383右や左の名無し様:05/01/23 03:52:58 ID:???
>>380
「月は無慈悲な夜の女王」を紹介するなら、
ウルトラ愛国主義小説「宇宙の戦士(モビルスーツSF/アニメの祖)」も紹介しないとw
あと「パーマー・エルドリッチの3つの聖痕」も。
最後のやつは60年代サヨヒッピーの聖書でもあった。

3者を読むと、この手の革命思想の抱えている矛盾や暴力性、
非科学オカルト(トンデモ)性が判る。

>>381
両者にロマンチストとして心情的に共通する面があるからでは?

「自由のユートピア(ハイエク)」
「社会主義者たちに学ぶべきは、ユートピアンとしての志である(これもハイエク)」

ユートピアンというのを、個人的には、
「手が届かない、人間の器に余るかもしれない理想を、
それでも諦める事なく、しかし堅実に追求する者」と理解したいが、
実際には「地に足のつかない、独善的で観念的、しばしば急進・暴力的なロマンチスト」という点で、
トロツキスト=ネオコンと共通するのかも。
384右や左の名無し様:05/01/23 04:06:16 ID:???
あと「月は無慈悲な夜の女王」では、
マス・ドライバー(リニアモーター砲)による地球への無差別隕石攻撃が、
リバタリアンの象徴たる月の独立解放軍により行われている。

共産主義やナチスによる暴力革命や、その後の虐殺と抑圧と同じである。
あるいは現代であればイスラム原理主義によるカミカゼ・アタックなど、
無差別大量虐殺・破壊による「世界の練り直し」「解放の神学」
という点では、オウムもハインラインも変わりないように見える。

暴力(革命)主義と真のリバタニアニズムは、果たして両立しうるのか?
「社会主義の核は良い核」なる詭弁や二重基準とどう異なるのか?

「インベーダーが地球に来襲し、全滅か繁栄かを与えられる条件として、
なんの罪もない人間1人を殺すことを求めた時、
人類は誇りをもって全滅の帰結を選ぶべきである
=なぜなら個人の尊厳は不可侵だから」
という、ウィリアム・ジェイムスに応えたノージックの命題はどうなるのか?
385右や左の名無し様:05/01/23 05:35:27 ID:???
ここ数日話題になってる、
リバタリアン左派とリバタリアン右派ってどう違うの?
できれば、それぞれの定義キボンヌでつ。
386右や左の名無し様:05/01/23 11:35:47 ID:0HW5075N
(貼り付け)
今晩はアイン・ランドという女性小説家、シナリオライターの著作についての勉強会に行って来ました。
と書くと、文学っぽいですが、至って政治的なものです。
ランドはロシアからの亡命ユダヤ人で、超共産主義嫌いの強固な保守主義者、右翼で、
50年代のアメリカでの「赤狩り」の時に、上院でハリウッドがいかに左翼に毒されているかを証言し有名になった人です。
日本ではランドは無名で僕も割と最近まで知らなかったのですが、アメリカ人は彼女の名前をたいてい知っており、
僕の感覚では彼女の名前を聞くと7割が顔をしかめ、2割がある種の共感を示します。
彼女の思想は要するに弱肉強食肯定、「弱者は死ね」の思想で、
リバータリアンは彼女をリバータリアニズムの一つの源流とみなしていますが、
ランド自身はそれを否定し、"Objectivism"(客観主義)を名乗っています。彼女の思想の支持者の一部は「カルト」となっており、
今回の勉強会もそのカルトの一つ「アインランド協会」によって主催されました。
387右や左の名無し様:05/01/23 11:40:01 ID:0HW5075N
参加者は30人ほど。リーダーは大学2年生の若い白人のかわいらしい女性で、
一般参加者は40代、50代のおっさんがちらほら、留学生らしきのは僕とインド人の2人くらいでした。
勉強会というから講師が講義をし、それを参加者が聞くスタイルかと思いきや、いきなり輪になっての討論です。
最初に自己紹介がありました。アイン・ランドの小説の読書暦(何をいつ何回読んだか)を尋ねられたのですが、
僕はアイン・ランドの小説は読んだことが無かったので、正直に「ランドの小説は読んだことがないけど、
古典的自由主義に興味があります」というと、「古典的自由主義が好きなのか、それとも勉強したいのか」と聞かれました。
難しい質問です。とりあえずテキトーにお茶を濁しておきました。参加者の多くは、
読み古したペーパーバックのランドの小説を持参してきており、討論もその中身について行われました。
この光景、どっかで見たことがあります。僕が留学して最初の2年間、通った聖書の勉強会です。つまり彼らにとっては、
ランドの小説は一種のバイブルで、そこにある記述から隠された真実を見つけ出そうとしているかのようです。
ランドの主張の根幹の一つはどうやら"selfishness"(利己主義)の肯定にあるようです。
小説の中で、いかに主人公が利己的になることで成功したか、どのようにして利己主義は美徳となり得るか、
を巡って議論が戦われました。まあ僕は小説を読んでいないので良くわかりませんでしたが、熱かったです。
討論は約1時間半で終了。次回は3月上旬に行われるようです。僕も日本で翻訳が出るのを待ってないで、
英語版を買って読もうかなあ。勉強会が終わった後、50代くらいの男性が話し掛けてきて、
「ランドの小説を読むのならThe Fountainhead(1943)よりもAtlas Shrugged(1957)を先に読むと良いよ」
とアドバイスされました。
(終わり)
Objectivism"(客観主義)とやらが気になる。ユダヤ人が唱える優生学はみたいなものかな?
388右や左の名無し様:05/01/23 19:24:22 ID:0HW5075N
(貼り付け)
今まで日本では殆ど知られていなかったアメリカの女流作家であり政治思想家でもあるアイン・ランド
(Ayn Rand、本名Alisssia Zinovieva Rosenbaum/1905-1982)の翻訳・刊行されたばかりの小説、
『水源』(アメリカ文学者・藤森かよこ訳、原書名The Fountainhead、1943)と
『肩をすくめたアトラス』(同訳、原書名Atlas Shrugged、1957)が注目されつつあります。アイン・ランドは、
ミーゼス(L.E.von Mises/1881-1973/オーストリアの経済学者、社会主義経済システムを徹底批判した)、
ハイエク(F.A.von Hayek/1899-1992/オーストリアの経済学者、後にシカゴ大学でM.フリードマンらの師となる)、
M.フリードマン(Milton Friedman/1912-  )と並び、自由市場原理主義経済を主張する超個人主義的な自由主義
(超自由原理主義、リバータリアニズム/Libertarianism/なお、同じ語幹・Libertyから派生したLibertinismには
宗教と政治の関係における自由原理主義という意味のほかに放蕩・乱交・同性愛の意味がある)の
提唱者の一人として知られる人物です。彼女はユダヤ系ロシア人としてサンクト・ペテルスブルグに生まれましたが、
ロシア革命後の混乱を避けて1926年にアメリカに単身亡命し、生活苦と闘いながらハリウッドでシナリオ作家をめざし、
漸く1943年に小説『水源』を発表して注目を浴びることになります。更に1957年に出版された『肩をすくめたアトラス』
によって文名を確立し、それ以来、これらの二大長編小説は、アメリカの知的な若者たちにとって必読書となり、
アメリカの一般国民の精神にも大きな影響を与え続けているということです。日本では、
政治学者など一部の人々を除きアイン・ランドはほとんど知られていなかったようですが、日本アイン・ランド協会の情報によると、
彼女の小説を貫く政治思想の根本には「客観主義」(Objectivism)と名付けられる個性的な哲学が存在します。
これらの小説の文学作品としての評価はともかくとして(国語力の問題もあるので・・・)、同協会等の説明を手掛りにこの
「客観主義哲学」のエッセンスを抽出してみると次のとおりです。
389右や左の名無し様:05/01/23 19:25:47 ID:0HW5075N
●社会など或る集団の上に立ち、人々の上に君臨する「共通善」なるものは「偽善」に過ぎない。
●歴史的に見ると、平和主義・博愛主義・利他主義の宣言によって行われた革命の行く末は血の海であった。
●他人に対して行い得る唯一の「善」は「触れるな!干渉するな!」ということである。
●人類の歴史は、人間が独創(創造)したものを自然に対して付け加えることで進歩してきた。
●この人間の独創は“良きものを創造したい”と願う人間の「個人的欲望」から生まれる。
●自分中心主義は「偽善に満ちた利他主義」より優れている。
この「客観主義」の哲学は、最も過激なリベラリズム(超自由原理主義=リバタリアニズム)の言わば啓典のような位置づけとなっており、
アメリカではアイン・ランドの死後から現在に至るまで「ユダヤ教徒右派のサロン」や複数の「ランド教徒カルト集団」(Ayn Rand Cult)
と呼ばれる形で離散と集合を繰り返しながら踏襲されています。
また、このような形で隠然たる勢力を持つアイン・ランドの「客観主義」信奉者(ランディアンと呼ばれる人)たちが、
ネオコン一派やキリスト教原理主義者とともに世界の声の大勢を無視して「イラク戦争」に踏み切ったブッシュ政権の「ユニラテラリズム」
(米国一国主義)を後押ししていることが容易に理解できます。
「テキサス・政治学留学生活(日記)」(http://members.aol.com/mnkctks/)というHPの筆者は2004年3月3日付の日記で、
米国アイン・ランド協会での勉強会へ参加した体験を次のように紹介しています。
・・・(以下は同HPの一部の抄録)・・・アイン・ランドは危ない右翼として知られ、一部の支持者はカルト化している。
しかし、アインランドは未だにアメリカ人全体の思考様式に影響を与えている作家である。
(終わり)
客観主義を学びたい方に。少ないですけど。
390ラッシュ・リンボーダンス:05/01/23 21:08:34 ID:zwBmchf3
>>389
日本のアイン・ランド研究
http://www.aynrand2001japan.com/index1.html

>このような形で隠然たる勢力を持つアイン・ランドの「客観主義」信奉者(ランディアンと呼ばれる人)たちが、
>ネオコン一派やキリスト教原理主義者とともに世界の声の大勢を無視して「イラク戦争」に踏み切ったブッシュ政権の「ユニラテラリズム」
>(米国一国主義)を後押ししていることが容易に理解できます。

この部分はにわかには信じられないけれど・・・どうなんだろ。
391右や左の名無し様:05/01/24 07:27:44 ID:uDEoyTJj
>>385
Left libertarian
http://libertarianwiki.org/Left_libertarian
From Libertarian Wiki, the libertarian's encyclopedia.
"Leftist" libertarians have less attachment to property than right libertarians.
They are often connected to the anarchist, or socialist-libertarian traditions. Even
Marxist movements included a libertarian vision, though they reserved this vision
for the distant future and believed that centralization of power in the hands of the
state was inevitable, and that this power could be coopted and used for the common
good...at least the sincere Marxists believed this.
「左翼」リバタリアンは右派リバタリアンより財産に対してより少ない付属を持っています。
それらは、アナキスト、あるいは社会主義のリバタリアンの伝統にしばしば接続されます。
彼らは遠い将来のためにこのビジョンを取っておき、国家の手の中の力の集中化が避け
られずこの力を選出することができるかもしれないし、よい共通のために使用することが
できるかもしれない、と信じましたが、マルクス主義者動作さえリバタリアンビジョンを含ん
でいました...少なくとも真実のマルクス主義者はこれを信じました。

A People's Libertarian Index
http://flag.blackened.net/liberty/

真の左翼リバタリアンはCato Instituteとかをエセリバタリアンといっています。
Fake Anarchists and Libertarians
http://www.infoshop.org/fake.html
>Fake Libertarian Sites
>Yep, there are a bunch of folks in the United States who just don't have clue about what being a libertarian is about. They'd like the world to think that it means freedom from constraint so they can make profits. Not.
>Libertarian.org
>The Independent Institute
>Free Market.net
>Used to be free-market.COM. Guess they aren't very good capitalists.
>The Cato Institute
>Probably the worst of these bootlicker sites. Cato advises the capitalist bosses on how to screw the rest of us.
392右や左の名無し様:05/01/25 19:58:47 ID:oNj7Slvm
英語読めないですToT
393右や左の名無し様:05/01/26 14:58:21 ID:1c/K5b7E
(貼り付け開始)
副島隆彦です。
現代の欧米の政治思想の一流派であるリバータリアニズム についての議論を、私たちがこのサイトと、
仲間たちのサイトで牽引して行かねばならないのです。

●【リバータリアニズム掲示板】
http://soejima.to/boards/bbs.cgi?room=libertar

それに十分に対応できないうちに、いつのまにか、極めて俗流化した、安っぽい、
リバータリアニズムへの理解が勝手に流布しているようだ、と私は危惧しています。

リバータリアニズムに対しては、日本国内での理解の流布は、私が管制高地( high commands ハイ・コマンド )
を最初から握ろうと思います。これは決断であって、あれこれの解釈を許さないことにしようか、とまで私は考えています。

 今は、こういう書き方しかしません。誤解されることを私は恐れません。私がこの思想の日本における解釈の内容を、
逐一、馬鹿な理解どもと、逐一闘いながら、決定して行きます。

 森村進などという東大日本共産党系の人の、愚かなリバータリアニズム理解は、一切、認めません。
と、私が、書くと、森村の本がかえって注目されるのかな。
しかし、ひねくれ者たちの日本特有の、属国人間の、先進思想の密輸入および勝手な解釈態度を私は、
今回は、初めの始めから拒絶しなければならないのです。

副島隆彦拝
(貼り付け終わり)
http://snsi-j.jp/boards/sample1/34.html
394右や左の名無し様:05/01/27 11:32:49 ID:???
誰もいないべ。
なんや。
395右や左の名無し様:05/01/27 11:33:19 ID:ypuVQGD5
ゲロゲロ
396右や左の名無し様:05/01/27 18:10:20 ID:ypuVQGD5
日本に愛国革命を起こせ。
397右や左の名無し様:05/01/27 20:24:45 ID:ypuVQGD5
なんか書きなさい。
398右や左の名無し様:05/01/30 03:18:20 ID:db5abYac
副島隆彦好きな人いますか?
399堀田大作 ◆HeKVCq2G2k :05/01/30 10:54:24 ID:???
>>398

嫌いじゃないし、共感できる部分もあるよ。
400右や左の名無し様:05/01/31 11:10:57 ID:8uhWDN3z
>>385
左派リバタリアンと右派リバタリアンの違いは、
自然権派と、実定法派(人定法)の違いじゃないでしょうか。
401右や左の名無し様:05/01/31 17:45:49 ID:Yd+WYqoP
>>400
きみー違うよそれは!!

Libertarian socialism、リバタリアン社会主義
http://en.wikipedia.org/wiki/Libertarian_socialism
Libertarian socialism is a political philosophy dedicated to opposing
coercive forms of authority and social hierarchy, in particular the
institutions of capitalism and the state. It has gone by various
names: libertarian communism, anarcho-communism, left-anarchism,
and sometimes simply anarchism. Libertarian socialists believe in
the abolition of privately held means of production and abolition of
the state as unnecessary and harmful institutions.

Libertarian socialism essentially denies the legitimacy of private
property, and is thus a left-libertarian philosophy. In contrast,
right-libertarian philosophies, such as that of the United States
Libertarian Party, have very different views with regard to property,
though they also oppose government influence in personal affairs.
The term "libertarianism", when used alone, may often refer to
right-libertarianism. This is especially common in areas where
right-libertarianism is popular, such as the United States.

反国家、反資本主義で私有財産を完全否定する
無政府主義社会主義者がレフトリバタリアンなのです!
402右や左の名無し様:05/01/31 18:37:24 ID:8uhWDN3z
>>401
それただの共産主義者か社会主義者でしょ。
アメリカのリバタリアンは、
「財産権が人権である。」 (ヤン ナーバソン)
「平等は隷属への道である。」 (A. ド トックヴィル)
「私有財産は自由の最重要の基礎である。」(ハイエク)
っていうのをリバタリアンだと言うんじゃないの?

たしかリバタリアンっていうのは最初は社会主義者が使ってて、途中から社会主義者が自分達の事をリベラルと名乗りだして、
そんで古典的自由主義者は最初はリベラルを名乗ってたけど、社会主義者にリベラルと言う名称を盗まれたから、
リベラルを名乗れなくなったから、自分達をリバタリアンを呼ぶようになったって聞きました。

だから結構ごっちゃになってるというか、気をつけないとただの社会主義を学ぶ事になっちゃうよ。
これは俺が聞いだけだけだけだから、本当かはまだ謎。
403402:05/01/31 18:44:25 ID:8uhWDN3z
文めちゃくちゃだね。書き換えました。

たしかリバタリアンっていうのはかなり昔は最初は社会主義者が使ってて、途中から社会主義者が自分達の事をリベラルと名乗りだしたんです。
そんで古典的自由主義者は最初はリベラルを名乗ってたけど、社会主義者にリベラルと言う名称を盗まれて、
リベラルを名乗れなくなったから、しかたなく自分達をリバタリアンを呼ぶようになったって聞きました。

404右や左の名無し様:05/02/01 21:42:29 ID:JWapi1ah
ベンサマイトage
405右や左の名無し様:05/02/02 01:55:55 ID:4Vf+seBF
人権派 VS バーキアン VS ロッキアン VS ベンサマイト
406右や左の名無し様:05/02/02 05:29:02 ID:fF/5yHax
自然法(バーキアン)←VS→人定法(ベンサマイト)

↓(微分する)
VS

自然権(ロッキアン)

↓(2回微分する)
人権

↓(3回微分する)
動物の権利
407右や左の名無し様
アナキスト的見解はこうだ。

アメリカで「リバタリアン党」が作られて以来、「リバータリアン社会主義」という言葉は矛盾している、
と考える人が多くなったようだ。多くのリバタリアン党員は、アナキストは「リバタリアン思想」に
「社会主義」という「反リバタリアン」思想を結びつけて「社会主義」思想を受け入れ易くしようとしている、と考えている。
つまり、アナキストが「正当な所有者」から「リバータリアン」の看板を盗もうとしている、と言いたいらしい。
 これほど事実からかけ離れた言いがかりはない。アナキストは、自らの思想を表現するために、
1850年代から「リバータリアン」という言葉を使い続けている。
1858年から1861年まで、革命的アナキストのジョセフ=デジャックはニューヨークで
「ル=リベルテール、社会運動ジャーナル」を発行しており、その一方で、「リバータリアン共産主義」という言葉の使用は、
1880年11月にフランスのアナキスト会議がこの言葉を採用したときにまで遡ることができる [Max Nettlau, A Short History of Anarchism, p.75 and p.145]。
「リバータリアン」という言葉がさらによく使われるようになったのは、反アナキストの法律を回避するため、
そして「アナーキー」という言葉の否定的なイメージを避けるために1890年代のフランスで使われてからである(例えば、1895年に、セバスチャン=フォールとルイズ=ミッシェルはフランスで ル=リベルテール紙を発刊した)。
それ以来、特に米国以外では、リバータリアンは、アナキストの思想や行動と常に結び付けて使われてきたのである。
最近の米国の例を挙げれば、1954年7月にアナルコサンジカリズムを堅持するリバータリアン連盟が結成され、1965年まで存続していた。
それに対し、「リバタリアン」党が登場したのは1970年代初頭であり、それは、アナキストが自分の政治思想を述べるために初めてその言葉を使ってから100年以上後
(「リバータリアン共産主義」が採用されてから90年ほど後)である。言葉を「盗んだ」のはアナキストではなく、そっちの党の方である。