☆人権総合スレ♪

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306Santi
>>294 なごみ氏
>古代と近代では定義が違うんよ。
 民主主義の定義というか本質は、前述したとおり「治者と被治者の自同性」だろ。
 この発想自体は、古代も現代も変わっていない。また、「治者と被治者の自同性」とはいっても、治者と被治者が完全に一致するわけでもないという点もそれ程変わっていない。尤も、国民主権の内容の一つである「正当性の契機」の観点からは一致しているのであるが。
 古代においては奴隷や女性は政治意思形成から排除されていたし、現代でも未成年者は政治意思形成から排除されている。
>国民は民衆として存在してたし、取引きもされてた。
 「国民」と「民衆」は違う概念だろう。「国民」というのは、一般的な理解としてはその国の国籍を持っているもののことだと思うが。「民衆」というのは単なる人の集まりに過ぎないであろう。
 「主権」については、前述の通り3つの意味があるからどの意味で捉えるかによって異なってくる。
統治権という意味の「主権」なら確かに絶対主義の時代から存在したであろうが、それにしてもそれ以前の中世の時代にはそのような「絶対的な」主権という概念は存在しなかった。
>民主主義は優れた制度なのか?
 少なくとも、君主制よりは優れた制度であろう。「個人の尊厳」から導かれる「自己統治の価値」に最も整合的な制度が民主主義であろうから。
>限界といったら思考停止だよ。
 人間の能力に限界があることは否定できないだろう。少なくとも現在の我々には民主主義よりも優れた絶対無比の制度は生み出せないでいるのだから。
>勝手に思い込んでるだけじゃないの?
 じゃ、民主主義よりも優れた制度を提示してよ。これだけ世界中の多くの国で民主主義という制度が採用されている事からして、民主主義が優れた制度であるということの推定をすることは可能であろう。