世田谷・八幡山の高線量、別の場所にも瓶破片
東京都世田谷区八幡山1丁目のスーパー敷地内外で高い放射線量が
検出された問題で、4日、これまでにラジウムを放出していた瓶が見つかった
地点とは別の地中から、ガラス製とみられる破片が見つかった。
この破片も放射線の発生源だったことが分かり、他にもスーパー敷地内の
地中に同様の瓶や破片が埋まっている可能性が高まっている。
敷地内では今月2日までに、毎時110マイクロシーベルトを測定した
スーパーの入り口付近の地下40センチほどの地中から、放射線を
出していた試薬瓶が見つかり、掘り出されていた。
この地点から3メートルほど離れた敷地内の地表でも毎時12マイク
ロシーベルトが測定されていたことから、業者らが4日、
地中を掘り進めたところ、地下20センチほどで破片が見つかった。
周辺の線量は毎時65マイクロシーベルトに上っていたが、
破片を取り除くと、毎時10マイクロシーベルト程度に下がったという。
文部科学省は、破片にラジウムが付着していたと判断。すでに掘り
出されていた瓶の一部か、別の瓶のかけらとみている。