中国分裂、朝鮮真空パック 退避スレ 51

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地政学的に考える、極東が安定化するための戦略。
ここでは南北朝鮮が統一された国家をUNKOと呼ぶ。


1.UNKO真空パック
UNKOが自立して日中露の緩衝地帯になるという戦略。
日清戦争の講和条約で日本が清に要求したのは朝鮮の独立であり、
朝鮮の割譲ではなかった。(台湾については割譲を要求した。)
日本にとって最善手。
ただし中国にとっては最善手じゃないので、
これを実現するには中国の弱体化が必要。

盧武鉉がアジアのバランサーとか言い出したのはこれのこと。
ただし、現状で韓国がアメリカを追い出すだけでは
中国の影響力が大きすぎる。
UNKOは日中露のどの国からも等距離の外交をしなければならない。
UNKOが自立できないなら、真空パックという形で強制鎖国させざるを得ない。
775いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/25(日) 23:35:52 発信元:124.214.208.60
最大多数じゃなくなったのに、参政権なんて通ったら予定狂っちゃうもんねw焦ってるわけだ。
7762/4:2010/07/25(日) 23:36:29 発信元:202.216.50.3
2.満州独立
清から独立した朝鮮がロシアに事大し始めたので日本が取った戦略。
朝鮮戦争時にマッカーサーが提唱して解任されることになった戦略。
朝鮮半島を日本あるいはアメリカが完全に支配して
満州を日中露あるいは米中ソの緩衝地帯とする。
中国にとって最悪手なので、
日本がこれをしたせいで日中戦争が勃発した。


3.朝鮮半島分断
朝鮮半島を南北に分断し、アメリカとソ連が統治することによって
米ソの緩衝地帯とする。

日露戦争前にロシアが日本に持ちかけ、日本が拒否したという経緯がある。
今にして思えば日本も先見の明が無かったかもしれないが、
ポーランドを分割した独ソが結局は開戦したことを考えると、
朝鮮半島を日露が分断統治する体制も、長くは安定しなかったと思われる。
南北が形式上独立国で事実上米ソが支配し、日中が援護するという
サンドイッチ体制でこそ、60年も保ってこられたのだろう。
ソ連解体と冷戦終結の結果、現在は
この体制を支えたバランスが崩れていると考えられる。
7773/4:2010/07/25(日) 23:37:15 発信元:202.216.50.3
4.極東全部中国領
パックスシナーとでも言うの?
中国が進めている政策。もちろん、日本にとっては最悪手。


5.自由と繁栄の弧
朝鮮半島に遠交近攻の原則を当てはめて考えると、
露・北・日vs中・韓という対立構造が導かれる。
「自由と繁栄の弧」戦略でロシアと日本が手を組もうとしているので、
北朝鮮はこれに上手く乗っかることで、生き残ることができる。
今年春頃のチラ裏スレで、やたらと北朝鮮は親日だと言ったり
金正男を持ち上げたりするレスが付いていたのは、
この戦略のためだと思われる。
中国と韓国が手を引くか滅びるかして、北朝鮮主導でUNKOが成立すれば
1の政策に等しくなる。
7784/4:2010/07/25(日) 23:38:04 発信元:202.216.50.3
「自由と繁栄の弧」について
ソ連解体時に、ロシアは中央アジアを手放した。
中央アジアは地政学上のハートランドに相当し、
ここを支配することは軍事的に大きな利点になるはずである。
バルト三国の独立を阻止しようとして戦争までしたことを思えば、
中央アジアの独立はあっさりしすぎている。
ロシアは何を考えて中央アジアを手放したのだろうか?
大陸の中央に位置する国家は周辺国に同盟を組まれてフルボッコにされる運命にある。
大陸の中央とは、中世近世はフランスであり、近代はドイツであった。
冷戦終結と極東の台頭により、次の大陸中央国家はロシアになり得る。
ロシアは、地政学上の内陸国家からリムランドへ変貌を遂げることによって、
フルボッコ対象になるのを回避したのである。
そして逆に、日本・インド・トルコとリムランド連合を結成して
中国をフルボッコ対象にすることで、ロシアは生き残ろうとしている。

現状の日本は、パックスアメリカーナの傘下にあって、海洋国家の立場でいる。
今後、アメリカが西太平洋から手を引いて北米大陸に引きこもることがあれば、
日本は単独で中国と対峙することができるだろうか?
海洋国家として日本と同盟を組むのがパラオとか台湾とかいうのでは心許ない。
日本は、ロシアと手を組んでリムランド連合を形成するのも悪くは無い。
ただし、日本とロシアとは北海道方面で直接に国境を接しているので、
遠交近攻の原則からいって
日本とロシアとの間に安定した同盟が成り立つのかは不明である。