( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★49
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ミ;;:;,. _,.;:゙ミ {ニ}ゝd *゚听) .../ ,.:-一;:.、 \('∀`) 〜♪ .| ブーン系小説 |
川 ゚ -゚) リ (__]っl: .>つ../ ミ;;:;,. _,.;:゙ミ. ノノ ) __ |__シベリア図書館__|
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のんびりブーン系について語ったり、規制の避難地に。
当館でブーン系を楽しむのはいかがですか?
( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★48
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1367165115/
( ^ω^)ゞ おいすー 館長のブーンですお
( ^ω^)まずは僕の説明を聞いてほしいお!
◆シベリアンの皆さんへ
ブーン系小説とは、2chAAキャラ(小型)を使用した読み物群のことです。
表現形式も様々で、純文学に近いものから、AA主体のものまで多岐に渡っています。
読みやすく書きやすい、誰でもウェルカムなジャンルとなっております。
当館は作品感想、絵投下などを歓迎しております。
その他、いろいろ勝手が分からないときは、お気軽に住民にお尋ねください。
当館では作品を投下することが可能です。
しかし、図書館は公共の場ですので、以下のルールをお守りください。
☆シベリア図書館での投下のルール
・基本的に30レス以下推奨です。
・それ以上の場合は連載システム(後述)を取る、もしくは避難所やVIPに投下をしてください。
・ながら投下(作品を書きながら投下すること)は禁止です。
・また、未来安価によって進行を決定する作品(安価作品)もここでは御遠慮ください。
・他の人が投下している場合は、投下できません。その人の投下が終わるまで待ちましょう。
・感想、批評が貰いたい際にはその旨を告げましょう。
・自虐と卑下の禁止。堂々と投下しましょう!
当館はブーン系とシベリアの共生スレです。
VIPとは違うルールがありますので、ご確認の方をお願いします。
「単発スレ、連載スレなどはシベリアでは 絶 対 立てないようにしてください」
立てるようなバッボーイは、こちらへ誘導するとともに、スレ削除を依頼しましょう。
・忍法帳のレベルの把握をしておくと、スムーズに投下できます。
・さるさんが復活しました。投下時には充分お気をつけください。
・大規模規制により、dat落ちの可能性が少し高くなっております。
・ブリザードが発生することがありますが、華麗にスルーしてください。
・お薦めの作品、探している作品をお求めの方はぜひとも当館で尋ねてみてください。
シベリアAA物語
i・'"'',━' '・"'"''` ━''`'・" ''"・'`',"、''・''"`;, ' 。 ο
ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;:これはシベリア民の聖典、とも言うべきお話です。
┃ ο 。 ゚ ο ┃日本に日本書紀、ユダヤに旧約聖書、ギリシャにホメロスが
┃o Сибирь ;: o ,.:-一;:、 ,.あったように。
┃ ο 。 ο ,. i: 。 ミ;;:;,. _,.;:゙ミ 'ο 。 ゚
┠──────────────‐; , r( ´・ω・) o
┃←1001 o ゚ 。 1→ ;; ツィー=ニ彡' ο
。┣━━━━━━━━━━━━━━・i 〜'l つとノ ,. ゚
,, ._.┃_,,_o, __ _ ,_ .,.。゚. _ , __ο_. ,_ ;|!, ..,,:;;;u‐―u' __ _ , .,._,o ,、,. , _.,,
ト ';:''`'';"'' ゚; ''"'::"' ';: '';"' ゚;;:゙''"':: '゚';; ' "' ;:;'' '゙' ; '' '';;:' ''゚;:;:''"'';"'' :"' '゚ ''゚;:;:'";:
| '' :: ' :: ;
ttp://wald.xrea.jp/siberia/←まとめサイト
また、当館では作品を連載することが可能です。ただし、以下のルールをお読みください。
◆シベリア図書館連載規定(今後も変更する可能性があります。よく目を通してください)
・期間は2ヶ月以内。総投下量はおおよそ300レス以下でお願いします。
・一回の投下量は30レス以内に留めてください。
・2ヶ月以上過ぎた、あるいは過ぎそうな場合は、したらば避難所に移行をしてください。
・作品名の統一を心がけてください。
・成り済まし防止として、トリップをつけることをお薦めします。
・スレを跨ぐ際は、次スレの投下前に以下の対策などを取り、新規でも読める配慮を心がけてください。
1.今までの投下分をまとめたサイトのURLを開始前に貼る。
2.今までの投下分を避難所等に投下し、そのURLを開始前に貼る。
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長編投下をする作者は、シベリア図書館内にて
30レス以内のプロローグ(一話目が30レス以内なら丸ごと)を投下してもOKです。
ただし、それ以降の話はvipあるいはしたらばへの投下をお願いします。
宣伝に関しては、今まで通り避難所に投下前に、タイトルとURLと投下するよ。と
短くていいのでやるのを、楽しみにしている読者もいるので是非お勧めします。
(-@A@)開拓は終わらない! 意見や提案はどんどん書き込むんだ!
( ^ω^) イベント等やりたいことは遠慮なく言ってくれお!
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◆図書館専用シベリア郵便局
ボランティアによる、VIPへ『ブーン系小説スレ専門』代理レスの機能
○配達員への諸注意
*規制されたときはお互い様です。積極的に配達しましょう
*代理レスは正確にコピペしましょう
総合で、VIPへスレ立て代理をする時同様、事前に一声かけると親切です
誤爆しないように心がけましょう
○頼む場合の諸注意
*代理を頼めるのは
・乙や保守
・投下中規制などでの連絡や誘導
・総合への絵代理投下
・その他安価付きレス
*支援は配達員の時間を制限してしまうので、頼むのは控えましょう
代わりに、短い感想などのコメントをつけた乙運んでもらうと作者に気持ちが伝わります
*また、頼む時は出来る限り下のテンプレを使いましょう
【代理先スレURL】
【名前欄】
【メール欄】
【本文】↓
【シベリア図書館で企画中の機能一覧】
◆完結作品記念カード発行
・連載完結作品の簡単な記録レス。
気づいた人から発行してください。
◆図書館専用シベリア郵便局
・VIPへの代理レス機能。
◆し記録
・スレ内で発表された作品、紹介された作品の貸し出し記録。
◆ブーン系小説シベリア図書館保管庫
・当館の歴史と作品とをまとめた保管庫。
ttp://www18.atwiki.jp/librariberia/ 詳しくは住民にお尋ねください。
※今後、増設したり消滅する場合があります。
【AAテンプレその1】
( ^ω^)内藤ホライゾン ξ゚听)ξ ツンデレ ('A`)ドクオ 川 ゚ -゚) 素直クール ζ(゚ー゚*ζデレデレ
_
( ゚∀゚)o彡゜ジョルジュ長岡 ノパ听) 素直ヒート (´・ω・`)ショボーン (`・ω・´) シャキン
( ´∀`) モナー ( ・∀・) モララー (,,゚Д゚) ギコ猫 (*゚ー゚) しぃ (*゚∀゚) つー (#゚;;-゚) でぃ
/ ,' 3 荒巻スカルチノフ ミ,,゚Д゚彡 フサギコ ( ´_ゝ`) 兄者 (´<_` )弟者
(*‘ω‘ *) ちんぽっぽ ( ><) わかんないんです=ビロード ( <●><●>) わかってます
<ヽ`∀´> ニダー ( ,,^Д^) タカラ ( ^Д^) プギャー *(‘‘)* ヘリカル沢近 川д川 貞子
(・∀ ・) 斉藤またんき (-_-) ヒッキー ( ´ー`) シラネーヨ (=゚ω゚)ノぃょぅ ( ゚д゚ ) こっちみんな
从'ー'从 渡辺さん ('、`*川 ペニサス伊藤 从 ゚∀从 ハインリッヒ高岡 ( ФωФ)杉浦ロマネスク
|゚ノ ^∀^)レモナ ( ∵) ビコーズ ( ゚∋゚)クックル lw´‐ _‐ノv 素直シュール J( 'ー`)し カーチャン
※ショボーンはショボン、ツンデレはツン、デレデレはデレ、ハインリッヒ高岡はハイン、
素直クール・ヒート・シュールはそれぞれクー・ヒート・シューと書かれることが多い。
【AAテンプレその2】
\(^o^)/人生オワタ | ^o^ |ブームくん | ^o^ | いとこのゆうたろう /^o^\ フッジサーン
@@@
@#_、_@ _、_
( ノ`) 母者 ( ,_ノ` )y━・~渋澤さん(おじ者) ∬´_ゝ`) 姉者 l从・∀・ノ!リ人 妹者 o川*゚ー゚)o 素直キュート
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)父者 (-@∀@)アサピー / ゚、。 / 鈴木ダイオード |;;;;| ,'っノVi ,ココつ 榊原マリントン ( ,'3 ) 中嶋バルケン
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ (゚、゚トソン 都村トソン (´・_ゝ・`)盛岡デミタス ( ・3・) ぼるじょあ (゜3゜)田中ポセイドン
<_プー゚)フ エクストプラズマン ,(・)(・), シャーミン松中 ( ^^ω)マルタスニムは瀬川 ( ∴) ゼアフォー
( `ハ´)シナー (‘_L’)フィレンクト ( ・□・)ブーン ハハ ロ -ロ)ハ ハローさん 【+ 】ゞ゚) 棺桶死オサム
(’e’) セントジョーンズ |(●), 、(●)、| ダディクール ( ^ω^) 西川ホライズン 川 ゚ 々゚) 素直くるう
('(゚∀゚∩ なおるよ 爪'ー`)y‐フォックス (//‰ ゚)サイボーグ横掘 ▼・ェ・▼ ビーグル (・(エ)・) クマー ⌒*リ´・-・リ リリ
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) 佐々木カラマロス大佐 (=゚Д゚) シベリアタイガー先生 川*` ゥ´)素直ヒール
`ヽ_っ⌒/⌒c
【AAテンプレその3】
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部さん ( ゚∀゚ ) アヒャ (゜д゜@ あらやだ 彡 l v lミ 鈴木 ( l v l) 宗男
〈::゚−゚〉 ぃし (;TДT) モカー ||‘‐‘||レ カウガール ( ‘∀‘) ガナー i!iiリ゚ ヮ゚ノル 花瓶
イ从゚ ー゚ノi、 狐娘 从´ヮ`从ト 狸娘 リi、゚ー ゚イ`! 狼娘 ( "ゞ) デルタ関ヶ原
リハ´∀`ノゝ モナ子 从リ ゚д゚ノリ ギコ子 li イ ゚ -゚ノl| 雪苺 (ノリ_゚_-゚ノリゝ ギコアイス ヽiリ,,゚ヮ゚ノi スパム
|::━◎┥ 歯車王 (十) 原子王 /▽▽ 電気王 /◎ ) =| ) 蒸気王 [ Д`] エンジン王
爪゚ー゚) じぃ 爪゚∀゚) づー 爪゚A゚) ぬー ( ・−・ ) シーン ノリ, ^ー^)li ジャンヌ
( ´W`) シラヒーゲ ( ・∀ ∀・) 奇形モララー (;;・∀・;;) 黒マララー リ´−´ルリル子さん
<(' _'<人ノ 高崎美和さん <゚Д゚=> ギコタイガー (=゚д゚) トラギコ < ゚ _・゚> ギコイヌ
ハソ ゚−゚リ なちっ娘 ( `ー´) ネーノ ( ノAヽ) ノーネ ,.:-一;:、
ミ;;:;,. _,.;:゙ミ
(゚A゚* ) のーちゃん | l| ゚ー゚ノl ?・(女末) ミ*゚∀゚彡 ふー ,r(・ω・` )
ツィー=ニ彡'
ィ'ト―-イ、 l つと ノ〜
以`゚益゚以 イトーイ増井 ¥・∀・¥ マニー ( ゚¥゚) 偽モナー u‐―u' ショボーンビッチ
【忍法帖のすゝめ】
名前欄に!ninjaでレベル確認、!nanjaで忍法帖の作成板と忍者ID確認
前回のレベルアップから23時間以上経過後に書き込みするとレベルアップ(最大Lv=40)
スレ立て不可→【Lv=9,xxxP】以下、スレ立て可→【Lv=10,xxxPT】以上
レベル 最大メッセージ長
Lv=1〜2 384bytes(シフトJISの全角で192文字)まで
Lv=3 BBS_MESSAGE_COUNTで設定される値の0.5倍まで
Lv=4〜5 同値の0.6倍まで
Lv=6〜7 同値の0.8倍まで
Lv=8以上 同値の1.0倍まで
レベルごとの連投規制(ただし、板ごとのsamba値よりは短くならない)
Lv=1:120秒 Lv=2〜3:60秒 Lv=4〜5:45秒 Lv=6〜7:30秒
Lv=8〜19:15秒 Lv=20〜29:5秒 Lv=30〜34:2秒 Lv=35〜:1秒
(vip、シベリア共にsamba値は10であり、必ず10秒は間隔を空けなくてはならない)
※投下(連続投稿)時の注意
5分以内に「忍法帖」が適用される書き込みで規定量を超えるメッセージを書こうとすると、
レベルに関係なくレスが制限されるとともに忍法帖のレベルが10下がる。
5分以内に「忍法帖」が適用される書き込みで規定量を超えるメッセージを書き、
さらに続けて同サイズのメッセージを3回連続で書こうとすると、
レベルに関係なくレスが制限されるとともにレベルが1になる。
ただし、シベリアは名前欄に!ninjaと入れない限り、忍法帳の制限を受けない。
詳しくは→
ttp://info.2ch.net/wiki/index.php?%C7%A6%CB%A1%C4%A1%B4%AC%CA%AA
さるさん理解のススメ 1
同一スレに複数回書き込むことで仮想の値(便宜上ポイントと称する)がたまると考える。
ポイントが「さる状態」のラインまで蓄積されるには時間がかかる。
しかし、一度その限界を超えると解除には次のポイント減少条件が必要だと考えられている。
・時間経過(効果―小。大体10分で基準値を下回る)
・他人の支援(効果―中。これの基準は不明)
・投下者が他スレに書き込む(効果―大。連投規制には目をつむるべし)
特に推したいのが三つ目だ。
あまり知られていないが、同一スレに書き込むこと以外ならポイントを減らせるらしい。
特筆点は、被さるの投稿者が任意にこれを実施できることだ。
また、焦りから「同一スレに書き込む」と、書き込めないばかりかさるのポイントを蓄積することになる。
よって、支援数が足りない場合は五回に一度ほど他スレに書き込めば良いと思われる。
これは他作品への支援による、他作者のさる防止にも繋がる行為である。
以上、さる防止のススメ。
テンプレ以上
イベント宣伝等はご自由に
18 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/25(日) 22:17:56.15 発信元:210.251.52.230
スレ立て乙!
スレ立て乙!
20 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/25(日) 22:21:08.87 発信元:119.150.192.237
おつおつ!
21 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/25(日) 22:30:15.04 発信元:180.196.157.2
スレ立て乙!
22 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/25(日) 22:32:08.15 発信元:219.115.49.252
か
スレ建ておっつー
24 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/27(火) 22:32:15.52 発信元:122.215.190.230
カレー!!
25 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/08/28(水) 01:35:13.34 発信元:111.168.208.44
乙乙
新スレオッツ!オッツ!
前スレ落ちたか
28 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/02(月) 19:50:29.70 発信元:49.96.32.34
あげ
何故アゲた
川 ゚ -゚) 「らめぇーそんなにアゲたらイッちゃうのぉー」
(,,゚Д゚) 「らめぇ!らめぇ!」
('A`)「清々しいほど棒読みですねクーさん」
(,,゚Д゚) 「らめぇ!らめぇ!」
川 ゚ -゚) 「だってアゲたらイクってよくわからないし」
(,,゚Д゚) 「らめぇ!らめぇ!」
('A`)「じゃあ仕方ないですね、それでも十分興奮するから構いませんし」
(,,゚Д゚) 「んっ……あぁん!そんなに激しくされたらイッちゃうのぉぉぉん!!」
川 ゚ -゚) 'A`)(コイツは何なんだろう……)
完
告知失礼します。
突然ですが、来月、10/5,6に感想・絵祭りと称したイベントを行います。
このイベントは、今月一ヶ月に投下された作品に焦点を絞り、作者側の精力増進、及び読者層の自由な感想交換を図るものです。
内容:感想・絵祭り(但し、2013年9月に更新のあった作品に限る)
対象:九月にスレ立てor更新のあった作品
場所:未定
期日:10/5,6(土,日)
ノミネート作品は、以下外部板
http://jbbs.livedoor.jp/sports/38510/ にて逐次更新します。
ご意見や苦情その他、上板までお願いします。
告知乙!
33 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/04(水) 23:01:34.79 発信元:110.67.103.208
面白そうやね
長編序章祭り2を企画しているんだが、日取りはいつごろがいいだろう。
個人的には一ヶ月後くらいがいいな
30レス以内という枠組みだが、そこまで必要かな?
これはあくまで自分のペースで書くと30レス書くのにそれくらいかかるかな、ってだけ
二週間は頑張ればできるかな、一週間は学生だったら、って感じ
ふむ、意見ありがとう。
今は特に学生が夏休みだからな。
一週間で仕上げてはくるだろうね。
長編序章祭なつかしいな
あらちーなんかがデビューした頃だっけか
文章のリハビリに書いたのを投下。地の文ばかりだけど短いから簡便な
41 :
日常をつなぎ合わせるようです:2013/09/06(金) 20:22:04.93 発信元:125.194.45.233
ぼくは、自分の知らないところでも、人々はきちんと活動していると感じる瞬間が好きだ。
この感情は、ぼくが自身の日常に満足していないからやってくるものなのだろうか?
それとも、筆者の感情を共有して精神的に近づき、その親近感から来る安心を得たいのか。
他人が日常で見たもの、聞いたものへの感想を見たり聞いたりするのは、ぼくの趣味のひとつとなっている。
趣味が悪いと言われるだろうか? いいや、インターネットに公開されているブログなのだ。相手も見られたいはずだ。
とにかく、ぼくの日々はインターネットを利用して他人の日常を覗き見ることで埋め尽くされていた。
日常をつなぎ合わせるようです
○
『だらだら書き連ねるブログ』
「大学受験の結果の報告と今後のことについて」 投稿日時:2013年2月8日(金)
合格通知が届いた。恐る恐る封を切り、中身を確認した。合格。そう書かれている。
しかし、特待生にはなれなかった。目標は達成できなかったのだ。
父と母は合格を喜びはしなかった。ただ口にしただけの「おめでとう」という言葉だけが耳に届いた。
わたしが家の中で「自己採点で八割はとれていたから通るのは間違いない」と言っていたからではなく、
わたしが特待生になれなかったからだ。父も、母も、兄もなれた、この大学の特待生になれなかったからだろう。
おそらく、わたしは大学には通わないだろう。両親は学費を払ってくれると言ったし、
東京でわたしのために部屋づくりをしてくれている兄には申し訳ないが、これはほぼ間違いない。
振り返れば遊んでいた時間はたくさんあったし、そういう時間は真剣味に欠けていた証明なのだから。
これからは、地元で働いてみようと思う。親の期待に応えられなかったのだから、せめてもの自立を求めて。
十八歳のわたしには考えつかない面倒さが溢れているのだろうし、自由に遊べた時間は減ってしまうが、
そんなことは言っていられないのだ。自分を削って社会に溶け込み、色々なことを学んでいかなければ……。
とにかく、一刻もはやく仕事を見つけよう。目標は四月から一人暮らしをすることだ。
まだまだ両親に頼ってしまうことも多いだろうが、なんとかひとりで生きていけるようになりたい。
「仕事への助走」 投稿日時:2013年2月12日(火)
金曜日の日記をここに上げた後、ベッドの中でもう一度考え、その考えを両親に話したのが土曜日。
日曜日は外へ出て、お世話になった教師にお礼を言い、今後の思惑を話した。
先生たちは、進学するつもりはないと喋るわたしへ、納得のいかない表情ながらも激励の言葉を送ってくれた。
その表情が嫌だった。わたしの成績が良かったのは、勉強が好きだったからではないのに。
日曜日の午後。偶然、街の塾の玄関口に貼られていた紙を見つけ、早速電話をしてみた。
そして月曜日、中学生・高校生が生徒なので、その水準の筆記テストと簡単な面接の後、合格を告げられた。
あまりにもあっさりと、アルバイトではあるが、仕事が決まった。
ちょうど欠員が出て困っていたらしい。小さな塾なので雇っている人数も少ないようだ。
更に、ぼくの英語の採点結果に驚いた講師(管理人さん?)といくつか会話をし、一冊、英字の本を渡された。
「翻訳の仕事だ」とその人は言った。正確に言えば、まだ「お試し」のような期間であり、
報酬も微々たるものらしいが、翻訳には興味があったので、快く了承した。
今日(火曜日)の午前中を利用してやってみたが、これはとても面白い作業だと思う。
幼いころから英語が読めるように、話せるように育てられ、日本語の本も好きで、
ブログで日記と称して文章を書いていたわたしには、天職なのではないか。
自分でも驚くくらい、助走がうまくいっている。はやく自立したいものだ。
○
『おれさまのネットゲーム戦記!!』
「今日は八勝十四敗」 投稿日時:2013年2月6日(水)
やっぱりおれはチームプレイが苦手だわ。
おれはきちんとやってるんだが、他の奴らが足を引っ張るのがマジでムカつく。
今日の八勝も全部おれが頑張ったからだしな。味方が弱いのしかいない。運が悪すぎる。
試合に負けているときはこいつらを煽ってやるくらいしか楽しみがない。
そういえば、集団生活も嫌いだったなあ。
色んなやつらがバラバラの意見を持つのが嫌いだわ。しかもおれに関係することで。
おれみたいに一方向にだけ、一生懸命、思いっきり打ち込んでにやってるやつっていねーの?
「このゲームは所詮遊びだから」って勝っても負けても良いなんて言うなよ。
【負けたら死ぬ】ぐらいの気持ちでやれや。そうすれば少しはマシになんだろ。
じゃあな。
チーム【KINGDOM】のメンバー募集中。
盾職:空き 剣士職:【このおれさま!】 魔法職:空き 支援職:空き
「今日は二勝三敗」 投稿日時:2013年2月11日(月)
家に警察が来てマジでビックリした。そのせいであんまりゲームできたなかったし。マジでクソ。
しかも原因が弟がいなくなった、連絡がつかない、とかいうクソどうでもいいやつな。
知らねえよ。そのうち帰ってくるだろ。もういい年齢なんだから、おれに迷惑をかけるんじゃねえよカス。
なーんて考えてたんだが、弟の年齢を知らねえことに気づいた。確か大学に行ったんだっけ。
茶色い髪の毛で、くっさいくっさい香水を振りまいて、塾の生徒がどうとか言ってた記憶しかねえ。
まあどうでもいいわな。同じ家に住んでるけど会話をしないどころか、顔すら合わせないし。
チーム【KINGDOM】のメンバー募集中。
盾職:空き 剣士職:【このおれさま!】 魔法職:空き 支援職:空き
「今日はゲームができなかった。マジでクソ」 投稿日時:2013年2月13日(水)
弟が遺体で発見されたんだってよ。
クソジジイが警察からその知らせを聞いた後はずっと無言でぷるぷる震えてて、クソババアが泣いてる。
うるせえだけならおれもヘッドホンしてゲームしてりゃあよかったんだが、おれの部屋に入ってきやがった。
鍵を壊すとかマジでありえないだろ。ノックはしたとかしらねえよ。プライバシー考えろや。
しかも「弟が死んだというのに今日も朝からゲームか」とか意味わからん。
おれがゲームをやめたら弟が生き返るのかよ。そこんところの因果関係の説明してくれよな。
そう言ってやったんだよ。そしたら顔真っ赤にして部屋出ていきやがんの。
さあゲームをしようと思ったらすぐに帰ってきて、でけー声でおれを呼びやがる。
行ったら弟の葬式とかなんとか話し合いしててマジでどうでもいいって顔してたら、喪服買いに行けだと。
あーめんどくせー。ほとんど外に出てないから外に出る服なんてねーよ。誰か買ってきてくれ。
金はいっぱいもらったから、メシくらいおごってやるよ。あーあ、めんどくせーなー。
チーム【KINGDOM】のメンバー募集中。
盾職:空き 剣士職:【このおれさま!】 魔法職:空き 支援職:空き
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『医大生の雑感――その素晴らしき日常――』
「飲んだ!」 投稿日時:2013年2月7日(木)
朝起きたら、便器を抱え込んでいた。こんな経験は、みなさんにもお有りだろう。
目を覚ましたらいきなり便器が映ったのにも関わらず、おいらは飛び上がることもなくぼうっとしていた。
するとやがて頭痛がやってきた。ここでおいらは思い出す。ああ、飲み過ぎたのだな、と。
昨夜、サークルの先輩から「家で飲もう」と誘ってもらったので、
どうやら結構な人数が来るらしく、各自手土産を持ってくるようにと言われていたので、
スーパーマーケットでビールやチューハイとおつまみを購入。そして、先輩のマンションへ。
とにかく楽しいものであった。
男が多かったが女の子も来ており、おいらや先輩と一緒に笑い転げていた。
「男だけで飲むほうが楽しい」という輩がいるが、断然女の子が交じるほうが面白い。
また、こんな楽しいメンバーで飲みたいものである。
もちろん、その日の解剖実習はふらふらで行うことになってしまったが。
「また飲んだ!」 投稿日時:2013年2月9日(土)
もしかすると、おいらは先日の先輩に気に入られてしまったみたいだ。
また「飲まないか」と誘われてしまった。さすがにお金がきついと思ったがそこはおいら。二つ返事。
ダメだとわかっていてもやってしまうものである。まあ、翌日だし多少なら良いだろう。
またもや結構な人数が集まっており、楽しく酒盛りが始まった。
おいらも楽しく飲んでいたのだが、突然大声が聞こえた。見たところ、酒が悪い方にまわったようだ。
酒は飲んでも飲まれるな。これは常識だろうに、と眉を顰めつつその男をおいらが宥めることにした。
すごい剣幕だったから女の子は怯えていたし、みんなには楽しく飲んでもらいたいので、話を聞く。
吐いている内容はただの愚痴だった。
それも、ここにはいない先輩や、教授や、課題の難解さについての。まったく情けない男である。
酒の力を借りなければ本音を話すこともできないなんて、おいらだったら恥ずかしくて死んでしまうだろう。
関連性のわからない突飛な話題転換に辟易しながらも、しばらく話を聞いていると、男の妹の話題になった。
どうも、妹に彼氏とまではいかずとも男のにおいと感じ、それが気に食わないらしいのだ。
妹の交際関係にまで口を出すなんて……と、男への哀れみは呆れへと変わり、
おいらは同意と相槌だけを返し、聞き流すことにした。
曰く、問い詰めると兄貴には関係無いでしょと突っぱねられる。
曰く、通っている塾の先生は兄貴とは同じ年だけど大人びていて格好良い。
曰く、まだ子供のわたしを気遣いながらもしっかりとひとりの女性として扱ってくれた。など。
最後には激昂しきり、「殺してやる」とか言っていたような気もする。中学生かと更に呆れたものだ。
当事者ではないため正確な事情は分からないが、彼は間違いなく正気を失っていたようだった。
願わくば、次回の飲み会は良いものでありますように。おいらはそう思ってグラスを傾けるのです。
「彼女とデート」 投稿日時:2013年2月10日(日)
今日、おいらはパリっとした服装で駅前に立っていた。
しかし、その服装の整いっぷりとは正反対のおいらの顔色と姿勢。そう、二日酔いである。
彼女に気付かれまいと振舞っていたが、流石なもので「具合悪いの?」とおいらを心配してくれる。
「そんなことないよ」と笑顔を向けるおいらを見て、黙ってコンビニで水を買ってきてくれる彼女。女神。
自分にはもったいないほどよく出来た彼女との楽しい時間を終えた後、
ふと、昨夜の男のことを思い出した。妹さんも、兄にいちいち交際関係に口を出されたら鬱陶しいものだろう。
悪酔いした件を諌めるついでにそれとなく言ってやろうと思い、男の電話番号を知る人に連絡して番号を入手。
しかし、電源が入っていないようで、まったく繋がらなかった。
充電し忘れているのだろう。おいらにもよくあることだと思いながらも、彼が口にしていた言葉が頭に浮かぶ。
誰もが本気で考えていないにも関わらず、とても軽々しく口にするその言葉……「殺す」……考えすぎか。
「例の彼」 投稿日時:2013年2月14日(木)
今日、例の彼から連絡があった。妹の交際関係に怒っていた兄だ。
携帯電話の充電も忘れるほど忙しかったらしい。
かなり疲れている様子が、声からも簡単に察知できた。おそらく、課題に追われていたのだろう。
「妹の件だが、兄があまり口を出すと逆効果だぞ」と言ってやると、
彼は嬉しそうに声を弾ませて「それはもう大丈夫だ」と返してきた。よくわからないが、解決したなら何よりである。
おいらは通話を切り、空を見上げた。
空は綺麗な水色をしていた。なんだか無性にやる気が湧いてくる。
冬の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、おいらは気合一発、頬を叩いた。
○
ぼくの顔はにやけている。胸中ではむくむくと不謹慎な想像が広がっていく。
もちろん、このブログの筆者たちがひとつの事態に関わっているという証拠はない。
都道府県も、人物名も、顔写真もブログ内では公開されていないし、
文章の節々から街並みや雰囲気を拾っても特定できるはずがない。
ぼくは自分勝手にこの人たちを取り巻く日常をつなぎあわせて、自分が満足する事態を想像しているのだ。
趣味が悪いと言われるだろうか? 確かに、そうかもしれない。
電子の海の中、ほんのすこしだけの人間が見ているブログに記された日常が、
本人の知らないところで密接に絡み合っているかもしれない、と感じた瞬間が、ぼくはたまらなく好きなのだ。
日常をつなぎ合わせるようです 終わり
感想とかあったらちょーだいね。否定的でも肯定的でもいいのでそのままどうぞ
乙
最後のレス読むまで完全にひとつのできごとだと思ってたわ
でも確証がないって分かると途端にこの主人公が気持ち悪く思えてくるな
すごいすっきりした後味の悪さだわ
んー 弟と兄は同じ家に居たのかいないのか
引き込まれるようで少し不気味だった
こんな文章かけるなんて羨ましいわ
兄弟は二組だろ?
兄1→東京で弟の新居を用意
弟1→大学に行かず塾のバイト・殺された弟2の後釜
兄2→ネトゲ廃人ニート
弟2→塾でバイトしている大学生・ロリコン疑惑・殺された
面白かったけどブーン系じゃなくねーか
乙、人間関係想像するの面白いのは、現実も一緒というか、主人公の趣味が理解出来るというか
面白かった
乙
で?って感じだった、気持ち悪さを感じないのは読解力がないのか同類なのか
細かいことだけど医学部ならサークルより部活の方が良いと思う
59 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/07(土) 19:35:30.77 発信元:206.223.150.45
だれかエロい人、55の二組の兄弟の関係教えて
三回読んでも理解できない
日付に注視して読んでみ、直接の繋がりは多分ない
長編序章祭り2開催
・日時
13日(金)21:00〜14日(土)20:59
・場所
シベリア図書館(シベリア不能時は創作板専用スレ)
・対象作品
没ネタの一話、一話だけ書けて後が続かないもの、
未来の現行作品、書きかけで力尽きた自信作。
・制限
上限30レス
・サブイベント
十分絵祭り 14日(土)21時から
おなじみの十分絵祭り(一時間×二回)
n話投下 14日(土)00:00〜15日(日)23:59
序章に飽き足らず、未完成ながら見所となる話がある、
もしくは、こんなn話があるんだぜ!(嘘も含む)という場合、
ここで投下してくれよな、というイベント。
以上二つ、場所は同じくシベリア図書館で。
書き手が落とした序章という名の爆弾を、読み手が受け取って全力でモヤモヤする祭り。
序章を落として、その気になれば長編を始めてもいいんじゃね? ってな感じ。
冒頭だけ書くだけ書いて満足したのが5本くらいある俺にピッタリの祭りやな(白目)
いつかこの祭の為にとっておこうと思ってた書きかけのバックアップを探さねば
おう、ぜひぜひそういう人が白目を向いて投下するだけして
「うひひひ、俺これ以上書いてないんだぜwww」って感じで、
読んだ人をとてつもなくモヤモヤさせてやってほしい。
65 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/08(日) 00:59:37.86 発信元:110.67.103.208
序盤の展開だけ考えて放り投げた没作品たちがこっちを見ている・・・
おうおう、結構いるな序章祭り向けの人。
すげー楽しみだ。
∧ ∧
(*‘ω‘ *) < 男根根
( )
v v
川
( ( ) )
( ><)「男根根娘!」
(*‘ω‘)「根根?」
( ><)「無用根根!迅速準備熱烈希望!」
(*‘ω‘)「根ー根?」
( ><)「汝現在遅刻!全把握男、長時間待合中!」
( ><)「我蜻蛉返、汝呼出!」
(*‘ω‘)「根……?」
( ><)「本日食放題洋風菓子店行約束締結済!汝忘却彼方!?」
!
(*‘ω‘)「根根ー!」(理解
( ><)「我思、全把握男悲哀!孤独待合!心底寂!」
(*‘ω‘)「根ー」
( ><)「迅速準備!即出発!」
( ><)「全把握男ー!」
( <●><●>)「無知蒙昧、男根根。汝等非常迅速、想像以上。少々仰天」
( <●><●>)「我思、男根根準備十五分以上必要。 更、途中準備忘却、別遊開始可能性高」
( ><)「汝正解的発想。 然、我監視完全。 故、此速度有」
(*‘ω‘)「根根!」
( ><)「男根根娘。汝謝罪全把握男、即座!」
(*‘ω‘)「根根根!」
( <●><●>)「我無問題。待合中、読書小説本」
(*‘ω‘)「根根ー!」
( ><)「否!否、無問題!男根根娘不良毎回!反省熱望!」
( ><)「全把握男、優!甘!過度!」
( <●><●>)「我全把握汝意見、無知蒙昧主張正統。 然、優先洋風菓子店行。問題決着店内、飲食洋風菓子中」
(*‘ω‘)「根根根ー!」
三(*‘ω‘)
( ><)「我賛成、店行優先。然、我未納得彼女行為……」
( <●><●>)「汝神経過敏。必要所持気楽精神。我々男根根友人、多少諦観彼女行為」
(;><)「全把握男ー……」(溜息
( ><)「我皿上洋風菓子非常美味。汝等同様?」
(*‘ω‘)「根ー根ー!」
( <●><●>)「適度甘味。好意的単純。鮮烈的職人技巧存在」
( ><)「我安堵。汝等満足。成功的本日企画」
(*‘ω‘)「根」
( ><)「男根根娘、汝全飲的紅茶?」
( ><)「適時。我再獲得紅茶。男根根娘、全把握男、汝等要求二杯目同様?我、汝分運搬可能」
(*‘ω‘)「根根!」
( <●><●>)「我望二杯目。然、汝腕二本、器三杯。汝所持不可。我同行、一器所持」
( ><)「汝賢帝!我失念!」
( <●><●>)「汝親切。然、無理多目」
( ><)「反省。我頻繁焦気味」
( <●><●>)「無問題。我手伝汝、常日頃。紅茶注行為進行開始」
( ><)「領海ー」
(*‘ω‘)「根根ー」
( <●><●>)「男根根、汝不可椅子上待機。積極的奉仕希望。我要求、汝洋風菓子二皿目獲得、我等分含」
_,
(*‘ω‘)「根ー?」
( <●><●>)「我信頼汝。汝選択良好。味覚最善。美的感覚鋭敏」
(*‘ω‘)「根根ー!」
三(*‘ω‘)
( ><)「汝得意的操縦男根根娘。熱烈尊敬的知性」
( <●><●>)「無用褒辞。我等任務遂行迅速、速度彼女以上」
( ><)「進行ー」
( <●><●>)「千枚葉?」
(*‘ω‘)「根ー根!」
( <●><●>)「美味的?」
(*‘ω‘)「根根根!」
( <●><●>)「次皿、我獲得千枚葉、決定的」
( ><)「……」
( <●><●>)「無知蒙昧?汝窓外展望。何事思案中?」
( ><)「夏季長期休暇終了間近。残念的感情襲来」
(*‘ω‘)「根ー……」
( <●><●>)「話題転換的質問。汝等完了夏期休暇宿題?」
(*‘ω‘)「!?」
( ><)「我既完了九割七月中。日記進行中」
( <●><●>)「男根根?」
(*‘ω‘)「……根」
( ><)「……未了?」
(*‘ω‘)「根。……根根!」
( <●><●>)「汝未提出覚悟?」
(*‘ω‘)「根根!」
( ><)「不良!男根根娘不良!邪悪的発想!」
( <●><●>)「同意」
( ><)「未提出逃亡行為不可!駄目人間的成長不可避!」
(*‘ω‘)「根ー」
( ><)「汝即座着手宿題!八月終日完了義務的!」
_,
(*‘ω‘)「根根……」
( <●><●>)「無用根根。人並努力推奨」
( ><)「全把握男、明日我家集合的要望。協力男根根娘宿題完遂」
( ><)「男根根娘。明日我呼出汝。汝朝早起厳守。了解?」
(*‘ω‘)「根ー……。」
( <●><●>)「九月前宿題終了、我々海水浴予定提案」
!
(*‘ω‘)「根根!?」
( ><)「海水浴!?青空!白雲!砂浜!小波!海家!拉麺!西瓜叩割!」
(*‘ω‘)「根ー!根根根!!」
M
三∩∩三
( ><) (‘ω‘*)
( <●><●>)「海水浴為、迅速終了宿題必要。男根根、汝理解?」
(*‘ω‘)「根!根!」
( ><)「全把握男。我再認識、汝男根根娘的名操縦士」
( <●><●>)「半分違。今夏我々未達成水泳的行為。我、夏的行為希望」
( ><)「同意的。我肌極度純白、少々日焼必要」
( <●><●>)「我同様。……苦笑」
∧ ∧
(*‘ω‘ *) ( >< ) (<●><●>)
( ) ( ) ( )
v v vv v v 終了了
大家好!
我想把感想画祭的最新情報告知写入了。
以下是那个端詳。
◇
先週お話し致しました通り、来月、10/5,6に感想・絵祭りと称したイベントを行います。
このイベントは、今月一ヶ月に投下された作品に焦点を絞り、作者側の精力増進、及び読者層の自由な感想交換を図るものです。
内容:感想・絵祭り(但し、2013年9月に更新のあった作品に限る)
対象:九月にスレ立てor更新のあった作品
場所:未定
期日:10/5,6(土,日)
また、以下外部板
http://jbbs.livedoor.jp/sports/38510/ に、第一週目のノミネート作品を更新致しました。
ご意見や苦情その他、上板までお願いします。
◇
大家快来呀!
>>76 乙乙!
男根根に無知蒙昧ww名前の時点で酷すぎるww
乙、朝からクソワロタ
全把握男って何かかっこいいな
哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈哈
なんだなんだ文革か?
ワロタ
洋菓子食って紅茶飲んでんのに中華料理店な店内しか想像できねえwwwww
ミルフィーユ食いたくなったわ乙乙
大体理解できてしまう辺り、漢字ってすげえなあ
名前でいちいち笑うwww
85 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/09(月) 21:24:48.73 発信元:111.168.208.44
久々だな
このシベリアっぽさが好きだわ
>>87 おひさしぶりです
旧東側のクルマだからかもしれないポーランド製でWRCに出てたりしてるんだぜ
いいな乙
シベリアチャイナタウンとか夢がふくらむ
シベリアにはいろんな場所があるんだろうなぁ
チャイナタウン、いいよね
あのいかにも異空間な、映画的なふいんきがさw
シベリアのにも行ってみたいなりよ
***盗作のお知らせ***
「裏サンデー」で最近連載が始まった 異能力バトルロイヤル
コレの内容が「( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです」とモロ被り
・願いが叶う
・能力がそれぞれに与えられる
・主人公の能力は「割り箸を綺麗に割る能力」 ※あらチー7話のアンカー能力
・最初のバトルは学校の理科室 ※あらチー1話は学校屋上
ブーン系盗作して知らぬ存じぬでいつかは単行本化とか夢見てるクズは潰すしかないべ?
うーん、能力与えられてバトル→願いが叶うって設定はありふれすぎてて何とも言えんな
でも割り箸を綺麗に割る能力ってのは、そうそう被るもんでもないような気も
そういや生徒指導も一度、ジャンプの読み切り漫画か何かでパクられ疑惑あったよなー
読んでないからなんとも言いがたいけど、
>>92見る限りでは別に盗作ってほどでもないような
強いて言うなら割り箸がそれっぽいけど、まぁ思い付いてもおかしくない範囲…そこをねらってるのかもしれんが
真偽はわからないが
あらチーはブーン系関係なく多くの人が読んでたと思うからその類かもね
今後あからさまな展開があるなら流石に…だけども
>>92 盗作云々よりも一番の問題は一話目途中で演出が寒くて読むのが辛くなるってとこだと思う・・・
あらちーってシンプルでよく出来てたんだなあと思われられたわ
わりばし以外はありふれた設定だからなんとも言えないな
わりとどうでもいい
まあ打ち切りエンドだろ
どうも箇条書きマジックの匂いが
うん、俺も思ったけどパクリとは断定出来ないような・・・
でも影響受けたのは確かだろうね
ただ、漫画の癖にあらチーとは比べ物にならんくらいつまらんからどーせ打ち切られるでしょ
ついに本日、長編序章祭り2開催!!
場所はこちら、シベリア図書館をお借りする予定だ! です!
・日時
13日(金)21:00〜14日(土)20:59
・場所
シベリア図書館(シベリア不能時は創作板専用スレ)
・目的
一話だけなら自信があるぜ! 一話以降の話は聞くな!
または
これから始まる超大作がある! という作品の一話をお披露目すること!
・対象作品
没ネタの一話、一話だけ書けて後が続かないもの、
未来の現行作品、書きかけで力尽きた自信作。
・制限
上限30レス
皆の超力作の初めのいーっぽ、を見せてくれよな!
・サブイベント
十分絵祭り 14日(土)21時から
おなじみの十分絵祭り(一時間×二回)
n話投下 14日(土)00:00〜15日(日)23:59
序章に飽き足らず、未完成ながら見所となる話がある、もしくは、
こんなn話があるんだぜ!(嘘も含む)という場合、ここで投下してくれよな!
以上のサブイベントも、場所は同じくシベリア図書館で!
もう今日か
三年ぶりなんだよな……懐かしい
人集まるといいな
107 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 20:59:45.69 発信元:123.216.251.192
ξ#゚听)ξ「館長ー! 館長ー!!!」
本来ならば図書館にはふさわしくない大きな声が、館内に響き渡る。
しかし、それを気に留める者はいない。
(;゜A゜)「もう無理! これ以上持てない、死んじゃう!」
(;@∀@)「無理でも何でもやってくれなきゃ困るんですよ、ドクオさん! そのテーブルは全部Uの棚のほうに……」
(#゜A゜)「なんでそんな遠いところに俺を行かせる!? 嫌がらせか、そうなんだな!!」
(;´・ω・`)「はい、こちらシベリア図書館です……ええっ!?」
なぜなら、図書館全体が3年ぶりに行われる長編序章祭。
その開催直前の準備で、てんやわんやな状態だからだ。
(;´・ω・`)「ツンさーん! 館長が発注したヲッカ、字が汚いせいで本数が間違われてます!」
ξ#゚听)ξ「何本!?」
(;´・ω・`)「100本だったのが700本に!」
ξ;゚听)ξ「はあああああ!?」
猫の手も借りたいこの状況で、肝心の館長であるブーンの姿は見えない。
そんなわけで、比較的余裕のあるツンが彼を探しているのだった。
ξ#゚听)ξ「館長ゴルアアアア! どこにいやがん……いた」
シベリアンモンキーも全力で逃げ出しそうなツンの怒声が止む。
彼女の目に留まったのは、資料室の半開きになったドア。
そして、その向こうで背中を丸めて座り込み、微動だにしない館長の姿だった。
ξ# )ξ「か・ん・ちょ・う。こんなところで、いったい、何してるんですか……!」
( ^ω^)「おっおっ、前回の序章祭の資料を見てたんだお。何か参考になるかと思って」
ξ#゚听)ξ「それより……」
( ^ω^)っ「こんなのも見つけたお。ほい」
そう言ってブーンが差し出したのは、前回の開催時に描かれた、卵の絵だった。
かつて、可能性の『卵』と名付けられたそれは、月日を経て色褪せてしまっている。
ξ゚听)ξ「……こんな状態じゃ、とても飾れないですよ」
( ^ω^)「三年も経てばそうなっちゃうのも無理はないおね」
( ^ω^)「でも、この絵を見てると思い出すんだお」
( ^ω^)「VIPを追われてきた人たちがここに集って、毎日賑やかだったこと」
( ^ω^)「そんな中で開催された、前回の長編序章祭のこと」
( ω )「そのあとの凄まじいブリザードで、ここが廃墟同然になってしまったこと」
( ω )「それでも、この図書館が好きだった人たちが帰ってきてくれたこと」
ぽつりぽつりと語るブーンの姿に、ツンは口を挟む気をなくしていた。
彼が何を思って言葉を紡いでいるのか、痛いほどに理解できたからだ。
( ^ω^)「三年って、長かったお」
( ^ω^)「長かったけど……それだけ経っても、また同じようにみんなが集まって、また同じ祭りをできる」
( ^ω^)「僕は……それが嬉しくて、嬉しすぎて、たまらないお」
静かに語り終えたブーンは、資料をぱたりと閉じた。
それが合図だったかのように、資料室にも遠くの喧噪が聞こえてくる。
ξ゚听)ξ「今度は、どんな作品が生まれるんですかね」
( ^ω^)「それは孵ってみるまで分からないけど、前回みたいにたくさん」
(*^ω^)「できれば、永く愛されるような作品が生まれたらいいお」
すっくと立ち上がり、大きく伸びをするブーン。
ツンにはその背中が、彼がメタボ気味なことを差し引いても、いつもより広く見えた。
( ^ω^)「さあ、それじゃ……」
( ^ω^)「長編序章祭2! 張り切っていくお!」
ξ゚听)ξ「いや、本番これからですし、しかもさっき館長のせいでヲッカの量が7倍になったところなんですがどう責任とってくれるんですか」
(;゜ω゜)「マジで!?」
というわけで、長編序章祭2の開催をここに宣言します!
よしゃああ!
トップバッターいってもいいか?!
( ;ω;)「どうして……!」
土砂降りの雨の中、青年が駆ける。
( ;ω;)「どうして、こんなことに!」
息は荒れ、口にした言葉は掠れていた。
いっそのこと、無言で走った方が楽だろうに、彼はそうしない。
口を噤めばそのまま口のない者になってしまいそうな気がして、恐ろしかった。
( ゚(エ)゚) ギシャー
雷に光によって、魔物の姿が映し出される。
その巨体は、青年の倍を優に越す。
鋭い牙に噛み付かれれば、鋭利な爪に引っかかれれば、強大な手ではたかれれば、死ぬ。
どう足掻いたところで、魔物に接触すれば死から免れることはできない。
死人に口なし。
青年はそうならぬよう、泥がズボンに飛ぶのも気にせず、ひたすら前へ進んでいく。
地面に足をとられ、転びそうになりつつも彼は足を止めない。
大きめのリュックを背負い、腰には剣がある。
その姿は冒険者のようだが、肝心の彼は今もまだ弱々しく涙を流している。
( ;ω;)「うわあああああああ」
生きるためには足を動かすしかないのだ。
彼の名前はブーン=ホライゾン。
元ニートだ。
カモン!
話は数日前に遡る。
ブーンは、とある村で穏やかな日々を過ごしていた。
( ^ω^)「この漫画面白いおwwww」
片田舎でもそれなりに流行っている漫画を購入しては、彼は楽しさを隠すことなく笑う。
作者が知れば、喜ぶに違いないほどの楽しみっぷりだ。
( ^ω^)「ご飯美味しいおwwww」
毎日、母が作ってくれる食事にも、彼は素直な感想を述べる。
この世の誰よりも、己のことを愛してくれる人が作った料理だ。
不味いはずがない。
( ^ω^)「散歩気持ちいいおwww」
町の人々が見れば、ブーンの住む町は田舎だ。
しかし、彼は故郷を厭うことはなかった。
のどかな空気は、いつだって彼を受け止めてくれる。
( ^ω^)「走るの大好きだおwww」
ブーンは一般的な目から見れば、太っていると言われてもしかたのない体型をしている。
だが、彼は幼いころから走ることを好み、青年と呼ばれる年になっても、それは変わることはなかった。
( ^ω^)「生きるって最高だお!」
彼は実に幸せな日々を過ごしていた。
ただし、それが周囲からも受け入れられているのか、と問われれば、話は別だ。
森の中にひっそりと存在している小さな村。
それがブーンの住んでいる村だ。
彼は今年で二十四にもなる。
ブーンと同じ年頃の者達は、狩人なり店番なり、何らかの仕事をしているのがほとんどだ。
小さな村だからこそ、誰にでも仕事は存在している。
一言頼みさえすれば、仕事にありつくことはとても簡単なのだ。
そんな中、ブーンは働くことなく生きていた。
所謂、ニートというやつだ。
( ^ω^)「今日は森に行ってくるおー」
J( 'ー`)し「魔物には気をつけなさい」
朝食を腹に詰め込むと、ブーンは意気揚々と家をでる。
彼の母は毎日のように口にしている注意を今日も告げた。
( ^ω^)「わかってるお!」
ブーンは卑屈な性格をしていない。
むしろ、子供っぽい純粋さを前へ前へと押し出した性格だ。
母や他者からの小言めいた言葉にも、彼は素直な反応を見せる。
元気に返事をしたブーンはそのまま家を出て行った。
玄関扉が閉まると、残された母は一つため息をつく。
そうそう、シベリアの猿はとても凶暴です
なので、円滑な進行のためにも積極的な支援や乙を推奨します
しえん
J( 'ー`)し「あの子、あたしがいなくなったらどうするつもりなのかしら……」
ニートの息子を持つ母ならば、誰もが持つ悩みだろう。
悲しきかな、この村の中では彼女と同じ事態で悩んでいる母親はいないけれども。
J( 'ー`)し「あんたが生きていてくれたらねぇ」
母はリビングに飾ってある写真立てへそっと指を伸ばした。
時の止まった世界には、幼いブーンと幾分か若い母。
そして、今は亡きブーンの父親が写されている。
彼はブーンが幼い頃に魔物によって殺されてしまっていた。
それ以来、母は女手一つでブーンをここまで育ててきたのだ。
まさか、愛息子がニートになるなど、予想もしていなかったが。
ひきこもりでないだけマシ、とは言えぬのがニートの息子を持つ母の辛いところ。
いくら毎日外へ出かけてくれているとは言っても、職には一切繋がらないのだ。
J( 'ー`)し「甘やかしすぎたのかしら」
北の大地に魔王が生まれ、魔物が凶暴化しているような時代だから、
自由と平和を愛し、幸福を享受するような子に育って欲しいと願っていた。
しかし、些かいきすぎだ。
J( 'ー`)し「心を鬼にするのも、必要なのかもしれないねぇ」
母はそっと写真立てを倒した。
なんだこの爽やかなクズは
村は高い壁と、若い男達からなる自衛団によって守られている。
生まれてこのかた、ブーンは村の外に出たことどころか、本物の魔物を見たこともない。
魔物が村を襲ってきたことはあるが、そんなときは家や村の中にある森でじっと身を潜めていた。
そんなブーンは、今日も今日とて、壁の中にある森を散歩をし、大きな木の下でゆらりゆらりと昼寝をしていた。
何とも自由気侭な生活だ。
( うω-)「うーん」
ブーンは目をこすり、伸びを一つする。
一度あくびが出て、思考がはっきりとしだす。
( ^ω^)「……もう夕方かお」
どうりで寒いと思った。
ブーンは身を振るわせながら立ち上がる。
( ^ω^)「今日の晩ご飯は何かおー」
好きなことをして、家に帰れば食事の仕度ができている。
なんとも素敵で幸福なことだろう。
('A`)「よおブーン」
( ^ω^)「おお、ボクの旧友。
チビで貧相な体つきのくせに、今は防具屋を営んでいるドクオじゃないかお」
('A`)「説明口調乙。
ん、待て。誰がチビで貧相だこら」
123 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:19:24.20 発信元:111.86.147.172
よっしゃ支援だ
説明乙
( ^ω^)「事実は曲げられないお!」
('A`)「ならお前はクズニートじゃねーか」
笑いながら言うブーンに、ドクオは少し呆れた口調を作って返す。
そこにギスギスとした雰囲気はない。
互いに古くから知る仲であることと、相手を蔑むことや妬むことのない二人の性格が幸いしている。
( ^ω^)「失礼な。ブーンは健康的なニートだお」
(;'A`)「そりゃただ遊び呆けてるだけじゃねーか」
( ^ω^)「第一、こんな小さな村じゃろくな就職先もないお」
(;'A`)「おいおい。いくらでもあるだろ」
( ^ω^)「例えば?」
('A`)「武器屋の雑用とか、お前のお袋さんが働いてる雑貨屋とか、
この村の自衛団はいつでも募集かけてるし、子供のいる家で子供の面倒をみるとか、
自衛団と村の外に行って木の実集めるとか、いっそのこと狩人になるとか」
(;^ω^)「予想以上の職種を上げられてしまったお」
('A`)「お前がやる気になれば、オレのところでだって雇うぞ」
ドクオの言葉に嘘はない。
彼なりに友人を心配しての言葉だ。
いいやつだな
チビで貧相な体つきのくせに
( ^ω^)「いや、流石に友人の下で働くのは勘弁したいお」
善意からの申し出をきっぱりと断る。
クズニートのくせに、プライドだけは一人前だ。
('A`)「そうか。まあ、わからないでもないよ。
なら、自衛団はどうだ?」
立場は違えども、同じ男だ。
友人の部下となる辛さがわからぬわけではない。
ならば、とドクオは代替案を提出する。
( ^ω^)「自衛団は厳しい訓練が毎日あるって聞いたお。
ボクのこの柔らかいぷにぷにの体じゃとてもじゃないけど無理だお」
('A`)「やる前からそんなこと言うなよ……」
( ^ω^)「今を楽しむ! それが全てなんだお!」
ブーンの意思は変わらない。
どこの世界に、ぬるま湯から出て極寒の地に赴く馬鹿がいるというのだろうか。
現状に甘えられるのならば、それに越したことはないのだ。
ある意味では芯の強いブーンを前に、ドクオは一つため息をもらす。
悪い男ではないのだ。優しい心もある。
ただ、残念なほどに怠け者なだけだ。
('A`)「お前、村の人から自分がどんな目で見られてるのか知ってるだろ?」
吐き出すようにして言う。
この村で、子供や怪我人、病人を除けば、働いていないのはブーン一人だけだ。
どのような視線を向けられているかは、説明する必要もないだろう。
( ^ω^)「それがどうしたんだおー。
ボクはボクだお。関係ないお」
ブーンはそっぽを向く。
今まで、意識して目をそらしてきた事実に、今もまた顔をそむける。
('A`)「お袋さんが可哀想だとは思わないのか」
( ^ω^)「ボクをこんな風に育てたのはカーチャンだお」
胸を張って言っているが、ブーンは何一つとして成していない。
子供を育て上げたのは母で、彼はその苦労を踏みにじっているだけなのだから。
ドクオは顔をうつむけ、息を吐き出す。
そこには紛うことのない呆れが含まれていた。
当然、ブーンもすぐさまそれに気づく。
( ^ω^)「むっ。ボクだって、やればできる子なんだお!」
('A`)「お前、いい歳して『やればできる』はねーよ」
( ;^ω^)「うっ……」
やっぱダメだわこいつ
もっともな話だ。
そもそも、やればできる、などと言う言葉は、他人が誰かを励ますときに使う言葉であって、
自分を肯定するために使っていいものではない。
('A`)「なあ、もう十分遊んだとは思わないか?
ただでさえ、この村は北の方に位置してて、魔王の脅威やら、作物の不作やらが多いんだ。
そろそろ、お前がお袋さんを支えるべきだと思わないか」
南方にある王国は、こんな弱小田舎を守ってはくれない。
そのため、村は森の中に潜むようにして暮らし、今日も何とか生き延びている。
支えあわなければならないのだ。
家族だけではない。村全体が。
( ^ω^)「……わかってるお」
搾り出すように声を出す。
ブーンもわかってはいるのだ。
現状のままでいいわけではない、と。
('A`)「なら、な?」
ドクオは優しく言う。
そろそろ足を踏み出してもいい頃なのではないかと。
( ^ω^)「……明日のことは、明日考えるお!」
友人の優しさが痛くて、自分の弱さに潰されそうで。
全てから逃げるようにしてブーンはその場から走り去って行った。
131 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:32:10.41 発信元:122.132.84.183
支援
支援
ファンタジーのはずなのに現実を見てる気分になってきた
134 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:36:05.51 発信元:111.86.147.169
支援
( ^ω^)「ただいまだおー」
ドクオと言葉を交わし、胸を痛めたことなど何処へやら。
ブーンはいつも通りの能天気さを背負って帰宅した。
走れば大抵のことは忘れられる、というのは、彼の長所であり短所だ。
J( 'ー`)し「おかえり」
スープの匂いがブーンの鼻をくすぐる。
食事が出迎えてくれるというのは、いくつになっても嬉しいものだ。
( ^ω^)「お腹減ったおー」
椅子に座ると、母が目の前にスープとご飯、ほんの少しのおかずを出す。
質素ではあるが、この村では普通の食事だ。
( ^ω^)「いただきます!」
ハフハフと少々行儀の悪い音をたてながら、ブーンは出された食事を腹に収めていく。
ブーンの様子をじっと見つめている母の視線には気づきもしない。
彼女は決意を胸に秘め、ブーンの食事が終わるのを待つ。
( ^ω^)「ごちそうだまでしたお」
J( 'ー`)し「待ちなさい」
( ^ω^)「お?」
支援
立ち上がるのをやめ、再び席につく。
その時点で、ブーンは嫌な予感をひしひしと感じ取っていた。
今のブーンにとっては、魔王よりも恐ろしいものがある。
それも、遠い北にあるのではない。
すぐ身近にあるものだ。
生唾を飲み込み、母の言葉を待つ。
嫌な静けさがしばらく続いた。
J( 'ー`)し「カーチャン、実は給料が減っています」
真剣な顔をして、発せられたのはそんな言葉だった。
( ^ω^)「……お?」
J( 'ー`)し「正直、来月分の電気を魔術師さんに頼むこともできません」
村の電力や火力といったものは、それを扱うことのできる魔術師によって供給されている。
月に一度、魔力を水晶に込めてくれるのだ。
当然、その際には払うものが必要となる。
J( 'ー`)し「それどころか、村の自衛団さんへ払う分のお金も待ってもらってるような状況です」
( ^ω^)「えっ」
ブーンは潰れたカエルのような声を出した。
自衛団は慈善事業ではない。
命をかけて守ってくれているのだ。相応の対価は必要である。
アカン……
うわあ…支援
J( 'ー`)し「このままじゃ、この村からも追い出されかねません」
けじめはつけなければならない。
一人を許せば、そこから組織というものは瓦解していく。
小さな村だからこそ、見逃せないことがある。。
(;^ω^)「そそそそそそれは困るお!」
J( 'ー`)し「だからね、ブーン」
母は悲しげに、しかし、はっきりと言う。
J( 'ー`)し「働くか、家を出るか……。
選んでちょうだい」
重みのある言葉だ。
死刑宣告にも似た、されど生へ続く選択肢を持った言葉。
J( 'ー`)し「数日くらいの猶予はあげるから。
じっくり考えていいのよ」
(;^ω^)「おー」
即決せずに済むのはありがたい。
だが、十分な猶予というのは、短すぎる期間だ。
ブーンは気が抜けたような返事をするのが精一杯で、
その日はそれ以上、何も考えることができなかった。
次の日、ブーンはぶらぶらと村を歩いていた。
状況を打開できるような案は思い浮かばない。
かといって、働くという選択肢も億劫だ。
('A`)「ブーン」
声をかけられ、ブーンは顔を向ける。
そこには、昨日会ったばかりの冴えない顔があった。
( ^ω^)「ドクオ……」
見れば、ブーンはドクオが働いている店の前にいた。
自分がどこにいるのかすら、今のいままで曖昧だった。
('A`)「昨日、オレが言ったこと、ちゃーんと考えたのか?」
( ^ω^)「昨日……」
ブーンにとって、昨日の出来事とは、母に告げられた言葉が全てだ。
他の出来事など、空の彼方と言っていい。
('A`)「おいおい。忘れるのが早すぎるぞ」
沈黙するブーンに、ドクオは自身の頭を掻く。
人間、都合の悪いことは忘れがちであると、彼は知っていたのだ。
('A`)「お袋さんのためにも、働いてみたらどうだって話だよ」
心が痛い
支援
途端、ブーンの思考が鮮明になり始める。
昨日に起こったのは、母から告げられた絶望的なものだけではなかった。
友人に差し出された選択肢もあったはずだ。
( ^ω^)「ドクオ!」
(;'A`)「うおっと」
ブーンはドクオの手を掴む。
そして、真っ直ぐに自分より背の低い友人の目を見た。
( ^ω^)「ここで働かせてください!」
('A`)「よろしい!」
勢いに流されたのではないかと疑ってしまうほどの即答っぷりだ。
頼んだはずのブーンが、思わず一歩退いてしまう。
(;^ω^)「いいのかお?」
('A`)「馬鹿野郎。昨日も言っただろ?
オレんとこで雇ってやるって」
( ^ω^)「ドクオ……!」
持つべきものは友人だ。
ブーンは目の前にいる、チビで貧相な友人が、
歴史上のどの偉人よりも素晴らしく、偉大な人物に思えてきた。
24じゃまだ将来どうとでもなると思いがちかもね
146 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:50:17.43 発信元:111.86.147.175
し、え、ん
('A`)「じゃあ、早速で悪いんだけどさ」
ドクオは一度、店の中へ戻って行った。
後を追うべきかブーンが迷っていると、ドクオは手に白い紙の束を持って戻ってきた。
('A`)つ□「これにちょっとサインしてくれ」
( ^ω^)「これは?」
('A`)「契約書ってやつだ」
手渡された紙にブーンは目をやる。
薄い紙のくせに、ずっしりとした質量が感じられた。
それ程に紙は数があり、一枚一枚に細かな文字が書かれている。
正直なところ、それぞれに目を通すのは面倒くさい。
そうでなくとも、こんなものを真面目に読んでいては日が暮れてしまう。
('A`)「まあ、オレが雇い主で、お前は雇われ。
オレの仕事を手伝う代わりにお給料払いますよーってことだ」
渋い顔をしているブーンに、ドクオが要約を口にする。
契約書とは、無駄な文章が多いもので、どうしてもかさばるのだ、と彼は付け加えた。
( ^ω^)「そういうもんかお」
働くことが始めてなブーンは、右も左もわからぬ子供と同じだ。
社会に対する疑問を抱きはしたが、一足先に社会の歯車となった
古くからの友人が言っているのだから、間違いはないのだろうと判断した。
いい友人持ったな
チビで貧相だけど
おや…?
( ^ω^)「ちなみに給金はいかほど?」
ふと、お金のことを思い出し、聞いてみる。
安い賃金で馬鹿のように働くのは喜ばしくない。
ドクオは一度だけ、ブーンが持っている白い紙束に目を落とし、再び友人の目を見た。
('A`)「日給で七万G。ってところだな」
あっさりと発せられた金額は、働いたことがないブーンでも分かるほどわりの良い給金に思えた。
ドクオの店など、この村に住んでいる人間が使うだけで、血反吐を吐かなければならないほど過酷な労働環境ではない。
むしろ、のんびりと過ごしている時間の方が長いはずだ。
( ^ω^)「え、そんなに貰っちゃっていいのかお?
いいのかお? マジかお?」
('A`)「おう。間違いないし、男に二言もない」
ブーンの疑問に、ドクオは頷いて肯定の言葉を返す。
そうとなれば、ブーンのテンションもうなぎ昇りだ。
( *^ω^)「ふへへへへ。サインしちゃいますお!
サラサラしちゃいますお!」
('A`)「ほら、ペン貸してやるよ」
懐に差してあったペンを出し、ブーンに差し出す。
シンプルな作りだが、インクの出の良いペンだ。
( ^ω^)「ありがとうだお!」
なんかきな臭いぞ…
152 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:56:54.53 発信元:111.86.147.163
支援
153 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 21:57:04.63 発信元:206.223.150.45
( ^ω^)←コイツだまされてるな契約者読めよ
でもここで契約者読んでたら物語は続かないんだよな
ペンを受け取ったブーンは、さらさらと名前を書く。
数秒もすれば、しかと契約が交わされた証がそこにあった。
('A`)「ん。確かに」
( ^ω^)「これでボクも、脱! ニート! だお!」
ブーンは拳を振り挙げ、歓喜の言葉をあげている。
これでもう、何も恐れるものはないのだと言わんばかりだ。
('A`)「じゃあ、ちょっとこっちに来てくれよ」
( ^ω^)「お? 今日から仕事かお?」
('A`)「そんなもんだ」
先ほど契約を交わしたばかりで、もう働くのか、とブーンは一瞬落ち込む。
しかし、今日働けば、七万Gが手に入る。
そう考えれば悪くはなかった。
( ^ω^)「任せろお!」
('A`)「頼もしいよ」
スキップにも似た足取りで、ブーンはドクオの店に入って行く。
無邪気な友人の姿に、ドクオもわずかに笑っていた。
神崎に騙された風間真を思い出させる
店に入ると、ブーンは奥の部屋に案内された。
どうやら、従業員部屋のようだ。
いくつか置かれている椅子の一つに腰を降ろし、待つこと数分。
('A`)「これをちょっと着て欲しいんだ」
( ^ω^)「何だお?」
ドクオが差し出したものは、防具だった。
胸、肩、腕、腰周りの辺りを守るためのもののようで、材質は見たところ皮。
触った感じは滑らかで、上質さを感じられる。
( ^ω^)「これを、ボクが着るのかお?」
店の制服には見えない。
自衛団の人間が着るのならばともかく、ブーンが着る必要性は皆無のはずだ。
彼は首を傾げ、雇い主となったドクオを見る。
('A`)「新商品だから、使えるか確かめておきたいんだ」
( ^ω^)「なるほど、そういうこともしなきゃならないのかお。
以外と、ドクオもしっかり働いてたんだおね」
村を守っている自衛団に売りつけて、後から不良品だとわかっては困るということだ。
ブーンは納得し、促されるまま防具を身につけた。
ドクオ…えげつねえな
使えるか確かめる、ねえ
159 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:02:49.41 発信元:111.86.147.176
('A`)「どうだ?」
防具をしっかり装備したブーンに、ドクオは問いかける。
見た目だけで言えば、十分それらしい雰囲気がある。
元よりガタイのいい人間向きだったこともあってか、ふっくらしたブーンでも十分に装備できた。
ブーンは装備したまま、軽く動いてみる。
体を捻る。屈む。殴る。
どの動作を行っても、装備が邪魔をすることはなかった。
( ^ω^)「軽いし動きやすいお。
でも、こんなので魔物の攻撃を受け止められるのかお?」
内側に鉄板が仕込まれているということもなく、表面が鱗のように硬いわけでもない。
機動性はともかくとして、防御面にはやや不安が残る。
('A`)「一応、強い魔物の皮で作られてるから、耐久力はそこそこある。
まあ、それでも鉄には劣るが……」
( ^ω^)「戦うってのは大変だお」
しみじみと呟く。
このような装備で命を守らなければならない。
意識したことはなかったが、自衛団という職はありがたいものなのだと痛感する。
('A`)「そうだぞ。感謝しとけよ」
職業柄、自衛団の人間と関わることも多いのだろう。
ドクオはうんうんと何度も頷いていた。
( ^ω^)「で、これが仕事かお?」
装備して、性能を確かめる。
お手軽な仕事だ。
これならば、まだ接客の方が辛い仕事だと言えるかもしれない。
無論、体格の関係もあるので、痩せているドクオでは試すことのできない装備も多いだろう。
そのためにも、ブーンのような体型の者が必要なんだ、と言われれば納得もできる。
('A`)「……この装備はな、町で入荷してきたものじゃない」
( ^ω^)「お?」
神妙な口調になったドクオに、ブーンは首を傾げる。
この店がどのような手段を持って商品を仕入れているのかは知らないが、
今の口ぶりからすると、普段は町で購入してきているのだろう。
('A`)「数日前のことだ。
国からこんな通達がきた」
そう言うと、ドクオはポケットから一枚の手紙を出してきた。
触れずとも、その紙が上質な物であることは判別がつく。
白く美しい紙には、国の象徴であるツボが捺されていた。
ブーンは差し出された紙を破らぬように、そっと受け取る。
指先から感じられる質感は、見た目に違わず上品だ。
この紙、まさか赤かったりしないだろうな
支援
しえん
書かれていることを要約するのならば、
来るべき日に備えて防具や武器の強化を図る。
そのため、各店舗は国から支給された装備を持ち、その性能を調べよ。
調べ方は、装備を身につけて旅をする。
北でも南でも、好きな場所へ行けばいい。
ただし、一日に一定距離を移動しなければならない。
これに関しては、装備品にかかった魔法により管理されている。
参加は任意である。
だが、参加した者には、旅費として一日に七万Gが支給される。
そのようなことがつらつらと書かれていた。
( ^ω^)「来るべき日……」
('A`)「魔王退治だろうな」
庶民であるブーン達には想像も付かない日だ。
今の生活が変わるところすら、思い浮かべることができない。
国という存在の大きさに圧倒される。
ふと、ブーンは引っかかりを覚えた。
些細な不安と疑問を持ち、彼は再び手紙に目を走らせる。
おい
おい……
しえん!
参加した者には旅費として一日に七万Gを支給するものとする。
~~~~~~~~~~~~~
('A`)「日給で七万G。ってところだな」
~~~~~~~~~~~~~~
二つの言葉が重なった。
( ゚ω゚)「ま、まさか……」
ブーンの目は驚愕に見開かれる。
普段のにこやかな表情はどこにもない。
('A`)「ブーン。これはオレからのプレゼントだ」
手渡されたのは大きめのリュックだ。
ずしりとした重さがある。
食糧も救急セットも入っているに違いない。
だが、そんなものはどうだっていい。
この村で平和に過ごすのに、そんなものは必要ないのだ。
( ゚ω゚)「ド、クオ……これはどういうことだお」
('A`)「もう、察しはついてるんだろ?」
( ゚ω゚)「嘘だと言ってくれお」
('A`)「すまんな。真実だ」
国からの命令とはいえ…
人柱か……
淡々と告げられたのは酷い裏切りだ。
友人だと思っていた男が、今、まさに、ブーンを死においやろうとしている。
( #゚ω゚)「お前は! 友達に、死ねというのかお?!」
('A`)「死んで欲しくないさ」
( ゚ω゚)「嘘だお! 村の外は凶暴な魔物で一杯だお!
そこにブーンを放り捨てるなんて、悪魔の所業だお!」
ブーンは怒りのままに怒声をあげる。
今はもう、ドクオのことを友人だと思っていたことすら信じられない。
('A`)「そうかもしれん。だがな、ブーン」
( ゚ω゚)「黙れお! ボクは絶対に行かないお!」
('A`)「……これはな、お前のお袋さんが仕組んだことなんだよ」
( ^ω^)「え……?」
思わぬ言葉に、ブーンの顔から怒りが消える。
残ったのは、驚愕と不安の色だ。
('A`)「昨日、相談されたんだ」
172 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:18:01.58 発信元:206.223.150.45
やはり、そうだったか
('A`)「このままだと、お袋さんが死んじまったら、お前はどうなる?
この村でお前のことを雇うような人がいると思うか?
長年ニートで、怠け者で、村の食料を減らすことしかしないお前を」
ドクオの拳は震えていた。
何かを堪えるように。
しかし、すぐにそれも決壊する。
(;A;)「お袋さんだって悩んだだろうよ!
でもな、お前が生きるためには、その性根を叩きなおさなきゃいけないんだ!」
彼は涙を流し、訴えた。
どれほど辛い判断だったのか。
けれども、それが最良だと信じるしかなかったことを。
(;^ω^)「そ、そんな……。
でも、だからって死地に追いやるような真似!」
(;A;)「お前が死んだら、お袋さんも死ぬって言ってたよ……。
あの人は、お前のことだけを考えているんだ」
( ^ω^)「……わかったお。ブーンはこれから真面目に働くお」
('A`)「そうか」
( ^ω^)「だから、この荷物は返すお」
('A`)「え」
( ^ω^)「え」
今更無理だろこれ
斜め上いきやがった
('A`)「早く旅立てよ」
( ^ω^)「何それ怖い」
涙の訴えとな何だったのか。
ブーンは切実に問いかけたかった。
('A`)「怖いのはお前の思考回路だよ」
( ^ω^)「いや、真面目に働くから、死ぬのは勘弁だお。
ブーンは心を入れ替えたんだお」
('A`)つ□「……ブーン。
これ、見てみろよ」
( ^ω^)「契約書?」
('A`)「その下から十行目あたりな」
分厚い紙の束の中から一枚引き抜かれ、ブーンの手元に渡る。
長々と書かれた文章の中から、ドクオが指し示していたのであろう場所に目を通す。
( ^ω^)「……な」
ブーンの手から、契約書がヒラリと落ちた。
('A`)「読んだか? 書いてあるだろ?
契約をしたが最後。最低でも一週間は旅をすることが義務付けられること。
そして、死んだら家族に保険金が入ること」
えっ
178 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:21:43.01 発信元:206.223.150.45
( ^ω^)はクズニートのかがみだな
カーチャン単体でメシウマ状態突入
180 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:24:21.47 発信元:111.86.147.175
まあよくある一文だな
181 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:24:21.98 発信元:206.223.150.45
カーチャン死ぬ必要ないじゃん
( #゚ω゚)「詐欺だおおおおおおお!」
ブーンは叫んだ。
思いの丈を声量に代え、店をわずかに揺らすほどに声を出した。
('A`)「何が詐欺なものか」
一方で、冷静なドクオが言葉を返す。
( #゚ω゚)「さっきと言ってることが全然違うお!
死に関わることなんて聞いてなかったお!」
('A`)「ああ、言い忘れてたかもな。すまんすまん」
( #゚ω゚)「つか、保険金って、あのババア生きる気満々だお!」
('A`)「そう断定するのは早いだろ」
( #゚ω゚)「いーや、間違いないお!
くっそう。どうしてボクがこんな目に!
ていうか、こんな契約無効だお!」
今にも暴れだしそうなブーンに、ドクオはやはり静かに言葉を投げた。
あまりにも静かなそれは、断頭台が降りる瞬間にも似ている。
('A`)「ブーンよ。この国の法を、今一度思い出すんだ」
( #゚ω゚)「はあ?!」
あーこれは訴訟おこしても負けますわ支援
みんな心を鬼にしすぎワロタww
( ^ω^)「……ま、さか」
頭に上っていた血が、さーっと降りる。
赤く染まっていたはずの顔は、真っ青に変わり、ブーンはがたがたと震えだした。
::(;^ω^)::「この身で、体感するとは思ってなかったお」
('A`)「だが、これが現実だ。
この村が平和だからといって、忘れていい法律ではなかったのだよ。ブーン君」
この国には、とある法律があった。それは単純明快で。しかし、絶対的な効力を持っている。
昔、この国を作り上げた王はこう言ったらしい。
『嘘を嘘と見抜けない人間に、人生を生き抜くことは難しい』
その教えに従い、この国では騙される方が悪い。という法律がある。
詐欺にあったと法廷へ駆けこめば、有罪判決を出されるのは被害者だ。
('A`)「お前がそれほどオレのことを信用してくれていたのは嬉しい。
だが、契約は契約だ」
( ^ω^)「……ボクは」
('A`)「これ、やるよ」
( ^ω^)「剣、かお」
剣を持ったことなどない。
戦ったことどころか、喧嘩だってまともにしたことがない。
まさに真理だな
法律wwww
そんなブーンが、旅に出ることになったのだ。
人生とは、何が起こるかわからない。
( ^ω^)「ドクオ……」
('A`)「行けよ。
詳しい説明に関しては、リュックに入れてある」
ここに至って、ブーンは何故こうもドクオが冷静であるのかを理解した。
感情を凍らせていなければ、告げることができないのだ。
友人を村の外に追いやるような言葉を。
( ^ω^)「……元気で」
('A`)「お前こそな」
ブーンはドクオに背を向けた。
友人は悪い人間ではないのだ。
悪いのは、ニートをしていた己で、母も、友も、誰も悪くない。
これ以上の苦痛を友人に与えぬためにも、ブーンは振りかえらなかった。
その日、ニートであったブーンは村を出た。
無職から、冒険者へとジョブチェンジを果たした瞬間とも言える。
こんなに納得できちゃう法律もなかなかないわな
村を出てしばらくすると、雨が降ってきた。
部屋の中から眺めている雫と、村の外に落ちている雫は違うものなのではないかと思える。
外の雨は冷たく、恐ろしい。
しばらく歩いていると、生き物が草木をかきわける音がした。
雨音に紛れているはずの音は、空気抵抗を受けていないかのようにブーンに届く。
( ゚(エ)゚) ギシャー
( ゚ω゚)「ぎゃあああああ。出たああああああああ」
ブーンは腰にある物のことを忘れて走った。
走ることは嫌いでなかったことが幸いしたのか、なんとか魔物に追いつかれることはない。
しかし、引き離すこともできない。
必死に逃げて、這いずりまわって。
それでも魔物から逃れることは容易ではない。
( ;ω;)「どうして、こんなことに!」
そして、冒頭へと戻る。
一日目 終わり
しえん
自分が悪いと自覚できてるあたり
ブーンはまだやり直せる段階のクズだったか
以上!
トップバッターを務めさせていただきました
30レス以内にまとめるの難しすぎ
カットしまくったわ
乙!
これでカットしまくりだと……?
おつおつ
ノーカット版はよ
乙
ちゃんと冒険して更生しろよ!
197 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:35:16.18 発信元:111.86.147.169
乙です!
次いっくよー
198 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:37:35.90 発信元:111.86.147.167
一個目・「繋いだ手と手を焼き尽くすようです(仮)」
海の上、突如開いた超空間通路の向こうにあったのは、此方と瓜二つな世界。
どちらも空は同じく蒼いのに、海も同じく碧いのに、どうして彼らは敵なのだろう。どうして僕らは戦うんだろう。お互い、世界が違うというのに。
***
川*` ゥ´) へい、お待ち!アザラシ丼だよ!
(´<_` ) どうも
ξ゚听)ξ これが、例の名物ですか?
夜、くたびれてはいるが頑丈な造りをしている小さな料理店の一席に、黒い軍服に身を包んだ若い男女が、椅子の背もたれに同じ色のコートを掛け座っていた。
科学繊維を堅く織り込んだ腰の弾帯には、回転式拳銃を収めたホルスター。
(´<_` ) 不満か?
ξ゚听)ξ いいえ中尉、美味しそうですもの
(´<_` ) 美味しいんだ
狐色に揚がった衣は噛む度に音がなり、油はしっかり切られている。
芯まで火の通った肉は柔らかく、それでいて適度な歯応えもあり、香り高い肉汁があふれる。
アザラシ肉の下に隠れていた米は甘く、形を保っている。2人はすぐに食べ終えた。
(´<_` ) どうだった?少尉
ξ゚听)ξ 悔しいけれど、とても美味でした
199 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 22:37:36.24 発信元:206.223.150.45
これは序章だけじゃ納得いかないな、明日続き書く時間取ってあるんだっけ?
200 :
199:2013/09/13(金) 22:40:11.56 発信元:206.223.150.45
スマンコ、始まってるの気づかなかった
C
(´<_` ) そうだろう。こういった店も、なかなかどうして悪くないだろう
ξ゚听)ξ で、ありますが。我々のような年頃の男女が入るには、不向きかと思われます
(´<_` ) んなこたーない。現にこうしているじゃないか…まて、そう睨むな。わかったよ、このあとは少尉の好む店に行こう
川*` ゥ´) まいどっ!
(´<_` ) ごちそうさん
ξ゚听)ξ 御馳走様でした
店を出た2人は外の寒さに身を震わせた。
石畳の道路にはうっすらと雪があり、空を覆う重苦しい雲がよりいっそうの寒さを感じさせる。
ξ゚听)ξ 気象班は降らないと言っておりました
店の前で曇天を見上げていたオトジャに、ツンが言う。
(´<_` ) らしいな。波も穏やからしい、助かるな
広い道路沿いの街並みは背の低い建物ばかりで、高台にのぼらずとも湾の一部が見えた。
港に停泊している空母艦隊は丘が邪魔で見えないのだが。
灯火管制もされていない街は出歩いている市民も多く、街路樹には控えめながら装飾もされている。
(´<_` ) 樅の木は凄いな。こんなに寒くても青々としている
ξ゚听)ξ 感傷で凍えるまえに暖かい場所へ向かうことを提案いたします
レンタルの自動車に乗り込んだツンは、運転しながらオトジャに話しかける。
ξ゚听)ξ 陸軍のパイロットには煙草を吸う者がいるそうです
(´<_` ) まさか…いや、ありそうだな
ξ゚听)ξ 煙草は嫌いです
(´<_` ) では少尉、俺が煙草を吸い出したら、俺を嫌うか?
ξ゚听)ξ …そういった質問も嫌いです…分かっているくせに
(´<_` ) 少尉は素直じゃないからな。たまには確認も必要なんだよ
ξ゚听)ξ …
(´<_` ) …すまんかった
ξ゚听)ξ …
(´<_` ) …上官を無視するのは良くないと思いまーす
ξ゚听)ξ …
(´<_`;) …
無言のまま車は街外れにある大きな宿屋の駐車場に停まった。
ξ゚听)ξ …着きました
(´<_` ) ほう?
支援いるのね?猿が早速出てたようだし
>>199 14日になってから15日の終わりまで、n話投下という続きを投下する時間を取ってあります
ワンシーンだけでも、第二話でも、最終話でも、嘘の話でもばっちこいです
しえん
ξ゚听)ξ …
(´<_` ) …
ξ゚听)ξ …先程のような子供じみた質問を何度もされるのは面倒なので今後不安になることのないよう好きなだけ確認すれば良いのでは、と。意見具申いたします
(´<_` ) まあ、確かに…ここがツンの好む店だというのなら
ξ゚听)ξ うるさいです。オトジャさんが甲斐性無しなせいです
(´<_` ) すまんな…次は最初からこういう店に誘うよ
ξ#゚听)ξ バカじゃないですか?そんなんだからバカなんですよ
(´<_` ) 冗談だというに…
***
翌日、早朝。
出航準備を終えた空母シベリア(※要スレ住人の許可・出典)の艦長はホットミルクに角砂糖を溶かしながら、街を遮る丘の白さを目に焼き付けていた。
(´・ω・`) 積み忘れはないね。みんなしっかり休んだよね。街のアノ娘への手紙は出したね。じゃあ行こう
しーえ
ツンデレ通り越してツンドラになっとる
徐々に遠ざかる陸地に、各艦のクルー達は名残惜しさと感謝を覚える。
オトジャとツンも同様だった。
ξ゚听)ξ …また、来れますよね?
(´<_` ) 来れるさ。死んでも俺が連れてきてやる
ξ゚ー゚)ξ …似合いませんよ、そんな台詞
(´<_` ) うん、そう返すのは知ってたよ…知ってた…
N| "゚'` {"゚`lリ おーい、お二人さん。悪いが少し良いか
青を基調とした迷彩パターンの戦闘兼作業服を着た良い男が、2人を呼ぶ。
N| "゚'` {"゚`lリ 機体の調整と塗装がすんだぜ
(´<_` ) 今いくよ
外を眺めていた2人は艦載機格納庫に収納されている自分らの制空戦闘機の前へ。
N| "゚'` {"゚`lリ どうだい?洋上迷彩ってのも良いもんだろう!
ξ゚听)ξ …綺麗だわ
ツンはコバルトブルーとライトグレーに塗り分けられたレシプロ戦闘機に見とれた。
しえん
このまま短いのもう一つ投下させてください
そしたらひとまず退きますので
だから一個目だったのか
こいこい
二個目・「家族も所詮は他人のようです」
***
人の心というものは、全くもって不確かだ。
進化の過程で「人間らしい精神」などという面倒な思考回路を構築して以来、人類はすべからく自らに悩まされている。
必要だったから、そなわったのだろうが如何せん改良される速度が遅すぎる。
…いんや、それは傲慢か。
種族全体の、何十億分の1個体がそんな文句を言うのは。
しかし、どの個体も意見を言わねば何も始まらん。
言ったところで変わるかどうかも分からんが。
さて、では、要するに俺が言いたい文句とは、具体的には何だろうか?遅いとは、どういうことか?それが俺にも解らない。
判然としない、漠然とした悩みなのである。
そんな、哲学者からも精神医学者からも笑われてしまいそうな思いに急かされて。
俺は、列車へ飛び込まんとしているのだ。
自分でも、呆れてしまう。
哲学的しえん
***
私は何をしたいのだろう?
寒さ故に人の疎らなシベリア鉄道の駅で、手足を凍えさせながらベンチを暖め続けて早1時間。
あれだけ覚悟を決めて家を出て、後は線路に飛び降りるだけだというのに、何本列車を見送ったのだろう?
死にたく無いのだろうか、私は…いいや、そんな事は無い。
何度も何度も思ってきた事だもの。
手首なんて甘い箇所ではなく、首にナイフ…は、刺せなかった。
学校の屋上…は、侵入できなかった。
前者は母に、後者は鍵に阻まれた。
しかし今ならどうだ、大学生となり家族は警戒をゆるめ、大勢を迷惑な自殺に巻き込む事も、気にならなくなった。
私は、敢えてこの方法を選ぶ。
平和なシベリア鉄道で飛び込み自殺なんて、間違いなくニュースで取り上げられるだろう、と考えたから。
そう、私の自殺は、なるべく多くのシベリア民に知られなくてはならないのだ。
何故か?
私が自殺したくなった原因である、小さい兄者…現在は縁を切ってはいるが…に、知らせたいからなのだ。後悔させてやりたかった。
妹者か
***
変態なる紳士諸君、突然だが諸君は妹属性に萌えるだろうか?
きっと多くが頷くだろう。
しかし現実に妹が居る場合、否定する人数の方が多いはずだ。
それはそうだろう、二次元の妹は夢の塊だ。
理想と言っても良い。
つまり現実的でない。
当然だな、でなければ生まれてくる子供の遺伝子が危ない。
しかし…しかしだ、何事にも例外は存在し、どんな可能性も完璧にゼロとは言い難い。
現実に妹が居ながら妹属性に萌えるオニイチャン達は確実に存在するのだし、現実の妹の下着を漁る輩も存在している以上、俺のような少数派が居ても、なんら可笑しくは無いのである。
まあ…早い話、俺は妹に手を出した。
当然の如く通報されて人生終了、家族は赤の他人となり、ただでさえ暗かった先行きは真っ暗闇となり、出所してからも随分と無味乾燥な日々を過ごしていた。
しかしながらそれが罰というものであり、むしろ軽い方だ。
軽かった、あまりにも、軽すぎた。
あんなことをしでかした頭の軽さも、俺に与えられた罰も、軽すぎて嫌気が差した。
俺が死んだところで、今更なのだが、死なないよりはマシだろう。
幸いにして友人など、もう居ない。
家族もない。
…そういえば、こんな状態の俺が飛び込んだら、賠償請求はされるのだろうか?
まさか元家族へと行くのだろうか?
まあ…逝った後の事など至極どうでもいいのだが。
妹者……だと……?
流石兄妹のどろどろか
***
私は、彼を恨んでいる。
それ以上に当時の私が憎い。
浅はかだったのだ、いくら彼…小さい兄者に懐いていたとはいえ…大して考えもせずに、彼を刺激してしまった、受け入れてしまった。
最初は、嫌じゃなかった、知らなすぎたから。
でも彼が事を終えた時、私は過呼吸に陥っていた。
救急車で運ばれ、病室で私と彼を除いた家族全員が、彼に何があったのか問いただすと。
彼は愚かにも、正直に、告白してしまった。
黙っていればよかったのに…黙っていて欲しかったのに。
だのに彼は良心の呵責に耐えかねたのか、想像力が足らなかったのか、私達にとって最悪の選択をしてしまったのだ。
ごまかすという手段は取れなくなり、当時の私では幼さ故に彼を擁護できず、しかも彼は私が初潮前のため避妊具を用いなかった。
クズ者……
検査の結果など分かり切った事であり、現代の医療技術を私は忌々しく感じ、同時に彼を憎んだ。
私を信じてくれず、私に恥をかかせ、私の元から居なくなり、私がいじめられる原因となったのだから。
約束したのに、二人だけの秘密だと。
約束したのに、優しくすると。
約束したのに、ずっと一緒だと。
約束したのに、約束したのに約束したのに…。
私達一家は、裕福とは言えない経済状況ではあったがやむなく引っ越し、だが一度引っ越した程度で大した効果も無く。
噂好きの多いヴィップグラードに居ることはできなくなり、シベリアへと移住せざるを得なかった。
祭りのしょっぱなからクズばかりだ
以上です、あと二個ありますが、明日にするので次の方どうぞ。
おまたせしました、すみません。
ちくしょう俺もニートになりてえ…なんで明日仕事なんだよ…。
しえ
と思ったら乙ー
おい待てなんてところで区切りやがる
乙です
お邪魔しますね。
(´・ω・`)運命はグラフィティのようです('A`)
乙って言いたくねえ……続き読みてえ……
焦らしが上手いなぁ…テクニシャンめ(ビクンビクン)
黒に染められた空に、ぽっかり月が浮かんでいる。
青白い光が路地を照らす。
('A`)「……くだらねえ」
アパートを背にして、彼は呟いた。
灯りのついた一室から嬌声が聞えてくる。
彼が捨てた女と、それを拾った男の声。
バックを持つ手に彼は力を込めた。
大きなボストンバックだ。
使い始めて一年になる。
彼は首を振った。
それでも耳障りな音は聞こえてくる。
醒めた顔で、彼は青白く照らされた道を歩み進めた。
しえん
堤防を越えて、河川敷に辿りついた。
目新しい橋が架かっている。
この一年の間に完成したものだ。
彼は忌々しげにそれを眺めていた。
ちょっと前まで工事中で
とても向こう岸まで辿りつけるなんて思えなかったのに。
自分が置いてけぼりにされている。
理不尽にもそんな憤りを感じた。
だから、彼は今晩のターゲットをその橋に決めた。
同時に歪んだ高揚を感じ、口角が捻じれた。
しえん
橋の袂。
無防備なコンクリート。
月明かりの当たるぎりぎりの場所の前に立つ。
ボストンバックを脇に置き、勢いよく開く。
取り出したのはいくつかのスプレー缶だった。
夜なので普通は人の目では識別しにくいが
使い慣れている彼には簡単にその色がイメージできた。
一つを選び、振りながら立ち上がる。
もうじき月が傾く。
陰になればもうそのキャンバスは見えない。
早々にやってしまおう。
彼はコンクリートを睨み据えて、スプレー缶を振りかざした。
¶
sienn
スプレーアートか
グラフィティ。
1970年代のニューヨークで生まれた前衛芸術の一種であり
街中の景観をキャンバスとして行われるものはストリートアートとも呼ばれる。
グラフィティのライターたちには一つの大きなルールがある。
『既にあるグラフィティの上に描く場合は、更に完成度の高い図案を作らなくてはならない』
この暗黙の了解がグラフィティの美術性を高め、
世界に認められる芸術へと昇華させたともいえる。
ただし、その手軽さと所有権との兼ね合い、さらには景観保護の観点から
アマチュアによる無法なそれが世界中で社会問題となっているのも事実である。
¶
グラフィティというんだぜ
上手いのは本当にすごいもんな
作業が進んでいく。
身体の動きと合わせて、爽やかな噴出音とともに
無機質なコンクリートが染まっていった。
彼は今、一年を振り返っていた。
思いだすものに合わせて、色も、勢いも変わってくる。
緩やかなリズムが続くと思えば、唐突に色が溜まっていき
勢いよく飛び出したと思えば、もう片方の腕も振るわれる。
新しい色合い、崩れた勢い、生まれる躍動。
(;A;)「くだらねえよ、なあ」
先程呟いた言葉が再び口を突いて出てきた。
でも、その目にはいつの間にか涙が溜まっていた。
いつの日かに置いてきてしまった熱い涙。
肘で涙を拭う間、動きが止まる。
だけどその後も果敢に腕をふるった。
いつまでそれが続くのか、そんなこと彼にもわからなかった。
説明の入るタイミングばっちりだ
しえ
月光がずいぶんと闇に浸食された。
描画はもう半分しか見えない。
腕が止まる。
ややあってから、投げ捨てるようにスプレー缶をバッグに押し込めた。
それから、息を吐き捨ててその場に寝転んだ。
真っ黒な橋の下が見える。
構造は見えない。何もかもコンクリートの壁に覆われている。
彼は呼吸を整えた。
このまま寝てしまえば楽だが、そうもいかない。
彼はあの描画をそのまま晒しておく気はなかった。
それは追悼だった。
彼はあの壁に一年間の思い出を捨てたのだ。
しえ
立ち上がる。
ボストンバッグからもう一つのスプレー缶を取りだす。
文字は見なくとも、使い慣れているから問題はなかった。
それは黒いスプレーだった。
彼は既に泣いてもいない。
無表情だ。
ゆっくりと、黒のスプレーを持つ腕を前に突き出す。
('A`)「……じゃあな」
思わずそう呟いた。
相手はただの絵だというのに。
指先に力が籠る。
「あれ、塗り潰しちゃうんですか? もったいない」
突然、背後から声を掛けられた。
ああ、青春だわ
しんみりする
(;'A`)「!?」
振りかえると、恰幅の良い男がいた。
(`・ω・´)「せっかく良い絵だったのに」
若い男だ。
年齢は彼と大差ない。
一般的な大学生と同じ。
ただ、妙にちぐはぐな格好をしているのが気になった。
('A`)「……あんた、いつからそこにいたんだよ」
背後にいたことに、全く気付かなかった。
そのことが彼の背筋に嫌な感じを与えた。
(`・ω・´)「ちょっとね。わけありなのさ。
僕はシャキン。君、名前なんて言うの?」
('A`)「……ドクオ」
彼が答えた後、シャキンは急に近づいてきた。
思わず身構える。
だけど、心配する彼をよそに、シャキンはするりとその脇を抜けた。
滑るように壁に近づいていく。
その片手が描画に添えられる。
(`・ω・´)「……これ、ほしいんだ。くれないかな?」
思いもかけない言葉に、彼の目が瞬かれる。
('A`)「ほしいったって……壁をぶっ壊すのか?」
(`・ω・´)「いや、違うよ。そんな野蛮なことはしない」
シャキンは再び彼の方を振り向いた。
(`・ω・´)「この空間を時間と切り離して保存するんだ。
そうすれば誰からも邪魔されずに、この雰囲気を含めて僕のものにできる。
干渉されずに鑑賞、なんつって」
鼻で笑う声がする。
彼は何も答えず、ただ不可解そうな顔をしていた。
写真でも撮るのかね
しえーん
(;`・ω・´)「あ、あれ? つまらなかった?
なんかごめんね。ついそういうの言ってしまう性質なんだけど」
(;'A`)「いや、それはいいよ別に」
彼は慌てて手を振る。
眉根は寄せられたまま。
(;'A`)「それより根本的に、言ってる意味がわからないんだけど」
(`・ω・´)「ああ〜、なるほど」
シャキンは口を窄めて、何事かを言おうとする。
でも思いのほか考えをまとめるのに難航しているようだった。
(;`・ω・´)「ちょっと待ってね。口頭で説明して信じられるものじゃなさそうなんだ。
先に交渉を進めてもいいかな? そうすれば体験できるから」
(`・ω・´)「僕はこの絵が欲しい。だから君に何かしらのお返しをしたいんだ。
君はさ、人生やり直したいって思ったことある?」
やりなおし、とな
('A`)「はあ?」
(`・ω・´)「率直に答えてくれよ」
('A`)「そりゃまあ――」
視線が壁に向けられる。
捨ててきた過去は、もう半分以上が闇に埋まっていた。
('A`)「――やっちまったなってことはある」
(`・ω・´)「うんうん、そうだよね。人間生きてればそんなことくらい」
(;'A`)「でもそれは」
シャキンの言葉を遮る。
(;'A`)「……もう過ぎちまったことだし」
視線を反らす。
伏し目になって、蘇りそうになった記憶を抑え込んだ。
`・ω・´)「……やり直せるチャンスを上げるよ。
というか、そうしてもらわないとこの絵は残せないからね」
彼は顔をあげて、シャキンを見つめた。
チャンス?
(`・ω・´)「この世界にはいくつもの"ありえたかもしれない世界"がある。
今本筋になっている世界を、そのパラレル・ワールドのひとつに変えてしまう。
そして新しい本筋の世界とは切り離して保存する。僕がしたいのはそれなんだけど」
(`・ω・´)「この世界を生きる君にはなかなか理解しにくいよね。
だから体験してもらおう。もうお願いは聞いたわけだし、交渉は成立だよ」
(`・ω・´)「さ、ほら。手を出して」
口早にわけのわからないことを捲し立てたと思ったら
今度は手のひらを上に向けて、彼に突き出してきた。
小さな楕円形の物体が置かれている。
(;'A`)「え?」
(`・ω・´)「手」
しえん
260 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 23:42:22.41 発信元:206.223.150.45
(´・ω・`)がいまだ登場してないな
登場するシーンまでは書き終わってるとみた
まさかのタイムリープもの
彼の顔が引きつる。
手を差し出したら何をされるのだろうか。
いきなり掴まれて危険な目に合うかもしれない。
そう考えると怖くもある。
だけど、それ以上にシャキンの言葉が気になっていた。
やっちまったことをやり直せるチャンス。
冷めきっていたはずの未練の塊が
今ごろになって沸々とし始める。
腕が伸びていく。
何が起こるのだろうと思い、恐る恐る。
中途半端に握られていた手が開き
シャキンの手のひらに重ねられる。
手のひらの腹に、例の物体の冷たい感触があった。
そして、目の前が白く染められた。
.
目が覚めたのは、夜だった。
目の前には橋の袂。
どういうことだろう。
どこにも行かず、ここでいつの間にか寝ていたのだろうか。
そう思って、片目を開けて上半身を起こす。
「……あれ?」
まず目に映ったのは壁だった。
先程描画に使ったはずの壁。
月光は先程より進んでいるようだ。
それはいい。
でも、描いたはずの絵が消えている。
「……おい、どういうことだよこれ」
首を捻った。
シャキンに話しかけたつもりだった。
だけど傍には誰もいなかった。
いや、それよりも驚くべきものがあった。
もしかして
落書きとタギングとグラフィティは別物なんやで!
支援
猿しね
モンキーが出たらしい
269 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/13(金) 23:55:02.71 発信元:122.132.84.183
しえ
昔はブレイクダンス、ブレイクビーツ、グラフィティの三位一体でヒップホップやったんやで!
ヒップホップ (音楽の方の)御三家のミュージッククリップとか露骨に全部あったんやで!
しえん
「……あれ?」
橋が、架かっていなかった。
ちょうど一年前に見たときのように
橋ともいえない物体がただ岸に立つだけになっていた。
(`・ω・´)<驚いた?>
不意に、頭の中でシャキンの声がした。
「おい、なんだよこれ。お前どこにいるんだよ」
(`・ω・´)<ちょっと手が離せないからね、テレパシーで失礼するよ>
軽く唸りながらも、彼は身体を起こした。
さっきまで見ていた景色と、微妙に違う町の灯り。
「俺に何をした?」
シャキンに対して質問する。
(`・ω・´)<おめでとう、君は一年前の世界に戻ってきたんだよ>
脳内にあっけらかんとした返答がきた。
しえん
「戻ってきたって……じゃあ何か。あんたはタイムマシンでも持っていたっていうのか?」
(`・ω・´)<そう>
「なんでそんなことが?」
(`・ω・´)<僕はこの世界で唯一のタイムトラベラーだから>
急にSFめいた言葉が舞い込んでくる。
彼は顔を顰めるも、目の前で起きている現象から
このシャキンという男が起こしたことを信じざるを得なかった。
「……わかった。もう細かいことは気にしないことにする。
つまりお前は俺を過去に持ってきたってことなんだろ?」
(`・ω・´)<そうだ、さあ、とっとと行動しよう。この世界を変えてしまわないと>
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
慌てて、手をばたばたと振った。
「それじゃ、お前の言っていたやり直すっていうのは
俺が過去に戻って自分の人生をやり直すってことなのか?」
(`・ω・´)<いや、ちょっと違うかな。
この世界の君は元々存在しているよ。
そのまま成長すれば君になったはずの存在>
「つまり、一年前の俺?」
(`・ω・´)<そう>
「……で、俺はどうしたらいいと?」
(`・ω・´)<そこからは君の自由さ。
もちろん少しは元の世界と変えてもらわなきゃ困るけど>
「え?」
(`・ω・´)<もし君が望むならば、その昔の君に接触して過去を変え、望むような世界にすればいい。
もしそれを望まないというならば、関わらずに生きればいいのさ。
君にはその選択ができるチャンスを与えたんだ。あの絵との交換でね>
しえん
過去の自分に戻らないってのがいいな
「……接触ったって、俺は俺だろ?
いきなり同じ顔した奴が現れたらまともに会話になんか」
<ああ。そう思ってもう一つサービスしておいたんだ。
過去の自分に、自分のままで接触すると往々にして大変なことになるからね>
「サービスって?」
<どこか身体の見える場所を見てごらんよ>
そう言われて、彼は橋の袂を離れた。
月明かりに照らされた川面ならば
自分の姿を見ることができるだろうと思ったからだ。
首を突き出して、確認する。
「なっ――」
明らかに自分のものと違う輪郭。
目を見開き、それから細部を確認する。
そして今一度叫んだ。
しえ
.
(;´・ω・`)「なんじゃこりゃあああああああああああああああああ!!」
声は闇夜に吸い込まれていった。
(`・ω・´)<ふふん、男前だろう?
僕を元に作った人体だ。でもどことなくしょぼくれているし、ショボンとでも名づけよう>
(`・ω・´)<僕の保存作業は一年で終わる。
そうしたら、君の精神はその世界のドクオと融合する。
それまでの必要最低限のサポートは僕が過去に干渉してやっておくよ。何かあれば好きに頼んでくれ>
しえ
(`・ω・´)9m<さあ、君はこれから一年間、ショボンとなって生きるんだ>
こうして、ショボンとしての彼の一年間が始まった。
ドクオという男の運命を上描きするために。
〜序章 おわり〜
乙
おつ
オツー!
設定いいな好きだ現行になるのを楽しみにしてる!
終わりです。
このお話の続きはほとんど考えていません。
というか、だいぶ書きなおしたものを創作板で投下しているところです。
それではー
287 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:21:43.70 発信元:180.144.76.72
乙です
えっと、投下してもいいんですかね?もしかして順番待ちとかありますか?
288 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:22:56.66 発信元:111.86.147.164
ないからやれ
おk、じゃあ投下します
こいこい
かつて、ヴィップ大陸には
草原を駆け抜け、獲物を『脚』で狩る民族がいた
『脚狩族』
大陸一の速さを誇った民族は、徐々にその数を減らし
今では片手で事足りるほどの人数になった
これは、英雄達の国『ホライゾン王国』の、二つの伝説の内の一つ
『幸運の姫』と、彼女を救い続けた男のお話
姫の名前は、『ハインリッヒ・ホライゾン』
また、人々からは
『さらわれ姫』と呼ばれていた
しえ
『从 ゚∀从さらわれ姫』
.
―――――
―――
―
人は生きるために働く
一般的には農業や兵役、庭師に料理人、行商人に役員…ま、そんなもんだろう
だが、故郷も国籍も持たない流れ者にゃ、普通の仕事なんて期待できねえ
女はどうかは知らねえが…そういう野郎は大体、傭兵か盗賊に身を堕とすって相場が決まってるもんだ
かくいう俺も、そんなクソ野郎の一人でね
褒められたような商売じゃあねえが、生きるためだ、仕方ねえ
で、今回の盗みはちょいと…いや、かなり厄介でな
金や宝石?それならだいぶ楽だったろうな
国一つ買えるような宝物?うーん、それでももう少し楽だったろうぜ
なんせ『物』じゃねえんだ。『人』なんだ
それも一国の王女様、オマケに軍事力は大陸一と言っても過言じゃねーだろう
孤狼の国、『ホライゾン王国』だ。知ってるだろ?
296 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:29:58.84 発信元:180.144.76.72
(;'A`)「うわああああああああああああああああ!!!!」
从*>∀从「ひゃあああああああああああああああ!!!!」
と、言うわけで、現在絶賛仕事中なわけだが
川#゚Д゚)「待てえええええええええああああああああああああああああ!!!!!!今なら全殺しで勘弁してやるうううううううううううう!!!!!」
(;'A゚)そ「死んじゃうじゃねーか!!ふざけんな!!」
両手に鉈持った超絶恐ぇお姉さんを先頭に
街中にいた国民が追っかけられてる
これマジで殺られる。これほどまで命の危険を感じたことは無い
从*>∀从「サラマンダーより、ずっとはやーい!!」
(;'A`)そ「さらわれてんのに暢気っすねお姫様アアアアアアアアアアアアア!!!!!」
肩に担ぎ上げたお姫様は危機感に欠けるし、なんだこの国マジ恐い
しえ
広い通りから路地裏に入る
(;'A`)(これで追ってくる人数は制限されるはず…)
なーんて、後ろを確かめつつ走ってたら
(# ゚ω゚ )「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!てめええええええええ人の娘をおおおおおおおおおおおお!!!!!」
行く手を、王冠を被ったおっさんが遮った
手には大錘が握られている
(;゚A゚)そ「ぎゃあああああああああああああああああお父様あああああああああ!!!!」
(# ゚ω゚ )「てめえええええええええにお父様呼ばわりされる覚えはねええええええええええええええ!!死ねええええええええええええ!!!!!!」
ホライゾン王国の『国王』が直々に俺を仕留めようと、得物を振りかぶった
sine
300 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:31:51.74 発信元:180.144.76.72
(;゚A゚)「お嬢様をッ!!!」
石畳が砕け散るほど、脚に力を込めて
(;゚A゚)「僕にくださああああああああああああああああああああああい!!!!!!」
『跳んだ』
遅れて、大錘が空を豪快に切る音が聞こえた
(# ゚ω゚ )そ「ンなああああああああああああああああんだとおおおおおおおおおおおお!?」
続いて、壁を蹴って建物の屋根に登った
(;'A`)「かかったな!!国王ッ!!これが我が『逃走経路』だ…」
青い空、白い雲、足元の喧騒
そして目の前には、城壁の外へと続く『屋根のルート』が見えていた
(;'A`)「きさまはこの俺の知恵くら…」
背後から風切り音が聞こえ
(;'A゚)そ「うわっとお!!」
咄嗟に前に飛び出した
すぐさま、俺が立っていた位置に『矢』が突き刺さった
(;'A`)そ「こええええええええええええええええええええ!!!!!!」
(;'A`) チラッ
飛んできた角度から、これよりも高い建物だろう
で、その建物ってのは恐らく…
(;'A`)「『城』から射ってきたってのかよ!!600メルテは離れてんぞ!!」※1メルテ=1メートル
しえん
从*゚∀从「すげー!!ワカッテマスすげー!!」
(;'A`)そ「『千里眼』のワカッテマスかよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ヤバい相手に目を付けられちまった
ホライゾン王国一の弓の名手だ
大陸を震撼させた『クール将軍』とやらと同郷だと聞いたが…ええい、この国はバケモノ抱えすぎだっての!!
(;'A`)そ「うわっうわあああああああああ!!」
矢継ぎ早とはよく言ったもの
次々と飛んでくる矢を避けながら出口へと走る
止まったら死ぬ!!マジ死ぬ!!
川#゚ -゚)「チィッ!!ワカでもダメか!!馬を引け!!城門へ先回りする!!」
兵士「すでにニダーさんが向かっています!!城門閉鎖は間もないかと!!」
川#゚ -゚)「間に合うか!!『満月隊』の馬は脚が遅い!!しかも奴は…」
川#゚ -゚)「下手をするとその辺の馬より速く走るぞ!!!!!」
304 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:49:07.37 発信元:182.250.101.110
―――――かつて、ソーサク大陸には
(#'A`)「うおおおおおおおおおおお!!!!絶滅危惧種を嘗めるなよおおおおおおおおおおお!!!!」
草原を駆け抜け、獲物を『脚』で狩る民族がいた
从*>∀从「きゃあああああああああああああ!!!」
その速さは、獣を追い越し
その強さは、得物の首を一蹴でへし折った
大陸一の脚力を誇ったその民族は、国同士の戦争や迫害によって徐々にその数を減らし
今では片手で事足りるほどの人数になったという
その種族の名は、『脚狩族』
(#'A`)「飛べよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
从*>∀从「飛んでるううううううううううううう!!!!」
また『空を駆ける狩人』とも呼ばれていた
305 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:50:46.62 発信元:182.250.101.110
〜城門前〜
<ヽ;`∀´>「城門閉鎖!!跳ね橋を上げろ!!急ぐニダ!!」
衛兵「ほぼ完了しております!!ねずみ一匹すら逃げられません!!」
<ヽ;`∀´>「良し!!全ての道を兵士で塞げ!!絶対に城壁の外へ逃がすんじゃあ無いニダ!!」
衛兵「ッ!!ニダーさん!!」
(#'A`)「飛べよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
屋根の道は終わり、残すところ城門へ続く道だけだ
おあつらえ向きに、両脇に兵士がずらりと並んでいる
<ヽ;`∀´>そ「なんっ…速過ぎるニダ!!」
sien
307 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:51:40.42 発信元:182.250.101.110
(;'A`)(チィッ!!城門も跳ね橋もほぼ閉じかけてる!!僅かな隙間を抜けるしかねえ!!)
(#'A`)「命をおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
(#゚A゚)「燃やせえええええええええええええええええええ!!!!!!」
<ヽ#`∀´>「抜かすワケには行かないニダアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
眼前には、巨体を覆いつくすほどの丸い大盾をもったおっさん
ホライゾン軍の最硬の『盾』、満月隊の兵士だ
308 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:53:54.88 発信元:182.250.101.110
『从 ゚∀从さらわれ姫と』
.
309 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:55:49.89 発信元:182.250.101.110
閉じかけた城門をすりぬけ
上がりかけた跳ね橋を駆け上がり
水掘りすらも飛び越して
『さらわれ姫』と『韋駄天男』は、飛矢の如く地平線を駆け抜けていった
310 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 00:57:28.44 発信元:182.250.101.110
これは、『幸運の呪い』を受けた姫と
彼女の為に走り続けた、一人の男の物語
『从 ゚∀从さらわれ姫と('A`)飛矢の男のようです』
プロローグ、おしまい
終わりです
途中から猿くらって携帯から投下しました
312 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 01:00:39.36 発信元:61.12.158.18
やだおもしろい…!
おてゅ
314 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 01:08:37.52 発信元:182.249.241.36
乙
315 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 01:28:57.38 発信元:219.104.38.167
内容は違うけど、坂口の夜長姫と耳男を思い出した!
おつぅ!ぜひ続き書きましょうね!期待しています!
投下するぅ!
1、「ニコラス・ケイジ」
( ,,^Д^)「……」
( *^Д^)「うーん、最高!」
( ,,^Д^)「あのしょんぼりとした目、男の哀愁、渋み」
( ,,^Д^)「ニコラス・ケイジ、まじかっこいいわぁ……」
( ,,^Д^)「……ニコラス」
( *^Д^)「ニコラス! ニコラス! ぅああっ!! ニコラス・ケイジ!」
( ,,^Д^)「……うう」
( ,,^Д^)「……」
( ,,^Д^)「人類には早かったのかもしれない、ニコラス・ケイジの存在は……」
ピンポーン
( ,,^Д^)「……おお、来客だ!」
( ,,^Д^)「はい、どなた?」
「こんにちは、ニコラス・ケイジです」
( ,,^Д^)「ええっ!? 本当に!?」
「ああ。正真正銘、本物さ」
( ,,^Д^)「……」
( ,,^Д^)「……いやいや、まてよ」
( ,;^Д^)「ニコラス・ケイジはそんな声してないぞ」
「ハハハ、これはテレビの吹き替え版の声だからさ」
( ,,^Д^)「……」
「君は吹き替え版をあまり見ないだろう?」
( ,,^Д^)「うーん、たしかに……」
「さあ、ドアを開けてくれ。サインしてあげよう」
( ,,^Д^)「い、今すぐ開けます!」
( *^Д^)「ニコラス・ケイジが僕の家に……」
( *^Д^)「……僕を、人類を! この世界をきっと助けてくれるんだ!」
ガチャリ
( ,,^Д^)「さあ、どうぞあがってください! お茶も今すぐに……」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「……おい」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「ニコラス、ニコラス、うるせーんだよ……」
( ,,^Д^)「……ニコラス・ケイジじゃない」
(´・ω・`)「言ったそばから、また言ってんじゃねえ!」
( ,,^Д^)「何の用ですか……」
(´・ω・`)「んっ?」
(´・ω・`)「この匂い、おまえ……」
( ,,^Д^)「……」
(;´・ω・`)「部屋中ゴミだらけじゃねえか!」
( ,,^Д^)「……ショボンさん、僕はただ」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「ニコラス・ケイジがこの世界にいたことを」
( ,,^Д^)「味わっていたんです。確かめていただけなんですよ……」
(´・ω・`)「だいぶ精神やられてきてるな……」
( ,,^Д^)「……ほっといてください」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「大丈夫か?」
( ,,^Д^)「……ええ、まあ」
isen
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「……ところで、今日は何日の何時だか分かるか?」
( ,,^Д^)「ええっと、……あっ、まさか!」
(´・ω・`)「おう、花火見に行くぞ」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「おーい、聞いてる?」
( ,,^Д^)「ショボンさん、懐中電灯持ちました? って、もう20時45分じゃないですか!」
( *^Д^)「楽しみだなあ、早く行きましょうよ!」
(;´・ω・`)「ああ、切り替えが早いのはいいことだよ……」
( ,,^Д^)「車で行きます?」
(´・ω・`)「いや、徒歩。ガソリンもったいないからな」
( ,,^Д^)「じゃあ、一応包丁持っていくかぁ……」
(´・ω・`)「おう。必要ないとは思うが」
( ,,^Д^)「ショボンさん、部屋の鍵見ませんでした?」
(´・ω・`)「見てない。誰も来ないから、ほら靴履けって」
( ,,^Д^)「一応気になるんですよねぇ……、まあいいか」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「うわっ、外暗いですね! 電灯くんの出番ですね!」
(´・ω・`)「階段気をつけろよ……」
( ,,^Д^)「子どもじゃないんですから、っとと」
(*´・ω・`)「はは、転びそうになってるじゃねえか」
( ,,^Д^)「さっきまでずっと座って映画見てましたから、そのせいです!」
(´・ω・`)「衰弱するぞ、そんな生活。体に悪い」
( ,,^Д^)「いいんですよ、のんびりやっていけば。どうせ……」
(´・ω・`)「……まあ、勝手に死のうが俺の知ったことじゃない」
( ,,^Д^)「冷たいなあ、ショボンさんは……」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)(坂道が辛い……)
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「ここまで登れば見えるか」
( ,,^Д^)「ですね! 僕の体もこの辺でいいって言ってますし!」
(´・ω・`)「じゃあ、待つか。あと2、3分だな」
( ,,^Д^)「はい」
(;´・ω・`)「あっ」
(´・ω・`)「ライター忘れた……」
( ,,^Д^)「煙草ですか? 体に悪いですよ」
(´・ω・`)「いいんだよ。死ぬときは死ぬ」
( ,,^Д^)「おかしいなぁ、言ってることがさっきと違います」
(´・ω・`)「ああ、メビウスちゃん、吸えなくてごめんよ……」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「……」
しえん
……ドン……ドン、ドッ……
(´・ω・`)「あっ! おい、町の方見てみろ」
( *^Д^)「花火、あがりましたね!」
(´・ω・`)「今月も無事だったか……」
( ,,^Д^)「星の形の花火、すごく綺麗でしたね」
(´・ω・`)「……ああ」
( ,,^Д^)「……」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「……そっか! 分かりましたよ!」
(´・ω・`)「ん?」
( ,,^Д^)「僕らが矛盾していておかしいから」
( ,,^Д^)「目に映るこの現実も、こんなにおかしいんですよ!」
(´・ω・`)「そうか……、一理あるよ、きっと」
( *^Д^)「ですよね! なんだか分かっちゃったなぁ!」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「あー、納得した! 目からウロコですねぇ」
(´・ω・`)「……どうしてこうなっちゃったんだろうなあ」
( ,,^Д^)「えっ。ああ、はい……」
(´・ω・`)「……そろそろ帰ろう」
( ,,^Д^)「ええ。だけどハインさん、こんな方法で安否確認しなくても」
( ,,^Д^)「近くに住めばいいのに、ですよねぇ」
(´・ω・`)「……信用されてないんだろ」
( ,,^Д^)「そう思われてたらイヤだなぁ、僕は一途なんですよ?」
(;´・ω・`)「あっ、すまん……」
( ,,^Д^)「えっ?」
(´・ω・`)「いや、何でもない」
( ,,^Д^)「はぁ……」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「下りは楽でいいですねぇ」
(´・ω・`)「ん?」
( ,,^Д^)「えっ、どうしました?」
(´・ω・`)「誰かが向こうの一軒家の前にいる」
(´・ω・`)「ライトで照らしてみてくれ」
( ,,^Д^)「はい」
lw´‐ _‐ノv
( ,,^Д^)「あっ、ゾンビ」
(´・ω・`)「この人は、シューさんだな……」
( ,,^Д^)「お知り合いですか?」
(´・ω・`)「いや、近くのコンビニでバイトしてた人」
( ,,^Д^)「へぇ〜」
lw´‐ _‐ノv <ゲボオ……
(´・ω・`)「さあ、帰ろう」
( ,,^Д^)「おかしいなぁ」
(´・ω・`)「……」
( ,,^Д^)「ゾンビはそろそろ餓死してもいい頃なのに」
(´・ω・`)「……映画の話しだろう、それは」
( ,,^Д^)「僕の見たやつだと、全力で走ってもいたんですよ?」
(´・ω・`)「そうじゃなくて心底良かったよ」
( ,,^Д^)「やっぱり、ゾンビもどこかおかしいのかなぁ……」
(´・ω・`)「先帰ってるぞ」
( ,,^Д^)「あっ、待ってくださいよ! 僕が一人になったらゾンビに襲われちゃいますよ!」
(´・ω・`)「おう、襲われてろ」
( ,,^Д^)「……」
( ,,^Д^)「さようなら、シューさん。またいつか!」
lw´‐ _‐ノv <ゴホオッ
鍵の要らない部屋に戻ると、つけっぱなしのライトが僕を迎えてくれた。
目につくのは山ほどの食料、それに永久レンタル可能なDVDと乾電池。
恐らく世界中の誰もが死んでから、今日で2ヶ月。
それでも僕は、ニコラス・ケイジはどこかで生きていると。
ただ、信じていた。
おわり
さる怖かったから投下間隔を開けてたけどやっぱりさるでした
長時間すみません、あと私だけ地の分なくて恐縮です
いろいろやることやったら続きがんばります、ありがとうございました
これはなかなか
投下はもしかしてひと段落、かな?
335 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 02:20:56.41 発信元:116.65.251.6
いいやッ限界だッ
投下(オ)すねッ
と思ったけどやっぱ朝にするわおやすみ
そうかwww
朝に投下被らないといいな
明日までに間に合うかどうか
やっぱさるがいてぇな
人がいる時間じゃねーと投下がキツすぎる
よし誰もいないなのんびりと行くぜ
「超能力者って、どうして生まれてきたんだろうね」
.
噛み殺したあくびはタバコとコーヒーの臭いがした。
息を吐けば白く姿を現し風に流され消えていく。
自分もできるならこんな風にこの場から消え去ってしまいたい。
物理的にも、社会的にもそれが困難なことは重々分ってはいるが。
(´・_ゝ・`) 「兄者、任務中だぞ」
流石兄者は、上司デミタスの簡潔な指示に従い姿勢を正す。
現在午前二時。通常ならば自宅の万年床に突き刺さり熟睡している頃だ。
少々眠いのは勘弁していただきたいというのが正直な気持ちだった。
( ´_ゝ`) 「そもそも、本当に来るんですかね」
(´・_ゝ・`) 「これで来なかったら残業代をあいつらに払ってもらいたいもんだ」
( ´_ゝ`) 「現時点で、向こうに払ってもらいたいですけど」
彼は兄者の軽口を無言で受け流す。
もう少し気のいい上司の下で働きたいと、兄者は心の中で愚痴を吐いた。
( ´_ゝ`) 「あぁ、体も心も寒い。世間はそろそろクリスマスだってのに」
(´・_ゝ・`) 「なんだ、クリスマスを喜ぶような宗教屋だったのか」
( ´_ゝ`) 「今の時代、宗教屋じゃなくたって神様に便乗するんですよ」
暦が師走に変わった初日。
息の凍るビル群の中でむさくるしい同僚たちと過ごす夜。
なかなかに虚しさを孕んでいる。むしろ虚しさしかない。
本当なら恋人の一人でも作って聖夜が来るのを指折り数えて待ちたいところだというのに。
(´・_ゝ・`) 「仕事を愛人にしろ。捗るぞ」
( ´_ゝ`) 「俺、束縛する女苦手なんですよ」
時折兄者がデミタスから頂戴するプライベートな助言は大変ありがたいものが多い。
だがしかし彼らはは根本的に人間が違うのだろう。
もらった助言に従ったことは一度も無く、そもそも何を言われたか覚えていなかった。
ついでに、兄者は他人の心を見透かすような人間が苦手だ。
( ´_ゝ`) 「あーあ、せめて怪盗が美人でボインの3姉妹ならなぁ」
(´・_ゝ・`) 「くだらねえ。警察が犯人の容姿にモチベーション求めてどうすんだ」
兄者達がこんな時間に出張っているのはもちろん仕事が理由である。
怪盗団を名乗る予告状が警察に送られて来たのだ。
本来ならこの手の予告は悪戯と判断され適当にあしらわれるものなのだが、今回は少々訳が違った。
同名の怪盗団がこれまでに襲撃した個人、企業は5件。
それも二ヶ月という短期間の内に行われている。
はじめの予告状こそ愉快犯の悪戯として軽く流されていたが、
被害件数が増えるたびに本部捜査員の目つきは変わっていった。
最近は特殊部隊を導入した上で出し抜かれているのだ。焦る気持ちも分る。
だが、そう躍起になったところで簡単に捕まえられるわけが無い。
彼らのもつ能力は、正に人知を超えている。
(´・_ゝ・`) 「兄者。来たぞ」
デミタスの声のすぐ後に遠方で爆発音が聞こえた。
一斉にサイレンが鳴り出し全捜査員に警戒が促される。
サーチライトで照らされた上空、二つの人影がビルからビルへと飛び移る。
その距離目測で40メートルほど。どう見ても人間業ではない。
(´・_ゝ・`) 「でたらめな移動しやがって」
( ´_ゝ`) 「でも、屋上には特殊部隊の奴らが…」
兄者の言葉は腹に響く衝撃音にかき消された。
どうやら特殊部隊の隊員が車の上に落ちてきたらしい。
死んではいないらしいが、このまま病院送りは間違いないだろうと判断した。
(´・_ゝ・`) 「思ってたよりもやんちゃらしいな」
( ´_ゝ`) 「どうするんです?」
(´・_ゝ・`) 「当初の作戦通りだ俺達は入り口を固める」
( ´_ゝ`) 「…素直に入り口を使う良い子にはみえませんけどねえ」
デミタスが腋のホルスターから銃を取り出す。
弱装のゴム弾が装填された殺傷能力の低い確保用である。
威力控えめといえど当たればただではすまない。
訓練中、股間に弾を受けて玉が駄目になった男がいたという恐ろしい武器なのだ。
兄者も上司に倣い銃を抜く。
本当ならばこんなものは使いたくないのだが相手が相手だ。仕方が無い。
兄者は銃の安全装置を外しいつでも撃てるように備える。
デミタスも他の捜査員も同様で、中には電気ショックつきの警棒を持つ者も居る。
全員が無線の指示に耳を澄ますが、ビル内部の警備網は相当かき乱されているらしく
通信では何が起きているか分らない。
『…ザザ…ゴーs…のg…屋j……こ…の…戦g…もれて…!…ザザ……』
( ´_ゝ`) 「だいぶ混乱してるみたいですね」
(´・_ゝ・`) 「だからこんな包囲網じゃ駄目だって言ってんだよ」
( ´_ゝ`) 「一人ひとりが軍隊の分隊レベルの戦力でしたっけ?分隊ってこんな強いンすね」
(´・_ゝ・`) 「次の会議からは小隊か中隊くらいには格上げされそうだな」
( ´_ゝ`) 「わあお。それじゃ特殊部隊が敵わないのも仕方ないやー」
二人が上層部への愚痴に興じている間にも事態は悪化の一途を辿っているようだった。
周りの緊張感もますます強まっている。
これ以上小粋なトークを楽しんでいると兄者たちが先に銃撃されるかもしれない。
兄者は無線から聞こえる、声も内容もバラバラな報告を脳内で組み立てようと試みた。
錯綜する情報はまったく一貫性がなく、取っ掛かりすらつかめない。
結局状況はよく分らず。それは周りも本部も同じようだった。
(´・_ゝ・`) 「……どうやら向こうは目標達成したみたいだな」
(´・_ゝ・`) 「一人はすでに見失い、二人は屋上方面へ。もう一人はそもそも姿を現してない」
( ´_ゝ`) 「頭のいい上司持つと頭使わなくていいから楽でいいや」
(´・_ゝ・`) 「そんなんだから馬鹿のまんまなんだ」
( ´_ゝ`) 「ついでに優しくて美人な女上司なら良かったのに」
(´・_ゝ・`) 「俺が女だとしてお前は無い」
( ´_ゝ`) 「盛岡さんが女とかきめぇ」
(´・_ゝ・`) 「一発くらいお前に使ってもいいよな」
周りに鬼の形相に気付き、兄者は反論を控えた。他の捜査員達は状況が把握できず戸惑っている。
その中で表面上気楽に話すものだから、少々にらまれても仕方がない。
( ´_ゝ`) 「いやあ、俺達が仲良しだから嫉妬されたみたいですね」
(´・_ゝ・`) 「お前いつか同僚に殺されるだろうな」
『……の…さ員は……目ひょ…屋上……』
(´・_ゝ・`) 「屋上から隣のビルに移ろうとしているらしい」
(´・_ゝ・`) 「そっちの援護に回れとさ」
( ´_ゝ`) 「今から行って間に合いますかね」
(´・_ゝ・`) 「間に合わなくても行くんだよ。怒られるから」
( ´_ゝ`) 「階段駆け上がるくらいなら説教がいいなあ」
まごつく二人を置いて捜査員達がビルへなだれ込んでいく。
中にはパトカーに乗り、他のビルへ向かう者もいる。
流石に何もしないわけにもいかず、兄者たちもビルに突入しようとした、その瞬間。
爆発か何かと聞きたがえるほどの衝撃音。
先ほどと同じように車の上に何かが落ちてきたようだ。
違うのは、どうやらそれが昏倒した特殊部隊ではなく、怪盗の一人だということ。
『…ひとr…に落ちt!…!確h……!!』
( ´_ゝ`) 「確保って。あの高さから落ちてきてピンピンしてるんですけど」
相手は一人。何事も無かったように潰れた車の上に立つ。
頭はフルフェイスのヘルメット、体は黒一色のライダースーツ。
(´・_ゝ・`) 「お前の望みを聞いて向こうから来てくれたみたいだな」
( ´_ゝ`) 「はは。そりゃありがた迷惑だ」
兄者とデミタスは一斉に銃を構える。他はビルに向かっていたため反応が遅れていた。
頭はヘルメットに弾かれて終わり。狙うなら胸か足。
(´・_ゝ・`) 「撃てっ」
デミタスの言葉をきっかけに引き金を引く。
強い反動と耳に痛い炸裂音。
結果は外れ。怪盗はかわした勢いのままデミタスとの間を詰める。
(´ _ゝ `) 「ぐっ」
怪盗の右足が消え、デミタスが弾き飛ばされる。
振り上がる過程が見えない程に速いハイキックだ。
ガードはしたらしいが倒れたデミタスが起き上がる気配はない。
( [ ̄])…
フルフェイスは体勢を整え兄者の方へ。
兄者は焦るままに銃を突き出し引き金を引いた。
轟音。
胸狙いの一撃。至近距離ゆえに外すつもりはさらさらなかった。
しかし、怪盗には当たらない。
精確に胸を打ち抜くはずの銃弾は、怪盗の手の中に納まっていた。
その拳が開かれると、ゴム弾が地面に落ち、転がる。
( ;´_ゝ`) 「嘘だろ!」
人間じゃないとは聞いていた。だが、これは流石に悪ふざけが過ぎる。
重いプレッシャーは、その分引き金を軽くした。
発砲。 発砲。
発砲。 発砲。
全弾、キャッチ。
( ;´_ゝ`) 「正気かよ……」
引き金を引くたびに銃のハンマーが虚しく空振りを繰り返した。
弾切れだ。装填の暇は無い。銃を投げつける。当たらない。
ただのやけくそだった。兄者自身投げて当てれるとは思ってない。
( ;´_ゝ`) 「……ああ。クッソ!」
銃を失った兄者に武器は無い。素手で殴りかかる根性も無かった。
導き出した選択は、説得。
実に安全な平和的解決法。
( ;´_ゝ`) 「ま、待て!超能力で盗みなんて良くないと────」
彼の言葉を踏み潰すように、無機質な一歩でフルフェイスが迫る。
地面が削れるような踏み込み。
腰の回転を活かした鋭いハイキック。
重い衝撃が脳を直撃し、倒れる間もなく、兄者の意識は闇に包まれた。
∀ д A ヨ ツ ガ タ ケ サ イ キ ッ ク ス の よ う で す
「第一話:四津ヶ岳研究所」
.
おわり。どうしても一話分を30レス以内でキリよくおさめられなかったので本当に序章だけ。
寝て起きたら序章祭は大盛況の様相。
ベネ、ベネ
>>353!
乙ー
口に相当する記号だけで誰か分かるってのもすごいな
え、分かるか?
おつ
タイトルのAAイカすな
358 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 09:43:15.16 発信元:116.65.251.6
おし目が覚めた
いくぜ
*あーあーテステス。マイクテス*
.
.
―――シラサギ高校。
桐殻県の中部に存在する、進学校。
元旧制中学の気高い空気を纏う純白の五階建て校舎。
卒業後は国内最高峰の大学への入学はもちろん、上流企業への就職や海外留学も稀なケースではない。
ノーベル賞受賞者、オリンピック選手、国際芸術勲章受賞者等を多く輩出している。
シラサギ高校の県内外――、いや、国内外からの受験者は毎年1万人を超える。
その倍率は100倍というにも関わらず。
*えー新入生のみなさん*
.
.
シラサギ高校の入学試験は非常に特殊だ。
国は毎年許可を渋るが、この学校の功績に免じて渋々特別試験を認めている。
筆記試験は一切無し。内申も一切参考にしない。
面接のみを一次試験とする。
*本校へのご入学おめでとうございます*
受験者が500名まで絞られた後、三日間に分けて行われる二次試験が待っている。
内容を知っていても、受験者の誰もが困惑する。
開始前から諦めて帰る者もいる。諦めずに懸命に取り組む者もいる。余裕でやってのける者もいる。
その試験内容とは―――
*厳しい入学試験、倍率を潜り抜け、よくぞここまでいらっしゃいました*
―――壁を登ること。
*在校生代表として歓迎します*
.
.
( ^ω^)ブーン達は青春の壁を乗り越えるようです
.
.
『入学式』。
受験を終えた中学生が、高校生となって大人への階段を一つ上がるイベント。
新入生一同は背をピンと伸ばし、緊張した面持ちで。
その新入生達の前に立っているブレザーの学生が、先程に続けて声を上げる。
_
( ゚∀゚)「申し遅れました。私、『入学式』の司会を務めさせていただく、生徒会長の長岡と申します。よろしくお願いします」
マイクを握っている長岡が深く礼をすると、大きな拍手が巻き起こる。
新入生は相変わらず緊張しながらも。
『入学式』に参加している在校生や教員は、暖かい笑顔で。
―――だが、整列しているのは新入生だけだ。
.
目覚めたら投下とかこのブーン系ジャンキーめ
.
_
( ゚∀゚)「本校では非常に多様なジャンルの充実した教育を行っており、またその結果、皆さんがご存知の通り多くの国際的功労者を輩出しています」
『入学式』は、グラウンドで行われていた。
空は青く。
400mトラックの中央を割るように、98人の新入生は横一列に並び。
視線を長岡に向けている者もいれば、その向こうを睨むように見ている者もいた。
200人弱の在校生と、30人あまりの教員達は、トラックの外で気楽に新入生達を見守っていた。
_
( ゚∀゚)「私達生徒会、また在校生は、新入生のみなさんが素晴らしい学校生活を送れるようにサポートしていきたいと思います…あー…」
スピーチをしていた長岡が、なにやら気だるげに声を漏らす。
そして、自分の前に並んだ新入生一人ひとりの顔を見る。
怪訝そうな顔をする新入生を前に、長岡が口を開いた。
.
.
***
シラサギ高校の敷地内、グラウンドを見渡せる丘の上。
ここからの俯瞰だと、グラウンドに立っているのでは分からない、生徒達の並び方の法則がよく分かる。
在校生達の並び方は雑然としているように見えて、法則性があり、また奇妙だった。
――四人の男女が、丘の上にいた。
*…なぁ、もう始めちゃっていいんじゃね?*
(,,゚Д゚)「…相変わらず気の早いヤツだゴルァ」
放送が響く中、一つ呟く。
両腕を組み仁王立ちをしている、学ランを肩に掛けた小柄な少年。
一応言っておくと、シラサギ高校は制服を着ないで登校しても咎められることは無く、生徒は皆私服で通っている。
*めんどくせぇしさぁ。硬いことナシに、な?*
(,,゚Д゚)「生徒会長を何だと思ってやがるんだ」
( ´∀`)「嫉妬してるのかモナ」
.
清々しいくらいにベタ設定のオンパレードだ
.
学ランの隣に立った、大柄の男。
白地に赤で「あなーきー」と書かれたTシャツ、ズタズタに破れたジーンズ。
服装は過激なようで、顔は牧歌的でおおらかだ。
(,,゚Д゚)「まさか。アイツも役職に就いたんなら責任くらい果たせって話だ」
( ´∀`)「ま、そりゃそうだモナ…ふふ」
(,,゚Д゚)「笑ってんじゃねぇぞゴルァ」
*…いいな? いいんだよな?*
(*゚ー゚)「まーまー。『式』見てようよー」
ピンクのワンピースに身を包んだ少女が、学ラン少年に後ろから抱きつく。
鬱陶しそうにする少年だが、特に振り払おうともしない。
少女の小さな手の甲に一握りほどの黒い弾が貼りついているせいというのもあるが、まぁ、二人はそういう関係なのだ。
大柄の男はそんな二人を微笑ましげに見つつ、グラウンドに視線を戻した。
まだ何も始まってはいないが、式場(露天、囲いや装飾などは一切無し)の空気からボルテージの高まりを感じる。
.
.
在校生の雑然とした並びは、いわゆる『花道』だ。
新入生が向いている方向に、教員と在校生がトラックの幅そのままの、巨大でまばらな花道を作っているのだ。長岡はその中心にポツンと立っている。
―――もっとも、彼らは本当に花道を作ろうとして並んでいるのではないのだが。
そして、花道の先にあるのは――
( ・∀・)「…今年は、俺らに敵うのが出るぜ」
後ろから、唐突に声。
三人が一様に振り返ると、あさっての方向を向いて胡坐をかいているソイツが、口をボケッとあけていた。
ヒッピー風のヒラヒラした服に、鎖や彫金のエンブレムを大量につけた細身の少年。整った顔立ちだが、目は虚ろだった。
少女が問いかける。
(,,゚Д゚)「…本当か」
(*゚ー゚)「モララー、本当? また幻覚とかじゃないよね?」
( ・∀・)「…確実だ。神は確実だからな」
( ´∀`)「…ふふ、楽しみだモナ?」
モララーと呼ばれた少年がそっぽを向くと、また放送が響く。
.
.
*…じゃ、準備しちゃってくれ。端末を使っていいぞ*
***
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四天王だ…こいつら確実に四天王だ
.
生徒会長の一声で、新入生が一斉に動き出す。
皆が胸ポケットから通神機を取り出すと、大規模な次元干渉の影響でトラックの空間が歪み始める。
_
( ゚∀゚)「制限時間は10分。お前らの立ってる位置から壁まで150m、壁は50m」
生徒会長が後ろを振り向く。
人の作る花道の向こうに聳え立つそれは、
【壁】。
純白、モノリス的長方形。太陽光を受け輝いている。
校舎と背を競うようにまっすぐ伸びたそれは、150mの距離を以ってしてもかなり大きく見える。
偉大だった。
次元干渉が完了し始めると、次元の裂け目から、新入生の周りに次々に物があふれてくる。
.
.
_
( ゚∀゚)「使用する道具に制限は無い。誰をどう傷つけようが、壁にどんな細工をしようが構わない」
バイク。アイスピック。ブースターパック。濃紫の針。鎖。パイルバンカー。かんざし。金属バット。
それぞれが自分の武器を装備し、翳し、素振りを始める。
次に、能力制限の解除告知を受けた事象者達が能力の発現を開始する。
_
( ゚∀゚)「死んでも【壁】の干渉でどうにでもなる。ケガしてもグチャグチャの肉片に成り果てても自然に治る。制限時間一杯は自由にしろ」
.
.
炎。瘴気。全身凍結。雷撃。テレポート。物体生成。認識加速。巨大化。
開始前に隣に並ぶものを攻撃しないようにと、それぞれが自分の能力を領域内で高ぶらせる。
最後に、準備運動をしていた者と、じっと動かなかった者達が。
_
( ゚∀゚)「手は抜くな。友達も助けるな。俺達はそんなことを求めているんじゃない。俺達は――」
光の衣に包まれる。天からそこに光が当たる。白い翼が生える。目に見えない程の瞬撃を繰り出す。生身で5mの高さのジャンプをする。
やがて、新入生全員が長岡に向き直る。
全ての準備が完了した。
_
( ゚∀゚)「――いや、いい。言わなくていいな。お前達の目を見れば分かるよ…今年も、楽しそうじゃねぇか」
長岡が見る先には、先程の初々しさよりもそれに勝る闘志を持った98人の姿。
姿だけでない。スタートの瞬間が近づき、覚悟を決めた意志が、目に見えるようだった。それほどの気迫。
1/100を勝ち抜いた彼ら。
新入生達の緊張は、熱意に変わった。
その熱意は、もはや熱望としてその場にいた全ての者達が持っていた。
―――早く、スタートを。
.
.
_
( ゚∀゚)「さ、今度こそ始めようぜ」
生徒会長・ジョルジュ長岡は、ズボンのポケットから実銃を取り出すと天に向けた。
『入学式』の始まりを告げる、号砲を。
_
( ゚∀゚)「新入生共、最初の課題だ。【壁】の上へできる限り早く辿り着け」
機械の駆動音。事象干渉の高周波。星運の白い音達。緊張から来る荒い息遣い。
_
( ゚∀゚)「いちについてよーい」
ピシリ、と空気が張り詰める。
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376 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 10:39:37.13 発信元:182.249.246.22
謝謝
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風が一つ吹いた。
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支援!
人が少ない時間帯はやはり猿が強いな
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空を引き裂く銃声。
スタートダッシュの轟音。
観客の歓声。
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入学式。
新入生が初めて自らの技能を現し、初めて【壁】に向かい合う式。
―――これから三年間闘うことになる【壁】と、初めて向き合う場。
シラサギ高校。
桐殻県の中部に存在する、進学校。
元旧制中学の気高い空気を纏う純白の五階建て校舎。
卒業後は国内最高峰の大学への入学はもちろん、上流企業への就職や海外留学も稀なケースではない。
ノーベル賞受賞者、オリンピック選手、国際芸術勲章受賞者等を多く輩出している。
少年少女は、神格化された【壁】に向き合うことで、己と向き合い、己を伸ばしていく。
これは、その一歩一歩を描く物語。
これは、その一歩目。
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音が溢れる【壁】への道に、長岡の姿は既に無い。
彼はテレポートが大の得意なのだ。
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osimai
ベタなもの書こうと思って設定を練ったお
当初膨れ上がりすぎて100レスくらいになってたから泣く泣く圧縮しまくったら今度はスカスカになったお…
イエティ駆除に来まし……手遅れでしたか。
連載化待ってますお
乙乙
ノーカット100レスバージョンも楽しみにしてる
386 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:38:17.29 発信元:175.104.235.7
よーしじゃあ誰もいないしお兄さん投下しちゃうぞー
猿よけよろしくオネシャス
387 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:39:44.60 発信元:175.104.235.7
ζ(゚ー゚*ζ
ひいじいちゃんが亡くなってから、今年で十三年になる。
そんなことを思い出したのは、大学で民俗学を専攻するコースを選択した二回生の春だった。
ひいじいちゃんの命日は20世紀最後の大晦日。息を引き取ったのは除夜の鐘も鳴りはじめ、あと数分で年が明けるというころだった。
1901年生まれ、享年は百歳だというのだから見事な大往生だろう。
私も一応病室には居て、ひいじいちゃんの臨終の瞬間には立ち会ったのだが……その時の光景はほとんど記憶にないというのが正直な所だ。
なにせその頃の私は小学校にあがったばかりで、事態もよく分からぬまま病院に呼び出されて慣れない夜更かしを強いられていたのだ。
そもそもその頃はひいじいちゃんとは年に数回会うくらいであり記憶自体わりとぼんやりしていて、なんとなくいつもにこにこしてるくらいの印象しか持っていなかったのだ。
今にして思えばなんとも曽祖父不幸なハナシだが、当時の私を誰が責められようか。
ただ、その大晦日の晩のことで、ハッキリと覚えていることがひとつだけある。
( ^ω^)
ベッドの上のひいじいちゃんの、いつもと変わらないしわくちゃの笑顔だ。
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388 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:42:28.28 発信元:175.104.235.7
ひいじいちゃんは土地や家屋敷など、そこそこの財産を遺していったらしい。
ひいじいちゃんの奥さん、私から見ればひいばあちゃんにあたる人は私の生まれるとっくの前に亡くなっていた。
ひいじいちゃんの一人娘で、本来の遺産の相続人である祖母は、あらかじめ自身の遺産相続権を放棄していた。
从 ゚∀从「どうせ私も老い先短い身だ。冥土にお金は持ってけないよ」
そんなわけでひいじいちゃんの遺産はその三人の孫たち、すなわち私の父と二人の叔父に分与されることとなった。
すぐさま父と叔父たちで話し合いの席が持たれたが、結局、私の家が相続したのは額としてはわずかばかりのものだった。
後はひいじいちゃんの趣味だったカメラや鉄道模型、そして蔵書などだけ。
兄弟間でどんな話し合いがあったのかは知らないが、父が末っ子の三男であったことも影響したのかもしれない。
もっとも当時の私はそんな細かい事情や経緯などまったく解らず、ただぼんやりと「ああ、もうひいじいちゃんには会えないんだ」と思っただけだったのだが。
やがてそんなことも記憶の片隅にしまい込まれて時は流れ、気がつけば私は大学生となっていた。
.
389 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:44:59.39 発信元:175.104.235.7
そして今年の春、物置を整理していたときのこと。
ζ(゚ー゚;ζ「よっこいしょ、っと! あー、重たい……」
物置の隅の、ホコリをかぶったいくつかのダンボール。
ζ(゚ー゚*ζ「これは……ひいじいちゃんの本、かな?」
やけに重たいそれらの封を開けてみれば、そこにはかつてのひいじいちゃんの蔵書の数々がいかにも無造作に入れられていた。
ζ(゚ー゚;ζ「うーん、もうちょっと整理しないと……ん? なんだろ、これ」
ふとその中に、タイトルの記されていない数十冊もの本を見つけた。
ζ(゚ー゚*ζ「なんだろ、自費出版の本かなにかかな?」
適当にその中の一冊を手に取り、経年変化で黄ばんだページをめくる。パリパリという音とともに、僅かな古い紙の匂いが鼻孔をくすぐった。
ζ(゚ー゚*ζ「! これって……」
390 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:47:28.22 発信元:175.104.235.7
【昭和五十八年六月十九日 晴れ】
【書店に立ち寄り、数冊の書籍を購入する。道中、毒男と会ったため少々立ち話をする。来月に孫が生まれるとのこと。男の子だそうだ】
【夜、なんだか表が騒がしいと思い外を見ると浴衣姿の家族連れが。成程、今日はそこの神社で祭がある日だった】
【小生も幼い頃には祭を心待ちにしていたものだったが、今ではすっかり行く気力も失せてしまった】
【何より、祭など一人で行ってもつまらないものだ。もしハインやツンが居たならば――】
――――それは、ひいじいちゃんの日記だった。
二十歳の誕生日から書き始め、亡くなる当日に書き終えるまでのおよそ八十年。その一日一日が記された、日記だった。
ζ(゚、゚*ζ
私は物置の整理という本来の目的も忘れ、膨大な数のそれらを夢中で読み進めていった。
人の日記を無断で読むことに罪悪感が無いわけではなかったけど、興味に勝るものではなかった。
著者は十年以上前に亡くなった身内だ。曾孫の私が読んでも悪いということはないだろう。そう言い聞かせ、自分の行為を正当化した。
391 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:50:10.84 発信元:175.104.235.7
ζ(゚ー゚*ζペラ...
その日嬉しかったこと。悲しかったこと。楽しかったこと。苦しかったこと。
一ページ読むごとに、セピア色だったひいじいちゃんの笑顔に、色が着いていくような気がした。
ζ(゚ー゚*ζ「ふぅ。すごい量……」
Σζ(゚−゚;ζ「……あ、もうこんな時間!」
ようやく数冊を読み終えるころには、既にとっぷりと日が暮れていた。
無意識に点けていたらしい豆電球がわずかに吹き込む風を受けて揺れている。
ζ(゚、゚;ζ「いけない、ついつい夢中になっちゃった」
慌てて明かりを消し、物置を後にする。
その腕の中には、数冊の日記。
思えばこの時には、私のこの夏の予定は決まっていたのかも知れない。
( ^ω^)デレはひいじいちゃんと20世紀を歩くようですζ(゚ー゚*ζ
.
392 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:53:09.27 発信元:175.104.235.7
2013年、夏。
私は電車を乗り継いで、隣の隣の県のとある田舎町にやってきていた。
ζ(゚、゚;ζ「ひゃー、あっつい」
むせ返るような暑さと耳をつんざく蝉の大合唱。そして広い広い青空。
これでもかというくらいの田舎の夏だ。
錆びに錆びた駅名標がまた哀愁を誘う古びた駅舎と人の居ない駅前。
駅前にあるのはどうやって経営を維持しているのか分からないようなボロい商店が一軒だけ。
いかにも田舎の駅といった風情。
ζ(゚ー゚*ζ「いいなぁ、この雰囲気。わくわくするなー」
大学が夏休み期間に入り、特にサークルなどに所属していない私は時間が腐るほど有り余っていた。
さらに一回生の頃から短期バイトをいくつもしていたおかげで、軍資金は潤沢。
よほど無茶な使い方さえしなければ、少なくとも二ヶ月ほどは余裕で暮らせるだけの金額が通帳には貯まっていた。
それらを利用して、日記を元に、ひいじいちゃんの足跡をたどる旅をしようと決めたのだ。
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393 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:56:01.19 発信元:175.104.235.7
【大正十年四月十八日 曇り】
【今日は僕の二十歳の誕生日だ。両親から記念にと日記帳を贈られた】
【しかし、突然日記などと言われても何を書けばいいのやら。もうすぐ出立の日が来ると言うのに】
【とりあえず、これだけ立派なものを頂いたのだから、三日坊主にはならないようにしたいものだ】
適当なベンチに腰掛け、鞄の中に大事にしまってある日記の一冊を取り出す。
ゆっくりと本を開く。パリパリ、と古ぼけた紙が音を立てた。
これは、ひいじいちゃんが日記をつけはじめた最初の一冊だ。
その、最初の一ページ。旧字体の漢字とカタカナ混じりの文体で、最初の記述がされている。
ζ(゚ー゚*ζ「えっと、まずは……。地図地図」
日記をしまい、代わりにあらかじめ買っておいたこの辺りの地図を取り出す。
ひいじいちゃんは気さくではあったが、あまり自分のことをペラペラと話すタイプではなかったらしい。
そのため、ひいじいちゃんの生家がどこにあったのかさえも親族の中で知っている人は誰もいなかった。
唯一知っていそうな実の娘であるばあちゃんはといえば、三年前に脳梗塞で倒れ、
それ以来めっきりボケてしまったため、とてもまともな解答を期待できそうにはなかった。
394 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:57:56.37 発信元:175.104.235.7
しかし、まるっきり手がかりが無いわけでもない。
ひいじいちゃんの日記。そこには何度か、かつてひいじいちゃんが通っていた尋常小学校の名前が登場していたのだ。
ζ(゚、゚*ζ「うーん、美布尋常小学校……美布尋常小学校……」
一応県内ではトップの国立大学である母校の大学付属図書館には、県内の各市町村の郷土史が収められている。
それらを洗ってみはしたものの、ひいじいちゃんが通っていたらしき尋常小学校の名前は見つけることが出来なかった。
ζ(゚、゚*ζ「うーん……」カタカタカタ ッターン
とζ(゚、゚*ζ「……ないなぁ」カチカチ
ネットで検索してみるもそれらしいものは引っかからず、早くも私の旅の計画は頓挫するかに思われたのだが……。
395 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 11:59:41.15 発信元:175.104.235.7
(´・ω・`)「あ、デレちゃん? この間の美布尋常小学校だけどね、どこにあるかわかったよ」
答えがもたらされたのは、自分のゼミの教授からだった。
うちの大学では、学生は二年次から各教授のゼミに所属することになっている。
私が選択していたのは幸運にも、文化民俗学を専門とするショボン教授のゼミだったのだ。
ショボンというのは彼のアダ名で、しょぼくれたような眉毛から本名の「諸本」をもじって付けられたらしい。
ショボン教授自身けっこうこのアダ名を気に入ってるらしく、彼を呼ぶ人は皆そう呼ぶのだった。
(´・ω・`)「ネット検索で引っかからないわけだよ。元々が生徒数の少ないド田舎の小学校。
しかも戦後すぐに教育改革の流れで近隣の学校と統廃合されて、その合併先の学校も二十年以上前に廃校になってる」
余談ではあるがこのショボン教授、この大学の学生の間ではけっこう有名人である。
というのも、何故か彼の周りには黒い噂が絶えないのだ。
曰く、彼の研究室に行った院生は数年に一人のペースで行方不明者が出る。
曰く、彼は学長さえも裏で操る、この大学の影の支配者である――――。
そういった噂話にうとい私がそれらの都市伝説を知ったのは、ゼミ配属の希望申請が通ってしまった後のことだった。
ζ(゚、゚*ζ「そうだったんですか……。ありがとうございます。きっと私じゃ調べられませんでした」
しかしこの教授、有能には有能なのである。
認められた論文は数多いし、テレビにも割としょっちゅう出ているくらいだ。
396 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:01:29.82 発信元:175.104.235.7
(´・ω・`)「そうだね。僕でさえ学生時代のげぼk……もとい、友人達に調べさせてようやく分かったくらいだもの」
……とりあえず、最後になにか言いかけたことは聞き流すことにした。
この手の人間の私生活に深く首をつっこむとロクな事がないものだと相場は決まっている。
ζ(゚ー゚;ζ「そ、それで、その場所は……」
(´・ω・`)「ああ、うん。○◯県のしたらば市ってとこ。そこの創作地区だね」
ショボン教授が口にしたのは、この県の隣の隣に位置する県の名前だった。
(´・ω・`)「元は創作村ってとこだったんだけど、何年か前に隣のしたらば市に吸収合併されてる。人口数千人の小さな村だったみたいだね」
ζ(゚ー゚*ζ「そうだったんですか……。ありがとうございます。助かりました」
(´・ω・`)「んでさ、デレちゃん。来月そこ行くんでしょ? ちょうどいいことにその県の○◯大学に件のげb、友人の一人が勤めてるからさ。
僕が話しとくから、案内役兼運転手にそいつを付けるよ。一人で知らない土地うろうろするよりなんぼかマシでしょ?」
ζ(゚ー゚;ζ「えっ? いやいや、そんな……。その人にご迷惑でしょうし」
冗談じゃない。
あのショボン教授の知り合いなど、どんな人物かわかったものではない。
しえ
ショボンゲスすぎィ!
399 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:04:08.39 発信元:175.104.235.7
(´・ω・`)「あー、大丈夫大丈夫。女子大生と二人旅と言えば多分食いついてくるだろうし」
ζ(゚ー゚;ζ「それは……安全といえるんでしょうか? それに、もうなにかご予定があるかも」
(´・ω・`)「無問題。ヘタレだし妙な所で紳士だから、手を出してくることは絶対確実にありえなーい。
それに、アイツの予定? それも大丈夫」
ζ(゚ー゚;ζ「…………?」
(´・ω・`)「僕が頼めば嫌とは言えないし、死んでも言わせないから」
うん、決めた。近いうちに絶対ゼミ転属の申請出そう。
.
400 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:06:30.48 発信元:175.104.235.7
ショボン教授に教えてもらった、その案内してくれる人との待ち合わせ場所になっている小さな喫茶店に着いた。
先ほどの駅は無人駅で待合所にエアコンすら無いため、徒歩五分くらいの喫茶店が待ち合わせ場所になったのだ。
_
( ;∀;)「イベント……イベント……。ちくしょう、あの悪魔め……せっかくチケット取れたのに……」
ζ(゚ー゚;ζ(えーと、アレかなぁ……?)
店のドアから中の様子をうかがう。店内に客は一人だけ。
太い眉毛が印象的な、なにかブツブツ言いながらテーブルに突っ伏して泣いている男性だけ。
どうしよう、すごく話しかけたくない。
ζ(゚、゚;ζ(………………)
ζ(゚ー゚;ζ(…………よしっ! 行こう!)
とはいえ、ここまで来て引き返すことも出来ない。
自分を励まし、店のドアを開ける。
カランカラン、とドアに据え付けられていたベルが鳴ると、その男性が顔を上げた。
401 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:09:10.42 発信元:175.104.235.7
見ると、彼は意外にも若い……二十代後半から三十代前半くらいの男性だった。
ショボン教授と同年代くらいだろうと思っていたので、一瞬ぽかんとしてしまった。
_
( ゚∀゚))「……あ」
ζ(゚ー゚;ζ「…………」
_
( ゚∀゚)「…………ナイスおっぱい」
ζ(゚ー゚;ζ「…………えっ?」
_
(; ゚∀゚)「ああいや、失礼。えーと、君が?」
ζ(゚ー゚;ζ「アッハイ、諸本教授の紹介で来ました」
_
( ゚∀゚)「あーうん、聞いてるよ。デレちゃんで良かったんだよね」
ζ(゚ー゚*ζ「はい、今日はよろしくお願いします」
_
( ゚∀゚)「俺は長岡烝治。◯◯大学の人文学部で講師をやってる。
君のところのショボン……で通じるかな? まぁ、諸本先生の元教え子だよ。ある意味君の先輩かな」
ζ(゚ー゚*ζ「長岡さん、ですか」
402 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:11:42.70 発信元:175.104.235.7
_
( ゚∀゚)「友人からはジョージのフランス語形で『ジョルジュ』って呼ばれてる。
だからデレちゃんもジョルジュって気軽に呼んでくれると嬉しいな」
ζ(^ー^*ζ「あはは、昔からショボンって呼ばれてたんですね。ウチの大学でもショボン教授って呼ばれてますよ。
それでは改めてよろしくお願いします、ジョルジュさん」
ジョルジュさんは、思っていたよりも気さくで話しやすい人だった。
あのショボン教授の知り合いというから、どんな変人かと心配だったが杞憂に終わったらしい。
…………いや、最初のアレらを考えると、変人には違いないのかも知れないが。
_
( ゚∀゚)「うん、よろしく。まあ座って。とりあえずお茶でもどう? もし急ぐんだったらすぐ出るけど」
ζ(゚ー゚*ζ「いえ、時間は大丈夫です。長時間電車に揺られて私も少し疲れてますし、少し休んでから行きましょうか」
_
( ゚∀゚)つ□「ん。はいこれメニュー。ケーキでも何でも好きな物頼んじゃって。もちろん俺が奢るから」
ζ(゚ー゚;ζ「いえ、流石に自分の分は自分で出しますよ。こちらが無理に頼んで来てもらっている立場なのに……」
もっとも正確に言えば無理に頼んだのはどこぞのゲス教授なのだが、そういう問題ではない。
実際、学生とはいえバイトでそこそこ困らないだけのお金は貯めてあるのだ。
_
( ^∀^)「いいっていいって。年上の男の意地みたいなもんだから、こういうのは素直に受け取っておくもんさ」
ζ(゚ー゚*ζ「……では、ごちそうになります」
水とおしぼりを持ってきた店員さんに私はチーズケーキとアイスレモンティーを、ジョルジュさんはアイスコーヒーを注文する。
水のグラスに入った氷がカランと音を立てた。
403 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:13:51.81 発信元:175.104.235.7
_
(; ∀ )「しょしょしょ、ショボン先生……。あああああ、アンタ、何処で『それ』を……っ!?」
(´・ω・`)「んー? どこだろうねぇ。知りたい? ねぇ知りたい?」
_
(; ∀ )「……何が望みだ? 金か、力か。それとも世界か?」
(´・ω・`)「いやいや、まさかそんな。教え子を脅迫だなんて、模範的大学教員たる僕がそんなこと。
……ねぇジョルジュ君。キミ、大学には車で通学してたよね?」
_
(; ゚∀゚)「え? ええ、まぁ……。それがどうしました」
(´・ω・`)「なーんか、急にジンギスカンが食べたくなっちゃってね。それも本場の奴」
_
(; ゚∀゚)「へ、ちょ、まさか……」
(´・ω・`)「ちょっとひとっ走り車飛ばして買ってきてくんない? 北海道まで。
安心して、ジンギスカン代はちゃんと出すよ。ほら一万円」
_
(; ゚∀゚)「アンタ馬鹿!? こっから北海道って……津軽海峡まで辿り着くだけで高速でも12時間はかかるぞ!!?」
(´・ω・`)「あ? 知るかよ、ぶち殺すぞ。僕が行けって言ってんだから行くんだよ。
あ、あーあーあ。うん、別に嫌ならいいんだけどさ。残念だよ、君は明日から学内随一のド変態の仲間入りだ」
_
(; ∀ )「…………ッ!! ……い、今すぐ行って……買ってきます……」
(´・ω・`)ノシ「うんうん、聞き分けがよろしくてなによりだ。いってらっしゃい。
僕はビールとバーベキューセット用意して待ってるから、なるべく早くねー」
案の定のクズっぷりである
405 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:20:27.82 発信元:175.104.235.7
_
(; ゚∀゚)「――と、そんな訳でさ。学生時代にゃショボンの野郎にさんざっぱら苦い思いさせられたよ。
結局あん時はノンストップで北海道まで行ったのに観光もせずジンギスカン用の肉だけ買って超特急で帰らされたし」
ζ(^ー^*ζ「あっはははは! でも本当に北海道まで行ってきたんですか?
どこかの百貨店でジンギスカン用の肉とか買っちゃえば良かったのに」
_
(;-∀-)「いや。あのゲス野郎、ご丁寧に現地で肉買ってる写真の送付を要求してきやがった。
しかもどっかで必要以上に休んだり観光したらバラすって脅してくるし」
ζ(゚ー゚*ζ「あはは……でも、なんだか楽しそうですね」
_
(;-∀-)「今でこそ、って奴さ。当時はあのゲス野郎はいつかナイフでブスリと刺してやろうか本気で悩んでたんだから」
_
( ゚∀゚)「……ま。でも、確かに楽しかったには楽しかったよ。本気で馬鹿なことが出来るのは学生の特権だ」
ζ(゚ー゚*ζ「…………」
馬鹿なこと。確かにそうかもしれない。
ひいじいちゃんの足跡を辿る旅だなんて、普通の女子大生がすることではないかもしれない。
でも。逆に、そういう『馬鹿なこと』が出来るのが学生なのだとジョルジュさんは言った。
高校生以下ではこんな事をするにはお金が無さ過ぎ、社会人では忙しすぎる。
今しか出来ない、今だけ許されたおふざけ。
この旅は、突き詰めればそんなものなのかもしれない。
ζ(^ー^*ζ「……ふふっ」
406 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:24:53.36 発信元:175.104.235.7
しばらくの談笑の後、私たちは喫茶店を出た。
まだ外は十分明るいが、暑さのピークは過ぎたらしく、蝉の声も幾分落ち着いて聞こえた。
_
( ゚∀゚)「最初の目的地はどこだったっけ? どっかの寺だったっけ」
ζ(゚ー゚*ζ「はい、この辺のお寺をいくつか見て回ろうかと。檀家帳を調べてみたいんです」
ジョルジュさんの車に乗り込みつつ、これからの予定を話す。
「いろいろな所まわるんなら足が必要でしょ」とはショボン教授の言葉だったが、なるほどその通りだ。
少し暑さもやわらいだとはいえ、この気温で長時間外を出歩けば脱水症状で行き倒れるなんてことも充分あり得そうである。
_
( ゚∀゚)「檀家帳か。宗門人別改帳とも言って、江戸時代の寺請制度の下で作られた昔の戸籍みたいなもんだな。
なるほど、昔の人的事情を調べるなら定石だ。この辺りなら空襲もなかっただろうし……」
ζ(゚ー゚*ζ「ええ。なので、昔の檀家帳が残ってる可能性が高いかなー、と」
_
( ゚∀゚)「ん、おkおk。まわる予定の寺の場所は分かる?」
ζ(゚ー゚*ζ「はい、地図にマークしておきました。これです」
鞄から折りたたまれた地図を取り出し、ジョルジュさんに渡す。
ジョルジュさんはその地図を見ながら、カーナビに目的地を打ち込んでいく。
407 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:26:32.44 発信元:175.104.235.7
_
( ゚∀゚)「うっし、ナビの設定完了。そんじゃー行きますか」
ζ(゚ー゚*ζ「ええ。ではお願いします」
_
( ゚∀゚)つ「よーし、出発しんこー!」
気の抜けた掛け声とともに、車が動き出す。
知らない街の景色がゆっくりと流れ始める。
これから私は、どんな景色を見るのだろう。
その景色は、100年近くも前にひいじいちゃんが見ていた景色なのだろうか。
ζ(゚ー゚*ζ「いま会いに行くよ、ひいじいちゃん」
ひいじいちゃんを訪ね歩く旅は、まだ始まったばっかりだ。
( ^ω^)デレはひいじいちゃんと20世紀を歩くようですζ(゚ー゚*ζ
続く
.
408 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:28:05.45 発信元:175.104.235.7
続かない。
以上です
ありあとあしたー
続いてくれよ!乙でした!
410 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 12:49:10.29 発信元:182.250.198.11
イエティ駆除に……あぁ、また間に合わなかった
良いね良いね楽しみですよ
昔々の、
この山の伝説。
険しいこの山の頂上まで行けた人には
魔力を借りる権利があるんだってさ。
( ´_ゝ`)「ねー、お願い!!」
少年が両手を合わせて頼み込みます。
(´<_` )「えー、しょうがないなぁ…」
また別の少年は目前の筆記用具を片付けています。
( ´_ゝ`)「やった!じゃあ外行こう!」
どうやら少年の願いは2人で外に出ることのようでした。
l从・∀・ノ!リ人「兄者たちー!早く早くなのじゃ!」
…訂正、3人で外に出ることのようでした。
(´<_` )「綺麗な空だなぁ」
( ´_ゝ`)「な!だから言ったろ!同じ勉強なら外でやろうって!」
l从・∀・ノ!リ人「おっきい兄者ーいつものやってなのじゃ!」
( ´_ゝ`)「うん!いいよ!じゃあ行くぞー!」
少年は木と木の間に結ばれた綱の上を器用に渡ります。
l从・∀・ノ!リ人「すごい!すごいのじゃ!」
( ´_ゝ`)「へへーん!ほら!弟者!すごいだろ!」
(´<_` )「うん、すごい」
( #´_ゝ`)「見てないだろ!」
(´<_` )「うん、すごい」
( #´_ゝ`)「きぃぃぃ」
l从・∀・;ノ!リ人「おっきい兄者!ちっちゃい兄者はお医者さん目指してお勉強してるのじゃ!静かに!」
支援
弟者と呼ばれた少年は医者を目指していました。
(´<_` )「んー…」
ある日、部屋の中で勉強中。
弟者は鉛筆の後ろを齧りながら悩んでいました。
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃい兄者、どうしたのじゃ?」
(´<_` )「ん?いや、薬作る実験をしたいんだけど材料が足りなくて…どうしても欲しいんだけどさ…洞窟の奥にしかないんだって」
l从・∀・ノ!リ人「洞窟!妹者知ってるのじゃ!取りに行くのじゃ!」
(´<_`;)「え!いや、いい!危ないだろ?場所教えてくれれば俺が行くから!」
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃい兄者にはあの洞窟は小さすぎるのじゃ!」
妹者は駆け出しました。
いつもお世話をしてくれる弟者のお手伝いをしたいが為に。
しかしお昼に出た妹者は空がオレンジになっても、藍色になっても帰ってきませんでした。
(*゚ー゚) 「妹者ちゃん、遅いわね…」
(,,゚Д゚) 「どこまで遊びに行ったんだ…?」
二人は三人の面倒を見てくれている夫婦です。
この村で小さな病院を営んでいました。
( ´_ゝ`)「弟者、妹者がどこまで行ったか知ってる?」
(´<_`;)「……昼に…洞窟に行くって…」
(*゚ー゚;) 「ど、洞窟?!」
(,,゚Д゚;) 「な、なんてことだ…あそこは小さい上に崩れやすいんだ…すぐに行かなければ!!」
シエンタ
l从 ∀ ノ!リ人
(,,゚Д゚;) 「妹者ちゃん!!」
(*゚ー゚;) 「あなた!すぐに治療を!!」
l从 ∀ ノ!リ人
妹者の手には弟者の求めていた材料がありました。
でも、弟者はちっとも嬉しくなんてありませんでした。
(;´_ゝ`)「ギコさん!妹者は…?」
(,,゚Д゚) 「…やれることはしたが……目が覚めるかどうか…」
( <_ )「俺のせいだ…」
(*゚ー゚;) 「そ、そんなことないわよ…」
(;<_; )「俺が妹者にあんな危ない所へ行かせたんだ!俺が悪いんだ!!わああああ!!」
しぃが弟者を抱きしめます。
(*゚ー゚) 「…こんな時に、魔術師や魔法使いがいたら……」
( ´_ゝ`)「魔術師や魔法使い?」
(*゚ー゚) 「『山の魔法使い』って絵本知ってる?」
( ´_ゝ`)「うん、妹者に何度か読み聞かせたことあるよ」
(*゚ー゚) 「あれはね…あのシタラバ山の伝説が元となった絵本なの」
ーーー村一番の山の頂点に辿り着いた者は、魔法使いから対価と引き替えに魔力を借り、魔法を使える魔術師となれる。
( ´_ゝ`)「……その山を登ればいいんだね?」
(*゚ー゚) 「え?」
少年は外へ駆け出しました。
(*゚ー゚;) 「兄者君?!」
(;<_; )「兄者?!」
風切る勢いで走り出した少年を追い、弟者としぃは外へ出る。
(*゚ー゚;) 「無茶よ!!戻ってきなさい!どうせただの伝説よ!」
(;<_; )「兄者!行くな!一人にしないでくれ!」
( ´_ゝ`)「大丈夫!ちゃんと戻ってくるって!弟者を一人になんかしないって!」
少年は山の方へ走り、止まりませんでした。
(;´_ゝ`)「狭い道だなぁ…」
少年は自分の足ほどの余裕も無い山道を歩きます。
( ´_ゝ`)「でもいつも渡っている綱よりは太いや」
でも綱と違って少しでも踏み外せば真っ逆さまです。
( ´_ゝ`)「本当に魔術師になれるのかな?」
それでも山はビュービュー風が吹くだけで何も教えてはくれません。
(;´_ゝ`)「うわぁ…道が無い…」
そこには太い一本のツタが上の大木から伸びてるだけ。
( ´_ゝ`)「でもいつも遊んでいる綱より太いや」
少年は下を見ずにツタを振り子のようにして渡り終えました。
( )
一人の男がシタラバ山の頂上で縦笛を吹く。
( ´_ゝ`)「…これは」
あなたは忘れた
二度とは忘れぬ
経るほど強まるこの恨み
野を越え山越え
恨みは伝わる
雷火も地鳴りも
道無き道も躊躇わぬ
別れてもなお
捨ててもまだなお
霊と成り果てても
魔術も助けも叶わない
今も私の心に滲みる
不思議と歌詞が頭に流れる。
と少年は思いました。
( ) 「君」
突然呼ばれて少年は驚きました。
( ) 「僕は魔力を貸すつもりはないよ、また別の日に違う魔法使いに当たりな」
(;´_ゝ`)「あなたじゃなきゃ困るんです!せっかく…あんな危ない道を通って…」
( ) 「一度登れたなら二度目も平気さ」
(;´_ゝ`)「お願いします!!!妹を助けて!!!」
少年は思いきり手を合わせ、頼む。
(´・ω・`) 「妹?」
クルリと魔法使いが振り向き、尋ね返す。
和服の男は腰に先ほどの縦笛を携えていた。
しえんしえん
(;´_ゝ`)「俺は…三人兄弟で…弟の願いを叶えようとした妹が大怪我して…弟もとても悲しんでいるんです…だから、だから…」
(´・ω・`) 「んー…いいよ」
( ´_ゝ`)「本当ですか?!」
(´・ω・`) 「うん、いいよ」
( ´_ゝ`)「あ、ありがとうございます!!」
(´・ω・`) 「でも、対価が必要なのは知ってるよね?」
( ´_ゝ`)「あ、はい…」
(´・ω・`) 「対価はそうだね……君の弟から君への好意、はどうかな?」
( ´_ゝ`)「好意…?」
(´・ω・`) 「そう、君が魔法を使う度に、君への弟の好意が減るよ」
( ´_ゝ`)「…えっ」
(´・ω・`)「別に嫌ならいいよ?僕、貸さないから」
( ´_ゝ`)「…妹者さえ助かれば魔法なんか使わないし…いいや、お願いします」
(;<_; )「妹者!妹者!」
(*゚∀゚;)「これは酷いね…薬草も効かないね…」
騒ぎを聞いた薬屋さんもお手上げでした。
(,,-д-) 「……」
(*゚ー゚) 「……」
その時、キィッと玄関の戸が開きました。
(*゚ー゚) 「!!兄者君!」
(;´_ゝ`)「ただいま!妹者は?」
(,,゚Д゚) 「…まだ、目を覚まさない」
( ´_ゝ`)「妹者…」
兄者は妹者のベッドに近づき、シーツの上に肘を置きました。
( ´_ゝ`)「助けなきゃ、妹者を」
兄者が両の手の平同士を合わせると両手の間から青い球が現れ、分散し、青の欠片がキラキラと空中を舞いました。
そしてやがて、青の欠片が消えました。
ゲラウェイモンキー
これ序章か
しえん
l从-∀・ノ!リ人「…ん?」
(,,゚Д゚) 「い、妹者ちゃん?!」
(*゚ー゚) 「すごい…奇跡だわ!」
(-@∀@;)「つ、ついに我が村にも魔術師の誕生か!」
(*゚∀゚)「アヒャー!こりゃみんなに知らせなきゃね!!」
(;<_;)「妹者!!」
l从・∀・ノ!リ人「お…っきい兄者に…ちっちゃい…兄者?」
( ´_ゝ`)「そうだぞ、俺らはここにいるぞ」
l从・∀・*ノ!リ人「えへへ、あったかいのじゃ」
二人の手を強く握りながら妹者はにっこりと笑いました。
しえーん
しかし、数日後。
(*゚∀゚)「兄者くーん、悪いんだけどうちの子の怪我治してくれない?」
ミ*゚∀゚彡「フー!フー!」
(;´_ゝ`)「え…またですか?でもこれくらいならギコさんでも…」
(*゚∀゚)「いいじゃないの!魔法ならちょちょいで治るでしょ?うちの子すぐ怪我しちゃうからお金嵩むのよねー!」
(;´_ゝ`)「うー…特別ですよ?」
好意が対価か
絵本チックだな
このままだと後味悪く終わって教訓めいた〆が待ってそうだが
しえん
少年の“特別”は段々、増えて行きました。
ずるずると……
とある深夜。
(*゚ー゚) 「…ふぅ」
しぃがソロバンを弾きながら頭を抱えます。
(,,゚Д゚) 「赤字か」
(*゚ー゚) 「みんな兄者君の魔法で済ませちゃうからね…」
しぃがはぁっと溜息をつきます。
するとトントンと扉を叩く音がしました。
(*゚ー゚) 「…誰かしら?」
しぃが扉を開けました。
( <●><●>) ( `・ω ・ ´)
(*゚ー゚) 「すみません、もう診療は…」
( <●><●>)「いえ、診察ではなく、個人的な話で参りました」
(*゚ー゚;) o0(耳が無い…!この方々は…西の国の者!)
(,,゚Д゚) 「なんのようでしょうか?」
( <●><●>)「長くなりますので…よろしければ中で…失礼しますね」
耳なし芳一みたいかと思ったけど猫耳のほうか
( <●><●>)「さて…話と言うのはここにいる妹者ちゃんのことです」
(*゚ー゚) 「妹者ちゃん?」
( <●><●>)「彼女、東の人じゃないでしょう?」
彼女は今は無き孤児院から引き取った子どもでした。
ここの村人達とは違う耳を持つ、ふわふわとした青毛の西の国の女の子。
( <●><●>)「彼女、うちの国の新たな王妃の娘なんですよ」
( <●><●>)「この度、王妃の命令で探索を命じられましてね」
( <●><●>) 「あ、こちら、今までの養育費と、ほんの少しの、礼金です」
(*゚ー゚) 「…こんなに」
(,,゚Д゚) 「……」
l从;∀;ノ!リ人「いやなのじゃ!ギコおじさんとしぃおばさんといたいのじゃ!!」
(,,-д-;)
(*゚ー゚;)
( <●><●>)「王女様、さ、参りましょ、お母様とお父様がお待ちです」
l从;∀;ノ!リ人「いやなのじゃ!いやなのじゃ!!おっきい兄者!ちっちゃい兄者!離れたくないのじゃ!」
(´<_`;)「妹者!!」
(;´_ゝ`)「っ…!!」
兄者が両の手を合わせて魔法を使おうとする。
(`・ω・´)「いけないよ」
すると西の国から来た耳有りが横笛を吹き。
そこから出てきた赤い煙に兄者の青い球は消されてしまいました。
( <●><●>)o0(ふむ…耳ありとなどとは同行したくないとは言いましたが…さすがにこの世で一番の魔力を持つ者だけあって役に立ちますね)
( <●><●>) 「では、毎月忘れず振り込んでおきますので」
3人は飛行機で遥か彼方の西の国へと旅立った。
夜。
(;<_; )「妹者…妹者…」
( ´_ゝ`)「泣かないで、弟者…また会えるよ…」
「子供たちは寝たか?」
「ええ、寝ましたよ」
兄弟は咄嗟に口を閉じました。
「すごい謝礼金だな…これならもう稼ぎが無くても豪遊さえしなければ…」
「でも…ここにはもういられないわね…もう少し遠くへ…魔術師がいない所じゃないと…みんなが魔法で治したら…」
「そうだな、もうここを越すしかない」
(;´_ゝ`)「……」
( <_ )「……せいだ」
(;´_ゝ`)「!?」
(;<_;)「お前のせいだ!!」
(;´_ゝ`)「お、弟者…」
(;<_; )「お前が魔術師にさえならなければ引越すことも妹者を売らなくても済んだのに!お前の魔法がもっと強ければ妹者を止められたのに!」
(;´_ゝ`)「おと…」
(;<_; )「家族も守れないで何が魔術師だ!!」
(; _ゝ)「……!」
(;<_; )「お前なんて兄弟でもなんでもない!!出ていけ!お前なんて顔も見たくない!出ていけ!お前なんて…お前なんて…」
「だいっきらいだ!」
sie
446 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 15:19:02.86 発信元:182.250.198.11
支援
翌日の早朝
弟者も、しぃも、ギコもまだ寝てる頃。
兄者はカバンに荷物を詰め
家を去りました。
ーーー
ーー
ー
西の国のスラム街。
そこを風を切るように駆け抜ける男がいました。
_
( ゚∀゚)「おう、アーニー、今日も足が速いな」
ピタリと風が止みます。
( ´_ゝ`)「あ、ジョルジュさん、こんにちは」
| ^o^ |「せんぱい おしりあい ですか」
_
( ゚∀゚)「おう、二人は初めて同士か、こいつはこのスラム街のサーカスの団長、アーニーだ」
( ´_ゝ`)「よろしく」
_
( ゚∀゚)「こっちは俺の後輩、ブームだ」
| ^o^ |「よろしくです」
( ´_ゝ`)「よろしく。あ。すいません、俺急いでるんで」
_
( ゚∀゚)「おう、引き止めて悪かった、ガキたちにもよろしく言っておいてくれ」
( ´_ゝ`)「はい、では」
また兄者が風のように駆け抜けて行きました。
| ^o^ |「よくみみありのやばんじんなんかとしゃべれますね」
_
( ゚∀゚)「ジョルジュチョップ」
| #|^o^ |「いたい」
_
( ゚∀゚)「お前はどうせわからないんだろうな…見たこと無いんだろ?アイツのサーカス」
| ^o^ |「みせものごやですか?」
_
( ゚∀゚)「サーカスと言えよ…あれはすげぇぞ、酒に給料全部つぎ込むくらいなら見ろよ」
やるせねえ
| ^o^ |「わかりました …って、どこのさーかすだんですか?」
_
( ゚∀゚)「マジカルサーカス団だ」
| ^o^ |「なんでですか?あのだんちょうはまじゅつしかまほうつかいですか?」
_
( ゚∀゚)「はは、ちげえよ、これはあいつらのサーカス団のアダ名だ。団長のアイツはマジで身軽なんだ。略してマジカルだ。
魔術師様や魔法使い様がこんなスラム街になんかいるかよ。
心なしかこのスラム街もマジカルサーカス団が来てからおっかない事件とか起こらなくなって平和だしよ!
やっぱり人間って笑ってないと余裕無くなって悪いことするんだろうな」
| ^o^ |「はぁ、やりますな、あのみみあり」
_
( ゚∀゚)「はぁ…あいつはがんばってんだよ…耳ありは差別されるのに一生懸命…サーカスやってガキ何人も育てて…ひでぇよ、あの差別は」
| ^o^ |「はぁ」
_
( ゚∀゚)「まあ、アイツの所のサーカス見れば態度も変わるぜ?」
なんかな……なんかなあ……
_
( ゚∀゚)「…で俺の奢りで見たサーカスはどうだったよ」
| ^o^ |「すごいのなんの、かんどうです」
| ^o^ |「わたし、だんちょうさんにおれいとわびを」
_
( ゚∀゚)「ま、あいつはそんなことどーでもいいだろうけどな」
支援
割と年数経ってるのかな
人いないと猿で大変だ
もう少し経てば人増えるかもしれないんだけどな…
投下しても良いのかな?
もう少し待ってやってくれ
00分過ぎたから猿解除されてるかもしれないし
了解。
やっぱ人いないと辛いねえ。
o川*゚ー゚)o「アーニーだんちょー!ながおかさんのおつれがあめくれた!おれーとわびだって!」
( ´_ゝ`)「あり?なんかされたっけ?とりあえずお礼言ったか?」
o川*゚ー゚)o「いったよ!」
(=゚ω゚)ノ「はやくごはんたべょぅょ!アーニー!」
( ´_ゝ`)「はいはい、じゃ、みんな揃って」
「「「いただきます!」」」
支援!u
( ´_ゝ`)「寝るぞー、点呼!」
o川*゚ー゚)o「いち!」
(=゚ω゚)ノ「に!」
⌒*リ´・-・リ「さん」
(#゚;;-゚)「よん!」
( ><)「ごなんです!」
( ´_ゝ`)「よし!おやすみ!」
⌒*リ´・-・リ「ねぇアーニーさん、寝る前のお話して」
( ´_ゝ`)「ああ、いいよ、今日もみんなよく働いてたしね」
( ><)「楽しみなんです!」
( ´_ゝ`)「そうだな…これはとある3人の兄弟の話」
その長男は大好きな村を出て、スラム街に辿り着きました。
離れた家族もいるけど、出会えた家族もいるんだよ。
話がそう締められる頃には子どもたちはスヤスヤ寝ていました。
( ´_ゝ`)「おやすみ」
兄者は家族に囲まれて眠りました。
マジカルサーカス団は今日も仲良しです。
( ´_ゝ`)マジカルサーカス団のようです
だいぶ時間かかってしまったけど乙!
続いたら心のHP削られる展開がきそうだ…
おつおつ。
長い間お疲れ様でした。
おつー
さる大変だったね
おつー
ぼちぼち人が増えてくる時間帯だな
さっき投下待ちの人いなかったっけ?
投下していいんですかね?
他に案折り出てる人もいないしいってしまえ
いいんじゃね?
じゃあ俺はその次に投下するかな
僕が彼女に出逢ったのは、あの暑い夏が終わり、秋の足音が聞こえ始めた頃だった。
僕は今でも夏が過ぎ秋が訪れる度に彼女と出逢ってからのあの数週間の出来事を思い出す。
もう記憶は所々曖昧になってしまっていて、細部は日記という記録に頼るしかないのだけれど、それでも目を閉じれば彼女の笑顔は浮かんでくるのだ。
あの最後の時と同じように。
誰かに友人を紹介しようとする時、何から話し始めるのだろうか。
彼女について語ろうと思った際に僕は何から話せば良いだろうか。
自分との関係性?――彼女と僕は赤の他人だった。
その人の職業?――誤解を恐れずに言えば彼女は無職だった。
年齡や経歴?――それすら彼女にはなかった。
なら名前?――そんなものでさえ、僕と出逢った時の彼女にはなかったのだ。
あの日、僕が出逢った少女は掛け値なく何者でもない誰かだった。
誰でもない、彼女だった。
何の記録も残っていないとしても彼女は確かにそこにいたのだ。
案折りってなんだよ名乗りだよちくしょう
青春のかほりがする
今から僕が語るのは、そんな彼女の物語。
記録と記憶を巡る少女の物語だ。
その時、あの全ての過去を失くした少女に残っていたのは――未来が見える瞳だけだった。
マト ー)メ M・Mのようです
.
都会に空けられた緑の穴ののような自然公園のベンチに腰掛けていた僕の隣に座ったのはショートカットの少女だった。
とりあえず辺りを見回してみる。
池を囲う柵と平行するように設置された椅子はほとんどが空いている。
平日のお昼過ぎということもあってか、使われているのは僕(と少女)の座るここと、カップルらしき男女が座る斜め前のベンチくらいだ。
今がお昼時ならまだ分かる。
お昼休みのサラリーマン達やちょっとしたハイキングにやって来た学生で賑わい、ベンチもほとんど埋まってしまう。
そういう状況ならば三人掛けくらいの椅子に一人で座っている人がいれば隣にお邪魔することもあるだろう。
だが、今はそうではない。
マト゚ー゚)メ
この僕の隣に座る少女が何故わざわざ僕の隣に腰掛けたのかがさっぱり分からない。
理由を訊いてみようか、いや何も言わずに立ち去った方が良いだろう。
何か高価な壺でも売られてしまってはたまったものではない。
数百万の程度の品を一つ二つ買ったところで困らないような金を今の僕は持っているが、だからと言ってなんだかよく分からないものを買うのは嫌だ。
金額云々以前に僕は無駄なものを所有することを好んでいない。
期待支援
そんなことを考えながら、それとなく高校生くらいの少女を伺った。
一言で言えば中々に整った容姿の少女だった。
何処の服屋でも売っているような流行りのブランドのパーカーにジーンズ。
癖のある赤みがかった茶髪を隠すようにニット帽を被っている。
こちらも昨日だったか一昨日だったかのテレビ番組でやっていた有名メーカーの製品だった。
もしかしてと思って目をやれば、スニーカーにはドイツに本拠地を置く多国籍企業のロゴが入っている。
なんと言うか、「デパートに入って店頭に並んでいた商品を順番に買っていった」ような、そんな自然過ぎて不自然な見てくれの少女だった。
どれも新品同然で、ニット帽に至っては外し忘れているのか小さな値札が付いている。
そのことを指摘しようか悩んでいる内に僕は彼女に話しかけられてしまった。
マト^ー^)メ「あの……突然申し訳ないんですけど、お金くれませんか?」
少女の口から発せられたのは驚くほどストレートな物乞い。
「恵んでください」という遠回しなものではなく、「お金をくれ」という直球なものは初めて聞いた。
思わず僕も訊き返してしまう。
( ^ω^)「どうして、僕に?」
確かに僕は今諸事情で一億近い金を持っているので僕に対して物乞いをするのは正解だと言える。
だが僕はごく普通の格好をしており、とても金持ちには見えないはずだ。
小太りではあるが、飽食の現代で僕くらいの体型の奴なんて腐るほどにいるだろう。
だから「どうして僕にそんなことを言うのか」と訊いたのだが、どうやら彼女にはニュアンスが上手く伝わらなかったらしい。
彼女は平然と、
マト゚ー゚)メ「今、持ち合わせがないんです。だから少し、お金くれないかなーと」
そう答えたのだった。
( ^ω^)「お金、ないの?」
マト゚ー゚)メ「ありません。これで最後でした」
そう言って彼女は足元に置いていた飲み切ったジュースの缶を持ち上げてみせる。
多分、あの池の反対側に設置してある自販機で買ったものだろう。
しかし無一文の状態なんて、一体どういうことだ?
なんたる傍若無人っぷり
ジュース買ってんじゃねえよハゲ!
ジュース買うなww
と。
唐突に彼女は言った。
マト-ー-)メ「では、私……アタシ? いや、僕かな? うん、僕がこの缶を投げてあの自販機の隣のゴミ箱に入れることができたら、お金ください」
(;^ω^)「いや意味が分からない」
なんだそれは。
賭けのつもりなのだろうか。
たとえその缶が投げて入ったところで僕に対するリターンが少しもない。
それに、そもそも池を挟んだ向こう側、あの自販機までは十メートル以上離れている。
投げて届かせることはできるかもしれないが、ゴミ箱にピンポイントで入れるなどできるわけがない。
( ^ω^)「それに、ここから投げて入れるなんてできるわけないお」
マト゚ー゚)メ「できます。僕……うん、僕は断言できます。目に見えていますから」
僕、僕と何度か一人称を呟いて、彼女は頷いた。
意味不明という言葉が人間の形を取ればこうなるのではないか。
そんな印象を抱かせる少女だ。
とても同じ場所に立って話しているとは思えない。
地に足が着いていない、言葉の端々から浮いた感じが伺える少女。
今も僕とか私とか、色んな一人称をぶつぶつと呟いている。
見ず知らずの相手に失礼だが言葉が不自由かそうでなければ頭が不自由かのどちらかにしか思えない。
マト-ー-)メ「僕……いややっぱり私? 私、私、私は……行きます」
そう言って。
彼女は飲み切ったジュースの缶を振り被り、思い切り投げた。
入るわけがない。
そう思いながらも視線は自然と缶を追ってしまう。
最後まで僕は見ていた。
その缶が吸い込まれるようにゴミ箱に入っていったその時まで。
(;^ω^)「………………は?」
マト゚ー゚)メ「ほら入った」
ほら入った、ともう一度彼女は言う。
嬉しさを出すわけでもなく、出会った時と変わらぬ微笑みを崩さないまま。
マト゚ー゚)メ「では、お金を貰えますか?」
(;^ω^)「意味が分からん。そんなに言うなら、今の曲芸の代金として帰りの電車賃くらいは貸してやっても良いけどお……」
マト゚ー゚)メ「それじゃ全然足りないんです。暫く生活できるお金がないと」
( ^ω^)「お前は初対面の他人にいくらたかる気だ」
マト゚ー゚)メ「それに、私は家がありません」
は?
家がない?
(;^ω^)「家がないって……どういうこと?」
マト゚ー゚)メ「あるかもしれませんが、何処にあるのかも分かりませんし、帰り方も分かりません」
よし、バスケやろう
何処にあるのか分からない。
だから帰り方も分からない。
そもそも家があるのかどうかすら分からない。
それはつまり、一般的な言葉で言えばこうなるのではないか。
マト゚ー゚)メ「どうしてでしょうね。私、どうしてか自分がなんでここにいるのか、それどころか自分の名前すら思い出せないんです」
記憶喪失――と。
出生以来の自分の記憶が思い出せない状態。
「全生活史健忘」と呼ばれる記憶障害だ。
言葉などの知識は覚えているが、自分に関しての記憶を忘れている為に自分が何処の誰なのかが分からなくなるという。
ただ健忘は自然に完治する障害なので、周囲に家族や友人がいれば特に大事に至ることはない。
病院に連れて行かれ、適切な診断と治療を受け、暫く安静にしていれば治ることがほとんどである。
万が一外出先のような自分を知っている人間が誰もいない場所で記憶喪失になったとしても免許証やパスポートから身元が割り出される。
通常ならばそうだ。
自分のことだけ分からないってこええな
また猿か?
支援
また00分になれば解除されるだろうけど……
だが今回の場合、彼女の口振りから察するに、彼女は自分の身元が分かるようなものを何一つ持っていない。
だからこそ自分の名前が分からず、何処に帰るべきなのかも分からない。
(;^ω^)「記憶喪失、なのかお?」
マト-ー-)メ「私はどうやらそうらしいです」
(;^ω^)「身元が分かるものは?」
マト゚ー゚)メ「持っていないです。気付いた時に持っていたのは高そうな細工の銀の指輪だけ。そしてそれはもうありません」
多分その指輪を質屋に放り込んで貰った金で服を買ったのだろう。
そして缶ジュースを買ったところで金がなくなり、僕に声を掛けてきた。
頭のおかしな奴だと思っていたが、そうではなかったらしい。
単に困っていただけだ。
( ^ω^)「……いや」
ちょっと待てよ。
頭のおかしな奴だと思っていたが、そうではなかったらしい。
単に困っていただけだ。
えっ
自分が記憶喪失になったとして。
無一文で身元が分かりそうなものを何も持っていないとして。
「他人に金をせびる」という選択をする前にすることがあるのではないか?
僕は訊ねた。
( ^ω^)「……よし、分かったお」
マト゚ー゚)メ「お金をくれる気になりましたか? なら、そろそろ移動しましょう」
( ^ω^)「いや、金はあげない。だけど警察署まで連れて行ってやるお」
記憶喪失になって、無一文で、身元が分かりそうなものが何もない場合。
まず行なうべきなのは警察に保護を求めることだ。
見知らぬ他人に金銭を要求する前にそういうことをすべきだ。
だが、彼女は首を振った。
マト゚ー゚)メ「警察へは行きたくないです」
( ^ω^)「行きたくない?」
ごもっともですわ
マト゚ー゚)メ「悪い方向に向かうことが目に見えています」
(;^ω^)「目に見えてるって……。犯罪者か何かなのかお?」
マト゚ー゚)メ「記憶がないので断言できませんが、追われている身であるということは分かります」
相変わらずのふわふわとした物言い。
煙か何かのように掴み所がなく、支離滅裂で滅茶苦茶だ。
やはり「頭がおかしい」までとは言わないが今までの会話から見ても普通ではない。
(;^ω^)「ちょっと待てお。『記憶がないから犯罪者かどうかは分からない』でも『追われている身であることは分かる』って矛盾してないかお?」
マト゚ー゚)メ「していますか?」
( ^ω^)「どう考えてもしてる。なんで過去のことが分からないのに追われてるなんて分かるんだお」
マト゚ー゚)メ「ああ、その説明をしてなかったですか。目に見えているからです」
(;^ω^)「いやだから……」
マト゚ー゚)メ「そろそろ時間切れです。ここから移動しましょう」
そう言って彼女は僕の手を取り走り出す。
事態が全く飲み込めないまま僕も引き摺られるように走る。
公園から遠ざかっていく。
ふと後ろを見ると、僕達がいた池のほとりに入れ違いのようにやってきた警察官達がベンチのカップルに声を掛けるところだった。
緑の中から出て、変わる寸前の横断歩道を渡り、どんどんと街の中心部へと走って行く。
まるで人の多い場所に行くことで誰かに見つからないようにしているかのように。
「――そう言えば変な語尾のお兄さん」
「――はぁ、はぁ……なんだお?」
「――お兄さんはどうしてお金持ちに?」
「――はぁ? はぁ、はぁ……。ち、父親が……死んで……その遺産!」
「――そうですか」
息も絶え絶えな僕と対照的に彼女は余裕綽々といった感じ。
滅茶苦茶に走り続た末、街の中心部の巨大なデパートの中に入りやっと彼女は走る速度を緩め、歩き始めた。
そこでやっと、汗だくの僕の手を放した。
父親ぱねえ
警察もなんかの手先だったりするのかな?
その時点で僕が彼女に付いて行く理由はなくなったわけだが、乗りかかった船というか、「じゃサヨナラ」と立ち去るには気になることが多過ぎた。
どうして僕が金持ちだと分かったのか、彼女は誰に追われているのか……。
エレベーターに乗り込むと彼女は最上階のボタンを押す。
確か、このデパートの最上階は駐車場しかなかったはずなのだが何を考えているのだろう。
続いて乗り込んだ僕は景色を楽しむ彼女に問い掛けた。
(;^ω^)「……はぁ、ふぅ。幾つか、訊きたいことがあるお」
マト゚ー゚)メ「なんですか。大抵のことは答えられないと目に見えていますけど」
( ^ω^)「まず、なんで僕に声を掛けたんだお? どうして僕が金持ちだと分かった?」
マト-ー-)メ「目に見えてたからです」
(;^ω^)「ならなんで自分が追われてると?」
マト゚ー゚)メ「それも、目に見えていたからです」
要領を得ない説明だった。
何が「目に見えている」のかさっぱり分からない。
チーンという音と共にエレベーターが止まる。
扉が開く。
屋上の駐車場へと足を踏み出しながら彼女は言った。
マト゚ー゚)メ「今から少し、驚くようなことがあるかもしれませんが、驚かないでください」
(;^ω^)「は?」
マト ー)メ「まあお兄さんが驚くことも私は目に見えているのですが―――」
瞬間だった。
空から、刀が降ってきた。
「ひゃひゃひゃひゃひゃ――ひゃっ!!」
千里眼ってやつなのかね
それでもゴミ箱にナイッシューできるのはすごいけど
しえん
特定した
しえん
507 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 17:20:11.19 発信元:110.67.103.208
おお?
しえん
猿か
頑張れ
いいところで…
少人数じゃ支援にも限界があるな
しえん
今できることは、読んでる人間が支援することと
投下している人が他のスレに書きこむことだ
いや違う。
降ってきたのは白いセーターの女だった。
そして彼女は、その少女が振り下ろした日本刀を白刃取りの要領で受け止めていた。
いや、それも違った。
セーターの女は刀を振り下ろしたのではなかった。
彼女は自分の腕を振り下ろしただけ――肘の辺りから真剣に変化した右腕を。
(* ∀)「ひゃ――あひゃひゃひゃ!!」
マト^ー^)メ「こんにちは」
(#*゚∀゚)「ひゃひゃひゃ――お久しぶり、ってなぁぁ!!!」
女は続けて左手を槍状に変え、敵を貫こうとする。
だがそれを読んでいたかのように少女は軽く躱してみせた。
(#*゚∀゚)「ひゃ――ひゃひゃっ!」
マト゚ー゚)メ「あなたは、私を知っていますか?」
確か猿ったら別のスレに書きこむとちょっと緩和されるはず
お、戻ったか
(#*゚∀゚)「なんだぁ、アタシのこと忘れちったの? 悲しいねぇ……っ!」
女が右腕を振るう。
当たらない。
左腕を突き出す。
当たらない。
まるで最初から決まっているかのように、攻撃は当たらない。
苛立ちを募らせる女に対し、少女は屋上の端に追い詰められながらもあくまでマイペースに微笑んだまま。
淡々と言葉を告げる。
マト^ー^)メ「ああ、あなたは私のことを知らないんですね。本当に知っていたのなら、こんな風に戦いを挑むはずがない」
(#* ∀)「ひゃ――あぁぁぁああ!!」
身を翻して腕を鉤爪に変えた女の攻撃を避ける。
少女が躱すほどにの鉄柵がバラバラに切り裂かれていく。
そうして攻防の合間で柵の残骸を二つ拾い上げると、一つを真上に空高く放り投げ、もう一つを女に向けて投げ付けた。
だがその程度のことでは女は止まらない。
519 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 17:28:54.38 発信元:110.67.103.208
幸いシベリアはちょろちょろ挨拶出来るスレが多いしね
上に…ああ
しえん
しえん
マト ー)メ「そう、」
佇む少女に向かって両腕を巨大な鎌に変えた女が突っ込んでいく。
とても人間とは思えない速度の突進にも、彼女はふわふわと浮世離れした態度を崩さないままだった。
マト ー)メ「あなたでは私には勝てないし、あなたが私にとって価値のないことは、目に見えている―――」
そして、次の瞬間だった。
今にも少女を八つ裂きにせんとしていた女の身体を棒状のものが真上から貫いた。
それは先ほど放り投げられた柵の残骸。
女は膝を折り、傷口と口から鮮血を溢れ出し、崩れ落ちた。
それで終わりだった。
(;^ω^)「は……あ……」
マト^ー^)メ「ほら驚いた。言った通りです」
しえん
切り口が刺さったか…
しえん
茫然とする僕にそう言って彼女は微笑みかける。
そうして思い出したかのように続けた。
マト゚ー゚)メ「そう言えば一つ、言い忘れていたことがありました。私、限定的ですが、未来が見えるんです」
(;^ω^)「未来が……見える?」
マト゚ー゚)メ「そうです。おかしなことに過去のことが全く思い出せない私は、誰も分からないはずの未来だけは『目に見えている』」
そして彼女は言った。
マト^ー^)メ「変な語尾のお兄さん。もし良ければ、私の【記憶(じぶん)】探しに協力してくれませんか? まずは、私にご飯を奢るところから」
後から考えれば、最初から彼女には分かっていたのだろう。
僕を見つけて声を掛けたその時から、僕が断りはしないということを見抜いていた。
彼女には文字通り『目に見えていた』のだ。
その妖しく光る紫色の左目に。
528 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 17:34:57.59 発信元:110.67.103.208
しーえん
しえん
汚いさすが予知能力者汚い
しえん
人間にとって、『記憶』とは何なのだろうか。
僕達はそれがあることで自分の存在を確認することができる。
だとしたら『記憶』とは『自分』の同義語なのかもしれない。
ならば『過去』はなんだ?
『未来』はどんな意味を持つ?
今から僕が語るのは、全ての過去を失くした少女が未来が見える瞳と共に現在を駆け抜けた物語―――。
マト ー)メ M・Mのようです
「第一話:Missing Memory」
.
しえん
おつー
また気になるところで終わらせやがって
マト メでM・Mとか考えてた自分を殴りたい
おお、ここで切りか
乙
以上で終わりです。
本当は用意した選択肢の中から安価で一つを選んでもらって、生存ルートならば先に進み、バッドエンドなら『彼女が見た失敗する未来』ということで選択肢に戻る、
みたいなことをやりたかったのですが、軽く30レスを超えたのでボツにしました。
第二話「Madding Monday」の投下の予定はありません。
長い間、すみません。
ご支援ありがとうございました。
あ、終わったか乙
この作品は続く、目に見えている
おつおつ
安価形式も見てみたかったな
うっし
じゃあ宣言通り次投下しまっす
レス数少ないからさる来ないといいな
乙ー。まったくこの祭りはやきもきさせてくれるぜ
かかってこいよ
ζ(゚ー゚*ζ「花を植えようか」
唐突に言い出した彼女に、僕は「何を」と聞いた。彼女の言うことは急で僕はいつも困ってしまう。
( ・∀・)「アパートの二階でも大丈夫なものにしてくれよ。君ならすぐ変なものを植えようって言いそうだから」
ζ(゚ー゚*ζ「私そんなに変なこと言ってないよ」
どうだか、と言って見せると機嫌を損ねてしまったらしい。彼女は僕の言葉を聞くや否や、滑らかで白い頬を子供のように膨らませてそっぽを向いてしまった。
そっぽを向いた彼女が弄るのは僕の愛用の緑色の四角いクッションだ。彼女の不機嫌に弄ばれて四角の原型を留めていない。きっと中の綿が偏ってしまっているだろうなと思った。
僕のベッドの上で、裸足の彼女はその素足をばたばたと布団に叩き付ける。どうやら相当ご立腹らしい。
彼女は変な人だった。と、思う。
545 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 17:45:29.80 発信元:110.67.103.208
shien
可愛ければ変でもいいよ
それは彼女が元美大生で、独特のセンスを持っていたのも原因の一つかもしれない。
真っ白のシャツを買ってきて絵の具を纏った筆でぐちゃぐちゃにしてしまったり、
やけに真剣な表情で何かを描いているかと思えばそれはデフォルメされた猫が「やあ」と吹き出しで喋りながらこちらに手を振っている絵だったりする。
普段描いてる風景画は普通に人に見せるのに、その猫の絵はやけに見せるのを嫌がっていた。
彼女の中の基準がよくわからない。
普段の生活でも、だ。
道を歩いてきて手を差し出してきたからてっきり手を繋ぐのかと思ったら、僕の手を取ってその場で回転するのに巻き込まれたり、重い荷物を持っていたから「持とうか」と聞くと絶対に譲らない。
そのくせ軽い荷物の時に僕に荷物を持たせようとするのだ。
付き合ったばかりの頃によく混乱した覚えがある。
思考が読めず、突発的だったり奇抜な行動をよくする人。
だけれど、僕はそんな彼女と一緒に居たくて付き合っていたわけだが。
ζ(゚ー゚*ζ「花かあ」
彼女はぽつりと呟いた。
声音に棘が無く無邪気さで占められていて、勝手に機嫌が直ったようだと僕は心の中で安心する。
ふと視線を横に遣れば、先ほどまでの不機嫌はどこへやら、クッションを胸に抱いて楽しそうに目を輝かせる彼女の姿があった。
そろそろクッションを返してほしいのだが、言ってしまえばまた不機嫌になることが目に見えているので僕は口を閉ざす。
賢い判断だと誰かに褒めてもらいたかった。
ζ(゚ー゚*ζ「コスモス、チューリップ、朝顔、たんぽぽ」
( ・∀・)「小学校みたいだし、最後なんか雑草だよね」
ζ(゚ー゚*ζ「雑草なんて失礼だなあ、たんぽぽだって立派な花だよ」
確かにたんぽぽは可愛らしいとは思うけど、地面に埋まっているものを家で育てるためにわざわざ取って来ようという気にはなれない。
朝顔は蔓が伸びすぎてしまうし、コスモスやチューリップは勝手なイメージだけれど少しサイズが大きいような気がする。
せめて植えるなら、窓際にちょこんと置いておけるくらいの鉢植えのサイズがいい。
支援
タンポポはなぜか雑草って感じじゃないよな
彼女は考えるように「うーん」と唸ると、ごろんとベッドに寝転がってクッションを空中に投げては受け止め、投げては受け止めを繰り返す。
投げられているのが高い高いを要求した子供だったら、と想像すると背筋が寒くなった。
「あ」彼女は声を漏らすと投げたクッションを受け止めた勢いで胸に抱え込み、起き上がって僕の方へ顔を突き出してきた。
ζ(゚ー゚*ζ「ねえ、ひまわり植えようよ」
( ・∀・)「ひまわり?」
聞き返す声が思いの外大きく出た。
声の大きさから分かる通りの怪訝さが顔に滲み出ていたのだろう、彼女は「ひまわり」ともう一度強調するように言った。
ζ(゚ー゚*ζ「ひまわりだよ。夏におっきく花咲かせるやつ」
( ・∀・)「それ、君の好みじゃないか」
支援
彼女はひまわりが好きだった。
画家であるゴッホのひまわりの絵が好きだった。
実際絵を描き始めたのはゴッホの影響らしい。
冬だろうが構わずひまわりのモチーフの小物を持ち歩いて、その度に彼女は僕に「ひまわりは夏だけだって誰が決めたの」と主張してきたものだった。
補足しておくと、僕が何故冬にもひまわりを付けるのかと聞いたのは付き合った最初の頃だけなのだが、僕が納得していないと思っているらしく年中訂正という名の主張をしてくる。
( ・∀・)「で、君が言うひまわりっていうのは絶対に僕と同じ背丈くらいのやつだよね」
う、と彼女が言葉を詰まらせた。
どうやら図星だったらしい。
彼女の思考を読めるようになってきたあたり、僕は彼女にもう慣れてきたのだろうか。
( ・∀・)「そんなに大きいの置いておけないよ。却下」
支援
ですよねー
ζ(゚ー゚*ζ「えー、ケチ」
けれど結局、彼女の花を植えようという意見を撥ね退けることはできなかった。
アパートの二階の角部屋。
その窓際には、小さなサボテンが花を咲かせている。
( ・∀・)「お前も変わんないな」
僕はそのサボテンを見つめながら、ミニテーブルの上に置かれた彼女の骨壺にひまわりを供えた。
( ・∀・)最期はひまわり畑だったようです・0話 終わり
おいまて
乙
続くんだよな?な?
乙
彼女を失った「僕」のその後の話が本編なんだけど、そっち入れると30レス超えるからやめた
過去に文学賞に応募した話の供養でした お粗末様でした
支援ありがとうございました!
ショックで乙言い忘れたよ、乙
じゃあさっき宣言した通り次に投下する
かもん
待たせてすまんかった、来いや!
鮮やかな赤のフィルターの向こうで、ぼんやりとした何かがいくつも揺れていた。
おそらく工事に使う資材や重機なのだろうが、その正体を確かめることは叶わない。
今の僕にとって、それはかろうじて歩けていることを証明してくれるだけのものに過ぎなかった。
「 ! て!」
きっと、遠くの方で、誰かが、何か言っている。
もうほとんど使い物にならない耳では、それだけしか判別できない。
「 ラー! じして!」
がくがくと大きく視界が揺れて、さっきよりも少しだけ鮮明に声が聞こえる。
僕の鼓膜を悲鳴にも似た響きで震わせる声は、泣いているようにも思えた。
返事をしようと息を吸った。上手く吸えているのか分からなかった。
口を開いた感触も、吸い込んだ空気が喉を撫でる感触も、なかった。
全身の感覚が失せているのだから、当然なのかもしれない。
自分の体がまだ存在しているのかどうかすら、曖昧だった。
「っ!」
突然、地面が目の前に現れた。
それが転んだせいだと気付くのにすら、時間がかかってしまう。
ずっと続く、まどろみの中にいるような感覚のせいで、何もかも鈍ってしまっている。
おそらく、これが力の代償なのだろう。
人の身には過ぎた代物である、超能力という力の。
だとしたら、彼女には何度お礼とお詫びを言っても足りない。
足りない分を埋めようと、適当な言葉を探しているうちに、今度は空が目の前に広がった。
瞬く間に、僕の血で作られた赤のフィルターに、穴が開いていく。
穴から見える空はくすんだ灰色で、先刻から強い雨が降っていたことを思い出した。
「こ の やだ! やだよ! ねえ、モラ !」
人影が空と僕の間に割り込んでくる。
途端に触覚が、視覚が、聴覚が少しだけ戻ってくる。意識も鮮明になってくる。
さながら、巻き戻しのボタンでも押したかのようだ。
どうしてだろう。どうして、いまさらになって。
ぼんやりと浮かべた疑問の答えを探しながら、人影にピントを合わせる。
リハ*;д;リ「モララー! 起きて! お願い!」
答えは、すぐに見つかった。
支援
しえん
僕は最後に、お前の声が聞きたかったんだ。
お前の顔が見たかったんだ。
お前に触れたかったんだ。
(; ∀ )「……ぅ、あ」
リハ;゚д゚リ「モララー!? よかっ……」
(; ∀ )「……アイ、シ、ス、たのむ」
僕は、最後に。
(; ∀ )「……しんでくれ」
お前を、助けたかったんだ。
ニコイチサイキックのようです
支援
!
ありがたいことに、僕は恵まれた人間だ。
実家は建設会社を営んでいて、人よりも裕福な暮らしができている。
進学校に通っていて、その中でも成績は上位だ。
所属する文芸部で書いた小説が、権威のある賞を取ったことがある。
体育祭のリレーで運動部をごぼう抜きにして、クラスを1位に導いたことがある。
さらに、その様子を見て一目惚れをした女の子に告白されたことがある。
僕のことをいいやつだ、と慕ってくれる友人が大勢いる。
数えきれないくらい言われたことがある。
うらやましい、と。
だけど、みんなが思っているほど、僕は今の自分が好きじゃない。
口に出したことはないし、するつもりもないけど。
支援支援
小遣いが友人よりも多いのは、父さんと母さんが頑張って働いているからだ。
成績がいいのは、小さな子供だった僕に、勉強の大切さを説いてくれた家庭教師のおかげだ。
賞を取ったのは友人にアイデアをもらった方で、自分で考えた方は何の成果も挙げられなかった。
運動神経がいいのは、陸上でインターハイに出たことがあるという父さんからの遺伝だ。
顔が整っているらしいのは、言い寄ってくる男が後を絶たなかったという母さんからの遺伝だ。
いいやつと言われるのは、僕に理解を示してくれている周りの人たちのおかげだ。
僕が持っている、周囲に誇れるもの。
それはすべて、自分の力で手に入れたものではないように思えて仕方がなかった。
だから、有り体に言うなら、僕は渇いていた。
自分の意志で選んで、自分の力で、胸を張って誇れるものを手に入れたい。
気付けば心の隅に芽生えていた欲求は、どれだけ日常が流れても、消えることはなかった。
しえん
「んじゃーなー」
( ・∀・)「おう、また明日なー」
間延びした別れの挨拶を交わし、友人が駅の中へと消えていく。
その背中を見送ってから、僕も帰路についた。
学校の帰りにゲーセンに寄って、気付けばもう19時を過ぎている。
夕飯はどうするのか、という母さんのメールにかなり遅れて返事はしたけど、まだ残っているだろうか。
(;‐∀‐)「……お腹減ったなあ」
家路を急いで、普段は通らない繁華街を突っ切りながら、ひとりごちた。
目に痛いネオンの光も、近付く稼ぎ時に備えて徐々に灯り始めている。
それらに混じって自己主張する、見慣れたファーストフードや牛丼屋の看板。
気を抜けば、街灯に群がる昆虫のように、その光に吸い寄せられてしまいそうだ。
(;・∀・)「いや、いやいや……食べて帰ったらさすがに母さんも怒るよな……」
こうなったら、誘惑に負けてしまう前に、足早に繁華街を立ち去ってしまおう。
ただでさえ、この辺りは治安が良くないのだから。
例えば、そこら中に存在するビルの隙間の暗がり。
その奥では、よからぬことが平然と行われていると聞く。
早く帰って、玄関の淡い橙色の光に迎えてもらおう。
それから、連絡もなしに帰りが遅くなったことを母さんに怒られよう。
取っておいてあるか分からないけど、その後で夕飯を食べよう。
変わり映えしない、だからこそ安心感で満たされた日常に、帰ろう。
急に恋しくなった我が家へ思いを馳せながら、僕はそそくさと繁華街を抜け――
【たすけて】
(;・∀・)「……え?」
――られなかった。
******
なんで超能力ものがこんなに多いんだ
>>577 そりゃ最も妄想しやすく最も書くのが困難だからさ
薄暗い屋上を、全速力で駆け抜けていく。
エアコンの室外機や、何を通わせているのか分からないパイプを避けながら。
真下からのどぎついネオンの光が、今はありがたかった。
「食らえっ!」
背後からの怒号に、顔だけで振り返る。
視線の先には、いかにも繁華街にいそうな、ガラの悪い服を着た3人の男たち。
そのうちのひとりが右手を、深い緑色に染まった瞳を、私に向けている。
リハ;゚д゚リ「きゃあっ!」
大きく右に進路を変えた瞬間だった。
さっきまで私のいた場所の延長線上にあった室外機から、火柱が立ちのぼった。
飛んできた破片にひるんでしまい、バランスを崩してしまう。
当然のように足はもつれ、全身がコンクリートの地面に激しく打ちつけられる。
しぇーん
擦りむいた頬や膝が、ひりひりと痛む。
酸素が足りていないせいで、呼吸が苦しい。
逃げ出してからろくに休んでいないからか、頭がぼんやりとする。
それでも、すぐに立たないと。
立たないと、連れ戻される。
殺される。
鉛のように重い体をなんとか起こして、振り返った。
リハ;゚ー゚リ「……っ!」
私を捕まえようと襲いかかる3人の男たちが、眼前に迫っていた。
リハ;>д<リ「……ううううううあああああああっ!!!」
込み上げてきた悲鳴を押し殺して、喉が張り裂けそうなくらいに叫ぶ。
一瞬、男たちがひるむ。
隙をついて、強く地面を蹴った。
体が、水の中にいるかのように、浮き上がる。
しえん
これ猿ったな
あらー、さるさんか
しえんするしか俺たちにはできないのか!
ガッデム!
転落防止のフェンスを軽々と越えて、飛んでいく。
初めて飛べた時、宇宙遊泳をしているような感覚にとても感動したことを思い出す。
今はもう、何も感じないけど。
真下では、極彩色の光が混ざり合って、道に沿って伸びていた。
私の味気ない真っ白なパジャマも、きっと今は鮮やかに染まっている。
無事に逃げ切ったら、ゆっくりとあの光の中を歩いてみたい。
光が目に悪くても、少し治安がよくなくても、構わない。
私からすれば、この場所だって『普通』の範疇だから。
もうすぐ、隣のビルの屋上にたどり着く。
3人組もまだ追ってくるだろうけど、これでだいぶリードが稼げる。
サイコキネシスの男が他のふたりを移動させて、最後に自分も移動し終える頃には、私はずっと先だ。
逃げ切れる。
その予感は、ほとんど確信と言ってもよかった。
むしろジュッテーム!!
おお支援
しえん
いかん猿が強すぎてみんなおかしくなってきてる
リハ; д リ「あ”ぁぁっ!?」
突然、激しい頭痛に襲われた。
頭をナイフで刺されて、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられるような痛み。
まさか、ここまできて、限界がくるなんて。
リハ; д リ「は、」
浮遊感が消え失せて、体が地面に引っ張られる。みるみる高度が下がっていく。
だけど、前に進む勢いはそのままで。
リハ; 皿 リ「ぐぅっ!!」
わずかに隣のビルの屋上には届かず、外壁に体を叩きつけられた。
がくがくと脳が揺さぶられて、意識を手放しそうになる。
その間にも、地面は慈悲もなく迫ってくる。
せめて、一瞬だけでいいから。
一層激しくなる頭痛に耐えながら、宙に浮く自分をイメージする。
しえんじゃあああ
しえんと言う名のしえんをしえんする
数秒遅れて、落下が止まった。
そのはずみで、がくん、と体がくの字に曲がる。
今の高さはたぶん、2階くらいはある。
間一髪、アスファルトのシミになるのは避けられたみたいだった。
リハ; д リ「ぅ……ぁ……」
そして、これが正真正銘の限界みたいだった。
体は再びを落下を始める。
リハ; 皿 リ「う゛っ」
背中から地面に叩きつけられる。
肺の中の空気がすべて吐き出されて、呼吸ができなくなる。
苦悶の声をあげることも、叶わない。
リハ; д リ「ご、あ、がっ……」
頭上から男たちの叫ぶ声が聞こえる。
落ちた、とか下に行くぞ、とか。
きっと、数分もしないうちに下りてくる。
それまでにここから逃げるのは、追跡を振り切るのは、無理だ。
支援
超能力ものなのに全然戦わないな
連れ戻されたら、いったい何が待っているんだろう。
今までよりも過激な、被験者を顧みない人体実験か。
それとも、危険分子と判断されてすぐに殺されてしまうか。
どっちにしろ、私には平穏な死なんて訪れないに違いない。
顔を上げると、ビルの壁に縁取られた、夢にまで見た普通の世界があった。
通り過ぎていく人たちは、私に気付く気配すらない。
リハ ;д;リ「うっ……うぅ……」
いいなあ。
あの世界は自由で、鮮やかで、輝いていて。
触れられそうなほどに近くにあるのに、眺めていることしかできないなんて。
そう思ってしまうと、途端に光が目に沁みて、視界が滲んでくる。
こんな力なんて、欲しくなかった。
好きで手に入れたんじゃない。
何でもできたって、嬉しくなんかない。
私が私じゃなかったら、あの光の中を歩けていたかもしれないのに。
無駄だと、届かないと、叶わないと、分かっているけど。
それでも、思わずにはいられない。
誰か、私を――
しえん
――たすけて。
******
ほむ
しえん
その声は、繁華街の喧噪の中でもはっきりと聞き取れた。
いや、聞き取れたというより、まるで頭の中で誰かが喋ったようだった。
立ち止まり、声が聞こえてきたような気がした方を見やる。
眩い光すら届かない、ビルの間の暗がり。
奥に広がる完全な闇は、足を踏み入れればそのまま黒に溶かされて消えてしまいそうだ。
だけど、手前の方は目を凝らせば見えなくもなかった。
エアコンの室外機。横倒しになったゴミ箱。
リハ; д リ
地面に横たわる、真っ白な服を着た少女。
僕を見つめる、山吹色に輝く一対の瞳。
(;・∀・)「あ、の」
間違いない。さっきの声は、彼女のものだ。
根拠を並び立てるよりも先に、本能的にそう判断していた。
これテレパシーか
倒れている、ということは怪我を負ったり、病気の発作が起きているのかもしれない。
だとすれば、たすけて、と言っていたことにも納得できる。
どうして聞こえたのか、なんて今はどうでもいい。
助けなくては。
今、彼女を助けられるのは、その存在に気付いた僕だけだ。
(;・∀・)「大丈夫ですか!?」
人ごみをすり抜けて、少女の元へと駆けていく。
徐々にその姿が大きく、鮮明に見えてくる。
リハ;゚ー゚リ
その間、彼女の瞳は僕を捉え続けていた。
山吹色は、喜んでいるような、悲しんでいるような、不思議な輝きを帯びていた。
やがて、僕は少女の眼前にたどり着いた。
人の行き交う繁華街の光の中から、僕らしかいない薄闇の路地裏へ、たどり着いた。
リハ;゚ー゚リ「あなた……なんで、どうして……」
弱弱しく呟いた少女の瞳から、なぜか光が失せる。
それも気になることではあったけど、まずは弱り切った彼女を元気づけてあげなくては。
少しでも安心させてやれたら、と手を取り、語りかける。
しえん
(;・∀・)「……たすけて、って聞こえたから。だから、あなたを……助けに来ました」
.
いい展開
なにこのイケメン…
ひとまずこれで終わりです
みんな支援ありがとう
乙、よかったよ
乙
ここで終わるのかよ…乙
終わりかたがにくいねえ、おつ!!
はたして終了までにまた投下はあるのか
ならば投下させてもらおうか
おし、カモン
そこそこの長さの話ならあと2本くらいか?
今北
時間はみ出そうなのでこれは創作板投下ワンチャンある感じですか
∧∧
( ゚A゚*) 「開始前に注意!この話は露骨なパクリ便乗作品で、お送りするで!」
/ 9m
∧_∧ て
< ;`Д´> そ 「のーちゃんそういう火種を撒くような発言はやめて!!」
/ γ つ
∧∧
(゚A゚* ) 「でも実はあのスレより前から発想はあったんやで!
/ \ 途中でちょっとエターなっただけやねん!」
∧_∧
< ;`∀´> 「それヒャクパー信用されへんパターンやん……
/ \ なんでのーちゃんはそんな敵を作りたがるん……」
∧∧
(゚A゚* ) 「いや〜、折角だからちょっと毒吐いた方が話題になるかなーって」
/ \
∧_∧
< ;`∀´> 「話題になってもいい意味じゃあなさそうやな……」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「なお、ご覧の通り全編もしもしには優しくない仕様で進行する予定や!
/ \ もしもしから見たい時は専ブラ導入推奨やで!」
ただならぬ雰囲気
∧∧
(゚A゚* ) 「なーなー、ニダやんニダやん。ウチ、ペット飼いたい」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「何やのーちゃんヤブカラボーに」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「いやー、久々にモナ飼読み返したらモナーが愛しくて愛しくてたまらんくなってな?
/ \ この行き場の無い気持ちを治めるにはモナー飼うしかないなーって……」
∧_∧
< ;`∀´> 「またまたすごい理由やな……」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「なー、飼っていいやろ?モナー飼ってもいいやろ?」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「うーん……まあ、今は仕事も生活も安定して来てるし……
/ \ モナーなら大して手間もかからんし、いいんちゃう?」
∧∧
(゚A゚* ) 「わあおアッサリッッ!いいん!?ニダやん太っ腹!!」
/ \
624 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 19:26:52.43 発信元:126.87.32.52
にえん
笑う準備ならすでにできている
にだやん突っ込み役か
∧∧
(゚A゚* ) 「じゃ、そうと決まったら、早速モナー売り探しに行くで!」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「え?ペットショップじゃないの?」
/ \
∧∧
(゚A゚*#) 「何言うとんねん!?
/ \ 飼いスレと言えばモナー売りからAA飼って洗ってやるまでがテンプレやろうが!!」バッシバッシ
∧_∧
< ;`Д´> 「イタッ!わかった!わかったから!足踏むのやめい!!イタイ!」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「テンプレと言えば、そこから箱開けて洗うまでの流れは鉄壁やな
/ \ ご飯やおもちゃの流れもそこそこ定番やなぁ……」
∧∧
(゚A゚* ) 「おっしゃ!ワクワクすっぞ!早速行くで!待ってろモナーちゃん!」
/ mそ グッ!!
∧_∧
< ;`∀´> 「大丈夫かなぁ……」
/ \
しえん
テンプレとは守られないものだ…
∧_∧
<ヽ`∀´> 「で、こうして外に出てきたのはいいけど、そんな簡単に見つかるん?」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「ブーン系じゃテナーはあんまり見かけへんしなぁ
/ \ そもそも飼いスレではテナーとの会話から話始まるし、わからん」
∧_∧
< ;`∀´> 「……ちょっと、いきなり幸先が不安になってきたんやけど」
/ \
「安心しろ、その心配には及ばない」
∧∧
(゚A゚*;) 「ハッ……その声は、まさか!?」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
テナ─── __i二二二i ────ン!!!
(´曲` ) 「そう、俺だ!!」
/⌒< > ⌒\
∧∧
(゚A゚* ) 「キタ───ッ!!モナー売りのおっちゃんや!こんな早く出会えるとは!!」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
(´曲` ) 「俺を探してたってことは、モナーが飼いたいんだろ?」
/⌒< > ⌒\
∧∧
(゚A゚* ) 「そやそや!おっちゃん!モナーよこせ!とっとと出せ!!悪いようにはせんで!!」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「のーちゃん興奮してるのはわかるけどもうちょっと冷静にな」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i 「うーん、そんなに欲しいのか?
(´曲` ) 悪いけど、今日の分はついさっき売り切っちまってなぁ……」
/⌒< > ⌒\
∧∧
(゚A゚*ll;) 「なん……やと……!?
/ \ つっ……次は!?次の売るのはいつなん!?」
ノ⌒⌒ヽ 「売りたいのは山々なんだが……最近モナーの需要が上がっててな
__i二二二i 俺みたいに路上で売ってる奴のところには、ほとんど回ってこないんだよ
(´曲` ) これからしばらく、俺んとこじゃモナーは売れないだろうなぁ」
/⌒< > ⌒\
∧∧
(;A;*) 「そんなあ……そんなん、あんまりやん……」
/ \
ノ⌒⌒ヽ 「一応、モナー以外にも色々取り扱ってるが、見ていくか?
__i二二二i ……まあ、今日のは売れ残りだから、人気AAはいないんだが……
(´曲`; ) 安くしとくぞ?」
/⌒< > ⌒\
∧_∧
<ヽ`∀´> 「オマケしてくれるらしいで、のーちゃん、見る?」
/ \
∧∧
(;A;*) 「うう……グズッ……うん……」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「よしきた。おっちゃん、何が売れ残ってるん?」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i 「そうだなぁ……
(´曲` ) 今手元にいるのは、ゲララーとケゴと、チャウカと、山崎と……」
/⌒< > ⌒\
アホカ ヴォケ!! チャウカ?
∧_∧▲∧ 从_从∧∧ 応援してくださいね^^
( ^∀^)゚д゚)(`ー´ ) ^ ^)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__________|
さあ何が代わりなんだ
∧_∧
< ;`∀´> 「ものすごいチョイスやな……
/ \ これもう逆にレアなんじゃね?」
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
(´曲` ) 「そうだな、山崎はまだしも他は元々の数が少ないから珍しいかもな」
/⌒< > ⌒\
∧_∧
<ヽ`∀´> 「……のーちゃん、この中で気に入ったの、いる?」
/ \
∧∧
(*゚A⊂ヽ 「……んー、いや……特には、おらへんかなぁ」
/ l l
∧_∧
<ヽ`∀´> 「そっか……おっちゃんごめんなー」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i 「ま、そうだよな
(´曲` ) 一度欲しいと思ったら暫くは夢中になるもんだし、無理は言わねえよ……ん?」
/⌒< > ⌒\
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
( _ _ ) 「おっとそうだ……あと一匹いるんだったな……一応見せとくか」
/⌒< > ⌒l )) ガサゴソ
仕事おわったぜ支援!
おっちゃん久しぶりに見たわ
4、5年ぶりぐらいな気すらする
山崎しか見たことねえ…
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
(´曲` ) 「ホレ」
/⌒.∧_∧ ⌒\
”(゚¥゚ )Σ[ ピョコ
∧∧
(゚A゚* ) 「あれ、それって……」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「偽モナーやん。案の定珍しいな」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
__i二二二i
(´曲` ) 「案の定とか言うんじゃねえよ、一部には熱狂的な愛好家もいるんだぞ」
/⌒.∧_∧ ⌒\
(゚¥゚ )Σ[
∧_∧
< ;`∀´> 「一部なぁ……」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ´曲`) 「ま、一応出してみただけだよ。別に飼わねえんだろ?」
/⌒.∧_∧ ⌒\
]つ( ゚¥゚)~)゙
しえん
ブーン系ではあまりなじみのないキャラが新鮮ですな
.∧_∧ ∧∧
( ゚¥゚) (゚A゚* ) ジーッ……
( つ / \
.∧_∧
( ゚¥゚) ……
(つ )
(( ∧_∧ ″
/´)*゚¥゚)~)゙ モッ!!
ソ /´
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ´曲`) 「ほう、この偽モナー、オマエさんのことが気に入ったみたいだな……ホレ、ダッコしてみろ」
/⌒ < >∧_∧
]つ″(( /´)*゚¥゚)~)゙ ズモモ!!
∧∧
(゚A゚* ) 「えっ、ダッコさせてくれるん?いいの?」
∧_∧ヽ
( *゚¥)ノ
. ( つ
∧_∧
<ヽ`∀´> 「飼わせる気ないワリにはテンプレっぽい流れに入るんやな」
/ \
しえん
643 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 19:44:25.56 発信元:126.87.32.52
じえん
ズモモww
割とこうしてみると偽モナーも可愛いな
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ´曲`) 「ま、売れなくてもdat逝き処分は無いけどな」
/⌒ ∧∧ ⌒\ ヨイショ
]つ( ^ ^)と[
∧_∧ て
< ;`∀´> そ 「エッ!?おじさんが売れるまで面倒見るの?」
/ \
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ´曲`)+ 「ああ、もちろん……産まれた命は、大切にしないとな……」
/⌒ ∧∧ ⌒\ η
]つ( *^ ^) \/Ξl グッ…
∧_∧
<ヽ`∀´> 「なあ、そのノリなんなん?」
/ \ テユーカAAデケーヨ
濡れた
やだこのおじさん素敵
∧∧
(゚A゚* ) 「なんか、こうしてると愛着沸いてきたわぁ……」
∧_∧ヽ
( *゚¥)ノ
. ( つ
∧_∧
<ヽ`∀´> 「のーちゃんそれおっちゃんの策略に乗せられてへん?」
/ \
∧∧ ガーン
Σ(゚A゚*;) 「!!!、!!!?、!?、?!、!!?!!!!」
∧_∧ヽ
(;゚¥゚)そ モッ!?
. ( つ
∧_∧ て
< ;`∀´> そ 「記号オンリー!!?言葉にならないほどびっくりしちゃったの!?」
/ \
∧∧
(゚A゚*;) 「う、嘘やそんなん!おっちゃんはそんなことする人やないもん!もっと純粋やもん!!」
∧_∧ヽ
(;゚¥゚)ノ ズモモ……
. ( つ
∧_∧
< ;`∀´> 「なんでついさっき出会ったおっちゃんにそこまで信頼をよせられるんや……」
/ \
穏やかなおじさんだな
似てないのになんで偽モナーってモナーの仲間なんだ…?
やだのーちゃんかわいい・・・
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__ 「飼ってくれるんなら俺は嬉しいが……別に策略なんかじゃないからな
( ;´曲`) 確かにもうちょっと人を疑ったほうがいいとは思うが……」
/⌒ ∧∧ ⌒\
]つ( ;^ ^)と[
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__ 「……で、どうするんだ?
( ´曲`) 偽モナーは癖のある性格に育ちやすいから、オススメはできないぞ」
/⌒ ∧∧ ⌒\
]つ( ^ ^)と[
∧∧
(゚A゚* )
∧_∧ヽ 「……うーん、どないしよう?」
(゚¥゚ .)ノ
. ( つ
ズモ?
∧∧ ∧_∧
( *゚A゚) (¥゚ ) 「なあ、オマエはどう思うん?ウチのとこに来たい?」
( 二二つ と)
偽モナー可愛く見えてきたんだけど俺おっちゃんの策略にのせられてるのかな
しえーん
ばか!おっちゃんに策略なんてあるわけないだろ!
…たぶん
おっちゃんが可愛く見えてきた、疲れてるのかな
658 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 19:54:51.27 発信元:114.188.208.41
.∧_∧
(゚¥゚ ) モ…?
/ つ と \
∧_∧
(’(゚¥゚*/~) モッ!
/ つ と \
∧∧ ∧_∧
( *゚A゚) (¥゚*/~) 「……そっか!」
( 二二つ と)
∧∧ ∧_∧
( *゚A゚) (¥゚* ) 「おっちゃん!ニダやん!決めた!ウチ、この子飼うわ!」
( 二つ と)
∧_∧
<ヽ`∀´> 「いいん?のーちゃん」
/ \
∧∧
(゚A゚* ) 「うん!ウダウダ言ってても話進まんしな!」
∧_∧ヽ
( *゚¥)ノ
. ( つ
∧_∧
< ;`∀´> 「急にメタいな!別にいいけど!」
/ \
支援
さっきからちょくちょくメタ発言出てるじゃないですかー!やだー!
ちょwww
662 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 19:57:26.87 発信元:114.188.208.41
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ´曲`) 「まいどあり。さるに会わないように気をつけてな」
/⌒ ∧∧ ⌒\
]つ( *^ ^)~)゙
∧∧
(゚A゚* )
∧_∧ヽ 「…ふふふ…買ってしまった……買ってしまったでえ……」
(. ゚¥)ノ
. ( つ
∧_∧
<ヽ`∀´> 「のーちゃんそれ飼いスレのノリとちゃう」
/ \
∧∧ 「上手に飼えるかなぁ…?なんて気持ちは微塵もない!
(゚A゚*#) 今はただ!上手く飼えるという自信に満ち溢れているのだ!!」
∧_∧ヽ
(;゚¥゚)ノ ズモモ?
. ( つ
ノ⌒⌒ヽ
i二二二i__
( ;´曲`) (大丈夫かなぁ、こいつらに飼わせて……)
/⌒ ∧∧ ⌒\
]つ( ^ ^) ムリポ
しえ
――こうしてウチは、とりあえず偽モナーを飼うことにしたねん。
∧∧
(゚A゚* ) 「さて、帰って来たからには偽モナーを洗ってやらんとな」
/ \
∧_∧
<ヽ`∀´> 「テンプレ通りというか、ご丁寧にピンク色やしな……」
/ \
. ∧∧
( *゚A゚) 「さーて、すぐ綺麗にしてやるからなー」
/ ⌒ヽ ジャバー
∧_∧ ジャバー
つ *゚¥゚)つ
. ∧∧
(;*゚A゚) 「……あれ、色落ちへん、もしかしてこれ……」
/ ⌒ヽ ジャバー
∧_∧
< ;`Д´> 「……ピンク、着色じゃあらへんかった!?」
/ \
∧_∧
。('(゚¥゚* )゚。 ズモモモモモ!!
. > υつ ポタポタ
――だけど、初めて飼う偽モナーに不安がいっぱいや。
※生き物は責任を持って飼いましょう
666 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 19:59:46.56 発信元:111.86.147.176
なんやてえええ
すいません、(゚A゚* )はモナーを飼いたかったようですが……
みかん
乙
最後になんて書いてあるかよく見えないな
以上でござる
支援感謝いたす
没になったのは行数使いすぎるからにござる
乙
おっつんべあー
一時間足らずって今から投げても間に合うだろうか…
乙
連載はよ
673 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 20:02:31.89 発信元:111.86.147.164
乙!気になるな
次いきます
残り一時間弱だ。
投下したい奴、出てこいやァッ!!
よっしゃこい!支援してやる!
乙
意外なボツ理由だな
投下は支援する側が猿るくらい頑張ればなんとかならんでもない
じゃんけんで決めろ
祭り後一時間か
終っちゃうけど間に合うかなあ
ところで、投下待機中の奴ってどれくらいいるんだ?
はい、じゃーんけーん
順番は被った同士で要相談で
ところで無計画な人たちに朗報だよ
939 :名も無きAAのようです:2013/09/14(土) 19:48:22 ID:b4keXAdk0
n話は別に序章祭り参加作品に限ってないよ。
できるだけ、序章、一話でないものをn話として投下してもらうだけ。
でもまあ、nの定義をきちんとしてないから一話でもいいんじゃねえかな、とは主催の俺は思ってる。
支援は任せろ、はよ投下せい
684 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 20:07:31.47 発信元:111.86.147.178
三個目・JCシイはロリコン変態鬼畜野郎にペロペロされちゃうようです(※百物語に間に合わなかった物
***
深い深い山の中、世間一般にあまり知られていない寺があって、そこは足を運び懇願すれば家族仲を取り持って貰える、と伝えられていた。
建立しばらくは人の息吹が絶えることは無かったその寺も、今では鬱蒼とした広葉樹林の直中にある、朽ちた廃寺と化していた。
| ^o^ | それで お前みたいなガキが どうして あんなボロ寺をめざすのだ
| ^o^ | はよう答えねば 骨の髄までしゃぶり尽くしてやるぜ
そんな寺へと続く山道を、肩掛け鞄しか持たず一人きりで歩いていた、中学生のシイに、奇妙な姿の2人組が絡んでいた。
(*゚ー゚) 骨って舐めると味するの?
| ^o^ | しない 誰があんな物 舐めるものかよ
| ^o^ | ならば 醤油をかけましょう
| ^o^ | 醤油の味を 楽しむのならば 飲んだほうが早い
| ^o^ | 貴様は もうだまれ
2人は、花柄の浴衣を来て、草鞋を履き、ニコヤカな表情の描かれたお面を被って、操る言葉も片言である。そして何より、頭頂部に一本、小さい角が生えていた。
支援
支援
被ったら同時投下すれば互いに猿よけしあえて一石二鳥じゃね?
支援じゃあ
漢字喋ってやがる…!
って思ったらそういうことか
689 :
開業規制シネ:2013/09/14(土) 20:11:44.08 発信元:111.86.147.168
(*゚ー゚) ねえ、もう通してよ。私はお寺に行きたいの
| ^o^ | おおっと ならねえぜ
| ^o^ | ひさしぶりの 人間 それも幼い少女
| ^o^ | 人間の 肉は 美味い
(;゚ー゚) そんなことないよ…ま、まずいよ、私
| ^o^ | それは 僕らが 決めること
| ^o^ | あきらめて 骨を しゃぶらせろ
| ^o^ | 貴様 肉はどうした
それを木の陰から眺めていた和装の男は、ミセリが震えはじめたのを見て、わざと派手に草をかき分けながら登場した。
('A`) いやあ、そんな子供より魚のほうが美味いぞ、やめときな
| ^o^ | おのれ なにやつ
| ^o^ | いや ドクオだから
| ^o^ | わかってた
| ^o^ | 黙れ
('A`) それにな、小鬼共。その子は俺の知り合いだ
慈円
(;゚ー゚) はあっ?
| ^o^ | これは 失礼 いたしました
| ^o^ | ゆるしてください ドクオ
('A`) 赦すよ、だからどっか行け
| ^o^ | それでは
| ^o^ | さらば
2人組は、道を外れ山の中へと消えた。
('A`) …さて
((( (;゚‐゚) )))ガタガタガタガタ
('A`) まあ、落ち着け、安心して良い。俺はこの近くに住んでる者だ
(*゚ー゚) 地元の人?
('A`) そうだ。俺は、ドクオと言う。寺に行きたいらしいな
(*゚ー゚) うん
ドクオは、シイを一瞥する。靴も含め、野山にはどうみても向かない上品な洋服…上は薄手とはいえ長袖だが、下はスカート。鞄の中身も、期待できそうに無い。
名前欄にタイトル入れればアリかもしれんね
694 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 20:15:34.01 発信元:111.86.147.169
('A`) その様子じゃあ、止めた方が良いな。しかも、あの2人組が見えるどころか、普通に会話してただろう。尚更だ
(;゚ー゚) え、見えるって…どうゆう…
('A`) あいつら、人間じゃない。お化けだ、オバケ。妖怪だよ
(;゚д゚)
シイは、土の上にへたり込んでしまった。腰が抜けたらしい。
('A`) おいおい、汚れるぞ、ほら掴まれ
ドクオは手を差し伸べた。シイも一度は手を取ろうとしたものの、すぐに引っ込め、ポケットから携帯電話を取り出す。
(;゚ー゚) そういえば、あの2人と知り合いっぽかったし…さては、おじさんも怪しいひとでしょ!
('A`;) ち、ちちちっげーし!ぜんぜん怪しくねーし!めっちゃ健全だし!
(;゚ー゚) でも今、女子中学生の手を握ろうとしたよね?
('A`) やはりJCか…いやまあ、確かにそうだけど
へんたいだー
JCだと気付いてる…やるなこいつ
(;>д<) アウトー!!
('A`;) セーフッ!!審判買収してんじゃねえの!?
(;゚‐゚) と、特殊作戦群に…
('A`) それは陸自だ
(;゚ー゚) 知ってるし!
('A`) そうかい…なあマジで通報すんの止めてくんない?
(;゚ー゚) ふん、やましいことでも…あっ
('A`) どうした?
(;゚ー゚) …auの充電器、持ってない?
('A`) …家だな
(;゚ー゚) …
しえん
よよいのよい
auの充電器をエサに誘拐しようとする変態とか新しい
('A`) …自分の家に帰ったら?
(;゚‐゚) イヤ
('A`) じゃあ、俺の家、来るか?
(;゚ー゚) それなんてエロゲー?
('A`) ないわー。充電器を餌にするとか、エロゲーでもないわー
(;゚ー゚) 近くにコンビニは…
('A`) あると思うか?
シイは道中を思い出す。駅からバス停、そしてこの緩やかな山道に至るまで、コンビニはおろか電池式充電器が売ってそうな店も無かった。
(; ー ) 携帯のナビ使いすぎた…
('A`) 来た道戻るくらい
(#゚ー゚) できるけどそれじゃ無駄足じゃん!
('A`) あ、うん
(;゚‐゚) どうしよ…
('A`) なんなら泊まってくか?
(;゚σ゚) うわぁ…
('A`) まてまてまてまて、健全だから、合理的発想だから。どのみち、このまま寺に行っても、着く頃には日暮れ時だ。暗くなったこの道を、独りで歩くってか?
(;゚ー゚) 懐中電灯あるし…
('A`) 虫も蛇も猪も化け物も追い払える懐中電灯って、それはもうライトセイバーだよね
(;゚‐゚) うぅ…
('A`) まあ仮にそうしたとして、何かあっても助けを呼べないぞ。そもそも圏外だけどな。だったら明日の朝、出直した方が良くねえ?明るいうちなら案内もしてやるよ
(*゚‐゚) …お
(* ‐ ) おねがい、します
ドクオは、心の中で天を仰ぐようなガッツポーズをきめた。
('A`) ああ。立てるか?
704 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 20:22:55.24 発信元:49.98.157.180
紫煙
おまわりさんこの人です
しえん
懐中ライトセイバー昔やった…
エロゲでもないとか言われて悔しい
709 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 20:25:43.54 発信元:111.86.147.168
(;゚‐゚) むーりぃ…
('A`) おまえは森久保か
(;゚ー゚) いえ、シイですけど
('A`) シイね…俺はドクオ
(;゚ー゚) まるでだめなおとこ略してドクオ?
('A`) 無理して少し懐かしいネタ入れなくて良いからね、否定できないけど…ほら、抱えるぞ
(;゚σ゚) あっ?ちょ…
ドクオは軽々、両腕で抱え上げて道を降っていった。
(;゚σ゚) セ、セクハラ!
('A`) 違うな、超法規的措置だ
(;゚ー゚) なにそれ
('A`) それにしても軽すぎだな、背も低いし、最初は小学生かとおもったぞ
(#゚ー゚) うるっさいなあ…
('A`) 気にしてるのか?
しえん
しっえーん
懐かしネタが分からない…
JSは持ち上げに苦労しないから駅弁に良し!!
うわなにす
ありだな!!
うわやめろなにす
支援
しえん 投下者さるったらしい
どうも猿ったらしい
さるよされ!
しえん
| ^o^ |猿に注意しませんとな
しえ
しえぬ
時間内投下にはあと一本が限界か
十分絵祭りは1時間が2回の予定だからそこまで食い込みはしないだろうが
しえぇぇん
もっかい支援
しえん
しーえ
人集まってきたなー
しえん
待機してる投下者、以下のような申し出があった。
遺志を汲んでやってくれ。
969 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/09/14(土) 20:34:39 ID:RfbomKcgO [7/7]
シベリアの猿は経験上、時刻が変わらないとだめなんだ
つまり9:00にならないと俺は無理なんだ
だから他の人にゆずりたいんだ!
oh...
シベリアのさるはまじでキツいな、、、
むう…諦めきれないがそこまで言うなら仕方ない
じゃあ投下
( ^ω^)「テスト何点だった?」
('A`)「12点」
( *^ω^)「wwwwwwwwww」
(*'A`)「wwwwwwwwww」
( ^ω^)「ま、高校生活もまだまだ長いお。だから」
('A`)「ああ」
( ^ω^)「これからも赤点仲間でいてくれお。下には下がいるってわかると安心できるんだお」
('A`)「うるせえ。見てろ、俺はこんなとこぜってーに脱出してやるからな」
( ^ω^)「12点が32点様に向かってほざくんじゃねえよ殺すぞ」
とは言った。
こうなったらn話にまわればいいんじゃないかな(小声)
しえ
流石ドクオ
川 ゚ -゚) 「テスト何点だったんだ?」
('A`)「18点」
川 ゚ -゚) 「ふむ。マシなほうか」
('A`)「ああ」
川 ゚ -゚) 「マシじゃねえよ殺すぞ。お前それで私と同じ大学行くつもりなの?」
('A`)「できればお前とは離れたいと思ってる」
川 ゚ -゚) 「は?」
('A`)「だがまあ、俺もこのままでいるつもりはないさ」
とも言った。
J( 'ー`)し「……ドクオちゃん。塾、行く気はない?」
('A`)「えー、行かないよ。勉強は自分のペースでしたい」
J( 'ー`)し「甘えてんじゃねえよ殺すぞ。おまえこの前のテスト10点だっただろうが」
('A`)「二桁割らなかっただけ健闘した」
支援
あと17分で最初からってのも厳しそうだがな
殺意溢れかえりすぎだろww
十分絵祭りの方は適宜時間ずらすよ
キリのいい時間に始めた方がいいのは確かだけどね
('A`)「……まあ、俺だっていつまでも10点台をウロウロしてるつもりはないさ」
J( 'ー`)し「じゃあ塾探しとくから」
('A`)「おい」
ってのも言った。
が。
('A`)「こんな形で、挽回することになろうとは……」
天井を見上げ呟いた。
(゚、゚トソン「テスト中に私語ってんじゃねえよ殺すぞ」
('A`)「さーせん」
――('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです――
>>740 そのために10分絵祭りは1時間に2回なんじゃないか
時間内に投下始めたけど9時になってしまったときのために
まさか牧瀬クー莉栖なのか
( ^ω^)「テストどうだったお?」
('A`)「殺すぞ」
( ^ω^)「ふーん」
そんなこんなで2日3日、期末テストはのべーんと終わった。
('A`)「テスト返ってくんのいつだっけ?」
( ^ω^)「さぁ……早いやつは明日にでも来るんじゃないかお」
('A`)「うげー」
そんな話をしながら帰ったのが、7月の何日だったかな。2日くらいだったか。
で、翌朝。
('A`)「あー……」
テスト翌日、夏休み直近。半ドンくらいで済ませていいのに、そこはさすがの進学校。いつも通りのフルタイム授業である。
('A`)「学校行きたくねーなー」
J( 'ー`)し「甘えるな、殺すぞ」
もさもさ適当にパン食ってるところをカーチャンにどつかれた。家では愚痴ぐらい言わせろや。
('A`)「テスト終わったばっかじゃん。休ませろまでは言わんけど、昼まででいいんじゃねーかなぁ」
J( 'ー`)し「現実逃避してんじゃねえよ、殺すぞ」
>>744の言う通り、十分絵祭りは二時間枠。
n話投下開始は15日0時から。
猶予は一時間きっちり取ってある。
殺意に溢れたカーチャンだな
機関の工作でさるが忍び寄ってるだと!支援だ
('A`)「いや別に逃避してねえよ」
なんかえらくカーチャンが厳しい。生理かよ。そろそろ閉じてんじゃねえのかよ。
J( 'ー`)し「ドクオちゃん、覚えてる? 今度のテストもダメだったら、塾に行くって話」
('A`)「あー覚えてる覚えてる、でも今日だけじゃまだ全部の結果出ねーと思うけど」
J( 'ー`)し「まあそうね、今日からだもんね……」
('A`)「うん」
今日じゃ全部の結果は出ない。
出ないとは言ったが、ほぼ結果は見えてるんだけどな。
J( 'ー`)し「じゃあ、頑張ってね」
('A`)「いや、もう頑張ったけど」
J( 'ー`)し「そうね、後はそれをどれだけ出せるかよ」
('A`)「……?」
若干会話に噛み合わないものを感じながら、俺は家を出た。
学校に行くとテストが始まった。
('A`)「……」
いやまあ確かに、朝起きて携帯のカレンダー見たら日付が巻き戻っててビビったってのはある。
てっきりスマホがバグったもんだと思ってた。
支援だよ
投下したいけど間に合わない\(^o^)/
\(^ω^)/
しえん
しえ
しえん
支援
(゚、゚トソン「では、現代文のテストを始めます。参考書の類は片付けてください」
言われてみれば朝の会話も、これからテストに向かう息子に対する言葉だと思えば納得は行く。
('A`)「……」
だがまあ、やっぱあれだ。
【勉強しなくても】現代文@1時限目【そこそこ取れる】
これ、3日前にやった。
(;'A`)「……」
いやマジで、教室入ったらみんながみんなテスト受けます態勢丸出しでビビった。
先生までそんな感じだったしもしかして俺の過ごしたこの3日間って夢かなんかだったのかなあと思った。
だが、いざ1限が始まってびっくり。
配られたテストは1から10まで、3日前にやったのと同じだった。
デジャブ? つーか予知夢?
終わったテストをいちいち気にするほど殊勝な生徒ではないが、それでも出た問題くらいは記憶に残ってる。
全問覚えてるわけじゃねーけど、語群やレイアウトに見覚えがある以上間違いない。ぴったりだ。
('A`)(実際あるもんなんだな、こーいうの……)
その手のオカルト話はいつも聞き流してきたが、案外馬鹿にできないかもしれん。
とにかく、これは俺に与えられたチャンス。
しえ
だからいまーいちびょうーごとにー
出る問題がわかってるというアドバンテージ。これなら塾に行かなくて済むかも……
……
('A`)「あっ」
(゚、゚トソン「私語」
('A`)「さーせん」
終わったテストをいちいち気にするほど殊勝な俺ではない。
テスト終わって帰ってから1人で自己採点なんぞするわけないし、書けなかったところを見直したりもしない。
なんら役に立たねえよこの記憶。
('A`)(えぇー……もったいねぇー……)
結局3日前のテストと大して変わらなかった。
そういえばテストが終わった後に
『なぁ、問3って2番で合ってる?』『え、俺3にしたけど……』『ッあーそうだった! そーやん考えてみれば3やん!』『あ、俺も2にした……やば!』
みたいな会話があった気がするから、じゃあこれ3かな? くらいの役には立った。けどそんだけだ。
('A`)(結局これが人生か……)
世の無常を感じながらテストは終わった。
しえん
支援ー
( ^ω^)「なぁ、問3って2番で合ってる?」
('A`)「死ぬがいい」
1限が同じだったならどうせ次もそうだろうと思い、合間合間の休み時間で次のテストの答えを必死でねじ込んだ。
が、ぶっちゃけ焼け石に水だった。
('A`)(元が10点だからな……残り90点分を10分ちょいでカバーとか無理)
なまじ広範囲を知ってるからか、あちこち手を出そうとして、結局どれも覚えきれず沈む。
まるで点が上がった実感がない。15点くらいにはなったかなぁ……無理かな……。
('A`)「あー……なんつーか、もったいねー」
結局戦果を挙げられぬまま帰ってきた。
だがまあ、出る内容がわかったのであれば。
('A`)「ヤらない手はない」
授業について行けず勉強モチベーションがダウンしていた俺だが、勝利が保障されるなら別だ。
全教科隅から隅まで覚えているわけではない。が、とりあえず明日やる教科で出た覚えのある答えを頭に入れるだけ入れた。
さあ、翌日ッ!
テスト前って変に余裕こくと死ぬよね
21時までだっけか
間に合わなさそうだし今回は諦めるかね
殺意に溢れた世界観だな
しえ
( ^ω^)「おはようだお」
('A`)「おう、アクチウムの海戦じゃねーか。おはよう」
( ^ω^)「今日のテスト、自信はあるかお?」
('A`)「んー、ヒッタイト。まあスパルタクスの乱?」
( ^ω^)「そうだおねー。お互い頑張るお」
1日ですべて網羅できたわけではないが、それでも3日前よりは格段にマシな結果が出るはず。
('A`)(ヒッタイトヒッタイトヒッタイトヒッタイトヒッタイト……)
期待を胸に席へ着いた。
(゚A゚)「!?」
着いた瞬間頭痛がした。
(゚、゚トソン「じゃ、そろそろテスト始めます。みなさん席について」
...(((゚A゚)))...「おぼっぼぼぼぼぼぼぼぼぼbっぼおおぼぼおbぉおぉぼぼろbろ」
(゚、゚トソン「だから私語は慎めと」
...(((゚A゚)))...「ぐぼぼおぼぼぼぼぼぼぼぼっぼおbbっぼtぼ」
なにこれ死ぬ。
>>769 確かに誰もn≠1とは言ってないな
サンクスそっちの方向で
(; A )「ハァー……ハッ、ハー……フゥー……」
(゚、゚トソン「……大丈夫ですか?」
(;'A`)「あ、はいなんとか……」
割とガチで死を覚悟するレベルの頭痛だった。前の席の人はドン引きしている。
テスト用紙が配られると嘘のように収まったが、これ後で病院とか行ったほうがいいのかね。
なんてことを考えながら、世界史テストが始まった。やっぱり問題は同じだ。
('A`)(鉄製の武器を使用したのは……そうそうこれはちゃんと覚えた)
('A`)(えーっと……)
('A`)(えーっと……)
('A`)(……)
(;'A`)(……あれ?)
おかしい。
これは昨日ちゃんと覚えたし、今朝からちゃんと確認もしてた。
なのに……確か、えっと……あれ……?
(;'A`)(……頭痛で飛んだ?)
マジかよ。
(;'A`)(いやいやいやいやちょっと待って……)
投下予約してみては?
しえん
しえ
支援支援
しえん
タチの悪いことに、3日前、前回のテストの時点で答えられた問題は、ちゃんと記憶に残ってる。
どういうわけだか、昨日詰め込んだ回答だけが、きれいさっぱり消し飛んでいた。
('A`)(なんだろう、俺って運いいの? 悪いの?)
結局、次のテストも同じ状態で、正解数が増える気配はなく。
( ^ω^)「なあ、問3って2番で」
('A`)「死ね……」
失意に沈んで帰路に就いた。
(゚、゚トソン「では、そろそろテストを始めるので、参考書の類は片付けてください」
...(((゚A゚)))...「おぼぼぼぼっぼっぼぼぼぼぼおぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」
3日目もこのザマである。
むしろデジャブ前より頭悪くなってんじゃねーかってレベルで書けなかった。と思ったけど元からこのくらいだった。俺頭悪すぎわろす。
('A`)「一度やったテストをもう一度やり直すなんて、そんなのダメに決まってる。たとえそんな機会があったとしても、絶対に断る。そうだよな?」
( ^ω^)「え、そんなチャンスドクオなら金出してでも掴み取ると思うけど……どした? 調子悪いのかお?」
('A`)「いや、別に。……だよなぁ」
俺はそんな殊勝な男じゃないから、無意識のうちに脳が罪悪感を抱いてるとか、そんなことはないだろうよ。
ってことは、なにか作為的な力が働いているとしか思えん。思えんけど、なんだそれ。
しえん
なんでテスト始まると頭って真っ白になるんだろうな
Shi-e-n
('A`)(ま、どーせテストは終わっちまったし……どーでもいっか)
奇妙なデジャブでチャンスを得たが、生かせぬままに終わってしまった。
人生なんてそんなもんだよね、そう思いながら布団に入った。
翌朝。
J( 'ー`)し「ドクオちゃん、覚えてる? 今度のテストもダメだったら、塾に行くって話」
('A`)「……覚えてる、けど」
なんだろうね、この感じ。
('A`)「でも、今日だけじゃまだ結果出ねーし……」
J( 'ー`)し「まあそうね、今日からだもんね……」
うん。
( ^ω^)「1限は……現代文だっけ。ま、あれならそんなに勉強してなくても点取れるおね」
('A`)「……そうだな」
はい。
(゚、゚トソン「それじゃそろそろテスト始めるので、参考書の類は……」
俺、タイムリープしてね?
しえ
しえん
784 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:06:50.93 発信元:111.86.147.169
しえん
ほほう
さて、しえんも必要だが、十分絵祭りのルール確認もさせてもらうぜ
よくもその顔で千秋みたいなこと言えたな
...(((゚A゚)))...「おぼbbっぼおぼぼぼぼぼぼぼおおぼぼぼぼぼおぼぼおbbbb」
(゚、゚トソン「だから私語やめろ」
しかも、まただよ。
('A`)「……」
川 ゚ -゚)「なんだ、疲れてるのか? 今日からテストだというのに」
('A`)「まあ……6周目だしな……」
川 ゚ -゚)「? 何がだ?」
というわけで、みなさんおはようございます。6周目の俺です。
ちょっと気分を変えて、ブーンではなくこの幼馴染と一緒に登校しているのですが、この程度の変化でループに影響が出ないことは前の周で実証済みです。
4周目も同じような頭痛に襲われ、クソみたいな手ごたえで終わった。
5周目は一緒に登校する相手を変えたりと若干の変化を出してみたが、ループにもテストにもなんら変化はなかった。
で、今が6周目。
('A`)「だが、今回の俺には秘策があるッ!」
(゚、゚トソン「テスト始めるので私語は慎んでください」
そう、秘策だ。配られたテスト用紙を受け取り、俺は右手にシャーペンを持つ。
そして対の左手に、俺はあるものを握っている。そう――
支援した支援した支援した支援した
十分絵祭り!
10分 対象となる序章祭り投下作品の名前を挙げる時間
10分 作品を選び取り、描画する時間
10分 絵をうpする時間
30分 挙げられた作品に対する感想を言い合う熱き時間
だ!
質問がある人は早めによろしくな!
791 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:09:54.89 発信元:111.86.147.177
支援
(#'A`)( カ ン ニ ン グ ペ ー パ ー だ ッ ! ! )
正攻法だと頭痛に記憶消去を食らう。ならば正攻法など要らん。
問も答えもあらかた知ってるんだから、カンニングも最小限で済む。最初からこうしてればよかった。
カンニングという不正行為へたどり着くまでに6周もかかった俺って、実は結構殊勝な人間だったのかもしれない。
('A`)(さて、何が起きてるのか知らんが……これでループが終わってくれれば)
握りこんだカンペを開く。
(゚A゚)(……!?)
そして戦慄した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・テスト3日目が終わると1日目の朝に戻る。
・単純に勉強して知識を得た場合、その記憶はテスト前に消去される。
・このように単純な手段でのカンニングは認められない。
・ループ脱出の条件は、このテストを切り抜けること。赤点など論外。
・この周は無駄に終わったようだが、健闘を祈る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(゚A゚)(……)
なんだこれ。
俺の手書きカンペはどこへ行った。このワープロ字の謎ペーパーは何なんですか。
【((((゚A゚))))】「ボボボーボ ボーボボ」
複雑な手段でのカンニングでのみ脱出可能?
しえん
某カンニング漫画並みに工夫が必要と
っていうか、『この周は無駄にしたようだが』って何様だよこいt
(゚、゚トソン「その紙はなんですか、鬱田くん」
('A`)「あっ」
先生に見つかった瞬間、どういうわけだか紙はカンペに戻っていた。
で、それから5周くらい。トータル11周くらいした。
初日でカンニングバレなんてことをやらかしても、3日目が終わればループに戻る。それは助かった。
助かったが、いつまで立ってもループから抜けられない。体感時間だと期末テストどころか夏休みが終わるレベルに差し掛かりつつある。
('A`)「つーか、テスト切り抜けろって言っときながら、勉強して点数上げんのは許さんって、ふざけてんのか」
(゚、゚トソン「テスト中の私語は慎みなさい」
6周目で見た文言を思い出しつつ、一人悪態をつく。
しかも『このように単純な手段でのカンニングは認められない』と来た。じゃあ複雑なカンニングならいいのか?
そもそも『切り抜ける』って具体的に何よ。何すればいいのよ。
(゚、゚トソン「はい、ではテスト終了です。後ろから用紙を回収してください」
未だ有効な打開策は出せない。つーか勉強もカンニングも抜きに高得点を取れってのが無茶。
3日まるごとテストをサボってみたりもした。が、カンニングがバレても終わらないのに、サボリごときで終わるはずもない。
『このテストを切り抜けること』が脱出の条件である以上、たぶんそれ以外で何をやろうとループは続く。
世界線の収束から逃れられない……!
ようするに初日セクハラしまくっても良いと
800 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:15:51.27 発信元:111.86.147.177
嫌なループだな
(゚、゚トソン「お疲れ様でした。それでは次のテストに備えてください」
何をやっても、もとい、『何をやらかしても』、何度でもやり直せる。
確信めいたものがあった。
(゚、゚トソン「あとの2つも、頑張ってくださいね」
名前や出席番号の記入漏れがないかどうか、集めたテストを何度か確認した後、先生はそれを封筒にしまった。
そして教室を出る。
( ^ω^)「なぁ、問3って2番で」
('A`)「……やるか」
俺は素早く教室を出た。
先生は廊下を歩いている。
1限終了直後の廊下、俺の他に生徒はいない。
('д`)「すぅー……」
一度大きく息を吸い、そして止めた。
じゃ、やるか。
(#'A`)「ぉぉぉおおおおおおおおお.........」
(゚、゚;トソン「!?」
その思考にたどり着いたらいよいよヤバイ
ひでえループだw
804 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:18:34.82 発信元:111.86.147.166
ほう
助走をつけて勢いに乗る。
(#゚A゚)「ぜやぁぁぁぁぁーーーーーっい!!」
(゚、゚;トソン「鬱田……っ!??」
で、そのまま先生にタックルをぶちかました。
(x、x;トソン「きゃぁっ!!」
割と厳しい人ではあるが、所詮は若手の女教師。タックルを食らいぶっ倒れた。
当然、封筒も取り落す。
('A`)「よっし……!」
倒れた都村先生の胸を軽く揉んだ後、その封筒を拾い上げて、俺はその場を逃げ出した。
(゚、゚#トソン「なっ、待ちなさい鬱田! 待って……待て!!」
都村先生の金切り声に、その辺の教室がざわめき出す。柔らかかった。
玄関まで行く時間も惜しく、俺は廊下の窓から逃げた。
流れのままに学校を抜け出し、その辺のTSUTAYAに駆け込んだ。
DVDは特に借りない。すぐさまトイレに直行する。
('A`)「ふぃー……」
そして封筒を取り出した。
806 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:20:20.83 発信元:111.86.147.168
やりやがった!
しえ
柔らかいのか、そうか
最低だこいつww
810 :
!ninja哀和【3066枚】 ◆Aiwa///ScE :2013/09/14(土) 21:20:51.17 発信元:121.113.21.38
揉みやがった!!
やり直せるとはいえ、なぜこんな強盗まがいの真似をするのか?
ループ続きでむしゃくしゃしてたので、ちょっと発散したかった……
というのもあるが、それだけじゃない。
('A`)(勉強するにしろカンニングするにしろ、テスト中に何かしようとしても無駄なんだ。だったら……)
終わってからならどうだろう。
テスト終了後、こうやって先生から全員分のテスト用紙を強奪し、頭いいやつの回答を丸写しする。
丸写しなんぞ勉強の内に入らないし、これだけの離れ業を『単純なカンニング』とは呼べまい。あの制約もクリアできるはずだ。
(;'A`)(……いやまあ、アホなこと言ってる自覚はあるけどさぁ……)
正攻法も不正攻法も通用しないなら、後はアクロバットしかないだろう。
とはいえ、先生に暴行を加えるこんな強盗作戦がうまく行くはずはない。
('A`)「が、用紙の奪取・返還について、先生に気付かれない完璧な手法を確立できれば、あるいは……」
そんなことを呟きながら、テスト用紙に目を通す。
('A`)「出席番号順だから……1、2……これ俺の」
2番の鬱田くんを抜き出して、次は頭よさそうなやつを探す……
(゚A゚)「……!?」
二度見した。
何の気なしに抜き出した俺のテスト用紙。
それを見て、戦慄した。
しえん
813 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:22:23.38 発信元:111.86.147.164
支援!
814 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:22:39.48 発信元:110.67.103.208
さすがドクオさん! そこに痺れる憧れるゥ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よう、昔の俺。
このメッセージを見ているということは、今はループの真っ最中ってところか。
もうわかっていると思うが、お前は今期末テストの3日間をループしている。
このループから抜け出すには、期末テストを切り抜ける……
そう、テストで高得点を取る必要がある。
だが、その方法は正攻法であってはならない。
お前も同じ俺だからわかってくれると思うが、
正直俺が真面目に勉強しようと思ったところで長続きするわけがない。
つーか所詮俺のスペックなんぞたかが知れてるから真面目に勉強したところで大した点は取れん。
だからと言ってカンニングなどもってのほかだ。
どれだけ巧妙に策をめぐらせたところで、高校のテストすべてを切り抜けるなど無理に決まっているし、
大学受験もこれで行くことを考えると、失敗した時のリスクが高すぎる。
本題に入る。
このままでは受験戦争を乗り切ることなどできない。俺自身、それに気付いていたんだろう。
だから高一の期末テストの時……つまり、今のお前と同じ年齢の時、無意識のうちにこの能力を発現させた。
そしてテストを乗り切り、大学に入った。今ではリア充生活をエンジョイ中だ。
鬱田ドクオ。
お前は、推薦入学を目指せ。
この能力を使い、テストで高得点を取り続け、評定を上げることに努めるんだ。そうすれば道は開ける。
俺がテストを乗り切った方法も教えてやりたいところだが、あいにくそうすることはできない。自分の力で頑張ってくれ。
それでは――検討を祈る。
早稲田大学1年生の鬱田ドクオより
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しえん
ほう
リア充確定
819 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:24:45.73 発信元:111.86.147.173
なん…だと…!?
支援
続きめちゃくちゃ気になる
(゚A゚)「……」
読み終わると、テスト用紙は元の姿に戻った。赤点不可避の俺の答案に戻った。
(゚A゚)「……推薦……入学……」
いくらなんでも突拍子すぎて、意味が分からない。
確かに、将来のことについて悩んでいたのは確かだ。
2chじゃMARCHは低学歴、ならば俺は早慶に行く。俺はこんなところにいる人間じゃない。そう思っていた。
だが、自分にその能力がないことも、わかっていた。
(;'A`)「……ハッ。何が推薦入学だ、ほとんど裏口入学みてーなもんじゃねえか」
けれどこの瞬間、俺は能力を手に入れた。
正道からは外れまくった、邪道もいいところな能力だ。
推薦入学という手段自体は正当そのものだが、これを裏口入学と言わずして何という。
('A`)「……けど……」
けど。俺は確かに、力を手に入れたのだ。
ならば――
エル・プサイ・コングルゥ…
823 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:25:41.81 発信元:110.67.103.208
エル・プサイ・コンガリィ・・・・
しえ
なにそれこわい
チンチコーリ
( A )「……やってやる……!」
あくまでも邪道に時間を巻き戻し、あくまでも邪道に点を取る。
そうして推薦入学の枠へ入り、裏口から大学に入る。そのために、俺はこの能力を使う。
そう、これは扉を開く力なのだ。
大学への裏口入学という扉を、タイムリープによって開く力。
(#'A`)「やってやるぜ……ッ!!」
空白の多いテスト用紙を、くしゃくしゃになるほど力強く、力強く握りしめ。
まずはこのテストを切り抜けて、このループから脱出すると、決意した。
でも携帯を見ると先生へのレイプ未遂について親・友達・学校から不在着信の嵐だったので、とりあえずループまでの2日は家に帰らないと決めた。
――('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです おわり――
続けよおおおおおおおおおおおお!
乙
やきもきするうううぅ乙
最後どこまでもドクオでワロタ
乙! そりゃそうなるなww.
乙!
どうやってループから抜けるのか楽しみだ
時間オーバーしてすいませんでした
あと111.86.147.168さんありがとうございました 抱いてください
乙
834 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:29:57.22 発信元:111.86.147.175
そら帰れんわなwwwww
エル・プサイ・コングルゥ!
ちょっとでもかっこいいと思った俺が馬鹿だったわww
乙ー、次は10分絵祭りだな
ようしそしたら21:40から十分絵祭り開始にしようか
もう少し遅めの方がいいならいってくれー
乙!!!
マニアワナカッタ…
正直、間に合わなかった人の数によっては、延長もやむなしと思う
間に合わなかったけどしれっとn話で投下するぜ
延長はn話祭りが引き受けるのでこの場ではひとまず、序章作品は締切だよ
n話祭りっていうかn話投下な
あ、さて、さて、さてさてさて
もうちょっとで十分絵祭り始まるよー!!
なるへそ! なら10分祭りやな!
あと五分! あと五分!
トイレ済ませて飲み物用意して
ペンと紙とうp用のカメラとかスマホ用意しろよ!
さて、そろそろいつものロダうp神が出てきてくれる頃合いだが……
十 分 絵 祭 り、 始 め ま す
間に合った!
読みながら待ってる
さて! いつものように、まずは十分間の、作品列挙タイム!
今回は序章祭りに関連してるものなので、当然作品は序章作品!!!
挙げてけー!!!
いえーいどんどんぱふぱふー
っていうか今回まずどれだけの作品が投下されたかまだ把握できてねーんだよな
いくつ挙げられるか! そしていくつ絵が描かれ、いくつ感想が飛び交うか!
楽しみ!
楽しみなんだよおおおお!!
作品列挙は21:50まで!
さあて、皆さん、列挙お頼み申し上げますぜぐへへ
( ・∀・)最後はひまわり畑だったようです
('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです
家族も所詮は他人のようです
シュタインズ裏口入学ゲート
(゚A゚* )はモナーを飼いたかったようですが…
M・Mのようです
はい、出てきた! 作品ちょっとずつ出てきたよ!
まだまだあるでしょー っていうかあるのは知ってるんだよー
今回は超能力とクズが多かった印象だぜ〜!!
>>854 早ッ っていうか祭りの流れ一切無視でこれは……おお、なかなかいいものじゃないか
>>854 すげぇいい絵だけにこのタイミングはなんか複雑だwww
( ^ω^)ニートでいたかったようです
( ´_ゝ`)マジカルサーカス団のようです
(゚A゚* )はモナーを飼いたかったようですが…
('A`)シュタインズ裏口入学ゲートのようです
( ^ω^)デレはひいじいちゃんと20世紀を歩くようですζ(゚ー゚*ζ
∀ д A ヨ ツ ガ タ ケ サ イ キ ッ ク ス の よ う で す
ホルスター描くの忘れたよー
ドンマイケル
はいっ、それでは描画を開始してくれ!!
十分間な!!
>>862 あなたがいつものロダうp神か……
一作目のヤツなんやでー
22:00までの描画時間に、好きなものをたーくさん詰め込んで、見せつけろ!
一回目はやれないが、二回目には俺も絵で参加したい!
それには、お前らのテンションが必要だ! 必要だ!!
頑張れ絵描き連中!! 俺は十分間待つぞ!
ついに司会者がついにそのベールを脱ぐのか
良く分からんがワロタ
割と初回とか二回目の十分絵祭りは絵を出してたんだよ。
俺も描きたかったからな。でも司会と並行してやると脇汗ふきだすんだよな。
忙しすぎてテンパるし。
今明かされる脇汗の秘密
874 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 21:58:11.46 発信元:111.86.147.165
>>872 汗まみれでも良いからブックオフにフィレンクト描いて下さい!
そして耀く額の汗
それでは描画はここまでー
うp! うp! 22:10までうpの時間!
貼ってけ貼ってけーー!!
>>873 単純に汗腺が多いんです。
で、デオドラントロール塗ったら乳首に薬液が垂れてさ。
乳首がエクストラクールで結構気持ちよかったぜ。
おすすめ。
>>874 おっ、まさかブックオフ時代からの参加者か。
あのメモ帳どっかいっちまってなー。
切ないけど、普通の紙に描かせてもらうぜ。
>>875 なんやのそのウルトラソウルみたいなの
>>877 ニダやんかわいいな!
おっちゃんもいい感じだ!
>>877 /(^o^)\ナンテコッタイ
ニダーの方が可愛い
wkwk
どんな絵が出てくるかなー
絵を描くのが苦手で、どうしても描けないって人は感想を書きためておいてくれな!
22:10から三十分は感想タイムだから、活躍してもらうよ!!
>>881 偽モナーのハート投げ!
これは可愛い!
あ、別に性別きまってないのかな?ごめん
>>886 ムズいといいつつなかなか雰囲気出てるぜ?
you、後でもっと手をかけて描いてもいいんだぜ!?
>>888 可愛いは正義! きちんと帽子の値札もついてるな!
千里眼の女の子っての、続くといいな、あの話もさ!
ここでうpの時間はひとまず終了!
ここからは感想タイムだ!
時間は三十分!!!
22:40までな!
うpするのが遅くなっちゃったって人は早めに投下してくれよな!
待ってるっすよ〜!?
>>889 メーン ベースボールキャップならいいのかメーン
もしくはバンダナかピチパツのパンストみたいなのならいいのかよメーン
オールドスクーラーはニット一択だぜメーン
序章に対する感想だから、つまるところ、続きを読ませろ!
っつーもやもや感が如実に表れるだろうなっていう、なんていうの?予想?予感?
まずは感想を出して、他の人とも意見ぶつけ合ったり、
続きを予想したりして序章書き氏達にモヤモヤをアピールしようぜ!
とりあえず全部続きが読みたいでござる
このまったりした時間の流れも、アタイ嫌いじゃないよ。うふふ。
>>897 だなあ。そういう感想ももっともだな。
っていうかつまるところそこに行きついちゃうよね。
900 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 22:19:23.73 発信元:110.67.103.208
( ^ω^)デレはひいじいちゃんと20世紀を歩くようですζ(゚ー゚*ζ
これは俺の持論だが読みやすい文章+ゲスショボンは名作になるのだ。
現代のこういう話は大好きだから連載してくれよなー頼むよ^〜
グラフィティ題材とはオツなもんだぜメーン
応援に実際に壁に描きたくなったぜメーン
商業化されたお芸術グラフィティにはヘドが出るぜメーン 好きなときに好きな場所に描くからいいんだろがメーン
>>233お前ならわかんだろメーン 中指たてて固苦しい世間にファックオフだぜメーン
何の感想書くか迷って時間だけがすぎていくでござる
感想ってのは、長さが重要じゃないんだぜ。
面白かった。ってのだけでも感想なんだぜ?
内容読み返して、考えて、文章を無理やり捻り出さなくても
素直に「ここがよかったー!」って直感的に呟いても、書いた人は嬉しいんやで!
904 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 22:22:13.55 発信元:110.67.103.208
シュタインズ裏口入学ゲート
好きな原作だけにすらすら話が頭に入って笑ったりした
ループを悪用したセクハラは男なら絶対に考えるよな・・・
同志よ・・・
>>900 現代の、超能力とか関わらない話は、俺は最近読んでないんだよな。
俺も結構好きだわー。連載で色々な歴史が紐解かれるの、待ってるぜ。
>>901 YO、お前のソウルは伝わってくるぜメーン
グラフィティは俺も好きだメーン。
あのドクオが、っていうかショボンが何をして過去を変えていくのか気になるぜメーン
>>904 >ループを悪用したセクハラは男なら絶対に考えるよな・・・
う ん 。
>>904 まさに俺です
本当にありがとうございました
せっかくだから絵を描いたM・Mの感想
世界観を広げやすそうな話だと思った
素材を沢山おいていってくれたような感じ。王道でよい
でも自分こういうの書けないので他の人が来るまで全裸待機しようと思う
最後はひまわり畑だったようです
ちょっと風変わりな美大生とか、俺けっこう好きなんだよなー。
だから0話扱い?で既に女が死んだあとの話がこれから展開されると思うとかなり寂しいぜ。
シュタインズ裏口入学ゲート
ループものは書くのが難しそうなんだよな。
タイムリープする度に自分が飽きていってしまいそうでさ。
でも、続きでどう転ぶか、気になるところだ。
モナーを飼いたかったようですが
おっちゃんかわいい
偽モナーかわいい
そんな感じ
続くのか、っていうことは思ったけどなwww
繋いだ手と手を焼き尽くすようではし(仮)
シベリア情景はいいよね
架空だけど皆が考えた設定を利用しての新たな設定とかグッとリアリティーが増すよね
最近シベリア飯店でアザラシ丼たのんでないなぁ……
先程感想絵の後に一作目とほざきましたが正確には祭り内での投下で二作目の作品でした慎んでお詫びと訂正をさせていただきます。
911 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 22:32:48.63 発信元:110.67.103.208
モナー飼う
AAを巧みに使う作品はほんと凄いと思う。自分が作れないから尚更に。
没理由は改善できると思うので今すぐ続き投下すべきだと思いマース
どなたか創作で総合スレを建ててはくれまいか…
ニートでいたかったようです
今求職中の連中の胃に重たいものを落としたであろう作品だな。
俺ですら気分が滅入りそうだったぜ。っていうか滅入ったぜ。
命かけて7万Gって安いんじゃねーの、と思ったけど、
DQとかで最初に渡される金子のこと考えると破格かもな。
マジカルサーカス団
対価がもっと露骨に、継続的に表現されて、弟者と仲悪くなってもよかったかもなー。
まあ俺の好みなんざ知ったこっちゃねーとは思うが。
しかし序章だからな、これからの展開に期待って感じか。
続き、書くよな? もちろん。
20世紀を歩くようです
でれたんハアハア
ヨツガタケサキックス
あ、なんかもう細かいこと言わないんで続き書いてください。
あ、創作の方もスレ終わりそうなんだっけ
それじゃあ第一回目は締めて、二本目いこうか!
さっき出た作品の名前も含めて、全作品が挙げられるといいかもな!
ではではっ、作品の名前を挙げていっておくんなまし!
うむ、シベリア情景には憧れるものがある
日本とは違った町づくり、そして多い美女。。。
22:50までに作品を出してくれなー。
思い入れのある自作品だから、ってので出してくれるのももちろんアリ!
俺も絵の方、描かせてもらうから、よろしく頼むぜ!
( ・∀・)最期はひまわり畑だったようです
マジカルサーカス団のようです
ヨツガタケサイキックスのようです
家族も所詮は他人のようです
ニートでいたかったようです
繋いだ手と手を焼き付くすようです
のんびりゾンビと衰弱する日々のようです
921 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 22:47:34.10 発信元:110.67.103.208
もう一回挙げていいなら個人的ベストを挙げるアゲイン
20世紀を歩くようです
のんびりゾンビと衰弱する日々のようです
从 ゚∀从さらわれ姫と('A`)飛矢の男のようです
( ^ω^)ブーン達は青春の壁を乗り越えるようです
いいぞいいぞ
よし、描画を開始しようか!
鉛筆よーい、紙もよーい!
スタート!!
ブーン達は青春の壁をのりこえるようです
グラフィティ
繋いだ手と手
繋いだ手と手はより深みを増させるために参考に現代ロシア映画かドキュメンタリー見るおすすめするね
もっと見てたかったけど、おじさん明日も仕事だから寝るね……
お前ら乙
あ、はい、はい、はいはいはい!
描画はひとまずここまで!
うpしていってくれ!
>>927 おじさんお仕事頑張って 無理はしない程度にな
933 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 23:04:37.26 発信元:110.67.103.208
>>930 ブーンがかわいいなwww
でもこれ、話が続いたらどうなるんだろうなー
絵のうpはもう終わったかな?
まだまだあるよな?
俺はもう一枚描きながら感想も書く!贅沢者の遊び方をするぜ!
それでは、感想タイム!
感想の方、よろしくオナシャス!!
>>936 うわあああ この絵柄で悲劇想像させられると厳しい!
子どもが、子どもが皆可愛いのが怖い!
>>937 ナイスおっぱいwww
940 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 23:14:37.23 発信元:110.67.103.208
>>934 シーンがぱっと連想されるあたり上手いとおむふ
家族も所詮は他人のようです
あのね、おじさん昔近親相姦モノ好きでごめんね。
脇汗スプラッシュして謝るからなんとか事態が好転する方に展開させて。
きっついよ、妹者がそんなドライな感じでうわわわわってなるのきっついよ。
これどうなっちゃうの。
繋いだ手と手を焼きつくすようです
アザラシ丼が美味そうで腹が減るな。
二人の関係性が分かるのに、描写がくどくない。
どうやら軍事モノであろうから、この先の重厚な雰囲気を予想させられて楽しめた。
続き、待ってるぞ。
のんびりゾンビと衰弱する日々のようです
俺、これ、好きー。
ゾンビが大して恐怖になってない世界観は珍しいんじゃないか?
シュールがゲボォしてるところが印象的。
でも二か月生き延びてるんだったらそろそろ食糧尽きたり、しないのかなこれ。
さらわれ姫と飛矢の男のようです
俺さ、○○族ってヤツに弱いんだよ。
首長族とか、全然違うジャンルしか現存してないっぽいけど。
絵も描かせてもらった。躍動感を大事にこれから続けて欲しいな。
キャラも少ないレスの中で生き生きしてるし、期待してるぜ。
ブーン達は青春の壁を乗り越えるようです
超能力っていうか、異能者の青春な。
学園+超能力って鉄板で面白いじゃん。ずるいよ。
しかもなんか絶対四天王って呼ばれてるやつらが序章で出てきやがって。
お前なんなの? 続き書く気ないの? なんなの?
>>940 おう! なんだ、俺の絵にリアクションとは殊勝なやつだな!
ありがとうよ!
>>941 カーチャンwwwwカーチャンwwwwwおまwwww死ね
20世紀を歩くようです
めちゃくちゃ好きな雰囲気!ナイスおっぱい
ひいおじいちゃんがどんな人なのか?歩く先々で何が起こるのか?ジョルジュはショボンになんとかやり返せるのか?
謎が沢山生まれそうで、これは良い第一話。書いたら長丁場になりそうだけど名作の匂いがします。
おい、ここ見てる序章書いた人はあれだぞ。
あれだぞ?
別に住所と電話番号把握してないから…ね?
書かないと……ほら………ね?
いやあ、ブーン系ってほんとにいいもんですね
続けばダメージ食らうとわかってて待ってるなんてどんなマゾなんだ…
あれってなんだ、まあ答えても耳にバナナ刺さってるから聞こえないけど
スレもそろそろ完走間近か。
n話投下(と言う名のロスタイム)もあるから、こっちも新スレ用意してもいいかもな。
>>949 お前、バナナはおやつに入らないし耳にもふつう入らないぞ
n話投下は明日ちょうどからだっけ
そうだぞ
だから十分絵祭りが終わったら二十分ばかし休憩時間
その間に投下の順番とか決めたりしような
感想も大人しめってことは、さてはお前ら……海猿観てたな?
自分の作品の感想待ってたに決まってんだろ
20世紀を歩くようです
作品全体のふいんきが爽やかでいい感じ。
そしてこういうゲスいショボンは大好物ですハイ。
デレやジョルジュもいいキャラしてるし、いくつかの伏線も配置されて先が気になる。
連載お待ちしております。
はい、これで十分絵祭りはひと段落ーであります!
今回もお付き合いいただいてありがとうな!
まだまだ感想とかは言えるし、9月の投下作品に対する月例会も10月に企画されてるみたいだから
続きを期待してる作品の序章を舐めて舐めて舐めまわしていこうぜ!
では、では、お疲れ様でした!っと!
祭り関係無い絵を描くのに移ってた
まあなんだ完走書くにも文才いるなと思った
皆がスゲェしビビってるよ俺
司会も参加者もお疲れ様した
みんな乙、そしてありがとう
序章祭の2回目がここで開催されてすごく嬉しいよ
じゃあ、序章の間に一話投下できなかったヤツはいるかー?
今晩中に投下するんなら早めに名乗り出ておいてくれよなー
961 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 23:44:47.44 発信元:110.67.103.208
司会もみんなもまじで乙!
投下途中で中断したのがひとつ、まだ投下してないのがひとつあります
中断したのは最初から投下しなおすべきなのかな?
途中からでいんじゃないかな
投下できたの安価で纏めて続きからとかどう?
てかスレが足りる?
新スレ、用意しといた方がいいね
967 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 23:52:03.26 発信元:180.196.157.2
n話投下にそなえて新スレ立ててくる
俺も今バイトから帰ってきて投下できてないのが一つある
つーか最初に投下した奴も途中抜けてて不完全だわ…くやしいのうくやしいのう…
971 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/14(土) 23:59:16.08 発信元:110.67.103.208
スレも50に突入か・・・感慨深いな
ようし、そしたら、中途で終わってる投下を始めてもらおうか。
n話投下開始ッ
それじゃあ中断してたやつをば
>>684-
>>709の続き
三個目・JCシイはロリコン変態鬼畜野郎にペロペロされちゃうようです(※百物語に間に合わなかった物
こいこい
976 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/15(日) 00:07:28.59 発信元:111.86.147.178
(;゚ー゚) そりゃそうでしょ、中学生なのに小学生並みなんだよ?
('A`) いいじゃねえか、どうせ悩むのなんざ子供のうちだけだよ
(#゚ー゚) うるさい179センチ
('A`) なんでわかった
(*゚ー゚)+ 他人の身長気にしてたら分かるようになった
('A`;) 無駄に凄いな…
空が朱色に染まり、太陽の殆どが隠れた頃、ようやくドクオの家に到着した。
(*゚‐゚) …
('A`;) ごめんなさいね言葉も出ないほどのボロ屋で!
山の麓、周囲を古い木々に囲まれた平屋の木造住宅、なのだが。
骨組みこそ耐えてはいるものの、土壁は崩れかけ窓にはガムテープだらけ、瓦屋根には花が咲き、雨樋は割れている。末期だった。
(;゚ー゚) これ、電気きてんの?
('A`) 電気と水道だけは来てる
(*゚ー゚) よく維持してるね
支援
978 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/15(日) 00:10:29.09 発信元:111.86.147.176
('A`) 業者さんには頭がさがるよ、ほんと
(*゚ー゚) あ、もう下ろして
('A`) おう
(*゚ー゚) おじゃましまーす
('A`) はいはい、お邪魔されまーす
歪んで開けにくい引き戸の玄関から入ったシイは、中が存外綺麗な事に安堵した。
(*゚ー゚) 掃除好き?
('A`) 暇なだけだ。さ、こっちだ
(*゚ー゚) うん
板張りの廊下を盛大に軋ませて、畳敷きの広い部屋に入る。
ドクオが障子と窓を開けると、シイが目指していた寺のある山の頂が見え、吹き下ろされる風は室内を清涼感で満たした。赤い金魚の描かれた風鈴が心地良い音色を奏でる。
(*゚ー゚) 涼しいね、ここ
しえん
980 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/15(日) 00:12:54.59 発信元:111.86.147.169
('A`) まあな。さて、風呂入るか
(*゚ー゚) …
(;゚д゚) ハッ!
('A`) おい何だよその反応、汗かいてんだろ?
(;゚ー゚) のぞき…
('A`) しません
(;゚ー゚) 闖入…
('A`) しないけど今の台詞もっか…ゲフン!ゲフン!
(;゚ー゚) …着替えとかは?
('A`) 今持ってくる
ドクオは一旦部屋を出ると、すぐに畳まれた男物の浴衣、それにハンドタオルとバスタオルを持ってきた。
('A`) 俺ので悪いが、七分丈だし袖も袴の裾も、折れば何とかなるだろ。
(*゚ー゚) あ、ありがと…あれ?
('A`) ん、下着か…残念だが新品は無いぞ
うむうむ
支援
しえん
しばらくは起きている がんばってくれ
支援しえん
しえん
猿って作者諦めたらしいぞ
988 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/15(日) 00:23:19.38 発信元:175.104.235.7
創作板総合から配達
23 名前:名も無きAAのようです[] 投稿日:2013/09/15(日) 00:20:02 ID:7LZoF3UQO
ごっめーんwww図書館に猿ったこと伝えてくんないwwwww
本当ごめん…今回はもう止めて、ある程度書いてあるから今度シベリア連載にするよ…とりあえず次の人どうぞ
その次に別のを投下させてください
989 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2013/09/15(日) 00:24:32.83 発信元:110.67.103.208
猿強すぎィ!!
n話、特に投下がないなら俺が投下させてもらおうか
他にいるかな? 一話投下しそびれて待ってるヤツは
では新スレで投下を開始させてもらう。
埋めるか
埋め
2スレ目のVIP総合も速攻で落ちてったな
埋め
うめ
VIPカワイソス 埋め
うめうめ
ふむ、猿をくらったか
1001 :
1001:
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ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;: 終着駅についても旅はまだ続く…
┃ ο 。 ゚ ο ┃ ο ο 。
┃o Сибирь ;: o ,.:-一;:、 ,.
┃ ο 。 ο ,. i: 。 ミ;;:;,. _,.;:゙ミ 'ο 。 ゚
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┃←1001 o ゚ 。 1→ ;; ツィー=ニ彡' ο
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,, ._.┃_,,_o, __ _ ,_ .,.。゚. _ , __ο_. ,_ ;|!, ..,,:;;;u‐―u' __ _ , .,._,o ,、,. , _.,,
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