建物から美を排除するのを目的にデザインされたとしか思えないコンクリ打ちっぱなしを
中心としたモダニズム建築
そして伝統的な街並みまでもがそれの犠牲になりつつあり,もうすでに無機質なビルや
マンションがあちこちに建てられている。
いくら建物は施主の思し召し次第とは言えど建物から美しさが消えた根本的な原因として
やはり今の建築家の思想の根本にある装飾否定というのが原因の一つになっていると思う。
(日本の伝統建築だって装飾は少ない。しかし、やはり日本の伝統建築には品位からくる日本独特の
美しさのようなものがあり、それが今の糞のような現代建築との違いではないだろうか?)
やはりこれからの建築デザインは将来の観光文化を守るためにも、昔のような美しさを重視すべきだし
もしそれができず、これからも今の建築デザインのような建物しかできないのであれば日本の観光文化は
完全に死んでしまうであろう。
参考までに
Q 日本の景観が悪いのは建築家の責任ですか
都市景観は、自然と、建築や橋などの人工構造物によって構成されます。
日本の都市景観が悪いのは自然のせいではなく明らかに人工構造物のせいです。
原因は、日本社会の経済優先主義や、都市計画における私権の優先など、様々な問題が絡み合っていますが、
建築設計者にも責任の一端があります。なぜなら、戦後の建築教育や建築士資格試験があまりにも技術偏重だったため、
美しさに敏感でない多くの設計者を生み出してしまったからです。
http://www.jcarb.com/TK_QandA.html