セシウム 一時12万ベクレル 龍ケ崎市
2011年11月04日
龍ケ崎市の市民団体「放射能汚染から子どもを守ろう@竜ケ崎」の
調査で、市立久保台小学校の敷地内の通路のくぼみに積もった
土砂から10月6日、1キロあたり12万2800ベクレルの
放射性セシウムが検出されたことが明らかになった。
この数値は、国が焼却灰などを対象に「外部に放射線が漏れない対策を取った
うえで管理型最終処分場に埋め立てる」と定めた処理指針の
基準「10万ベクレル超」にあたる。
現場は久保台小学校の正門付近から児童玄関口に向かうコンクリートの
通路。市民団体から連絡を受けた市が10月14日に現場を高圧洗浄機で
除染したが、今月2日、市民団体が通路そばで採取した土砂を常総生協が
3日に測定したところ、セシウムが1万1720〜1万9050ベクレル
検出された。
数値は、国の「地下水への流出を防ぐなどの措置を取れば管理型最終処分場に
埋め立て可能」との処理指針(8千〜10万ベクレル)にあたるほど
依然として高かった。
市民団体は現場周辺の汚染が懸念されるとして、2日に携帯線量計で
学校敷地の各所を測定。地表で毎時1マイクロシーベルトを超える
地点が2カ所確認された。