捏造大国韓国の剣道国技化を考えるin政治思想板

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148右や左の名無し様

▼剣道日本11月号 特集◎日本から世界へ 阿部哲史(ハンガリー剣道連盟技術局長、ナショナルチーム監督)


(中略)
次に国際的なスポーツとの関連の中で、ヨーロッパの剣道がどのような問題と対峙しているかを
考えてみたいと思います。7月に行われたグラスコーの世界大会総会において、国際剣道連盟において
極めて重要なテーマが議題となりました。GAISFという国際スポーツ組織への加盟問題です。

(略)
このたび、ヨーロッパ剣道連盟がGAISF加盟を提案した理由の第一は、
ヨーロッパ剣道連盟に所属するいくつかの国において、国際剣道連盟に加盟することによって
国内のスポーツ省でのステイタスが上がり、それに伴って支援が受けられるようになるためでした。
例えば、私の暮らすハンガリーでもその対象国です。

もう少し具体的に説明します。ハンガリーでは、スポーツ省に公認された国内スポーツ連盟は、
すべてスポーツ法規で定められた基準に従ってランク付けが去れています。

Aランク : オリンピック種目になっているスポーツ種目の連盟
Bランク : 国際連盟がGAISFに加盟しているスポーツ種目の連盟
Cランク : それ以外のスポーツの連盟

つまり、剣道はCランクに入ります。ヨーロッパでは、多少の違いこそあれ、
国策でスポーツを方向付けるのがあたりまえです。そのため、一つの種目の国際連盟が、
国際的なスポーツ界の中でどのようなステイタスを有しているかは、直接自分たちの死活問題に関わるのです。
ましてや、旧社会主義国の国々では、スポーツ連盟は財政的に独立できる体制にはなっていません。

(略)

続きます)
149右や左の名無し様:04/12/29 17:59:48 ID:???


(阿部氏の記事の続き)


さて、ここまでの話だけを聞きますと、GAISF加盟を希望する国々は、
剣道連盟に国家からの支援を落とすことだけが目的のように思われてしまいます。

しかし、ヨーロッパ側の狙いはもう少し深いところにあります。
例えば、このような仮想ができます。

”現在の国際剣道連盟ではない、国際組織を自称する別の剣道組織が、
 世界の剣道会でイニシアチブを取るためにGAISFに正式加盟を果たしたとします。

「そんなことができるはずない」と思われる方がいるかもしれませんが、GAISFには未だ
剣道という種目は加盟していません。したがって、加盟基準さえクリアーすることができれば、
国際剣道連盟以外の組織でも正式加盟を果たすことは十分可能です。

では、その結果何が起こるかといいますと、加盟を果たした組織が世界で唯一、
GAISFに認められた剣道の国際連盟と認知されることになります。
仮に、現在の国際剣道連盟のほうがより多くの加盟国を有し、より高い技術レベルを誇っていようともです。


(次レスに続きます)
150右や左の名無し様:04/12/29 18:00:10 ID:???


(阿部氏の記事の続き2)


もしこのような事態が起こりますと、各国では、GAISFに加盟した組織の下部団体としてスポーツ省に
国家支援申請をすることさえできれば、合法的に国家からの援助を受けることができるようになります。

容易に想像することができると思われますが、どの国の剣道連盟も、これまで社会的に低いステイタスに
甘んじてきた経緯があります。また、剣道を愛好する多くの会員を抱える責任もあります。
したがって、心情的には現在の国際剣道連盟をどんなに支持していようとも、
やむをえない判断を下さなければならないことは目に見えています。

話を元に戻します。ヨーロッパの剣道連盟がグラスゴーの総会でGAISFへの加盟を提案したのは、
このような危機感を持っているためです。私も5年程前からこの問題を真剣に考えていますが、
決して仮想で終わるようなレベルにないことは、すでに多くの人が感じていると思います。

(略)
今回のケースで言えば、他の組織にGAISF加盟を先越され、現在の剣道が国際スポーツ界の中での
地位を確保できなくなるよりも、むしろ危険を冒してでも先手をうってGAISFに加盟し、
国際的なスポーツ界の中でイニシアチブを取ろうと提案しているのです。

これに対し、GAISFへの加盟によって剣道がオリンピックへ歩みだす契機になるという
懸念が関係者のあいだから叫ばれているようです。どちらも熟考を要する意見です。
国際剣道連盟がどのような判断を下すのか、非常に注目されるところです。


(以下略)