「テレビを中心に大宣伝をしていただけに、もう少し客足が伸びるかと思ったのですが……」(映画興行関係者)
先週、公開された草なぎ剛(29)主演の映画「ホテルビーナス」の客の入りが芳しくない。
土日2日間の興行ランキングは8位。同じ日に公開された「ドラえもん/のび太のワンニャン時空伝」の2位、
「ワンピース/呪われた聖剣」の3位、「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」の4位からは大きく出遅れた。
「草なぎの映画といえば昨年公開され大ヒットした『黄泉がえり』があります。
配給元はその“二匹目のドジョウ”を狙っていただけにちょっとガッカリでしょう」(映画担当記者)
「黄泉がえり」は事前の宣伝はほとんどなし。それでも若者を中心に口コミで評判になり、最終的には興収30億円を超す大ヒットを記録した。
そこで、配給元は今回も20億円以上を目標にしていた。しかし、大宣伝したにもかかわらず、このままなら「目標の3分の1の7億円程度」(映画興行関係者=前出)だという。
この映画はさまざまな過去を持つ人たちが肩を寄せ合いながら暮らしている「ホテルビーナス」の物語。
映画は全編韓国語で、草なぎは深夜番組「チョナン・カン」(フジテレビ)で演じたチョナンの役でこの映画に出演している。
共演は中谷美紀、香川照之、市村正親ら。すでに韓国での公開も決定している。
草なぎは最近、出演する映画やドラマがすべてヒットを記録。役者としてはキムタク以上に評価されている。
それだけに、周囲の期待は大きかったわけだ。
これがつまずきの第一歩にならなければいいが……。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20040314150000/6129.html