( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★34
1 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:
オレが貼ろう
。__
|__ `ー-,
| `ー-'
_______ へ _______
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┌─‐.| | r:、 r:、 r:、 | | '⌒ .| | r:、 r:、 r:、 | |.‐─┐
| | l出| | 出 出 出 | ||=||=|| | 出 出 出 | |出l | |
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| | l田| | 田 田 田 | |ェ||ェ| | 田 田 田 | |田l | | ,,,,,,,,,,,,,
<`/>'^ヾヘ/>.出 出 |_|ェ||ェ| | 出 出 出 | |出l | | [,|,,,★,,,|]
,.:-一;:.、 {三}((ノ、`'ノ))} .==[../ニニニi、]=====┘ ̄ _0_(´・ω・`)_0__
ミ;;:;,. _,.;:゙ミ {ニ}ゝd *゚听) .../ ,.:-一;:.、 \('A`) 〜♪ .| ブーン系小説 |
川 ゚ -゚) リ (__]っl: .>つ../ ミ;;:;,. _,.;:゙ミ. ノノ ) __ |__シベリア図書館__|
.──(rっ⌒i⌒i── / /| >/ .( ^ω^) | |.、 ..|\ \─‐|」‐し'´`'J─|」─‐‐
.┬─┬─┬─┬─| ̄| lノ ´ γ つ. \| | ̄|┬─┬─┬─┬─┬
.┴┬┴┬┴┬┴┬| | | | しi´ | | | |┴┬┴┬┴┬┴┬┴
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長らく避難所での営業でしたが、シベリアの地に帰ってまいりました。
のんびりブーン系について語ったり、規制の避難地に。
当館でブーン系を楽しむのはいかがですか?
前スレ・( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★33
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1285342204/
新スレ乙!
6 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 00:49:46 発信元:220.100.55.24
乙です!
また、当館では作品を連載することが可能です。ただし、以下のルールをお読みください。
◆シベリア図書館連載規定(今後も変更する可能性があります。よく目を通してください)
・期間は一ヶ月以内。総投下量はおおよそ200レス以下でお願いします。
・一回の投下量は30レス以内に留めてください。
・一ヶ月以上過ぎた、あるいは過ぎそうな場合は、したらば避難所に移行をしてください。
・作品名の統一を心がけてください。
・成り済まし防止として、トリップをつけるのもいいかも知れません。
・スレを跨ぐ際は、次スレの投下前に以下の対策などを取り、新規でも読める配慮を心がけてください。
1.今までの投下分をまとめたサイトのURLを開始前に貼る。
2.今までの投下分を避難所等に投下し、そのURLを開始前に貼る。
繰り返し言いますが、
ブーン系の単発、連載スレ立てはシベリアでは御遠慮ください。
スレ立て作品は、VIPやしたらば避難所でお願いします。
ニュース速報(VIP)
tp://yutori7.2ch.net/news4vip/subback.html
ブーン系小説スレ避難所
tp://jbbs.livedoor.jp/otaku/6178/
新設 ( ^ω^)ブーン系避難所のようです (禁止ワードなし)
tp://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
避難所の長編投下をする作者は、シベリア図書館内にて
30レス以内のプロローグ(一話目が30レス以内なら丸ごと)を投下してもOKです。
それ以降は避難所へ投下をお願いします。
宣伝に関しては、今まで通り避難所に投下前に、タイトルとURLと投下するよ。と
短くていいのでやるのを、楽しみにしている読者もいるので是非お勧めします。
( ^ω^)終わらなき開拓のために、意見や提案をどんどん書きこんでくれお!
( ^ω^)イベントとか、やりたいことも遠慮なく言ってほしいお!
___ ____ ___
__ _|_:__| 《;;;;;;☆;;》 _|_:____|
〔;;;;;;★;;〕 ミ´<_` .ミミ ミ;,,´,,>,,ソミ. ミ<_,` 彡 ,,,,,,,,,
|ア 彡 ´Д`ミ /<W/」⌒ヽ/<ヽW> \/<V>~~\ [|,,★,,|]
|ト [|,,★,,|]. /<ヽ/」\. |:− | |. [|_★_|] |_,,,, _|:- | |. ミ゚Д゚ 彡
こ|~|( ´∀`) / _ −|・/ ̄ ̄ ̄ ̄/=:} (・∀ ・). / ,' 3 `ヽーっ(” : ”)
叮(う゚ :゚゚).(_((ニつ/ Guevara./| | ノ(゚゚/ ̄ ̄ ̄/ ⊃ ⌒_つ i==|=[]j
... ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄ ̄\/.NKVD./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
◆図書館専用シベリア郵便局
ボランティアによる、VIPへ『ブーン系小説スレ専門』代理レスの機能
○配達員への諸注意
*規制されたときはお互い様です。積極的に配達しましょう
*代理レスは正確にコピペしましょう
総合で、VIPへスレ立て代理をする時同様、事前に一声かけると親切です
誤爆しないように心がけましょう
○頼む場合の諸注意
*代理を頼めるのは
・乙や保守
・投下中規制などでの連絡や誘導
・総合への絵代理投下
・その他安価付きレス
*支援は配達員の時間を制限してしまうので、頼むのは控えましょう
代わりに、短い感想などのコメントをつけた乙運んでもらうと作者に気持ちが伝わります
*また、頼む時は出来る限り下のテンプレを使いましょう
【代理先スレURL】
【名前欄】
【メール欄】
【本文】↓
テンプレは以上です
乙ー
まずテンプレ乙
それと
>>1、あの状況なら納得できる行動でしたし、結果的には良かったと思います
乙、一緒に楽しみましょう
14 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 01:32:17 発信元:220.100.67.196
おつー
前スレ埋まったね
この祭り
作品もいくつか投下されたが
何かが足りない
ギャグ成分が足りないんだよー!!
てな感じでのんびり投下
16 :
川 ゚ -゚)素直ナースのようです:2010/11/21(日) 01:38:53 発信元:219.125.145.43
とある病院内
川 ゚ -゚)「本日も普通の朝がやってきた」
川 ゚ -゚)「今日も一日、患者の為という建前で」
川 ゚ -゚)「雀の涙程の給料を稼ぐべく」
川 ゚ -゚)「看護師という、実に大変な仕事をこなすのであった」
川 ゚ -゚)「by素直クール」
( ・∀・)「素直くん、仕事しなさい」
川 ゚ -゚)「あ、はい、すいません院長」
case1 外来患者
( ^ω^)「ふぅ、やっと病院に着いた」
川 ゚ -゚)「こんにちは」
( ^ω^)「こんにちは」
川 ゚ -゚)「本日が初めての来院ですか?」
( ^ω^)「はい」
川 ゚ -゚)「では、こちらを書き込みの上、体温を計って下さい」
( ^ω^) カキコミカキコミ
( ^ω^) ピピッ
( ^ω^) 38度5分
川 ゚ -゚)「結構高いですね……」
( ^ω^)「結構辛いんです、顔的には一切伝わりませんが」
川 ゚ -゚)「えー、では」
川 ゚ -゚)ノ「素直チェンジ!」
川 ゚ -゚)
ノハ ゚ -゚) パッ
ノパ听) ドカーン
ノパ听)「素直ヒート!」
( ^ω^)「目の前の現象が現実なのか、熱にうなされてるのか判断が難しい」
がんばれー
しえんしえん
ノパ听)「大丈夫か!?」
( ^ω^)「大丈夫じゃないから病院に来てるんです」
ノパ听)「それもそうだな!」
( ^ω^)「……あの」
ノパ听)「なんだ!?」
( ^ω^)「頭に響くので、大きな声は止めてほしいなと」
ノパ听)「把握した!」
( ^ω^)「いや、だからさ」
ノパ听)「何かあったのか!?」
( ^ω^)「……いえ、何もないです」
( ^ω^)「……あれ?」
ノパ听)「今度はなんだ!?」
( ^ω^)「熱が引いた気がする」
ノパ听)「それは多分私のせいだ!」
( ^ω^)「Why?」
ノパ听)「私は熱血だからな! 周りから熱を貰ってるんだ!」
( ^ω^)「ああ、なーるほ……」
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)「いや、それすごくね?」
23 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 01:48:56 発信元:220.100.64.6
ヒーたんナースハァハァ……
ノパ听)「あっ、周りの熱が無くなってく……」
ノパ听)
ノハ ゚ -゚) パッ
川 ゚ -゚) ババーン
川 ゚ -゚)「もう大丈夫ですか?」
( ^ω^)「えっ……はぁ……」
川 ゚ -゚)「お大事にどうぞ」
( ・∀・)「素直くん、患者さんはまだかい」
川 ゚ -゚)「もう帰られましたよ」
( ・∀・)
ナースが治しちゃったww
case2 入院患者
川 ゚ -゚)「はーい、お早うございまーす」
('A`)「あ、どうも」
川 ゚ -゚)「昨日からの入院ですよね」
('A`)「はい、そうです」
川 ゚ -゚)「何かありましたら、ナースコールで呼び出して下さい」
('A`)「あ、ちょっと待って」
川 ゚ -゚)「はい?」
('∀`)「ねえ看護師さん、今何色のパンツ履いてるの?」
川 ゚ -゚)
('∀`)「ねぇ教えてよ、減るもんじゃないしさ」
川 ゚ -゚)
廊下
川 ゚ -゚)「院長、この患者さん点滴ですよね」
( ・∀・)「ああ、そうだね」
川 ゚ -゚)「それでは今から私がしておきます」
( ・∀・)「頼んだよ」
川 ゚ -゚)「はい、お任せ下さい」
川 ゚ -゚)「えー、では」
川 ゚ -゚)ノ「素直チェンジ!」
川 ゚ -゚)
川*゚ -゚) パッ
川*゚ー゚) パッ
o川*゚ー゚)o ピョーン
o川*゚ー゚)o「素直キュート!」
しえん
o川*゚ー゚)o「ドクオさーん、点滴射ちますよー」
('∀`)「あ、はい! 是非!」
o川* ー )o「では……そぉぃ!」
ブスッ
(゚A゚)「ギャー!」
o川*゚ー゚)o「あれ? キューちゃん間違えたかな?」
o川*>ー<)o「ドジッ子キューちゃん、どんまい!」
<ブスッ
<ギャー
<アレ? コレハドウミャクカナ?
<ブスッ
<アッー
<アレ? ココハオシリカナ?
患部がふえたよ!
o川*゚ー゚)o「ふぅ、すっきりした」
o川*゚ー゚)o
川*゚ー゚) パッ
川*゚ -゚) パッ
川 ゚ -゚) ババーン
川 ゚ -゚)「では、失礼します」
( A )
( ・∀・)「ドクオさー……」
( ・∀・)
( ・∀・)「私は何も見てない、異常無いね」
case3 外来患者?
(‘_L’)「ういーす」
川 ゚ -゚)「こんにちは」
(‘_L’)「俺さー、頭痛いんだよね、頭」
川 ゚ -゚)「ではこちらに書き込んで下さい」
(‘_L’)「いやさー、俺昨日三時間しか寝てなくてさー」
川 ゚ -゚)「はぁ」
(‘_L’)「すっげー頭痛いんだよねー」
川 ゚ -゚)「悪いの間違えでは?」
(‘_L’)「つー訳で俺一番に診て欲しいんだよね、わかる?」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「少々お待ち下さい」
川 ゚ -゚)「えー、では」
支援
川 ゚ -゚)ノ「素直チェンジ!」
川 ゚ -゚)
lw ゚ -゚) パッ
lw´゚ -゚) パッ
lw´‐ _‐) パッ
lw´‐ _‐ノ パッ
lw´‐ _‐ノv ブイッ
lw´‐ _‐ノv「素直シュール」
lw´‐ _‐ノv「では、もう一度聞こうか」
(‘_L’)「ほんとマジで昨日睡眠時間三時間でさー」
lw´‐ _‐ノv「夜は何してたの?」
(‘_L’)「……勉強だよ勉強」
lw´‐ _‐ノv「保健体育の?」
(;‘_L’) ギクッ
lw´‐ _‐ノv「あのさ、お前がエロゲやってる間、私は働いてたわけ」
lw´‐ _‐ノv「そりゃお前はニートだから親を頼れば良いけど、私は一人暮らしだから働かなきゃいけないの」
lw´‐ _‐ノv「んで少しでも今日楽をしようと、昨日寝たのは二時間」
(‘_L’)「ちょっと痛み引いてきたんで、帰ります」
マァ、マテヨ ガシッ
lw´‐ _‐ノvっ(;‘_L’)
支援
支援!
三十分後
lw´‐ _‐ノv「――わかった? この私の苦労」
( ゚_L゚ ) ボー
lw´‐ _‐ノv
( ゚_L゚ ) ボー
lw´‐ _‐ノv「おい」
Σ(‘_L’) ハッ
(‘_L’) 「あ、はい、とてもすごく――なんでしたっけ?」
lw´‐ _‐ノv「……わかってなさそうだから、今度は今の私がある理由を教えてやろう」
/(‘_L’)\
支援
支援
さらに一時間後
lw´‐ _‐ノv「――というわけで、今の私は米なんだよ」
lw´‐ _‐ノv「つまり、Life is rice. おk?」
( _L ) アァナルホド、トテモサンコウニナリマシタ
lw´‐ _‐ノv「何か聞きたいことはある?」
( _L ) イエ、ナニモシツモンハアリマセン
lw´‐ _‐ノv「ふむ、では帰ってよし」
( _L ) シツレイイタシマシタ
lw´‐ _‐ノv「おっ、もうこんな時間か」
lw´‐ _‐ノv
(中略)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「今日の仕事はここまでかな」
( ・∀・)「今日も患者さん来なかったな……」
case4 自分
川 ゚ -゚)「ふぅ、今日もやっと終わりか」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「誰もいないのか」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「えー、では」
お?
川 ゚ -゚)「素直チェンジ!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ 々゚) クルゥーン
川 ゚ 々゚)「素直クルゥ!」
一瞬で変身完了www
川 ゚ 々゚)「あひゃ?」
川 ゚ 々゚)「あひゃあひゃ」
川 ゚ 々゚)「あひゃあひゃあひゃ」
川 ゚ 々゚)「あひゃひゃひゃひゃひゃゲホッゲホッ」
( ・∀・)「おーい、素直くん」
川 ゚ 々゚)「ゲヒャッ?」
( ・∀・)
川 ゚ 々゚)
( ・∀・)「救急車呼ぼうか?」
川 ゚ -゚)「いえ、もう結構です」
( ・∀・)「ああ、そう……」
川 ゚ -゚)「私はもう帰りますが、院長は?」
( ・∀・)「ここで普通の反応ってすごいね、きみ」
ゲヒャ
last case 院長
川 ゚ -゚)「で、院長はどうかしたんですか?」
( ・∀・)「いや、さっきからちょっと熱っぽくてね」
川 ゚ -゚)「医者の不養生ですか」
( ・∀・)「そう言われると返す言葉が無いな……」
川 ゚ -゚)「私に何か?」
( ・∀・)「素直ヒートになって熱を下げてくれないか?」
川 ゚ -゚)「正直面d……いえ、わかりました」
川 ゚ -゚)「えー、では」
ゲヒェヒェ
ゲボハハハ
川 ゚ -゚)ノ「素直チェンジ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚) ババーン
川 ゚ -゚)「素直クール」
( ・∀・)「……あれ?」
( ・∀・)「……ヒートじゃないの?」
川 ゚ -゚)「すいません、MPが足りないみたいです」
( ・∀・)「その変身は魔法なんだ」
川 ゚ -゚)「HPも残り僅かなので、自分の家で回復してきます」
( ・∀・)「いや、ちょっと待ちたまえ」
川 ゚ -゚)「それでは失礼します」
( ・∀・)「君は目の前にいる患者を、見捨てるというのかね!?」
川 ゚ -゚)「はい」
(;・∀・)「えっちょっ……即答は予想外だわ……」
さるったん?
自分で治そうや先生
ああ、違ったか
支援支援
川 ゚ -゚)「そもそも私がナースになった理由話しましたっけ?」
(;・∀・)「いや、聞いてないな」
川 ゚ -゚)「上から読んでも、下から読んでも素直ナースだからです」
(;・∀・)「……そんな理由?」
川 ゚ -゚)「はい」
川 ゚ -゚)「だから金を払わない患者なんて虫、いや、面倒だからカスです」
川 ゚ -゚)「わかったか? カス」
(;・∀・)「いや、ちゃんとお金は払うから……」
川 ゚ -゚)ノ「眠いんで。じゃ、お疲れっしたー」
川 ゚ -゚)素直ナースのようです 終
しーえん
乙!
支援多くてさるらないっていいな
質問その他あったら適当にどうぞ
乙!
62 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 02:36:19 発信元:220.100.64.6
おつーん
そんな理由かよww
乙ー
テンポ良くてよかったよ
66 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 10:10:47 発信元:118.243.224.185
|
|・∀・)ジー……
⊂ ノ
|
|
|彡サッ
|彡
|
間に合うか、間に合わないかじゃないんだ
間に合わせるんだ
てことでお題くれると嬉しいな
今回の祭りに纏めってあるの?
73 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 15:00:23 発信元:219.125.145.24
まとめてあるといいなぁ
帰ったら投下しよう
74 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 15:11:23 発信元:220.52.130.138
ブーンかドクオかまたはブーンとドクオで絵題ください
76 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 15:27:05 発信元:220.52.130.138
>>75 把握
まだまだだ!オラにお題を分けてくれ!
77 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 15:31:15 発信元:121.119.213.65
ちょっとズレた気がするが気にしない
83 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 18:13:32 発信元:121.119.213.65
かわいすぎる
SFっぽいお題下さい
86 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 18:37:51 発信元:118.243.224.185
88 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 18:42:13 発信元:119.245.203.2
おおう…アンカミスった
とにかく把握
乙
前にも自分がしてた時はスレ立て依頼、宣伝は抜いてた
じゃあ作る人の裁量で良いのかな、次の人に頑張ってもらおう
よし、投下するっスよ
(゚、゚トソン「敵が現れました! 場所はVIP山の麓です」
( ゚д゚ )「よし、バトルロボ、出動だ!」
ノパ听)「バトル1、出るぞぉぉぉぉ!」
(,,゚Д゚)「バトル2、行くぜ」 ( ・∀・)「バトル3、行こうか」
_
( ゚∀゚)「バトル4、行っくぜー!」 ( ´∀`)「バトル5、出るモナ」
( ><)「バトル6、発進するんです!」 (`・ω・´)「バトル7、発進だ」
( ゚∋゚)「……バトル8、問題ない」 ( ∵)「……」
( ^ω^)「バトル10、出るお」 ( ∴)「……」
( ^ω^)「……」
( ^ω^)「数多すぎね?」
( ^ω^)ブーンは合体ロボに乗り込むようです
支援
_
( ゚∀゚)「よーし、終わった終わった」
( ´∀`)「みんなお疲れモナー」
( ><)「お疲れ様なんです」
( ^ω^)「……」
(,,^Д^)「いやー、今日は手強い相手だったなー」
( ・∀・)「フッ、あの程度の敵、僕にかかればなんてことはなかったけどね」
(,,゚Д゚)「何言ってやがる、あそこでバトルヒート・フックが決まらないとヤバイとこだったじゃねえか」
( ・∀・)「ハッ、あれが外れた所で、まだバトルヒート・ブレードを温存してたからどうって事はないさ」
(`・ω・´)「まあまあ、その位にしとけ」
(`・ω・´)「俺達は地球を守る合体ロボ・バトルヒートのパイロットなんだ。仲間同士でケンカなんかしてる暇はない」
( ^ω^)「……」
_
( ゚∀゚)「お、シャキンのおっさんの説教が始まったぞ」
( ´∀`)「年寄りは話が長いから嫌モナ」
(`・ω・´)「おい、コラ、俺はまだ三十代だ。年寄り扱いすんじゃねーぞ?」
( ><)「十代の僕から見たら十分におっさんなんです」
(`^ω^´)「ほほう、小便垂れのガキが言う様になったじゃねえか」
(;><)「しょ、小便なんて漏らさないんです!」
( ・∀・)「漏らさないようにオムツしてるからな」
_
( ^∀^)(,,^Д^)( ^∀^)(`^ω^´)( ^∀^)「ハッハッハッハッハ」
(;><)「オ、オムツなんかしてないんです!」
( ^ω^)「……」
( ゚∋゚)「……お前達……その辺でな。……そろそろ帰って休め」
_
( ゚∀゚)「おっと、クックルの言う通りだな」
( ・∀・)「戦士には休息が必要、だろ?」
( ゚∋゚)" コクッ
(`・ω・´)「よし、じゃあ帰るか。ギコ、一杯引っ掛けてくか?」
_
( ゚∀゚)「おっさんの奢り?」
(`・ω・´)「おっさん言うな。大体お前には言ってねえよ。……まあ、来たいなら来い。奢らんが」
(,,゚Д゚)「んじゃ、行こうか、おっさん」
(`・ω・´)「うるせえ、お前もすぐにそう呼ばれるようになる年だろうが」
( ´∀`)「それじゃあ、僕も行くモナ。モララーはどうするモナ」
( ・∀・)「お誘いはありがたいが、基本的に僕は女性からのお誘いしかお受け出来ないんでね」
_
( ゚∀゚)「スカしやがって、この顔だけ男。もげろ」
( ^ω^)「……」
( ><)「僕も行きたいんです」
(`・ω・´)「ビロードにはまだ早いな。早く家に帰って、かわいい彼女に顔でも見せに行ってやれ」
(,,゚Д゚)「え、このガキ彼女いんの?」
( ´∀`)「マジで? それどこ情報? リア充爆発しろ」
(;><)「あうあう、それは内緒だって言ったんです!」
(`^ω^´)9m「あれ? そうだっけ? おっさん年寄りだから最近物忘れが激しくてね」
(;><)「絶対ワザとなんです!」
_
( ゚∀゚)「まあ、ガキはガキ同士乳繰り合ってろっつー事で、大人は大人の時間を楽しみに行きますか」
(,,゚Д゚)「おう、行くべ行くべ」
( ^ω^)「……」
( ´∀`)「あ、ブーンはどうするモナ? 一緒に……」
( ^ω^)「ちょっと待ってくれお」
アァーーンチモンキィーーーシエンッ!!
(,,゚Д゚)「ん? どうした、ブーン?」
( ^ω^)「みんなはおかしいと思わないのかお?」
_
( ゚∀゚)「何がだ?」
( ^ω^)「俺達の事だお」
(`・ω・´)「うん? 俺達がの何がだ?」
( ´∀`)「僕達は地球を守る合体ロボ・バトルヒートのパイロット。どこもおかしい所はないモナ」
( ^ω^)「いや、いくら合体ロボのパイロットっていっても、数多すぎないかお?」
(,,゚Д゚)「そうか? 普通じゃね?」
( ゚∋゚)「……一般的な合体ロボに比べると……若干多いのは確かだ」
_
( ゚∀゚)「そうなのか? 知らなかったぜ」
( ・∀・)「一般的には三体から六体ぐらいが多いかな」
(`・ω・´)「しかし、多いのもあるんだろ?」
( ・∀・)「あるね。十体とか二十体とか。多いのだと三十体以上」
(;><)「三十!? そんなに多いのがいるんですか?」
( ゚∋゚)「昔……三十五身合体ゴッドネロスというのがいてだな……」
(,,^Д^)「何だ、だったら問題ないじゃねえか」
( ^ω^)「問題大有りだお」
( ^ω^)「みんな、自分の担当を言ってみろお」
(`・ω・´)「担当? そうだな、まずはヒートが乗るバトル1、これはおいといて」
支援レス
(,,゚Д゚)「バトル2、バトルヒートの右足の親指担当だ」
( ・∀・)「バトル3、バトルヒートの右足の人差し指担当だね」
_
( ゚∀゚)「バトル4、バトルヒートの右足の中指担当、センターポジションだぜ」
( ´∀`)「バトル5、バトルヒートの右足の薬指担当モナ」
( ><)「バトル6、バトルヒートの右足の小指担当なんです」
(`・ω・´)「バトル7、バトルヒートの左足の親指担当だ」
( ゚∋゚)「……バトル8、バトルヒートの左足の人差し指担当」
( ^ω^)「それでバトル9、10、11、( ∵)が左足の中指、僕が左足の薬指、( ∴)が左足の小指担当だお」
(`・ω・´)「そして残りはヒートのバトル1が担当する」
(,,゚Д゚)「そんなことは今更確認するまでもなくわかっている事だ」
( ´∀`)「どこかおかしい所はあるモナ?」
( ^ω^)「大有りだお!」
104 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:05:22 発信元:116.94.227.204
35…凄まじい数だな…
( ^ω^)「俺達十人全員で足の指、残りはヒートが一人で担当してるんだお?」
_
( ゚∀゚)「ああ、それがどうした?」
( ^ω^)「どうしたもこうしたも……」
( ^ω^)「ぶっちゃけ、俺らいらなくね?」
_
──── (,,゚Д゚)( ・∀・)( ゚∀゚)( ´∀`)( ><)(`・ω・´)( ゚∋゚) ────
支援www
wwwwwwwww
(,,゚Д゚)「……え?」
_
( ゚∀゚)「……は?」
┐( -∀-)┌「フッ……」
( ´∀`)ノシ「……いやいやいや」
( ^ω^)「いや、なんだよ、それはないって反応は」
(`・ω・´)「……ブーン、君はまだ若い」
(`-ω-´)「若い故に時に、自分一人で全て出来てしまうと己の力を過信してしまいがちになる事もあるだろう」
( ^ω^)「そういう話じゃねえよ」
( ^ω^)「左足の薬指だけで何でも出来るなんて思っちゃいねーよ」
( ^ω^)「そもそも何が出来るんだよ、薬指」
( ^ω^)「あってもなくても大して影響ねーだろ」
( ゚∋゚)「いや……それはない……一見無駄に見えても、どんなものにも必ず与えられた役割という物が存在する」
( ^ω^)「無駄に見えてんじゃねーか」
(;><)「こ、小指もそんなに変わらないから気を落とさないで欲しいんです!」
( ^ω^)「小指はタンスの角にぶつけたらいてえって特徴あんじゃねーか」
(;,,゚Д゚)「く、薬指がないと婚約指輪が着けられないじゃないか!」
( ^ω^)「そりゃ手の薬指だろうが。どこの馬鹿が足の薬指に婚約指輪着けるんだよ」
( ^ω^)「ほら見ろ、必要ねーだろが」
( ・∀・)「まあ、待ちなよ。そう簡単に自分が無価値だなんて決め付けて、卑下するもんじゃない」
(`・ω・´)「それも若さ故か……」
( ^ω^)「俺だけじゃなくて、全員無価値だって言ってんだよ」
_
( ゚∀゚)「おいおい、ブーンよ、それは言い過ぎってもんだぜ?」
( ^ω^)「じゃあ、僕らの戦闘での役割言ってみろお」
(,,゚Д゚)「そうだな、まず敵が現れたら各自バトルロボに乗り込む」
( ^ω^)「パッと見、軽トラのバトルロボな」
( ・∀・)「そして攻撃をかわしつつ敵へ向かう」
( ^ω^)「武装ついてないからな」
_
( ゚∀゚)「んで、こっからが俺達の最大の腕の見せ場」
( ´∀`)「敵の攻撃を時にかわし、時に当たらないように祈りながら横一列に並ぶ」
( ><)「隣との車間距離が大事なんです」
( ^ω^)「しょっぼい見せ場だな」
支援
112 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:13:45 発信元:116.94.227.204
ブーンwww
笑いが止まらんwwwなんだこれwww
(`・ω・´)「そのままバトル1の到着まで待機。到着次第合体だ」
( ^ω^)「……で、合体した後は」
( ゚∋゚)「皆の力を一つにし……敵を打ち倒す」
( ^ω^)「……前から聞きたかったんだけど、合体した後、みんなは中で何やってるんだお?」
(,,゚Д゚)「テトリス」
( ・∀・)「読書」
_
( ゚∀゚)「テトリス」
( ´∀`)「コラムス」
( ><)「テトリス」
(`・ω・´)「バトルヒートの勝利を願って祈ってる」
( ゚∋゚)「……テトリス」
( ^ω^)「俺らいらねーよな? つーか、テトリス大人気だな」
(;`・ω・´)「いや、いるだろ! 俺達だってちゃんと勝利の為には必要な……」
( ^ω^)「祈ってるだけじゃねーか」
. _
(;゚∀゚)「見せ場だって、ちゃんと……」
( ^ω^)「どうせ戦わねーなら、最初から合体して出ろよ」
( ゚∋゚)「……一見無駄に見えても、どんなものにも必ず与えられた役割という物が存在する」
( ^ω^)「偉そうなこと言いながら、お前もテトリスやってんじゃねーか。明らかに暇つぶしだろ」
(;´∀`)「万が一の場合に備えて……」
( ^ω^)「何でお前一人だけゲームギア持ち込んでんだよ」
( ^ω^)「な? 俺らいらねーだろ?」
116 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:17:25 発信元:116.94.227.204
しかし指ってすっげぇ揺れそうな場所だよな…
117 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:18:27 発信元:61.214.35.225
支援
腕パーツよりマシじゃない?
(;,,゚Д゚)「そ、そんなことはない、俺達だってちゃんと役立ってるんだ」
( ^ω^)「普通、合体ロボっつったら、頭とか体とか手とか足とかに分かれるんだよ」
( ^ω^)「それが何だよ、足の指って?」
( ^ω^)「どう役立てと」
. _
(;゚∀゚)「お、俺達が乗り込むことでバトルヒートの攻撃に魂が篭るんだよ!」
( ^ω^)「なら、バトルヒートの得意技言ってみろよ」
( ´∀`)「岩も砕くバトルヒート・フック」
( ><)「闇をも斬り裂くバトルヒート・ブレード」
(`・ω・´)「そして魂を込めた究極の一撃バトルヒート・パチキ」
( ^ω^)「一個も足使ってねーよ」
支援
( ・∀・)「まあ、待ちたまえ。何でもかんでもいらないと決め付けるのは早計過ぎるんじゃないかな?」
( ^ω^)「早計も何も、最初からわかってたようなものじゃねえか」
( ・∀・)「合体ロボというのは、構造上、どうしても結合部の装甲が弱くなる」
( ・∀・)「それを見越して、狙われ辛い足の指にしたとも考えられる」
( ^ω^)「だったら無理に合体ロボにする必要ねーだろ」
( ・∀・)「きっと我々十人が集められた事には、何かしら理由があるに違いない」
( ^ω^)「前から言いたかったんだけどさ、俺ら十人じゃないからな?」
( ゚∋゚)「……それはどういう意味だ?」
( ∵)( ^ω^)( ∴)「こいつら、人じゃなくてただのボーリング玉だから」
. _
(;゚∀゚)「な……何だと……?」
( ^ω^)「ボーリング玉にツナギくっつけて、毎回俺がこうやって左右に抱えて、バトルロボから出し入れしてるから」
( ^ω^)「つーか、何で誰も気付かねーんだよ。明らかに不自然だろ」
(;`・ω・´)「お、俺達の中で一、二を争う操縦技術を持つビコーズとゼアフォーがボーリング玉だったなんて……」
( ^ω^)「自動操縦だお。つーかこいつらが一番ならもう、全員自動操縦でいいだろ」
(;,,゚Д゚)「ま、待つんだ。まだ俺らがいらないだと決め付けるのは……」
( ^ω^)「これだけ言ってもまだわからないのかお?」
( ^ω^)「だったら決定的な証拠を見せてやるお」
(;´∀`)「決定的な証拠? そ、それは何だモナ?」
( ^ω^)「ビロード、バトルロボが合体したロボットの名前は何だったかお?」
( ><)「超絶熱血無敵ロボ・バトルヒートなんです!」
( ^ω^)「じゃあ、バトル1のパイロットの名前は?」
( ><)「熱血女子高生・ヒートちゃんなんです!」
123 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:26:05 発信元:116.94.227.204
ボーリングwww
( ^ω^)「イグザクトリー」
( ^ω^)「そしてこれが意味する所は……
(;`・ω・´)「バトルヒート……」
. _
(;゚∀゚)「ヒート……」
(;,,゚Д゚)「!」
( ^ω^)「そう、みんなもう気付いたおね」
( ^ω^)「超絶熱血無敵ロボ・バトルヒートはその名の通り、ヒートが乗る為に作られたロボなんだお!」
_
──── (,,゚Д゚)( ・∀・)( ゚∀゚)( ´∀`)( ><)(`・ω・´)( ゚∋゚) ────
(` ω ´)「……そんな……俺たちは……」
(,, Д )「……でも、薄々は気付いてたんだ」
( ∀ )「……何だよ、足の指って」
( ∀ )「……いくらやっつけでも、機銃の一つ位付けろよ」
( ∋ )「……いい加減……テトリス以外も支給しろよ」
_
( ∀ )「……最近、食堂のメニューが同じもの繰り返しなんだよ」
( )「……ピーマンばっかりは嫌なんです」
( ^ω^)「みんな……」
( ω )「ごめんお、俺だって本当はこんなこと言いたくなかったんだ」
( ω )「でも、二十回目の出撃の時、俺がビコーズとゼアフォー、間違って逆にバトルロボに乗せたのに……」
( ω )「誰一人として気付かなかったんだお」
( ω )「その時から俺の中に、ある疑問が湧きあがったんだお」
( ω )「俺達、いなくていいんじゃないか、という疑問が」
(,, Д )「ブーン……」
( ω )「本当は、こんな疑問、すぐに忘れたかったお」
( ω )「忘れてしまえば、これまで通り皆と共に戦える」
( ω )「でも、もし本当に俺達が必要なかったら、俺達はもう一緒には戦えないかもしれない」
( ∀ )「ブーン……」
( ω )「だから、俺は必死に忘れようとしたお」
( ω )「でも、決して疑問が頭から離れることは無かったお」
( ω )「ごめんお、みんな。俺が……俺がこんな疑問を抱いたばっかりに……みんなにまでこんな思いを……」
(`・ω・´)「それは仕方ないことさ」
( ω )「お?」
ビコゼアずっと黙ってると思ったらwwwwww
しえん
なんという…
支援
130 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:32:01 発信元:61.214.35.225
支援
(`・ω・´)「俺達が、如何に必要とされてなくったとしても、俺達は正義の味方なんだから」
(`^ω^´)「間違ったことは、そのままにしておけないだろ?」
( ^ω^)「シャキン……」
(,,゚Д゚)「まあ、そういうことだな」
( ゚∋゚)「過ちは正す……それが俺達の役目だ……」
( ^ω^)「ギコ、クックル……」
_
( ゚∀゚)「お前も一人で抱え込まずに、さっさと俺達に話せよ」
( ・∀・)「僕らは仲間だろ、違うかい?」
( ´∀`)「もっと早く話してくれれば、そのボーリング玉1つ持ってあげたモナ」
( ><)「僕がもう1つを持つんです!」
( ^ω^)「みんな……」
(`^ω^´)「よし、ブーン! 飲みに行くぞ! 今日は俺の奢りだ!」
( ^ω^)「えっ……でも……」
(`・ω・´)「この件は明日、俺が指令に直接聞いて来てやる。年長者の責任としてな」
( ^ω^)「シャキン……」
(,,^Д^)「よっしゃ、行くぜ、ブーン! シャキンの財布スッカラカンにしてやろうぜ!」
( ・∀・)「んじゃ、僕も行くとするかね」
_
( ゚∀゚)「お? てめえは女性から誘いしか受けないんじゃなかったっけ?」
( -∀-)「フッ……たまにはこういうのもいいさ」
( ´∀`)「だったら、ビロードも来いモナ」
( ><)「ぼ、僕も行っていいんですか?」
( ゚∋゚)「……時にはこういうのも良い……だろ?」
( ・∀・)「そういうことだね。ビロードには僕が綺麗な酒の飲み方というのを教えてあげよう」
( ・∀・)「ああいう下品な大人にならないようにね」
(,,^Д^)「おう、モララー、聞こえたぞ? 今日こそてめえを酔い潰してやんよ」
( ・∀・)「やれやれ、スマートじゃないのは勘弁願いたいんだがね」
( ^ω^)「みんな……」
_
( ゚∀゚)「お前も行くよな、ブーン?」
( ^ω^)" コクッ
( ^ω^)「勿論だお!」
( ´∀`)「よし、折角だからビコーズとゼアフォーも連れて行くモナ!」
\ よ ー し ! 飲 み に 行 く ぞ ー ! /
_
( ^ω^)(,,^Д^)( ^∀^)( ^∀^)( ∵)( ^∀^)( ∴)( ^^)(`^ω^´)( ^∋^)
〜 翌日 〜
(`・ω・´)「例の件、司令に聞いて来たよ」
_
( ゚∀゚)「で、どういう理由だったんだ?」
(`・ω・´)「それはだな……」
(;^ω^) ゴクリ……
(`・ω・´)「( ゚д゚ )『税金対策だ』……だって」
_
──── (,,゚Д゚)( ・∀・)( ゚∀゚)( ´∀`)( ^ω^)( ><)( ゚∋゚) ────
( ^ω^)「……はい?」
(`・ω・´)「いや、何かね、ロボットのパイロットて、一人で乗るのと複数で乗るのでだいぶ税金が違うんだって」
(`・ω・´)「9人以上だと、なんでも全体の税金が半分以下になるとか」
( ^ω^)「へー……」
wwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
まぁ、税金対策でってのはよくある話だな
(`・ω・´)「あ、でもそれだけじゃないみたい」
(`・ω・´)「何でも、( ゚д゚ )『雇用促進も兼ねている』……って言ってた」
(`・ω・´)「ほら、最近不況で失業者が増えてるじゃん? だから、減らした税金分を雇用に充てられて一石二鳥だって」
( ^ω^)「ふーん……」
( ^ω^)「……まあ、でも」
\ そ れ な ら 仕 方 な い な 国 家 政 策 だ し /
_
(,,゚Д゚)( ・∀・)( ゚∀゚)( ´∀`)( ^ω^)( ><)(`・ω・´)( ゚∋゚)
\ 今 日 も が ん ば っ て 働 く ぞ ー /
_
(,,^Д^)( ^∀^)( ^∀^)( ^∀^)( ^ω^)( ^^)(`^ω^´)( ^∋^)
( ^ω^)ブーンは合体ロボに乗り込むようです おしまい
最後でさるりやがった。
ちょっと長くなったけど、以上でした。
支援とかどうもです。
シベリア復活祭を引き続き楽しみましょう。
乙乙
乙!
乙!面白かった
変なところがやたらにリアルな話だったな
142 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:47:01 発信元:116.94.227.204
ワロタwww乙!
乙!
なにこれ面白い
乙だ
次は自分が投下してもよろしいか?
145 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 20:58:04 発信元:61.119.157.121
乙!
腹痛かったww
闇夜に、雪が舞い散る。
黒と銀の世界を貫いて、三本の赤い光が空を貫く。
魔法の光だった。
展開した魔法部隊が攻撃を開始したのだ。
時間が凍ったかのような空気に、細氷が煌めいて消える。
二つの国の存亡が、この戦いにかかっていた。
躊躇う事は出来なかった。
吹雪の夜に奇襲という手段をとる。
( ^ω^)「……全員、構え」
ホライゾンの若き国王、名をブーン。
いまだ未開と呼ばれるホライゾンの地の、実直な若者であった。
防寒具と防具を両立させた毛皮の鎧が雪の中に揺れている。
彼は強く、右手の剣を握りしめた。
雪の中で長弓は満足に使えぬ。先手は魔法兵達でとった。
現在、敵陣は僅かに隙が生まれている。
迷いはあった。
皆を危険にさらすことになる。
ブーンは戦も喧嘩も大嫌いな男だ。
しかし、剣を取った。自らの故郷を守る為に。
多くの仲間が死に、今をして多くの仲間が戦っている。
ゆえに迷っても躊躇わない。
( ^ω^)「……突撃」
凍る世界に、ホライゾン王の号令が下った。
兵士たちが咆哮をあげ、雪を斬り裂いて、走り出した。
ξ゚听)ξ「これで終わるね」
ブーンの妻である、王妃ツンが小さく言う。
自分達には今の戦を最後に平和が訪れる。
そう、信じていた。
二人の出会いは、ずっと前になる。
生まれた時から共に生きてきた。
ブーンの家系はホライゾンの代表を務めている。
王になったブーンは、ツンを妻に娶った。
人生を共有してきた二人は、それは良い夫婦であった。
ホライゾンに平和な時間が流れる。
しかし、時代の流れは混迷を導く。
屈強なホライゾンの兵達は、知略を持たなかった。
力だけで戦い敗北を重ね、今、何とかブーンの機転により反撃に転じたのだ。
既に兵数は少なくなっていた。
士気の為に、王と王妃が前線に出ねばならぬ程。
確実に敵陣を進むブーン達の前に、一人戻って来た。
('A`)「……ブーン、か」
血まみれで、友が戻って来た。
顔には笑みが浮かんでいる。
('A`)「後、ひと押しだ……ギコも戦って……」
(;^ω^)「もういい、喋るなお。傷にさわるお」
ドクオとも、長い友人である。
だから分かってしまった、彼が死を悟っている事に。
('A`)「……頼む、ぞ……元の、俺達の……国を……」
持ちあがった手が、ゆっくりと落ちた。
また一人散った。
友が死んでも、ブーンは泣く事は出来なかった。
まず王として。そして、死に麻痺して。
( ^ω^)「ツン、ドクオを……」
亡骸を頼もうとしたが、ツンは小さく首を振った。
ここで自分だけが下がる事はしない。
ツンは、そういった強さを持っていた。
戦いの趨勢は傾いていた。
勝利は見えている。
剣を振っていたブーンに、ギコが伝えた。
支援!
(,,゚Д゚)「後は、任せる……俺は……平和を、願って……」
伝えて、息を引き取った。
勝利を目前にした、勇将の最期であった。
ブーンは止まる訳にはいかない。
雪は降り続ける。
夜は明けない。
数多の仲間たちが、友たちが戦いに消えた。
隣で兵士が殺される。
いつの頃からか、悲しみを覚えなくなっていた。
自分の剣が、また一人、敵兵の命を砕く。
見えた。
敵陣に亀裂が走っている。
ブーンは剣を振り上げた。
雪雲に、一瞬の隙間が生まれた。
銀色の月光が剣に宿る。
( ^ω^)「そこだお、進め!」
剣を振り下ろす。
雪が舞い、銀の月明かりが道を指し示した。
刹那、もう月は雪雲に消えている。
153 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 21:19:19 発信元:61.119.157.121
支援
冷たい音が戦場を支配していた。
騒音も血の匂いも、雪が消していくようだった。
何もかも白く元通りに。
心のどこかで、願った。
それが最後の抵抗だった。
隠れていた短弓の敵部隊が、一度だけ奇襲をしかけてきたのだ。
兵士に死亡者はおらず、すぐに殲滅した。
何が、不運を呼んだのか。
王妃ツンの胸を、弓矢が貫いていた。
信じられなかった。
何故、自分を射抜かなかったのか。
(;^ω^)「ツン! しっかりするお!」
大声で、ブーンは妃を抱きかかえた。
あってはならない。
自分より先に、ツンは死ぬ事は。
ツンは、自分に起こった事をすぐに理解した。
そして彼女らしい、強がった様な笑みを浮かべる。
ξ゚听)ξ「……大丈夫」
ブーンは優しい人だ。
ブーンは強い人だ。
ツンは、確信していた。
自分がいなくても、きっと国を導いてくれると。
155 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 21:19:43 発信元:111.86.142.21
支援!
支援
おお…切ない
ここで、自分の一生は終わる。
もうブーンと共に平和な国に生きる事は叶わない。
それだけが、少し悲しかった。
だが口にはしない。
ブーンを悲しませるだけだ。
ξ゚听)ξ「……また作って……平和な、国を……」
昔から意地っ張りだった彼女は、最期にまた強がりを言った。
( ^ω^)「……あぁ」
ツンは、そういう女だ。
だからブーンは答えた。
作って見せる。
約束する。
戦いの終りに、ブーンの古い友人達は消えた。
共に生きてきた妃も消えた。
一人になった。
止まらぬ雪。
動かぬ時間。
どれくらいそうしていただろう。
戦勝の知らせを、兵士が持ってきた。
悪夢が続いているようであった。
景色は白銀に戻り、戦いの後は無い。
反対に、ブーンの傍には誰も戻らなかった。
ブーンは明け方に、雪にまみれて村まで戻った。
戦いに勝ち、ホライゾンの地は守られたのだ。
ブーンの名が歴史に知れるのは、ここからである。
未開の大地より、突如として侵略が始まった。
侵略者の王、ブーン・ホライゾンは大陸の北部を瞬く間に併呑する。
文化国には信じられぬ事であった。
蛮族たちが徒党を組んで自国を侵そうとしているのだ。
戦々恐々とした、硬直状態が続いた。
勿論、ブーンが狙った事だ。
大国同士の睨みあいは、疑似的に戦を停滞させる。
むしろブーンが重視したのは経済体制や福祉の方であった。
確かに、平和な国は作られたのだ。
国の名は、ホライゾン。
友たちが愛した地の名である。
ブーンの没年は知られていない。
自身の死も、状況を変化させると考えて伏せたのだ。
王の記録も残っている。
政治に心を砕いていた事以外はめぼしい情報は無い。
ブーンは一度、雪の降る故郷に戻った。
村の面々は、敬意と親しみをこめて彼を出迎えた。
疲れ切った顔の王は、何故か雪の降る真夜中に村を出た。
気が付けば、雪原の真っただ中に立っている。
若い自分はそこで剣を持って、毛皮の鎧を着て、多くの友に囲まれていた。
戦いが終われば戻ってくるのだ。
平和な毎日が。
『だから、大丈夫』
懐かしい声に振り向くと、やはり雪の中に自分はいる。
老いた体が冷えた。
暗く、だが白く見える景色。
今、悪夢が終わった。
目が覚めた。
そんな気分である。
しえーん
( ^ω^)「……ツン」
長い時間が過ぎた現実で、彼は呟く。
ブーンは明け方に、雪にまみれて村まで戻った。
床に入っても朝には起きた。
夜は開けて、雪も止んでいる。
準備をして首都に戻ろうと外に出たブーンは奇妙な事を口走った。
( ^ω^)「……雪が降ってるお」
支援
しえんぬ
165 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 21:42:32 発信元:219.125.145.23
さるか?頑張れ
支援
しえん!!
投下中のものですが、さるさんです
……ラスト1レスなのに
168 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 21:46:22 発信元:61.119.157.121
がんばれ 超がんばれ
焦ると二重でくらうぞ
じゃあ、支援だ
まあ、遅くとも10時丁度になったら解けるよ
ナメクジくらえっ
支援
支援
支援
支援
現在、ホライゾンの名は地名として残っている。
名以上の意味を多くの者は知らない。
雪の中に消えて行った、多くの者達。
歴史の中に溶けた雪。
伝えられず、残らず。
それでも時間は流れていく。
ホライゾンの地に、雪は降る。
だが、やがて止み、大地に溶ける。
雪に生きた証は無い。
例外が一つある。
ブーンは雪の夜の戦いを生涯忘れる事はなかった。
友たちの遺言どおりの国を作り、平和な時代が流れる。
それでも。
ブーンの心で、あの日の雪が止む事は無かった。
きっと、彼の時間は閉じたのだ。
雪の中を彷徨い、人生の終りに一度だけ僅かな時間、戻ってきた。
そしてすぐに心は雪に閉ざされた。
だからこれは夢の中の話。
歴史に消えた、真冬の夜の夢。
支援
支援
( ^ω^)或る雪国の記憶のようです end
乙です!
しんみりした
180 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 21:56:08 発信元:61.119.157.121
乙!!
乙!
乙
184 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 22:01:00 発信元:61.119.157.121
俺次いってもいいですか?
支援します
乙ー
どんどん行っちゃえー
187 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:06:26 発信元:61.119.157.121
じゃあ、書かせていただきます
そのうちVIPにスレでも立てようと思うので、今回は第一話を投下させていただきます。
では よろしくお願いします
188 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:07:08 発信元:61.119.157.121
六時間目の終わり
支度を済ませ 図書館へ向かう
これからは一生徒であり、一責任者
そう 図書館委員長として
1,図書室 のようです
支援
190 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:15:16 発信元:61.119.157.121
扉を開け、隣接された棚に鞄を置く
他の生徒との兼用で、図書館内に立ち入る際はここで鞄を置いていくことになっている
本棚間の狭い通路を、少しでも余裕をもって通過・すれ違える為の工夫だ
司書さんに挨拶をし、カウンター内の席に着く
今日も図書委員としての仕事が始まる
本の貸し出し・返却は全て、カウンター右にあるパソコンで管理されている
本に貼られたバーコードを読み取って管理していく形だ
(´<_` )「返却お願いします」
( <●><●>)「はい」
バーコードを読み取り、返却を確認する
そのまま本は預かる
後で図書委員が正しい配置へ戻すためだ
( <●><●>)「はい、確認しました」
(´<_` )「どうも」
彼は図書館内でもよく見かけるが、借りていくことは少ない
支援
192 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:19:14 発信元:61.119.157.121
('A`)「貸し出しお願いします」
( <●><●>)「カードはお持ちですか?」
貸し出しは、全生徒に配布してある図書カードで個別に記録される
差し出されたカードのバーコードを読み取り、画面を確認する
( <●><●>)「貸し出し中の『マリアさまが見てる2巻』の返却予定が明後日で
す」
('A`)「さんきゅ」
本のバーコードを読み取り、画面を確認する
( <●><●>)「はい。期限は二週間です」
('A`)「おう。じゃあな」
彼は図書館の常連
学年は一個下だが、この仕事を通じて会話をするようになった
支援
194 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:21:35 発信元:61.119.157.121
( ・∀・)「よう ワカッテマス!」
本を三冊抱えてきた彼は、クラスメイト モララー
陽気で、クラスの中心人物 成績も上位
どこに読書の時間を捻込んでるのか知らないが、500ページくらいの本なら1日で読み切ってしまう
( <●><●>)「返却ですか?」
( ・∀・)「ん。 なぁワカ、なんかオススメの本ない?」
バーコードを読み取りながら、軽く考える
( <●><●>)「…今だったら、この辺が委員会でもピックアップされていますね」
そう言って、近くのテーブルを指さす
「今月のオススメ」と書かれており、貸し出し頻度や季節物、世間の話題などを取り入れつつ毎月選出されている 人気の本達だ
( ・∀・)「流行りに興味はないんだよね」
ばっさりと切り捨てられる 本を返却棚にそっと収め、溜息を吐く
( <●><●>)「なら自分で探せば良いじゃないですか。
ついでに言っておきますと貴方はこの三年で、実に六割近い本を読んでいます。
興味の無さそうなラノベやら絵本、辞典や郷土物を抜けば、殆ど選択肢は残っていません」
195 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:23:13 発信元:61.119.157.121
( ・∀・)「まーじかぁ。なんかねーかなぁ…」
( <●><●>)「いっそ絵本を読破することをお勧めします。
最近の絵本は、風刺から親無しまで、シリアスなものが多いことはわかってます」
( ・∀・)「んなもんここで読み切れちまうよ」
そう言った彼は、カウンターの隣にある絵本棚を物色し始めた
溜息をひとつ吐いて、図書館業務に戻る
気付けば、テーブル席についている生徒がいた
モララーが来るまでは、居なかった
(,,゚Д゚) (゚―゚*)
カップルだろうか
二人で占いの本を開いてはニコニコしている
時々女子の方が奇声をあげて笑っていたので、これ以上テンションが上がるようなら注意に行こう
そこから一番離れた窓際の個人席で本を読んでいる 保健室登校の彼の為にも
(-_-)「………」
支援
支援
198 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:26:45 発信元:61.119.157.121
貸し出し・返却を希望する生徒も途切れたので、今のうちに返却された本を棚に仕舞いに行く
分類番号順に並べ変え、ギリギリ片腕で持てるだけの本を持って棚へ移動する
分類番号、作者名、五十音順、作品番号などに気をつけながら仕舞っていく
「委員長!」
声をかけられる
本が邪魔で姿を見ることは出来ないが、誰かはわかる
( <●><●>)「杉浦ですか。こんにちは」
彼は杉浦ロマネスク
一年の図書委員で、副委員長を勤めている小柄で快活な少年だ
( ФωФ)「お仕事お疲れ様であります。宜しければ我輩、お手伝い致します」
( <●><●>)「気持ちは嬉しいのですが、今日は当番ではありませんよね?」
( ФωФ)「約束時間を守らない友達と待ち合わせをしている故、暇つぶしであります」
( <●><●>)「そうですか… では、お願いします」
支援!
200 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:30:21 発信元:61.119.157.121
そう言うと、彼は嬉しそうにカウンターへと向かっていった
腕の中の本がなくなった頃には、杉浦が返却棚を半分消化してくれていた
また腕いっぱいに本を抱え、棚へ向かう
杉浦は隣の棚の整理をしていた
( <●><●>)「杉浦、そんなに丁寧にしなくても、帰りに私がやりますよ」
( ФωФ)「これも図書委員の務め故、
当番でなくても、此処に居る間はやっていたいのであります。…それに」
杉浦が一旦 言葉を切った。
本を抱え直し、背伸びをしながら高い棚へ本を押し込む
( ФωФ)「…少しでも委員長のお力になれればと」
こっちを向いていないが、彼は猫のような澄んだ瞳をぱちぱちとまばたかせていた
真剣味に満ちている
( <●><●>)「…ありがとうございます、杉浦」
201 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 22:31:29 発信元:220.52.130.138
202 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 22:32:44 発信元:111.89.136.2
ほのぼのいいな。
支援
203 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:32:56 発信元:61.119.157.121
( ФωФ)「いえ。
我輩も、いずれ委員長を目指しております故」
高い棚に苦戦している彼の手から、本を取って押し込んだ
( ФωФ)「あ、かたじけない…」
( <●><●>)「いいんですよ、未来の委員長さん」
微笑んで返す
二人で本を戻していくのは、とても楽しく
また仕事としても効率的だった
返却を終えた頃 丁度杉浦の友達が迎えに来た
杉浦は頭を下げて帰っていった
そういえばモララーはどうなっただろうかと 辺りを見回す
( <○><○>)
支援
いい雰囲気
支援
206 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:35:33 発信元:61.119.157.121
モララーは全ての絵本を積み上げ、凄い勢いで読んで2つの山に振り分けていく
右手にはルーズリーフとペン
何かが書き込まれている
(;<●><●>)「も…モララー…?」
( ・∀・)「…あ、ワカ?すごいぞこれ。当たりだ当たり」
絵本…古い童話が当たりのようだ
隣に心理学、考古学、哲学書、シンボル学辞典も開かれている
もうモララーが何をしているのか わからない
(*・∀・)「すごい!凄いよワカ!!こんなに奥深いなんてっ!!」
あのモララーが興奮している
ちょ、どうしよう…
(;<●><●>)「ていうか、モララー、散らかし過ぎです。
せめて読み切った本は棚に戻していってください」
モララーは、大机を一つ丸々占領していた
( ・∀・)「戻しといてよ委員長」
( <●><●>)「自分でやりなさい」
しえーん
208 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:39:09 発信元:61.119.157.121
カウンター席から見えたモララーは、あの、隅で本を読んでいる彼に声をかけていた
( ・∀・)「お前、暇?」
(-_-;)「ぇ、あ、はい…」
これから脅し・パシリに使おうとするなら止めてやろうと思い、狙撃用のパチンコと消しゴムを用意した
( ・∀・)「俺、三年のモララー。お前、名前は?」
(-_-)「……ひ、ヒッキー…一年です」
( ・∀・)「ヒッキーか。…お前、よく見かけるな」
(-_-;)「えっ」
( ・∀・)「いつも此処にいるだろ」
(-_-;)「…ぁー……はい」
( ・∀・)「本、好きなのか?」
(*-_-)「はい。………物語は、僕を痛くしないから」
視線をそらしてぽつりと呟かれた言葉は、とても重かった
支援
210 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:41:04 発信元:61.119.157.121
どうやら、本の中にしか自分の居場所がないタイプのようだ
(;・∀・)「あー…うん。いいよね。のめり込めるよね。」
(-_-)「先輩は、どんなの読みますか?」
( ・∀・)「僕はねー…」
モララーは案外、彼の話し相手になるかもしれない
双方本の虫だ。このまま意気投合して、彼を外の世界に連れ出してくれればと思う
害はないようなので、パチンコはそっと定位置に隠した
標準装備なんだww
212 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:44:17 発信元:61.119.157.121
( <●><●>)「…さて」
図書委員会 日誌
○月○日 ×曜日 担当 ワカッテマス
貸し出し部数 ○
返却部数 ○
日誌
今日は平均して、返却が多かったようです。
杉浦に感謝
窓際の彼に 本を通じて友達が出来てくれれば、
図書委員としても、私自身としても、嬉しいことだと思います。
しえん
214 :
◆zynqho4iRI :2010/11/21(日) 22:45:50 発信元:61.119.157.121
以上が第一話となります
図書室 のようです
でした。ありがとうございました
乙!!
216 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 22:48:26 発信元:111.86.142.24
乙
ほんわかしてて良かった
乙!ほのぼのイイ!
乙!
そして寝る前に投下させてほしい!
ζ(゚ー゚*ζ「はーい。みんな、お話の時間ですよ」
ボクたちはでれ先生のこえを聞いて、あつまっていく。
こうやって、おはなしを聞くのはひさしぶりだ。
だって、このとしょかんはずーっとしまってたから。
ボクたちはずーっとまってたんだ。こうして、またおはなしを読んでもらえるのを!
むねがドキドキする。
今日はどんなおはなしをしてくれるんだろう。
ボクはおはなしがだい好きだ。
でれ先生のこえで、ボクはそのおはなしのしゅじんこうになれるんだ。
それがとてもうれしくて、ドキドキして、楽しいんだ。
ζ(゚ー゚*ζ「はい。みんな静かになりましたね?」
うん。
だから早く。早くおはなしを聞かせてよ。
ζ(゚ー゚*ζ「今日は短いお話をいくつかしちゃうね」
支援
221 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 22:54:22 発信元:61.119.157.121
支援
( ^ω^)「お。今日は少し雪が降ってるお」
( ФωФ)「ニャー」
( ^ω^)「今日も素敵な日になるといいおね。黒猫さん」
ブーン君はよくお家に遊びにくる黒猫さんとお友達でした。
朝起きたらブーン君はまず黒猫さんにあいさつをします。
彼のためにキャットフードだって家にあります。
( ^ω^)「たーくさん食べるお」
ブーン君は食べるのが大好きなので、黒猫さんにもたくさんご飯をあげました。
けれど、黒猫さんは小食なので、いつも残してしまいます。
( ^ω^)「具合悪いのかお? 病院行くかお?」
( ФωФ)「ニャー」
黒猫さんは首を振ります。
だって、黒猫さんはあのギラギラしている注射が大っ嫌いなのです!
( ^ω^)「そうかお……。でも、本当に具合が悪いなら言ってくれお」
ブーン君は黒猫さんのことを野良だと思っています。
けれど、ブーン君以外は黒猫さんはブーン君の飼い猫だと思っています。
ご飯もあげるし、病院にだって連れて行く。寝るときだってブーン君の家に行くときがあるのですから。
( ^ω^)は猫を飼っているようです
从'ー'从「寒いなー」
こたつもエアコンも壊れてしまったとある冬の日のことです。
渡辺さんは冷たい手をこすりながら窓を見ます。
外には雪が降っていました。
从'ー'从「……雪だるま、作れるかな」
ほんの少ししか積もっていなかったので、小さな小さな雪だるまが一つできただけでした。
从'ー'从「可愛い」
渡辺さんは小さく笑います。
雪だるまも小さく笑ったように見えました。
从'ー'从「あ」
白い白い雪の中を、黒い黒い猫が駆けて行きます。
思わず渡辺さんは猫を追いかけました。
寒いことなんて忘れて、ただただ走りました。
体がぽかぽかしてきたころ、猫を見失ってしまいました。
从'ー'从「ちぇっ」
少しだけ寂しくなってしまいました。
けれど体は温かくなりました。空を見上げると、まだまだ雪は降っています。
从'ー'从と白い雪のようです
朝からパン屋さんは大忙しです。
一生懸命心をこめて、パンを焼いていきます。
お店の中はいい匂いでいっぱいです。
( ´∀`)「今日もたくさん売れるといいモナ」
モナーさんはパンを作るのが大好きでした。
でも、嬉しそうにパンを買っていくお客さんを見るのが一番好きでした。
だから今日もパンを焼きます。
それをお店に並べていきます。
( ´∀`)「モナ。元気な女の子モナ」
お店の中から元気な女の子が見えました。
白い雪の中を駆ける女の子を見ていると、不思議と元気になりました。
( ´∀`)「……今日は雪モナね」
雪の日には白いパンを出そう。
モナーさんは思いました。
空から降ってくる雪に負けないほど白いパンを作ろう。
それができたら、あの女の子にあげよう。
( ´∀`)はパンを焼くようです
しーえん
支援
( ><)「うー遅刻しちゃうんです!」
( <●><●>) 「それがいつものこととはワカッテマス」
( ><)「うわーん!」
( <●><●>) 「はあ。早く行きますよ」
二人はとても仲良しでした。
いつも一緒に学校へ行きます。
今日はビロード君が寝坊をしてしまいました。
でも、だからといってワカッテマス君はビロード君を置いて行ったりしません。
二人は仲良しなのです。
だから一緒に学校へ行くのです。
( ><)「あ、いい匂いがするんです」
( <●><●>) 「パンの匂いにつられている場合ではないでしょう」
( ><)「わ、わかって……」
( <●><●>) 「わかってないでしょう」
( ><)「……」
( <●><●>) 「帰りに、寄ってみましょう」
( ><)は立ち止まるようです
この世の中には仕事のない人もいます。
('A`)「あー働く場所がない」
ドクオさんは雪の振る外で座りこんでいました。
もちろんお家はあります。
でも、働いていないドクオさんにとって、お家は苦痛の場所でしかなかったのです。
('A`)「……あ、もう学校が始まる時間か」
仲が良さそうな二人組を見て、ドクオさんは寂しくなりました。
ドクオさんの友人はみんな今頃仕事中です。
みんなのように働きたいと思っているのに、中々うまくいきません。
人生というのは無常なものです。
人生というのは難しいものなのです。
('A`)「……頑張るか」
ドクオさんは諦めません。
諦めてしまうと、友人達にまで会えなくなってしまう気がしたのです。
みんなが一生懸命働いているのだから、ドクオさんも一生懸命仕事を探します。
それが幸せなのです。
('A`)は仕事を探すようです
229 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:04:26 発信元:61.119.157.121
みんな可愛い 支援
( ´_ゝ`)「こんな寒い日はココアだよなー」
兄者さんはココアを一口飲みながら歩きます。
白い雪がココアに入ると、一瞬で溶けてしまいます。
兄者さんはそんな瞬間を見ると、なんだか得したような気持ちになってしまいます。
もちろん、兄者さんだってぶらぶらしているだけじゃありません。
たまたま、今日がお休みだったので、ちょっと散歩しているだけです。
( ´_ゝ`)「いや、コーヒーもいいかもしれん」
無駄なことに悩んでみたりもします。
こんな無駄な時間が幸せに感じたりもするのです。
積もった雪をしゃりしゃりと踏み鳴らしながら歩きます。
途中、携帯電話を片手に、求人雑誌をもう片方の手に持っている男とすれ違いました。
彼の人生について想像してみるのも中々楽しいものです。
( ´_ゝ`)「色んな人間がいるよな」
( ´_ゝ`)「いやー。やっぱ散歩はいいね。うん」
空から降ってくる雪がまた、ココアの中に落ちました。
( ´_ゝ`)は観察しているようです
sien
ξ゚听)ξ「早く春にならないかしら」
お花が大好きなツンさんは言います。
冬に咲くお花もありますが、やっぱりお花は春です。
ξ゚听)ξ「春は暖かいし、お花もたーくさん咲くし、幸せでいっぱいなのに!」
けれど降ってくるのは白い雪。
寒い冬はまだまだ続きます。
店の前に並べてある花も寒そうに見えます。
ξ゚听)ξ「はーるよこい」
リズムに合わせて歌います。
早く春になればいいのに。
そうすれば、前を歩いて行った男の人だって、ココアを飲まずにすむ。
マフラーも手袋もいらない。
ξ゚听)ξ「寒いわね」
春の木漏れ日が恋しい季節です。
ξ゚听)ξは待っているようです
支援!
234 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:11:09 発信元:111.86.142.22
支援
ミ ゚Д゚彡「ゆーきやこんこん、あられやこんこん」
フサギコさんはスキップをしながら道を進んでいきます。
彼は冬が大好きなのです。
ミ ゚Д゚彡「白い雪! 白い息! 何だかドキドキする!」
両手を大きく広げて、空を仰ぎます。
冷たい雪が彼の顔にポツリポツリと落ちてきます。
ミ ゚Д゚彡「で、も!」
再びスキップをしながら進んでいきます。
ミ ゚Д゚彡「春も好きだ! 暖かくて、気持ちがいい!」
ミ ゚Д゚彡「夏だって好きだ! 海に入れるし外に出たくなる!」
ミ ゚Д゚彡「もちろん秋だって! 涼しいし、落ち葉が綺麗だ!」
ミ ゚Д゚彡「だーかーら!」
ミ ゚Д゚彡「今日は冬の気分!」
フサギコさんは真っ直ぐ図書館へ向かって進んで行きます。
ミ ゚Д゚彡は本を読むようです
ζ(゚ー゚*ζ「はい。今日はここまで」
( ^ω^)「せんせい、なんでぶーん君はくろねこさんをかいねこと思ってないんだお?」
从'ー'从「せんせい、どうしてわたなべさんはくろねこさんをおいかけたの?」
( ´∀`)「せんせい、もなーさんは白いぱんをなんでやくもな?」
( ><)「せんせい、びろーどくんはどうして立ちどまったの?」
('A`)「せんせい、どうしてどくおさんははたらかないとだめなの?」
( ´_ゝ`)「せんせい、どうしてあにじゃさんはみんなを見ているの?」
ξ゚听)ξ「せんせい、どうしてツンさんは春がまちどうしいの?」
ミ ゚Д゚彡「せんせい、どうしてふさぎこさんはとしょかんに行ったの?」
ζ(゚ー゚*ζ「あらあら。質問がいっぱいね」
237 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:15:14 発信元:61.119.157.121
支援
ζ(゚ー゚*ζ「そうね……」
ζ(゚ー゚*ζ「それは先生にもわからないな」
( ^ω^)「えー」
ζ(゚ー゚*ζ「だから、みんなで考えてみてね」
从'ー'从「みんな?」
( ´∀`)「ボクたちもな?」
ζ(゚ー゚*ζ「そうよ」
せんせいはまっ白な紙と、きれいなくれよんをくれた。
ζ(゚ー゚*ζ「さあ、みんなで考えましょう」
ζ(゚ー゚*ζ「あのお話達の続きを」
ボクたちは好きな色をもって、まっ白な紙にえをかいた。
しあわせなおはなし。
かなしいおはなし。
どきどきするおはなし。
いみのわからないおはなし。
たのしいおはなし。
ζ(゚ー゚*ζ「みんな。できたら先生に見せて」
ζ(゚ー゚*ζ「そしたら読んであげる」
ボクのかいたおはなしが読んでもらえる。
みんなに聞いてもらえる。
ボクたちはうれしくなって、もっともっとえをかいた。
もっともっとおはなしをかいた。
ζ(゚ー゚*ζ「あわてなくていいのよ」
ζ(゚ー゚*ζ「図書館はいつだってここにあるんだから」
完
支援
以上で終了です。支援ありがとうございました。
個人的には1スレ物語の時は、一つ上のキャラがこっそり出てるところに気づいてもらえたら嬉しいです。
ではおやすみなさい。
おっと、乙!
ほっこりした
243 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:20:03 発信元:111.86.142.25
乙
ならば次は私が
244 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:20:50 発信元:61.119.157.121
乙です!
ほんわかで可愛い
続きが気になるのは子供達と俺だけじゃないはず
乙
246 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:26:47 発信元:61.119.157.121
さぁこい
247 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:27:26 発信元:118.243.224.185
大盛況だな
248 :
('A`)正しさと問題のようです:2010/11/21(日) 23:27:43 発信元:111.86.142.26
暗い場所だった。
とても暗い。
でも自然と道は覚えていた。
電灯は無いのに、細い田んぼ道が一本だけ。
ぼうっと蛍のように光っていた。
('A`)
俺はなぜ歩いているのだろうか。
この道はどうも土ではないらしく。
どろどろと、僅かに流動しながら、しかし表面は土のように固く、足に絡むこともない。
('A`)「どこだ、ここは」
呟いてみたが、誰からも返事はない。
それどころか、ここには俺の呼吸と、心臓の音しかない。
この田んぼ道らしき道を足は勝手に進んでいく。
249 :
('A`)正しさと問題のようです:2010/11/21(日) 23:32:24 発信元:111.86.142.25
頭の中でどこかこの道を進まねば、と思うのだ。
いくら歩いたかはわからない。
一分、いや五分、いや一時間かもしれない。
しかし
('A`)「行き止まり?」
道は途切れていた。
困った、俺は進まなくてはならないのに。
道は完全に消え、足を踏み出そうとしたその先は完全に何も見えない、暗闇だった。
( ・∀・)「お困りですか?」
('A`;)「わっ!?」
途切れた道の向こう、暗闇から男が現れた。
黒いスーツに黒い靴、黒いスーツケース。
こんな場所じゃなかったら、葬儀屋にも見えたかもしれない。
しえん
( ・∀・)「お困りですよねぇ、道が途切れてしまった、困った困った、いやいや」
葬儀屋は、ははは、とさして困っていないように笑った。
('A`)「俺は進まなきゃいけないんだ」
( ・∀・)「まぁまぁそう言わず、ちょっとゆっくりしましょう」
葬儀屋はスーツケースを開けた。
空っぽに見えた。
( ・∀・)「それ!」
男がカバンをひっくり返す。
すると、汚れを洗剤が流すように暗闇が真っ白に変わっていく。
それは水紋のように広がり、数メートルほどの円を作った。
252 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:38:20 発信元:219.125.145.31
支援
( ・∀・)「ささ、こちらですよ」
男は強引に俺の腕を引っ張り、円の中に入れてしまった。
('A`;)「ちょ、ちょっと」
( ・∀・)「さ、ここならもう歩かなくても平気ですよ」
言われてみれば、歩かなければという漠然とした使命感は消えていた。
代わりに重く鈍い痛みが足にかかる。
('A`;)「うわっ!」
立っていられず、ぺたんと座ってしまった。
( ・∀・)「歩きすぎですよ、まぁそのままでいいです。少しお話をしましょう」
優男もそのまま地面に座った。
( ・∀・)「人間ってのは、どこまで許されると思います?」
('A`)「は?」
1レス物語乙です!
そして新たな物語支援
( ・∀・)「実にトロいのですが、最近の人間はやっと自らを保ってきた道徳とか宗教と、自らを高めてきた科学技術のズレに気づきました。例えば…」
('A`)「環境破壊とか、クローンとかですか?」
( ・∀・)「!……ええそれらに代表される科学と人間のズレです」
優男は驚き、ニヤリと笑った。
( ・∀・)「環境問題はかなり大々的に騒がれていますが、すでに解決法は出ています。実行するかしないかはさておき、解決法をちゃんと見つけられたことは良いことです。しかし解決法、答えが出ていない問題も多い」
彼の声は心に溶け何故か、素直に聞くことができた。
( ・∀・)「十歳の子供は人間ですか?」
('A`)「もちろん」
( ・∀・)「八十歳のお婆さんは?」
('A`)「当たり前です」
( ・∀・)「生後二ヶ月の赤ん坊は?」
('A`)「当然」
( ・∀・)「胎児は人間ですか?」
('A`)「ええ」
( ・∀・)「それらの理由は?」
('A`)「え、だってどれも成長した、もしくはすれば人間じゃないですか。遺伝子でも証明できる」
( ・∀・)「確かに、それらは人である以上、それを殺すことは殺人ですよね?」
('A`)「はい」
( ・∀・)「ふむ。なら受精卵は人ですか?」
('A`)「…人です。遺伝子情報とかが人間のものだし、成長すれば人になる」
( ・∀・)「ふむふむ。着床前診断というものがあります。知ってますか?」
('A`)「一応、名前は」
( ・∀・)「まぁ受精卵の一部を取り出して検査するって考え方なんですよ。検査でその受精卵から育つ子がどんな病気があるのか無いのか調べたりできるんです。流産の可能性も調べられます。また妊娠の確率も高まります。」
('A`)「いいこと、じゃないんですか?」
( ・∀・)「それはどうでしょうか?」
('A`)「だって病気があるってわかったら適切な対応ができますし、何も異常がなければ、親も安心して産める」
( ・∀・)「ははは、ご冗談を。受精卵の段階でわかるのは障害の有無、遺伝的重病の有無、流産の有無です。流産は回避不能。遺伝的重病は、なかなか治せないんですよ」
('A`)「じゃあ…どうするんです?」
( ・∀・)「決まってるじゃないですか。それは『失敗作』として廃棄ですよ。苦労して産んだ子が、どうしようもなく苦しみながら生きるなんて親としても嫌でしょう。それに受精卵の状態だから母体への負担も少ない」
('A`)「廃棄って!…そんな!それも命なのに『失敗作』なんて」
( ・∀・)「命の重さとやらが容姿や年齢で判別されてはいけないと、人間たちはそれを『正義』といいます。矛盾ですね、あぁでも適者生存って言葉もあります」
('A`)「適者生存?」
( ・∀・)「スペンサーの言葉です。生物は外界の状況に最も適したものだけが繁栄する。適さないものは淘汰される」
('A`)「人間も、同じと?」
支援
( ・∀・)「自然界か否かの違いですよ。人間だけの自然、つまり社会は不適合者に対して極めて冷たい。社会の重要な役割を担えず消えていく方が多い。自然淘汰と似てませんか?」
('A`;)「でも、それじゃみんなが幸せになるようにって作った社会の意味が無い」
( ・∀・)「おお、なかなか鋭いですね。ホッブズは自然状態を極めて危険な状態、明日の命もわからない動物たちの自然と変わらないとしました。それを平和にするために社会や政府があると。ロックもルソーも前提こそ違えど社会、政府があれば大丈夫という点で似ています」
('A`)「なら…なら技術の進歩で、遺伝病を治したり、ならないようにするしか」
( ・∀・)「また鋭いですね、社会制度を変えるのも手ではありますが生物としての人間、その考え方はなかなか変わらないでしょう社会的矛盾もまた、なかなか変えづらいものです。長い時間がかかるでしょう。その間にも名前もつけられなかった命が廃棄されていく」
('A`)「あとは着床前診断を止めるとか」
( ・∀・)「それはさらに難しいですよ。人間は手に入れた技術を決して手放さない。自身を焼き払う核を持ちながら捨てられないのと同じ。さらに確かに着床前診断は
261 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/21(日) 23:59:16 発信元:61.214.35.225
支援
その後の対策として必要です。害ばかりではないのですが、害を無視できない」
('A`;)「社会の…今の矛盾した社会の維持の為に?」
( ・∀・)「ははは、社会が崩壊したら着床前診断は消滅しますが着床前診断で死ぬ命よりもはるかに多い命が死にます。大問題ですよ」
('A`)「社会の改善も平行しつつ技術を進める、理想的ですか?」
( ・∀・)「まぁ私が考えた中ではそれがベストです。あくまでも矛盾社会に従わないとなにもできない。ギリギリのベストアンサーですね」
ははは、とまた彼は乾いた笑顔を見せた。
( ・∀・)「まぁクリアでしょう。誰かが為さないといけないものがあります。為すにはまずは知らないと。一つ利口になりましたね」
しえ
( ・∀・)「この矛盾だらけの世界じゃ、『正義』すらも矛盾だらけ。お題目として捉えるか、為すべきこととして捉えるか」
今まで張り付いていた笑顔が落ち、自然な笑みに変わっていく。
( ・∀・)「『正義』の取り方も自由自由。大切なのは行動できるかどうか。あなたは『知った』から『考え』られるはず。悩んで悩んで、戦ってください」
パチンと優男が指をならす。
急に視界は真っ暗に。
('A`;)「なっ!?」
('A`;)「うわああああああああ!!」
どこかもわからない暗闇へと落ちていく。
「『知った』なら何か『できる』はずです!考えてくださいね」
ドップラー効果で間延びするあの人の声を聞きながら、俺は目を閉じた。
「は……せ……ド…は…せ…!」
誰かが呼んでる。
誰だろうか。
川 ゚ -゚)「博士!寝るならソファーじゃなくてベッドに行って下さい!」
('A`)「…クーか…」
彼女の名前はクール。
縮めてクーと呼んでいる。
極めて優秀な助手だ。
川 ゚ -゚)「全く、ちゃんと寝ないからふらりとソファーで寝てしまうんです。博士も人間ですから、ちゃんと休んで下さい」
('A`)「ああ…そうだな…」
理想は理想的であればある程、道のりは険しく辛い。
人類が天国とか浄土とかの理想郷を求めてきたなら、そのことは充分に。
('A`)「なぁクー」
川 ゚ -゚)「はい?」
なら、それを求めるのが、我々の仕事なのか。
('A`)「理想は、一番いい未来は科学で創られるのかな?」
そう、例えば着床前診断から、見えてきた、いやそれよりも前から見えてきた、人間と科学のズレ。
人間の進歩の道具を担ってきたのが科学なら、倫理的な問題や環境問題を新たに作り出したのも、間違いなく科学だ。
川 ゚ -゚)「…博士、我々は科学者です。我々が信じるのは目に見えない神ではなく、科学です」
('A`)「…そうだな」
ならば、何もかも、倫理さえ、科学が解決する。
科学を信仰する、信者として、その未来を作る。
科学が生み出した問題すらも科学が……?
( ・∀・)「あなたが合格したのは問題を受け止め、自分なりの答えを出したからです」
( ・∀・)「まぁ理由や解決法はまだまだですが」
優男はふふん、と笑ってぼんやりと光る田んぼ道を歩く。
くるりと、振り返る。
( ・∀・)「あぁ、忘れてました。あちゃー決め台詞なのに。そうだ、ならあなたに言いましょう。聞いてください」
( ・∀・)「人間はなにが『正しい』かわからない。『答え』がわからない。自分の『正しさ』すらもわからない。」
でもね
( ・∀・)「私たちはかならず『正しい』。常に、ね」
267 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 00:15:22 発信元:111.86.142.15
以上です
祭の時間をオーバーしてしまいました。
申し訳ありません。
感想などありましたらお願いいたします。
えっ!?
23日までだろ!?
乙です。
祭は明日まででは?
612:いやあ名無しってほんとにいいもんですね :2010/11/07(日) 20:21:25 発信元:61.214.144.204 [sage]
勤労感謝の日があったのかそういえば
( ^ω^)('A`)( ´∀`)ブーン系小説シベリア図書館 大復活祭〜真冬の夜の夢〜(仮)
これから寒い冬を乗り切るためにみんなで短編をバンバン投下しようぜ!
ジャンルはなんだってOK!ギャグでも感動でもサスペンスでもほのぼのでもなんでもウェルカム!
長編の序章、これから図書館で連載しようと思う作品も大歓迎
期間 11月20日 20:00から 11月23日 23:59まで!
場所 もちろんシベリア図書館
長さ 図書館ルールに則り30レス以内
( ^ω^)この祭りを機に初投下してみるのもいいかもしれないお!みんなの作品待ってるお!
なんか意見などがあればバンバンください
おξ゚听)ξ。まだ大丈夫っぽいね
乙ー
確か、23日の祝日まで祭りやるんじゃなかったけ?
びっくりした
今頑張って書いてんだよ・・
>>268ー269
失念しておりました。
ご指摘ありがとうございます。
安心しました
274 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 00:24:42 発信元:123.108.237.4
>>267 乙乙! 好きな雰囲気だった
序章(の一部)を投下させていただこう!
グロ注意!
というわけで。序章(の一部)。
タイトル未定、十数レスほど
一応グロ注意
では投下します
276 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:29:07 発信元:123.108.237.3
━━ξ゚听)ξ━━
腕時計を見る。午後8時。
補習がこんなに長引くとは思わなかった。
親に連絡をしてなかったから、心配してるかもしれない。
こういう日に限って携帯忘れるんだから……。
――暗い夜道をひた歩く。
家も街灯もない寂しい道だ。
少し恐いな。
でももう少し行けば住宅街に差し掛かる。
そうすれば一安心――
しえん!
278 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:32:38 発信元:123.108.237.28
ξ゚听)ξ「え?」
腕を掴まれた。
そのまま引きずり倒された。
背中に人が乗っかる感触と重みがあった。
振り返ろうとしたら頭を地面にたたき付けられた。
左腕を伸ばさせられた。
二の腕に細い感触。
食い込む感触。
ぶつり。
ξ゚听)ξ「あ」
ξ;゚听)ξ「あ゙」
ξ; )ξ「あ゙、あ、あ」
しえん
oh…
281 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:36:17 発信元:123.108.237.27
ぶつり。ぶつり。ぶつり。
「あ、あ、あ、ああ、ぃ、あ゙――あ゙、ぎっ、ああああああああああ゙あ゙!!」
皮膚を。脂肪を。筋肉を。血管を。神経を。骨を。
全てを、ごりごりと、引いて、押して、揺らして、食い込む感触に断絶された。
痛い。
痛い痛い、熱い、熱い痛い痛いむず痒い、痛い痒い痛い痛い。
痛い。
――何分後か、何十分後か、何時間後か。
背中に乗っていた人間が退いた。
そんなことを気にしてもいられないけれど。
ξ )ξ
右腕を鞄に伸ばす。
救急車。救急車。救急車。警察。お母さん。誰か。
あ。
携帯忘れたんだった。
まったく。
こういう日に限って携帯忘れるんだから。
282 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:39:29 発信元:123.108.237.29
━━('A`)━━
(;'A`)「あっ、あ……ひ、」
嫌だ。
もう嫌だ。
(#;A;)「っ、うーっ、うー!!」
手当たり次第に物を投げつける。
枕、時計、本、携帯電話、ペットボトル。
それでも、それらは全部「奴」には当たらない。
すり抜けて向こうの壁に当たるだけ。
(#;A;)「出てけよぉ……、ひぐっ、で、出てけぇっ!!」
叫んだって意味が無い。
そもそも、奴には俺の声が聞こえているのだろうか。
奴は、がくがくと首を揺らしながら俺をじっと見つめている。
時折唇が動くが、声は出さない。
それでも俺には奴が何て言っているか分かった。
「死ね」だ。
283 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:43:26 発信元:123.108.237.25
幽霊なんてものが見えるようになったのはいつからだろう。
小学四年生ぐらいからか?
理由は知らない。トーチャンが死んだときのショックのせいかと考えているが。
ともかく俺は八年前から幽霊を見るようになって。
怖がりな俺は、霊や変なものを見るたびに怯えて。
同級生達は、そんな俺を気味悪がるようになって。
それから苛めが始まって。
……そういや、俺のことをヤク中だとからかった奴がいたな。
勿論クスリなんてやってはいないが、
もしかしたら本当にそうだった方がマシだったのかもしれない。
だってそれならば、奴らは単なる幻覚だってことになる。
でも実際に奴らは存在して、俺が怯えれば怯えるほど近付いてくるんだ。
そして俺を追い詰める。
そういう点においては、霊も苛めっ子も似たようなものだ。
苛めは過熱し、中学、高校と続き。
俺はいつしか高校に行くのをやめ、こうして部屋に閉じこもるようになった。
カーチャンは仕事でほとんど家にいない。
あちこち出歩けば奴らがいる。
だから、部屋でおとなしくしているしかなかった。
284 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:46:39 発信元:123.108.237.25
(#;A;)「もう、嫌だ……」
――昔からずっと見ていれば馴れる、なんて。
小説やネットには書いてあるけれど。
そんなの、嘘だ。
怖い、怖い、怖い。
こんなもの。
見えなければ。
(#;A;)「――っ!」
部屋の隅にうずくまっている「奴」にボールペンを投げようとして、気付く。
こんなの投げたって奴が消えるわけじゃない。
それなら。
(#;A;)
(#;∀;)
この目を潰せばいい。
285 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:49:51 発信元:123.108.237.30
ボールペンを握り直す。
そのまま、躊躇なく右目に突き立てた。
(;゚A`)「――っ!!!!」
――そこで我に返る。
ああ、馬鹿。
何でよく考えないんだよ、俺。馬鹿。馬鹿馬鹿。
じゅくじゅく、熱が目元を覆う。
ただただ、右目の奥とその周囲に鋭い痛みが連続して響く。
痛みに慌ててペンを抜き取ると、ぶじゅりと嫌な音が鳴った、気がした。
次は左目、なんていけるものじゃない。
畜生。
畜生。
(;゚A`)「っ、っ、ひぎ、っ」
床に突っ伏す。
額をカーペットにぐりぐりと擦りつける。
そんなことで誤魔化せる痛みではなかったが。
sien
支援…
いやあああああ
289 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 00:53:16 発信元:123.108.237.3
(;゚A`)「あーっ! あー、あ゙ーっ!」
叫んでも駄目だ。
びゅくりと血が吹き出して、一瞬熱が引いたように思えたが、
再びどくどくと熱さと痛みがぶり返す。
ふと、左目の視界に奴らが映りこんできた。
(;゚A`)「はっ、は……あ゙! っ、ぁ、はっ……!」
こいつらは何で笑ってるんだ。
何で何で。
にたにた、にたにた。
ふざけるなふざけるなふざけるな。
(;゚A`)「ひゅっ……」
――間抜けなことに、今更気付いてしまった。
どうして奴らに怯えていたんだ。
危害を与えられるからか。
だが、精神的に害はあっても、身体的な害なんてないに等しかったじゃないか。
奴らが俺に手を出すことはなかった。
怯える必要はなかった。
奴らは、こうして俺が自分で自分を傷付けるのを待っていただけだったのだ。
290 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:00:29 発信元:123.108.237.21
━━从 ゚∀从━━
从 ゚∀从「今日も疲れましたねー、っと」
ブランド物のバッグを振り回し、ビルを出る。
別にブランドなんかにゃ興味は無いが、
持っていた方がオレのイメージに合っているらしい。
( <●><●>)「駐車場から車を移動させるので、ここで待っていて下さい」
从 ゚∀从「はいはーい」
マネージャーが駐車場に向かう。
オレはビルの入口で、手持ち無沙汰にマネージャーを待った。
女優なんて仕事に就いてから早10年近く。
その10年間、オレの面倒はあのマネージャーがずっと見てくれている。
オレみたいな我が儘女の世話を、よくもまあ10年もやってこれたもんだ。
今度、飯でも奢ってやるか。
――かつ、と、ヒールが地面を打つ音がした。
从 ゚∀从「うん?」
マネージャーが買ってくれたバッグを眺めていたオレは、
その音がした方へ顔を向けた。
支援
292 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:04:07 発信元:123.108.237.2
川д川「……」
从 ゚∀从「……おおう」
長い黒髪、真っ赤なコート。
右手にナイフ。
どこからどう見ても危ない人だった。
その女が、つかつかと近付いてくる。
オレは、ビルの中に逃げ込もうとして――
( <●><●>)「ハイン、車のキーをあなたに預けていたのを忘れて……――!」
从;゚∀从「!」
戻ってきたマネージャーに、気を取られてしまった。
ヒールの音が急激に近くなる。
駆け寄ってきた女のナイフは、振り上げられて。
(;<●><●>)「ハイン!!」
ずぶりと、オレの左目に突き刺さった。
293 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:06:41 発信元:123.108.237.2
━━( ^ω^)━━
( ^ω^)
右腕がなくなっていた。
音も立てずに血が噴き出し、道に血溜まりを作る。
| ^o^ |「わたし、が」
僕を見下ろす、男。
| ^o^ |「わたしが、きりさきま、です」
切り裂き魔。
最近、この町で起こっている連続通り魔事件の犯人に付けられた名前だ。
右手、右足、左手、左足、右目、左目――
人体の内、左右で対になっている部位の
どちらか一方のみが切り取られるという、猟奇的な事件。
犯人は未だ捕まっていない。
その犯人だと、目の前の男が名乗っている。
| ^o^ |「わたしが、わたしがきりさきまです、てんさい、きりさきま――」
( ^ω^)「……今までの事件も、全部あなたがやったのかお」
| ^o^ |「そうです、そう、です」
294 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:09:26 発信元:123.108.237.2
夜道、すれ違い様、ボディーに拳を放ち。
その衝撃に倒れた僕の体に馬乗りになって。
そして、肉切り包丁を用いて右腕を二の腕から切断。
馬乗りまでは良かったけれど、切断は手際が悪かった。
……切り裂き魔、ねえ。
響き渡る悲鳴。
見れば、数メートル先に、通りすがりであろう年配の女性が立っていた。
| ^o^ |「……おや、まあ」
「切り裂き魔」は、慌てたように僕から離れると、どこかへ逃げ去ってしまった。
包丁は、僕の傍らに、右腕と共に放置。
――ううん……。
( ^ω^)(まあ)
女性は僕に駆け寄ると、取り乱しながらも、携帯電話で警察と救急車を呼んでくれた。
( ^ω^)(……丁度よかったかお)
295 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:12:33 発信元:123.108.237.22
――あの男、大方、テレビや新聞、インターネットで騒がれている切り裂き魔を見て、
それに憧れただけの模倣犯だろう。
上手いこと、奴が一連の犯行をしたことになれば。
( ^ω^)(僕は安全……)
「本物」の僕は、疑われることもなくなるだろう――
続く
支援!
ぬおっ、乙!
298 :
タイトル未定:2010/11/22(月) 01:15:41 発信元:123.108.237.21
以上です。
左右で対になっている部位(腕とか目とか足とか)をそれぞれ失った人達の話。
序章はこんな感じですが、本編はほのぼのになる予定だよ!
('(゚∀゚∩なおr……らないよ!
いつか、避難所の方で連載すると思います。多分
299 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 01:20:24 発信元:219.125.145.27
>>299 可愛いな。乙!
プラバン懐かしいwww
301 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 01:39:15 発信元:219.125.145.30
AAたくさん作りたくて買ってきた
物語毎とかに作っていきたい
さぁつぎはだーれだっ
夜は混みそうだから今投下してしまおうそうしよう
(‘_L’)こだわるようです
ここはシベリアではない、どこか遠い国のとある山中。
丸太で作られたコテージ風の家では、親子が仲良く暮らしていた。
(*・∀・)「ただいまー!」
(*´∀`)「モナ!」
<〃`∀´>「ニダ!」
(‘_L’)「おかえり。寒かっただろう、こっちにおいで」
(((*´∀`)「暖炉はあったかいモナー」
<〃´∀`>「温いニダ」
(*・∀・)「母さん!フライパンに雪詰めてきたよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「お帰りなさい。ちょうど飴が煮えたところよ」
<〃`∀´>「飴で何をするニカ?」
ζ(゚ー゚*ζ「よーく見ててね。……ほら、飴を雪の上に垂らすと…」
(*・∀・)「あっ!固まってる!」
(*´∀`)「お花の形の飴だモナ!」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃーん!出来上がり〜」
(*・∀・)「僕もやる!」
<〃`∀´>「ウリも!」
(*´∀`)「モナもー!!」
ζ(゚ー゚*ζ「飴はまだまだあるから、それぞれのフライパンで作りましょう」
(‘_L’)「火傷しないように気をつけてな」
(*・∀・)
(*´∀`) 「「「はーい」」」
<〃`∀´>
(*・∀・)「芸術的でカッコイイのを作るんだからな!」
(*´∀`)「大量生産するモナ!キャッホイ」
<〃`∀´>「飴の中にナッツ入れるニダ」
ζ(゚ー゚*ζ「まぁ、楽しみだわ」
数分後
((‘_L’))(そろそろ出来たかな?)ソワソワ
ζ(゚ー゚*ζ「あなた、みんな上手に作ったわよ」
(‘_L’)「お、おお…そうか。楽しみだな」
<〃`∀´>「父ちゃん!見るニダ!」
ニダーが作ったのは、丸い飴の上にナッツやキャラメルをトッピングした可愛い飴だった。
(‘_L’)「美味しそうだね。ニダーは料理の才能があるのかもしれないな」
<〃`∀´>「いろいろ考えて作るのは楽しいニダ!」
(*´∀`)「モナも出来たモナ!」
(‘_L’)「ずいぶんたくさん作ったね………これは何だい?」
(*´∀`)「うんこ」
うwwwんwwwwwこwwwwwwwwwwww
モナーはホイップクリームを絞ったような形──つまりウンコ──
の飴をお皿にたくさん乗せてやってきた。
(‘_L’)「モナー。食べ物で遊んではいけないよ」
(‘_L’)「(食べやすい一口サイズだけど)」
(;´Д`)「ごめんなさいだモナ」
(‘_L’) パクッ
(‘_L’)「とはいえ、モナーも頑張って作ったんだよな。とっても美味しいよ」
(*´∀`)
(*・∀・)「父さん!見て見て、」
(*・∀・)「僕は魔女が住んでそうなお城を書いたんだ」
(‘_L’)「…これは驚いた。よく出来ているね」
モララーの言う魔女とは、そう遠くない昔に隣国一帯を焼け野原にした凶悪な人物の事である。
(‘_L’)「…モララーはなぜ魔女の城を?」
(*・∀・)「魔女は悪い奴だって知ってる!…けど、強いから……ちょっとカッコイイなって思って…」
(*・∀・)「俺は…その……魔女の事、嫌いじゃないよ」
モララーは賢い子であった。記憶力も良く、頭の回転も早い。
しかし、バカと天才はなんとやら。
変わり者と言われる事もあった。
(‘_L’)「(それ故に、ヒールに憧れるという一面があるのだろうか)」
(*・∀・)「父さん、ごめんね。」
(‘_L’)「ん?」
(*・∀・)「ううん、何でもない。あっ、ニダーの飴美味しそうだね!」
<〃`∀´>「召し上がれ」
(*´∀`)「モナのも食えモナ」
(*・∀・)「やーだよ」
(*´Д`)「ばかー」
ζ(゚ー゚*ζ「さぁさぁ、クッキーと紅茶も用意出来たわよ」
ζ(^ー^*ζ「召し上がれっ」
(*・∀・)「やった!母さんのクッキーは」
(‘_L’)「絶品だからね」
(*´∀`) モナモナもぐもぐモナモナもしゃもしゃ
<〃`∀´> ニダニダもぐごっくん
(*・Д・)「あ!馬鹿モナー!それ俺の!」
(*´∀`) ゲフ
(#・∀・)「こんにゃろ」
ζ(゚ー゚*ζ「ほらほら、喧嘩しないのよ。また作ってあげるから」
<〃`∀´>「ウリも手伝うニダ!」
ζ(゚ー゚*ζ「ニダーちゃん、いつもお手伝いありがとうね」
(‘_L’)「(モララーは頭が良く、モナーは天真爛漫…ニダーは心優しい少年か)」
( -_L- )「(みんないい子に育ってるなぁ)」
<イタダクモナ
<ソレハウリノクッキーニダ!
<モグモグ…ウマイ
<アー!モナノクッキーガ…
<ウリノクッキーニダ!!
ζ(゚ー゚*ζ「あなた、コーヒー淹れましたよ」
(‘_L’)「ああ、ありがとう。デレも一休みしなさい」
ζ(゚ー゚*ζ「ありがとう。……今日も賑やかだったわね」
(‘_L’)「そうだね。ところでモララーの事なんだが」
ζ(゚ー゚*ζ
(‘_L’)「あの子はとても賢い。…薄々気づいているんじゃないだろうか」
ζ(- -*ζ
ζ(- -*ζ「………………ええ、そうね」
──三年前
かわたれ時の薄明かりの中、人々が暖かい毛布にくるまり
心地よい眠りから覚めようか、というまさにその時
突如、空から大量の火の玉が降ってきた。
あっという間に火は回り、あとには焦げた家と木々と人……だった物。
動く物がなくなった事に満足したのか、
火の玉を出し村を破壊した魔女は、満足気に微笑みその地を後にした。
否、しようと、した。
立ち去る魔女の耳に、どこからか微かに泣き声が聞こえたのだ。
ζ(゚ー゚*ζ「あら、死ななかった奴がいるなんて」
声のする方へゆっくり歩みを進めると、
どうやら眼前の焼け崩れた木材の下から聞こえるようだ。
ζ(゚ー゚*ζ「フン」
魔女は魔法を唱え木材を吹っ飛ばし、さらに、その下に横たわる焼け爛れた肉塊も蹴り飛ばす。
するとそこには
「……………」
静かに震えている2歳程の子どもと
「すやすや…すぴー」
呑気に眠る1歳程の子どもと
「ああーん!ああーん!」
泣き叫ぶ、生後間もない赤ん坊が いた。
ちょいと力を入れれば呆気なく散る幼い命。
だけれど、魔女は殺さなかった。
殺す事が出来なかった。
赤ん坊は、幼い子どもは、非力な自身を守るために、可愛さという最大の武器を所持している。
それは凶悪な魔女の、荒んだ心さえも抗えない…とてもとても強力な武器だった。
ふと、魔女は辺りを見回す。一面の焼け野原を見て、魔女は初めて己の罪の重さを知る。
ζ(゚ー゚*ζ「せめてこの子たちだけは……
罪滅ぼしにはならないかもしれない。でも、私が必ず──」
大切に育てる。
それから魔女は三人の子どもを連れて隣の国へ行き、
山の中に家を建ててひっそりと暮らし始めた。
しばらくして、山の麓に住む若くて超絶イケメンの紳士な青年
と出会い、恋をし、共に生活していく。
その青年の名は───
ζ(゚ー゚*ζ「フィレンクト!」
‖(;‘_L’)‖ ビクッ
(‘_L’)「あ、ああ…デレか。ビックリさせないでくれ」
ζ(゚ー゚*ζ「さっきから何度も呼んでるのに……また妄想小説書いてるの?」
(‘_L’)「失敬な。俺は立派な小説家にだな」
ζ(゚ー゚*ζ「夢を諦めないのは素敵だけれど、家族が増えるんだから…
これからはもっと稼いでよね、サラリーマンさん」
(‘_L’)「家族が…増える?」
ζ(゚ー゚*ζ「今日ね、病院に行ってきたの。そしたら…三ヶ月ですって!」
(*‘_L’)「おおお俺たちに子どもが……ああ!!デレ!やったな!」
ζ(゚ー゚*ζ「うふふ。しかも、なんと…三つ子なのよ!」
(*‘_L’)「おおおおお!!家族が一気に5人に!」
ζ(゚ー^*ζ「だから…頑張って稼いでね。あ・な・た」
(*‘_L’)「頑張る!頑張るよ!!三十路パワーを舐めるなよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「その調子よっ!…それでね、この子たちの名前なんだけど…」
(*‘_L’)「良い名前があるんだ!長男は賢く育つように、
次男は天真爛漫で、三男は心優しい子になる名前が!!」
ζ(゚ー゚;ζ「え……女の子だったらどうするの?」
(*‘_L’) 「それはその時考える!!」
ζ(゚ー゚*ζ「……もうwとりあえず夕飯にしましょ」
(‘_L’)「あ、ちょっと待ってくれ」
俺が書く物語の最後は必ずこう記す事にしているんだ。
えーっと……どこまで書いたかな…
ああ、フィレンクトの登場シーンか。
魔女はスーパーパーフェクトナイスガイのフィレンクトに正体を明かし、
それでも神が与えた至高の無敵フェイスを持つフィレンクトは……
ζ(^ー^#ζ「フィーレーンークートー?」
(;‘_L’)「今行くよ!ナウだ!NOW!」
ああもう!面倒くさい!
その後も家族5人で仲良く暮らしたとさ。
めでたし、めでたし…っと。
(‘_L’)こだわるようです
終
さすがにこの時間帯は誰もいませんn
>>307 ウンコールありがとうございます。
ほのぼのが書きたかったんですよね。これで眠れる…
乙!
ほっこり、乙でした!
途中で寝ちゃっておつんつーん
乙!
324 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 18:16:54 発信元:123.222.169.144
乙
325 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 18:51:46 発信元:61.198.169.223
>>318 スーパーパーフェクトナイスガイの俺だが
こういう作品は好きだぜ
326 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 18:52:21 発信元:210.169.94.201
>>318 スーパーパーフェクトナイスガイの俺だが
こういう作品は好きだぜ
327 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 18:53:31 発信元:210.169.94.201
二回も言う気はなかったんだけどね…
パーフェクトが聞いて呆れるわ!
329 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 19:10:07 発信元:123.222.169.144
ぺr… いやなんでもない
投下すんよー
331 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:20:28 発信元:114.48.142.181
シャーロック・ホームズも
アルセーヌ・ルパンも
エルキュール・ポアロも
全ては過去の人だ
彼らは、類まれなる推理力と観察力を発揮し
数多の難事件を解決してきたが
科学の発達しきったこの現代において
探偵という職業は、何の意味も成さなくなっていった
勿論、いまだ彼らに憧れて
探偵になろうとする輩もいる
だが、彼らの訪れる依頼のほとんどが
浮気調査や、失踪したペットの捜索など
彼らが夢見ている、華やかな依頼が来るなんて
まず、ありえないのだ
332 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:22:08 発信元:114.48.142.181
けれど、そんな今
一人だけ、名探偵と呼ばれている物がいる
彼の名は、ジョルジュ・ジョー・ストーン
彗星のごとく、突然現れ
科学捜査の手の及ばなかった難事件を
鮮やかな手腕で解決した男だ
彼が解決した、ハインリッヒ博士殺害事件以降も
さまざまな事件を解決し
市民からは、ホームズの再来と呼ばれ
熱狂的な支持を得て
警察からは、現場荒らしとして
忌み嫌われている
そんな彼を、僕が始めて会ったのは
政治家である、叔父の懇親会に
父親の付き添いで招かれた
18歳の時のことだった
333 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 19:23:07 発信元:61.198.169.158
これは期待
334 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:24:13 発信元:114.48.142.181
豪勢な沢山の料理に目が眩んだ親父が
早々にいなくなり、暇を持て余しだした僕は
フォークなんてくわえながら
何か美味しそうな物は無いだろうか
なんて、間抜け面でぽてぽてと立ち歩いていた
なんも、ないなあ
くわえていたフォークを、からんと手持ちの皿に落としたところで
_
( ゚∀゚)「行儀が悪いな、お前」
ニヤニヤと、まるで同類を見つけたと言わんばかりの顔で
声を掛けてきた男がいた
そうでもないんじゃない?
335 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:26:15 発信元:114.48.142.181
しかし、この懇親会自体に端っから興味の無かった僕は
素っ気ない態度で応じ、これ以上絡まれたら堪らないと
その場を逃れようとしたが
_
( ゚∀゚)「まあ、待てよ
俺もなんだ 」
そう言って、右手に持っていたスプーンを
ひょいと投げた
彼の投げたスプーンは緩やかな半円を描き
僕の足元に落下する
_
( ゚∀゚)「お前、名前は?」
スプーンに気取らている間に
彼は、僕のパーソナルスペースに易々と詰めてきた
こうなると、もう逃げられない
336 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:28:14 発信元:114.48.142.181
_,
( ・∀・)「モララー
モララー・フィッツベルグ」
少々、眉間にしわが寄ったかも知れないが、致し方ないだろう
_
( ゚∀゚)「フィッツベルグ?
あいつの息子か?」
叔父と同じ姓だから、こういった場ではよく間違えられる
これにも、慣れた
( ・∀・)「いや、彼の甥だよ」
_
( ゚∀゚)「へえ、そうか
兄弟なんていたのか、あいつ」
( ・∀・)「で、貴方は?」
337 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:30:13 発信元:114.48.142.181
こちらが名乗ったのだから、そちらも名乗るべきだろう
言外にそう込めた
_
( ゚∀゚)「俺か?」
_
( ゚∀゚)「俺は、ジョルジュ
ジョルジュ・ジョー・ストーンだ」
( ・∀・)「ジョルジュ・ジョー・ストーン?」
聞いた事があるような……
なんだったっけか
_
( ゚∀゚)「まさか、俺を知らないのか?」
自信満々に言い切った手前、補足をしにくかったのか
彼は僕に問うた
338 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:32:13 発信元:114.48.142.181
( ・∀・)「喉までは出てるさ」
正直に答えたところで、彼は
大袈裟なまでに肩を竦めた
_
( ゚∀゚)「まったく 俺もまだまだってことか
……ホームズの再来って言えば、分かるか?」
……!
_
( ゚∀゚)「よし、覚えがあるって顔したな、今」
(;・∀・)「名探偵? あんたが、本当に?」
_
( ゚∀゚)「マジマジ、大マジよ
証拠が欲しいか? 」
( ・∀・)「いらないよ
……でも、なんでこんなところに?」
_
( ゚∀゚)「お前の叔父さんに呼ばれたんだよ、友人と一緒に
ロマネスク伯爵っているだろ、そいつとな
飯食うだけでいいから、一緒に来てくれって 」
339 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:34:18 発信元:114.48.142.181
成る程ね
名探偵の人気は、絶大だ
次の選挙も近いし、利用するに越した事はないか
つくづく、嫌な人だ、叔父は
一人でそう得心していると
_
(;゚∀゚)「あちー…
それにしても、喉が渇いたな
モララー、ちょっとワインでももらって来てくれよ」
( ・∀・)「なんで僕が」
_
( ゚∀゚)「まあ、いいじゃねーか
お前のが、近いんだから」
たった半歩の差だろうに
そう思いながらも、何故か押し切られた僕は
飲み物を受け取りに行く
wktk支援
341 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 19:36:08 発信元:114.48.142.181
( ・∀・)「ワインと、適当なジュースでも、貰えないかな?」
(*゚∀゚)「坊ちゃん、まだ未成年だろ?
ワインは駄目だ 」
顔見知りのツーはそう言った
( ・∀・)「ワインは僕が飲むんじゃないよ
ジョルジュがね、どうしてもって聞かないんだ」
(*゚∀゚)「ジョルジュって、名探偵の?」
( ・∀・)「そ」
(*゚∀゚)「ふーん、ちょっと待ってな」
? 声が固くなった?
まあ、気のせいだろう
などと、トリップしているうちに彼は戻ってきた
(*゚∀゚)「はいよ、分かりやすいように、赤いのがワインな
高いやつらしいから、坊ちゃん飲むなよ? 」
( ・∀・)「分かってるって、飲まないよ」
好きじゃないしね
342 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 19:37:56 発信元:210.169.97.58
支援せざるを得ない
支援
しえん!
支援
投下してるPCが猿った……
10分程放置すれば解けるかな?
もいっちょ支援
>>346 00分まで待ってみたらどうだろう
焦っても上手くないしね
とりあえず支援
支援だけの連投はしたくはないが、
続きが読めないからな…
>>348 了解っす
ってことで、20時に再開します
以降は5分置きに
相変わらず猿強いのう
354 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 19:45:42 発信元:123.222.169.144
支援っ支援っ
シベリアに猿が出るなんて…なんだろうこの気分……
支援ちゃんだよ
支援
すいません、10分程遅れます
今北待つぜ支援
大変お待たせしました
10分より再開します
361 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:10:12 発信元:114.48.142.181
さて、ジョルジュは、っと
……いた
先程の場所から変わらずに
ニヤケ面で突っ立っている
( ・∀・)「持って来たよ」
_
( ゚∀゚)「おう、助かった」
ぐびり、と一口でワインを飲みほした
もう少し、味わって飲めよ
_
( ゚∀゚)「いや、味わったって
飲んだ事のない、変な味がした」
顔をしかめながらジョルジュは言う
( ・∀・)「高いやつらしいからね
そんなもんなんじゃない?」
_
( ゚∀゚)「そうか」
適当な相槌が聞こえた
支援だぞ
待ってたぜ
支援!
もうさるらせはしない!
365 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:13:51 発信元:210.169.93.33
支援だ
366 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:15:14 発信元:114.48.142.181
しばらく、ジョルジュと他愛の無い話をした
ジョルジュと僕の共通の趣味であるクレー射撃の話や
今日の料理の話、ロマネスク伯爵の事など
本当に、取り留めの無い話ばかりだ
ちなみに、どうでもいいことだが
僕にクレー射撃を教えてくれたのは、叔父だ
( ・∀・)「しかし、いつになったら終わるんだか……」
_
( ゚∀゚)「全くだ」
そんな風に二人でぼやいていると
不意にアナウンスが入った
よく通る声だ
367 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:15:22 発信元:123.222.169.144
なんかフラグが見えたのは気のせいか
しっえん!
支援
371 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:20:48 発信元:114.48.142.181
『次に、ロマネスク伯爵よりバイオリンの演奏がございます』
_
( ゚∀゚)「なんで、バイオリン演奏?
しかも、ロマってお前の叔父と仲良かったか?
こんなことを頼まれるくらいに 」
( ・∀・)「ダンスでもやるんじゃない?
それに、懇親会と言う名の立食パーティーみたいな感じだしね、これ
仲が良いアピールしとくと有利なんでしょ、きっと その辺は知らないけど
政事には興味ないしね 」
軽口の応酬
372 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:25:23 発信元:114.48.142.181
その間にも、伯爵が舞台上の席に着いて
バイオリンを構える
弓が弦に触れようとした、瞬間
視界が闇に包まれた
なんだ? 停電か? と
訝しむ間も無く
響き渡る、銃声
(;・∀・)「!?」
瞬時に明かりが戻る
『どうして、停電したんだ?』
『さっきの銃声はなんだ?』
会場が一気に騒がしくなる
更に、悲鳴が上がった
舞台上からだ
『伯爵が、伯爵が!』
要領の得ない、緊迫した叫び
けれど、何があったのか
推測するには、充分だった
支援の
支援
gokuri
376 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:28:59 発信元:61.198.173.12
伯爵死んだ…
顔も出てきてないのに…
377 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:30:21 発信元:114.48.142.181
_
(;゚∀゚)「撃たれたか!」
いち早く、ジョルジュが駆け出し
舞台へ飛び上がる
遅れて、駆け上がった僕は
立ち尽くすジョルジュに、声を掛けた
(;・∀・)「伯爵は……」
目を閉じ、ゆるゆると首を振るジョルジュ
銃弾は眉間を貫いたらしい
伯爵の死で、更に騒がしくなる会場
そこに、誰かの声が飛んだ
『名探偵がいるんだろ! 犯人を捕まえてくれ!』
悲壮感に溢れた叫び
_
( ゚∀゚)「俺の仕事は犯人の確保じゃなくて、謎解きなんだけどな……」
諦めたように呟いたジョルジュだが
誰の耳にも届かずに消えたのは、明白だった
支援
379 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:31:49 発信元:123.222.169.144
ろまあああぁぁぁぁぁ
よおしわかった!支援!
犯人は支援
382 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:35:10 発信元:114.48.142.181
_
( ゚∀゚)「では、一つ
お願いがあります
どうか、その場からお動きにならぬよう、お願いします」
朗々と、どこか芝居がかった調子でジョルジュは言った
多少の戸惑いはあったものの、名探偵の言葉なら、と
皆、動きを止めた
それを横目に、遺体の検分を始めるジョルジュ
_
( ゚∀゚)「額に一発
少し傾いてるな
口径はやや、大きい、か?」
たった、それだけ呟くと
舞台から、叫んだ
_
( ゚∀゚)「私から見て、右手側にいらっしゃる方々
貴方々は、ご自由にして下さい
左手側にいる方々は、もう少々お待ち下さい」
383 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:37:25 発信元:219.204.90.65
支援
頭の回転が早いジョルジュ
珍しい
385 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:41:05 発信元:114.48.142.181
10分程経っただろうか
半数の人間、右手側にいた人間は
既に会場を後にし、控室に向かった
警察もそろそろ到着するらしい
( ・∀・)「ジョルジュ、どうだい?」
僕が尋ねると、彼は
分かったよ、とだけ言った
名探偵の名は伊達じゃないらしい
もう目星がついたなんて
_
( ゚∀゚)「様々な情報を統合した結果さ」
あくまで、クールにジョルジュは言う
_
( ゚∀゚)「銃創の角度、若干、右になっているだろう
しかも、貫通している
そうなると跳弾はありえない
だからは舞台右手側から撃たれた証だ
次に、口径
それ程、大きくはない
ぎりぎり、懐に隠し持てるサイズだ
女性は胸元の開いたドレスばかりだからね、隠し持てはしない
最後に、銃撃が起こった瞬間だ
停電した、真っ暗闇
その中で正確に額を撃ち抜いてる
射撃の腕が相当なものじゃないと、これは無理だ 」
女スパイのように太ももの隠しホルスターかm
387 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:45:12 発信元:114.48.142.181
(;・∀・)「つまり、犯人は……」
_
( ゚∀゚)「そう、お前の叔父以外、有り得ない
残った人の中ではな
他に該当する人がいない以上、確定的だ 」
_
( ゚∀゚)「何も言うな」
そう言ってジョルジュは、僕に背を向けた
_
( ゚∀゚)「犯人が分かりました
これは、今までにないくらい非常に簡単なものでした」
会場がどよめく
スッと、ジョルジュの腕が上がる
_
( ゚∀゚)「犯人は――――
しゃk――ゴフッ」
支援
389 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:46:15 発信元:61.198.166.53
え?
390 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:47:07 発信元:123.222.169.144
ごふっ!?
wktk
ざわ・・・
392 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:50:16 発信元:114.48.142.181
何かを嘔吐する音がした
嫌な予感がする
ジョルジュを見た
ふらつき、己の吐き出した赤に
沈み込んでいく
ゴトン、と倒れ伏し、動かなくなるジョルジュ
駆け寄り、声を掛けると
_
( ∀ )「ワ……イン…か や…られた……ぜ」
生気が失せた顔
動かない肢体
ああ、ジョルジュは死んだんだ、と
誰に言われるでもなく理解した
到着した警察になんと答えたか、覚えていない
ただ、彼らはろくな捜査もせずに
二人の遺体を運び出していった
393 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:55:13 発信元:114.48.142.181
叔父が一人の偉そうな警官と話しているのは、辛うじて覚えていた
お互いにとっての邪魔が減った
つまり、そういう事だ
トランク一杯の紙幣と二人が、屋敷から
運び出され、いなくなった時
会場には、祝福の声が飛び交う
皆、グルだった
( ∀ )「何も
言いませんし、見てません」
こちらにやってきた、叔父にそう答えると
彼は満足そうに笑い、僕にも
大量の紙幣を寄越して、言った
(`・ω・´)「そう、それでいいんだ」
何かが聞こえた
なんという…
395 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 20:58:51 発信元:123.222.169.144
あああああ…
396 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 20:59:45 発信元:114.48.142.181
( ・∀・)「――――っと、まあこんなもんかな」
あれから、十数年
叔父から受けとった、金を使い、僕は作家になっていた
故郷は例の事件の翌年に捨て、今は海を隔てた地で暮らしている
( ・∀・)「んー、疲れたなあ」
ここのところは、しばらく
これに集中していたから、ろくに休みを取っていなかったっけ
ζ(゚ー゚*ζ「モララー、出来たの?」
デレが言った
( ・∀・)「ああ、出来たよ」
僕の担当者であり、妻でもある彼女とは、もう長い付き合いだ
ζ(゚ー゚*ζ「あ、そうだ
書名とかって、決まってるの?」
( ・∀・)「ああ、決まってるよ
始めっからね 」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ、教えてくれない?
本社に送っちゃうから 」
( ・∀・)「ああ、いいとも
コイツの書名は――――
397 :
名探偵は死んだ:2010/11/22(月) 21:00:46 発信元:114.48.142.181
「名探偵は死んだ」
終わり
以上で、投下は終わりになります
沢山の支援、ありがとうございました!
まさか探偵が死ぬとは思わなかった
乙!
400 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 21:05:52 発信元:61.198.141.45
乙だぞ
後年に暴露したって感じだろうか
乙!
乙。
まさかジョルジュが……
乙!
淡々とした流れで良かった
ついでに短いの投下します。
祭りって何作品でもおkだったよな?
ノパ听)「よーし今日も頑張るぞおおお!」
( ゚д゚ )「落ち着け」
ノパ听)「落ち着いてるんだぞおお」
( ゚д゚ )「落ち着けてねーよ」
ノパ听)「ミルナが冷めてるんだ」
( ゚д゚ )「そういうものか」
ノパ听)「そうだぞ」
ノパ听)!
ノパ听)「いいこと思いついた!」
( ゚д゚ )「お前の良いことってろくなことじゃ……」
ノパ听)「ほら、早く行くぞ!」
( ゚д゚ )「どこへ」
ノパ听)「ほら、すごくないか?」
( ゚д゚ )「高い山だな」
ノパ听)「上るぞ!」
( ゚д゚ )「え、お前部活は?」
ノパ听)「たまには休息も必要だ!」
( ゚д゚ )「部長さん可哀想に……」
ノパ听)「早く行くぞおおお」
( ゚д゚ )「ちょっ。引っ張るなって」
ノパ听)「早く足を動かすんだ!」
( ゚д゚ )「はいはい。動いてる動いてる」
しえーん
支援!
ノパ听)「ほら見ろ! 綺麗な木々だろ!」
( ゚д゚ )「綺麗だな」パシャッ
ノパ听)「なにしてるんだ」
( ゚д゚ )「写メ」
ノパ听)「見せるんだ!」
( ゚д゚ )「やだ」
ノパ听)「なんでだよー」
( ゚д゚ )「別にいいだろ
ノパ听)「よくないんだぞ!」
( ゚д゚ )「なんで」
ノパ听)「あたしはすごーく気になるんだぞ!」
( ゚д゚ )「いや、知らんがな」
ノパ听)「あたしはミルナが何に興味があるのか気になるぞ」
( ゚д゚ )「…………」
ノパ听)「どうした」
( ゚д゚ )「お前ってさ」
ノパ听)「おう」
( ゚д゚ )「無自覚だよな」
ノパ听)?
( ゚д゚ )「なんでもない。すまんかった」
ノパ听)「そうか! ならそれを見せろおおおお」
( ゚д゚ )「だが断る」
ノパ听)「うおおおお」
( ゚д゚ )そ
ノパ听)「とりゃっ!」
( ゚д゚ )ノサッ
ノパ听)「もういっちょ!」
( ゚д゚ )ミササッ
しえん
くそおwwwイチャイチャしやがってwww
ノパ听)「もー!」
( ゚д゚ )「wwww」
ノパ听)「あ!」
( ゚д゚ )?
ノハ*゚听)「ミルナの笑った顔、久々に見たぞ!」
( ゚д゚ )「そうだったか」
ノパ听)「いっつも無表情で、楽しくないんだぞ」
( ゚д゚ )「それはすまんかった」
ノパ听)「でもそれがミルナだからいいぞ」
( ゚д゚ )「そうか」
ノパ听)「しかたない。写メは諦める」
( ゚д゚ )「そうしてくれ」
( ゚д゚ )パシャ パシャ
ノパ听)「そんなに撮るものあるのか?」
( ゚д゚ )「わりとな」
ノパ听)「そうなのかー」
ノパ听)「ミルナ! 見ろ!」
( ゚д゚ )
ノパ听)「あたしじゃなくて、この木の実だよ」
( ゚д゚ )「ああ、赤くて可愛いな」
ノパ听)「だろー?」
( ゚д゚ )「お前の髪も赤いな」
ノパ听)「綺麗だろ!」
( ゚д゚ )「……うん」
ノパ听)「これ食べれると思うか?」
( ゚д゚ )「やめとけ」
髪を食おうとするなwww
しえん
公衆の面前でイチャイチャとは…
全くけしからん
( ゚д゚ )「本当に高いな」
ノパ听)「でももうちょっとだぞ」
( ゚д゚ )「もうすぐ夕方になるぞ」
ノパ听)「道は覚えてるから大丈夫だぞ」
( ゚д゚ )「でも暗くなると危ないぞ」
ノパ听)「大丈夫だって」
( ゚д゚ )「わかったわかった」
ノパ听)「よーし! 進むぞおおお」
( ゚д゚ )ハア……
大雑把なプロット作成
↓
マジ余裕www
感想もらいながら書くおww
↓
後々にあそこでこんな伏線を入れておけばっ……!
↓
熱が冷める
これは多いはず。
はいはい。誤爆しました。
すみません。
ノパ听)
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「まだなのか?」
ノパ听)「もうすぐだぞ」
( ゚д゚ )「夕方が近いぞ」
ノパ听)「わかってるぞ」
( ゚д゚ )「……」
ノハ;゚听)「ほ、本当だぞ!」
( ゚д゚ )「……」
ノハ;゚听)「う、うう……」
( ゚д゚ )「わかった。信用しよう」
ノハ*゚听)!
ノパ听)「もうちょっとだぞー」
( ゚д゚ )「それ三回目」
ノパ听)「これが最後だ! 本当にもうちょっとなんだ!」
( ゚д゚ )「……もう夕方になるな」
ノパ听)「急ごう」
( ゚д゚ )?
ノパ听)「はーやーく!」
( ゚д゚ )「はいはい」
支援
どうしたwwww
426 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 22:22:15 発信元:123.222.169.144
支援
427 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 22:23:52 発信元:123.222.169.144
木の葉を踏む音だけが聞こえる。
乾いた葉が踏まれ、くしゃりと音をたてる。
この山は紅葉で真っ赤だ。
オレの目の前を歩くあいつの髪も赤い。
赤くて長い髪がさらさらと揺れている。
ここは赤だらけだ。
でも嫌いじゃない。
赤い色は好きだ。
青色も好きだけど、赤い色の方が暖かくて好きだ。
あいつが進むたびに赤い木の葉がくしゃりという。
オレが歩くたびにあいつの髪が揺れる。
ノパ听)「ついたぞ!」
支援
430 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 22:27:15 発信元:121.111.227.74
( ゚д゚ )「…………」
ノハ;゚听)「ど、どうした?」
( ゚д゚ )「…………」
ノハ;゚听)「もしかして、気に入らなかったのか?」
( ゚д゚ )「…………」
ノハ;;)「なんとか言えよおおお」
( ゚д゚ )そ
(;゚д゚ )「すまん。見とれてただけなんだ」
ノハ;;)「本当か」
( ゚д゚ )「本当だ」
ノパ听)「じゃあ、気にいってくれたんだな!」
( ゚д゚ )「ああ、すごく綺麗だ」
ノパ听)「よかった!」
青春ってやつだな
ミルナ優しいなあ
山頂についた途端、オレの目に飛びこんできたのは赤だった。
ちょうど夕日が沈んでいくのが見えた。
その夕日は今まで見たどんな夕日よりも赤かった。
オレはずっと夕日はオレンジ色だと思ってた。
でも今日見た夕日は間違いなく赤い色だ。
紅葉した葉がさらに赤く見える。
あいつの風に揺れる髪がさらに赤く見える。
嬉しそうに笑うあいつの頬も赤く見える。
この夕日は忘れないでおこう。
写メなんてとれないけど、記憶しておこう。
じっと夕日を見つめる。
綺麗な赤い色はあいつの髪の色によく似ていた。
でも、あいつの髪の方が綺麗だ。
今はあの夕日に照らされて、もっともっと赤くなってるけど、いつものあいつの髪が一番綺麗だ。
( ゚д゚ )「本当に、綺麗だ」
ノパ听)「そうだろ?」
ノパ听)「前ここに遊びにきてさ、ミルナにも見せようと思ったんだ」
( ゚д゚ )「一人できたのか?」
ノパ听)「そうだぞ」
( ゚д゚ )「……危ない」
ノパ听)「あ」
( ゚д゚ )「こんなところに夕方きたのか」
ノパ听)「えっと……その」
( ゚д゚ )「……今回は、許してやる」
ノハ*゚听)
( ゚д゚ )「こんな夕日を見たのは始めてだ」
ノパ听)「だろ?」
( ゚д゚ )「ありがとう」
ノハ*゚听)「ミルナは赤い色が好きだからな! 絶対に喜ぶと思ったんだ!」
( ゚д゚ )「そうか」
ミルナポーカーフェイスだなwww
支援
( ゚д゚ )「……ん?」
ノパ听)「どうした?」
( ゚д゚ )「オレ、お前に赤い色好きって言ったか?」
ノパ听)「言われてないぞ!」
( ゚д゚ )「じゃあなんで」
ノパ听)「見てればわかるんだぞ!」
( ゚д゚ )「え」
ノパ听)「だってミルナがよく使うタオルは赤いぞ」
ノパ听)「遠足とかで着る服はいつも赤だし」
ノパ听)「プレゼントの包装紙も赤だ」
ノパ听)「ついでに、リンゴも好きだしな」
( ゚д゚ )「……よく、見てるな」
ノパ听)「当然だぞ」
しえん
さるにやられました。しばしお待ちください。
ノパ听)「あたしはミルナが大好きだからな」
ヒートォォォォォォ!!
可愛すぎるぅぅぅぅぅぅ!!!
443 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 22:51:17 発信元:123.222.169.144
ヒート直球ww
だがしかしそれがいい 支援
( ゚д゚ )「え」
ノパ听)「だからあたしは自分の髪が大好きだぞ!」
( ゚д゚ )「ちょっとまっ」
ノパ听)「綺麗にするために、トリートメントはかかさないし、乾かすのにだって気をつかってるんだぞ
!」
ノパ听)「それくらいあたしはミルナが大好きだ!」
ノパ听)「だあああい好きなんだああああああ!」
( ゚д゚ )
(//д//)
ああ、反則だ。
こんな風に言われるなんて。
いつか言ってやろうと思ってたのに先に言われるなんて!
オレの顔はきっと真っ赤だ。
ヒートだって真っ赤なんだから、しかたがない。しかたないんだ。
赤い夕日が沈む。
赤い紅葉が闇に隠れる。
それでも、あいつの赤い髪だけは隠れない。
携帯を開けばたくさんのあいつがいる。
オレの目にずっと映ってる。
目を閉じたって見える。
ノハ////)「へ、返事は!」
(//д//)
本当に、本当に反則だ。
答えなんて決まってるだろ。
おおおお
(//д//)「好きだぞ」
ノハ*゚听)「やったあああああ!」
ヒートが拳を上げて飛び跳ねる。
危ないって言ってるだろ。気をつけろ。
そんな言葉も今のオレは言えやしない。
嬉しくて言葉が出ないなんて始めてだ。
ちらりと顔をあげてみると、あいつの赤い髪がキラキラ光ってた。
完
甘酸っぱい
乙、甘酢!
乙!
以上で終了です。
猿の報告をしようと携帯を探してたら、さる終了してた。どういうことだよ。
あと、これからはわき見投下はしないようにします。
支援ありがとうございました。
乙。素敵な話をありがとう
ちょっとリアルを見つめてくる
453 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 23:00:30 発信元:59.129.136.251
乙んです
454 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 23:07:26 発信元:219.125.145.30
乙!甘酸っぱくてかわいかった
それと リアルは見ちゃ駄目だ
455 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 23:08:04 発信元:220.100.62.103
おっつん。
リア充氏ね。うらやましくなんてないんだからね!!
オレもこういう青春を歩みたかったぜ…
乙!
次投下します
457 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 23:10:11 発信元:123.222.169.144
こいこい!!
ちょっと待って
シベリアって30行が限界だよね
支援支援
.:.:.::.: ... :|F_F|=|:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..__,ll= ii川 川ii l==ll==ll==ll
.:. :. :..:...:|F_F|=|:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.) ii ̄ii ̄ii ̄ii ̄ii ̄ii ̄ii
.:.:.:.:.. . :;|F_F|=|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.: . :.:│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.:.:.::.: ... :|F_F|=|:..::...:...:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.::.::.:..:.:..:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.: :.:;│ ;:..;:...;;...:;;;;:.;
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:.:..:.:.:./ニニニ,ハ:.: / ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :.│ ;:..;:.;;:;:;;:;:;;:;:;:;
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-------、;;|「;;| ゝ :l;;i=i;;i=i;;i=i|::::::::::_::_:::::_:::: :: ::│ ____________;;;
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;」;」;」;」;」;|ー――――――――――i;;;L;;L;;L;;L;;L;;L;;L|..| .| 人_ー' / .|__| . |_
;」;」;」;」;」;|;;;;〔;o;シベリア;STATION;o;〕;;;|;;;L;;L;;L;;L;;L;;L;;L|..| `ー───―――─
;」;」;」;」;」;| {/} {/}{/} {/} {/}{/} {/} {/}{/}|;;;L;;L;;L;;L;;L;;L;;L| `ー──────―─
( )
(`●)
(●'∀`●) バァ! クルッ
(●'∀`●) どーも皆さんコンバンハ!ワタクシ喪鬱毒次郎と申します
(●'∀`●) どこかで聞き覚えのある名前だなと思われてる方もいるでしょう
実はワタクシ”鬱ナせぇるすまん”こと喪鬱毒造の弟なのです!
(●'∀`●) 兄は人々のココロの奥に潜む欲望を駆り立て破滅に追い込む行為をしています
m9(●'∀`●) しかし!ワタクシは違います! ビシィ!
(●'∀`●) ワタクシの仕事は人を助けること!泥沼に呑みこまれそうになってる人に救いの手を差し伸べる仕事をしているのです
(●'∀`●) では皆さんにその1例をお見せしましょう!
『(●'∀`●)喪鬱毒次郎のお仕事のようです』
くそっ……
笑ってしまった……!
毒次郎かわいいなww支援
12月某日
(●'∀`●) いやあ、やはりこの季節は慌ただしいですね!なんてったってもうすぐクリスマスですから!
(●'∀`●) でも中にはクリスマスの季節だというのに気分が晴れない人もいるんですよ、さてどこかに……
(´・ω・`) ……
(●'∀`●) いましたよ!
(´・ω・`) 持内 ショボ助 27歳 会社員
(´・ω・`) ハァ…
(●'∀`●) あの〜すいません
(´・ω・`) えっ、なんですか?
(●'∀`●) 今何時かわかりませんか?
(´・ω・`) あ〜すいません、ちょっと今時計持ってないんですよ…
(●'∀`●) そうですか、実はワタクシ腕時計持ってるんですよ、へぇ、もう9時半か
(;´・ω・`) (なんなんだこいつ…)
支援!
467 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/22(月) 23:31:31 発信元:114.166.113.191
(●'∀`●) しかしあなた、こんな街中でなにしてるんですか?
(;´・ω・`) 考え事ですよ
(●'∀`●) へぇどんな?
(;´・ω・`) 別になんだっていいでしょうが!あんたに言う筋合いはないよ!
(●'∀`●) いやぁすいません!実はワタクシ喪鬱毒次郎と申しまして人々を助ける仕事をしているのです
(;´・ω・`) 助ける仕事?
(●'∀`●) はい、浮かない顔をしてるあなたを見てひょっとしたら助けを求めているのではないかと思い声をかけたのです
(;´・ω・`) べ、別に助けなんて求めてなんか!
(●'∀`●) ホントですか?このクリスマスイルミネーションに彩られたこの通りには不釣り合いな顔をしていましたけどね
468 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/22(月) 23:34:41 発信元:114.166.113.191
(;´・ω・`) う!
(●'∀`●) ははーんわかりましたよ、あなたクリスマスが嫌なんですね!だから忌々しそうな顔をしてたんでしょ!
(;´・ω・`) うう!くそお!そうだよクリスマスなんて大っ嫌いなんだよ!
(●'∀`●) やっぱりそうでしたか、あなたはクリスマスに一緒に過ごす恋人がいないから憂鬱そうにしてたわけですか
(#´・ω・`) 余計なお世話だ!僕だって好きで一人でいるわけじゃないんだ!
(●'∀`●) そんな怒れないでくださいよ、安心してください!ワタクシがあなたにぴったりの恋人を探してきましょう!
Σ(;´・ω・`) え!ホントですか!?
毒次郎イイ!
470 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/22(月) 23:38:00 発信元:114.166.113.191
(●'∀`●) モチロンです!
(;´・ω・`) で、でもいいですよ…なんか胡散臭いし…
(●'∀`●) 大丈夫ですって!あなただって幸せなクリスマスを過ごしたいでしょう?
(;´・ω・`) う、う、まぁそうだけど…
(●'∀`●) だったらワタクシを信頼してください!ワタクシはあなたの笑顔が見たいんです!
(;´・ω・`) そうですか、わかりました、でもひとつだけ条件があります
(●'∀`●) 条件?なんでしょうか?
(´・ω・`) 清潔な女性でお願いします、男性と交際を持ったことの無い女性です
(●'∀`●) わかりました、それでは条件にぴったりな女性を見つけてきますね
三三三(●'∀`●) ではまた会いましょう
(´・ω・`) ……大丈夫かなぁ
471 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/22(月) 23:41:44 発信元:114.166.113.191
そして月日は流れ12月24日
会社にて
(´・ω・`) はぁ、デスクワークは腰にくるな
( б∀б) 持内さんお電話ですよ
(´・ω・`)】 あ、どうもです、もしもしお電話変わりました持内です
(●'∀`●) 『お久しぶりです持内さん!喪鬱です!』
(;´・ω・`)】 も、喪鬱さん!?なんの用ですか!?
(●'∀`●) 『持内さんの条件に合う女性を見つけましたよ!』
(;´・ω・`)】 ホントですか!?
(●'∀`●) 『はい!では連れてきますので9時半に前と同じ場所で待ち合わせしましょう、では』
ガチャツーツー
(;´・ω・`)】 ……
支援!
さる?
もうすぐ祭りも終わりか…
支援!
(ν・ω・)ν ふぅ仕事終わったァ!
(´・ω・`) ソソクサ
(ν・ω・)ν お〜いショボ助、久々に雀荘行かね?
(´・ω・`) ごめんほわっちょ君、今日は僕予定が入ってるんだ
(ν・ω・)ν 見栄張んなよ〜お前がクリスマスに予定入ってるわけないじゃ〜ん
(;´・ω・`) ホントだって!このあと彼女とデートなんだよ!
(ν・ω・)ν おいおい聞いたかよ〜、ショボ助このあと女とデートだってよ!
(;´・ω・`) ちょっとやめてよ…
(ν・ω・)ν 早く行ってこいよ、彼女待ってるんだろ、それとその彼女とやらを紹介しろよな、どんな彼女か見てやるよ
(;´・ω・`) わかったよぉ…
477 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 00:02:47 発信元:121.111.227.84
478 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/23(火) 00:04:46 発信元:114.166.113.191
そしてあの場所へ―――
(´・ω・`) ……
(´・ω・`) ハァ…ホント来るんだろうか、騙されたんじゃないだろうな…
(´・ω・`) ドキドキ
(*´・ω・`) ふふふ、なんだかんだで期待してる自分がいるな…えへへ…
(*^ω^)('、`*川
( *・∀・)o川*゚ー゚)o
(*^Д^)ノリ, ^ー^)li
(´・ω・`) クリスマスだから街は恋人たちでいっぱいだな…
(*´・ω・`) もうすぐ僕もあの中に入れるかもしれないんだ…! ドキドキ
(●'∀`●) 持内さん!
479 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/23(火) 00:11:02 発信元:114.166.113.191
(;´・ω・`) 喪鬱さん!あの、ホントに連れて来たんですか!?
(●'∀`●) ええモチロンですとも!こちらのかたです!
川 )
(*´・ω・`) (なんて綺麗な長い髪だ!きっと美人に違いない!)
(●'∀`●) 彼女は恥ずかしがり屋さんなんで後ろ向いちゃってるんですよ
(*´・ω・`) いやぁ喪鬱さんありがとうございます!まさかホントに連れてきてくれるとは思いませんよ!
(●'∀`●) ワタクシは嘘をつきません!それで持内さんひとつだけ約束してください
(´・ω・`) なんでしょうか?
(●'∀`●) 彼女を裏切ったり悲しませたりしないでください、絶対に幸せにしてやってください!
(*´・ω・`) わかりました!今まで女性と付き合った経験が無いので自信は無いですけど、頑張って彼女を幸せにします!
(●'∀`●) その言葉を聞いて安心しました!では顔をこっちに向けてください
(*´・ω・`) (いったいどんな顔なんだろ?)ドキドキ
川 *`)彡 クルリ
川*` ゥ´) ジャ〜ン!!
480 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/23(火) 00:14:51 発信元:114.166.113.191
川*´ ゥ`) ピャー!!!良い男!!
(;´・ω・`) え、えぇ…
(●'∀`●) 彼女の名前はピャー子さん、今まで男性経験は無いみたいですよ
川*` ゥ´) 一発で気に入りました!あたいこの人と一緒になるっ!
(●'∀`●) 良かったですねぇ!ピャー子さんもあなたのことをお気に入りになったみたいですよ!
(;´・ω・`) で、でも喪鬱さん、僕が言ったのはそういうことではなくって…
(●'A`●) なにを言っているのです、今さらなにを迷ってるんですか
(;´・ω・`) だって、顔が…
(●'A`●) 持内さん!男らしく決断しなさい!彼女を幸せにすると!
(;´・ω・`) う…!
m9(●'A`●)
m9(●゚A゚●)ズーーーーーーーン!!!!!!
(´゚ω゚`) !!
oh...支援
482 :
(○'∀`○)喪鬱毒次郎のお仕事のようです:2010/11/23(火) 00:18:52 発信元:114.166.113.191
川*´ ゥ`) 持内さ〜ん///
(;´・ω・`) な、なんだい…
川*´ ゥ`) もうあたいは一生持内さんのモノだからね!離さないからね!
(;´・ω・`) はは、ありがとね…
川*` ゥ´) ほらもっとこっちに寄ってよぉ、あたいが温めてあげる! ギュッ!
(;´・ω・`) ううう…
川*´ ゥ`) 今日はクリスマスだから二人でいっぱい楽しもうね!
(;´・ω・`) はい……
―――そして二人は夜の街へと消えて行った
(●'∀`●) やっぱクリスマスは楽しくなくちゃ意味無いですよね!持内さん、彼女と一緒に幸せになってくださいね!
『(●'∀`●)喪鬱毒次郎のお仕事のようです』 完
以上です
クリスマス
ことしも一人で
祝います
おやすみ
その頃人肌の温かさを教えるため、
ホモの大群が
>>483の家に向かっていることに
>>483はまだ気付いてなかった・・・
∧_∧
(ヽ( )ノ) ∧_∧ ∧_∧
ヽ ̄ l  ̄ ./ (ヽ( )ノ) ∧_∧ (ヽ( )ノ)
∧_∧ | . . | ヽ ̄ l  ̄ ./ (ヽ( )ノ) ヽ ̄ l  ̄ ./
(ヽ( )ノ)(___人__ ) | . . | /⌒ヽ ヽ ̄ l  ̄ ./ | . . |
ヽ ̄ l  ̄ ./ ; 丿 し ( _,;*;,__ (ヽ( )ノ) | . . | (___人__ )
∧|_∧ | ∪ ∪ ; 丿 ヽ ̄ ∧_∧ (___人__ ) ∧_∧
(ヽ( )ノ) ∧_∧ ∪ (ヽ( )ノ)丿 し (ヽ( )ノ)
ヽ ̄ l  ̄ ./ (ヽ(::::::::::::::::)ノ) ∧_∧ ヽ ̄ l  ̄ ./∪ ヽ ̄ l  ̄ ./
| . . | ヽ:: ̄ー ̄./ (ヽ( )ノ) | . . | ∧_∧ |
(___人__ ) ∧_∧::::::|:::::::::| ヽ ̄ l  ̄ / ( _,;*;,__ ) /⌒ヽヽ(::::::::::::::::)ノ)
; 丿 し (ヽ( )ノ) ::::::::) | . . | ∪ ; 丿(ヽ( )ノ) ー ̄./
∪ ヽ ̄ l  ̄ ./ ; 丿 (___人__ ) ∪ ヽ ̄ l  ̄ ./::::::|:::::::::| ∧_∧
| . . | ∪ ; 丿 し | . . | (:::::人:::::::(ヽ( )ノ)
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(ヽ( )ノ)(ヽ( )ノ)(ヽ( )ノ)(ヽ( )ノ)(ヽ( )ノ)
ヽ ̄ l  ̄ ./ ヽ ̄ l  ̄ ./ ヽ ̄ l  ̄ ./ ヽ ̄ l  ̄ ./ ヽ ̄ l  ̄ ./
乙!
485 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 00:39:36 発信元:118.243.224.185
乙!
ラグナロック
俺はクリスマスという名の「神々の黄昏」をゲームという心強い友と過ごすんだ・・・
486 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 00:47:22 発信元:220.100.62.103
ちょっとカワイイと思ってしまった俺がいる。くやしい。
そんじゃ次ぎ俺行きます
487 :
爪'ー`)y‐世界の終わりを綴るもののようです:2010/11/23(火) 00:49:19 発信元:220.100.62.103
爪. .)φカキカキ
シゲд゛ノ いくぞトシ!ジャイロボールだ!
トシ-@o@)ヤ 来いゴロー君!
爪・ー・)
子供の頃、友人と呼べる者はほとんどいなかった。
学校の休み時間に皆が遊んでいる中、我関せず好きでもない授業の予習をする嫌な子供。
それが私だった。
爪. .)φ くだらないくだらない……
爪. .)φ ふむむ、面白地図はクオリティを高くするのがむずいな
(・_ゝ・)
シゲд゛ノ 次、打順デミだぞ
....(・_ゝ・)ノ ちょっとゴメン、先やっといて
シゲд゛ノ お前!野球をそんなことって、お前!!
爪*. .)φ よし、ここにカブトムシがよく取れるクヌギの森を追加だ!
(・_ゝ・) なにしてんのフォックス?
爪;・ー・)そ え……、あ、デミタスか、なんだ
(・_ゝ・) なんだとはなんだよ。んで、なにしてんの?
爪・ー・) この町の地図作ってるんだ。自作の地図が昔流行ったらしいんだよ
(・_ゝ・) へ〜、 面白いの、それ?
爪・ー・) つまらなくはないとは思う……。先生が寝てるよりは楽しいって言ってたし……
(・_ゝ・) フーン
シゲд゛ノ おいデミ!なにしてんだ!?そんなことより野球やろうぜ!!
(・_ゝ・) あ……
(>_ゝ<) あいたたたたたたたたたたた
(・_ゝ・) ゴメン、肩痛めたみたい。僕こっちで面白地図作ってるよ
シゲд゛ノ バカ野郎!ケガを恐がって勝負を投げ出すなよ!今熱くならなきゃ嘘だぜ!!
爪;・ー・)(うわぁスポ魂だあ……。やっぱりシゲノ君苦手だな……)
(・_ゝ・) 僕は野球より体の方が大切だから
(・_ゝ・) ゴメンね
シゲд゛ノ そっか……、じゃあな
爪*・o・)
爪*・ー・) デミタス凄いね!あのシゲノ君にはっきりイヤって言うなんて僕ハラハラしちゃったよ
(・_ゝ・) そうでもないよ。シゲノくん、押し付けがましいトコもあるけど伝えたいことをハッキリ言えばわかってくれるよ
爪・ー・) そうかなぁ……
(・_ゝ・) そうだよ、ホラ
シケ*゙д゛ノ そんじゃ打つのも好きな野球小僧の俺が代わりにうっちゃうぞー!
トシ-@o@)ヤ ばっちこーい!
(・_ゝ・) ね?
爪^ー^) ほんとだw
爪;・ー・)つそ て言うかデミタスのは仮病じゃん!
(・_ゝ・) 嘘も方便だよ
ほとんど友人がいない私にとって、デミタスは『ほとんど』の例外だった。
爪・ー・) この前本屋で面白そうな本見つけてさ、衝動買いしちゃった
(・_ゝ・) また?そんなに本買っててお小遣い大丈夫?
爪;・ー・) う……、でも付録のゼンマイ時計が興味を惹いてさ……
(・_ゝ・) え、手作りなの?
(*・_ゝ・) 見せて、むしろ作らせて!
爪・ー・) 却下。三歩下がって見てなさい
互いの母親が町の母親教室で知り合い、私達もオムツが外れる前からの知り合いのため、
人見知りであがり症の私でも気軽に話しかけられる。
また私だけでなく彼からも話しかけてくれることがとても嬉しかった。
クラスで友達が多く、物事をはっきりと言える彼が、私を対等に扱ってくれる。
(・_ゝ・) そんじゃ、三時にフォックスん家行くから
爪・ー・)、 野球は……、いいの?
(・_ゝ・) いーのいーの。僕は今日から暫く怪我人なんだ
爪*・ー・) へ、へ〜
この事は私の小さなプライドを満たしてくれた。
今にして思えば、本当にイヤな子供だ。
(*・_ゝ・) それよりさ、機械の内部ってなんか興奮しない?骨組みに固定されたゼンマイとか興奮しない?
爪;・ー・) ゴメン、賛同しかねるよ
爪・o・)ボーッ
キャス゜▽゜)タ- <首相は攻撃的な態度を取る隣国政府との関係悪化を懸念し、友愛の意を持って対処するよう――――
爪・ー・) 大人になっても、はっきり言えないんだ……
家に帰るとワイドショーが隣国との領土問題を報じていた。
気の弱い自分でも、大人になればデミタスのように堂々と物を言えるようになる。
そう信じていた私にとって、腰の砕けた大人達の姿は、見たくない将来の自分を見せられているように感じられた。
爪・ー・) また戦争になるのかな……。くだらないな……
ピンポーン
爪・ー・) あ、デミタス来た。はいはーい!
川'ー`) フォックスちゃん、オヤツはケーキでいい?
爪・ー・) チョコがいい!紅茶もお願いねお母さん!
支援
(・_ゝ・) いやあ、いつ来てもフォックスん家はでかいね。なんか悪いことでもやってるの?
爪;・ー・) なに言ってんの!?ウチの父さんしがない軍務めだよ?働きバチだよ?
(´・_ゝ・`) 出たなお得意の虫例え、この虫フェチめ!
爪;・ー・) ふぇ、ふぇち……?いや、て言うかデミタスの家の方が大きいじゃん!
(・_ゝ・) ウチはほら、借家なだけだから
(・_ゝ・) あ、このチョコおいしい
っ■
爪;・ー・) あんだけでかい家借りるってどんだけ金もってんのさ……
(・_ゝ・) 郷国の実家はもっと大きいらしいけどね。見たことないけど
爪#^ー^) 郷国にかえれ
(・_ゝ・) 遠いからヤ
-=爪#・д・)つー・ 貫けっ!クーゲルシュライバー!!
-=(#・_ゝ・)つー・ 喰らえスティロ・ディアルキアス!墜ちろぉ!!
バシュン
-=爪#・д・)つー・ ・ー⊂(・<_・#)=-
身の回りのものを無駄にカッコイイ名前で呼ぶ遊び。
二人でいるときならこんなバカもできた。
子供らしい時間が過ごせる、私にとってとても貴重な貴重な時間。
爪・ー・) やるじゃん
(・_ゝ・) フォックスもな
爪*^ー^) あははははははははははははははは (^<_^*)
それはいつも彼の笑顔と共にあった。
ヾ(*・_ゝ・)ノ そ、それよりゼンマイを早く
爪;・ー・)))) そんなに好きなんだ……
彼との別れは唐突に訪れた。
隣国との領土問題に端を発した二国間の緊張。
それは周辺国の利害を巻き込み次第に拡大していく。
国境上での発砲事件を契機に、ついに両国は軍旗を掲げることになった。
拡大する戦火とは裏腹に哀しみもまた拡がる。
貿易や文化など他国への差別と迫害が始まり、矛先はやがて他国出身者にまで向けられた。
多発する他国出身者への暴行、略奪事件。
まるで狩りを楽しむ猟犬のように獲物を追いたてるその姿に、私は子供心に人ならざる狂気を感じていた。
デミタスの郷国は直接の敵国ではない。
だが、悪化する治安目の当たりにして、両親は母方の実家に帰ることを決断したという。
小学校を終えると同時に訪れた、半身を裂かれるような別離の哀しみを、私は今でも覚えている。
爪´・ω・`)
(・_ゝ・) フォックス、そんなショボくれた顔するなよ。また何処かで会えるさ
爪・ー・) うん……
(-_ゝ-) =3フゥ
(・_ゝ・)つ━・ ほら、これ。お前のと交換だ。手紙書こうぜ
爪*・ー・)つ━・ う、うん!はい!
「なんなら遊びに来いよ」と言う友の笑顔。「絶対行くよ」と答える鼻声の私。
そして再開を誓う言葉を交わした2日後、個人文書の国外発送が禁じられた。
※――――――――――※
あれから30年以上の月日が経つ。
今、私は軍と政府の要職に就き、日々の雑務に追われる。
爪'ー`)φ 北の地で取れる美味い蜂蜜があるらしい、是非今度視察へ……、と
('、`*川 サー、農業振興のお仕事まで担当されているんですか?
爪'ー`) いや、これは趣味のようなものだ
('、`*川 はあ……。只でさえお忙しいのですから程ほどになさっては……?
爪'ー`) そうだな、区切りもついたし一休みするよ
爪'ー`)y‐ シュボ
爪'ー`)y‐~
コンコン
爪'ー`)y‐入っていいぞ
(;’e’) 失礼します!はあっはあっ!かっ……、会談の、ゲホッ!
爪'ー`)y‐ 落ち着けジョーンズ君。珈琲でも飲むといい。イトウ君?
('、`*川 サー、どうぞジョーンズ軍曹。お砂糖は2つでしたね
(;’e’) いつもすみませんイトウさん。今度お礼を兼ねて食事にでもいかがですか?旨いタコライスを出す店を見――――
('、`*川 ありがとうございます軍曹。でも後ろで怖い顔した鬼が待ってますよ?
爪'ー`)y‐ どうも、鬼です
(;’e’) た、たた大変失礼しました中将!
爪'ー`)y‐ 気にするな。お前の場合、その軽薄さも個性の内だ。それより用件を聞こう
(;’e’)ゞ はっ!
爪'ー`)y‐ それと砂糖は止めて蜂蜜にしたまえ。健康に気を使うのも軍人の勤めだ
(;’e’) はぁ……
なんか自分出したお題のような気がする支援
(’e’) 連合側から会談の日程について通達が有りました
爪'ー`)y‐ そうか……、では先方にはそちらの希望する日取りでかまわないと回答してくれ
爪'ー`)y‐ それと、ビコーズ少将にも日程連絡を頼む
(’e’) はっ!ところで議題はいかがしましょうか?
爪'ー`)y‐ その事だがなョーンズ君
爪'ー`)y‐~
爪'ー`)y‐ 私は休戦を提案したいと考えている
齢50を前にして、私は自分の意思を伝える勇気と地位を手に入れた。
※――――――――――※
だがここまでの道程は決して平坦ではない。
中学を出た後、父の薦めもあって私は軍属となる。
将校を目指すため士官学校で学ぶ日々。
火器の知識、戦術や指揮の方法。そして人を殺めるための訓練、訓練、訓練。
唯一の友もおらず、ただひたすらに軍隊教育を受ける中で、私の人としての心は削ぎ落とされ、奥底に眠る獣の本質が研ぎ澄まされる。
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以 敵は見つけ次第殺せ!見つからない場合は爆破しろ!
爪゜ー゜)ゞ イエッサー!
卒業する頃、私は立派な殺人機械になっていた。
子供の頃の私が見たら、さぞかし嘆いたことだろう。
あの頃の私は受動的ながらも意志とプライドがあり、心の中で人知れない反発を繰り返していた。
しかし機械には意志もプライドも不要だ。それらを削ぎ落とした結果、残ったのは受動性だけだった。
だが私の受動性は、軍隊で最大のメリットを発揮した。
上官の指導を何の疑問も無く機械的に学習し、軍人としての能力を高めていく。
次第に、私は周りからの期待を受ける立場になり、士官への道を歩むことに成功した。
そして30歳のあの日、幾度目かの戦場で私は思い知る。
戦いがもたらす歓喜と高揚。
その陰にある悲嘆と哀惜。
そして先に待つ虚無の滅びを。
※――――――――――※
支援
爪;゜ー゜) こ、これは一体……?
眼前には遥か地平までくすんだ色の瓦礫が転がっている。
( ∵) 開発部の新型爆弾だそうです中佐
爪;゜ー゜) 爆弾?これが?これはもう……、そんなものでは……
灰色の瓦礫はコンクリートの残骸。
褐色の瓦礫は金属の残骸。
黒色の瓦礫は炭化した樹々の残骸。
爪; ー ) ぐっ……!
突然、景色が変わる――――
ビルが立ち並ぶ昼休みのオフィス街。賑わうレストラン。
涼しげな微風にそよぐ公園の樹々。その下で思い思いの時間を過ごす人々。そして景色は一瞬にして――――
爪;゜ー゜) この黒いモノは……まさか……
急に視界が戻り目が眩む。私はよろめいて膝をついた。
_
(;゜∀゜) すげぇ、これだけの威力があれば……
ミ,,;゚Д゚彡 ああ、我が国の勝利は間違いない。死んでいった奴等の仇を討てるんだ……!
隊員達が真っ赤に高揚している。
だが違う、あれは、あんなものは……。
さるよけ
しえん
(;∵) 中佐!どうされました中佐!
部下の声で体の異変に気がついた。
爪 ー ) い、きが苦し……。動悸……が……。し、心臓……、呼、吸を……。
のたうち回り、酸素を求めて胸を掻きむしる。強く、強く。何度ももがく。
そのたびに装備や服のボタン等が地に落ちて瓦礫の上で高い音をたてた。
爪; ー ) あ……が……
苦しい。辛い。そして胸を針が刺すような激しい痛みが襲う。これはなんだ?恐い、怖い、コワイコワイコワイ。
あまりの恐怖に、私は更に激しくもがいた。右も左も上下さえも分からなくなり、それでももがき続けた。
ふと固いものが指先に触れる。藁をもすがる思いでそれを掴み、手元に引き寄せた。
霞む眼に写ったもの。それは唯一の友から贈り物――――
笑顔で語り合う二人の少年。
(*^_ゝ^) (^ー^*爪
『そうだ、これは……』
二人の遥か頭上から降り注ぐ光と熱。
あまりにも無慈悲に、無感情に、ただ全てを無に返す。それは神の雷だろうか。
『スティロ……ディアルキアス……』
――――そして全ては光の中に消えた。
私は薄れ行く意識の中で、仲間達が狂信的な歓喜の渦に飲み込まれていくのを見た。
気がついた時、私は本部の医務室にいた。
優秀な部下が運んでくれたらしい。
( ∵) 医者が言うには過度の疲労が原因だそうです。あまりご無理なさらぬようお願いします
いつもよりクリアな視界。
昨日までも感覚は鋭敏だった。
しかし、得られた情報をただ受け取るだけ。考えることを自ら放棄していた。
与えられた意味を考えられるようになったのは何故だろう。
爪 ー ) ああ、わかっているさ。迷惑をかけたな
( ∵) ……。中佐、頭でも打たれましたか?やはり精密検査を受けられた方が……
今までの私はこんな些細な気遣いさえできていなかったようだ。
まあいい、考えたいことは山ほどある。
爪 ー ) それより、一つお願いをいいかな?
( ∵) サー。なんでしょうか?
まずは落ち着いて頭を使いたい。
爪'ー`)y タバコを、貰えないだろうか
支援
新兵器の神憑り的な威力に魅入られた狂信者達。
それは上層部から一兵卒まで幅広く、惨劇を目の当たりにした私の部隊にもいることがわかった。
『やらねばやられる』
殲滅戦を主張する彼らの論理はひどく簡単で、
かつて私もシンプル過ぎるその論理こそが全てだと信じていた。
確かにこのルールは戦場では疑いようもなく正しい。
眼前で銃や爆弾を構えながら平和主義を語っても空々しいだけだ。彼らの問題は、今、その時をどう生き抜くかにある。
だが、戦場の外ではどうだろう。
腰を据えて未来を語りあえる場ならば、別のルールがあるのではないか。
ならば、国交が断絶された今、最も必要なものは――――
爪'ー`)y‐ 交渉のチャンネルか……
まずはそこから一歩一歩始めるとしよう。
※――――――――――※
ようやく交渉の舞台に立てる地位まで来たはいいが、
それだけの官職に就くようになると、雑事も比例して増えてきた。
中立国であるシベリアとの外務交渉を任された私は、現地政府との懇親会という名の腹の探りあいを終え、口直しに腹を割って話せる者達とバーで酒を嗜んでいた。
話は専ら日々の愚痴である。
爪'ー`)y‐ しかし、こういうのは本来政治家や官僚の仕事じゃないのか?
( ∵) 戦時下ですから軍事に際しては我ら軍人が出るべきでしょう。それに彼らにそんな力はありませんよ
爪'ー`)y‐ 分かってはいる。分かってはいるが余りにも雑務が多くのてな
( ∵) 言い出しっぺが一番額に汗かくのは世の常ですし、そうあるべきだと私は思います
爪'ー`)y‐ 返す言葉もないとはこの事か……。ええいジョーンズくん!もう一杯頼む!
(’e’) サー!ウェイトレスさん!ウォッカもう一つ……、いや3つお願い!
ミセ*^ー^)リ はーい!よろこんでー!
(’e’) それと……
ミセ*^ー^)リ はい?
さるしえ
(*’e’)+ 極寒のツンドラに美しくも力強く咲く一輪の花の連絡先を
ミセ*^ー^)リ お客さん、シベリアで出会い系は重罪ですよ?
(’e’) 貴女のような可憐な華を摘まねばならないのは確かに罪だ
ミセ*゜ー゜)リ はあ……
(’e’) だが僕は思う!愛とは倒錯的な自己犠牲の上に成り立つものではないのか、と!
ミセ*゜ー゜)リ 仕事中なのでかいつまんでもらっていいですか?
(’e’)
(’e’) おっぱい見して?
(;∵) まったく……、貴様の軽薄さは年々酷くなるな
ヾ(^e(#)) やだな、純真だって言ってくださいよ少将〜
(;∵) コラ、馴れ馴れしくするな!私まで仲間だと思われるだろうが!
(’e(#)) やだな少将、無礼講ですってばwwww
爪'ー`)y‐ おいジョーンズくん。無礼講と言ってる男が自ら階級を口にするなよ
(*’e(#)) あ……。こりゃ一本取られましたね。あはははははwwww
しえん
酒の席を少し離れ便箋に筆を走らせているとジョーンズが赤ら顔で近寄ってきた。
(*’e’)〜* あれっ、なぁに書いてるんすかあーっ?
『 最近、ここシベリアの地で養蜂が盛んに続けられているようだ。外敵が少なく、働き蜂を囲いやすいため、養蜂に適しているのためかな。
養蜂家達に国境はなく、各地の花や働き蜂をも交換するなど、最上級のローヤルゼリーと、蜂蜜を享受するため協力しあっている。
養蜂家の詳細を送ろう。興味があれば見てくれ、名称は――――』
(;’e’) は、蜂蜜……、ほんとにお好きなんですね
爪#'ー`)y‐ 悪かったな!
爪'ー`)y‐ ところで国際郵便を扱っている店を知らないか?
(’e’) それ、ご家族へのお手紙ですか?合同演習地に行く道すがらに大きな郵便局がありますが
爪'ー`)y‐ まあそんなところだ。もっとも連絡はつかないかもしれないがね
(’e’) 何をおっしゃいます。お子さんもきっと喜びますよ
爪'ー`)y‐ だといいのだがね
(’e’) ほんと、うちのバカ親父とはエライ違いですよ。あの人は会社を大きくすることにしか関心が無いんです
(;∵) またその話か……。熱心なことはいいじゃないか、ここにも工場を持つくらいの大企業なんだろう?
(#’e’) ただでさえわが国は戦争で肥えたと後ろ指を指されているのに――――
長引きそうなのでジョーンズの家庭の話はビコーズに任せるとしよう。
便箋に視線を落とし、指先でクルクルとペンを回した。
支援
ぼーるぺん
(’e’) あーっ!なんか高そうなペンですね。もしかしてシャネルとかですか?さっすが中将給料高いんすねwwww
(;∵) 貴様、飲みすぎだぞ!
爪'ー`)y=3
爪'ー`)y‐ 構わんよ……。これはなジョーンズ君、スティロ=ディアルキアスだ
(’e’) なんですそれ、ボールペンでしょ?ブランド品?
爪'ー`)y‐ そんな高価なものじゃないさ。友との約束の品だよ
(’e’) え?え?約束?思い出じゃなくて?
( ∵) パァーン
⊂彡))e゜)
(#∵) あまり人の過去を詮索するなバカモン!
prrrrrrrrrr
爪'ー`)白 なんだ、イトウ君?
『申し訳ございませんフォックス中将、明日の会談についてシベリア政府からお電話が入っておりますが』
爪'ー`)y‐ わかった。諸君、ここはお先に失礼するよ
( ∵)ゞ ’e’)ゞ ハッ!
爪;'ー`)y‐ 無礼講……。いや、もういいよ
*―― 会合当日――*
(’e’) いよいよ今日ですね。このまま戦争は終わるんでしょうか
爪'ー`)y‐ なんだ軍曹、そんなに人殺しを続けたいのか?
(;’e’) め、滅相もございません、サー!私はただうまく事が運べぶか不安でして……
爪'ー`)y‐ ははは。そうだな、我ら軍人といえども好き好んで殺し合いはしたくない
爪'ー`)y‐ 心配はいらないよ。連合側の代表はショボン大将だろう?彼は好戦的だが愛国者だ。
国と民が疲弊するのはお互い望まないところだ
(’e’) それなんですが先刻連絡がありまして、ショボン大将は病のため本日は来られないそうです
爪'ー`)y‐ 病か。確か彼は戦場で新型爆弾の放射線を
(’e’) ええ、それが原因のようです。通信で嫌味を言われました
爪'ー`)y‐ そうか、会場でもその話になりそうだな……。ところでショボン大将の代わりの者は来るのか?
(’e’) いらっしゃいますサー。シャキン大将、たたき上げの武闘派です。
爪'ー`)y‐ そうか、相手がまったく変わるとなると厄介だな
(’e’) 中将……、よろしいでしょうか?
爪'ー`)y‐ どうした、改まって?
(’e’) 私は人殺しはもう御免です。そのために下準備のお手伝いを買って出ました
(’e’) 全ては国民のため。中将のそのお言葉を信じて動いてきたものは他にも数多くいらっしゃいます
爪'ー`)y‐ そうだったな……。すまん、聊か弱気になっていたようだ。どうもありがとう
(’e’) そろそろ会合のお時間ですよ
爪'ー`)y‐ では行こう。ビコーズにも声をかけてきてくれ
(’e’)ゞ イエッサー!!
『伝えたいことをハッキリ言えばわかってくれるよ』
これは、長い間忘れていた友人からの言葉。
ただ生きているだけではなりたい大人にはなれない。
子供は自分の足で階段を登り大人となる。さながら今の私のように。
爪'ー`)y‐ 数十年と続く戦いの中で国費は軍事に注ぎ込まれ、国民に還元されず只々互いに疲弊するのみ
爪'ー`)y‐ 一方では新兵器開発競争に拍車がかかり、一回の戦闘での死傷者の数が格段に増え、昨今では大量破壊兵器による民間人への被害も甚大です!
爪'ー`)y‐ 人道的見地からも、余りに多くの一般市民を犠牲にする今の戦闘のやり方は不適切であると言わざるを得ません!!
「フッ」
侮蔑を示す吐息が連合国の席から洩れた。
顔を上げ一瞥すると、探すまでもなくニヤついた目付きの人物と視線が交わる。
爪'ー`)y‐ なんですか大将?
(`・ω・´) いや、非人道的兵器を振りかざす国がよく言うものだと思ってな
爪'ー`)y‐振りかざすつもりなどありません。むしろ我らは今、あの兵器の存在を憂いています
爪'ー`)y‐ 人の最後の尊厳である死すらをも蔑む兵器……
爪'ー`)y‐ 人民を犠牲にしてまであのような物を開発するなど、決して許されることではありません!!
(`・ω・´) なるほど。本日この場におられないショボン大将はまさにその犠牲者というわけですか
そろそろさるりそうかな
ミセ*゚ー゚)リからするにau携帯メール保存かな支援
さるしー
やはり来たか……。
和平派のショボン大将が兵器の後遺症を患っているという矛盾。
我が国の兵器開発という汚点が過度に追及されないためのカードであったが、ここに来て裏がえされたな。
(`・ω・´) それで和平を切り出すとは、まったく持ってムシのいい話ですな!
下手に出るか、それとも更に道徳観で押すか?それとも……
カラン
渇いた音が室内に響く。
「す、すいません」
大将の隣の男がペンを落としたようだ。男は注目を集めつつ机の前に出て、慌ててペンを拾う。
その様子に何故だか私の心は和らいだ。
腹を決め、次の発言内容を整理していたその時。
「少しよろしいでしょうか?」
男は唐突に語り出した。
「怨み辛みでは物事は前に進みません。個人レベルの感情は持ち出す方はこういった場には相応しくありませんな」
(`・ω・´) 場をわきまえろ中将!貴様に発言は許可されていない!
「折角の会談の場です。若輩者に経験という機会をお与えください。ところで……、大将は最近よくシベリア国に遊説されてらっしゃいますね」
(`・ω・´) なんの関係がある?あそこは中立だ、軍則上も問題あるまい
「その中立国であるシベリア国に、バイオ兵器の開発プラントがあるという噂を聞きました。場所は多国籍企業の工場地下です」
「シャキン大将、あなたがシベリア遊説の際に足繁く見学に行ってらっしゃる工場ですよ。兵器開発の中枢でいったい何を開発されているのでしょうな?」
(;`・ω・´) 貴様何を……っ!?
「当然、人道的見地に立った行動なのでしょうから見学に行かせていただきましょうか」
爪'ー`)y‐ それはいい。疑心暗鬼により悪戯に軍備を拡張せぬよう、互いの研究施設を見学するわけですね
(;`・ω・´) き、貴様等!上官の頭ごなしに何を勝手に話しているかっ!
「まあまあ大将、フォックス中将とて他人事ではありません。そこには他国籍の研究者がいるという噂も聞きました。
そちらの国籍の研究者です」
爪'ー`)y‐ なんとそうでしたか!ビコーズ、現在兵器開発を担当しているのはキミの部下のご尊父の会社だったな?早速調査してくれたまえ!
( ∵) はっ!
「これからは戦争より科学力などのコンペティションで解決を図りたいですね」
爪'ー`)y‐ なるほど、それは実に人道的です
「ははは。まったく」
(#`・ω・´) 貴様等いい加減に――――
爪'ー`)y‐ それとシャキン大将
爪'ー`)y‐ 私は本日付けで大将です。外交と停戦にかかる全権は私にありますのであしからず
(#;`・ω・´) ぐ……
*―――――――*
会合は和平への動きを強める結果となった。
これも入念な事前工作のおかげだ。優秀な部下達を後で労ってやろう。
爪'ー`)y‐~
「お隣宜しいですかな?」
爪'ー`)y‐ ええ勿論。愛煙家には国境はありません。お互いがんばりましょう
「ははは。そうですね」
爪'ー`)y‐ ところで、先ほど落とされたペン……
「ああ、これですか?古い友人からの贈り物でして……、」
爪'ー`)y‐ よいクーゲルシュライバーですね
「ありがとうございます。そう言うあなたもよいスティロ・ディアルキアスをお持ちで」
中将はそう言って胸のポケットを指差す。
爪'ー`)y‐ たった一人の友人からの贈り物です
「ははは。奇遇ですね」
爪'ー`)y‐ ははは、まったくですねホラ吹き野郎
「嘘も方便って言うでしょう、お坊ちゃん?」
爪'ー`)y‐ 相変わらずだな没落貴族
(´・_ゝ・`) 蜂々ってなんだありゃ?もっと意味深な暗号にしろよ虫フェチ
爪'ー`)y‐ そうやってデカイ顔してるから顔デカくなるんだよ機械フェチ
(´・_ゝ・`)
爪'ー`)y‐
堕ちろっ! 貫けっ!
-=三三爪#'ー`)つ━・ ・━⊂(´・く_・`#)三三=-
しえん
おわりです。
夜遅くに支援ありがとうございました。
ずっと前にシベリアか避難所でもらったお題を腐らせていたのでここぞとばかりに書いてみました。
お題
> スティロ・ディアルキアス
> 世界の終わり
> クーゲルシュライバー
ちょっと時間かかりそうだったので最後ID変えてさるよけ&連投でいきました。ごめんなさい。
地の文がっつりは初めてだったので、なんか指摘いただけるとうれしいです。
531 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 02:52:17 発信元:219.125.148.96
支援
生きてたのかwなんて狸野郎だ
乙!
乙
間違いない、そのお題を出したのは自分だ
面白かった
よくある話だったけどその分安心して読めた
乙
535 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 04:33:02 発信元:219.125.145.25
ゲヘヘ
乙ダヨ
537 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 10:23:46 発信元:123.108.237.25
乙乙
祭も今日で終わりか……
またシベリアで10分絵祭とかやりたいな
ちっくしょうsage忘れちまった
そうか、俺は
>>533のおかげでこんなに苦しい思いを……。
批評トン。
540 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 13:08:23 発信元:220.52.130.138
文章題3〜4kr
AA+セリフでも単語でもおk
>>540 ( ´∀`)「……どうしようもないモナ」
544 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 13:57:53 発信元:219.125.145.24
545 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 14:22:54 発信元:220.52.130.138
547 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 14:37:26 発信元:220.52.130.138
AA+セリフでお題を3つほど下さい
549 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 14:42:45 発信元:220.52.130.138
>>548 ('A`)「なんで誰も分かってくれないんだ」
>>548 (*^ω^)「こたつに入りながら食べるアイスは最高だお」
>>544 みんなでテーマや作品タイトルなどのお題をいくつか提示して、各自描きたいお題を選ぶ。
で、10分だけ描画時間を設ける。
時間が短いから、上手いとか下手とか関係ねえ、お前ら描きたいもん描いて晒していけ!
下手だから恥ずかしい……なんてどうでもいいんだよ、言ってる暇あったらさっさと描け!
といった感じの祭。
詳しくはググってくれ。まとめてる所があった筈。
あの時間に追われる感じが楽しいんだ
>>548 (`・ω・´)「こし餡を食べると変身してしまうのさ」
また携帯規制なのね
お世話になります
mjsk
555 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 16:44:38 発信元:61.198.165.168
どうせならau規制しろよ
そうすりゃ、いぬたまも消えるからな
そしたらシベリアに来るじゃん
投下します
祭りの一環になれば幸せ。
冬の終わりに鐘が鳴るようです
それは、不思議な不思議な街のお話。
***
りぃん、ごぉん。
( ^ω^)「みんな、お仕事お疲れさまでしたお」
(´・ω・`)「お疲れさま。今回もうまくいったね」
( ´_ゝ`)「でも、今回は割とひやひやしたね。なかなかこっちに打ち解けてくれなかったから」
(´<_` )「そうだな。すんなり打ち解けて信頼してくることの方が多いのにな」
( ^ω^)「だお。
たとえば、ドクオみたいに」
(´・ω・`)「懐かしいね、その名前」
( ^ω^)「そうだおね。始まりは、確か―――」
支援
冬。
積もった雪で、子供たちが楽しそうに遊ぶ広場。
('A`)「腹減ったなぁ」
その広場のベンチに、痩せて今にも死にそうな男が1人、横になっていました。
彼の名はドクオ。旅人のような装いですが、その服はぼろぼろで汚れています。
('A`)(引きこもりだった俺が、追い出されるようにして旅に出てからどれくらい経ったんだろう)
('A`)(あてもなくさまよっているうちに、大きな時計台の街にたどり着いた)
('A`)(俺の命をつないできたのは、俺の姿を哀れに思った人たちからのわずかなお金)
('A`)(それももう尽きた)
('A`)(あぁ、寒いなぁ)
('A`)(…なんだか眠くなってきた。でもこのまま寝たら二度と起きないんじゃないかなぁ)
それでもいいやと思いながら、ドクオは自身の空腹を紛らわすように目を瞑りました。
しばらくすると、ドクオは深い眠りに落ちていきました。
今にも消えそうになっている命。
その命の前に、ふらりと二人の青年がやってきました。
青年たちは、この辺りでは見ない不思議な格好をしています。
(´・ω・`)「どうする?この人、死にそうだけど…」
片方の下がり眉の青年が、不安そうにつぶやきます。
( ^ω^)「問題ないお。まだ時間はあるから、ゆっくりと回復させていけばいいと思うお」
もう片方のふっくらとした青年は、不安を打ち消すようににこやかに言いました。
(´・ω・`)「それもそうかもね。まぁ僕の料理を食べて健康にならない人なんていないし」
( ^ω^)「おっお。ショボンは頼もしいお。世界一の料理人だお」
(´・ω・`)「そんな事言っておだてても、ブーンの食事の量は増やさないからね」
(;^ω^)「お…」
彼らの名前は、ショボンとブーンというようです。
下がり眉毛の青年ショボンが、ぐっすりと寝ているドクオの体をひょいと持ち上げました。
その体はあまりにも軽く、ショボンは驚いたようでした。
(;´・ω・`)「こんなに痩せて、いままでよく生きてたなぁ」
( ^ω^)「まったくだお」
(´・ω・`)「じゃあ、帰ろうか」
( ^ω^)「もう帰るのかお?もうちょっと外で遊びたいおー」
(´・ω・`)「まったく…。無理だよ、僕は早く帰って夕食の仕込みをしないといけないんだから」
(´・ω・`)「ほら、行くよ」
(;^ω^)「あ、置いていかないでお!」
ショボンとブーン、それからドクオの3人は、広場を後にしました。
広場には相変わらず雪が積もり、子供たちが楽しそうに遊んでいます。
目を覚ましたとき、ドクオは夢でも見ているのではないかと思いました。
柔らかいベッド。暖かい部屋。
体はきれいになっていて、服も清潔そうなものに替わっていました。
何がなんだか分からなくてぼーっとしていると、ドアから誰かが入ってきました。
( ^ω^)「お、やっと起きたお。寝たまま起きないんじゃないかと思ったお」
('A`)「誰…?」
( ^ω^)「おっ、自己紹介がまだだったお。僕はブーンだお」
( ^ω^)「ドクオ、よろしくだお」
('A`)「え、何で俺の名前を…」
( ^ω^)「服の裏に名前が書いてあったお」
( A )(恥ずかしい…)
( ^ω^)「そんなことはどうでもいいお。僕、いや僕たちは、君を保護したんだお」
ブーンは、そういうとベッドの横にあった椅子に座りました。
('A`)「保護…?」
( ^ω^)「そうだお。でも詳しい事はご飯を食べてからにするお」
( ^ω^)「ショボンー、ドクオが起きたおー。ご飯持ってきておー」
扉の向こうに、ブーンが呼びかけました。
(´・ω・`)「そんなに大声上げなくても聞こえるよ、ブーン」
少し時間が経った後、そう言って1人の青年が入ってきました。
落ち着いた雰囲気を持つ青年だなぁ、とドクオは思いました。
(´・ω・`)「がつがつ食べると体に悪いから、ゆっくりと食べるんだよ」
ショボンはベッドの横に朝食を置き、ブーンの隣の椅子に座りました。
('A`)「あ、ありがとうございます」
(´・ω・`)「敬語を使う事はないよ。僕はショボン。よろしくね」
('A`)「う、うん、よろしく」
( ^ω^)「ドクオは緊張しすぎだおー」
(´・ω・`)「まぁ、いきなりこんな環境に来たんだし無理もないよね。
でも、説明は後。今はとりあえずご飯を食べてね」
( ^ω^)「ショボン特製だからおいしくないっていうことはありえないはずだお!」
('A`)「はい、わかり…わかった。いただきます」
ここ数日ろくなものを食べていなかったドクオにとって、この食事はどんな料理よりもおいしいと思えるものでした。
***
('A`)「ごちそうさま。おいしかった」
(´・ω・`)「それはよかった。じゃあ僕は片付けてからまた来るから、ブーンは説明をよろしくね」
( ^ω^)「分かったおー」
( ^ω^)「さて」
( ^ω^)「いきなりこんなところに連れてきて、訳わかんないって顔してるおね」
ドクオは、こくこくとうなずきます。
( ^ω^)「ここは保護施設なんだお。行き場のない人に、部屋と食事と簡単な仕事が提供されるんだお」
('A`)「保護施設?」
( ^ω^)「そうだお。僕たちは、この街で死ぬ人を少しでも減らしたいんだお」
( ^ω^)「僕たちが街を見回ってたら、ドクオがベンチで横になってたんだお。
この街の人でもなさそうだし、なにより死にそうだったから保護したんだお」
('A`)「そうだったんだ。ありがとう」
( ^ω^)「どういたしましてだお」
( ^ω^)「そういえば、ドクオはこの街の時計台の話は知っているかお?」
('A`)「ううん、知らない」
( ^ω^)「そうかお。じゃあ、この街の時計台の秘密を話すお」
そう言って、ブーンはゆっくりと語り始めました。
***
この世界の真ん中に、不思議な街がありました。
不思議な街の真ん中に、大きな大きな時計台。
時計には針が一本しかありません。
数字はどこにもありません。
それでも、その時計は世界にとって大事なもの。
なぜなら、時計には数字の代わりに「季節」が刻まれていたからです。
3時の場所には、桜の絵。
6時の場所には、ひまわりの絵。
9時の場所には、もみじの絵。
12時の場所には、雪だるまの絵。
時計の針は、毎日少しずつかちり、かちりと動きます。
そして、その針が絵と重なったとき。
りぃん、ごぉん。
時計台の鐘が鳴りました。
さるよけしえ
569 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 18:09:50 発信元:59.129.136.251
しえんとは
支援、こう書きます
それは、過ぎ行く季節を惜しむ音。
それは、来たる季節を喜ぶ音。
瞬間、どこからか風がごう、と吹いてきます。
その風の強さは、誰もが身をかがめて吹き飛ばされないようにするほどでした。
しばらくして風がやんだ後、街の景色は一変していました。
今まで過ごしていた季節は終わり、新しい季節が始まったのです。
そして、街の季節を変えた風は世界中に広がり、世界中の季節を変えていきます。
この世界は、不思議な街によって季節を変え、生きているのです。
***
( ^ω^)「と、こんな感じだお」
ドクオは、ぽかんと口を開けて話を聞いていました。
( ^ω^)「信じられないのも無理ないお。
でも、あと少し日にちがたつとそれも納得できるようになるお」
そう言って、ブーンは窓の外を指差しました。
窓の外には、少し遠くに時計台が建っているのが見えました。
一本しかない針は、今は桜の絵の直前を指しています。
( ^ω^)「窓の外に時計台が見えるお?あの針が桜の絵を指したら、鐘が鳴って季節が変わるんだお」
('A`)「へぇ、そうなんだ…」
とは言っても、なかなか信じられることではありませんでした。
そのとき、こんこん、とドアをノックする音が聞こえました。
(´・ω・`)「やぁ。片付け終わったよ」
( ^ω^)「おつかれだおー」
(´・ω・`)「ドクオ、これからこの建物を一通り案内したいと思うんだけど、どうかな?体調は大丈夫?」
('A`)「うん、たぶん大丈夫」
( ^ω^)「じゃあ、僕についてきておー」
('A`)「わかった」
こうして、ドクオはブーンやショボンと共に建物の中を回ることになりました。
建物はそれなりの広さがあり、居室や談話室、図書室や大浴場までありました。
体力があまりないドクオは、建物を案内されてぐるぐると回っているだけでも少し疲れてしまいました。
( ^ω^)「ドクオ、疲れたかお?」
(;'A`)「うん、少し」
( ^ω^)「じゃあ、そこの中庭で休むお」
(;'A`)「うん」
(´・ω・`)「あ、僕は昼食の準備があるから、またお昼にね」
( ^ω^)ノシ「わかったお。いってらだおー」
その後、ブーンは中庭にあるベンチへとドクオを連れて行き、二人でベンチに腰を下ろしました。
中庭の中心には、大きな木が立っていました。
('A`)「この木は、なんていう木なの?」
( ^ω^)「桜だお。春に変わるとき一斉に花が咲くんだお」
('A`)「きれいなんでしょ?」
( ^ω^)「もちろんだお!」
('A`)「いいなぁ。季節が変わる瞬間、見てみたいな」
( ^ω^)「うん、きっと見られるお」
( ´_ゝ`)「「あれ、ブーンじゃん」」(´<_` )
不意に、ブーンは誰かに声をかけられました。
声の主は、よく似た姿をした二人の青年でした。
( ^ω^)「お、兄者と弟者かお」
( ´_ゝ`)「「そうだ。お前の隣にいるのは誰?」」(´<_` )
二人の息は、驚くほどぴったりと合っています。
( ^ω^)「あぁ、ドクオだお。昨日からここに来たんだお」
( ^ω^)「ドクオにも紹介するお。この二人は流石兄弟だお。双子の兄弟なんだお。
青い服を着ているほうが兄者で、緑のほうが弟者だお」
( ´_ゝ`)「「ブーン、ドクオが今回の…?」」(´<_` )
( ^ω^)「そうだお。…今回の被保護者だお」
( ´_ゝ`)「「ふぅん。よろしく」」(´<_` )
('A`)「よ、よろしく…」
(´<_` )「そういえば兄者、ブーンに言いたいことがあったんじゃないのか?」
( ´_ゝ`)「そうだ。忘れていた」
( ´_ゝ`)「ブーン、ここの桜の実は食べられるのか?」
( ^ω^)「は?食べられるわけないお」
( ´_ゝ`)「そうか、やはりな」
( ^ω^)「それがどうかしたのかお?」
( ´_ゝ`)「いや、もし食べられるのであれば、さくらんぼをいち早く収穫しようと思っていたんだ」
(´<_` )「ブーンだったら食べられる物に一番詳しいと思ってな。聞いてみるのが一番だと思ったんだ」
( ^ω^)「なんだか失礼なこといわれた気がするお」
( ´_ゝ`)「まぁいい。それでは失礼するよ」
( ´_ゝ`)ノ「「じゃあな」」(´<_` )ノ
( ^ω^)ノ「お。ばいぶー」
('A`)「…変わった人たちだね」
( ^ω^)「僕もそう思うお」
***
二人は、途中でショボンが持ってきたサンドイッチを食べ、日が傾くまでずっと話していました。
ブーンは、この施設に来たきっかけや、ここにいる人たちのことを話しました。
ドクオは、今までの旅のことや、旅を始める前のことを話しました。
ドクオは、ブーンにすっかり心を開いたようでした。
その日、ドクオは幸せな気分で眠りました。
幸せが長く続かないことも知らずに。
***
それから数日間、ドクオは施設横の畑で皆と農作業をしたり、ショボンのおいしいご飯を食べたり、
施設の人たちと話をしたりして過ごしました。
それは、ドクオにとって今までで一番幸せなひと時でした。
そんな日々を過ごしていたある日、ブーンが朝食の席にいないことに気づきました。
しかし、朝食を食べた直後急に眠気が襲ってきたので、ドクオはブーンを探すことはせずにばたりとベッドに倒れこみ、そのまま眠ってしまいました。
576 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 18:28:10 発信元:219.125.145.54
怖い支援
ドクオが目を覚ましたときには、もう外は薄暗くなっていました。
(;'A`)(どんだけ寝てたんだろ、俺)
ベッドから身を起こすと、机の上に手紙が乗っていることに気がつきました。
どうやら自分宛のようです。
誰が置いたんだろう、と思いながら、ドクオは手紙の封を開けました。
***
ドクオへ。
この街の時計台についての話は覚えているかお?
あの話は、本当はちょっとつけたしがあるんだお。
鐘を鳴らすためには、季節を変える神様にいけにえを捧げないといけないんだお。
そのいけにえは、この街に住んでいる若者からランダムに選ばれるんだお。
…そして、今回のいけにえは、僕なんだお。
今まで黙っていて申し訳なかったお。
さよならだお。
ブーン
ドクオは、反射的にカレンダーを見ました。
今日の日付のところに、赤い大きな丸が描いてありました。
季節が変わる日は、今日。
ドクオは絶望しました。
いままでよくしてくれた人が、突然いなくならないといけないなんて。
(;'A`)(なんでこんな大切な時に、俺は寝てたんだ!)
次の瞬間、ドクオは部屋から飛び出していました。
***
(;'A`)(走れ、走れ、時計台までもうちょっとだ…!)
ドクオは必死に走りました。
ふらふらになりながら、時計台の入り口を目指します。
( ^ω^)
ブーンが見えました。
彼は、儀式用の白装束を来てちょうど時計台に入ろうとしているところでした。
両脇には流石兄弟がいて、逃げ出さないように見張っているようでした。
(#'A`)(なんで?なんで兄者と弟者が友達を売るようなことをしているんだ!?)
(#'A`)「ブーン!!」
ドクオは力を振り絞って叫びました。
ブーンは、ドクオのほうを振り返って少し驚いた顔をしました。
579 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 18:35:16 発信元:219.125.145.32
支援!!
(;^ω^)「ドクオ…?」
(;'A`)「ブーン!行かないで!」
ドクオは必死に叫びます。
そんな叫び声もむなしく、ブーンと兄弟は時計台の中に入っていきます。
そして、ばたりと扉が閉められました。
(#'A`)「ブーン!」
最後の力を振り絞って、ドクオは時計台の扉の前へと走ります。
ドクオは体当たりをするようにして、その扉を開けました。
時計台の中は真っ暗で、何も見えませんでした。
(;'A`)「ブーン!どこにいるんだ!」
ドクオは、力いっぱい叫びます。
すると、上のほうから声が聞こえました。
「ドクオ、僕はここにいるお」
声のするほうを向くと、暗闇の中にぼんやりと白い衣装が見えました。
( ^ω^)「ドクオ…ごめんお」
(;'A`)「ブーン?何であやまるんだよ!」
( ^ω^)「僕は、君に嘘をついていたんだお」
(;'A`)「手紙のこと?そんなことどうでもいいよ!ブーン、帰ってきてよ!」
( ^ω^)「君の事は、絶対に忘れないお」
(;A;)「ブーン、死んじゃ嫌だ!」
( ^ω^)「僕は死なないお。君の事は絶対に忘れないお」
ブーンのことに必死になっていたドクオは、背後にしのびよる人間たちに気づく事ができませんでした。
(;'A`)「ブーン、何を言っているか、わからな」
( ´_ゝ`)「「こういうことだよ」」(´<_` )
突然背後から二人の声がして、1人はドクオの首を刃物で薙ぎました。
頭は胴体から完全に分離し、首から血が噴き出します。
あああ
鬱話なのか
支援
そういうこと……
支援!支援!
体と頭はもう1人が受け止めました。
受け止めた人間が二言三言つぶやくと、ドクオから吹き出た血はぴたりと止まりました。
(´<_` )「今日も切れ味が最高だ。流石だな兄者」
( ´_ゝ`)「今日も止血の呪文が完璧だ。流石だな弟者」
(´<_` )「よし、運ぶか。兄者は頭を頼む」
弟者は、兄者に向かって頭を放り投げました。
その頭には、驚きの表情が張り付いていました。
( ´_ゝ`)「把握した」
兄者はそれを受け止め、弟者が体を背負い終わるのを待ちます。
(´<_` )「よっ…と。今回の体は軽いから楽だな。では行こう。クール様が待っている」
( ´_ゝ`)「あぁ」
二人は、時計台内部の階段を駆け上がっていきました。
( ^ω^)「二人とも、グッジョブだお」
一連の動作を黙って見ていたブーンも、二人の後を追って階段を上がっていきました。
お帰り
支援
外部の人間使うなんて…
***
時計台の一番上、大きな鐘のある部屋に、白い着物を着た美しい女性が立っていました。
女性は、手すりにもたれながら街を見渡しています。
( ´_ゝ`)「「クール様、お待たせいたしました」」(´<_` )
クール様、と呼ばれた女性の背後から、兄弟の声がしました。階段を駆け上がったせいでしょう。少し息が上がっています。
二人はドクオを床におろし、女性に向かって恭しく頭を下げました。
( ´_ゝ`)「「こちらが今回のいけにえでございます」」(´<_` )
川 ゚ -゚)「ふむ。ずいぶんと微妙な顔をした奴だな」
(´<_`;)「それはブーンとショボンに言ってください」
川 ゚ -゚)「まぁ私は顔など気にしないが」
――では、いただきます
クールは、大きく口を開けました。
それこそ、化け物のように大きく。
クールは、ばりばりとドクオを食べていきます。それこそ、服も髪も骨も、何もかも。
始めは白かった服が、みるみるうちに赤く染まっていきます。
支援
***
川 ゚ -゚)「ごちそうさま。今回もうまかったぞ」
( ´_ゝ`)「「ありがとうございます」」(´<_` )
( ´_ゝ`)「「では、今回もよろしくお願いします」」(´<_` )
川 ゚ -゚)「あぁ、任せておけ」
そのとき、時計台の針がかちりと音を立てて、桜の絵を指しました。
りぃん、ごぉん。
時計台の鐘が鳴りました。
クールは、ふわりと浮かび上がると、街中を駆け巡っていきました。
***
時計台の鐘の音。
それは、過ぎ行く季節を惜しむ音。
それは、来たる季節を歓迎する音。
そして、犠牲になったいけにえを弔う音。
しえん
ぶわりと、暖かい風が吹きました。
それに答えるように、植物は芽を出し、花が咲き乱れ始めます。
風がやみ終わるころには、施設の桜も満開になっていました。
明日からは、暖かい日差しが街を照らし、雲も薄く柔らかいものになるでしょう。
しかし、その変化をドクオが見る事は叶わなかったのでした。
***
時計台から少し離れた場所に、中庭に大きな桜の木がある建物がありました。
そこは、季節を変える精霊に捧げるいけにえを探し、保護しておく施設でした。
施設では、何人かの精霊が、いけにえを安心させ逃げないようにするため働いていました。
また、うまく時計台の中に誘ったあと、苦しまないように首を刈る仕事も任されていました。
この世界の季節は、彼らの茶番によって正常を保っているといっても過言ではありません。
しかし、街の人々でさえ、彼らの存在を知っている人はごくわずかなのでした。
「今回もお疲れさまでしたおー」
だまされても、いけにえになっても、幸せな時期が一瞬でもあったドクオは幸せ者だったのかもしれません。
***
594 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 19:14:41 発信元:121.80.13.30
支援
支援支援
この時間はまだイエティの活動範囲か
以上です。
お題は、
・桜の実
・雲
・時計台の鐘
でした。かなり前にもらった記憶があります。
では、長々と失礼しました。
乙!
切ない話だった
599 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 19:45:18 発信元:121.80.13.30
>>596 乙
ブーン達のふいんきは出だしからちょっときな臭かったけど、
まさかこんな役職だったとは
>>598 可愛いな
乙
600 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 20:07:41 発信元:123.222.181.34
乙!!
ドクオカワイソス
>>598 乙 もらら可愛い
601 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 20:56:37 発信元:219.125.145.24
まだ間に合うか…っ!
書いてやる… あと一つ…!!
Hurry up!今なら間に合うぅ!
製作時間 二時間弱
お題
>>70(日の出)
ノリがよくわからなくなった
では投下
604 :
(´・ω・`)熱血教師のようです:2010/11/23(火) 21:32:13 発信元:219.125.145.43
【今日から教師だ!】
( ´∀`)「今日から新しい先生がいらっしゃったモナ」
(´・ω・`)「ショボンです、よろしく!」
( ´∀`)「ショボン先生には担任をやってもらうモナ」
( ^ω^)「新しい先生、どう思うお?」
ξ゚听)ξ「まあ良さそうじゃない?」
川 ゚ -゚)「元気が取り柄っぽいな」
_
( ゚∀゚)「女の先生が良かったぜ」
【挨拶は大事!】
(´・ω・`)「おはよう! 我が生徒達!」
( ^ω^)「おっはー」
ξ゚听)ξ「おはようございまーす」
川 ゚ -゚)「おはようございます」
_
( ゚∀゚)「ちぃーっす」
(#´・ω・`)「駄目だ駄目だ! 挨拶はちゃんとしろ!」
_
(;゚∀゚)ξ;゚听)ξ「お、おはようございます!」(゚- ゚;川(^ω^;)
(´・ω・`)「よし、今日も一日頑張ろう!」
【主人公の気持ちを理解しろ!】
(´・ω・`)「この時のビコーズの気持ちを答えてみろ、長岡」
_
( ゚∀゚)「えー、どうして僕は無口キャラなのか、と悩んでいる気持ち」
(´;ω;`)「そうだ! ビコーズはなぁ、喋りたくてもキャラ的に喋れないんだよ!」
(´;ω;`)「この気持ちが、彼の人生にどれだけ影響を与えたか……!」
_
( ;∀;)「先生、その気持ちすごくわかります!」
(;^ω^)(なんか感染しおった……)
ξ;゚听)ξ(よくわからないわね……)
川 ゚ -゚)白「ビコーズは俺の嫁、と」 ポチポチ
【いじめイクナイ!】
( ^Д^)「おいドクオ、何でお前学校来てんだよ」
(-@∀@)「俺知ってるぜドクオ、お前マゾだもんな」
('A`)「や、やめろよ……」 ボソボソ
( ^Д^)「あぁ?」
('A`)「い、いや……」
(#´・ω・`)「おい! 何してんだ!」
(;^Д^)「あ、先生……」
(;@∀@)「いや、何でも……」
(#´・ω・`)「お前ら、友人をいじめて何がしたいんだ!」
(;^Д^)「何と言われても……」
(´・ω・`)「いいか、友人と言うのは一生頼りになるんだ」
(´;ω;`)「先生なんてな、友達なんか……一人も……」
( ^Д^)「先生……」
(-@∀@)「先生……」
('A`)「先生……」
ξ゚听)ξ「先生……」
( ^ω^)「先生(笑)」
川 ゚ -゚)白「ショボンぼっちなう、と」 ポチポチ
shen
(´・ω・`)「もし、ストレスが溜まって誰かをいじめたくなったら」
(´・ω・ `)「俺をいじめろ、先生がいじめられてやる」
(´・ω・`)「先生なんてその為にいるようなもんだから」
(´;ω;`)「だからお前ら、友人は大切にしろ!」
( ;Д;)「先生ェ……!」
(-;∀;)「先生ェ!」
(;A;)「先生!」
( ^ω^)(流石に泣くのはないわ)
ξ゚听)ξ(つまり先生はマゾね)
川 ゚ -゚)「ドクオが嫁? ねーよwww、と」 カタカタ
【授業に出ないお前が悪いんだ!】
(´・ω・`)「おい内藤、お前なんで呼ばれたかわかってるか?」
(;^ω^)「出席日数……ですかお?」
(´・ω・`)「ああ、どうも体育だけ足りない」
(;^ω^)「あの、どうにかなりませんかお?」
(´・ω・`)「……本来は無理だが、個別補習をすれば日数は稼げる」
(´・ω・`)「要はお前のやる気次第だ」
( ^ω^)「や、やりますお! 先生、どうかよろしくお願いしますお!」
(´・ω・`)「よし、じゃあ明日朝五時に校庭集合な」
( ^ω^)「はい! わかりましたお! ありがとうございますだお!」
( ^ω^)「……え?」
朝五時 校庭
( っω`)「流石に眠いお……」
(´・ω・`)「来たか内藤」
( ^ω^)「……何故タンクトップ?」
(´・ω・`)「筋肉が映える」
( ^ω^)
( ∩ω∩)(出席日数の為だ出席日数の為だ出席日数の為だ)
(´・ω・`)「よし内藤、今から走れ」
( ^ω^)「……校庭何周?」
(#´・ω・`)「違う! 太陽に向かってだ!」
( ^ω^)「いやいやいやいや」
(´・ω・`)「よくドラマでも太陽に向かって走ってるだろ」
( ^ω^)「いやあれ夕日だし」
(´・ω・`)「走りたいからわざわざ日の出の時間に来たんだろ? そのくらいはわかるさ」
( ^ω^)
しえーん
支援だっ!
( ^ω^)「何処まで走れと?」
(´・ω・`)「太陽が沈むまで」
( ^ω^)「……学校は?」
(´・ω・`)「授業より大切な物があるということを教えたいんだ」
( ^ω^)「遠慮します」
(´・ω・`)「ちなみに走るのはお前だけな」
( ^ω^)「先生は?」
(´・ω・`)「走らん。だがお前にGPS渡しとくからサボったらすぐわかるぞ」
( ^ω^)「……」
(´・ω・`)「サボったら出席日数にならないから」
( ;ω;)
(´・ω・`)「授業に出なかったお前が悪い」
熱いぜっ!
支援だ!
ほどい教師だなwwww
ほどいってなんだよ…
支援
朝礼
(´・ω・`)「みんな、おはよう! さぁ、出席を取るぞ!」
(´・ω・`)「む……内藤はどうした?」
ξ゚听)ξ「今日朝迎えに行っても居ませんでした」
(´・ω・`)「あいつもしょうがないなぁ」
(´・ω・`)「内藤欠席、と」
【テストで高得点を狙え!】
( ´∀`)「えー、もうすぐ全国学力テストが始まるモナ」
( ´∀`)「成績優秀なクラス担任にはボーナスが出るモナ」
(´・ω・`)「え? マジで?」
( ´∀`)「問題は生徒が見るといけないから金庫に閉まっておくモナ」
(´・ω・`)「鍵の番号は?」
( ´∀`)「777775だモナ」
(´・ω・`)「なるほど」
( ´∀`)「生徒には秘密モナ」
(´・ω・`)「当然ですとも」
しえん
テスト二日前の夜
<ガチャ
<テクテク
<ポチッ
<カチカチカチカチ
<ガチャン
<ピラピラピラピラ
<カキカキカキカキ
<ストッ
<ガチャン
<カチカチカチカチ
<ポチッ
<テクテク
<パタン
支援!
テスト前日
(´・ω・`)「よしお前ら、明日のテスト勉強するぞ!」
(´・ω・`)「数学はこの公式とこの因数分解だけは理解しろ!」
(´・ω・`)「物語では風景が重要だ! 特に木とか木とか木とかな!」
(´・ω・`)「歴史は徹底的に戦国時代だ!」
(´・ω・`)「最低限、この花の構造だけ理解しとけ!」
_
( ゚∀゚)「先生、そんなの人生に役立つんですか? 具体的にいつ役立つんですか?」
(´・ω・`)「明s……いいからとにかくやるんだ!」
625 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 22:08:27 発信元:111.89.136.2
支援ヌ
テスト当日
( ^ω^)「あ、これ昨日の授業でやった問題だ!」
_
( ゚∀゚)「たしか木に注目、だな」
ξ゚听)ξ「武田チンゲン菜、と」
川 ゚ -゚)『今テストなんだがこの花の雄しべってAでおk?』 カタカタ
次の日
( ´∀`)「なんとショボン先生のクラスは平均92点! すごいモナ!」
(´・ω・`)「いえいえ、生徒が頑張ったからですよ」
( ´∀`)「ショボンは謙遜も上手ですな」
( ´∀`)「次に……一昨日、金庫を誰かが開けたようです」
(´・ω・`)
( ´∀`)「実は金庫からショボン先生の指紋が確認されました」
(´・ω・`)「なんの話ですかな? それに指紋なんてそんなすぐにはわからない――」
( ´∀`)「科学部が五分でやってくれました」
(´・ω・`)
( ´∀`)「そしてこれが、私が持っていた盗s……資料用赤外線カメラ」
( ´∀`)「金庫を漁るショボン先生が写ってました」
(´・ω・`)
やっててよかった進検ゼミ!
タイーホktkr
裁判所
(´・ω・`)「ねえ、カンニング位で裁判ておかしくない?」
( ・∀・)「被告人、静粛に」
( ・∀・)「被告人、文書窃盗の罪を認めるか?」
(´・ω・`)「……いや窃盗じゃなくてカンニング」
( ・∀・)「よろしい、では判決を言い渡す」
(´・ω・`)(どうせ減給とかだろ、早くしろよ)
( ・∀・)「――被告人に懲役37年の刑を言い渡す」
(´ ω `) ・ ・
631 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 22:16:30 発信元:111.89.136.2
先生ェ…
oh...
先生さよなら…ww
(´・ω・`)「いやお前それはおかしい」
( ・∀・)「何も間違えてはいない」
(#´・ω・`)「俺は、生徒のためにやったんだぞ!」
( ・∀・)「ボーナスだろ?」
(´・ω・`)
( ・∀・)「それに昨日、VIPに『妹が下着姿で寝てるんだがwww』スレが立ってたんだ」
(´・ω・`)「ああそれ俺」
(#・∀・)「お前か! バーボンハウス死ねよ! もう懲役53年に変更な!」
(´・ω・`)「え? お前の独断でいいのそれ?」
(#・∀・)「超法規的措置ってやつだ! それでは閉廷!」
(´・ω・`)「いやちょっと待てって、俺の言い分とか聞けよおい」
支援
【いつでも何処でも熱血さ!】
(´・ω・`)「……」
<ヽ`∀´>「お、新入りニダ」
( `ハ´)「お前何やったアルカ? 殺人か? 麻薬か? 強姦か?」
(´・ω・`)「テストカンニングと釣りスレ立て」
<ヽ`∀´>
( `ハ´)
oh...
(´・ω・`)(こんなことではいかん、まずはここを脱け出さねば……)
(´・ω・`)「おいお前ら、ここを脱け出したくないのか?」
( `ハ´)「出れるアルカ?」
<ヽ`∀´>「どうやるニダ?」
(´・ω・`)「飯のスプーンで少しずつ壁を掘るんだ!」
<ヽ`∀´>「だるいニダ」
(#´・ω・`)「やる前からぐずぐず言うな! いいからやってみろ!」
( `ハ´)「お前がやって効果がわかったらやるアル」
(´・ω・`)「よし、よく見とけよお前ら。俺が手本を見せてやる」
支援ニダ
しえ
( )「……お、よし、結構大きくなってきた」
( )「あとは奥行きと深さをもうちょい出して……」
( ФωФ)「なにやってんだ?」
( )「いやちょっと脱走用の穴を――」
( ФωФ)
(´・ω・`)
( ФωФ)←看守
( ФωФ)「なにやってんだ?」
(´・ω・`)「いや、念能力で本当にプリンみたいに掘れるのかな、と」
( ФωФ)「どうだった?」
(´・ω・`)「結構いけますね、はい」
642 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 22:29:18 発信元:111.89.136.2
支援
真っ先に考える事が脱獄ってどうなんだよwww
(´・ω・`)「もう色々冷めたぜ」
(´・ω・`)←結局終身刑
(´・ω・`)「はぁ」
<イ、イタイモナ
<アルク! アルクカラ!
(´・ω・`)「?」
( ФωФ)「ここだ、入れ」
( ´∀`)「モナッ」
(´・ω・`)「あ」
( ´∀`)「あ」
(´・ω・`)「……何しました?」
( ´∀`)「盗撮で少々」
(´・ω・`)熱血なようです 終
乙乙〜
死刑にならないだけ良かったなwwww
乙www最低教師しかいねえwww
誰もいないなら次投下するぜ!
カモン!
648 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 22:41:00 発信元:180.4.169.234
乙wwwww間といい完璧だったww
なんか寒いと思ったら全裸だったようです
('A`) 「いってきま〜す」
('A`) 「うっわさぶっ!」
('A`) 「なんか今日すごい寒い」
('A`) =3 ハー
('A`) 「息が白いや」
( ^ω^)・∵. 「おはようドkブッフゥッ」
('A`) 「おっす、ブーン。今朝は寒いなー」
( ^ω^) 「……ドクオ」
('A`) 「ん? なに?」
( ^ω^) 「おま……」
( ^ω^) 「口の横に米粒ついてるおwwwマンガみてえww」
('∀`) 「マジでww」
なんかオチが先に書いてあるような
( ^ω^) 「めっちゃ綺麗に弁当つけてるもんだから見た瞬間吹いちゃったおww」
('∀`) 「wwうへへwww」
( ^ω^) 「んもう子供なんだから。ブーンが取ってあ・げ・る♥」
('∀`) 「やwwwめwwwろwwwwww」
( ^ω^) 「さ、急がないと学校遅刻しちゃうお!」
('∀`) 「おう!」
キーンコーンカーンコーン
先生乙!
ドックンしえん!
微笑ましいのう
ガラ
( ^ω^) 「おいすー」
('A`) 「ぅーす」
ξ゚听)ξ 「おは……、 ! ちょっとドクオ!?」
('A`) 「なに?」
ξ#゚听)ξ 「何じゃないわよ!! あんた何考えてんの!?」
('A`) 「?」
ξ#゚听)ξ 「あんたねぇ……!」
ξ#゚听)ξ 「あんた今日あたしと日直でしょうが! 何のんびり登校してきてんのよ!!」
Σ('A`;) 「えっ!? あ、そうだっけ!?」
( ^ω^) 「あーこりゃ完全に忘れてたおね」
('A`;) 「ご、ごめん……」
ξ゚听)ξ 「ったくもー。あんたの分まで仕事させられたんだからね!」
('A`;) 「も、申し訳ねぇだ。今日これからの仕事は全部おらがやりますだ。
どうかそれで勘弁してくだせぇ」
( ^ω^) 「年貢に苦しむ農民か」
ξ゚听)ξ 「ふん、まあよいわ。せいぜい励めよ」
( ^ω^) 「悪代官か」
じらされるな、なんかw
全裸は受け入れられるのか
逆に考えるんだ
ドクオだけじゃないと考えるんだ
ガラリ
川 ゚ -゚)
( ^ω^) 「おっ、クー、おいすー」
ξ゚听)ξ 「おはようクー」
('A`) 「はよ」
川 ゚ -゚) 「……」
('A`) 「?」
川 ゚ -゚) 「……。うん、みんなおはよう」
しえん
まさか…ツンやクーも裸……?
いやいや、何を馬鹿なことを
('A`) (やべー、今クー完全に俺のこと見てたわ。なんだったら凝視してたわ)
川 ゚ -゚) 「そうだブーン、この前貸したCDそろそろ返してくれ」
( ^ω^) 「あー、あれドクオに貸しちゃったお」
('A`) (もしかしてクー俺のこと好きなんじゃね? 考えすぎか?
いや、百歩譲って意識はしてるんじゃね? 相当意識してるんじゃね!?)
川 ゚ -゚) 「又貸しはマナー違反だぞ」
( ^ω^) 「めんごめんご。ドクオ、あのCD今持ってるお?」
川 ゚ -゚) 「めんごて」
ξ゚听)ξ 「今時めんごて」
('A`) 「え? 全然聞いてなかった。今何つった?」
( ^ω^) 「別にいいじゃねーかよめんごくらいなんぼでも使うわ」
('A`) 「え? 聞いても全然判んない」
めんごとか最近聞いてないな……
支援
ガラッ
(´・ω・`) 「はいはい先生のお出ましだよー席つけー」
( ^ω^) 「先生来ちゃったからまた後で言うお」
ξ゚听)ξ 「平成生まれがめんごはないわ」
川 ゚ -゚) 「全くだ」
( ^ω^) 「しつけえよ」
('A`) 「結局何の話か判らなかった」
从'ー'从 「……ふええ」
出所してきたか
ショボン先生お帰りなさい!
作品のタイミングが良すぎだwww
(´・ω・`) 「ん? どうした渡辺、早く座りなさい」
从'ー'从 「先生ぇ、わたしのお財布がないよぉ〜」
(´・ω・`) 「なんだって?」
ガタガタ
ζ(゚ー゚*ζ 「よく探した? 上着は? 机の中は?」
('、`*川 「家に置いてきたんじゃないの?」
从'ー'从 「う〜。今日は、お昼ごはんにパン買うつもりだったから、
朝ちゃんとカバンに入れてきたよぅ〜」
(´・ω・`) 「あーお前たち、いいから座ってなさい。渡辺も落ち着いて……」
( ・∀・) 「……盗まれたんじゃねーの?」
――ざわっ
笑いすぎて鼻痛い
お前ら何なの、その発想力www
ざわ・・・
ざわわ……
ざわわ……
ざわわ……
(´・ω・`) 「こらモララー。そういう軽はずみなことを言うんじゃない」
( ・∀・) 「だって、確かに持ってきたはずなのに何処にもないんだろ?
てことは誰かに盗られたって思うのが自然じゃないの? なぁみんな」
( ´ー`) 「シラネーヨ」
( ・∀・) 「そこは乗っとけよ。ここは俺の友達が『そうだそうだ』とか言う場面だよ」
「え、マジで? 泥棒?」
「本当に……?」
「部外者……なわけないよな」
「ということは……」
「やだぁ」
ざわざわ…
(´・ω・`) 「静かにしろー。しーずーかーにー!」
上着…そうか、そうだよな
皆が裸であるはずないもんな…
>>677 発想を変えるんだ
上着だけと考えるんだ
(;^ω^) 「あーあ、もう、心で思っても黙っときゃいいのにお……」
川 ゚ -゚) 「モララーはどうもああいう処があるな。
他人が言わないような事をあえてぶっちゃけちゃう俺、的な」
ξ゚听)ξ 「一種の中ニ病よね。恥ずかしいわ。友達いないのかしら」
(#・∀・) 「全部聞こえてるぞお前ら!! いるよ友達くらい! なぁシラネーヨ!?」
( ´ー`) 「シラネーヨ」
( ・∀・) 「」
( ^ω^) 「うっわ」
川 ゚ -゚) 「せつね」
ξ゚听)ξ 「なんか……ごめんね」
('∀`) 「wwww」
('∀`) >( ・∀・)
681 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 23:14:51 発信元:121.111.227.74
(#・∀・) 「……何笑ってんだよ、ドクオ」
('A`;) 「えっ」
(#・∀・) 「他人事みたいな顔してるけどさ。
このクラスで金盗む動機がある奴って言ったら、限られて来るんだからな」
('A`;) 「え、え……? どういうこと……?」
(#・∀・) 「お前ん家、貧乏じゃん」
('A`;)
('A`)
('A`) 「……お、俺ん家はたしかに貧乏だよ」
('A`) 「CDもゲームも、ブーンに貸してもらってばっかだけど……」
('A`) 「でも、だからって、人の物を盗んだりはしないよ……俺」
( ・∀・) 「そんな余裕あるんだったら服買えよ」
('A`) 「えっ」
しえんwww
とうとう突っ込んだ――!
ついに核心か!
ガタン!!
( ^ω^) 「おい、今のはさすがに黙ってられねーお、モララー」
(;・∀・) 「そもそもお前らが黙ってなかったのが発端じゃねーか!」
川 ゚ -゚) 「モララー、『俺は空気読めないんじゃなくてあえて読まないだけだから。』
みたいな恥ずかしいキャラを通すのはお前の勝手だが、
級友の家庭の事情を持ち出してあらぬ疑いをかけるのはいくら何でもどうかと思うぞ」
ξ゚听)ξ 「そんなんだから友達いないのよこの中ニ病」
(;・∀・) 「なんで俺そこまで言われなきゃいけないの!?
今までスルーされてたのがおかしいだけで、むしろ当然の指摘だろ!
ただドクオが服を」
( ゚ω゚) 「シャラァァァァァップ!!!!」
('A`) 「えっ何て?」
ξ゚听)ξ 「いいのよドクオ、気にしなくて」
なんかドクオが可哀想な子の扱いになってる……www
(;・∀・) 「そうやってお前らが徹底的にスルーするから
触れちゃいけないのかな……みたいな空気になって誰も口に出してないけど、
本当は全員めっちゃ気になってんだからな!?」
川 ゚ -゚) 「何の話かさっぱり判らないが、
それは今の紛失騒ぎとは関係ないだろうと言っているんだ」
ξ゚听)ξ 「そうよ。大体ドクオは教室に入ってから先生が来るまで、
ずっと私達と話してたわよ。渡辺さんの席には近づいてすらいないわ。
何の話か判らないけど」
(;・∀・) 「お前らそのコンビネーションと鉄壁のスルースキルは
一体どこで培ってきたんだ」
友情って、良いよな
('A`) 「……もういいよ、みんな」
( ^ω^) 「ドクオ?」
('A`) 「みんなが俺の為を思って何かを隠しているっていうのは、薄々感づいてたんだ。
でも、俺、仲間はずれにされてるみたいで、ちょっと淋しかった。
もし俺を傷つけない為にそうしてたんなら……包み隠さずなんでも言って欲しい」
( ・∀・) 「いや、隠すっていうか、普通自分が真っ先に気づくよね?」
川 ゚ -゚) 「ドクオ……! すまなかった、そんなつもりじゃなかったんだ!」
ξ゚听)ξ 「ごめんなさい! 私達あなたを傷つけまいとするあまり、
むしろあなたを遠ざけてしまっていたのね!」
( ;ω;) 「友達失格だお!!」
( ・∀・) 「ねぇこれ、俺がおかしいの? 俺だけがおかしいの?」
( ´ー`) 「シラネーヨ」
( ;ω;) 「ドクオ! じゃあ! 今から言うことを心して聞いて欲しいおっ!」
('∀`) 「おう! どんと来い!」
( ;ω;) 「ドクオ……!! お、おま、今日、朝からずっと」
いい笑顔だぜドクオ
dkdk
693 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/23(火) 23:26:45 発信元:123.108.237.26
モララーのツッコミスキルwwwww
( ^ω^) 「制服の背中がばっつり裂けてる」
('∀`)
( ^ω^)
('A`)
('A`) 「マジで?」
( ^ω^) 「うん。これからモーゼでも通るのかってくらいばっつり裂けてる」
('A`)
('A`)ヾ ←背中を触っている
('A`)
(ノAノ)
川 ゚ -゚) 「顔を覆いながらしゃがみ込んだぞ」
ξ゚听)ξ 「そうね。私も同じ立場だったらそうすると思うわ」
ドキドキ
ええ…!?
ドクオのうなじか……
(ノAノ) 「……早く言ってよぉぉぉぉ……」
( ^ω^) 「声ちっさw」
(ノAノ) 「なんでもっと早く言ってくんないのぉぉぉぉ……」
ξ゚听)ξ 「ごめんなさい、あまりに見事に裂けてたから……
実は朝、初見で一回ツッコもうとしたのよ。
でも本人が『何か問題でも?』って顔してるから、なんか言えなくなっちゃって」
( ^ω^) 「実は僕もごめん、米粒ついてたのあれ嘘だお。制服見て噴いた」
川 ゚ -゚) 「私も、ブーンとツンが普通にしていたから……
見た瞬間、『羽化でもするんですか?』という言葉が思わず喉まで出掛かって
まあ引っ込めるのに苦労した」
('A`) 「どーりで今日やけに寒いと思ったよ!
言ってよ!! いくらウチが貧乏でも針と糸くらいあるよ!!」
( ^ω^) 「いや、なんかやむに止まれぬ事情でもあるのかと思って……。
だって普通、本人かおばさんのどっちかが気づくお?」
('A`) 「カーチャンど近眼だもん。俺がセミの死骸と入れ替わったって気づかないよ」
( ・∀・) 「そこは気づいてもらえよ人類として」
そうか、そういう事だったのか…!
ああ…
どいつもこいつもwwww
ξ゚听)ξ 「じゃあ、あんたはなんで気づかなかったのよ」
('A`) 「え、俺はだってほら……ドジっ子じゃん」
川 ゚ -゚) 「あー」
( ^ω^) 「そうだおね。ドクオは昔から屈指のドジっ子だったお」
ξ゚听)ξ 「ドジっ子ならしょうがないわよね」
HAHAHAHAHAHAHA
( ・∀・) 「なんだこの会話」
(´・ω・`) 「おーい、お前達。先生を無視するのはその辺にしておけ」
( ^ω^) 「いたんですか先生」
(´・ω・`) 「ずっといたよ」
先生空気www
そりゃ寒いよね
先生wwwww
(´・ω・`) 「モララー。さっきの発言については、先生もクールの言う通りだと思う。
むやみに人を疑ったり、家庭の事情を持ち出したりするのはよくないよな。
自分でも言いすぎたって思ってるんだろ?」
( ・∀・) 「……」
(´・ω・`) 「もちろん、お前が本気でドクオを疑っている訳じゃないのは
先生ちゃんと判ってるから、それはいい。
だから、自分が言い過ぎたと思うなら、きちんとドクオに謝りなさい」
( ・∀・) 「……はい」
('A`)
( ・∀・) 「……ごめんなー」
('A`) 「えっ……あ、うん……いいよ、全然」
(´・ω・`) 「よし」
先生カワイソスwww
モララーいい子
モララー素直やのう
いい子だなぁ
(´・ω・`) 「渡辺は、とりあえず教室内と学校の中を探してみよう。
途中で落としたのかもしれないから、通学路もな。先生が一緒に行ってやるから」
从'ー'从 「ふえぇ〜。わたしのせいで迷惑かけてごめんなさい〜」
(´・ω・`) 「いいんだよ。財布、見つかるといいな」
从'ー'从 「先生ぇ〜」
('A`) 「先生……」
( ・∀・) 「ショボン先生……!」
ガラリ
J( 'ー`)し 「あのー、すみません……このクラスに、渡辺さんはいらっしゃるかしら?」
从'ー'从 「あれ〜、購買のおばちゃん?
……あー! それ、わたしのお財布〜!!」
やだ、モララー素直…
なんと
良い人達ばかりだな
このクラスいいなぁ
だめだ腹筋がwwwwwww
俺はもう諦めたから がんばれっ
支援
J( 'ー`)し 「ああ、よかったわ。実は私、さっきお昼のパンを運んでいたんですけど、
廊下に何か落ちているのが見えて、
私自分がイチゴジャムでもこぼしたのかと思って拾ってポッケに入れてしまったんですよ。
でもよくよく見たらお財布でしょう。それで中の学生証を見てね、お届けに」
从'ー'从 「おばちゃん、ありがとう〜! たしかにわたしのお財布だよお」
J( 'ー`)し 「いえいえ、私も勘違いして拾っちゃったもんですから、ごめんなさいねぇ」
(´・ω・`) 「本当に、わざわざ届けてくださってありがとうございました。
一件落着だな、よかったな、渡辺!」
ζ(゚ー゚*ζ 「もー、結局落としてたんじゃない。渡辺ちゃんのうっかりさん☆」
('、`*川 「全くドジっ子なんだから」
川 ゚ -゚) 「ドクオと並んで二大ドジっ子と称されているだけのことはあるな」
ξ゚听)ξ 「ドジっ子ならしょうがないわよね」
HAHAHAHAHAHAHAHAHA!
( ・∀・)
( ・∀・) 「いや、納得できるか」
モララーぼっちwww
癒される…
ツンクーの裸とか汚れた事を書いてごめんなさい
むう
モララーカワイソス
(;・∀・) 「『こぼしたイチゴジャムかと思って拾った』って何!?
どうやったら真っ赤なゲル状の物体と財布を見間違えられるんだよ!!
仮にジャムだったとして拾うなよ! ポッケに入れるな!! 雑巾でふき取れ!!」
('A`) 「どうしたんだよモララー。財布、出てきてよかったじゃないか」
(;・∀・) 「お前らはどうしてそう現状を受け流す力に長けてるんだ!!
ていうかアレお前の母ちゃんじゃねえの!? ド近眼の! 購買で働いてんの!?」
('A`) 「そうだけど?」
(;・∀・) 「やっぱりかい!! そんな目悪くてよくまともに働けてるな!」
从'ー'从 「そっかぁ、おばちゃん近眼だったんだ〜。
たまにヤキソバパンのかわりに墨汁渡してくるから変だなぁって」
(;・∀・) 「働けてねええええええええええ!!!」
( ´ー`)
(;・∀・)
パーン
( ´ー`)
⊂彡☆))∀・)
なんかみんなどこかがズレてるなwwww
(#)・∀・)
( ´ー`)
(#)・∀・)
(#)・∀・) 「え? なんで今俺殴られたの?」
(´・ω・`) 「よーし、モララーも落ち着いた処で、授業を始めるとするか!」
('A`)川 ゚ -゚)( ^ω^)ξ゚听)ξ从'ー'从 「はーい!」
(#)・∀・)
(#)・∀・) 「え? 俺が悪かったことになってる?」
( ´ー`) 「シラネーヨ」
おお!?
ネーヨwwwww
シラネーヨが友情の突っ込みwww
シラネーヨが空気読んだwww
これはいい空気の読みっぷり
(´・ω・`) 「さて、それじゃあ教科書38ページ……」
(´>ω<`);:゚ 「ヘッキシ!」
(´・ω・`)
(´^ω^`) 「いっけね、なんか寒いと思ったら全裸だった」
お前だったのかよwwwwwww
!?
………えっ
お前かよwwwwww
ちょwww先生wwwww
バカヤロウwwwwww
__[警] イ∧
( ) ω・`)
( )Vノ )
| | | |
それからショボン先生は駆けつけた警察官に逮捕された。
シラネーヨが通報しておいたらしい。やはり空気の読める人は違う。
何だかんだでモララーと一緒にいることが多いみたいなので、彼にも見習ってもらいたい。
ところで、なんか最近カーチャンの近眼がひどくなったなぁと思っていたら、
眼鏡を失くしてしまったのだそうだ。
もちろんそんな状態で縫い物なんか出来ないから、俺の制服は結局破けたままだ。
でも俺の友達はいい奴ばかりだから、変わらず普通に接してくれる。
だから俺も普通でいられる。ブーン。クー。ツン。クラスのみんな。俺は本当にしあわせものだ。
ちょっと背中が寒いのが難点だけど、それもそのうち解消されるだろう。
どんなに厳しい冬であっても、春は必ずやって来るのだから。
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
乙wwwwww
乙www笑わせてもらった
乙ー
祭りも残り後わずかか……
以上です。ご支援のほどありがとうございました。
なんかひとつ前の作品と有り得ないほど盛大にかぶりまくった気がするけど
気のせいだから気にすんなよ!
結局逮捕されるのかよwwwww
乙wwwww
乙!
このショボン耳があるぜ!乙
乙!
作品も読者も良かった!楽しかった!
どう考えても遅刻だけど、他に人いないなら10レスほど投下する
乙wwww
先生監獄に逆戻りwww
超乙!
投下タイミングよすぎだろ
良い話なのに先生wwwww
どうせだから投下しようかな
時間はまだある
こいこい!!
( ;^ω^)「カーチャン、よく聞こえなかったからもう一度言ってほしいお?」
僕、ブーンはカーチャンの声に驚いた。
どれくらいかと言うと、カーチャンが何を言ったのかもわからなくなるくらい驚いた。
J( 'ー`)し「あら、聞いていなかったのかい?
カーチャン、てっきりタケシが聞いているとばかり」
カーチャンは僕の言葉に、笑顔のままで――って、
(;;^ω^)て「タケシって誰!!!」
J( 'ー`)し「ウフフフ、おちゃめなカーチャン流ジョーク☆」
( ´ω`)カーチャン ッタラ オッチャメー
よし、支援!
あぁタケシ、どうしてあなたはタケシなの?
J( 'ー`)し「それで、さっきの話なんだけどね」
( ´ω`)「お?」
J( 'ー`)し「カーチャン、一目惚れしちゃった」
( ゚ω゚)て「なんだってぇぇぇおおおおおおおお!!!!」
カーチャンの言った言葉。
それは、家庭崩壊級の言葉だった。
寝る前支援
カーチャンかわいいよカーチャン
J( 'ー`)し「カーチャン、一目惚れしちゃった」ようです
支援
支援
( ;゚ω゚)「カカカカカーチャン? そそそそれってどういうことだお?」
こ、これは聞き違いに違いないお。
一目惚れって、目と目が合った男女が恋しちゃうアレだお。
でも、カーチャンはもう40歳すぎてるお。おばちゃんだお!
J( 'ー`)し「ブーンちゃんに、新しい家族ができます☆」
そ、それってもう再婚目前ってことかお?!
一目惚れどころか、完全に結婚するおつきあいじゃないかお。
で、で、でも、カーチャンには……
( ;゚ω゚)「トーチャン!! カーチャンには、トーチャンがいるから!!」
J( 'ー`)し「……え?」
( ;^ω^)「え?」
カーチャンのリアクションに、僕は絶望した。
しえーん
……え?
女は40からだろ?
J(;'ー`)し「え、え?」
( ;^ω^)「まさかとは思うけど、本気でトーチャンのこと忘れてないおね?
ちゃんと、トーチャンと話し合てる……おね」
トーチャンがいるのに、別の人と再婚するとかいくらなんでも、それはないおね。
だって、離婚だってしてないし。
でも、ひょっとしたらもうカーチャンとトーチャンの間では話しが進んでいて、僕だけが知らないなんてことも……。
J(;゚ー゚)し「あ」
何このリアクション―――!!
ま、ま、ままさか、本気でカーチャンはトーチャンのこと忘れていて、
それでもってそのまま再婚しようとしていたってことかお?
支援
カーチャンの驚く顔って中々見ないな
( ω )「ひどいお、ひどすぎるおカーチャン!!」
いくらなんでも、これはひどすぎるお。
一目惚れ……はしかたないかもしれないけど、いきなり家族とか。
(#゚ω゚)「トーチャンのこと忘れて、再婚しようとするなんて!!」
J(;'ー`)し「ブーンちゃん?」
( ;ω゚)「う」
涙がぼろぼろと流れる。
このまま泣き続たかったけど、僕は口をもう一度開いた。
トーチャンのことを忘れたカーチャンに、どうしても言いたかったから。
( ;ω;)「トーチャンがかわいそうだお」
だって、僕はカーチャンのことも好きだけど、トーチャンのことも大好きなのだ。
最低じゃないか…
ブーン…
J(;'ー`)し「……ひょっとして、勘違いしてないかい?」
( ;ω;)「はひ?」
( つω⊂)ゴシゴシ □J('ー` )しハイ、ハンカチ
ハンカチをくれたカーチャンはいつもと同じ優しい顔で、さっきまでのメチャクチャな言葉が嘘みたいだった。
僕はカーチャンの顔を見ているうちに落ち着いてきて、あわててハンカチで涙をふいた。
J( 'ー`)し「ほら、もう中学生なんだからもう泣かないの」
( つω^)「おー、でも」
これまでのことが、勘違い?
カーチャンが一目惚れしたって言ったのも、新しい家族ができるって言ったのも本当で。
……もう、何がなんだかわからない。
しえん
しえしえ
支援
( ;^ω^)「……か、勘違いってどういうことだお?」
J( 'ー`)し「ブーンちゃんはカーチャンが男の人に一目惚れして、再婚するって思ったんでしょ?」
( ^ω^)「そ、そうだお……」
カーチャンの言った言葉は、これまで僕が考えていたことと同じだった。
首を縦にふる僕に、カーチャンはおかしくてたまらないといった様子で笑い出した。
J( 'ー`)しクスクス
( ;^ω^)て「何で、笑うんだおカーチャン!」
J(*'ー`)し「そうね、たしかにちょっと紛らわしい言い方だったかもしれないわね」
カーチャンはひとしきり笑い声をあげると、部屋の外から見慣れない箱のようなものを持ってきた。
それは取っ手のついた、鞄みたいにも見える大きな箱だった。
J( 'ー`)し「新しい家族っていうのはね――この子のことよ」
(∪^ω^) わんわんお!
わんわんおー
わんわんお支援
779 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:15:40 発信元:121.111.227.70
(*^ω^)「おおおおお!!!」
(∪^ω^) わんお! わんわんお!
箱の中から、ひょっこりと姿をみせたのは、白いフワフワとした子犬だった。
わんわんおと元気に鳴いている姿が、ものすごくかわいかった。
J( 'ー`)し「流石さんのとこの奥さんから、子犬を飼わないかってずっと言われていてね。
お断りするつもりだったんだけど、この子の顔ったらブーンちゃんに似てて……」
J(*'ー`)し「カーチャン、一目惚れしちゃった」
(∪^ω^) わんわんわんお!
カーチャンは嬉しそうに笑うと、子犬をぎゅっと抱きしめた。
抱きしめられた子犬も嬉しそうで、僕はなんだかあったかい気持ちになった。
J(;'ー`)し「でも、トーチャンには相談せずにもらってきちゃったから、ブーンの言葉にはびっくりしたよ」
( ^ω^)「そう……だったのかお」
だから、カーチャンはトーチャンの話をしたときにあわてていたんだ。
カーチャンの言う通り、全部僕の勘違いだったんだ。
最近わんわんおを見るとジェフ千葉を思い出してしまう
( ^ω^)(^ω^∪)
僕は、子犬の顔をじっと見る。
そうすると、カーチャンの言うとおり僕に似ているような気がするから不思議だ。
何だか弟か、妹ができたみたいだ。
J( 'ー`)しb「カーチャン、トーチャンを頑張って説得してこの子を絶対に家族にするからね!」
( ^ω^)「ブーンも頑張って説得するお!!」
勘違いでよかった。
フワフワで元気な僕の新しい家族。その方が、家庭崩壊なんかより、ずっとずっといいに決まってる。
J(*'ー`)し「いいのかい?」
( ^ω^)「もちろんだお!」
だって、僕も――
(*^ω^)「この子に一目惚れしちゃったんだお!」
おしまい
支援
以上です
沢山の支援とコメありがとうございました
何とか祭りに参加できてよかった
ほのぼのさせやがって!
いや、乙か!
わんわんお欲しいぜ
ほのぼのするのう
乙!
乙!
( ^ω^)「祭りはこれにて終了ですお」
( ^ω^)「でも図書館はまだ始まったばかり、これからも皆さんで盛り上げていきましょうお!」
( ^ω^)「図書館はいつでも投下作品を待っているお!」
( ^ω^)「おつかれだお!」
( ^ω^)('A`)( ´∀`)ブーン系小説シベリア図書館 大復活祭〜真冬の夜の夢〜 End
>>789 乙!
投下作品いっぱいでいい祭りだった
投下した奴
書き込んだ奴
ちょっと読んでみた奴
ブーン系に興味持った奴
みんな乙!
乙したー
みんなみんな乙でした!!
濃厚で楽しかったです
幸せでした。みんな乙です!
795 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:31:14 発信元:118.243.224.185
今後もブーン系の復興を願って・・・
皆さん乙でした!
みんなおつー
.,,,,,,,,,,,,,,
[,|,,,★,,|,]
⊂二二二( ^ω^)二⊃
.| /
( ヽノ
ノ>ノ
三 レレ
>>798 そうか、幸せ過ぎて欲張ってしまった。すまない
800 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:39:33 発信元:219.125.145.27
>>798 連続くるかと思って楽しみにしてたんだからなっ
いつか絶対投下してくれよっ
>>799 そんなかしこまる必要はないよwww
しかしまたそのうち祭りやりたいね
結構待ってくれてる人いたんだな
ついでなので投下します
思ったより投下多かったな
賑わって良かった良かった
シベリア大学病院にて
('A`) ……
ガラガラ
( ・∀・) よおリトルボーイ、見舞いに来てやったぜ
('A`) モララーじゃないか…
( ・∀・) なんだなんだ元気無ぇなおい、はいお土産
('A`) どうも
( ・∀・) なかなか快適そうじゃんこの部屋
('A`) まあな
( ・∀・) オレもこういう部屋住みてぇよ〜
('A`) 病気になれば住めるぜ
( ・∀・) そういえばオマエはなんの病気で入院してんの?
('A`) ……
( ・∀・) どうせオマエのことだから大した病気じゃないだろ
('A`) ……
( ・∀・) 痔とかそういうしょうもない病…
('A`) 癌なんだ
( ・∀・) …え?
('A`) もう末期でな、余命1カ月らしい
( ・∀・) ……
おお!もしやサッカーの人か
807 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:46:47 発信元:123.222.181.34
よしきた支援
(;・∀・) ちょ、冗談だろおい!
('A`) 冗談じゃねぇよ、ホントもうすぐ俺は死ぬんだ
(;・∀・) そ、そんな…なんで、なんでオマエが…
('A`) しょうがねぇよ、これも運命だ
( ;∀;) ドクオォ…なんでこんな早くに…
('A`) おいおい泣くなよ、悲しくなるだろ
( う∀;) 治療法は無いのか?なんかあるだろなんか!
('A`) もうなにやっても手遅れらしい、俺は死を受け入れるよ
(;・∀・) オマエはそれで良いのか!?なんか思い残してることとか無いのか?
('A`) 特に無ぇな……まぁ強いて言うなら
(;・∀・) 強いて言うなら?
('A`) 一度でいいから誰かとキスしたかったな
('A`)喪男一度キスしたかったようです
810 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:50:38 発信元:219.125.145.25
題が超シュールww
支援
(;・∀・) キスか…
('A`) 生まれてこのかたキスはおろか女の子と付き合ったことすらないからな、憧れてるんだよ
(;・∀・) そうか
('∀`) くだらないだろ?死の際の願いがキスなんて
(;・∀・) くだらなく無いよ…
('A`) 生まれてからずっと喪男だったからな、愛というものを感じたかったぜ
( ・∀・) おしわかった!オレがオマエにキスをしてくれる人を見つけてきてやる!
('A`) え、マジで
( ・∀・) 今から探してくるぜ!じゃあな!
ガラガラ!
('A`) ……
支援!
1週間後
('A`) ああ…ついにけいおんが終わってしまった…
('∀`) でも死ぬ前に全部見れて良かったな…ムギちゃん可愛かったし…
('A`) はぁ、できれば映画上映まで生きていたかったけどそれは贅沢かな
('A`) てか彼女欲しかったなぁ、この俺を愛してくれる人を
('∀`) 願いよかなえいつの日か〜そうなるよに生きてゆけ〜♪
('A`) いやまぁもうすぐ死にますけどね
ガラガラ
( ・∀・) ドクオ!連れてきたぜ!
わくわく
815 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 00:56:14 発信元:123.222.181.34
だれだれ
('A`) え?ホントに連れて来たの?
( ・∀・) 我が親友ドクオの願いだから当たり前だろ!
(;'A`) おいおいマジかよ…ココロの準備出来てねぇよ…
( ・∀・) ふふふ、これでオマエもキッス童貞を卒業だな
('A`) ででで、俺のキスの相手はいずこに?
( ・∀・) そう慌てるでない、今呼ぶから、入ってきてください
ガラガラ
川*` ゥ´) どうも〜!!
('A`) え
( ・∀・) バイトの先輩のピャー子さんだ、オマエにキッスを捧げてもOKだってさ!
川*´ ゥ`) ドクオくんよろしくぅ、お姉さんの熱いキッスをお見舞いしちゃうネ!
('A`)
( A ) フラッ,,,
待ってました!!
素直ヒール!!
818 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:00:20 発信元:123.222.181.34
ktkrwwww
ろくでもない気はしてたww
(;・∀・) ド、ドクオ!どうした!大丈夫か!?
('A`) ハッ!一瞬意識が飛んだ!
(;・∀・) 焦ったよ、死んだかと思ったぜ
('A`) 逝きかけよったわい
(;・∀・) キッスするの嫌なのか?せっかく見つけてきたのに
('A`) ふざけんな、なんで俺がこんな分福茶釜みたいな女とキスせにゃいかんのや
川*` ゥ´) なにが分福茶釜だこら、てめぇ余命早めてやろうかタコ
('A`) 俺はこういう汚い言葉を吐くような女とはキスしたくないです
しえん
ピャー子www
(;・∀・) 贅沢だなぁ、ちょっとは我慢しろよ
('A`) もうすぐ死ぬんだから贅沢も言いたくなるだろうが
川*` ゥ´) あたいの接吻が贅沢じゃないって?なにもわかってないねぇ、あたいのキッスはキウイパパイアマンゴーだぜ
('A`) なにがキウイパパイアマンゴーだよ、腐ったバナナじゃねぇかお前なんか
川*` ゥ´) もう無理やりにでもくちびる奪ってやろうか
(;・∀・) まあまあピャー子さん落ち着いて
('A`) ハァ……
(;・∀・) 気を落とすなドクオ!オレがまた別な人見つけてくるから!
('A`) マジデ?
( ・∀・) おう!ではさっそく行ってくるぜ!
ガラガラ!!
('A`) ……
823 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:05:52 発信元:123.222.181.34
もr…妹者に期待
可愛いのになあ
1週間後
('A`) あ、槙野外した
川*` ゥ´) ピャー!!!!ジュビロが優勝だァァ!!!
('A`) ああ広島はまたダメだったか…
川*´ ゥ`) 前田最高ピャ!前田がこれからのジュビロを支えて行くんだ!あたいのキッスをプレゼントしたいよ!
('A`) 日本サッカー界のためにそれだけはやめて
川*` ゥ´) しかし相変わらずサンフレッチェはダメだねぇ、あんたみたいにこのままずっと童貞ピャ!
('A`) いや俺別に広島サポじゃないから悔しくないんだけど、俺川崎サポだから
川*` ゥ´) なんなんだよお前は……
ガラガラ
( ・∀・) ドクオ!連れてきたぞー!!
826 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:10:52 発信元:219.125.145.23
支援支援
('A`) ついに来たか……!
( ・∀・) ついにドクオにキスしてもOKって人見つけてきたぜ!
(;'A`) ああ緊張する…心臓ぐぁんぐぁん、手に汗がんがんだぜ
( ・∀・) いやぁ骨を折ったぜ、これでオマエもなにも思い残さず死ねるな
('∀`) ハハハ、ありがとうなモララー
川*` ゥ´) こいつとキッスしたいというのモノ好きを早く呼んでくれよ!
( ・∀・) じゃあ呼ぶぜ、入ってきてください!
ガラガラ
(´・ω・`) どうも!!
('A`) え
( ・∀・) オレが所属してるフットサルクラブの正GKのしょぼんさんだ、別に男でも良いだろ?
(´・ω・`) 僕、男の子大好きなんですわ
('A`)
( A ) フラッ,,,
支援!
しえん
モララーはドックンを精神的に殺す気だwwww
(;・∀・) おいドクオまだ死ぬな!起きろ!
('A`) ハッ!また意識が飛んだ!
(;・∀・) おいおい冗談はよせよ、まだまだ余命まで日にちあるだろ…
('A`) イエローキャブ……じゃなくてサンズの川が見えたぜ
(;・∀・) おいおいせっかくオマエとキッスしてくれる人を見つけてきたっていうのにまた断るのか!?
(#'A`) 当たり前だろ馬鹿野郎!!なんで俺がおっさんとキスしなきゃいけないんだよ!俺はゲイじゃねぇ!!
(´・ω・`) いや僕はゲイじゃないよ、両方OKだからバイなんよ
(#'A`) どっち似たようなもんだろうが!
(;'A`) うっ!ゴホゴホ!!ガハ!
(;・∀・) あまり興奮するなドクオ!体に悪いだろ!
(;'A`) ううう、普通の女の子にしてくれぇ……
(;・∀・) わ、わかった!今から探してくる!
ガラガラ!!!
(;'A`) ううう…
832 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:19:31 発信元:123.222.181.34
>( ・∀・)「別に男でも良いだろ? 」
wwww
( ・∀・) 別に男でもいいだろ?
( ・∀・) つまり俺でm
サンズの川なら女の子いっぱいで良いな
<*`∀´>
1週間後
(;'A`) ゴホッ!ゴホっ!
(´・ω・`) ドックン大丈夫!?ほら水!
(;'A`) うう… チューチュー
('A`) ふぅ…少し落ち着いたよ、ありがとうしょぼんさん
(´・ω・`) 無理しないでね
川*´ ゥ`) (ドクオが使った水差し…!間接キス!)チュパチュパ
ガラガラ
(;・∀・) ドクオ!やっと見つけて来たぞ!
837 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:24:51 発信元:123.222.181.34
l从・∀・ノ!リ人 ノ l从 ノ!リ人
何だかんだ良い奴らだ
一週間咳込んでたのかw
('A`) おおモララー…でかしたぞ…
(;・∀・) たまたま入った喫茶店で見つけたんだ!こんどはとびきりに可愛いぞ!
(*'A`) おいおいマジかよ
(´・ω・`) 良かったねどっくん
川*` ゥ´) 早くその可愛いとやらを呼んでくれよ!
( ・∀・) いま呼ぶぜ!入っていいよ〜
ガラガラ
/*゚、。 / こんにちはだし〜
('A`) え
( ・∀・) 近所の小学校に通う鈴木ちゃんだよ
/*`、、 / お菓子はどこだし〜
( ・∀・) お菓子で釣ってここまで来てもらいました、今年小学校にあがったばっかりなんだって
('A`)
( A ) フラッ,,,
ダイオードかわいいよダイオード
可愛い!!
843 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:32:30 発信元:123.222.181.34
だし!だしだし!!
良かった('A`)に良識があって…
(;・∀・) ドクオ!死ぬな!目を覚ませ!!
('A`) ハッ!あやうく天に召されるトコだった
(;・∀・) おいおい焦るじゃねぇかよ…
('A`) 閻魔様にすごい睨まれたんだけど
(;・∀・) まだなんか不満があんの?結構可愛いと思うけど
('A`) お前さ、死ぬ前に俺に犯罪を犯させる気かよ…こんな幼女アウツだろ…
( ・∀・) ええ?オレは全然OKだけどな
('A`) それはお前がロリコンだからだろ
( ・∀・) ああわかったわかった、次こそちゃんと見つけてくるよ
('A`) 頼むぜ、あと1週間しかないからな
( ・∀・) はいはいわかりました、ほいじゃ
ガラガラ
('A`) あいつ飽きてきてるだろ…
余命幾ばくもないのに…犯罪犯したっていいだろ。
モラルに縛られるな
847 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:39:55 発信元:123.222.181.34
1週間後
(ヽ'A`) ううう…
/;、. / まだ死んじゃだめだし!
(;´・ω・`) ドクオくん気をしっかり!
(ヽ'A`) うう苦しい…
川*` ゥ´) これが人間の死にゆく姿か…
(ヽ'A`) モララー…早くぅ…
ガラガラ!
( ・∀・) 待たせたなドクオ!!
閻魔様に謁見した後じゃなあw
頼むぞ、モララー!
ていうか、なんでこいつらは常駐してるんだよwww
:(ヽ'A`): おおついにお迎えが来たか…
( ・∀・) まだくたばるのは早いぜ!とびっきりの可愛い子ちゃんを連れてきたぜ!
(ヽ'A`) まさかお前の母ちゃんとか…ばあちゃんとかじゃないよな…
( ・∀・) んなわけーだろ!今回は21歳の女子大生だぜ!
(ヽ'∀`) 今度は期待していいんだな…
( ・∀・) ったりめーよ!
(*´・ω・`) 良かったねどっくん!
/*`、、 / ドクオにぃちゃんの夢が叶うし!
川*` ゥ´) とっととその可愛い子ちゃんとやらを呼んでくれよ!
( ・∀・)つ■ OKわかった!冥土の土産を受けとれっ!
パカ
|゚ノ ^∀^) 『ハロー!』
おおーーー!!
………レモ…プラス…?
レモプラスぅぅぅぅぅwwwwwwwwwwww
855 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 01:47:23 発信元:123.222.181.34
ア−−−−−−−−ッwwww
ヤバイwwドックン死んじゃう
(ヽ'A`) え
( ・∀・) いま巷で話題のレモプラスだ、近くのブックオフで見つけてきた
|゚ノ*^∀^) 『ドクオくんと早くキスしたいですわ!』
( ・∀・) やり方はこのタッチペンでレモナちゃんの口のあたりをくちゅくちゅするんだ
(ヽ A ) チガウチガウヨモララ…
(*´;ω;`) おめでとうどっくん!これで君もなにも思い残すことなく逝けるね!
/*;、、 / おめでとうだし!
川*` ゥ´) あたいはなにも突っ込まないよ
( ・∀・) ほら早く!急ぐんだ!レモナちゃんが待ってるぞ!
|゚ノ*-3-) 『ん〜』
:(ヽ A )つ−: プルプル クチュクチュクチュ〜
|゚ノ*^∀^) 『ちょ!激しすぎですわ!……でもうれしっ!!』
( ;∀;) やったなドクオ!やったな!ううう…
:(ヽ A ): チガウ…オレガモトメテタハコンナンジャ…
(ヽ A ) ガクッ 『('A`)喪男一度キスしたかったようです』 終わり
( ;∀;)ドックン…w
乙です!
数多くの支援ありがとうございます!
お題
・たまたま入った喫茶店
質問等あればお願いします
哀れな…乙!
861 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 02:00:02 発信元:123.222.181.34
乙!!
どっくん!!
( ;∀;) イイハナシダナー
863 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 02:13:07 発信元:123.222.181.34
気づけば860を超えている…
復活祭流石だな
前スレも足せば1000くらい使ったことになんのかな
何故に急にレスがとまるのか
祭は終了したの?
祭は昨日で終わったよ
みんな燃え尽きたのかも分からんね
また少し経ったら賑わうと思うよ
docomo規制だしね。
ってことで、ほのぼのっぽいお題5個ください
867 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 18:29:59 発信元:118.243.224.185
869 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/24(水) 18:37:37 発信元:123.108.237.4
マダフエルヨカーン
5個っつったのにwww
ここまで把握
ダレカナンカイエヨ
祭り終わったら、一気に静かになったな
メリハリのきいてることで
時間あったら後夜祭的に感想でも書いてみるか
こんな時間だけどお題くださいな
ふむ、祭の投下作品の全感想でもやるかな
全感想wktk
そのお題出すとこに居合わせたぜ
GJをくれてやる
学校生活モノのお題を3つぐらい下さい
891 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/25(木) 21:22:33 発信元:123.108.237.26
>>890 まだいいのかしら
いいなら
っチャイム
パソコンの辞書登録機能があまりに無能でもう無理ぽ……生首出せない……死ねVista……
895 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/25(木) 22:02:50 発信元:118.243.224.185
携帯パソコンどっちも規制だし、現行は進まねぇしでもうダメだ
ところでちょっと聞きたいんだけど、戦争の理由って何がある?
宗教とか領地とか世界征服とか除いて。
899 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/25(木) 22:16:30 発信元:118.243.224.185
>>897 同盟とかしてたら義理とか
経済効果を期待してとか
力の誇示はどうなのかな?
そんな感じだと思う
権力者の暇潰しとか
思想
選民思想とか
怨恨
復讐とか
あと、操られてるとか
地球外生命体が操ってコマにして遊んでるとか
かつてワールドカップが原因で(ry
妥当なのは、まぁ、資源辺りじゃないの
>>897 歴史に名を残す為とか?(国名、人名共に)
>>898-903 おお、色んな意見ありがとう!
女はちょっと違うな。
操られるとかそういうのも違う。
人間くさい理由がいいんだ。
力は両国とも同じくらい
あまり難しい理由だとめちゃくちゃになりそうなんだよな……
何かしらの事件が起きて、それに対しお互い誤解が誤解を重ね……みたいなのとか。
互いに、相手が悪い、自国は悪くないと思い込んでる感じ
相手が気に入らない
相手が自分の思い通りにならない
自分が絶対正義だと思い込んでいる
相手を今潰しておかないと、将来自分が危うい
→よし、戦争吹っ掛けるか
人間臭いのはこんな感じか?
ただの理由付けなら
自分の国民が外国で犯罪起こしたら死刑になった
↓
許せん、我が民族を守れ!
とか適当でもいいかも
907 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 00:16:01 発信元:219.125.145.23
私怨
↓
暗殺
↓
国ごとブチ切れ
↓
宣戦布告
実史こんなのあった気が…
>>905 戦いのきっかけはこれで行こうと思ってるんだ。
ただ、双国どうしても戦争させたい理由がほしい…
>>906 これいいな。
サンクス!
>>907 これもシンプルでいいな。
ややこしくてスマン。
みんなありがとう
忠臣蔵みたいにすればいいんじゃないか?
仲間が敵国に仕える
↓
嫌がらせにブチ切れる
↓
仲間が死刑になる
↓
許せん討ち入りじゃ!
みたいな感じ
>>909 あー、そういうのもいいな…。
というか忠臣蔵ってそういう話なのか。
ありがとう!
いい案が予想よりも沢山集まって、色々迷うな…
仮に、
ヴィップ国王( ^ω^)
シベリア国女王ξ゚听)ξ として。
(#^ω^)「僕らが結婚したらシベリア国をヴィップ国の統治下におくんだお!」
ξ#゚听)ξ「は? ヴィップがシベリアのものになるのよ!!」
(#^ω^)「じゃあ戦って勝った方が負けた方を手に入れるお!!」
ξ#゚听)ξ「望むところよ!!」
国を巻き込んでの 痴 話 喧 嘩
あるいは
ヴィップ国王子( ^ω^)
シベリア国王女ξ゚听)ξ
ヴィップ国王(#´・ω・`)「君の娘をうちの息子の嫁にするんだよ!」
シベリア国王(#'A`)「てめえの息子を娘の婿にするって決めてたんだ!」
(#´・ω・`)「じゃあ戦って勝っt(ry」
(#'A`)「望むt(ry」
みたいな馬鹿馬鹿しい理由でも、案外面白いかもしれない
912 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 01:33:30 発信元:122.16.206.83
>>911 正直それ読みたいなwww
痴話喧嘩か……。
そういうのって、ある意味でめちゃくちゃ人間くさいかもしれないな
アイデアありがとう、参考にする!
しかし自分で書いといてこう言うのもアレだが……
>>911みたいな理由だと、戦争とはいっても殺し合うような血生臭いもんじゃなく、
叩いてかぶってジャンケンポンだとか
両国跨いでの国民総出のリレーだとか
各国から頭の良い者を選抜してのチーム対抗クイズ大会だとか
軍隊による本格的戦略を駆使した雪合戦だとか、
そういうほのぼのギャグな争いの方が似合ってるかもしれんね。
というわけで俺の意見は無視してくれww
余計な口出ししてすまんかった
前に書いたシベリア短編の続きでも書こうかな
図書館で連載されてた完結作品をまとめてみますた
1.タイトル:('A`)はカード発行人になったようです 2010年2月15日〜2月21日
2.(・∀・)デジタルリマスターして発売されるそうです 2月26日〜3月9日
3.('A`)シベリアキョセイクラブのようです 3月14日〜3月22日
4.( ^ω^)図書館で講座が開講されるようです 3月20日〜3月22日
5.( ^ν^)ξ゚听)ξ( ^ω^)( //+^)ニュース一家の再会のようです 4月2日〜4月25日
6./ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようです ζ(゚ー゚*ζ 4月4日〜5日30月
7.ハハ ロ -ロ)ハ心を「うつ」すようです 5月9日〜5月11日
8.( ´W`)ζ(゚ー゚*ζでたらめ読書感想会のようです 5月15日〜5月28日
9.(-@A@)司書アサピーのようです 6月6日〜6月13日
10.('A`)ドクオの退屈な日常のようです 5月25日〜6月13日
11.シベリア図書館戦争のようです 5月30日〜6月30日
12.( ^ω^)と不思議な建物のようです 6月7日〜7月7日
13.从 ゚∀从 無頼娘の旅のようです 6月25日〜8月9日
こんな時間にお疲れ様です
連載中作品
・( ・∀・)ようこそ!不思議の国へ、のようです
・( ´_ゝ`)シベリアに眠れ、のようです
・( ´_ゝ`)『ヒロラジ』从 ゚∀从のようです。
・('A`) K&Barのようです
・早撃ちのようです
避難所移行作品
・('A`)守るために殺すようです
・( ^ω^)in the ドームのようです
・('∀`)鬱ナせぇるすまん
なんか抜けがあったり間違えたてたりしたら教えてプリーズ
( ^ω^)in the ドームのようですじゃなくて今は( ^ω^) in the ルームのようですだったお
なんかグロいのなかったっけ、確かヒロラジの人の
あれって打ち切り?
>>920 ('A`) K&Barのようですのことだな
どうなんだろうね
923 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 19:49:59 発信元:219.125.145.25
携帯から総合繋がんないwwww
今日はアルファ四周年ですか?
>>924 サンクス
よーし、おじちゃん頑張るぞー
927 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 21:14:06 発信元:219.125.145.31
まだ時々、変な表示出たりするな
なんだろ
まただよこれ
昨日の今日で再移転?
VIP移転中か…もしかしたら規制も解除されるかもしれんのう
934 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 21:53:50 発信元:220.52.130.138
ドクオはピクシブ住人のようですが読みたいんだけどまだVIP見れないのか
これで規制解除されてなかったら発狂するぞコラァ
復活しますた
936 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 22:39:21 発信元:219.125.145.32
投下しマッスル
938 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:48:47 発信元:111.89.136.2
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです
ブーンの場合
( ^ω^)(今日の夕食なんだーお♪)
( ^ω^)「ん?あれは…」
( ^ω^)「ツンのハンカチ!」
( ^ω^)(やっべぇ欲しい…でも届けて好感度アップするのも良いかも…)
ξ^ω^)(ブーン素敵!)
( ^ω^)(なんちてwwwなんちてwww)
( ^ω^)(さて…どうするかお…)
939 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:51:33 発信元:111.89.136.2
もやもやもや…
(天^ω^)「ブーンよ…届けるのです…」
(天^ω^)「好感度アップを狙うのです…」
(^ω^悪)「おいおい、そんなもん貰っちまえよ!」
(^ω^悪)「どーせお前の事なんて見て無いんだからよ!」
(天^ω^)「うっせえ黙れピザニートが!」
(^ω^悪)「おいその悪口ブーメランだぞ」
(天^ω^)「とにかく届けるべきです!」
(^ω^悪)「貰っちまえって…あれ?俺たちの本体どこ行った?」
(天^ω^)「あれ?あ…」
ツン!サガシタオ!
ブーン?ドウシタノ?
ハンカチヒロッタンダオ!ハイダオ!
ア、アリガトウ…
(天^ω^)「…」
(^ω^悪)「…帰るか」
940 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:52:52 発信元:111.89.136.2
ドクオの場合
('A`)「お、財布落ちてる…」
('A`)「どうしよっかな…?」
もやもやもやーん
J(天'A`)し「警察に届けるのです…」
('A`悪)「ハッんなもん落とした馬鹿がわりーんだよ」
('A`悪)「お前もエロゲ欲しいんだろ?」
('A`悪)「拾っちまえよ…なあ」
J(天'A`)しつ「 ̄ パンパンパン
(゚A゚悪).:・`「ぐふぁっ!」
J(天'A`)し「…」
J(天'A`)し「届けなさい」
(;'A`)「はい…」
941 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:53:37 発信元:111.89.136.2
素直クールの場合
川 ゚ -゚)(百億円入ったバックをひろってしまった…)
川 ゚ -゚)(どうするべきだ)
もやっ♪やっやや♪もやーん♪(某髭オヤジのテーマ)
川天゚ -゚)「落とし主は絶対困ってるぞ。何しろ大金だからな」
¬⊂(゚ -゚悪川 パンパンパンパン
川天゚ -゚)「うぎゃー」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「よし、天使は片付けたし貰うか」
942 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:55:09 発信元:111.89.136.2
貞子の場合
川д川(あ、前の人財布落とした…)
もやもやもや
川д悪川「ほっとこーよ…あたし人に話しかけるの苦手だし…」
川天д川「そうね、あたしも話しかけるの苦手だし…」
川;д川(…意見一致してんじゃん…)
川д川(見ないふりでいっか…うん、良いよね)
川天д川 川д悪川「それで良いのよ」
貞子…まるでオレやで…
944 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 22:56:47 発信元:111.89.136.2
素直シュールの場合
lw´‐ _‐ノv(うむ…まさか道に大量のスベスベマンジュウガニが落ちてるとは…)
lw´‐ _‐ノv「しんきんぐたーいむ」
米米米…
lw天´‐ _‐ノv「拾って海に返してやれ。死んでしまうぞ」
lw悪´‐ _‐ノv「大丈夫、この子たちは強い子だ。生きていけるって」
lw米´‐ _‐ノv「米じゃ無いならどうでもいい」
lw´‐ _‐ノv「…」ポクポクポク
lw´‐ _‐ノv「!」チーン
lw´‐ _‐ノv「米じゃないならどうでもいいや…」
しえん
946 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 23:02:34 発信元:111.89.136.2
ビコーズの場合
( ∵)
( ∵)
(悪∵)
(天∵)
(悪∵)
(悪∵)
(天∵)
(悪∵)
(天∵)
( ∵)
( ∵)
いかがでしたでしょうか?貴方も迷ったら空を見上げてみましょう。もしかしたら天使と悪魔が言い争ってるかも知れませんよ…
947 :
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです:2010/11/26(金) 23:04:23 発信元:111.89.136.2
あああああああ!一回さるった!
早い速度で投下しようと思ったらこのざまだよ!
すいません取り乱しました。質問等ありましたら受け付けます。
乙乙〜
もっと他のAAの場合も見てみたいね
949 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/26(金) 23:16:00 発信元:111.89.136.2
乙!
それぞれの性格が出ていて面白かったよ
他のキャラの話も楽しみにしとく
乙です!
貞子可愛いwww
952 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/27(土) 00:26:30 発信元:111.89.136.2
書き込みテスト
954 :
【赤い風景】:2010/11/27(土) 10:21:23 発信元:220.143.29.128
見たくない風景と言う物は、いつも唐突に訪れる。
見る前にそれが解かるならば、人はそれを決して見ようとはしないのだ。
故に、「見たくない」という場面は、いつも必ず見るのを回避できない状況にのみ発生する。
赤い、赤い風景は。
この真っ白な部屋の中で綺麗に"異景"として共存していて。
且つその綺麗な肢体は、その累々しぃ惨状を。惨状と思わせない妖艶な雰囲気を醸し出していた。
カツ。カツ。カツ。
男はゆっくりと近づいていく。
近く度に、幻想と現実は乖離していく事は明白で、男もそれは理解していたのだが。
・・カツ。・・カツ。・・カツ。
それでも靴の音は鳴り止まない。
屍体が放つ強烈な霊気が。死して尚、男を虜にさせるのだ。
・・カツ。・・カツ。・・・・・・・・カツ。
靴の音がようやく鳴り止む。
が、それは幻想と現実が臨界点を向かえたからでは決して無く。
ただ、男が終着点に辿り着いたからである。
男はしゃがみ込み、そっと屍体の手を取った。
男の脳裏が、かつて全く同じ体勢で、この屍体に誓いを立てたあの場面を思い出させる。
『我が懸命の全てを以って、御身御守護を勤めさせて頂きます。』
そう、男は屍体との約束を、誓いを。護る事が出来なかったのである。
屍体の手に、ぽつぽつと小さな水滴が滴り落ちる。
男はただ、咽び泣く他無かった。
VIPは規制で書き込めないからこっちに書いてみた
何か改善点とか気になった部分とかあったら指摘plz
>>954 趣味の問題かもしれないけど
比喩的表現→それの現実的表現の順で、後から説明してる感じがする
>>956 確かにそうですね。。。
損失感というか、男の絶望感を表現したかったんです。
現実的表現と比喩的表現を上手く混ぜれれば良かったんですが・・・
じゃ俺も趣味の問題
>そう、男は屍体との約束を、誓いを。護る事が出来なかったのである。
この書き方嫌い
>>954 含みを持たせて文を区切るのが多すぎで逆にぼやけてる気がする。
魅せたい箇所に絞ってはどうよ?
あと三点リーダとかダッシュをつかったらどうよ?
>>958 できたらどの辺りが嫌いか書いて貰えるとすごいありがたいです
句読点辺りでしょうか?
>>959 確かに雰囲気を出そうとしすぎて纏まってない感じですね
もっと区切りをはっきりさせる事を意識してみます。
三点リーダとダッシュは普段の作品で多用しすぎてるので、今回は自重気味で書いてみたんです。
これ以上はスレチ気味になるんで消えますね
どうも指摘ありがとうございました!次回改善できるように頑張りやす
>>960 スレチにはならんと思うから続きを。
以下は俺の主観に満ちた感想なので、もし不快に思ったらスルーしてくれても怒らない。
まず「屍体との約束」って言い回しが嫌。なんか凄い違和感がある。
他は、君の言う通り、「約束を、誓いを」の辺りの句読点も嫌。
文頭の「そう、〜」の、と並んで見えるのがマイナスの印象元かも。
で、最後の「〜である。」の閉じ方が特に嫌。
好みと言われれば確かにその通りだけど、ここ一番で乗りきらない感じがしました。
その一行に限れば、とりあえず俺が嫌だと思ったのはここ三つです
>>963 いえいえ。とても参考になります。
「屍体との約束」は一応"屍体"は姫って設定なのですが、
ここでいきなり姫と表現しても?になると思ったのでこの表現にしました。
けど、確かになんか嫌な感じの表現ですね。屍体と約束ってのも何か矛盾していますし。
句読点ははじめの「そう、」の部分がいらなかったのかもしれません。
いっその事思いっきり文体を変えて
己の全てを賭したその誓いは。
今、目に映る惨状と共にぐにゃりと歪み、崩れ去っていった。
とかどうでしょうか?
うーん、30行オーバーの上になんか微妙な気もしますが・・・w
そろそろ次スレか、早いもんだ
前から気になったんだけど「次スレ」って「つぎすれ」? 「じすれ」?
つぎスレに一票
967 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/27(土) 15:37:26 発信元:219.125.145.32
つぎすれ?かと
じすれだろjk
何の疑問も持たずにじすれだと思ってた
つぎすれよりじすれの方が言いやすくね?
つぎ〜〜って言葉よりも、
じ〜〜って言葉の方が多い
俺も、じすれ、かなあ
ところで、お題を五つ程くださいな
出来れば、単語でお願いします
じすれに一票
974 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/27(土) 18:49:02 発信元:118.243.224.185
ノパ听)赤くて赤いようです
>>406-
(●'∀`●)喪鬱毒次郎のお仕事のようです
>>460-
爪'ー`)y‐世界の終わりを綴るもののようです
>>487-
冬の終わりに鐘が鳴るようです
>>560-
(´・ω・`)熱血教師のようです
>>604-
なんか寒いと思ったら全裸だったようです
>>650-
J( 'ー`)し「カーチャン、一目惚れしちゃった」ようです
>>752-
('A`)喪男一度キスしたかったようです
>>804-
( ^ω^)天使と悪魔の葛藤のようです
>>938-
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初めて一覧作ったが携帯だとコピペが面倒だwww
間違ってたら指摘よろしく
おおし記録乙です
つぎすれ立ててきます
984 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/27(土) 20:36:31 発信元:202.229.177.7
( ・3・)うめぇ〜?
(’e’)うめぇ〜〜〜〜〜〜
ブーン系でドラえもんのパロディってある?
ドクえもん
やっぱあるのか
ありがとう
991 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/11/27(土) 21:24:51 発信元:123.108.237.25
ドラえもんパロ、(*゚ー゚)が主人公のやつあった気がする
エロいやつ
(*゚ー゚)のは 未来からキモオタを・・・だっけ
わお、出遅れた
ついでに埋め
>>995 ありがてぇなぁ…
みんな親切にありがとう
埋めついでに
ていうか暇だったので
梅田
1000ならネタが浮かぶ
1001 :
1001:
i・'"'',━' '・"'"''` ━''`'・" ''"・'`',"、''・''"`;, ' 。 ο
ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;: 終着駅についても旅はまだ続く…
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