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【特集】ybb規制民たちによる新板の建設:
「永久」という言葉がさして意味を持たなくなって久しいが、
ybbの全鯖規制にいたっては文字通りの酷薄なイメージが
付きまとう。まったく意味をなさない荒らし対策と、冷笑的な
削除人に、ybb民のやり場のない怒りと悲しみは募るばかり。
一方で、各板からの出身者たちとの交流に、忘れかけていた
新鮮な喜びを感じる人々もいる。
ybb民避難所を覗くと、そこにはいい意味悪い意味での「カオス」
であり、膨大なエネルギーと各板の文化が混交している。
時にハートウォーミングに、時に殺伐とし、種々雑多な話題が
矢のように交わされている。まさに、2chのうたい文句
「今晩のおかずからハッキングまで」を体現しているともいえよう。
これは先に触れたように懸念材料でもあるが、大いなる可能性の
萌芽でもある。
それならばいっそ2chではなく、自分たちで板を建設しては
どうだろう、という試みが始まった。上記掲載の広告を見て
頂ければ分るとおり、したらばに新たなる板「アラスカ超速報」
を建設したのである。
(ちなみに、これは2chの隠し板「アラスカ板」とは異なる)。
シベリア鉄道を東に東に進んでいく。その果てにあらぶる
ベーリング海がある。そのさらに先に、アラスカ超速報。
この新たなる板はどのような歴史を刻んでいくのか。
期待を込めて、寺山修司の次の言葉で締めくくろう。
子供の頃、ぼくは
汽車の口真似が上手かった
ぼくは
世界の涯てが
自分自身の夢のなかにしかないことを
知っていたのだ