>>95-97 レナーテのことは御大の設定がお馬鹿、の一言に尽きるんじゃ…。
そもそも1部は小学生相手に書かれてるんだからさ、
所詮子供だましの設定なんだろうね…
102 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/19(木) 16:14:22 発信元:61.46.243.32
>>100 民衆向けのビラに、
「その確かな証拠はアレクセイが自分の妻を秘かに生家であるミハイロフ侯爵家へ
かくまって住まわせていることでも明らかになるだろう。しかもその妻というのは
ドイツ人の女だ」
と書いてあったけど。
レオはあらかじめ、民衆がミハイロフ家を襲撃するかもしれないと予測していて、
ロスに監視させていたのでは?
>>100>>102 レオの前半の暴動鎮圧とモスクワ戦はそれなりに納得して呼んでたけど
後半はボロボロだった。あまりつきつめて考える価値は無いような気がする。
(だいたいあれじゃあレオがシューラの事知ってないと話が成立しないと思うのですが。)
話変わって恐縮ですが、あの頃ユスーポフ家ぐらいだと自邸に礼拝堂くらい
あったろうけど、それってやっぱりロシア正教会式なのでしょうか?
イコンとか飾ってあるような?
あの頃の貴族ってロシア正教だったのでしょうか?
誰か知ってたら教えてください。
104 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/20(金) 18:33:00 発信元:219.171.9.254
ロシア貴族なら当時の国教であるロシア正教を信仰している人が大半でしょ
105 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/20(金) 20:01:44 発信元:61.46.243.32
>>103 ロシア貴族には、バルト海沿岸のドイツ人家系出身者もいたので、そういう
人たちはプロテスタントかカトリックだったのではないかと。
ロシアも元(チンギスハーン・フビライハーン)に侵略された歴史があって、
その時にロシア人にモンゴロイドが混血したらしい・・・
ロシア人に黒髪のアジア系がいるのはその為?
貴族にも混血が結構いたという噂が・・・
でも、混じったのが11世紀とかだから、モンゴル系ロシア貴族もロシア正教かな?
まさか仏教な訳ないもんね〜
107 :
患者:2008/06/20(金) 21:10:32 発信元:219.63.145.145
>>106 ロシア貴族の約3分の1を占めるタタール系(モンゴル系)は、
16〜17世紀に一大勢力となったモスクワ大公国に征服されて(あるいは亡命して)ロシア正教に改宗した人々で、
13世紀のタタールのくびきとは直接関係無いみたいよ。
(ユスーポフ公爵家もタタール系)
貴族にはいないけど、カルムイク系の人々は最西端の仏教徒で
レーニンはその末裔だそう。
レオには袈裟が似合いそう。
でもカトリックの神父の黒服も似合いそう。
111 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/23(月) 15:33:08 発信元:122.20.254.2
アマーリエの狂言自殺もよく意味がわからないな。
あの気持ち悪い旦那と離婚したくて騒動をおこしたようにさえ見える。
112 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/23(月) 22:47:27 発信元:210.153.84.162
深い意味なんてないんじゃない?
ただ構って欲しかっただけだと。
113 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/24(火) 20:14:24 発信元:61.46.243.32
アマーリエ、恋愛と結婚は別のものだとわりきっていたつもりだったけど、
一度イザークとつきあうと、彼の純粋さが忘れられなくなったのかな。
イザークはピアノのキーを指の訓練の為に重くしているけれど、
実際はアレどうなの?
ピアノのタッチは微妙だというのに
普通の重さのピアノを弾くと違和感があって演奏がおかしくなったりする事は無いんだろうか?
それともこれは音楽を知らない御大が体育会系のノリで描いたトンデモ話?
(「巨人の星」の大リーグボール養成ギプスを思い浮かべる〜)
昔、ピアノ習ってる友人もキーをわざと重くしてるとは言ってたけど・・・。
「重さ」の負荷よりも練習時間の長さのほうが効果ありそうだけど、誰か詳しい人お願いします。
115 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/26(木) 16:44:42 発信元:58.93.165.153
>>114 >「重さ」の負荷よりも練習時間の長さのほうが効果ありそうだけど、
@負荷をかけるのは指を文字通り鍛えるため。
ボリューム【他の人のffよりも力強いffが可能】のある音楽をつくる基本。
他の鍵盤(本番、人前)で弾いた時、鍵盤が軽いのでテンポが早く複雑な
モチーフのインベンションなど(一般的にミスが多い部分のため完璧に弾くことを重視し、
ここを完璧かつ歌うように弾ける人は少ない。)が作中に登場しても他の人よりかは本番に
強くなる。
A練習時間の長さは、曲の完成度に比例する。
つまり、比べる基準が違うので却下。
>>115 早速の回答ありがとうでした!
音楽に関するトンデモ設定が多すぎる作品なので、つい疑ってしまったのです(^^;
117 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/27(金) 02:32:31 発信元:58.93.165.153
>>116 ピアノは専門で13年はやってたから答えられたけど、オーケストラの話になると
1年しか専攻してなかったからさっぱりだわw
だからオル窓読んでても音楽設定に違和感感じないマヌケです^^;
>>117 貴女はもしや、以前キーシンが好きだと仰っていたピアノ弾きの方ですか?
人違いだったら御免なさい、もちろんその場合レスは不要です^^
オル窓のサウンドトラックのLPを持っている人いない?
収録されてる曲がどんなのだったか知りたいので。
120 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/06/30(月) 19:11:02 発信元:221.16.144.91
サントラ? イメージアルバムでなく?
それとも宝塚のでサントラが出てたのか?
スマソ、イメージアルバムみたいなものらしいです。
それと、「りりィ」とかいう女性歌手が、オル窓のイメージソングを歌ってたらしい…
規制でこっちに来てみた。
別板でユスーポフ候が物語全般のなかで、妙に目だって
妙に孤立してるって話題があったんだけど。
ベルばらでいうオスカルみたいな「運命に屹然と立ち向かい、華やかに散っていた」キャラって
オル窓では彼ひとりくらいなものじゃないか。
革命のリアリティーは、アレクが地味に背負って、本来の自分を偽る矛盾は
ユリが暗く背負って、壁を乗り越えていく成長物語はイザークが頼りなく
背負って、他がなんか、こう、カタルシスがないんだよな。。。
流れ読まなくてゴメン。
悲劇の運命の愛を壮大なスケールで描く、というわりには
主人公たちの散り際が、歴史の重要な局面と連関してない。
アレクとユリなんて、主人公なのにどーでもいい局面で死んでるし。
イザークの挫折の原因も不明だし。例えば大戦従軍中に指をやられたならまだしも。
歴史が単なる背景にとどまってる。
伏線やサスペンスの構成の見事さは、やっぱりすごいと思う。
十月革命ってそんなに血が流れなかったからね〜。冬宮は無抵抗で陥落したし。
ロシア革命にはバスティーユみたいな見せ場がナイ。
そうそう、ロシア革命はいまいち見せ場がない。
アレクVSレオの対立構造があったモスクワ蜂起の際はもりあがりがあったのに。
思うに、主人公アレク、ユリ、イザも終結部分に、ロス、シューラ、ヤーコプ、ロベルタ
みたいなわりと小物(失礼!)たちに翻弄されて窮地に追い詰められたのも、
やるせなさが残る原因かな。。。
オル窓でカタルシスを得る散り方案
(規制中につき板違いだが許してくれ!)
アレクセイ:十月革命直後のゴタゴタの最中に、記憶が戻ったユリウスに叫ばれ、
身元がばれて射殺され絶命。最期のセリフ「でも、俺たちは勝った…」
レオ:クーデター失敗後、長い自分語りの代わりに、ボリシェビキに走った弟の
身と新生ロシアを案じながら絶命。「我が人生に悔いなし…」
ユリ:橋の上でヤーコプとガチンコ勝負、ヤーコプを川に突き落とす。
皇女アナスタシアと面会直後にロシアのスパイに射殺され絶命。最期のセリフ
「母さん、この秘密は僕が封印した…」アナスタシアはその隠し財産でフランスに亡命。
イザーク:悲劇の恋人たちの死からインスピレーションを得て、交響曲を作曲、バックハウスの
目にとまり、作曲家として返り咲く。最後のセリフ「人生は短し、芸術(音楽)は
長し…」
これで、確かに死ぬんだけど「運命に抗って、各々の使命を果たした」カタルシス
になる。連投ごめんなさい。これにて失礼!
ユリアレクとも架空の人物なのに、話が後半に行くほど変に歴史に
縛られて自由に動かせなくなった気がする。
そのくせ「歴史の荒波の中を生きた」感がなぜかしない。これは個人的印象かもしれんけど。
オスカルように、実在の人物達と強く絡んだ展開の方が作者は得意なのかもしれない。
まったく自由に屋って言いといわれると、かえって方向性を失うみたいな感じで。
128 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/06(日) 08:37:10 発信元:61.46.243.32
>>126 アレクの場合、十月革命後の内戦の中、白軍との戦いで命を落とすという
シナリオもありかと。
>>124>>125 フランス革命の場合、バスティーユ攻撃とギロチンによる処刑という見せ場が
あるからなあ…
オスカルはバスティーユ攻撃で「フランスばんざい」といって死亡。
アントワネットは「さあ見るがいい、マリア・テレジアの娘の死に方を」
といって断頭台で散る。
ルイ16世の「アデュウ…!!」という最期のセリフもよかった。
実在の人物と絡むと言っても、まあニコライはあれでいいとしても
ラスプーチンやカレンスキーの描き方の薄っぺらさよ・・・。
ことにラスプーチン。ロシアと神秘主義は切っても切れない、
不思議な面と猥雑さがもう少し描かれててもよかったのに。
あ〜悶々としすぎて、いまAMAZONでアラン・リックマン版のビデオを
購入してしまった。
ここで感想聞いてからにすれば良かった・・・。
130 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/06(日) 13:56:55 発信元:61.46.243.32
>>129 >ロシアと神秘主義は切っても切れない、不思議な面と猥雑さがもう少し
>描かれててもよかったのに。
『セブンティーン』の読者にはそれはちょっと難しすぎたかも。
ラスプーチンはレオの敵として単純な悪役にしたのかもしれないけど、
ケレンスキーはもう少しマシな描き方があったような希ガス。
この作品は基本的にボリシェビキ=善で描かれているからしょうがないけど。
ちなみに作品中で、ボリシェビキのメンバーが、
「国会で戦争反対を叫んだわれわれの代表の議員は全員シベリア送りになって
しまったし…」
という場面があるけど、これは史実とは異なっている。
ボリシェビキたちは、採決に参加しないだけに留まったのであって、国会の
大勢に反することはできなかった。
>>130 >「国会で戦争反対を叫んだわれわれの代表の議員は全員シベリア送りになってしまったし…」
御大が一番参考にしていたと思われる松田道雄著の「ロシアの革命」には
ボリシェヴィキの国会議員5人の写真が掲載されていて、
「戦争反対に反対して流刑になった」という注釈がついているので、それを鵜呑みにしたのかと。
(本文にはその件に関する記述は無い)
とあるサイトで音楽に詳しい人が書いたSSがすごく良かったんだけど、途中でそのサイトがなぜか見れなくなって
SSの続きが読めなくなった。
・・・ひどい消化不良( ;ω;)どうしてくれよう
自分で書いてみるとか。
>御大が一番参考にしていたと思われる松田道雄著の「ロシアの革命」
プーシキンとオドエフスキーの詩の引用もこの本からですね。
まるっきり同じなので、いかがなものかと思いますが。
>>135 いや大丈夫、書けるよ!さあその指を上げて、キーボードを叩くんだ。
でもその前に
>>136さんにそのSSの筋教えてあげて(笑)。
138 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/06(日) 22:50:37 発信元:210.153.84.168
やっぱりこの人ってパクリなんだね…
パクリと資料のはざかいは微妙だと思うけれど・・・。
消化されて換骨奪胎になってりゃいいし、それができてなきゃパクリと言われても仕方が無い。
ま、私はツヴァイクも松田さんも読んでないからよくわからんが。
松田道雄のはゲルツェンとオガリョフの「雀が丘の誓い」から始まるんだよん。
141 :
132:2008/07/07(月) 00:40:54 発信元:122.26.207.103
>>136>>136 え・・・と、結構長い連載のSSで記憶がおぼろげで・・・筋をうまく説明できない( ;ω;)
SSになってるのは第3部からで、記憶喪失にはなってないユリが軸になってた。
書いた人がドイツに音楽留学経験者?だったかで、かなりそういった要素が取り入れられていて
ユリがピアノ演奏のアルバイトっぽい事したり活き活きした感じだった。
レオとアレクはもちろん、イザークやダーヴィド、マリア・バルバラらも登場してユリとご対面〜〜?っていう期待感があって
ワクワクしながら読んでたんですけど・・・
いつのまにかそのサイトがページが見つかりませんエラーになってしまって。
サイト名とSSのタイトル名はわかるんだけどここに書いちゃってもいいのかな?大丈夫?
142 :
136:2008/07/07(月) 01:06:28 発信元:219.63.145.145
>>141 わざわざありがとうございます。
へえ、ロシアキャラとドイツキャラが混在する長編SSなんだ、面白そう!
是非読んでみたいな。
>大丈夫?
現存しない<Tイトならいいんじゃないっすか〜?
(・・と無責任発言。誰か諌める人いる?しばらく待ってみようか)
e○iさんのSSかな?
だったら○LDAさんのとこで再アップされてますよ。
144 :
132:2008/07/07(月) 01:25:20 発信元:122.26.207.103
>>142 SSタイトルは「ただ憧れを知る○だけが」 ボソッ
>>143 うわ、再アップされてるんですか!?どうもありがとうございます!
ああ嬉しい〜〜〜
○LDAさん・・・○が〜
>>130 ロシア革命にドラマ性をもとめるのが無理なのか…
おそらくモスクワ蜂起とイザーク挫折までが「輝かしき青春の軌跡」で
あとはスケールの小さい大人の現実なのかもね。
バスティーユ後も生き残ったと仮定した、オスカル・アンドレのなれの
果ての姿みたいな。
男装の麗人、男子学園ものでついてきた読者少女たちには、少々きつい結末
だったせいか、今でもこうして、欲求不満が残ってる。
>>145 第一次大戦でも、ロシア革命「後」を描いても読者少女たちにカタルシスを与えるストーリー運びはいくらでも
あったと思うんだけど・・・。
初めての大量死を生んだ第一次大戦だったけど、悲惨さゆえに、文学、映画、さまざまな名作も
あるし、ロシア革命にしたって御大だってドクトルジバゴくらい見てただろう。
24年組の他の作家に無くって御大にあったイデオロギー臭。
これがベルではいい方向へ働いたけど、オルでは思考停止とモチベーション低下が
あいまって悲惨な作品に。
>>146 この漫画、賞までとっているのに、これだけ不満が多いのは、やっぱり後半部分の
筋運びが問題か。イデオロギー臭はあっても、単なる
「ロマン」と「サスペンス」の背景になっちゃったのは、登場人物が、音楽にしろ革命にしろ、
あんまり内面化していないんだよね。
例えば前作では、王者の愚かしさや、貴族対平民の身分問題が恋愛とからんで描かれて、それが革命の
自由平等思想につながっていく、主人公の転身の動機にもなったけど。
農奴問題にアレクが激怒したり、音楽性の追求にイザークが悩んだりとか、
あんましてない。一見本作の方が壮大で高尚そうな話にみえるけど、
エンターテイメントの枠内でつくった前作の方が、全然高尚なメッセージを残している。
>>147 イザークの音楽性の悩みも2部で少しうやむやにされた感があるもんね。
バックハウスとの出会い後は人間ドラマのほうに重点が移っていった。
でも4部でイザークと音楽の関係がきちんと描かれていたら納得がいったのに
音楽の喪失に苦しむでもないただヘタレた中年男になっていた。
もっと葛藤があってしかるべきだったのに。
もっと内面化されていなかったのは、ご指摘通りやはりアレクと革命についてなんでしょね。
いっそ木原敏江さんとか大和和紀さんとか時代は違うがさいとうちほさんくらい
歴史は物語を盛り上げる舞台設定としてわりきって書いてくれたらよかったのかな。
でも御大の歩幅は彼女達より大きかった事は確かなので、転ぶ時も大きく転ぶ。
惜しまれるけど仕方ないか・・・。
>>145 >男装の麗人、男子学園ものでついてきた読者少女たちには、少々きつい結末
だったせいか、今でもこうして、欲求不満が残ってる。
う〜ん、違うと思うけど・・。欲求不満は作品の完成度のレベルに対してだと思う。
1部から3部までの数年には読者も成長するし、色々といやでも学ぶ。
厳しい結末でも作者入魂の作と感じられるならこうまで不満は感じない。
木原敏江や青池保子は、歴史ものでも、歴史とは別にしっかりしたストーリーを
作り出せる。御大のは残念ながらそうじゃない。
>>148 イザークにとっての音楽性についてだけれど、
2部でイザークの才能を少したりとも理解しない女二人に惹かれていったのが、
今考えるとわからない。ピアノが自分にとって何よりも大切なものだったら
それを大事にしてくれる人を、大切に思うのが普通じゃないか。
4部のイザークも、指が動かないくらいで、音楽をすっかり捨ててしまうのも
わからない。作曲や教壇にたつことだってできるし、音楽事業の運営に参加すること
だってできるし、挫折したから全てを捨てる、ってことは、じゃあピアノは
成功して幸せになるために弾いていたのか?
1部のイザークは、たとえ、家族を滅ぼすことになっても、弾いてやるっていう凄みがあったのに。
>>150 >イザークの才能を少したりとも理解しない女二人に惹かれていった
イザにとって、やはりベストな相手はユリウスでしょう。
朝から晩まで毎日毎日・・・ピアノを弾きまくって、デートなんか全然しなくても
ユリなら当然理解し応援してくれます。
やっぱりユリにフラれて、イザはヤケクソなのですよW
>>151 ユリならイザークが一晩中、芸術論をぶちまかしても熱心につきあってくれそうだ。
カタリーナとクララがいるじゃないか!実際的な意味でイザークを支えてくれそう。
だが面白みがないな。
ユリのあのもろさと情熱=感受性の強さは、イザークにとってのインスピレーション
源となりそう。音楽家だってミューズが必要なのですよ。たぶん。
勤勉で堅実で、論理的なイザークは、おそらく、ユリとはお互いない部分を
補え合えるカップルになったのでは。
しかし、二部のあの女二人といえば、善良で情にもろい部分もたしかにあるけど、
そろって俗物で…。
イザークの演奏を聴くことはできないけど、漫画から類推してみるに
啓示に満ちたシュナーベルよりも
生のままのバックハウスを好むなら、
楽譜通りに作曲家の精神を再現する、堅実なタイプの演奏家だったんだろう。
しかも、お得意がベートーベンだったなら、なおさら。
155 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/12(土) 07:14:28 発信元:61.46.243.32
>>153 >ユリのあのもろさと情熱=感受性の強さは、イザークにとってのインスピレーション
>源となりそう。音楽家だってミューズが必要なのですよ。たぶん。
ああ…納得した。
でも、文豪ゲーテなんて、数々の恋愛遍歴を重ねて、75歳になってからでも
19歳の少女に恋をして、『マリエンバードの悲歌』という詩の傑作を作って
いるんだから、2部でもイザークのインスピレーションを刺激するような女性が
出てきたらよかったのに。
個人的には貴族出身の天才バイオリニストという設定のアレクも見てみたかった。
一部でユリが「バイオリン科一の奔放で天才的な弾き方をする」と言っている
ぐらいだから、きっと宮廷や芸術家たちの間で話題をさらっただろうな〜
今朝のベルばらキッズでユリウス・ イザ―ク・ クラウスがオスカルと絡んでるw
近々「オル窓キッズ」になり変わるかもw
>>156 べるばらのネタがきれたのかな。
今ごろキッズなんかで描くなら連載中にもっとしっかり描いててくれたら・・と
グチってみる。
御大も多少はオルキャラに愛着があるんだな・・・と
安心したりする。
愛着(執着?)があるのなら、
もう少し愛のある結末を見せてほしかった。
確かに。あそこまで悲惨にしなくてもね
悲「劇」というよりなんか…
ドラマティックを通り越してる。
少年漫画だとよりでっかい敵(困難)があらわれてスケールアップしていくのに
アネロッテとヤーン先生を倒したユリはヤーコプに殺され
ファシストギャングとの追跡劇やレオ様との一騎打ち(負けたけど)を見せた
アレクは、ロスの裏切りにはめられ
キッペンベルグ家の嫌がらせに勝ち続けたイザークは、ロベルタによって音楽家生命を
絶たれ、
悲劇を通り越して、劣化した結末だった。
ユリとアレクの方は目を覆いたくなる結末…救いがない
イザークはともかく。(息子いるし、希望が残る)
163 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/16(水) 21:19:51 発信元:61.46.243.32
>>162 アレクの場合、自分自身でああいう状況を招いたという希ガス。
・兄の影響で革命家になる
・ボリシェビキに走る
・2度目に再会した後、ユリウスとケコーンする
・ユリウスをミハイロフ家に預けっぱなし
・ズボさんの忠告を聞かず、自分でユリウスを迎えに行く
ユリの場合は、アネロッテを毒殺した時点でヤーコプに復讐されることは
決まっていたからなあ…
ユリの両親がまともだったらあそこまで悲惨な人生を送ることはなかったと
思われ。そういう意味では可哀相でしようがない。
165 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/17(木) 14:13:14 発信元:60.36.249.202
166 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/17(木) 20:16:42 発信元:61.46.243.32
>>165 同じ金髪でも、レナーテやイングリッドに比べるとやっぱり男っぽいな。
ところで、以前誰かが、ユリの身の丈にあっているのはレオではなくアレクだと
書いてたんだけど、じゃあレオの身の丈にあっているのはどんな女なんだろう。
アデールでいいと思う。
血筋だけは抜群。いざというときに頼りになる。
レオに見返りの愛をもとめないのも、
ロスみたいな腹心をおけるし、ユリにもちょっかいだせるし。
レオが多忙で秘密の多そうな人だから、夫婦でもあのくらい距離があった方が
いいと思う。
169 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/18(金) 10:22:30 発信元:61.46.243.32
>>161 >少年漫画だとよりでっかい敵(困難)があらわれてスケールアップしていくのに
アレクが革命後も生き延びて、内戦で赤軍に入って白軍と戦うとか。
>>168 レオにとって、
アデール=正妻
ヴェーラ=理解者、同志
ユリ=愛人
というポジションかな。
170 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/18(金) 11:31:25 発信元:60.36.249.202
>>169 ロストフスキーのポジションは・・・・・・・
172 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/18(金) 15:56:26 発信元:60.36.249.202
アデールがジョゼフ・フーシェの奥さんの顔だったらリアリティーあったのに。
皇室という家柄を以て結婚→不仲→出世目当てでコンスタンチンみたいなのが群がる
173 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/18(金) 16:02:38 発信元:60.36.249.202
174 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/18(金) 16:48:35 発信元:61.46.243.32
>>171 ロス=信頼できる部下
>>172 逆にアデールがジョゼフ・フーシェの奥さんの顔で、性格がヴェーラだったら、
あそこまで不仲にならなかったんじゃないかという希ガス。
>>173 ユリウスとオスカルの場合、目つきがキツイというか、男っぽいんだよね。
あの時代の女性の服は似合わないね
現代ならともかく
男装の麗人として作ったキャラを女装させたら、ちょっとはきつくはなるでしょ。
しかし、二作続けて男装の麗人なんて、あまりひねりがないな。
あの時代の服装って・・・
ユリがよく胸元の空いたブラウス1枚でいたりしてたけれど、透けたりしないのか
心配でした。
日本なら「さらし」を巻く?
ドイツやロシアでは?
まさか男装というより性別詐称の身で、ブラは付けられないでしょう?
(100年前にブラがあったかどうかは知らないが)
178 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/20(日) 12:07:32 発信元:61.46.243.32
>>177 あの時代はまだコルセットしかなかったはず。
ちなみに古代ギリシアの女性は、ゾナと呼ばれる一枚布を胸に巻いていたそうです。
>>176 ユリウスが普通の女の子で、たまたまあの窓の下を通りかかるという設定でも
よかったかな。マルヴィーダみたいに。
>>178 コルセットなんか着けていたら、女だってバレちゃうじゃん?
>>178 そう。あんまユリウスを男装させた必然性が感じられなかった。
3部のロシア皇帝の隠し財産のことについては、ユリウスが性別を偽っている
ことで、ラスプーチンの追及をかわしたりして、うまく伏線として効いている
と思ったけれど。それ以外は。
レナーテさんもジャルパパも、娘を男装させることで、一代の継承者は確保しても
生物的な性別は偽れないから、その後(孫)の代の継承者については、どうする
つもりだったんだろうか。
本当の自分でいられないことで精神が壊れてしまうという展開が描きたかったんだろうか
唯一ありのままの自分をさらけ出せる母親が死んでからおかしくなっていったし
182 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/21(月) 15:31:30 発信元:61.46.243.32
>>181 御大はヒロインを音楽学校(男子校)に入学させたかったからだといっていたよ。
共学だとすぐにくっついてしまうから面白くないって。
叩きスレではえらく叩かれてるけど、わたしはユリが好きなんだよね。
イザークにとっては芸術家のインスピレーション源、三部ではレオという
頭が切れて冷静で強い男との対比になっていた。
引き立て役かよw
私も嫌いじゃないな
あんな状況で生きていけるだけですごいと思う
性別かくして生きなきゃならんってだけで生き地獄だ
常に緊張を強いられるって普通に考えて無理だ
ロシアではアホだけど自分のできるかぎりのことはやろうとしてたからな
184 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/26(土) 08:53:12 発信元:210.153.84.65
オルフェウスの窓で出会うと悲恋になるとか言うけど…ユリやレナーテも
みんな相思相愛で結ばれてある意味添い遂げてるじゃないか。
それで十分幸せだと思うがな。
本人たちが納得して死んでるならいいけど
なんでこんなことに!?って感じで死んでる奴がいるからな・・・
死に方が悲惨だもんね…
作者は登場人物に恨みでもあるのか?って思わせるくらいの。
ユリとアレクセイにしてもあそこまでユリウスのせいにしなくても。
窓関係ないけどガリーナも死なせる必要あったのだろうか
ガリーナは同意…
あれはいくらなんでも…
ガリーナとアルラウネもあの最期はないよな。。アナスタシアにしても、
あそこまで登場人物を救い無くシビアに描く必要あったんだろうか。
作者の客観性と哲学性があったからいいものの、死がどんどん
安っぽくなっていった感じがしないでもない。
そもそもオルフェウスって、死んだ妻を取り戻しに行く最中、誘惑に負けて
振り向いてしまって、妻を永遠に失い、放浪のあげく惨殺されたとか、そういう
ギリシャ神話の人物だったよな。(うろ覚え)
だから、普通に死に別れた分なら美しい物語でいいんだけど、そこにヘタレの要因
がからまるから、救いようの無い悲劇になる。
189 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/28(月) 00:23:56 発信元:210.153.84.71
そうそう、ユリやレナーテよりアルラウネ、アナスタシア、ガリーナとかの方が
よっっっぽど不幸だよな。
ユリやレナーテは思いが報われてるがあの人たちは…
190 :
p1007-ipbf2001marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp:2008/07/28(月) 01:07:53 発信元:122.17.47.7
インターネットで金集め 出資法違反で社長逮捕 (1997.05.06 共同通信)
北海道警生活環境課と札幌・中央署は六日、インターネットを利用し不特定多数の人から金を集めていたとして、
出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで札幌市厚別区もみじ台南七丁目、パソコンソフト開発販売会社社長中尾嘉宏容疑者(37)を逮捕した。
調べによると、中尾容疑者は同社の事業として一月六日から二月二十五日まで三度にわたり、インターネットに開設した「新春特別企画
ネット成金への道 オーナー募集」というホームページでダイヤルQ2の共同オーナーを募集し、利用者十七人から二十五口計七十五万円を会社の
銀行口座に振り込ませた疑い。
「十八歳未満禁」と風俗関係のダイヤルQ2番組への投資をにおわせ、一口三万円、最高五口までとして募集。「一年後には配当金プラス元金を返還することを保証します」と広告していた。
同課などは、中尾容疑者が三十七都道府県の約百九十五人から計約八百万円を集め、会社の運転資金に充てていたとみて裏付け捜査を進めている。
191 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/07/28(月) 23:36:24 発信元:210.153.84.65
マジ?
作中に窓で出逢ったふたりは皆一緒に亡くなってるのに
なぜ、ユリウスとアレクセイだけ離ればなれなの?
最期くらい一緒にしてあげたかった。
>>192 本当にね〜
でも、あの世で一緒になれているよ!
>>119 (一ヶ月後の亀レス)
5年前の過去スレに曲目だけが載ってたよw
↓
オルフェウスの窓
冬バラの街
フリデリーケ
はるかなる白きロシア
喝采 −ウィーンより心こめて、イザーク−
蒼ざめたる馬
レオニードのテーマ
不滅の恋人
祝婚歌
追憶
オルフェウスのテーマ
夏コミ参加について
[作者検索]
ゆあん 2008/7/31 (Thurs.) /59.156.171.129
日時:8月16日(土曜日)
配置:東1ホールE−43a
参加サークル名:『マリアージュ』
当日の頒布物、内容などは同人専用サイト『天空の破片』にupいたします。
つわりでスネてるOが酒に酔ってベルナールをAと間違えていちゃつき、
ロザリー宅でOAがいたしてしまうというめちゃくちゃな話だった。
196 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/08/14(木) 01:23:16 発信元:210.153.84.65
あげ
ミハイルって苗字ありましたっけ・・・。
カルナコフ、じゃなかった?
手元にないのでうろ覚えですが
ミハイルとアントニーナは
あの最悪な出会いから
心中するとは誰も思わなかっただろうな〜
200 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2008/08/20(水) 23:44:52 発信元:210.153.84.67
あの2人は結構萌えたなぁ