1 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:
シベリアは物資不足だから、なんか生産的なことをしようよ。
とりあえず絵でも音楽でもポエムでも、何でもいいから作ってみません?
2 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:10:03 発信元:218.129.176.25
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _ ∧∧ < シベリア!
/★\\ ヽ_/(| ゚Д゚)ヽ。 \______
≪ El⊂⊆ニニ⊇== __( ≫‐
ヽー--_〃―〃 ̄ ̄
軍備を強化。
3 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:11:06 発信元:218.129.176.25
ズレタ('A`)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _ ∧∧ < シベリア!
/★\\ ヽ_/(| ゚Д゚)ヽ。 \______
≪ El⊂⊆ニニ⊇== __( ≫‐
ヽー--_〃―〃 ̄ ̄
軍備を強化。
4 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:12:13 発信元:61.127.40.182
面白そうじゃん
だけど俺にはスキルがねえ・・・
5 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:40:22 発信元:218.129.176.25
〇
\\ ∧=∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\\ ∩(゚Д゚ ) < シベリア!!
\\ [ ̄ ̄ ̄] \_______________
\\ ̄ ̄> ̄ ̄V
((.> <( ( V
┐ニ___―― 〉‐>-/ )、
/ ̄ ̄ ==== ̄ ̄\0)○/)}
__/_ /⌒[ / / ___\/ )}
∠__/_/  ̄  ̄ ̄ /___// )λ
|==== |―――――― |==== | ) λ
\===\ _____ \===\/
6 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:45:03 発信元:61.196.63.164
'|``'-|: : 丶 ゙i、''゙,,ニニニミ' / ,ニニニ、、 |: : :_,,/.:: :│
│、: : \、:ゝ ゙l゙(、 ◎ ,) | ( ◎ )'  ̄i'‐ : : : : :l゙
l゙ │: : \、: :/  ̄ ̄" : 、 ' ̄ ̄" /: : : : : :l;
シ ベ リ ア
7 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 21:58:42 発信元:218.129.176.25
===================================================-
| ̄\ ||
|(*)| _____凸____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ |\ ∧_∧\ < シ ベ リ ア!
\ | \( ´∀`)\ \______
\ \___\ _ ) \
_______/ \  ̄ ̄ ̄\_____
// ̄\ ̄ ̄ ̄\ ̄\ \__ \  ̄\ ̄\\
 ̄ \((器)) \((器)) \アミ連 | |\((器))  ̄
\__ |_____|
8 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 22:25:53 発信元:60.36.42.61
9 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/09 22:37:38 発信元:218.129.176.25
GIFはいい物ですぞ ┌―――――――――――
| シ ベ リ ア!!!
└V――――――――――
ΛΛ
|゚Д゚ | /|
/ ̄ ̄Λ / |
_______ --―ヽ/ ヽヽv――---__________
 ̄ ̄ ̄――-、-,---Λ日| . ´ ヽ|Eヨ |\___--、-,― ̄ ̄ ̄ ̄
,〇、-==||日\ λ/ |Eヨ | |===ー ,〇、
 ̄ ̄  ̄ └―┘´
\,从/ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒
〇二) ) ゝ≫≫≫⌒⌒⌒⌒⌒⌒
/从\ ドシューーーーーーッ!!
10 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/10 00:39:48 発信元:219.112.76.74
11 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/10 14:37:37 発信元:60.36.42.61
12 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/10 19:41:03 発信元:220.211.155.87
13 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/10 21:02:22 発信元:219.32.140.100
アホばっか
14 :
魚座B型:05/01/10 21:39:29 発信元:219.162.48.95
蘂梨亜
誰かいますか?
ノシ
17 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/12 21:00:56 発信元:220.211.155.87
ノシ
ショボイ小説っぽいの書いてるんだけど、ここに腰を据えた方がいいのかな?
今はとあるスレを再利用してるんだけども。
>>18 よーし書け、超書け。
もし途中でスレが落ちる様なことがあったら俺が立て直す。
20 :
2つ前の人:05/01/14 03:59:14 発信元:219.125.148.213
「RAZZ MA TAZZ」ってスレから始まった話を書いてます。続きも書いたんですが、既に雪の中です。
遅筆なもんで話自体は進んでません。今はさくらスレを使ってます。
今までは、適当な誰かにキーワードを貰って、それをもとに一話書くって形式にしてました。
ただ、1人でやるのは色々とマズいと思うので、リレー形式等みんなで参加できる形を考えています。
ってわけで、何か知恵を貸してくれ。
21 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/14 18:23:46 発信元:220.221.103.78
あまり人がいないから、今は一人でやっちゃってもいいと思う。
とゆーか、まだ参加する”みんな”がいないよね……。
そんなわけでとりあえずなんか短編を希望してみる。
22 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/14 20:25:35 発信元:219.125.148.202
すんげーくだらない話なら書けるかも。
題名「モナニコフの冒険〜ツンドラーのリスト〜(仮)」
こんな感じの寒いノリでいいなら…
23 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/14 20:35:00 発信元:219.125.148.204
ラスボスはエストしぃモア
24 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/14 20:52:41 発信元:219.125.148.180
25 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/15 14:32:00 発信元:218.47.242.202
見れない
26 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/15 14:33:16 発信元:66.223.210.216
27 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/15 16:27:14 発信元:219.167.69.80
ページが表示できません なんです。グスン
ラジオも聞きたいのですが、スキルが足りなくて愚痴こぼしたらブリザードに
飛ばされちゃうし…
大きな心で長ーく見守って下さい
29 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/16 00:45:23 発信元:219.125.148.200
おいおいw
本当に書いちゃうぞコノヤロー。
…よく考えたら、短編にならないことに気付いた。
俺の手は震えていた。
ある男の一生を記す。これが自分に出来る最後の仕事。残された時間は、あとわずかだった。
「一刻も早く仕上げなければ」
しかし、その想いとは裏腹に、筆は一向に進まなかった。
思い出す。共に戦った日々を。共に歩んだ日々を。
だが、かつて共に戦った男はもういない。
これからの道は、俺1人で歩まなくてはならないのだ。
長い間あいつのそばにいた。時に笑い、時に泣き、喜び合い、励まし合った。
しかし、
その男は、もういない。
筆を置き、窓の外を眺める。
眩しさのあまり目を細めた。西日が俺の顔を照らしていた。
やがて太陽は沈んでゆく。1日が、終わる。
時間は残り少ない。
とても間に合うとは思えない………いや、必ず間に合わせる。
俺は再び筆を取った。
俺はしがない農夫。来る日も来る日も畑仕事に勤しむ。
冬になればそりゃちょっとは違うこともするけど、一年という長さで見たら、毎年毎年同じことの繰り返し。
そもそも次男坊だから、家業を継いで農家になる必要もないんだけど…。
かといって、他にやることといえば…何も無い。
もうや〜めた!
って何度も思ったけど、踏ん切りがつかなくて今の生活を続けている。
「あ〜あ、何か面白いことないかなー」
そんなある日、村に1人の旅人が訪れた。
俺の人生を変えた出会いは、まだ蝉の鳴く晩夏の出来事だった………
と、まあ2つ用意したわけだが、どちらがいいだろうか
34 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 08:02:52 発信元:219.125.148.207
もうちょっと軽く書けるスキルが欲しいな
誰か教えてくれ
35 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 08:07:12 発信元:69.178.62.119
すきな方にしなされ、しかし高校の頃に夏の課題で
小説原稿用紙35ページに書いた事を思い出したよ
36 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 08:15:44 発信元:219.125.148.213
どうせ幼稚な文章力だよウワァァアン
37 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 08:20:59 発信元:69.178.62.119
>>36 ちょっと待てwそんな意味で言ったわけじゃないってw
あの頃小説を本気で書いてみようと思ってた時期だったんだよ
だから何か懐かしくてまた書いてみたくなっただけw
高校でも先生にA評価貰ったのは結構嬉しかったな
何か作ろうぜ。
windowsのテーマファイルとか専用ブラウザとか
WMPのスキン(シベリアタイプ)とか
39 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 09:15:26 発信元:219.125.148.202
>>37 じゃあリレー小説にしないか?
どうせ誰も見てないし。
>>38 すまん。携帯ゆえ参加できない。
40 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 09:25:04 発信元:69.178.62.119
>>39 アンタがそれで良いって言うならそれで良いんじゃないか?
41 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 09:58:38 発信元:219.125.148.213
よし。
ゴホン、アーアー
>>ALL
リレー小説ってことでよろしく!
文章がつながるよう、適当に作品を投下してくれ!
行数は問わない!
物語を作るのは君だ!
42 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 10:00:40 発信元:69.178.62.119
>>41 わー
パチ パチ
パチ パチ
パチ パチ
拍手しといたw
43 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 10:05:44 発信元:219.125.148.206
<おやくそく>
・作品がかぶった場合は早い者勝ち
・投稿前はリロードすること
・先に作品を投下されても大人の対応をすること
・エロエロとかグログロは勘弁
44 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 10:08:52 発信元:69.178.62.119
>>43 なんだ!本気かよおい!分かった!俺も参加する!
ルールはそれでおkだと思う
45 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 17:00:26 発信元:69.178.62.119
>>31 「ねえ、着いたよ?降りないの?」
その言葉で我に返った、最近深く考え事をする癖がついたようだ
「あ〜降りる降りる」
そう言って席を立ち駅のホームへと降り立つ
実は昨日から全く筆が進まないので気分転換をしているところだ
・・・と言うのは建て前で本当は妻の荷物持ちに過ぎない、が
今の俺には十分すぎる息抜きにはなるだろう
駅からデパートまでの道で色々な人とすれ違う
当然の如く俺達に全く興味を示すような事は無い
・・・お前の人生もこんな感じで誰にも興味を示されなかったんだな
だけど、きっと、あれが完成すればお前の人生に皆感動するはずだ
そうだろ?
46 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 17:25:52 発信元:69.178.62.119
妻が色々見て回っている最中にも考え事をしてしまう
次は何から書き出せば良いのか、いつの話を次に続ければ良いのか
そんな事ばかりが頭の中をぐるぐる回り続けている
正直言って全く息抜きにならない、俺はアホか
一息つくために駅前のカフェに入る、もちろん紙袋を3つ抱えてだ
席に着くと水が運ばれてきた、そして妻がコーヒーを2つ頼む
「ねぇ、お仕事終わりそうなの?」と不意に聞いてきた
「うん?何で?」
「だって昨日も考え込んでたし、今日だってずっと考えてたみたいだったから」
実を言うと期限まであと2ヶ月、終わらせる自信は無い、しかし
終わらせなければいけない
「終わるさ、絶対」と答えた、自分にもそう言い聞かせた
「ふふ、そう、じゃあいいけどね」と言った、どうやら信用していないようだ
47 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 17:37:57 発信元:69.178.62.119
確かに今までの仕事で何度も期限切れして編集者を怒らせている
俺はいわば常習者なのだ、しかも遅刻癖まで持っている
これじゃあ信用されなくてもしょうがない
「終わるってば、今回は俺から望んだ仕事なんだ」少し強い口調で言う
「ふ〜ん、仕事を選べるほど売れっ子なわけ?」
・・・痛いところをつかれた、俺は無名な作家、しかも遅刻癖、言い返せない
にやにやした妻の顔を見ないようにそばにあった新聞を広げる
「でもさ、終わらせたいよね、今回だけでも」
急にそんな事を言い出した、何かと思い新聞を置く
「そうでしょ?今回だけでも必ず終わらせたい、そう思ってるでしょ?だって・・・」
「コーヒー2つ、お待たせしました!」
「・・・・」「・・・・」
48 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 17:46:52 発信元:69.178.62.119
「・・・だって、何?」取り合えずコーヒーに
砂糖とミルクを入れながらさっきの続きを問う
「う〜ん、なんでもないや」
「は?なんだよそれ、気になるだろ、言えよ」
「うん、あなた今長石君のことを書いてるんでしょ?だから尚更って・・・」
「あぁ、うん・・・そうだな、だから尚更だな」
長石君、妻がそう呼んだのが今俺が書いている小説の主人公だ
俺の餓鬼の頃からの親友で、ずっと二人でこれからも一緒だと思っていた・・・
勘違いして欲しくないのは一緒と言うのは変な意味ではない、親友という事だ
趣味も性格も決して同じだったわけじゃない、でもあいつと俺は同じだった
家への長い坂道を歩いてる頃にはもう日が暮れていた
帰りもずっと小説のことを考えていた、もう頭が沸騰しそうだ
街灯に照らされながら静かに歩いていると、ふいに妻が手を握ってきた
「おい、なんだよ急に」
「何?もしかして照れてるわけ?うぶだねぇ」と笑いながら俺の顔を覗き込む
「馬鹿、そんなわけないだろ!」と言って笑ってみせる
わかってる、妻が俺のことを察して少しでも緊張をほぐそうとしていることが
もう6年も一緒に暮らしているんだ、わかる、言葉が無くても
その日はそのまま手をつないで家に帰った、まるで恋人気取りで
期限まで、あと2ヶ月
50 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 17:57:20 発信元:210.136.161.227
>>46 あの事件の後、様々な人達と、お前の話をした。
俺の知っているお前以外にも、色々なお前がいたんだな、と気付いた。
俺にはお前の全てを書き尽くす時間も能力もない。
また、今となっては、真偽を確かめることも出来ない。
・・・妻がトイレに立った後、一人でそんなことを考えていた。
ふと何か視線を感じ、顔を上げる。
少し離れたテーブルのそばに、青い背広の男が立っている。
男はゆっくりと口を開いた。
「お前は私の操り人形として、永遠にパラパラを踊り続ける、・・・死んだ後でもな」
51 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 18:01:34 発信元:210.136.161.196
>>50 出遅れちゃいました。スルーしちゃって下さいm(__)m
52 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 18:03:20 発信元:69.178.62.119
取り合えず今日はここまでなんで
今までの登場人物をさらっと
(俺の頭の中では)
俺→主人公、28歳売れない作家、最近考え事をする癖がついてきた
遅刻癖、妻はいるが子供はまだ無し、親友を2年前に失う
妻→その名の通り妻、27歳パート勤め、良く笑うおおらかな女性
主人公をからかいつつも優しく見守る、長石のことを夫の話だけで知っている
直接会った事は無い
長石→主人公が書いている小説の主人公、故人、2年前に病気で死亡
主人公の親友だった、享年26歳
妻は専業主婦だと売れない作家なのに生活出来るはずないのでパート
長石の死因は他のでもおk
53 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 18:06:01 発信元:69.178.62.119
>>50-
>>51 おk、気にすんな
今日はカフェバーに客来ないからもう寝る
あとは良い方向に進めてくれ
俺の希望は出来る限り、俺、妻、長石の三人で
情景を浮かべ易い表現で書いて欲しい
あと不倫とか要らないことはやめて欲しい
そんだけ、わがままでゴメンな
t
55 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 19:08:31 発信元:210.136.161.232
>>49 日の光を受けて、枯れ枝に付いた雪が輝いている。
・・・いつの間にか眠ってしまったらしい。
窓から目を離し、俺は再び、原稿に向かう。
長石よ、あの後、全てが変わってしまった。
だが、「あれ」は終わってはいない。
トーストの焼ける匂いがする・・・、もう、そんな時間か。
56 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 19:16:23 発信元:210.136.161.226
次の方、どーぞ!
57 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 20:43:54 発信元:219.165.164.1
例えばある男には夢があって、それが彼とって人生を賭けるに値するような夢であったとして。
そういったものが周りの人間から見たらクソほどの価値も無かったりするなんていうのは、
往々にしてあることなのだ。
そんな中において、彼の、長石の夢を理解できたのは、俺だけだったように思う。
なにか夢を押し進めていけば、当然最後にはなんらかの結果があらわれる。
それがたとえ失敗であったとしても、挫折であったとしても。
俺たち二人の夢は、そこまで到達できなかった。おまえが、できなかった。
だから俺はお前のことを書かないといけない。せめて、俺が
……ふと我に返る。食卓の上の手付かずのトースト、俺に呼びかける妻の声。
「もう……、大丈夫? 疲れてるなら休んだ方が良いわよ?」
時間のプレッシャーに押された思考ばかりが暴走する。妻に呼ばれて我に返ることが多くなってきた。
早く、書かなくては……。
58 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/18 20:48:50 発信元:219.165.164.1
つって、普段文章なんてほとんど書かないのにノリで書いちゃった。
てーか実際のところ、この話なかなか終わりそうに無いな……。
個人的には
>>38見たいなものもやってみたいわけだが。
>>57 「書こうっていう気持ちが先走ってるんじゃない?」
先に朝食を終えた妻が言った。
「ほら、資料の洗い直しとか、地道に進めていけば?」
「………うん」
妻の言うように、出来ることからやるべきなのは確かだ。
でも………
「何かが足りないんだ。
それがあれば全て上手くいくような、最後まで筆を進められるような何かが」
我ながら変なことを言っていると思う。
マンガじゃないんだから、と心の中で自嘲する。
「それなら、それを見つければいいだけじゃない。
行くべきところ、やるべきことはいくらでもあるでしょ?」
簡単じゃない、とでも言いたげだ。
「書くための資料はあらかた集めたつもりだが…」
「じゃあ、今度は資料を持っていくとか。
どちらにしても、一度頭を冷やして考えた方がいいわよ。
このままじゃ、あなたの体が心配」
妻は心配そうに言うが、表情は呆れ半分といったところか。
ただ、この忠告は素直に受け取っておくべきだろう。
普段の妻なら、俺が嫌がるので同じことを何度も言ったりしない。
それでも繰り返すということは、相当疲れを見せているのだろう。
それに、家にいたところで現状を打破できるとは思えなかった。
「まあ、体を壊してもしょうがないしな…。
よし、今日は外に出てみるよ」
この言葉に、妻は満足そうに微笑んだ。
「よろしい。
じゃ、私は仕事にいってきます。
戸締まりはよろしくね」
去り際にキスをして出ていく妻。
「ああ、いってらっしゃい」
俺も笑顔で見送った。
61 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 08:37:10 発信元:219.125.148.205
しまった。
×見せているのだろう
○見せているらしい
で、次の方ドゾー
62 :
◆MNBoHvLlCk :05/01/19 12:56:34 発信元:221.36.148.44
スキンこれから作ろうと思うんだけどXMLアプリってめんどくさいな
まあ待っててくれ
63 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 12:56:53 発信元:66.223.217.207
公園を散歩してみるか・・・何か思いつくかもしれない
と思い立ち早速服を着替える、しかし一人でいると、まるでフリーターのようだ
そこで、一応PCを持って見掛けだけでも作っておく、途中コンビニで
食料と缶コーヒーも買っておかなければならない、必需品だ
公園はこんな時間だというのに意外と人が溢れている
殆どが子供連れの母親とお年寄りの集まりだが
近場のベンチに座るとPCを開いて画面を凝視する
「・・・・・・」
いくら睨めっこしても勝手にPCが文章を書いてくれるわけでもないし
自分の頭にぽっと何かが浮かんでくるわけでもない、それぐらい分かってる
「あぁ〜!」イライラから声にならないうめき声がでる
結局何もせずにPCを閉じると仰向けになった
雲が流れている、そりゃそうだ、雲は流れていく物だ
ゆっくりと確実に前へ前へと進んでいく、いや、あれは後ろなのか?
くだらないことを考えてまた一日を消費するのはどうだろう?
何を書けば良いのか・・・何を・・・
自然と足が駅に向かっていた、今までの思い出を思い出すかのように
昔住んでいた街への切符を買い、電車に乗る
電車からの景色はどこも似たようなものだ、大して面白いわけでもない
ただ、この時は、藁にもすがる気持ちで外に見入っていた
何か、きっかけをつかめると思って
65 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 13:16:48 発信元:66.223.217.207
何年ぶりだ?ここに降り立ったのは、2年・・・いや2年半ぶりか
両親が祖父母の居た家に移ってからはここに来る用事も無かったので
しばらくご無沙汰になっていた、いや、懐かしいもんだ
街並みはとくに変わっていないが人が増えた気がする
確か市長が何年かで日本一の街にするって言ってたな、あれは本気だったのか
何を見ても懐かしく感じる、実際ここに18年も住んでいたんだ
今までの人生の8割をここの街で過ごした、楽しい事も、嫌な事も
駅前から植木道を通り、高校の通学路を通り、家の近くの横断歩道に出た
何故だろう、空気がいつもと別の物に感じる、こう、青く透き通ったような・・・
しばらく歩いていると不意に呼び止められた
「ちょっと待ちなさい」
66 :
◆MNBoHvLlCk :05/01/19 13:25:44 発信元:221.36.148.44
「あなたは人はどこから来てどこに行くか知っていますか」
と宗教の宣伝だったようだ。
昔すんでいた、昔は子供のころ2回か3回しか宗教のスカウトに
話しかけられたことはないのだが
その時は菓子をもらったり、いろんな話をしてもらったり
なぜか悪い思い出は少ない。
今回は暇だし作家になって身につけた知識もある、少し話してみようと思い
遊びこころからこう返してみた
「知ってます、人は空から来て、地に帰るのです」と
返した。
しかしその瞬間今までにこにこしてたはずの、そのスカウトの顔は一変した。
67 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 13:49:43 発信元:66.223.217.207
「もしかして、東小学校の卒業生かね?」急に口調まで変わった
東小学校は確かに俺の母校だ、しかし、この老人・・・待てよ!
「もしかして元ちゃん?」
「誰が元ちゃんだ!伊藤先生と言え!伊藤先生と!」と大笑いした
「やっぱり、お久し振りです、元・・・伊藤先生」
「おぉ、久し振りだな、何年ぶりだったか・・・」
「同窓会で会ったきりですから6年ぶりですね、お元気そうで」
「ははは、まだまだ老いぼれるには早いからな!」と胸を張って見せた
「でもなんで宗教の勧誘なんかしているんですか?」と疑問を投げかけると
「いや〜妻と娘が宗教にはまっちゃってね、私まで勧誘させられているんだよ」
と苦笑いしながら頭をかいた
68 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 13:58:56 発信元:66.223.217.207
学校は今もあの時のままだ、少しボロくなっているのは確かだけど
「まぁ〜座れ」と言って先生は小さなベンチに腰を落ち着かせる
「あ、はい」俺も続いて座る
「で、どうなんだお前は?結婚して少し落ち着いたみたいだな。仕事は?」
「あ、作家をやってます、たいして売れないですけどね、ははは」
「そうか、ちゃんと仕事しているのなら心配無いな、良かった良かった」
そう言うと煙草を吸い始めた、俺は煙草を吸う方じゃないが煙草の匂いは嫌いじゃない
3年生から6年生で卒業するまで俺たちの面倒をみてくれた先生
そんな先生なら何か助言が貰えるかもしれない、思い切って話を始めた
「あの・・・今俺小説を書いているんです」
「ほぉ〜そいつは凄いな、なんについて書いているんだ?」
「・・・・・・長石のことです」
「長石、そうか・・・あいつのことを書いているのか」そう言って先生は大きな息を吹いた
69 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 14:07:10 発信元:66.223.217.207
「あれから、何年だ?」
「2年です」
「もうそんなものか、知らせを聞いた時には心臓が止まるかと思った」
「ははは、俺だってそうでしたよ」
「そうか・・・長石のことを・・・」
しばしの沈黙が続く、先生もあいつの事を思い出しているのかもしれない
「それで、今書いているんですけど、どうにも筆が進まなくなってしまったんです」
自分の今おかれている状況を話してみた
「気分転換してみたらどうだ?」
「昨日もしたし、今日もいましている最中です」
「そうか・・・・・・」
「はい」
「・・・・」
「・・・・」
70 :
いやあ名無しってほんとにいいもんですね:05/01/19 14:15:09 発信元:66.223.217.207
また沈黙が続く、しかし今回その沈黙を破ったのは先生だった
「墓参りに行きなさい」 「え?」
「墓参りだよ、長石の、場所知ってるんだろう?」
俺は耳を疑った、そんな事を全く考えていなかったからだ
「あ・・・はい」
正直墓へは行きたくない、何故?何故って、分かるだろ?
またあのやるせない、どうにも出来ない気持ちになるのは嫌なんだ
俺はあいつが苦しんでいる時に何も出来なかった、後からこうやって
自分を誤魔化すような事しか出来ない、だから行きたくない、会いたくないんだ
「いや・・・でも」と誤魔化そうとした、でもすぐその後に先生は
「行きなさい、そして長石に聞いてきなさい、自分が今からどうするべきなのか
何をすべきなのか聞いてきなさい、相手の目を見てしっかりとだ、いいね?」
そう言い終わると先生は「は〜やれやれ、明日も仕事だ、帰らなきゃいかん」
と言って手を振りながら帰っていった、後に残された俺は一人で考え込んだ
「・・・どうするべきなんだ?」
その後結局答えは出ないまま暗くなっていった
しかたなしに駅へ向かい帰路へと着く事になった
「ただいま」
「お帰り、遅かったね」妻が玄関へ駆け寄ってきた
「あぁ、うん」そう答えるのが精一杯だった
72 :
◆MNBoHvLlCk :
あとはプレイリストと開くボタンと映像ボタンつけるだけで終わりだ。