1 :
論客用無し:
夢をください。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/05(月) 23:56
るみちゃんに頼んだら?どうすれば夢見ごこちになれるか教えて
くれるんじゃない?
3 :
ネッシー:2001/03/06(火) 03:23
AGERU
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/13(火) 00:23
私にも下さい。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/16(金) 15:05
少女時代に人魂をまともに見てしまったのが井料瑠美、るみちゃん。しかも二回。昔墓地だった所から自分めがけて追いかけてきたという。
夜中に、祖母の枕元に亡くなった祖父が会いに来ているのを見てしまった。翌朝祖母に聞いたら「そうよ。どうして知ってるの?」と云われ。夢でなかった事を確信した。
『キャッツ』にシラバブで出演中、昇天の場面でなぜかグリザベラが祖母のように見え、上からのライトも異様に強烈に感じた。実はその時間に祖母が亡くなってたという。
防空壕あとのほら穴に入って、見えない小人と会話を交わしたり、何軒も離れた家の人のお喋りが耳元でピンと聞こえたり、不思議体験いっぱいのるみちゃんである。
文・浜畑賢吉
夢を見た。
「権三、権三、許しておくれ。もう、何も喰うものがねぇんだよ・・・・」
柔らかいはずのその手はあかぎれて、まるで餓鬼のようにがさついていた。
骨と皮になり果てた女の手は、残酷なぐらい優しく、そっと俺の首を締めた。
昨日、俺は初めて泣き声以外の声を上げたのに。
初めて、その名を呼んだのに。
「かぁちゃ・・・・・」
女は悲しく笑って手に力を込めた。
その顔があまりに悲しくて、俺はからからに乾いた喉を振り絞って最後にもう一度女の名を呼んだ。
女の頬に涙が伝う。それでもその頬を上げて発した言葉は、優しい声色を失ってはいなかった。
そして俺には、その意味を理解する力も残っていなかった。
「寂しくねぇ、おらの一部になって、一緒に生きてけろ権三。
全部、全部残さず喰うてやるから・・・・・・・・」
あたたかい温もりと共に、強烈な空腹感を覚えて、俺は目を覚ました。
腹が減った。
いつものことだ。
俺の飢えが満ちたことなど、この200年一度もない。
弔う骨すら残らなかった俺がわらしとしてこの世にとどまってから、ずっと。
俺はぼんやりと辺りを見回した。
ふと気が付くと、腕の中にはいつものように弟分のモンゼが眠っていた。
腕に掛かる寝息の柔らかさに、何故か再び腹が鳴った。
薄れ行く意識の中、最後に見た光景を今でも覚えている。
女は手に付いた俺の血を美味そうに舐めていた。
涙を流しながら、舐めていた。
血、というのは美味いのだろうか?
俺ははっきりと覚醒していない頭を起こして、腕の中の柔らかい固まりを見た。
くるりとまとめられた髪の下に、白いうなじが呼吸に合わせて上下している。
美味いのだろうか?
俺はそのままそっとその白い首に口を付けてみた。歯がないので、当然吸い付くことだけしかできない。
だが、母の乳を吸うようにその皮膚をしばらく吸ってみても、何の味もしなかった。
ただモンゼがいつも飲んでいる、あの懐かしい飲み物の匂いがしただけだった。
そして俺は急に覚醒した。
モンゼからバッと体を引き剥がし、その勢いのまま後ろへしりもちを付く。
何をしている?
俺は何をした?
喰おうとしたのか?こいつを?
流れているはずのない血がザーーーッと足下へ下がって行くような気がした。
脂汗がにじみ出る。
次いで、酷い自己嫌悪の波が襲ってきた。
次から次へと溢れてくる後悔の念と、それでも減らない強烈な飢餓感。
どうしようもない苦しみに、割れるように頭が痛む。
俺は両手で必死に頭を押さえてうずくまった。
脳裏を掠める、女の真っ赤な唇。
俺の血に染まった、細長い指。
止めてくれ。
止めてくれ、誰か。
誰か助けてくれ!!
「・・・・・・・ゴンにぃ?」
いつの間に起きたのか、モンゼの小さい手のひらが、俺の指をしっかりと握っていた。
寝起きの甘さを含んだ、舌っ足らずな声。
「どうしたぁ?恐い夢でも、見たんだか?」
恐る恐る頭を上げた俺の顔を、心配そうにモンゼがのぞき込む。
全く俺を恐れていない、無邪気な顔。
いつまでたっても子供のままの、幼い心。
大きくなることを否定した、小さい純粋な魂。
「おらがついとるでぇ、心配せんでよかよぉ?」
壊れた人形のように屈託無く笑うモンゼの顔を見ていられなくて、
俺はその小さい体をぎゅっと抱きしめた。
いてぇいてぇとけらけら笑う高い声を聞きながら、俺はそっと目を閉じる。
俺の腹はまだ減ったままだった。
モンゼは笑ったままだった。
この先ずっと消えることのない魂の傷。
それでも俺達は、一人じゃない。
大切な仲間達がいつも側にいる。
風に背を押されながら、住処を変えながら、いつか天国へ行けるその日を夢見て。
「おお、・・・・・・・ずっと、一緒だ!」
遠くで俺達を呼ぶペドロ兄貴の声がする。
腹は満たされなくても、心は満たすことが出来るのだ。
俺は笑った。何も考えずに、大声で。
俺達にはそれだけで、十分だった。
END
ユタ隠れ小説。荒らしてスマソ。
遠くで機関銃の音がする。
まるで悪夢のようにやってきた死の数々。
最初にやってきた男達に、村を焼かれて追い払われた。
次にやってきた戦闘機に、大人達は射抜かれて殺された。
最後にやってきた轟音に、最初にやってきた男達も最後に残った大人達もみんな吹き飛ばされた。
そして少女だけが残された。
砂浜にいた少女は、白い服を着ていたために運良く見逃されたのだ。
だが、彼女を守ってくれた砂浜はこの奥地にはない。
必死に死から逃れようと走ったせいで、いつの間にか密林の奥に迷い込んでしまったのだ。
少女はたった一人、この場所で死を待つしかなかった。
それは恐ろしい悪夢の時間だった。
どのくらい時がたっただろう。
遠くから誰かの足音が近づいてきた。
それが村の大人達が履いている草履の音ではなく、兵士が履く固い靴の音だと気づくのに時間は掛からなかった。
その瞬間、耐えられない恐怖が少女を襲った。
少女は手の中に残ったさびた小刀を握りしめて、金切り声を上げて振り返った。
小さな刃が手当たり次第に空を切る。
だが、最後の一振りが何かに当たった。
薄く肉を切る嫌な感触に、少女がハッと我に返る。
「・・・・・心配ない。大丈夫」
気が付けば、男が一人立っていた。
最初に来た男達と同じ、深緑の半袖を着た男。日に焼け残った胸元の肌の色から、男がこの国の人間ではないことが知れる。
男は片腕から血を流していた。
その血の赤さに驚いて、少女は自分の手の中にある小刀を見た。
小刀に付着した男の血は、確かに同じ人間の血の色だった。
「落ち着いて。何も、しない」
男は無精ひげの中から白い歯を覗かせて、不器用に笑いかけた。
外国人であるはずの男が、自分の国の言葉を片言ながらも話す。その驚きに、少女は体の動きを止めた。
「でも、あなたは『てき』だもの・・・・」
少女はそう言って、いぶかしげに男を見た。
男と同じ服を着た男達が、何人も何人も自分の仲間を殺したのを知っている。少女は警戒しながら男を見つめた。
男は黙って少女を見つめた。
「・・・・そう。でも、・・・違う。僕は、殺さない。何もしない」
だから落ち着いて、と男は言った。
そして手当をしよう、と言った。
見れば、少女の足からも血が流れていた。
何キロも裸足で走ったのだ。無理もない。
極度の緊張の中で、少女は自分が怪我をしていたことに気が付かなかったのだ。
「血、流れたままでは、すぐに歩けなくなる。危険だから」
男は着ていた上着を脱いだ。そして袖を引きちぎると、細く歯で裂いて、簡単な2本の包帯を作った。
それでも少女は動けなかった。
なせ男がそんなことをするのか分からなかったからだ。
男は警戒心を解かない少女を見ながら、困ったように頭を掻いた。
「何もしない。君を、死なせたくない、から」
男は慣れない言葉を駆使しながら、なんとかそう理由を述べた。
「君は、似てる。知ってる子に、だから・・・・・・死なせたくない」
少女は男の顔に悲しそうな色が浮かんだのを見逃さなかった。
男達は「戦争」をしに来たのだと、大人達は言っていた。
この国を守ると言いながら、侵略したのだと言った。
男達が来たせいで、遠くの国から別の人間がこの国にたくさんの爆弾を落としていった。
だから彼らのことを「悪魔」だと言っていた。血も涙もない悪魔だと。
なのに、この男は何故こんなに悲しそうな顔をするのだろう。
少女に切られた傷の痛みに耐えかねたのか、男が苦しそうに腕を押さえて呻いた。
それでも男は自分でその包帯を使おうとはしなかった。
少女はようやく緊張を解いた。
たぶん、この男は悪い人間ではない。少女の、子供特有の感がそう告げた。
少女は恐る恐る男に近づいた。
そしてそっと腕を出して、男の腕を触った。
「・・・・・痛い?」
自分で斬りつけたという罪悪感で、少女の声が微かに震える。
男は少し驚くと、優しい微笑みを浮かべて、いいや、と答えた。
そして、君は優しいね、と言った。
その穏やかな独特な声が、少女に残っていた最後の警戒心をぬぐい去った。
男は日本人だと言った。
だが自分のことはそれ以上語らなかった。
かわりに、日本に残してきた少女の話を聞かせてくれた。
とても歌が上手いのだと。そしてとても孤独で、可哀想な子なのだと。
それを語る男はとても悲しそうだった。
少女は自分の足の痛みも忘れてその話を聞き入った。
だが、そんな穏やかな時間はあっという間に過ぎ去った。
遠くから再びプロペラ機の音がする。
爆撃機だ。
少女は瞬時に身を固くした。目の前に大人達が射抜かれたあの惨事がよみがえる。
いくら密林の中と言っても、周りはあちこち焼かれて視界も広い。
少女の白い服は密林の中でも目立ってしまう。
いつかは見つかって、撃ち殺されるだろう。
少女は再び襲ってきた絶望に、耳を覆って悲鳴を上げ、その場にうずくまった。
その震える少女の体の上に、ばさりと何かが覆い被せられた。
深緑の袖のない服。
男が自分の服を少女に被せたのだ。
そして男は少女を軽々と持ち上げると、大きな木のウロに少女を押し入れた。
「ここなら、見つからない。日が落ちるまで、出てはいけない」
男はそう言って少女を諭した。
ウロは小さくはなかったが、男が一緒にはいるには小さすぎた。
では、男はどうするのだろう?
どこに隠れるのだろう?
男は下に着ていた白っぽい袖のないシャツ姿のまま、少女を残して後ずさった。
男の顔には穏やかな笑みが浮かんでいた。
その笑顔は、あまりに優しくて、あまりに、悲しいものだった。
男はくるりときびすを返すと、そのまま開けた場所を目指して走り出した。
少女は男の意思を悟って、悲鳴を上げた。
囮になるつもりなのだ。
見も知らぬ少女を救うために。男はひたすら走って、少女から少しでも離れようとした。
後ろから爆撃機の音が迫る。
男は最後にもう一度振り返った。
そして少女の居る場所から随分離れたことを知ると、僅かに安堵のため息を付いた。
だが、その小さな音は、近くに迫ったプロペラの音にかき消されてしまった。
男は走った。
安全な密林へ戻ることなく、海岸へ向かってまっしぐらに走った。
そして海にせり出た崖の上で、行き場を失って立ち止まった。
激しい機関銃の音が鳴り響く。
男は空を見上げながら、ただ一言、愛する者の名を呼んだ。
ただ優しく、微笑みながらその名を呼んだ。それが男の最期の言葉だった。
「山口さん、面会したいという方がいらっしゃってますが・・・」
あわただしい現場の人混みの中、そのレポーターの女性は名前を呼ばれて振り返った。
「・・・どなたかしら。会う約束はしていませんが?」
「いえ、山口さんのご友人のお知り合いとかで・・・・」
「? いいわ、そちらに行きます」
こんな場所で知り合いなんて、と思いつつ、山口と呼ばれた女性は人を迎えるためにロケ車の後ろへと回り込んだ。
赤道付近に位置するこの国は、湿度が高い割に木陰は以外と涼しいのだ。
案の定、案内されたらしい人影が、車の日陰に寄り添うように立っていた。
長い髪を涼しげにまとめた女性は、山口より若く見えた。
そしてどことなく、山口自身の雰囲気に似ていた。
だが、山口はその女性に見覚えがなかった。
「初めまして。・・・・・どちら様でしょうか?」
山口がそう言って握手を求めると、女性は少し戸惑いながら手を出して握手に応じた。
「突然すみません、日本の方がいらっしゃると聞いて、どうしてもお会いしたかったんです」
女性はそう言って、大事そうに持っていた包みを広げた。
「淑子。その名を持つ女性を捜して居るんです。貴女がその名前だと聞いたので、もしかして、と思いまして・・・」
女性が広げた包みの中には、袖のない旧日本軍の兵服がたたまれていた。
「これを、『淑子さん』にお返ししたいんです。命を救ってくださったあの方への、せめてものお礼に」
山口は、その服をそっと広げた。
震える手で、首の後ろの縫い取りを確認する。
刺繍は随分くたびれていたが、それでもはっきりとその名を読みとることが出来た。
杉本。
それだけで、山口には十分だった。
どんな確認も要らなかった。
確かに、それは、彼のものだった。
最後に抱きしめてくれた、優しい、彼のものだった。
山口はその服を抱きしめながら、声も立てずに泣いた。
近寄って抱きしめてくれた女性の肩口に顔を埋めて、ただ、泣いた。
遠い記憶の中によみがえる、満州の空。
二人で見上げたあの空の向こうに、彼の笑顔が見える気がした。
空の彼方で今でも彼は待っているだろうか。
あの日の約束と共に。
「淑子ちゃん」
最後に一度、男の声が聞こえた気がした。それは泣けるほど優しい声だった。
END
李香蘭小説。またもや荒らしてスマソ。
運悪くここを見つけちゃった方へ。
表では書けないようなものを、
ちょっと実験的にsage進行で書かせていただいております。
気分を害されましたら申し訳ありません。
ageずに、見なかったことにしていただけると嬉しいです。
偶然見つけてしまった。。。
ユタ小説よかったっす。
李香蘭の方は、オイラ元の実話を知ってるから、いまいち。
でも、いくらsageで書いてても、絶対いつかは晒し上げられる運命、
叩かれる覚悟もしておこう。いじわる言ってごめんよ。
また、何か書いてくれよ。時々覗くから。
削除依頼出すスレ探してたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・見なかった事にします・・・・
すいません、自分でも猛反省しております・・・・・鬱・・・
大変申し訳有りません。浅はかでありました。
二度と致しませんので皆様、どうかお許し下さい・・・・・・
スレの内容とは全く関係ない荒らしですので、
削除依頼を出してきます。
それでは・・・・
※※※※※※※※※※※※終了※※※※※※※※※※※※※※※
このスレッドは板の内容に関係ない乱立スレッドであり、
かつスレの内容に関係ない投稿が複数されておりますので
削除依頼済みです。
24 :
21:2001/05/01(火) 14:59
まぁ、そうなんだけどね。私は別にいいと思ったんだけど・・・。
ただ晒されると、辛い思いはするかも知れないね。
※※※※※※※※※※※※終了※※※※※※※※※※※※※※※
このスレッドは板の内容に関係ない乱立スレッドであり、
かつスレの内容に関係ない投稿が複数されておりますので
削除依頼済みです。
ユタ観たばっかで、偶然発見してしまいました。
ちょっと、やられたよ…素敵な話をありがとう。
読めて良かったです。
27 :
真・スレッドストッパー:
書けませんよ( ̄ー ̄)ニヤリッ