175 :
【01/18】:
・・・・・突然ですが、皆様方★喫茶ツンデレ★をご存知でしょうか?
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|| / ,l| |::::|..喫茶 .l::::|
|| / . || |::::|ツン ..|::::|
|| / ./ l| |::::|_デレ|::::|
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三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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創立は2005年の6月。
当初は 〜CAFEBAR ツンドラ〜 の姉妹店だったそうです
今では店舗も3軒目となり、本家にもひけをとらないほど、
シベリアの方々に慕われる喫茶店になりました
〜CAFEBAR ツンドラ〜 4軒目
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1242309558/ ★喫茶ツンデレ★ 3軒目
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1222438987/
176 :
【02/18】:2010/09/23(木) 23:52:34 発信元:202.216.143.12
かくいうわたしも、
そちらにお世話になった人間の一人です。
;' ´ ̄ `ヽ
i 〉
) リ
( (、
ノiル,,ハ,,ルiハ)
. し'ノ
そんなわたしのおもひで話に、
ちょっぴり、お付き合いしていただけませんでしょうか。
177 :
【03/18】:2010/09/23(木) 23:55:05 発信元:202.216.143.12
_________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
< シベリアAA物語 >
〜 Siberian Tea Time @ ★Cafe Tsundere★ 〜
#一杯目 ”ちょっぴりシリアスな始めのお話”
_________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
178 :
【04/18】:2010/09/23(木) 23:58:15 発信元:202.216.143.12
・・・・・これはわたしがシベリアに来る前のおはなし
日 ▽ ∇ U
. ;' ´ ̄ `ヽ ≡≡≡≡ ∧_∧
i ,ノソノ从〉 [] % 曰 ( )
ルi*゚ ヮ゚ノリ (iう>-lO
. と):∀:〉う  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. (_ノムヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ━┳し'ノ ━┳━ ━┳━
. ┻  ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄ ̄
数年前のわたしはとある賑やかな街で、
兄といっしょにつつましく暮らしていました
179 :
【05/18】:2010/09/24(金) 00:01:56 発信元:202.216.143.12
わたしは心から兄を敬愛していました
また、彼のBarとそこに集まる皆さんも大好きでした
イツミテモ ○○チャンハ カワイイヨネ〜w
日M[]0 ホントニ マスタート キョウダイ ナノ?w
==− ∧,,,,∧ アリガトウゴザイマス
∧_∧ / ̄\ ミ*^Д^彡 ;' ´ ̄ `ヽ
( ). / ∇とミ ∧_,,∧ 〈ノソノ从、 .i
(| l.:l.|) ┴ \「 (´∀`;) 八´ヮ`*ルリ
| ̄T /. 日⊂ ) ⊂〈:∀:(つ
/ \「 ) <L|_ヽ>
・・・テ ダスナヨ? ナンカ コワイヨ マスター ・・・ .しヽ)
時々、お店にはお手伝いに入ったのですが、
兄と兄を慕う人たちと過ごす時間は
わたしにとって、この上なく楽しいものでした
180 :
【06/18】:2010/09/24(金) 00:04:44 発信元:202.216.143.12
あるとき、わたしは兄のすすめもあり、
時間を作っては人知れず、板と板を巡り歩くようになりました
° _,,--⌒^``:、 ο
,r''" ` ‐-、 _,,._
,,r''"~⌒^`:、 _,,..-‐''" ^`: `、 __,, --‐''
⌒^~' ` ‐- --‐'''""`⌒^.、..,,__ __ ,... .-‐`‐ -‐‐''''""
,i'⌒ヽ シ ''':‐-,‐‐''' ⌒^~
,( )ο // ο ° ""'⌒-- ,, , ;; ,,, ,,,;;
\ | ゛-、 /./ --
\`ー' \// ο ° ο
`\ ",ノ
o | /゚ ,i'⌒ヽ、 ο °
゙、\_ノ i o ( ) °
` 、゙ ノ /`;;;;;_ノ ο
\ i,//´ , ;' ´ ̄ `ヽ
i / . i ,ノソノ从〉
i | r . ルリ ゚ -゚ノリ ミンナ マッシロ ・・・ ,,,,,,,,,, °
i |ノ ,くI゙t:j:〉、 [|,★,|]
/ο i ο .(ン,_i|Lilゝ ヽ(・∀・)y
i | .し'ノ ( : )'
ー.^ノ、.......,iー.⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒^~⌒
シベリアを初めて訪れたのも、ちょうどその頃になります
181 :
【07/18】:2010/09/24(金) 00:06:06 発信元:202.216.143.12
どの板もそれぞれ魅力にあふれていて、
たくさん素敵な方々がいらっしゃいました
もちろん、シベリアもまた例外ではありませんでした
。+ +。。。。。 |l|FFFFFFF|。 。 .。 +|l≡≡≡|ミ|」 」 」 」 」 」 」 」|lll| .。+.:.
* o o. |l|FFFFFFF| o .* .|l≡≡≡|ミ|」 」 」 」 」 」 」 」|lll| 。 。
.:: :. .. .. . 。。oo |l|FFFFFFF| 。 |l≡≡≡|ミ|」 」 」 」 」 」 」 」|lll|+ 。
/| ̄ ̄ ̄l ::|FFFFFFF| 。 |l≡≡≡|ミ|」 」 」 」 」 」 」 」|lll|。 o
|ミ|:」」:」」:」| ::|FFFFF ;' ´ ̄ `ヽ |l≡≡≡|ミ|」 」 」 」 」 」 」 」|lll| * ゚
| ミ|:」」:」」:」| 〇 FF.。....i ,ノソノ从〉 |l≡o + +! + 。 〇」 」 + 〇
lミl.」」.」〇 ++ + .ルi*゚ー゚ノリ...o 〇 。 o + 〇 。 +
__〇___。_゚__ ,くI゙t:j:〉..__o______〇__o___。___
二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二
思えば、この頃からすでにわたしは
シベリアを好きだったのではないかと思います
182 :
【08/18】:2010/09/24(金) 00:08:29 発信元:202.216.143.12
それでもやっぱり、わたしはあの街から
どこか他所へ移り住もうと考えることはありませんでした
わたしも兄のように、皆のように、あの街が大好きだったから
目 〓 Ё ∇ 廿 W 目 〓 Ё ∇ 廿
ニニニニニニニニニニニニニニニニlニl
`ー `ー `ー `ー
、--,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(_)) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧_∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /l
二二二二二二二二二二二ニ二ニ ( )ニ// // ;' ´ ̄ `ヽ .┌──┐∫,,,,_∧
∧∧ _ (iつへo / // | i ,ノソノ从〉 ii ∧∧__| |_・― ` )i
 ̄ (,, ゚ー) ̄ ̄(*゚∀゚) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // / ルi*^ヮ゚ノリ t囲 .|| (∀・ ) └──┘ /;;;;;;;;;;;)||
二 |::;;;;;⊃] 二(;;;;不;;O二二二二二二二二二l/ ┳ と):∀〉つ━━ || (っ;;;;;) ̄ ̄|| ̄ ̄'´;;;;;;;;;;;ノ.||
(::;;;;;;;ヽ |;;;;;;;;| | / ‖ . く/_|l> |l ̄ ̄ |》 _||_ (_ノ|l  ̄ ̄||
┳ JJ. し┳J ┳ ┳ | / ┴. し'ノ
__‖____‖__‖___‖___|/
┴ ┴ ┴ ┴
そう
だから、みんなみんなずっといっしょにいられるものだと・・・・
少なくとも、あの頃はそう思っていたのです
183 :
【09/18】:2010/09/24(金) 00:10:11 発信元:202.216.143.12
でも・・・・・
184 :
【10/18】:2010/09/24(金) 00:11:50 発信元:202.216.143.12
いつからか、どこからか、
どことなく、なんとなく
さりげなく、少しずつだけど
|口口||二二|ニニ)./ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄.|! ̄ ̄ ̄| || // || || // |||. //||;;;;!!;;ミ;;!!;;;ミ;;;;!!;;ミ
|====||::::::::: |// |:::::ii:::::::::||:::::::::::::::::|!::::::::::::::::| i ̄'i ̄ ̄ ̄il==、//.゙||| //.|| || .|| ||
| //. ,--´ ̄ ̄`--、._____ ,--´ ̄ ̄`--、._____.iニニi======j|エコi!_______|||________|,--´ ̄ ̄`--、
 ̄ ̄ ̄‘ー◎――◎ー' ‘ー◎――◎ー' ('-'(O(O==(O ‘ー◎――◎ー'
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.__/ノ___||___ヽ\ ___/ノ___||___ヽ\
] ^ー--、 / 〕 ^ー--、
.__γ⌒ヽ_____γ⌒ヽ__.} (≡].__γ⌒ヽ_____γ⌒ヽ__.}
.ーゝ__,ノ───‐ゝ__,ノー‐´ ∧_∧ ∧_∩_∩ `ー―ゝ__,ノ── @@@@@. /■\ ∧_∧
____________ ( )(∀‘( )∩_∩ ∧_∧ (:::::::::::::∧_∧Д`;)(∀` )
∧_∧∧_∧ ∧_∧ ((())))))∧_∧( ・∀)∧_∧∧_∧.(::::::::::::::) ⊂)∧,,∧
∧∧(::::::::::::::::)´〜`;(:::::::::::::)(゚* ).∧_∧::) )(:::::::::::::) )∧_∧ ∧,,∧ ::::::::゙ミ
(/■\∩∩::∧__∧∩∩ ∧_∧ ( ∧_∧ | |∧_∧ ∧ ∧ (::::::::::::::).ミ ,,彡 ミ
( ) 'Д)Å)` ) )::::::::::::∧_∧ )<<<>>> )ω゚= ) (:::::::::::::::)ミ ミ @ 彡
( )⊃:⊃ ) (:::::::::::( ∧∧ つ::::::::::::::)∧_∧ .λ_λ::::::::| ∩_∩
| | | U~Uヽ∧_∧(()))))))△_▲ .∧_∧:::::::::::::::::) )(ー´ ) (::::::::::::::)
人が移り、押し寄せ始め、
それにつれて街もまた変わりはじめていました
185 :
【11/18】:2010/09/24(金) 00:16:52 発信元:202.216.143.12
それを察して・・・・
いつも楽しそうにしていたあの人も、
ちょっと寂しそうな背中をしたあの人も、
わたしが密かに好意を寄せていたあの人も
| |_____
| | | ̄ ̄ ̄ /|
| | | / /|
| /\ | /|/|/|
| / / |// / /|
| / / |_|/|/|/|/|
| / / |文|/ // / ∧∧
|/ /. _.| ̄|/|/|/ /⌒ヽ)
/|\/ / / |/ / .i三 ∪ ∧∧
/| / / /ヽ ○三 | /⌒ヽ)
| | ̄| | |ヽ/l .(/~∪ .i三 ∪
| | |/| |__|/ 三三 .○三 |
| |/| |/ 三三 (/~∪
| | |/ 三三 三三
| |/ 三三
| / 三三
|/ ∧∧ 三三
/ /⌒ヽ)
.i三 ∪
枯れはじめた木から葉が少しずつ落ちていくように
一人、また一人と立ち去っていってしまった
186 :
【12/18】:2010/09/24(金) 00:24:13 発信元:202.216.143.12
「なあ、マスター・・・・、かわっちまったよなぁ、この街は。
おかげであいつもこいつも、みんな知らないところへいってしまったよ」
「・・・・・・・・・・」
「ここはさ、変わらないでいてくれると思うけど、
それでも俺はもうついていけないよ、マスター・・・・」
「ほんとはマスターもそう思ってるんだろ?
悪いことはいわない、他所に店を移しなよ」
「・・・・・・・・・」
「マスターの気持ちもわかるよ。
∧_∧ .∧,,,∧ ほんとは・・・、ほんとは俺だって・・・・・・」
.( ) .(Д-::::)
(| l.:l.|) 目と 、ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ γ,/´_ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
┳ (_(_)´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
━┻━ ━┻━ ────┘
「・・・・・・・・・」
「ごめん、そろそろお暇させてもらうよ。
じゃあ、また”どこか”で・・・、マスター・・・・・」
彼もそれ以降、姿を見せることは・・・・なかった
187 :
【13/18】:2010/09/24(金) 00:31:23 発信元:202.216.143.12
「陽が昇り始めれば、夜は終わり・・・・」
「どれだけ懸命に光を放とうとも、
星屑は白んだ空に融けて、姿を消してしまう」
「それはきっとここも同じなんだろうね・・・・・」
「本来、夜は何度でも訪れるはずだけれども、
この街にはもう夜は来ないのかもしれない」
「そうなったら、星屑はどこにあればいいのだろうか・・・・」
. ∧_∧
( )
(iう>-lO
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━┳━ ━┳━ ━┳━ ━┳━
 ̄ ┻  ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄
そのとき兄がみせた顔は
とてもとても、寂しそうだったのを覚えています
188 :
【14/18】:2010/09/24(金) 00:35:07 発信元:202.216.143.12
::;:::;:::;:::;:::liU∀U∀|i|l__l§l__l§|i||│ │| . |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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____________________,.ノ //
旦,,、 ,,旦_ _日_ /l/::::::::::::::::::::::::::::::: . i'i .___
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________________,l/i::::::::::::::::::: ./ヽ / . |l」l 日/./ //l
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:::::::::: 从::::::::::::::: 从:::::::::::::: 从::::::::::::::::l/l/.,,;: .,;: .,;: .,,;: .,;: .,;: .,,;| |.i" l ::::::::::::::::::|::::/ ~" /____/./ l ./
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・・・・・それから間もなくして、わたしの前から兄は忽然といなくなってしまいました
189 :
【15/18】:2010/09/24(金) 01:06:08 発信元:202.216.143.12
あの時、兄の寂しげな顔を見たときから、わたしは気づいていました
その日が来ることはそう遠くはない事に
そして、この街はもう、
わたしや兄やみんなが好きだった
”なにか”をなくしてしまっていたから・・・・
;' ´ ̄ `ヽ
. i ,ノソノ从〉
ルリ ; -:::;リ
/L_i:ノ」
とく/_UムU)
だから、仕方がないのだとも思いました
・・・・でも、やっぱり、すごく寂しい気持ちになって、
涙をこらえきることはできなかったのです
190 :
【16/18】:2010/09/24(金) 01:11:49 発信元:202.216.143.12
''''''-ー'⌒ -ーー''~.: .:::.. ... :. .:::::: ::.... .::::..... ...:::.. ... ....::::. ... :. .:::::: ::.... .::::..... ...:::.. .
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..:: ;;'' '';; |_ | | | | |_ .|.... .... ..
;; ;; l | .| | ̄| | :| | l |
: :.. .... ';;,, ,,;;' l | .| | | .| | | l | ,,| ̄ ̄ ̄
F√i-ュ| ̄|明-ュ| ̄L―┐-ュFl-ィニニユ 「 ̄|二日lニ|ロ-丑-┐「ニ´t| /
┴「lllニl日|‐| ロ||-ュ! /ィ| ̄L―┐liュFl-ィニニユL―┐-ュFl- ; ´ ̄ ヽ /
l⌒l,,「 ̄|二日lニ|ロ ┐‐| ̄|―‐i=‐i二≡¬=ョl-t ̄'l「三〈ノソノ从、i 『・・・サヨウナラ』
| | ,.゙''l´.l三三l.;ii']二‐ll|l「.ii]二‐ァ士―ヨ ̄l-「ニ ̄l-「二. 八- ゚ ルliリ
| | | |"l^l'「_ニltヒ'゙H冒+ュ| ̄l―‐i=‐i二≡l√ ̄|lュニ ,<〈:t:j::〉>, ,/|
| | |_,,|_,|,,|_|_| (ソノ i| |i,ヽ) |
それからわたしはすぐに身支度を済ませ、街を離れることにしました
最後に振り返ったとき、夕焼の中の街はとても綺麗で、
なんだかすごく切ない気持ちになりました
191 :
【17/18】:2010/09/24(金) 01:14:41 発信元:202.216.143.12
──・・・・そして、2年前のあの日
。 o ゜ . 。 ゚ o 。
○ ゚ 。 ゜ o o o
o ○ 。 . ゜ ゚
o ゚ 。 o 。 。
o o . ゜ ゜ ○
。 ゚ o ○ o ゚ o
゜ o ゜ 。 ○
゜ ○ o o o ゜ 。
o ゜ . ○ ゜ ゜ o
_\ _ ゜ 。 。 ゜ o _ ○ ̄ ̄
○ \ o ゜ 。 / /
 ̄ ̄|__ \\ 、 。 ゜ ゚ ○//。__| ̄ ̄ ̄ ̄
∃ | | | l l ゜ ゜ 。 l l | | |○田 田
|田 | 。| | l ゜ ゜ 。 ゜ l | | | 田| o
∃○| | | |。 ゜ . .. ... .. ... . ... ...゜ . .. .. .. l |。| | | 田 田
|田 | | l‐ ..... .... ..... -| | | 田|
∃ | |○― .... o .... ○ ..... ― | | 田 田
o.... 一 .... ○ ... o .... ー- | 。
―  ̄ o ⌒  ̄ ― -
.... .... ⌒ o .... ....
192 :
【18/18】:2010/09/24(金) 01:18:13 発信元:202.216.143.12
o o ○ o
○ ゚ ゜ o ゜
○ o ゚
i・'"'',━' '・"'"''` ━''`'・" ''"・'`',"、''・''"`;, ' 。 ο
ο,.┃ SiberiaRailway. ,. ;:
┃ ο 。 ゚ ο ┃ ο ο 。
┃o Сибирь ;: o , ;' ´ ̄ `ヽ ,.
┃ ο 。 ο ,. i: 。 , i ,ノソノ从〉 'ο 。
┠──────────────‐; , . . ルリ ゚ -゚ノリo
┃←1001 o ゚ 。 1→ ;; д-oд:t:j:〉、 ο
。┣━━━━━━━━━━━━━━・i | ̄ ̄ ̄|i|Lilゝ ,. ゚
,, ._.┃_,,_o, __ _ ,_ .,.。゚. _ , __ο_. ,_ ;|!, . .|___|ノ'J _ , .,._,o
ト ';:''`'';"'' ゚; ''"'::"' ';: '';"' ゚;;:゙''"':: '゚';; ' "' ;:;'' '゙' ; '' ゚'';;:' ''゚;:;:''"'';"'' :"' '゚ ''゚;:;:'";:
わたしは最果ての凍土”シベリア”へとたどり着いたのです
─ つづく─