1 :
小学四次元生:
おまえらの四次元の説明をよく見かけるが、見ちゃらんない
これから俺が小学生にも分かるように解説してやる
これは、真面目に四次元を解説したもので、小学生でも
わかる内容にしてある。
副題は
**小学生に贈る「4次元ポケットの仕組み」「宇宙の果て」**
ちょっと語り口調でウザイ文体ですまない。
が、四次元の事がよくわかってもらえると思う。
ちなみに、色々しかけながら、やってこうと思ってる。
『4次元』
なぁんか得体の知れない。
でもなぁんかワクワクするような。
そんな響きを持っている言葉だよね。
『4次元』
学校では教えてくれない。
お父さんお母さんに聞いてもよく分からない。
でもマンガに出てきたりして知っている。
ではこれから、そんな不思議な『4次元』を見ていこう。
ちなみに『4次元』は、もちろん小学校では習わない。
そして中学校でも習わない。
その上の高校でも習わない。
じゃあさらにその上の大学では?
実は大学でさえもほとんどの人は習わないんだ。
大学生になって『算数や理科を専門的に勉強したい!』っていう一部の人だけが習うんだ。
だから君のお父さんやお母さんが4次元の事を良く知らなくても当然だ。
すごいだろ。
こんなすごいことを、これから君たちが勉強しようっていうんだぜ。
でもね。
これが実はたいして難しい事ではないんだ。
『そんなバカな!』って?
いやいや。
ホントなんだよ。
そもそも、難しそうな事を難しそうな顔して難しそうに言うのなんて、たいして難しくないんだ。
君も美味しそうな物を美味しそうな顔して美味しそうに食べるのなんて、難しくないだろ?
本当の天才とは、難しそうな事を順序だてて整理しながら簡単に理解しちゃう人なんだ。
そして、この本を読めば君もそうなれる。
だって4次元の事を知ると、
『ドラえもんの4次元ポケットの仕組みって?』
とか
『宇宙の果てってどうなってるの?』
とか・・・
普段ママに聞いても、
『うーん、ママよく分からないなぁ。将来いっぱい勉強して分かったらママにも教えてね』
なぁんてはぐらかられてしまうような問題に答えられるようになるんだぜ!
そんな事が小学生で分かったら、その子を天才といっても、問題ないよな。
よし、では、君も、
天才への第一歩を踏み出そう!
トリのテスト
ちなみに仕掛けとは、、、、
これは俺の自信作で、ぜひ世に広めたいと思ってる
そこで各出版社に、こんな連絡を送りつけながらやってる
−−−−−−−−−−
拝啓
突然のご連絡失礼いたします。
私は昔から理系のお話が好きでよく読んでおりましたが、
四次元に関して分かりやすく記述されている書籍が無いと
いつも思っていました。
そこで小学生高学年にもわかるような四次元の解説書、題して
「小学四次元生」というものを執筆しました。
しかし発表の場がありませんので、これから2チャンネルで
公表していきます。
もしよろしければ
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1348450208/ を、ご覧ください。
そしてもし面白いと感じて頂けたら、その旨
oreno@meruado
まで、ご一報頂ければ、その時点で、公表を中断します。
お忙しい事とは存じますが、よろしくお願いいたします。
−−−−−−−−−−
トリテストOK、なので本当のトリ入れる
ちなみに既に送った出版社
科学図書出版 学術図書出版社 近代科学社 技術評論社 研究社
幻冬舎 サイエンス社 小学館 新潮社 宝島社 中央公論新社
筑摩書房 東京教学社 理工学社 理工図書 工作舎 近代文芸社
ニュートンプレス たま出版 朝倉書店 サンガ 早川書房
朝日新聞出版 アスキー 岩波書店
これから順次送る出版社
オーム社 旺文社 角川書店 学研 くもん出版 啓林館
冬舎ルネッサンス 講談社 集英社 実業之日本社 数研出版
大日本図書 東京書籍 日科技連出版社 日経BP社 日本実業出版社
日本評論社 PHP研究所 みすず書房 ベレ出版 荒地出版社
ソフトバンククリエイティブ 共立出版 阪急コミュニケーションズ
徳間書店 丸善 ナツメ社 サンマーク出版 中経出版
反応があるとよいのだが、、、
7 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 11:08:13.44 発信元:110.66.153.241
期待
>>7 ミスったorz
期待はしてるんだが、はっきり言って小難しいと思う
でもめげずに読んで貰えればきっとわかるはず。
小学生の範囲を逸脱してるのは、せいぜいマイナスって
言葉が出てくるぐらいの事なので、がんばって読んでもらえたら、
必ずその先に四次元の世界が広がるぜ。
しかし人いない。
これが最果ての地シベリアか、、、
でもまぁ、次から投下を再開する。
まず手始めとして、本題に入る前によくある間違いについて、ここでハッキリさせておこう。
それは、なんと、
『4次元には2種類ある!』
って事なんだ。
えー
そーなのー
ただでさえ難しそうなのに2種類もあったらもっと難しくなっちゃうよー
とは、思わないで欲しい。
逆にこの2種類の4次元をごっちゃにしてしまい、違いがハッキリと分かってないのが、難しくなっちゃっている理由なんだ。
大人で「4次元の事はなんとなく分かってるような、でも説明してと子供に言われても説明はできない・・・」なんて人がいるけど、こんな大人は2種類の区別がついてない事が多い。
ではその2種類とは何か?
じつは『算数の研究をしている人が言う4次元』と『理科の研究をしている人が言う4次元』の2種類なんだ。
しかしこれらを説明するには、まず3次元の事が分からないといけない。
なのでここではとりあえず、
「4次元には『算数の4次元』と『理科の4次元』の2種類ある」
って事だけ覚えておいて欲しい。
詳しい説明は3次元の説明が終わってからにしよう。
10 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 11:21:14.65 発信元:202.229.176.56
見てるよ
>>10 おお、ありがとう、では、投下
が、どれくらいの頻度で投下すればよいのか、、、
今は一応5分くらい空けてるのだが。
ではでは、いよいよ長い前置きもおわり、本題にはいろう。
そこでさっきも言ったけど、難しそうなことを考えるためには、まずは簡単なことから順序だてて考えなくっちゃぁならない。
なので「難しい4次元」の事を、順序だてて分かりやすく考える為にも、まずは簡単な3次元の事を考えてみよう。
3次元の事なら君たちの中にも知っている人がいるかもしれないね。
そう、タテ・ヨコ・高さの3つの方向がある世界の事だ。
なんの事はない。
今、私たちが住んでる世界こそが、3次元の世界だ。
簡単だね。
4次元はとぉっても難しいのに、3次元は簡単だ。
なんかちょっと不思議だね。
では次に・・・
ここまで、4次元、3次元と順に話しを進めてきたんだから・・・
次に何を考えたら良いかというと・・・
と、こういえば天才への第一歩を踏み出した君たちにはもう想像がついているよね。
そう。
次は2次元だ。
ではここで、先ほど考えた3次元のタテ・ヨコ・高さの3つから1つを取り去ってしまおう。
えーと、取り去るのはタテ・ヨコ・高さの内どれでも構わないんだが・・・
まぁ昔から高さを取り去るのが慣わしだから、高さを取り去ってタテとヨコだけにしてみよう。
すると3次元の時に3つあったタテ・ヨコ・高さっていう方向が、タテ・ヨコの2つだけになった。
そうだね、3−1=2だから・・・
そう、これが2次元だね。
これまた簡単だね。
っと、ちょっと待って。
ホントに簡単かな。
たまにね、
簡単そうに見えるモノの中に奥の深いモノが隠れている事があるからよくよく注意しながら2次元を考えてみよう。
まず3次元は、今まさに私たちが住んでいるこの世界の事だったから簡単だったんだよね。
では、この世に2次元のモノは存在するかな?
実際に存在すれば、簡単だよね。
だって手にとって見る事ができるんだから。
どうだろう・・・
『紙』って声が聞こえそうだね。
うん、紙はパッと見にはタテとヨコしかなくて2次元の物のような気がするね。
でも・・・
そう。
違う。
厳密には厚みがある。
この厚みとは、高さと同じ意味合いだよね。
つまり紙だって3次元の物だ。
決して2次元の物ではない。
『本当に2次元の物』は『高さや厚みが完全にゼロ』でなくっちゃぁならない。
『紙』の次に聞こえてきそうなのは『テレビやゲームの画面』って声だ。
これらは2次元の物かな?
うん。
これまた違うね。
例えばテレビやゲームによく使われる液晶画面。
これは、色付きで半透明な液晶って物質の裏にライトがついていて、そこを通過してきた光が色付きで見えるっていう仕組みだ。
そしてこれらの仕組みの全てに厚み、つまり高さがある。
だから、紙といっしょで厳密には2次元の物ではない。
つまり。
この世に2次元の物なんて存在しないんだ。
だってよく考えてみて欲しい。
もし、
もしもだよ、
もし仮にこの世に2次元のモノが存在すると仮定してみよう。
その2次元のモノの厚みは完全にゼロだ。
という事は、この2次元のモノは、いくつ重ねても厚みがゼロのままでなくっちゃならない。
だって0+0=0だし、0+0+0だって0だし、0×1000だって、0×100万だって0。ゼロはいくらたくさん集めてもゼロのままだ。
さあ、この世にそんなモノがあるかい?
いっくらたくさん重ねてもブ厚くならないもの。
無いよね。
だからこの世に2次元のモノなんて無いんだ。
じゃあ、
2次元ってなに?
この世に無いものを勉強するの?
そうさ。
その通り。
この世に無いものを勉強するんだ。
言ってみれば想像の世界、空想の世界だ。
そんなものを勉強して意味があるのかって?
うん。
あるよ。
本当さ。
この世にある便利な物の多くは、こういった空想の世界の勉強で脳が鍛えられ、そこから生まれたアイデアがもとになって発明されたり開発されたりしてきたんだ。
だからね、
「難しい算数の問題なんて大人になったら使わない。役に立たない」って言う人がたまにいるけど、ちゃんと算数を大人になってからも役立ててる人だっていっぱいいるんだ。
そして子供の頃に学校で勉強した算数を、役立てる大人になるか、役立てない大人になるかは、その人の自由だって事だ。
ちょっと話がそれたね。
元に戻そう。
さてここまでで
4次元・・・・ 難しくてよく分からないもの。
3次元・・・・ 簡単、今の私たちがいるこの世界の事。
2次元・・・・ パッと見では紙に似ているが、厳密には紙ではない。
この世に存在しない空想の世界。
と、順序だてて整理できたね。
良い調子だ。
さて。
次は・・・
そう。
1次元だ。
『やっぱりそうか、そうだと思った、僕、次は1次元だって事、言われる前から想像ついてたよ、もしかして本当に僕って天才?』
って思ったそこのキミ。
残念ながらそれはウヌボレ屋さんの勘違いというものだ。
誰だって4、3、2と来れば次は1だと分かるからね♪
とまぁ冗談はさておき、さっき2次元について考えた時の事を思い出してみよう。
2次元の事を考える時は、3次元の3つの方向から1つの方向、つまり高さを取り去ると、3−1=2となり2次元の事が分かったんだったね。
だから1次元の事を考えるには・・・
そう。
2次元の二つの方向、タテとヨコのうちどちらかを取り去って、方向を1つにしてしまえばよい。
2−1=1だからね。
出版社から応答キターーーー、でもまだ投下続けるw
ここで3次元から2次元にする時にタテ・ヨコ・高さの3つの内からどれを取り去っても良かったのと同じように、2次元から1次元にする時もタテ・ヨコの2つの内どっちを取り去っても構わないんだ。
まぁ、ここでは仮にタテを取り去ってみようか。
すると残りはヨコという方向のみだ。
そしてこの1本の線が1次元の世界となる。簡単だね。
でもここで気をつけなければならないのは、2次元の時の注意点が1次元の時も同じように必要なことだ。
覚えてるかな?
2次元って簡単そうに見えて、実はちょっと注意しなければならなかったのは「この世に2次元のモノなんて存在しない。だっていくら重ねても分厚くならないモノなんてこの世に無いから。
つまり2次元のモノを手にとって見る事はできない。2次元とは空想上の世界の話だ」ってことだったよね。
これと同じ注意が1次元にも必要となる。
そう。
1次元の物をいくら束ねても太くならないんだ。
つまり1次元とは、太さが完璧に0の線。
そんなモノ、周りを見回しても・・・
そう、この世にないね。
だから、1次元も2次元と同じように空想の世界の事だ。
さあ、4次元を考えるのに、3次元、2次元、1次元ときた。
さてここで、次を考えると・・・
みんなの意見は2つに分かれる事だろう。
1つは、
「ここでおしまい、0次元なんてないからね
だって0って ”無い” って意味だろ?」
っていう意見。
もう1つは、
「いや、0次元だってあるかもよ?
そもそも2次元も1次元も本当は存在しない空想の世界の事なんだから、0次元を空想したって良いんじゃない?」
さぁ、君はどっちだと思う?
ちなみに、その出版社からのレス
>弊社に企画のお申し越しをいただきまして
>まことにありがとうございます。
>ご連絡の趣旨について出版関係の担当者にさっそく 連絡をいたしました。
>弊社の書籍発刊等でお力添えをいただきたいということに なりましたら、
>直接担当者からご連絡を申し上げますので
>その節にはよろしくお願いいたします。
>
>ただ現在、弊社は各編集部、出版部への持ち込み原稿につきましては
>基本的に受付をしておりません。
>ご希望の意図に沿いかねる場合や
>弊社からご連絡申し上げない場合もございますので
>あらかじめご了承の程お願い申し上げます。
「お申し越し」 とか、テンプレ返信じゃなくて、好印象w
誰も見てなさそうんだけど、がんばる
18 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 12:14:26.07 発信元:202.229.176.42
ほぉー
では・・・
始めの「0次元なんて無い、1次元まででおしまい」って思った人。
うん。
気持ちは分かる。
ゼロって無いって意味だからね。
無いモノを考えるって意味が分からない気がするよね。
でもね。
「3、2、1と違って0は特別」って思ってしまう心とは「人間が生きている中でなんとなくそう思ってしまう気分的な心」なんだ。
この「なんとなくこれはこうだろ、常識的に考えて・・・」って思う心が、算数や理科の研究をする時に、気づかないところで心のブレーキになってしまっている事がよくあるんだ。
んー、ちょっと難しいかな?
もしかしたら4次元よりも難しいかも・・・
でもね、算数や理科を勉強する時は、この「人間が持つなんとなくの常識」ってところで考えることを止めないで「もしかしたら0次元だってアリかも!」とどんどん推し進める事。
これが大事なんだね。
もう一方の「いや、0次元だってあるかも」と思ったキミ。
キミはセンスが良い。
そうだよね、考えるだけならいくらだって自由だからね。
キミはもう算数や理科の楽しさを十分に理解しているようだね。
ではでは、さてさて、0次元に話を戻そう。
ここで思い出すと、
3次元の3つの方向から1つ方向を取り去って考えた2次元。
2次元の2つの方向から1つ方向を取り去って考えた1次元。
だから、
1次元の1つの方向から1つ方向を取り去って考えれば0次元。
となるね。
でも・・・
2次元のタテ、ヨコからタテを取り去ってヨコしか残ってないのが1次元だよね。
そこからさらに、その1つだけ残っているヨコを取り去る?
ん?
どういうこと?
何もなくなっちゃうよ?
ちょっとどういうことかよく分からないね。
どうしよう。
どうやって考えよう。
実はこういう時のちょっとした発想の転換こそが大事なんだ。
どうだろ、どんな風に発想を転換すればよいか分かるかな?
========================
= さあ、ここでキミたちに質問だ。
= どう考えたら0次元を考えやすくなるか。
= 一度この本を閉じて、しばらく考えてみて欲しい。
= ほんのちょっとした考え方の工夫で0次元が分かりやすくなるんだが・・・
========================
ちょっと難しいかな?
では答えを言おう。
1つの方向を『取り去る』って考えるから難しい気がしちゃうんだ。
長さが0になるまでギューーーっと『押し縮める』って考えれば簡単なのさ。
だってそうだろ?
3次元のタテ・ヨコ・高さという3つの方向の内『高さ』を0になるまでギューーーっと押し縮めれば2次元だ。
2次元のタテ・ヨコという2つの方向の内『タテ』を0になるまでギューーーっと押し縮めれば1次元だ
って事は・・・
1次元のヨコの長さを0になるまでギューーーっと押し縮めれば・・・
そう、
0次元だ。
どうだい。
簡単だろ?
0次元なんて
;-)
(↑これは外国でよく使われるウインクの顔、キミの顔を左に傾けて見て見よう。)
つまり、
ヨコに広がった線を、長さが0になるまでギューーーっと押し縮めてできた点こそが、0次元なんだ。
しかも、
長さも広がりも体積も全く無い、完全な点。
チリは積もれば山となる。
が、この0次元の点、
チリのように見えるのに、いくら集めても山にならない。
完全に大きさゼロの点。
それが0次元だ。
さぁ、答えを聞いてどう思った?
不思議だと思った?
だって『取り去る』って考えると難しかったのが『ギューーーっと押し縮める』って考えれば、簡単になるなんて。
でもこれこそが算数や理科の醍醐味だ。
難しい顔してウンウンうなってる奴の隣で、すまし顔で理解しちゃってる奴が最高にクールなのさ。
あ、クールって英語でカッコイイって意味ね♪
さあ、これで、
4次元を考えるための準備ができた。
そう。
まだ下準備の段階なんだ、実は。
ちょっと長くてうんざりしてきた?
これから『4次元』理解して、さらに『4次元ポケットの仕組み』『宇宙の果て』と進むんだからね。
ちょっと気が遠くなるよな。
でも、そもそも大人でも分からない難しいことを順序だてて整理しながら考えているからね。
長くなるのはしょうがないね。
ここで、長くなりついでにもう少し脱線しよう。
4次元を考える準備として、3次元、2次元、1次元、0次元ときた。
ここで何か思いつく人がいるかな?
!!!
!!!
マイナス1次元!!!
!!!
なに!!!
なんだって!!!
方向がマイナス1個の世界だと?
この言葉を聞く前に、自分の力で想像できた人。
もしそんな人がいたとしたら・・・
キミは今後、中学校、高校、大学と算数と理科の勉強を続けなければならない。
これは神様がキミに与えた使命だ。
そうして数十年後。
キミはノーベル賞をとっているかもしれないし、世界を大きく変える大発明をしているかもしれない。
その才能を無駄にする事は許されないし、これはキミにとっての義務だ。
ただ、今ここで『マイナス1次元』の話しを進めるのは無謀に過ぎる。
話を4次元に戻そう。
さてさて、4次元を理解するために3次元→2次元→1次元→0次元と見てきた。
もう3から0までは完璧かな?
「うーん、説明を聞いてるときには分かってたんだけど、思い返そうとしてもよく思い出せないや・・・」
ってトコだろう。
大丈夫。
当たり前だ。
だって大人にもよく分からない難しいことなんだぜ。
1回だけ説明を聞いて分かるわけが無いじゃないか。
では、
ここで別の魔法をキミにかけてあげよう。
そうすれば、もっと深く、もっと簡単に3、2、1、0次元の事を理解できるハズだ。
それは・・・
って魔法なんて格好つけて大げさに言ってみたけど・・・
たいしたことじゃない。
これまた、ほぉんのちょっとした発想の転換なのさ。
====================
= さあここで、またキミたちに質問だ。
= 『3次元→2次元→1次元→0次元』と考えてきた次元の話し。
= これをさらに分かりやすくする考え方があると言う。
= 再びこの本を閉じて、しばらく考えてみて欲しい。
====================
どうかな?
これもちょっと難しかったかな?
さて、答えは・・・
>>25 すまん、ローカルルールって知らんかった
他でスレ建てられなかったので、制限のないここでやらせて貰ってる。
ちょっといろんな仕掛けをして始めてしまったので
このまま続けさせて貰えないだろうか、、、
>>25 ちょっとローカルルールを調べたんだが、
・シベリア超速報はアクセス規制中でも書き込める板です。
・ひとりひとりがルールを守り、馴れ合いや過剰な自己主張は慎みながら
老若男女・経験など関係なく、積極的な交流をしましょう。
・スレッドの重複・乱立は厳禁です!
・スレッドを立てる前には、必ず検索をして重複させないように確認をお願いします。
・「ここって、どういう板ですか?」等の質問スレッドは禁止です。
板自体に関する話題は、「シベリア観光案内所」や「シベリア村役場」(自治スレ)をご利用ください。
・スレ立て練習、実験は禁止です。「厨房!板」でお願いします。
・私的利用目的のスレ立ては禁止です。また、スレの私物化も禁止します。
・規制関連、種々のテスト・雑談スレは、専用のものが用意してありますので重複させないようにお願いします。
※尚、この板はIP表示制です。すべての投稿において投稿者のIPアドレスが表示されます。
って事で、特に私物化もしてないし、重複もさせてない。
>>25 の言う
『単発の話題スレは禁止』ってのも見当たらないので、
続けさせて貰おうと思う。
さて、答えは・・・
『3次元→2次元→1次元→0次元』
と考えるんじゃなくて、
『0次元→1次元→2次元→3次元』
って考えるんだ。
え?
それだけ?
うん。
それだけ。
それで分かりやすくなるの?
って思うだろ。
それがなっちゃうところが不思議なところ。
では早速説明しよう。
まず0次元から考えるんだよね。
するとさっきの繰り返しになるけど、
0次元とは長さも広がりも体積も全く無い、完全な点。
どんだけ積もり積もっても点のままで山にはならない、この世ではありえない空想上のモノ。
だったよね。
で、これをだ。
とある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
するとその跡に残るのは、線。
しかも大きさの無い点の跡なので、太さゼロの線。
つまり1次元だ。
そしてこの1次元の線をまたとある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
するとその跡に残るのは、面。
しかも太さゼロの線の跡なので、厚さゼロの面。
つまり2次元だ。
そしてこの2次元の面をまたとある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
するとその跡に残るのは、立体。
今、私たちが住んでいる世界と同じ。
つまり3次元だ。
どう。
すごいでしょ。
目からウロコが落ちてクッキリ、ハッキリ曇りなし。
魔法といっても過言ではない事が分かって貰えたかな?
えーなんだよー
それならそうと、最初っからそういう説明をしてくれよー
って思った?
そう思ったキミには『おめでとう』という言葉を贈ろう。
キミは確実に成長している。
なぜなら、
この本を読み始める前のキミ、つまり30分くらい前のキミにタイムマシンに乗って会いに行って、
「さあでは、まず最初に0次元を考えてみよう
0次元とは大きさのない点の事ですよーーー」
と言った所で
「はぁ? ゼロジゲン? なにそれ、おいしいの?」
ってな感じでロクに理解できないに違いない。
この本の中では、まず『現実世界と同じ3次元』から説明を始めて『厚さのない面』の2次元、『太さのない線』の1次元、『大きさのない点』の0次元と、
順序立ててステップを踏んできたからこそ、0次元という点がどんなものか分かったんだ。
つまり、そうやってキミが30分の間に成長したからこそ、
「大きさの無い点である0次元を、とある方向にツーーーっと引っ張ると太さの無い線、つまり1次元になりますよーーー」っていう説明がすんなり理解できたんだ。
難しいことを理解するためには、時には回り道が必要なことがある。
そして回り道をしたほうが物事を早く、深く理解できることがある。
さらにその回り道をしたことは決して無駄になってない。
って、
なんだか校長先生が朝礼でするような話でツマランから次元の話に戻そう。
さらにだ。
さらにこれだけじゃないんだ、この説明方法の素晴らしい所は!
==========================
= またまたここで、キミたちに質問だ。
= 『0次元→1次元→2次元→3次元』と考えると分かりやすい次元の話し。
= でもこの考え方には、分かりやすいだけじゃないらしい。
= その他の素晴らしい所とは、いったいなんだろか?
= しばらく考えてみて欲しい。
==========================
早く4次元にいけよ
ちょっと人がいないし、しばらく休憩
2時間以内に戻る予定
では答えだ。
もともとこの本は「4次元」を考える本だよね?
でも最初に考えた3次元→2次元→1次元→0次元のやり方では、その後に4次元につながりづらい・・・
だけど0次元→1次元→2次元→3次元という考え方なら・・・
!!!
4次元につながる!!!
!!!
0次元をとある方向に引っ張ると・・・1次元。
1次元をとある方向に引っ張ると・・・2次元。
2次元をとある方向に引っ張ると・・・3次元。
って事は?
はい。
おめでとう。
その通り。
3次元をとある方向に引っ張ると・・・4次元。
です。
すごいね。
理解できちゃったね。
『4次元』
34 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 15:37:01.43 発信元:49.96.52.222
続きはよ
どう?
ホントに魔法でしょ。
でもね。
実はこれは始めの一歩にすぎないんだ。
ちょっと慎重な人なら。
「え?『3次元をとある方向に引っ張ると4次元』の『とある方向』ってどっちの方向?」って事に気づいたかもしれない。
そう、その慎重さは科学の世界ではとても重用だ。
ここでその「3次元を引っ張るべき『とある方向』とはどっちの方向か」という大問題について考えるにあたり思い出して欲しい事がある。
最初の方で一度話したけど、簡単な説明で一旦終わらせていた、
「4次元には『算数の4次元』と『理科の4次元』の2種類ある」
って問題だ。
つまり、3次元を4次元にするために引っ張る『とある方向』には『2種類ある』って事なんだ。
ではまず、『理科の4次元』の方から説明しよう。
理科の4次元ではこの引っ張るべきとある方向を『時間』って考えるんだ。
引っ張る方向は過去でも未来でもどちらでも構わない。
ちょっと難しいので例を挙げよう。
例えばここに箱があるとする。
この箱はキミが昨日の図工の時間に作ったけど明日の昼休みに友達が転んだひょうしに乗っかってつぶれてしまう運命にあるとしよう。
すると、このタテ・ヨコ・高さをもった箱が、昨日の図工の時間から明日の昼休みまでこの世に存在し続ける。
つまり、この箱が昨日の図工の時間から明日の昼休みまでツーーーっと引っ張られて存在し続けている。
これが『理科の4次元』だ。
ではもう一方の『算数の4次元』はどうだろう。
これは、タテ・ヨコ・高さの次に、本当に『第四の方向』を『空想』して、そっちの方向に3次元の箱を引っ張るんだ。
理科のように『時間』は関係ない。
ではその『第四の方向』とはどっちの方向だろう?
指でさせるかな?
斜め上の方向かな?
いやいや、実は・・・
ちょっと難しいので答えから言ってしまうと、絶対に指差す事の出来ない、空想上の方向なんだ。
うーん、なにそれ。
方向なのに指差せない?
意味不明だよね。
でもこれも後で魔法をかけてスッキリさせてあげるから、もうちょっと待っててね。
つまり、だ。
さっきからしつこく言っている『2種類の4次元』を整理すると・・・
理科の研究者の言う4次元とは『タテ・ヨコ・高さ』プラス『時間』の事であり、今、私たちが住んでいるこの世界こそがまさに4次元ということになる。
一方で算数の研究者の言う4次元とは『タテ・ヨコ・高さ』プラス『空想上の指差せない第四の方向』の事で、今、私たちが住んでいる世界は3次元であり、
4次元とは空想上の不思議な世界ということになる。
どうだろうか
『4次元には2種類ある』の意味が分かって貰えただろうか。
>>34 ありがとう、シベリアの地で心が凍てついてたが、ちょっと温かくなったw
では、この本の目標である『4次元ポケットの仕組み』や『宇宙の果て』を理解するために必要なのは『理科の4次元』と『算数の4次元』のどっちなのか?
答えは、そう。
不思議な4次元の方。
つまり、
『算数の4次元』だ。
当たり前だよね。
『理科の4次元』はこの世の事であり、不思議でもなんでもない。
今こうして難しい問題に頭を悩ませているのは、不思議な4次元を理解するため。
つまり、
『算数の4次元』を理解するため。
なんだ。
ふーっ。
ちょっと疲れたね。
ここらで一休みしよう。
ということで、普段なにげなく使っている次元に関係のある言葉についての、ちょっとした豆知識を3つほど教えよう。
ここからしばらくはあまり難しくないから、リラックスして聞いて欲しい。
では1つ目。
3D(スリーディー)という言葉。
テレビに3D機能がついた物もあるし、みんなの好きなゲームにも3DSってあるよね。
この3Dの3は、3次元の3の意味だ。
そしてDは、『次元』を意味する英語のDimension(ディメンジョン)の頭文字のDだ。
だから3Dとは『3次元』って意味だ。
ちなみに2D(ツーディー)なら『2次元』っていう意味だね。
では2つ目に。
『4次元時空』という言葉。
なんかどっかで聞いたことない?
特に『時空』という言葉ってどういう意味か分かる?
今までの説明を聞いてきたキミたちなら、もう簡単だね。
そう。
これは『タテ・ヨコ・高さ』の3つ、つまり『空間』に、さらに『時間』足した4つ、つまり『理科の4次元』の事。
『空間』と『時間』を足して「時」と「空」で「時空」だ。
なんか「ヨジゲンジクウ」って言うとアニメの必殺技かなんかに使われそうなかカッコいい響きがするけど、何のことはないね。単に『4次元時空』イコール『今のこの世の中』ってもう分かるよね。
意味が分かってしまうと、なんだかぜんぜんすごくないし、あんまり効かなそうな必殺技だね。
ちなみにこの理科の4次元時空、つまり時間を考慮に入れた空間の事を専門用語で『ミンコフスキー空間』っていうんだ。もう100年以上前に亡くなってしまったドイツの科学者の
ヘルマン・ミンコフスキーさんから取った名前なんだけど、すごくカッコ良く聞こえないかい?
なんだか不思議と科学の言葉にはカッコ良い響きの言葉が多いよね。
では最後、3つ目。
学校で習う面積を表す単位cm2(平方センチメートル)って言葉。
この 2 の意味は分かるかな?
そう、これは2次元の2だ。
だって面積ってタテとヨコがある2次元の話だもんね。
じゃあ、体積のcm3(立法センチメートル)の 3 は?
これももちろん3次元の3だ。だって3次元の体積はタテ・ヨコ・高さの3つがあるんだからね。
ここで何か気づく人いるかな?
ちょっと無理かな?
ここでもう一つ言いたいのは長さの事だ。
学校ではcm(センチメートル)って習ったよね?
で『長さ』とは『ヨコ』の方向しかない『1次元』の世界の話しだ。
と、ここで、
2次元の面積は、cm2
3次元の体積は、cm3
だったら
1次元の長さは、cm1 ?
うん!そうだよ!
間違ってない!
cm1って書いても良いんだよ!
でもこういう場合の 1 は『省略』するものなんだ。
例えば分数なら、6/3を約分すると2/1だけど、分母は省略して単に2って言うだろ?
/1 の部分は省略するのが当たり前の慣わしだろ?
それと同じさ。
cm1 の 1 は、書いても間違いじゃないけど省略するのが昔からの慣わしなのさ。
でも長さ5cmのcmの右上には実は1次元を意味する 1 が省略されているんだって豆知識、知ってて損は無いだろ?
どうかな。
次元に関連する3つの言葉の豆知識「時空・3D・cm2」について説明したけど、どれも学校では習わない話だったろ?
ちょっと簡単なお話しで少しはリラックスできたかな。
では、いよいよこれから、深淵なる『算数の4次元』の淵を探索する冒険の再開だ!
ちなみにもう今後は『理科の4次元』つまり『時間』の話は出てこない。
全て『算数の4次元』つまり『空想上の第四の方向』の話になるからね。
では、先ほどの『算数の4次元』の『空想上の指差せない第四の方向』とは、はたしてなんだろうか、あらためて考えてみよう。
この『タテ・ヨコ・高さの次にくる第四の方向』『絶対に指差す事の出来ない空想上の方向』とは?
これが難しいんだ。
キミはどっちの方向だと思う?
『そうは言っても指差せるんじゃね?』って思う?
ついつい「ナナメ上」の方を指差してしまいがちだが、そっちじゃないんだぜ?
方向なのに、本当に指し示す事ができないんだ。
なのに、それをこれから理解しようっていうんだ。
どうしよう。
どうしたら良いんだろう。
どんなふうに考えたら分かるだろうか・・・
うーん。
難しいよね。
さてここで、さっき『後で魔法をかけてスッキリさせてあげるから、もうちょっと待っててね』と言っていた、その魔法の登場だ。
と言っても、本当は魔法なんかじゃなく、ちょっとした考え方の工夫だって事は、もう何度もやっているから分かるよね。
そう、ここでもちょっとしたコツが必要だ。
それは・・・
『第四の方向』がどっち方向か?だとか考えて理解しようとするな!
『第四の方向』を理解することは難しいことなんだという事を理解しろ!
って事なんだ。
・・・ん?・・・
・・・・・ナニコレ?
これなんて禅問答?
・・・何を言っているのかよく分からないね。
ではもう少し丁寧に言おう。
3次元の世界に住む人、つまり、今の世界に生きる私たちにとって、第四の方向を持つ4次元を理解する事はとても難しい事なんだよね。
って事を理解しようって事だ。
なに?
まだよくわからない?
ちっとも丁寧になってない?
では、もっと簡潔言うと。
『3次元に住む人にとっては、4次元の持つ4つ目の方向は難しい』
って事を理解しようって事だよね。
「だから、言い方を変えろって事じゃねーよ
意味が分かんないんだから意味を説明しろよ!」
って言われそうだ。
よし
ではここで、
いよいよ魔法の登場だ。
その魔法とは・・・
今の話に出てくる全ての次元を1つ落として考えてみよー
チチンプイプイー
すると・・・
『2次元に住む人にとって3次元の持つ3つ目の方向は難しい』
となるね。
どうかな?
「3次元の持つ3つ目の方向は難しい」だって?
そんなバカな。
3つ目の方向ってタテ・ヨコ・高さの内の『高さ』の事だろ?
高さなんて簡単すぎるだろ!
って思うよね。
でも、2次元の世界に住む人にとっては、『高さ』はとっても難しい事なんだ。
想像してみよう。
自分が2次元世界の住民になった気分を。
そこはまるで紙の上に描かれた絵のような世界だ。
でも正確に言うと、今の3次元の世界に実際に存在して、手に取れる、薄いけれど厚さのある紙の上の絵の事じゃぁない。
本当に厚さがゼロの不思議な紙の上に描かれた絵の世界、それが2次元だ。
もちろん2次元の世界に住んでいる君にも手はある。
タテ方向ならアッチでもコッチでも指差せる。
ヨコ方向だって右でも左でも簡単だ。
でも、高さの方向に向かって指を動かすことはできる?
おっと、紙から離れるのは反則だ。
だって今キミは2次元の世界に住んでいるって仮定しているんだから、そこから飛び出しちゃいけないよ。
どう?
『高さ』の方向はどっち?
指差せる?
タテとヨコの間のナナメの方向?
ナナメは指差せるけど、それは高さの方向じゃないよね
なんかさっきキミたちが『そうは言っても指差せるんじゃね?』って思って、ナナメ上の方向を指差していたのと全く同じ事を2次元人がしてておかしいね。
そう。
「2次元人にとって3つ目の『高さの方向』は絶対に指差せない」
その理由は、
「3次元人にとって4つ目の『第四の方向』は絶対に指差せない」
の理由と全く同じなんだ。
どうだろうか。
先ほど言っていたけど、なんだかよく分からなかった、
『第四の方向』がどっち方向か?だとか考えて理解しようとするな!
『第四の方向』を理解することは難しいことなんだという事を理解しろ!
という言葉の意味が少し分かったんじゃないかと思う。
それは、
私たち3次元人にとって4次元を直接そのまま理解する事は無理。
だってそれは、絶対に指差せない不思議な方向なので。
だからこそ、いろいろ考え方を工夫して4次元に近づいていくしかない!
って事を言いたかったんだ。
さぁでは。
直接そのまま理解する事ができない4次元に、どうやって近づこうか。
それには、いろんな方面から、いろんな角度から、いろんなパターンで探りを入れるより方法は無い。
だって直接、見たり聞いたり触ったり、できないんだもん。
この本では、4次元に近づく4パターンの方法をこれから紹介する。
簡単な話からちょっと難しい話まであるが、是非、全部、聞いて欲しい。
そして、これから話す4パターン以外に、もし4次元にうまく迫れるような説明方法があったら、是非、教えて欲しい。
連絡はこの本にメールアドレスを載せておいたから、そちらまで頼む。
もし良い説明方法であれば、この本の第二弾か何かで広く皆に紹介し、その時には何かお礼もしよう。
では始めに、パターンその1。
ちょっと手品を考えよう。
ここに箱がある。
そして中には何か入っている。
では、キミは箱をあけずに中のものを当てられるか?
普通の手品では「タネもーー、シカケもーー、ありませーーん」なぁんて言いながら実は「タネもシカケもある」のが当たり前。
だが、今回のこの箱の中身当て。
本当に「タネもシカケも無い」し「覗けるスキマも無い」んだが、キミに当てられるだろうか?
ん、ちょっとまって。
『世界には透視能力で箱の中を透かしてみる事ができる人もいるし、オレは幽霊だって信じるぞ!』って言うそこのキミ。
うん、そうだね、そう考えると楽しいね。
おじさんだって幽霊はホントにいるって信じたいよ。
いたら楽しそうだからね!
でもその話は今度また日を改めて、別の機会にしよう。
ここで問題なのは、本当に現実問題として「タネもない、シカケもない、あけてもいけない、スキマもない」という条件で箱の中身を当てられるかどうかだ。
でも、そういう条件であれば・・・そりゃぁ当てるのは無理だよね。
ではここで、1つ次元を落として、まったく同じ手品を2次元世界でやってみよう。
さぁここからは、厚さゼロの不思議な紙の上の絵の世界での想像だ。
その2次元世界に箱がある。
ちなみにその箱とは、2次元の紙の上に描かれた四角形だ。
そしてその箱、つまり四角形の中に何かが入っている。
しかし2次元世界に住んでいる人たちは、箱をあけない限り絶対に中身は当てられないという。
で、キミは3次元の世界からそのやりとりを眺めている。
そしてキミがその箱、つまり紙に描かれた四角形を見ると・・・
まる分かりだよね、箱の中身。
なんで2次元の人たちが見えないって言うのか不思議なくらい、クッキリハッキリ見えているよね。
だって紙の上に絵として描いてあるんだもんね。四角と四角の中身の両方が。
でもそれは、キミが3次元世界に住みながら2次元世界の手品を2次元には存在しない「高さの方向」から眺めているからだ。
という事は、だ。
さっき分からなかった箱の中身。
あけない限り分かるはずがないと思っていた中身。
でも、もし4次元人がこのやりとりを『絶対に指差せない第四の方向』から眺めていたとしたら。
さっきキミが2次元世界を眺めていた時と全く同じ感想、つまり、
「まる分かりだよね、箱の中身
なんで3次元の人たちが箱の中が見えないって言うのか不思議なくらい、クッキリハッキリ見えているよね」
って事になるはずだ。
どうだろうか。
つまり、
「第四の方向」とは「あけない限り分からないと思っていた箱の中を、あけないのに簡単にハッキリクッキリ見てしまうことができる方向」なんだ。
確かに4次元は難しく、直接理解する事はできない。
が、こういう例えを考えていくとなんとなぁく4次元世界の特徴の雰囲気を感じてもらえるんじゃないかと思う。
そしてこのようなやり方を、パターンを変えて続けていけば、もっと詳しく4次元を感じられるようになってくるはずだ。
Don’t think! Feel!(ドント スィンク! フィール!)(考えるな! 感じろ!)
かつて、格闘家で俳優だったブルース・リーという人が映画の中で言った有名な言葉だけど、なんだか通ずるものがあるね!
では次に、パターンその2
『丸』について考えよう。
2次元の丸と言えば・・・そう、円だ。
コンパスで描く、あの円だね。
では3次元の丸と言えば・・・そう、球だ。
野球やサッカーのボール、さらには地球だって球だね。
では、4次元の丸とはなにか?
んー、これまた難しい。
2次元、3次元であれほど簡単だった『丸』が、4次元になったとたんに、この難しさだ。
何かうまく考える方法は・・・ってこれもいつものように、これから説明しよう。
まず3次元の『球』が2次元の世界を横切る、つまりタテ・ヨコがある紙のような世界をすり抜けるとしたらどのように見えるか想像してみよう。
まず2次元の世界のとある場所に点がポツッと突然現れる。
これは3次元の『球』が2次元の『面』に接触した瞬間だ。
そしてその点が小さな『円』になり、さらにその『円』が徐々に大きくなっていく。
そしてその『円』が最大になる時の半径は、もちろん3次元の『球』の半径と同じだ。
そして最大になった後、『円』は次第に小さくなっていく。
そしてすごく小さな『円』になり、最後にはまたポツッとした点になった後、突然消える。
という具合になるね。
では、この説明の次元を全て1つずつ上げて話してみよう。
すると・・・
『4次元の丸』が3次元の世界を横切る、つまりタテ・ヨコ・高さがある、私たちが実際に住んでいるこの3次元の世界をすり抜けるとしたらどのように見えるか想像してみよう。
まず3次元の世界のとある場所に点がポツッと突然現れる。
これは『4次元の丸』が3次元の『空間』に接触した瞬間だ。
そしてその点が小さな『球』になり、さらにその『球』が徐々に大きくなっていく。
そしてその『球』が最大になる時の半径は、もちろん『4次元の丸』の半径と同じだ。
そして最大になった後、『球』は次第に小さくなっていく。
そしてすごく小さな『円』になり、最後にはまたポツッとした点になった後、突然消える。
これが『4次元の丸』の説明だ。
直接には分からない4次元の丸について、なんとなく想像がつくようになってくるだろう。
Don’t think! Feel!
ではさらに、パターンその3
さっきは丸だったので、今度は『四角』について考えよう。
ただし全ての辺の長さが同じで、かつ直角に交わっている四角についてだ。
2次元のそういう四角と言えば・・・そう、正方形だ。
4辺の長さが同じで直角なんだから、簡単だね。
では3次元の四角と言えば・・・そう、立方体だ。
簡単に言えばサイコロの形だね。
では、4次元の四角とはなにか?
この場合どうやって考えたら良いかというと、前に出てきたことがある、0次元→1次元→2次元→3次元→4次元とステップアップしながら考える方法を使うんだ。
まず話を簡単にするために、ここでこれから登場する全ての四角の1辺の長さを3cmとしよう。
すると2次元の四角とは、つまり3cm×3cmの正方形である。
そしてこの正方形が1次元→2次元とステップアップする中で作られたのであれば、どうやって作られたのか、という事を考える。
それには前にした次の説明を思い出して欲しい
>【まず0次元の『点』をとある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
> するとその跡に残るのは、線、しかも大きさの無い点の跡なので、太さゼロの線
> つまり1次元だ。
> そしてこの1次元の線をまたとある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
> するとその跡に残るのは、面、しかも太さゼロの線の跡なので、厚さゼロの面
> つまり2次元だ。
> そしてこの2次元の面をまたとある方向にツーーーっと引っ張ってやる。
> するとその跡に残るのは、立体、今、私たちが住んでる世界と同じ
> つまり3次元だ。】
思い出したね。
で、この考え方で1次元から2次元にステップアップするやり方で3cm×3cmの正方形を作ると考えると・・・
ヨコ方向に長さ3cmある線を、タテ方向にツーーーっと3cmだけ引っ張ってやる。するとタテ・ヨコが3cm×3cmの正方形となる。
さらにこの調子で3cm×3cm×3cmの立方体、つまりサイコロの形を作ると考えると・・・
たった今作ったばかりのタテ・ヨコが3cm×3cmの正方形を、さらに『高さ』の方向にツーーーっと3cmだけ引っ張ってやる。
するとタテ・ヨコ・高さが3cm×3cm×3cmの立方体となる。
ということは・・・
4次元の四角は・・・・
タテ・ヨコ・高さが3cm×3cm×3cmの立方体を、さらに『絶対に指し示せない空想上の第四の方向』にツーーーっと3cmだけ引っ張ってやる。
すると『タテ・ヨコ・高さ・第四の方向』が3cm×3cm×3cm×3cmの『4次元の四角』となる。
これでなんとなく4次元の四角を感じる事ができるだろうか。
Don’t think! Feel!
ちなみにここでちょっと注意してもらいたいのは、それぞれの次元での四角の大きさである。
2次元の四角、つまり正方形の大きさは、3cm×3cm=9cm2
3次元の四角、つまり立方体の大きさは、3cm×3cm×3cm=27cm3
なので、
4次元の四角の大きさは、3cm×3cm×3cm×3cm=81cm4?
ん?
cm4?
そんな単位あるの?
そう、ある。
正しいんだよ、それで。
4次元の話をするときは4次元の単位を使わなくてはならない。
だからcm4を使わなくてはならない。
でも何て読めば良いんだろうね。
2次元の単位、cm2はヘイホウセンチメートル。
3次元の単位、cm3はリッポウセンチメートル。
だから、
4次元の単位、cm4は何って言うのかな?
シホウセンチメートル
かな?
ま、読み方なんてどうでも良いんだ。考え方さえ合ってればね♪
さてさていよいよ最後、パターンその4
手品の箱、丸、四角、ときて今度は・・・
実はちょっと難しい。
っていうより、今まではお話し風の感じだったけど、今度はちゃんと算数のお勉強っぽい内容になるよ。
今まで
Don’t think! Feel!
って言ってきたけど、ここでは
Think! Think! Think!
(スィンク! スィンク! スィンク!)(考えて! 考えて! 考え抜け!)
とでも言おうか。
ちなみにこれは、今私が考えた、全く持って無名な言葉だ・・・
さてさてこれまた冗談はさておき、この先はちょっと難しいから整理しながら考えていくので一覧表とか出てくるけど、メげずに頑張って欲しい。
それはどんな内容かというと、実は前に出たパターンその3の延長と言っても差し支えないんだが、2次元、3次元、4次元、それぞれの次元での四角の、頂点、辺、面、などの数だ。
ちょっと混乱しないように、辺と面は後で考えるとして、まずは頂点の個数に着目して考えてみよう。
まず2次元の四角、つまり正方形だと頂点の数は4個だね。
そして3次元の四角、つまり立方体だと頂点の数は8個だ。
これは当然と言えば当然だ。
なぜなら2次元の正方形を、ツーーーっと『高さ』の方向へ動かすと、3次元の立方体になったんだから、移動する前の正方形の頂点4個と、
移動が完了した後の正方形の頂点4個の合計、つまり4+4=8個が立方体の頂点の数となるからね。
では、頂点が8個ある立方体を、ツーーーっと『第四の方向』動かしてできる4次元の四角の頂点の数は何個になるかな?
さっきと同じように考えると、移動する前の立方体の頂点8個と、移動が完了した後の立方体の頂点8個の合計、つまり8+8=16個が4次元の四角の頂点の数になるというわけだ。
そこで整理すると
|次元| 形 |頂点の数
-------------------------------
| 2 | 正方形 | 4個
| 3 | 立方体 | 8個
| 4 |4次元の四角| 16個
となる。
これで頂点の数については整理できたね。
では次に辺の数に着目しよう。
2次元の四角、つまり正方形では4本の辺があるね。
で、それが3次元の四角、つまり立方体になると・・・12本だ。
で、この12本という答えの求め方なんだけど、頭の中にサイコロを思い浮かべて1本、2本、3本・・・と数えていくのではなく、2次元の正方形をツーーーっと
『高さ』の方向に動かしてできる3次元の立方体、つまり2次元から3次元へのステップアップの過程を考えて、計算により答えを導き出してみよう。
すると・・・
移動する前の正方形の辺4本、プラス、移動が完了した後の正方形の辺4本、プラス、移動する正方形の頂点4個が移動する跡が作り出す辺4本、つまり、4+4+4=12という計算式から求められることが分かるね。
ではこの計算式を3次元の立方体から4次元の四角へのステップアップの過程にあてはめて考えて、4次元の四角の辺の数を計算により導き出してみよう。
すると・・・
移動する前の『立方体』の辺12本、プラス、移動が完了した後の『立方体』の辺12本、プラス、移動する『立方体』の頂点8個が移動する跡が作り出す辺8本、
つまり、12+12+8=32が、4次元の四角の辺の数だという事がわかる。
そこで、さっきの一覧表に辺の数を追加して整理する。
|次元| 形 |頂点の数|辺の数
-----------------------------------
| 2 | 正方形 | 4個 | 4本
| 3 | 立方体 | 8個 | 12本
| 4 |4次元の四角| 16個 | 32本
辺の数が32本もあるなんて想像がつかないけど、これが4次元の四角だ。
さてでは次に、頂点の数、辺の数、ときたので、いよいよ面の数を考えてみよう。
2次元の正方形は・・・もちろん面の数は1枚だね。
ちなみに裏表を別々には数えないからね。
次に3次元の立方体の面の数は・・・サイコロを頭に思い浮かべて数えるんじゃなくて・・・2次元から3次元へのステップアップの過程から計算するんだから・・・
移動する前の正方形の面が1枚、プラス、移動が完了した後の正方形の面が1枚、プラス、移動する正方形の辺4本が移動する跡が作り出す面が4枚、つまり、1+1+4=6という計算式から求められるよね。
そして同じように計算で4次元の四角の面の数を導くとすると・・・
移動する前の『立方体』の面が6枚、プラス、移動が完了した後の『立方体』の面が6枚、プラス、移動する『立方体』の辺12本が移動する跡が作り出す面が12枚、
つまり、6+6+12=24が、4次元の四角の面の数だという事がわかる。
ちょっと難しいのは「移動する『立方体』の辺12本が移動する跡が作り出す面」の部分だが、線がツーーーっと移動すると、その跡が面になるって事はもう理解できるよね。
さぁ、ではこれも一覧表に追加して整理しよう。
|次元| 形 |頂点の数|辺の数|面の数
------------------------------------------
| 2 | 正方形 | 4個 | 4本 | 1枚
| 3 | 立方体 | 8個 | 12本 | 6枚
| 4 |4次元の四角| 16個 | 32本| 24枚
これを見ると4次元の四角は、すごく複雑だね。
だって1つの図形なのに、16個の頂点、32本の辺、24枚の面という、ものすごくたくさんの部品から作られていることがわかるよね。
さてここまで、頂点、辺、面と着目してきたが、他に着目できるところは無いだろうか。
実はもう一つある。
それは、各次元での四角の中と外を分ける、つまり仕切りとなるものは何か?
という点だ。
2次元の正方形は、辺(4本の線)によって中と外が仕切られているよね。
それから3次元の立方体は、面(6枚の正方形)によって中と外が仕切られている。
これはどういう事かと言うと・・・
2次元の正方形の仕切りは、1次元の線であり、
3次元の立方体の仕切りは、2次元の面なんだから・・・
つまり、ある次元の四角の外と中は、それより1つ低い次元の部品で仕切られているという事になる。
これを4次元の四角に当てはめると、4次元の四角の外と中は、3次元の立体(立方体)によって仕切られているという事だ。
では4次元の四角は、いったい何個の立方体によって仕切られているのか?
これまた計算によって求めると、移動する前の『立方体』が1個、プラス、移動が完了した後の『立方体』が1個、プラス、3次元の立方体をツーーーっと『第四の方向』動かして4次元の四角を作るときに、
その立方体の6個の面が移動する跡が作り出す立方体が6個、つまり、1+1+6=8個が、4次元の四角の外と中を仕切る3次元の立体の数だ。
わかるだろうか?
特に『6個の面が移動する跡が作り出す立方体が6個』というところが分かりづらいかと思うが、2次元の面をツーーーっと移動すると3次元の立体になることを思い出して欲しい。
一見複雑に見えるが、よくよく頭の中を整理すれば簡単なはずだ。
ともあれこれで、4次元の四角の中と外は、3次元の立方体8個で仕切られていることが分かった。
4次元の四角ってとっても不思議な形だね。
サイコロの様な立方体をボコボコと8個も身にまとっている四角って事だもんね。
八つの頭のヤマタノオロチか・・・
九本の尻尾のキュウビノキツネか・・・
まぁそんな化け物のような四角である事は確かだね(笑
さぁ、ではこれも表に追加して整理しよう。
|次元| 形 |頂点の数|辺の数|面の数|外と中の仕切り
-----------------------------------------------------------
| 2 | 正方形 | 4個 | 4本 | 1枚 | 4本の辺
| 3 | 立方体 | 8個 | 12本 | 6枚 | 6枚の面
| 4 |4次元の四角| 16個 | 32本| 24枚 |8個の立方体
一気にここまで進めてきたので、振り返ると混乱するかもしれない。
そんな時は繰り返しこの本を読んで欲しい。
必ず4次元の四角というものがどういうものか、ぼんやりながらでも感じることが出来るようになってくるはずだ。
さて、パターンその1からその4まで、手品の箱、4次元の丸、4次元の四角、4次元の四角の頂点・辺・点・面・仕切り、と見てきた。
ながい説明だったがこれを体得したキミに前に言った言葉を再び贈ろう。
『第四の方向』がどっち方向か?だとか考えて理解しようとするな!
『第四の方向』を理解することは難しいことなんだという事を理解しろ!
どうかな?
さっきは何を言ってるかよく分からなかったかと思うが、今のキミにはとてもしっくりくるんじゃないだろうか。
おめでとう。
またまた成長したね。
第四の方向が分からなくて『こっちじゃね?』なぁんて言いながら斜め上を指差していた頃の自分を懐かしめるようになれば、キミはもう立派な4次元マスターだ。
胸をはって4次元とは何かを周りの大人に説明してあげよう。
でも、周りの大人の方が頭がカタくて理解できそうにないがね♪
そしてようやく、ようやくここに至って、このビデオの最初の目的である『4次元ポケットの仕組み』そして『宇宙の果て』について理解をする準備ができた。
ここまでくれば、もう後は簡単だ。
もっとも難しい部分は既にクリアしたからね。
ここからはさっきの休憩の時のようにリラックスして聞けると思うよ。
ではまず『4次元ポケット』からいこう。
日本全国老若男女知らない人はいない、いや、逆に知らなければその人は日本人じゃない!と言っても言い過ぎではない、ドラえもんの4次元ポケット。
何でもかんでも、いくらでも入れられる不思議なポケット。
そんなポケットなんだが、マンガの中での使われ方として、4次元ポケットとして『正しい使われ方』と『間違っている使われ方』
なんと両方の使われ方をしているんだ。
では今からそれを説明していこう。
出版されたら買うわww
この世、つまり3次元世界に4次元ポケットが存在するとしたら、それはどんなものか。
これを考えるのが難しい事は、もう分かるね。そこで今まで散々やってきたように4次元が分かりづらければ、考えやすいように次元を1つ落としてみよう。
つまり2次元世界の住民になったつもりで・・・
この2次元の世の中に3次元ポケットが存在するとしたら、それはどんなものか。
と、考えればよいよね。
では、厚さゼロの不思議な紙の上の絵のような2次元の世界にドラえもんとのび太くんがいるとしよう。そしてその厚さゼロののび太くんが「ドラえもーーん、3次元ポケットから『どこでもドア』を出してよーー」ってお願いすると「しょーがないなー、
すぐに返してよー」なんていつものあの声で言いながら出してくれるだろう。そしてその2次元世界でのやり取りをキミは3次元の世界から眺めているとしよう。
すると・・・
ドラえもんとのび太くんは、厚さゼロの2次元世界の住人だ。これは問題ないし不思議な所は何も無い。
それから「どこでもドア」も2次元世界の道具で、厚さゼロだ。遠い場所とドアでつながるという不思議さはあるものの、2次元、3次元という見方として不思議なところは何も無い。
ところが、3次元ポケットはどうだろうか。
これは2次元世界の中ではとっても不思議なものだ。
なぜなら、厚さゼロの世界の物なのに厚さがあるんだ!
そしてこのポケットには、2次元の物ならいくらでも入ることは簡単に分かるだろう。
だって2次元世界では、タケコプターもスモールライトもほんやくコンニャクもガリバートンネルも、なんだってかんだって厚さはゼロだ。
0+0=0。0×100万=0。何個重ねようが厚さはゼロ。厚さゼロの物なら、厚さがある不思議な3次元ポケットにはいくらでも入るって、当たり前の事だよね。
では、2次元世界では不思議な3次元ポケット、それを3次元世界にいるキミからみるとどうだろうか、不思議なものに見えるだろうか・・・
見えないね。
厚さゼロの紙の上に描かれた絵の世界に、まるで飛び出す絵本のように3次元ポケットの部分だけがプックリふくらんでいる。
ただそれだけだ。3次元から眺めてみれば何の不思議はない。
つまり・・・
>>56、ありがとう、本当に嬉しい
2次元人から見たら物がいくらでも入る不思議な3次元ポケット、でも3次元人から見たら物がいくらでも入るのは当たり前で不思議は無い。
って事が分かっただろう。
では、先ほど考えやすいように次元を1つ下げていたので、元に戻すと・・・
3次元人から見たら物がいくらでも入る不思議な4次元ポケット、でも4次元人から見たら物がいくらでも入るのは当たり前で不思議は無い。
って事になるね。
どういう事かというと、3次元世界の4次元ポケットは『空想上の指差せない第四の方向』にプックリとふくらんでいるので、
第四の方向への厚さがゼロの3次元の物ならいくらでも入るって事だ。
わかったかな?
そしてこの「いくらでも物が入る」ってのが、さっき言ったマンガの中での4次元ポケットの使われ方として正しい使われ方になるんだ。
ではもう一方の「正しくない使われ方」とはなんだろうか。
まずドラえもんの身長は129.3cmだ。まぁこんな細かいところは知らなくても小学生ののび太くんと比べてみれば、おおよその大きさはつかめるよね。すると4次元ポケットの大きさは・・・
まぁ、これまたおおよそ、タテ20cm、ヨコ30cmくらいじゃなかろうか。
さてそんなポケットにドラえもんは、タテ200cm、ヨコ100cmはありそうな、とても大きい『どこでもドア』を入れたり出したりしている。
実はこれが、間違った使われ方なんだ。
だってそうだろ。
2次元の紙の世界で長さ50cmの線だったら、それを3次元に持ってきても長さは50cmのままで、長くなったり短くなったりするわけじゃない。
つまり、3次元の世界で50cmの長さの物は、2次元の世界に持っていっても長さは50cmのままだし、4次元の世界に持っていっても長さは50cmのままだ。
前の話で、3次元の球が2次元の面を横切る時の話しを思い出して欲しい。
もし直径20cm球が平面を横切るとしたら、最初に点が現れ、それが円となって次第に大きくなり、直径が最大で20cmの円になったところで今度は次第に小さな円になっていき、
最後は点になって消える。この時べつに円が直径20cmを超えてもっと大きく、例えば30cmになったり、逆に最大の時でも直径10cmにしかならなかったりするわけではない。3次元の球の直径が20cmなら、
それを2次元に持っていっても直径は20cmのままで、丸の大きさそのものは変わらない。
という事は、だ。
ドラえもんに出てくる4次元ポケットは、正確に言うと『物質伸縮機能付き4次元ポケット』のハズだ。そしてその物質伸縮機能を使って大きい「どこでもドア」をポケットに入れる時には小さくしてから入れている、
逆にポケットから出す時には、小さくした「どこでもドア」を元の大きさに引き伸ばしてから出しているに違いない。
じゃないといくら不思議な4次元ポケットでも、ポケットの幅30cmより幅の広いものが入るはずはないからね。
どうかな?
このビデオの最初の目的の1つである『4次元ポケットの仕組み』について分かって貰えたかな?
では次に、2番目の目的である『宇宙の果て』について考えてよう。
まず、とーーーってもよくある2つの質問「宇宙に果てってあるの」「宇宙の大きさってどれくらいなの」について。
これまたいつものように答えから言ってしまおう。
宇宙は、大きさに限りはあるが、果ては無い
これまたいつものようにイジワルな答え方ですねー
よく分かりませんねー
「お前さー、なんでそんなに性格ねじ曲がってんの?人が分からないのを面白がってるだろ。ふざけんな!」
なんて言葉が聞こえてきそうですねー。
はいはい、ではでは
皆さんを怒らせる事がこの本の目的ではないので、早速、手短に、この答えを説明しましょう。
ではまず、いつものように、キミが3次元世界に住んでいると考えると難しいので、次元を1つ下げて2次元世界に住んでいるとしよう。
そしてここで、さらにもう一工夫・・・
===========================
= ここで久しぶりに、キミたちに質問だ。
= 『宇宙の果て』を考える時に、3次元のままだと難しいので、
= 次元を1つ下げて考える。
= そしてその上で、さらにもう一工夫するというんだが、その工夫とは何か。
= 前のように本を閉じてしばらく考えてみて欲しい。
===========================
ちょっと今回は特に難しかったかもしれない。
その答えとは・・・
ここまでいつも2次元世界を思い浮かべる時は、まっ平らな平面の世界を想像してきたけど、今回は球の表面、つまり球面の世界に住んでいると想像してみる。
という事だ。
ちょっと難しかったね。
では、話しを進めよう。
その球の表面の2次元の世界には、もちろんタテ・ヨコだけの世界なので『高さ』が無い。
つまり球面から離れて飛び出す事は出来ないし、球の中にもぐる事も出来ない。
ただ球の表面に張り付いてスイスイと表面を移動する事しかできない世界だ。
これだって立派な、高さのない2次元の世界だよね。
この球の表面が2次元世界の宇宙であると考えてみよう。
そしてさらに、その球面の2次元宇宙の中に地球があるとしたら、どういう地球か。
3次元の地球は『球』だね。でも今は1つ次元を落として考えているんだから・・・
そう、2次元の地球は『円』となる。
つまり『球』の表面に『円』が描かれていて、その円こそが2次元宇宙の中での2次元の地球だ。
そしてその円の周り、つまり円周に接するかたちで立っているのが、2次元地球に住むキミだね。
さて今、球の表面が宇宙だとしているが、この球はとてつもなく大きいんだ。だって現実に3次元の宇宙だってとてつもなく大きいんだからね。2次元の宇宙もとてつもなく大きいと考えなくっちゃね。
すると・・・
2次元人のキミは、本当はまっ平らな平面ではなく、すこーーーしゆがんだ球の表面に住んでいるんだが、あまりに宇宙が大きい、つまり球が大きいので曲がっているとは気づかず、
まっ平らな平面の上に住んでいると思っているだろうね。
そして2次元の円の地球に住んでいる2次元人のキミはこう思う事だろう。
「宇宙に果てってあるのかなぁ」「宇宙の大きさってどれくらいなのかなぁ」「不思議だなぁ」
そしてここで、この様子を3次元から眺めている3次元人のキミは、不思議な思いに駆られている2次元人のキミにこう答えるだろう。
『宇宙は、大きさに限りはあるが、果ては無いんだよ』ってね。
::| / |.| | ,|
::| .イヽ |.| ,| ,|
::|. /|。| ヽ|.| ヽ. | ,,|
::|.ヽ/ |。| ....o |。ヽ| ,|
::| 〈 ___ ___l ,ノ
::| ヽ|┌--、ヽ|/,-┐| ,ノ
::|ゝ_|.\ヽ--イ.|ヽ-イ:|/
::|.ヾ/.::. '' ̄ ̄| ̄'''./
::| ';:::::┌===┐./
::| _〉ヾ ヾ二ソ./
::||。|:::::::::::`---´:|____
::|:|。|:::::::::::::::::::::::::|。|。|。|`ヽ
::|。|。|:::::::::::::::::::::::|。|。|。|:::::::::ヽ
::|。|。ヽ____/。/。/。|::::::::::::)
::|。ヽ 。 .|(●)|。/。/。:|、 ::::::::〈 オワコーンオワコーンオワコーンオワコーン
韓国経済
だってそうだよね。
とてつもなく大きいとはいえ、球の大きさには限りがあるよね。
でも・・・そう、果てはないね。
もしそのとてつもなく大きい球の表面の宇宙を、ものすごい速さで駆け抜けるような夢のロケットがあったとしよう。そして球面に描かれた円の地球に住む
2次元人のキミがそのロケットで宇宙の果てまで行こうと思っても・・・
そう、1周しちゃうからね、果てはないよね。
「ここまでで宇宙は終わりです、ここから先は行き止まり」
なんて立て札、どこにも立てようがないよね。
まさに『大きさは決まっているのに、果てが無い』って事だよね。
まぁ実は、こんなふうに次元を1つ落としたりしなくても、簡単に考えられる話しなんだ。
だって普段の、つまり現実の3次元のキミたちに「地球に果てはあるの?」って聞けば「無いよ」って答えるでしょ。
まさか昔の人のように「この世界は大きな亀の上に乗っかってて、その先は滝のように海の水がこぼれ落ちていて、そこが地球の果てだ」なぁんて思っているわけないよね。
そして次に「じゃあ果てが無いって事は地球って無限に大きいって事?」って聞けば「無限じゃないよ、大きさには限りがあるよ」って答えるよね。
なぜ次元を落とさなくても簡単に分かるのかと言うと・・・
大雑把に言ってしまえば、キミたちは普段からあまり上空とか地中とかを気にせず、地球の地面の上に『重力』というヒモで縛り付けられて、2次元っぽい暮らしをしているってことさ。
でもまぁ、次元を1つ落とすと少し分かりやすいから、それで話しを進めていこう。
そしてさらにここで、その球の表面の2次元宇宙について、もうちょっと現実的に考えてみよう。
今ここでは2次元宇宙をとてつもなく大きいながらも完全、完璧な球であるとして考えたから、夢のロケットで1直線に進むと全く同じ場所に戻ってきてしまい、1周しちゃったって気づく事ができたよね。
でも現実にはそんな完璧な球じゃなく、すこしいびつな形をしてる事だろう。例えばジャガイモのようなね♪
すると夢のロケットで完全、完璧にまっすぐ進もうとしても、じつはゆがんだ物体の表面を進んでいるためまっすぐには進めてなく、つまりジャガイモの表面のゆがみによって
進行方向が捻じ曲げられ、でも自分は真っ直ぐ進んでいるつもりだから進行方向が捻じ曲げられている事に気づけるわけもなく、しかも、気づかない内に進行方向が
捻じ曲げられているからどんなに進んでも同じ場所に戻ってくる可能性が極めて低く、つまり1周したと気づく事もなく、永遠に2次元宇宙をさまよい続けるように感じるだろうね。
そうすると、球の表面宇宙に住んでいる2次元人は、宇宙を永遠にまっすぐ進んでも永遠に進み続ける事が出来ると感じしまう、つまり、宇宙は無限だと思うだろうね。
でもキミは3次元人だから、このような2次元人の苦労をおかしく感じるよね。
『おいおい、キミたちはまっすぐ直線で進んでいるつもりかもしれないが、進めてないよ、曲がってるよ』ってね。
では落としていた次元を元に戻して考えると・・・
3次元人のキミが宇宙を永遠にまっすぐ進んでも永遠に進み続ける事が出来ると感じしまう、つまり、宇宙は無限だと思うだろうね。
でもその様子を4次元人がみたら、このような3次元人のキミの苦労をおかしく感じるだろうね。
『おいおい、キミたちはまっすぐ直線で進んでいるつもりかもしれないが、進めてないよ、曲がってるよ』ってね
え、ちょっと待って。
今までずっと『算数の4次元』の話をしてきたんだよね。
『理科の4次元』の話はとっくに終わったんだよね?
中身の見える手品の箱も、2次元の平面を横切る球も、線をツーーーっと引っぱって作る四角も、2次元3次元4次元の四角の頂点や辺や面の数も、ドラえもんの4次元ポケットだって・・・
全部、空想上の、お話しの世界の事であって、現実の事ではないじゃないか。
想像の世界の、想像の第四の方向の4次元の事だったじゃないか。
だから理科ではなく、算数の世界で、頭の中だけで考えてきたんじゃないか。
でも、宇宙は違う。
空想じゃなく、現実にこの世に存在する。
今までずっと空想の世界の話だったのに、その方法や考え方をここにきて急に現実の宇宙に当てはめるなんて・・・
ナンセンスだ!
って思ってくれた人はいるだろうか?
もしこの疑問を持った人がいるとして、そしてこの疑問を、何でも分かりやすく解説してくれる、かの有名な作家兼
TVジャーナリストにぶつけたとしたら、きっと彼は満面の笑みを浮かべてこう言う事だろう。
『いい質問ですね!』
ってね!
そう、本当にこれは文字通り、いい質問だ。
そしてこれからこの質問に答えていこう。すると話しが思わぬ広がりをみせてくるぞ!
では始めに。
今回のこの質問すらも1つ次元を落として、さっき出てきた球の表面の2次元の宇宙と、その球面に描かれた円の地球と、
そこに住む2次元人たちになったつもりで考えてみよう。
いやいや、だぁーかぁーらぁーーー
そんな空想のお話しの世界じゃなぁーーーくぅーーーてぇーーー
現実にこの世に存在する3次元の宇宙の話しなんだけどぉーーー
っていう不満はとりあえず横に置いといて、とにかく2次元の世界で考えてみよう。
すると、そこではこんなことが議論されているはずだ。
それは、この世は2次元だと信じて疑わない2次元人のAさんと、もしかしたらこの世が3次元かもしれないと考えている2次元人のBさんの会話だ。
Aさん「え?
この世が本当は2次元じゃなくって3次元だって?
平らに見えるこの世界が、実はすこーしだけゆがんでるだって?
そして、どんなにまっすぐ進もうと思っても宇宙自体がゆがんでるから、まっすぐ進むことは不可能だって?
そんなバカな事があるか!
だって現にまっすぐ進めるし、光だって遠い遠い星からまっすぐ進んできてるからこの地球に届いていて、その光が星として見えてるんじゃないか。
本当にそうだと思うんなら、証拠を見せてみろ!
実はこの世2次元ではなく3次元ですって言うんなら、その証拠を出せ!」
Bさん「いや、実は・・・証拠はないんだ。
だけどもしもだよ。
もしこの世が2次元ではなくて、実は3次元なのにわれわれが気づいてないだけだ、と仮定したとしよう。すると、なんと驚いた事にそれでもこの世の中で
起こっている全ての事に対してなんの不都合もないんだよ。
という事はつまり、もしかしたらこの世は2次元じゃなくて3次元だっていう可能性もあるんじゃないかっていう話しなんだ」
Aさん「証拠もないのに妙チキリンな例え話の、しかも可能性がどうたらなんて話しをするなんて・・・
まぁ元からお前の事をちょっと変わった奴だと思ってたけど、ちょっとじゃなかったな。相当の変人だな。」
Bさん「そんな人の事を変人よばわりするけど、じゃぁ逆にこの世は3次元ではなく2次元だ。空間が捻じ曲がったりするする事はないんだ。直線は本当に、
真に直線なんだっていう証拠はあるのかい?
君は『だって現にまっすぐ進めるし・・・』なぁんて言ったけど、君が進む方向が本当にまっすぐだっていう証拠はあるのかい?」
Aさん「お前ねぇーーー。
そういうのを人は逆ギレって言うんだぜ。
なんでそんな当たり前の事を証明する必要があるの?
自明。
これで終了。
お前もさー、いい歳なんだからさー、大人になれよ。」
Bさん「だってこっちは仮定の話しをしてるのに、君が証拠を出せだなんて言うもんだからさぁ。
だったらそっちこそ証拠を出せって言いたくなるじゃないか」
Aさん「はいはい、分かった、分かった。
もうお前の言う通り、この世は3次元でいいからさ。
もうこんな意味の無い話しはやめようぜ。」
Bさん「いや俺は意味があると思ってるんだ。
というのもね、万有引力ってあるだろ?物と物が引っ張りあう、あの力なんだけど、あの力に実はこの空間のゆがみが関係してるんじゃないかって思うんだ。
つまりだね、実はこの世は3次元で、何か物があると3次元の方向に空間がゆがんでしまって、そのゆがみこそが引力をもたらしてる
基本原理なんじゃないかと考えてるんだ。」
Aさん「え、なに?
重力の事?
重力っていうのはね、神がこの宇宙を創りたもうた時から存在してる力なんだよ。そしてその力に関しては、もう何百年も前にニュートンさんっていう
エラーーーイ科学者様がリンゴが木から落ちるのをみて解明しちゃってる話しじゃないか。
何を今さら言ってるんだよ。
まったく、変人の相手は疲れるね。」
Bさん「いやニュートンが解明したのはだな、全ての物は引き合う。地球とリンゴも引き合っている。ただ地球は大きくてそんな簡単には移動しないけど、
リンゴは軽いから簡単に移動する。そのリンゴが移動するのを見て、人はリンゴが地に落ちたって言う、こういう点についてなんだ。
しかしながらニュートンは、なんで引き合う力が発生するのか。その引き合う力が発生する仕組みとは何なのか、っていう事に関しては何も解明してないんだよ」
Aさん「それは俺がさっき解明したろ?
神がこの宇宙を創った時にそう作ったのさ」
Bさん「いや、もしホントに神がそう創ったとしてもだな、神が創ったのは『力そのもの』ではなく『力が発生する仕組み』のはずだと思うんだ。
そして俺はそれを解明したいんだ」
Aさん「いやー、困ったな、こりゃ。んーーー。
もし、もしもだよ?
もし仮にお前の言う通り、この世の空間は実はちょびっとだけゆがんでるんだとしてもだよ?
何の証拠も無いんだろ?
証拠が無いそんな仮定の話しなんて誰も聞く耳もたないぜ」
Bさん「うん、確かに今は証拠は無い。
でもね、天体望遠鏡とかロケットとか、いろんな物が今よりもっとすごくなって、観測技術が発達したら証拠が出てくるはずだ。
では、未来ではどういう事が、実は空間が曲がっているんだって事の証拠となりうるのか、今ここで予言をしてみせよう。」
Aさん「なんだって?予言?
今?ここで?お前が?」
Bさん「そう、今、ここで、俺が、予言だ。
それは、日蝕の時に観測されるはずだ」
Aさん「日蝕?
あの太陽が月に隠れて暗くなる?」
Bさん「そう、その日蝕の時だ。
さっき俺は、この世に何か物があるとその周りの空間が3次元の方向にゆがむんだって言ったよね」
Aさん「あぁ。
そう言えばそんな話しだったね」
Bさん「でも俺の計算によると、このゆがみ方はホントにホントにごくわずかなんだ。俺の予想では、存在する物が大きければ
大きいほど、その周りの空間のゆがみ方は大きくなるはずなんだが、それでも月や地球程度の物じゃぁ、あまりにもゆがみ方が小さくて
観測するのは無理だろう。でも太陽ぐらいの大きさがあれば、何とか観測できるはずだ。太陽は馬鹿でかいからね。」
Aさん「何だって?太陽を使って観測する?
そんな大掛かりな事をしなくちゃならないのかい?
それからさっき日蝕って言ったけど、どいう方法で空間のゆがみを測るんだい?」
Bさん「うん、ちょいとばかり実験は大掛かりだ。そしてその観測方法だが・・・
例えば、昼間の青空を見上げてみても星は見えないが、本当は昼間の空にも星はある。
ただ太陽がまぶしすぎて見えなくなってるだけだ、ってのは、分かるね」
Aさん「あぁ、そうだね。そうなんだろうね。
あんまり昼間の空の星について深く考えた事はなかったが、言われてみればそうなんだろうな。」
Bさん「よろしい。
では、たくさんの星の中には、太陽さえまぶしくなければ太陽のすぐそばに見えるはずの星もあるはずだよね。
そしてそれを言い換えれば、その星から発せられた光は、太陽のすぐそばをすり抜けて地球まで届くって事だよね」
Aさん「あぁ、そういうことになるね。
そうか、という事は、普段は太陽がまぶしくて見えないが、日蝕になれば暗くるから、日蝕が起こった時にたまたま太陽のそばにある星は
地球からでも見えるようになるって事か!」
Bさん「君にしては素晴らしいじゃないか、その通りだよ。
そしてさっきも言ったけど太陽の周りの空間はゆがんでるはず。
空間がゆがんでいれば、光もゆがんで進むはず。
一方で日蝕の時にたまたま太陽のそばに見える星について、この日のこの時間にはこの位置に見えるというのは簡単に計算できる。
でも、ゆがんだ空間を星の光が通ってくれば、その計算とはずれた位置にその星が見えるはずだ。
しかも、そのずれがどれくらいの曲がりの角度になるんだろうかという事も既に計算済みだよ」
Aさん「何てこった!」
そしてその後・・・
実際に日蝕を観測しようとしても、天気が曇りだったり、戦争が起こったり、観測技術が十分ではなかったり、いろいろと紆余曲折はあったものの、西暦1919年5月29日、アフリカの西側、南大西洋に浮かぶプリンシペ島という
小さい島で見られた皆既日食により、本当に太陽のそばを通った星の光がゆがんで曲げられていることが観測された。そして予言を的中させたBさんは一夜にして世界中にその名をとどろかせ、世界中の誰もが知るスター科学者となった。
アルベルト・アインシュタインである。
っとっとっと。
そう言えばこのAさんとBさん会話は『考えやすいように1つ次元を落として考えた、2次元の世界のAさんとBさん』って設定だったんだが、最後の方は本当にあった歴史の話しになってしまったよ。
まぁさすがに今のAさんとBさんの掛け合いは、ちょっと面白可笑しくする為の作り話しなんだが・・・
でも大すじとしては、本当にアインシュタインが考え、計算し、予言して、さらにその予言どおり、本当に光の曲がりが観測されたんだ。
ちなみに、太陽によって曲げられる光の角度はどれくらいか?
って、気になるよね。
それはね、
針が、カッチコッチと動く時計じゃなくて、なめらかーーーに動く時計を考えて、その時計の「時間をさす短い針」が「約2秒間に動く角度」と同じくらいだ。
え?たった2秒間の間に短い針って動くものなの?って思うだろ?
でもなめらかーーーに針が動く時計なら、たった2秒間とは言え、ちょっとは動くはずだよね。
太陽によって光が曲げられる角度は、その角度と同じくらいだ。
あんな巨大な、あんな重い太陽のそばを通り抜けても、たったのそれだけしか曲がらないんだから、いかに空間の歪み方が少しだけかってわかるよね。
でも、例えほぉんのちょっとだけだとは言っても。
確実に空間は曲がっている。
その曲がりが南の島で実際に観測されてしまった。
という事は、宇宙の果てまで行こうとロケットで直進しようと思っても、長いこと進むうちには、ほんのちょっとの空間のゆがみによって生じる針路の
曲がりが大きくなっていき、決して真っ直ぐには進めないって事なんだ。
さてさてAさんとBさんの掛け合いが長かったから忘れている人も多いと思うが、どんどん話しを元に戻そう。
そもそもこの話しを始めたのは、
『空想の世界の、想像の第四の方向』を頭の中で考えるだけだった『算数の四次元』のお話しを、
現実に存在する今の宇宙に当てはめて良いの?
って話しだったね。
いや、それは考え方が逆なんだ。
現実の世界で起こっている多様かつ複雑な物事は、そう簡単には理解できない。説明もつかない。
そこで学問を頭の中で発展させて、この世に無いもの、言ってみれば想像の世界、空想の世界の事を考えて、
さらにその空想や想像をどんどん拡張して、そこで脳を鍛える。
すると空想の世界のお話しにすぎないと思っていた事、例えば今回であれば『想像の世界の、
想像の第四の方向』『算数の4次元』といった知識が、現実の空間のゆがみの予測・発見のための武器になるんだ。
そう、算数は世の中を深く知るための最高の武器なのさ。
だいぶ前に、
「実は2次元って簡単に考える事が出来るから本当にありそうだけど、よく考えれば厚さが完璧にゼロなんてものは
この世に無いわけだから想像の世界のお話しだよね。薄っぺらい紙だって厳密には、厚さゼロじゃないからね」
って話しが出たときの事を思い出して欲しい。
「えっ、この世に無いものを勉強するの?
想像の世界、空想の世界なんかを勉強して意味があるの?」
という疑問に
「うん、あるよ、本当さ」
って答えたのを覚えていかい?
今回のお話の中では、まさにアインシュタインが、空想の四次元のお話しを「そんなの想像上の事だから、
現実のこの世界に当てはめるなんてダメでしょ、普通に考えて・・・」なぁんていう知らず知らず体に刷り込まれてしまう
常識にとらわれる事なく「いやいや、想像上の4次元の話しを現実の宇宙に当てはめてみたらどうだろう、もしかして
今まで不明だった重力の謎に迫れるかも!」って考えて、その結果として太陽のそばの宇宙空間のゆがみを予測できたんだよね。
「想像上の話しを現実に当てはめるなんてオカシイ」
とは、天才は言わないんだね。
またこれは、アインシュタインのような非常に高度な内容を扱う学者の世界の話だけではない。例えばこんな数もある。
キミが高校で算数のお勉強をすると、絶対にこの世に存在しない数字として『虚数(きょすう)』っていうのが出てくる。
「この世の物ではない」という意味の「虚構」の「虚」に「数」で「虚数」だ。
これを英語ではimaginary number(イマジナリー ナンバー)と言う。imaginaryは「想像の」numberは「数」って意味で、
日本語の「虚数」と全く同じ意味だ。
この『虚数』。高校で勉強するんだが、絶対にこの世に存在しない数字なんだ。
なのにこの虚数があると、現実の社会ですごく役に立つんだ。
何の役に立つか分からない学校での日々の勉強のように見えて、実は「算数は世の中を深く知るための最高の
武器なのさ」って事、理解してもらえたかな?
と、どんどん話しを元に戻しているんだが、まだ戻りきってないね。
そういえばそもそもこの話しの始まりは、
「宇宙は、大きさに限りはあるが、果ては無い」
って事だったね。
そうだった、そうだった。
それで考えやすいように次元を1つ落として、球の表面という2次元世界を宇宙に見立て、その表面に描かれた円を地球に見立て、
その円に接する形で住むAさんとBさんが・・・
ってたとえ話だったんだよね。
で、話しの途中には・・・
「ロケットで真っ直ぐ進んでいるつもりでも、1周してしまう。
いや、もし完璧な球じゃなくてジャガイモみたいにイビツな形だったら、イビツな形にそって曲がってしまうので1周する事すらできない」
なんて事も出てきたんだったね。
OK。
思い出したよ。
なのでこのお話しでも、考えやすいように落とした次元を、頭の中で元に戻さなきゃならないんだが・・・
いいね!
まとめサイトには載ってほしくないクオリティ。副読本でもおかしくないレベル。
すると、、、
現実の宇宙は3次元宇宙のように見えて実は4次元の丸(または4次元のジャガイモ)のような形のものの表面に張り付いているため
空間がゆがんでいて、どんなにロケットで進んでも宇宙の中をぐるりと回ってしまう。つまりこの宇宙に果てというものは無い。それどころか、
どんなに真っ直ぐ進んだつもりでも、イビツな宇宙のイビツな表面にそって捻じ曲げられてしまうので、宇宙を1周して「あぁ1周しちゃった」と
気づく事すらもない。でも無限の大きさがあるわけじゃなくて、大きさには限りがある。大きさに限りがある宇宙の中をロケットで真っ直ぐ
飛んでいるつもりなのに、自分は曲がったつもりはないのに、永遠に、永久に飛び続けても宇宙の果てにたどり着くことはない。
うーん、どうかな?
まだちょっと難しいかな?
想像上のお話しの事だと思っていた4次元を、現実の宇宙に当てはめようって言うんだから、まだちょっと戸惑うかもしれない。
でも宇宙の話しをする前に散々していた『算数の四次元』の中で、1回次元を落として考えてから元に戻す、っていうやり方を
何度もしてキミの脳はすでに鍛えられているはずだ。
今回は想像上のお話しではなくて、実際の宇宙の話しだからこのやり方を当てはめづらい感じはするが、キミも常識にとらわれる事なく、
まるでアインシュタインにでもなったつもりになって、この『球の表面の2次元宇宙』の話しを『現実の3次元宇宙』に当てはめてみて欲しい。
『宇宙は、大きさに限りはあるが、果ては無い』
が、何となぁーーーく感じられるはずだ。
Don’t think. Feel! (考えるな、感じろ!)
さぁ、ここまでで。
最初の目標だった 『4次元ポケットの仕組み』 と 『宇宙の果て』 について
なんとなく感じ取れたと思う。
つまり、目標達成だ。
しかぁし。
せっかくここまで来たんだ。
もっと進もうじゃないか!
>>72 ありがとう、本当に
でも、もう少し反応があると思った。
『味に自信あり』 といって、ヘンピな所でラーメン屋を開店した店主の気分だw
VIPにもVIP+にもスレ建てられないし書き込めなかったので、、、、
物理スレや宇宙スレだと、こんな初歩的な解説を欲してる人いないだろうし、、、
と思って規制の無いシベリアで建てたのが運のツキかwwww
まだしばらく続くんだが、とりあえず一旦置く
あーあ、自信だけはあったんだがwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
語り口調をやめて淡々と説明だけをしてたら
大人向けの入門書として売り出せるんじゃないか?
内容はわかりやすい、というか自分も勉強になってます
文字だけでもアタマに入る部分が多いから、うまいイラストと組み合わせればヒットするかも。
どんなイラストがよいかは、三次元脳では思い付かんが。
続き、ゆっくり待ってます。
>>1責任取って削除依頼出すか
1000まで埋めろよハゲ
('A` ) プウ
ノヽノ) =3'A`)ノ ヒャー
くく へヘノ
,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,
[,|,,,,★,,|] [|,,★,,,,|,]
ミ,, ´∀`彡 < みんなで守ろう > ミ・∀・ ,,彡
┏━U━U━━━━━━━━━━━━━━U━U━┓
┃ ☆ シベリア の お約束 ☆ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
・シベリア超速報はアクセス規制中でも書き込める板です。
・ひとりひとりがルールを守り、馴れ合いや過剰な自己主張は慎みながら
老若男女・経験など関係なく、積極的な交流をしましょう。
・スレッドの重複・乱立は厳禁です!
・スレッドを立てる前には、必ず検索をして重複させないように確認をお願いします。
※検索はスレッド一覧からWinIEは「Ctrl+F」、Macは「コマンド+F」でどうぞ。
・「ここって、どういう板ですか?」等の質問スレッドは禁止です。
板自体に関する話題は、「シベリア観光案内所」や「シベリア村役場」(自治スレ)をご利用ください。
・スレ立て練習、実験は禁止です。「厨房!板」でお願いします。
・私的利用目的のスレ立ては禁止です。また、スレの私物化も禁止します。
・規制関連、種々のテスト・雑談スレは、専用のものが用意してありますので重複させないようにお願いします。
※尚、この板はIP表示制です。すべての投稿において投稿者のIPアドレスが表示されます。
81 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 22:15:25.29 発信元:49.98.10.69
わかったぞ
画像くれ
マッパだがそれまで我慢する
だから話進めろ
82 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/24(月) 22:52:29.61 発信元:180.57.158.31
これすごいな
中卒の俺でも理解できた
たしかにイラストあればさらにいいと思う
83 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/25(火) 01:18:46.57 発信元:125.172.194.1
長くて読んでないけどそんなに分かりやすいのか?
84 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/25(火) 02:29:01.59 発信元:49.96.52.222
これってターゲットは小学生なの?
小学生はこんだけ文字多いと読んでくれない気がするな
凄い。マジで凄い。
いやこれは自信もっていいわマジで。
圧倒的に分かりやすい。そして非常に面白い。
夢中でここまで全部読んだ。
多分結果的には大人にウケる内容で、小学生にはやや難しい話だろう。
だが、是非図書室に置いておいて欲しいし、自分の子供には買い与えたい。
普段来ないシベリアで偶然出会ったのも何かの縁だから、出版されたら買うよ。
ここまで俺の自演
三次元のモノを四次元方向に折りたためるなら、青猫のポケットに大きな道具が入ってもいいんじゃないか?
いつかテレビで紹介されると信じてる
つまり0次元って存在しないの?
>>81 うむ
画像というより、実は動画(アニメ)にしたい所なんだが
>>82 ありがとう
でもおまえ中卒じゃないだろw
>>83 ま、頑張って読んでみてほしい
>>84 小学生の100人に一人くらいは読んでくれるのではないか、
で、1000人に一人ぐらいは、覚醒してくれるんじゃないか、
と、期待はしてるんだが
>>85 ありがとう、本当にありがとう
実によく理解してもらえたようだ。
俺もこれを図書室に置くのが夢だ。
お前とはリアルに会って良い酒を酌み交わしたいものだな
>>86 俺と、お前と、ひろゆきの3人な
>>87 三次元のモノは四次元方向に折りたためるない
ので、条件 『三次元のモノを四次元方向に折りたためるなら』 が間違いだw
>>88 ありがとう
お前のレスはシベリア氷土をも溶かすぜw
>>89 うむ、大きさが完全にゼロの点。
もし存在するとすれば、その位置のみが決まっている。という事になる。
暖かいレスがいくつかついて嬉しい限りだが
特に
>>85 のレスが、俺の気持ちまで良く分かって貰えたようで嬉しかった。
そこで、中をすっ飛ばして、あとがきを投下しよう
あとがきに代えて、大人たちへ
最後になって大変申し訳ないんだが、実はこの本で話してきたお話しには、厳密には正しくない部分も含まれている。
まぁ怒らないで最後まで話しを聞いて欲しい。
この本が目指したところは、小学生にも分かる4次元だ。
非常に高度な内容を小学生が理解できるレベルに落とし込むには、ちょっとした誤魔化しや、
厳密には間違っていても分かりやすさを優先する必要が出てくる。
そこで逆に「厳密には合ってないんだったら教えるべきではない」とは思わない。
なぜなら本書こそが、今の日本の教育に欠けている部分を補完するものだと思うからだ。
結果の平等を重んじる日本では、だいぶ以前から「落ちこぼれ」が問題視されてきた。しかしそれと同じくらい問題なのが「ふきこぼれ」だろう。
能力の低い子供にも最低限の知識をつけさせる事は大人の義務だが、優秀な素質を持った子供に高い教育を与える事だって大人の義務だ。
しかし一口に「優秀な素質を持った子供」とは言っても、そのタイプには大きく分けて2種類ある。
1つは、いわゆる100マス計算やソロバンなど、繰り返しの学習によって才能を研ぎ澄ましていくタイプだ。
このタイプは親や教師も教育しやすい。なんといっても単調な課題を繰り返させればよいので、テキストを1冊買ってくれば当分の間は家庭学習にも困らないし、
お金を払って学習塾に通わせれば子供は次第に伸びていく。
もう1つは、単調な繰り返しは嫌がるが、高度な内容に目を輝かせるタイプだ。
このタイプが難しい。
なぜなら、飛び級の制度がない日本では子供が優秀だからといって上の学年で学習する内容を家庭や塾で先んじて教えると、
学校で過去にやった学習内容を再び強制的に聞かされる事になってしまうからだ。
単調なことを嫌う若い才能にとって、分かりきった事に延々とつき合わされなければならない事がどんなに苦痛か。
それが月から金まで、朝から夕方まで、学校がある限り続くのである。
飛び級制度さえあればどんどん先に進める優秀な頭脳が、退屈な授業をいかに凌ぐか、いかに自分を殺して他人に合わせるか、
そんな事に起きている時間の大半を費やすことになる。
そんな悲劇を優秀な子供に味わわせてはいけない。
そこで私が考えたのが本書だ。
つまり、中学でも高校でも、進むコースによっては大学でもやらないような高度な内容を、子供を子供だからという理由でバカにしたりせず、
積極的に与えて子供の脳の養分にしてもらおう、という算段だ。
本書で採り上げた4次元や宇宙の話しをいくら子供に教えても、それによって学校の授業が退屈になったりする事はないから安心だ。
そして子供が興味を持って本書を繰り返し読むようであれば、専門家ではない一般の大人向けに書かれた、つまり難解な数式を使わない
分かりやすい4次元や宇宙に関する良書がたくさんあるので、次はそれらを与えればよいのだ。
大人が考えているより子供は理科や算数が好きなんだ。
でもそれを嫌いにさせているのは、学習のさせ方が分からない大人たちなんだ。
ここで親の方も2タイプに分かれるだろう。
1つは「ウチの子がまさにそうだ、こんな本なら喜んで頑張って読みそう」というタイプだ。そうであればすぐにでも本書を子供に与えて欲しい。
そして子供に4次元の話しの先生になってもらい、あなたが生徒になって教えてもらうとよい。子供としても他人に教えるようになるためには、
本書を繰り返し繰り返し読む必要が出てくると思う。そしたら何度でも本書を読ませて欲しい。
あなたが「教えさせ上手な生徒」になって子供の説明を聞いて「なるほどーーー、すごーーーい、なっとくーーー、でもココの部分ははどういうコトーーー?」と言えば、
子供は進んで繰り返し読み、教えるはずだから。
もう1つは「ウチの子にはちょっと難しいかな。できればこういう本を読んで欲しいけど」というタイプだ。もしそうであれば、子供の前にあなたが、
この本を読んで欲しい。そしてあなたが4次元の話しの先生になって、親子の会話の中で子供に教えてあげてほしい。
子供に教えられるようになるためには、繰り返し本書を読まなければならないかもしれないが、そうであれば先ずあなたが繰り返し読んで欲しい。
本書は小学生にも分かるように書いてあるのだから。
そこでもし「えー、私には難しくて無理、考えるのきらーーーい」と言うのであれば、子供に対して「こういう本を読んでほしい」と言える権利は、あなたには無い。
もしあなたが子供にピアノを習わせたいのならば、まずは自分がピアノを弾けるようになり、ピアノを弾いて自分が楽しみ、そしてピアノで楽しんでいるところを
子供に見せてあげなくてはならない。
それと全く同じだ。
もしあなたが子供に本書を読ませたいならば、まずは自分が本書を読み、4次元を自分が楽しみ、そして宇宙の話しで楽しんでいるところを
子供に見せてあげなくてはならない。
バブル崩壊後20年。日本の躍進がままならなかったのは、まさにこの「高度な内容に目を輝かせるふきこぼれの子供たち」が放置されてきたからだと私は思っている。
そんな「ふきこぼ」になりそうだった子供が、本書をきっかけに「世界最先端の頭脳」を目指すようになってくれるケースが、もし1件でもあれば、
本書を書いた甲斐もあったというものだ。
2012年2月
これは2月に書いた後、塩漬けになってたのをここで公表したのさ
素晴らしい!
小4以上の理系男子が食いつきそう
イラストは必須だな
おれ小学生だけど
4次元人っているの?
おい!この調子でシリーズ化するんだ!
題材を変えて!今すぐに!
すっ飛ばしたところも興味あるから、読んでみたいな!
こんな本、高校生の時に読んでいれば、何か変わったかもなー、と思うと少し悔しい。
うちの子が中学生になったら話してあげたい。
で、出版社の引き合いはどうした?
99 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/09/25(火) 23:45:44.02 発信元:219.121.55.78
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
書籍化決定
こりゃまじで絵入りで紙の本で読みてぇ
書籍化して欲しいね
妹に読ませたい
で、皆4次元見えたの?(´・ω・`)
光は何次元?
重ねても厚さ変わんないように見えるけど
書籍化できるの?
版権は2ちゃんねるなんじゃないのかな
ume
u
m
e
u
m
i
111 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/01(月) 12:42:39.80 発信元:121.103.39.79
n
i
u
k
e
t
r
e
w
c
w
a
s
n
k
s
a
i
e
d
e
r
d
c
f
d
137 :
【キンタマー!】:2012/10/01(月) 21:50:40.29 発信元:1.66.96.91
梅
宮
辰
っちゃん漬け
139 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/02(火) 00:45:20.03 発信元:49.98.7.79
阪神が優勝したらたっちゃん人形を…
e
a
w
d
g
f
f
r
j
l
h
d
i
t
g
y
h
k
t
y
u
g
j
v
m
x
r
a
p
w
p
d
d
s
h
y
j
u
h
e
d
j
h
g
h
h
d
h
k
x
g
w
m
193 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/04(木) 00:55:01.57 発信元:183.74.4.99
Б
g
y
t
t
z
q
l
b
c
a
r
g
s
h
t
f
e
e
d
d
v
s
r
v
d
219 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/04(木) 22:14:21.39 発信元:183.74.0.168
Ъ
r
221 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/04(木) 22:22:41.30 発信元:183.74.0.168
う
t
j
m
d
k
q
b
l
k
f
s
v
j
z
e
s
j
g
y
u
n
q
g
d
q
d
e
g
r
s
y
g
f
g
t
u
s
p
h
d
q
q
d
g
q
l
o
e
l
m
a
r
f
q
h
v
j
d
c
p
l
e
u
r
t
o
w
h
s
j
c
a
t
s
e
g
v
m
g
l
o
i
w
u
x
z
g
b
f
j
h
q
e
m
f
t
s
t
320 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/07(日) 19:30:08.80 発信元:218.226.168.38
確実に正しいとは言えないけど推測で語らせていただきます
一つ下の次元は切り口か影って考えもあるよ
つまり3次元てのは実際には無限次元の中でわざわざ制限されてるってこと。
わざわざそのなかで時間を一定方向にゆっくーり一定に流されて生きてる。
これは、重力によって光速で移動できていないから。
他の次元が幻であるかのように、
実は空間も時間も物質もくっきりと存在しているものではないのだ。
4次元では時間がひとくくりにループ(伸び縮み)したりできて、
さらに3次元を眺められる超空間上になければならない。
で重要なのは超空間は見える形の認識をする必要はない。
例えば記憶上で完全記憶の認識をするようなもの。
さらにいうと5次元は並列する別世界をひとくくり
(例えば意識同士や超空間がインターネットみたいに一体になってる…?
4次元を眺められる条件を満たす必要がある)
6次元から先はかなり難しい説明になるから、
光とエネルギーと4次元とは別の本当の意味での時間の仕組みを利用してみる
d
x
m
z
325 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/07(日) 20:24:51.17 発信元:218.226.168.38
万物の根源は0次元
ここからある方向に進化のつもりで軸をのばすと、
その距離の差という概念が誕生する。1次元。
(わかりやすくいうと光と周波数、エネルギー量、数、超ひもの振動)
ここから陰と陽という2元論(陰は既にあるからもう片方)を足すと2次元。
で6次元は推測では、5次元を創造する事によって5次元を眺めるみたいなものだろうから
世界現象(5次元の)を仕組みから知り尽くして構成するときの認識状態。
7次元はその6次元の統合状態。
8次元から上は一言では言えない。
9次元が仏教の悟りの境地みたいなものって聞いたことがあるけど…。
326 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/07(日) 20:31:03.06 発信元:218.226.168.38
小学生向けに余談
たぶん4次元ってだけでも物質世界じゃないだろうから
夢の中みたいに頭ん中で思った事がそのままそれとして存在するような世界。
ただし本当の天国みたいな共有世界の5次元に比べると下かなって。
327 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/07(日) 20:43:11.49 発信元:218.226.168.38
言い忘れてた。
なんでもそのまま信じ込んだり、逆に無知でもだめだからね。
真実が正しいとは限らないからよく考える子になってくれることを願う
e
q
d
w
h
c
h
t
e
a
g
p
k
c
n
w
y
b
f
r
v
x
q
e
j
w
k
e
o
c
n
j
m
v
k
l
h
e
g
z
x
c
w
h
a
v
g
i
f
z
k
v
t
b
q
j
f
u
i
n
c
s
z
f
埋め立て御苦労様です。
ksk
r
d
t
q
c
x
c
g
v
s
d
c
f
d
h
l
h
f
a
k
c
b
f
t
j
p
v
g
h
422 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/09(火) 23:16:32.46 発信元:1.66.98.126
sex
e
u
o
f
z
d
n
k
v
g
j
e
q
b
g
j
l
h
q
f
h
j
u
g
l
f
u
v
z
m
j
u
b
h
g
n
g
f
l
e
c
f
g
f
t
h
g
q
f
h
x
k
b
c
f
d
g
o
p
p
k
b
c
g
s
g
w
d
x
n
j
h
v
f
s
v
d
d
c
g
h
g
t
h
m
v
k
h
f
t
l
g
b
c
h
j
g
v
h
h
f
w
p
q
i
u
y
o
t
t
y
m
t
r
w
o
b
j
s
n
y
t
g
j
t
v
h
r
b
f
554
x
ヾ / < 仮面ライダー555が>
,. -ヤ'''カー、 /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
ー?ァ /r⌒|:::|⌒ヾ
_ノ オ{( |0| )} オオオォォォォ!!!!!
__,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー?-、
/ /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
,,?イ {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--?'
)) ,./ゝ_/∧ゝ_ノ ノ
ー''" |ロ ロ |
人,_,人,_,人,_,人,_,
<
>>555ゲットだ>
うわっ
ミスった(´・ω・`)
t
e
i
v
z
d
v
n
k
k
y
z
z
s
a
r
l
h
f
r
u
t
z
o
l
n
w
i
r
t
y
u
e
q
m
j
a
t
b
x
o
b
k
n
j
c
x
n
h
t
g
p
h
j
t
v
f
g
h
n
i
y
k
o
r
v
d
s
q
e
i
h
t
u
z
k
m
r
i
y
a
y
f
r
j
w
v
p
x
t
y
b
n
e
s
n
b
u
e
r
y
t
g
q
d
d
x
q
h
o
h
m
t
v
i
q
w
k
t
j
h
p
n
d
a
b
y
s
t
k
l
w
i
o
j
e
b
f
c
o
w
i
d
m
z
j
t
g
t
r
n
u
c
h
i
v
v
n
k
m
g
t
w
q
d
y
p
h
e
x
n
v
d
m
j
k
y
d
b
v
j
u
f
b
z
l
a
w
v
r
h
f
c
t
r
h
q
d
h
l
b
a
q
k
v
t
u
b
y
j
k
w
x
h
c
t
a
y
o
e
i
p
z
t
j
f
d
u
x
c
m
j
f
n
t
g
f
s
t
a
j
c
b
x
d
q
p
v
r
h
o
w
z
z
t
l
g
g
t
p
m
v
w
g
y
o
u
i
r
t
q
c
t
x
n
w
k
f
e
v
o
d
d
y
w
x
j
t
c
s
j
e
a
u
b
h
r
a
y
u
j
r
i
k
e
t
u
c
i
t
r
h
g
d
o
b
c
h
v
z
r
t
b
f
d
l
n
j
x
b
u
h
e
l
r
i
d
t
g
q
h
t
c
w
i
o
h
x
j
p
q
n
f
y
u
k
v
s
j
v
h
o
d
n
v
s
k
a
b
y
e
g
r
p
f
j
h
e
w
j
もしかして、以前「鉛筆の後ろについてる消しゴムってやる気あんの?」とかいうスレでテストしまくってた方ですか?
p
この話、このままDAT落ちさせるのはもったいない!
読み物としてノベルゲーム化したいのですが…
>>1さんまだ見てるのかな?
t
>>940さん
>>1です、見てます。
もし面白いと思ってくださったら
na102104@yahoo.co.jp
を半角に直して、ご連絡ください
943 :
940:2012/10/16(火) 23:39:11.99 発信元:113.159.20.204
>>942 ありがとうございます!
uで始まるアドレスでメール送らせていただきました!
y
j
x
n
z
これを題材に漫画かくわ
すらすら読めた!
出版社のほうも気になるw
普通に面白いしわかりやすいから本にしてほしい!
>>949さん
面白いと思っていただいたようで、有難うございます。
現在、書籍化に向けて動いておりますが、
マンガとのメディアミックス展開も可能ですので
ぜひ
>>942 までご連絡ください。
なおここで作品の半分程度を公開しましたが、著作権を
放棄したわけではございませんので、何卒ご理解ください。
よろしくお願いします。
宇宙の話あたりから混乱してきたんだけど結局第4の方向って何だったの?
それが分かれば4次元にいけんの?
結局何が言いたいのかわからん
d
956 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/30(火) 05:47:48.81 発信元:110.54.94.158
小学生にこれは読めない
読めたとしても難しい
あ
r
い
t
う
y
963 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2012/10/31(水) 06:17:42.63 発信元:49.96.18.229
さっき見つけて今読んでる途中だ
すごく面白い
ただ小学生には難しいかも中学生からくらいにしたほうがいいかもね
え
965 :
テツカブラ:2012/11/01(木) 17:54:11.40 発信元:106.181.189.53
このスレタイでこんなすごいスレだなんて予想できないw
ロリコンスレだと思ってました、すみません
お
このスレのおかげで彼女のようなものに告白のようなことができました。
どうやら通報のようなことまでしてもらったらしく、家へ電話がかぎのおと おやがわたしや もうだめぽ
968 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:30) 坊っちゃん ◆9666666666 :2012/11/16(金) 00:13:40.75 発信元:182.249.37.153
梅
まだあったか。
書籍化、電子でもよいが、その時には四次元小学生っていうキーワードがひっかかるようにお願いしたいな
全編読みたいけど、出版されたときに気づくか心配
たまたま見たけどすごい良いね
こういうのが埋もれてしまうのは勿体無い
おつかれさまです
なんでこのスレ、埋め立て入ってるんだろ
>>970 2chだから仕方ない一面もあるかもしれない
まぁなんというかあれだ
ときどきかきこまんとおちる
地震着てる
半端ないな
地震とか規制とか鯖落ちとかは注意しないといけない