1 :
うんこ ◆b7SGV//s :
西部邁の主張する『国益の八柱』、おまいら、どう思う?
@<資源・エネルギーの長期供給体制>
原発依存率をフランス並の70%に上げプルサーマル発電に着手。
主として古びたコンビナート用の敷地や建設途中で放棄された
コンビナート用の空き地に国家管理の下で資源貯蔵に着手。
A<通貨・信用の長期安定体制>
民間に任せておくと通貨信用の中心部がメルトダウンするので
基本的な部分は金融を国家管理のもとに置く。
B<危機管理・国策決定の長期計画体制>
国防費と警察費はおおよそ倍増。
C<決断力・説得力の長期養成体制>
健全な民主主義のために政党政治と議会政治を守り抜いて、
ポピュリズム(大衆人気主義)への防波堤を築く。首相公選制などは
日本の国柄に合わないので拒絶。
D<社会的インフラとしての家族・環境の長期持続体制>
家族制度を再興し、夫婦別姓などの個人主義を排す。そして、
家族制度を守るために、相続税の廃止・扶養控除の大幅アップを実行。
環境については、自然環境のみならず歴史環境保護のために多大な支出。
E<都市・田園の長期整備体制>
基本的には自律圏(自給自足経済)で。
各地域が70%ぐらいは自給自足できるようにし、都市と田園の連絡を
密にしつつ広域の自給自足経済圏をつくる。
F<文化的インフラとしての学校・教育の長期充実体制>
全寮制の一貫教育の下、小学では国語、中学では歴史、高校では道徳論を重視。
同時に、日本の教育者退廃という事情の下、外国人教師の大量導入。
G<研究・開発の長期発展体制>
国益のため、国策としてのR&D(研究開発)に邁進。
全寮制の学校教育の下で家族制度を維持させることにどれだけ意味が
あるか疑問。実効性のないこと甚だしい。
>>国防費と警察費はおおよそ倍増。
皇室を廃止して費用を捻出するなら賛成。
4 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/18 22:23 ID:OLAaudde
>>2 プチ兵役みたいなもんじゃない。
家族制度を維持させるための全寮制じゃないだろうし。
5 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/18 22:41 ID:zX+ip7zN
うーん。
1と2はこれだけでは何とも言えないし、私には語りにくいテーマなので省略。
3 財源は?
4 健全な民主主義の概念が正直不明。国柄にあわない、というのもこれだけでは主観的に過ぎて、
議論しようがない。私自身は反首相公選制論者だが。
5 そもそも夫婦別姓が個人主義を進めているのではなく−第一、実現してない−
個人主義が進んだから、夫婦別姓論が話題になっているのではないか?
まあ、夫婦別姓論を個人主義の一言で片づけるのは余りにも乱暴だし−例えば、
ドイツは夫婦別姓だけど、日本よりも個人主義的な国なのか?また、ドイツの夫婦別姓制は
寧ろ、同一性を名乗りたくないような家族ですら国家制度に取り込むという目的があり、
保守的な発想からすれば、こちらの方がまだしもましなのではないか−。
6 自給自足といっても北海道はどうするのか(笑 まあ、例外なのかもしれないが。
まあ、これに対しては特に反対しないけれど、大幅な地方への法的、財源的権限を与える制度を
構想するのが先だろう。
7 全寮制ハァ?その金はどこから(笑 小学校では国語か。まず、漫画を読ませないようにしないとな。
中学では歴史ねえ、まあ、歴史は勿論大事だが。高校では道徳ねえ。
例えば、カントとか読ませるなら、まあ別に良いけど。教師の技量が問われるな。
というか、それ以前に英語教育をもう少しまともにさせたいね。
8 国策ねえ。
ところで出典は何?
6 :
2:02/07/19 00:33 ID:???
>4
NON!
そういう意味ではなくて「家族制度」の再興をはかる立場であるはずなのに、
全寮制の学校を作って社会の最小単位としての「家庭」から子供を引き離して教育になるのかと。
大体道徳って言うのは学校ではなくお家で、または家の近所で教わる物で学校で教わる物じゃないでしょう。
そこが矛盾だって言いたかったんだけど。
7 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/19 01:58 ID:aiZGvg33
>>5 ここのところ色んなところで西部が言ってるんだけど、
俺が引用したのは『テロルと国家』って対談集と『国民の道徳』。
最近出た『エコノミストの犯罪〜「失われた10年」を招いたのは誰か〜』って本には
もう少し詳しく載ってたけど、今、友達に貸してるからうpできんのが残念。また貼るよ。
『国益の八柱』だけをテーマに一冊したためたわけではなくて、ある本の中の
一節ばかりしか触れられてないから、ちとシンプル過ぎるのが辛いとこなんだ。
ただ、みんなで具体的な提言をイジくり回すのも面白いかな、と。
>>6 なるほど。
ただ、西部の真意としてはどうなんだろ。
本来教育の核になるはずの「お家」や「近所」自体が壊滅してるから
全寮制の学校で、かつ、外人教師でってなとこなのかな。
家庭から子供を引き離すこと自体は決して害にはならないんじゃないかな。
西部はどれぐらいのスパンで提言してるのかな。特効薬的にかも知れんね。
>子供を家庭から引き離して寮生活
イスラエルみたいだな。。。
9 :
8:02/07/19 02:05 ID:???
寮生活で虐待とかイジメとかが起こって問題がおこりそうだな。
一人死んだりしてな。んで廃止。
10 :
右や左の名無し様:02/07/19 02:47 ID:dwiWYUrS
実現可能性がないのは西部も分かってるのかな?
しかし、西部はケイジアンだね。
>>5 猫さんどうもです。
うーんと、
>>1さんをケチつけるわけじゃないんですが、やっぱり2chの文字数
制限で、この箇条書きだけだと、誤解を招きますね。
>>5 そもそも夫婦別姓が個人主義を進めているのではなく−第一、実現してない−
> 個人主義が進んだから、夫婦別姓論が話題になっているのではないか?
>まあ、夫婦別姓論を個人主義の一言で片づけるのは余りにも乱暴だし−例えば、
> ドイツは夫婦別姓だけど、日本よりも個人主義的な国なのか?また、ドイツの夫婦別姓制は
この辺りは、NHKBSで何年か前に放送された討論番組(西部邁・宮崎哲弥・長谷川三千子・
八木秀次vs田島陽子・福島瑞穂他)で、出た論点なんですが、西部氏は田島・福島組をぐぅの音
も出ないほど論破してましたね。おぼろげながら、ちょっと挙げてみると…(続く)
まず、家名が絶える等の理由で改姓を親族から反対される、という問題を解決する手段
としての夫婦別姓は、子どもが成長して自分の姓を選択する時点で、更なる揉め事が発生
することが自明であるから、到底素晴らしい解決策とは思えない。
また、職場等で改姓をすることによって不利益を被る人がいるならば、通称名を使えば
よい。通称名を認めていない職場などが多いならば、通称名を認めさせるような法律を新
たにつくれば、かなりの問題が解決する。夫婦別姓にする積極的な理由に成り得ていない。
『それでもいいが、夫婦別姓でもいいはずだ』という反論もあるだろうが、両者の間に
はほとんど原理的な違いがある。夫婦別姓制度を導入するということは、夫婦同姓の哲学
をも転換するということであり、夫婦別姓を唱える人にはその哲学を超える哲学を述べる
義務がある。
夫婦同姓の哲学とは、婚姻という長期に渡る(ことを少なくとも前提とした)契約を結
ぶにあたり、金銭の獲得に代表されるような外交交渉を主にどちらが担当するか、といっ
たことを外部に向かって表明するというものである。そして一方が相手に姓を与える(押
し付ける)ことにより責任が発生し、与えられた(押し付けられた)側は、相手に協力す
る、という関係が生じるのである。
誤解を避ける為に付け加えれば、女性が内を守り男性が外へ出るべきだ、といっている
わけでは全くなく、その逆もあってしかるべきだ。ただ、家庭が核家族化している現在、
両方が外へ出たら内に誰もいなくなってしまい、子だけが残るということになってしまう。
『親は無くとも子は育つ』と簡単に言ってしまえるのか。
また、外国の例を論拠とするのは、外国のコミュニティが輝かしいお手本とすべきもの
ならばそれでいいが、そうでない以上、あまり適当とは言えないだろう。
私個人は、夫婦別姓にすれば直ちに秩序が崩壊する、とは思わない。
しかし、近年ほとんど手放しで礼賛されている個人主義や価値相対主義の思想が、夫婦
別姓論の中にもたっぷりと流れていて、その個人主義や価値相対主義の過剰が、日本のみ
ならず世界中の秩序を徐々に破壊している以上、夫婦別姓に反対せざるを得ない。
>>5 それと、
>6 自給自足といっても北海道はどうするのか(笑 まあ、例外なのかもしれないが。
> まあ、これに対しては特に反対しないけれど、大幅な地方への法的、財源的権限を与える制度を
> 構想するのが先だろう。
このあたりは、まさにタイムリーな話で、「発言者」の6月号(だと思います)において、
北海道で「ローカル・マネー」の導入を初めとした自律圏の実現を目指し研究実践している
西部忠氏と西部邁氏とが対談してましたね。手元にないし長いんで引用できないんですが、
なかなか興味深い対談でした。
>>14 あっ、URLどうもです。後で読んでみます。
柄谷氏と西部邁氏っていうのは、対談とか見ても、ちゃんと会話が成立している
というか、拠って立つ位置というのは全然違うけど、お互いにわりと認め合ってる
感じ、ありますね。西部邁氏と西部忠氏の対談もそうでした。対立点というのは、
それほどなくて、意見が合うところが多かったような。
そういえば、宮崎哲弥・八木秀次共著「夫婦別姓大論破」っていう本もあったなあ。
17 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/19 13:07 ID:uxLkEXS2
>>10 >実現可能性がないのは西部も分かってるのかな?
ちなみに『テロルと国家』(飛鳥新社)という対談集に掲っているところでは、
「もし、僕が首相に就任したら」ってことで「国益の八柱」を全て述べ上げた後に
『…以上です」と言って、盛大な批判を浴びて首相の座を降りる(笑)』
って自嘲気味に書いてた(w
18 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/19 13:14 ID:uxLkEXS2
>>11 >やっぱり2chの文字数制限で、この箇条書きだけだと、誤解を招きますね。
やっぱり(w
実は書き込む際に「改行が多すぎます」って指摘があって
柔らかいニュアンスを相当断定的に書き換えちゃってる部分があります。
みんなごめん。西部さんごめん。
19 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/19 13:17 ID:uxLkEXS2
>>12 >夫婦別姓制度を導入するということは、夫婦同姓の哲学をも転換するという
>ことであり、夫婦別姓を唱える人にはその哲学を超える哲学を述べる義務がある。
この辺り、目から鱗が落ちますた。
うんこさん(しかしやっぱり凄いHNだ(笑))はじめまして。
いえいえ、謝ることはないです、ないです。ただ、同スレ「ゴー宣」スレ
にも立ってますけど、ヘンな言いがかりとか意味のない揚げ足取りをする輩
が現れて、西部氏が誤解を受けるのがイヤなだけで、2chの制限の中、う
んこさんは、立派に要旨をまとめていると思いますよ。
別姓でいうと、中国も別姓だし、別姓=個人主義・価値相対主義・人権主
義ではないんですけど、この日本でこのところ出てきている夫婦別姓論の出
元は明らかに、その流れ、その文脈から出てきたものですからね。
田島陽子あたりは、西部氏らに「あなたは本当は結婚制度そのものに反対
なんでしょ? 別姓じゃなくて創姓派なんでしょ?」と突っ込まれて、「そ
うですよ」「だったら、『夫婦別姓』なんて誤魔化し言わないで、最初から
自分の意見はこうだ、と堂々とおっしゃりなさいよ」とか言われてましたね。
「姓は自分のアイデンティティーだから変えたくない」にも「姓が自分の
アイデンティティー? 拘るに事欠いて、姓がアイデンティティーだなんて
拘るならもっとマシなものに拘りなさいよ」とか「あなたの言い分だったら
姓なんていらないじゃないっていう理屈になるじゃないか。1とか2とか番
号でいいじゃないか」とか突っ込まれて散々な目に合ってましたね。「TV
タックル」での「強さ」はどこへやら(笑)。
もっとも、田島女史も福島女史もそんな討論会なかったことのように、十年
一日のごとく持論を展開して運動してますけどね。
21 :
右や左の名無し様:02/07/19 13:45 ID:pE1qSPPM
>>20 > もっとも、田島女史も福島女史もそんな討論会なかったことのように、十年
> 一日のごとく持論を展開して運動してますけどね。
馬鹿ほどテレビ受けするからです。
情けないですが。
>>21 そうですね。「夫婦別姓」賛成派も、音頭取ってるのが、田島&福島じゃあ
イヤなんじゃないかなあ(笑)。
田島センセの尊敬する上野千鶴子なんかは「夫婦別姓なんてばかばかしい」
みたいなこと言ってるんですけどね。
23 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/19 14:03 ID:uxLkEXS2
>>20 いたわりのお言葉どうもです。
僕はAの金融を書き込んだ時が一番冷や冷やものでした(w
ホントはもっと深い提言で、実際、この辺りが、現在のマスコミの風潮から
言えば最も誤解を受けそうなところで、慎重にいかにゃならんとこなんですが。
しっかし、西部氏の話はボーッと新聞やテレビを見てるだけじゃ決して
出てこない意見なんで本当に参考になりますね。
>「あなたは本当は結婚制度そのものに反対なんでしょ?別姓じゃなくて
> 創姓派なんでしょ?」
>「だったら、『夫婦別姓』なんて誤魔化し言わないで、最初から自分の
> 意見はこうだ、と堂々とおっしゃりなさいよ」
>「あなたの言い分だったら姓なんていらないじゃないっていう理屈に
>なるじゃないか。1とか2とか番号でいいじゃないか」
ほとんど感動的です(w
24 :
右や左の名無し様:02/07/19 21:24 ID:4QqBKimE
俺も最近、西部氏に非常に興味を持った人間です。正論での保守論争を見て。
なんというか、西尾氏のは、わかりやすいがさほど感動はなかったんですよね。
しかし、西部氏のは、俺がアホだからか最初読んだら何の事かわからないんだけど、
2度読むと、まさに「目からうろこ」的な事を言っている。
最近は、なんか書いてますか?他のもみたいです。発言者だっけ?部数が少ないのか知らない
けど近くでは売ってないもので(w
諸君や正論系読みたいですね。論争モノがすきっす(w
小林氏との本も近々出そうなんで楽しみです。
25 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/19 21:31 ID:XnK17QB7
この辺は小林よしのりにも−左翼運動家にも−共通して嫌なんだけど、
ある特定のタームでもって、批判し尽くしてっていると考えている、というような印象を受けるのはいやだなあ、と。
具体的には、ブルジュアとか、戦後民主主義とか、ここでは「相対主義」なんだけど。
俺は一応リベラリストのつもりなんだけど、相対主義とリベラリズムは概念上は区別されるよね。
つまり、各人は他人に迷惑をかけない限り、自分の思うように生きて良い、
裏返せば、ある行為を禁止することが出来るのは、他人に迷惑をかけたときだけだ−というような制度を作るべきだ−
って主張は相対主義じゃないでしょ。これは立派な価値判断。
そして夫婦別姓は、夫婦別姓にしたところで、他人に迷惑が掛かるわけではないんだから、
選択肢を多くしたって別に構わないんじゃねえの?という主張な訳だ−私の理解するところ−。
この思想は、上のある行為を禁止することが〜という思想が背景となっているわけで、
相対主義云々いってもピントはずれだと思うんだよね。
根本的に、相対主義っつーのは、それだけでは社会制度になり得ないと思うんだよね。
仮に価値が相対的であっても、我々が相対主義的に−つまり、寛容を持って−生きなければならない理由はないんだからさ。
相対主義だからこそ、他人を抑圧しようが殺そうが何してもいい。
猫さん、どうもです。非常に面白い話ありがとうございます。
えーと、ほんとはものすごく本質論として面白いのですが、とりあえず「夫
婦別姓」の「選択制」なんだから…という部分。長谷川三千子女史はこう言ってますね。
それが社会とか文化とかいうものの難しいところなんです。社会とか文化の枠組みという
ものは、「私はこれをしたくないからしません」という形で、そこからボロボロとはずれて
いく人間が出てくるということだけで、もう文化の枠組み自体が壊れてしまう。そういう種
類のものなんです。それが「文化というのは抑圧的だ」といわれる所以なんですが、しかし、
文化の、その「抑圧的」といわれることもあるような枠組み、そういうものなしには、文化
が文化として機能しないという側面があるんです。たとえば、言葉というものも文化ですよね。
さすがのフェミニストたちも、日本語がいやだといって勝手に、「女性」というものを「J」
というふうに私たちはいいますとか、そういう主張は今のところはしていません。けれどもあ
る一部の人間が、あなたたちが「女性」というのはかまいません。でも、私たちはそれがいや
だから、ただ「J」と呼びます、ということを主張して、「女性」という言葉を使わないで、
代わりに「J」といったとする。あるいは、「J」と呼ぶのもいやで、私はただ「ピーピー」
といいます、という人がいるとする。日本中の四分の一の人が、ほかの人たちが「女性」と呼
んでいるその言葉を「J」と呼んだり「ピーピー」と呼んだりしたら、もう言葉は言葉として
機能しなくなっちゃいますよね。
言葉という例にひきうつしてみると非常に極端な形で表れて
くるんですが、およそ一般に文化の枠組みというものには、それから外れていった人間がある
程度以上になってしまうと、もう文化としての機能を果たさなくなってしまう、という側面が
あるわけです。選択の自由を主張しているだけで、同姓を突き崩そうとしているのではないと
いう言い方は、そういう文化のあり方というものをまったく無視した言い方であろうと思いま
すね。そこのところに議論がいくと、個人の選択の意志を文化という枠組みで抑圧するのはけ
しからんという主張と真っ正面からぶつかることになる。そうなると、家族が一つの姓のもと
に寄り集まっているということ、それによって何が保たれているのか、それを崩すことによっ
て何が崩されることになるのか、結局そういうことでしょうね。(後略)
28 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/19 23:01 ID:XnK17QB7
>26-27
うーん。
例えば、夫婦別姓論がごく少数だったとするよね。
だったら、社会的に影響をさして与えないんだから、夫婦別姓にしても良いじゃないか、と思うんだよね。
勿論、しなくても良いんだけど−民主的には−現に望んでいる人がいて、誰にも迷惑をかけない
−文化的にも影響が少ない−んだったら、夫婦別姓にしてもいいと思うんだよね。
逆に、夫婦別姓を望んでいる人が大多数だったらどうか。
それならば、もはや夫婦別姓こそ日本の文化だ、と言えるんだと思うんだよね。
上で、我々は日本語を用いている=文化に拘束されている、とある。
それは勿論正しいよ、だけど、絶対に従来と同じ言葉を墨守しなければいけないわけではないし、
現に我々はそのようなことをしていないよね。例えば、2chの用語とかね(笑
仮に、誰もその文化に魅力を感じていないのに、何故そこまでしてその文化を守らなくてはいけないのかな、
という気はするよね。勿論、当人がその文化を絶対に護持するんだ、といい、夫婦同姓を貫くのも勿論自由だよ。
も一つ最後に。夫婦同姓は「文化」ではなく「制度」なのではないかしらん。
夫婦同姓が主流な「文化」だとしたら、夫婦別姓という「制度」を導入したとしても、
夫婦同姓という文化は影響を受けないはずだと思うよ。
宮崎哲弥もこの点について面白いことをもっと緻密に言っているんですが、長いの
でとりあえずやめておくとして、千葉展正氏が、このあたりの事実問題について言及
していますね。
これらは「寛容的夫婦別姓論」といってもいいかもしれないが、しかし、夫婦別姓の推進
団体や活動家の考えているのはそんな生やさしいことではない。かれらの究極の狙いは、日
本中の夫婦を別姓にすることなのだ。たとえば、夫婦別姓法制化推進の団体である東京弁護
士会の「女性の権利に関する委員会」が出した「これからの夫婦別姓」という本には次のよ
うな意味のことが書いてある。/現代では97.8%の夫婦が夫の姓を選択し、男女平等の
観点からは大きくかけ離れた結果になっている。それでは、夫の氏を称するカップルが50
%、妻の氏を称するカップルが50%となった場合には、男女平等の社会が実現したといえ
るのか? 答は否である。なぜなら、社会全体でみた各50%のカップルも、一組の婚姻ご
とに見るならば、あるいは夫が譲歩し、あるいは妻が譲歩しているのであり、オール・オア
・ナッシングの選択の積み重ねにすぎない。(略)夫、妻それぞれが相手に譲歩することな
く、自分の望む姓を使用できる権利を認められることによって、初めて結果の平等が満たさ
れるのである。/おわかりであろうか。夫婦別姓でいる限りは、どちらかが譲歩しているの
だから、平等にはなりえないとはっきりいっているのだ。同じような説明は、東京弁護士会
の本だけでなく、別姓推進派の本にはどれにも書いてある。これがかれらの本音である。別
姓推進の有力な市民団体に「夫婦別姓選択制をすすめる会」というのがある。この団体は当
初は「夫婦別姓をすすめる会」と称していたが、これでは会の狙いを正直に表しすぎるとい
うので、途中から改めた。しかし、こうした団体の狙いは「夫婦別姓をすすめ」ることにあ
り、最終目標は別姓を法的に「強制」する社会であることに変わりはない。夫婦別姓選択制
はそれまでの過程にすぎない。
んー、一生懸命タイプしたけど、あんまり良い文章じゃなかったなあ(笑)。やっぱり宮崎
哲弥の論の方をタイプするべきでした。
30 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/19 23:24 ID:XnK17QB7
>29
うん(笑 タイプ自体はお疲れさまだけど、内容は正直今いち。
>夫婦別姓でいる限りは、どちらかが譲歩しているの
>だから、平等にはなりえないとはっきりいっているのだ。
これは論点のすり替えだよね。
現制度下でいやいや夫婦同姓にしている人と、夫婦別姓下で、主体的に夫婦同姓にしている人とは違うでしょう。
そもそも男あるいは女の譲歩の問題は無視してていいのか(笑
>14のスレでも書いたけど、私は、評論家といわれる人の中では宮崎哲也は好きな方なので、
そっちはちょっと期待したいな。
>>30 うーん、タイプに一生懸命で猫さんの提出している論点に間に合ってないぞ(笑)。
宮崎哲弥は明日タイプしてみよーかなー。あまり期待しないで待っていて下さいませ。
「夫婦別姓」を導入したソ連の「実験」の結果とか、福島女史らが「理想国家」のよう
に語っているスウェーデンの実態だとか、あるんですけど、とりあえず、
>>28の
>例えば、夫婦別姓論がごく少数だったとするよね。
>だったら、社会的に影響をさして与えないんだから、夫婦別姓にしても良いじゃないか、と思うんだよね。
については、小田村四郎氏の論を、
別姓制が導入されると、別姓夫婦や別姓親子が正規の夫婦・親子であるか否かは、戸籍をいちいち点検する以外に、
少なくとも外見上は判断できなくなる。つまり正規の結婚と事実上の同棲や野合と容易に区別できなくなる。その場
合、法律婚の経済的メリットとしては、相続権の取得と所得税法上の配偶者控除だけにすぎない。そして相続は若い
男女にとっては遠い先の話であるし、配偶者控除は共働きの場合関係がない。また将来事実婚の法的効果を法律婚と
同一に扱うことにすれば−彼らはそう主張している−、法律婚のメリットはなくなってしまう。これに対し、事実婚
の「メリット」は、子どもの姓を届け出る必要がないこと、同居・扶養・守操などの義務がないこと、重婚罪の適用
もないこと、福島氏らが煩わしいとする姻族関係の発生もないこと、「好きかどうか」を至上価値とする水上氏らに
とって離婚の制限もないこと、等等が挙げられよう。別姓の導入によって事実婚に対する社会的評価が一変すれば、
事実婚は大手を振って急増することになる。
うーん。このネタ本(笑)、中身が詰まりすぎててちと問題だな。適切な引用をしてるかどうか不安に狩られる(笑)。
えー、物凄く明日(?)早い(3時)んで、すみませんが離脱します。明日また。
それにしても、猫さんにネタ本を読んで貰った方が早いかも(笑)。
宮崎哲弥満載ですぜ。西部邁氏らの文章も載ってます。
ああ、お見苦しくなっちまった。すみません。これだから2ちゃんは…って
悪いのは私でした(笑)。
とにかく、ネタ本は「夫婦別姓大論破!」宮崎哲弥・八木秀次編(洋泉社)
です(きっぱり)!
ここ見てるどなたか、持ってて、かつ代わりにタイプしてやろうという奇特な方
がいらっしゃいましたら、お願いします。私、少なくとも明日夜までは戻れないんで。
ではでは。
33 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/20 00:46 ID:pVJGP81B
その本、買おうかな、と思ったんだけど、上に上げたスレでも書いたけど、憲法学者の八木さんがちと電波過ぎで、
躊躇しているんだよね。宮崎の単著なら、まあ、買っても良いかな、と思ってたんだけど。
とりあえず、今度本屋いったら見てくるよ、そろそろ夏休みなんで、いろいろ本買わなきゃいけないんでちと出費が(笑
>31
>別姓制が導入されると、別姓夫婦や別姓親子が正規の夫婦・親子であるか否かは、戸籍をいちいち点検する以外に、
少なくとも外見上は判断できなくなる。
なんか判断しないといけない理由はあるのかな?
法律上のメリットも挙げられているけれど、相続権の取得は、遺言で、夫(妻)以外に遺産分与する場合もあるから
−遺留分はあるけれど。しかし内縁でも一定の社会的実体があれば、ある程度相続とれる場合があるし−
実は日本の夫婦制度っつーのは元々、特別法律上のメリットがあるわけではないんだよね
敢えて挙げるとしたら、−小田村氏は何故か入れてないけれど−例の、非嫡出子が遺産相続で差別を受ける事ね。
>事実婚が大手を振るう
事実婚が大手を振っちゃあ悪いのかな。今一その感覚がわからない。
はっきり言って、今現在だって結婚制度に対した意義はないわけだから。
まさか、外見上区別することが困難であるから云々で結婚するわけではないでしょ。
実際には、やっぱり届け出ることの安心感、みたいなものが結婚する一番の原因だと思うけれど−結婚したことないからわかんない−。
もし事実婚の急増のようなことが起こるとしたら、日本人にとって結婚が魅力的でなくなっているだけ、
ということであって、その場合は、寧ろ、夫婦別姓導入どころか、同性同士の結婚すら認めて
法律婚を少しでも増やした方がいいような気が。
34 :
右や左の名無し様:02/07/20 01:26 ID:eEe01LLF
>事実婚が大手を振るう
やっぱ子供に悪影響があると思う。
35 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/20 01:45 ID:pVJGP81B
>34氏
そう?事実婚の方が圧倒的に少ない今ならともかく、仮に事実婚と法律婚の比率が50/50になったら、
もはや、結婚するかどうかは趣味の問題に過ぎないんじゃないかな。
子供に対する悪影響をいうなら、別姓を認めて、法律婚に取り込む方がいいのでは、と思うんだけど。
>>34 ちと早く帰宅しました。暑いなあ、外は。
>その本、買おうかな、と思ったんだけど、上に上げたスレでも書いたけど、憲法学者の八木さんがちと電波過ぎで、
>躊躇しているんだよね。宮崎の単著なら、まあ、買っても良いかな、と思ってたんだけど。
>とりあえず、今度本屋いったら見てくるよ、そろそろ夏休みなんで、いろいろ本買わなきゃいけないんでちと出費が(笑
そうしてもらえるとありがたいです(笑)。お願いします、是非に…。¥1600也なんで。
猫さんの疑義に対する反論は、一応全部あるんですが、全部この本の宮崎氏らの発言の受け売りなんで、買って読んで
もらった方が誤解を招かなくていいかと…(タイプするのが面倒くさいだけだったりする(笑))。
スレ違いですしね。私は西部邁を尊敬してますんで思想は猫さんとは全然違うんですが、その2ちゃん
にあるまじき(笑)真摯な態度はいつも拝見しています。
またどこかで…。本読んだら感想聞きたいです。ではでは。
37 :
うんこ:02/07/22 13:44 ID:TawfHoJK
>>5(猫さん
>3 財源は?
詳しいことはわからない。
ただ対中ODAに代表される無益なお金は真っ先に注ぎ込まれるんじゃないだろうか(w
>4 健全な民主主義の概念が正直不明。国柄にあわない、というのもこれだけでは主観的
> に過ぎて、議論しようがない。私自身は反首相公選制論者だが。
どうゆう理由で反首相公選制論者なの?
>6 自給自足といっても北海道はどうするのか(笑 まあ、例外なのかもしれないが。
> まあ、これに対しては特に反対しないけれど、大幅な地方への法的、財源的権限を
> 与える制度を構想するのが先だろう。
それは明らかに逆じゃないかな。
先に「大幅な地方への法的、財源的権限を与え」ちゃうと『国益の八柱』という理念への
挑戦になるじゃん(w)ただ、最近西部氏が参加している北海道での公的なプロジェクトと北海道限定発行の雑誌の件、事情に詳しい方、御教示ください。
>7 全寮制ハァ?その金はどこから(笑 小学校では国語か。まず、漫画を読ませないよう
> にしないとな。中学では歴史ねえ、まあ、歴史は勿論大事だが。高校では道徳ねえ。
> 例えば、カントとか読ませるなら、まあ別に良いけど。教師の技量が問われるな。
> というか、それ以前に英語教育をもう少しまともにさせたいね。
全寮制の功罪はともかく(w)高校での道徳教育ってのは、きっと「価値論」に
まつわるものじゃないかな。英語教育は世界でガチンコに戦わせる人材を育成する
分には徹底的にやるべきだろうけれど「それ以前に」って言うほど力を入れるもの
ではないと思う。
>8 国策ねえ。
きたる日本のウルトラ高齢化に対する「バイオ・医療・薬品」なんかが妥当なところだろね。
38 :
右や左の名無し様:02/07/22 16:33 ID:H1v5yDYS
>>37 私もバイオは大事だと思うのですが、日本は大丈夫でしょうか?アメリカがどんどん先いってる
ようですが・・
やはり次の世代は生体移植ではなく、自分の臓器の培養となっていくでしょうね。
免疫抑制もいらなくなるし。
39 :
猫 ◆48Vfouj. :02/07/22 17:06 ID:2bLjCLGN
>37
>首相公選制
大きな理由は二つ
1.議会と首相の見解が大きく分かれたときはどうするのか?
今回の田中康夫の件を考えてみてください。
2.首相というたった一人の人格に国民の価値判断を統合させることはどう考えても不可能。
つまり、首相公選制は反民主的。
>地方の話
え、なんで逆なのかよくわからない。
広域の自給自足体制でいくなら−所謂道州制に近いのかな?−財源の確保は重要じゃない?
少なくともひも付き財源では不可能でしょ。
>道徳教育
はっきり言って、国家がやる道徳教育なんて全てくだらないよ。
俺はほんの少しだけど、倫理学に足突っ込んでいるから思うんだけど。
価値の問題は勿論重要だが、なんでそんなことを国家がやらないといけないのかわからない。
その教育の中で、アナーキズムなんかもきっちり教えられる、というなら別に良いけど(笑
>英語教育
というかさ、俺、中高で6年英語やったけど、いっこうに英語しゃべれないもん(苦笑
そりゃある程度よめはするよ、でもそれはほとんど独学だし。
なんか日本の英語教育って間違っているような気はするよ。
40 :
:02/07/22 19:51 ID:???
>B<危機管理・国策決定の長期計画体制>
はわかるが、なんで
>国防費と警察費はおおよそ倍増。
になるわけ?倍増の数字の根拠は?
結局「大日本帝国って名前かっこいい」とかいってる
2chウヨ厨と同じレベルじゃん。
41 :
右や左の名無し様:02/07/22 20:23 ID:TMuTR18r
英語教育は英語をしゃべれることの必要性が社会で高まらない限り
たんなる“お勉強”のままだよね。
猫さん、「夫婦別姓大論破!」と一緒に、西部の「エコノミストの犯罪」を買うこ
とをお勧めしたい(w。 うんこさんの言うとおり、ここでもっと詳細に書いてますね。
>>41 だよね。
その上、英語の必要性が高まる社会ってのがそもそも日本に起こりうるのかも疑問。
その点で言えば、西部の
「1億2700万人の一割だか二割だかの人口だけは徹底的に世界の第一線で喧嘩できる
ような人材にし、多数派はこの島国で何とかいい国を作って、それを世界に展示
する」
という発言は正しい。実際、ほとんどが「多数派」なんだし。
京都育ちの俺は尚更そう思う(藁
ところでAの通貨信用体制の国家管理って、
現行の金融庁・日銀の監督行政や、
日銀・財務省の通貨政策と違うのかな?
それとも日銀の独立性は廃止ってことなのかな?
45 :
右や左の名無し様:02/07/27 15:19 ID:QaGSr802
宮崎哲弥の別姓反対論は
@生家中心主義、逝ってよし。
A戸籍登録した姓にこだわる国家主義、逝ってよし。
ってことだったような。
一応文脈としては福島瑞穂等所謂「進歩派」に対して、
「別姓制はあなたたちのいう個の尊重でも何でもないんだよ。」
ってことだったと思う。
46 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/28 23:13 ID:eRZA8gAZ
>>39(猫さん
>>地方の話
>え、なんで逆なのかよくわからない。
>広域の自給自足体制でいくなら−所謂道州制に近いのかな?−財源の確保は重要じゃない?
>少なくともひも付き財源では不可能でしょ。
いや、単純に「財源そのもの」から発想を始めるとココに挙げた提言如何に
関わらず政策論争し難くなる、ということ(w
>>道徳教育
>はっきり言って、国家がやる道徳教育なんて全てくだらないよ。
>俺はほんの少しだけど、倫理学に足突っ込んでいるから思うんだけど。
>価値の問題は勿論重要だが、なんでそんなことを国家がやらないといけないのかわからない。
>その教育の中で、アナーキズムなんかもきっちり教えられる、というなら別に良いけど(笑
前から思ってたんだけど道徳(いわゆる価値論にまつわるもの)に
国家が入り込むのはナンセンスって考えがどうにもシックリこないんだよね。
闇雲に話を相対化させるわけではないんだけれど、道徳以外の数学や物理のみは
国家が主導してもOKなわけ?
「近代教育自体がナンセンス」って言う意見はある意味一貫してて“理解”できるんだ。
首肯できないけれど柄谷行人なんかも昔そういうこと言ってた気がする。
ただ近代教育の中でも「道徳だけナンセンス」ってのがやっぱりわからないんだわ。
47 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/28 23:31 ID:eRZA8gAZ
ゴー宣板にも同じタイトルで立てさせて頂いたスレッドで、
興味のある論点が出ていましたので皆さんの考えをお聞かせください。
景観にまつわる「日本人の暮らし」について、です。
25 :名無しかましてよかですか? :02/07/27 14:57 ID:+q+WskXr
西部氏は最終的に、イタリアみたいに決して景気がいい国とは言えなくても
街並みやら伝統文化やらが上手く現代と絡み合っている社会を理想としている
ところがあって「少々、貧しくなろうが構わない」ってことを言ってるけど、
実際みんなはどういう風に考えてる?
ここのところの出発点の相違で「小泉流の構造改革」に賛成か反対か大きく
別れると思うんだ。
ちなみに僕は西部氏の発言に大いに賛同するんだけれど。
48 :
右や左の名無し様:02/07/28 23:43 ID:+a2P+9m+
イタリアとアメリカの一個人あたりのアルコール消費量はイタリアの方が
ずっと多いけど、アル中になる確率はアメリカの方が多いそうだ。
その原因はアメリカ人がストレス発散のために酒をチビチビ飲むが
イタリア人はみんなで集まってワイワイ騒いで飲むからアル中になりにくい
そうらしい。
文化的な生活ってのは景気とは経済とか無関係ではないけど
それ以外の雑多な要素もあるんだね。
49 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/07/28 23:48 ID:eRZA8gAZ
>>48 うわ。それホントならめっちゃくちゃイイ話だね。
50 :
右や左の名無し様:02/07/30 01:32 ID:/zS/sI0a
>西部氏は最終的に、イタリアみたいに決して景気がいい国とは言えなくても
>街並みやら伝統文化やらが上手く現代と絡み合っている社会を理想としている
>ところがあって「少々、貧しくなろうが構わない」ってことを言ってるけど、
>実際みんなはどういう風に考えてる?
漏れも伝統文化と現代がうまく絡み合っているような日本に暮らしたい!
こんなペンキ臭くて、プラスチック臭くて、看板だらけで、樹木すら町の
外へと追いやるような軽佻浮薄な景観は、もうまっぴらごめん!
51 :
まむし直:02/07/30 05:08 ID:Hkit8s1f
>>48 漏れも漏れの仲間も大酒飲みだけどアル中いないよ。
みんな性格ラテン系だしな。サラリーマンいないし人生もラテン系(w
>>51 お前、友達いなくてみんなから嫌われてるだろ。
http://www19.u-page.so-net.ne.jp/db3/ikedanob/Nishibe.html 逃走の果てに
西部邁『国民の道徳』扶桑社
大きな話題になった「新しい歴史教科書」の影に隠れて、あまり話題に
ならなかったが、それと一緒に出された「公民」教科書をもとにした本。
分厚いが、内容は単純で、要するに「お国」を大事にしろ、なぜなら
それが日本の「伝統」だから、というものである。その「お国」が150年
以上前には存在しなかったことを著者は知らないわけではあるまい。
大事にする「伝統」がなぜ大日本帝国に限られなければならないのかも、
ろくな説明がない。まさに中学生程度の知能の読者向けの本だが、
著者の知能程度もそれに近いのではないかと疑わせる。
著者は、私の大学時代の恩師である。個人的には、きわめて愛すべき人
なのだが、如何せん学力がない。英語が読めないから、訳本だけを頼りに
論じるので、とんでもない間違いがある。昔レヴィ=ストロースの
bricolageを「プリ(前)コラージュ」と誤読して、「コラージュ」と
結びつける民間語源学を展開していたことがある。原文を読んでいれば
起こりえない間違いだ。いまだに『神話学』を読まない(邦訳がないので
読めない)でレヴィ=ストロースを語っているのは、いい度胸だ。
もとは、彼も経済学と社会学を接合した「ソシオ・エコノミックス」を
志していたのだが挫折し、経済学界にいられなくなって東大をやめた。
要するに、厳密な論証を要求される学問の世界のルールに耐えられなくて、
逃げたのである。いま思えば、こういう「政治経済学」とか「社会経済学」の
類いの、ただ既存の学問の間口を広げることが自己目的になったような学問
には、もともと何の可能性もなかった。曲がりなりにもアカデミズムの中に
いたときは、それなりに抑制があったのだが、このあと自民党の政治家と
仲よくなって「保守主義」に染まり、右翼の取り巻きを従えて歩くようになった。
私も、飲み屋で彼の取り巻きの右翼に殴られたことがある。
彼をだめにしたのは、マスコミである。特に「朝まで生テレビ」に出はじめて
からおかしくなった。まじめに学問をやらなくてもテレビに出てさえいれば、
地方から講演の依頼がたくさん来て、大学の授業なんかしているよりずっと
もうかることを発見したのである。講演では、大衆受けする政治の悪口を
くり返していればいいから、次第にその調子が文章にも出てくるようになった。
テレビのおかげで営業が成り立っているくせに陳腐な「マスコミ批判」を
くり返す、かつての恩師の落ちぶれた姿を見るのは悲しい。
>>53-54 またこいつの登場か。コヴァ板で完全論破されてもまだへこたれねえんだなポチ(w
氏んでいいよ。もう呆れてモノがいえない。
>>53 そりゃ誤読だわ。
「大日本帝国」も「日本国憲法」も“伝統”に優先するわけではないし、
また「近代日本」を絶対視してるわけでもない。「たかが100ウン十年」と
言ったところで、現に存在する国家。それと人がいかに関わるべきか、って書いてんじゃん。
57 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/08/02 02:13 ID:57I0k3fU
「『日本人の暮らし』はどうあるべきか」age
>>53 一応バージョンアップ版で潰しておこうか。
そもそも、「国民の道徳」を「『公民』教科書をもとにした本」と書いている時点で既
にして間違っている。両方の中身もロクに読んでないことは明らかだし、時系列も全く踏
まえていない。従って「要するに…」以降も論評するに値しない。
>大事にする「伝統」がなぜ大日本帝国に限られなければならないのかも、
こんな間の抜けたことを言ってる時点で、「国民の道徳」を含め、西部邁の著作をまと
もに読んだことがないことがわかる。
大体、「西部の授業を受けた」というのが本当だとして、西部を「私の大学時代の恩師
である」と言うその舌の根も乾かぬ内に「著者の知能程度もそれに近いのではないかと疑
わせる」などと臆面もなく書くのは、この御仁の「人間性を疑わせる」。
「恩師」の意味をわかっているのか?
>もとは、彼も経済学と社会学を接合した「ソシオ・エコノミックス」を
>志していたのだが挫折し、経済学界にいられなくなって東大をやめた。
これもデマゴギー。「挫折」したんじゃなくて、自分から「見切りをつけた」のである。
近著「エコノミストの犯罪」もついでに読んでおくことをお勧めする。
西部邁が東大を辞めるに至った顛末を「経済学界」にいられなくなったから、などと露
骨な捏造を平気でやるから、始末に負えない。この御仁はその時には既に西部氏とは交際
がなかったとしか思えない。何故なら、「経済学界にいられなくなって東大をやめた」も
何も、西部氏が東大を辞めたときは、既に西部氏は疾うに経済学から離れていて「相関社
会科学科の主任」だったからだ。
東京大学教養学部で、宗教学者の中沢新一氏が、人事で委員会を通りながら教授会で否
決され、西部氏が抗議の辞職を至ったという、いわゆる「中沢事件」は有名な話なのだが
? 「学者 この喜劇的なるもの」「剥がされた仮面」を一読することをお勧めする。
>右翼の取り巻きを従えて歩くようになった。
デマゴギー。「ポップコン宣言」における秋山祐徳氏の発言を参照のこと。そもそも
「右翼になるのは左翼になるのと同じく馬鹿になる早道である」と言っている西部が、
「右翼」を取り巻きにするわけがない。この御仁の「右翼」の定義を聞いてみたいものだ。
「殴られた」のが本当だとしてみても、「一度殴られた」ぐらいで、この「国民の道徳」
の書評である筈の文章でまで言及するほど「根に持つ」のは、よっぽどひ弱な人生体験し
かしてないのかもしれない。西部本人に殴られたわけでもないのに。西部などは、大人数
に囲まれて小便器に顔を突っ込まれたことがあるぐらいなのだが。
で、「英語」の話なんて、「読めようが」「読めまい」が西部氏の価値が上下するよう
なことでは全然なく、どうでもいいことなのだが、「大衆への反逆」では、このような箇
所がある。
そして翌年の春、イギリスに旅立つ準備に追われていたとき、パーソンズが
バークレイにきていると耳にし、私は会いにでかけた。私が「社会の構造や機
能は言語の構造や機能にまでさかのぼって説明さるべきだと思う」というと、
彼は、じっと壁をみつめたまま、ダーウィン、スペンサー、ホブハウスそして
DNAにいたるまでしゃべりつづけた。(中略)次に彼は、自由と平等の進化
論的な意味合いについて語った。4、50分もたったのだろうか。(中略)別
れしな、「自分は社会学と経済学を関係づける必要をいってきたのだが、この
国の経済学者はあまり反応を示さない。君は経済学者だそうだが、日本には君
のような経済学者が他にもいるのか」と彼はたずねた。(後略)
まあ、厳密に言えば「読む」ことと「会話」とは違うけれども、少なくともこのような
会話を交わせる英語力はあったということだな。そして、このくらのレベルの英語を読む
ことは出来るのだろう。
また、付言すれば、「大衆への反逆」では、英語の原文から引用して論述している箇所が
多数ある。因みに、この中では、ちゃんと「ブリコラージュ」と書いてある。因みに、昭和
55年に書かれた文章だ。西部邁が、英語の語源学に明るいのも有名な話だ。
が、繰り返すが、「英語」云々なんてことは「どうでもいい」。些末な話だ。
>テレビのおかげで営業が成り立っているくせに陳腐な「マスコミ批判」を
>くり返す
このあたりの考え方っていうのは、西部はあちこちでとうの昔に散々語ってることだ。
もうごく初期の「大衆への反逆」においてすら、この辺りについては言及している。
大体、最近は「朝生」の出演依頼すら断っているのに、この御仁はどこのテレビで西部
邁氏を見かけたのか? 出ているんだったら見逃しているに違いない。是非とも見たいか
ら教えて欲しい。
そもそも、この文章のどこが「書評」なんだろうか?
9割人物批判で、肝心の「国民の道徳」の中身には一切ふれず、書いてもいないことを
罵倒しているだけじゃないか。
どのような思想の持ち主かは知らないが、人格が問われるような内容だ。
思想は別にして、その手法が佐高信に酷似している。
今更だけど、遅ればせながら、今日、佐伯啓思氏の「現代民主主義の病理」(NH
Kブックス)を読んだけど、素晴らしい! ありがちな書名に騙されてはいけない。
そのラディカルさたるや、穏やかな語り口に隠されているけど、狐の皮を被った呉智英
だね(w。
腰巻に「デモクラシーは普遍の理念なのか」と書いてあるけど、まさに!
言葉だけが一人歩きしている感のある「アメリカニズム」なるものを改めて平明に論述
しているのは勿論、丸山昌男論など実に読ませる。
西部邁ファンなら、必読! …って読んでなかったの自分だけだったりして。
62 :
うんこ ◆b7SGV//s :02/08/08 14:58 ID:GaGJtyAU
小林よしのり氏との対談集『反米という作法』読み終えますたよ(ツカレター
その中で@、E、Fに絡めながら「北海道はいかに日本に貢献できるか?」という
公共活動を実践していく西部氏の話が非常に興味深かったです。
63 :
右や左の名無し様:02/08/10 23:13 ID:rRbllXFx
>>62 うんこじゃなかったらもっと良かった。
早く帰って読もうっと。
64 :
チンペイ(・u・) ◆hT76nerU :02/08/14 18:31 ID:Onmd9GAU
>>47 うんこさん
>西部氏は最終的に、イタリアみたいに決して景気がいい国とは言えなくても
>街並みやら伝統文化やらが上手く現代と絡み合っている社会を理想としている
>ところがあって「少々、貧しくなろうが構わない」ってことを言ってるけど、
>実際みんなはどういう風に考えてる?
西部さんイタリア好きだね。
少々がどの程度かが問題になってくるんだろうけど、「豊かさお腹いっぱい」が
「豊かさ腹八分目」になるくらいなら歓迎だよ。
なんにしても漠然としてるけど。
>街並みやら伝統文化やらが上手く現代と絡み合っている社会
難しいんだろうけど、やっぱりわざわざ「革新の為の革新」を続けるより
ずっとマシだからな。てかこういう考え方ってありそうで全く無い気がする。
貴重だと思う。
>>48 >それ以外の雑多な要素もあるんだね。
伝統やら慣習っていうのはそういう機能があるんじゃないかなあ。
>>54 てか西部のいない朝生のつまらんこと…。
>>街並みやら伝統文化やらが上手く現代と絡み合っている社会
>難しいんだろうけど、やっぱりわざわざ「革新の為の革新」を続けるより
>ずっとマシだからな。
でもさあ、日本の都市が、なぜうまい具合に伝統と現代が絡み合っていないかと言えば、
それは革新のための革新のせいではなくて−いわゆる革新自治体はブームにすぎなかったよね−
公共事業やお上主導の行政のせいじゃない?他の国はいざ知らず、革新勢力のせいで町並みが云々
というのは、明らかに論点がずれているよう。
参考文献
一応、住民主導で伝統的な生活と一体のまちづくりを目指そうという文献として、
五十嵐敬喜・小川明雄『都市計画』(岩波新書)
五十嵐敬喜・野口和雄・池上修一『美の条例』学芸出版社
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/mokuroku/book/ISBN4-7615-2153-8.htm 名和田是彦『コミュニティの法理論』(創文社)
結構コミュニティ論つーのは流行なんだな。
詳しくは知らないけれど、これ書いている人はいずれかというと左翼(あくまで2ch基準)なんじゃない?
66 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/14 19:50 ID:z/BKDgPe
>公共事業やお上主導の行政のせいじゃない?他の国はいざ知らず、革新勢力のせいで町並みが云々
>というのは、明らかに論点がずれているよう。
自民を革新政党とみなすかどうかだね。別に共産党のせいとは思わない。
>自民を革新政党とみなすかどうかだね。別に共産党のせいとは思わない。
そういう話となると思ったけど、ふつうは自民は革新とは言わないだろうし−革新的政策も取り込まないわけではないが−
公共事業に至っては、他の革新政党は反対してるし、別に自民も革新のために公共事業しているわけではないでしょ。
残念ながら、地方では共産党以外は総与党化し、公共事業を推進してるでしょう。
中央政界でも他の革新政党が公共事業に反対してるって言うのは意味ないんじゃないですか。
社会党の例を考えれば。
自民党をヨーロッパに持っていけば十分左翼社会主義政党であると考えれば、おのずと結論が出るのでは。
>残念ながら、地方では共産党以外は総与党化し、公共事業を推進してるでしょう
まあ、それはそうだね。
>自民党をヨーロッパに持っていけば十分左翼社会主義政党であると考えれば、おのずと結論が出るのでは。
そうなの?「何時の」自民党かにもよるだろうけど。
それに、日本は福祉国家ではないと思うよ、戦後ずっと。公共事業は多いから大きな政府であっても。
社会福祉が−ヨーロッパに比べて−充実しているという人はあんまりいないと思うよ。
例えば、貧困層は社会全体で面倒を見るべきだ、という社会的コンセンサスは、日本では、そして自民党内では成立してないでしょ。
70 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/14 21:24 ID:3W+mBKQQ
>>65 っていうか、伝統文化のほうよ。
なんか変だと思った。スマソ。
71 :
68:02/08/14 21:25 ID:???
>日本は福祉国家ではないと思うよ
ここで、福祉国家である、国家でないと思うって言うのは
恣意的に規定できるから意味無いでしょう?
「貧困層(こうは言わないが)に仕事を提供する」が自民党が公共事業に用いた建前ですからねえ。
72 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/14 21:29 ID:3W+mBKQQ
>>69 でも実際自民は革新系だよ。
貧困層も助けてるじゃん。
>>66でそう書いたのはアメリカ型革新だという解釈の方が
自民が保守政権という捉え方よりしっくり来るってこと。
今ではそれこそ何がなんだかワカラン政党だけどね。
別姓についても賛成も反対もいるっていうのは確実に不自然。
>恣意的に規定できるから意味無いでしょう?
最低限のコンセンサスはあるでしょう。そのような論法はすべての議論にも妥当する
−勿論、手前勝手な定義を押しつけるよりかは、言葉の定義の問題にセンシティブになることそれ自体は遙かにいいことだと思うけど−。
叩き台として、上に挙げた>貧困層は社会全体で面倒を見るべきだ、という社会的コンセンサス
の有無を定義、もしくは要素の一つとしては駄目なの?
>別姓についても賛成も反対もいるっていうのは確実に不自然
とりあえずこれにレス。
んーなことはないよ。
例えば、来るべき高齢化社会に向けて、労働者人口の増加が危急の課題だとして−だけど外国人労働者は増やしたくない−、
じゃあ、女性にも開かれた職場を目指し、労働環境をよくするために夫婦別姓を積極的に認めよう、
という政治家が全然不思議ではないし、すくなくとも夫婦別姓は家族を破壊するとか言っている政治家よりは
よほど頭がいいと思うよ。
彼が革新かと言えば、必ずしもそうとはいえないでしょ。夫婦別姓賛成は革新、反対は保守みたいに切り分けられるものでもないよ。
昔、別姓スレでも書いたけど、ドイツは、むしろ結婚しない同棲関係にある男女を結婚制度に取り込むために、夫婦別姓を導入したらしいわけで
−その意味で法律婚を重視している−ドイツが革新とかそういうわけではないだろうしね。
75 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/15 17:42 ID:LsVK6uYT
>>74 猫さん
>例えば、来るべき高齢化社会に向けて、労働者人口の増加が危急の課題だとして−だけど外国人労働者は増やしたくない−、
>じゃあ、女性にも開かれた職場を目指し、労働環境をよくするために夫婦別姓を積極的に認めよう、
>という政治家が全然不思議ではないし、
>昔、別姓スレでも書いたけど、ドイツは、むしろ結婚しない同棲関係にある男女を結婚制度に取り込むために、夫婦別姓を導入したらしいわけで
>−その意味で法律婚を重視している−ドイツが革新とかそういうわけではないだろうしね。
理屈では。ね。でも上手くいった所なんてないよ。現実には。
結局どこの国も移民受け入れなきゃいけなくなってるし。そういうのわかってて今更別姓ってのも
何の説得力もない。怒られる言い方だけど良い移民をどういう風に受け入れたらいいか?
っていう議論をしておいたほうが良い。美人女性のみ移民可キボン。
でないと別姓でとりあえず、でもやっぱりダメでした、じゃあ移民も仕方ないね。
って感じでもたついてると、みんなが嫌がるような移民しか来なくなる。
もちろん日本人を増やすのが先決。いくら女性が仕事したって次の世代が少ないなら
問題先送りは同じこと。女性が働く為の仕事すら用意できなくなる。
じゃあワークシェアリングでもしたとして全体が景気悪けりゃ少ない稼ぎをさらに分け合うことになる。
で実際ヨーロッパそんな感じで袋小路入ってるよ。もっと複雑なんだろうけど。
続く
76 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/15 17:43 ID:LsVK6uYT
続き
別姓は何の解決にもならない。同姓カップルを結婚ってことにしても同じ。言い方変えただけじゃんってことよ。
法律婚を重視して結婚のなんたるかはどうでも良くなってるんじゃない?>ドイツ
「一人ひとりの思うところに結婚の意味を変えていく」なのか「結婚という(仮定された)価値観に一人一人を近づけていく」なのかの違いじゃないかな。
先ず一人一人ありきか、先ず結婚観ありきか。どうバランスをとって統合するか。
ここからも議論がなされるべきじゃ?今は個人の意思が絶対視されすぎ。「より良い(と思われるもの)」
に皆が向かうというのもあっていいんじゃない?
日本に保守派の政党は事実上無いよ。
色んな政党に保守、革新入り乱れて政治家がバラバラになってる。
上の長谷川三千子さんの話じゃないけど政党と政治家の関係も入り乱れすぎ。政治が機能しない。
政界再編キボンヌ。
>結局どこの国も移民受け入れなきゃいけなくなってるし。そういうのわかってて今更別姓ってのも
何の説得力もない。
まあ、上の議論はあくまで例示であって、別に私の議論ではないから。
私は、女性が望むのであれば−男性も含むが−別姓制度を採用するべし、と考えるし。
>って感じでもたついてると、みんなが嫌がるような移民しか来なくなる。
まあ、なんにせよ、現在子供は少ないわけだから、仮に今後人口が急増したとしても−かなり考えにくいが−
一定量の移民を受け入れざるを得ないんだろうね。
となると、外国人は嫌い、とかいっている場合ではないだろうし。
寧ろ、外国人にも積極的に人権認めて、という感じになるかもね、特に外国人がより増えれば。
でも実際、今更女は家にいろ的発送を国家が押しつけるのは無理でしょ。特に不景気だったらなおさら。
現実的には、男にも強制的に育児させる−クォーター制−とか導入してもいいんじゃないの?
今でも女性側の姓を名乗ってもいいんだろう?なら夫婦で女性側の姓名乗ればいいじゃん。
なんで別姓とかいうんだろか。
子供が可哀想じゃん。兄貴と弟で姓が違う、母親と自分の姓が違う。これが家族っていえるのか?
合理主義がそんなにいいか?
79 :
猫 ◆48Vfouj. :02/08/15 21:35 ID:aO2fVtEr
>子供が可哀想じゃん。
なんで?
>兄貴と弟で姓が違う、母親と自分の姓が違う。これが家族っていえるのか?
全然言える
実際にさ、子供達に兄弟や親のいずれかと名字が違ったらいやですか、と聞いたら、嫌だというだろうけど、
それは離婚のような状況を想定しているからでしょ、夫婦別姓も最初の内はしっくりこなくても、
数年すればなれるよ。周りの人間が、夫婦別姓の家族に対してぐだぐだ言い出したりしなければね。
それに予定だと、兄弟って名字違うことになるんだっけ?
>数年すればなれるよ。
なぜそう言い切れるのか正直根拠が分からんな。
81 :
猫 ◆48Vfouj. :02/08/15 21:41 ID:aO2fVtEr
慣れないと思う根拠がわからん。
82 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/15 21:56 ID:yHmL6bHb
>>77 >まあ、上の議論はあくまで例示であって、別に私の議論ではないから。
>私は、女性が望むのであれば−男性も含むが−別姓制度を採用するべし、と考えるし。
ここなんだろうなあ。「望むなら」っていうのがどうなんかなあと思うんだよ。
制度化するに値する価値観かどうか?それほど正当性のある望みなのか?って。
だから「勝手にすれば良い(事実婚)」というのと「制度にする(共通のルールにする)」というのは違うと。
>まあ、なんにせよ、〜外国人がより増えれば。
うん。だからそうならよりマシな移民の受け入れかたってなんだろう、とかいうのがないとね。
国柄とか、文化が近いとか。
>でも実際、今更女は家にいろ的発送を国家が押しつけるのは無理でしょ。特に不景気だったらなおさら。
>現実的には、男にも強制的に育児させる−クォーター制−とか導入してもいいんじゃないの?
女は良くて男には強制って(w
別に押し付けなくていいんだよ。生む気のある家族をサポートしたって良いんだよ。
産む気のない女性や、結婚する気のない奴らなんか税金とってもいいんだよ。
結婚して子供いる人らもお金の問題さえ解決すればもっと子供欲しいって人も沢山いるんだから。
働く女性の為にも次世代の人口を確保しなきゃならんのなら納得いくでしょ。ホントなら。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/soc/1028772952/l50 ここでも書いてるし良かったら読んでみて。そろそろスレ違い。
83 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/15 21:58 ID:yHmL6bHb
>>81 >慣れないと思う根拠がわからん。
慣れの問題だけじゃないと思うし、慣れた時には何かを無くしたときかもしれないよ。
状況適応主義者ならそれでもいいジャンやろうけどね。
84 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/15 22:01 ID:yHmL6bHb
>夫婦別姓の家族に対してぐだぐだ言い出したりしなければね。
何様?(w
今の制度とそれでいいって思ってる多くの人にグダグダ言ってるのと
変わらないよ。法改正しろっていうのは。
85 :
猫 ◆48Vfouj. :02/08/15 22:06 ID:aO2fVtEr
>ここなんだろうなあ。「望むなら」っていうのがどうなんかなあと思うんだよ。
>制度化するに値する価値観かどうか?それほど正当性のある望みなのか?って。
>だから「勝手にすれば良い(事実婚)」というのと「制度にする(共通のルールにする)」というのは違うと。
まあ、勝手にすればよいと制度にするは違うよね。
だけどさ、逆に言えば、夫婦同姓−を強要する制度−というのは正当性のある制度なの?
私には、特にそうは思えないんだけど。だから、望んでいる人がいるならば、夫婦別姓にしても
誰も困らないでしょ、と思うんだよね。
>国柄とか、文化が近いとか。
うーん、日本と国柄、文化が近い国ってどこかな?アジアなのか寧ろ欧米なのか。
私は立憲民主主義の諸原則と最低限の公共マナー−例えば土足で家に入らない、とかね。
だけどこんなものは慣れだと思うんだよね。日本人旅行者が他の国いったら土足で家にはいるようになるでしょ−
を守れるならね。別に−時々言われるように−日本に同化する必要はないと思うし。というか日本に同化の意味がよくわからないし。
>別に押し付けなくていいんだよ。生む気のある家族をサポートしたって良いんだよ。
サポートは重要だけど、産む気のない女性から税金を多く取るのは少し疑問。
その辺はライフスタイルの問題だし、そのよう女性だって老後苦労するであろう、というような
リスクを持っているんだし。同じ負担をかけるんだったらやっぱり家族たる夫に負担をかける方が正当だと思う。
>リンク先
へー、こういう長寿スレあったんだ。サンクス。でもローカルルールに思想は禁止とあるし思想屋の私としてはやや立ち入りにくい(笑
86 :
猫 ◆48Vfouj. :02/08/15 22:07 ID:aO2fVtEr
>今の制度とそれでいいって思ってる多くの人にグダグダ言ってるのと変わらないよ。
夫婦別姓の家族を白眼視するような人々がいなければ、という話。
87 :
80:02/08/15 22:11 ID:???
>81 名前:猫 ◆48Vfouj. :02/08/15 21:41 ID:aO2fVtEr
>慣れないと思う根拠がわからん。
見当違いなレスだな。
俺は別に”慣れることはない”などといってないが。
慣れる可能性まで否定しないが、
何故【慣れる】と言い切れるのか、その根拠を聞いているのだが。
例えばなにか根拠となるデータでもあるのか?
88 :
:02/08/15 23:15 ID:???
>@<資源・エネルギーの長期供給体制>
>原発依存率をフランス並の70%に上げプルサーマル発電に着手。
狭い国土で原子力はどうやってもヤバーイし、
プルサーマル発電で事故ったらどうする気なんだろ?
国家独立の為なら全てを犠牲にするみたいな毛沢東みたいな発想だね。
>宮崎哲弥の別姓反対論は
>@生家中心主義、逝ってよし。
生家中心主義、べつにいいじゃん。
現実問題として世の中核家族子供2人程度で
お坊ちゃんお嬢ちゃんだらけなのに。
過去からの惰性でお坊ちゃん側ファミリーは丸儲けで
お嬢ちゃん側ファミリーは泣きを見ないといけないなんてまずいんじゃない?
90 :
89:02/08/16 00:07 ID:???
>31
>別姓制が導入されると、別姓夫婦や別姓親子が正規の夫婦・親子であるか否かは、戸籍をいちいち点検する以外に、
>少なくとも外見上は判断できなくなる。
正規の夫婦・親子であるか否かは、
今でも戸籍とか公的な証明書をいちいち点検しないといけないはずだか(W
外見では「正規の夫婦・親子」かどうかは判りませんよ。
>>79 >なんで?
だっていやじゃん。自分の母親と、姓が違うんだぜ?大人ならわかるが、小学校低学年で
それはちとつらいと思うな。
思うんだけどさ、そんなに別姓がいいなら結婚しなけりゃいいんじゃねえの?
同棲するだけなら苗字で悩む必要は無い。
結婚って、なんつうかこう、これから子供生んで家族を築いていきますよって覚悟でするわけっしょ?
姓でつながる、というかなんと言うか。
92 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/16 13:41 ID:AMX/EwYh
>>85 >私には、特にそうは思えないんだけど。だから、望んでいる人がいるならば、
>夫婦別姓にしても誰も困らないでしょ、と思うんだよね。
そうでもないってことがリンク先にも書いてあるんですけどね。
例えば「選択それ自体」がおかしいんだよ。そういうもんじゃないんだよ。
>というか日本に同化の意味がよくわからないし。
私もワカランが。日本人が良識とする、少なくとも常識とする振る舞いが
できればいいと思う。「ここ変」みたいなノリがそこらじゅうで展開されたら迷惑。
各国の流儀にあわせたようなのなんて無理。
「郷に入らば郷に従う」外人で別嬪さんであればなおイイ(・∀・)!
93 :
チンペイ ◆hT76nerU :02/08/16 13:42 ID:AMX/EwYh
>サポートは〜家族たる夫に負担をかける方が正当だと思う。
別に彼、彼女らから巻き上げて家庭に投資しろってんじゃ無いしなあ。
れにそのライフスタイルだって国揚げて保護するもんでもないし。
なんか男は〆ていいけど女には国家として自由を満喫させねばならない。って思ってるんですか?
>でもローカルルールに思想は禁止とあるし思想屋の私としてはやや立ち入りにくい(笑
別姓に都合悪いからそう書いてるだけだよ。
>夫婦別姓の家族を白眼視するような人々がいなければ、という話。
別姓の家族の人にも一般家庭の事をイエ制度の名残みたいで反吐が出る。
てなことをいう人だっている。どうみなすかも自由でしょう。あっちは良くてこっちはいかんというのもねえ。
ところで何でこっちが別姓に慣れないといけなくて、別姓の人は改姓後の
新姓になれなくていいんですか?
てなところで別姓嵐みたいなんでここらヘンで。スレ違いスマソ>ALL
>だっていやじゃん。自分の母親と、姓が違うんだぜ?
それは現在そういう制度がないからと言うだけでは?そもそもちょっと前には姓がなかった時代もあるわけだし(笑
−ちなみに私が言うところの慣れる、の根拠は、姓制度が歴史的構築物であることと言うことをとりあえず挙げとく。
呼吸をするな、とか水を飲むなとか言うことと違って、別に不可能でもなんでもないんだしさ−
で、夫婦別姓が少数であった場合、子供は不思議に思って聞くかもね「何でうちは母親(父親)と名字が違うの、と」
ちゃんと答えれる親もいるだろうし、ね。仕事のためだとか、プライバシーのためだとか、一定の思想信条からだとか。
それでいいんじゃない?ある子供が他の子供と違うからかわいそうだ、というのであれば、まず共産主義社会を実現させないと(笑
>思うんだけどさ、そんなに別姓がいいなら結婚しなけりゃいいんじゃねえの?
それこそ子供がかわいそうだから、というのが理由にあるのかもよ。婚外子の財産分与上の取り扱いは知ってるよね。
>結婚って、なんつうかこう、これから子供生んで家族を築いていきますよって覚悟でするわけっしょ?
この書き方はうかつであるか、間違っているかのどちらかだね。
この書き方だと、あたかも姓を変えるのは女性のように読めてしまう−子を生むのは女性だし−。
現行の姓制度は、建前上は男女の個人意志でいずれかの姓を採用するわけだし、
それをもって別姓反対派も男女平等だ、と言っているわけでしょ。
この書き方だと、女性が姓を変えるのが当然のように読めて、問題。
もしそのような意図がなくても、姓を変えない方の性−たいていは男だが−はそのような自覚を持たないから問題、
と言えるんではないの?
腹を痛めた母親と違って父親は云々なんう胡散臭いことを書くのはやめておこう(笑
>そうでもないってことがリンク先にも書いてあるんですけどね。
例えば「選択それ自体」がおかしいんだよ。そういうもんじゃないんだよ。
ちょっと膨大すぎてあれなんで、できれば、チンペイ氏がもっとも重要だと思える別姓批判を挙げてくれる、と。
>「ここ変」みたいなノリがそこらじゅうで展開されたら迷惑。
さすがに頭痛くなったんでほとんど見てないんだけど(笑
たいていの外国人は最低限の日本人の常識は満たしているのではないの?
日本人でも、最低限の日本人の常識を満たしていないなあ、と思う人はいるし、
特に外国人だからどうこうという発想はいまいち与みできない。
>なんか男は〆ていいけど女には国家として自由を満喫させねばならない。って思ってるんですか?
それは、男女共働きの場合、女側が全て家事、育児を行うのは正しくないと考えているからだね。
勿論、男女が自発的に平等に、とは言わないまでもお互いの忙しさを考えて公平に
家事・育児の分担を決めるのがベストではあるけれど。
別に女側「のみ」自由を満喫させるわけではないよ。同じ程度「〆て、自由を満喫」させろと言っているんだね。
>別姓の家族の人にも一般家庭の事をイエ制度の名残みたいで反吐が出る。
てなことをいう人だっている。
思想・制度レベルではいくら批判があってもいいけど、個人レベルでの攻撃はやめましょうと言うことで、お互い。
議論はいいけど、陰口は駄目、と。
>ところで何でこっちが別姓に慣れないといけなくて、別姓の人は改姓後の
新姓になれなくていいんですか?
俺は未婚だし、当分予定もないからあれだけど、現に改正後の新姓に慣れてるし、
俺が別姓にしようが、改正後の新姓に慣れるつもりでいるよ。
>>94 ああいや、俺、直感だけで書いたから(w難しいことはよくわからんです。すんません。
ただ単純に、俺が小学1年くらいの子供で、父親と同じ姓で母親が違う姓だとしてね、
なんというか、疎外感というかさ、家族の一体感というか、非常に不安に駆られる。
多分それって、共働きなわけでしょ?うちに帰っても母親はいないわけだろうし。まあかぎっ子になるの
かな。そもそも思想信条とか説明されてもわからないだろうしね。
>それこそ子供がかわいそうだから、というのが理由にあるのかもよ
ではもし子供がいなかったら、別姓にするなら結婚する意味はないともいえるのでは?
>この書き方だと、あたかも姓を変えるのは女性のように読めてしまう−子を生むのは女性だし−。
ああ、そういう意味で言ったのではないです。誤解を与えたならスマソ。
ただ、結婚したら、これからは、つらい時も楽しい時も二人で、もしくは子供と、みんなで生きていくんだぞ
俺達は一体なんだぞという誓いというか覚悟というかね。そういう事を言いたかっただけです。
俺は別に女性の姓に男が変えるのには全然OKっす。法律でも認められてるし。
ただ別姓は、進歩主義、合理主義、個人主義が、どんどん家族の絆の崩壊を招いてるのではないの
かな?と危惧してるもので。
日本が確実に老齢になっていく今、家族の絆は強くしていくべき方向性で考えるのがいいと個人的に
思ってるので。
関係ないけど−本当に関係ないのか(笑 −「反米の作法」を少し立ち読みしてきた。
少しおもしろかったから−対談だからすぐ読めるし(笑−買おうかな、と思ったけど、
小林部分が全くいらないのと−本当にああいう思想を小林は自分で考えたのか?−
2000円弱は、すでに一万以上本を買っていた俺には少しきつかったので却下。
ただ、アメリカ=左翼という主張が少しまとめて読めて愉快だった。
>96
>多分それって、共働きなわけでしょ?うちに帰っても母親はいないわけだろうし。まあかぎっ子になるの
かな。
そういう子供がかわいそうではない、とは言わないけれど、名字が一緒だからどうにかなる、という問題ではないような。
やや余談の制度論だけど、夫婦別姓にした場合、いつでも夫婦同姓に変えることができる、という制度を考案するならば、
子供ができるまでは別姓、できた後は同姓としたっていいよね。
>ではもし子供がいなかったら、別姓にするなら結婚する意味はないともいえるのでは?
子供を作るかどうかは、後々にならないとわからないし、世間体が悪いとか籍は入れたいとかいう理由はあるのかもね。
別に結婚する理由というのは名字を一緒にしたい、というだけではないのだし。
>日本が確実に老齢になっていく今、家族の絆は強くしていくべき方向性で考えるのがいいと個人的に
思ってるので。
別スレであったレスだけど、夫婦別姓を選択制にした場合、逆に夫婦同姓だって自覚的に選択することになるんだから
その点で、何となく名字を一緒にするのではなくて、意識して名字を一緒にするのだから、より家族の絆は高まるんじゃない?
一方が同姓に反対した場合、もう一方は説得することになるんだから、その際に、夫婦、家族関係というものを
自覚的に考える契機になるのではないかな。
まあ、夫婦別姓が常に夫婦、家族の一体感に結びつくとは当然いわないけど。
98 :
右や左の名無し様:02/09/02 21:07 ID:Fqc98NZU
age
99 :
右や左の名無し様:02/09/03 00:39 ID:293V3Ym3
猫さんはコヴァでありますか?
?今だ!100番ゲットォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ (´⌒(´
⊂(゚Д゚ )≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
⊆⊂´ ̄ ⊂ソ (´⌒(´⌒;;
 ̄ ̄ ̄ ズザーーーーーッ
101 :
L:02/09/15 21:31 ID:???
102 :
反米保守マンセー:02/09/27 09:38 ID:cUYe+x0z
age
age
age
「八柱」とか書いてあるから一瞬、西部が
「拉致被害者死亡8名を靖国に合祀しる!」
とか電波を発し始めたのかとおもったよ。
スレ立て日は7月だったのね…。
あげ
age
西部の国益はサヨの国益だろ!
109 :
右や左の名無し様:02/10/18 00:07 ID:asvzKspQ
>>108 反戦地主の知花昌一さんや反戦作家の小田実さんと
共同アピールを出した真正保守・西部先生のどこが
サヨクなんだ!?アメ犬・ポチホシュは死ね!!
110 :
右や左の名無し様:02/10/18 14:39 ID:6vsASFam
これからは、親米か反米かで評価が別れるってことか?
111 :
右や左の名無し様:02/10/18 23:37 ID:JHkAho2f
かつては、「保守=親米、左翼=反米」
で事足りてたよなー
112 :
:02/10/19 00:32 ID:bZsJJH30
二極分類が難しくなってるんじゃない。複雑な方がおもしろい
113 :
右や左の名無し様:02/10/19 14:17 ID:2atQ56sa
>>111 保守派でも単純に親米という主張をしている人間は
ほとんどいない。西部邁と小林よしのりは昔やっていた
反米左翼に戻っただけ。
114 :
右や左の名無し様:02/10/19 15:14 ID:228R4lC1
>>113 小林は反米だがどう考えても左翼じゃないぞ。
115 :
右や左の名無し様:02/10/19 15:42 ID:JL7aQqJn
逃走の果てに
西部邁『国民の道徳』扶桑社
大きな話題になった「新しい歴史教科書」の影に隠れて、あまり話題にならなかったが、それと一緒に出された「公
民」教科書をもとにした本。分厚いが、内容は単純で、要するに「お国」を大事にしろ、なぜならそれが日本の「伝
統」だから、というものである。その「お国」が150年以上前には存在しなかったことを著者は知らないわけではある
まい。大事にする「伝統」がなぜ大日本帝国に限られなければならないのかも、ろくな説明がない。まさに中学生
程度の知能の読者向けの本だが、著者の知能程度もそれに近いのではないかと疑わせる。
著者は、私の大学時代の恩師である。個人的には、きわめて愛すべき人なのだが、如何せん学力がない。英語
が読めないから、訳本だけを頼りに論じるので、とんでもない間違いがある。昔レヴィ=ストロースのbricolageを
「プリ(前)コラージュ」と誤読して、「コラージュ」と結びつける民間語源学を展開していたことがある。原文を読んで
いれば起こりえない間違いだ。いまだに『神話学』を読まない(邦訳がないので読めない)でレヴィ=ストロースを語
っているのは、いい度胸だ。
もとは、彼も経済学と社会学を接合した「ソシオ・エコノミックス」を志していたのだが挫折し、経済学界にいられなく
なって東大をやめた。要するに、厳密な論証を要求される学問の世界のルールに耐えられなくて、逃げたのであ
る。いま思えば、こういう「政治経済学」とか「社会経済学」の類いの、ただ既存の学問の間口を広げることが自己
目的になったような学問には、もともと何の可能性もなかった。曲がりなりにもアカデミズムの中にいたときは、そ
れなりに抑制があったのだが、このあと自民党の政治家と仲よくなって「保守主義」に染まり、右翼の取り巻きを従
えて歩くようになった。私も、飲み屋で彼の取り巻きの右翼に殴られたことがある。
116 :
右や左の名無し様:02/10/19 15:42 ID:JL7aQqJn
彼をだめにしたのは、マスコミである。特に「朝まで生テレビ」に出はじめてからおかしくなった。まじめに学問をや
らなくてもテレビに出てさえいれば、地方から講演の依頼がたくさん来て、大学の授業なんかしているよりずっとも
うかることを発見したのである。講演では、大衆受けする政治の悪口をくり返していればいいから、次第にその調
子が文章にも出てくるようになった。テレビのおかげで営業が成り立っているくせに陳腐な「マスコミ批判」をくり返
す、かつての恩師の落ちぶれた姿を見るのは悲しい。
117 :
ふな:02/10/19 17:25 ID:ZChrR8TA
西部さんは好きだけど、「歴史」に少し弱い様な、、
まっ 自分でも言ってるけどね。
118 :
(´u`)チンペイ ◆/JGRUJgWLQ :02/10/19 19:24 ID:vczQTxp3
西部、小林は
「アメリカは極左」という前提で反米やってる。
戦後の反戦教育、平和教育はGHQ、つまりアメリカの教育。
反戦左翼が反米なのも実はおかしいはず。
東大を辞めた理由は、例の中沢採用問題じゃないの?
120 :
右や左の名無し様:02/10/19 19:54 ID:z6VRopMW
>>118 「極左」というよりいわゆる「サヨク」的という前提だよ。
121 :
右や左の名無し様:02/10/19 21:11 ID:v0FPite9
英語が出来ないで経済学に手を出そうとするのがそもそも間違い(w
そもそも日本と英語圏とでこれだけ社会的地位のかけ離れて違う学問はない
日本でこそ経済学部といえば退職後の証券会社の御用アナリストが横滑りして講師が
務まるような役立たずの不人気学部だが、
海の向こうではハーバードでも経済学の教授は「通貨の法王のような」近寄りがた
い大変な権威を持った存在で、
一方政治学関係・特に軍事関係なんて数等下の存在で学生の方でも鼻も引っ掛けず
日本からの留学生がみんな驚くとか
123 :
右や左の名無し様:02/10/21 00:10 ID:+wAGS8H7
>>119 元々東大を辞めようと思っていたのが、中沢問題が起こったから
完全に辞めたんだろう。当事者ではないから詳しくは分からんけど。
それにしても、東大を辞めた後の西部と舛添の歩み方は対照的。
西部→ウヨ言論人をめざすも、不況の煽りをくらってスポンサーが
全て撤退してしまい、おまけにアメリカの同時多発テロに共感して
元サヨ回路が発動してしまい、中核派や反米左翼と連携して左翼系
反米電波を発信中(レーニン主義のアメリカ帝国主義論まで
持ち出してアメリカ攻撃)
舛添→フリーの国際政治学者として活動し、東京都知事戦では
落選するも、参議院で堂々のトップ当選、自民党参議院議員。
どっちが成功者かはあまりにも明らかだけど。
ちょっと待て。桝添は学者なのか?
そもそも、論文書いてるの?
125 :
右や左の名無し様:02/10/21 20:34 ID:xHlmFKLN
126 :
右や左の名無し様:02/10/23 15:56 ID:zLUOSbMX
>>121 古典的IS-LMを完全にきっちり理解して
基本的なマクロの講義が出来る大学教授が
日本には払底してるので、英語が出来なくてもそれだけ出来れば
十分に教授はつとまります。
>>116がコピペしてるのは
某池田氏のサイトだが
彼のサイトでほかに叩かれてる経済教授はもっとひどい
朝日新聞に大人気の慶応教授
金子勝なんてマクロとミクロの区別さえ出来ないことが暴露されてる。
>>120 アメ豚の犬=西汚=日本会議=生長必死w
メンテナンスageage
アメ豚の犬西尾とは大違いだ
age
>>115-116 もう飽きたよ。そのコピペ。定型になってるその反論をコピペ。
そもそも、「国民の道徳」を「『公民』教科書をもとにした本」と書いている時点で既
にして間違っている。両方の中身もロクに読んでないことは明らかだし、時系列も全く踏
まえていない。従って「要するに…」以降も論評するに値しない。
>大事にする「伝統」がなぜ大日本帝国に限られなければならないのかも、
こんな間の抜けたことを言ってる時点で、「国民の道徳」を含め、西部邁の著作をまと
もに読んだことがないことがわかる。
大体、「西部の授業を受けた」というのが本当だとして、西部を「私の大学時代の恩師
である」と言うその舌の根も乾かぬ内に「著者の知能程度もそれに近いのではないかと疑
わせる」などと臆面もなく書くのは、この御仁の「人間性を疑わせる」。
「恩師」の意味をわかっているのか?
>もとは、彼も経済学と社会学を接合した「ソシオ・エコノミックス」を
>志していたのだが挫折し、経済学界にいられなくなって東大をやめた。
これもデマゴギー。「挫折」したんじゃなくて、自分から「見切りをつけた」のである。
近著「エコノミストの犯罪」もついでに読んでおくことをお勧めする。
西部邁が東大を辞めるに至った顛末を「経済学界」にいられなくなったから、などと露
骨な捏造を平気でやるから、始末に負えない。この御仁はその時には既に西部氏とは交際
がなかったとしか思えない。何故なら、「経済学界にいられなくなって東大をやめた」も
何も、西部氏が東大を辞めたときは、既に西部氏は疾うに経済学から離れていて「相関社
会科学科の主任」だったからだ。
東京大学教養学部で、宗教学者の中沢新一氏が、人事で委員会を通りながら教授会で否
決され、西部氏が抗議の辞職を至ったという、いわゆる「中沢事件」は有名な話なのだが
? 「学者 この喜劇的なるもの」「剥がされた仮面」を一読することをお勧めする。
続き。
>右翼の取り巻きを従えて歩くようになった。
デマゴギー。「ポップコン宣言」における秋山祐徳氏の発言を参照のこと。そもそも
「右翼になるのは左翼になるのと同じく馬鹿になる早道である」と言っている西部が、
「右翼」を取り巻きにするわけがない。この御仁の「右翼」の定義を聞いてみたいものだ。
「殴られた」のが本当だとしてみても、「一度殴られた」ぐらいで、この「国民の道徳」
の書評である筈の文章でまで言及するほど「根に持つ」のは、よっぽどひ弱な人生体験し
かしてないのかもしれない。西部本人に殴られたわけでもないのに。西部などは、大人数
に囲まれて小便器に顔を突っ込まれたことがあるぐらいなのだが。
で、「英語」の話なんて、「読めようが」「読めまい」が西部氏の価値が上下するよう
なことでは全然なく、どうでもいいことなのだが、「大衆への反逆」では、このような箇
所がある。
そして翌年の春、イギリスに旅立つ準備に追われていたとき、パーソンズが
バークレイにきていると耳にし、私は会いにでかけた。私が「社会の構造や機
能は言語の構造や機能にまでさかのぼって説明さるべきだと思う」というと、
彼は、じっと壁をみつめたまま、ダーウィン、スペンサー、ホブハウスそして
DNAにいたるまでしゃべりつづけた。(中略)次に彼は、自由と平等の進化
論的な意味合いについて語った。4、50分もたったのだろうか。(中略)別
れしな、「自分は社会学と経済学を関係づける必要をいってきたのだが、この
国の経済学者はあまり反応を示さない。君は経済学者だそうだが、日本には君
のような経済学者が他にもいるのか」と彼はたずねた。(後略)
まあ、厳密に言えば「読む」ことと「会話」とは違うけれども、少なくともこのような
会話を交わせる英語力はあったということだな。そして、このくらのレベルの英語を読む
ことは出来るのだろう。
また、付言すれば、「大衆への反逆」では、英語の原文から引用して論述している箇所
が多数ある。因みに、この中では、ちゃんと「ブリコラージュ」と書いてある。因みに、
昭和55年に書かれた文章だ。西部邁が、英語の語源学に明るいのも有名な話だ。
が、繰り返すが、「英語」云々なんてことは「どうでもいい」。些末な話だ。
最後。
>テレビのおかげで営業が成り立っているくせに陳腐な「マスコミ批判」を
>くり返す
このあたりの考え方っていうのは、西部はあちこちでとうの昔に散々語ってることだ。
もうごく初期の「大衆への反逆」においてすら、この辺りについては言及している。
大体、最近は「朝生」の出演依頼すら断っているのに、この御仁はどこのテレビで西部
邁氏を見かけたのか? 出ているんだったら見逃しているに違いない。是非とも見たいか
ら教えて欲しい。
そもそも、この文章のどこが「書評」なんだろうか?
9割人物批判で、肝心の「国民の道徳」の中身には一切ふれず、書いてもいないことを
罵倒しているだけじゃないか。
佐伯啓思氏の著作の「書評」もまったく同じ手法。
どのような思想の持ち主かは知らないが、人格が問われるような内容だ。
思想は別にして、その手法が佐高信に酷似している。
135 :
highcentered:02/11/12 19:30 ID:quNZVT0u
思想も大いに西部に共感するが、私はその筋の通った生き様のほうがすばらしいと思う。ゆうわくもたくさんあったろうしね。
>>133 >「右翼になるのは左翼になるのと同じく馬鹿になる早道である」と言っている西部が、
>「右翼」を取り巻きにするわけがない。
でもつくる会の主要メンバーだったわけだし、小林よしのり辺りとはかなり仲がいいわけでしょ。
つくる会は右翼といっても−違うと言っても構わないんだが−少なくともデマゴギーというほどのものではないと思うんだけど。
自分が、右翼ではないと思っていても、他人が右翼だと見なすことはしばしばあるだろうし。
また、西部に従えば、アメリカはサヨクな訳だろうし−この議論の適否はここではおくが、この整理が一般的でないのは自明だろう−
西部の右翼定義が異常な可能性はあるだろうね。異常だから悪いというわけではないけどね。
ま、取り巻き、右翼などの定義にもよるし、事実関係を俺は全く知らないし、興味もないので−強いて言えば長尾龍一との関係くらいか−
何とも言えないが、「右翼になるのは左翼になるのと同じく馬鹿になる早道である」と言っていることから、西部は右翼を取り巻きとはしていない
という結論が導出できるわけではないと思うんだよね。
>>136 >でもつくる会の主要メンバーだったわけだし、小林よしのり辺りとはかなり仲がいいわけでしょ。
いやいや、池田某が言ってるのは、「つくる会」に参加するずーっとずーっと遥か前の頃のことですし、
「つくる会」にしても、「反米という作法」他読めばわかりますが、「既存の教科書が良くないからより良い
(と考える)教科書を作る」という趣旨に賛成だったから参加したけれども、その前から西尾氏らと対米追従
を巡って喧嘩したりして、理事会にも出席せず、シンポには呼ばれたら行くけれども…ということで常に距離
置いてたわけですよ。「公民」教科書執筆も西尾氏が大反対する中、小林氏大月氏らが「西部に書かせないな
ら脱会する」と喧嘩して、結果「発言者」グループの手によることになったわけで。まあ、そのそばから西尾
氏は各地で批判してたらしいですが。
まあ、それはともかく、「この御仁の「右翼」の定義を聞いてみたいものだ」−これに尽きるんじゃないで
すかね。西部の教え子の小谷野敦氏の近著「中庸…」でも、エピソードを交えて西部氏の人間性を称え、最後は
「西部先生に感謝している」としめていたけど「西部さんは『バランス感覚』が大事だ、とおっしゃっていた
が、その後、『国柄』などと書くようになり右にいってしまった」とか途中で書いてるんですね。
なんの前提も定義もなしに右だの左だの真中だのっていうのは、その時代趨勢によっても主観的な見方によ
ってもどうとでも言えることですからね。
つまり、“西部が「西部が考えるところの右翼」を取り巻きにするわけがない。ということは、あくまであ
なたの思想的立場からの主観での「右翼」でしょ。だったらきちんと「右翼」の定義をなさってから罵倒しな
さいな”ということじゃないんですかねえ。
「国民の歴史」も「国民の道徳」も読んだけども、
主張の根幹は同じだと思ったけどもね。
西尾は反キリスト教親仏教右翼、西部は親西欧反米左翼
愛国心って意味では二人とも同じでしたよ。
@サヨク転向の西部・藤岡の処刑
A宗教がらみの石原・西尾の処刑
Bデマゴーグ小林の処刑
C天皇制廃止
D大統領制
E再軍備
F共産党の禁止
G公明党解体・池田逮捕
>いや、池田某が言ってるのは、「つくる会」に参加するずーっとずーっと遥か前の頃のことですし、
事実誤認の指摘には感謝しつつ撤回します。
『道徳』の書評?らしいので、つくる会にいたころのことだと思ったのだけれど。
>つまり、“西部が「西部が考えるところの右翼」を取り巻きにするわけがない。ということは、あくまであ
>なたの思想的立場からの主観での「右翼」でしょ。だったらきちんと「右翼」の定義をなさってから罵倒しな
>さいな”ということじゃないんですかねえ。
これは原則として正しいと思う(笑
まあ、左翼・右翼を歴史的にはともかく、現在進行形として使うのは学問的明晰性を旨とするなら
避けたいところだね。
武士道は大日本帝国以前より存在した
>>142 西尾はアメリカ(白人)は残虐人種って批判してたぞ。
>>143 西尾氏の白人批判は今にはじまったことじゃない。
「反米という作法」参照のこと。
もの凄いコンプレックスの裏返しだろうね。
>>144 その割にはアメリカ批判を必死で封殺するねw
西尾=アメ犬&白人コンプ
148 :
右や左の名無し様:02/11/23 13:24 ID:nvsJrC+Q
西尾=部落
149 名前:右や左の名無し様 :02/11/26 06:41 ID:???
西尾=部落
前から西部邁ってドキュソだな〜と思ってはいたが
>>1を読んでさすがにひいた。
・原油→天然ガスならともかく原発マンセーじゃエネルギーコストが2〜5倍になる。
・そのうえで科学技術と金融をこれまで以上に役人の統制下におけば産業競争力は限りなくゼロに。
・宅地すらままならない日本で自給自足農業をやると食料コストは10倍になる。
・さらにアジア圏各国の農漁業のダメージは計り知れない。
まさに国亡理論だね。
西尾必死だなw
西尾の理論って性チョンと同じだろ?