【議論は】のまネコ問題情報部 3【なしで】

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636いやあ名無しってほんとにいいもんですね
第2部新旧価値の衝突(2)ブログ炎上――「皆のもの」信奉意識にズレ(ネットと文明2005/10/22, 日本経済新聞 朝刊, 1ページ, 有, 1481文字

 インターネットの簡易ホームページ「ブログ」などが「炎上」する事件が相次いでいる。一般人が書き込めるコメント欄に非難や批判が殺到、サイトがパンクするなど運営に支障を来すことを指すネット語だ。
宙に浮いた出版
 ネットの掲示板への匿名投稿から生まれた恋愛小説「電車男」(新潮社)が話題を呼んだ今年初め。同様の二つの出版計画が相次ぎ宙に浮いた。アスキーの「毒男」とバジリコ(東京・中央)の「僕らの知らない生活をする人たち」だ。
 計画が表面化した直後から「出版するな」との抗議がネット掲示板やブログなどに集中した。「著作権者全員を特定できないネット著作物の出版は危ない」。そんな暗黙の了解が出版界に広がっている。
 現に書店に並ぶネットの書き込みを基にした出版物は筆者を特定しやすいものばかり。匿名が大半のネット掲示板は権利処理が煩雑で全員の許諾を得ないと著作権侵害で訴えられかねない。それ以上に出版社が恐れるのは、顔の見えないネットユーザーの反発だ。
 「書き込みは皆のもの。それを勝手に囲い込み、金もうけするのは許さない」。そんなネットの仲間意識が私物化の動きに敏感に反応、攻撃も激しくなる。
637いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2005/10/22(土) 17:49:53 発信元:60.43.3.144
 「独占・商品化ってどういうこった!」。九月以降、ネット上で話題が沸騰した音楽大手エイベックス・グループ・ホールディングスの「のまネコ」騒動。
その背景にも、ネット世界の内輪の“宝物”を侵されることへの強い拒絶感がある。
 騒動は記号や文字を組み合わせたネコのキャラクターの「モナー」に触発されたという「のまネコ」の商品化をエイベックスが進めたのが発端だ。
「モナー」は不特定多数のネット利用者の“共作”。「権利侵害」への怒りは掲示板での抗議から同社幹部の殺人予告にまで発展。警視庁に捜査要請する事態に至った。
 エイベックスは「のまネコ」の原型が登場するCDを廃盤とし、のまネコの使用料も受け取らないと表明。「通常のビジネスと同様に企業の論理を優先」しネット利用者に「不快な思いをさせた」と謝罪した。
 掲示板では「電車男」の二次使用料が新潟県中越地震の義援金に寄付されたことに言及。宙に浮いた「のまネコ」キャラクターの使用料を「恵まれない人たちのために」使うよう注文も付けられている。
 ネットのインフラは無償の協力で支えられているのが特徴。“共有財”を資本や企業の論理で安易に囲い込むと手痛いしっぺ返しに遭う。
騒動は既存の常識では想定外の「公共のカタチ」を巡り、強硬に自衛しようとするネット界の人たちとの価値観の衝突でもある。
638いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2005/10/22(土) 17:50:41 発信元:60.43.3.144
内面と外面分離
 そこにちらつくネットの先鋭化は不信感や失望も生む。「ブログ炎上」は思想・信条の違いのほかネット上の対応の悪さに対する集中砲火もある。
実名や運転免許証の写真まで公開された被害者もいる。法務省の人権侵犯事件統計によると、昨年のネットによるプライバシー侵害は百九十九件で前年の二倍以上。五年前の十一・七倍だ。
 「ネットの中では人の内面と外面の分離が進んでいる。人間性がむき出しで社会の規範力が及ばない部分がある」と芥川賞作家、平野啓一郎(30)は言う。
「悪意に満ちた文章を見ると人間の善性に対する疑問が生まれても不思議でない」
 ドイツ哲学の泰斗、ユルゲン・ハーバーマス(76)は近代社会の成立条件を「市民が自由に議論し合える公共圏」に求める。
皆が自由に発信し、瞬時に受け取る「多対多」のネット社会の台頭はその可能性を秘める。その一方で時に見せる凶暴性。ネットはどう成熟していくのか。=敬称略
(ネットと文明取材班)
【図・写真】「のまネコ」騒動の教訓は…
639いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2005/10/23(日) 00:04:43 発信元:222.149.65.230
307 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:2005/10/22(土) 23:09:55 ID:6cnVF1ex
債務超過に陥っているギャガは、
この映画をこけさせるわけにいかないという
強迫観念に陥ったんだろうな。
そのため、盗作の事実を隠蔽し、
開き直った「一部報道に関するお知らせ」を発表。
かえって多くの批判を浴びることになった。
この映画を見るって事は、
この倫理にもとる配給会社を儲けさせてやるって事だよな。
もちろん俺は見ない。

308 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:2005/10/22(土) 23:17:27 ID:ihek8R54
都内の映画館に行くと、少女が黒い涙を流しながら、
「映画が盗まれている。大切なものが失われていく。・・・」
というようなことを語る、著作権保護のCMが上映されてるよね。
あるとき、そのCMのあとに流れたのが、
「消しゴム」の予告だった。
BGMに流れるのは、大島ミチルまがいの楽曲。
「ハア?」って感じだったね。
ちなみに、著作権保護のCMは、次のように終わる。
「私は観ない。私は買わない。」