【民主党】政府が行おうとしていることをまとめるスレ 22つ目
824 :
忍法帖【Lv=28,xxxPT】(4+0:30) :
■2.「国連」は「連合国」の軍事同盟関係を発展させたもの■
幻想の正体を明かす前に、まず国連の生い立ちを見ておこう。
1945(昭和20)年4月25日、第2次大戦末期に「国際連合 (と言うより、連合国)憲章」作成のための
サンフランシスコ会議が開催された。
参加招請状を出したのは、連合国の中心として戦った米ソ英中4カ国であった。
参加招請状の送付先選定には、「1945年3月1日までに枢軸国に宣戦布告をした国」という条件がつけられていた。
結果と して総計50カ国が参加したが、会議に参加したいがために、あわてて枢軸国に対して宣戦布告した国も
少なくない。
この条件からスイスのような中立国や、スペインのような非交戦国は排除された。
ちなみにドイツ国防軍が無条件降伏をしたのはこの後の5月7日であるから、この時点では日独が枢軸国として
戦っていた。
サンフランシスコ会議の参加国の合意により、国連憲章の最終案が成立したのが6月26日。
日本はまだ戦っていた。
過半数の参加国が批准書をアメリカに提出して、国際憲章が発効したのが10月24日。
日本は9月2日に降伏文書に署名している。
したがって、「国連」は第2次大戦末期に「連合国」の軍事同盟関係を国際機関として発展させたものというのが、
その生い立ちである。
そして大戦中の連合国 The United Nationsという名称がそのまま使われた。
わが国でも、当初は「連合国」という呼称をそのまま使っていたが、政府の事務方の段階で「国際連合」という仮称が
浮上してきて、だんだん大勢を占めていったようだ。
それは、「連合国」という敵陣営が、そのまま戦後の国際機関となるという冷厳な事実に対する国民の「違和感」を緩和
させるための政治的表現であったようだ。
しかし、この「真実」を覆い隠した政治的表現が後に国連に対する幻想を生むことになる。